JP2007303787A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2007303787A
JP2007303787A JP2006135037A JP2006135037A JP2007303787A JP 2007303787 A JP2007303787 A JP 2007303787A JP 2006135037 A JP2006135037 A JP 2006135037A JP 2006135037 A JP2006135037 A JP 2006135037A JP 2007303787 A JP2007303787 A JP 2007303787A
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refrigerant
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JP2006135037A
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Masahiko Nagashima
政彦 長島
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】毛管現象によるろう材の冷媒流通孔への流入を防止して目詰まりの発生を抑制し、熱交換器の性能向上を実現する。
【解決手段】アルミニウムからなる多孔の偏平チューブ2と、前記偏平チューブ2を挿入させるタンク部5と、を有してなる熱交換器1において、前記偏平チューブ2の端部に、前記タンク部5の内面5Aと前記偏平チューブ2の端面2Aとの距離L1よりも深い溝7を形成した。タンク部5の内面5Aと溝7の底面7Aまでの距離(L1+L2)が十分確保されることにより、毛管現象によるろう材のチューブ内部への流入が防止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば二酸化炭素(CO2)を冷媒とする熱交換器に関し、詳細には、チューブ内部の目詰まりを防止する技術に関する。
図4及び図5には、二酸化炭素(CO2)を冷媒とする熱交換器(例えば、特許文献1)の要部を示している。二酸化炭素を冷媒としたガスクーラーやコンデンサなどの如き熱交換器は、使用するガス圧が高いため、チューブ101に形成された多数の冷媒流通孔102の径が二酸化炭素以外の冷媒を使用する熱交換器と比べて細くなっている。例えば、その冷媒流通孔102の直径は、耐圧性を考慮して1mm程度とされる。
また、二酸化炭素を冷媒とする熱交換器では、冷媒圧力が高いため、チューブ101を挿入させる座板103とタンク104とから構成されるタンク部105の断面積も小さくする必要がある。
特開2005−188785号公報
このように、二酸化炭素を冷媒とする熱交換器では、チューブ101の先端面101aがタンク部105の内面105aに接近しているため、それらの間の空間部106が非常に狭くなっている。
このため、座板103及びタンク104にクラッドされたろう材が、毛管現象によりチューブ101に形成された冷媒流通孔102に流入し、目詰まりを発生させ、熱交換器の性能を低下させる。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、毛管現象によるろう材の冷媒流通孔への流入を防止して目詰まりの発生を抑制し、熱交換器の性能向上を実現させる熱交換器を提供することを目的とする。
本発明は、アルミニウムからなる多孔の偏平チューブと、前記偏平チューブの端部を挿入させるタンク部と、を有してなる熱交換器において、前記偏平チューブの端部に、前記タンク部の内面と前記偏平チューブの端面との距離よりも深い溝を形成したことを特徴とする。
本発明の熱交換器によれば、タンク部の内面と偏平チューブの端面との間の空間部に加えて、このタンク部の内面と偏平チューブの端面との距離よりも深い溝を当該偏平チューブの端部に形成していることから、タンク部にクラッドされたろう材が毛管現象により冷媒流通孔へと流入するのが抑制される。従って、本発明によれば、冷媒流通孔がろう材によって目詰まりするのが防止され、熱交換器としての性能を高めることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態の熱交換器を示す斜視図、図2は図1に示す熱交換器のタンク部と偏平チューブとの接続部分を示す要部拡大断面図、図3は図1に示す熱交換器の偏平チューブの要部拡大斜視図である。
本実施の形態の熱交換器1は、図1に示すように、複数本の偏平チューブ2と、各偏平チューブ2間に設けられた冷却フィン8と、各チューブ2に冷媒を分配させる一対のタンク部3とを有している。
前記タンク部3は、所定ピッチ間隔で配列された各偏平チューブ2の端部を挿入させてろう付けすることにより接合一体化させる座板4と、冷媒として二酸化炭素を各偏平チューブ2のそれぞれに分配するためのタンク5とからなり、これら座板4とタンク5とが加締められることで内部空間を持って形成されている。
偏平チューブ2には、二酸化炭素を冷媒とすることからその耐圧性を考慮して直径を約1mm程度とした非常に小さな冷媒流通孔6を多数形成している。また、この偏平チューブ2の端面2Aには、ざぐり加工による溝7が形成されている。かかる溝7は、前記タンク部5の内面5Aと前記偏平チューブ2の端面2Aとの距離L1よりも長い距離L2として形成されている。
偏平チューブ2の端面2Aに深くざぐりを入れると、チューブ板厚が薄い部分で強度不足となり耐圧強度が下がってしまう。そのため、ざぐりによる溝7の深さは、組み付けられた状態で座板4の板厚以内の位置までの深さとする。すなわち、溝7の底面7A位置は、座板4の板厚の間に位置するようにし、この座板4の板厚よりも下側に位置するようにしてはいけない。
本実施形態の熱交換器によれば、偏平チューブ2の端部(端面2A)に、タンク部5の内面5Aと該偏平チューブ2の端面2Aとの距離L1よりも深い溝7を形成したので、前記タンク部5の内面5Aと偏平チューブ2の端面2A間の距離L1に加えて前記溝7を形成したことによる距離L2が加算されることから、座板4及びタンク5にクラッドされたろう材がろう付け時に毛管現象によって冷媒流通孔6の内部に流入することが抑制される。したがって、冷媒流通孔6にろう材が流入して目詰まりを起こすことが無くなり、熱交換器1の性能を高めることができる。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、上述の実施形態は、本発明の一例であり、本発明は前記実施形態に制限されるものではない。
本実施形態の熱交換器を示す斜視図である。 図1に示す熱交換器のタンク部と偏平チューブとの接続部分を示す要部拡大断面図である。 図1に示す熱交換器の偏平チューブの要部拡大斜視図である。 従来の熱交換器の偏平チューブの要部拡大斜視図である。 従来の熱交換器のタンク部と偏平チューブとの接続部分を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1…熱交換器
2…偏平チューブ
2A…偏平チューブの端面
3…タンク部
4…座板
5…タンク
5A…タンクの内面
6…冷媒流通孔
7…溝

Claims (1)

  1. アルミニウムからなる多孔(6)の偏平チューブ(2)と、前記偏平チューブ(2)の端部を挿入させるタンク部(3)と、を有してなる熱交換器(1)において、
    前記偏平チューブ(2)の端部に、前記タンク部(5)の内面(5A)と前記偏平チューブ(2)の端面(2A)との距離(L1)よりも深い溝(7)を形成した
    ことを特徴とする熱交換器。
JP2006135037A 2006-05-15 2006-05-15 熱交換器 Pending JP2007303787A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015162677A1 (ja) * 2014-04-21 2017-04-13 三菱電機株式会社 ヘッダ分配器、熱交換器、空気調和装置、及び、ヘッダ分配器の製造方法

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