JPWO2015098920A1 - 医療用液体収納用容器体およびそれを用いた薬剤充填済み医療用容器 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の吊具付容器は、容器本体(1)と吊り具(2)を備える。容器本体は、底面(15)の外周側には、リブとして機能する折返し部(15C)が設けられている。吊り具(2)は、図4に示す様に、底面(15)の凹没部分にほぼ嵌合する形状になされている。具体的には、吊り具(2)は、外郭を略矩形の平面形状になされた帯状の枠部(21)と、枠部(21)の1組の対角を連結する帯状の連結部(22)と、連結部(22)の中央(枠部(21)の中心)に位置し且つ円盤状になされた固定部(23)とから構成される。吊り具(2)の連結部(22)の基端部分であって、容器本体(1)の底面(15)に対峙する枠部(21)の表面には、連結部(22)の側縁に沿って枠部(21)を対称に折り曲げるための各一対の溝(21e)が設けられる。斯かる溝(21e)を利用し、枠部(21)の隣接する2辺を1組として各組ごとに三角形状に折り曲げられることにより、吊り具(2)は、容器本体(1)の底面(15)から突出する吊り下げ手段として機能する。すなわち、図3及び図4に示す容器を吊り下げる場合は、容器本体(1)の底面(15)に取り付けられた吊り具(2)の枠部(21)を折り曲げることにより、底面(15)から突出する略三角形状の1組のベルトを形成する。従って、図6に示す様に、折り曲げた吊り具(2)をフック等に掛止することにより、容器本体(11)を転倒状態で吊り下げることができるものとなっている。
そこで、本発明では、熱可塑性樹脂製容器本体と、容器本体の上面部に、回動可能に取り付けられた吊下用部材とを備え、吊下用部材の一部を起立させることにより、輸液用スタンドに吊り下げ可能となる医療用液体収納用容器体であって、吊下用部材の起立操作が容易であり、かつ、スタンドに吊り下げられた容器体が、吊下部材を基点として、良好に回動可能である医療用液体収納用容器体およびそれを用いた薬剤充填済み医療用容器を提供するものである。
下部に排出用開口部を有する容器本体と、前記容器本体の上面部に、前記容器本体に対して回動可能に取り付けられた吊下用部材とを備える医療用液体収納用容器体であって、
前記容器本体は、前記上面部に設けられ、上方に向かって突出し、かつ、上部に膨出部を有するピン状突起を備える吊下用部材保持部を有し、
前記吊下用部材は、前記ピン状突起が貫通する貫通孔を有する板状のベース部と、前記ベース部の一端側から側方に延びる折り曲げ可能なヒンジ部と、前記ヒンジ部の前記ベース部側と反対側の端部に連結した起立操作部とを備え、前記吊下用部材は、前記貫通孔を前記ピン状突起が貫通し、かつ、前記ベース部の前記貫通孔の周囲の上面が前記膨出部と当接することにより、前記容器本体の前記上面部に回動可能かつ離脱しないように取り付けられており、
前記吊下用部材は、前記ヒンジ部を屈曲させることにより、前記起立操作部を上方に向かって起立可能であり、かつ、起立した前記起立操作部内に前記容器本体を吊り下げるための吊下部が形成されるものとなっており、
さらに、前記吊下用部材の全体は、前記容器本体の前記上面部よりも上方に位置しており、かつ、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記起立操作部の少なくとも前記ベース部側と反対側の端部の下面と前記容器本体の前記上面部との間に隙間が形成されている医療用液体収納用容器体。
上記の医療用液体収納用容器体と、前記排出用開口部を封止するとともに、薬剤排出用針の接続が可能な排出ポートと、前記医療用液体収納用容器体内に充填された薬剤とを備える薬剤充填済み医療用容器。
本発明の薬剤充填済み医療用容器10は、図1ないし図4に示すように、医療用液体収納用容器体1と、医療用液体収納用容器体1の排出用開口部22を封止するとともに、薬剤排出用針の接続が可能な排出ポート3と、医療用液体収納用容器体1内に充填された薬剤5とを備える。
容器本体2は、上面部26に設けられ、上方に向かって突出し、かつ、上部に膨出部24を有するピン状突起23を備える吊下用部材保持部を有する。吊下用部材4は、ピン状突起23が貫通する貫通孔を有する板状のベース部40と、ベース部40の一端側から側方に延びる折り曲げ可能なヒンジ部43(43a,43b)と、ヒンジ部43(43a,43b)のベース部40側と反対側の端部に連結した起立操作部42とを備える。吊下用部材4は、貫通孔45をピン状突起23が貫通し、かつ、ベース部40の貫通孔45の周囲の上面が膨出部24と当接することにより、容器本体2の上面部26に回動可能かつ離脱しないように取り付けられている。そして、吊下用部材4は、ヒンジ部43(43a,43b)を屈曲させることにより、起立操作部42を上方に向かって起立可能であり、かつ、起立した起立操作部42内に容器本体を吊り下げるための吊下部14が形成されるものとなっている。さらに、吊下用部材4の全体は、容器本体2の上面部26よりも上方に位置しており、かつ、ヒンジ部43(43a,43b)を屈曲させる前の状態において、起立操作部42の少なくともベース部40側と反対側の端部の下面41bと容器本体2の上面部26との間に隙間が形成されている。
さらに、この実施例の医療用液体収納用容器体1では、吊下用部材4は、ヒンジ部43を屈曲させる前の状態において、ピン状突起23を軸芯として一周回動(一回転)させたとき、回動中に隙間15が常に形成されるものとなっている。これにより、起立操作部42をピン状突起23の周囲でどのような方向に向けても、起立操作部42の端部に指先を引掛けやすくなり、起立操作部42の起立操作が容易になる。
この実施例の吊下用部材4は、ピン状突起23が貫通する貫通孔を有する板状のベース部40と、ベース部40の一端側から側方に延びる折り曲げ可能なヒンジ部43(43a,43b)と、ヒンジ部43(43a,43b)のベース部40側と反対側の端部に連結した起立操作部42とを備える。そして、ベース部40は、ベース部本体41と、貫通孔45を有する貫通孔保有部44を備える。2つのヒンジ部43a,43bは、貫通孔保有部44を挟むようにベース部本体41の一端側から側方に延びる折り曲げ可能なものとなっている。
この実施例のものでは、ベース部40は、略矩形状の平板状のものとなっている。そして、この実施例の吊下用部材4では、図6ないし図11に示すように、貫通孔保有部44は、ベース部本体41の一端側から側方に延び、中央部にピン状突出部23の外径より若干大きい内径を有する貫通孔45を備えている。
また、この実施例の吊下用部材4は、図6、図7、図9および図12に示すように、ベース部40の下面41bに下方(容器本体2の上面部26方向)に延びる下面突出部46a,46bを有している。そして、下面突出部46a,46bは、少なくとも、ヒンジ部43近傍から、ベース部40の一端(ヒンジ部43)側と反対側の端部まで、ベース部40の外縁に沿って形成されている。
また、起立操作部42は、図8、図9、図11、図12および図13に示すように、上面側に設けられたU字状凹部51が設けられており、下面側は、連続しないU字状の凹部63が設けられている。下面側の凹部63は、3つの凹部により構成されており、それらを繋ぐとU字状となる。
図16は、本発明の医療用液体収納用容器体に用いられる別の態様の吊下用部材の平面図である。図17は、図16に示した吊下用部材の底面図である。
この吊下用部材4aと上述した吊下用部材4の基本構成は、ベース部、ヒンジ部および起立操作部を有する点において同じである。
吊下用部材4aは、図16および図17に示すように、貫通孔保有部44を有するベース部40と、ベース部40の一端側側部の全体より延びるヒンジ部43と、ヒンジ部43の一端側側部と連結した起立操作部42aを備えている。
起立操作部42aのベース部40側の端部である足部42b(基端部)は、ヒンジ部43のベース部40側と反対側の端部(先端)と連結している。この起立操作部42aは、ベース部40側と反対側の端部(先端部)側をベース部40方向に押し上げることにより、ヒンジ部43が屈曲し、起立する。そして、起立した起立操作部42aは、内部に広い開口部(吊下部)14を有し、輸液容器ハンガーのフックに吊下可能な吊下部として機能する。また、この実施例の吊下用部材4aにおいても、図16および図17に示すように、起立操作部42aは、ベース部40側と反対側の端部、すなわち、貫通孔保有部44と向かい合う周縁部の上面に設けられた起立操作部突出部49を備えている。
また、起立操作部42aは、図16および図17に示すように、上面側に設けられた円弧状凹部51が設けられており、下面側にも円弧状凹部63が設けられている。
そして、ヒンジ部43は、ベース部40および起立操作部42aに比べて薄肉部となっている。この実施例では、ヒンジ部43は、その中央部が、最も肉薄となっているため、ヒンジ部は、その中央部において容易に屈曲する。
排出ポート3は、医療用液体収納用容器体1の排出用開口部22を封止している。排出ポート3としては、公知のものが使用できる。図示する排出ポート3は、開口端を有する筒状部材32と、筒状部材32の開口端を閉塞し、かつ、薬剤排出用針管の接続が可能な封止部31を有している。そして、筒状部材32は、後端部に設けられたフランジ33を備えており、この筒状部材32のフランジと容器本体2の排出用開口部22に設けられたフランジ部25とが液密状態に固着されている。薬剤5としては、どのようなものでもよいが、輸液用の薬液、例えば生理食塩水等が好ましい。
また、本発明の薬剤充填済み医療用容器は、加熱滅菌されたものであることが好ましい。加熱滅菌処理は、高圧蒸気滅菌法、水浴滅菌法、スプレー滅菌法(シャワー菌滅法)などのいずれの方法で行ってもよく、そのうちでも高圧蒸気滅菌法が好ましい。
最初に、図18に示すように、所定長延びるピン状突起23を備える容器本体2を熱可塑性樹脂により作成する。なお、この例では、ピン状突起23は、先端(上端)に向かって縮径するものとなっている。
そして、図19ないし図22に示すような治具7および赤外線カシメ装置8を準備する。
そして、図19に示すように、容器本体2の上面部26に吊下用部材4を配置し、吊下用部材4の貫通孔45を容器本体2のピン状突起23が貫通する状態とする。そして、吊下用部材4のベース部40の貫通孔保有部44(貫通孔45の周囲)の下面と容器本体2の上面部26との間となる位置の側方に、治具7(可動治具部材7a、7b)を配置する。
(1) 下部に排出用開口部を有する容器本体と、前記容器本体の上面部に、前記容器本体に対して回動可能に取り付けられた吊下用部材とを備える医療用液体収納用容器体であって、
前記容器本体は、前記上面部に設けられ、上方に向かって突出し、かつ、上部に膨出部を有するピン状突起を備える吊下用部材保持部を有し、
前記吊下用部材は、前記ピン状突起が貫通する貫通孔を有する板状のベース部と、前記ベース部の一端側から側方に延びる折り曲げ可能なヒンジ部と、前記ヒンジ部の前記ベース部側と反対側の端部に連結した起立操作部とを備え、前記吊下用部材は、前記貫通孔を前記ピン状突起が貫通し、かつ、前記ベース部の前記貫通孔の周囲の上面が前記膨出部と当接することにより、前記容器本体の前記上面部に回動可能かつ離脱しないように取り付けられており、
前記吊下用部材は、前記ヒンジ部を屈曲させることにより、前記起立操作部を上方に向かって起立可能であり、かつ、起立した前記起立操作部内に前記容器本体を吊り下げるための吊下部が形成されるものとなっており、
さらに、前記吊下用部材の全体は、前記容器本体の前記上面部よりも上方に位置しており、かつ、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記起立操作部の少なくとも前記ベース部側と反対側の端部の下面と前記容器本体の前記上面部との間に隙間が形成されている医療用液体収納用容器体。
(2) 前記ベース部は、ベース部本体と、前記貫通孔を有する貫通孔保有部とを備え、前記吊下用部材は、前記貫通孔保有部を挟むように前記ベース部本体の一端側から側方に延びる折り曲げ可能な2つの前記ヒンジ部を備え、前記起立操作部は、2つの前記ヒンジ部の前記ベース部側と反対側の端部同士を連結するU字状となっており、かつ、2つの前記ヒンジ部が屈曲する部分を結ぶ仮想線は、前記貫通孔の中心軸付近を通過するものとなっている上記(1)に記載の医療用液体収納用容器体。
(3) 前記隙間は、前記起立操作部の前記ベース部側と反対側の端部に向かって広がるものとなっている上記(1)または(2)に記載の医療用液体収納用容器体。
(4) 前記医療用液体収納用容器体は、前記吊下用部材を前記ピン状突起の上部方向に押し上げることにより、前記隙間が広がるとともに、前記吊下用部材の前記貫通孔の周縁部付近の下面と前記容器本体の前記上面部との間に空隙が形成されるものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(5) 前記吊下用部材は、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記ピン状突起を軸芯として一周回動させたとき、回動中に前記隙間が常に形成されるものとなっている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(6) 起立する前の前記起立操作部は、前記容器本体の前記上面部よりも側方に突出可能である上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(7) 前記容器本体の前記上面部は、平面視において、短軸と長軸とを有し、前記吊下用部材は、前記貫通孔の中心から前記起立操作部の前記ベース部側と反対側の端部までの距離が、前記短軸の長さの1/2よりも長く、前記長軸の長さの1/2より短いものとなっている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(8) 前記吊下用部材は、前記ヒンジ部の屈曲軸が前記短軸と平行な状態では、平面視において前記吊下用部材の全体が前記容器本体の外縁の内側に位置するものである上記(7)に記載の医療用液体収納用容器体。
(9) 前記隙間は、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記起立操作部の下面全体と前記容器本体の前記上面部との間に形成されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(10) 前記起立操作部の下面は、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記ベース部の前記貫通孔の周縁部の下面よりも下方に突出していない上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(11) 前記吊下用部材の前記ベース部の下面には、少なくとも、前記ヒンジ部近傍から、前記ベース部の前記一端側と反対側の端部まで、前記ベース部の外縁に沿って突出部が形成されている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(12) 前記膨出部は、前記ピン状突起の上部を軟化または溶融することにより形成されており、前記容器本体と前記吊下用部材とは、互いに熱溶着し難い材料からなる上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
(13) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体と、前記排出用開口部を封止するとともに、薬剤排出用針の接続が可能な排出ポートと、前記医療用液体収納用容器体内に充填された薬剤とを備える薬剤充填済み医療用容器。
Claims (13)
- 下部に排出用開口部を有する容器本体と、前記容器本体の上面部に、前記容器本体に対して回動可能に取り付けられた吊下用部材とを備える医療用液体収納用容器体であって、
前記容器本体は、前記上面部に設けられ、上方に向かって突出し、かつ、上部に膨出部を有するピン状突起を備える吊下用部材保持部を有し、
前記吊下用部材は、前記ピン状突起が貫通する貫通孔を有する板状のベース部と、前記ベース部の一端側から側方に延びる折り曲げ可能なヒンジ部と、前記ヒンジ部の前記ベース部側と反対側の端部に連結した起立操作部とを備え、前記吊下用部材は、前記貫通孔を前記ピン状突起が貫通し、かつ、前記ベース部の前記貫通孔の周囲の上面が前記膨出部と当接することにより、前記容器本体の前記上面部に回動可能かつ離脱しないように取り付けられており、
前記吊下用部材は、前記ヒンジ部を屈曲させることにより、前記起立操作部を上方に向かって起立可能であり、かつ、起立した前記起立操作部内に前記容器本体を吊り下げるための吊下部が形成されるものとなっており、
さらに、前記吊下用部材の全体は、前記容器本体の前記上面部よりも上方に位置しており、かつ、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記起立操作部の少なくとも前記ベース部側と反対側の端部の下面と前記容器本体の前記上面部との間に隙間が形成されていることを特徴とする医療用液体収納用容器体。 - 前記ベース部は、ベース部本体と、前記貫通孔を有する貫通孔保有部とを備え、前記吊下用部材は、前記貫通孔保有部を挟むように前記ベース部本体の一端側から側方に延びる折り曲げ可能な2つの前記ヒンジ部を備え、前記起立操作部は、2つの前記ヒンジ部の前記ベース部側と反対側の端部同士を連結するU字状となっており、かつ、2つの前記ヒンジ部が屈曲する部分を結ぶ仮想線は、前記貫通孔の中心軸付近を通過するものとなっている請求項1に記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記隙間は、前記起立操作部の前記ベース部側と反対側の端部に向かって広がるものとなっている請求項1または2に記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記医療用液体収納用容器体は、前記吊下用部材を前記ピン状突起の上部方向に押し上げることにより、前記隙間が広がるとともに、前記吊下用部材の前記貫通孔の周縁部付近の下面と前記容器本体の前記上面部との間に空隙が形成されるものである請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記吊下用部材は、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記ピン状突起を軸芯として一周回動させたとき、回動中に前記隙間が常に形成されるものとなっている請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 起立する前の前記起立操作部は、前記容器本体の前記上面部よりも側方に突出可能である請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記容器本体の前記上面部は、平面視において、短軸と長軸とを有し、前記吊下用部材は、前記貫通孔の中心から前記起立操作部の前記ベース部側と反対側の端部までの距離が、前記短軸の長さの1/2よりも長く、前記長軸の長さの1/2より短いものとなっている請求項1ないし6のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記吊下用部材は、前記ヒンジ部の屈曲軸が前記短軸と平行な状態では、平面視において前記吊下用部材の全体が前記容器本体の外縁の内側に位置するものである請求項7に記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記隙間は、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記起立操作部の下面全体と前記容器本体の前記上面部との間に形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記起立操作部の下面は、前記ヒンジ部を屈曲させる前の状態において、前記ベース部の前記貫通孔の周縁部の下面よりも下方に突出していない請求項1ないし9のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記吊下用部材の前記ベース部の下面には、少なくとも、前記ヒンジ部近傍から、前記ベース部の前記一端側と反対側の端部まで、前記ベース部の外縁に沿って突出部が形成されている請求項1ないし10のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 前記膨出部は、前記ピン状突起の上部を軟化または溶融することにより形成されており、前記容器本体と前記吊下用部材とは、互いに熱溶着し難い材料からなる請求項1ないし11のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体。
- 請求項1ないし12のいずれかに記載の医療用液体収納用容器体と、前記排出用開口部を封止するとともに、薬剤排出用針の接続が可能な排出ポートと、前記医療用液体収納用容器体内に充填された薬剤とを備えることを特徴とする薬剤充填済み医療用容器。
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