JPWO2016002285A1 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの行動ログを利用して、ユーザの行動を支援するためにより有効なナビゲーション情報を生成する。【解決手段】複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する行動ログ取得部と、上記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、上記ルート群から最適なルートを抽出するルート抽出部と、上記最適なルートを示す情報を提供する情報提供部とを備える情報処理装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
ユーザの行動を支援するためのナビゲーションシステムが、様々な分野で提案されている。例えば、特許文献1では、ナビゲーションシステムにおいて、精度を向上させた位置情報の記憶を行うための技術が提案されている。
特開2013−64620号公報
例えば特許文献1に記載されたようなナビゲーションシステムでは、ユーザの現在地および目的地、交通手段などの条件に応じてルートが提案されるが、そのようにして提案されるルートが必ずしもユーザの需要を満たしているとは限らなかった。例えば、ユーザが、必ずしも最短経路を経由して目的地に到着することを望んでいないような場合、より具体的にはユーザが観光目的などで移動しているような場合、ナビゲーションシステムによって提案されるルートは必ずしも最適であるとは限らなかった。
そこで、本開示では、ユーザの行動ログを利用して、ユーザの行動を支援するためにより有効なナビゲーション情報を生成することを可能にする、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提案する。
本開示によれば、複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する行動ログ取得部と、上記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、上記ルート群から最適なルートを抽出するルート抽出部と、上記最適なルートを示す情報を提供する情報提供部とを備える情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得することと、プロセッサが、上記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、上記ルート群から最適なルートを抽出することと、上記最適なルートを示す情報を提供することとを含む情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する機能と、上記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、上記ルート群から最適なルートを抽出する機能と、上記最適なルートを示す情報を提供する機能とをコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユーザの行動ログを利用して、ユーザの行動を支援するためにより有効なナビゲーション情報を生成することができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の第1の実施形態に係るシステムの概略的な構成を示す図である。 本開示の第1の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの第1の例を示す図である。 本開示の第1の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの第2の例を示す図である。 本開示の第1の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの第3の例を示す図である。 本開示の第1の実施形態におけるルートの抽出ついて説明するための図である。 本開示の第1の実施形態におけるルートの抽出ついて説明するための図である。 本開示の第1の実施形態におけるルートの抽出ついて説明するための図である。 本開示の第1の実施形態におけるルートの評価について説明するための図である。 本開示の第2の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの例を示す図である。 本開示の第2の実施形態において生成されたルートを表示するユーザインターフェースの例を示す図である。 図8に示したユーザインターフェースにおいて付加的に表示される情報の例を示す図である。 本開示の第2の実施形態においてログ表示機能によって提示されるユーザインターフェースの例を示す図である。 本開示の他の実施形態に係るユーザインターフェースの例を示す図である。 本開示のさらに他の実施形態に係るユーザインターフェースの例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1−1.システム構成
1−2.ユーザインターフェースの例
2.第2の実施形態
3.他の実施形態
4.ハードウェア構成
5.補足
(1.第1の実施形態)
(1−1.システム構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係るシステムの概略的な構成を示す図である。図1を参照すると、システム10は、クライアント100と、サーバ200とを含む。クライアント100では、プランニングアプリ(アプリケーションソフトウェア)110と、ナビゲーションアプリ120とが提供される。サーバ200では、クライアント100で上記のアプリによってサービスを提供するための情報処理が実行される。
(クライアントの構成)
クライアント100は、例えば、スマートフォン、タブレット、またはPC(Personal Computer)などの端末装置によって実現される。なお、端末装置のハードウェア構成例については、情報処理装置のハードウェア構成例として後述する。クライアント100は、プランニングアプリ110を提供する第1の端末装置と、ナビゲーションアプリ120を提供する第2の端末装置とを含んでもよい。この場合、第2の端末装置はユーザによって携帯されるモバイルデバイスやユーザによって装着されるウェアラブルデバイスなどでありうるが、第1の端末装置はこのような装置でなくてもよく、テレビやデスクトップPCのような据え置き型の端末装置であってもよい。プランニングアプリ110とナビゲーションアプリ120とが同じ端末装置によって提供される場合、その端末装置はモバイルデバイスやウェアラブルデバイスなどでありうる。
以下で説明するように、クライアント100は、ユーザにさまざまな情報を提示するとともに、ユーザの操作入力を受け付ける。そのために、クライアント100が入出力部を備えていてもよいし、入出力装置がクライアント100に外部接続されてもよい。クライアント100は、例えば、入出力装置と、入力および出力される情報を処理し、それらの情報をサーバ200とやりとりする情報処理装置とのように、複数の装置の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、クライアント100がスマートフォンを含む端末装置によって実現される場合、スマートフォンがクライアント100の機能の全体を実現してもよいし、入出力装置として利用されるウェアラブルデバイスとスマートフォンとの組み合わせによってクライアント100の機能が実現されてもよい。
プランニングアプリ110は、スポット情報112を提示するとともに、条件入力機能114を有する。スポット情報112は、サーバ200から提供される情報であって、ユーザがこれから行動しようとする地域において定義される地理的なスポットを示す。例えば、ユーザがある街を観光しようとしている場合であれば、行動の起点になる駅やバスターミナルなどの交通ハブ、観光スポット、ショッピングエリア、ホテルなどを示すスポット情報112が提供されうる。スポット情報112は、さらに、各スポットに関する画像および/または説明や、各スポットの平均滞在時間、スポット間の距離または平均移動時間、スポットに関連して他のユーザが撮影した画像やソーシャルメディアへの投稿などの付加的な情報を含みうる。
ユーザは、スポット情報112を参照しながら、条件入力機能114を利用して所望の条件を入力する。条件は、例えば、スポットを順に訪れるためのルートの出発地または目的地(上記のスポットでありうる)や、ユーザが訪れたいスポット、スポットに関するユーザの嗜好、ルート全体の開始時刻および終了時刻(または所要時間)などを含みうる。なお、条件入力機能114によってクライアント100が提供するユーザインターフェースのより具体的な例については後述する。
ナビゲーションアプリ120は、コンテキストセンサ130と、マップ表示機能140と、ログ表示機能150とを含む。ナビゲーションアプリ120は、プランニングアプリ110で入力された条件に基づいてサーバ200が自動的に生成したルートに従って、ユーザにリアルタイムのナビゲーションを提供する。
コンテキストセンサ130は、イメージセンサ132と、位置センサ134と、行動センサ136とを含む。イメージセンサ132は、例えばクライアント100を実現する端末装置が備えるカメラ含む。イメージセンサ132は、ユーザ操作によって画像の取得が指示された場合に画像を取得してもよいし、例えばウェアラブルデバイスに搭載されたカメラのように、継続的にユーザの視界画像を取得していてもよい。位置センサ134は、例えばGPS(Global Positioning System)を含むGNSS(Global Navigation Satellite System)のような測位システムの受信機や、基地局測位を実施する通信装置などを含み、ユーザによって携帯または装着されているクライアント100の位置を検出する。行動センサ136は、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、および/または気圧センサなどを含み、行動認識技術によってユーザの行動を認識するためのセンサデータを取得する。
上記のような各センサの機能によって、コンテキストセンサ130は、ユーザが取得した写真などの画像や、ユーザの行動のコンテキストを含む情報をサーバ200に提供することができる。行動のコンテキストは、例えば、行動中に取得された画像に含まれる顔や料理、風景、行動中に取得された音声の種類、行動が発生した位置の緯度経度や滞留/移動、場所の属性、天候、移動手段、同伴者などに基づいて定義されうる。
マップ表示機能140は、サーバ200によって提供される情報に従って、ナビゲーションのためのマップを表示させる。マップには、例えば、サーバ200が自動的に生成したルートや、ルート上またはルート周辺のスポット、ルートやスポットに関する他のユーザの投稿などの情報が表示されうる。マップ表示機能140によって表示されるマップは、例えばルートの進行や、ユーザが予定されたルートを変更したこと、ルートやスポットに関する情報が更新されたことなどに応じて、随時更新されうる。
ログ表示機能150は、サーバ200によって提供される情報に従って、ユーザの行動のログを表示させる。ログには、例えば、ユーザが訪れたスポットや、スポットでユーザが撮影した写真、ソーシャルメディアへの投稿などが含まれる。ユーザは、例えば1日の行動を終えた後にログを参照することによって、その日の行動を振り返ることができる。また、ログを他のユーザとの間で共有してもよい。
(サーバの構成)
サーバ200は、ネットワーク上の1または複数のサーバ装置によって実現される。なお、サーバ装置のハードウェア構成例については、情報処理装置のハードウェア構成例として後述する。
サーバ200は、行動ログ取得部202、行程分割部204、ルート決定部206、情報提供部208、およびアクション取得部210と、DB(データベース)220と、ログ編集部230とを含む。DB220以外の各部は、例えばサーバ装置が備える通信装置およびプロセッサによって実現される。DB220は、サーバ装置が備えるストレージまたはメモリによって実現される。
行動ログ取得部202は、ユーザの行動ログを取得する。行動ログは、例えば上記のコンテキストセンサ130と同様のセンサによって取得されてもよいし、より簡易なセンサによって取得されてもよい。行動ログは、例えばユーザの位置情報の履歴を含む。付加的に、行動ログは、ユーザの行動に伴って取得された画像や、ユーザの行動のコンテキストなどを含んでもよい。ここで、行動ログ取得部202に行動ログを提供するユーザは、プランニングアプリ110やナビゲーションアプリ120を利用するユーザとは異なる1または複数のユーザを含みうる。これらのユーザは、例えば、プランニングアプリ110やナビゲーションアプリ120を利用するユーザが訪れようとしている地理的なスポットを既に訪れていてもよい。従って、行動ログ取得部202は、1または複数の地理的なスポットを順に訪れたユーザの行動ログを取得するともいえる。また、上記のユーザは、複数のユーザを含んでもよい。各ユーザは、例えば地理的なスポットを訪れるときに、共通の、または互いに異なるルートを通過する。このような場合、行動ログは、複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示すともいえる。
行程分割部204は、行動ログ取得部202が取得した行動ログによって示されるユーザの行程を分割する。より具体的には、行程分割部204は、行動ログによって示される行程の中でユーザが訪れた地理的なスポットを特定し、行程をスポットでの滞在に対応する区間とスポット間の移動に対応する区間とに分割する。このとき、行程分割部204は、行動ログに含まれる位置情報、または行動認識情報などによってユーザの滞留状態が示される領域を自動的に地理的なスポットとして特定してもよい。あるいは、行程分割部204は、例えば外部のPOI(Point Of Interest)サービスなどを利用して地理的なスポットに対応する領域の情報を予め取得してもよい。行程分割部204は、行程を滞在の区間と移動の区間とに分割することによって、各スポットにおけるユーザの滞在時間と、スポット間の移動の所要時間とを算出することができる。例えば、滞在時間は、行動ログによってユーザがスポットに対応する領域内に位置していたことが示される時間に基づいて算出されてもよい。ここで特定された地理的なスポットの情報、および滞在時間や所要時間の情報は、後述するルート決定部206での処理に利用されうる。
以下、行動ログ取得部202に行動ログを提供するユーザを第1のユーザ、プランニングアプリ110やナビゲーションアプリ120を利用するユーザを第2のユーザとして説明する。第1のユーザと第2のユーザとは、異なるユーザでありうる。あるいは、行動ログが第2のユーザが過去において提供した行動ログを取得するような場合には、第1のユーザが第2のユーザを含むと解されてもよい。
ルート決定部206は、行動ログ取得部202が取得した第1のユーザの行動ログに基づいて、第2のユーザが地理的なスポットを順に訪れるためのルートを決定する。ここで、第2のユーザが訪れる地理的なスポットは、第1のユーザが訪れた地理的なスポットの一部または全部でありうる。行動ログは、複数のユーザがそれぞれ異なるスポットを訪れたときのログを含みうる。従って、十分な数の行動ログが取得された場合、例えばある地域でユーザが訪れる可能性があるスポットを網羅することが可能でありうる。ルート決定部206は、そのようなスポット群の中から、例えばプランニングアプリ110の条件入力機能114を介した第2のユーザの操作入力に従って、ルートの出発地および目的地になるスポット、開始時刻および終了時刻、およびルートの中で必ず訪れる必須スポットの選択を受け付ける。必須スポットが選択された場合、ルート決定部206は、必須スポットと、開始時刻および終了時刻の間で追加的に訪れることが可能な他のスポットとを順に訪れるためのルートを決定する。このようなルートの決定のために、行程分割部204において算出された、各スポットにおけるユーザの滞在時間や、スポット間の移動の所要時間の情報が利用されうる。
上記のように、行動ログ取得部202が取得する第1のユーザの行動ログは、複数のユーザがそれぞれ異なるスポットを訪れたときのログを含みうる。従って、例えば、第1のユーザが訪れた地理的なスポットが第1のスポット、第2のスポット、および第3のスポットを含み、第1のユーザが、第1のスポットから第2のスポットまで移動したユーザと、第2のスポットから第3のスポットまで移動したユーザとを含むことがありうる。このような場合、ルート決定部206は、第1のスポットから第2のスポットまでのルートと、第2のスポットから第3のスポットまでのルートとを、互いに異なるユーザがそれぞれ通過したルートに基づいて決定してもよい。
ここで、例えば、第1のユーザが訪れた地理的スポットが第1のスポットと第2のスポットとを含み、第1のユーザが第1のスポットから第2のスポットまで移動した複数のユーザを含む場合、行動ログは、これらのユーザが第1のスポットから第2のスポットまで移動するときにそれぞれ通過したルートを含むルート群を示しうる。このような場合、ルート決定部206は、第2のユーザが第1のスポットから第2のスポットまで移動するためのルートを、上記のルート群から抽出する。このとき、ルート決定部206は、行動ログに関する統計的な指標に基づいて最適なルートを抽出してもよい。例えば、統計的な指標は、ルート群に含まれるルートのそれぞれを通過したユーザの数を含む。この場合、ルート決定部206は、より多くのユーザによって通過されたルートを、最適なルートとして抽出してもよい。また、例えば、統計的な指標は、ルート群に含まれるルート上で発生した複数のユーザのアクティビティの量を含む。この場合、ルート決定部206は、より多くのアクティビティが発生したルートを、最適なルートとして抽出してもよい。アクティビティは、例えば、写真の撮影や、ソーシャルメディアへの投稿などを含みうる。
なお、上記の場合において、ルート決定部206は、最適なルートを抽出するための指標を、第2のユーザの属性または目的に応じて変更してもよい。例えば、第2のユーザがより多くのスポットを無駄なく訪れることを望むのか、少ないスポットをじっくり訪れることを望むのかによって、指標は変更されうる。例えば、ユーザがより多くのスポットを訪れることを望む場合、写真の撮影やソーシャルメディアへの投稿が多かったルートよりも、距離や所要時間が短いルートが選択されることもありうる。また、ルート決定部206は、ルート群に含まれるルートのいずれか1つを最適なルートとして抽出してもよいし、ルート群に含まれるルートの少なくとも一部の断片をつなぎ合わせることによって最適なルートを抽出してもよい。
情報提供部208は、ルート決定部206によって決定されたルートを示す情報を第2のユーザに提供する。情報提供部208は、例えば、プランニングアプリ110におけるプランニング結果(自動的に生成されたルート)として情報を提供してもよいし、ナビゲーションアプリ120におけるナビゲーション対象として情報を提供してもよい。なお、プランニングアプリ110やナビゲーションアプリ120による、ルートを示す情報を提供するためのユーザインターフェースのより具体的な例については後述する。
さらに、情報提供部208は、ルートを示す情報に加えて、行動ログ取得部202によって取得された第1のユーザの行動ログから抽出される付加的な情報を、第2のユーザに提供してもよい。例えば、情報提供部208は、行程分割部204において特定された地理的なスポットについて、例えば外部のPOIサービスなどを利用して得られるスポット名や説明、画像などの情報を提供してもよい。また、情報提供部208は、行動ログによって示されるルート群に含まれるルート上(必ずしもルート決定部206によって決定されたルートには限られない)で発生した第1のユーザのアクティビティを示す情報を提供してもよい。上記の通り、第1のユーザのアクティビティは、例えば写真の撮影や、ソーシャルメディアへの投稿を含む。これらの情報は、例えばプランニングアプリ110においてスポット情報112として提示されてもよいし、ナビゲーションアプリ120においてマップ表示機能140の中で提示されてもよい。
アクション取得部210は、情報提供部208によって提供された情報に対する第2のユーザのアクションを取得する。例えば、アクション取得部210は、プランニングアプリ110においてスポット情報112として提示された情報を参照した第2のユーザが、条件入力機能114を利用して入力した条件、およびルートの自動生成の指示を取得する。アクション取得部210は、これらの条件や指示をルート決定部206に提供し、ルート決定部206は、これらの条件や指示に基づいてルートの決定処理を開始する。また、例えば、アクション取得部210は、ナビゲーションアプリ120においてマップ表示機能140の中で提示された情報、例えばルート上での第1のユーザのアクティビティを示す情報に対する第2のユーザのアクションを取得してもよい。このアクションは、例えば、第2のユーザにとってその情報が気になるものであることを示しうる。このような場合、ルート決定部206は、アクション取得部210から提供されたアクションの情報に基づいて、第2のユーザのためのルートの決定を再実行してもよい。この場合、第2のユーザによるアクションは、ルートの目的地または経由地の変更または追加を示すものであってもよい。
DB220には、サーバ200で扱われる各種のデータが格納される。例えば、DB220には、行動ログ取得部202によって取得された行動ログが格納される。また、DB220には、コンテキストセンサ130によって提供されるユーザの行動ログも格納される。あるユーザについてコンテキストセンサ130によって提供された行動ログは、行動ログ取得部202によってDB220から読み出され、他のユーザのためのルートの決定のために利用されてもよい。また、DB220に格納された行動ログは、ログ編集部230によるログの編集にも利用される。
ログ編集部230は、ナビゲーションアプリ120のログ表示機能150によって表示させるためのログを編集する。ログ編集部230は、コンテキストセンサ130によって提供されるユーザの位置情報や、写真などの画像、ソーシャルメディアなどへの投稿、その他行動のコンテキストに基づいてログを編集する。
(1−2.ユーザインターフェースの例)
図2は、本開示の第1の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの第1の例を示す図である。図2を参照すると、画面1000には、マップ1010と、スポットアイコン1011と、カテゴリ入力ボックス1021と、スポット名入力ボックス1022と、スポット追加ボタン1023と、ルート作成ボタン1024と、出発地表示1025と、経由スポット表示1026と、目的地表示1027とが表示される。
画面1000は、例えば、クライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイ(平面ディスプレイには限られず、曲面ディスプレイやアイウェアに搭載される導光機構などであってもよい。以下の例についても同様)に表示される。なお、画面1000に対するユーザの操作入力は、例えば端末装置が備えるタッチセンサ(タッチパネルを構成してもよい)やマウス、キーボードのような入力装置、もしくは端末装置に外部接続される同様の入力装置、または音声やジェスチャなどのNUI(Natural User Interface)を実現する装置によって取得されるが、これらの入力方法については公知の手法を利用することが可能であるため、以下では詳細な説明を省略する。
マップ1010は、プランニングの対象になる地域を表示する。プランニングの対象になる地域は、予め用意された選択肢の中から選択されてもよいし、マップ1010をスクロールさせたりズームイン/アウトさせたりする操作によって自由に設定可能であってもよい。また、マップ1010は、プランニングの対象になる地域が決定された後で、当該領域の中でズームイン/アウトさせたりスクロールさせたりすることが可能であってもよい。
スポットアイコン1011は、マップ1010上でスポットの位置を表示するアイコンである。スポットアイコン1011は、図示された例のようにスポットの位置だけを表示し、ユーザ操作によって選択された場合にスポット名やその他の付加的な情報をポップアップさせてもよい。あるいは、スポットアイコン1011には、ユーザ操作による選択に関わらず、スポット名などの情報が付随して表示されていてもよい。
カテゴリ入力ボックス1021と、スポット名入力ボックス1022とは、スポットを指定するための入力部である。例えば、ユーザは、既に知っているスポット名をスポット名入力ボックス1022にテキスト入力してもよい。また、マップ1010上に表示されたスポットアイコン1011がユーザ操作によって選択されたときに、対応するスポット名が自動的にスポット名入力ボックス1022に入力されてもよい。
カテゴリ入力ボックス1021は、スポット名入力ボックス1022を使用した入力を容易にするために用いられる。例えば、図示された例のように、カテゴリ入力ボックス1021ではドロップダウンリストを用いてスポットのカテゴリ(例えば交通ハブ、観光スポット、ショッピングエリア、ホテルなど)を選択することが可能であってもよい。あるいは、カテゴリ入力ボックス1021では、テキスト入力によってカテゴリを指定することが可能であってもよい。
カテゴリ入力ボックス1021においていずれかのカテゴリが指定された場合、スポット名入力ボックス1022では指定されたカテゴリに対応するスポット名を表示するドロップダウンリストが提供されてもよい(この場合、カテゴリが指定されていない間は、すべてのスポット名を表示するドロップダウンリストが提供されてもよい)。また、カテゴリ入力ボックス1021においていずれかのカテゴリが指定された場合、マップ1010では指定されたカテゴリに対応するスポットアイコン1011が強調表示(例えば、それ以外のスポットアイコンが薄く表示されたり、非表示になったり)されてもよい。
スポット追加ボタン1023は、スポット名入力ボックス1022によって指定されたスポットを、ルートの出発地、目的地、または経由地として追加するためのボタンである。例えば、最初にスポット追加ボタン1023を押下して追加されたスポットが出発地として、その後ルート作成ボタン1024を押下する前の最後にスポット追加ボタン1023を押下して追加されたスポットが目的地として、それ以外のスポットが経由地として、自動的に認識されてもよい。あるいは、スポット追加ボタン1023が出発地、目的地、および経由地についてそれぞれ用意されるか、ラジオボタンなどによって出発地、目的地、および経由地のそれぞれの設定が切り替え可能であってもよい。
ルート作成ボタン1024は、スポット追加ボタン1023を用いて追加されたスポットを出発地、目的地、および経由地とするルートの自動的な作成を開始するためのボタンである。ユーザがルート作成ボタン1024を押下すると、クライアント100からサーバ200にルート作成のリクエストが送信され、サーバ200からレスポンスとして受信された情報に基づいて、後述するようなルートを表示する画面が表示される。
出発地表示1025、経由地表示1026、および目的地表示1027は、上記のスポット追加ボタン1023によって追加された、ルートの出発地、経由地、および目的地のスポット名を表示する。図示された例では、それぞれの表示に付随する「×」(x-mark)を選択することによって、追加されているスポットを削除することができる。また、図示された例では、出発地表示1025および目的地表示1027に、時刻の表示が付随している。これらの時刻は、それぞれ、出発地の出発予定時刻(つまりルートの開始時刻)と、目的地の到着予定時刻(つまりルートの終了時刻)とを示している。これらの時刻を設定する入力手段(図示せず)が別途提供されることによって、ユーザがルート全体の所要時間、およびプランが実行される時間帯を条件として指定することが可能になる。
図3は、本開示の第1の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの第2の例を示す図である。図3を参照すると、画面1100には、スポット情報1110と、移動経路情報1120とが表示される。スポット情報1110は、到着予定時刻1111、滞在時間目安1112、展開アイコン1113を含みうる。移動経路情報1120は、所要時間目安1121、ルート参照リンク1122、および画像参照アイコン1123を含みうる。画面1100も、例えば、クライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイに表示される。
スポット情報1110によって表示されるスポットは、上記の画面1000において選択された出発地、経由地、および目的地のスポットに加えて、ルート全体の所要時間などに応じて自動的に追加されたスポットを含みうる(図示された例において、経由地として選択されたスポットは、上記のルート決定部の処理における必須スポットとして扱われている)。移動ルート情報1120は、スポット情報1110によって表示されるスポットの間を移動するルートについての情報を表示する。なお、ルートの決定方法の詳細については後述する。
ここで、スポット情報1110に含まれる滞在時間目安1112は、他のユーザのログに基づいて算出される、ユーザがスポットに滞在する時間の平均値に基づいて表示される。また、移動ルート情報1120に含まれる所要時間目安1121は、他のユーザのログに基づいて算出される、同様の移動手段を用いたユーザの所要時間の平均値に基づいて表示される。これらの時間を、画面1000において指定された出発地の出発予定時刻から積算することによって、スポット情報1110に含まれる到着予定時刻1111を算出することができる。
展開アイコン1113は、各スポットについて、例えば関連する画像および/または説明や、他のユーザの投稿などの付加的な情報を表示させるためのアイコンである。ユーザは、例えば興味があったりよく知らなかったりするスポットについて、展開アイコン1113を選択することによってより詳細な情報を参照することができる。
ルートマップ参照リンク1122は、それぞれの移動ルートについて、ルートマップを表示させるためのリンクである。ユーザは、例えば道順がよくわからない移動ルートについて、ルートマップ参照リンク1122を選択することによってルートマップを表示させることができる。
画像参照アイコン1123は、それぞれの移動ルートについて、他のユーザによってルート上で撮影された写真がある場合に表示される。例えば観光スポットのある街などでは、移動ルート上にも見所があり、滞在するまでもないが写真が撮影されていることもある。ユーザは画像参照アイコン1123を選択することによって、スポット以外の見どころを示すそのような画像を参照することができる。
図4は、本開示の第1の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの第3の例を示す図である。図4を参照すると、画面1200には、マップ1210と、スポットアイコン1211と、ルート1212とが表示される。画面1200も、例えば、クライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイに表示される。
図示された画面1200では、上記の画面1000において入力された条件に基づいて自動的に生成されたルートが、マップ1210上に表示される。スポットアイコン1211は、画面1000においてマップ1010上に表示されたスポットアイコン1011と同様のアイコンでありうるが、生成されたルートに含まれるスポットに限定して表示されてもよい。他のスポットのアイコンは、表示されないか、スポットアイコン1211よりも目立たない(半透明などの)状態で表示されうる。ルート1212は、スポットアイコン1211によって表示されるスポットの間を移動するためのルートを表示する。
図5A〜図5Cは、本開示の第1の実施形態におけるルートの抽出ついて説明するための図である。
図5Aには、比較説明のために、行動ログに関する統計的な指標に依存せずに選択されたルート1212aが示されている。ある地点から別の地点までのルートを自動的に選択する場合、一般的には図5Aに示されるような最短ルートが選択される。しかしながら、例えばユーザが観光目的で行動しているような場合には、より短いルートよりも、例えば街並みに趣があったり、土産物屋や飲食店が並んでいたりして、より楽しく歩けるルートが求められていることが多い。そのような場合、図5Aに示されるような最短ルートの選択は、必ずしも妥当ではない。
図5Bには、他のユーザによってよく使われる移動ルートを示すヒートマップに基づいて選択されたルート1212bが示されている。図示された例のヒートマップは、行動ログによって示されるルート群に含まれるルートのそれぞれを通過したユーザの数を示す。より具体的には、例えば、このヒートマップは、複数のユーザの位置情報の時系列データをヒストグラムとして重ね合わせることによって生成される。図では印刷の都合上、均一な濃度のヒートマップが示されているが、実際には段階的に、または連続的に濃度が変化するヒートマップが生成されうる。ヒートマップにおいてより高い濃度で表示される部分は、より多くのユーザが通過した領域を示す。
例えば、ユーザが観光目的で行動する場合、同じく観光目的で過去に行動した他のユーザの行動ログに基づいて図5Bに示すようなヒートマップを生成し、より濃度が高い部分を通過するようにルート1212bを選択すれば、ユーザがより楽しく歩ける、つまりユーザの目的に応じたより適切なルートを選択できる可能性が高い。
図5Cには、他のユーザによって写真が撮影された場所を示すドットマップに基づいて選択されたルート1212cが示されている。図示された例のドットマップは、行動ログによって示されるルート群に含まれるルート上で発生したユーザのアクティビティ(写真の撮影)の量を示す。より具体的には、例えば、このドットマップは、各ユーザが写真を撮影した場所をマップ上にプロットすることによって生成される。多くのユーザが同じ位置で写真を撮影した場合、ドットが大きく表現されてもよい。ドットがより高い密度で配置されている領域、またはより大きなドットが配置されている領域は、より多くのユーザのアクティビティ(写真の撮影)が発生した領域を示す。
例えば、ユーザが観光目的で行動する場合、同じく観光目的で過去に行動した他のユーザの行動ログに基づいて図5Cに示すようなドットマップを生成し、ドットがより高い密度で配置されている領域、またはより大きなドットが配置されている領域を通過するようにルート1212cを選択すれば、写真の被写体が多くある、つまりユーザの目的に応じたより適切なルートを選択できる可能性が高い。なお、上記のように、ユーザのアクティビティは写真の撮影には限られず、ソーシャルメディアへの投稿などであってもよい。
図6は、本開示の第1の実施形態におけるルートの評価について説明するための図である。図6には、マップ1210によって示される領域において、スポットアイコン1211aによって示されるスポットからスポットアイコン1211bによって示されるスポットまで移動するためのルート候補1212d〜1212fが示されている。
上記で図5A〜図5Cを参照して説明したように、本実施形態では、例えば他のユーザの行動に基づく統計マップを参照することによって、単なる最短ルートではないルートが選択されうる。これによって、例えば、観光目的で行動するユーザに対して、より楽しく歩けるルートや、写真の被写体が多くあるルートを提案することができる。
しかしながら、観光目的であっても、移動のための時間は有限であるため、距離によるルートの評価も無視できない。そこで、本実施形態では、以下で説明するように、ルートの距離に基づくスコアと、行動ログの統計的な指標に基づくスコアとを重みづけして足し合わせたスコアに基づいて、ユーザに提案するルートを決定する。
例えば、本実施形態において、ルートを評価するスコアSは、以下の式によって算出されうる。
S=a*Sdist+(1−a)Sstat (0<a<1)
ここで、Sdistはルートの距離に基づくスコアであり、距離が短いルートほど高いスコアが与えられる。一方、Sstatは行動ログの統計的な指標に基づくスコアであり、例えばより多く他のユーザが通過したルートや、他のユーザのアクティビティがより多く発生したルートにより高いスコアが与えられうる。上記の式では、これらの2種類のスコア(SdistおよびSstat)を所定の割合aで合算することによって、ルートを評価するためのスコアSを算出している。
例えば、図6に示した例の場合、ルート候補1212dについてScore=0.3、ルート候補1212eについてScore=0.5、ルート候補1212fについてScore=0.8であれば、最もスコアの高いルート候補1212fが、最適なルートとしてユーザに提案されうる。
ここで、上記の通り、サーバ200のルート決定部206は、提案されるルートを利用するユーザの属性または目的に応じて、ルートを抽出するための指標を変更してもよい。例えば、上記の例において、ルート決定部206は、スコアSstatを算出するための行動ログの統計的な指標を、ユーザの属性または目的に応じて変更してもよい。より具体的には、提案対象のユーザが写真の撮影を好むことがユーザの属性情報などによって示される場合、ルート決定部206は、他のユーザによる写真の撮影の発生頻度に基づいてスコアSstatを算出してもよい。また、ユーザがソーシャルメディアへの投稿を好むことがユーザの属性情報などによって示される場合、ルート決定部206は、他のユーザによるソーシャルメディアへの投稿の発生頻度に基づいてスコアSstatを算出してもよい。
また、ルート決定部206は、ルートの距離に基づくスコアと、行動ログの統計的な指標に基づくスコアとの重みを、ユーザの属性または目的に応じて変更してもよい。例えば、上記のスコアSの算出式において、割合aの値を調節することによって、より多くのスポットを無駄なく訪れることを望むユーザのために最適なルートの評価(aの値が大きい)と、少ないスポットをじっくり訪れることを望むユーザのために最適なルートの評価(aの値が小さい)とを使い分けることが可能である。
また、上記のようなルートのスコアは、外部からの操作によって調整可能であってもよい。例えば、あるスポットで期間限定のイベントが開催されているような場合、そのスポットの近傍を通過するルートのスコアが上方修正されてもよい。また、人気のある観光地で、特定のルートにユーザが集中するのを避けたい場合、ユーザを分散させるように各ルートのスコアが調整されてもよい。
(2.第2の実施形態)
次に、本開示の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、ユーザに提供されるユーザインターフェースについて上記の第1の実施形態とは相違するが、その他の構成については第1の実施形態と同様であるため、重複した詳細な説明は省略する。
図7は、本開示の第2の実施形態においてプランニングアプリによって提供されるユーザインターフェースの例を示す図である。図7を参照すると、画面2000には、マップ2010と、選択地域2011と、非選択地域2012と、スポットアイコン2013,2014と、地域名入力ボックス2021と、時間入力ボックス2022と、スポット名入力ボックス2023と、スタートボタン2024とが表示される。画面2000も、上記の画面1000などの例と同様に、例えばクライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイに表示される。
マップ2010は、プランニングの対象になる複数の地域を表示する。この例では、プランニングの対象になる地域が予め用意された選択肢の中から選択される。現在選択されている地域は選択地域2011として、選択されていないその他の地域は非選択地域2012として、それぞれ表示されている。スポットアイコン2013,2014は、選択地域2011内でルートの出発地、目的地、または経由地として選択されているスポットを表示している。
地域名入力ボックス2021は、選択地域2011として表示されている地域に対応する名称を表示する。あるいは、地域名入力ボックス2021に入力された名称が、選択地域2011の表示に反映されてもよい。時間入力ボックス2022には、ルートの所要時間が入力される。図示された例では「終日」が入力されている。他にも「午前中」「午後」などのように、おおまかな時間の入力が可能であってもよい。また、上記で図2を参照して説明された例のように、開始時刻と終了時刻による指定が可能であってもよい。
スポット名入力ボックス2023には、ルートの出発地、目的地、または経由地になるスポットの名称が入力される。図示された例では、スポットの名称に加えて、到着時刻を指定することも可能である。例えば、昼食や夕食のレストランを予約しているような場合、経由地への到着時刻を指定することが可能であってもよい。なお、図示された例では、出発地および目的地(滞在しているホテル)は既に決まっているため、経由地(必ず寄りたいスポット)を入力するためにスポット名入力ボックス2023が表示されている。スタートボタン2024は、スポット名入力ボックス2023によって指定されたスポットを経由するルートの作成を開始するためのボタンである。
図8は、本開示の第2の実施形態において生成されたルートを表示するユーザインターフェースの例を示す図である。図8に示された画面2100は、例えばプランニングアプリによるルートの自動生成の結果として表示されてもよいし、ナビゲーションアプリによってナビゲーションが提供されるルートの初期表示として表示されてもよい。画面2100も、例えば、クライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイに表示される。
画面2100には、マップ2110と、スポットアイコン2111と、ルート2112と、ゾーン2113とが表示される。マップ2110は、ルートが生成された領域のマップである。スポットアイコン2111は、ルート2112の近傍のスポットを表示する。このように近傍のスポットが表示されることによって、予めルートに組み込まれたスポット以外にも寄り道をすることが可能になる。ルートの自動生成にあたっては、上記の第1の実施形態のようにユーザが指定した必須のスポット以外のスポットが自動的に選択されてもよいし、図示された例のように必須のスポット以外は任意に立ち寄れるように選択肢が表示されてもよい。
ゾーン2113は、ルート上の雰囲気を表現するために表示される。例えば、街並みに趣があったり、土産物屋や飲食店が並んでいたりするようなゾーンが、「そぞろ歩きゾーン」として表示されてもよい。このような表示によって、ユーザは、ルート上の街並みなどの雰囲気を予め知ることができる。
図9は、図8に示したユーザインターフェースにおいて付加的に表示される情報の例を示す図である。図9では、マップ2110に、同様の地域でスポットを訪れた他のユーザの行動ログから抽出された情報2121〜2123が表示される。情報は、例えば情報2121のように、別の季節にスポットを訪れたユーザからの情報であってもよいし、情報2122のように、少し前にスポットを訪れたユーザからの情報であってもよい。また、情報は、情報2123のように、同じ日にリアルタイムでスポットを訪れたユーザからの情報であってもよい。また、他のユーザのルート2112bが、ナビゲーションされているルート2112aとともに表示されてもよい。
このような情報に基づいて、ユーザは、リアルタイムでルートを変更してもよい。例えば、次に訪れるスポットが混雑していることを示す情報2123を参照したユーザは、そのスポットを訪れるのを後回しにして、他のスポットに向かってもよい。より具体的には、例えば、ユーザは、情報2123に付随するチェックボックス2124(その情報が気になっていることを意味する)をチェックする。ナビゲーションアプリ120は、この操作入力をサーバ200に送信する。サーバ200では、アクション取得部210が操作入力を受信し、ルート決定部206が経由地の順序が変更されるようにルートの決定を再実行する。同様に、ユーザが、この後のルートの近傍で期間限定のイベントが開催されていることを示す情報2122に付随するチェックボックス2124をチェックした場合、ルート決定部206は、イベントの開催場所を通過するようにルートの決定を再実行してもよい。
図10は、本開示の第2の実施形態においてログ表示機能によって提示されるユーザインターフェースの例を示す図である。図10を参照すると、画面2200には、ナビゲーションアプリ120のログ表示機能150によって表示されるユーザの行動ログが含まれる。画面2200も、例えば、クライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイに表示される。
画面2200では、1日のルートで訪れたスポットや、それぞれのスポットで撮影した写真、ソーシャルメディアへの投稿で入力したコメントなどがまとめて表示される。これによって、ユーザは、2日の行程を簡単に振り返ることができる。また、画面2200には、行程の途中で参照した他のユーザからの情報が表示されてもよい。このようなログを表示する画面が自動的に生成されることによって、ユーザは、例えば1日の行動を容易に振り返ることができる。また、生成されたログを他のユーザとの間で共有してもよい。
(3.他の実施形態)
図11は、本開示の他の実施形態に係るユーザインターフェースの例を示す図である。図11を参照すると、この実施形態では、画面2300〜2500が表示される。画面2300〜2500も、上記の画面1000,2000などの例と同様に、例えばクライアント100を実現する端末装置が備えるディスプレイ、または端末装置に外部接続されたディスプレイに表示される。
画面2300には、マップ2310と、スポットアイコン2311と、ルート2312と、カメラボタン2313と、現在地表示ボタン2314と、ログ表示ボタン2315とが表示される。画面2300では、例えば、自動生成されたルートに従った提供されるナビゲーションのためのマップが表示される。スポットアイコン2311およびルート2312は、例えば上記で図8を参照して説明した例と同様である。カメラボタン2313およびログ表示ボタン2315は、他の画面2400,2500への遷移のためのボタンである。現在地表示ボタン2314は、スクロールやズームイン/アウトによってマップ2310の表示範囲が変化した場合に、現在地を含む領域に表示範囲を戻すためのボタンである。
画面2400には、ライブビュー画像2401と、撮影ボタン2402と、次の目的地表示2403と、マップ表示ボタン2413と、ログ表示ボタン2415とが表示される。画面2400は、例えば、ナビゲーションの利用中に写真を撮影する場合に表示される。画面2400で撮影された写真は、本実施形態に係るサービスにおけるユーザのログに組み込まれる。次の目的地表示2403によって、写真の撮影中であってもナビゲーションの情報を参照することができる。マップ表示ボタン2413およびログ表示ボタン2415は、他の画面2300,2500への遷移のためのボタンである。
画面2500には、タイトル2501と、ログ2503と、マップ表示ボタン2513と、カメラボタン2515と、更新ボタン2517とが表示される。画面2500は、上記で図10を参照して説明した例と同様のログ表示画面が提供される。マップ表示ボタン2513およびカメラボタン2515は、他の画面2300,2400への遷移のためのボタンである。更新ボタン2517は、ログをリアルタイムで更新するためのボタンである。更新ボタン2517が押下された場合、ナビゲーションアプリ120はサーバ200にログの更新をリクエストし、ログ編集部230によって更新されたログがサーバ200によって提供される。
図12は、本開示のさらに他の実施形態に係るユーザインターフェースの例を示す図である。図12に示された画面2600は、例えば、クライアント100を実現するウェアラブルデバイスが備えるディスプレイを利用して、実空間の像に重畳して表示されうる。
画面2600には、透過的に表示される実空間の像2601と、ナビゲーション2603と、情報アイコン2605とが表示される。ナビゲーション2603は、例えば、ルート上にある次のスポット、およびそこまでの所要時間見込みの情報を含む。情報アイコン2605を選択すると、アイコン2607が展開される。アイコン2607のそれぞれを選択すると、情報ウインドウ2609が表示される。情報アイコン2605、アイコン2607、および情報ウインドウ2609によって表示されるのは、例えば、ルート内の、または近傍のスポット情報(場所、所要時間、開店時間、入場料など)や、ルートに関連する他のユーザの写真や投稿などでありうる。表示される情報は、例えば外部のPOIサービスなどを利用して得られる情報や、上記で図9を参照して説明した例のように、同様の地域でスポットを訪れた他のユーザの行動ログから抽出された情報を含みうる。図9の例と同様に、ユーザが表示された情報に対して(例えばその情報が気になっていることを意味する)何らかのアクションを実行した場合、当該アクションに基づいて、サーバ200のルート決定部206によってルートの決定が再実行されてもよい。
以上で説明したような本開示のいくつかの実施形態によって、例えば、ユーザが、必ずしも最短経路を経由して目的地に到着することを望んでいないような場合、より具体的にはユーザが観光目的などで移動しているような場合であっても、ユーザの行動を支援するためにより有効なナビゲーション情報を生成することが可能になる。なお、本開示の実施形態に係るナビゲーションが有効であるのは必ずしもユーザが観光目的で移動するような場合には限られない。例えば、現地でより多くの他のユーザによって通過されたルートが最適なルートとして抽出された場合、交通規制情報や渋滞情報には反映されない現地特有の交通事情による遅延が回避されることによって、結果としてユーザが最短の所要時間で目的地に到着できる可能性もある。また、明細書中における観光は、ユーザがある地域に何らかの目的をもって滞在する行動の1つの例であり、例えば視察、調査、または見学などに置き換えられてもよい。
(4.ハードウェア構成)
次に、図13を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図13は、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図示された情報処理装置900は、例えば、上記の実施形態におけるサーバまたはクライアントを実現しうる。
情報処理装置900は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。また、情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理装置900は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理装置900は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚や聴覚、触覚などの感覚を用いて通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカまたはヘッドフォンなどの音声出力装置、もしくはバイブレータなどでありうる。出力装置917は、情報処理装置900の処理により得られた結果を、テキストもしくは画像などの映像、音声もしくは音響などの音声、またはバイブレーションなどとして出力する。
ストレージ装置919は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。ストレージ装置919は、例えばCPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理装置900に接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどでありうる。また、接続ポート923は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置900と外部接続機器929との間で各種のデータが交換されうる。
通信装置925は、例えば、通信ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどでありうる。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続される通信ネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などを含みうる。
撮像装置933は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子、および撮像素子への被写体像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、照度センサ、温度センサ、気圧センサ、または音センサ(マイクロフォン)などの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理装置900の筐体の姿勢など、情報処理装置900自体の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音など、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPS受信機を含んでもよい。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更されうる。
(5.補足)
本開示の実施形態は、例えば、上記で説明したような情報処理装置、システム、情報処理装置またはシステムで実行される情報処理方法、情報処理装置を機能させるためのプログラム、およびプログラムが記録された一時的でない有形の媒体を含みうる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する行動ログ取得部と、
前記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、前記ルート群から最適なルートを抽出するルート抽出部と、
前記最適なルートを示す情報を提供する情報提供部と
を備える情報処理装置。
(2)前記統計的な指標は、前記ルート群に含まれるルートのそれぞれを通過したユーザの数を含み、
前記ルート抽出部は、より多くのユーザによって通過されたルートを前記最適なルートとして抽出する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記統計的な指標は、前記ルート群に含まれるルート上で発生した前記複数のユーザのアクティビティの量を含み、
前記ルート抽出部は、より多くの前記アクティビティが発生したルートを前記最適なルートとして抽出する、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記アクティビティは、写真の撮影、またはソーシャルメディアへの投稿を含む、前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記ルート抽出部は、前記最適なルートの候補を、前記統計的な指標に基づくスコアと各候補のルートの距離に基づくスコアとを重みづけして足し合わせたスコアに基づいて評価することによって前記最適なルートを抽出する、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(6)前記ルート抽出部は、前記最適なルートを利用するユーザの属性または目的に応じて、前記最適なルートを抽出するための指標を変更する、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)前記ルート抽出部は、前記ルート群に含まれるルートのいずれか1つを前記最適なルートとして抽出する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)前記ルート抽出部は、前記ルート群に含まれるルートの少なくとも一部の断片をつなぎ合わせることによって前記最適なルートを抽出する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)前記情報提供部は、前記ルート群に含まれるルート上で発生した前記複数のユーザのアクティビティを示す情報をさらに提供する、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(10)前記アクティビティを示す情報に対する、前記情報を提供されたユーザのアクションを取得するアクション取得部をさらに備え、
前記ルート抽出部は、前記アクションに基づいて前記最適なルートを再抽出する、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)前記アクションは、前記ルートの目的地または経由地の変更または追加を示す、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得することと、
プロセッサが、前記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、前記ルート群から最適なルートを抽出することと、
前記最適なルートを示す情報を提供することと
を含む情報処理方法。
(13)複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する機能と、
前記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、前記ルート群から最適なルートを抽出する機能と、
前記最適なルートを示す情報を提供する機能と
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
10 システム
100 クライアント
110 プランニングアプリ
120 ナビゲーションアプリ
130 コンテキストセンサ
140 マップ表示機能
150 ログ表示機能
200 サーバ
202 行動ログ取得部
204 行程分割部
206 ルート決定部
208 情報提供部
210 アクション取得部
220 DB
230 ログ編集部

Claims (13)

  1. 複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する行動ログ取得部と、
    前記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、前記ルート群から最適なルートを抽出するルート抽出部と、
    前記最適なルートを示す情報を提供する情報提供部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記統計的な指標は、前記ルート群に含まれるルートのそれぞれを通過したユーザの数を含み、
    前記ルート抽出部は、より多くのユーザによって通過されたルートを前記最適なルートとして抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記統計的な指標は、前記ルート群に含まれるルート上で発生した前記複数のユーザのアクティビティの量を含み、
    前記ルート抽出部は、より多くの前記アクティビティが発生したルートを前記最適なルートとして抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記アクティビティは、写真の撮影、またはソーシャルメディアへの投稿を含む、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ルート抽出部は、前記最適なルートの候補を、前記統計的な指標に基づくスコアと各候補のルートの距離に基づくスコアとを重みづけして足し合わせたスコアに基づいて評価することによって前記最適なルートを抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記ルート抽出部は、前記最適なルートを利用するユーザの属性または目的に応じて、前記最適なルートを抽出するための指標を変更する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記ルート抽出部は、前記ルート群に含まれるルートのいずれか1つを前記最適なルートとして抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記ルート抽出部は、前記ルート群に含まれるルートの少なくとも一部の断片をつなぎ合わせることによって前記最適なルートを抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報提供部は、前記ルート群に含まれるルート上で発生した前記複数のユーザのアクティビティを示す情報をさらに提供する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記アクティビティを示す情報に対する、前記情報を提供されたユーザのアクションを取得するアクション取得部をさらに備え、
    前記ルート抽出部は、前記アクションに基づいて前記最適なルートを再抽出する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記アクションは、前記ルートの目的地または経由地の変更または追加を示す、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得することと、
    プロセッサが、前記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、前記ルート群から最適なルートを抽出することと、
    前記最適なルートを示す情報を提供することと
    を含む情報処理方法。
  13. 複数のユーザがそれぞれ通過したルートを含むルート群を示す行動ログを取得する機能と、
    前記行動ログに関する統計的な指標に基づいて、前記ルート群から最適なルートを抽出する機能と、
    前記最適なルートを示す情報を提供する機能と
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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