JPWO2015129440A1 - 乾燥クチナシ果実の製造方法 - Google Patents

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Abstract

生のクチナシ果実に近い色素含有量を保った乾燥クチナシ果実の製造方法を提供する。このような本発明の製造方法は、生のクチナシ果実を切断して該果実の果皮に内包される果肉を露出し、果皮なしの切断片を実質的に生成せずに果皮付きの切断片を生成する切断工程と、該切断工程により得られる切断片を乾燥する乾燥工程とを含むことを特徴とする乾燥クチナシ果実の製造方法である。

Description

本発明は、乾燥クチナシ果実の製造方法に関する。また、本発明は、この製造方法により得られた乾燥クチナシ果実から抽出されたクチナシ抽出物に関する。
アカネ科クチナシ(Gardenia augusta MERRIL 、Gardenia jasminoides ELLIS)の果実から得られるクチナシ抽出物は、黄色素成分であるクロシンその他のゲニポシドを主成分とし、中華麺、栗加工品、菓子、惣菜などの食品の着色に広く利用されている。
上記クチナシ抽出物は、収穫したクチナシ果実を生のまま若しくは乾燥後に、水とアルコールとの混合溶液等の抽出溶媒に浸漬することで得られることが広く知られている(特許文献1及び2参照)。特に乾燥したクチナシ果実は生のものに比べて保存性や抽出効率の点で優れるため一般的に好ましく用いられるが、乾燥処理が長時間に亘ると熱や酸化反応による色素の減少(以下、熱による色素の減少を「熱劣化」という)を生じる。従って、クチナシ果実の乾燥処理は短時間で行うことが好ましい。
そこで、工業的には上記乾燥クチナシ果実を製造する方法として、クチナシ果実に蒸煮又は湯通し等水を熱媒体とする加熱処理(以下、「湿熱加熱処理」という)を行った後、これを乾燥することが広く行われている(特許文献3及び非特許文献1参照)。この方法によると、単に乾燥処理のみを行った場合よりも乾燥に要する時間が短縮され、生のクチナシ果実に近い色素含有量を保った乾燥クチナシ果実が得られる。
しかし、上記の方法をもってしても乾燥には相当の時間を要し、乾燥処理による熱劣化及び酸化反応を十分に抑制できているとは言えない。また、湿熱加熱処理の際、水溶性である色素成分が、熱媒体となる水分に一部溶出してしまうという特有の問題も存在している。従って、結果的に得られる乾燥クチナシ果実の色素含有量は生のクチナシ果実と比べて8〜9割程度に留まり、必ずしも工業的に満足し得るものではない。そこで、より生のクチナシ果実に近い、高い色素含有量を保った乾燥クチナシ果実を製造する方法が求められていた。
なお、特許文献1〜3及び非特許文献1のいずれにおいても、乾燥処理に供するクチナシ果実の態様、乾燥処理の具体的な態様、さらには、乾燥処理と色素の含有量との関係については何ら記載されていない。
国際公開第2003/029358号公報(第6頁) 特開2002−155220号公報(段落0024) 特開2002−129054号公報(段落0007)
谷村顕雄、片山脩、遠藤英美、黒川和男、吉積智司編集、「天然着色料ハンドブック」、株式会社光琳、昭和54年6月25日、p.214
本発明は、生のクチナシ果実に近い色素含有量を保った乾燥クチナシ果実の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記製造方法により得られる乾燥クチナシ果実を原料とし、色素成分の含有量が多いクチナシ抽出物を提供することを目的とする。
前記の通り、従来は、クチナシの乾燥には、湿熱加熱処理を行うのが一般的であった。すなわち、クチナシ果実中に含まれる酵素が、乾燥工程中の色価低下を引き起こすと考えられていたため、酵素失活工程として湿熱加熱処理を要するものと考えられていた。
なお、このような湿熱加熱処理を経た果実は、極端に軟化しているため、切断は容易ではなく、切断できたとしても果肉が飛び出してペースト状になるなどの理由で乾燥困難となる。また、クチナシ果実の乾燥に当たり、何ら支障があるとの認識も存在しなかった。
このような中、本発明者は、上記課題に対して鋭意検討を行った結果、クチナシ果実を、あえて手間を要する切断工程に供した後、乾燥することで、意外なことに、高い色素含有量を保持しているにもかかわらず、乾燥時間の大幅な短縮を実現できることを見出した。
詳細には、生のクチナシ果実を切断して該果実の果肉を所定の方法で露出した後に乾燥することで乾燥に要する時間が大幅に短縮され、上記課題を解決し得ることを見出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った。
即ち、本発明は、
(1)生のクチナシ果実を切断して該果実の果皮に内包される果肉を露出し、果皮なしの切断片を実質的に生成せずに果皮付きの切断片を生成する切断工程と、該切断工程により得られる切断片を乾燥する乾燥工程とを含むことを特徴とする乾燥クチナシ果実の製造方法、
(2)湿熱加熱処理を行わないことを特徴とする上記(1)記載の乾燥クチナシ果実の製造方法、
(3)上記(1)又は(2)のいずれかに記載の製造方法により得られる乾燥クチナシ果実、
(4)上記(3)に記載の乾燥クチナシ果実を原料として製造され、シスクロシンとトランスクロシンとの含有量比[シスクロシン/トランスクロシン]が0.10以下であるクチナシ抽出物、
から成っている。
本発明の製造方法によれば、従来の製造方法に比べて、より生のクチナシ果実に近い色素含有量を保った乾燥クチナシ果実を得ることができる。即ち、本発明はクチナシ果実からの色素収率の向上に寄与する。さらに、本発明の製造方法はクチナシ果実の乾燥に要する時間を大幅に短縮する効果も有する。また、本発明の製造方法により得られる乾燥クチナシ果実を原料として製造されるクチナシ抽出物は、色素成分の含有量が高いものである。
フードスライサー(EC−8503;益彰食品機械廠社製)を使用し、10mm幅にカットした生のクチナシ果実の写真である。 本発明の実施例2に係る製造方法により製造した乾燥クチナシ果実の写真である。
本発明の製造方法で原料として用いられる生のクチナシ果実は、乾燥クチナシ果実の製造に通常用いられるものであれば産地、品種、栽培方法等に特に制限はない。また、本発明においては、生のクチナシ果実を冷凍保存したものを解凍して用いることもできる。
本発明の製造方法における切断工程では、生のクチナシ果実を切断してその果皮に内包される果肉を露出させ、果皮なしの切断片を実質的に生成せずに果皮付きの切断片を生成する。ここで、果皮なしの切断片とは、主に果肉及び/又は種子からなり、果皮を含まない切断片をいい、果皮付きの切断片とは、果肉及び/又は種子と果皮が一体となった切断片をいう。
果皮なしの切断片を実質的に生成しないとは、果皮なしの切断片を全く生成しないことのみならず、果皮なしの切断片をわずかに生成する場合であっても本発明に含まれることを意味する。具体的には、切断工程により得られる全切断片中、果皮なしの切断片の割合が10質量%未満、好ましくは5質量%未満である場合は、果皮なしの切断片を実質的に生成しないこととする。
生のクチナシ果実の切断に用いる道具・機械類としては、例えば包丁、ハサミ、カッターナイフ、フードスライサー等が挙げられるが、工業的にはフードスライサーが好ましい。切断の程度としては、乾燥時間の短縮並びに乾燥時の熱劣化及び酸化反応による色素の減少を抑制する観点から、個々の果実を2〜4分割することが好ましい。また、同様の観点から、フードスライサー等を用いて切断する場合には、切断幅が約5〜15mmであることが好ましく、より好ましくは8〜12mmである。切断方向に特に制限はなく、果実に対して縦、横いずれの方向であっても良い。なお、縦方向の切断とは、略楕円体であるクチナシ果実の長径と切断面とが略平行になるように切断することであり、横方向の切断とは、クチナシ果実の短径と切断面とが略平行になるように切断することである。
尚、粉砕機等を用いて果実を粉砕することも切断の一種ではあるが、果皮なしの切断片を実質的に生成するため本発明の切断工程には該当しない。果皮なしの切断片を実質的に生成した場合、乾燥時間の短縮は可能であるが、乾燥時の熱劣化及び酸化反応による色素の減少が著しいため好ましくない。
本発明の製造方法における乾燥工程では、乾燥方法として、自然乾燥、天日乾燥、減圧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥、熱風乾燥、通風乾燥等を実施することができるが、乾燥時間の短縮並びに乾燥時の熱劣化及び酸化反応による色素の減少を抑制する観点から、通風乾燥が好ましく行われる。
通風乾燥の乾燥温度は、通常40〜100℃、好ましくは55〜80℃である。また、乾燥時間(例えば、通風乾燥の乾燥時間)は、乾燥温度や目的とする乾燥の程度等に応じて適宜設定することができるが、クチナシ果実の固形分が90%を超える(例えば、93%以上、好ましくは95%以上になる)まで乾燥することが好ましい。
乾燥時間は、乾燥温度に応じて適宜選択できるが、例えば、60時間以下(例えば、2〜55時間)、好ましくは50時間以下(例えば、3〜45時間)、さらに好ましくは40時間以下(例えば、5〜35時間)、特に30時間以下(例えば、8〜30時間)程度であってもよく、通常5〜40時間(例えば、7〜35時間、さらに好ましくは10〜30時間)程度であってもよい。
上記乾燥温度の範囲内でも、比較的低い温度帯(40〜54℃)では、乾燥に要する時間が長くなるのに加え、カビの増殖を生じやすい。一方、高い温度帯(81〜100℃)では、乾燥時間の短縮やカビの抑制には効果的であるが、連続して10時間以上乾燥処理を行うと熱劣化を引き起こしやすくなる。従って、乾燥時間の短縮、カビの抑制及び熱劣化の防止といった観点から、70〜80℃で10時間以下の乾燥処理を行った後、乾燥温度を55〜65℃に下げて、固形分が任意の割合になるまで乾燥することが好ましく行われる。
上記固形分(%)は、クチナシ果実中の固形分の質量割合である。その固形分(%)は、クチナシ果実を微粉砕機(ワンダーブレンダ―;大阪ケミカル社製)を用いて微粉砕して得た粉砕物について、水分計(MX−50;エーアンドディー社製)を用いて水分量(%)を正確に測定し、下記式に基づき算出することができる。尚、水分計の使用条件は、温度設定を105℃とし、30秒の重量変化が0.01%以下で測定終了とした。
本発明の製造方法においては、蒸煮又は湯通し等の湿熱加熱処理を行わないことが好ましい。従来の乾燥クチナシ果実の製造では、乾燥時間を短縮するため、乾燥前に生のクチナシ果実を湿熱加熱処理することが行われているが、本発明の製造方法によれば、湿熱加熱処理を行わなくても乾燥時間が短縮し、湿熱加熱処理による色素の減少を避けることができる。
従って、本発明の製造方法によれば、生のクチナシ果実に近い色素含有量の乾燥クチナシ果実が得られる。本発明の効果の評価方法としては、原料である生のクチナシ果実及び製造した乾燥クチナシ果実について、色価(E10% 1cm)及び上述した方法に基づき固形分(%)を求め、下記式に基づき色素残存率(%)を算出することができる。色素残存率が100%であると、乾燥クチナシ果実中に生のクチナシ果実の色素が全て保持されていることを意味する。
A:乾燥クチナシ果実の固形分当り色価(E10% 1cm
B:生のクチナシ果実の固形分当り色価(E10% 1cm
固形分当り色価(E10% 1cm)=色価(E10% 1cm)/固形分(%)×100
上記式における色価(E10% 1cm)は、下記の[色価測定方法]により測定される。
[色価測定方法]
(1)微粉砕機(ワンダーブレンダ―;大阪ケミカル社製)を用いて微粉砕した試料1gを精密に量りとり、80mLのエタノール・水混合液(50:50)を加えてよく撹拌した後に、超音波洗浄機(2510J−MTH;ヤマト科学社製)で40分間超音波処理を行う。これにエタノール・水混合液(50:50)を加え、正確に100mLとする。
(2)(1)で得られた溶液を0.45μmのクロマトディスク(ジーエルサイエンス社製)を使用して精密ろ過し、得られたろ過液を正確に2mL量りとり、イオン交換水を加えて正確に100mLとする。
(3)イオン交換水を対照とし、液相の長さ1cmの条件で440nm付近の極大吸収部における吸光度Aを測定し、次式により試料の色価(E10% 1cm)を求める。
本発明の製造方法により得られる乾燥クチナシ果実の色素残存率は、例えば、85%以上(例えば、87%以上)の範囲から選択でき、88%以上(例えば、89%以上)、好ましくは90%以上(例えば、92%以上)、さらに好ましくは93%以上(例えば、94%以上)、特に95%以上(例えば、97%以上)であってもよく、98%以上(例えば、99%以上)とすることもできる。
なお、乾燥クチナシ果実の固形分割合は、例えば、80質量%以上の範囲から選択でき、90質量%以上、好ましくは93質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上であってもよい。
また、本発明の製造方法により得られる乾燥クチナシ果実を原料としてクチナシ抽出物を製造することができ、このようなクチナシ抽出物も本発明に含まれる。
このようなクチナシ抽出物において、シスクロシン(シス−クロセチン−ジゲンチオビオシドエステル)とトランスクロシン(トランス−クロセチン−ジゲンチオビオシドエステル)との含有量比(シスクロシン/トランスクロシン)は、例えば、0.14以下(例えば、0〜0.13)、好ましくは0.12以下(例えば、0.01〜0.11)、さらに好ましくは0.10以下(例えば、0.03〜0.095)、特に0.09以下(例えば、0.05〜0.085)であってもよく、0.10未満(例えば、0.06〜0.09)であってもよい。
なお、このようなクロシンの異性体比は、例えば、HPLCクロマトグラムにおけるピーク面積などを利用して測定できる。
該クチナシ抽出物の製造方法に特に制限はなく、自体公知の抽出方法、濃縮方法及び精製方法等により製造することができる。
代表的な例では、乾燥クチナシ果実の粉砕物を抽出処理し、得られた抽出液を吸着処理(例えば、イオン交換樹脂を用いた吸着処理)することで、クチナシ抽出物を得ることができる。
このような方法において、抽出液は、必要に応じて、濃縮してもよい。また、抽出処理は、色素の回収率を高めるため、1回のみならず、複数回行ってもよい。例えば、粉砕物を抽出処理して得られる第1抽出液と、粉砕物を抽出した後の残渣をさらに抽出処理して得られる第2抽出液とを合わせて、吸着処理(必要に応じて濃縮した後、吸着処理)に供してもよい。
さらにまた、吸着処理の後、必要に応じて、濃縮してもよい。
以下に、クチナシ抽出物の好ましい製造方法を例示する。
先ず、乾燥クチナシ果実を粉砕し、水またはアルコール及びそれらの混合液を用いて抽出し、クチナシ抽出液を得る。該アルコールとしては、例えばエタノール、メタノール等が挙げられるが、エタノールが好ましく用いられる。アルコールと水の混合割合は、例えば、アルコール/水(体積比)=90/10〜10/90(例えば、80/20〜20/80、好ましくは70/30〜30/70)程度であってもよく、50/50(すなわち、50vol%)が好ましく用いられる。抽出条件は、例えば水・アルコール混合液を用いた場合、室温(例えば、0〜50℃)で1〜18時間が好ましく、30〜40℃で2〜4時間がより好ましい。
抽出終了後、クチナシ抽出液は一つに集められ、必要に応じて珪藻土等のろ過助剤を用いて、ろ紙或いはろ布を通してろ過される。ろ液はアルコールを回収するため濃縮され、クチナシ抽出液濃縮物が得られる。
このクチナシ抽出液濃縮物は、通常ゲニポサイド等のイリドイド配糖体を除去するため吸着剤処理される。吸着樹脂処理は、例えば、下記の方法により行われる。
初めに、クチナシ抽出液濃縮物を適当な濃度に希釈し、吸着樹脂を充填したカラムに希釈液を供給する。吸着樹脂としては、アンバーライトXAD−4、アンバーライトXAD−7(製品名;オルガノ社製)、ダイヤイオンHP−20、HP−21、HP−40(製品名;三菱化学社製)等の多孔性樹脂が挙げられ、アンバーライトXAD−7が好ましく用いられる。
次に、水または低濃度のアルコールと水の混合液でカラム内の不純物を洗い流した後、50〜70vol%のアルコールによりカラム内の色素を脱着・溶出する。ここで、アルコールとしては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール等の炭素数1〜4の低級アルコールが挙げられ、エタノールが好ましく用いられる。
その後、カラムからの溶出液は、濃縮釜等を用いて常法により濃縮され、ゲニポサイドが可及的に低減されたクチナシ溶出液濃縮物(クチナシ抽出物)が得られる。
本発明の製造方法により得られる乾燥クチナシ果実及び該乾燥クチナシ果実を原料として製造されるクチナシ抽出物は、飲食品、医薬品及び化粧品等の着色に用いる色素又は色素の原料として好ましく用いることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
生のクチナシ果実(固形分当り色価=278)200gの個々の果実を、カッターナイフを用いて横方向に半分に切断し、切断片を得た。得られた切断片は全て果皮付きの切断片であった。この切断片を直径200mmの篩(16メッシュ)上に載せ、60℃に設定した通風乾燥機(DNE600;ヤマト科学社製)を使用して固形分が95%以上になるまで通風乾燥し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=278.8)80.7gを得た。乾燥には28時間を要した。
[実施例2]
個々のクチナシ果実を縦方向に半分に切断したこと以外は実施例1と同様に実施し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=277.5)80.3gを得た。乾燥には26時間を要した。
[実施例3]
個々のクチナシ果実を横方向に4分割したこと以外は実施例1と同様に実施し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=274.2)79.6gを得た。乾燥には23時間を要した。
[実施例4]
通風乾燥機の設定温度を55℃としたこと以外は実施例1と同様に実施し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=277.0)80.4gを得た。乾燥には30時間を要した。
[実施例5]
通風乾燥機の設定温度を80℃としたこと以外は実施例1と同様に実施し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=273.0)79.0gを得た。乾燥には12時間を要した。
[比較例1]
生のクチナシ果実(固形分当り色価=278)200gを直径200mmの篩(16メッシュ)上に載せ、60℃に設定した通風乾燥機(DNE600;ヤマト科学社製)を使用して固形分が95%以上になるまで通風乾燥し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=161.5)81.4gを得た。乾燥には105時間を要した。
[比較例2]
生のクチナシ果実(固形分当り色価=278)200gを100℃で5分間蒸煮した。蒸煮したクチナシ果実を直径200mmの篩(16メッシュ)上に載せ、60℃に設定した通風乾燥機(DNE600;ヤマト科学社製)を用いて固形分が95%以上になるまで通風乾燥し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=232.7)80.1gを得た。乾燥には75時間を要した。
[比較例3]
生のクチナシ果実(固形分当り色価=278)200gをジューサー(ミルサーIFM−600D;岩谷産業社製)を使用して1分間粉砕した。得られた粉砕物には果皮なしの切断片が50質量%以上含まれていた。この粉砕物を直径200mmの篩(16メッシュ)上に載せ、60℃に設定した通風乾燥機(DNE600;ヤマト科学社製)を用いて固形分が95%以上になるまで通風乾燥し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=216.6)79.3gを得た。乾燥には9時間を要した。
実施例1〜5及び比較例1〜3の製造方法について、果実の切断方法、乾燥工程に供したクチナシ果実の果皮なしの切断片の割合(質量%)、湿熱加熱処理の有無、乾燥温度(℃)、乾燥時間(h)及び色素残存率(%)を表1に示す。
表1の結果から明らかなように、本発明の製造方法(実施例1〜5)は、比較例1〜3に比べて色素残存率が高く、得られた乾燥クチナシは、乾燥前の生のクチナシ果実と同程度の色素が保持されたものであった。また、粉砕により果皮なしの切断片を実質的に生成した比較例3では、乾燥時間は最も短いが、色素残存率(%)は、比較例2に代表される従来の製造方法より劣っていた。従って、生のクチナシ果実の果肉を露出し、果皮なしの切断片を実質的に生成せずに果皮付きの切断片を生成する切断工程を採用することにより、乾燥時間の短縮及び色素の保持の両立が可能であることが実証された。
[実施例6]乾燥クチナシ果実及びクチナシ抽出物の製造
実施例6は、上述した実施例1〜5に比べて、さらに工業的実施に適した態様で本発明を実施するものである。また、実施例6では、製造した乾燥クチナシ果実を原料としてクチナシ抽出物を製造した。その実施方法を以下に示す。
(1)乾燥クチナシ果実の製造
生のクチナシ果実(固形分当り色価=282)3000kgを、切断幅10mmに設定したフードスライサー(EC−8503;益彰食品機械廠社製)で切断した。得られた切断片は、個々のクチナシ果実を約2〜3分割したものであり(図1参照)、果皮なしの切断片の割合は0質量%であった。この切断片を、ベルトコンベアを使用して運搬し、80℃に設定した箱型通風乾燥機(火爐式通風乾燥機JF−180H;右豐實業股▲分▼有限公司社製)に仕込んで10時間乾燥した。その後、上記箱型通風乾燥機の設定温度を60℃に変更してさらに14時間(合計24時間)乾燥し、固形分92.7%の乾燥クチナシ果実(図2参照;固形分当り色価=278)1154kgを得た。得られた乾燥クチナシ果実の色素残存率は、98.8%であった。
(2)クチナシ抽出物の製造
(1)で得た乾燥クチナシ果実30kgを、ハンマーミルを用いて粉砕し、これにエタノール・水混合液(50:50)60Lを加え、室温で3時間攪拌した後吸引ろ過した。ろ過後、抽出残渣にエタノール・水混合液(50:50)60Lを加え、室温で30分間攪拌した後吸引ろ過する操作を2回繰り返し、ろ液として計約175Lの抽出液を得た。この抽出液を、ロータリーエバポレーターを用いて約60℃、約4kPaの条件で濃縮し、クチナシ抽出液の濃縮物約10.5kgを得た。
得られた濃縮物に精製水を加えて100Lとし、得られた溶液を吸引ろ過し、ろ液をアンバーライトXAD−7(オルガノ社製)50Lを充填したカラムに流速SV=0.5で通液した。続いて、精製水400Lをカラムに流速SV=0.5で通液し、排出液を廃棄した。次にエタノール・水混合液(70:30)50Lを流速SV=0.5で通液し、色素を脱着・溶出した。得られた溶出液を、エバポレータを用いて約60℃、約4kPaの条件で濃縮し、ゲニポサイドが低減されたクチナシ抽出物(色価=1681.1)約3.3kgを得た。得られたクチナシ抽出物において、シスクロシンとトランスクロシンとの含有量比(シスクロシン/トランスクロシン)は、0.081であった。
[比較例4]乾燥クチナシ果実及びクチナシ抽出物の製造
比較例4は、上述した実施例6に対する比較例として、従来の製造方法に準じて乾燥クチナシ果実及びクチナシ抽出物を製造するものである。その実施方法を以下に示す。
(1)乾燥クチナシ果実の製造
生のクチナシ果実(固形分当り色価=282)3000kgを、100℃で5分間蒸煮した。蒸煮したクチナシ果実を、ベルトコンベアを使用して運搬し、80℃に設定した箱型通風乾燥機(火爐式通風乾燥機JF−180H;右豐實業股▲分▼有限公司社製)に仕込んで20時間乾燥した。その後、上記箱型通風乾燥機の設定温度を60℃に変更し、固形分が92.7%以上になるまでさらに60時間(合計80時間)乾燥し、乾燥クチナシ果実(固形分当り色価=236.9)1114kgを得た。得られた乾燥クチナシ果実の色素残存率は、84.0%であった。
(2)クチナシ抽出物の製造
(1)で得た乾燥クチナシ果実30kgについて、上述した実施例6の(2)と同様の方法を実施し、ゲニポサイドが低減されたクチナシ抽出物(色価=1622.2)約3.1kgを得た。得られたクチナシ抽出物において、シスクロシンとトランスクロシンとの含有量比(シスクロシン/トランスクロシン)は、0.144であった。
ここで、実施例6及び比較例4において、クチナシ抽出物の色価(E10% 1cm)及びシスクロシンとトランスクロシンとの含量比は、それぞれ、下記の[色価測定方法]及び[クロシンの異性体比測定方法]により測定した。
[色価測定方法]
(1)測定される吸光度が0.3〜0.7の範囲になるように、試料を精密に量りとり、これをイオン交換水に溶解して正確に100mLとした。
(2)(1)で得た溶液について、イオン交換水を対照とし、液相の長さ1cmの条件で440nm付近の極大吸収部における吸光度Aを測定し、次式により試料の色価(E10% 1cm)を求めた。
[クロシンの異性体比測定方法]
シスクロシンとトランスクロシンとの含有量比[シスクロシン/トランスクロシン]は、HPLC分析によるHPLCクロマトグラムにおける、トランスクロシンのピーク面積と、シスクロシンのピーク面積とから求めた。
具体的な測定方法は以下の通りである。
<分析方法>
(1)微粉砕機(ワンダーブレンダー;大阪ケミカル社製)を用いて微粉砕した試料1gを精密に量りとり、80mLのエタノール・水混合液(50:50)を加えてよく撹拌した後に、超音波洗浄機(2510J−MTH;ヤマト科学社製)で40分間超音波処理を行った。これにエタノール・水混合液(50:50)を加え、正確に100mLとした。
(2)(1)で得られた溶液を0.45mLのクロマトディスク(ジーエルサイエンス社製)を使用して精密ろ過し、得られたろ過液を色価5程度となるようにエタノール・水混合液(50:50)を用いて希釈した。
(3)得られた液を、0.45mLのメンブレンフィルターでろ過した液を試験溶液とした。
(4)試験溶液10μLをHPLCに注入し、エンパワークロマトグラフィーマネージャーにより、トランスクロシンに対応する保持時間7分付近のピーク及びシスクロシンに対応する24.5分付近のピークの面積を各々測定し、次式により、シスクロシンとトランスクロシンとの含有量比[シスクロシン/トランスクロシン]を算出した。
シスクロシン/トランスクロシン=C/T
T:7分付近のピーク面積
C:24.5分付近のピーク面積
上記HPLCの分析システム及び分析条件を以下に示す。
<HPLC分析システム>
2695セパレーションモジュール(日本ウォーターズ社製)
2996フォトダイオードアレイ検出器(日本ウォーターズ社製)
エンパワークロマトグラフィーマネージャー(日本ウォーターズ社製)
<HPLC分析条件>
カラム:TSK−GEL ODS 80TM(内径4.6mm;長さ250mm;東ソー社製)
移動相:0分→15分;水−メタノール(50:50)
15分→30分;水−メタノール(50:50→0:100、直線濃度勾配)
30分→40分;水−メタノール(0:100)
流速:1mL/min
検出:440nm
カラム温度:40℃
更に、実施例6及び比較例4で得たクチナシ抽出物について、固形分(%)を測定して固形分当り色価を求めた。これらクチナシ抽出物の固形分当り色価を表2に示す。また、表2には、これらクチナシ抽出物の原料として用いた乾燥クチナシ果実について、果実の切断方法、果皮なしの切断片の割合(%)、湿熱加熱処理の有無、乾燥条件及び色素残存率、クチナシ抽出物について、クロシンの異性体比を併せて示す。
表2の結果から明らかなように、本発明の製造方法(実施例6)によれば、比較例4の製造方法に比べ、短い乾燥時間で色素残存率の高い乾燥クチナシ果実が得られる。さらに、本発明の製造方法により製造した乾燥クチナシ果実を原料として製造したクチナシ抽出物は、比較例4のものと比べ、固形分当りの色価が高く、色素成分の含有量が高い優れたものである。
本発明によれば、色素残存率の高い乾燥クチナシ果実を得ることができる。このような乾燥クチナシ果実(さらにはこの乾燥クチナシ果実から得られるクチナシ抽出物)は、色素含有量が多く、種々の用途(飲食品、医薬品、化粧品など)における色素(又は色素原料)として好適である。

Claims (4)

  1. 生のクチナシ果実を切断して該果実の果皮に内包される果肉を露出し、果皮なしの切断片を実質的に生成せずに果皮付きの切断片を生成する切断工程と、該切断工程により得られる切断片を乾燥する乾燥工程とを含むことを特徴とする乾燥クチナシ果実の製造方法。
  2. 湿熱加熱処理を行わないことを特徴とする請求項1記載の乾燥クチナシ果実の製造方法。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の製造方法により得られる乾燥クチナシ果実。
  4. 請求項3に記載の乾燥クチナシ果実を原料として製造され、シスクロシンとトランスクロシンとの含有量比[シスクロシン/トランスクロシン]が0.10以下であるクチナシ抽出物。
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