JPWO2016002808A1 - 接着剤組成物及びこれを含む偏光板 - Google Patents

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Abstract

偏光板用接着剤組成物は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂、ジアルデヒド類、及び水溶性キレート化合物を含み、架橋調節剤を含んでおらず、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度が1500以下である。

Description

本発明は、接着剤組成物及び前記接着剤組成物を用いて偏光子と偏光子保護フィルムとが接合された偏光板に関する。
偏光板は、液晶表示装置を構成する光学部品の1つとして有用である。偏光板は通常、偏光子の両面に保護フィルムが積層された構造を有し、液晶表示装置に挿入される。偏光子の一方の面にのみ保護フィルムを設けることも知られているが、多くの場合、他方の面には単純な保護フィルムではなく、別途の機能として例えば光学機能を有する層が保護フィルムを兼ねて接合される。
現在一般的に、ポリビニルアルコールにヨウ素を吸着配向させたヨウ素系フィルムやポリビニルアルコールに二色性染料を吸着配向させた染料系フィルムを偏光子として用い、少なくともフィルムの片面にポリビニルアルコール系樹脂の水溶液(ポリビニルアルコール系接着剤)を用いて形成された接着層を通じてトリアセチルセルロース(TAC)などの保護フィルムを接合した構成の偏光板が用いられているが、このような構成の偏光板には、湿熱下で長時間用いた場合、保護フィルムと偏光子の端面が剥離しやすいという問題がある。
これにより、偏光子(偏光フィルム)と保護フィルムとをポリビニルアルコール系接着剤を用いて接合した後、90〜100℃の温度で加熱乾燥することで耐湿熱性を改良した偏光板が提案されているが、依然として湿熱下で長時間用いた場合、保護フィルムと偏光子の端面が容易に剥離されるという問題点が解決されていない。
このような問題点を改善すべく、特開平07−134212号ではポリビニルアルコール系樹脂、グリオキサール、及び塩化亜鉛を含む接着剤組成物を開示している。
特開平07−134212号
しかしながら、前記接着剤組成物の場合、湿熱劣化による偏光度の低下が発生することがわかった。
本発明は、接着力と偏光度とが低下することなく耐水性が向上した偏光板用接着剤組成物を提供する。
本発明は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂、ジアルデヒド類、及び水溶性キレート化合物を含み、架橋調節剤を含んでおらず、前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度が1500以下である、偏光板用接着剤組成物を提供する。
他の一具現例は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂が接着剤組成物の固形分重量を基準として3ないし9重量%で含まれるものであってもよい。
さらに他の一具現例は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して、ジアルデヒド類は20ないし50重量部で含まれ、水溶性キレート化合物は2ないし10重量部で含まれるものであってもよい。
さらに他の一具現例は、ジアルデヒド類がグリオキサールであってもよい。
さらに他の一具現例は、水溶性キレート化合物が、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸亜鉛、及び硫酸亜鉛からなる群より選択される1種以上であってもよい。
また、本発明は、ポリビニルアルコール系偏光子;前記偏光子の一面又は両面に積層され、前記接着剤組成物を含有する接着剤層;及び前記接着剤層上に一面又は両面に積層された偏光子保護フィルムを含む偏光板を提供する。
本発明の偏光板用接着剤組成物は、接着力と偏光度が低下することなく耐水性が向上するという効果を有する。
図1は、実験例による耐水性の評価試験方法を模式的に示した図である。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂、ジアルデヒド類、及び水溶性キレート化合物を含み、架橋調節剤を含んでおらず、前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度が1500以下である、偏光板用接着剤組成物及び前記接着剤組成物を用いて偏光子と偏光子保護フィルムとが接合された偏光板を提供する。
本発明の接着剤組成物は、調液安定性の問題を接着剤の投入プロセスを改善して解決し、湿熱劣化によって偏光度の低下を発生させる架橋調節剤を添加しなくとも接着性及び耐久性を有するという効果を有する。すなわち本発明は、架橋調節剤を除いた接着剤の組成であるアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂、ジアルデヒド類、及び水溶性キレート化合物の含量を増加させて偏光度が低下することなく耐水性が向上したことを特徴とする。
以下、接着剤組成物の構成についてさらに詳しく説明する。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂は、カルボキシル基変性、メチロール基変性、アミノ基変性などのような変性されたポリビニルアルコール樹脂に比べて反応性の高い官能基を含有しており、耐久性の向上の面で優れている。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、ポリビニルアルコール系樹脂とジケテン(diketene)とを公知の方法で反応させて得ることができる。具体的には、ポリビニルアルコール系樹脂を酢酸などの溶媒中に分散させた後、これにジケテンを添加する方法、ポリビニルアルコール系樹脂をジメチルホルムアミド又はジオキサンなどの溶媒に予め溶解させた後、これにジケテンを添加する方法、又はポリビニルアルコール系樹脂にジケテンガス又は液状ジケテンを直接接触させる方法などによって得ることができる。アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、アセトアセチル基変性度が0.1モル%以上のものであれば特に剤限されず、好ましくは0.1ないし40モル%、より好ましくは1ないし20モル%、さらに好ましくは2ないし7モル%のものがよい。アセトアセチル基の変性度が0.1モル%未満である場合は接着剤層の耐水性が不十分で不適合であり、アセトアセチル基の変性度が40モル%を超過する場合は、耐水性の向上効果が微々たるものとなり得る。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂のけん化度も特に剤限されないが、80モル%以上であることが好ましく、さらには85モル%以上であることがより好ましい。接着剤組成物に含まれるポリビニルアルコール系樹脂のけん化度が低いと、十分な水溶性が発現しにくくなるため接着性が不十分になりやすい。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度は1500以下であり、好ましくは1400以下、より好ましくは1300以下である。平均重合度が1500以下であることによって反応速度を遅らせて調液安定性が向上するようになる。
一例の製品としては、Z−100、Z−200、Z−200H、Z−210、Z−220及びZ−320(日本合成化学工業社)などがある。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、接着剤組成物の固形分重量基準で3ないし9重量%で含まれるものであってもよい。上記基準で3重量%未満である場合、硬化が不足して耐水性が低下するという問題点があり、9重量%を超過する場合、粘度が高くなり接合工程中に気泡が混入するという問題点が発生し得る。
ジアルデヒド類
接着剤組成物に含まれるジアルデヒド類は、アセトアセチル(acetoacetyl)基変性ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂をポリビニルアルコール(PVA)系偏光子及びセルロース系フィルム、オレフィン系フィルムなどのような保護フィルムとの接着力及び耐水性を向上させる役割をする。
ジアルデヒド類としては、例えば、グリオキサール、プロパンジアール、ブタンジアールなどが挙げられる。特に、構造が簡潔で反応性に富むグリオキサールが好ましい。
以下、グリオキサールについて説明するが、ジアルデヒド類としては、上述のように従来公知のものを用いることが可能であり、グリオキサールに限定するものでない。
グリオキサールは、グリオキサールのアルデヒド部分がポリビニルアルコール系樹脂のアセトアセチル基と縮合反応を進行し、架橋剤として機能すると推測される。
接着剤組成物に含まれるグリオキサールの重量比は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して20ないし50重量部の範囲にあることが好ましい。上記基準でグリオキサールの重量比が20重量部未満である場合は、偏光板にしたときの接着剤層の耐水性が十分に発現しにくくなり、またグリオキサールの重量比が50重量部を超過する場合は、調液安定性が低下する。
水溶性キレート化合物
接着剤組成物に含まれる水溶性キレート化合物は、接着剤層とポリビニルアルコール(PVA)系偏光子及びセルロース系フィルム、オレフィン系フィルムなどのような保護フィルム間の架橋度を上昇させて接着力及び耐水性を向上させる役割をすることができ、光学耐久性も問題のない添加剤の役割をすることができる。
水溶性キレート化合物は、グリオキサールの硬化促進のために添加する。キレート化合物の種類は、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛などを添加することができる。特に架橋触媒の役割に優れた塩化亜鉛及び硝酸亜鉛、硝酸アルミニウムが好ましい。
接着剤組成物に含まれる水溶性キレート化合物の重量比は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して2ないし10重量部の範囲にあることが好ましい。上記基準で水溶性キレート化合物の重量比が2重量部未満である場合は、偏光板にしたときの接着剤層の耐水性が十分に発現しにくくなり、重量比が10重量部を超過する場合は、光特性が低下する。
架橋調節剤
本実施形態に係る偏光板用接着剤組成物は、架橋調節剤を含まない。架橋調節剤とは、アセトアセチル基を有さないポリビニルアルコール系樹脂であり、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂などが挙げられる。
接着剤組成物の20℃における粘度は3ないし25mPa・secの範囲にあることが好ましい。接着剤組成物の粘度が3mPa・sec未満である場合は、偏光板にしたときの耐水性を十分に発現することができず、粘度が25mPa・secを超越する場合は、偏光板の光学特性が低下する。
本発明における接着剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、可塑剤、シランカップリング剤、帯電防止剤、微粒子、拡散性を良好にするアルコール、レベリング剤など従来公知の適切な添加剤が添加されたものを用いて形成されてもよい。
接着剤組成物の形態は特に剤限されないが、被着体である偏光子又は保護フィルムの表面に均一な接着剤層を形成するために液型であることが好ましい。このような液型の接着剤は、各種溶剤の溶液型又は分散液型を用いることができ、基材の塗工性の面を考慮すると溶液型が好ましく、安定性の面を考慮すると水を溶媒とした溶液型又は分散液型が適する。
以下、偏光板の構成について詳しく説明する。
偏光子(偏光フィルム)
偏光子を形成するためのポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニル系樹脂をけん化することで得られる。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニル以外に、酢酸ビニルとそれに共重合可能な他の単量体との共重合体などが例示される。酢酸ビニルに共重合される他の単量体としては、例えば不飽和カルボン酸類、不飽和スルホン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、アンモニウム基を有するアクリルアミド類などが挙げられる。ポリビニルアルコール系樹脂のけん化度は、通常85ないし100モル%、好ましくは98モル%以上である。このポリビニルアルコール系樹脂はさらに変性されていてもよく、例えばアルデヒド類で変性されたポリビニル重合体やポリビニルアセタールなどを用いてもよい。偏光子を構成するポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度は、通常1,000ないし10,000、好ましくは1,500ないし5,000である。
このようなポリビニルアルコール系樹脂をフィルム状に製膜したもの(ポリビニルアルコール系樹脂フィルム)が偏光子(偏光フィルム)の原反フィルムに用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂を製膜する方法は特に限定されるものではなく、公知の製膜方法を採用することができる。原反となるポリビニルアルコール系樹脂フィルムの膜厚は特に限定されないが、例えば10ないし150μmである。
偏光子(偏光フィルム)は、通常、このような原反となるポリビニルアルコール系樹脂フィルムを1軸延伸する工程、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを2色性色素で染色してその2色性色素を吸着させる工程、2色性色素が吸着されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸水溶液で処理する工程、及びこのホウ酸水溶液による処理後に水洗する工程を含む方法によって製造される。
1軸延伸は、染色前に行ってもよく、染色と同時に行ってもよく、染色後に行ってもよい。1軸延伸を染色後に行う場合は、1軸延伸はホウ酸処理前に行ってもよく、ホウ酸処理中に行ってもよく、ホウ酸処理後にも行うことができる。勿論、これらの複数のステップにより1軸延伸を行うことも可能である。1軸延伸においては、原反フィルムを異なるロール間で1軸延伸してもよく、熱ロールを用いて1軸延伸してもよい。また、大気中で延伸を行うなどの乾式延伸であってもよく、溶剤で膨潤させた状態で延伸を行う湿式延伸であってもよい。延伸倍率は通常3ないし8倍である。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを2色性色素で染色するためには、例えば2色性色素を含有する水溶液にポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬することができる。2色性色素として具体的には、ヨウ素又は2色性染料が用いられる。また、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは染色処理前に水に浸漬処理を施しておくことが好ましい。
2色性色素としてヨウ素を用いる場合は通常、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含有する水溶液にポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。この水溶液におけるヨウ素の含有量は通常、水100重量部当たり0.01ないし1重量部であり、ヨウ化カリウムの含有量は通常、水100重量部当たり0.5ないし20重量部である。染色に用いる水溶液の温度は通常20ないし40℃であり、またこの水溶液への浸漬時間は通常20ないし1800秒である。
2色性色素として2色性染料を用いる場合は通常、水溶性2色性染料を含む水溶液にポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。この水溶液における2色性染料の含有量は、水100重量部当たり通常1×10−4ないし10重量部、好ましくは1×10−3ないし1重量部である。この水溶液は硫酸ナトリウムなどの無機塩を染色助剤として含有してもよい。染色に用いる染料水溶液の温度は通常20ないし80℃であり、またこの水溶液に対する浸漬時間は通常10ないし1,800秒である。
2色性色素による染色後のホウ酸処理は、染色されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸含有水溶液に浸漬することによって行われる。ホウ酸含有水溶液におけるホウ酸の量は、水100重量部当たり通常2ないし15重量部、好ましくは5ないし12重量部である。2色性色素としてヨウ素を用いる場合は、このホウ酸含有水溶液はヨウ化カリウムを含有することが好ましい。ホウ酸含有水溶液におけるヨウ化カリウムの量は、水100重量部当たり通常0.1ないし15重量部、好ましくは5ないし12重量部である。ホウ酸含有水溶液への浸漬時間は、通常60ないし1,200秒、好ましくは150ないし600秒、より好ましくは200ないし400秒である。ホウ酸含有水溶液の温度は、通常50℃以上であり、好ましくは50ないし85℃、より好ましくは60ないし80℃である。
ホウ酸処理後のポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、通常水洗処理される。水洗処理は、例えばホウ酸処理されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムを水に浸漬することによって行われる。水洗処理における水の温度は通常5ないし40℃であり、浸漬時間は通常1ないし120秒である。水洗後には乾燥処理が施され、偏光子(偏光フィルム)が得られる。乾燥処理は通常、熱風乾燥機や遠赤外線ヒータを用いて行われる。乾燥処理の温度は通常30ないし100℃、好ましくは50ないし80℃である。乾燥処理の時間は通常60ないし600秒であり、好ましくは120ないし600秒である。
このようにしてポリビニルアルコール系樹脂フィルムに1軸延伸、2色性色素による染色及びホウ酸処理が施され、偏光子(偏光フィルム)が得られる。この偏光子(偏光フィルム)の厚さは、通常5ないし40μmの範囲内、好ましくは10ないし35μmの範囲内である。
保護フィルム
本発明の偏光板としては、偏光子(偏光フィルム)の少なくとも一方の面に前述した接着剤層を介して保護フィルムが積層されたものである。保護フィルムとしては、例えば、セルロース系樹脂フィルム、シクロオレフィン系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルムなど各種透明樹脂フィルムを用いることができる。
保護フィルムとしてセルロース系樹脂フィルムを用いる場合は、セルロースの少なくとも一部がエステル化された酢酸セルロース系樹脂が好ましい。例えばトリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネートなどが挙げられる。
シクロオレフィン系樹脂は、例えばノルボルネンや多環ノルボルネン系単量体のようなシクロオレフィンの単量体ユニットを有する熱可塑性の樹脂であり、前記シクロオレフィンの開環重合体や2種以上のシクロオレフィンを用いた開環共重合体の水素添加物であってもよいだけでなく、シクロオレフィンと鎖状オレフィンやビニル基を有する芳香族化合物との付加共重合体であってもよい。また、シクロオレフィン系樹脂に極性基が導入されていてもよい。
接着剤組成物を用いた偏光子(偏光フィルム)と保護フィルムとの接合は適切な方法で行うことができ、例えば流延法、マイヤーバーコーティング法、グラビアコーティング法、ダイコーティング法、浸漬コーティング法、噴霧法などによって偏光子(偏光フィルム)及び/又は保護フィルムの接着面に接着剤組成物を塗布し、両者を重ね合わせる方法が挙げられる。流延法とは、被塗布物である偏光子(偏光フィルム)又は保護フィルムを概ね垂直方向、概ね水平方向、又は両者間の斜めの方向に移動させながら、その表面に接着剤組成物を塗布する方法である。
接着剤組成物を塗布した後、偏光子(偏光フィルム)と保護フィルムとをニップロールによって挟んで接合させる。
また、接着性を向上させるため、偏光子(偏光フィルム)及び/又は保護フィルムの表面にプラズマ処理、コロナ処理、紫外線照射処理、フレーム処理、けん化処理などの表面処理を適切に施してもよい。けん化処理としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリの水溶液に浸漬する方法が挙げられる。
偏光子(偏光フィルム)と保護フィルムとを積層した後には乾燥処理が施される。乾燥処理は、例えば熱風を噴霧することによって行われるが、そのときの温度は50ないし100℃の範囲で適切に選択される。乾燥時間は通常30ないし1,000秒である。
以下、本発明を実施例、比較例及び実験例を用いてさらに詳しく説明する。しかし、下記の実施例、比較例及び実験例は、本発明を例示するためのものであって、本発明は下記の実施例、比較例及び実験例によって限定されず、多様に修正及び変更され得る。
製造例1.偏光子の製造
平均重合度が2,400であり、けん化度が99.9モル%以上である75μmの厚さのポリビニルアルコールフィルムを乾式で約5倍に一軸延伸し、延伸状態を維持したまま60℃の水(蒸留水)に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/蒸留水の重量比が0.05/5/100である28℃の水溶液で60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/蒸留水の重量比が8.5/8.5/100である72℃の水溶液に300秒間浸漬し、26℃の蒸留水で20秒間洗浄した後、65℃で乾燥してPVA系フィルムにヨウ素が吸着配向された偏光子を製造した。
製造例2.保護フィルムの製造
トリアセチルセルロース系フィルムであるKC8UX(コニカ社、T)をけん化して用いた。
実施例1
(1)接着剤組成物の製造
水(蒸留水)にけん化度が99.2モル%であるアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(Z200、日本合成化学工業(株)、平均重合度1200)を溶解して接着剤組成物の固形分重量基準で6重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを添加して、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂水溶液を得た。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂水溶液と、グリオキサール(40%水溶液、テジョン化金)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して20重量部になるように混合し、水溶性キレート化合物塩化亜鉛(テジョン化金)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して2重量部になるように混合して接着剤組成物を製造した。
(2)偏光子と保護フィルムとの接合(偏光板の製造)
製造例1で製造された偏光子の両面に前記接着剤組成物を乾燥膜厚が0.1μmになるように塗布した後、セルロース系保護フィルム(コニカ社、KC8UX(商品名)、トリアセチルセルロースフィルム)をニップロールを用いて接合させた。接合された偏光板を80℃の熱風乾燥機で5分間乾燥して偏光板を製造した。
実施例2〜6及び比較例1〜7
前記実施例1と同一の方法で割合のみ異ならせて接着剤組成物を製造した(単位:重量部、表1を参照)。
実施例7
水溶性キレート化合物硫酸亜鉛(テジョン化金)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して5重量部となるように混合したこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例8
水溶性キレート化合物硫酸アルミニウム(アルドリッチ)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して5重量部となるように混合したこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例9
水溶性キレート化合物硫酸マグネシウム(テジョン化金)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して5重量部となるように混合したこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例10
接着剤組成物の固形分重量基準で3重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含んだこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例11
接着剤組成物の固形分重量基準で9重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含んだこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例12
接着剤組成物の固形分重量基準で2重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含んだこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例13
接着剤組成物の固形分重量基準で10重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含んだこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
実施例14
接着剤組成物中のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂をZ200からZ100(日本合成化学工業(株)、平均重合度650)に変更したこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
比較例8
グリオキサールに変えてグリオキシル酸ナトリウム(Sigma Aldrich社)を、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂と混合したこと以外は実施例1と同一の条件で接着剤組成物を製造した(表1を参照)。
*PVA−117H(クラレ(株)、重合度1700)
実験例
(1)接着力(カッター評価)
製造された偏光板を1時間常温で放置した後、偏光板の各フィルムの間(偏光子と偏光子保護フィルムとの間)にカッターの刃を入れ、刃を押し進めたときの刃が入る方式を下記の基準で評価し、その結果を下記表2に示した。
◎:カッターの刃がいずれのフィルム間にも入らない。
○:刃を押し進めたとき、少なくともいずれか一方のフィルム間に刃が1ないし2mm入ったときに止まる。
△:刃を押し進めたとき、少なくともいずれか一方のフィルム間に刃が3ないし5mm入ったときに止まる。
×:刃を押し進めたとき、少なくともいずれか一方のフィルム間に刃が無理なく入る。
(2)耐水性
23℃、相対湿度55%の環境下で24時間放置した各偏光板に対して、以下の耐温水性試験を行い、耐水性を評価した。偏光板の吸収軸を長辺として5cm×2cmのストリップ状に偏光板を切断してサンプルとし、その長辺方向の寸法を正確に測定した。ここでサンプルは偏光子(偏光フィルム)に吸着されたヨウ素に起因して全面にわたり均一に特有の色を示している。図1は、耐水性の評価試験方法を模式的に示した図であり、(A)は、温水浸漬前のサンプル(1)、(B)は温水浸漬後のサンプル(1)を示している。図1の(A)に示したように、サンプルの一短辺側を把持具(5)で把持し、長さ方向の8割程度を60℃の水槽に浸漬し、4時間維持した。その後、サンプル(1)を水槽から取り出して水分を拭き取った。
温水浸漬によって偏光板の偏光子(偏光フィルム)(4)は収縮する。この偏光子(偏光フィルム)(4)の収縮程度を、サンプル(1)の短辺中央における端部(1a)(保護フィルム(2)の端)から収縮した偏光子(偏光フィルム)(4)の端部までの距離を測定することで評価し、収縮長さとした。また、図1の(B)に示したように、温水浸漬によって偏光板の中央に位置する偏光子(偏光フィルム)(4)が収縮されることで、保護フィルムの間に偏光子(偏光フィルム)(4)の周縁部からヨウ素が溶出し、サンプル(1)の周縁部に色が抜けた部分(3)が生じる。この脱色程度をサンプル(1)の短辺中央における収縮した偏光子(偏光フィルム)(4)の端部から偏光板特有の色が残っている領域までの距離を測定することによって評価し、ヨウ素が抜けた長さとした。前記収縮長さとヨウ素が抜けた長さとの合計を総浸食長さXとした。総浸食長さXとは、サンプル(1)の短辺中央における、サンプル(1)の端部(1a)から偏光板特有の色が残っている領域までの距離である。収縮長さ、ヨウ素の抜けた長さ及び総浸食長さXが小さいほど、水の存在下における接着性が高いと判断することができる。そして、総浸食長さXによって以下の4段階で評価し、その結果を表2に示した。
◎:総浸食長さXが2mm未満
○:総浸食長さXが2mm以上3mm未満
△:総浸食長さXが3mm以上5mm未満
×:総浸食長さXが5mm以上
(3)透過率、偏光度(%)
製造された偏光板を4cm×4cmの大きさに切断して試片を作製し、この試片を測定ホルダに付着させた後、紫外可視光線分光計(V−7100、JASCO社製)を用いて測定し、その結果を表2に示した。
表2に示したように、実施例1ないし14は比較例1ないし8に比べて優れた接着性、耐水性及び光特性を示した。
1…偏光板のサンプル、2…偏光子保護フィルム、3…色が抜けた部分、4…偏光子、5…把持具。

Claims (6)

  1. アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂、ジアルデヒド類、及び水溶性キレート化合物を含み、
    架橋調節剤を含んでおらず、
    前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度が1500以下である、偏光板用接着剤組成物。
  2. 前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、接着剤組成物の固形分重量を基準として3ないし9重量%で含まれる、請求項1記載の偏光板用接着剤組成物。
  3. アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して、
    ジアルデヒド類は20ないし50重量部で含まれ、
    前記水溶性キレート化合物は2ないし10重量部で含まれる、請求項1又は2記載の偏光板用接着剤組成物。
  4. ジアルデヒド類は、グリオキサールである、請求項1〜3のいずれか1項記載の偏光板用接着剤組成物。
  5. 水溶性キレート化合物は、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸亜鉛、及び硫酸亜鉛からなる群より選択される1種以上である、請求項1〜4のいずれか1項記載の偏光板用接着剤組成物。
  6. ポリビニルアルコール系偏光子;
    前記偏光子の一面又は両面に積層され、請求項1ないし5のいずれか一項の接着剤組成物を含有する接着剤層;及び
    前記接着剤層上に一面又は両面に積層された偏光子保護フィルムを含む偏光板。
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