JPWO2015162677A1 - ヘッダ分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、ヘッダ分配器の製造方法 - Google Patents

ヘッダ分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、ヘッダ分配器の製造方法 Download PDF

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Abstract

流体の分配の均一性が向上され、流体に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器を得る。ヘッダ分配器2は、第1流路が形成され、外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布されない領域で、且つ、第1流路の端部である第1開口部を有する領域である、第1領域が形成された、ベア材12_1〜12_5と、第2流路が形成され、外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布された領域で、且つ、第2流路の端部である第2開口部を有する領域である、第2領域が形成された、クラッド材13_1〜13_4と、を有し、ベア材の第1領域と、クラッド材の第2領域と、が、ロウ材によって接合されて、第1流路と第2流路とが接続された、板状体11を備え、ロウ材は、第2領域において、第2開口部におけるロウ材の開口部の開口面積が、第1開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、塗布されたものである。

Description

本発明は、ヘッダ分配器と、熱交換器と、空気調和装置と、ヘッダ分配器の製造方法と、に関するものである。
従来のヘッダ分配器として、第1流路が形成され、外面にロウ材が塗布されないベア材と、第2流路が形成され、外面にロウ材が塗布されたクラッド材と、を有し、ベア材とクラッド材とがロウ材によって接合されて、第1流路と第2流路とが接続された、板状体を備えたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−249241号公報(段落[0021]〜[0029]、図2〜図7)
従来のヘッダ分配器では、ベア材とクラッド材との間のロウ材が、流路のうちの管が挿入されない領域の周縁まで塗布されているため、ロウ材が溶融した際に、そのロウ材が、流路のうちの管が挿入されない領域に流入してしまい、その領域の流路形状が不均一となって、流体の分配の均一性が低下してしまい、また、流体に生じる圧力損失が増加してしまうという問題点があった。また、クラッド材の表裏面のロウ材が、流路のうちの管が挿入される領域の周縁まで塗布されているため、ロウ材が溶融した際に、そのロウ材が、流路のうちの管が挿入される領域と管との隙間に染み込んで管の端部に達して、流路のうちの管が挿入されない領域に流入してしまい、その領域の流路形状が不均一となって、流体の分配の均一性が低下してしまい、また、流体に生じる圧力損失が増加してしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、流体の分配の均一性が向上され、流体に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器を得ることを目的とする。また、本発明は、そのようなヘッダ分配器を備えた熱交換器を得ることを目的とする。また、本発明は、そのような熱交換器を備えた空気調和装置を得ることを目的とする。また、本発明は、流体の分配の均一性が向上され、流体に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器の製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係るヘッダ分配器は、第1流路が形成され、外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布されない領域で、且つ、前記第1流路の端部である第1開口部を有する領域である、第1領域が形成された、ベア材と、第2流路が形成され、外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布された領域で、且つ、前記第2流路の端部である第2開口部を有する領域である、第2領域が形成された、クラッド材と、を有し、前記ベア材の前記第1領域と、前記クラッド材の前記第2領域と、が、前記ロウ材によって接合されて、前記第1流路と前記第2流路とが接続された、板状体を備え、前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部における該ロウ材の開口部の開口面積が、前記第1開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、塗布されたものである。
本発明に係るヘッダ分配器は、ロウ材が、第2領域において、第2開口部におけるロウ材の開口部の開口面積が、第1開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、塗布されたものである。そのため、溶融したロウ材が、流路のうちの管が挿入されない領域に流入してしまうこと、流路のうちの管が挿入される領域と管との隙間に染み込んで管の端部に達して、流路のうちの管が挿入されない領域に流入してしまうこと、等が抑制されて、流路形状が不均一となって、流体の分配の均一性が低下してしまうこと、流体に生じる圧力損失が増加してしまうこと、等が抑制される。
実施の形態1に係る熱交換器の、構成を示す図である。 実施の形態1に係る熱交換器の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器の、ヘッダ分配器における冷媒の流れを説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器の変形例−1の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器の変形例−1の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器の変形例−2の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。 実施の形態1に係る熱交換器が適用される空気調和装置の、構成を示す図である。 実施の形態2に係る熱交換器の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の、ヘッダ分配器における冷媒の流れを説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の変形例−1の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の変形例−2の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。 実施の形態2に係る熱交換器の変形例−3の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。
以下、本発明に係るヘッダ分配器について、図面を用いて説明する。
なお、以下では、本発明に係るヘッダ分配器が、冷媒が流入する熱交換器に適用される場合を説明しているが、本発明に係るヘッダ分配器は、他の流体が流入する他の機器に適用されてもよい。また、以下で説明する構成、動作等は、一例にすぎず、そのような構成、動作等に限定されない。また、各図において、同一又は類似するものには、同一の符号を付すか、又は、符号を付すことを省略している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
実施の形態1に係る熱交換器について説明する。
<熱交換器の構成>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る熱交換器の、構成を示す図である。なお、図1以下では、冷媒の流れ方向を墨付き矢印で示している。
図1に示されるように、熱交換器1は、ヘッダ分配器2と、ヘッダ3と、複数の伝熱管4と、複数のフィン5と、を有する。なお、ヘッダ3は、ヘッダ分配器2と同様のヘッダであってもよく、また、異なるタイプのヘッダであってもよい。
ヘッダ分配器2の内部には、分配流路2aが形成される。分配流路2aの流入側には、冷媒配管が接続される。分配流路2aの流出側には複数の伝熱管4が接続される。ヘッダ3の内部には、合流流路3aが形成される。合流流路3aの流入側には、複数の伝熱管4が接続される。合流流路3aの流出側には冷媒配管が接続される。
伝熱管4は、円管である。伝熱管4は、例えば、アルミニウム製である。伝熱管4には、複数のフィン5が接合される。フィン5は、例えば、アルミニウム製である。伝熱管4とフィン5との接合は、ロウ付け接合であるとよい。なお、図1では、伝熱管4が8本である場合を示しているが、そのような場合に限定されない。
<熱交換器における冷媒の流れ>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器における冷媒の流れについて説明する。
冷媒配管を流れる冷媒は、ヘッダ分配器2に流入して分配流路2aで分配され、複数の伝熱管4に流出する。冷媒は、複数の伝熱管4において、例えば、ファンによって供給される空気等と熱交換する。複数の伝熱管4を流れる冷媒は、ヘッダ3の合流流路3aに流入して合流し、冷媒配管に流出する。冷媒は、逆流することができる。
<ヘッダ分配器の構成>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器のヘッダ分配器の構成について説明する。
図2及び図3は、実施の形態1に係る熱交換器の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。なお、図2は、ヘッダ分配器2を分解した状態での斜視図である。また、図3は、ヘッダ分配器2を分解した状態での、ベア材12_2〜12_5とクラッド材13_1〜13_4とを組毎に纏めて描画した場合の斜視図である。
図2に示されるように、ヘッダ分配器2は、板状体11を備える。板状体11は、ベア材12_1〜12_5と、クラッド材13_1〜13_4と、が交互に積層されて形成される。以下では、ベア材12_2〜12_5を総称して、ベア材12と記載する場合がある。以下では、クラッド材13_1〜13_4を総称して、クラッド材13と記載する場合がある。
ベア材12_1及びベア材12は、例えば、アルミニウム製である。ベア材12_1及びベア材12には、ロウ材が塗布されない。ベア材12_1及びベア材12の一部に、ロウ材が塗布されていてもよい。ベア材12_1には、ベア材12_1の表裏面を貫通する第1流路12a_1が形成される。ベア材12のそれぞれの表面(冷媒が流入する側の面)側には、突部12bが形成され、ベア材12のそれぞれには、突部12bの頂面とベア材12の裏面(冷媒が流出する側の面)とを貫通する第1流路12a_2〜12a_5が形成される。ベア材12_1及びベア材12とクラッド材13とが積層されると、第1流路12a_1〜12a_5のそれぞれは、分配流路2aの一部として機能する。以下では、第1流路12a_2〜12a_5を総称して、第1流路12aと記載する場合がある。
クラッド材13は、例えば、アルミニウム製であり、ベア材12_1及びベア材12と比較して薄い。クラッド材13の少なくとも表裏面には、ロウ材が塗布される。クラッド材13の表裏面の一部に、ロウ材が塗布されていなくてもよい。クラッド材13のそれぞれには、クラッド材13の表裏面を貫通する第2流路13a_1〜13a_4が形成される。ベア材12_1及びベア材12とクラッド材13とが積層されると、第2流路13a_1〜13a_4のそれぞれは、分配流路2aの一部として機能する。以下では、第2流路13a_1〜13a_4を総称して、第2流路13aと記載する場合がある。
ベア材12_1に形成される第1流路12a_1には、冷媒配管が接続される。第1流路12a_1は、例えば、円形状の貫通穴である。例えば、ベア材12_1の表面側に口金等が設けられ、その口金等を介して冷媒配管が接続されてもよく、また、第1流路12a_1の内周面が、冷媒配管の外周面に沿う形状であり、口金等を介さずに、第1流路12a_1に冷媒配管が直接接続されてもよい。
ベア材12_2〜12_4に形成される第1流路12a_2〜12a_4のそれぞれは、Z字状の貫通穴である。ベア材12_2〜12_4に形成される突部12bのそれぞれは、第1流路12a_2〜12a_4の内周面に沿う形状、つまりZ字状の突起である。突部12bのそれぞれは、第1流路12a_2〜12a_4の内周面に沿わない形状の突起であってもよい。突部12bのそれぞれが、第1流路12a_2〜12a_4の内周面に沿う形状の突起である場合には、ベア材12_2〜12_4とクラッド材13_1〜13_3との接着面積を大きくすることが可能となる。クラッド材13_1〜13_3に形成される第2流路13a_1〜13a_3のそれぞれは、裏面側に積層されるベア材12の突部12bの外周面に沿う形状、つまり、Z字状の貫通穴であり、且つ、突部12bの外周面と比較して、一回り大きい。
ベア材12_5に形成される第1流路12a_5には、伝熱管4が直接接続される。第1流路12a_5は、伝熱管4の外周面に沿う形状、つまり円形状の貫通穴である。ベア材12_5に形成される突部12bは、第1流路12a_5の内周面に沿う形状、つまり円形状の突起である。突部12bは、第1流路12a_5の内周面に沿わない形状の突起であってもよい。突部12bが、第1流路12a_5の内周面に沿う形状の突起である場合には、ベア材12_5とクラッド材13_4との接着面積を大きくすることが可能となる。クラッド材13_4に形成される第2流路13a_4は、ベア材12_5の突部12bの外周面に沿う形状、つまり、円形状の貫通穴であり、且つ、突部12bの外周面と比較して、一回り大きい。必要とされる伝熱管4の差し込みシロに応じて、ベア材12_5及びクラッド材13_4の厚さ及び枚数の少なくとも一方が変更されるとよい。また、必要とされる伝熱管4の差し込みシロに応じて、第1流路12a_5の内径、突部12bの外径、及び、第2流路13a_4の内径の少なくとも一つが変更されるとよい。
図3に示されるように、ベア材12_1及びベア材12とクラッド材13とが積層されると、突部12bが第2流路13a_1〜13a_4の内側に挿入されて、第1流路12a_1〜12a_5が連通される。
<ヘッダ分配器における冷媒の流れ>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器のヘッダ分配器における冷媒の流れについて説明する。
図4は、実施の形態1に係る熱交換器の、ヘッダ分配器における冷媒の流れを説明するための図である。なお、図4は、図3に示される斜視図を展開させたものである。
図4に示されるように、冷媒配管から第1流路12a_1に流入した冷媒は、第1流路12a_2の中心に流入する。第1流路12a_2の中心に流入した冷媒は、クラッド材13_2の表面に当たって分岐し、第1流路12a_2の上部及び下部から第1流路12a_3の中心に流入する。同様に、第1流路12a_3の中心に流入した冷媒は、クラッド材13_3の表面に当たって分岐し、第1流路12a_3の上部及び下部から第1流路12a_4の中心に流入する。同様に、第1流路12a_4の中心に流入した冷媒は、クラッド材13_4の表面に当たって分岐し、第1流路12a_4の上部及び下部から第1流路12a_5を介して、伝熱管4に流入する。
なお、図2〜図4では、第1流路12a_2〜12a_4が、Z字状の貫通穴である場合を示しているが、ヘッダ分配器2は、そのような場合に限定されない。例えば、第1流路12a_2〜12a_4が、S字状の貫通穴であってもよい。第1流路12a_2〜12a_4が、Z字状の貫通穴である場合には、冷媒が、第1流路12a_2〜12a_4の中心、つまり、直線状の部分で分岐されることとなって、特に、ヘッダ分配器2が冷媒を重力方向と垂直ではない方向に分配するものである場合等において、冷媒の分配の均一性が向上される。また、例えば、第1流路12a_2〜12a_4が、重力方向と平行な直線状の貫通穴であってもよい。第1流路12a_2〜12a_4が、Z字状の貫通穴、S字状の貫通穴等である場合には、冷媒が、第1流路12a_2〜12a_4の中心、つまり、重力方向と平行でない部分で分岐されることとなって、特に、ヘッダ分配器2が冷媒を重力方向と垂直ではない方向に分配するものである場合等において、冷媒の分配の均一性が向上される。
また、図2〜図4では、分配流路2aが、流入する冷媒を2つに分岐することを複数回繰り返すものである場合を示しているが、ヘッダ分配器2は、そのような場合に限定されない。例えば、分配流路2aが、流入する冷媒を2つ以上に分岐することを1回だけ行うものであってもよく、また、流入する冷媒を3つ以上に分岐することを複数回繰り返すものであってもよい。分配流路2aが、流入する冷媒を2つに分岐することを複数回繰り返すものである場合には、冷媒の分配の均一性が向上される。
また、図1〜図4では、分配流路2aが、流入する冷媒を段方向に分配するものである場合を示しているが、ヘッダ分配器2は、そのような場合に限定されない。例えば、伝熱管4が、複数列配設され、分配流路2aが、流入する冷媒を段方向及び列方向に分配するものであってもよい。第1流路12aは、1つのベア材12に並設されてもよく、また、複数のベア材12に分かれて並設されてもよい。また、第2流路13aは、1つのクラッド材13に並設されてもよく、また、複数のクラッド材13に分かれて並設されてもよい。
<ベア材とクラッド材との接合部の詳細>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細について説明する。
図5は、実施の形態1に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。なお、図5は、図3におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線での断面図である。ヘッダ分配器2は、図3におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線の全てにおいて、図5に示されるような断面である場合に、限定されない。また、図5は、ロウ材13cが溶融する前の状態を示している。
図5に示されるように、ベア材12の、ロウ材が塗布されない領域である第1領域12rに、突部12bが形成される。突部12bの頂面12cとベア材12の裏面とを貫通するように、第1流路12aが形成されて、頂面12c側に、第1開口部12oが形成される。また、クラッド材13の、ロウ材13cが塗布された領域である第2領域13rに、クラッド材13の表裏面を貫通するように、第2流路13aが形成されて、クラッド材13の裏面側に第2開口部13oが形成される。第2開口部13oは、クラッド材13の基材13bの開口部13obと、ロウ材13cの開口部13ocと、を含む。第2流路13aの内周面に、ロウ材13cが塗布されていてもよい。
ベア材12の板厚をT1、クラッド材13の板厚をT2、クラッド材13の基材13bの板厚をT2b、基材13bに塗布されたロウ材13cの肉厚をT2c、ベア材12に形成された突部12bの突出高さをH0、ベア材12_5に形成された突部12bの外径をD0、ベア材12_2〜12_4に形成された突部12bの幅をW0、ベア材12_5に形成された第1流路12a_5の内径をD1、ベア材12_2〜12_4に形成された第1流路12a_2〜12a_4の幅をW1、クラッド材13_4に形成された第2流路13a_4の内径をD2、クラッド材13_1〜13_3に形成された第2流路13a_1〜13a_3の幅をW2とする。
ロウ材13cの使用量を低減しつつ、第1領域12rと第2領域13rとの接着性を確保するために、ロウ材13cは、肉厚T2cが板厚T2bの30%以下になるように、塗布される。
第1流路12a_5に伝熱管4を挿入して接続するために、第1流路12a_5は、内径D1が伝熱管4の外径と比較して大きくなるように、形成される。
ベア材12とクラッド材13とが積層された際に、突部12bが第2流路13aの内側に突出する状態とするために、第2流路13aは、内径D2又は幅W2が、突部12bの外径D0又は幅W0と比較して大きくなるように形成される。つまり、ロウ材13cが溶融して第1領域12rと第2領域13rとが接合される前の状態において、クラッド材13の裏面側に塗布されるロウ材13cは、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocの開口面積が第1開口部12oの開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。そのため、クラッド材13の裏面側に塗布されるロウ材13cが溶融する際に、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocと、第1開口部12oと、の間に、突部12bの壁面が介在することとなる。
また、同様に、クラッド材13の表面側に塗布されるロウ材13cは、ロウ材13cの開口部の開口面積が第1開口部12oの開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。また、ロウ材13cの開口部の開口面積がクラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12の裏面側の開口部の開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。そのため、クラッド材13の表面側に塗布されるロウ材13cが溶融する際においても、ロウ材13cの開口部と、第1開口部12oと、の間に、突部12bの壁面等が介在することとなる。また、ロウ材13cの開口部と、クラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12の裏面側の開口部と、の間に、突部12bの壁面等が介在することとなる。クラッド材13の表面側に塗布されるロウ材13cの開口部も、本発明における「第2開口部におけるロウ材の開口部」に相当する。また、クラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12の裏面側の開口部も、本発明における「第1開口部」に相当する。
クラッド材13と、そのクラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12と、の接合を確実化するために、突部12bは、突出高さH0が板厚T2以下となるように、形成される。
<熱交換器の作用>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器の作用について説明する。
ヘッダ分配器2では、ロウ材13cが溶融して第1領域12rと第2領域13rとが接合される前の状態において、ロウ材13cは、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocの開口面積が第1開口部12oの開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。そのため、ロウ材13cが溶融する際に、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocと、第1開口部12oと、の間に、突部12bの壁面が介在することとなって、溶融したロウ材13cが、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入されない領域に流入してしまうこと、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入される領域と伝熱管4との隙間に染み込んで伝熱管4の端部に達して、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入されない領域に流入してしまうこと、等が抑制されて、分配流路2aの流路形状が不均一となって、冷媒の分配の均一性が低下してしまうことが抑制される。また、冷媒に生じる圧力損失が増加してしまうことが抑制される。
また、分配流路2aにロウ材13cが侵入しにくい構造であることで、ヘッダ分配器2のベア材12_1及びベア材12とクラッド材13との接合が確実化されて、ヘッダ分配器2の信頼性が向上される。また、分配流路2aにロウ材13cが侵入しにくい構造であることで、伝熱管4にロウ材13cが流入することが抑制されて、伝熱管4の流路形状が不均一となって、熱交換器1の熱交換効率が低下してしまうこと、冷媒に生じる圧力損失が増加してしまうこと等が抑制される。また、伝熱管4にロウ材13cが流入することを抑制する別の手段を講じて、伝熱管4の流路が塞がれてしまうことを抑制する必要性が低減されて、製造コスト等が削減される。
また、ヘッダ分配器2では、分配流路2aが、部分流路(第1流路12a_1及び第1流路12a、第2流路13a)が形成された板材(ベア材12_1及びベア材12、クラッド材13)を積層することによって形成される。そのため、冷媒の分配の均一性が向上され、冷媒に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器2であるにも関わらず、冷媒の部分流路における分岐数の変更を、部分流路の形状の変更によって簡易に実現することができる、つまり、ヘッダ分配器2の厚さを簡易に変更することができるため、ヘッダ分配器2の汎用性が向上される。また、冷媒の分配の均一性が向上され、冷媒に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器2であるにも関わらず、ヘッダ分配器2の分配数の変更を、板材の枚数の増減によって簡易に実現することができるため、ヘッダ分配器2の汎用性が向上される。また、冷媒の分配の均一性が向上され、冷媒に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器2であるにも関わらず、伝熱管4の差し込みシロの変更を、板材の枚数又は厚さの増減によって簡易に実現することができるため、伝熱管4の接合が確実化されて、熱交換器1の信頼性が向上される。
また、ヘッダ分配器2では、分配流路2aが、穴(第1流路12a_1及び第1流路12a、第2流路13a)が形成された板材(ベア材12_1及びベア材12、クラッド材13)を積層することによって形成される。そのため、冷媒の分配の均一性が向上され、冷媒に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器2であるにも関わらず、部分流路の形状を複雑化して、ヘッダ分配器2における冷媒の分配の均一性を更に向上することを、穴の形状の変更によって簡易に実現することができるため、ヘッダ分配器2の汎用性が向上される。
<変形例−1>
図6及び図7は、実施の形態1に係る熱交換器の変形例−1の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。なお、図6及び図7は、図3におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線での断面図である。ヘッダ分配器2は、図3におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線の全てにおいて、図6及び図7に示されるような断面である場合に、限定されない。また、図6及び図7は、ロウ材13cが溶融する前の状態を示している。
図6に示されるように、ロウ材13cが溶融する前の状態において、ロウ材13cは、突部12bの外周面と第2流路13aの内周面との間に隙間Sが形成されるように、塗布される。隙間Sは、漏れ出すロウ材13cのバッファとして機能する。隙間Sが形成されることで、分配流路2aの周囲に塗布されるロウ材13cが減少することとなって、分配流路2aにロウ材13cが侵入することが、更に抑制される。また、隙間Sにロウ材13cのフィレットが形成されることとなって、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が向上される。なお、隙間Sの幅は、ロウ材13cの量、材質等に応じて設定されるとよい。隙間Sの幅が大きすぎる場合には、分配流路2a周辺におけるベア材12とクラッド材13との接着性が不足してしまうため、隙間S≦2mmであるとよい。
また、図7に示されるように、ロウ材13cが溶融する前の状態において、ロウ材13cは、突部12bの外周面と第2流路13aの内周面との間に、突部12bの根元に近づく程狭くなる隙間Sが形成されるように、塗布される。そのように構成されることで、突部12bの根元の周囲にフィレットを形成することが確実化されることとなって、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が更に向上される。なお、隙間Sは、突部12bの根元に近づく程、狭くなる量が徐々に減少する隙間であってもよい。そのように構成されることで、突部12bの根元の周囲にフィレットを形成することが更に確実化されることとなって、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が更に向上される。
ヘッダ分配器2に、突部12bと第2流路13aとの嵌め合い部以外の嵌め合い部が形成されている場合には、その嵌め合い部に、図6及び図7に示されるような隙間Sが形成されてもよい。そのような場合でも、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が向上される。
<変形例−2>
図8は、実施の形態1に係る熱交換器の変形例−2の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。なお、図8は、ヘッダ分配器2を分解した状態での斜視図である。
図8に示されるように、伝熱管4は、内部に複数の流路が列状に形成された扁平管である。そのような場合には、ベア材12_5に形成される第1流路12a_5の内周面、ベア材12_5に形成される突部12bの外周面、及び、クラッド材13_4に形成される第2流路13a_4の内周面が、扁平状となる。
ヘッダ分配器2では、分配流路2aが、穴(第1流路12a_1及び第1流路12a、第2流路13a)が形成された板材(ベア材12_1及びベア材12、クラッド材13)を積層することによって形成される。そのため、冷媒の分配の均一性が向上され、冷媒に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器2であるにも関わらず、外周面の形状が複雑な伝熱管4を採用することを、穴の形状の変更によって簡易に実現することができる。また、外周面の形状が異なる伝熱管4を採用した複数種類の熱交換器1において、一部の部材(ベア材12_1〜12_4、及び、クラッド材13_1〜13_3)を共通化することが可能となって、製造コストが削減される。
<熱交換器の使用態様>
以下に、実施の形態1に係る熱交換器の使用態様の一例について説明する。
なお、以下では、実施の形態1に係る熱交換器が、空気調和装置に使用される場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、実施の形態1に係る熱交換器が、例えば、冷媒循環回路を有する他の冷凍サイクル装置に使用されてもよい。また、空気調和装置が、冷房運転と暖房運転とを切り替えるものである場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、空気調和装置が、冷房運転又は暖房運転のみを行うものであってもよい。
図9は、実施の形態1に係る熱交換器が適用される空気調和装置の、構成を示す図である。なお、図9では、冷房運転時の冷媒の流れ方向が実線の矢印で示され、暖房運転時の冷媒の流れ方向が点線の矢印で示される。
図9に示されるように、空気調和装置51は、圧縮機52と、四方弁53と、熱源側熱交換器54と、絞り装置55と、負荷側熱交換器56と、熱源側ファン57と、負荷側ファン58と、制御装置59と、を有する。圧縮機52と四方弁53と熱源側熱交換器54と絞り装置55と負荷側熱交換器56とが冷媒配管で接続されて、冷媒循環回路が形成される。
制御装置59には、例えば、圧縮機52、四方弁53、絞り装置55、熱源側ファン57、負荷側ファン58、各種センサ等が接続される。制御装置59によって、四方弁53の流路が切り替えられることで、冷房運転と暖房運転とが切り替えられる。熱源側熱交換器54は、冷房運転時に凝縮器として作用し、暖房運転時に蒸発器として作用する。負荷側熱交換器56は、冷房運転時に蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器として作用する。
冷房運転時の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機52から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、四方弁53を介して熱源側熱交換器54に流入し、熱源側ファン57によって供給される外気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状態の冷媒となり、熱源側熱交換器54から流出する。熱源側熱交換器54から流出した高圧の液状態の冷媒は、絞り装置55に流入し、低圧の気液二相状態の冷媒となる。絞り装置55から流出する低圧の気液二相状態の冷媒は、負荷側熱交換器56に流入し、負荷側ファン58によって供給される室内空気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状態の冷媒となり、負荷側熱交換器56から流出する。負荷側熱交換器56から流出する低圧のガス状態の冷媒は、四方弁53を介して圧縮機52に吸入される。
暖房運転時の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機52から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、四方弁53を介して負荷側熱交換器56に流入し、負荷側ファン58によって供給される室内空気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状態の冷媒となり、負荷側熱交換器56から流出する。負荷側熱交換器56から流出した高圧の液状態の冷媒は、絞り装置55に流入し、低圧の気液二相状態の冷媒となる。絞り装置55から流出する低圧の気液二相状態の冷媒は、熱源側熱交換器54に流入し、熱源側ファン57によって供給される外気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状態の冷媒となり、熱源側熱交換器54から流出する。熱源側熱交換器54から流出する低圧のガス状態の冷媒は、四方弁53を介して圧縮機52に吸入される。
熱源側熱交換器54及び負荷側熱交換器56の少なくともいずれか一方に、熱交換器1が用いられる。熱交換器1は、熱交換器1が蒸発器として作用する際に、ヘッダ分配器2から冷媒が流入し、ヘッダ3から冷媒が流出するように接続される。つまり、熱交換器1が蒸発器として作用する際は、冷媒配管からヘッダ分配器2に気液二相状態の冷媒が流入し、伝熱管4からヘッダ3にガス状態の冷媒が流入する。また、熱交換器1が凝縮器として作用する際は、冷媒配管からヘッダ3にガス状態の冷媒が流入し、伝熱管4からヘッダ分配器2に液状態の冷媒が流入する。
ヘッダ分配器2は、冷媒の分配の均一性が向上された構成であるため、均一な分配が比較的困難な気液二相状態の冷媒が流入したとしても、複数の伝熱管4のそれぞれに流出する冷媒の流量及び乾き度を均一にすることが可能である。つまり、ヘッダ分配器2は、空気調和装置51のような冷凍サイクル装置に好適である。
実施の形態2.
実施の形態2に係る熱交換器について説明する。
なお、実施の形態1と重複又は類似する説明は、適宜簡略化又は省略している。
<ヘッダ分配器の構成>
以下に、実施の形態2に係る熱交換器のヘッダ分配器の構成について説明する。
図10及び図11は、実施の形態2に係る熱交換器の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。なお、図10は、ヘッダ分配器2を分解した状態での斜視図である。また、図11は、ヘッダ分配器2を分解した状態での、ベア材12_2〜12_5とクラッド材13_1〜13_4とを組毎に纏めて描画した場合の斜視図である。
図10に示されるように、ベア材12_1には、ベア材12_1の表裏面を貫通する第1流路12a_1が形成される。ベア材12のそれぞれには、突部12bが形成されず、ベア材12の表裏面を貫通する第1流路12aが形成される。また、クラッド材13のそれぞれには、クラッド材13の表裏面を貫通する第2流路13aが形成される。
ベア材12_2〜12_4に形成される第1流路12a_2〜12a_4のそれぞれは、Z字状の貫通穴である。クラッド材13_1〜13_3に形成される第2流路13a_1〜13a_3のそれぞれは、裏面側に積層されるベア材12_2〜12_4に形成される第1流路12a_2〜12a_4の内周面に沿う形状、つまり、Z字状の貫通穴であり、且つ、その内周面とほぼ等しい大きさである。
ベア材12_5に形成される第1流路12a_5は、伝熱管4の外周面に沿う形状、つまり円形状の貫通穴である。クラッド材13_4に形成される第2流路13a_4は、ベア材12_5に形成される第1流路12a_5の内周面に沿う形状、つまり、円形状の貫通穴であり、且つ、その内周面とほぼ等しい大きさである。
図11に示されるように、ベア材12_1及びベア材12とクラッド材13とが積層されると、第1流路12a_1〜12a_5と第2流路13a_1〜13a_4とが連通される。
<ヘッダ分配器における冷媒の流れ>
以下に、実施の形態2に係る熱交換器のヘッダ分配器における冷媒の流れについて説明する。
図12は、実施の形態2に係る熱交換器の、ヘッダ分配器における冷媒の流れを説明するための図である。なお、図12は、図11に示される斜視図を展開させたものである。
図12に示されるように、冷媒配管から第1流路12a_1に流入した冷媒は、第1流路12a_2及び第2流路13a_1の中心に流入する。第1流路12a_2及び第2流路13a_1の中心に流入した冷媒は、クラッド材13_2の表面に当たって分岐し、第1流路12a_2及び第2流路13a_1の上部及び下部から第1流路12a_3及び第2流路13a_2の中心に流入する。同様に、第1流路12a_3及び第2流路13a_2の中心に流入した冷媒は、クラッド材13_3の表面に当たって分岐し、第1流路12a_3及び第2流路13a_2の上部及び下部から第1流路12a_4及び第2流路13a_3の中心に流入する。同様に、第1流路12a_4及び第2流路13a_3の中心に流入した冷媒は、クラッド材13_4の表面に当たって分岐し、第1流路12a_4及び第2流路13a_3の上部及び下部から第1流路12a_5及び第2流路13a_4を介して、伝熱管4に流入する。
<ベア材とクラッド材との接合部の詳細>
以下に、実施の形態2に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細について説明する。
図13及び図14は、実施の形態2に係る熱交換器の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。なお、図13は、図11におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線での断面図である。ヘッダ分配器2は、図11におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線の全てにおいて、図13に示されるような断面である場合に、限定されない。また、図13は、ロウ材13cが溶融する前の状態を示している。また、図14は、クラッド材13_3の露出部13dの製造工程の一例を示している。クラッド材13_1、13_2、13_4の露出部13dの製造工程の一例についても同様である。
図13に示されるように、ベア材12の、ロウ材が塗布されない領域である第1領域12rに、ベア材12の表裏面を貫通するように、第1流路12aが形成されて、ベア材12の表面側に、第1開口部12oが形成される。また、クラッド材13の、ロウ材13cが塗布された領域である第2領域13rに、クラッド材13の表裏面を貫通するように、第2流路13aが形成されて、クラッド材13の裏面側に第2開口部13oが形成される。第2開口部13oは、クラッド材13の基材13bの開口部13obと、ロウ材13cの開口部13ocと、を含む。
ベア材12の板厚をT1、クラッド材13の板厚をT2、クラッド材13の基材13bの板厚をT2b、基材13bに塗布されたロウ材13cの肉厚をT2c、ベア材12_5に形成された第1流路12a_5の内径をD1、ベア材12_2〜12_4に形成された第1流路12a_2〜12a_4の幅をW1、クラッド材13_4の基材13bに形成された第2流路13a_4の内径をD2b、クラッド材13_4のロウ材13cに形成された第2流路13a_4の内径をD2c、クラッド材13_1〜13_3の基材13bに形成された第2流路13a_1〜13a_3の幅をW2b、クラッド材13_1〜13_3のロウ材13cに形成された第2流路13a_1〜13a_3の幅をW2cとする。
ロウ材13cの使用量を低減しつつ、第1領域12rと第2領域13rとの接着性を確保するために、ロウ材13cは、肉厚T2cが板厚T2bの30%以下になるように、塗布される。
クラッド材13は、ロウ材13cが溶融する前の状態において、内径D2c又は幅W2cが、内径D2b又は幅W2bと比較して大きくなるように形成される。つまり、ロウ材13cが溶融して第1領域12rと第2領域13rとが接合される前の状態において、クラッド材13の裏面側に塗布されるロウ材13cは、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocの開口面積が第1開口部12oの開口面積と比較して大きく、且つ、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocの開口面積が第2開口部13oにおける基材13bの開口部13obの開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。そして、ロウ材13cにおける第2流路13aの内周面と、基材13bにおける第2流路13aの内周面との間に、基材13bの露出部13dが形成され、第2領域13rにおいて、ロウ材13cの表面は、基材13bの露出部13dの表面と比較して、第1領域12rに近い状態である。そのため、クラッド材13の裏面側に塗布されるロウ材13cが溶融する前の状態において、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocと、第1開口部12oと、の間に、隙間Sが介在することとなる。
また、同様に、クラッド材13の表面側に塗布されるロウ材13cは、ロウ材13cの開口部の開口面積がクラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12の裏面側の開口部の開口面積と比較して大きく、且つ、ロウ材13cの開口部の開口面積が基材13bの開口部の開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。そのため、クラッド材13の表面側に塗布されるロウ材13cが溶融する際においても、ロウ材13cの開口部と、クラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12の裏面側の開口部と、の間に、隙間Sが介在することとなる。クラッド材13の表面側に塗布されるロウ材13cの開口部も、本発明における「第2開口部におけるロウ材の開口部」に相当する。また、クラッド材13の表面側に積層されるベア材12_1及びベア材12の裏面側の開口部も、本発明における「第1開口部」に相当する。
図14に示されるように、露出部13dは、切削加工等によって第2開口部13oの周囲のロウ材13cが除去されることで、形成されるとよい。また、露出部13dは、ロウ材13cのプリント加工時にマスク等を用いることによって、形成されてもよい。露出部13dの幅は、ロウ材13cの量、材質等に応じて設定されるとよい。
<熱交換器の作用>
以下に、実施の形態2に係る熱交換器の作用について説明する。
ヘッダ分配器2では、ロウ材13cが溶融して第1領域12rと第2領域13rとが接合される前の状態において、ロウ材13cは、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocの開口面積が第1開口部12oの開口面積と比較して大きく、且つ、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocの開口面積が第2開口部13oにおける基材13bの開口部13obの開口面積と比較して大きくなるように、塗布される。そのため、ロウ材13cが溶融する際に、第2開口部13oにおけるロウ材13cの開口部13ocと、第1開口部12oと、の間に、隙間Sが介在することとなって、溶融したロウ材13cが、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入されない領域に流入してしまうこと、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入される領域と伝熱管4との隙間に染み込んで伝熱管4の端部に達して、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入されない領域に流入してしまうこと、等が抑制される。
また、隙間Sにロウ材13cのフィレットが形成されることとなって、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が向上されて、ヘッダ分配器2の信頼性が向上される。
また、クラッド材13に露出部13dが形成される分だけ、ロウ材13cの使用量が低減されることとなって、ヘッダ分配器2が低コスト化される。
また、ベア材12の形状を複雑化せずに、冷媒の分配の均一性が向上され、冷媒に生じる圧力損失が低減されたヘッダ分配器2を得ることができるため、ヘッダ分配器2の製造コスト等が削減される。
また、第2領域13rにおいて、ロウ材13cの表面が、基材13bの露出部13dの表面と比較して、第1領域12rに近い状態であることで、隙間Sの形成と、ベア材12とクラッド材13との接合の確実化と、が両立されることとなって、ヘッダ分配器2の信頼性が向上される。
<変形例−1>
図15は、実施の形態2に係る熱交換器の変形例−1の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。なお、図15では、クラッド材13_3の露出部13dの形状を示している。クラッド材13_1、13_2、13_4の露出部13dの形状についても同様である。
図15に示されるように、ロウ材13cは、第2開口部13oのうちのクラッド材13の周縁に近い領域における露出部13dの幅が、第2開口部13oのうちのクラッド材13の周縁に遠い領域における露出部13dの幅と比較して小さくなるように、塗布される。つまり、第2開口部13oのうちのクラッド材13の周縁に近い領域における露出部13dの幅は、第2開口部13oのうちのクラッド材13の周縁に遠い領域における露出部13dの幅と比較して小さい0以上の値となる。そのように構成されることで、接着シロの少ない領域における、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が向上される。なお、接着シロの少ない他の領域において、同様に、露出部13dの幅が小さくされてもよい。
特に、第2流路13aが屈曲部13eを有する形状である場合には、ロウ材13cが、第2開口部13oのうちの屈曲部13eに近い領域における露出部13dの幅が、第2開口部13oのうちの屈曲部13eに遠い領域における露出部13dの幅と比較して小さくなるように、塗布されるとよい。つまり、第2開口部13oのうちの屈曲部13eに近い領域における露出部13dの幅は、第2開口部13oのうちの屈曲部13eに遠い領域における露出部13dの幅と比較して小さい0以上の値となる。屈曲部13eでは、冷媒の流れによどみが生じるため、そのように構成されて、溶融したロウ材13cが屈曲部13eに流入し、屈曲部13eにロウ材13cのフィレットが形成されることとなっても、ヘッダ分配器2の冷媒の分配の均一性に及ぼされる影響が少ない。そのため、そのように構成されて、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性の向上が優先されることが、有効である。
また、1つのクラッド材13に第2開口部13oが複数形成される場合には、ロウ材13cは、第2開口部13oのうちの他の第2開口部13oに近い領域における露出部13dの幅が、第2開口部13oのうちの他の第2開口部13oに遠い領域における露出部13dの幅と比較して小さくなるように、塗布される。つまり、第2開口部13oのうちの他の第2開口部13oに近い領域における露出部13dの幅は、第2開口部13oのうちの他の第2開口部13oに遠い領域における露出部13dの幅と比較して小さい0以上の値となる。そのように構成されることで、接着シロの少ない領域における、ベア材12とクラッド材13との接合の確実性が向上される。
<変形例−2>
図16は、実施の形態2に係る熱交換器の変形例−2の、ヘッダ分配器の構成を説明するための図である。なお、図16は、ヘッダ分配器2を分解した状態での斜視図である。
図16に示されるように、伝熱管4は、内部に複数の流路が列状に形成された扁平管である。そのような場合には、ベア材12_5に形成される第1流路12a_5の内周面、及び、クラッド材13_4に形成される第2流路13a_4の内周面が、扁平状となる。
<変形例−3>
図17は、実施の形態2に係る熱交換器の変形例−3の、ベア材とクラッド材との接合部の詳細を説明するための図である。なお、図17は、図11におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線に相当する線での断面図である。ヘッダ分配器2は、図11におけるA1−A1線、B1−B1線、B2−B2線、及び、B3−B3線に相当する線の全てにおいて、図17に示されるような断面である場合に、限定されない。また、図17は、ロウ材13cが溶融する前の状態を示している。
図17に示されるように、ベア材12に突部12bが形成されていてもよい。そのような構成であっても、溶融したロウ材13cが、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入されない領域に流入してしまうこと、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入される領域と伝熱管4との隙間に染み込んで伝熱管4の端部に達して、分配流路2aのうちの伝熱管4が挿入されない領域に流入してしまうこと、等が抑制される。なお、第2流路13aの内周面に、ロウ材13cが塗布されていてもよい。
以上、実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、各実施の形態の全部又は一部、各変形例等を組み合わせることも可能である。
1 熱交換器、2 ヘッダ分配器、2a 分配流路、3 ヘッダ、3a 合流流路、4
伝熱管、5 フィン、11 板状体、12、12_1〜12_5 ベア材、12a、12a_1〜12a_5 第1流路、12b 突部、12c 突部の頂面、12o 第1開口部、12r 第1領域、13、13_1〜13_4 クラッド材、13a、13a_1〜13a_4 第2流路、13b 基材、13c ロウ材、13d 露出部、13e 屈曲部、13o 第2開口部、13ob 基材の開口部、13oc ロウ材の開口部、13r 第2領域、51 空気調和装置、52 圧縮機、53 四方弁、54 熱源側熱交換器、55 絞り装置、56 負荷側熱交換器、57 熱源側ファン、58 負荷側ファン、59 制御装置。
本発明に係るヘッダ分配器は、流入する流体を2つに分岐する分配流路を有するヘッダ分配器であって、第1流路が形成され前記第1流路の端部である第1開口部を有する領域である、第1領域が形成された、ベア材と、第2流路が形成され前記第2流路の端部である第2開口部を有する領域である、第2領域が形成された、クラッド材と、を有し、前記ベア材の前記第1領域と、前記クラッド材の前記第2領域と、がロウ材によって接合されており、前記第1流路と前記第2流路とが接続された板状体を備え、前記接続された前記第1流路と前記第2流路とによって、前記分配流路の一部が構成されており、前記第2領域において、前記第2開口部を含む前記ロウ材が塗布されていない部分であるロウ材の開口部の開口面積が、前記第1開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、前記ロウ材が塗布されたものである。

Claims (15)

  1. 第1流路が形成され、
    外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布されない領域で、且つ、前記第1流路の端部である第1開口部を有する領域である、第1領域が形成された、ベア材と、
    第2流路が形成され、
    外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布された領域で、且つ、前記第2流路の端部である第2開口部を有する領域である、第2領域が形成された、クラッド材と、を有し、
    前記ベア材の前記第1領域と、前記クラッド材の前記第2領域と、が、前記ロウ材によって接合されて、前記第1流路と前記第2流路とが接続された、板状体を備え、
    前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部における該ロウ材の開口部の開口面積が、前記第1開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、塗布された、ヘッダ分配器。
  2. 前記第1開口部は、前記第1領域の突部に形成され、
    前記突部は、前記第2流路の内側に突出する、請求項1に記載のヘッダ分配器。
  3. 第1流路が形成され、
    外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布されない領域で、且つ、前記第1流路の端部である第1開口部を有する領域である、第1領域が形成された、ベア材と、
    第2流路が形成され、
    外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布された領域で、且つ、前記第2流路の端部である第2開口部を有する領域である、第2領域が形成された、クラッド材と、を有し、
    前記ベア材の前記第1領域と、前記クラッド材の前記第2領域と、が、前記ロウ材によって接合されて、前記第1流路と前記第2流路とが接続された、板状体を備え、
    前記第1開口部は、前記第1領域の突部に形成され、
    前記突部は、前記第2流路の内側に突出する、ヘッダ分配器。
  4. 前記ロウ材が溶融する前の状態で、前記突部の外周面と前記第2流路の内周面との間に、隙間が形成された、請求項2又は3に記載のヘッダ分配器。
  5. 前記隙間は、前記突部の根元に近づく程狭くなる隙間である、請求項4に記載のヘッダ分配器。
  6. 前記突部の突出高さは、前記クラッド材の板厚以下である、請求項2〜5のいずれか一項に記載のヘッダ分配器。
  7. 前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部における該ロウ材の開口部の開口面積が、前記第2開口部における前記クラッド材の基材の開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、塗布された、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッダ分配器。
  8. 前記ロウ材は、前記第2領域において、該ロウ材の表面が、前記クラッド材の基材の表面と比較して前記第1領域に近い状態になるように、塗布された、請求項7に記載のヘッダ分配器。
  9. 前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部のうちの前記クラッド材の周縁に近い領域における、該ロウ材の開口部の内周面と前記クラッド材の基材の開口部の内周面との間に形成される該基材の露出部の幅が、前記第2開口部のうちの前記クラッド材の周縁に遠い領域における該幅と比較して小さい状態になるように、塗布された、請求項7又は8に記載のヘッダ分配器。
  10. 前記第2開口部は、屈曲部を有する形状であり、
    前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部のうちの前記屈曲部に近い領域における、該ロウ材の開口部の内周面と前記クラッド材の基材の開口部の内周面との間に形成される該基材の露出部の幅が、前記第2開口部のうちの前記屈曲部に遠い領域における該幅と比較して小さい状態になるように、塗布された、請求項7〜9のいずれか一項に記載のヘッダ分配器。
  11. 前記第2開口部は、1つの前記クラッド材に複数形成され、
    前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部のうちの他の第2開口部に近い領域における、該ロウ材の開口部の内周面と前記クラッド材の基材の開口部の内周面との間に形成される該基材の露出部の幅が、前記第2開口部のうちの他の第2開口部に遠い領域における該幅と比較して小さい状態になるように、塗布された、請求項7〜10のいずれか一項に記載のヘッダ分配器。
  12. 前記ロウ材は、前記第2領域において、該ロウ材の厚さが、前記クラッド材の基材の板厚の30%以下の状態になるように、塗布された、請求項1〜11のいずれか一項に記載のヘッダ分配器。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のヘッダ分配器と、
    前記板状体に接続された伝熱管と、を備えた、熱交換器。
  14. 請求項13に記載の熱交換器を備えた、空気調和装置。
  15. 第1流路が形成され、
    外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布されない領域で、且つ、前記第1流路の端部である第1開口部を有する領域である、第1領域が形成された、ベア材と、
    第2流路が形成され、
    外面の少なくとも一部に、ロウ材が塗布された領域で、且つ、前記第2流路の端部である第2開口部を有する領域である、第2領域が形成された、クラッド材と、を有し、
    前記ベア材の前記第1領域と、前記クラッド材の前記第2領域と、が、前記ロウ材によって接合されて、前記第1流路と前記第2流路とが接続された、板状体を備えた、ヘッダ分配器の製造方法であって、
    前記ロウ材は、前記第2領域において、前記第2開口部における該ロウ材の開口部の開口面積が、前記第1開口部の開口面積と比較して大きい状態になるように、塗布された、ヘッダ分配器の製造方法。
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