JPWO2015093217A1 - エレベーターの制御装置及びその制御方法 - Google Patents

エレベーターの制御装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明のエレベーターの制御装置は、ガバナ(37)に取付けられたロータリエンコーダ(38)と、該ロータリエンコーダ(38)のパルス信号を取り込み、乗りかご(10)の位置及び/又は速度情報を演算する安全コントローラ(42)と、乗りかご(10)の運行を停止させる巻上機ブレーキ(22)と、巻上機ブレーキ(22)への電力供給を制御するブレーキ電源開閉デバイスと、電動機(21)への交流電源(25)からの電力供給を制御する駆動系電源開閉デバイスと、ブレーキ電源開閉デバイスと駆動系開閉デバイスに作動用電力を供給する電源(25)と、故障時に巻上機ブレーキ(22)を開放するブレーキ開放装置とを備え、安全コントローラ(42)は、エレベーターの故障時のブレーキ開放操作時に、ロータリエンコーダ(38)のパルス信号から乗りかご(10)の速度を監視するものである。

Description

本発明はエレベーターの制御装置及びその制御方法に係り、特に、エレベーターの故障などにより、乗りかご内に乗客の閉じ込め事故が発生した際に、ブレーキ開放装置を用いて乗客の救出を行うものに好適なエレベーターの制御装置及びその制御方法に関する。
従来から、エレベーターには、乗りかごの安全な運行を確保するために、種々の安全装置が設けられている。例えば、乗りかごの過速を検出するガバナ、昇降路端部への行き過ぎを検知するファイナルリミットスイッチなどがあり、これらは機械的接点を用いて安全回路を構成している。
上述した機械的接点は、電動機、ブレーキへの電力供給又は遮断する装置に直列に接続され、通常時は、電動機、ブレーキへ電力を供給し、異常を検知した際には、即座に電動機、ブレーキへの電力供給を遮断する構成となっている。
一方、近年、これらの装置を電子制御にて構成するエレベーターが増加している。この電子制御は、例えば、ガバナにエンコーダを設置し、このエンコーダで乗りかごの位置及び/又は速度情報を得ることで、乗りかごの過速や昇降路端部への行き過ぎを検知するものである。
この電子制御には、通常、エレベーターの通常制御とは独立した安全コントローラを用いているが、この安全コントローラは、エンコーダから得られた乗りかごの位置及び/又は速度情報から、乗りかごの過速や昇降路端部への行き過ぎを検知するための処理を実行するだけでなく、電動機、ブレーキへの電力供給又は遮断する装置への指令を発することで、安全装置としての機能を果たすことができる。
このようなシステムを電子安全システムと呼び、先に述べた機械式の安全装置の代替として機能することができる。
ところで、エレベーターが階と階の間で再起動できない故障が発生した場合、乗客が乗りかご内に閉じ込められてしまう恐れがある。この場合は、エレベーターの点検員が、ブレーキ開放操作することにより、乗りかごを最寄りの階の床面まで移動させることで、乗客を救出するようにしている。
このブレーキ開放操作による乗客の救出方法は、釣合い錘と乗りかご重量のアンバランス力を利用して重負荷方向に乗りかごを移動させるものであり、特に、永久磁石を用いた同期電動機の場合、三相巻線を短絡することで、自己発電による制動力(ダイナミックブレーキ)を利用でき、ブレーキを開放した際の乗りかごの増速を抑制することができる。
ところが、永久磁石を用いた同期電動機のブレーキ開放操作は、三相巻線を短絡していない場合や釣合い錘と乗りかご重量のアンバランス力がダイナミックブレーキを上回っている場合、自由落下により乗りかごが増速する恐れがある。
このような問題に対処したものとして、特許文献1に記載されたエレベーターのブレーキ開放装置がある。この特許文献1には、ブレーキ開放操作中においても、巻上機の回転制御に用いるエンコーダ信号から乗りかご速度を監視し、異常速度に至った場合、ブレーキへの電源供給を遮断する制御装置が開示されている。
特開2011−195270号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されているエレベーターのブレーキ開放装置では、電動機に設置したエンコーダの故障による乗客閉じ込め時は、エレベーターを再起動できないばかりか、ブレーキ開放操作中においても速度の監視が不可能になるという問題がある。また、ブレーキ開放操作中の速度異常を検出した際には、ブレーキへの電力供給を遮断するため、ブレーキ開放専用の電力遮断回路が必要となることから、装置の大型化、高コスト化が問題となる。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ブレーキ開放専用の電力遮断回路を必要とすることなく、電動機に設置したエンコーダが故障した場合においても、速度を監視しながらブレーキ開放操作を可能とするエレベーターの制御装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明のエレベーターの制御装置は、上記目的を達成するために、交流電源と接続され、電動機で駆動される巻上機と、該巻上機によって昇降路内を運行する乗りかごと、前記昇降路内に設置された制御盤と、該制御盤に設けられ、前記乗りかごの運行を制御する運行コントローラと、ガバナに取付けられたロータリエンコーダと、該ロータリエンコーダのパルス信号を取り込み、前記乗りかごの位置及び/又は速度情報を演算する安全コントローラと、前記乗りかごの運行を停止させる巻上機ブレーキと、該巻上機ブレーキへの電力供給を制御するブレーキ電源開閉デバイスと、前記電動機への前記交流電源からの電力供給を制御する駆動系電源開閉デバイスと、前記ブレーキ電源開閉デバイスと前記駆動系開閉デバイスに作動用電力を供給する電源と、故障時に前記巻上機ブレーキを開放するブレーキ開放装置とを備えたエレベーターを制御する制御装置において、前記安全コントローラは、前記エレベーターの故障時のブレーキ開放操作時に、前記ロータリエンコーダのパルス信号から前記乗りかごの速度を監視することを特徴とする。
また、本発明のエレベーターの制御方法は、上記目的を達成するために、交流電源と接続され、電動機で駆動される巻上機と、該巻上機によって昇降路内を運行する乗りかごと、前記昇降路内に設置された制御盤と、該制御盤に設けられ、前記乗りかごの運行を制御する運行コントローラと、ガバナに取付けられたロータリエンコーダと、該ロータリエンコーダのパルス信号を取り込み、前記乗りかごの位置及び/又は速度情報を演算する安全コントローラと、前記乗りかごの運行を停止させる巻上機ブレーキと、該巻上機ブレーキへの電力供給を制御するブレーキ電源開閉デバイスと、前記電動機への前記交流電源からの電力供給を制御する駆動系電源開閉デバイスと、前記ブレーキ電源開閉デバイスと前記駆動系開閉デバイスに作動用電力を供給する電源と、故障時に前記巻上機ブレーキを開放するブレーキ開放装置とを備えたエレベーターを制御する制御方法において、前記エレベーターの故障時のブレーキ開放操作時に、前記安全コントローラで前記ロータリエンコーダのパルス信号から前記乗りかごの速度を監視すると共に、前記安全コントローラにて監視された前記乗りかごの速度が、予め設定した速度を超過した場合に、前記ブレーキ電源開閉デバイスを制御して前記巻上機ブレーキへの電力供給を遮断し、前記乗りかごを停止することを特徴とする。
本発明によれば、ブレーキ開放専用の電力遮断回路を必要とすることなく、電動機に設置したエンコーダが故障した場合においても、速度を監視しながらブレーキ開放操作を可能とすることができる。
本発明のエレベーターの制御装置の実施例1が採用されるエレベーターの全体構造を示す図である。 本発明のエレベーターの制御装置の実施例1が採用されるエレベーターの電動機とブレーキの電源回路を示す図である。 本発明のエレベーターの制御装置の実施例1が採用されるエレベーターの電動機とブレーキへの電源供給遮断回路を示す図である。 本発明のエレベーターの制御装置の実施例1が採用されるエレベーターのブレーキ開放装置を遮断回路に接続した場合の電動機とブレーキの電源回路を示す図である。 本発明のエレベーターの制御装置の実施例1が採用されるエレベーターのブレーキ開放装置を遮断回路に接続した場合の電動機とブレーキへの電源供給遮断回路を示した図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のエレベーターの制御装置及びその制御方法について説明する。なお、各図において、同一構成部品には、同符号を使用する。
図1に、本発明のエレベーターの制御装置の実施例1が採用されるエレベーターの全体構造を示す。
該図に示す如く、エレベーター1は、乗りかご10と、この乗りかご10と釣合い錘31が連結されている主ロープ30と、この主ロープ30に駆動力を伝え、滑車33、34、35を介して乗りかご10を昇降路50内で移動させる巻上機20と、制御盤40とから概略構成され、制御盤40は、エレベーター1の通常走行を制御する運行コントローラ41と、エレベーター1の安全装置を制御する安全コントローラ42を備えている。
上述した巻上機20は、電動機21、巻上機ブレーキ22、インバータ23、遮断回路24及び交流電源25を備え、電動機21により発生する駆動力を主ロープ30に供給して、乗りかご10を昇降路50内で移動させている。
また、主ロープ30は、一端が乗りかご10に接続され、他端近傍には釣合い錘31が接続され、主ロープ30の移動経路は、複数の滑車33、34、35によって構築されている。
また、乗りかご10には、乗りかご10の動きに連動するガバナロープ36が接続され、このガバナロープ36は、ガバナロープ36の動きに従って回転する調速機であるガバナ37を備えている。
ガバナ37は、ロータリエンコーダ38と、ガバナロープ36を把持する把持装置39とを備え、ガバナロープ36の経路は、滑車32によって構築されている。ロータリエンコーダ38は、ガバナ37の回転に伴って回転し、その時のパルス信号を安全コントローラ42に出力している。そして、安全コントローラ42は、パルス信号の変化量に基づいて、乗りかご10の位置や速度を演算している。
上述した如く、エレベーター1の制御盤40は、互いに独立して動作可能な運行コントローラ41と安全コントローラ42とを備えているが、運行コントローラ41は、主にエレベーター1の安全装置の機械部品及び電子部品の動作を制御し、安全コントローラ42は、各種の安全装置の動作を電子的に制御するものである。特に、安全コントローラ42は、例えば、少なくとも1つのマイクロコントローラ及びコンピュータプログラムによって実現される。具体的には、互いに信号を入出力し合う2つのマイクロコントローラを用いて、同期をとりながら制御を行うもので実現してもよい。
一方、乗りかご10の内側には、かご内操作盤11及び乗りかごドアスイッチ12が設けられている。かご内操作盤11は、乗りかご10の行き先やドアの開閉を指示する操作が行われる操作部(図示せず)、及び乗りかご10の行き先や状態などを表示する表示部(図示せず)を備えている。また、乗りかごドアスイッチ12は、乗りかご10のドアの開閉動作を検知するスイッチである。
また、乗りかご10の外側には、非常止め装置13及び位置検出センサ14が設けられている。非常止め装置13は、一端が乗りかご10に固定して設けられ、他端が緊急時にはレールを把持することによって、乗りかご10を急停止するようになっている。また、位置検出センサ14は、乗りかご10の各停止階に設けられている遮へい板81、82、83との距離を感知するものである。
そして、ロータリエンコーダ38のパルス信号から乗りかご10の位置を安全コントローラ42にて演算し、乗りかご10の位置が開錠ゾーンに到達した場合に、後述するブレーキ電源開閉デバイスを制御することにより、巻上機ブレーキ22への電力供給を遮断し、乗りかご10を安全に停止することができる。
また、昇降路50の下端には緩衝器51が設けられ、巻上機20や非常止め装置13による制動力で乗りかご10を完全に停止できない場合に、緩衝器51が直接乗りかご10に接触して衝撃を物理的に吸収するようにし、乗りかご10を停止させるようになっている。
更に、エレベーターの乗りかご10が停止する各階には、乗場ドア61、62、63の開閉動作を検知する乗場ドアスイッチ64、65、66と、エレベーター1の利用者によって操作される乗場ドアボタン67、68、69が設けられている。
図2は、巻上機20の電動機21、巻上機ブレーキ22、インバータ23、遮断回路24及び交流電源25の電気回路の詳細を示すものである。
該図に示す如く、電動機21は、遮断回路24のうち第1の遮断接点である遮断接点24aとインバータ23を介して交流電源25に接続され、巻上機ブレーキ22は、遮断回路24のうち第2の遮断接点である遮断接点24bと専用ブレーキ制御電源25aを介して交流電源25に接続されている。
図3は、上述した遮断接点24a、24bの制御回路を示すものである。図2に示す電動機21への電源供給を遮断する遮断接点24aは、第1の遮断装置である遮断装置28aの励磁/消磁によって接点が開閉される(励磁で閉、消磁で開)。この遮断装置28aの励磁/消磁は、安全コントローラ42にて制御可能な第1の遮断デバイスである遮断デバイス26a及び運行コントローラ41によって制御可能な第3の遮断デバイスである遮断デバイス27aによって制御できるようになっている。
同様に、図2に示す巻上機ブレーキ22への電源供給を遮断する第2の遮断接点である遮断接点24bは、第2の遮断装置である遮断装置28bの励磁/消磁によって接点が開閉される。この遮断装置28bの励磁/消磁は、安全コントローラ42にて制御可能な第2の遮断デバイスである遮断デバイス26b及び運行コントローラ41によって制御可能な第4の遮断デバイスである遮断デバイス27bによって制御できるようになっている。
遮断デバイス26a、26bは、安全コントローラ42にて異常状態を検出していない限り、遮断装置28a及び28bの励磁を許可するため、常時閉路される。一方、安全コントローラ42にて異常を検出した場合には、遮断デバイス26a及び26bを開路することで、遮断装置28a及び28bを消磁し、遮断接点24a、24bを開状態とすることにより、電動機21及び巻上機ブレーキ22への電源供給が遮断される。また、遮断デバイス27a、27bは、エレベーター1の運転状態に応じて、運転コントローラ41によって、遮断装置28a及び28bの励磁/消磁するよう制御される。
ところで、エレベーター1において、階と階の間で再起動できない故障が生じた場合、乗りかご10を動かすことができないため、乗客は乗りかご10内に閉じ込められてしまう。通常は、故障信号を受けてエレベーター点検員が故障したエレベーター1に駆けつけ、ブレーキ開放操作によって、乗りかご10と釣合い錘31のアンバランスを利用して乗りかご10を重負荷方向に移動させることで乗客を救出することが行われる。
このとき、図4及び図5に示すブレーキ開放装置90を、既存の回路に接続する(例えば、コネクタ等でワンタッチで接続できる構造を用いる)。
まず、図4に示すように、ブレーキ制御電源25aの代わりにブレーキ開放用電源(例えば、バッテリー)91をブレーキ開放許可ボタン92を介して遮断接点24bに接続する。また、図5に示すように、ブレーキ開放用電源91(例えば、バッテリー)をブレーキ開放許可ボタン92を介して遮断回路24及び安全コントローラ42に接続する。このとき、運転コントローラ41によって制御できる遮断デバイス27bをバイパスする構成としている。
そして、エレベーター点検員は、ブレーキ開放装置90のブレーキ開放許可ボタン92を押下することにより、安全コントローラ42へブレーキ開放指令が入力され、安全コントローラ42は、遮断デバイス26bを閉路する。このとき、遮断デバイス27bは、ブレーキ開放装置90によりバイパスされているので、遮断装置28bは励磁される。すると遮断接点24bは閉路され、ブレーキ開放許可ボタン92を介してブレーキ開放用電源91が巻上機ブレーキ22に供給され、ブレーキが開放動作となる。
このとき、安全コントローラ42は、ガバナ36に取付けられたロータリエンコーダ38のパルス信号から乗りかご10の速度を検出できるので、ブレーキ開放動作中の乗りかご10の速度が予め設定した基準速度を超えた場合には、遮断デバイス26bを開路することで、遮断装置28bが消磁され、遮断接点24bが開路されると同時に巻上機ブレーキ22への電源供給が遮断され、乗りかご10を停止することができる。
以上により、ブレーキ開放操作中に乗りかご10の速度を監視することができ、予め設定した速度を超過した場合に、巻上機ブレーキ22への電源供給を遮断することができる。
このように、電子安全システムを適用したエレベーターにおいて、ガバナに設置したエンコーダと安全コントローラを用いることにより、ブレーキ開放専用の電力遮断回路を必要とすることなく、かつ、電動機に設置したエンコーダが故障した場合においても速度を監視しながらブレーキ開放操作を可能とすることができる。
従って、本実施例によれば、装置を高コスト、大型化することなく、電動機のエンコーダ故障時の乗客閉じ込め事故においても、ブレーキ開放操作中に乗りかごの速度を監視することができ、基準速度を超過した場合にはブレーキへの電力供給を遮断することができるという効果が得られる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…エレベーター、10…乗りかご、11…かご内操作盤、12…乗りかごドアスイッチ、13…非常止め装置、14…位置検出センサ、20…巻上機、21…電動機、22…巻上機ブレーキ、23…インバータ、24…遮断回路、24a、24b…遮断接点、25…交流電源、25a…専用ブレーキ制御電源、25b…制御電源、26a、26b…安全コントローラによる遮断デバイス、27a、27b…運行コントローラによる遮断デバイス、28a、28b…遮断装置、30…主ロープ、31…釣合い錘、32、33、34、35…滑車、36…ガバナロープ、37…ガバナ、38…ロータリエンコーダ、39…把持装置、40…制御盤、41…運転コントローラ、42…安全コントローラ、50…昇降路、51…緩衝器、61、62、63…乗場ドア、64、65、66…乗場ドアスイッチ、67、68、69…乗場ドアボタン、81、82、83…遮へい板、90…ブレーキ開放装置、91…ブレーキ開放用電源、92…ブレーキ開放許可ボタン。

Claims (13)

  1. 交流電源と接続され、電動機で駆動される巻上機と、該巻上機によって昇降路内を運行する乗りかごと、前記昇降路内に設置された制御盤と、該制御盤に設けられ、前記乗りかごの運行を制御する運行コントローラと、ガバナに取付けられたロータリエンコーダと、該ロータリエンコーダのパルス信号を取り込み、前記乗りかごの位置及び/又は速度情報を演算する安全コントローラと、前記乗りかごの運行を停止させる巻上機ブレーキと、該巻上機ブレーキへの電力供給を制御するブレーキ電源開閉デバイスと、前記電動機への前記交流電源からの電力供給を制御する駆動系電源開閉デバイスと、前記ブレーキ電源開閉デバイスと前記駆動系開閉デバイスに作動用電力を供給する電源と、故障時に前記巻上機ブレーキを開放するブレーキ開放装置とを備えたエレベーターを制御する制御装置において、
    前記安全コントローラは、前記エレベーターの故障時のブレーキ開放操作時に、前記ロータリエンコーダのパルス信号から前記乗りかごの速度を監視することを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーターの制御装置において、
    前記安全コントローラにて監視された前記乗りかごの速度が、予め設定した速度を超過した場合に、前記ブレーキ電源開閉デバイスを制御して前記巻上機ブレーキへの電力供給を遮断し、前記乗りかごを停止することを特徴とするエレベーターの制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエレベーターの制御装置において、
    前記ロータリエンコーダのパルス信号から前記乗りかごの位置を前記安全コントローラにて演算し、前記乗りかごの位置が開錠ゾーンに到達した場合に、前記ブレーキ電源開閉デバイスを制御することにより、前記巻上機ブレーキへの電力供給を遮断し、前記乗りかごを停止することを特徴とするエレベーターの制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレベーターの制御装置において、
    前記電動機は、第1の遮断接点を介して交流電源に接続され、前記巻上機ブレーキは、第2の遮断接点を介して交流電源に接続されていると共に、前記電動機への電源供給を遮断する前記第1の遮断接点は、第1の遮断装置の励磁/消磁によって接点が開閉され、前記第1の遮断装置の励磁/消磁は、前記安全コントローラによって制御可能な第1の遮断デバイス及び前記運行コントローラによって制御可能な第2の遮断デバイスによって制御され、かつ、前記巻上機ブレーキへの電源供給を遮断する第2の遮断接点は、第2の遮断装置の励磁/消磁によって接点が開閉され、前記第2の遮断装置の励磁/消磁は、前記安全コントローラによって制御可能な第3の遮断デバイス及び前記運行コントローラによって制御可能な第4の遮断デバイスによって制御されることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  5. 請求項4に記載のエレベーターの制御装置において、
    前記第1及び第2の遮断デバイスは、前記安全コントローラで前記エレベーターの異常状態を検出していない限り、前記第1及び第2の遮断装置の励磁を許可して常時閉路され、一方、前記安全コントローラで前記エレベーターの異常を検出した場合には、前記第1及び第2の遮断デバイスを開路することで、前記第1及び第2の遮断装置を消磁し、前記第1及び第2の遮断接点を開状態とすることで、前記電動機及び前記巻上機ブレーキへの電源供給が遮断され、かつ、前記第3及び第4の遮断デバイスは、前記エレベーターの運転状態に応じて、前記運転コントローラによって前記第1及び第2の遮断装置の励磁/消磁するよう制御されることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載のエレベーターの制御装置において、
    前記エレベーターに再起動できない故障が生じた場合には、ブレーキ開放用電源がブレーキ開放許可ボタンを介して前記安全コントローラに接続され、かつ、前記運転コントローラによって制御できる前記第4の遮断デバイスがバイパスされていることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  7. 請求項6に記載のエレベーターの制御装置において、
    前記ブレーキ開放許可ボタンが押下されると前記安全コントローラへブレーキ開放指令が入力され、前記安全コントローラは前記第2の遮断デバイスを閉路すると前記バイパスされた経路を経由して前記第2の遮断装置は励磁され、それにより、前記第2の遮断接点は閉路されて前記ブレーキ開放用電源が前記巻上機ブレーキに供給され、該巻上機ブレーキが開放されることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  8. 交流電源と接続され、電動機で駆動される巻上機と、該巻上機によって昇降路内を運行する乗りかごと、前記昇降路内に設置された制御盤と、該制御盤に設けられ、前記乗りかごの運行を制御する運行コントローラと、ガバナに取付けられたロータリエンコーダと、該ロータリエンコーダのパルス信号を取り込み、前記乗りかごの位置及び/又は速度情報を演算する安全コントローラと、前記乗りかごの運行を停止させる巻上機ブレーキと、該巻上機ブレーキへの電力供給を制御するブレーキ電源開閉デバイスと、前記電動機への前記交流電源からの電力供給を制御する駆動系電源開閉デバイスと、前記ブレーキ電源開閉デバイスと前記駆動系開閉デバイスに作動用電力を供給する電源と、故障時に前記巻上機ブレーキを開放するブレーキ開放装置とを備えたエレベーターを制御する制御方法において、
    前記エレベーターの故障時のブレーキ開放操作時に、前記安全コントローラで前記ロータリエンコーダのパルス信号から前記乗りかごの速度を監視すると共に、前記安全コントローラにて監視された前記乗りかごの速度が、予め設定した速度を超過した場合に、前記ブレーキ電源開閉デバイスを制御して前記巻上機ブレーキへの電力供給を遮断し、前記乗りかごを停止することを特徴とするエレベーターの制御方法。
  9. 請求項8に記載のエレベーターの制御方法において、
    前記ロータリエンコーダのパルス信号から前記乗りかごの位置を前記安全コントローラにて演算し、前記乗りかごの位置が開錠ゾーンに到達した場合に、前記ブレーキ電源開閉デバイスを制御することにより、前記巻上機ブレーキへの電力供給を遮断し、前記乗りかごを停止することを特徴とするエレベーターの制御方法。
  10. 請求項8又は9に記載のエレベーターの制御方法において、
    前記電動機が第1の遮断接点を介して交流電源に接続され、前記巻上機ブレーキが第2の遮断接点を介して交流電源に接続されていると共に、前記電動機への電源供給を遮断する前記第1の遮断接点は、第1の遮断装置の励磁/消磁によって接点が開閉され、前記第1の遮断装置の励磁/消磁は、前記安全コントローラによって制御可能な第1の遮断デバイス及び前記運行コントローラによって制御可能な第2の遮断デバイスによって制御され、かつ、前記巻上機ブレーキへの電源供給を遮断する第2の遮断接点は、第2の遮断装置の励磁/消磁によって接点が開閉され、前記第2の遮断装置の励磁/消磁は、前記安全コントローラによって制御可能な第3の遮断デバイス及び前記運行コントローラによって制御可能な第4の遮断デバイスによって制御されることを特徴とするエレベーターの制御方法。
  11. 請求項10に記載のエレベーターの制御方法において、
    前記第1及び第2の遮断デバイスは、前記安全コントローラで前記エレベーターの異常状態を検出していない限り、前記第1及び第2の遮断装置の励磁を許可して常時閉路され、一方、前記安全コントローラで前記エレベーターの異常を検出した場合には、前記第1及び第2の遮断デバイスを開路することで、前記第1及び第2の遮断装置を消磁し、前記第1及び第2の遮断接点を開状態とすることで、前記電動機及び前記巻上機ブレーキへの電源供給が遮断され、かつ、前記第3及び第4の遮断デバイスは、前記エレベーターの運転状態に応じて、前記運転コントローラによって前記第1及び第2の遮断装置の励磁/消磁するよう制御されることを特徴とするエレベーターの制御方法。
  12. 請求項10又は11に記載のエレベーターの制御方法において、
    前記エレベーターに再起動できない故障が生じた場合には、ブレーキ開放用電源がブレーキ開放許可ボタンを介して前記安全コントローラに接続され、かつ、前記運転コントローラによって制御できる前記第4の遮断デバイスがバイパスされていることを特徴とするエレベーターの制御方法。
  13. 請求項12に記載のエレベーターの制御方法において、
    前記ブレーキ開放許可ボタンが押下されると前記安全コントローラへブレーキ開放指令が入力され、前記安全コントローラは前記第2の遮断デバイスを閉路すると前記バイパスされた経路を経由して前記第2の遮断装置は励磁され、それにより、前記第2の遮断接点は閉路されて前記ブレーキ開放用電源が前記巻上機ブレーキに供給され、該巻上機ブレーキが開放されることを特徴とするエレベーターの制御方法。
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