JPWO2015163476A1 - エンジン - Google Patents

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Abstract

エンジン(10)のクランクケース(12)には、外周にフィン(94,96)を有するシリンダ(14,16)が設けられる。クランク軸(20)はクランクケース(12)を貫通する。クランクケース(12)の外方においてクランク軸(20)と同軸上に冷却ファン(22)が設けられる。シリンダ(14,16)、クランクケース(12)の外方および冷却ファン(22)を覆うように第1カバー(26)が設けられ、第1カバー(26)に着脱可能に第2カバー(28)が設けられる。第1カバー(26)は、冷却ファン(22)に臨む位置に設けられる第1開口部(198)と、フィン(94,96)に臨む位置に設けられる第2開口部(200,202)とを含む。第2カバー(28)は、第1開口部(198)に臨む位置に設けられる吸気口(30)を含み、第1開口部(198)と第2開口部(200,202)とを覆うように第1カバー(26)に取り付けられる。

Description

この発明はエンジンに関し、より特定的には芝刈り機などの作業機に用いられるエンジンに関する。
この種のエンジンの一例が特許文献1において開示されている。特許文献1には、エンジン本体に支持されるクランク軸の一端に冷却ファンを付設し、この冷却ファンの前面が臨む吸気口を有し、この吸気口から吸い込んだ冷却風をエンジン本体のシリンダブロックへ誘導すべくエンジン本体の一側を覆うシュラウドを設け、吸気口を覆うスクリーングリッドを冷却ファンに固着した、空冷エンジンが開示されている。
特開平10−169445号公報
特許文献1に示すエンジンでは、たとえばシリンダブロックの外周に設けられるフィンの付近を掃除する等のメンテナンス時には、シュラウド自体を取り外さなければならず、手間がかかってしまう。特に、燃料ポンプがシュラウド近傍に設けられている場合には、燃料ポンプも取り外さなければならず、さらに時間を要する。このように特許文献1に示すエンジンでは、メンテナンスの作業効率がよくない。
それゆえにこの発明の主たる目的は、メンテナンスの作業効率を向上できる、エンジンを提供することである。
この発明の或る見地によれば、クランクケースと、外周にフィンを有しかつクランクケースに設けられるシリンダと、クランクケース内に設けられかつクランクケースを貫通するクランク軸と、クランクケースの外方においてクランク軸と同軸上に設けられかつクランクケースの外方から冷却風を取り込む冷却ファンと、シリンダおよびクランクケースの外方ならびに冷却ファンを覆うように設けられる第1カバーと、第1カバーに着脱可能に設けられる第2カバーとを備え、第1カバーは、冷却ファンに臨む位置に設けられる第1開口部と、フィンに臨む位置に設けられる第2開口部とを含み、第2カバーは、第1開口部に臨む位置に設けられる吸気口を含み、第1開口部と第2開口部とを覆うように第1カバーに取り付けられる、エンジンが提供される。
この発明では、第2カバーを外すだけで、第1カバーの第1開口部や第2開口部から冷却ファンやシリンダのフィン周辺の芝や草などの異物を容易に除去でき、メンテナンスの作業効率を向上できる。
好ましくは、第1カバーは、第1開口部と第2開口部との間に立設される壁部をさらに含む。この場合、芝や草などの異物が吸気口から第2開口部に入ることを壁部によって抑制できる。
また好ましくは、壁部は、第2開口部の縁部に設けられる。この場合、芝や草などの異物が吸気口から第2開口部に入ることを壁部によって一層抑制できる。
さらに好ましくは、第1カバーと第2カバーとの間で壁部近傍に冷却風の排出口が形成されるように第1カバーに第2カバーが取り付けられる。この場合、たとえ芝や草などの異物が吸気口から第1カバーと第2カバーとの間に入ったとしても、当該異物を壁部に沿って排出口から外に排出できる。
この発明の上述の目的およびその他の目的、特徴、局面および利点は、添付図面に関連して行われる以下のこの発明の実施形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施形態のエンジンを示す上方斜視図である。 この発明の一実施形態のエンジンを示す下方斜視図である。 この発明の一実施形態のエンジンを示す平面図である。 この発明の一実施形態のエンジンを示す底面図である。 この発明の一実施形態のエンジンを示す側面図(左方から見た)である。 この発明の一実施形態のエンジンを示す側面図(右方から見た)である。 この発明の一実施形態のエンジンを示す縦(図8のA−A線における)断面図である。 クランクケースおよびシリンダボディを示す平面図である。 クランクケースおよびシリンダボディを示す底面図である。 クランク軸、ピストンおよびその周辺を示す平面図である。 クランク軸、ピストンおよびその周辺を示す図である。 第1カバーから第2カバーを分離させた状態のエンジンを示す分解斜視図(クランクケース側から見た)である。 第1カバーから第2カバーを分離させた状態のエンジンを示す分解斜視図(シリンダ側から見た)である。 (a)は第2カバーを示す平面図であり、(b)は第2カバーを取り外したエンジンを示す平面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6を参照して、この発明の一実施形態に係るエンジン10は、縦置きタイプかつ狭角(90度未満)のV型2気筒OHVエンジン(Over Head Valve Engine)である。エンジン10は、クランクケース12を含む。クランクケース12の側面には、V字状に2つのシリンダ14,16が設けられる。クランクケース12の下方にはオイルパン18が設けられる。軸方向が上下方向になるようにクランクケース12およびオイルパン18内にクランク軸20が設けられる(図7参照)。クランク軸20は、クランクケース12およびオイルパン18を上下方向に貫通する。図7を参照して、クランクケース12の上方においてクランク軸20と同軸上に冷却ファン22が設けられる。冷却ファン22は、クランク軸20によって駆動され、クランクケース12の上方から冷却風を取り込む。シリンダ14,16およびクランクケース12の上方ならびに冷却ファン22を覆うようにカバー部24が設けられる。カバー部24は、第1カバー26と、第1カバー26上に取り付けられる第2カバー28とを含む。第2カバー28は、冷却ファン22に臨む位置に外気を取り入れるための吸気口30を有する。第2カバー28の内側にメッシュ構造のグラススクリーン32が設けられる。そのため、草などの夾雑物が吸気口30を通り抜けたとしてもグラススクリーン32に引っ掛かり冷却ファン22周辺に侵入するのを抑制できる。したがって、第2カバー28およびグラススクリーン32を介して外気を第1カバー26内に取り入れることができる。冷却ファン22の駆動によって吸気口30から取り込まれた外気は、エンジン10を冷却する。第1カバー26および第2カバー28については、後述する。
図7から図9を参照して、クランクケース12は、クランク軸20が貫通する貫通孔34を有する。クランクケース12の上面には、上面開口の略ひょうたん型の凹部36が形成される。凹部36には、第1気液分離室38と第2気液分離室40とが設けられる。第1気液分離室38とクランクケース12の中空部48(後述)とは貫通孔42によって連通され、貫通孔42は、第1気液分離室38に設けられるリード弁44によって開閉される。第1気液分離室38の略中央部には、カム軸106(後述)用の軸受孔46が形成される。また、クランクケース12には、下面開口の中空部48が形成される。中空部48はオイル室となる。中空部48には、第3気液分離室50が設けられる。第2気液分離室40と第3気液分離室50とは、オイル戻し孔52を介して連通され、第1気液分離室38と第3気液分離室50とは、オイル戻し孔54を介して連通され、第3気液分離室50とオイルパン18とは、クランクケース12に設けられるオイル戻し通路56およびオイルパン18に設けられるオイル戻し通路(図示せず)を介して連通される。第1気液分離室38および第2気液分離室40の上面には蓋58が設けられ、第3気液分離室50の下面には蓋60が設けられる。蓋58の下面に形成される壁部62が、第1気液分離室38から第2気液分離室40への気流を抑制する。クランクケース12の中空部48からのブローバイガスは、第1気液分離室38および第2気液分離室40において気液分離され、さらに第3気液分離室50において気液分離される。図7において白抜き矢印で示すように、ブローバイガスは、中空部48から、第1気液分離室38、第2気液分離室40、第3気液分離室50およびガス管64等を通って吸気系の上流へ送られる。また、第1気液分離室38、第2気液分離室40、第3気液分離室50において分離された潤滑油は、第3気液分離室50からオイル戻し通路56等を介してオイルパン18に戻される。
なお、図8を参照して、エンジン10を横置きする場合には、潤滑油は、第1気液分離室38からオイルパン18へ略V字状のオイル戻し通路66を介して戻される。このように、エンジン18を縦置きする場合と横置きする場合とでは、異なるオイル戻し通路を通って潤滑油がオイルパン18へ戻される。
図7を参照して、支持部材68は、クランク軸20用の貫通孔70,カム軸106(後述)用の貫通孔72およびガバナ軸116(後述)用の貫通孔(図示せず)を有する。支持部材68は、図示しないたとえばボルトなどの締結部材を用いてクランクケース12に取り付けられる。支持部材68は、支持部材68の外周とクランクケース12の端縁との間に隙間が形成されかつ支持部材68の外周とオイルパン18の端縁との間に隙間が形成される寸法に設定される。これによってクランクケース12とオイルパン18との間が連通可能となる。そして、クランク軸20の上部が、貫通孔34に設けられた軸受74を介してクランクケース12に支持され、クランク軸20の下部が、貫通孔70に設けられた玉軸受76を介して支持部材68に支持される。これによって、クランク軸20は、クランクケース12および支持部材68を上下方向に貫通するように設けられ、支持部材68がクランク軸20の一方を回動可能に支持し、クランクケース12がクランク軸20の他方を回動可能に支持する。クランクケース12とオイルパン18とは、図示しない締結部材で相互に固定される。上面開口のオイルパン18には、クランク軸20が貫通する貫通孔78が形成される。クランク軸20と貫通孔78との間にはオイルシール80が設けられる。オイルパン18には、エンジン10の各部へ与えられる潤滑油が収容される。
図2および図4に戻って、シリンダ14は、シリンダボディ82、シリンダヘッド84およびシリンダヘッドカバー86を含み、シリンダ16は、シリンダボディ88、シリンダヘッド90およびシリンダヘッドカバー92を含む。図8および図9を参照して、シリンダボディ82,88はクランクケース12に一体的に形成され、シリンダボディ82,88はそれぞれ、外周にフィン94,96を有する。
図8〜図11を参照して、シリンダボディ82,88内にはそれぞれ、ピストン98,100が摺動可能に設けられる。ピストン98,100はそれぞれ、コンロッド102,104によってクランクケース12内のクランク軸20に連結される。ピストン98,100の往復運動が、クランク軸20によって回転運動に変換される。また、クランクケース12内には、クランク軸20に連動するカム軸106が収納される。図7を参照して、カム軸106の一端部は、軸受孔46において油膜を介してクランクケース12によって回動可能に支持され、カム軸106の他端部は、貫通孔72に設けられる玉軸受108を介して支持部材68によって回動可能に支持される。クランク軸20には駆動ギア110が設けられ、カム軸106には、駆動ギア110の回転に伴って回転する被駆動ギア112が設けられる。また、クランクケース12内には、ガバナ114が設けられる。ガバナ114は、負荷変動があっても、エンジン10の回転数を一定の範囲に保持するための機構である。ガバナ114のガバナ軸116は、支持部材68の図示しない貫通孔に圧入される。ガバナ114のガバナギア118は、ガバナ軸116に回動自在に取り付けられ、被駆動ギア112と噛み合い被駆動ギア112の回転に伴って回転する。支持部材68に支持されるクランク軸20とカム軸106とガバナ軸116とは平行(略平行)に配置される。
各シリンダ14,16において、シリンダボディ82,88からシリンダヘッド84,90にかけて、クランクケース12内とシリンダヘッドカバー86,92内のロッカアーム室(図示せず)とを連通する連通路(図示せず)が形成される。
シリンダ14において、プッシュロッド120およびプッシュロッド120の一端部に設けられるタペット122が連通路に挿入される。タペット122の先端部が、クランクケース12内で、カム軸106の吸気カム124に当接される。プッシュロッド120の他端部は、ロッカアーム室内に設けられるロッカアーム126に接続され、バルブスプリング128,130によって常時閉じる方向に付勢されている吸気弁132,134が、ロッカアーム126によって駆動される。吸気弁132,134によって2つの吸気ポート(図示せず)が開閉される。また、プッシュロッド136およびプッシュロッド136の一端部に設けられるタペット138が連通路に挿入される。タペット138の先端部が、クランクケース12内で、カム軸106の排気カム140に当接される。プッシュロッド136の他端部は、ロッカアーム室内に設けられるロッカアーム142に接続され、バルブスプリング144によって常時閉じる方向に付勢されている排気弁146が、ロッカアーム142によって駆動される。排気弁146によって排気ポート148(図4参照)が開閉される。
同様に、シリンダ16において、プッシュロッド150およびプッシュロッド150の一端部に設けられるタペット152が連通路に挿入される。タペット152の先端部が、クランクケース12内で、カム軸106の吸気カム154に当接される。プッシュロッド150の他端部は、ロッカアーム室内に設けられるロッカアーム156に接続され、バルブスプリング158,160によって常時閉じる方向に付勢されている吸気弁162,164が、ロッカアーム156によって駆動される。吸気弁162,164によって2つの吸気ポート(図示せず)が開閉される。また、プッシュロッド166およびプッシュロッド166の一端部に設けられるタペット168が連通路に挿入される。タペット168の先端部が、クランクケース12内で、カム軸106の排気カム170に当接される。プッシュロッド166の他端部は、ロッカアーム室内に設けられるロッカアーム172に接続され、バルブスプリング174によって常時閉じる方向に付勢されている排気弁176が、ロッカアーム172によって駆動される。排気弁176によって排気ポート178(図4参照)が開閉される。
なお、シリンダ14,16の各吸気ポートには、吸気管180等を介してエアフィルタ182が取り付けられる(図1、図2参照)。シリンダ14,16の排気ポート148,178にはそれぞれ排気管184,186を介してマフラ188が接続される(図14参照)。エンジン10からの排気ガスはマフラ188を介して外部へ排出される。エンジン10には、図示しない燃料タンクから燃料が供給され、スタータモータ190によってクランク軸20が回転され、エンジン10が始動される。
図7、図12〜図14を参照して、第1カバー26および第2カバー28について説明する。
第1カバー26は、下面開口に形成され、主としてクランクケース12の外方を覆う第1本体部192と、主としてシリンダ14,16の外方を覆う第1突出部194,196とを有する。第1本体部192と、第1突出部194,196とは一体的に形成される。第1本体部192は、冷却ファン22に臨む位置に設けられる略円形の第1開口部198(図7参照)を含み、第1突出部194は、フィン94に臨む位置に設けられる第2開口部200を含み、第1突出部196は、フィン96に臨む位置に設けられる第2開口部202を含む。第1開口部198には、グラススクリーン32が設けられる。
第1カバー26は、第1開口部198と第2開口部200との間に立設される壁部204、および第1開口部198と第2開口部202との間に立設される壁部206をさらに含む。壁部204は、第2開口部200の縁部に設けられ、壁部206は、第2開口部202の縁部に設けられる。第1カバー26は、壁部204と壁部206との間に立設される壁部207をさらに含む。壁部207は、壁部204の端部と壁部206の端部とをつなぐように第1開口部198の縁部に沿って設けられる。したがって、壁部204、壁部206および壁部207は、第1開口部198の周囲に連なって設けられている。
第2カバー28は、第1カバー26の第1開口部198を覆うための板状の第2本体部208と、第1カバー26の第2開口部200,202を覆うための板状の第2突出部210,212とを含む。第2本体部208と、第2突出部210,212とは一体的に形成される。吸気口30は、第2本体部208において第1開口部198に臨む位置に設けられる。第2カバー28は、第2突出部210,212によって第2開口部200,202を覆いかつ第2本体部208によって第1開口部198を覆うように、第1カバー26に取り付けられる。
第1カバー26は、複数(この実施形態では6個)の取付部214を有し、第2カバー28は、複数(この実施形態では6個)の取付部216を有する。第1カバー26の各取付部214と、第2カバー28の対応する取付部216とを、ボルトなどの締結部材218(図1参照)によって相互に固定することによって、第1カバー26に第2カバー28が取り付けられる。締結部材218を着脱することによって、第2カバー28を第1カバー26に着脱できる。
図1、図5〜図7をも参照して、第1カバー26に第2カバー28を取り付けたとき、第1カバー26と第2カバー28との間に、冷却風の排出口220,222,224が三方向に形成される。すなわち、第2カバー28の外周に沿って、排出口220は、排出口222と224との間に設けられ、平面視において、排出口222と224とは、吸気口30を挟んで設けられる。排出口222は、壁部204の近傍に形成され、排出口224は、壁部206近傍に形成される。この実施形態では、第2カバー28に窪みを形成することによって、排出口220,222,224が形成されたが、これに限定されず、第1カバー26に窪みを形成することによって、排出口220,222,224が形成されてもよい。
エンジン10によれば、第2カバー28を外すだけで、第1カバー26の第1開口部198や第2開口部200,202から圧縮空気を吹きかけるなどして、冷却ファン22やシリンダ14,16のフィン94,96周辺の芝や草などの異物を容易に除去でき、メンテナンスの作業効率を向上できる。
第1カバー26は、第1開口部198と第2開口部200,202との間に立設される壁部204,206を有するので、芝や草などの異物が吸気口30から第2開口部200,202に入ることを壁部204,206によって抑制できる。
壁部204,206は、第2開口部200,202の縁部に設けられるので、芝や草などの異物が吸気口30から第2開口部200,202に入ることを壁部204,206によって一層抑制できる。
第1カバー26と第2カバー28との間で壁部204,206近傍に冷却風の排出口222,224が形成されるように第1カバー26に第2カバー28が取り付けられるので、たとえ芝や草などの異物が吸気口30から第1カバー26と第2カバー28との間に入ったとしても、当該異物を壁部204,206に沿って排出口222,224から外に排出できる。
なお、上述の実施形態では、この発明を2気筒エンジンに適用した場合について説明したが、これに限定されない。この発明は、単気筒や3気筒以上のエンジンにも適用できる。
以上、この発明の好ましい実施形態について説明されたが、この発明の範囲および精神を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能であることは明らかである。この発明の範囲は、添付された請求の範囲のみによって限定される。
10 エンジン
12 クランクケース
14,16 シリンダ
20 クランク軸
22 冷却ファン
26 第1カバー
28 第2カバー
30 吸気口
94,96 フィン
198 第1開口部
200,202 第2開口部
204,206,207 壁部
220,222,224 排出口

Claims (4)

  1. クランクケースと、
    外周にフィンを有しかつ前記クランクケースに設けられるシリンダと、
    前記クランクケース内に設けられかつ前記クランクケースを貫通するクランク軸と、
    前記クランクケースの外方において前記クランク軸と同軸上に設けられかつ前記クランクケースの外方から冷却風を取り込む冷却ファンと、
    前記シリンダおよび前記クランクケースの外方ならびに前記冷却ファンを覆うように設けられる第1カバーと、
    前記第1カバーに着脱可能に設けられる第2カバーとを備え、
    前記第1カバーは、前記冷却ファンに臨む位置に設けられる第1開口部と、前記フィンに臨む位置に設けられる第2開口部とを含み、
    前記第2カバーは、前記第1開口部に臨む位置に設けられる吸気口を含み、前記第1開口部と前記第2開口部とを覆うように前記第1カバーに取り付けられる、エンジン。
  2. 前記第1カバーは、前記第1開口部と前記第2開口部との間に立設される壁部をさらに含む、請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記壁部は、前記第2開口部の縁部に設けられる、請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記第1カバーと前記第2カバーとの間で前記壁部近傍に前記冷却風の排出口が形成されるように前記第1カバーに前記第2カバーが取り付けられる、請求項2または3に記載のエンジン。
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