JPWO2015173845A1 - 意匠性発光装置 - Google Patents

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Abstract

意匠性発光装置1,51は、発光表面2aが文字、図形、または模様を表す形状若しくはこれらの逆形状に形成されて光を拡散する光拡散意匠部2,52と、筐体4を有している。前記光拡散意匠部2,52は、発光表面2aより裏面2cの面積が小さくなるように側面に傾斜面2b若しくは湾曲面2hを備えている。前記意匠性発光装置1,51は、さらに、前記光拡散意匠部2,52を前記筐体4に対して厚み方向へ移動可能に支持するネジ3,28および弾性部20を有している。

Description

この発明は、例えば店名やロゴの照明サインや照明広告等に利用されるような意匠性発光装置に関する。
従来、店名やロゴを明るく表示する照明サインや照明広告と呼ばれるような意匠性発光装置が提供されている。このような意匠性発光装置は、光源の光を前面パネルで拡散して拡散光を放出し、店名やロゴ等の意匠を明るく表示するものである。この意匠性発光装置は、視認性が高く美しいことから、ブランドの店舗の正面や入口でブランド名を表示するなど、様々な場所で利用されている。
このような意匠性発光装置は、従来のネオンサインから始まって、近年のLEDを用いたLEDサインまで変化してきており、様々な意匠性が求められている。
このような意匠性発光装置は、特許文献1の図4に示されるように、文字形状等に形成された拡散板等(表示部21)が筐体の正面に置かれ、この拡散板の縁を正面側から一定幅で押さえるカバー筐体(前枠部23)がかぶせられるのが一般的である。この形状には、拡散板の縁部分に必ず金属等(前枠部23)による不透光部分が発生するという特徴がある。
ここで、このカバー筐体を無くして拡散板の発光表面に縁部分がかからないようにすれば、縁が無いか縁が少ない美しい意匠性発光装置となる。また、この意匠性発光装置を左右逆等の逆形状に形成して表裏反転して設置し、背面側(設置面側)に拡散板、正面側(視認面側)に筐体が位置するようにすれば、設置面に向かって拡散板から光が照射されて筐体の周囲が発光して見える美しい意匠性発光装置となる。
ここで、意匠性発光装置は、筐体が金属製素材で形成され、拡散板は樹脂素材で形成される。金属製素材は太陽光と光源の熱や気温変化による伸縮が殆ど無いが、樹脂素材は太陽光と光源の熱や気温変化によって伸縮が生じる。このため、拡散板の側辺と筐体側部内面とを当接させて意匠性発光装置を製造すると、熱による拡散板の伸縮によって筐体の変形、あるいは筐体や拡散板の破損という問題が生じる。このため、拡散板の側辺と筐体側部内面との間には、隙間を空けておく必要がある。
このように隙間が大きくなると、埃や塵が筐体内部に入りやすくなるという問題があった。
また、正面側(視認面側)に拡散板を配置してカバー筐体を無くした場合、この隙間が利用者に見えてしまうために、美観が損なわれる上に、隙間から光源の直接光が漏えいして正面からの発光の均一性も損なわれるという問題があった。
特開2007−72053号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、拡散板の伸縮による変形や破損の問題を生じず、かつ、拡散板の側辺と筐体側部内面との隙間を無くすか従来の製造上必要なクリアランスよりも小さくできる意匠性発光装置を提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、発光表面が文字、図形、または模様を表す形状若しくはこれらの逆形状に形成されて光を拡散する光拡散意匠部と、前記光拡散意匠部に前記発光表面の裏側から光を照射する光源と、前記光拡散意匠部と前記光源を支持する筐体とを備え、前記光拡散意匠部は、前記発光表面より裏面の面積が小さくなるように側面に傾斜部若しくは湾曲部を備え、前記光拡散意匠部を前記筐体に対して厚み方向へ移動可能に支持する支持部を設けた意匠性発光装置であることを特徴とする。
この発明により、拡散板の伸縮による変形や破損の問題を生じず、かつ、拡散板の側辺と筐体側部内面との隙間を無くすか従来の製造上必要なクリアランスよりも小さくできる意匠性発光装置を提供することができる。
意匠性発光装置の正面と内部の説明図。 意匠性発光装置の縦断面による説明図。 光拡散意匠部の側辺と弾性部の説明図。 熱による進退動作の説明図。 実施例2の意匠性発光装置の縦断面による説明図。 傾斜面周辺のバリエーションの説明図。
本発明者は、箱文字(若しくはチャンネル文字)と呼ばれる立体文字形状の意匠性発光装置について、カバー筐体を無くして意匠性に優れたものを提供しようと、鋭意研究を重ねた。最初、発明者は、筐体の内側に嵌め込む拡散板の側辺と筐体側部内面との隙間(クリアランス)が、可能な限り小さくなるように製造した。そして、発明者は、隙間が小さすぎると、拡散板を筐体内にしっかり嵌め込めない問題を発見した。箱文字は、「I」のような簡単な形状だけでなく、「&」や漢字のように複雑な形状もある。複雑な形状になるほど、拡散板を筐体内に嵌め込むことは難しい。従って、拡散板の側辺と筐体の側部内面との隙間を小さくすることは、製造面で限界があった。
出願人は、拡散板を筐体内に嵌め込める程度に筐体内面より小さく製造した。この状態で、従来のように筐体側面に拡散板を固定すると、熱による拡散板の膨張で筐体および拡散板に押圧力がかかる。この押圧力により、製品には、筐体または拡散板の破損が生じる問題があった。
そこで、出願人は、拡散板の裏面側を筐体側部ではなく筐体奥部に固定する方法を考えた。従来のように拡散板を筐体側部に固定すると、拡散板が少しでも膨張すると筐体側部をダイレクトに押圧する。しかし、筐体奥部に拡散板を固定する方法であれば、製造のために設けた隙間で拡散板が伸縮でき、拡散板が少々膨張しても筐体を押圧しない。このようにすることで、ある程度の美観と熱膨張への適応性を得ることができた。
しかし、拡散板の側辺と筐体の側部内面との間に隙間があるために、この隙間から光源の直接光が漏れ出る問題は生じる。そして、この隙間を全て均一に保つことは難しい。このため、この製品には、隙間から漏れ出る直接光が多い部位と少ない部位が生じ、意匠性発光装置の美観が損なわれる問題があった。
また、拡散板の側辺と筐体の側部内面との間の隙間をなるべく小さくしているために、夏場の日中に直射日光を受ける等の高熱によって拡散板が大きく膨張すると、筐体の変形、あるいは筐体や拡散板の破損が生じ得るという問題が残っていた。
そこで、本発明者は、さらに鋭意研究し、拡散板の面方向の伸縮を、拡散板の厚み方向への移動で吸収することを考えた。そして、拡散板の発光表面の面積に対して拡散板の裏面の面積が小さくなるように、拡散板の側辺に傾斜を設け、拡散板を筐体に対して出し入れ可能で筐体奥部へ向かって引きつける弾性部に取り付けた。こうすることで、拡散板が熱によって膨張すると、側辺の傾斜によって拡散板が筐体から出る方向へ移動し、拡散板が収縮すると、弾性部によって拡散板が筐体内部へ入る方向へ移動する構造を実現した。これにより、拡散板の側辺と筐体側部の内面が常に接触しているか近接している状態を維持でき、かつ、拡散板の伸縮を吸収することを実現した。
なお、この明細書において、「表面」および「発光表面」の用語は、拡散板から外部へ光を照射する発光面側の面を意味し、「裏面」の用語は、この「表面」および「発光表面」と反対側の面を意味する。
また、この明細書において、「正面」の用語は、人に見られる視認面側の面を意味し、「背面」の用語は、壁等のある設置面側の面を意味する。
従って、人に見られる視認面側に拡散板がある意匠性発光装置であれば、「表面」および「発光表面」の用語と「正面」の用語が指す面が一致し、「裏面」の用語と「背面」の用語が指す面が一致する。逆に、壁等のある設置面側に拡散板がある意匠性発光装置であれば、「表面」および「発光表面」の用語と「背面」の用語が指す面が一致し、「裏面」の用語と「正面」の用語が指す面が一致する。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
この発明の意匠性発光装置は、様々な文字、図形、模様について適用できるが、実施例1では、一例としてセリフフォントの一種であるローマン体の文字「D」を例にとって説明する。
図1(A)は、意匠性発光装置1の正面図であり、図1(B)は、意匠性発光装置1の内部を示す正面図である。
図1(A),(B)に示すように、意匠性発光装置1は、光拡散意匠部2と、光遮断部材となる筐体4と、筐体4の内部に収容される光源9とで主に構成されている。
光拡散意匠部2は、ストロークによって描かれた文字、図形、又は模様の形状に切り取られた板状に形成されており、この実施例1では「D」形状に形成されている。なお、ストローク(英語:stroke)とは、文字を構成する一画一画、図形または模様を構成する線など、文字、図形、または模様を構成する幅を有する線を指す。
図1(B)に示すように、筐体4は、奥部6が光拡散意匠部2(図1(A)参照)の発光表面2aとほぼ同じ形状をした板状であり、この奥部6の側端辺から発光表面2a側に向かって直角に起立する深さ一定で厚み一定の側部5が設けられている。従って、筐体4は、光拡散意匠部2と同じ形状の開口4aを表面に有し、側部5と奥部6によって表面以外が覆われる容器状に形成されている。筐体4の側部5は、ストロークの縁となる。
筐体4の奥部6の内面には、反射面6aが全面に設けられている。この反射面6aは、光沢のある白色塗装(白色印刷を含む)により形成されている。この白色塗装は、光を反射する反射面として機能する。
筐体4は、太陽光または/および光源9からの熱、あるいは周囲の気温といった温度の変化による膨張または収縮をしないか、この膨張または収縮の量が光拡散意匠部2よりも少なく、かつ、不透光の素材により形成されている。詳述すると、筐体4は、好ましくは金属素材によって形成され、より好ましくはステンレス素材によって形成されている。
反射面6aの表面側には、複数の光源9が設けられている。図示する光源9は、LEDであるが、これに限らずネオン管、発光部を有するフレキシブル基板、または発光部の光を導光する導光板等、適宜の光源を利用することができる。
図2は、図1(A)におけるA−A切断端面を示す断面図である。
図2に示すように、筐体4の奥部6は、奥部6の内側に設けられた弾性部20が裏面側からネジ28(固定具)によって固定されている。弾性部20の表面側には別のネジ3(固定具)が内から外へ挿入されており、このネジ3の先端が光拡散意匠部2の裏面に設けられた固定用凸部2kに挿入されてねじ止めにより固定されている。ネジ3,28は、めっき等によって防錆加工がなされているかステンレス等のさびにくい素材のものとすることが好ましい。
この固定用凸部2k、ネジ3、弾性部20、及びネジ28は、筐体4内における側部5の近傍位置に配置されている。特に、この固定用凸部2k、ネジ3、弾性部20、及びネジ28は、左右両方の側部5の近傍にそれぞれ対称に設けられることが好ましい。これにより、光拡散意匠部2をバランス良く奥部6へ向かって引きつけることを実現している。
なお、図示では固定用凸部2k、ネジ3、弾性部20、及びネジ28を左右対称(ストロークの幅方向に対称)に配置したが、箱文字としての筐体4の形状に応じて光拡散意匠部2をバランス良く奥部6へ向かって引きつけることができる適宜の位置に配置することができる。
筐体4の奥部6の内面には、照明部8が固定されている。この照明部8には、光源9と、該光源による発光を制御する制御チップ8bと、制御チップ8bおよび光源9に電力を供給する電力線8aとが備えられている。これにより、図示省略する電源から電力線8aを通じて電力供給を受け、制御チップ8bの制御によって光源9を適切に点灯させることができる。この制御チップ8bおよび光源9は、防水加工がなされたものを用いることが好ましい。
筐体4の側部5の内面は、反射面5aが設けられている。この反射面5aは、光沢のある白色塗装によって形成されている。また、反射面5aと反射面6aによって囲まれる空間は、光反射空間10として機能する。なお、反射面5aと反射面6aは、白色に限らず適宜の色とすることができる。また、反射面5aと反射面6aは、塗装に限らず印刷とする、あるいは反射フィルムで構成するなど、適宜の構成とすることができる。
光源9から発せられた光は、側部内面の反射面5aと奥部内面の反射面6aとにより、光反射空間10内で様々な方向に反射される。これにより、光拡散意匠部2には、光源9からの直接光と、反射面5aや反射面6aによる反射光が裏面から入射する。つまり、光拡散意匠部2には、様々な方向からの面光が入射する。
光拡散意匠部2は、透過する光を拡散する拡散板により形成されており、より詳しくは乳白色で半透明のアクリル板により形成されている。この光拡散意匠部2は、太陽光または/および光源9からの熱、あるいは周囲の気温といった温度の変化によって膨張または収縮をするものであり、その膨張または収縮の量が筐体4よりも大きいものである。
光拡散意匠部2の厚みは、看者が正面から見て少なくとも光源9の形状を認識できない程度以上に光を拡散できる厚みに構成されている。この構成により、光拡散意匠部2は、入射した光を拡散して透過する。従って、光源9が発光した状態のとき、光拡散意匠部2は、白く光って視認される。この光拡散意匠部2を透過した光は、面光となる。
なお、この実施例では拡散板のみの単一層として光拡散意匠部2を構成しているが、これに限らず、透明のアクリル板等で構成された透過板を拡散板に重ねて光拡散意匠部2とする、あるいはさらにフィルムを重ねて光拡散意匠部2とすることで多層構造とするなど、光を透過しかつ拡散する適宜の構成とすることができる。なお、拡散板および透過板は、アクリル板に限らず、ガラス板やプラスチック板等、透過する光を拡散する適宜の素材の板状部材により形成することができる。
図3(A)は、光拡散意匠部2の側辺近傍を示す拡大縦断面図であり、図3(B)は、弾性部20の構造を示す縦断面図である。
図3(A)に示すように、光拡散意匠部2の側辺には、傾斜面2b(傾斜部)が形成されている。この傾斜面2bは、光拡散意匠部2の発光表面(図3(A)の上面)から裏面(図3(A)の下面)に向かって側辺が内側へ落ち込むように傾斜配置されている。従って、図2に示すように発光表面2aは裏面2cよりも面積が広い。また、光拡散意匠部2は、発光表面2aが開口4aより表面側に突出した位置で、かつ、裏面2cが開口4aより奥側に後退した位置となるように配置されている。この配置により、拡散意匠部2の傾斜面2bは、筐体4の開口4aに当接する。
この傾斜面2bは、光拡散意匠部2の周方向全体に同一角度で連続して設けられている。従って、筐体4の開口4aの内周のサイズは、光拡散意匠部2の裏面2cより大きく、かつ、発光表面2aより小さく形成されている。
熱膨張していない状態の光拡散意匠部2は、傾斜面2bのうち発光表面2a近傍の位置が側部5の発光表面側端の内側角に当接する。傾斜面2bが側部5の内面となす角度である傾斜角θは、光拡散意匠部2が筐体4に安定して当接でき、かつ、光拡散意匠部2の膨張や収縮によって光拡散意匠部2が突出や後退をある程度スムーズに行う角度とすることが好ましい。この傾斜角θは、例えば45°以下とすることができ、30°以下が好ましく、15°以下がより好ましく、10°以下がさらに好ましい。また、傾斜角θは、傾斜を有する必要があり、1°以上が好ましく、3°以上がより好ましく、5°以上がさらに好ましい。具体的には、8°や10°等の適宜の角度とすることができる。
図3(B)に示すように、弾性部20は、ボックス状の弾性部筐体21の表面側に孔21aが設けられ、この孔21aに内側から外側へ向けてネジ3が挿入されている。ネジ3の中央部分にはネジ山の無いシャフト部3aが設けられている。孔21aの大きさは、シャフト部3aの直径よりも少し大きく形成されている。このため、シャフト部3aは、孔21aから自由に突出および後退するスライド移動ができる。
弾性部筐体21の表面部の内面には、孔21aよりも半径大のつるまきバネ22の一端が当接している。つるまきバネ22は、ステンレス等のさびにくい素材によって、光拡散意匠部2の熱膨張や収縮によって光拡散意匠部2が突出および後退する距離よりも長く形成されている。光拡散意匠部2が最も収縮して筐体4裏面側へ最も後退した状態でも、弾性力を有してまだ大きく伸びることができる配置とされている。また、光拡散意匠部2が最も膨張して筐体4の表面側へ最も突出した状態でも、弾性力を有してまだ小さく縮むことができる配置とされている。
弾性部筐体21の内部には、表裏方向へ移動可能なスライド板23が設けられている。スライド板23の表面側には、つるまきバネ22の他端が当接している。スライド板23の孔23aには、裏面側から表面へ向かってネジ3が挿入されねじ止めされている。
弾性部筐体21の奥部は、筐体4(図2参照)の奥部6の内面に当接し、奥部6の外側からネジ28によってねじ止めされている。
これにより、弾性部筐体21が奥部6に固定され、この弾性部筐体21の表面からネジ3が突出および後退する。つるまきバネ22は、一端が弾性部筐体21の表面部の内面に当接し、他端がスライド板23の表面に当接しているため、スライド板23にねじ止めされたネジ28を裏面方向(図3(B)の図示下方向)へ押圧する。従って、ネジ3の先端がねじ止めされている光拡散意匠部2が発光表面2a側へ押し出されると、これを裏面側へ引き戻すようにつるまきバネ22が機能する。
以上の構成を有する意匠性発光装置1は、図4の動作説明図に示すように、熱膨張の程度に応じて光拡散意匠部2が表面側へ突出することができる。
図4(A)に示す状態で光拡散意匠部2が熱膨張すると、側辺に設けられた傾斜面2bが筐体4の側部5の発光表面側端を押圧する。すると、この押圧力と傾斜面2bの傾斜により、図4(B)に示すように光拡散意匠部2が全体として表面へ突出するように移動する。光拡散意匠部2がさらに熱膨張すると、図4(C)に示すように光拡散意匠部2が全体として表面へさらに突出するように移動する。気温の低下等によって光拡散意匠部2が収縮した場合、弾性部20により光拡散意匠部2が常時裏面側へ引きつけられていることにより光拡散意匠部2が裏面へ後退するように移動し、図4(C)の状態から図4(B)の状態、さらに図4(A)の状態へと変化する。このように突出および後退しても、筐体4の開口4aと光拡散意匠部2の傾斜面2bとが当接している接点を周方向に連続させた当接線の形状は常に一定に保たれ、光拡散意匠部2と筐体4が隙間なく当接し続けることができる。
以上の構成により、意匠性発光装置1は、光拡散意匠部2の側辺である傾斜面2bと筐体4の側部5の内面との隙間を、無くすか従来の製造上必要なクリアランスよりも小さくできる。
また、意匠性発光装置1は、筐体4が熱膨張せずに光拡散意匠部2が熱膨張し、あるいはその逆で筐体4が収縮せずに光拡散意匠部2が収縮しても、筐体4と光拡散意匠部2が変形して元に戻らなくなることと破損することを防止できる。
また、意匠性発光装置1は、筐体4が熱膨張せずに光拡散意匠部2が熱膨張し、あるいはその逆で筐体4が収縮せずに光拡散意匠部2が収縮しても、筐体4と光拡散意匠部2との間に隙間(クリアランス)が生じることを防止でき、埃や塵の内部への混入を防止できるとともに、光源9(図2参照)からの直接光(光拡散意匠部2によって拡散されていない光を指し、反射光も含む)が外部へ漏れ出ることを防止できる。
また、意匠性発光装置1は、筐体4と光拡散意匠部2との間の隙間を防止する構造により、屋外設置した場合に降雨があっても内部に大量の雨水が入ることを防止できる。また、ネジ3,28とつるまきバネ22をさびにくい素材とし、光源9と制御チップ8bを防水加工しているため、意匠性発光装置1は、雨水等によって故障することなく屋外で長期間使用することができる。
図5は、実施例2の意匠性発光装置51の断面図を示す。この断面図は、図1(A)におけるA−A切断端面を示している。
意匠性発光装置51は、実施例1の意匠性発光装置1において拡散板で形成した光拡散意匠部2の代わりに、特殊発光樹脂を用いたルミレター(登録商標)と呼ばれる光拡散意匠部52を備えている。特殊発光樹脂は、乳化剤または拡散剤が入ったアクリルであり、光を拡散する拡散部材として機能する。
光拡散意匠部52は、発光表面52aが裏面52cよりも面積が広く、側辺に傾斜面52bが設けられている。この光拡散意匠部52は、筐体4内部の多くを埋める大きさに形成され、図示する例では筐体4の深さ(図5の上下方向の長さ)の4分の3程度の厚みに形成されている。これにより、光拡散意匠部52は、光源59からの光を受けて発光表面52a、傾斜面52b(側面)、および裏面52cの全面が略均一に発光する。
光拡散意匠部52の裏面52cには、筐体4の2つの側部5の各近傍位置で、2つのネジ3Aの先端がそれぞれ挿入された状態でねじ止めにより固定されている。また、光拡散意匠部52の裏面52cには、中央付近に照明部58が固定されている。この照明部58には、光源59と、該光源59に電力を供給する電力線58aが設けられている。
電力線58aは、筐体4の奥部6から外部に導出され、図示省略する外部の電源から光源9へ電力を供給する。電力線58aは、奥部6より内側でたるみ部分58bを設けている。このたるみ部分58bにより、光拡散意匠部52が突出方向や後退方向へ移動することを電力線58aが妨げないようにしている。
光源59は、制御部を有するLEDにより構成されている。なお、図示では光源59をストロークの幅方向(図5における左右方向)中央に1つ設けたが、ストロークの幅方向に分散して2つ設けるなど、適宜の個数を設けると良い。
ネジ3Aは、実施例1のネジ3に比べて、光拡散意匠部52が実施例1の光拡散意匠部2より厚くなった分だけ短く形成されている。
その他の構成は、実施例1と同一であるため、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の構成により、実施例2の意匠性発光装置51は、実施例1と同一の効果を奏することができる。
図6は、実施例1に説明した光拡散意匠部2の傾斜面2b付近の加工のバリエーションを断面図により説明する説明図である。
図6(A)は、傾斜面2bの発光表面2a側に側部5と平行な鉛直面2dを設けた光拡散意匠部2Aの拡大縦断面図を示している。
図6(B)は、傾斜面2bの発光表面2aと鉛直面2dの角を面取りして面取り部2eを設け、傾斜面2bの裏面2c側に側部5と平行な鉛直面2fを設けた光拡散意匠部2Bの拡大縦断面図を示している。
図6(C)は、傾斜面2bの発光表面2a側にストロークの幅方向(図6の左右方向)に突出して側部5を覆う突出部2gを設けた光拡散意匠部2Cの拡大縦断面図を示している。
図6(D)は、傾斜面2bの代わりに湾曲面2h(湾曲部)を設けた光拡散意匠部2Dの拡大縦断面図を示している。この湾曲面2hは、光拡散意匠部2Dの内部へ向かって凸となる湾曲であり、光拡散意匠部2Dの周方向全体に同一角度で連続して設けられている。
図6(E)は、湾曲面2hの発光表面2a側に側部5と平行な鉛直面2dを設けた光拡散意匠部2Eの拡大縦断面図を示している。
図6(F)は、湾曲面2hの発光表面2a側にストロークの幅方向(図6の左右方向)に突出して側部5を覆う突出部2gを設け、この突出部2gの発光表面2aと鉛直面2dとの角を湾曲させた湾曲角部2iを設けた光拡散意匠部2Fの拡大縦断面図を示している。
これら図6(A)〜図6(F)に示すように、光拡散意匠部2(2A〜2F)の側辺(2a〜2i)は、傾斜面2bまたは湾曲面2hさえ有していれば、様々な加工を施すことができる。これらの形状であっても、傾斜面2bまたは湾曲面2hをストロークの幅方向に対称(図6に示す左右対称)に形成(つまり、表裏方向の高さが同じで傾斜または湾曲がストロークの幅方向に逆)している限り、実施例1と同一の作用効果を奏することができる。
なお、実施例2の意匠性発光装置51の傾斜面52b付近を図6(A)〜図6(F)に示すように加工してもよい。この場合、実施例2と同一の作用効果を奏することができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、弾性部として用いたつるまきバネ22は、これに限らず板バネ等の他のバネとする、あるいはゴムまたは樹脂とするなど、適宜の弾性体により形成できる。
また、弾性部20は、上述した構成に限らず、光拡散意匠部2を筐体4の奥部6へ向かって引きつける適宜の構造とすることができる。その際、実施例1に示したシャフト部3aと孔21aのように光拡散意匠部2が発光表面2a側へ突出および裏面2c側へ後退するスライド移動をガイドする適宜のスライドガイド部を設けてもよく、また設けなくても良い。スライドガイド部を設けた場合には、スライド移動をスムーズに行うことができ、スライドガイド部を設けなかった場合には、製造コストの削減を行うことができる。
また、ネジ3(若しくはネジ3A)と弾性部20とネジ28によって構成される支持部は、上述した実施例の構造に限らず、光拡散意匠部2が筐体4に対して発光表面2a側へ突出および裏面2c側へ後退でき、かつ、光拡散意匠部2を筐体4の奥部6へ向かって引きつける機能を実現する適宜の構造とすることができる。
また、正面に配置していた光拡散意匠部(2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52)を表裏反転して背面に配置し、変わりに筐体4を表裏反転して正面に配置してもよい。この場合、ネジ28により光拡散意匠部(2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52)を固定し、筐体4の奥部6をネジ28では固定せずネジ28用の孔も備えない構成として奥部6の外側面を意匠面として綺麗に仕上げると良い。そして、電力線8a,58aも、光拡散意匠部(2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52)の幅方向中央に孔を形成してこの孔から外部へ導出すればよい。また、この場合、筐体4と光拡散意匠部(2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52)を左右が逆になる逆形状に形成して、筐体4の奥部6を外側から視認すると正しい文字等を視認できるように構成する。これにより、筐体4の奥部6が文字等の意匠を表し、この光拡散意匠部(2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52)から壁等に向かって照射される光が筐体4の周辺を照らして縁が光る文字等の美観を得ることができる。このように構成した場合も、上述した各実施例と同じ効果を得ることができる。
なお、このように表裏反転した場合、光拡散意匠部(2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52)に拡散板ではなく透明板を用いても良い。透明板を用いた場合は、直接的な強い光を意匠性発光装置1,51の背面(光拡散意匠部のある面)から壁等の設置対象物に対して照射することができる。
この発明は、箱文字とよばれる立体文字形状等に形成された照明装置に利用することができ、他にも店名やロゴの照明サインや照明広告等に用いることができる
1,51…意匠性発光装置
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,52…光拡散意匠部
2a,52a…発光表面
2b,52b…傾斜面
2c,52c…裏面
2h…湾曲面
3,3A,28…ネジ
4…筐体
4a…開口
5…側部
6…奥部
9,59…光源
20…弾性部

Claims (4)

  1. 発光表面が文字、図形、または模様を表す形状若しくはこれらの逆形状に形成されて光を拡散する光拡散意匠部と、
    前記光拡散意匠部に前記発光表面の裏側から光を照射する光源と、
    前記光拡散意匠部と前記光源を支持する筐体とを備え、
    前記光拡散意匠部は、前記発光表面より裏面の面積が小さくなるように側面に傾斜部若しくは湾曲部を備え、
    前記光拡散意匠部を前記筐体に対して厚み方向へ移動可能に支持する支持部を設けた
    意匠性発光装置。
  2. 前記支持部は、前記光拡散意匠部を前記発光表面から前記筐体の奥部へ向かって引きつける弾性部を有する
    請求項1記載の意匠性発光装置。
  3. 前記光拡散意匠部の側面に設けられた傾斜部若しくは湾曲部は、同一角度で前記光拡散意匠部の周方向へ連続して設けられている
    請求項1または2記載の意匠性発光装置。
  4. 前記筐体は、前記奥部と側部を有して前記発光表面側を開口した形状であり、
    前記開口の内周の大きさが、前記光拡散意匠部の裏面より大きく、かつ、前記発光表面より小さいか同じ大きさに形成されている
    請求項1、2または3記載の意匠性発光装置。
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