JPWO2015166895A1 - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全かつ高い発色性を示す蛍光体について検討を行い、人体への悪影響が懸念されない元素で構成される無機系の赤色蛍光体を得る。【解決手段】一般式CaAl12O19:Mn4+で表される化合物からなる無機粒子を含有する化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、アルミネート複合酸化物を含有する化粧料に関する。
化粧料に蛍光体を処方することは公知である(例えば特許文献1)。このような化粧料においては、蛍光体によって生じる発色によって皮膚の色調を調整したり、蛍光による特異的な色調によって従来にない化粧特性が期待されるものである。特に、赤色の蛍光を有する化合物は、皮膚に赤みを付与することによって、顔色を明るく見せる効果が期待されるものである。
しかしながら、従来提案されてきた3−ヒドロキシピレン−5,8,10−トリスルホン酸のような有機蛍光体や、NaCl:Mnの様な無機蛍光体は、安全性が確認されない等のため実質上使用されていなかった。また比較的安全と思われる鉱物系の斧石(ホウケイ酸アルミニウムカルシウム)、方解石(炭酸カルシウム)、葉長石(ケイ酸アルミニウムリチウム)のような蛍光体(たとえば特許文献2)も提案されているが発色が十分ではなく化粧料として使用に堪えなかった。
一般式CaAl1219:Mn4+で表される化合物は非特許文献1においても開示された公知のものである。しかし、当該化合物は、LED用の蛍光体等として検討されているものであり、化粧料に配合することは知られていない。
特開平5−117127号 特表2003−500429号
A. Bergstein et al, "Manganese- Activated Luminescence in Sr Al12 O19 and Ca Al12O19" J. Electrochem. Soc., 118, p1166(1971)
発明者は安全かつ高い発色性を示す蛍光体について検討を行い、人体への悪影響が懸念されない元素で構成される無機系の赤色蛍光体を得ることを目的として検討を行った。
本発明は、一般式CaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+
(ここで0.1<x<1.05であり、11.9<y≦12であり、0.0005<z<0.1である)
で表される化合物からなる無機粒子を含有することを特徴とする化粧料である。
上記無機粒子の含有量は、化粧料全体に対して0.1〜100重量%であることが好ましい。
上記無機粒子は、六角板状であることが好ましい。
上記無機粒子は、平均粒子径が5μm〜100μmであることが好ましい。
上記無機粒子は、励起波長が450nmの光を照射した際の輝度Yが0.1以上であることが好ましい。
本発明の化粧料は、優れた発色性を有し、安全性も高いという効果を有するものである。
実施例1によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:1000倍 )。 実施例1によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:2000倍)。 実施例2によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:1000倍)。 実施例2によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:2000倍)。 実施例3によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:1000倍)。 実施例3によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:2000倍)。 実施例4によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:1000倍)。 実施例4によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:2000倍)。 実施例5によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:1000倍)。 実施例5によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:2000倍)。 実施例6によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:500倍)。 実施例7によって得られた粒子のSEM写真を示す図である(倍率:2000倍)。 実施例1で得られた粒子のXRDを示す図である。
本発明は、CaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ (ここで0.1<x<1.05であり、11.9<y≦12であり、0.0005<z<0.1である)で表される化合物からなる無機粒子(なお、以下これを単に「本発明の無機粒子」と記す場合がある)を配合する化粧料である。すなわち、一般式CaAl(2x+3y)/2で表される化合物にMn4+をドープした化合物からなる無機粒子を配合する化粧料である。CaAl1219:Mn4+赤色蛍光体は、1971年に開発された(非特許文献1)。非特許文献1において、Mn4+はCaAl1219の八面体サイトを置換することで657nm付近の赤色発光を示すと報告されている。
近年、 白色LED用赤色蛍光体としてのCaAl1219: Mn4+の研究開発が行われている。しかし、このような赤色蛍光体化合物を化粧料に配合するための検討は一切なされていなかった。
本発明者らは、上記「本発明の無機粒子」が化粧品用の素材として好適に使用することができるものであることを見出すことによって本発明を完成するに至った。すなわち、上記「本発明の無機粒子」は人間の健康に悪影響を及ぼすことのない安全な素材であり、更に安定性も高く、使用時の赤色の発色性能も優れたものである。よって、これまでにない良好な化粧外観を有する化粧料を得ることができる。
上記「本発明の無機粒子」は、式中のx、y、zがそれぞれ上述した範囲のものである。次のような範囲内のものとすることで好適な蛍光特性を得ることができる点で好ましい。上記xは、0.9を超えるものであることがより好ましく、1.0未満であることがより好ましい。上記zは、0.001を超えるものであることがより好ましく、0.05未満であることがより好ましい。
上記「本発明の無機粒子」は、励起波長が450nmの光を照射した際のXYZ表現系の輝度Y(以後輝度Yと称する)が0.1以上であることが好ましい。輝度Yが0.1未満であると化粧料として使用した際に赤味を認識できにくくなるからである。このような輝度Yは、組成の調整や後述する添加物によって変化するものであり、これらの要素を調整することによって、輝度Yを0.1以上のものとすることができる。上記輝度Yは、0.1以上であることがより好ましく、0.5以上であることが更に好ましい。なお、本明細書における輝度Yは、実施例に記載した方法によって測定された値である。
上記「本発明の無機粒子」は、Li、Na、K等のアルカリ金属、Be、Mg、Sr、Ba、Raのようなアルカリ土類金属、Ti、Zr、V、Cr、Mo、W、Fe、Co、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Zn、Al、Ga、Si、Ge、Sn等のその他金属を、人体への安全性や、性能に影響が及ぼさない範囲で含有していても良い。具体的な含有量は特に限定されるものではないが、上記その他の金属は、「本発明の無機粒子」に対して
10重量%以下であることが好ましい。
上記「本発明の無機粒子」は、その形状や粒子径等を特に限定されるものではなく、例えば、六角板状のものを使用することができる。六角板状のものは、滑り性、付着性、ソフトフォーカス性等において、優れた性能を有するものであるから、化粧品用原料として特に好適に使用することができるという点で好ましいものである。
上記六角板状である「本発明の無機粒子」の粒子径は、5μm〜100μmであることが望ましい。5μmを下回ると発光強度が低下し、また、100μmを超えると化粧料として使用した場合にざらつき感が出てしまうおそれがある。当該粒子径は、レーザー回折式粒度分布装置で測定したD50である。
上記六角板状である「本発明の無機粒子」の長径と厚さの比は0.1〜1であることが望ましい。更に望ましくは、0.1〜0.5である。0.1を下回ると滑り性、付着性、ソフトフォーカス性が低下するおそれがあり、また、1を超えると発色強度が低下するおそれがある。なお、ここでの長径と厚さはそれぞれ、走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社製 JSM840F)にて1000倍の画像より画像中の任意の250個の粒子について測定した値の平均値を意味する。
「本発明の無機粒子」は、BET比表面積(単に比表面積ともいう)が、0.03〜0.8m/gであることが好ましい。0.03m/g未満であると、隠ぺい性が低いため調色が難しくなるおそれがあり、0.8m/gを超えると、凝集粒子が発生し、分散性が悪化するおそれがある。上記上限は0.5m/gであることがより好ましい。
上記「本発明の無機粒子」は、その製造方法を特に限定されるものではないが、例えば、原料であるカルシウム源化合物、マンガン源化合物及びアルミニウム源化合物を目的とする化合物のモル比に応じた割合で混合して前駆体を作成した後、焼成することによって得ることができる。
上記カルシウム源化合物としては、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、硫酸カルシウム、フッ化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム等を挙げることができる。また、これらの2以上を併用して使用するものであってもよい。
上記アルミニウム源化合物としては、酸化アルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等を挙げることができる。また、これらの2以上を併用して使用するものであってもよい。
上記マンガン源化合物としては、炭酸マンガン、酢酸マンガン、酸化マンガン、硫酸マンガン、硝酸マンガン、フッ化マンガン、臭化マンガン等を挙げることができる。また、これらの2以上を併用して使用するものであってもよい。
また、焼成に際しては必要に応じて、フラックス成分を配合してもよい。フラックス成分を配合することで、粒子が成長し、あるいは特定面の成長を抑制して六角板状の粒子が生成されやすくなる。また、結晶性が高くなり、発光強度の向上にもつながるという点で好ましい。
上記フラックス成分としては特に限定されず、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、フッ化アルミニウム、フッ化アンモニウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アンモニウム、臭化マグネシウム、臭化カルシウム、臭化アンモニウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化アンモニウム、ホウ酸、酸化ホウ素、メタホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム等を使用することができる。また、これらの2以上を併用して使用するものであってもよい。
上記フラックス成分の使用量は、「本発明の無機粒子」に対して0〜20mol%であることが好ましい。記載の数値を超えると、発光強度の低下をもたらすおそれがある。
これらの原料化合物の混合方法は、従来から知られる、いかなる方法でも良い。例えば、原料化合物を水性ディスパージョンとし、攪拌もしくは湿式メディアミルを用いて粉砕しながら混合した後に全量を蒸発乾燥する方法や、ヘンシェルミキサー、タンブラー等の一般的な混合装置や、ハンマーミルや高圧エアージェットミル、あるいはこれらの組み合わせたものを用いて乾式で混合する方法が挙げられる。
焼成する方法は、従来から知られる、いかなる方法でも良い。例えばセラミックス製ルツボを用いて焼成する方法でもよく、ロータリーキルンを用いて回転させながら焼成する方法でも良い。
上記焼成は、大気中での焼成等の酸化性の焼成条件下で行うことが好ましい。焼成温度は特に限定されるものではないが、1000〜1800℃において行うことが好ましい。さらに好ましくは、1300〜1600℃において行う。1000℃を下回ると発光強度の低下を招くおそれがあり、1800℃を上回ると、焼結が強くなり分散性が低下してしまうおそれがある。
焼成後の粒子は、必要に応じて、篩による分級、水洗等の洗浄、粉砕等を行ったものであってもよい。特に焼成後の粒子を、酸又はアルカリで洗浄した後、焼成する工程を1度もしくは2度以上繰り返して得た粒子は、発光強度が向上するため好ましい。
「本発明の無機粒子」は、そのまま化粧料へ配合することもできるが、必要に応じて、従来知られている様々な表面処理を施して配合しても良い。
表面処理の種類については、化粧料に使用できる物質であれば、いかなる物質で処理しても良く、特に制限されないが、例えば、ケイ素、亜鉛、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、スズ等の酸化物あるいは水酸化物、炭酸塩、リン酸塩等の無機化合物の被覆層を設けることもできる。また、撥水性を付与する目的で、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルメトキシポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンジハイドロジェン等又はそれらの共重合体、ステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸およびそれらの金属塩(アルミニウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等)、ポリビニルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、モノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、アミノシラン、エポキシシラン、メタクリルシラン、ビニルシラン、メルカプトシラン、クロロアルキルシラン、アルキルシラン、フルオロアルキルシラン、ヘキサメチルシラザン、ヘキサメチルシクロトリシラザン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
また、これらの表面処理は、1種でもよく、数種類を組み合わせて積層又は混合処理しても良い。更に、無機化合物で処理した後に有機化合物の被覆層を設けても良いが、本来もつ滑沢性を損なわないことが重要である。
無機化合物、有機化合物の被覆量は、無機粒子に対し、0.1〜30重量%の範囲が好ましく、0.1〜20重量%の範囲が更に好ましい。0.1重量%以上とすることで、表面処理による機能性向上効果を発現することができ、30重量%以下とすることで、本来の滑沢性を損なわず処理することができ、また経済的な観点で有利である。
表面処理方法は、特に限定されないが、無機粒子の水性ディスパージョン中で、無機化合物あるいは有機化合物を添加した後、pHを調整することで被覆することができる。また、水溶性ではない有機化合物を被覆するには、有機化合物を乾式にて添加し、粉砕や混合を行い、必要に応じて加熱することで、表面処理することができる。
本発明の化粧料は、上述したような「本発明の無機粒子」を0.1〜100重量%の割合で含有することが好ましく、0.1〜50重量%の割合で含有することがより好ましい。含有量が0.1重量%未満であると、上述したような効果を充分に得られない点で好ましくない。含有量が50重量%を超えると、本発明による粉体が過剰となり、化粧料として配合の自由度が小さくなり、扱いづらくなるという点で好ましくない。
本発明の化粧料としては、ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ、頬紅、マスカラ、口紅、サンスクリーン剤等を挙げることができる。本発明の化粧料は、油性化粧料、水性化粧料、O/W型化粧料、W/O型化粧料の任意の形態とすることができる。なかでも、ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料やサンスクリーン剤において特に好適に使用することができる。
本発明の化粧料は、上記「本発明の無機粒子」以外に、化粧品分野において使用することができる任意の水性成分、油性成分を併用するものであってもよい。上記水性成分及び油性成分としては特に限定されず、例えば、油分、界面活性剤、保湿剤、高級アルコール、金属イオン封鎖剤、天然及び合成高分子、水溶性及び油溶性高分子、紫外線遮蔽剤、各種抽出液、無機及び有機顔料、無機及び有機粘土鉱物等の各種粉体、金属石鹸処理又はシリコーンで処理された無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等の成分を含有するものであってもよい。具体的には、以下に列挙した配合成分の1種又は2種以上を任意に配合して常法により目的の化粧料を製造することが可能である。これらの配合成分の配合量は、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に限定されない。
上記油分としては特に限定されず、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、流動パラフィン、オゾケライト、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等を挙げることができる。
上記親油性非イオン界面活性剤としては特に限定されず、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α´−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等を挙げることができる。
親水性非イオン界面活性剤としては特に限定されず、例えば、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等を挙げることができる。
その他の界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン、高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、アルキルエーテル硫酸エステル塩等のアニオン界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体等のカチオン界面活性剤、及び、イミダゾリン系両性界面活性剤、ベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤を安定性及び皮膚刺激性に問題のない範囲で配合してもよい。
上記保湿剤としては特に限定されず、例えば、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等を挙げることができる。
上記高級アルコールとしては特に限定されず、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコール等を挙げることができる。
金属イオン封鎖剤としては特に限定されず、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1− ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸等を挙げることができる。
上記天然の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子を挙げることができる。
半合成の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等を挙げることができる。
合成の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等を挙げることができる。
無機の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、ベントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等を挙げることができる。
紫外線遮蔽剤としては特に限定されず、例えば、パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線遮蔽剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線遮蔽剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線遮蔽剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等のケイ皮酸系紫外線遮蔽剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線遮蔽剤;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン等を挙げることができる。
その他薬剤成分としては特に限定されず、例えば、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、アルコルビン酸リン酸マグネシウム、2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン;アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸;アラントイン、アズレン等の抗炎症剤、アルブチン等の美白剤、;タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩化ピリドキシン等を挙げることができる。
各種の抽出液としては特に限定されず、例えば、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリスエキス、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液、甘草エキス等を挙げることができる。
上記各種粉体としては、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、二酸化チタン、シリカ等の無機粉末やポリエチレン末、ナイロン末、架橋ポリスチレン、セルロースパウダー、シリコーン末等の有機粉末等を挙げることができる。好ましくは、官能特性向上、化粧持続性向上のため、粉末成分の一部又は全部をシリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸、油剤、アシルグルタミン酸塩等の物質にて、公知の方法で疎水化処理して使用してもよい。
以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(CaAl1219:Mn4+で表される化合物からなる無機粒子の製造方法)
実施例1
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 4.97g)、炭酸マンガン(中央電気製0.06g)、酸化アルミニウム(岩谷化学製RG−40 32.0g)及びフラックス成分としてフッ化カルシウム(和光一級試薬 0.18g)とフッ化マグネシウム(和光特級試薬 0.15g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて250rpmで30分間かけて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に15g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、乳鉢で解砕して化合物P1を得た。P1の電子顕微鏡写真を図1,2に、XRDの測定結果を図11に示した。なお、P1をCaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ の一般式で表すと、X=0.99、Y=11.96、Z=0.01である。
また、比表面積をマウンテック製Macsorb HM−1220を用い、脱気温度230℃、脱気時間35分で測定した結果とレーザー回折式粒度分布装置(日機装株式会社製 MT3300)にて粒度分布を測定した結果とを表7に示した。得られたサンプルを用いて、以下の表1にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、下記のとおりであり、P1以外はすべて化粧品グレードのものである。
マイカ:Y−2300X((株)ヤマグチマイカ)
セリサイト:FSE(三信鉱工(株))
板状硫酸バリウム:板状硫酸バリウム−H(堺化学工業(株))
球状シリコーン:KSP-105(信越化学工業(株))
酸化チタン:R−3LD(堺化学工業(株))
酸化鉄(黄):黄酸化鉄((株)ピノア)
酸化鉄(赤):ベンガラ((株)ピノア)
金属石鹸:JPM−100(堺化学工業(株))
オイル:KF96(信越化学工業(株))
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF1を得た。
実施例2
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 4.97g)、炭酸マンガン(中央電気製0.06g)、酸化アルミニウム(岩谷化学製RG−40 32.0g)及びフラックス成分としてフッ化カルシウム(和光一級試薬 0.18g)とフッ化マグネシウム(和光特級試薬 0.15g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて250rpmで30分間かけて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に15g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、遊星ボールミルを用いて水中で粉砕し、粉砕スラリーを希塩酸で洗浄した。洗浄後、多量の水で洗浄し、濾過・乾燥を行った。130℃にて乾燥させて得られた固形物を解砕し、アルミナ製坩堝に10g充填して、大気雰囲気中、200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、乳鉢で解砕して化合物P2を得た。P2の電子顕微鏡写真を図3,4に示した。なお、P2をCaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ の一般式で表すと、X=0.99、Y=11.96、Z=0.01である。
また、実施例1同様に比表面積と粒度を測定し表7に示した。得られたサンプルを用いて、以下の表2にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、P2以外はすべて化粧品グレードのものである。
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF2を得た。
実施例3
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 4.87g)、炭酸マンガン(中央電気製0.19g)、酸化アルミニウム(岩谷化学製RG−40 32.0g)及びフラックス成分としてフッ化カルシウム(和光一級試薬 0.18g)とフッ化マグネシウム(和光特級試薬 0.15g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて250rpmで30分間かけて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に15g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、乳鉢で解砕して化合物P3を得た。P3の電子顕微鏡写真を図5,6に示した。なお、P3をCaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ の一般式で表すと、X=0.97、Y=11.96、Z=0.03である。
また、実施例1同様に比表面積と粒度を測定し表7に示した。得られたサンプルを用いて、以下の表3にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、P3以外はすべて化粧品グレードのものである。
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF3を得た。
実施例4
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 4.74g)、炭酸マンガン(中央電気製0.06g)、酸化アルミニウム(岩谷化学製RG−40 32.1g)及びフラックス成分としてフッ化カルシウム(和光一級試薬 0.37g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて250rpmで30分間かけて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に15g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、乳鉢で解砕して化合物P4を得た。P4の電子顕微鏡写真を図7,8に示した。なお、P1をCaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ の一般式で表すと、X=0.99、Y=12.00、Z=0.01である。
また、実施例1同様に比表面積と粒度を測定し表7に示した。得られたサンプルを用いて、以下の表4にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、P4以外はすべて化粧品グレードのものである。
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF4を得た。
実施例5
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 5.21g)、炭酸マンガン(中央電気製0.06g)、酸化アルミニウム(岩谷化学製RG−40 31.9g)及びフラックス成分としてフッ化マグネシウム(和光特級試薬 0.29g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて250rpmで30分間かけて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に15g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、乳鉢で解砕して化合物P5を得た。P5の電子顕微鏡写真を図9,10に示した。なお、P5をCaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ の一般式で表すと、X=0.99、Y=11.91、Z=0.01である。また、実施例1同様に比表面積と粒度を測定し表7に示した。得られたサンプルを用いて、以下の表5にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、P5以外はすべて化粧品グレードのものである。
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF5を得た。
実施例6
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 5.21g)、炭酸マンガン(中央電気製0.06g)、酸化アルミニウム(岩谷化学製RG−40 31.9g)及びフラックス成分としてホウ酸(和光特級試薬 0.29g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて250rpmで30分間かけて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に15g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1300℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、乳鉢で解砕して化合物P6を得た。P6の電子顕微鏡写真を図11,12に示した。なお、P6をCaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+ の一般式で表すと、X=0.99、Y=11.91、Z=0.01である。また、実施例1同様に比表面積と粒度を測定し表7に示した。得られたサンプルを用いて、以下の表5にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、P6以外はすべて化粧品グレードのものである。
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF6を得た。
比較例1(蛍光体無添加ファンデーションの作製)
以下の表6にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、すべて化粧品グレードのものである。
このような配合で各素材を測り採り、コーヒーミルを用いて1分30秒間攪拌混合した。得られた粉体状の混合物を、直径20mmφの金型に0.8g測り採り、プレス機を用いて、200kgf/cmの圧力にて30秒間保持して、パウダーファンデーションF7を得た。
評価例1(蛍光体としての評価)
実施例で得た蛍光体サンプルP1〜P6を評価した。
[輝度Yの測定]
発光スペクトルは、日本分光社製FP−6500を用いて測定を行い、励起波長は450nmとした。蛍光積分球にはISF−513型を使用し、光電子倍増管(PMT)の電圧の設定値を400とした。
・相対輝度
相対輝度はP1〜P6の輝度 Y値に対して、P1のY値を100として算出した。結果を表7に示す。
[蛍光体粒子の形状]
蛍光体粒子の形状を観測するため、P1〜P6において、SEM(日本電子製 840F)を用いて1000倍、2000倍でSEM写真を撮影した。結果を図1〜10に示す。図1〜10より、実施例によって得られた無機粒子が六角板状であることが明らかである。
[蛍光体の同定]
実施例1で得られたP1の生成物の同定をするために、XRD(Rigaku社製 RINT−TTRIII、X線=CuKα、λ=1.5406Å、50kV、300mA)の測定を行った。測定結果は、PDFカード #01−084−1613(RDB)と一致し、図11の結果からP1の組成がCaAl1219:Mn4+とほぼ同一であることが確認できた。結果を図11に示す。
評価例2(化粧料としての評価)
実施例1〜6及び比較例1で得たファンデーションF1〜F7を、10人のパネラーに対して番号を分からないようにして塗布してもらい、365nmブラックライト照射下における色味について試験を行った。赤味の感じ方を5段階で評価した結果を表8に示す。
5:8人以上または全員が赤味を感じた、4:5〜7人が赤味を感じた、3:2〜4人が赤味を感じた、2:1人が赤味を感じた、1:赤味を感じた人がいなかった
これらの結果から、本発明の粉末が、光学的な機能を高めることができるものであることが明らかとなった。
本発明の化粧料は、肌の色味をカバーして、肌に透明感を与える優れた効果を有するため、ファンデーション等のメイクアップ化粧料等に好適に使用することができる。
特に、365nmという自然光(太陽光)に含まれる紫外線を受けることで赤味が強くなるので、本発明の化粧料は自然光のもと特に屋外で効力を発揮する。また、可視領域においても発光するため、屋内でも効力を発揮する。

Claims (5)

  1. 一般式CaAl(2x+3y+4z)/2:Mn4+
    (ここで0.1<x<1.05であり、11.9<y≦12であり、0.0005<z<0.1である)
    表される化合物からなる無機粒子を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 無機粒子の含有量は、化粧料全体に対して0.1〜100重量%である請求項2記載の化粧料。
  3. 無機粒子は、六角板状である請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 無機粒子は、平均粒子径が5μm〜100μmである請求項1〜4記載の化粧料。
  5. 無機粒子は、励起波長が450nmの光を照射した際の輝度Yが0.1以上である請求項1〜4記載の化粧料。


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