JP5231374B2 - サンプル分離吸着器具 - Google Patents
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Description
第1電極を有する第1緩衝液槽と、第2電極を有する第2緩衝液槽と、上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持するサンプル吸着部材支持部とを備え、上記サンプル吸着部材支持部における上記軟質材料の部分が、上記第2開口に押し付けられている。
本発明の実施形態に係るサンプル分離吸着器具1について、図1〜図18を用いて以下に説明する。
図4〜図10を参照して、転写膜密着治具11の詳細について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る転写膜密着治具の概略構造を示す平面図である。図5は、本発明に係るサンプル分離吸着器具に対する図4の転写膜密着治具の装着を説明する平面図である。図6は、本発明に係るサンプル分離吸着器具に対する、図4の転写膜密着治具の装着を説明する平面図である。図7は、本発明に係るサンプル分離吸着器具に対する、図4の転写膜密着治具の装着を説明する平面図である。図8は、本発明に係るサンプル分離吸着器具に対する、図4とは異なる転写膜密着治具のリベットを用いた装着を説明する平面図である。図9は、本発明に係るサンプル分離吸着器具に対する、図8の転写膜密着治具のリベットを用いた装着を説明する平面図である。図10は、本発明に係るサンプル分離吸着器具に対する、図4および5とは異なる転写膜密着治具のはめ込み装着を説明する平面図である。
図12〜図18を参照して、転写膜支持部8を構成するスポンジ部8aおよびロッド8bの詳細、ならびにサンプル成分排出口6aに対する転写膜10を介した転写膜支持部8の押し付け条件の詳細について説明する。
ε´=ε緩×中空率〔%〕/100+ε軟×(100−中空率〔%〕)/100 (I)
によって算出される。ε緩は、緩衝液の誘電率を表しており、その値は80である。ε軟は軟質材料の誘電率を表している。軟質材料がPVAである場合の誘電率εVは、2であり、かつ軟質材料が親水性の特殊ポリウレタンである場合の誘電率εUは、7である。よって、式(I)から、緩衝液を含有しているPVAの誘電率εV´は72.2であり、かつ緩衝液を含有している親水性の特殊ポリウレタンの誘電率εU´は67.6である。
本実施形態に係るサンプル分離部6の詳細について、図17および図18を用いて以下に説明する。図17(a)は、サンプル分離部6の構成例を示す部分断面図であり、図17(b)は、サンプル分離部の他の構成例を示す部分断面図である。
このように、スポンジ部8aを有する転写膜支持部8は、図17(a)のサンプル分離部6のように内部に電気力線を収束させる構成と同程度に、転写膜10における電気力線の発散を十分に抑制することが分かる。よって、スポンジ部8aを有する転写膜支持部8は、サンプル分離部6のように内部に電気力線を収束させる構成と比べて、同程度に収束した電気力線を維持し、かつ以下のような利点を有する。第2緩衝液槽5において場所を取らない程度に小型であり、分離ゲル7のように作製および保存に労力を要せず、かつ繰り返しの使用が可能である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係るサンプル分離吸着器具1において、第1緩衝液槽4および第2緩衝液槽5は、ステージ18内にサンプル分離部6を取り付けて、ステージ18を2つの槽に分けることによって形成されている。
図1(a)に示すように、本実施形態に係るサンプル分離吸着器具1は、サンプル供給媒体接続部19に対してサンプルを導入するための、移動アーム16を備えている。移動アーム16は、支持板15に支持されたゲルストリップ14を保持する。ゲルストリップ14は、一般的に薄く、かつ軟らかいので、移動アーム16によって直接に保持されるのではなく、アクリル板などからなる支持板15にゲルストリップ14を固定して移動アーム16に保持される。ここで、ゲルストリップ14は、等電点電位泳動によってサンプルを1次元に分離した各成分を含有している。移動アーム16は、ゲルストリップ14がサンプル供給媒体接続部19に接触するまで、図1(a)の移動アーム16に付されている矢印の方向に移動する。ゲルストリップ14がサンプル供給媒体接続部19に接触した状態において、陰電極2と陽電極3との間に電圧を印加することによって、ゲルストリップ14に含まれる各成分が分離ゲル7においてさらに分離される。
本発明の実施形態に係るサンプル分離吸着器具101について、図19および図20を用いて以下に説明する。図19は、本発明の一実施形態に係るサンプル分離吸着器具の概略構造を示す断面図である。図20は、図19の転写膜密着治具の構造を示す斜視図である。なお、サンプル分離吸着器具1と同じ構成については、説明を省略する。
図19(a)示すように、本実施形態に係るサンプル分離吸着器具101は、サンプル分離吸着器具1における転写膜支持部8および転写膜密着治具11の代わりに、転写膜支持部8’および軟質材料用ガイド120を有する転写膜密着治具111を備えている。したがって、ここでは、転写膜支持部8’および転写膜密着治具111の詳細についてのみ説明する。
図19(a)および図20に示すように、転写膜支持部8’は、軟質材料から形成され、円筒形状を有している。また、転写膜支持部(サンプル吸着部材支持部)8’は、軟質材料用ガイド120(ガイド)によって、転写膜10を介してサンプル成分排出口6aに押し付けられている。転写膜支持部8’は、実施形態1におけるスポンジ部8aを構成する軟質材料と同じ材料から形成されている。すなわち、転写膜支持部8’は、ロッド8bを備えていない点についてのみ転写膜支持部8と異なる。したがって、転写膜支持部8’によって生じる作用については、実施形態1の記載を参照すればよい。
図20に示すように、転写膜密着治具111は、軟質材料用ガイド120を有している。転写膜密着治具111のステージ18に対する取り付け方法については、実施形態1の転写膜密着治具11と同様である。
本発明の実施形態に係る転写膜密着治具の3つの変形例について、図21〜図23を用いて以下に説明する。図21(a)は、1つ目の変形例の転写膜密着治具111’の構造を示す図であり、図21(b)は、転写膜密着治具111’の構造を示す斜視図であり、図21(c)は、転写膜密着治具111’の詳細な変位動作を示す図である。図22(a)は、2つ目の変形例の転写膜密着治具111’’の構造を示す図であり、図22(b)は、転写膜密着治具111’’のサンプル分離部6への取り付け状態を示す図である。図23(a)は、3つ目の変形例の転写膜密着治具111’’’の構造を示す図であり、図23(b)は、転写膜密着治具111’’’のサンプル分離部6への取り付け状態を示す図であり、図23(c)は、転写膜密着治具111’’’の詳細な動作を示す断面図である。
図21(a)の上段に示すように、変形例1の転写膜密着治具111’は、サンプル分離部6に取り付けられた回転部111a’および軟質材料用ガイド120を固定するアーム111b’’から構成されている。軟質材料用ガイド120は、軟質材料用ガイド上部120aおよび軟質材料用ガイド下部120bを有し、かつ転写膜支持部8’を保持している。図21(a)の中段に示すように、転写膜密着治具111’は、回転部111a’を中心にして、転写膜支持部8’がサンプル成分排出口6aに押し付けられる位置にまで矢印の方向に回転変位する。この回転変位によって、図21(a)の下段に示すように、転写膜密着治具111’は、転写膜支持部8’をサンプル成分排出口6aに押し付けた状態において取り付けることができる。
図22(a)に示すように、転写膜密着治具111’’は、リベット111a’’、およびアーム111b’’から構成されている。上述の変形例1と同様に、アーム111b’’は、軟質材料用ガイド120を固定している。また、サンプル分離部6のサンプル成分排出口6a側に、リベット受け部6bが形成されている。軟質材料用ガイド120につては、上述と同じ構成なので説明を省略する。
図23(a)に示すように、転写膜密着治具’’’は、転写膜支持部8’を収納し、かつサンプル分離部6と一体化された収納部111b’’’、および上方から転写膜支持部8’を保持する駆動板111a’’’から構成されている。図23(b)に示すように、収納部111b’’’とサンプル分離部6との間に転写膜支持部8’が収納されている状態において、駆動板111a’’’を転写膜支持部8’と接触するまで駆動させることによって、転写膜支持部8’をサンプル成分排出口6aに保持することができる。
本発明の実施形態に係るサンプル分離吸着器具201について、図24および図24を用いて以下に説明する。図24は、図1および19とは異なる、本発明の一実施形態に係るサンプル分離吸着器具の概略構造を示す断面図である。図25は、図24のサンプル分離吸着器具におけるサンプル吸着部材支持部を示す斜視図である。なお、サンプル分離吸着器具1と同じ構成については、説明を省略する。
図24に示すように、本実施形態に係るサンプル分離吸着器具201は、サンプル分離吸着器具1における転写膜支持部8の代わりに、転写膜支持部8’’を備えている。したがって、ここでは、転写膜支持部8’’の詳細についてのみ説明する。
図24および図25に示すように、転写膜支持部8’’は、ローラ状の形状を有している。さらに、転写膜支持部8’’は、ローラ状の形状の横断面の外側にある軟質材料から中心部に向かうにつれて中空率が低くなっている。すなわち、転写膜支持部8’’の外側が、実施形態1に記載のような柔軟性のある軟質材料から形成されており、中心部は、実施形態1のロッド8bと同様に硬い芯のような役割を果たしている。また、図示していないが、転写膜支持部8’’の中心部が、転写膜密着治具11に対して回転可能に接続されている。よって、転写膜支持部8’’は、転写膜支持部8と類似の構成および作用を有している。
本発明の実施形態に係るサンプル分離吸着器具301について、図26を用いて以下に説明する。図26(a)は、図1、18および23とは異なる、本発明の一実施形態に係るサンプル分離吸着器具の概略構造を示す断面図であり、図26(b)は、(a)の変形例の概略構造を示す断面図である。
なお、サンプル分離吸着器具1と同じ構成については、説明を省略する。
図26(a)に示すように、サンプル分離吸着器具301は、サンプル分離吸着器具1におけるスポンジ部8aおよびロッド8bの代わりに、シート状の転写膜支持部8’’’およびロッド309を備えている。したがって、ここでは、転写膜支持部8’’’およびロッド309の詳細についてのみ説明する。
図26(a)に示すように、転写膜支持部8’’’は、転写膜10との接触面においてほぼ同じ面積を有するシート状の部材である。転写膜支持部8’’’は、転写膜10と重ね合わせて転写膜収納ロール13に巻き取り収納されている。転写膜支持部8’’’および転写膜10の一端が移動アーム17に保持されている。そして、転写膜支持部8’’’および転写膜10は、ロッド309を用いてサンプル成分排出口6aに押し付けられている。つまり、移動アーム17によって引き出されることによって、転写膜支持部8’’’および転写膜10は、サンプル成分排出口6aに対してスライド移動する。また、転写膜支持部8’’’は、実施形態1のスポンジ部8aと同じ材料から構成されている。したがって、転写膜支持部8’’’は、転写膜支持部8と同様の作用を有している。
図26(a)に示すように、ロッド309は、転写膜支持部8’’’および転写膜10をサンプル成分排出口6aに押し付けている。また、図示していないが、ロッド309は、ロッド8bと同様に転写膜密着治具11に回転可能に接続されている。よって、転写膜支持部8’’’および転写膜10は、スライド移動時にサンプル成分排出口6aからほとんど摩擦抵抗を受けることがない。サンプル成分排出口6a付近において、転写膜10は、多少のたわみを生じていても平坦化される。(ただし、本実施形態では薄い転写膜だけでなく転写膜支持部8’’’が土台となって共に移動するため、たわみはほぼ生まれない。
サンプル分離吸着器具301の変形例を、図26(b)を用いて以下に説明する。図26(b)に示すように、変形例のサンプル分離吸着器具301には、2つのロッド309が備えられている。したがって、ここでは、ロッド309が2つ備えられていることの詳細についてのみ説明する。
図26(b)に示すように、2つのロッド309は、サンプル成分排出口6aを、上下方向から転写膜支持体8’’’および転写膜10を介して挟み込むように配置されている。よって、1つのロッド309を用いる場合と同様の作用を有する。
(2つの)ロッド309は、他の構成を有する転写膜密着治具を用いて回転可能に取り付けられ得る。例えば、実施形態2における3つの変形例(図21〜図23)と類似の構成を有する転写膜密着治具を用いてロッド309を取り付けることができる。より詳細には、図21〜図23における転写膜支持部8’の代わりに、ロッド309をサンプル分離部6に取り付けることによって、転写膜10およびシート状の転写膜支持部8’’’をスライド移動させることができる。例えば、図21および図22の場合であれば、アーム111b’または111b’’に対してロッド309を回転可能に接続すればよい。また例えば、図23の場合であれば、収納部111b’’’に対してロッド309を回転可能に接続すればよい。いずれの場合においても、転写膜10およびシート状の転写膜支持部8’’’を配置してから、ロッド309を用いてサンプル成分排出口6aに押し付ければよい。
なお、本発明は以下の構成によっても実現できる。
第1電極を備えており、第1緩衝液を入れるための第1緩衝液槽、第2電極を備えており、第2緩衝液を入れるための第2緩衝液槽、第1緩衝液槽と第2緩衝液槽を、サンプルを分離するサンプル分離媒体を収納するサンプル分離部で隔て、
サンプル分離部が第1緩衝液槽内につながる第1開口および第2緩衝液槽内につながる第2開口を有し、
さらに上記第1電極が上記第1開口と対向するように第1緩衝液槽内に配置され、上記第2電極が上記第2開口と対向するように第2緩衝液槽内に配置され、
第2緩衝液槽内には上記第2開口から排出されるサンプルを吸着するためのサンプル吸着部材が上記第2開口に接するように配置されているサンプル分離吸着器具において、
軟質材料でサンプル吸着部材と共にサンプル分離部第2開口を第2緩衝液槽内の第2開口の対向側から押し付ける構造を備えている(転写膜密着治具)、サンプル分離吸着器具。
上記軟質材料の乾燥時における硬度が、JIS-A(Hs)規格において10〜70度の範囲にある第1の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、溶液を含んだ状態で誘電率50以上を有する材質であることを特徴とする第1または第2の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、連続的に続いた孔を多数有する第1〜第3の構成のいずれかに記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料の気質部の中空が、規則正しい割合で単位体積あたりに含まれていることを特徴とする第4の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、親水性を有する第1〜第3の構成のいずれかに記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、中抜き円筒状の形態をとっており、中抜き部にロッドを介することで上記転写膜密着治具に接続される第1〜第6の構成のいずれかに記載のサンプル分離吸着器具。
上記転写膜密着治具が、サンプル分離吸着器具本体内の所定位置に接続されることをもって、転写膜密着治具のロッドが、軟質材料をサンプル吸着部材およびサンプル分離部に自動的に押し付ける構造をとっている第7の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、円筒状の形態をとっており、この軟質材料が上記転写膜密着治具上のガイド部に設置される第1〜第6の構成のいずれかに記載のサンプル分離吸着器具。
上記転写膜密着治具が、サンプル分離吸着器具本体内の所定位置に接続されることをもって、転写膜密着治具のガイドが、軟質材料をサンプル吸着部材およびサンプル分離部に自動的に押し付ける構造をとっている第9の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記転写膜密着治具にあるガイドが、その中央部に隙間を設けている第9または第10の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記転写膜密着治具にあるガイド下部の底の高さが、サンプル吸着部材を横方向に送る経路の高さ位置よりも上方に位置している第9または第10の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、その中央部に向かうほど空隙率が低くなるローラ状の形態をとって、上記転写膜密着治具に接続される第1〜第6の構成のいずれかに記載のサンプル分離吸着器具。
上記転写膜密着治具が、サンプル分離吸着器具本体内の所定位置に接続されることをもって、転写膜密着治具の空隙率の低いローラ中央部が、空隙率(軟性度)の高いローラ外層部をサンプル吸着部材およびサンプル分離部に自動的に押し付ける構造をとっている第13の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、シート状の形態をとっており、この軟質材料がサンプル吸着部材のサンプル分離部第2開口に面している面と逆の面に取り付けられている第1〜第6の構成のいずれかに記載のサンプル分離吸着器具。
上記転写膜密着治具が、サンプル分離吸着器具本体内の所定位置に接続されることをもって、転写膜密着治具に備え付けたロッドが、シート状軟質材料添付のサンプル吸着部材をサンプル分離部に自動的に押し付ける構造をとっている第15の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記軟質材料が、上記サンプル吸着部材の引上げと同時に同速度で移動を行うことができる構成を備えている第1の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記サンプル分離部の上記サンプル吸着部材に接している面に、上記サンプル分離媒体を含んでいる軟質材料が取り付けられている第1の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
上記第1緩衝液槽内および第2緩衝液槽内に挿入する第1電極および第2電極が、それらの上端部から湾曲した面を突き出している第1の構成に記載のサンプル分離吸着器具。
図1(a)および2に示すようなサンプル分離吸着器具1を、以下のように作製した。
この実施例において作製したサンプル分離吸着器具1のうち、スポンジ部8aをJIS−A(Hs)規格において測定した場合に、その乾燥時における硬度が60度を有するPVAから作製したものに交換して、上述と同じ分離および吸着を行った。これと同時に、スポンジ部8aをJIS−A(Hs)規格において測定した場合に、その乾燥時における硬度が80度を有するシリコンから作製したものに交換して、上述と同様に分離および吸着を行った。
2 陰電極(第1電極)
3 陽電極(第2電極)
4 第1緩衝液槽
5 第2緩衝液槽
6 サンプル分離部
6a サンプル成分排出口(第2開口)
6a’ サンプル成分排出口(第2開口)
6b リベット受け部
7 分離ゲル(サンプル分離媒体)
8 転写膜支持部(サンプル吸着部材支持部)
8’ 転写膜支持部(サンプル吸着部材支持部)
8’’ 転写膜支持部(サンプル吸着部材支持部)
8’’’ 転写膜支持部(サンプル吸着部材支持部)
8a スポンジ部(軟質材料の部分)
8b ロッド
10 転写膜(サンプル吸着部材)
11 転写膜密着治具(密着治具)
11’ 転写膜密着治具(密着治具)
11’’ 転写膜密着治具(密着治具)
11’’’ 転写膜密着治具(密着治具)
11’’’’ 転写膜密着治具(密着治具)
11a’’’’ ばね
12 治具収納部
13 転写膜収納ロール
14 ゲルストリップ
15 支持板
16 移動アーム
17 移動アーム(搬送手段)
17’ 搬送ローラ(搬送手段)
18 ステージ
19 サンプル供給媒体接続部(第1開口)
20 ねじ
21 リベット
30 レボルバ
31 孔
32 可動部
40 軸受け部
41 可動部受け部
61 被覆部
111 転写膜密着治具(密着治具)
111’ 転写膜密着治具(密着治具)
111a’ 回転部
111b’ アーム
111’’ 転写膜密着治具(密着治具)
111a’’ リベット
111b’’ アーム
111’’’ 転写膜密着治具(密着治具)
111a’’’ 駆動板
111b’’’ 収納部
120 軟質材料用ガイド(ガイド)
120a 軟質材料用ガイド上部
120b 軟質材料用ガイド下部(ガイドの底部)
220 サンプル吸着部材支持部
309 ロッド
Claims (27)
- 第1電極を有する第1緩衝液槽と、
第2電極を有する第2緩衝液槽と、
上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、
軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持し、上記第2開口に押し付けるためのサンプル吸着部材支持部とを備えており、
上記サンプル吸着部材支持部が、ロッドおよび当該ロッドに巻き付いた上記軟質材料を有する円筒形状であることを特徴とするサンプル分離吸着器具。 - 第1電極を有する第1緩衝液槽と、
第2電極を有する第2緩衝液槽と、
上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、
軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持し、上記第2開口に押し付けるためのサンプル吸着部材支持部とを備えており、
上記サンプル吸着部材支持部が、円筒形状に形成された上記軟質材料からなり、
上記サンプル吸着部材支持部を上記第2開口に押し付けるガイドをさらに備えていることを特徴とするサンプル分離吸着器具。 - 第1電極を有する第1緩衝液槽と、
第2電極を有する第2緩衝液槽と、
上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、
軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持し、上記第2開口に押し付けるためのサンプル吸着部材支持部とを備えており、
上記サンプル吸着部材支持部が、ローラ状の形状を有し、かつ当該形状の横断面の外側にある上記軟質材料から中心部に向かうにつれて中空率が低くなっていることを特徴とするサンプル分離吸着器具。 - 第1電極を有する第1緩衝液槽と、
第2電極を有する第2緩衝液槽と、
上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、
軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持し、上記第2開口に押し付けるためのサンプル吸着部材支持部とを備えており、
上記サンプル吸着部材支持部が、シート状の上記軟質材料によって形成されており、
シート状の上記軟質材料を上記第2開口に押し付けるロッドをさらに備えていることを特徴とするサンプル分離吸着器具。 - 第1電極を有する第1緩衝液槽と、
第2電極を有する第2緩衝液槽と、
上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、
軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持し、上記第2開口に押し付けるためのサンプル吸着部材支持部とを備えており、
上記第1電極および上記第1開口の間に、上記第1緩衝液槽を区切る仕切り板をさらに備えており、当該仕切り板が、上記第1緩衝液槽の底部との間に空間を設けて形成されていることを特徴とするサンプル分離吸着器具。 - 第1電極を有する第1緩衝液槽と、
第2電極を有する第2緩衝液槽と、
上記第1緩衝液槽に向かって開いている第1開口および上記第2緩衝液槽に向かって開いている第2開口を有し、サンプル分離媒体を収納するサンプル分離部と、
軟質材料を用いて形成された、サンプル吸着部材を支持し、上記第2開口に押し付けるためのサンプル吸着部材支持部とを備えており、
上記第2電極および上記サンプル吸着部材支持部の間に、上記第2緩衝液槽を区切る仕切り板をさらに備えており、当該仕切り板が、上記第2緩衝液槽の底部との間に空間を設けて形成されていることを特徴とするサンプル分離吸着器具。 - 上記サンプル吸着部材支持部が、上記ロッドを中心にして回転可能であることを特徴とする請求項1に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記ガイドがサンプル分離部に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記サンプル吸着部材支持部が、上記円筒形状の周方向に回転可能であることを特徴とする請求項2または8に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記ガイドの上記第2開口と対向する位置に、スリットが形成されていることを特徴とする請求項2、8および9のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記第2開口と上記ガイドとの間隔が、円筒形状の上記サンプル吸着部材支持部の横断面が有する略円形の直径よりも小さいことを特徴とする請求項2および8〜10のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記ガイドの底部が、円筒形状の上記サンプル吸着部材支持部の下端よりも鉛直方向において上方に位置することを特徴とする請求項2および8〜11のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記中心部によって上記外側の部分が上記第2開口に押し付けられていることを特徴とする請求項3に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記サンプル吸着部材支持部が、上記中心部を中心にして回転可能であることを特徴とする請求項3または13に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記サンプル吸着部材支持部を上記サンプル吸着部材と同時に搬送する搬送手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記サンプル吸着部材支持部を第2開口に押し付けて密着させる、上記サンプル吸着部材支持部が取り付けられた密着治具をさらに備えており、
上記密着治具が上記ロッドを2つ有しており、当該2つのロッドがシート状の上記軟質材料を介して上記第2開口を挟むことによって、上記軟質材料を上記第2開口に押し付けていることを特徴とする請求項4または15に記載のサンプル分離吸着器具。 - 上記サンプル吸着部材支持部を第2開口に押し付けて密着させる、上記サンプル吸着部材支持部が取り付けられた密着治具をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記第1電極および上記第1開口の間に、上記第1緩衝液槽を区切る仕切り板をさらに備えており、当該仕切り板が、上記第1緩衝液槽の底部との間に空間を設けて形成されていることを特徴とする請求項1〜4および6〜17のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記第2電極および上記サンプル吸着部材支持部の間に、上記第2緩衝液槽を区切る仕切り板をさらに備えており、当該仕切り板が、上記第2緩衝液槽の底部との間に空間を設けて形成されていることを特徴とする請求項1〜5および7〜18のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記軟質材料の乾燥時における硬度が、JIS−A(Hs)規格において測定した場合に、10度以上、70度以下であることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記軟質材料が、吸水性を有する材料であることを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記軟質材料が、導電性の液体を吸収している状態において、50以上の誘電率を有する材料であることを特徴とする請求項21に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記軟質材料が、互いに連絡している複数の吸水孔を有する多孔質の材料であることを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記軟質材料が、58%以上、92%以下の中空率を有する材料であることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記軟質材料が、親水性を有する材料であることを特徴とする請求項21〜24のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記第1電極、上記第2開口および上記第2電極が、略一直線上に配置されていることを特徴とする請求項1〜25のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
- 上記第2開口が、上記サンプル分離媒体と同じ材料を含有する、上記軟質材料と同じ材料によって覆われていることを特徴とする請求項1〜26のいずれか1項に記載のサンプル分離吸着器具。
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