JP3136965U - 湯たんぽ - Google Patents

湯たんぽ Download PDF

Info

Publication number
JP3136965U
JP3136965U JP2007006630U JP2007006630U JP3136965U JP 3136965 U JP3136965 U JP 3136965U JP 2007006630 U JP2007006630 U JP 2007006630U JP 2007006630 U JP2007006630 U JP 2007006630U JP 3136965 U JP3136965 U JP 3136965U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
heat generating
plate
hot water
water bottle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007006630U
Other languages
English (en)
Inventor
晃 馬渕
Original Assignee
晃 馬渕
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 晃 馬渕 filed Critical 晃 馬渕
Priority to JP2007006630U priority Critical patent/JP3136965U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3136965U publication Critical patent/JP3136965U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】 中空状の容器を一体形成することができ、その容器が電磁調理器にて直接加熱される際に容器表面が高温状態となるのを抑制することができ、さらに、材料や製造にかかるコストを低減できる湯たんぽの提供。
【解決手段】 容器1は、ブロー成形により成形され、内部に中空部1cが形成されると共に中空部1cに連通する注入口2が形成される。注入口2は、発熱板4を中空部1c内へ挿入可能な大きさに形成されていて、発熱板4は、中空部1c内に設置されている。これにより、容器1を電磁調理器に載せ置いて直接加熱することで、発熱板4が発熱して容器1内部の水を加熱することができる。
【選択図】 図3

Description

この考案は、温水などが収容された容器を用いて身体の任意の箇所を温める湯たんぽに関するものである。特に、液体またはジェル状物が収容された容器を直接電磁調理器で加熱して使用する湯たんぽに関するものである。
下記特許文献1には、金属製の中空状の容器を直接電磁調理器で加熱して、その容器内の水を加熱する湯たんぽが開示されている。この容器は、断面略円弧状の上下二つの部材を互いに接合して中空状に形成されている。
特開2004−16511号公報
特許文献1に記載の発明では、中空状の容器は二つの部材を接合して形成されているが、その接合部が確実に接合されていない場合、その接合部から容器内の水が漏れ出すおそれがあった。万一、容器内が高温の湯の場合には、接合部から漏れ出した湯により、寝具が濡れたり、使用者が火傷を負うなどのおそれがあるため、接合に高度の技術を要していた。また、湯たんぽを形成する中空状の容器は金属製とされており、電磁調理器で直接加熱されて高温状態の場合、容器が直接肌に触れた際に火傷を負うおそれがあった。さらに、中空状の容器は、金属製であると共に接合して形成されているので、製造にかかるコストが高くなるものであった。
この考案が解決しようとする課題は、中空状の容器を一体形成することができ、その容器が電磁調理器にて直接加熱される際に表面温度を低く抑えることができ、さらに、製造にかかるコストを低減することにある。
この考案は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の考案は、容器と、電磁調理器により発熱する金属製の発熱板とを備え、前記容器は、ブロー成形により成形され、内部に中空部が形成されると共に前記中空部に連通する注入口が形成され、前記注入口は、前記発熱板を前記中空部内へ挿入可能な大きさに形成されていて、前記発熱板は、前記中空部内に設置されていることを特徴とする湯たんぽである。
請求項1に記載の考案によれば、容器を電磁調理器で直接加熱することで、容器内の発熱板が発熱し、その伝熱により容器内の液体またはジェル状物が加熱可能とされる。また、発熱板は、注入口から挿入して容器内に収容することができる。
請求項2に記載の考案は、前記容器内の底部には、前記発熱板がはめ込まれる保持部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の湯たんぽである。
請求項2に記載の考案によれば、注入口から挿入される発熱板は、容器に対する位置決めを容易に行うことができる。
請求項3に記載の考案は、前記注入口から挿入されて前記容器内に収容され得る留め部材をさらに備え、前記発熱板と、前記発熱板に対向する前記容器の上部との間に設置された前記留め部材により前記発熱板が固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の湯たんぽである。
請求項3に記載の考案によれば、容器内で発熱板が移動するのを防止できる。
請求項4に記載の考案は、前記留め部材は、弾性力を有する板片により形成されており、前記容器の上部に当接される天部と、前記発熱板に係合される係合端部と、前記天部と前記係合端部とを接続する脚部とを備えることを特徴とする請求項3に記載の湯たんぽである。
請求項4に記載の考案によれば、容器内で発熱板が移動するのを防止できると共に、容器の変形を防止することができる。
請求項5に記載の考案は、前記留め部材は金属製の板片により形成されており、貫通穴または切欠きが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の湯たんぽである。
請求項5に記載の考案によれば、容器内の液体またはジェル状物の加熱が、発熱板だけでなく留め部材でも行うことができるので、効率的に液体またはジェル状物の温度を上昇させることができる。また、貫通穴または切欠きにより、液体またはジェル状物が加熱されて生じる対流を円滑になすことができる。
請求項6に記載の考案は、前記留め部材は、弾性力を有する線材により形成されており、前記容器の上部に当接される天部と、前記発熱板に係合される係合端部と、前記天部と前記係合端部とを接続する脚部とを備えることを特徴とする請求項3に記載の湯たんぽである。
請求項6に記載の考案によれば、容器内で発熱板が移動するのを防止できると共に、容器の変形を防止することができる。また、留め部材は線材にて形成されるので、容易に製造することができると共に、材料にかかるコストの低減を図ることができる。さらに、留め部材は、液体またはジェル状物が加熱されて生じる対流を阻害することがない。
請求項7に記載の考案は、前記容器の底部の内、前記発熱板が配置される部分は平面状とされることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の湯たんぽである。
請求項7に記載の考案によれば、容器が載せ置かれる電磁調理器と容器内の発熱板との間を近接させることができるので、発熱板の発熱を効率的に行うことができる。
請求項8に記載の考案は、前記発熱板は、折り畳まれた状態で前記注入口から前記容器内へ挿入されて展開されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の湯たんぽである。つまり、発熱板は、複数枚の板材が展開可能に連結されて形成されており、折り畳んだ状態において注入口から容器内へ挿入できる大きさとされている。
請求項8に記載の考案によれば、容器に適合した大きさの発熱板を容易に注入口から挿入できる。また、容器内で一枚の板状に展開できるので、容器内の液体またはジェル状物を加熱するのに十分な表面積を確保できる。
請求項9に記載の考案は、前記発熱板は、多数の穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の湯たんぽである。
請求項9に記載の考案によれば、容器内の液体またはジェル状物が加熱される際に発生する気泡を上に逃がすことができる。
さらに、請求項10に記載の考案は、前記発熱板は、ステンレスを含む鉄鋼材料により形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の湯たんぽである。
請求項10に記載の考案によれば、発熱板は、さびつくのが抑制できると共に、汚れを落とすのが容易であるので、長期間にわたって衛生的に使用することができる。
この考案によれば、中空状の容器を一体形成することができ、その容器が電磁調理器にて直接加熱される際に容器の表面温度を低く抑えることができ、さらに、材料や製造にかかるコストを低減できる。
以下、この考案の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本考案の湯たんぽは、電磁調理器により直接加熱されて使用される湯たんぽである。電磁調理器は、その構成を特に問わないが、たとえば、一般家庭においてガスコンロの代わりに使用される電磁調理器とされる。
図1は、本考案の湯たんぽの実施例1を示す斜視図である。本実施例の湯たんぽは、ポリエチレン製の中空状の容器1と、容器1に形成される注入口2に着脱可能に設けられるキャップ3と、注入口2から容器1内に収容される発熱板4とを備える。この発熱板4は、鉄鋼材料から形成される。また、図2は、その発熱板4の構成を示す斜視図である。図3は、図1の湯たんぽのIII−III線に沿う縦断面図であり、発熱板4が注入口2から挿入されて容器1内に収容される状態を示しており、図4は、図1の湯たんぽのIV−IV線に沿う縦断面図であり、折り畳まれて注入口2から挿入された発熱板4が容器1内で展開されて収容される状態を示している。
容器1は、ブロー成形により中空状に一体形成され、内部に中空部1cが形成される。本実施例の容器1は、円形、角形などとすることもできるが、図示の例では平面視略小判形とされ、基端部には持ち運ぶ際に使用される握持部5が形成される。なお、握持部5はなくてもよい。容器1の上部1aには、連続した波形が形成されると共に、基端側における略中央に上方へ突出した短円筒状の注入口2が形成される。注入口2には、下方へ開口した短円筒状のキャップ3が着脱可能に設けられる。具体的には、注入口2の外周面がネジ山6とされる一方、キャップ3の内周面がネジ穴7とされており、注入口2にキャップ3をねじ込むことができる。従って、注入口2に対してキャップ3が着脱可能とされる。また、容器1の底部1bは、その略中央が平面状に形成されると共に、平面部の周囲は波形に形成される。なお、容器1の底部1b全体を平面状に形成してもよい。図示例では、注入口2は容器1と一体にブロー成形されているが、注入口2のみをあらかじめ成形しておき、ブロー成形時に容器1に溶着してもよく、このようにする場合は、注入口2の強度及び形状を最適のものに設定できる。
本実施例の発熱板4は、三枚の略矩形状の板材を連結して形成される。図示例では、発熱板4は、注入口2の直径より小さい幅に形成された中央板8とその両側の展開板9,9の三枚の板材により形成されており、中央板8と各展開板9とが金属製の円形状のリング10,10を介して連結されている。本実施例では、中央板8の両側縁と、この中央板8の各側縁と隣接する展開板9,9の各内側の側縁とには、互いに対応するように盛上り部が二箇所ずつ形成されている。そして、この盛上り部に連結穴11が対応して貫通形成されており、その対応する連結穴11,11にリング10を通すことで中央板8と展開板9,9とが互いに連結されて折畳み可能とされる。これにより、容器1内に発熱板4を設置した際に、発熱板4と容器1の底部1bとの隙間を小さくでき、容器1を電磁調理器に載せ置いて直接加熱する際に効果的に発熱板4を加熱することができる。また、各展開板9の幅は、中央板8の幅の二分の一とされる。これにより、各展開板9,9は、中央板8の同一面側(図示例では上面側)に折り畳まれたとき、重なり合わないようにできる。
このようにして連結された発熱板4は、折り畳んだ状態の幅寸法を注入口2の内径より小さく、斜めに挿入して先端部41が底部1bの内面に当接したとき、発熱板4の基端部42が注入口2を通過し得る大きさとされている。これにより、発熱板4は、折り畳まれた状態で、キャップ3を外した注入口2から容器1内に挿入できる。
注入口2は、発熱板4を中空部1c内に挿入して設置する際に、作業者の手が入る程度の大きさとしており、好ましくは内径5〜15cmとするのがよく、より好ましくは6〜10cmとするのがよい。これより小さいときは作業性が悪く、これより大きいときは注入口2の耐久性上好ましくない。これにより、容器1に適合した大きさの発熱板4を容易に容器1内に挿入することができる。そして、発熱板4は容器1内で広げられ、容器1と一体形成される保持部12,12,…にて設定される領域内にはめ込むことができる。
本実施例の各保持部12は、容器1の底部1b内面側にブロー成形により一体的に形成される。図示例では、各保持部12は、容器1の底部1bから上方へ突出した平面視略L字形状とされ(図1参照)、容器1内に収容される発熱板4の四隅に配置されるようにそれぞれ離隔して形成される。さらに、各保持部12は、発熱板4を圧入可能に配置されるのが好ましい。この場合、容器1内に収容された発熱板4は、容器1に対して位置決め可能とされると共に、容器1の底部1bに固定可能とされる。
発熱板4は、円形あるいは楕円形などにしてもよいが、図示例のように矩形とするときは、コーナーの位置決めによって止めることができるのでより好ましく、長方形とするときは、前後左右が一義に決まるので、確実に固定し、好適な発熱を得る上でより好ましい。保持部12も発熱板4の形状に適合する形状とされる。
図11は、上述した保持部の変形例を示す斜視図であり、容器1の一部を切り欠いて示している。発熱板4の保持部は、底部1bに発熱板4の外周形状に適合する凹部を形成することにより行ってもよく、このようにするときは、発熱板4の四周を保持部によって囲んでいるので、見えにくい中空部1cでの作業も確実に行うことができる。発熱板4の外周形状に適合する凹部を形成するというのは、矩形の発熱板4に対して、たとえば、図11に示すように、略矩形枠状に保持部121を形成してもよいし、容器1の底部1bを略矩形の凹部状に形成してもよい。いずれの場合も、発熱板4をはめ込み可能に形成する。
実施例1の湯たんぽを使用する場合、発熱板4が配置された容器1内に注入口2から、たとえば水道水を入れる。そして、容器1を電磁調理器に載せ置くことで、発熱板4が発熱して容器1内の水が加熱される。容器1内の水が任意の温度まで上昇した状態において、注入口2にキャップ3を装着した容器1を湯たんぽとして使用する。この際、容器1はポリエチレン製であるので、金属製とした場合に比べて、容器1の表面が高温状態となるのを抑制することができる。従って、容器1に直接触れた際に火傷を負うことがなく、安全に使用することができる。
本実施例1では、容器1がポリエチレンをブロー成形して一体形成されていることで、接合する必要がなく、容器1の材料や製造にかかるコストを低減できる。また、発熱板4は容器1の底部1bにはめ込み可能であるので、成形段階で発熱板4を型に装着しておく必要がなく、成形が容易である。
次に、本考案の実施例2について説明する。本実施例2の湯たんぽも、基本的には前記実施例1の湯たんぽと同様である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
図5は、本考案の湯たんぽの実施例2を示す縦断面図である。前記実施例1と同様に、容器1の底部1bには、発熱板4の四隅をL型に囲む保持部12,12,…が形成される。本実施例2では、さらに、容器1の底部1bに突出部13,13が一体形成される。各突出部13は、保持部12,12,…にて設定される領域内に形成される。各突出部13は、容器1の底部1bから上方へ突出して形成されると共に、容器1の底部1bの注入口2の近傍において互いに離隔して数個形成される。各突出部13の突出長さは、発熱板4の厚みよりも長く形成されている。一方、本実施例の発熱板4は、前記実施例1と同様に中央板8と展開板9,9とが連結されており、さらに、中央板8には、各突出部13に対応した取付穴14が貫通形成されている。折り畳まれた状態で注入口2から挿入された発熱板4は、容器1の底部1bの保持部12,12,…内にはめ込まれる。この際、発熱板4の各取付穴14に各突出部13が貫通してはめ込まれる。そして、各突出部13の先端部を溶融し、若しくは機械的に変形させることで、発熱板4は、保持部12,12,…内へのはめ込みに加えて、各突出部13にてさらに確実に固定される。つまり、各突出部13は、発熱板4の保持部12,12,…としての役割を補完する。
次に、本考案の実施例3について説明する。本実施例3の湯たんぽも、基本的には前記実施例1の湯たんぽと同様である。そこで、以下においては、前記の実施例と異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
図6は、本考案の湯たんぽの実施例3を示す縦断面図である。また、図7は、本実施例の留め部材15を示す斜視図である。本実施例3では、保持部121は、図11に示すように、四角形の枠状に形成されており、発熱板4は保持部121に位置決めされてはめ込まれる。また、本実施例3では、発熱板4の上面と、容器1の上部1aの内面1dとの間に、発熱板4の上下方向への動きを規制する留め部材15が設けられる。
本実施例の留め部材15は、プラスチック製または金属製とされ、弾性力を有する板材を屈曲して形成される。留め部材15は、容器1の上部1aの内面1dに当接される天部16と、発熱板4に係合される一対の係合端部17a,17bと、天部16と各係合端部17a,17bとを接続する脚部18a,18bとから形成される。具体的には、水平に配置される略矩形状の天部16の対向する辺から互いに離隔するように下方へ延出して一対の脚部18a,18bが形成され、それぞれの脚部18a,18bの先端部から互いに離隔するように水平に延出して係合端部17a,17bが形成される。発熱板4には互いに内向きに向き合う係合部19a,19bが形成されており、留め部材15の各係合端部17a,17bが係合部19a,19bに係合される。
図16は、実施例3の留め部材15を弾性を有する線材により形成した例を示している。この図の留め部材15は、線材を屈曲して、天部16、脚部18a,18b、及び係合端部17a,17bを形成しており、脚部18a,18bを近接させて離すことにより、係合部19a,19bに係合させることができる。
本実施例の係合部19a,19bは金属製とされ、前記実施例1と同様の発熱板4の中央板8に溶接して形成される。各係合部19a,19bは、立上げ部191と屈曲部192とで側面視逆L字形状とされ、中央板8の前後方向に離隔して形成される一対の部材とされる。ここで、係合部19a,19bの間の距離は、留め部材15の係合端部17a,17bの間の距離よりもやや短い。このような各係合部19a,19bに留め部材15の係合端部17a,17bを係合することにより、発熱板4が位置決めされる。
図6に示すように、留め部材15は、キャップ3を外した注入口2から挿入されて、天部16が容器1の上部1aの内面1dに当接する一方、一対の係合端部17a,17bが発熱板4に形成された一対の係合部19a,19bにそれぞれ強制的に差し込まれる。その際、留め部材15には、天部16を上方に押し上げる付勢力が作用する。これにより、発熱板4は、保持部121へのはめ込みに加えて、留め部材15による付勢力により容器1底面に押し付けられ、確実に固定される。
また、留め部材15の各脚部18a,18bには、それぞれ貫通穴20,20が形成される。これにより、容器1内の水が加熱される際に起こる水の対流が良好になされる。また、各貫通穴20に代えてまたはそれに加えて切欠きを形成してもよい。
本考案の湯たんぽは、前記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。図8は、前記各実施例の発熱板4の変形例を示す斜視図である。この変形例では、中央板8と各展開板9とは、ヒンジ21,21を介して連結されて折畳み可能とされる。各ヒンジ21は、各展開板9が中央板8の同一面側(図示例では上面側)に折り畳むことができるように取り付けられる。また、図示例では、各展開板9は左右方向の長さが、中央板8の左右方向の長さの二分の一とされる。従って、各展開板9は、中央板8の同一面側(図示例では上面側)に折り畳まれたとき、重なり合うことがない。
また、図9および図10は、前記各実施例の発熱板4の別の変形例を示しており、図9は斜視図であり、図10は連結箇所を示す縦断面図である。この変形例では、中央板8とその左右の展開板9,9とは、互いが直接連結されて折畳み可能とされる。
中央板8の両側辺の中央部には、凸係合部22がそれぞれ設けられる。一方、左右の展開板9,9には、内側の辺の中央部にそれぞれ凹係合部23が設けられる。各展開板9の凹係合部23に、中央板8の凸係合部22がはめ込まれる。その際、中央板8の各凸係合部22の前後方向両端部と、各展開板9の各凹係合部23の前後方向内側の端部とは、ピンにて結合される。具体的には、中央板8の各凸係合部22または各展開板9の各凹係合部23の一方にピン24が突出され、他方に形成されたピン穴25にはめ込まれる。これにより、中央板8に対し各展開板9は、開閉可能とされる。すなわち、中央板8とその左右の展開板9,9とは、直接連結されて折畳み可能とされる。図示例では、各展開板9は左右方向の長さが、中央板8の左右方向の長さの二分の一とされる。従って、各展開板9は、中央板8の同一面側(図示例では上面側)に折り畳まれたとき、重なり合うことがない。
図12は、発熱板4の他の例を示すものである。また、図13は、図12の発熱板4を折り畳んだ状態を示すものである。この例は、発熱板4を構成する中央板81と左右の展開板91,92の幅をこれまでの実施例と異にするものである。すなわち、まず、左右の展開板91,92が互いに幅を異にしている。これにより、発熱板4の全幅を自由に選択できる。また、展開板91を展開板92より小さくし、展開板92と中央板81とを略同じ幅としている。こうすることにより、展開板91の上に展開板92を重ねて畳むことができ、しかも、畳んだときの幅は中央板81の幅より大きくならない。
図14は、留め部材15を有する発熱板4の他の例を示すものである。この例は、留め部材15がバネ性を有する線材によって構成されており、天部161と、その両端に形成された一対の脚部181,181と、脚部181,181の先端に形成された係合端部171,171とを有している。ここで、二つの留め部材15,15の内、一方の留め部材15の係合端部171,171は、中央板82に設置された際に、先端部が中央板82の両側からはみ出す長さに形成される。また、発熱板4を構成する中央板82に切り起こしあるいは溶接により係合環193を形成し、この係合環193に係合端部171,171を挿通して、留め部材15を中央板82上において起立倒伏可能とする。一方の留め部材15の係合端部171,171は、脚部181,181を近接させて離すことにより、係合環193に挿通して係合される。従って、留め部材15を倒伏した状態で、発熱板4は、中央板82に展開板93,93を畳んで注入口2から容器1内に設置することができると共に、容器1内に設置した後、留め部材15を中央板82の上に起立させることにより、発熱板4を動かないよう固定させることができる。その際、一方の留め部材15の係合端部171,171のはみ出し部は、中央板82の両側に展開された展開板93,93の上方に配置されるので、展開板93,93の回動を規制して、発熱板4を確実に固定することができる。
図示例では、一方の留め部材15の係合端部171,171の先端部を中央板82の両側からはみ出す長さに形成したが、両方の留め部材15の係合端部171,171の先端部を中央板82の両側からはみ出す長さに形成してもよい。また、両方の留め部材15の係合端部171,171の先端部を中央板82の両側からはみ出さないように形成してもよい。
また、図15は、発熱板4を容器1の底部1bに固定する保持部12,12,…の他の例を示すものである。図15の例では、中央板83に保持穴141をあけ、この保持穴141に、底部1bに一体形成した突部131を挿通させる。そして、突部131の先端部にゴム製、金属製またはプラスチック製のキャップ201を被せ、このキャップ201を突部131に固定することにより、中央板83を底部1bに固定するものである。中央板83と共にその両側の展開板も同様にして固定することもできる。
前記各実施例では、連結する板材は三枚とされたが、連結枚数はこれに限定されるわけではなく、二枚または四枚以上としてもよい。また、複数枚の板材は連結しなくてもよく、この場合には、たとえば一枚ずつ注入口2から挿入可能とされる。また、前記各実施例の発熱板4には、多数の穴を形成してもよい。これにより、容器1内の水が加熱される際に発生する気泡を速やかに排出できる。さらに、前記実施例2においては、発熱板4に形成された多数の穴の内、任意の穴を取付穴14とできる。
また、前記各実施例の発熱板4は鉄鋼材料から形成されたが、電磁調理器にて発熱する金属製であればよい。たとえば、銅やアルミニウムに対応した電磁調理器の場合、発熱板は銅製やアルミニウム製でもよい。また、前記各実施例の容器1はポリエチレン製とされたが、ブロー成形に適する合成樹脂製であればよく、たとえば、ポリプロピレン製やポリエチレンテレフタレート製でもよい。
前記実施例2および前記実施例3では、発熱板4は保持部にはめ込まれると共に、各突出部13や留め部材15にて固定されたが、保持部を発熱板4が圧入される大きさに形成し、保持部においても発熱板4が固定されるようにしてもよい。
本考案の湯たんぽの実施例1を示す斜視図である。 図1の発熱板の構成を示す斜視図である。 図1の湯たんぽのIII−III線に沿う縦断面図であり、発熱板が注入口から挿入されて容器内に収容される状態を示している。 図1の湯たんぽのIV−IV線に沿う縦断面図であり、折り畳まれて注入口から挿入された発熱板が容器内で広げられて収容される状態を示している。 本考案の湯たんぽの実施例2を示す縦断面図である。 本考案の湯たんぽの実施例3を示す縦断面図である。 図6の留め部材を示す斜視図である。 図1の発熱板の変形例を示す斜視図である。 図1の発熱板の別の変形例を示す斜視図である。 図9の発熱板の連結箇所を示す縦断面図である。 図1の保持部の変形例を示す斜視図であり、容器の一部を切り欠いて示している。 図1の発熱板の他の例を示す斜視図である。 図12の発熱板を折り畳んだ状態を示す正面図である。 留め部材を有する発熱板の他の例を示す斜視図である。 図1の保持部の他の例を示す縦断面図である。 図7の留め部材の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 容器
1a 上部
1b 底部
1c 中空部
2 注入口
4 発熱板
12 保持部
15 留め部材
16 天部
17a 係合端部
17b 係合端部
18a 脚部
18b 脚部
20 貫通穴
121 保持部
161 天部
171 係合端部
181 脚部

Claims (10)

  1. 容器と、電磁調理器により発熱する金属製の発熱板とを備え、
    前記容器は、ブロー成形により成形され、内部に中空部が形成されると共に前記中空部に連通する注入口が形成され、
    前記注入口は、前記発熱板を前記中空部内へ挿入可能な大きさに形成されていて、
    前記発熱板は、前記中空部内に設置されている
    ことを特徴とする湯たんぽ。
  2. 前記容器内の底部には、前記発熱板がはめ込まれる保持部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の湯たんぽ。
  3. 前記注入口から挿入されて前記容器内に収容され得る留め部材をさらに備え、
    前記発熱板と、前記発熱板に対向する前記容器の上部との間に設置された前記留め部材により前記発熱板が固定される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の湯たんぽ。
  4. 前記留め部材は、弾性力を有する板片により形成されており、
    前記容器の上部に当接される天部と、
    前記発熱板に係合される係合端部と、
    前記天部と前記係合端部とを接続する脚部と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の湯たんぽ。
  5. 前記留め部材は金属製の板片により形成されており、貫通穴または切欠きが形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の湯たんぽ。
  6. 前記留め部材は、弾性力を有する線材により形成されており、
    前記容器の上部に当接される天部と、
    前記発熱板に係合される係合端部と、
    前記天部と前記係合端部とを接続する脚部と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の湯たんぽ。
  7. 前記容器の底部の内、前記発熱板が配置される部分は平面状とされる
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の湯たんぽ。
  8. 前記発熱板は、折り畳まれた状態で前記注入口から前記容器内へ挿入されて展開される
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の湯たんぽ。
  9. 前記発熱板には、多数の穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の湯たんぽ。
  10. 前記発熱板は、ステンレスを含む鉄鋼材料により形成される
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の湯たんぽ。
JP2007006630U 2007-08-27 2007-08-27 湯たんぽ Expired - Fee Related JP3136965U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006630U JP3136965U (ja) 2007-08-27 2007-08-27 湯たんぽ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006630U JP3136965U (ja) 2007-08-27 2007-08-27 湯たんぽ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3136965U true JP3136965U (ja) 2007-11-08

Family

ID=43287353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007006630U Expired - Fee Related JP3136965U (ja) 2007-08-27 2007-08-27 湯たんぽ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3136965U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109431293A (zh) * 2018-12-07 2019-03-08 苏州工业职业技术学院 一种液体加热装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109431293A (zh) * 2018-12-07 2019-03-08 苏州工业职业技术学院 一种液体加热装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005075319A1 (ja) 断熱容器
TW201100301A (en) Holder for soft pouch container
JP2009526665A5 (ja)
JP3136965U (ja) 湯たんぽ
WO2006001208A1 (ja) 把手付き合成樹脂製壜体
CN106510375B (zh) 可固定杯盖的隔热杯套
JP6378695B2 (ja) 医療用液体収納用容器体およびそれを用いた薬剤充填済み医療用容器
JP5659849B2 (ja) 便座装置及びその製造方法
JP2012045170A (ja) 便座
JP2016030042A (ja) 暖房便座
JP6407572B2 (ja) 化粧用コンパクトケース及び保護シート
JP3126583U (ja) 氷枕兼用湯たんぽ
JP3201421U (ja) 清掃具用把手及び清掃具
JP2013177993A (ja) 貯湯タンクの保温材構造
JP6395104B2 (ja) 暖房便座
JP4350710B2 (ja) 把手付風呂蓋
US20070267427A1 (en) Burn-proof cup
JP6455202B2 (ja) 暖房便座
JP2007223608A (ja) 断熱二重容器
WO2011079427A1 (zh) 置杯架结构
KR200302572Y1 (ko) 청소용 걸레 고정구
JP6395105B2 (ja) 暖房便座
JP5508913B2 (ja) 家具脚用キャップ
JP5736481B2 (ja) 家具脚用キャップ
JP2001231718A (ja) 暖房便座の組付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees