JPWO2015133406A1 - シール構造、及びそれを用いた歯車ポンプ又はモータ - Google Patents

シール構造、及びそれを用いた歯車ポンプ又はモータ Download PDF

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Abstract

本発明のシール構造は、第1の部品と第2の部品とが互いに向かい合う接合面間に設けた環状のシール部材を利用する部材のシール構造において、部品同士の合わせ面に隙間が生じていることを短時間の運転で検出可能にすべく、第1の部品であるボディ(11)と第2の部品であるカバー(12)とが互いに向かい合う接合面(11f)、(12r)間に設けた環状のシール部材であるガスケット(8)を利用する部材のシール構造において、(ボディ(11)又は)カバー(12)(の少なくとも一方)におけるガスケット(8)の外気側に、ボディ(11)及びカバー(12)の外部に連通している開放溝(12a)を設ける構成を採用するものである。

Description

本発明は、油空圧機器に用いられ、内部に作動液等の流体が流通する経路を有する第1及び第2の部品の接合面間を接合する部品のシール構造、及びこのようなシール構造を採用した歯車ポンプ又はモータに関する。
歯車ポンプのボディとカバーとの間など、内部に作動液等の流体が流通する経路を有する部品同士を接合するにあたっては、従来より、流体が外部に漏出することを防ぐべく、部品同士が向かい合う接合面間にガスケット等の環状をなすシール部材を配することが行われてきている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、このような部品のシール構造では、接合対象である第1及び第2の部品のうち一方にシール部材を配するためのシール溝を形成し、このシール溝の内部にシール部材を配するようにしている。しかし、第1及び第2の部品を接合する工程中にシール溝の外部にシール部材がはみ出した状態のままこれら第1及び第2の部品が接合されると、あるいはシール部材に欠損箇所が存在すると、部品同士の合わせ面に隙間が生じ、シール部材から外気側に流体が漏出する不具合が発生する。
ところが、従来のシール構造においては、シール溝と第1及び第2の部品の外部との距離が長く、流体がシール溝から部品の外部に達するまで長い時間を要する。そのため、時間が限られた出荷時の検査中に前段で述べた不具合を発見することが困難であった。
特開2007−147019号
本発明は以上の点に着目し、部品同士の合わせ面に隙間が生じていることを短時間の運転で検出可能にすることを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係る部品のシール構造は、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係る部品のシール構造は、第1の部品と第2の部品とが互いに向かい合う接合面間に設けた環状のシール部材を利用する部材のシール構造であって、前記第1又は第2の部品の少なくとも一方かつシール部材の外気側に溝が設けられ、この溝が第1及び第2の部品の外部に連通している開放溝である構成を有する。
このようなものであれば、部品同士の合わせ面に隙間が生じている場合、流体はこの隙間から前記開放溝に達し、この開放溝が外部に連通している箇所から流体が漏出するが、シール部材と前記開放溝との間の距離は、従来のシール構造におけるシール部材と部品の外部との間の距離よりも短いので、前記隙間から漏れた流体が外部に導かれるまでの時間も従来よりも短くなる。従って、時間が限られた出荷時の検査中であってもその間に流体が漏出する不具合を発見することが容易となる。
流体の漏出をさらに容易に発見できるようにするための構成として、前記開放溝と前記第1及び第2の部品の外部とを有限箇所の開口により連通させているものが挙げられる。このようなものであれば、流体が外部に漏出する箇所は有限箇所の開口箇所のうちいずれかのみであるので、開口箇所にのみ着目すればよいからである。
さらに、部品同士の合わせ面に隙間が生じている箇所を容易に検知できるようにするための構成として、前記開放溝が、シール部材の外気側に位置し環状をなす環状部と、この環状部と前記第1及び第2の部品の外部とを連通する開口部とを備え、複数の区画に区切られたものであり、前記環状部が、前記各区画ごとに独立し、間欠的に環状配置された複数の部分環状部からなり、これら部分環状部をそれぞれ前記開口部を介して外部に連通させているものが挙げられる。このようなものであれば、各区画が開口部のみで外部に連通しており、前記隙間が生じている箇所に最も近い区画に属する開口部から作動液が漏出するので、流体の漏出が検知された開口部に対応する区画で前記隙間が生じているものと判定できるからである。
本発明による効果を好適に得ることができる利用形態の一例として、歯車収納室を内部に有する第1の部品であるボディ及びこのボディの歯車収納室を閉塞する第2の部品であるカバーを接合してなるケーシングと、このケーシングの歯車収納室内に収納保持され互いに噛み合わせてなる外接歯車対とを有し、前記ケーシングの前記ボディと前記カバーとの間の接合部位に上述したような請求項1又は2記載のシール構造を採用している歯車ポンプ又はモータが挙げられる。
本発明によれば、部品同士の合わせ面に隙間が生じていることを短時間の運転で検出可能にすることができる。
本発明の第一実施形態に係る歯車ポンプを示す側面図。 同実施形態に係る歯車ポンプを示す背面図。 図2におけるA−A断面図。 図1におけるB−B断面図。 図3におけるX部の拡大図。 図4におけるY部の拡大図。 本発明の第二実施形態に係る歯車ポンプを示す側面図。 同実施形態に係る歯車ポンプを示す背面図。 図8におけるC−C断面図。 図7におけるD−D断面図。 図9におけるXX部の拡大図。 図10におけるYY部の拡大図。 図10におけるZ部の拡大図。 従来の歯車ポンプにおけるボディとカバーとの接合部位を示す図。
本発明の第一実施形態を、図1〜図6を参照しつつ以下に述べる。
本実施形態に係る歯車ポンプは、主として、図1〜図4に示すように、歯車収納室11aを内部に有する第1の部品であるボディ11及びこのボディ11の歯車収納室11aを閉塞する第2の部品であるカバー12を接合してなるケーシング1と、このケーシング1の歯車収納室11a内に収納保持され互いに噛み合わせてなる外接歯車対、すなわち駆動歯車2及び従動歯車3と、前記駆動歯車2及び従動歯車3を支持する駆動軸4及び従動軸5をそれぞれ収納するための軸受孔11x、11y,12x、12yと前記軸4、5との間に配設されるブッシュ7と、前記ボディ11と前記カバー12との間に位置するシール部材であるガスケット8とを具備する。
駆動歯車2及び従動歯車3は、図3に示すように、複数の歯体を外周面に沿って所定間隔で設けた周知のものである。なお、本実施形態では、前記駆動歯車2の中心から駆動軸4を回転軸方向に一体に延伸させて設けているとともに、従動歯車3から従動軸5を回転軸方向に一体に延伸させて設けているが、駆動歯車2と駆動軸4とを別体に構成してもよく、また、従動歯車3と従動軸5とを別体に構成してもよい。
前記ケーシング1は、止着具であるボルト10によりボディ11とカバー12とを接合させてなるものである。
ボディ11には、図3に示すように、前記駆動歯車2及び前記従動歯車3を収納するための前記歯車収納室11aと、この歯車収納室11aに連通する高圧側ポート11bと、同じく歯車収納室11aに連通する低圧側ポート11cと、駆動軸4及び従動軸5をそれぞれ挿し通すための軸穴11x、11yとを形成している。前述したように、軸穴11xの内面と駆動軸4との間、及び軸穴11yの内面と従動軸5との間には、ブッシュ7を配している。そして、このボディ11は、前面11fがカバー12に対向している。換言すれば、ボディ11の前面11fがカバー12とのシール面(接合面)である。
カバー12には、図3及び図4に示すように、駆動軸2及び従動軸3をそれぞれ挿し通すための軸穴12x、12yを設けている。前述したように、軸穴12xの内面と駆動軸4との間、及び軸穴12yの内面と従動軸5との間には、ブッシュ7を配している。さらに、このカバー12は、後面12rがボディ11に対向しており、換言すれば後面12rがボディ11とのシール面(接合面)であり、この後面12rに前記ガスケット8を内部に配するためのガスケット溝12zを設けている。このガスケット溝12zは環状のものであり、全体が前記歯車収納室11aと向かい合う部位よりも外気側に配されている。
その上で本実施形態では、図3〜図6に示すように、前記カバー12の後面12rにおける前記ガスケット溝12zよりもさらに外気側に、歯車ポンプの外部に連通する開放溝12aを設けている。この開放溝12aは、前記ガスケット溝12zの外気側に位置し環状をなす環状部12a1と、この環状部12a1と外部とを連通する2箇所の開口部12a2とを備えている。
ここで、前記ガスケット8がガスケット溝12zからはみ出た状態のままボディ11とカバー12とが接合された場合、あるいはガスケット8に欠損箇所が存在する場合には、ガスケット8がガスケット溝12zからはみ出た箇所あるいはガスケットの欠損箇所においてボディ11の前面11fとカバー12の後面12rとの間に隙間が生じる。このような状態で歯車ポンプを運転すると、歯車収納室11aから漏出してガスケット溝12zに達した作動液は、さらにボディ11とカバー12との隙間、より正確にはボディ11の前面11fとカバー12の後面12rとの間の隙間を流通し開放溝12aに達する。開放溝12aに達した作動液は、開口部12a2から歯車ポンプの外側に漏出する。
これに対して、従来の構成の歯車ポンプでは、図14に示すように、ガスケットa8がガスケット溝a12zからはみ出た状態のままボディa11とカバーa12とが接合された状態、あるいはガスケットa8に欠損箇所が存在する状態で歯車ポンプを運転すると、前述したように、図示しない歯車収納室から漏出してガスケット溝a12zに達した作動液は、さらにボディa11の前面a12fとカバーa12の後面a12rとの隙間をガスケット溝a12zから歯車ポンプの外部までの長い距離を流通してはじめて歯車ポンプの外側に漏出する。
すなわち、従来の構成の歯車ポンプでは作動液がガスケット溝12zから歯車ポンプの外部までの長い距離を通過してはじめて開口部12a2からの作動液の漏出が視認されるのに対し、本実施形態のボディ11とカバー12との接合構造を採用した場合、作動液がガスケット溝12zから開放溝12aまでの短い距離を流通すると開口部12a2からの作動液の漏出が視認される。従って、本実施形態の構成を採用することにより、より短い時間でガスケット8の取り付け不良又は欠損に伴う作動液の漏出を確認できる。すなわち、時間の限られた出荷時の検査中にガスケット8の取り付け不良又は欠損を容易に発見することができる。
また、開放溝12aが有限箇所の開口部12a2のみで外部に連通しているので、作動液が漏出するのは開口部12a2からのみであり、流体の漏出を発見する際には開口部12a2にのみ着目すればよい。従って、より効率的にガスケット8の取り付け不良又は欠損を発見することができる。
なお、開放溝の環状部は、上述した第一実施形態に係るもののように全周にわたって連続したものに限られず、例えば、以下に述べるような本発明の第二実施形態に係るもののように、間欠的に環状配置された複数の部分環状部を備えたものでもよい。ここで、第二実施形態を、図7〜図13を参照しつつ以下に述べる。なお、前述した第一実施形態におけるものに対応する各部位には、同一の名称及び符号を付している。
本実施形態に係る歯車ポンプも、主として、図7〜図10に示すように、歯車収納室11aを内部に有する第1の部品であるボディ11及びこのボディ11の歯車収納室11aを閉塞する第2の部品であるカバー12を接合してなるケーシング1と、このケーシング1の歯車収納室11a内に収納保持され互いに噛み合わせてなる外接歯車対、すなわち駆動歯車2及び従動歯車3と、前記駆動歯車2及び従動歯車3を支持する駆動軸4及び従動軸5をそれぞれ収納するための軸受孔11x、11y,12x、12yと前記軸4、5との間に配設されるブッシュ7と、前記ボディ11と前記カバー12との間に位置するシール部材であるガスケット8とを具備する。
駆動歯車2及び従動歯車3は、図9に示すように、複数の歯体を外周面に沿って所定間隔で設けた周知のものである。なお、本実施形態では、前記駆動歯車2の中心から駆動軸4を回転軸方向に一体に延伸させて設けているとともに、従動歯車3から従動軸5を回転軸方向に一体に延伸させて設けているが、駆動歯車2と駆動軸4とを別体に構成してもよく、また、従動歯車3と従動軸5とを別体に構成してもよい。
前記ケーシング1は、止着具であるボルト10によりボディ11とカバー12とを接合させてなるものである。
ボディ11には、図9に示すように、前記駆動歯車2及び前記従動歯車3を収納するための前記歯車収納室11aと、この歯車収納室11aに連通する高圧側ポート11bと、同じく歯車収納室11aに連通する低圧側ポート11cと、駆動軸4及び従動軸5をそれぞれ挿し通すための軸穴11x、11yとを形成している。前述したように、軸穴11xの内面と駆動軸4との間、及び軸穴11yの内面と従動軸5との間には、ブッシュ7を配している。そして、このボディ11は、前面11fがカバー12に対向している。換言すれば、ボディ11の前面11fがカバー12とのシール面(接合面)である。
カバー12には、図9及び図10に示すように、駆動軸2及び従動軸3をそれぞれ挿し通すための軸穴12x、12yを設けている。前述したように、軸穴12xの内面と駆動軸4との間、及び軸穴12yの内面と従動軸5との間には、ブッシュ7を配している。さらに、このカバー12は、後面12rがボディ11に対向しており、換言すれば後面12rがボディ11とのシール面(接合面)であり、この後面12rに前記ガスケット8を内部に配するためのガスケット溝12zを設けている。このガスケット溝12zは環状のものであり、全体が前記歯車収納室11aと向かい合う部位よりも外気側に配されている。
その上で本実施形態では、図9〜図12に示すように、前記カバー12の後面12rにおける前記ガスケット溝12zよりもさらに外気側に、歯車ポンプの外部に連通する開放溝12aを設けている。この開放溝12aも、ガスケット溝12zの外気側に位置し環状をなす環状部12a1と、この環状部12a1と外部とを連通する開口部12a2とを備えている。また、本実施形態では、開放溝12aが、複数の区画12aAに分割されている。前記環状部12a1は、前記各区画12aAごとに独立し間欠的に環状配置された複数の部分環状部12a3と、これら部分環状部12a2間を遮断する遮断部12a4とからなる。各部分環状部12a3は、それぞれ1箇所の前記開口部12a2を介して外部に連通させている。本実施形態では、図13に示すように、各部分環状部12a3は、前記ボルト10を挿し通すためのボルト孔12b近傍を除いて、その他の部位におけるガスケット溝12zの外方にそれぞれ設けている。
ここで、前記ガスケット8がガスケット溝12zからはみ出た状態のままボディ11とカバー12とが接合された場合、あるいはガスケット8に欠損箇所が存在する場合には、ガスケット8がガスケット溝12zからはみ出た箇所あるいはガスケットの欠損箇所においてボディ11の前面11fとカバー12の後面12rとの間に隙間が生じる。このような状態で歯車ポンプを運転すると、歯車収納室11aから漏出してガスケット溝12zに達した作動液は、さらにボディ11とカバー12との隙間、より正確にはボディ11の前面11fとカバー12の後面12rとの間の隙間を流通し、最も近い位置にある開放溝12aの区画12aAに属する部分環状部12a3に達する。部分環状部12a3に達した作動液は、該部分環状部12a3に連通する開口部12a2から歯車ポンプの外側に漏出する。
すなわち、本実施形態のボディ11とカバー12との接合構造を採用した場合も、作動液がガスケット溝12zから開放溝12aの部分環状部12a3までの短い距離を流通すると、該部分環状部12a3に連通する開口部12a2からの作動液の漏出が視認される。従って、本実施形態の構成を採用することにより、より短い時間でガスケット8の取り付け不良又は欠損に伴う作動液の漏出を確認できる。すなわち、時間の限られた出荷時の検査中にガスケット8の取り付け不良又は欠損を容易に発見することができる。
さらに、開放溝12aが、ガスケット8の外気側に位置し環状をなす環状部12a1と、この環状部12a1と外部とを連通する開口部12a2とを備え、複数の区画12aAに区切られており、前記環状部12a1が、前記各区画12aAごとに独立し、間欠的に環状配置された複数の部分環状部12a3からなり、これら部分環状部12a3をそれぞれ前記開口部12a2を介して外部に連通させているので、以下のような効果を得ることができる。すなわち、流体の漏出を発見する際には開口部12a2にのみ着目すればよく、また、ガスケット8の取り付け不良又は欠損の箇所に最も近い区画12aAに属する開口部12a2から作動液が漏出するので、より効率的にガスケット8の取り付け不良又は欠損の箇所を発見することができる。加えて、ボディ11とカバー12とを接続するボルト10を挿し通すためのボルト孔12b近傍には部分環状部12a3を設けていないので、ボルト孔12b近傍に部分環状部12a3を設けた場合の以下に述べる不具合の発生を防ぐことができる。すなわち、ボルト孔12b近傍に部分環状部12a3を設けた場合、該当箇所でカバー12が薄肉になり強度が低下する不具合、及びこのような強度低下を防ぐべくボルト孔12bを部分環状部12a3から十分離間した箇所に設けるようにしたときに生じる、カバー12及びボディ11が大型化するという不具合をともに防ぐことができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態に係る歯車ポンプでは、ボディの歯車収納室は前方にのみ開口しており、歯車収納室の前方をカバーにより閉塞する態様を採用しているが、ボディの歯車収納室が前方及び後方に開口し、歯車収納室の前方及び後方をそれぞれフロントカバー及びリアカバーにより閉塞する態様の歯車ポンプにおいて、ボディとフロントカバーとの接合箇所及びボディとリアカバーとの接合箇所それぞれに本発明のシール構造を採用してもよい。一方、ボディの歯車収納室が後方にのみ開口しており、歯車収納室の後方をカバーにより閉塞する態様の歯車ポンプにおいて、ボディカバーとの接合箇所に本発明のシール構造を採用してももちろんよい。
また、歯車ポンプのボディとカバーとの接合部に限らず、内部に液体又は気体を流通させるための経路を有する装置を構成する2つの部材間のシール構造全般に本発明を適用してもよい。
さらに、第1の部品と第2の部品とのうち一方にのみ開放溝を設ける態様に代えて、これら第1及び第2の部品のシール面(接合面)の互いに向かい合う位置にそれぞれ開放溝を設ける態様を採用してもよい。
加えて、上述した第二実施形態では、環状部を形成する部分環状部同士が径方向に互いに重なり合わないように配置しているが、前記部分環状部同士が遮断部を介して互いに独立していれば、前記部分環状部のうち1つの外方に他の部分環状部が位置する構成を採用してもかまわない。
そして、上述した第二実施形態では、前記各部分環状部ごとに1つの開口部が連通し、この開口部を介して前記各部分環状部が外部に連通するようにしているが、前記各部分環状部の一部又は全部が複数の開口部を介して外部に連通する構成を採用してももちろんよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
11…第1の部品(ボディ)
11f…第1の部品のシール面(ボディの前面)
12…第2の部品(カバー)
12a…開放溝
12a1…環状部
12a2…開口部
12a3…部分環状部
12aA…区画
12r…第2の部品のシール面(カバーの後面)
8…シール部材(ガスケット)

Claims (4)

  1. 第1の部品と第2の部品とが互いに向かい合う接合面間に設けた環状のシール部材を利用する部材のシール構造であって、前記第1又は第2の部品の少なくとも一方かつシール部材の外気側に溝が設けられ、この溝が第1及び第2の部品の外部に連通している開放溝である部品のシール構造。
  2. 前記開放溝と前記第1及び第2の部品の外部とを有限箇所の開口により連通させている請求項1記載の部品のシール構造。
  3. 前記開放溝が、シール部材の外気側に位置し環状をなす環状部と、この環状部と前記第1及び第2の部品の外部とを連通する開口部とを備え、複数の区画に区切られたものであり、
    前記環状部が、前記各区画ごとに独立し、間欠的に環状配置された複数の部分環状部からなり、これら部分環状部をそれぞれ前記開口部を介して外部に連通させている請求項1又は2記載の部品のシール構造。
  4. 歯車収納室を内部に有する第1の部品であるボディ及びこのボディの歯車収納室を閉塞する第2の部品であるカバーを接合してなるケーシングと、このケーシングの歯車収納室内に収納保持され互いに噛み合わせてなる外接歯車対とを有し、
    前記ケーシングの前記ボディと前記カバーとの間の接合部位に請求項1、2又は3記載のシール構造を採用している歯車ポンプ又はモータ。
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