JPWO2015093282A1 - 生体分子分析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
緩衝液を介して分離媒体に電流を流して、該分離媒体中のサンプルを分離し、且つ分離された生体分子サンプルを該分離媒体から吸着部材へ吸着させる生体分子分析装置であって、
第1電極と、
第2電極と、
上記第1電極側に開口する第1開口および上記第2電極側に開口する第2開口が設けられ、且つ上記分離媒体を格納する分離部と、
上記分離部と上記第2電極との間に在る押し具であって、上記分離部側に配置された第1構造体と上記第2電極側に配置され位置固定された第2構造体とによって絶縁性を有した弾性部材を挟持した押し具と、を備え、
上記第1構造体には、上記第2開口の対向位置に、上記分離部側から上記第2電極側に貫通する第1貫通孔が設けられ、
上記第2構造体には、上記第2開口の対向位置に、上記分離部側から上記第2電極側に貫通する第2貫通孔が設けられ、
上記吸着部材は、上記第2開口と上記第1貫通孔との間に配置され、
上記弾性部材は、上記第1構造体を上記分離部に向かって押圧し、
上記弾性部材は、上記第1貫通孔における上記第2電極側の開口部を取り囲むとともに、上記第2貫通孔における上記分離部側の開口部を取り囲む環形状を有しており、該開口部同士の間の緩衝液の流路を該環形状の弾性部材によって制限していることを特徴としている。
以下、本発明に係る生体分子分析装置の一実施形態について、図1から図8を用いて詳細に説明する。
本実施形態1に係る生体分子分析装置の概略的な構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、生体分子分析装置1を概略的に示す上面図であり、図2は、図1に示す切断線A−A´における矢視断面図である。
陰極31は第1緩衝液槽3内に配置されており、陽極41は第2緩衝液槽4内に配置されている。
第1緩衝液槽3および第2緩衝液槽4は、筐体2内にサンプル分離部5を取り付けて、筐体2内を2つの槽に分けることによって形成されている。
○陽極用緩衝液
100mM MOPS(pH7.3)
50mM トリスヒドロキシメチルアミノメタン(Tris)
50mM Bis−Tris
20% エタノール
○陰極用緩衝液
100mM MOPS(pH7.2)
50mM Tris
50mM Bis−Tris
0.25% ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
○分離ゲル
pH6.8のTris−HClバッファーを用いた10%ポリアクリルアミドゲル
(サンプル分離部5)
サンプル分離部5は、上述したように第1緩衝液槽3に向かって開口するサンプル供給媒体接続部である第1開口57、および第2緩衝液槽4に向かって開口するサンプル成分排出口である第2開口58を有している。
転写膜7は、分離ゲル53によって分離された生体分子サンプルを長期間にわたって安定に保存可能にし、さらに、その後の分析を容易にする生体分子サンプルの吸着・保持体であることが好ましい。転写膜7の材質としては、高い強度を有し、且つサンプル結合能(単位面積当たりに吸着可能な重量)が高いものが好ましい。転写膜7としては、サンプルがタンパク質である場合にはPVDF膜などが適している。なお、PVDF膜は予めメタノールなどを用いて親水化処理を行っておくことが好ましい。これ以外には、ニトロセルロース膜またはナイロン膜など、従来からタンパク質、DNAおよび核酸の吸着に利用されている膜も使用可能である。
転写膜移動アーム70は、図2に示すように、転写膜7を+y方向に引き上げる構成を有する。なお、転写膜移動アーム70は、引き上げ式に限らず、回転動作によって転写膜7を巻き取る転写膜回収部材として構成されてもよい。転写膜回収部材を用いれば、転写膜7を+y方向に引き上げる転写膜移動アーム70のように広い駆動範囲を確保する必要がなく、生体分子分析装置1を小型化し得る。
サンプル導入アーム82は、図2に示すように、サンプル分離部5の第1開口57に対して生体分子サンプルを導入するために用いられ、支持板81に支持されたゲルストリップ80を保持する。ゲルストリップ80は、一般的に薄く且つ軟らかいため、サンプル導入アーム82によって直接に保持するのではなく、アクリル板、樹脂フィルムなどからなる支持板81にゲルストリップ80を固定してサンプル導入アーム82に保持される。
押し具6は、サンプル分離部5の第2開口58に対して転写膜7を所定の圧力で押圧するとともに、サンプル分離部5から陽極41までの間において、スリット構造体61のスリット61aおよび固定具62(第2構造体)の貫通孔62a以外を電流が通過することを阻害するための部材である。すなわち、押し具6は、サンプル分離部5から陽極41までの間において、電圧が印加された陰極31および陽極41に誘起された電荷から発生する電気力線の経路(電流の流れ)を規制するための部材である。具体的には、押し具6により、第2緩衝液槽4において電流が流れる経路である緩衝液が、スリット構造体61のスリット61aおよび固定具62(第2構造体)の貫通孔62a以外を通って転写膜7に接することの無い構成となっている。
スリット構造体61は、押し具6における最も転写膜7側に位置し、転写膜7に接触する接触面を有している。
固定具62は、スリット構造体61よりも陽極41側に在って、筐体2との接触部分において筐体2に接着固定されている。固定具62は、スリット構造体61と同様に、ガラス、セラミック、樹脂などから構成することができる。
次に、生体分子分析装置1における生体分子サンプルの分離および吸着の流れについて、図2を参照して説明する。
先述したように、生体分子分析装置1は、サンプル分離部5を二次元目電気泳動部として構成し、一次元目電気泳動部を組み込んだ二次元電気泳動装置として構成することができる。一次元目電気泳動部では一次元目電気泳動用の分離媒体としてゲルストリップ80が用いられ、一次元目の電気泳動(等電点電気泳動)が行われた後のゲルストリップ80がサンプル導入アーム82によってサンプル分離部5の第1開口57に挿入される。
本実施形態1の生体分子分析装置1によれば、弾性体620がスリット構造体61をサンプル分離部5に向かって押圧することから、スリット構造体61のスリット61aと第2開口58との間に配置される転写膜7が第2開口58に近接する。これにより、第2開口58から排出された分離後の生体分子サンプルを転写膜7に吸着することができ、電気泳動による分離から転写膜7への転写までを連続的に行うことが可能である。また、第2開口58に転写膜7が近接することから、第2開口58から排出された分離後の生体分子サンプルを効果的に転写膜7に吸着することができ、高分解能なサンプル吸着を実現することができる。
上記実施形態1では、電気力線の経路の規制を、ロの字型の弾性体620およびロの字型の凸部61bと、筐体2への固定具62の密閉固定とによっておこなっている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ロの字型の弾性体620およびロの字型の凸部61bのみによって、電気力線の経路の規制をおこなってもよい。
スリット構造体、弾性体、固定具の形状は、実施形態1に示すものに限られず、図9に示す形状も適用可能である。そこで、本発明の他の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
スリット構造体、弾性体、固定具の形状は、実施形態1に示すものに限られず、図10に示す形状も適用可能である。そこで、本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
筐体への固定具の固定方法は、実施形態1に示すものに限られず、図11に示す形状も適用可能である。そこで、本発明の他の実施形態について、図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
以上のように、本発明の態様1に係る生体分子分析装置は、
緩衝液を介して分離媒体(分離ゲル53)に電流を流して、該分離媒体(分離ゲル53)中の生体分子サンプルを分離し、且つ分離された生体分子サンプルを該分離媒体(分離ゲル53)から吸着部材(転写膜7)へ吸着させる生体分子分析装置であって、
第1電極(陰極31)と、
第2電極(陽極41)と、
上記第1電極(陰極31)側に開口する第1開口57および第2電極(陽極41)側に開口する第2開口58が設けられ、且つ上記分離媒体(分離ゲル53)を格納する分離部(サンプル分離部5)と、
上記分離部(サンプル分離部5)と上記第2電極(陽極41)との間に在る押し具(6、6´、6´´)であって、上記分離部(サンプル分離部5)側に配置された第1構造体(スリット構造体61)と上記第2電極(陽極41)側に配置され位置固定された第2構造体(固定具62、62´、62´´)とによって絶縁性を有した弾性部材(弾性体620、610)を挟持した押し具(6、6´、6´´)と、を備え、
上記第1構造体(スリット構造体61)には、上記第2開口58の対向位置に、上記分離部(サンプル分離部5)側から上記第2電極(陽極41)側に貫通する第1貫通孔(スリット61a)が設けられ、
上記第2構造体(固定具62、62´、62´´)には、上記第2開口58の対向位置に、上記分離部(サンプル分離部5)側から上記第2電極(陽極41)側に貫通する第2貫通孔(固定具62、62´、62´´の貫通孔62a)が設けられ、
上記吸着部材(転写膜7)は、上記第2開口58と上記第1貫通孔(スリット61a)との間に配置され、
上記弾性部材(弾性体620、610)は、上記第1構造体(スリット構造体61)を分離部(サンプル分離部5)に向かって押圧し、
上記弾性部材(弾性体620、610)は、上記第1貫通孔(スリット61a)における上記第2電極(陽極41)側の開口部を取り囲むとともに、上記第2貫通孔(貫通孔62a)における上記分離部側の開口部を取り囲む環形状を有しており、該開口部同士の間の緩衝液(陽極用緩衝液)の流路を該環形状の弾性部材(弾性体620、610)によって制限していることを特徴としている。
上記第2構造体(固定具62)の上記第1構造体(スリット構造体61)側または上記第1構造体(スリット構造体61)の上記第2構造体(固定具62)側には、上記弾性部材(弾性体620、610)を保持する凹部(62b、61c)が設けられている。
上記第2構造体(固定具62)の上記第1構造体(スリット構造体61)側または上記第1構造体(スリット構造体61)の上記第2構造体(固定具62)側の一方には、上記弾性部材(弾性体620、610)を保持する凹部(62b、61c)が設けられており、他方には、上記弾性部材(弾性体620、610)に挿入される凸部(61b、62c)が設けられている。
上記弾性部材(弾性体620、610)は、高分子、ゴム、ゲルまたはゾルから構成することができる。
上記ゴムとして、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴムまたはエピクロルヒドリンゴムを用いることができる。
上記第1電極(陰極31)と上記第2電極(陽極41)とにより規定される第1方向に対して垂直な第2方向において、上記第1貫通孔(スリット61a)の幅は上記第2開口58よりも狭い。
上記第1電極(陰極31)、上記第2開口58、上記第1貫通孔(スリット61a)、上記第2貫通孔(貫通孔62a)、および上記第2電極(陽極41)が一直線上に配置されている。
上記第2開口58の対向位置において、上記吸着部材(転写膜7)を、上記第1電極(陰極31)と上記第2電極(陽極41)とにより規定される第1方向に対して垂直な第2方向に移動させる吸着部材移動手段(転写膜移動アーム70)を更に備えている。
上記第1電極(陰極31)を内部に配置する第1緩衝液槽3と、
上記第2電極(陽極41)を内部に配置する第2緩衝液槽4とを更に備え、
上記第1緩衝液槽3に入れる第1緩衝液(陰極用緩衝液)は、エタノールを含むpH6.5〜8.8の緩衝液であり、
上記第2緩衝液槽4に入れる第2緩衝液(陽極用緩衝液)は、MOPSまたはトリスを含む緩衝液である。
一次元目の電気泳動をおこなう一次元目電気泳動部を更に備え、
上記分離部(サンプル分離部5)が、二次元目の電気泳動をおこなう二次元目電気泳動部として構成される。
上記一次元目電気泳動部において生体分子サンプルが分離された一次元目電気泳動用の分離媒体(ゲルストリップ80)を、上記分離部(サンプル分離部5)に移動する媒体移動手段(サンプル導入アーム82)を更に備えている。
上記生体分子サンプルとして、タンパク質、DNAまたはRNAを用いることができる。
図2に示したサンプル分離部5の実施例として、幅60mm×長さ30mm×厚さ5mmの寸法のガラス板2枚を用いて、その間に厚さ1mmの分離媒体を充填して形成したものを用いた。
図2に示したスリット構造体61の実施例として、アクリル材を用いて、z方向の幅を75mm、y方向の幅を24mm、x方向の幅(接触面から凸部61b(図2)の先端までの幅)を8mmとしたスリット構造体を作製した。図1に示した凸部61bの突出長を4mmとし、スリットのy方向の幅を300μmとした。また、ロの字型の凸部61b(図2)のy方向の幅を9mmとした。
次に、多孔質膜(転写補助体)を取り付けたサンプル分離部を、生体分子分析装置にセットし、陰極を配置する第1緩衝液槽を、pH7.3のMOPSバッファー(Invitrogen社製)で満たした。また、陽極を配置する第2緩衝液槽を、100mM MOPS(pH7.3)、20%エタノールで満たした。なお、第1緩衝液槽には白金線で作製した陰極を配置し、第2緩衝液槽にも白金線で作製した陽極を配置した。なお、上記転写補助体とは、親水性で孔径(ポアサイズ)が100μm以下である膜であり、接着剤、熱圧着、両面テープなど利用してサンプル分離部の第2開口に接着することができる。
2 筐体
2a 凹溝
3 第1緩衝液槽
4 第2緩衝液槽
5 サンプル分離部
6、6´、6´´ 押し具
7 転写膜
31 陰極(第1電極)
41 陽極(第2電極)
51 下板
52 上板
53 分離ゲル
57 第1開口
58 第2開口
61、61´ スリット構造体(第1構造体)
61a スリット(第1貫通孔)
61b 凸部
61c 凹部
62、62´、62´´ 固定具(第2構造体)
62a 貫通孔(第2貫通孔)
62b 凹部
62c 凸部
70 転写膜移動アーム(吸着部材移動手段)
80 ゲルストリップ(一次元目電気泳動用の分離媒体)
81 支持板
82 サンプル導入アーム(媒体移動手段)
610、620 弾性体(弾性部材)
622 凸溝
Claims (12)
- 緩衝液を介して分離媒体に電流を流して、該分離媒体中の生体分子サンプルを分離し、且つ分離された生体分子サンプルを該分離媒体から吸着部材へ吸着させる生体分子分析装置であって、
第1電極と、
第2電極と、
上記第1電極側に開口する第1開口および上記第2電極側に開口する第2開口が設けられ、且つ上記分離媒体を格納する分離部と、
上記分離部と上記第2電極との間に在る押し具であって、上記分離部側に配置された第1構造体と上記第2電極側に配置され位置固定された第2構造体とによって絶縁性を有した弾性部材を挟持した押し具と、を備え、
上記第1構造体には、上記第2開口の対向位置に、上記分離部側から上記第2電極側に貫通する第1貫通孔が設けられ、
上記第2構造体には、上記第2開口の対向位置に、上記分離部側から上記第2電極側に貫通する第2貫通孔が設けられ、
上記吸着部材は、上記第2開口と上記第1貫通孔との間に配置され、
上記弾性部材は、上記第1構造体を上記分離部に向かって押圧し、
上記弾性部材は、上記第1貫通孔における上記第2電極側の開口部を取り囲むとともに、上記第2貫通孔における上記分離部側の開口部を取り囲む環形状を有しており、該開口部同士の間の緩衝液の流路を該環形状の弾性部材によって制限していることを特徴とする生体分子分析装置。 - 上記第2構造体の上記第1構造体側または上記第1構造体の上記第2構造体側には、上記弾性部材を保持する凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体分子分析装置。
- 上記第2構造体の上記第1構造体側または上記第1構造体の上記第2構造体側の一方には、上記弾性部材を保持する凹部が設けられており、他方には、該弾性部材に挿入される凸部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の生体分子分析装置。
- 上記弾性部材は、高分子、ゴム、ゲルまたはゾルから構成されていることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。
- 上記ゴムは、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴムまたはエピクロルヒドリンゴムであることを特徴とする請求項4に記載の生体分子分析装置。
- 上記第1電極と上記第2電極とにより規定される第1方向に対して垂直な第2方向において、上記第1貫通孔の幅は上記第2開口よりも狭いことを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。
- 上記第1電極、上記第2開口、上記第1貫通孔、上記第2貫通孔、および上記第2電極が一直線上に配置されていることを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。
- 上記第2開口の対向位置において、上記吸着部材を、上記第1電極と上記第2電極とにより規定される第1方向に対して垂直な第2方向に移動させる吸着部材移動手段を更に備えることを特徴とする請求項1から7までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。
- 上記第1電極を内部に配置する第1緩衝液槽と、
上記第2電極を内部に配置する第2緩衝液槽とを更に備え、
上記第1緩衝液槽に入れる第1緩衝液は、エタノールを含むpH6.5〜8.8の緩衝液であり、
上記第2緩衝液槽に入れる第2緩衝液は、MOPSまたはトリスを含む緩衝液であることを特徴とする請求項1から8までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。 - 一次元目の電気泳動をおこなう一次元目電気泳動部を更に備え、
上記分離部が、二次元目の電気泳動をおこなう二次元目電気泳動部として構成されることを特徴とする請求項1から9までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。 - 上記一次元目電気泳動部において生体分子サンプルが分離された一次元目電気泳動用の分離媒体を、上記分離部に移動する媒体移動手段を更に備えている請求項10に記載の生体分子分析装置。
- 上記生体分子サンプルは、タンパク質、DNAまたはRNAであることを特徴とする請求項1から11までの何れか1項に記載の生体分子分析装置。
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