JPWO2015098049A1 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

車両用空調装置は、第1水冷媒熱交換器と、第2水冷媒熱交換器と、第1流量調整部とを有する。第1水冷媒熱交換器は、ヒートポンプの低温低圧の冷媒と、エンジン冷却液通路を流れるエンジン冷却液とを互いに熱交換させて冷媒を気化させる。第2水冷媒熱交換器は、高温高圧の冷媒とエンジン冷却液とを互いに熱交換させて冷媒を凝縮させる。第1流量調整部は、第1水冷媒熱交換器につながる流路へ流すエンジン冷却液の流量と、第1水冷媒熱交換器をバイパスする流路へ流すエンジン冷却液の流量とを調整可能である。上記構成により、吐出圧力の上昇を抑制し、コンプレッサがオン(ON)制御となる割合を増加させることができ、暖房性能を向上させることができる。

Description

本発明は、車両用空調装置に関する。
従来の車両用の暖房装置としては、高温になったエンジン冷却液を利用して車室内を暖房する温水式ヒータが多く採用されている。
特許文献1には、既存の温水式ヒータを基本としつつ、ヒートポンプを利用して、温水式ヒータの冷却液を加熱する構成を付加することで、既存のものより暖房性能を向上することができる車両用空調装置が開示されている。特許文献1の車両用空調装置は、エンジンを冷却する冷却液が、コンデンサ、ヒーターコア、エバポレータをこの順で直列に経由し、再びエンジンへ導入される構成である。特許文献1の車両用空調装置は、コンデンサにおいて、コンプレッサから吐出された冷媒でエンジン冷却液をさらに加熱することで暖房性能を向上させている。
特開平10−76837号公報
本発明は、コンプレッサの吐出圧力の上昇を抑制し、暖房性能を向上できる車両用空調装置を提供する。
本発明の一態様に係る車両用空調装置は、第1水冷媒熱交換器と、第2水冷媒熱交換器と、第1流量調整部とを有する。第1水冷媒熱交換器は、ヒートポンプの低温低圧の冷媒と、エンジン冷却液通路を流れるエンジン冷却液とを互いに熱交換させて冷媒を気化させる。第2水冷媒熱交換器は、ヒートポンプの高温高圧の冷媒と、エンジン冷却液とを互いに熱交換させて冷媒を凝縮させる。第1流量調整部は、第1水冷媒熱交換器につながる流路へ流すエンジン冷却液の流量と、第1水冷媒熱交換器をバイパスする流路へ流すエンジン冷却液の流量とを調整可能である。
本構成によれば、第1流量調整部によりエンジン冷却液をバイパス可能とすることで第1水冷媒熱交換器に流れるエンジン冷却液が減少し、第1水冷媒熱交換器におけるエンジン冷却液と冷媒との熱交換率が低下する。この結果、冷媒の圧力が低下し、コンプレッサの吐出圧力の上昇も抑制される。吐出圧力の上昇抑制により、コンプレッサのオフ(OFF)制御の割合を低下させることができる。すなわち、コンプレッサがオン(ON)制御となる割合を増加させることができる。以上により、暖房性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態による車両用空調装置を示す構成図 図1に示す車両用空調装置における冷房モードの動作を説明する図 図1に示す車両用空調装置におけるヒートポンプ式暖房モードの動作を説明する図 図1に示す車両用空調装置におけるエアコンECUおよび周辺構成を示すブロック図 図4に示したエアコンECUの動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態による車両用空調装置の変形例1を説明する図 本発明の実施の形態による車両用空調装置の変形例2を説明する図 本発明の実施の形態による車両用空調装置の変形例3を説明する図 本発明の実施の形態による車両用空調装置の変形例4を説明するフローチャート
本発明の実施の形態の説明に先立ち、従来の車両用空調装置における課題を説明する。従来の車両用空調装置では、コンプレッサが吐出する冷媒の圧力(吐出圧力)が所定の圧力まで上昇した場合、コンプレッサがOFFになるよう制御される。この制御により、吐出圧力の上昇が抑制され、コンプレッサが保護される。なお、エンジン冷却液の温度と、コンプレッサの吐出圧力との間には相関性がある。すなわち、エンジン冷却液の温度が高くなるほど、コンプレッサの吐出圧力は上昇する。したがって、特許文献1の車両用空調装置では、冷却液が高温になるにつれコンプレッサの吐出圧力が上昇し、コンプレッサをOFFに制御する必要がある。この結果、コンプレッサの停止により暖房性能に限界が発生してしまう。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の車両用空調装置1を示す構成図である。車両用空調装置1は、発熱部品としてのエンジン(内燃機関)を有する車両に搭載されて、車室内の空気調整を行う装置である。
車両用空調装置1は、構成ユニット10、コンプレッサ(圧縮機)38、エンジン冷却部40、ヒーターコア44、エバポレータ48、膨張弁37、室外コンデンサ39、逆止弁15、三方弁18(第1流量調整部に相当)、および、これらの間を結ぶ冷却液の配管および冷媒配管等を具備する。ヒーターコア44と、エバポレータ48とは、HVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning)70の吸気通路内に配置される。HVAC70には、吸気を流すファンF1が設けられている。
コンプレッサ38は、エンジンの動力または電気により駆動して、吸入した冷媒を高温高圧に圧縮して吐出する。圧縮された冷媒は、構成ユニット10へ送られる。低圧の冷媒は、構成ユニット10の第1水冷媒熱交換器11、又は、エバポレータ48から、合流管を介してコンプレッサ38へ吸入される。
エンジン冷却部40は、エンジンの周囲に冷却液を流すウォータジャケットと、ウォータジャケットに冷却液を流すポンプとを具備し、ウォータジャケットに流れる冷却液へエンジンから熱を放出させる。ポンプは、例えば、エンジンの動力により回転する。エンジン冷却部40には、エンジンの排熱の量が多くなった場合に、熱を外気に放出するラジエータが備わっていてもよい。エンジン冷却部40の冷却液の通路(エンジン冷却液通路19)は、構成ユニット10を通ってヒーターコア44と連通されている。
エンジン冷却液は、例えばLLC(Long Life Coolant)などの不凍液であり、熱を輸送するための液体である。
エンジン冷却液を移送する構成は、エンジン冷却部40のポンプのみとすることもできる。これにより、装置のコストの低減および装置の設置スペースの縮小を図ることができる。エンジン冷却液の移送能力を高めるために、冷却液配管の他の箇所にポンプを追加してもよい。
ヒーターコア44は、エンジン冷却液と空気との間で熱交換を行う機器であり、車室内へ空気を供給するHVAC70の吸気通路内に配置される。ヒーターコア44には、加熱されたエンジン冷却液が供給され、暖房運転時に車室内へ送られる吸気(車室内への送風)に熱を放出する。ヒーターコア44は、ドア44aの開度により通過する空気の量を調整可能になっている。ドア44aは、電気的な制御で開閉可能である。ドア44aは、ミックスドアとも呼ばれる。
エバポレータ48は、低温低圧の冷媒と、空気との間で熱交換を行う機器であり、HVAC70の吸気通路内に配置される。エバポレータ48には、冷房運転時または除湿運転時に低温低圧の冷媒が流され、車室内へ供給される吸気(車室内への送風)を冷却する。
第2膨張部に相当する膨張弁37は、高圧の冷媒を低温低圧に膨張して、エバポレータ48に吐出する。膨張弁37は、エバポレータ48に近接して配置されている。膨張弁37は、エバポレータ48から送出される冷媒の温度により吐出する冷媒量を自動的に調整する機能を有してもよい。
室外コンデンサ39は、冷媒を流す通路と、空気を流す通路とを有し、例えばエンジンルーム内の車両の先頭付近に配置されて、冷媒と外気との間で熱交換を行う。室外コンデンサ39には、冷房モードおよび除湿モードのときに、高温高圧の冷媒が流されて、冷媒から外気へ熱を排出させる。室外コンデンサ39には、例えば、ファンにより外気が吹き付けられる。室外コンデンサ39の冷媒の送出側にはリザーバタンク39aを設けてもよい。
室外コンデンサ39を通過した冷媒は、膨張弁37を介してエバポレータ48へ導入される。
エンジン冷却部40から導出されたエンジン冷却液は、エンジン冷却液通路19を通過し構成ユニット10へ導入される。構成ユニット10を経由したエンジン冷却液は、ヒーターコア44を経由して、三方弁18へ導入される。
三方弁18は、ヒーターコア44から導出されたエンジン冷却液通路19を流れるエンジン冷却液を、後述する構成ユニット10が備える第1水冷媒熱交換器11につながる流路に流す状態と、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路に流す状態とを切り替える。
三方弁18は、第1水冷媒熱交換器11に流すエンジン冷却液の流量と、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路へ流す流量とを調整可能である。例えば、エンジン冷却液の全量を、第1水冷媒熱交換器11につながる流路へ流すこともできるし、エンジン冷却液の一部を第1水冷媒熱交換器11に流しつつ、残りのエンジン冷却液を、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路へ流すこともできる。また、三方弁18は、導入されたエンジン冷却液を全量、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路に流すことも可能である。
構成ユニット10は、単体で工場生産される一体化された構成であり、車両の組み立て工程において、車両用空調装置1の他の構成と配管接続される。構成ユニット10は、1個の筐体に各構成要素が収容されて一体化されていてもよいし、各構成要素が接合されることで一体化されていてもよい。
構成ユニット10には、第1水冷媒熱交換器11と、第2水冷媒熱交換器12と、開閉弁(第1切換部に相当)13と、膨張弁14(第1膨張部に相当)と、開閉弁17(第1切換部に相当)とが含まれる。
第1水冷媒熱交換器11(蒸発器)は、低温低圧の冷媒を流す通路と、冷却液を流す通路とを有し、冷媒と冷却液との間で熱交換を行う。第1水冷媒熱交換器11には、所定の運転モードのときに、膨張弁14から低温低圧の冷媒が吐出されて、冷却液から低温低圧冷媒へ熱を移動させる。これにより、第1水冷媒熱交換器11は低温低圧の冷媒を気化させる。
第1水冷媒熱交換器11の冷却液の導入口は、三方弁18を介してヒーターコア44に連通され、冷却液の送出口は、エンジン冷却液通路19を介してエンジン冷却部40の導入口に連通されている。
第1水冷媒熱交換器11の冷媒の導入口は、配管を介して膨張弁14に連通され、冷媒の送出口は、コンプレッサ38の吸入口へ合流する配管に連通されている。
第2水冷媒熱交換器12(凝縮器)は、高温高圧の冷媒を流す通路と、冷却液を流す通路とを有し、冷媒と冷却液との間で熱交換を行う。第2水冷媒熱交換器12には、エンジン冷却液の温度が低い運転モードのときに、コンプレッサ38から高温高圧の冷媒が送られて、高温高圧冷媒から冷却液へ熱を放出させる。冷却液の温度が低いとき、第2水冷媒熱交換器12は、高温高圧の冷媒を凝縮させる。
第2水冷媒熱交換器12の冷却液の導入口は、エンジン冷却液通路19を介してエンジン冷却部40の導出口に連通される。第2水冷媒熱交換器12の冷却液の送出口は、エンジン冷却液通路19を介してヒーターコア44の導入口に連通されている。第2水冷媒熱交換器12の冷媒の導入口は、配管を介してコンプレッサ38の吐出口へ連通される。第2水冷媒熱交換器12の冷媒の送出口は、分岐配管を介して開閉弁17と膨張弁14とに連通されるとともに、分岐配管および開閉弁13を介して室外コンデンサ39に連通される。このように、第2水冷媒熱交換器12から第1水冷媒熱交換器11へ至る冷媒通路と、室外コンデンサ39からエバポレータ48へ至る冷媒通路とは異なる冷媒通路である。
開閉弁13、および、開閉弁17は、例えば電気的な制御により、冷媒配管の開閉を切り替える弁である。開閉弁13、および、開閉弁17は例えば電磁弁である。開閉弁13、および、開閉弁17は第1切換部に相当し、第2水冷媒熱交換器12から導出された冷媒を、エバポレータ48および第1水冷媒熱交換器11のうち、エバポレータ48に流す状態と、第1水冷媒熱交換器11に流す状態とに切り替える。
開閉弁13を開き開閉弁17を閉じるとエバポレータ48のみに冷媒を流す状態となる。また、開閉弁17を開き、開閉弁13を閉じると第1水冷媒熱交換器11のみに冷媒を流す状態となる。
膨張弁14は、高圧の冷媒を低温低圧に膨張させる膨張弁として機能する弁である。
逆止弁15は、コンプレッサ38とエバポレータ48との間に設けられ、室外コンデンサ39およびエバポレータ48に冷媒が流されない運転モードのときに、冷媒の逆流を防ぐ弁である。ここで、開閉弁13が閉じられ、かつ、開閉弁17が開かれ、第1水冷媒熱交換器11と第2水冷媒熱交換器12とを通る冷媒回路に冷媒が流される運転モードを考察する。この運転モードでは、開閉弁13が閉じられていることで、室外コンデンサ39とエバポレータ48とを通る冷媒回路は遮断される。しかしながら、この場合でも、外気が低いと、室外コンデンサ39およびエバポレータ48における冷媒圧力が低くなることがある。そして、この圧力低下があると、第1水冷媒熱交換器11および第2水冷媒熱交換器12の冷媒回路に流れている冷媒が、エバポレータ48側の冷媒回路へ逆流してしまう。この結果、第1水冷媒熱交換器11と第2水冷媒熱交換器12とを通る冷媒回路の冷媒量が最適な範囲から逸脱してしまい、このヒートポンプサイクルの効率が低下してしまう。しかしながら、逆止弁15があることで、このような不都合を回避することができる。
次に、車両用空調装置1の動作について説明する。
車両用空調装置1では、温水式暖房モード、ヒートポンプ式暖房モード、温調モード、および、冷房モードなど、いくつかの動作モードに切り換えられて動作する。温水式暖房モードは、ヒートポンプを作動させずに車室内を暖房するモードである。ヒートポンプ式暖房モードは、ヒートポンプを作動させて車室内を暖房するモードである。冷房モードはヒートポンプの作用により車室内を冷房するモードである。また、低温冷媒による空気の冷却および除湿と高温の冷却液による空気の加熱とを適宜合わせて空気の温度および湿度の調整を行う温調モードも選択できる。まず、冷房モードを説明する。
[冷房モード]
図2は、冷房モードの動作を説明する図である。冷房モードでは、開閉弁13が開、開閉弁17が閉に切り換えられる。また、ヒーターコア44のドア44aは、全閉される。
コンプレッサ38が作動することで、冷媒は、第2水冷媒熱交換器12、室外コンデンサ39、膨張弁37、エバポレータ48、および、コンプレッサ38を、この順で循環的に流れる。
冷房モードでは、ヒーターコア44から導出されたエンジン冷却液通路19を流れるエンジン冷却液が第1水冷媒熱交換器11をバイパスする状態となるように、三方弁18(第1流量調整部)を切り替える。
ここで、図2に示す三方弁18にて、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路へ流れるエンジン冷却液の流量を流量Aと、第1水冷媒熱交換器11へ導かれる流路へ流れるエンジン冷却液の流量を流量Bと記す。三方弁18は、導入されたエンジン冷却液を流量Aと流量Bとに任意に分配可能である。冷房モードでは、三方弁18は、導入されたエンジン冷却液を全量、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路へ流すことが好ましい。すなわち、流量Aを全量とし、流量B=0とすることが好ましい。
エンジン冷却液通路19を流れるエンジン冷却液はバイパスされ、冷却されないため、比較的に温度は高くなる。冷却液の放熱は、主に、エンジン冷却部40のラジエータで行われる。エンジンは非常に高温になるので、外気温が高くても、ラジエータによる放熱により適宜な冷却を行うことができる。ここで、冷却液を流す構成は、ラジエータ側に冷却液を多く流して、ヒーターコア44側の流れを低下させてもよい。
このように第2水冷媒熱交換器12の冷却液の温度は高くなるため、第2水冷媒熱交換器12おいて高温高圧冷媒の放熱量は大きくないが、高温高圧冷媒は続いて室外コンデンサ39へ送られて、空気に放熱を行うことで凝縮する。
凝縮された冷媒は、エバポレータ48側へ送られて、先ず、膨張弁37により膨張されて低温低圧冷媒となり、エバポレータ48にて車室内への送風を冷却する。この熱交換により冷媒は気化する。気化した低圧冷媒は、コンプレッサ38に吸引されて圧縮される。
第2水冷媒熱交換器12、ヒーターコア44、および、第1水冷媒熱交換器11を流れる冷却液は、高温となるが、ヒーターコア44のドア44aの開度の調整により、車室内へ送られる吸気への放熱量は小さく調整される。
このような動作により、車室内の十分な冷房を行うことができる。
[ヒートポンプ式暖房モード]
次に、ヒートポンプ式暖房モードについて説明する。図3は、ヒートポンプ式暖房モードの動作を説明する図である。ヒートポンプ式暖房モードは、冷媒を第1水冷媒熱交換器11、および、第2水冷媒熱交換器12の両者に流すモードである。ヒートポンプ式暖房モードでは、図3に示すように、開閉弁13が閉、開閉弁17が開に切り換えられる。また、ヒーターコア44のドア44aは、開状態となる。
コンプレッサ38が作動することで、冷媒は、第2水冷媒熱交換器12、膨張弁14、第1水冷媒熱交換器11、および、コンプレッサ38を、この順で循環的に流れる。
ここで、コンプレッサ38により圧縮された高温高圧冷媒は、第2水冷媒熱交換器12にて冷却液へ放熱して凝縮する。凝縮された冷媒は、膨張弁14により膨張されて低温低圧冷媒となり、第1水冷媒熱交換器11に送られる。低温低圧冷媒は、第1水冷媒熱交換器11にて冷却液から熱を吸収して気化する。気化した低圧冷媒は、コンプレッサ38に吸引されて圧縮される。
エンジン冷却部40から導出された冷却液は、第2水冷媒熱交換器12、ヒーターコア44、および、第1水冷媒熱交換器11をこの順で循環的に流れ、エンジン冷却部40へ戻る。
ここで、エンジン冷却部40でエンジンから熱を吸収した冷却液は、さらに第2水冷媒熱交換器12で加熱されてヒーターコア44に送られる。高温になった冷却液は、ヒーターコア44で車室内へ送られる吸気を十分に加熱することができる。
また、ヒートポンプ式暖房モードでは、ヒーターコア44から導出されたエンジン冷却液通路19を流れるエンジン冷却液は、三方弁18にて、第1水冷媒熱交換器11へ導かれる流路と、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路に流れる流路へ分配される。
第1水冷媒熱交換器11へ導かれる流路へ流れるエンジン冷却液は、第1水冷媒熱交換器11にて冷媒に放熱を行って冷媒を気化させる。第1水冷媒熱交換器11にて冷却されたエンジン冷却液は、エンジン冷却部40へ送られてエンジンを十分に冷却することができる。
ここで、図3に示す三方弁18にて、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路に流れる流路へ流れるエンジン冷却液の流量を流量Aと、第1水冷媒熱交換器11へ導かれる流路へ流れるエンジン冷却液の流量を流量Bと記す。三方弁18は、導入されたエンジン冷却液を全量、第1水冷媒熱交換器11へ流す(流量A=0)こともできるし、一部をバイパス(流量A≠0、かつ、流量B≠0)させることもできる。また、三方弁18は、導入されたエンジン冷却液を全量、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路に流す(流量B=0)ことも可能である。流量Aは、後述するように、コンプレッサ38の吐出冷媒圧力等に基づいて決定される。
なお、ヒートポンプ式暖房モードでは、第1水冷媒熱交換器11へ流すエンジン冷却液を、ゼロ(流量B=0)にしないことが好ましい。第1水冷媒熱交換器11にて、冷媒とエンジン冷却液との熱交換が行われなくなると、ヒートポンプのサイクルバランスが成立しなくなるからである。
このような動作により、車室内の十分な暖房を行うことができる。
[エアコンECU周辺の機能構成]
図4は、本発明の一実施の形態に係る車両用空調装置1におけるエアコンECU(Electronic Control Unit)23(制御部に相当)およびその周辺構成を示すブロック図である。
エアコンECU23は、図示しない上位のECUから、温水式暖房モード、ヒートポンプ式暖房モード、温調モード、および、冷房モードなどの動作モードを表す信号である、動作モード信号を受信する。なお、動作モード信号は、上位のECUから受信するのではなく、ユーザのエアコン制御スイッチの操作を直接、動作モード信号として受信してもよい。
水温センサ21(水温測定部に相当)は、エンジン冷却液通路19の第2水冷媒熱交換器12の導出口近傍に設置され、エンジン冷却液の温度を測定し、測定結果をエアコンECU23へ出力する。水温センサ21は、エンジン冷却液通路19の第2水冷媒熱交換器12の導入口近傍に設置され、エンジン冷却液の温度を測定するようにしてもよい。また、冷媒圧力測定センサ22(冷媒圧力測定部に相当)は、コンプレッサ38が吐出した高温高圧の冷媒の圧力を測定し、測定結果をエアコンECU23へ出力する。
なお、水温センサ21および冷媒圧力測定センサ22は、構成ユニット10の内部に設けてもよいし、構成ユニット10の外部に設けてもよい。また、エアコンECU23についても、構成ユニット10の内部に設けてもよいし、構成ユニット10の外部に設けてもよい。
エアコンECU23は、動作モード信号、水温センサ21および冷媒圧力測定センサ22の測定結果に基づいて三方弁18(第1流量調整部)を制御する。
[エアコンECUの動作]
次に、ヒートポンプ式暖房モードにおける、エアコンECU23の動作について説明する。図5は、動作モード信号が暖房モードを表す場合のエアコンECU23の動作を表すフローチャートである。
図5において、エアコンECU23は、ステップ(以下、「ST」と省略する)1にて、コンプレッサ38の吐出冷媒圧力が所定の圧力以上か否かを判定する。吐出冷媒圧力が所定の圧力以上(ST1の判定結果がイエス(YES))の場合、エアコンECU23は、一部のエンジン冷却液をバイパスさせ、残りのエンジン冷却液を第1水冷媒熱交換器11へ導入するように三方弁18を制御する(ST2)。具体的には、エアコンECU23は、流量A≠0、かつ、流量B≠0となるように制御する。
ST2において、エアコンECU23は、バイパスさせずに第1水冷媒熱交換器11へ流すエンジン冷却液の流量(流量B)がゼロとなるようには制御しないことが好ましい。第1水冷媒熱交換器11にて、冷媒とエンジン冷却液との熱交換が行われなくなると、ヒートポンプのサイクルバランスが成立しなくなるからである。
なお、エアコンECU23は、ST2において、流量A≠0、かつ、流量B≠0となるように制御する際、吐出冷媒圧力が高くなるのに応じて流量Aを増加させるように制御してもよい。バイパスするエンジン冷却液を増加させるほど、吐出冷媒圧力を低下させることができるからである。
ST1の判定結果がノー(NO)の場合、すなわち、コンプレッサ38の吐出冷媒圧力が所定の圧力未満の場合は、エアコンECU23は、エンジン冷却液をバイパスさせず、全量、第1水冷媒熱交換器11へ流すように三方弁18を制御する。具体的には、エアコンECU23は、流量Aをゼロとし、三方弁18に導入されたエンジン冷却液の全量を第1水冷媒熱交換器11へ流すように(流量A=0)三方弁18を制御する(ST3)。
エアコンECU23は、処理が終了(図5のエンド)した後、処理を再びスタートに戻す。
以上のように、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ38が吐出した高温高圧の冷媒の圧力が所定の圧力以上であるとき、エアコンECU23は、エンジン冷却液が、第1水冷媒熱交換器11をバイパスする状態となるように三方弁18(第1流量調整部)を切り替えるように制御する。
以上のように、本実施の形態の車両用空調装置1は、エンジン冷却液をヒーターコア44に流して暖房に利用する温水式ヒータの構成と、ヒートポンプの低温低圧冷媒を利用して冷房を行うヒートポンプ冷房装置の構成とを、基本構成としてあわせ持つ。そして、この基本構成に構成ユニット10が追加されて、ヒートポンプを利用した車室内の暖房が可能な構成となっている。このような構成により、エンジンが低温なときでも、ヒートポンプの作用により、速やかに車室内の暖房を行うことが可能となる。
本実施の形態によれば、三方弁18(第1流量調整部)によりエンジン冷却液をバイパス可能とすることで第1水冷媒熱交換器11に流れるエンジン冷却液が減少し、第1水冷媒熱交換器11におけるエンジン冷却液と冷媒との熱交換率が低下する。この結果、冷媒の圧力が低下し、コンプレッサ38の吐出圧力の上昇も抑制される。
吐出圧力の上昇抑制により、コンプレッサ38のOFF制御の割合を低下させることできる。すなわち、コンプレッサ38がON制御となる割合を増加させることができる。以上により、本発明は、暖房性能を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。次に本発明の実施の形態による車両用空調装置の種々の変形例について説明する。
[変形例1]
第1流量調整部の変形例として、三方弁18を採用するかわりに、図6に示すように、エンジン冷却液通路19の第1水冷媒熱交換器11をバイパスする流路に電磁弁20を設けることで同等の機能を実現することも可能である。電磁弁20の開度を上げると、流量Aが増加し、これに伴い流量Bが減少する。このように、電磁弁20により流量Aおよび流量Bの流量が調整可能となる。
[変形例2]
また、第1流量調整部の他の変形例として、三方弁18を採用するかわりに、図7に示すように、エンジン冷却液通路19の第1水冷媒熱交換器11に流入する流路にウォーターポンプ(WP)24を設けることで同等の機能を実現することも可能である。ウォーターポンプ24により、流量Bを増加させると、流量Aが減少する。このように、ウォーターポンプ24により流量Aおよび流量Bの流量が調整可能となる。
[変形例3]
また、前述の実施の形態では、エンジン冷却部40から導出されたエンジン冷却液は、第2水冷媒熱交換器12、ヒーターコア44、および、第1水冷媒熱交換器11をこの順に経由してエンジン冷却部40に導入されると記載したが、この順番でなくてもよい。
図8は、第2水冷媒熱交換器12、ヒーターコア44、および、第1水冷媒熱交換器11の順序を変更した変形例を説明する図である。図8では冷媒の流路は省略している。例えば、図8に示すように、エンジン冷却部40から導出されたエンジン冷却液が、ヒーターコア44、第1水冷媒熱交換器11、および、第2水冷媒熱交換器12をこの順に経由してエンジン冷却部40に導入されるようにしてもよい。このように、ヒーターコア44、第1水冷媒熱交換器11、および、第2水冷媒熱交換器12は順番を適宜入れ替えても前述の実施の形態と同様の効果が得られる。
[変形例4]
また、前述の実施の形態の図5では、コンプレッサ38の吐出冷媒圧力に基づいて流量A、流量Bを決定したが、これに替えて、図9に示すように水温センサ21が検出した水温に基づいて流量A、流量Bを決定してもよい。水温センサ21が検出した水温は、コンプレッサ38の吐出冷媒圧力と相関が高いからである。
図9に示すように、ヒートポンプ式暖房モードにおいて、水温センサ21が検出した水温が所定の温度以上であるとき(ST4でYES)、エアコンECU23は、一部のエンジン冷却液をバイパスさせ、残りのエンジン冷却液を第1水冷媒熱交換器11へ導入するように三方弁18(第1流量調整部)を制御する(ST2)。具体的には、エアコンECU23は、流量A≠0、かつ、流量B≠0となるように制御する。
なお、ST2において、エアコンECU23は、バイパスさせずに第1水冷媒熱交換器11へ流すエンジン冷却液の流量(流量B)がゼロとなるようには制御しないことが好ましい。第1水冷媒熱交換器11にて、冷媒とエンジン冷却液との熱交換が行われなくなると、ヒートポンプのサイクルバランスが成立しなくなるからである。
なお、エアコンECU23は、ST2において、流量A≠0、かつ、流量B≠0となるように制御する際、水温センサ21が検出した水温が高くなるのに応じて流量Aを増加させるように制御してもよい。バイパスするエンジン冷却液を増加させるほど、吐出冷媒圧力を低下させることができるからである。
また、第2水冷媒熱交換器12を経由するエンジン冷却液の温度が所定の温度未満であるとき(ST4でNO)、エアコンECU23は、エンジン冷却液をバイパスさせず、全量、第1水冷媒熱交換器11へ流すように三方弁18を制御する。具体的には、エアコンECU23は、流量Aをゼロ(流量A=0)とし、三方弁18に導入されたエンジン冷却液の全量を第1水冷媒熱交換器11へ流すように三方弁18を制御する(ST3)。
[その他の変形例]
また、前述の実施の形態では、三方弁18を構成ユニット10の外に設けた構成を例にとって説明したが、三方弁18を構成ユニット10の中に設けてもよい。
また、前述の実施の形態では、第1流量調整部として、三方弁18を採用した構成を例にとって説明した。しかしながら、三方弁18の機能を冷媒配管の分岐部に配置された複数の開閉弁で実現することも可能である。
また、前述の実施の形態では、第1切換部として、開閉弁13と、開閉弁17とを採用した構成を例にとって説明した。しかしながら、冷媒配管の分岐部に配置された三方弁で実現することも可能である。
また、前述の実施の形態では、膨張弁14と、開閉弁17とを別構成として記載したが、これらを一体化した電磁弁付き膨張弁を用いることも可能である。電磁弁付き膨張弁は、電気的な制御により冷媒配管の開閉を切り替えられると共に、開としたときに膨張弁として機能する弁である。
本発明は、エンジン車、電気自動車、或いは、HEV(Hybrid Electric Vehicle)など各種車両に搭載される車両用空調装置に利用できる。
1 車両用空調装置
10 構成ユニット
11 第1水冷媒熱交換器
12 第2水冷媒熱交換器
13 開閉弁(第1切換部)
14 膨張弁
15 逆止弁
17 開閉弁(第1切換部)
18 三方弁(第1流量調整部)
19 エンジン冷却液通路
20 電磁弁(第1流量調整部)
21 水温センサ(水温測定部)
22 冷媒圧力測定センサ(冷媒圧力測定部)
23 エアコンECU(制御部)
24 ウォーターポンプ(第1流量調整部)
37 膨張弁
38 コンプレッサ
39 室外コンデンサ
40 エンジン冷却部
44 ヒーターコア
44a ドア
48 エバポレータ
70 HVAC

Claims (10)

  1. ヒートポンプの低温低圧の冷媒と、エンジン冷却液通路を流れるエンジン冷却液とを互いに熱交換させて前記冷媒を気化させる第1水冷媒熱交換器と、
    前記ヒートポンプの高温高圧の冷媒と、前記エンジン冷却液とを互いに熱交換させて前記冷媒を凝縮させる第2水冷媒熱交換器と、
    前記第1水冷媒熱交換器につながる流路へ流す前記エンジン冷却液の流量と、前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする流路へ流す前記エンジン冷却液の流量とを調整可能な第1流量調整部と、を具備する、
    車両用空調装置。
  2. 前記第1流量調整部を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ヒートポンプの冷媒を、前記第1水冷媒熱交換器、および、前記第2水冷媒熱交換器の両者に流すヒートポンプ式暖房モードにおいて、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサが吐出した前記高温高圧の冷媒の圧力が所定の圧力以上であるとき、前記エンジン冷却液が、前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする状態となるように前記第1流量調整部を切り替える、
    請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 前記制御部は、前記エンジン冷却液の一部が前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする状態となるように前記第1流量調整部を切り替える、
    請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 前記制御部は、前記コンプレッサが吐出した前記高温高圧の冷媒の圧力が所定の圧力以上であるとき、前記高温高圧の冷媒の圧力が高くなるのに応じて、前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする前記エンジン冷却液の流量を増加させるように前記第1流量調整部を切り替える、
    請求項3記載の車両用空調装置。
  5. 前記第1流量調整部を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ヒートポンプの冷媒を、前記第1水冷媒熱交換器、および、前記第2水冷媒熱交換器の両者に流すヒートポンプ式暖房モードにおいて、前記第2水冷媒熱交換器を経由する前記エンジン冷却液の温度が所定の温度以上であるとき、前記エンジン冷却液が、前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする状態となるように前記第1流量調整部を切り替える、
    請求項1記載の車両用空調装置。
  6. 前記制御部は、前記エンジン冷却液の一部が前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする状態となるように前記第1流量調整部を切り替える、
    請求項5記載の車両用空調装置。
  7. 前記制御部は、前記第2水冷媒熱交換器を経由する前記エンジン冷却液の温度が所定の温度以上であるとき、前記エンジン冷却液の温度が高くなるのに応じて、前記第1水冷媒熱交換器をバイパスする前記エンジン冷却液の流量を増加させるように前記第1流量調整部を切り替える、
    請求項6記載の車両用空調装置。
  8. 前記低温低圧の冷媒と車室内へ送られる吸気との間で熱交換を行うエバポレータと、
    前記高温高圧の冷媒が流されて前記高温高圧の冷媒から外気へ熱を排出させるコンデンサと、をさらに具備し、
    前記第2水冷媒熱交換器から前記第1水冷媒熱交換器へ至る冷媒通路と、前記コンデンサから前記エバポレータへ至る冷媒通路とは異なる、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の車両用空調装置。
  9. 前記冷媒を圧縮するコンプレッサと、
    前記コンプレッサと前記エバポレータとの間の冷媒回路に配置された逆止弁と、をさらに具備した、
    請求項8記載の車両用空調装置。
  10. 前記第2水冷媒熱交換器から送出された前記冷媒を膨張して前記第1水冷媒熱交換器へ送る第1膨張部と、
    前記コンデンサにより凝縮された前記冷媒を膨張して前記エバポレータへ吐出する第2膨張部と、をさらに具備した、
    請求項9記載の車両用空調装置。
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