JPWO2015098226A1 - 撮像装置および撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

本開示の撮像装置は、撮像レンズと、撮像レンズによって結像面に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器とを備える。撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する前群レンズ系と、負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、以下の条件式を満足する。5(%)<ODMax<20(%) ……(1)ただし、ODMaxは撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値とする。

Description

本開示は、撮像レンズを用いた撮像装置に関する。より詳しくは、CMOS等の固体撮像素子を用いたカメラ付き携帯電話等の小型の撮像装置に好適で、かつ高画質と薄型化とを兼ね備えた撮像装置、およびそのような撮像装置に用いられる撮像レンズに関する。
CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を用いたカメラ付携帯電話やデジタルスチルカメラが知られている。このような撮像装置においては、より一層の小型化および薄型化が要求されており、搭載される撮影用のレンズにおいても小型で全長の短いものが要求されている。
また、近年ではカメラ付携帯電話のような撮像機器においても撮像素子の高画素化が進んでおり、1000万画素以上の高画素撮像素子を搭載したモデルも普及している。そのため、搭載される撮像レンズとしてもこうした高画素の固体撮像素子に対応する高いレンズ性能が要求されている。
一方、こうした撮像装置では大きさの制約から単焦点レンズが搭載されることが一般的であり、比較的広い画角を持った撮像レンズが要求されている。こうした小型、薄型、高性能かつ広角の撮像レンズを有する撮像装置としては、たとえば特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
特開2010−237407号公報 特開2010−262270号公報
上記した特許文献1および特許文献2には、現在の高画素撮像素子に対応した5枚構成の撮像レンズを有する撮像装置に関する記載がある。特許文献1および特許文献2では、前群に正の屈折力を有するレンズ系、後群に負の屈折力を有するレンズ系を配置することで光学全長を抑制し、また後群に配置した非球面レンズ群により諸収差をバランス良く補正することで、小型、薄型、かつ広角で高い光学性能を確保した撮像装置を実現している。
近年、スマートフォンやタブレット端末に代表される、撮像装置を備えた電子機器に搭載される撮像レンズには、さらなる小型化および薄型化が求められており、上記した撮像レンズからさらなる全長の短縮化が求められる。しかしながら、上記した特許文献に記載の撮像装置においてさらなる全長短縮を実施するために撮像レンズの全長をさらに抑制しようとすると、軸外収差の歪曲収差、コマ収差、および像面湾曲が補正不足となり、必要な光学性能を確保することが困難となる。また、こうした撮像装置用の撮像レンズでは、レンズ系を構成する各レンズ厚を薄肉化することも、現時点では加工限界に近い中心厚ならびにコバ厚のレンズが採用されていることが多く、量産性を確保しつつ撮像装置のさらなる全長短縮を実現することは非常に困難である。
従って、全長の短縮化を図ることができる撮像レンズを提供することが望ましい。また、全長短縮化の図られた撮像レンズによって生ずる歪曲収差を補正し、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を得つつ、装置全体としての小型化および薄型化を図ることができる撮像装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る撮像装置は、撮像レンズと、撮像レンズによって結像面に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器とを備えたものである。撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する前群レンズ系と、負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、以下の条件式を満足する。
5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
ただし、
ODMax:撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値
とする。
本開示の一実施の形態に係る撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する前群レンズ系と、負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、以下の条件式を満足する。
5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
ただし、
ODMax:撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値
とする。
本開示の一実施の形態に係る撮像レンズは、撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器を備えた撮像装置と組み合わせて使用されることが好ましい。
本開示の一実施の形態に係る撮像レンズでは、レンズ系のパワー配置やレンズ形状の最適化が図られ、全長の短縮化が可能となるような所定範囲の歪曲収差を敢えて発生させつつ、他の収差がバランス良く補正される。
また、本開示の一実施の形態に係る撮像装置では、全長短縮化の図られた撮像レンズによって生ずる歪曲収差が演算器によって補正される。
本開示の一実施の形態に係る撮像レンズによれば、レンズ系のパワー配置やレンズ形状の最適化を図り、所定範囲の歪曲収差を敢えて発生させつつ、他の収差をバランス良く補正するようにしたので、全長の短縮化を図ることができる。
また、本開示の一実施の形態に係る撮像装置によれば、全長短縮化の図られた撮像レンズによって生ずる歪曲収差を演算器によって補正するようにしたので、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を得つつ、装置全体としての小型化および薄型化を図ることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の一実施の形態に係る撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本開示の一実施の形態に係る撮像レンズの第1の構成例を示すレンズ断面図である。 図2に示した撮像レンズに具体的な数値を適用した数値実施例1における諸収差を示す収差図である。 撮像レンズの第2の構成例を示すレンズ断面図である。 図4に示した撮像レンズに具体的な数値を適用した数値実施例2における諸収差を示す収差図である。 撮像レンズの第3の構成例を示すレンズ断面図である。 図6に示した撮像レンズに具体的な数値を適用した数値実施例3における諸収差を示す収差図である。 撮像レンズの第4の構成例を示すレンズ断面図である。 図8に示した撮像レンズに具体的な数値を適用した数値実施例4における諸収差を示す収差図である。 撮像レンズの第5の構成例を示すレンズ断面図である。 図10に示した撮像レンズに具体的な数値を適用した数値実施例5における諸収差を示す収差図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.撮像装置および撮像レンズの基本構成
2.作用・効果
3.レンズの数値実施例
4.その他の実施の形態
<1.撮像装置および撮像レンズの基本構成>
図1は、本開示の一実施の形態に係る撮像装置の一構成例を示している。本実施の形態に係る撮像装置は、図1に示したように、撮像レンズ300と、撮像素子301と、演算器302とを備えている。撮像素子301は、撮像レンズ300によって結像面IMGに形成された光学像を電気的な信号に変換するものであり、例えばCCDやCMOS等の固体撮像素子で構成されている。撮像レンズ300の結像面IMGは、撮像素子301の撮像面に一致するように配置される。
演算器302は、撮像素子301によって撮像された画像を取得して各種の画像処理を施すものである。演算器302は、撮像素子301によって撮像された画像を取得する画像取得部303と、その取得された画像に対して歪曲収差を補正するような画像処理を施した画像を出力する歪画像補正部304とを有している。
なお、本実施の形態に係る撮像装置は、カメラ付き携帯電話や、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末等のデジタル入出力機器のカメラ部等として広く適用することが可能である。その他、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等にも適用可能である。
図2は、本実施の形態に係る撮像レンズ300の第1の構成例(撮像レンズ1)を示している。図4は、撮像レンズ300の第2の構成例(撮像レンズ2)を示している。図6は、撮像レンズ300の第3の構成例(撮像レンズ3)を示している。図8は、撮像レンズ300の第4の構成例(撮像レンズ4)を示している。図10は、撮像レンズ300の第5の構成例(撮像レンズ5)を示している。なお、これらの構成例に具体的な数値を適用した数値実施例は後述する。
図2等において、符号IMGは結像面、Z1は光軸を示す。撮像レンズ300(撮像レンズ1〜5)と結像面IMGとの間には、撮像素子保護用のシールガラスSGや各種の光学フィルタ等の光学部材が配置されていてもよい。
以下では、本実施の形態に係る撮像レンズ300の構成を、適宜図2等に示した構成例に対応付けて説明するが、本開示による技術は、図示した構成例に限定されるものではない。
撮像レンズ300は、図2等の構成例に示したように、光軸Z1に沿って物体側より順に、正の屈折力を有する前群レンズ系Gp1と、負の屈折力を有する後群レンズ系Gp2とを備えている。後群レンズ系Gp2は、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。
撮像レンズ300は、以下の条件式を満足している。
5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
ただし、
ODMax:撮像レンズ300の撮像エリア内における歪曲収差の最大値
とする。
その他、本実施の形態に係る撮像レンズ300は、後述する所定の条件式等をさらに満足することが望ましい。
<2.作用・効果>
次に、本実施の形態に係る撮像装置および撮像レンズ300の作用および効果を説明する。併せて、本実施の形態に係る撮像レンズ300における望ましい構成を説明する。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
本実施の形態に係る撮像レンズ300によれば、レンズ系のパワー配置やレンズ形状の最適化を図り、演算器302によって補正可能な所定範囲(条件式(1))の歪曲収差を敢えて発生させつつ、他の収差をバランス良く補正するようにしたので、全長の短縮化を図ることができる。
また、本実施の形態に係る撮像装置によれば、全長短縮化の図られた撮像レンズ300によって生ずる歪曲収差を演算器302によって補正するようにしたので、高画素の撮像素子301に対応した良好な光学性能を有し、装置全体としての小型化および薄型化と広角化とを図ることができる。
撮像レンズ300は、物体側より順に、正、負のパワー配置とし、最も像側のレンズ面の形状を光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状にしている。これにより、光学全長を抑制しつつ、軸外収差のコマ収差や像面湾曲をはじめとする諸収差をバランス良く補正し、良好な光学性能を有し、かつ小型の広角撮像レンズを達成している。
そして、上記条件式(1)を満足することで、さらなる撮像レンズ300の全長短縮を達成している。上記条件式(1)は撮像レンズ300の撮像エリア内における歪曲収差の最大値を規定するものであり、正の歪曲収差の発生量を制限している。
前群に正の屈折力を有するレンズ系と後群に負の屈折力を有するレンズ系とを配置するテレフォトタイプの光学構成では、後群の負レンズ系で発生する正の歪曲収差が支配的であり、これを補正するため撮像レンズ300の全長短縮が困難であるという制約があった。そのため、この制約量を適切に許容し、後段の演算器302による画像補正を適正に実施することで撮像レンズ300のさらなる全長短縮を実現することが可能となる。
条件式(1)の下限値を外れると撮像レンズ300での歪曲収差補正が必要となるため、本実施の形態における撮像装置に必要な全長短縮を実現することが困難となる。一方、条件式(1)の上限値を外れると歪曲収差量が過大となる。この場合、全長短縮には有利になるが、後段の演算器302での画像補正量がそれに比例して過大となり、撮像装置に必要な画像中心部での解像性能を得ることが困難となる。また、他の軸外収差をバランス良く補正することも困難となる。
さらに、撮像レンズ300が以下の条件式(2)を満足することで、本実施の形態における撮像装置において必要となる光学全長のさらなる短縮化を実現することができる。
0.55<Linf/D<0.80 ……(2)
ただし、
inf:撮像レンズ300の無限遠合焦時における最も物体側のレンズ面から結像面IMGまでの光軸上の距離(ただし、後群レンズ系Gp2の最も像側のレンズ面から結像面IMGまでは空気換算長)
D:有効撮像エリアの対角長
とする。
条件式(2)は撮像レンズ300の無限遠被写体に対する最も物体側のレンズ面から撮像素子301までの光軸上の距離と撮像素子301の有効撮像エリアの対角長との比を規定するものであり、撮像素子301に対するレンズ全長の範囲を制限している。条件式(2)の上限値を外れると、本実施の形態における撮像装置に必要な全長短縮を実現することが困難となる。一方、条件式(2)の下限値を外れると全長短縮には有利になるが、軸外収差のコマ収差や像面湾曲が補正不足となり、高画素の撮像素子301に必要な高い光学性能を確保することが困難となる。
本実施の形態において、前群レンズ系Gp1および後群レンズ系Gp2はそれぞれ、1または複数のレンズを有していることが好ましい。前群レンズ系Gp1と後群レンズGp2系とを合わせた全体のレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2とを含むことが好ましい。このような構成にすることで光学全長の短縮化と広角化との両立を実現することができる。広角レンズでは、前群に負の屈折力を有するレンズ系と、後群に正の屈折力を有するレンズ系とを配置するレトロフォーカスタイプの光学構成が一般的であるが、レトロフォーカスタイプの構成では本実施の形態における撮像装置に必要な全長短縮を実現することが困難である。これに対して撮像レンズ300を、少なくとも物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズL1と負の屈折力を有する第2レンズL2とを含む構成とし、全体のレンズ系における最も像側のレンズ面を光軸近傍で像側に凹形状、かつ周辺部で像側に凸形状とすることで、光学全長の短縮化と広角化とを両立することが可能となる。
さらに、以下の条件式(3)〜(5)の少なくともいずれか1つを満足するように撮像レンズ300のパワー配置を設定することで、本実施の形態における撮像装置において必要となる光学全長の短縮化と良好な光学性能の確保とを実現することができる。
ra<0 ……(3)
ただし、
ra:前群レンズ系Gp1と後群レンズ系Gp2とを合わせた全体のレンズ系における、2枚目以降の全てのレンズの合成焦点距離
とする。
rb<0 ……(4)
ただし、
rb:前群レンズ系Gp1と後群レンズ系Gp2とを合わせた全体のレンズ系における、像側から2枚のレンズの合成焦点距離
とする。
rc<0 ……(5)
ただし、
rc:前群レンズ系Gp1と後群レンズ系Gp2とを合わせた全体のレンズ系における、最も像側のレンズの焦点距離
とする。
条件式(3)は撮像レンズ300を構成する物体側より2枚目以降の全てのレンズの合成焦点距離を規定するものである。例えば図2に示した第1の構成例に係る撮像レンズ1では、fraは第2レンズL2〜第5レンズL5の合成焦点距離となる。
条件式(4)は撮像レンズ300を構成する像側から2枚のレンズの合成焦点距離を規定するものである。例えば図2に示した第1の構成例に係る撮像レンズ1では、frbは第4レンズL4と第5レンズL5との合成焦点距離となる。
条件式(5)は撮像レンズ300を構成する最も像側のレンズの焦点距離を規定するものであり、後群レンズ系Gp2の構成を規定している。例えば図2に示した第1の構成例に係る撮像レンズ1では、frcは第5レンズL5の焦点距離となる。
条件式(3)〜(5)の少なくともいずれか1つの条件を満足させるレンズ構成を採用し、正の歪曲収差を条件式(1)の指定範囲に設定することで、光学全長の短縮化と良好な光学性能の確保とが可能となる。
なお、光学全長の短縮化とより良好な光学性能の確保のためには、後群レンズ系Gp2が条件式(3)と条件式(4)とを満足するような構成を採用することが望ましい。
さらに、撮像レンズ300において、前群レンズ系Gp1と後群レンズ系Gp2とを合わせた全体のレンズ系が、少なくとも4枚のレンズで構成されることが好ましい。5枚以上のレンズ構成であればより好ましい。4または5枚以上の構成を採用することで、歪曲収差を除く他の諸収差をバランス良く補正することが可能となる。
<3.レンズの数値実施例>
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。ここでは、図2、図4、図6、図8および図10に示した各構成例の撮像レンズ1、2、3、4および5に、具体的な数値を適用した数値実施例を説明する。
なお、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。「Si」は、最も物体側から順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。「Ri」は、i番目の面の近軸の曲率半径の値(mm)を示す。「di」はi番目の面とi+1番目の面との間の光軸上の間隔の値(mm)を示す。「ni」はi番目の面を有する光学要素の材質のd線(波長587.6nm)における屈折率の値を示す。「νi」はi番目の面を有する光学要素の材質のd線におけるアッベ数の値を示す。「Ri」の値が「∞」となっている部分は平面、または絞り面(開口絞り)を示す。「Si」において「STO」と記した面は開口絞りであることを示す。「f」はレンズ系全体の焦点距離、「F」はFナンバー、「2ω」は演算器302によって歪曲収差を補正する前の全画角を示す。
各数値実施例において用いられたレンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。「Si」において「ASP」と記した面は非球面であることを示す。非球面形状は、非球面の深さをZ、光軸Z1からの高さをYとすると、以下の式によって定義されるものとする。なお、Rは曲率半径、Kは円錐定数、A3〜A20はそれぞれ3次〜20次の非球面係数である。なお、後述する非球面係数を示す各表において、「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 2015098226
(各数値実施例に共通の構成)
以下の各数値実施例が適用される撮像レンズ1、2、3、4および5はいずれも、上記したレンズの基本構成を満足した構成となっている。撮像レンズ1、2、3、4および5はいずれも、物体側より順に、正の屈折力を有する前群レンズ系Gp1と、負の屈折力を有する後群レンズ系Gp2とが配置された、実質的に2つのレンズ群で構成されている。後群レンズ系Gp2は、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。
[数値実施例1]
図2に示した撮像レンズ1は、実質的に第1レンズL1〜第5レンズL5からなるレンズ系となっている。前群レンズ系Gp1は、実質的に第1レンズL1〜第3レンズL3からなる。後群レンズ系Gp2は、第4レンズL4〜第5レンズL5からなる。第5レンズL5の像側のレンズ面は光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。第5レンズL5と結像面IMGとの間にはシールガラスSGが配置されている。開口絞りは第1レンズL1の前側付近に配置されている。
撮像レンズ1に具体的な数値を適用した数値実施例1のレンズデータを、レンズ系全体の焦点距離f、Fナンバーおよび全画角2ωの値と共に[表1]に示す。撮像レンズ1において、第1レンズL1〜第5レンズL5の各レンズの両面は非球面に形成されている。それらの非球面における非球面係数A3〜A20の値を円錐定数Kの値と共に[表2]に示す。
Figure 2015098226
Figure 2015098226
以上の数値実施例1における諸収差を図3に示す。図3には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)を示す。これらの各収差図には、d線(587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図には、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)に対する収差も示す。像面湾曲の収差図において、「S」はサジタル像面における収差の値を示し、「T」はタンジェンシャル像面における収差の値を示す。以降の他の数値実施例における収差図についても同様である。
以上の各収差図から分かるように、歪曲収差は上記条件式(1)の範囲にあり、その他は諸収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることは明らかである。
[数値実施例2]
図4に示した撮像レンズ2は、実質的に第1レンズL1〜第5レンズL5からなるレンズ系となっている。前群レンズ系Gp1は、実質的に第1レンズL1〜第4レンズL4からなる。後群レンズ系Gp2は、第5レンズL5からなる。第5レンズL5の像側のレンズ面は光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。第5レンズL5と結像面IMGとの間にはシールガラスSGが配置されている。開口絞りは第1レンズL1の前側付近に配置されている。
撮像レンズ2に具体的な数値を適用した数値実施例2のレンズデータを、レンズ系全体の焦点距離f、Fナンバーおよび全画角2ωの値と共に[表3]に示す。撮像レンズ2において、第1レンズL1〜第5レンズL5の各レンズの両面は非球面に形成されている。それらの非球面における非球面係数A3〜A20の値を円錐定数Kの値と共に[表4]に示す。
Figure 2015098226
Figure 2015098226
以上の数値実施例2における諸収差を図5に示す。各収差図から分かるように、歪曲収差は上記条件式(1)の範囲にあり、その他は諸収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることは明らかである。
[数値実施例3]
図6に示した撮像レンズ3は、実質的に第1レンズL1〜第5レンズL5からなるレンズ系となっている。前群レンズ系Gp1は、実質的に第1レンズL1〜第3レンズL3からなる。後群レンズ系Gp2は、第4レンズL4〜第5レンズL5からなる。第5レンズL5の像側のレンズ面は光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。第5レンズL5と結像面IMGとの間にはシールガラスSGが配置されている。開口絞りは第1レンズL1の前側付近に配置されている。
撮像レンズ3に具体的な数値を適用した数値実施例3のレンズデータを、レンズ系全体の焦点距離f、Fナンバーおよび全画角2ωの値と共に[表5]に示す。撮像レンズ3において、第1レンズL1〜第5レンズL5の各レンズの両面は非球面に形成されている。それらの非球面における非球面係数A3〜A20の値を円錐定数Kの値と共に[表6]に示す。
Figure 2015098226
Figure 2015098226
以上の数値実施例3における諸収差を図7に示す。各収差図から分かるように、歪曲収差は上記条件式(1)の範囲にあり、その他は諸収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることは明らかである。
[数値実施例4]
図8に示した撮像レンズ4は、実質的に第1レンズL1〜第5レンズL5からなるレンズ系となっている。前群レンズ系Gp1は、実質的に第1レンズL1からなる。後群レンズ系Gp2は、第2レンズL2〜第5レンズL5からなる。第5レンズL5の像側のレンズ面は光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。第5レンズL5と結像面IMGとの間にはシールガラスSGが配置されている。開口絞りは第1レンズL1の前側付近に配置されている。
撮像レンズ4に具体的な数値を適用した数値実施例4のレンズデータを、レンズ系全体の焦点距離f、Fナンバーおよび全画角2ωの値と共に[表7]に示す。撮像レンズ4において、第1レンズL1〜第5レンズL5の各レンズの両面は非球面に形成されている。それらの非球面における非球面係数A3〜A20の値を円錐定数Kの値と共に[表8]に示す。
Figure 2015098226
Figure 2015098226
以上の数値実施例4における諸収差を図9に示す。各収差図から分かるように、歪曲収差は上記条件式(1)の範囲にあり、その他は諸収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることは明らかである。
[数値実施例5]
図10に示した撮像レンズ5は、実質的に第1レンズL1〜第4レンズL4からなるレンズ系となっている。前群レンズ系Gp1は、実質的に第1レンズL1〜第3レンズL3からなる。後群レンズ系Gp2は、第4レンズL4からなる。第4レンズL4の像側のレンズ面は光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となっている。第4レンズL4と結像面IMGとの間にはシールガラスSGが配置されている。開口絞りは第1レンズL1の前側付近に配置されている。
撮像レンズ5に具体的な数値を適用した数値実施例5のレンズデータを、レンズ系全体の焦点距離f、Fナンバーおよび全画角2ωの値と共に[表9]に示す。撮像レンズ5において、第1レンズL1〜第5レンズL5の各レンズの両面は非球面に形成されている。それらの非球面における非球面係数A3〜A20の値を円錐定数Kの値と共に[表10]に示す。
Figure 2015098226
Figure 2015098226
以上の数値実施例5における諸収差を図11に示す。各収差図から分かるように、歪曲収差は上記条件式(1)の範囲にあり、その他は諸収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることは明らかである。
[各実施例のその他の数値データ]
[表11]には、上述の各条件式に関する値を、各数値実施例についてまとめたものを示す。[表11]から分かるように、数値実施例2,3,5については、各条件式の数値範囲内となっている。数値実施例1については、条件式(5)以外は、各条件式の数値範囲内となっている。数値実施例4については、条件式(4),(5)以外は、各条件式の数値範囲内となっている。
Figure 2015098226
<4.その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記実施の形態および実施例の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、上記各数値実施例において示した各部の形状および数値は、いずれも本技術を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
また、上記実施の形態および実施例では、実質的に2つのレンズ群からなる構成について説明したが、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた構成であっても良い。
また例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
[1]
撮像レンズと、
前記撮像レンズによって結像面に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器と
を備え、
前記撮像レンズは、物体側より順に、
正の屈折力を有する前群レンズ系と、
負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、
以下の条件式を満足する
撮像装置。
5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
ただし、
ODMax:前記撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値
とする。
[2]
前記撮像レンズが以下の条件を満足する
上記[1]に記載の撮像装置。
0.55<Linf/D<0.80 ……(2)
ただし、
inf:前記撮像レンズの無限遠合焦時における最も物体側のレンズ面から結像面までの光軸上の距離(ただし、前記後群レンズ系の最も像側のレンズ面から結像面までは空気換算長)
D:有効撮像エリアの対角長
とする。
[3]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズとを含む
上記[1]または[2]に記載の撮像装置。
[4]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
前記撮像レンズが以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の撮像装置。
ra<0 ……(3)
ただし、
ra:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、2枚目以降の全てのレンズの合成焦点距離
とする。
[5]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
前記撮像レンズが以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[4]のいずれか1つに記載の撮像装置。
rb<0 ……(4)
ただし、
rb:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、像側から2枚のレンズの合成焦点距離
とする。
[6]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
前記撮像レンズが以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[5]のいずれか1つに記載の撮像装置。
rc<0 ……(5)
ただし、
rc:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、最も像側のレンズの焦点距離
とする。
[7]
前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系が、少なくとも4枚のレンズで構成される
上記[1]ないし[6]のいずれか1つに記載の撮像装置。
[8]
前記撮像レンズが、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
上記[1]ないし[7]のいずれか1つに記載の撮像装置。
[9]
物体側より順に、
正の屈折力を有する前群レンズ系と、
負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、
以下の条件式を満足する
撮像レンズ。
5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
ただし、
ODMax:前記撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値
とする。
[10]
以下の条件を満足する
上記[9]に記載の撮像レンズ。
0.55<Linf/D<0.80 ……(2)
ただし、
inf:無限遠合焦時における最も物体側のレンズ面から結像面までの光軸上の距離(ただし、前記後群レンズ系の最も像側のレンズ面から結像面までは空気換算長)
D:有効撮像エリアの対角長
とする。
[11]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズとを含む
上記[9]または[10]に記載の撮像レンズ。
[12]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
以下の条件式を満足する
上記[9]ないし[11]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
ra<0 ……(3)
ただし、
ra:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、2枚目以降の全てのレンズの合成焦点距離
とする。
[13]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
以下の条件式を満足する
上記[9]ないし[12]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
rb<0 ……(4)
ただし、
rb:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、像側から2枚のレンズの合成焦点距離
とする。
[14]
前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
以下の条件式を満足する
上記[9]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
rc<0 ……(5)
ただし、
rc:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、最も像側のレンズの焦点距離
とする。
[15]
前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系が、少なくとも4枚のレンズで構成される
上記[9]ないし[14]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
[16]
撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器を備えた撮像装置に用いられる
上記[9]ないし[15]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
[17]
実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
上記[9]ないし[16]のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
本出願は、日本国特許庁において2013年12月26日に出願された日本特許出願番号第2013−268398号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (15)

  1. 撮像レンズと、
    前記撮像レンズによって結像面に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器と
    を備え、
    前記撮像レンズは、物体側より順に、
    正の屈折力を有する前群レンズ系と、
    負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、
    以下の条件式を満足する
    撮像装置。
    5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
    ただし、
    ODMax:前記撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値
    とする。
  2. 前記撮像レンズが以下の条件を満足する
    請求項1に記載の撮像装置。
    0.55<Linf/D<0.80 ……(2)
    ただし、
    inf:前記撮像レンズの無限遠合焦時における最も物体側のレンズ面から結像面までの光軸上の距離(ただし、前記後群レンズ系の最も像側のレンズ面から結像面までは空気換算長)
    D:有効撮像エリアの対角長
    とする。
  3. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズとを含む
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    前記撮像レンズが以下の条件式を満足する
    請求項1に記載の撮像装置。
    ra<0 ……(3)
    ただし、
    ra:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、2枚目以降の全てのレンズの合成焦点距離
    とする。
  5. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    前記撮像レンズが以下の条件式を満足する
    請求項1に記載の撮像装置。
    rb<0 ……(4)
    ただし、
    rb:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、像側から2枚のレンズの合成焦点距離
    とする。
  6. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    前記撮像レンズが以下の条件式を満足する
    請求項1に記載の撮像装置。
    rc<0 ……(5)
    ただし、
    rc:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、最も像側のレンズの焦点距離
    とする。
  7. 前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系が、少なくとも4枚のレンズで構成される
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 物体側より順に、
    正の屈折力を有する前群レンズ系と、
    負の屈折力を有し、最も像側のレンズ面が光軸近傍で像側に凹形状で、かつ周辺部で像側に凸形状となる後群レンズ系とから構成され、
    以下の条件式を満足する
    撮像レンズ。
    5(%)<ODMax<20(%) ……(1)
    ただし、
    ODMax:前記撮像レンズの撮像エリア内における歪曲収差の最大値
    とする。
  9. 以下の条件を満足する
    請求項8に記載の撮像レンズ。
    0.55<Linf/D<0.80 ……(2)
    ただし、
    inf:無限遠合焦時における最も物体側のレンズ面から結像面までの光軸上の距離(ただし、前記後群レンズ系の最も像側のレンズ面から結像面までは空気換算長)
    D:有効撮像エリアの対角長
    とする。
  10. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズとを含む
    請求項8に記載の撮像レンズ。
  11. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    以下の条件式を満足する
    請求項8に記載の撮像レンズ。
    ra<0 ……(3)
    ただし、
    ra:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、2枚目以降の全てのレンズの合成焦点距離
    とする。
  12. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    以下の条件式を満足する
    請求項8に記載の撮像レンズ。
    rb<0 ……(4)
    ただし、
    rb:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、像側から2枚のレンズの合成焦点距離
    とする。
  13. 前記前群レンズ系および前記後群レンズ系はそれぞれ、1または複数のレンズを有し、
    以下の条件式を満足する
    請求項8に記載の撮像レンズ。
    rc<0 ……(5)
    ただし、
    rc:前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系における、最も像側のレンズの焦点距離
    とする。
  14. 前記前群レンズ系と前記後群レンズ系とを合わせた全体のレンズ系が、少なくとも4枚のレンズで構成される
    請求項8に記載の撮像レンズ。
  15. 撮像素子によって撮像された画像の歪曲収差を補正する演算器を備えた撮像装置に用いられる
    請求項8に記載の撮像レンズ。
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