JPWO2015114801A1 - 棒状化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

課題は、棒状化粧料収納容器の組み付け作業を簡単かつ確実にすることである。解決手段は、棒状化粧料容器(1)のキャップ(3)を、第一キャップ部(11)と、第一キャップ部の上部に内嵌されるインナー筒(13)と、インナー筒を上方向に付勢する復帰弾機(20)と、第一キャップ部に対して相対回動自在に外嵌する第二キャップ部(12)とを用いて構成し、第一キャップ部には、インナー筒に形成される案内突起(13a)が復帰弾機の付勢力に抗して仮保持される仮保持孔(22)を形成して、案内突起が仮保持孔に仮保持された状態ではインナー筒の上端部が第一キャップ部の上端部よりも下方に位置するようにし、第二キャップ部が第一キャップ部に外嵌するときに第一キャップ部の上端部がインナー筒に邪魔されることなく内径方向に撓み変形するようにしたことである。

Description

本発明は、口紅、マニキュア、ファンデーション等の棒状の化粧料を収容するための棒状化粧料容器に関する。
一般に、口紅やファンデーション等の棒状化粧料が収容される棒状化粧料容器にあっては、化粧料が収容される容器本体の上端部からキャップを外嵌することによって容器本体の被覆蓋部をキャップで覆蓋するよう構成したものが知られている。
このように容器本体上端部からキャップを外嵌させることで化粧料を収容する棒状化粧料容器にあっては、キャップの内側最奥端部に縦軸方向の付勢力を有した弾性部材を装着し、該弾性部材の付勢力を利用してキャップと容器本体との係脱を行うよう構成したものがある。
このようなもののなかには、例えば特許文献1のように、キャップを外筒と該外筒に対して縦軸方向に移動自在な内筒とで構成し、内筒の奥端部には突起部が形成された揺動自在なロッドを設けるとともに、外筒の奥端部には前記ロッドを案内する案内溝と前記突起部が係合する係止部を設け、さらに外筒と内筒とのあいだには弾性部材を介装して、容器本体をキャップの内側奥端に向けて押し込むことで内筒が弾性部材の付勢力に抗して外筒の奥端部側に移動して突起部が係止部に係合する収容姿勢となり、再度容器本体をキャップの内側奥端に押し込むことで係合突起と係止部との係合が外れ、弾性部材の付勢力によってキャップが容器本体から離脱する方向に移動して容器本体下端がキャップ開口端から露出する取外し姿勢となるよう構成したものがある。
しかるにこのものでは突起部が係止部に対して係合離脱する際にキャップが容器本体に対して戻り移動を生じさせるという問題点、突起部が係止部に係合するまでは弾性部材の付勢力に抗した押し込み操作をしなければならないという問題点がある。
そこで特許文献2のように、キャップを、上下方向に長いガイド孔が形成された第一キャップ部と、該第一キャップ部に相対回動自在に外嵌し、傾斜状の傾斜案内溝が形成された第二キャップ部と、第一キャップ部に上下移動自在に内嵌し、ガイド孔を貫通して傾斜案内溝にまで至る案内突起が形成されたインナー筒とで構成し、第一キャップ部と第二キャップ部との相対回動によって、案内突起がガイド孔と傾斜案内溝とに案内されることでインナー筒が下動して容器本体をキャップ下端から突出させるように構成したものにおいて、第二キャップ部を相対回動前位置に、インナー筒を下動する前の初期位置に復帰させるための復帰弾機を設けるようにして、前記特許文献1のものが有する問題点を解消するようにしたものを提唱した。
特開2007−61393号公報 特許第4968973号公報
この前記特許文献2のものは、第一キャップ部の上端部に第二キャップ部の内径よりも大径の係止部を形成し、そして該第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌組み込みしたときに係止部が第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の上端部に形成の係止受け部に係止するようにし、これにより、第二キャップ部を第一キャップ部に外嵌組み込みしたときに、第一キャップ部の第二キャップ部に対する下動が規制されるように構成している。
ところでこの場合の組み込みは、復帰弾機とインナー筒とが嵌入組み込みされた第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌することでなされるが、インナー筒は、復帰弾機に付勢されて前記初期位置に上動しているため、前記無理嵌めをする際にインナー筒が邪魔をして第一キャップ部上端部の内径方向への撓み変形が規制され、この結果、係止部の第二キャップ部への無理嵌め嵌合作業が円滑に行われないことになって作業性に劣るという問題があり、ここに本発明の解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するため鋭意創作されたものであって、請求項1の発明は、棒状化粧料等の棒状体が装填される容器本体と、該容器本体を上側から外嵌して容器本体を収容するキャップとを備えて構成される棒状化粧料容器において、前記キャップは、容器本体を外嵌収容すべく下端が開口した筒状の第一キャップ部と、該第一キャップ部の上部に第一キャップ部に対して縦軸回りに相対回動自在に外嵌組み込みされた筒状の第二キャップ部と、第一キャップ部の上部に上下移動自在に内嵌されたインナー筒とで構成され、前記第一、第二キャップ部の一方には上下方向に向けて縦線状の案内をする第一案内部が形成され、他方には周回り方向に向けて上下傾斜状の案内をする第二案内部が形成され、前記インナー筒には、容器本体がキャップ下端から突出するよう該容器本体に突き当たる突き当たり部と、前記第一案内部により上下動案内される第一被案内部と、第二案内部により上下動案内される第二被案内部とが形成されていて、前記インナー筒は、第一、第二被案内部がそれぞれ上動端位置に位置する初期姿勢の状態で第一キャップ部に対して第二キャップ部を相対回動させることにより、該第一、第二被案内部が第一、第二案内部にそれぞれ案内されて下動することで容器本体をキャップ下端から突出せしめるよう下動する構成になっている一方、前記キャップには、第二キャップ部を相対回動前位置に、インナー筒を初期姿勢にそれぞれ復帰させるための復帰弾機が設けられていると共に、前記第一キャップ部の上端部には、該第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌組み込みしたときに該第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の上端部に形成の係止受け部に係止する係止部が形成されていて、第一キャップ部の第二キャップ部に対する下動を規制するように構成し、さらに第一キャップ部の上端部を内径方向に向けて撓むように構成して、第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌するとき第一キャップ部の上端部が内径方向に撓むことで第一キャップ部の係止部が第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の係止受け部に係止される構成とするにあたり、第一キャップ部に形成される第一または第二案内部には、第一キャップ部に嵌入組み込みされたインナー筒が復帰弾機に抗して下方に没入して第一キャップ部上端部の内径側への撓み変形を許容するべく第一または第二被案内部を係脱自在に仮保持する仮保持部が連設されていることを特徴とする棒状化粧料容器である。
請求項2の発明は、第二キャップ部には、仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部を第一または第二案内部にそれぞれ復帰させるための復帰部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料容器である。
請求項3の発明は、復帰部は、仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部に対し周回り方向に位置ずれした位置に位置するものとし、第一キャップ部と第二キャップ部の相対回動により前記仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部に当接して押しやることで該第一または第二被案内部を仮保持部から抜け出させることを特徴とする請求項2記載の棒状化粧料容器である。
請求項4の発明は、第一、第二案内部は、何れか一方が内側に位置するようキャップ上半部で内外に重合すると共に、第一、第二被案内部は一体であって、該一体の被案内部は、内側の案内部を貫通して外側の案内部に係合していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の棒状化粧料容器である。
請求項5の発明は、仮保持部は、第一案内部の下端に対して周回り方向に連続するようにして形成されるとともに、復帰部は、第二案内部の下端に対して縦軸方向下方に設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の棒状化粧料容器である。
請求項6の発明は、仮保持部と第一案内部の下端とは、延長部が介装する状態で連設されており、復帰部は、仮保持部の位置に対応するよう第二案内部の下端位置よりも下方に向けて延出された延出部に形成されたものであることを特徴とする請求項5記載の棒状化粧料容器である。
請求項7の発明は、仮保持部は、第二案内部の下端に対して周回り方向に連続するようにして形成されるとともに、復帰部は、第一案内部の下端に対して縦軸方向下方に設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の棒状化粧料容器である。
請求項8の発明は、仮保持部と第二案内部の下端とは、延長部が介装する状態で連接されており、復帰部は、仮保持部の位置に対応するよう第一案内部の下端位置よりも下方に向けて延出された延出部に形成されたものであることを特徴とする請求項7記載の棒状化粧料容器である。
請求項9の発明は、第一キャップ部に形成される第一または第二案内部の少なくとも一つの上端部を第一キャップ部の上端まで切欠かれたスリット状とすることで第一キャップ部上端部の内径側への撓み変形を許容するようになっていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の棒状化粧料容器である。
請求項1の発明とすることによって、第二キャップ部を第一キャップ部に外嵌組み込みするにあたっては、まず第一キャップ部に嵌入組み込みされたインナー筒を復帰弾機の付勢力に抗して下動させ、しかる後第一または第二被案内部を仮保持部に保持させて仮保持状態とし、その後第一キャップ部に対して第二キャップ部を無理嵌め状に外嵌してキャップの組付けを行えば良く、このとき第一または第二被案内部が仮保持部に仮保持されることでインナー筒は第一キャップ部の上端部よりも下方位置に仮保持されるため、第二キャップ部が第一キャップ部に無理嵌め状に外嵌するときには、第一キャップ部の上端部に形成された係止部はインナー筒に邪魔されることなく内径方向に撓み変形出来ることになって、第二キャップ部の第一キャップ部に対する外嵌組み込みをスムーズに行うことが出来る。従ってキャップの組み付け作業を簡単かつ確実に行うことが出来る。
請求項2の発明とすることによって、仮保持部に仮保持された第一または第二被案内部は、復帰部によって第一または第二案内部に復帰させることが出来る。
請求項3の発明とすることによって、仮保持部に仮保持された第一または第二被案内部は、第一キャップ部と第二キャップ部とを相対回動させることによる復帰部の押出しによって仮保持部から抜け出させることが出来る。
請求項4の発明とすることによって、第一、第二案内部は、第一、第二キャップ部の径方向同位置に配することが出来るとともに、仮保持部、復帰部も第一、第二キャップ部の径方向同位置に配することが出来ることになって、第一、第二案内部および仮保持部、復帰部の配設場所を大きく設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、第一、第二被案内部を一体化させることによって構造の簡略化を図ることが出来る。
請求項5、7の発明とすることによって、第一または第二被案内部は、第一または第二案内部よりも下方に仮保持されることになって、インナー筒が仮保持された状態での第一キャップ部上端部の内径方向への撓み変形を確実に行うことが出来る。
請求項6、8の発明とすることによって、仮保持部は延長部を介装して第一または第二案内部の下端よりも下方に形成されるとともに、復帰部は、該仮保持部に対応する位置に形成されるため、インナー筒は第一、第二案内部下端よりもさらに下方に仮保持されることになり、第一キャップ部上端部の内径方向への撓み変形が一層インナー筒に邪魔されることなく確実になされることになって、第二キャップ部の第一キャップ部への外嵌組み込みを一層スムーズに行うことが出来る。
請求項9の発明とすることによって、第一キャップ部の上端部をより撓み変形しやすいものにすることが出来る。
本発明の第一の実施の形態による案内突起が上動端に位置する初期姿勢の縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態による案内突起が下動端に位置する下動姿勢の縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態による案内突起が仮保持孔に仮保持される姿勢の縦断面図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれインナー筒の正面図、正面断面図、側面図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれ第一案内筒の正面断面図、側面一部断面図、部分斜視図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれ第二案内筒の正面一部断面図、側面断面図、底面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ第一の実施の形態における第一案内筒、復帰弾機、インナー筒を組み込む様子を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれ第一案内筒に第二案内筒を組み込む様子を示す説明図である。 (A)〜(E)は、それぞれ、第一の実施の形態におけるガイド孔、傾斜案内段差、案内突起の係合状態を示す展開図である。 第二の実施の形態における第一案内筒の部分断面図である。 (A)、(B)は、それぞれ第三、第四の実施の形態におけるガイド孔、傾斜案内段差、案内突起の係合状態を示す展開図である。 (A)〜(E)は、それぞれ容器本体の収容姿勢、容器本体の突出姿勢、容器本体が突出姿勢でキャップが初期姿勢に復帰した状態、容器本体がキャップから離脱した状態、容器本体がキャップに押し込まれて収容姿勢となった状態を示す斜視図である。
以下、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図面において、1は化粧料容器であって、該化粧料容器1は、上面に開口部2aを有し、収容される棒状化粧料Kが昇降操作されて該開口部2aから出没する容器本体2と、該容器本体2を開口部2a側から外嵌して覆蓋するキャップ3とからなる。
容器本体2は、底部に有底筒状の袴筒4が設けられ、該袴筒4の内周面には円筒状の中具5が袴筒4の上部から突出するようにして一体的に止着されている。そして中具5の下部内周面にはリング6が中具5と一体回動するように内嵌しており、リング6の内周面には縦軸方向に容器本体2の上部にまで至る円筒状の身筒7がリング6と一体回動するように設けられている。身筒7の周面部には、縦軸方向に長く上端部が軸回り方向一方に曲折した縦孔7aの一対が周回り方向対向位置に穿設されている。そして、これら袴筒4、中具5、リング6、身筒7は容器本体2の縦軸回りに一体回動するようになっている。
一方、身筒7の外周面側には、螺旋溝9aが内周面の下端部から上端部にまで至って刻設された螺旋筒9が身筒7に対して回動自在に設けられている。そして螺旋筒9の外周面には、螺旋筒9と一体回動する円筒状の把持筒10が外嵌しており、これによって把持筒10は袴筒4および中具5に対して回動自在となっている。
身筒7の内周面側には、有底円筒状であって、外周面の周回り方向対向位置に一対の突起8aが突設された中皿8が、突起8aが縦孔7aおよび螺旋溝9aに対して摺動自在に係合した状態で設けられる。そして身筒7と螺旋筒9との相対回動によって突起8aが縦孔7aに回動規制された状態で螺旋溝9aによって昇降案内されて縦孔7aを上下昇降し、よって中皿8が身筒7の内側を昇降移動するようになっている。中皿8の内側部は、棒状化粧料Kを収容する収容部8bとなっており、袴筒4或いは中具5と把持筒10とを相対回動させることで身筒7と螺旋筒9とが相対回動することになって中皿8を昇降移動させ、これによって棒状化粧料Kが容器本体2の開口部2aから出没するようになっている。
一方、前記キャップ3は、図3に示すように、容器本体2を外嵌収容すべく下端が開口した筒状の第一キャップ部11と、該第一キャップ部11の上側に第一キャップ部11に対して縦軸回りに相対回動自在に組み込まれる筒状の第二キャップ部12と、該第一、第二キャップ部11、12に摺動自在に係合するインナー筒13と、該インナー筒13を上方向に付勢する復帰弾機20とで構成される。
第一キャップ部11は、下端に開口部14aを有するダイアル部14と、下端部がダイアル部14の内周面下半部にダイアル部14に一体化される状態で設けられ、上端部がダイアル部14の上端から上方に突出して第二キャップ部12の内周面側に重合する第一案内筒15と、ダイアル部14の上半部と第一案内筒15とのあいだに挟持され、ダイアル部14と一体化する状態で設けられる第一支持筒16とを備えて構成されている。
一方、第二キャップ部12は、有天筒状の胴部17と、該胴部17の内周面上半部に胴部17と一体化される状態で設けられる第二案内筒18と、胴部17の内周面下半部に胴部17と一体化される状態で設けられる第二支持筒19とを備えて構成されている。
第一案内筒15は、図5に示すように、外周面上端縁から外径方向に鍔状に突出した係止部15aが形成されるとともに、第一案内筒15の筒上部側には、本発明の第一案内部に相当する上下縦線状のガイド孔15bの一対が点対称状に設けられる。そして、これら一対のガイド孔15bのうちの一方には、該ガイド孔15bの上端部から第一案内筒15の上端縁に至るまでガイド孔15bの孔幅よりも幅狭になるようスリット状の切欠き15cが切欠き形成されており、該切欠き15cによって切欠き部分の係止部15aが切欠かれた状態となっており、これによつて第一案内筒15の上端部が内外径方向に撓むことができるように設定されている。尚、本実施の形態では該切欠き15cをガイド孔15bの一方の上端部のみに形成したが、両方のガイド孔15bの上端部に形成して実施しても良い。
そしてガイド孔15bは、後述するインナー筒13の案内突起13aが上下方向移動自在に嵌入することになり、後述するように第一キャップ部11と第二キャップ部12とを相対回動させた場合に、該ガイド孔15bの上下端部が案内突起13aの上下動端15d、15e位置となるように設定されており、案内突起13aがガイド孔15bの上動端15d位置に位置する状態では、インナー筒13の上端面13fは第一案内筒15の上端面15hとは上下方向略同一面上に位置する設定になっている。
前記ガイド孔15bの下動端15eには、ガイド孔15bがさらに下方に延長(連続)される状態で延長部21が形成され、該延長部21の下端には、周回り方向一方向(本実施の形態では平面視で反時計回り方向)に向けて仮保持孔(仮保持部)22が切欠き形成され、そしてインナー筒13を、後述するように復帰弾機20の付勢力に抗して下動させて案内突起13aが下動端15eを越えて延長部21の下端に至った状態で周回り方向一方向に回動させることで該案内突起13aが仮保持孔22に係止して該仮保持状態に維持されるようになっている。
該仮保持孔22は、案内突起13aが仮保持されやすいよう案内突起13aの形状に合わせて切欠かれており、延長部21に至る開口部22aは上側部分が下方に向けて傾斜状に下る傾斜状部22bとなっていて、仮保持孔22に仮保持された案内突起13aが不用意に仮保持孔22から抜け出すことのないようになっている。
また、第一案内筒15の内周面側であって仮保持孔22よりも下方には内径方向に向けて環状に突出する突条15fが設けられており、該突条15fの下端面15gにはキャップ3に収容された状態の容器本体2の上端2bが当接するようになっている。
一方、第二案内筒18は、図6に示すように、内周面の上端部が第一の大径部18aとなっており、その下方が小径部18bとなっていて、該第一の大径部18aと小径部18bとのあいだに形成される段差が前記係止部15aが係止する係止受け部18cとなっている。
また、小径部18bの下方は第二の大径部18dとなっており、小径部18bと第二の大径部18dとのあいだに形成される段差が本発明の第二案内部に相当する傾斜案内段差18eとなっている。該傾斜案内段差18eは線対称状に一対形成されている。
該傾斜案内段差18eは、上端部が案内突起13aのこれ以上の上動を規制する上動規制端18f、下端部が案内突起13aのこれ以下の下動を規制する下動規制端18gとなっていて、該上動規制端18fと下動規制端18gとは上下方向傾斜状に連続して形成されているが、該上動規制端18fと下動規制端18gとの上下方向(縦方向)の案内長さはガイド孔15aの上下動端15d、15e間の案内長さと一致するようになっている。尚、本実施の形態では周回り方向に略90度の案内移動をするようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば60度や180度等の案内移動をするようにして実施することも出来る。
該傾斜案内段差18eの下動規制端18gの下方には、該下動規制端18gから小径部18bが垂下する状態で下方に向けて延出した延出部23が形成されており、該延出部23の下端部は上下方向仮保持孔22の位置にまで至るように設定されていてここに復帰部24が形成されている。そして後述するように、案内突起13aが仮保持孔22に仮保持されている状態で第一キャップ部11と第二キャップ部12とを時計回りに相対回動させると、復帰部24が案内突起13aに当接して仮保持孔22から押し出す方向に移動させ、これによって案内突起13aが仮保持孔22から抜け出るようになっている。
一方、インナー筒13は、図4に示すように、外周面上端部が第一案内筒15の内周面を上下動自在に摺動する大径部13bとなっており、該大径部13bよりも下側部位は、第一案内筒15の内周面に対して間隙を存して対向する小径部13cとなっている。そして、該大径部13bと小径部13cとのあいだは段差状部13dになっているとともに、大径部13bの外周面からは、前記ガイド孔15bに摺動自在に係合する一対の案内突起(本発明の一体となった第一、第二被案内部に相当する。)13aが外径方向に向けて突出形成されている。また、インナー筒13の下端縁は、前記収容された容器本体2の上端2bに対向していて、後述するようにインナー筒13が下動した場合に容器本体2の上端2bに突き当たって容器本体2をダイアル部14の開口部14aから突出せしめる突き当たり部13eとなっている。さらに段差状部13dと前記第一案内筒15の突条15fの上面15hとのあいだには、小径部13cの外周面と第一案内筒15の内周面とのあいだに遊嵌する状態で復帰弾機(本実施の形態ではコイルばねによって構成されている。)20が介装されていて、インナー筒13を常時上方に向けて付勢している。
そして、インナー筒13が上動端位置に位置する初期姿勢となっているときには、案内突起13aは、径方向同一線状に位置するガイド孔15bの上端部を貫通して傾斜案内段差18eの上動規制端18fに位置しており、この初期姿勢の状態からダイアル部14と胴部17とを両手で把持した状態で、ダイアル部14に対して胴部17を、案内突起13aが傾斜案内段差18eに下動案内される方向に相対回動させると、該案内突起13aは該傾斜案内段差18eに案内されて下動すると共に、ガイド孔15bにも案内されて下動することになり、これによってインナー筒13は、復帰弾機20に抗する状態で、第一案内筒15に対しては回動することなく下動するが、第二案内筒18に対しては回動する状態で下動していく。そしてこのインナー筒13の下動により突き当たり部13eが容器本体上端2bを押し下げることで容器本体2を押し下げていってダイアル部下端の開口部14aから容器本体下端2cを突出させることになる。
そして、この容器本体2の下端2cがキャップ下端3aから突出した突出姿勢から何れか一方の手を離すと、復帰弾機20の付勢力によりインナー筒13を上動させようとする負荷が働き、これによって案内突起13aは、ガイド孔15bに案内される状態で上動すると同時に傾斜案内段差18eに案内される状態で上動することになり、これによって第二キャップ部12は相対回動前の位置に復帰し、インナー筒13は初期姿勢に復帰することになる。その後突出姿勢の状態の前記容器本体2の下端2cを把持してキャップ下端3aから引き出すことにより容器本体2を取り出すことが出来て、容器本体2の棒状化粧料Kを昇降させることで化粧料を使用することが出来る。
棒状化粧料Kを使用した後は、容器本体2をキャップ3に収容することになるが、この場合は容器本体2の上端をキャップ下端3aから挿入して突条15fの下端面15gおよびインナー筒13の突き当たり部13eに突き当たるまで押し込むことでよい。
尚、第一案内筒15にあって突条15fより下側の内周面は、キャップ3に収容された状態の容器本体2の袴筒4、中具5、把持筒10各外周面と摺接するようになっており、収容された容器本体2がキャップ3から不用意に抜け落ちることが無いようになっている。
次に、キャップ3の組み立て手順について説明する。
キャップ3は、第一キャップ部11、第二キャップ部12を各別に組み立てた後、第一キャップ部11に復帰弾機20とインナー筒13とを組み込み、しかる後、両キャップ部11、12を組み合わせて組み立てられることになるが、第一キャップ部11は、ダイアル部14に第一案内筒15および第一支持筒16を内嵌させて組み立てることになり、また第二キャップ部12は、胴部17に第二案内筒18および第二支持筒19を内嵌させて組み立てることになる。
そして、前記組み立てられた第一キャップ部11に対して、図7(A)に示すように、復帰弾機20、インナー筒13を組み込むことになるが、それには復帰弾機20を第一案内筒15の上端部から内嵌して弾機下端を突条15fの上面15hに係止させた状態で、インナー筒13を復帰弾機20に内嵌する状態で第一案内筒15に上端側から組み込むことになる。
このとき、インナー筒13の左右両側面から突出する案内突起13aを第一案内筒15に形成の一対のガイド孔15bにそれぞれ係合させることになるが(図7(B)の状態)、このとき、一方の案内突起13aを切欠き15cの形成されたガイド孔15bの上端部に当接させた状態で押し込むと、第一案内筒15の上端部が外径方向に撓み変形をして切欠き15cが拡開することになって案内突起13aがガイド孔15bに嵌合し、さらに該切欠き15cを拡開させたままの状態でインナー筒13を押し込むと他方の案内突起13aが第一案内筒15の切欠きのない部分の上端部を通り越してガイド孔15bに嵌合することになり、このようにすることでインナー筒13の第一案内筒15への組み込みがスムーズに行えるようになっている。
このようにして案内突起13aがガイド孔15bに嵌合したインナー筒13を復帰弾機20の付勢力に抗してガイド孔下動端15dを越えて押下げていき(図7(C)の状態)、案内突起13aが延長部21の下端縁21aに当接して下動が止まったら、今度はインナー筒13を周回り方向に回動させて案内突起13aを仮保持孔22に嵌入させて仮保持させる(図7(D)の状態)。このように案内突起13aを仮保持孔22に仮保持させることで、インナー筒13は復帰弾機20による付勢力を受けても上動端15d側に向けて移動することなく該仮保持孔22に係止維持される。
このようにして前記インナー筒13が仮保持された状態となった第一キャップ部11に対しては、第二キャップ部12を外嵌組み込みすることでキャップ3の組み立てが完了することになるが、ここで、第二案内筒18は、小径部18bが第一案内筒15の上端縁に形成の係止部15aを乗り越えて嵌合していき、係止受け部18cに係止部15aが係止することで第一案内部15に対する組み付けがなされるようになっている。そして、このときインナー筒13が予め下方の仮保持孔22に保持されているため、インナー筒13の上端部は第一案内筒15の上端部よりも下方位置に位置しており、前記第二案内筒18の小径部18bが第一案内筒15の係止部15aを乗り越える際には、第一案内筒15の上端部が第二案内筒18の小径部18bにより内方に押されて切欠き15cの間隔Xが図8(A)、(B)に示すように狭い間隔Y(X>Y)になって第一案内筒15の上端部が内径方向に撓み変形をし、これによって第二案内筒18はインナー筒13に邪魔されることなくスムーズに第一案内筒15に外嵌することが出来る。そして、小径部18bが係止部15aを通過した後は、第一案内筒15の上端部の撓み変形が復元して係止部15aに第二案内筒18の係止受け部18cが係止することになって、第一案内筒15の第二案内筒18に対する下動が規制されるようになっている。
このように係止部15aが係止受け部18cに係止することによって、第一キャップ部11と第二キャップ部12との組付けがなされることになるが、この状態では、インナー筒13は仮保持孔22に仮保持された下方位置に位置したままであり、そこで、第一キャップ部11に対して第二キャップ部12を時計回りに相対回動させることで、第二案内筒18の復帰部24が第一案内部15の仮保持孔22に保持されている案内突起13aを仮保持孔22から押し出して延長部21に移動させることになり、該案内突起13aが延長部21まで移動すると、インナー筒13は、復帰弾機20の付勢力を受けて案内突起13aが第一案内筒15のガイド孔15の上動端15dに当接する位置まで移動し、これによってキャップ部3の組込みが完了となるよう構成されている。
そしてこの完了状態において、第一キャップ部11に対して第二キャップ部12を相対回動させると、インナー筒13は、案内突起13aがガイド孔15bと傾斜案内段差18eに案内されることによって上下動することになるが、インナー筒13の最下動位置は、傾斜案内段差18eの下動規制端18gまでとなってガイド孔15bの下動端15eを越えて延長部21に至ることがなく、この結果、案内突起13aが誤って仮保持孔22に入り込んでしまうことがないようになっている。
叙述の如く構成された本発明の第一の実施の形態において、容器本体2をキャップ3から取り出すには、前述したようにダイアル部14に対して胴部17を相対回動させると(図12(A)参照)、案内突起13cが、傾斜案内溝18aに下動案内されると共にガイド孔15aの下動端15eまでに下動案内されることになってインナー筒13の突き当たり部13dが容器本体上端2bをキャップ下端3aに向けて押し出すことになる(図12(B)参照)。この押出し状態で、前記相対回動していた手のどちらかを離すと、インナー筒13は復帰弾機20の付勢力を受けて上動し、これに伴って案内突起13cがガイド孔15aおよび傾斜案内溝18aの上動端に位置する初期姿勢に戻るが、容器本体2は、下端2cがキャップ下端3aから突出した突出姿勢の状態に維持される(図12(C)参照)。この状態で、容器本体2をキャップ3から引き抜いて容器本体2の繰出し操作を行えば容器本体2に装填された棒状化粧料Kを使用することができる(図12(D)参照)。そして、棒状化粧料Kを使用した後は容器本体2の繰り戻し操作を行って棒状化粧料Kを収納した後に容器本体上端2bをキャップ下端3aである開口部14aから挿入して、上端2bが突き当たり部13eに突き当たるまで容器本体2をキャップ3の奥端に向けて押し込めばよい(図12(E)参照)。
このように第一、第二キャップ部11、12を相対回動させることで容器本体2をキャップ3から押し出した後、相対回動させるため把持していた一方の手を離すと、第一、第二キャップ部11、12が復帰弾機20の付勢力を受けて元姿勢に自動的に復帰することになるが、このような棒状化粧料容器1のキャップ3を組付けるにあたっては、第一、第二キャップ部11、12をそれぞれ別個に組み込み形成した後、復帰弾機20およびインナー筒13を遊嵌状に第一キャップ部11に内嵌組み込みし、該復帰弾機20およびインナー筒13が組み込まれた第一キャップ部11に第二キャップ部12を外嵌組み込みすることになる。
このとき、インナー筒13は、図7(B)及び図9(A)に示す初期姿勢の位置から、復帰弾機20の付勢力に抗して延長部21の下端に位置するまで押下げ移動した後(図7(C)参照)、周回り方向に回動させて案内突起13aを仮保持孔22に保持させてインナー筒13の上端部を第一案内筒15の上端位置よりも低い位置に仮保持させた状態としておくことで(図7(D)参照)、第一案内筒15の上端部は内径側に撓み変形できることになり、この状態で第二案内筒18を第一案内筒15に無理嵌め外嵌すると、第二案内筒18の小径部18bが第一案内筒15の大径となった係止部15aを乗り越える状態での外嵌がスムーズに行われる(図8(A)、(B)参照、図9(B)の状態)。そして、小径部18bが係止部15aを通過すると撓み変形が復元することになって係止受け部18cが係止部15aに確りと係止し(図8(C)の状態)、これによって第一案内筒15の第二案内筒18に対する下方向への下動が規制されることになって、第一、第二キャップ部11、12の最終組込みが、無理嵌め嵌合を含むものであっても簡単かつ確実に行うことが出来る。
このようにして第一、第二キャップ部11、12の組込みが終了した後は、第一案内筒15に対して第二案内筒18を周回り方向に相対回動することで、第二案内筒18に形成の復帰部24が第一案内筒15に形成の案内突起13aを仮保持孔22から押出すことになり、該案内突起13aは、仮保持孔22から押し出されて延長部21の下端縁21aに移動した後、復帰弾機20の付勢力により下動端15eまで移動(上動)する(図9(C)参照)。この状態で相対回動させていた手を離すと、案内突起13aは復帰弾機20の付勢力によって上動し、ガイド孔15bに対して傾斜案内段差18eを相対回動させながらガイド孔15bの上動端15dの位置まで移動する(図9(D)参照)。そして案内突起13aは、一旦仮保持孔22から抜け出ると、第一、第二キャップ部11、12(第一、第二案内筒15、18)を相対回動させることでガイド孔15bの下動端15eに移動してインナー筒13が容器本体2をキャップ3の下方に押し出す下動姿勢となり、相対回動した手を離すことでガイド孔15bの上動端15dに移動して初期姿勢となるという移動を繰り返すことになって(図9(E)参照)、案内突起13aはガイド孔15bの下動端15eおよび傾斜案内段差18eの下動規制端18gよりも下方には移動しないため、キャップ3の相対回動操作中に案内突起13aが不用意に仮保持孔22に入り込んでしまうようなことはなく、従って通常のキャップ使用において支障をきたすことはない。
また、このように構成されるキャップ2は、案内突起13、第一案内筒15、第二案内部18を、第一、第二キャップ部11、12の径方向同位置に配することが出来るとともに、仮保持部22と復帰部24も第一、第二キャップ部11、12の径方向同位置に配することが出来ることになって、第一案内筒11、第二案内筒12および仮保持部22、復帰部24の配設場所を大きく設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。
さらに、インナー筒13の案内突起13aは、ガイド孔15b、傾斜案内段差18eの下動端よりも下方に形成された仮保持孔22に仮保持されることになって、インナー筒13が仮保持された状態での第一案内筒15の上端部の内径方向への撓み変形を確実に行うことが出来る。
また、第一案内筒15の上端部の撓み変形はスリット状の切欠き15cによっておこなうよう構成したものであるから、第二案内筒18が無理嵌め状に外嵌することによる第一案内筒15の内径方向への撓み変形を確実にすることが出来る。
本発明は、前記第一の実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、仮保持孔は、延長部21の下端から周回り方向一方向のみに形成されたものではなく、図10に示す第二の実施の形態のように、延長部21の下端から周回り方向両方向に切欠き形成されたものでも良く、このように延長部21から左右両方向に仮保持孔22を形成することによって、案内突起13aが延長部下端に当接するまで押し下げられたインナー筒13は周回り方向何れの方向に回動しても該案内突起13aを仮保持孔22に保持させることが出来ることになって、仮保持作業に汎用性を持たせることが出来る。
また、第一の実施の形態では、第一案内筒15に縦孔状のガイド孔15bを形成し、第二案内筒18に傾斜案内段差18eを形成して構成したが、図11(A)に示す第三の実施の形態のように、第一案内筒25に、案内突起13aを上下方向に傾斜案内するための傾斜案内孔25aを形成し、第二案内筒26に、案内突起13aを上下方向に案内するための縦溝状のガイド溝26aを形成して、案内突起13aが傾斜案内孔25aを貫通してガイド溝26aに係合するようにして構成しても良い。この場合、仮保持孔27は、傾斜案内孔25aの一方の下動規制端25bから下方に向けて垂下するように切欠かれた延長部28の下端から周回り方向一方向に向けて切欠かれた状態で形成されるものに構成しても良いが、図11(B)に示すように、傾斜案内孔25aの左右両側に形成される各延長部28a、28bに対して周回り方向に同じ方向となるようにしてそれぞれ形成しても良い。この場合、仮保持孔27の形成される方向は、周回り方向どちらの方向であっても同様に実施することが出来る。
さらに本発明は、容器本体を押し出すための第一、第二キャップ部の相対回動を、時計回り、反時計回りの両方向できるもので構成したが、何れか片方のみの相対回動とすることもでき、さらには第二案内筒側に形成される案内部としては、前記実施の形態のように段差状に形成したものでなく、溝状あるいは孔状に形成したものでも良い。
本発明は、口紅、マニキュア、ファンデーション等の化粧料を収容するための棒状化粧料収容容器の分野に利用可能である。
1 棒状化粧料容器
2 容器本体
3 キャップ
11 第一キャップ部
12 第二キャップ部
13 インナー筒
13c 案内突起
15 第一案内筒
15a 係止部
15b ガイド孔
18 第二案内筒
18a 傾斜案内段差
18c 係止受け部
20 復帰弾機
22 仮保持孔
本発明は、上記の課題を解決するため鋭意創作されたものであって、請求項1の発明は、棒状化粧料等の棒状体が装填される容器本体と、該容器本体を上側から外嵌して容器本体を収容するキャップとを備えて構成される棒状化粧料容器において、前記キャップは、容器本体を外嵌収容すべく下端が開口した筒状の第一キャップ部と、該第一キャップ部の上部に第一キャップ部に対して縦軸回りに相対回動自在に外嵌組み込みされた筒状の第二キャップ部と、第一キャップ部の上部に上下移動自在に内嵌されたインナー筒とで構成され、前記第一、第二キャップ部の一方には上下方向に向けて縦線状の案内をする第一案内部が形成され、他方には周回り方向に向けて上下傾斜状の案内をする第二案内部が形成され、前記インナー筒には、容器本体がキャップ下端から突出するよう該容器本体に突き当たる突き当たり部と、前記第一案内部により上下動案内される第一被案内部と、第二案内部により上下動案内される第二被案内部とが形成されていて、前記インナー筒は、第一、第二被案内部がそれぞれ上動端位置に位置する初期姿勢の状態で第一キャップ部に対して第二キャップ部を相対回動させることにより、該第一、第二被案内部が第一、第二案内部にそれぞれ案内されて下動することで容器本体をキャップ下端から突出せしめるよう下動する構成になっている一方、前記キャップには、第二キャップ部を相対回動前位置に、インナー筒を初期姿勢にそれぞれ復帰させるための復帰弾機が設けられていると共に、前記第一キャップ部の上端部には、該第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌組み込みしたときに該第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の上端部に形成の係止受け部に係止する係止部が形成されていて、第一キャップ部の第二キャップ部に対する下動を規制するように構成し、さらに第一キャップ部の上端部を内径方向に向けて撓むように構成して、第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌するとき第一キャップ部の上端部が内径方向に撓むことで第一キャップ部の係止部が第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の係止受け部に係止される構成とするにあたり、第一キャップ部に形成される第一または第二案内部には、第一キャップ部に嵌入組み込みされたインナー筒が復帰弾機に抗して下方に没入して第一キャップ部上端部の内径側への撓み変形を許容するべく第一または第二被案内部を係脱自在に仮保持する仮保持部が連設されていることを特徴とする棒状化粧料容器である。
請求項2の発明は、第二キャップ部には、仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部を第一または第二案内部にそれぞれ復帰させるための復帰部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料容器である。
請求項3の発明は、復帰部は、仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部に対し周回り方向に位置ずれした位置に位置するものとし、第一キャップ部と第二キャップ部の相対回動により前記仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部に当接して押しやることで該第一または第二被案内部を仮保持部から抜け出させることを特徴とする請求項2記載の棒状化粧料容器である。
請求項の発明は、仮保持部は、第一案内部の下端に対して周回り方向に連続するようにして形成されるとともに、復帰部は、第二案内部の下端に対して縦軸方向下方に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の棒状化粧料容器である。
請求項の発明は、仮保持部と第一案内部の下端とは、延長部が介装する状態で連設されており、復帰部は、仮保持部の位置に対応するよう第二案内部の下端位置よりも下方に向けて延出された延出部に形成されたものであることを特徴とする請求項記載の棒状化粧料容器である。
請求項の発明は、仮保持部は、第二案内部の下端に対して周回り方向に連続するようにして形成されるとともに、復帰部は、第一案内部の下端に対して縦軸方向下方に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の棒状化粧料容器である。
請求項の発明は、仮保持部と第二案内部の下端とは、延長部が介装する状態で連接されており、復帰部は、仮保持部の位置に対応するよう第一案内部の下端位置よりも下方に向けて延出された延出部に形成されたものであることを特徴とする請求項記載の棒状化粧料容器である。
請求項の発明は、第一、第二案内部は、何れか一方が内側に位置するようキャップ上半部で内外に重合すると共に、第一、第二被案内部は一体であって、該一体の被案内部は、内側の案内部を貫通して外側の案内部に係合していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の棒状化粧料容器である。
請求項9の発明は、第一キャップ部に形成される第一または第二案内部の少なくとも一つの上端部を第一キャップ部の上端まで切欠かれたスリット状とすることで第一キャップ部上端部の内径側への撓み変形を許容するようになっていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の棒状化粧料容器である。
請求項1の発明とすることによって、第二キャップ部を第一キャップ部に外嵌組み込みするにあたっては、まず第一キャップ部に嵌入組み込みされたインナー筒を復帰弾機の付勢力に抗して下動させ、しかる後第一または第二被案内部を仮保持部に保持させて仮保持状態とし、その後第一キャップ部に対して第二キャップ部を無理嵌め状に外嵌してキャップの組付けを行えば良く、このとき第一または第二被案内部が仮保持部に仮保持されることでインナー筒は第一キャップ部の上端部よりも下方位置に仮保持されるため、第二キャップ部が第一キャップ部に無理嵌め状に外嵌するときには、第一キャップ部の上端部に形成された係止部はインナー筒に邪魔されることなく内径方向に撓み変形出来ることになって、第二キャップ部の第一キャップ部に対する外嵌組み込みをスムーズに行うことが出来る。従ってキャップの組み付け作業を簡単かつ確実に行うことが出来る。
請求項2の発明とすることによって、仮保持部に仮保持された第一または第二被案内部は、復帰部によって第一または第二案内部に復帰させることが出来る。
請求項3の発明とすることによって、仮保持部に仮保持された第一または第二被案内部は、第一キャップ部と第二キャップ部とを相対回動させることによる復帰部の押出しによって仮保持部から抜け出させることが出来る。
請求項4、6の発明とすることによって、第一または第二被案内部は、第一または第二案内部よりも下方に仮保持されることになって、インナー筒が仮保持された状態での第一キャップ部上端部の内径方向への撓み変形を確実に行うことが出来る。
請求項5、7の発明とすることによって、仮保持部は延長部を介装して第一または第二案内部の下端よりも下方に形成されるとともに、復帰部は、該仮保持部に対応する位置に形成されるため、インナー筒は第一、第二案内部下端よりもさらに下方に仮保持されることになり、第一キャップ部上端部の内径方向への撓み変形が一層インナー筒に邪魔されることなく確実になされることになって、第二キャップ部の第一キャップ部への外嵌組み込みを一層スムーズに行うことが出来る。
請求項の発明とすることによって、第一、第二案内部は、第一、第二キャップ部の径方向同位置に配することが出来るとともに、仮保持部、復帰部も第一、第二キャップ部の径方向同位置に配することが出来ることになって、第一、第二案内部および仮保持部、復帰部の配設場所を大きく設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、第一、第二被案内部を一体化させることによって構造の簡略化を図ることが出来る。
請求項9の発明とすることによって、第一キャップ部の上端部をより撓み変形しやすいものにすることが出来る。

Claims (9)

  1. 棒状化粧料等の棒状体が装填される容器本体と、該容器本体を上側から外嵌して容器本体を収容するキャップとを備えて構成される棒状化粧料容器において、
    前記キャップは、
    容器本体を外嵌収容すべく下端が開口した筒状の第一キャップ部と、
    該第一キャップ部の上部に第一キャップ部に対して縦軸回りに相対回動自在に外嵌組み込みされた筒状の第二キャップ部と、
    第一キャップ部の上部に上下移動自在に内嵌されたインナー筒とで構成され、
    前記第一、第二キャップ部の一方には上下方向に向けて縦線状の案内をする第一案内部が形成され、他方には周回り方向に向けて上下傾斜状の案内をする第二案内部が形成され、
    前記インナー筒には、容器本体がキャップ下端から突出するよう該容器本体に突き当たる突き当たり部と、前記第一案内部により上下動案内される第一被案内部と、第二案内部により上下動案内される第二被案内部とが形成されていて、
    前記インナー筒は、第一、第二被案内部がそれぞれ上動端位置に位置する初期姿勢の状態で第一キャップ部に対して第二キャップ部を相対回動させることにより、該第一、第二被案内部が第一、第二案内部にそれぞれ案内されて下動することで容器本体をキャップ下端から突出せしめるよう下動する構成になっている一方、
    前記キャップには、第二キャップ部を相対回動前位置に、インナー筒を初期姿勢にそれぞれ復帰させるための復帰弾機が設けられていると共に、
    前記第一キャップ部の上端部には、該第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌組み込みしたときに該第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の上端部に形成の係止受け部に係止する係止部が形成されていて、第一キャップ部の第二キャップ部に対する下動を規制するように構成し、
    さらに第一キャップ部の上端部を内径方向に向けて撓むように構成して、第一キャップ部に第二キャップ部を外嵌するとき第一キャップ部の上端部が内径方向に撓むことで第一キャップ部の係止部が第二キャップ部に無理嵌め状に嵌入して第二キャップ部の係止受け部に係止される構成とするにあたり、
    第一キャップ部に形成される第一または第二案内部には、第一キャップ部に嵌入組み込みされたインナー筒が復帰弾機に抗して下方に没入して第一キャップ部上端部の内径側への撓み変形を許容するべく第一または第二被案内部を係脱自在に仮保持する仮保持部が連設されていることを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 第二キャップ部には、仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部を第一または第二案内部にそれぞれ復帰させるための復帰部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料容器。
  3. 復帰部は、仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部に対し周回り方向に位置ずれした位置に位置するものとし、第一キャップ部と第二キャップ部の相対回動により前記仮保持部に仮保持されている第一または第二被案内部に当接して押しやることで該第一または第二被案内部を仮保持部から抜け出させることを特徴とする請求項2記載の棒状化粧料容器。
  4. 第一、第二案内部は、何れか一方が内側に位置するようキャップ上半部で内外に重合すると共に、第一、第二被案内部は一体であって、該一体の被案内部は、内側の案内部を貫通して外側の案内部に係合していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の棒状化粧料容器。
  5. 仮保持部は、第一案内部の下端に対して周回り方向に連続するようにして形成されるとともに、復帰部は、第二案内部の下端に対して縦軸方向下方に設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の棒状化粧料容器。
  6. 仮保持部と第一案内部の下端とは、延長部が介装する状態で連設されており、復帰部は、仮保持部の位置に対応するよう第二案内部の下端位置よりも下方に向けて延出された延出部に形成されたものであることを特徴とする請求項5記載の棒状化粧料容器。
  7. 仮保持部は、第二案内部の下端に対して周回り方向に連続するようにして形成されるとともに、復帰部は、第一案内部の下端に対して縦軸方向下方に設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の棒状化粧料容器。
  8. 仮保持部と第二案内部の下端とは、延長部が介装する状態で連接されており、復帰部は、仮保持部の位置に対応するよう第一案内部の下端位置よりも下方に向けて延出された延出部に形成されたものであることを特徴とする請求項7記載の棒状化粧料容器。
  9. 第一キャップ部に形成される第一または第二案内部の少なくとも一つの上端部を第一キャップ部の上端まで切欠かれたスリット状とすることで第一キャップ部上端部の内径側への撓み変形を許容するようになっていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の棒状化粧料容器。
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