JPWO2016043246A1 - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的なメス側コネクタをそのまま利用可能で、嵌合性を向上させる事ができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、メス側コネクタと、内側係合部と外側係合部材または外側係合部とを有するオス側コネクタとを、備える。外側係合部材または外側係合部は、オス側コネクタをメス側コネクタに挿入時、メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材または外側係合部を有する。外側係合部材または外側係合部は、外側係合部材本体または外側係合部本体と一体または別体として内在し、オス側コネクタをメス側コネクタに挿入時、メス側係合部のネジ山を外側から被覆し、外側係合部材本体または外側係合部本体とメス側係合部との隙間を埋めるホルダーを有する。ホルダーは、オス側コネクタの長手方向において、内側係合部よりもオス側コネクタの端部側に配置されるとともに、オス側コネクタをメス側コネクタに挿入時、内側係合部とともにメス側係合部を挟持するように配置される。

Description

本発明は、コネクタに関し、特に、プラグ(以下、「オス側コネクタ」という)とジャック(以下、「メス側コネクタ」という)との操作性を向上させることが可能なコネクタに関する。
従来、一般的に広く知られているコネクタ(例えば、SMAコネクタ)として、オス/メス側コネクタを互いに螺合することで接続可能な螺合タイプのコネクタが存在する。図13(a)に示すように、このコネクタ100は、オス側コネクタ101とメス側コネクタ110とを備えており、メス側コネクタ110の端部111の外周面にはネジ山111aが形成されるとともに、オス側コネクタ101の回転可能な六角ナット状のカップリングナット102の内周面にも、メス側コネクタ110のネジ山111aに対応するネジ山102aが形成されている。これらのオス側/メス側コネクタ101、110は、接続の際、メス側コネクタ110のピン穴112にオス側コネクタ101のピン103が挿入されるように互いを接続させ、その後、カップリングナット102を締め上げることで、オス/メス側コネクタ101、110のそれぞれのネジ山102a、111aが互いに螺合し、両コネクタ101、110が接続される。しかし、このコネクタ100では、接続の際、都度ネジ締め(接続を解除する場合には、ネジ緩め)を必ず行う必要があるため、このネジ締め作業が煩わしく、作業効率が悪いという問題があった。
これに対し、上述したコネクタの螺合による煩わしさを解消するために、上記のネジ締め作業を省略し、ワンタッチでメス側コネクタと係合するいわゆるプッシュオン・タイプのコネクタ(以下、「プッシュオン・コネクタ」という)も知られている(特許文献1参照)。この文献によれば、メス側コネクタの端部の内周面に位置する結合内周部に、オス側コネクタに設けられた弾性外周壁の弾性膨出部を内側から係合させる事によって、オス/メス側コネクタを互いに嵌合・接続させる。このように、このオス/メス側コネクタは、上記の弾性膨出部の係合によってのみ接続されている。
さらに、一般的なメス側コネクタのネジ山部分を加工した従来例もある(特許文献2参照)。このコネクタによれば、メス側コネクタの外周面に、従来のネジ山ではなく、突起を設け、対応するオス側コネクタの傾斜長孔と係合させることにより、バヨネットロック式に着脱する。
特開2000−82546号公報 特開2009−123591号公報
しかし、上述した特許文献1記載の従来例(プッシュオン・コネクタ)は、メス側コネクタと係合する際、前述したように、弾性膨出部の係合によってのみ接続されており、すなわち、オス/メス側コネクタの接続の主たる係合部分としては、メス側コネクタの内周面にオス側コネクタの内バネとなる弾性膨出部が係止しているのみであり、そもそも前述した螺合タイプのコネクタと比較すると、嵌合精度が著しく低下する。この嵌合精度を低下させている原因を図13(b)を用いて説明する。図13(b)は、上記のプッシュオン・コネクタの課題部分に特化した構成を模式的に示したものである。同図に示すコネクタ200は、オス側コネクタ201およびメス側コネクタ210を備えており、オス側コネクタ201に設けられたカップリング202は、内周面が面一の状態で形成されている。また、オス側コネクタ201のカップリングナット202の全体とメス側コネクタ210の端部211に形成されたネジ山211aとはいずれも金属で構成されている。このような構成のコネクタ200では、オス/メス側コネクタ201、210の接続時における金属同士の擦れを回避するために、オス側コネクタ201のカップリングナット202の内周面202aとメス側コネクタ210のネジ山211aの頂との間に、隙間Lが形成される結果、この隙間Lが原因でコネクタ接続時にガタつきが生じ、嵌合精度を低下させる原因となっていた。このように、特許文献1記載の従来例では、オス/メス側コネクタの嵌合・接続時において、両コネクタ201、210のガタつきを回避することができず、使用上の安全性を欠く結果となる。
また、特許文献2記載の従来例では、従来の一般的なメス側コネクタ(端部の外周面にネジ山が形成されているもの)に対し、加工を施す必要があるため、使用範囲が限定され、汎用性に乏しいという問題があった。
以上を踏まえ、広く一般的なメス側コネクタをそのまま利用可能な構成でありながら、挿抜が容易でかつ嵌合性を向上させる事ができるコネクタの開発が切望されている。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、広く一般的なメス側コネクタをそのまま利用可能な構成でありながら、挿抜が容易でかつ嵌合性を向上させる事ができるコネクタを提供することにある。
本発明者は、第1に、前述したプッシュオン・コネクタのように、オス側コネクタのカップリングの内周面とメス側コネクタのネジ山の頂との間に隙間が形成される構成にするのではなく、オス/メス側コネクタの隙間を埋めるスペーサを設け、両コネクタの接触面積を増大させることによって、両コネクタのガタつきを低減し、嵌合精度を向上させることを見出した。また、このスペーサによって前述した課題を解決できることに留まらず、本発明者は、第2に、コネクタのオス/メスを嵌合させる際、スペーサでメス側コネクタのネジ山を外側から押さえ込むとともにメス側コネクタのネジ山部分を内周面から挟持する構成と、ネジで締め付ける構成の両方を兼ね備えることにより、挿抜方法(嵌合精度)を選択できることにも想到した。即ち、以上の第1及び第2の構成を併せ持つことによって、嵌合精度を向上できるだけでなく、一つのコネクタで挿抜方法(嵌合精度)を選択でき、用途に応じた使用が選択可能になる。また、上記の内容はいずれも、メス側のコネクタを改良する必要が無いので、広く一般的なメス側コネクタをそのまま利用可能に構成でき、汎用性を向上させることができる。
即ち、上記目的達成のため、本発明のコネクタは、円筒状の形状を有するとともに、外周面にネジ山が形成されたメス側係合部を有するメス側コネクタと、挿入時に、メス側係合部の内周面を内側から係止する内側係合部と、挿入時に、メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材または外側係合部とを有するオス側コネクタとを備え、外側係合部材または外側係合部は、オス側コネクタをメス側コネクタに挿入時、メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材本体または外側係合部本体と、外側係合部材本体または外側係合部本体と一体または別体として内在し、オス側コネクタをメス側コネクタに挿入時、メス側係合部のネジ山を外側から被覆し、外側係合部材本体または外側係合部本体とメス側係合部との隙間を埋め、メス側係合部のネジ山を外側から押さえ込むホルダーとを有し、ホルダーは、オス側コネクタの長手方向において、内側係合部よりもオス側コネクタの端部側に配置されるとともに、オス側コネクタをメス側コネクタに挿入時、内側係合部とともにメス側係合部を挟持するように配置されるように構成されていることを特徴とする。
以上の構成により、オス側コネクタは、メス側コネクタに挿入される時に、メス側コネクタのネジ山が形成されたメス側係合部を外側から被覆する外側係合部材または外側係合部(以下、「外側係合部(材)」という)を有する。また、この外側係合部(材)は、コネクタ挿入時、メス側係合部のネジ山を外側から被覆し、外側係合部本体または外側係合部本体(以下、「外側係合部(材)本体」という)とメス側係合部とのすき間を埋めるホルダーを、外側係合部(材)本体と一体または別対として有するので、メス側コネクタに対し、オス側コネクタを挿入する際、ホルダーが外側係合部(材)本体とメス側係合部とのすき間を埋めることにより、単に挿入しただけの状態であっても、メス側係合部におけるオス/メス側コネクタ同士の接触面積が、前述したプッシュオン・コネクタと比較して増大する。これにより、両コネクタのガタつきが低減し、嵌合精度の向上を図ることができる。したがって従来の螺合タイプのコネクタのように、嵌合精度を高めるために都度カップリングを回転させて両者を螺合していた手間を省略することができるだけでなく、従来のいわゆるプッシュオン・コネクタに対する挿抜の際のガタつきも低減でき、嵌合性が向上するだけではなく操作性も向上する。
また、ホルダーは、メス側係合部の外側に配置されており、オス側コネクタの内側係合部とともに、メス側係合部を挟持する構成を有することから、メス側係合部に対し、内側係合部よりも外側においてメス側係合部と接触することにより、より大きな接触面積においてメス側係合部と接触することができ、両コネクタのガタつきを低減でき、また、メス側コネクタをホルダーと内側係合部とで挟み持つことにより、オス側コネクタに内側係合部のみが配置・形成されている場合と比較して、よりガタつきを低減することができる。これらによっても、嵌合性がさらに向上する。
さらに、オス側コネクタは、ホルダーを有する外側係合部は、長手方向において、内側係合部よりもオス側コネクタの端部側に配置されているので、外側係合部は、内側係合部との関係において、オス側コネクタの長手方向に互いに重複する位置よりも、コネクタの長手方向にずれた状態で配置されることにより、コネクタ挿入時に発生するガタつきの角度をより小さくできるため、コネクタ挿入時のガタつきをより低減でき、さらに両コネクタの嵌合性が向上する。
また、本発明のコネクタでは、前記ホルダーは、所定の厚みを有するリング状又は筒状の形状を有し、内周の径が拡大可能であり、メス側係合部に対し、外側から接触する部分を有することを特徴とする。かかる構成により、メス側係合部の外径に対し、公差が生じていても、その公差を許容した状態で挿抜が可能なので、嵌合の自由度が向上する。
ここで、前記ホルダーは、切り欠きが形成された筒状、又はCリング状に構成されているのが望ましい。かかる構成により、上記作用を確実に実現でき、嵌合の自由度が向上する。
オス側コネクタは、さらに、オス側コネクタの長手方向に対しスライド可能でかつ周方向に回転可能な被覆部を有し、被覆部は、メス側係合部に対応する位置にネジ山が形成されたオス側係合部を有し、被覆部がメス側コネクタの側に移動した場合には、被覆部のネジ山がメス側コネクタのメス側係合部のネジ山に螺合可能であり、かつ被覆部がメス側コネクタの側とは逆側に移動した場合には、被覆部のネジ山がメス側コネクタのメス側係合部のネジ山とは干渉しないように構成されているようにしても良い。かかる構成により、オス側コネクタを挿入する際、被覆部はメス側コネクタに対し、メス側コネクタとは逆側に移動した状態で、前述したように単に挿入することで、接合される。これにより、まずは、両コネクタを容易にかつ嵌合精度が向上した状態で挿抜する事ができる。また、コネクタの嵌合精度をさらに確実に高めたい場合には、両コネクタが接続された状態において、被覆部をメス側コネクタの側に移動させ、被覆部に形成されたネジ山とメス側コネクタの係合部(ネジ山)によって互いを締め上げれば良い。これにより、従来の全体的にネジを締め上げていくタイプのコネクタと比較しても、容易に挿抜できるだけでなく、同様の嵌合精度をより安定して担保する事ができる。以上の構成により、嵌合精度を用途に応じて変更可能である。
本発明の原理(要点)を説明するための図であり、(a)はメス側係合部の内周面と外周面における接触面積の差を説明するための図、(b)はメス側係合部のガタつきによる回動角度の差を説明するための図、(c)はメス側係合部のガタつきにより発生する反力の差を説明するための図である。 本発明の第1実施形態のコネクタの構成および接続動作を示す断面図であり、(a)は、オス側コネクタとメス側コネクタとが嵌合前に突き合せてそれぞれ示す図、(b)は、オス側コネクタとメス側コネクタの嵌合のさせ方を2本の破線で示す図、(c)は、オス側コネクタとメス側コネクタが嵌合した状態を示す図である。 本発明の実施形態のコネクタにおけるオス側コネクタのホルダーを模式的に示す斜視図であり、(a)は、第1実施形態のOリング状のホルダー、(b)は、第2実施形態のCリング状のホルダー、(c)は、第3実施形態の切り欠きが形成された筒状のホルダー、をそれぞれ示す。 本発明の第4実施形態のホルダーの構成を示す図であり、(a)はホルダーの正面図、(b)はホルダーの右側面図、(c)はホルダーの背面図、(d)はホルダーの斜視図をそれぞれ示す。 本発明の第4実施形態のコネクタの構成および接続動作を示す断面図であり、(a)は、オス側コネクタとメス側コネクタとが嵌合前に突き合せてそれぞれ示す図、(b)は、オス側コネクタとメス側コネクタの嵌合のさせ方を2本の破線で示す図、(c)は、オス側コネクタとメス側コネクタが嵌合した状態を示す図、(d)は、(c)の嵌合状態からさらに被覆部をスライドさせ螺合した状態を示す図である。 本発明の実施形態のコネクタの嵌合効果を確認するための実験方法を説明するための図である。 比較例1として、オス側コネクタにホルダー無し、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)無しのサンプルのコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図であり、(a)は、そのコネクタの主要な構成を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。 実施例1として、オス側コネクタにホルダー無し、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)有りのサンプルのコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図であり、(a)は、そのコネクタの主要な構成を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。 実施例2として、オス側コネクタにホルダー有り、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)無しのサンプルのコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図であり、(a)は、そのコネクタの主要な構成を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。 実施例3として、オス側コネクタにホルダー有り、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)有りのサンプルのコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図であり、(a)は、そのコネクタの主要な構成を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。 実施例4として、オス側コネクタにホルダー有り、ネジ山有り、内側係合部材(内バネ)有りのサンプルのコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図であり、(a)は、そのコネクタの主要な構成を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。 本発明の実施形態のコネクタの使い易さを確認するための実験を説明するための図であり、(a)は、その実験方法を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。 従来技術のコネクタを示す図であり、(a)は一般的な螺合タイプのコネクタを説明するための部分断面図、(b)は従来技術のプッシュオン・コネクタの課題を説明するための部分断面図である。
まず、本発明の理解を容易にするため、本発明の原理(要点)について簡単に説明しておく。図1は、本発明の原理(要点)を説明するための図である。なお、この図1(a)ないし(c)では、同じ構成は同じ番号を付して説明する。
(1) 外から押さえ込む構成
まず本発明においては、メス側コネクタのメス側係合部(ネジ山)を、オス側コネクタの外側係合部(材)によって外側から押さえ込むことを前提としており、これにより、前述した従来のプッシュオン・コネクタ(オス側コネクタに設けられた弾性膨出部(内バネ)のみでメス側係合部の内周面のみを支持するタイプ)と比較して、オス側係合部がメス側係合部と接触する面積をより大きくすることができる。図1はメス側コネクタのメス側係合部1を部分拡大して示す図であり、具体的には、図1(a)に示すように、模式的に示す円筒状のメス側係合部1(内径をd、外径をDとする)の内周面1aと外周面1bにそれぞれ、周面に沿って伸びる、長手方向の長さが互いにLである内周接触部材2と外周接触部材3を配置したとする。この場合、この内周接触部材2と外周接触部材3がメス側係合部1と接触する面積は、外周接触部材3のほうがより大きい(内周接触部材2の接触面積=d*π*L、外周接触部材3の接触面積=D*π*L)。このように、メス側係合部(ネジ山)を外側から外側係合部(材)で押さえ込むことで、従来と比較して接触面積が大きくなることにより、メス側係合部のガタつきにより大きな抑止力をもたらすことが可能となり、オス/メス側コネクタの挿入時のガタつきを低減し、嵌合精度を向上させることができる。
(2)外側係合部のずれ
本件発明においては、メス側係合部を挟持する内側係合部とホルダーとの位置を、オス側コネクタの長手方向においてずらすことを前提としており、これにより、長手方向において内側係合部とホルダーがより重複した位置に配置されたものと比較して、コネクタのガタつきを低減する。具体的には、図1(b)に示すように、模式的に示すメス側係合部1の内周部(孔内部)に配置された内側係合部材4との関係において、仮にこのメス側係合部1の長手方向(同図の左右方向)に対し、長手方向の同位置に配置した第1外側係合部材5と、長手方向においてずれた位置に配置された第2外側係合部材6がそれぞれ別個に存在すると仮定する。なお、理解の容易のために、同図においては、第1および第2外側係合部材5、6が一つの図面に一緒に存在した状態で示す。この状態で、メス側係合部1にガタつき(同図の時計回りの動き)を発生させると、メス側係合部1の内周面1aは、内側係合部材4の角部4aに接触し、この角部4aを支点として回動する。この回動に伴い、上記の第1または第2外側係号部材5、6とそれぞれ接触するための回動角度は、第1外側係合部材5の場合にはθ1であり、第2外側係合部6の場合にはθ2であり、同図に示されるように、θ1>θ2となる。このように、メス側係合部を挟持する内側係合部と外側係合部の位置を、コネクタの長手方向においてずらすことで、メス側係合部ひいてはメス側コネクタのガタつきに起因する回動角度をより小さくすることができ、オス/メス側コネクタの挿入時のガタつきをより低減し、嵌合精度をさらに向上させることができる。
また、上記の内容は、内側係合部材と外側係合部材がそれぞれメス側コネクタの内周面1aまたは外周面1bに対し、所定の距離をもって離れている場合について説明したものである。これに対し、仮に、内側係合部4と第1外側係合部材5または第2外側係合部材6とが、メス側係合部1にそれぞれ接触している場合であっても、同図(c)に示すように、メス側係合部1のガタつき(同図の時計回りの動きであり、同図においては強さを力P1で表す)に対し、内側係合部材4の角部4aを支点として第1外側係合部材5の場合は反力F1、第2外側係合部6の場合は反力F2が発生する。これらの反力は、支点(角部4a)からの距離が大きくなるほど小さくなることも明らかである。これは、同図に示すように、力点から支点までの距離をLとし、支点から第1外側係合部5の作用点までの距離をL/2とし、支点から第2外側係合部6の作用点までの距離を2Lとした場合、P1*L1=F1*L/2=F2*2Lの関係式が成り立つことによる。即ち、本発明のように外側係合部(材)を内側係合部とずれた位置に配置することで、オス/メス側コネクタのガタつきによる反力をより低減でき、両コネクタの嵌合精度をより向上させることができる。
(3)ネジ山を押さえる
さらに本発明では、前述した特許文献2記載の従来例のコネクタのようにメス側コネクタに加工を加えるものではなく、一般的なメス側コネクタのメス側係合部(ネジ山)には何ら加工を加えることなく、このネジ山を外側から押さえ込むことにより、広く一般的なメス側コネクタをそのまま使用・採用できるため、汎用性を向上させることができる。また、後述するように、本発明のオス側コネクタに設けられたホルダーは、内周の径が拡大可能であるため、メス側コネクタのネジ山の頂の外周よりもホルダーの内周が小さい場合であっても、挿抜時にメス側コネクタのネジ山にホルダーが当接することによって、ホルダーの内周面が拡大し、メス側コネクタのネジ山の頂の外周に沿ってホルダーの内周面が拡大されるとともに、弾性によってメス側コネクタのネジ山を外側から押さえ込むことで、ネジ山を効率的に保持できる。また、ネジ山の公差が存在する場合であってもその公差に応じたサイズにホルダーの内径が対応し、広く一般的なメス側コネクタに対し使用が可能となる。
以上に述べた本発明の原理(要諦)を実現する構成として、以下の第1乃至第4の実施形態に係るコネクタを構成した。以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の成立に必須であるとは限らない。以下、図面を用いて、これらの実施形態について説明する。尚、以下の実施形態のコネクタは、例えば、測定機器の機器本体とケーブルを接続するため等に使用され、高周波を使用する測定器に合わせて、コネクタはマイクロ波(周波数帯域はDC〜26.5GHz)に適用されるものである。但し、以下の説明では、本発明のコネクタのみを示し、本発明のコネクタが適用される機器、ケーブル等の図示は省略している。
図2は、本発明の第1〜第3実施形態のコネクタの構成の共通する部分を模式的に示す断面図であり、同図(a)は、オス側コネクタとメス側コネクタとが嵌合前に突き合せている状態を示す図、同図(b)は、オス側コネクタとメス側コネクタの嵌合のさせ方(締結の仕方)を破線および一点破線で示す図、同図(c)は、オス側コネクタとメス側コネクタが嵌合(締結)した状態を示す図である。
本実施形態のコネクタ10は、図2に示すように、オス側コネクタ20とメス側コネクタ30を備えており、このメス側コネクタ30は、全体が略円筒状の形状を有し、オス側コネクタ20との係合時、重なり合う部分の外周にネジ山34が形成されたメス側係合部32を有している。これに対しオス側コネクタ20は、コネクタ10の挿入時に、メス側係合部32の内周面を内側から係止するための内バネ状の弾性膨出部材(内側係合部材)22と、オス側コネクタ20をメス側コネクタ30に挿入時(以下、単に「コネクタ挿入時」という)に、メス側係合部32を外側から被覆する外側係合部材24とを有している。この弾性膨出部材(内側係合部材)22は、オス側コネクタ20の軸部21の外周面に設けられた内側係合部21aに配置され、かつメス側コネクタ30のメス側係合部32の内周面と係合する。このオス側コネクタ20の外側係合部材24は、コネクタ挿入時、メス側係合部32を外側から被覆するカップリング(外側係合部材本体)26と、このカップリング26と別体として内在し、コネクタ挿入時、メス側係合部32のネジ山34を外側から被覆し、カップリング26とメス側係合部32との隙間を埋めるホルダー(ハッチングは省略、以下同じ)28とを有している。本実施形態においては、カップリング26は金属で構成されており、端部(同図の左端)の内周面にホルダー係合溝26aが、周面にそって形成されている。ホルダー28は、耐摩耗性、耐熱性及びすべり性を有する樹脂(本実施形態においては、ポリアセタール(POM))で構成されるとともに、所定の厚みを有するOリング状に形成され、メス側係合部32のネジ山34の頂の外径と同等の内径を有し、カップリング26に形成されたホルダー係合溝26aに嵌め合わされている。また、このホルダー28は、コネクタ挿入時、弾性膨出部材22とともに、メス側係合部32を挟持するように、且つ、オス側コネクタ20の長手方向において、弾性膨出部材(内側係合部材)22よりも端部側(同図の左端側)に配置されるように構成されている。
図3(a)は、本実施形態のコネクタにおけるオス側コネクタ20のホルダー28を模式的に示す斜視図である。ホルダー28は、図3(a)に示すように、Oリング状に構成され、樹脂により形成されているため弾性を有する分、内周の径が拡大可能であり、メス側係合部32に対し、外側から接触する部分(内周接触面)28aを有する。また、ホルダー28の両端部の内周面においてはそれぞれ、内孔に沿って面取りがなされている。
次に、本実施形態のコネクタ10の接続動作およびその作用・効果について、図2(a)〜(c)を参照して説明する。本実施形態のコネクタ10を接続するには、図2(a)に示すように、メス側コネクタ30とオス側コネクタ20を向い合せ、図2(b)に示す破線および一点破線に沿って、メス側コネクタ30の端子穴36とオス側コネクタ20の端子ピン29の位置を合わせながら、図2(c)に示すように、メス側コネクタ30をオス側コネクタ20に押し込み、メス側コネクタ30の端子穴36にオス側コネクタ20の端子ピン29が貫入して電気的に接続されるようにする。
以上のように、オス側コネクタ20とメス側コネクタ30を嵌合させると、以下の作用効果が得られる。即ち、本実施形態のコネクタ10は、挿入時に、メス側係合部32を外側から被覆する外側係合部材24を有する上に、外側係合部材24と別体として内在し、コネクタ挿入時、メス側係合部32のネジ山34を外側から被覆し、外側係合部材本体26とメス側係合部32とのすき間を埋めるホルダー28を有するので、メス側コネクタ30に対し、オス側コネクタ20を挿入する際、ホルダー28が外側係合部材本体26とメス側係合部32とのすき間を埋めるとともに、ホルダー28の内周接触面28aがメス側係合部32のネジ山34の頂と接触することにより、単に挿入しただけの状態であっても、オス/メス側コネクタ20、30同士の接触面積が、いわゆる従来のプッシュオン・コネクタと比較して増大する。これにより、両コネクタ20、30のガタつきが低減し、嵌合精度の向上を図ることができる。以上のように、本実施形態のコネクタ10によれば、単にオス/メス側コネクタ20、30を従来のプッシュオン・コネクタと比較しても嵌合精度が高い状態でワンタッチで接続できることにより、都度カップリングを回転させて両者を螺合していた従来の一般的なコネクタの手間を省略することができるだけでなく、挿抜の際のガタつきも低減でき、嵌合性が向上する。また、操作性も向上する。
また、ホルダー28は、メス側係合部32の外側に配置されており、弾性膨出部材(内側係合部材)22との関係において、メス側係合部32を挟持する構成を有することから、メス側係合部32に対し、弾性膨出部材(内側係合部材)22よりも外側においてメス側係合部32と接触することにより、より大きな接触面積においてメス側係合部32と接触することができ、両コネクタのガタつきを低減できる。さらに、メス側コネクタ30を弾性膨出部材(内側係合部材)22と挟み持つことにより、弾性膨出部材(内側係合部材)22のみの場合と比較して、よりガタつきを低減することができる。これらにより、嵌合性が向上する。
また、外側係合部24のホルダー28は、オス側コネクタ20の長手方向において、弾性膨出部材(内側係合部材)22よりも端部側(同図の左端側)に配置されているので、外側係合部材24は、内側係合部材22との関係において、コネクタ10の長手方向にずれた状態で配置されることにより、両コネクタ20、30のガタつきをより低減し、さらに嵌合性が向上する。
さらに、本発明のコネクタ10では、ホルダー28は、Oリング状を有し、樹脂であるポリアセタール(POM)で構成されていることから、所定の弾性を有するため内周の径が拡大可能であり、メス側係合部32のネジ山34に対し、外側から接触する内周接触面28aを有する。これにより、メス側係合部32のネジ山34の頂の外径において、公差が生じていても、その公差を許容した状態で挿抜が可能なので、嵌合の自由度が向上する。
また、本実施形態のコネクタ10では、ホルダー28が非金属で構成され、しかも耐摩耗性、耐熱性及びすべり性を有する樹脂であるポリアセタール(POM)で構成されているので、上述した作用を確実に実現でき、嵌合の自由度がさらに向上する。一方、ホルダー28により被覆されるメス側係合部32は、一般のメス側コネクタ同様に金属で構成されている。仮にホルダー28が金属で構成されていた場合、両者が係合する事により、メス側係合部32のネジ山34が削れ、破損や損傷するおそれがある。これに対し、ホルダー28を樹脂で構成することにより、金属で構成されたメス側係合部32よりもその硬度が低くなるため、メス側係合部32を損傷するおそれがなくなり、品質安定性を向上することができる。
さらに、本実施形態のメス側コネクタ30は、従来の一般的なメス側コネクタと同様、外周面にネジ山34が形成されており、前述した特許文献2記載の従来例のコネクタのようにメス側コネクタに加工を加えるのではなく、一般的なメス側コネクタのメス側係合部(ネジ山)には何ら加工を加えることなく、広く一般的なメス側コネクタをそのまま使用・採用でき、汎用性を向上させることができる。
次に、図3(b)を用いて第2実施形態について説明する。本実施形態では、ホルダーの構成の変更点について説明するものであり、他の構成については、第1実施形態と同様とし、説明に用いる記号は第1実施形態と同じとしている。図3(b)は、本発明の第2実施形態のコネクタにおけるオス側コネクタ20のホルダー48を模式的に示す斜視図である。図3(b)に示すように、第2実施形態のホルダー48は、Cリング状に構成されているのが特徴である。また、ホルダー48は、第1の実施形態のOリング状のホルダー28と同様に、樹脂であるポリアセタール(POM)で構成されている。本実施形態によれば、ホルダー48はCリング状に構成されていることから、第1の実施形態のOリング状のホルダー28に比べ、さらに内周の径が拡大可能であり、また、第1の実施形態のOリング状のホルダー28と同様に、メス側係合部32のネジ山34に対し、外側から接触する内周接触面48aを有する。これにより、メス側係合部32の外径に対し、公差が生じていても、その公差を許容した状態で挿抜が可能なので、嵌合の自由度が向上する。即ち、Cリングの内周の径が拡がるため、メス側係合部32のネジ山34の外径の公差を許容し易く、より汎用的に従来のメス側コネクタを使用・採用できるという、第1の実施形態のOリングと比べたメリットがある。
次に、図3(c)を用いて第3実施形態について説明する。本実施形態においても、ホルダーの構成の変更点について説明するものであり、他の構成については、第1実施形態と同様とする。図3(c)は、本発明の第3の実施形態のコネクタにおけるオス側コネクタのホルダー58を模式的に示す斜視図である。図3(c)に示すように、本発明の第3実施形態のコネクタでは、ホルダー58は、周面に沿って等間隔に計4本の切り欠き(スリット部)58bが一方向からのみ(オス側コネクタの端部側のみ)形成された筒状に構成されているのが特徴である。また、ホルダー58は、第1の実施形態のOリング状のホルダー28等と同様に、樹脂であるポリアセタール(POM)で構成されている。本実施形態によれば、ホルダー58は「切り欠き58bが形成された筒状」に構成されていることから、第1の実施形態のOリング状のホルダー28に比べ、さらに内周の径が拡大可能であり、また、第1の実施形態のOリング状のホルダー28と同様に、メス側係合部32に対し、外側から接触する内周接触面58aを有する。これにより、メス側係合部32のネジ山34の外径に対し、公差が生じていても、その公差を許容した状態で挿抜が可能なので、嵌合の自由度が向上する。即ち、切り欠き(スリット部)58bが拡がるため、メス側コネクタ30のネジ山34の頂の外径の公差を許容し易いという、第1の実施形態のOリングと比べたメリットがある。また、ホルダー58は、全体として筒状の形状を有し、切り欠き(スリット部)58bが長さ方向全体に形成されているものではないため、第2実施形態のCリングタイプのホルダー48と比較して、コネクタ挿入時の中心軸がずれないというメリットを有しており、コネクタ挿入時の作業安定性を向上させることができる。
次に、本発明の第4実施形態のコネクタについて、図4及び図5を参照して説明する。図4は、本発明の第4実施形態のホルダーの構成を示す図であり、(a)はホルダーの正面図、(b)はホルダーの右側面図、(c)はホルダーの背面図、(d)はホルダーの斜視図をそれぞれ示す。図5は、本実施形態のコネクタの構成および接続動作を示す断面図であり、(a)は、オス側コネクタとメス側コネクタとが嵌合前に突き合せてそれぞれ示す図、(b)は、オス側コネクタとメス側コネクタの嵌合のさせ方を2本の破線で示す図、(c)は、オス側コネクタとメス側コネクタが嵌合した状態を示す図、(d)は、(c)の嵌合状態からさらに被覆部をスライドさせ螺合した状態を示す図である。本実施形態のコネクタの基本的構成は、図2(a)(b)(c)に示した第1実施形態のコネクタの構成と同様であるので、同様の部分には同じ参照符号を付して、その説明は省略する。図4及び図5に示すとおり、上述した第1ないし第3実施形態と本実施形態では、カップリング(被覆部)61がスライド可能な構成を有していることと、ホルダー68の形状とが異なる。図4(a)〜(d)に示すように、本実施形態のオス側コネクタ60では、ホルダー68は、切り欠き(スリット部)が形成された筒状に構成されている。また同図(b)(d)に示すように、ホルダー68の一端側68Aおよび他端側68Bからそれぞれ切り欠き68a、68bが形成され、これら切り欠き68a、68bは、一端側からの切り欠き68aと他端側からの切り欠き68bとが互いに同一線上に形成されることなく、且つ互いに長手方向において部分的に重複するように構成されている。
このように、切り欠き68a、68bは、一端側からの切り欠き68aと他端側からの切り欠き68bとが互いに同一線上に形成されることなく、且つ互いに長手方向において部分的に重複するように構成されているので、第1の実施形態のOリング状のホルダー28や第2の実施形態のCリング状のホルダー48に比べ、さらに内周の径が拡大可能である。これにより、メス側係合部32のネジ山34の外径に対し、公差が生じていても、その公差を許容した状態で挿抜が可能なので、嵌合の自由度が向上する。即ち、切り欠き(スリット部)68a、68bが拡がるため、メス側係合部32のネジ山34の外径の公差を許容し易いという、第1の実施形態のOリング状のホルダー28と比べた大きなメリットがある。尚、ホルダー68は、全体として筒状の形状を有し、切り欠きが長さ方向全体に形成されているものではないため、第2実施形態のCリングタイプのホルダー48と比較して、挿入時の中心軸がずれないというメリットを有しており、コネクタ挿入時の作業安定性を向上させることができる。かかる構成により、嵌合の自由度が大幅に向上する。また、切り欠き68a、68bは、ホルダー68の両端からそれぞれ形成されており、前述したホルダー58のように一方向からのみ切り欠きが形成されているものと比較して、メス側コネクタのメス側係合部(ネジ山)が挿抜される際に、内周面の径の拡大によってホルダーにかかる負荷を分散し、挿抜をより容易に行うことができる。
本実施形態のコネクタでは、図5(a)に示すように、オス側コネクタ60は、さらに、長手方向に対しスライド可能で周方向に回転可能な被覆部(カップリング)61を有し、被覆部61は、メス側係合部32に対応する位置にネジ山62が形成されたオス側係合部63を有し、被覆部61がメス側コネクタ30の側に移動した場合には、被覆部61のネジ山62がメス側係合部32のネジ山34に螺合可能であり、かつ被覆部61がメス側コネクタ30とは逆側に移動した場合には、被覆部61のネジ山62がメス側コネクタ30のメス側係合部32のネジ山34とは干渉しないように構成されている。
具体的には、被覆部61は、円筒状の形状を有し、オス側コネクタ60の端部側とは逆側の端部(図5の右側の端部)において内周面にストッパ64が設けられており、オス側コネクタ60の軸部65の外周面に形成された係止部65aとの関係において、オス側コネクタ60の端部側とは逆側の位置(同図(a)の位置、以下「初期位置」という)から、オス側コネクタ60の端部側(同図(d)の位置、以下「移動位置」という)の間で、長手方向に往復移動(スライド)可能な構成となっている。また、この被覆部61の内周面に形成されたネジ山62は、被覆部61が初期位置に配置されている場合には、オス/メス側コネクタ60、30の挿入時において、メス側コネクタ30のネジ山34とは干渉しない位置に形成されるとともに、移動位置においては、このメス側コネクタ30のネジ山34と螺合可能な位置に形成されている。
本実施形態によれば、図5(a)に示すとおり、コネクタ挿入する際、被覆部61はメス側コネクタ30に対し、図示しないケーブル側に移動した初期位置でセットされる。この状態において、図5(a)に示すオス/メス側コネクタ60、30の離間状態から、同図(b)に示す破線、一点破線に沿って、両コネクタ60、30が互いに近付き、単に挿入するだけで、接合される(同図(c)参照)。これにより、まずは、第1ないし第3実施形態と同様、オス/メス両側のコネクタ60、30を容易に挿抜する事ができる。また、両コネクタ60、30の嵌合精度をより高めたい場合には、接続された状態において、被覆部61をメス側コネクタ30の方向に移動させ、移動位置において自己に形成されたネジ山62とメス側コネクタ30の係合部32(ネジ山34)によって互いを締め上げれる(同図(d)参照)。尚、図5(a)に示したコネクタの全体構成図において、オス側コネクタ60には図示していないが、前述した図13(a)(b)に示した従来例と同様に、オス側コネクタ60の外周面を六角ナット状に構成しても良い。この代替例では、その六角ネジ部を、六角レンチ等の治具を用いてネジ締めすることができる。これにより、従来の全体的にネジを締め上げていく螺合タイプのコネクタと比較して、容易に挿抜できるだけでなく、従来と同様の嵌合精度をより安定して担保する事ができる。さらには、オス側コネクタ60のホルダー68によって、コネクタ60、30の嵌合精度は向上しているため、上記従来の螺合タイプのコネクタと同様、嵌合精度も向上させることができる。以上のように、被覆部61ネジ締めの有無により、嵌合精度を用途に応じて変更可能である。
図6は、本発明の実施形態のコネクタの嵌合効果を確認するための実験方法を説明するための図である。図7乃至図11は、本発明の実施形態のコネクタの嵌合効果を確認するための実験結果を説明するための図であり、各図において、(a)は、各コネクタの主要な構成を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。本発明者は、上述した実施形態のコネクタの嵌合効果を確認するため、図6に示すように、オス側コネクタを取り付けた同軸ケーブル70を、測定器ベクトル・ネットワーク・アナライザ(VNA)71につないだ状態で上下に動かし、挿入損失の変化を測定した。
図7乃至図11は、オス側コネクタに設けられた内側係合部と外側係合部の有無により、得られる挿入損失の挙動をそれぞれ実測したものであり、各図(a)は構成の概要図であり、各図(b)はその構成によって得られた挿入損失のデータである。なお、図示しないものの、この挿入損失を計測するうえで使用したメス側コネクタは、メス側係合部の外周面にネジ山が形成された汎用的なメス側コネクタをいずれも採用している。
図7(a)は、比較例1として、オス側コネクタのカップリングの内周面にネジ山が形成されず、かつオス側コネクタに内側係合部材(弾性膨出部材)を採用していないタイプ(ホルダー無し、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)有り)のオス側コネクタ無のサンプル、即ち、従来のプッシュオン・タイプのコネクタから弾性膨出部材(内バネ)をさらに削除した構成について嵌合効果を確認するための実験を示す図である。図7(b)に示すように、試験前においては、挿入損失は0付近の値を示し、殆ど変化が無いのに対し、試験中において、周波数10−20GHzの帯域において挿入損失が大きく拡大する。また、試験後においても、周波数10−20GHzの帯域において挿入損失が上下に大きく拡大する。
図8(a)は、実施例1として、オス側コネクタにホルダー無し、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)有りのサンプル、即ち、従来のプッシュオン・タイプのコネクタのように、オス側コネクタ20に内側係合部材22を有するコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図である。本実施例1では、図8(b)に示すように、試験前においては、挿入損失は0付近の値を示し、殆ど変化が無いのに対し、試験中において、周波数10−20GHzの帯域において挿入損失が上下に少し変化し、特に周波数22GHz以上の帯域において挿入損失が下に拡大する。また、試験後においても、周波数10−20GHzの帯域において挿入損失が上下に少し変化し、特に周波数22GHz付近の帯域において挿入損失が上にピークを付けている。しかしながら、上下の振れ幅が最大になっても、試験後で22GHzの帯域において挿入損失が0.2未満、試験中で24GHzの帯域において挿入損失が−0.4より小さい。このように、オス側コネクタにネジ山無、内側係合部材(内バネ)有のサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタに内側係合部材を有するコネクタについて、比較例1よりは良い嵌合効果が得られた。
図9(a)は、実施例2として、オス側コネクタにホルダー(POMで構成したOリング状のもの)有り、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)無しのサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタにホルダーを有するコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図である。本実施例2では、図9(b)に示すように、試験前においては、挿入損失は0付近の値を示し、殆ど変化が無いのに対し、試験中において、周波数12.5GHzの帯域において挿入損失が上にピークを付けて少し変化し、特に周波数22GHzの帯域において挿入損失が下にー0.2まで拡大する。また、試験後においても、周波数23GHz以上の帯域において挿入損失がやや拡大するが0.2を超えることは無い。上下の振れ幅が最大になっても、試験中で12GHzの帯域において挿入損失が0.2未満、22GHzの帯域において挿入損失がー0.2より小さい。このように、オス側コネクタにホルダー有り、内側係合部材(内バネ)無のサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタにホルダーを有するコネクタについて、比較例1及び実施例1よりも優れた嵌合効果が得られた。
図10(a)は、実施例3として、オス側コネクタにホルダー(POMで構成したOリング状のもの)有り、ネジ山無し、内側係合部材(内バネ)有りのサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタにホルダーと内側係合部材の両方を有するコネクタについて嵌合効果を確認するための実験を示す図である。図10(b)に示すように、試験前においては、挿入損失は0付近の値を示し、殆ど変化が無いのに対し、試験中及び試験後において、周波数10−15GHzの帯域において挿入損失が僅かに上下に変化しただけであり、上下の振れ幅が最大になっても、試験中及び試験後において、挿入損失は±0.1程度であった。このように、オス側コネクタにホルダー(樹脂固定部材)有、内側係合部材(バネ)有のサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタ20にホルダー28と内側係合部材22の両方を有するコネクタについて、実施例1及び2よりさらに良い嵌合効果が得られた。
図11(a)は、実施例4として、前述した第4実施形態におけるオス側コネクタ60において、カップリング61を移動位置に移動させた状態、すなわちオス側コネクタにホルダー有り、ネジ山有り、内側係合部材(内バネ)有りのサンプルについて嵌合効果を確認するための実験を示す図である。図11(b)に示すように、試験前、試験中、試験後において、挿入損失は0付近の値を示し、殆ど変化が無い。このように、オス側コネクタのカップリグ(内周面にネジ山が形成)を備え、メス側コネクタと互いにネジ締めすることにより、メス側コネクタのネジ山と螺合するタイプのコネクタについては、高い嵌合効果が得られた。
図12は、本発明の実施形態のコネクタの使い易さ(挿抜の容易性)を確認するための実験を説明するための図であり、(a)は、その実験方法を示す模式図、(b)は、その実験結果を示すグラフである。本発明者は、上述した実施形態のコネクタの使い易さを確認するため、図12(a)に示すように、オス側コネクタに接続した同軸ケーブルを引張試験機により引っ張って、引抜回数Nに対し、コネクタの引抜に要した力(kgf)の変化を測定した。即ち、図7-図11の実験でも、実施例4、つまり、オス側コネクタにカップリグ(内周面にネジ山が形成)を備え、メス側コネクタと互いにネジ締めすることにより、メス側コネクタのネジ山と螺合するタイプのコネクタについては、高い嵌合効果が得られたが、この従来例のコネクタでは、ネジ締めが煩わしく、作業効率が悪いという根本的な問題があった。
図12(b)において、破線でグラフの上部に示されるのは、実施例1として、オス側コネクタにネジ山無、内側係合部材(バネ)有のサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタに内側係合部材を有するコネクタについての試験結果であり、実線でグラフの下部に示されるのは、実施例2として、オス側コネクタにホルダー(樹脂固定部材)有、内側係合部材(バネ)無のサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタ20にホルダー28を有するコネクタについての試験結果である。
図12(b)に示すように、実施例2では、引抜回数が1回目から14回目迄において、コネクタの引抜に要した力は、0.5(kgf)で殆ど変化が無い。このように、実施例2として、オス側コネクタにホルダー(樹脂固定部材)有、内側係合部材(バネ)無のサンプル、即ち、本発明との関連では、オス側コネクタ20にホルダー28を有するコネクタについて、コネクタの引抜に大きな力は必要としないので、例えば、製造工場での測定機などの試験工程において、何度もコネクタの挿抜きを行う場合でも、使い易さに優れることを確認することができた。
ホルダー28、48、58、68を樹脂であるポリアセタール(POM)で構成したが、耐摩耗性、耐熱性及びすべり性を有する材料、例えばポリ・エーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、またはポリ・テトラ・フルオロ・エチレン等で構成することにより、本件発明の効果をより大きく得られることはもちろんであるが、これらの材料に限定されるものではなく、これ以外の樹脂或いは非金属で構成しても良い。また、以上の実施形態においては、コネクタを測定器と同軸ケーブル等を接続するものとして説明しているが、測定器以外の電気機器とケーブル、或いはケーブル同士等接続するものでも良いのはもちろんである。また、ホルダーを所定の厚みを有するリング状または筒状に形成しているが、これは所定の厚みと長さを有し、かつメス側係合部に対応する形状を有していればよいことを意味するものであり、前述した形状に限定されないことはもちろんである。さらに、本実施形態のホルダーは、外側係合部材と別体として構成されているが、これらを例えば外側係合部とホルダーを上記の特性を有する樹脂で一体に構成一体として構成してもよい。また、本実施形態のホルダーは樹脂で構成しているが、これに限定されるものではなく、あくまでオス側コネクタの外側係合部(材)本体とメス側コネクタのメス側係合部のネジ山との間の隙間を埋めるスペーサとしての機能を有するものであればよく、金属やセラミックなどで構成してもよいことはもちろんであり、金属の材料としては、たとえば、リン青銅やベリリウム銅が挙げられる。
また、第1ないし第3実施形態においては、ホルダーと内側係合部とが互いに完全に長手方向にずれた状態で構成し、第4実施形態においては、これらが長手方向において重複する部分を有した状態で構成しているが、これらは少なくとも両者が長手方向においてずれていればよい。
本発明は、オス側とメス側とを電気的に接続するコネクタであれば、その大きさ・材質・用途の如何を問わず広く適用可能である。また、本発明の技術思想は、例えば、オス側とメス側とを電気的に接続するものではなく、機械的に接続する継手等にも拡張可能と解される。
1 メス側係合部、1a 内周面、1b 外周面、 2 内周接触部材、3 外周接触部材、d 内径、D 外径、L 長さ、 4 内側係合部材、4a 角部、5 第1外側係合部材、 6 第2外側係合部材、θ1, θ2 回動角度、 P1 力、F1, F2 反力、 10 コネクタ、 20 オス側コネクタ、 21 軸部、21a 内側係合部、 22 弾性膨出部材(内側係合部材)、24 外側係合部材、26 カップリング(外側係合部材本体)、26a ホルダー係合溝、28 ホルダー、28a 外側から接触する部分(内周接触面)、
29 端子ピン、30 メス側コネクタ、 32 メス側係合部、34 ネジ山、 36 端子穴、48 ホルダー、48a 内周接触面、 58 ホルダー、58a 内周接触面、58b 切り欠き(スリット部)、 60 オス側コネクタ、 61 カップリング(被覆部)、62 ネジ山、 63 オス側係合部、 64 ストッパ、65 軸部、 65a 係止部、 68 ホルダー、 68A 一端側、68B 他端側、68a、68b 切り欠き、 70 同軸ケーブル、 71 測定器(VNA)

即ち、上記目的達成のため、本発明のコネクタは、円筒状の形状を有するとともに、外周面にネジ山が形成されたメス側係合部を有するメス側コネクタと、挿入時に、前記メス側係合部の内周面を内側から係止する内側係合部と、挿入時に、前記メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材または外側係合部とを有するオス側コネクタとを備え、前記外側係合部材または外側係合部は、前記オス側コネクタを前記メス側コネクタに挿入時、前記メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材本体または外側係合部本体と、外側係合部材本体または外側係合部本体と一体または別体として内在し、前記オス側コネクタを前記メス側コネクタに挿入時、前記メス側係合部のネジ山を外側から被覆し、前記外側係合部材本体または外側係合部本体と前記メス側係合部との隙間を埋め、前記メス側係合部のネジ山の頂を外側から押さえ込むホルダーとを有し、前記ホルダーは、前記オス側コネクタの長手方向において、前記内側係合部よりも前記オス側コネクタの端部側に配置されるとともに、前記オス側コネクタを前記メス側コネクタに挿入時、前記内側係合部とともに前記メス側係合部を挟持するように配置されるように構成されていることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 円筒状の形状を有するとともに、外周面にネジ山が形成されたメス側係合部を有するメス側コネクタと、
    挿入時に、前記メス側係合部の内周面を内側から係止する内側係合部と、挿入時に、前記メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材または外側係合部とを有するオス側コネクタとを備え、
    前記外側係合部材または外側係合部は、前記オス側コネクタを前記メス側コネクタに挿入時、前記メス側係合部を外側から被覆する外側係合部材本体または外側係合部本体と、
    該外側係合部材本体または外側係合部本体と一体または別体として内在し、前記オス側コネクタを前記メス側コネクタに挿入時、前記メス側係合部のネジ山を外側から被覆し、前記外側係合部材本体または外側係合部本体と前記メス側係合部との隙間を埋め、前記メス側係合部のネジ山を外側から押さえ込むホルダーとを有し、
    前記ホルダーは、前記オス側コネクタの長手方向において、前記内側係合部よりも前記オス側コネクタの端部側に配置されるとともに、前記オス側コネクタを前記メス側コネクタに挿入時、前記内側係合部とともに前記メス側係合部を挟持するように配置されるように構成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ホルダーは、所定の厚みを有するリング状又は筒状の形状を有し、内周の径が拡大可能であり、前記メス側係合部に対し、外側から接触する部分を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ホルダーは、切り欠きが形成された筒状、又はCリング状に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記オス側コネクタは、さらに、該オス側コネクタの長手方向に対しスライド可能でかつ周方向に回転可能な被覆部を有し、該被覆部は、前記メス側係合部に対応する位置にネジ山が形成されたオス側係合部を有し、該被覆部が前記メス側コネクタの側に移動した場合には、前記被覆部のネジ山が前記メス側コネクタの前記メス側係合部のネジ山に螺合可能であり、かつ前記被覆部が前記メス側コネクタの側とは逆側に移動した場合には、前記被覆部のネジ山が前記メス側コネクタの前記メス側係合部のネジ山とは干渉しないように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のコネクタ。

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