JPWO2015080222A1 - 歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法 - Google Patents

歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015080222A1
JPWO2015080222A1 JP2015550996A JP2015550996A JPWO2015080222A1 JP WO2015080222 A1 JPWO2015080222 A1 JP WO2015080222A1 JP 2015550996 A JP2015550996 A JP 2015550996A JP 2015550996 A JP2015550996 A JP 2015550996A JP WO2015080222 A1 JPWO2015080222 A1 JP WO2015080222A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
strain sensor
state
base member
support members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015550996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6523178B2 (ja
Inventor
正人 若原
正人 若原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CMIWS CO., LTD.
Original Assignee
CMIWS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CMIWS CO., LTD. filed Critical CMIWS CO., LTD.
Publication of JPWO2015080222A1 publication Critical patent/JPWO2015080222A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6523178B2 publication Critical patent/JP6523178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/16Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge
    • G01B11/165Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge by means of a grating deformed by the object
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/26Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01D5/32Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light
    • G01D5/34Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells
    • G01D5/353Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells influencing the transmission properties of an optical fibre
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/16Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge
    • G01B11/18Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge using photoelastic elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Abstract

本発明に係る歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法では、複数の支持部材は、突出する状態でベース部材に設けられる。各支持部材には、光ファイバが巻き付けられる。光ファイバは、ベース部材と対向する方向から見て、支持部材間で、互いに異なる方向を向いたファイバ部分を有する状態で設けられる。固定材は、支持部材間のファイバ部分に張力が付与された状態で、光ファイバを支持部材に固定する。

Description

本発明は、歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法に関し、特に、光ファイバを備え光学的に計測対象の構造物の歪みを検知する歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法に関する。
従来、建築物、橋梁、トンネル等の建造物、航空機、船舶、鉄道等の移動体、地盤等の歪みや変位の検出に歪みセンサが広く使用されている。歪みセンサとして、抵抗体を備える構成が知られている。この種の歪みセンサは、変形による抵抗体の電気抵抗の変化に基づいて歪み量を取得する。計測対象領域が広範囲である場合のように多数の地点で歪みを計測する場合、多数の歪みセンサが計測対象物の表面に配置され、各センサの電気抵抗の変化が計測される。この場合、各歪みセンサには電気抵抗を計測するための配線が設けられ、当該配線を通じて電力を供給する必要があった。
また、以上のような電気式の歪みセンサでは、微小な電気抵抗の変化を検知する必要があり、計測精度を確保するために電気ノイズ対策が要求される。また、抵抗体や配線、及びこれらの接続部が経時変化してしまうため寿命が短く、落雷等により破損してしまうというリスクもあった。
そこで、近年、光ファイバを備える歪みセンサが使用されている(例えば、特許文献1、2等)。この種の歪みセンサは、光ファイバの変形に応じて光ファイバ中を伝送される光の反射状態の変化や散乱状態の変化に基づいて歪み量を取得する。このような歪みセンサでは、センサへの電力供給が不要であり、計測結果が電気ノイズにより影響を受けることも少ない。また、経時変化が少なく、各センサに配線を設ける必要がないため落雷等により破損する可能性も低い。そのため、長期信頼性にも優れるという特徴を有している。加えて、光ファイバ自体がセンサ及び信号伝送線を兼ねるため信号の長距離伝送も可能であり、光ファイバの一端に接続された計測器により、数kmにおよぶ計測対象物の歪みを計測することも可能である。
例えば、後掲の特許文献1は、キャリア上に光ファイバを直線状に配置し、光ファイバの軸方向の歪み量を計測する歪みセンサ(歪みゲージ)を開示している。
また、特許文献2は、歪み量と歪み方向とを計測するロゼット歪みセンサを開示している。ロゼット歪みセンサでは、特許文献1が開示するような単軸歪みセンサが、同一又は互いに平行な面内において異なる方向に配置される。ロゼット歪みセンサは、各歪みセンサにより取得された歪み量に基づいて、計測対象物の表面に生じる二次元歪みの状態(歪み量及び歪みの方向)を取得する。特許文献2は、このようなロゼット歪みセンサを、異なるブラッグ波長を有するファイバブラッググレーティング(FBG)を直列に接続した光ファイバにより実現している。この構成では、光ファイバを折り曲げることで、各FBG部を互いに異なる方向に向けて配置している。そして、光ファイバの折り曲げ部分にくびれを設けることにより折り曲げ部での反射ロスの低減、及びロゼット歪みセンサの小型化を実現できるとしている。
特開2007−212460号公報 国際公開第00/28294号
特許文献2が開示する構成によれば、例えば、ブラッグ波長が異なる単軸歪みセンサを3方向に向けて配置したセンサ構成に比べて、小型化が可能である。また、特許文献2が開示するロゼット歪みセンサは、単軸歪みセンサを3方向に向けて計測対象物の表面の近接する位置にスポット溶接等で固定する構成に比べて計測対象物への固定も容易である。
ところで、光ファイバを備える光学式の歪みセンサでは光ファイバは張力(テンション)が付与された状態で固定される。このように張力が付与されることで、歪みセンサは、引張り方向の応力だけでなく、圧縮方向の応力も検出することができる。ロゼット歪みセンサにおいて、異なる方向に向けられた各光ファイバ部分に付与される張力は同一であることが好ましい。これにより、例えば、各光ファイバ部分において、光ファイバの軸方向に同一の大きさの応力(特に、圧縮応力)が作用した場合の変形の程度が同様になるため、歪みの計測精度を高めることができる。
しかしながら、特許文献2が開示する構成では、光ファイバのFGB部がエポキシ樹脂等からなる樹脂(剛性材料)により封止されている。このような構成では、各FBG部に張力を付与した状態で封止することは可能であっても、各FBG部に付与する張力を同一にすることは極めて困難である。そのため、歪みの計測精度を高めることができない。
また、光ファイバを樹脂封止する構成であるため経時変化により光ファイバと樹脂との間が部分的に剥離(離脱)することも想定される。したがって、長期信頼性を確保することも困難である。
加えて、樹脂封止する構成であるため、計測対象物の表面が金属である場合は、金属と樹脂とを接合させることになる。樹脂として剛性材料を使用しても樹脂である以上、金属に比較すれば剛性は低い。そのため、樹脂に歪みが吸収され、計測対象物の表面の歪みを光ファイバに正確に伝えることができない可能性がある。また、樹脂と金属とでは熱膨張率が異なるため、温度によっては、計測対象物の歪みと異なる歪みが封止樹脂に生じることも想定される。
以上のように、特許文献2が開示する技術は十分に満足できる技術とはいえない。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであって、計測対象面の歪み量と方向を従来に比べてより正確に計測することができる歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係る歪みセンサは、ベース部材、複数の支持部材、光ファイバ及び固定材を備える。複数の支持部材は、突出する状態でベース部材に設けられ、光ファイバが巻き付けられる。光ファイバは、ベース部材と対向する方向から見て、支持部材間で、互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で設けられる。ここで、支持部材間の互いに異なる方向を向いた部分は、1本の光ファイバの方向を変えることで構成することができる。また、支持部材間の互いに異なる方向を向いた部分は、それぞれが独立した光ファイバである複数本の光ファイバで構成することもできる。固定材は、支持部材間の部分に張力が付与された状態で、光ファイバを支持部材に固定する。
また、本発明に係る他の歪みセンサは、ベース部材、複数の支持部材、光ファイバ、固定材及び被巻付部材配置領域を備える。複数の支持部材は、突出する状態でベース部材に設けられる。光ファイバは、ベース部材と対向する方向から見て、支持部材間で、互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で設けられる。ここで、支持部材間の互いに異なる方向を向いた部分は、1本の光ファイバの方向を変えることで構成することができる。また、支持部材間の互いに異なる方向を向いた部分は、それぞれが独立した光ファイバである複数本の光ファイバで構成することもできる。固定材は、支持部材間の部分に張力が付与された状態で光ファイバを支持部材に固定する。被巻付部材配置領域は、支持部材と隣り合う位置に設けられ、光ファイバに上述の張力を付与する際に光ファイバが巻き付けられる被巻付部材が一時的に配置される。
本発明の歪みセンサによれば、支持部材に光ファイバを巻き付けることで光ファイバに張力(プリテンション)を付与することができ、当該状態で光ファイバが支持部材に固定される。そのため、比較的容易に光ファイバに張力を付与することができる。また、1本の光ファイバを採用する構成では、支持部材に光ファイバを巻き付けることで、光ファイバの各部に均質な張力を極めて容易に付与することができる。さらに、従来構成のように樹脂封止する構成ではないため、光ファイバの固定部分の剥離等が発生し難く、長期信頼性も確保することができる。加えて、ベース部材及び支持部材には樹脂に限らず、金属等の任意の材料を使用することが可能になる。例えば、計測対象物の表面の材質に合わせて、熱膨張率が同様又は比較的近い材質のベース部材を採用することができる。これにより、計測対象物の表面の歪みをより正確に検知することができる。
以上の歪みセンサにおいて、支持部材は、ベース部材と対向する方向から見て回転対称となる状態に配置することができる。この場合、光ファイバは、支持部材の対称点(回転中心)の近傍を通過する状態で配置することができる。また、光ファイバは、ベース部材と対向する方向から見て支持部材の外縁を包絡する状態で配置することもできる。
以上の構成において、歪みは、光ファイバの後方散乱光の変動を計測することで検知することも可能である。また、歪みは、光ファイバ中に設けられた反射部における反射光の変動を計測することでも検知することができる。例えば、上述の構成において、光ファイバは、分布支持部材間で互いに異なる方向を向いた部分にFBG(Fiber Bragg Grating)部を備える構成を採用することができる。
さらに、以上の構成において、ベース部材は、各支持部材がそれぞれ設けられた複数の島状部と、各島状部分を分離可能に連結する連結部とを備える構成を採用することもできる。この構成では、ベース部材が計測対象物に固定された後、ベース部材を各島状部分に分離すると、各支持部材(各支持部材が設けられたそれぞれの島状部)は、それぞれが独立し、他の支持部材の影響を受けなくなる。そのため、例えば、計測対象物に大きな歪みが発生した際にベース部材の特定部分に応力が集中したり、計測対象物とベース部材との膨張率の差異に起因して計測対象物の歪みと異なる歪みがベース部材に発生したりすることを抑制することができる。その結果、従来に比べて、計測可能な歪み量の範囲を広げることができる。なお、連結部は、島状部と一体の部材として構成されてもよく、別体の部材として構成されてもよい。後者の場合、連結部は、各島状部間の間隔を予め指定された間隔に維持するスペーサ部を備える構成を採用することができる。
一方、他の観点では、本発明は歪みセンサの製造方法を提供することもできる。すなわち、本発明に係る歪みセンサの製造方法では、まず、ベース部材に突出する状態で設けられた複数の支持部材のそれぞれに隣り合う状態で、被巻付部材が配置される。次いで、光ファイバが、被巻付部材と支持部材とにより構成される部分、又は被巻付部材に巻き付けられる。このとき、光ファイバは、ベース部材と対向する方向から見て、支持部材間で互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で配置される。続いて、支持部材間の部分に張力が付与された状態で光ファイバが支持部材に固定される。そして、光ファイバが支持部材に固定された後、被巻付部材が離脱される。
本発明によれば、計測対象面の歪み量と方向を従来に比べてより正確に計測することができる。
図1(a)及び図1(b)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの一例を示す概略構成図である。 図2は、本発明の一実施形態における歪みセンサの一例を示す概略断面図である。 図3(a)から図3(f)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの組み立て手順の一例を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態における歪みセンサの分離を示す図である。 図5(a)及び図5(b)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの作用を示す模式図である。 図6は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。 図7(a)及び図7(b)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。 図8(a)から図8(d)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの分離手順を示す図である。 図9(a)から図9(d)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの組み立て手順の他の例を示す図である。 図10は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。 図11(a)から図11(e)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの組み立て手順の他の例を示す図である。 図12は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。 図13(a)及び図13(b)は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。 図14は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略断面図である。 図15は、本発明の一実施形態における歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、0度、60度、120度の3方向に向けられた光ファイバ部分を有するロゼット歪みセンサとして本発明を具体化する。
図1(a)、図1(b)は、本実施形態における歪みセンサの全体構成の一例を示す概略構成図である。図1(a)は計測対象物の表面に固定される側の面を示す図であり、図1(b)が図1(a)の反対側の面を示す図である。また、図2は、図1(b)に示すA−A線に沿う概略断面図である。なお、図2は、模式図であり、各部の寸法を厳密に表現したものではない。また、図1(a)及び図1(b)と図2とでは、縮尺が異なっている。
図1(a)、図1(b)及び図2に示すように、歪みセンサ1は、ベース部材11、支持部材12、光ファイバ13及び固定材14を備える。図1(a)及び図1(b)に示すように、ベース部材11は、平面視において、頂点部分が曲線化された正三角形状の外形を有する。
ベース部材11には、図1(a)に示すように、正三角形の重心を対称点(回転中心)として複数(ここでは3つ)の支持部材12(12a、12b、12c)が回転対象となる状態に設けられている。図2に示すように、支持部材12はベース部材11から突出する状態で設けられており、各支持部材12に光ファイバ13が巻き付けられる。図1(a)に示すように、この例では、各支持部材12は平面視において円形である。なお、以下では、各支持部材12を区別する必要がある場合、図1(a)において左下、上方、右下に位置する支持部材をそれぞれ支持部材12a、支持部材12b、支持部材12cという。
特に限定されないが、本実施形態では、各支持部材12は、ベース部材11と一体に構成されている。ベース部材11及び支持部材12の材質は特に限定されない。例えば、樹脂であってもよく、金属であってもよい。ここでは、ベース部材11と各支持部材12はステンレスにより構成されている。なお、ベース部材11と支持部材12とは別体で構成することもできる。この場合、ベース部材11の材質と支持部材12の材質は同一であってもよく、異なっていてもよい。
光ファイバ13は、ベース部材11と対向する方向から見て、支持部材12間で、互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で設けられる。この例では、支持部材12間の互いに異なる方向を向いたファイバ部分は、1本の光ファイバの方向を変えることで構成されている。上述のように、この例では、1の光ファイバ部分を0度とした場合、他の光ファイバ部分が60度及び120度の方向になっている。すなわち、支持部材12aと支持部材12cとの間に張り渡されたファイバ部分13cを0度とすると、支持部材12aと支持部材12bとの間に張り渡されたファイバ部分13a及び支持部材12bと支持部材12cとの間に張り渡されたファイバ部分13bは、それぞれ60度、120度の方向を向いている。また、この例では、センシングポイントを小さくするために、各ファイバ部分13a、13b、13cが上述の対称点上(あるいは、対称点の近傍)において交差するように光ファイバ13が配置されている。なお、計測精度を高める観点では、各ファイバ部分13a、13b、13cは、計測対象物の表面に対して平行となる状態に配置されることが好ましい。すなわち、光ファイバ13は、各支持部材12間では同一高さ(ここでは、ベース部材1との距離)とされ、各支持部材12と接触している部分において高さが変更されることが好ましい。
本実施形態では、各ファイバ部分13a、13b、13cのそれぞれに、異なるブラッグ波長を有するFBG(Fiber Bragg Grating)部15(15a、15b、15c)が配置されている。なお、以下では、各FBG部15を区別する必要がある場合、各ファイバ部分13a、13b、13cのFBG部15をそれぞれFBG部15a、FBG部15b、FBG部15cという。また、図中では、便宜上、FBG部15を白抜きにより表現している。
公知のように、FBG部はブラッグ波長により規定される波長の光を反射する。FBG部は光ファイバのコアに所定の間隔で配置された複数の回折格子により構成され、ブラッグ波長は光ファイバの屈折率と回折格子の配置間隔との積に比例する。したがって、歪みによりFBG部が引っ張られFBG部を構成する回折格子の間隔が拡がると、FBG部により反射される光の波長は大きくなる。また、歪みによりFBG部が圧縮されFBG部を構成する回折格子の間隔が狭まると、FBG部により反射される光の波長は小さくなる。また、上述のように、各ファイバ部分13a、13b、13c(各FBG部15a、15b、15c)は互いに異なる方向を向いている。そのため、各ファイバ部分13a、13b、13cの歪み量を取得しロゼット解析を行うことで、歪み量と歪みの方向とを取得することができる。このような、歪みの検出方法は公知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、各FBG部15のブラッグ波長が異なるため、反射光の反射位置は反射光の波長に基づいて容易に区別可能である。
光ファイバ13は各支持部材12間のファイバ部分13a、13b、13cに張力が付与された状態で固定材14により各支持部材12に固定される。固定材14は光ファイバ13を張力が付与された状態で支持部材12に固定できればよく、その材質は特に限定されない。ここでは、固定材14として接着剤を使用している。特に限定されないが、本実施形態では、図1(a)に示すように、固定材14は、各ファイバ部分13a、13b、13cの支持部材12側端部及び歪みセンサ1の外部に引き出される光ファイバ13の支持部材12側端部の8箇所で光ファイバ13を支持部材12に固定している。
計測対象物への歪みセンサ1の固定には、接着剤やスポット溶接等、公知の任意の手法を採用することができる。上述のように、歪みセンサ1はステンレスで構成されている。計測対象物の表面が金属であればスポット溶接により歪みセンサ1を固定することができる。そのため、本実施形態の歪みセンサ1は、スポット溶接用の凹部21を備えている。図1(b)、図2に示すように、凹部21は支持部材12が設けられていない側のベース部材11の面に設けられている。また、凹部21は、平面視において各支持部材12の中心に配置されており、凹部21の底部22がスポット溶接用の肉薄部を構成している。なお、図1(a)では、凹部21の外形を破線で示している。
スポット溶接により歪みセンサ1を計測対象物100に固定する場合、図2に示すように、歪みセンサ1は、光ファイバ13が存在する側(支持部材12側)が計測対象物100と対向する状態で配置される。そして、凹部21の底部22の肉薄部を計測対象物100に接触させた状態で、当該肉薄部と計測対象物100の表面とがスポット溶接される。
なお、本実施形態では、ベース部材11は、各支持部材12の間に貫通溝25を備える。すなわち、ベース部材11は、各支持部材12がそれぞれ設けられた複数の島状部が、連結部(連結梁)26により接続された構造になっている。このような構成により、計測対象物100に歪みセンサ1を固定した後、各連結部26を切断除去することで、ベース部材11を各島状部に分離することができる。ベース部材11の分離については、以下で詳述する。
続いて、歪みセンサ1の組み立て手順について説明する。図3(a)〜図3(f)は、本実施形態における歪みセンサの組み立て手順の一例を示す図である。まず、光ファイバ13の一端側がクランプ31等により一時的に固定される(図3(a))。次いで、光ファイバ13が支持部材12aに巻き付けられる(図3(b))。この例では、光ファイバ13は支持部材12aの全周に巻き付けられている。また、このとき、ファイバ部分13aのFBG部15aが上述の対称点上に位置するように、クランプ31による固定を解除した状態で光ファイバ13の位置が調整される。調整後、光ファイバ13の一端側がクランプ31により再度固定される。
光ファイバ13は、続いて、支持部材12bに巻き付けられる(図3(c))。ここでは、ファイバ部分13aがベース部材11の表面と平行になるように、光ファイバ13が支持部材12bに巻き付けられる。この例では、光ファイバ13は支持部材12bの2/3周程度に巻き付けられている。本実施形態では、各FBG部15a、15b、15cは、光ファイバ13を各支持部材12a、12b、12cに巻き付けた際に、上述の対称点上に位置する間隔で予め光ファイバ13に形成されている。そのため、ファイバ部分13bのFBG部15bは、特に調整することなく、上述の対称点上に位置することになる。なお、光ファイバ13における各FBG部15a、15b、15cの間隔は、支持部材12a、12b、12cの形状及び配置に基づく幾何学的な計算により算出可能である。
次いで、光ファイバ13は、支持部材12cに巻き付けられ、さらに、支持部材12aに巻き付けられる(図3(d))。ここでは、ファイバ部分13b及びファイバ部分13cがベース部材11の表面と平行になるように、光ファイバ13が支持部材12c、12aに巻き付けられる。この例では、光ファイバ13は支持部材12bの2/3周程度に巻き付けられるとともに、支持部材12a1/4周程度に巻き付けられている。このとき、ファイバ部分13cのFBG部15cは、特に調整することなく、上述の対称点上に位置することになる。
この状態で、各ファイバ部分13a、13b、13cに張力(プリテンション)が付与される。本実施形態の構成によれば、光ファイバ13の他端を引っ張ることで、各ファイバ部分13a、13b、13cに同程度の張力を容易に付与することができる。そして、所定の張力を付与した状態で、固定材14により光ファイバ13は支持部材12に固定される(図3(e))。固定材14による固定が完了すると、光ファイバ13の他端の引っ張りが終了されるとともに、クランプ31による一時固定が開放される(図3(f))。
このように、本実施形態の構成によれば、光ファイバ13の各部に均質な張力を極めて容易に付与することができる。その結果、圧縮方向の歪みも精度よく検出することができる。なお、上述の例では、支持部材12と光ファイバ13との当接面を平坦な面で構成しているが、光ファイバ13の巻き付け位置を位置決めする溝等が形成されていてもよい。
次に、図4、図5(a)、図5(b)に基づいてベース部材11の分離について説明する。図4は、歪みセンサ1の分離を説明する図である。また、図5(a)、図5(b)は、分離した歪みセンサの作用を示す模式図である。なお、図4、図5(a)、図5(b)では、計測対象物側から見た歪みセンサ1を図示している。また、図4、図5(a)、図5(b)では、スポット溶接部41を網掛け部として図示している。
上述のように、歪みセンサ1は、連結部26を切断除去することで、ベース部材11を各島状部11a、11b、11cに分離することができる。このように、計測対象物に固定された歪みセンサ1においてベース部材11を支持部材12aごとに分離することで計測可能な歪み量の範囲を広げることが可能になる。
図5(a)に示すように、連結部26を切断除去した場合、各島状部11a、11b、11cはそれぞれが独立しており、他の島状部の影響を受けない状態になる。例えば、計測対象物に大きな歪みが発生した場合、単一構造のベース部材11を採用する構成では、ベース部材11が大きく変形することがない。そのため、ベース部材11の変形限度を超えるような大きな歪みが発生した場合、ベース部材11の一部に応力が集中してしまい歪みを正確に検出することができない。これに対し、各島状部11a、11b、11cが分離した構成では、単一構造のベース部材11に比べて大きく変形することができる。したがって、従来に比べて、計測可能な歪み量の範囲を広げることができる。
また、周囲温度が変化し、ベース部材11に熱膨張(あるいは、熱収縮)が発生する状況下では、単一構造のベース部材11を採用する構成では、ベース部材11の熱膨張(あるいは、熱収縮)に伴って、FBG部15のブラッグ波長が変動してしまう。そのため、従来、温度補正用のFBG部を設け、温度補正用FBG部による反射光の波長変動に基づいて、歪み検知用のFBG部15の温度補正を実施する必要があった。これに対し、各島状部11a、11b、11cが分離した構成では、熱膨張が発生した場合、島状部11a、11b、11cは、図5(b)中に矢印で示すように、スポット溶接部41を中心として膨張する。また、各島状部11a、11b、11cは同一の材質であるため、膨張量も同程度になる。この場合、各ファイバ部分13a、13b、13cでは、光ファイバ13の軸方向に応力が作用せず、軸方向の変形が発生しない。例えば、熱膨張が発生していない場合のファイバ部分13cの長さL1と、熱膨張が発生した場合のファイバ部分13cの長さL2はほぼ同一になる。その結果、温度補正をすることなく、精度の高い歪み測定を実施することができる。
加えて、熱膨張(あるいは熱収縮)が発生した場合、単一構造のベース部材11を採用する構成では、計測対象物とベース部材との熱膨張率の差異に起因してスポット溶接部41に応力が集中する傾向があった。この場合、上述の大きな歪みが発生した場合と同様に歪みを正確に検出することができない。これに対し、各島状部11a、11b、11cが分離した構成では、スポット溶接部41に応力が集中しないため、歪みを正確に検出することができる。また、スポット溶接部41への応力集中に起因する接合力の低下も抑制することができる。
以上説明したように、歪みセンサ1では、比較的容易に光ファイバ13に張力を付与することができる。また、従来構成のように樹脂封止する構成ではないため、光ファイバ13の固定部分の剥離等が発生し難く、長期信頼性も比較低容易に確保することができる。さらに、ベース部材11及び支持部材12には樹脂に限らず、金属等の任意の材料を使用することができるため、例えば、計測対象物の表面の材質に合わせて、熱膨張率が同様又は比較的近い材質のベース部材を採用することができる。これにより、計測対象物の表面の歪みをより正確に検知することができる。
また、ベース部材11を支持部材12ごとに分離することができるため、従来に比べて、計測可能な歪み量の範囲を広げることができる。また、温度補正も不要にすることができる。
なお、以上では、支持部材12が、ベース部材11と対向する方向から見て回転対称となる状態に配置され、各ファイバ部分13a、13b、13cがその対称点の近傍を通過する状態で配置された構成について説明した。しかしながら、ファイバ部分は、対称点から離れた位置に配置されてもよい。例えば、図6に示すように、光ファイバ13は、おおむね正三角形状のベース部材16と対向する方向から見て、支持部材12d、12e、12fの外縁を包絡する状態で配置することも可能である。このような歪みセンサ2では、支持部材12間の互いに異なる方向を向いたファイバ部分13d、13e、13fはそれぞれが重なることがない位置関係になる。なお、ベース部材16及び支持部材12d、12e、12fの断面構造は、上述のベース部材11及び支持部材12a、12b、12cの断面構造と同様である。この構成によれば、センシングポイントが大きくなるため、歪みセンサ1に比べると計測精度が低くなると考えられるが、歪みセンサ1よりも小型化が可能である。
このような構成であっても、ベース部材16は、各支持部材12d、12e、12fをそれぞれ備える島状部16a、16b、16cに分離できることが好ましい。歪みセンサ2では、各島状部16a、16b、16cは、平面視U字状の連結部(連結梁)27により連結されおり、当該連結部27を切断除去することで、ベース部材16を各島状部16a、16b、16cに分離することができる。
なお、上述の例では、ファイバ部分13a、13b、13cが1本の光ファイバ13により構成された事例について説明したが、各ファイバ部分は、それぞれが独立した光ファイバである複数本の光ファイバで構成することもできる。この場合、各ファイバ部分の張力が同等となるように、組み立て時に各光ファイバを引っ張る力が調整される。
ところで、上述の例では、各島状部を梁状の連結部により一体に構成したベース部材について説明したが、各島状部は当初から分離されていてもよい。この場合、各島状部は、連結部として機能する連結用部材により一時的に連結された状態で光ファイバが巻き付けられることになる。
図7(a)、図7(b)は、連結用部材により一時的に連結されたベース部材を備える歪みセンサの全体構成の一例を示す概略構成図である。図7(a)は計測対象物の表面に固定される側の面を示す図であり、図7(b)が図7(a)の反対側の面を示す図である。なお、図7(a)、図7(b)では、図1(a)、図1(b)において説明した構成要素と同様の作用効果を有する構成要素には同一の符号を付している。
図7(a)、図7(b)に示すように、歪みセンサ3は、島状部11a、11b、11c、支持部材12(12a、12b、12c)、光ファイバ13、固定材14及び連結用部材71を備える。連結用部材71は、スペーサ部72a、72b、72cが平面視において三角形状の板状部73により一体に連結された構造を有している。ここで、スペーサ部72aは島状部11aと島状部11bとの間に配置される。スペーサ部72bは島状部11bと島状部11cとの間に配置される。スペーサ部72cは島状部11cと島状部11aとの間に配置される。スペーサ部72a、72b、72cは、各島状部11a、11b、11cの間の間隔を予め指定された間隔に維持するスペーサとして機能する。
この例では、スペーサ部72a、72b、72cにより維持される間隔は、上述の連結部26を備えるベース部材11における間隔と同一になっている。したがって、各島状部11a、11b、11cの間にスペーサ部72a、72b、72cを介在させることで、上述のベース部材11と同様の外形を有する状態で各島状部11a、11b、11cを配置することができる。なお、特に限定されないが、この例では、スペーサ部72a、72b、72cは各島状部11a、11b、11cの外縁部分に配置され、各島状部11a、11b、11c及び連結用部材71の平面視における外形がおおむね正三角形状になる(側面が面一になる)ように連結用部材71が設計されている。
当該状態で、上述の組み立て手順にしたがって光ファイバ13を各支持部材12a、12b、12cに巻き付けると連結用部材71のスペーサ部72a、72b、72cは各島状部11a、11b、11cの間に挟持される。その結果、連結用部材71は外力が付与されない限り離脱しなくなる。
なお、光ファイバ13が各支持部材12a、12b、12cに巻き付けられるまでは、スペーサ部72a、72b、72cは各島状部11a、11b、11cの間に挟持されていないため、連結用部材71は容易に離脱する。そのため、光ファイバ13を巻き付ける際には、粘着テープ等により連結用部材71と各島状部11a、11b、11cとを仮止めする、あるいは、専用の治具等により、島状部11a、11b、11cと連結用部材71とが分離しない状態で維持されることが好ましい。
以上の構造を有する歪みセンサ3を計測対象物に固定する場合、作業中に連結用部材71に外力が加わると連結用部材71が離脱する可能性がある。そのため、本実施形態の歪みセンサ3には、計測対象物に歪みセンサ3を仮止めするための粘着テープ等が設けられる。図8(a)は、粘着テープが設けられた歪みセンサ3を示す図である。図8(a)に示すように、粘着テープ81は、平面視において、板状部73の外形よりもわずかに小さい外形を有する基部82と、当該部分からスペーサ部72a、72b、72c上を通って歪みセンサ3の外方に突出する仮止め部83とを備える。基部82は、連結用部材71の板状部73に張り付けられる。なお、図8(a)では、説明のため、粘着テープ81を破線で示している。
歪みセンサ3を計測対象物に固定する場合、作業者は仮止め部83により歪みセンサ3を計測対象物の表面に仮止めし、当該状態で、凹部21を使用して歪みセンサ3を計測対象物にスポット溶接する。スポット溶接完了後に、連結用部材71を離脱すると、歪みセンサ3は、図5(a)に示す歪みセンサ1と同一の構造になる。上述のように、連結用部材71は、各島状部11a、11b、11cに挟持されているだけであるため、比較的小さな外力により容易に離脱することができる。
特に限定されないが、本実施形態では、連結用部材71の板状部73が板バネになっており、板状部73を計測対象物の方向へ押圧することで連結用部材71を離脱できる構成を採用している。図8(b)〜図8(d)は、連結用部材71の離脱方法を示す模式図である。なお、図8(b)〜図8(d)は、図8(a)に示すB−B線に沿う断面を示している。
図8(b)は、計測対象物100に固定された歪みセンサ3を示す図である。図8(b)に示すように、板状部73はスペーサ部72a、72b、72cの近傍で島状部11a、11b、11cに当接する当接部74を備え、板状部73の中央部は島状部11a、11b、11cから上方へ浮いた状態になっている。
当該状態で、板状部73の中央部を計測対象物100の方向へ押圧すると、当該押圧に伴って、スペーサ部72a、72b、72cが計測対象物100から離れる方向に持ち上がる(図8(c))。これにより、連結用部材71は島状部11a、11b、11cから離脱する。
その後、図8(d)に示すように、連結用部材71を計測対象物100から離れる方向に持ち上げることで粘着テープ81を計測対象物100から引きはがすと、連結用部材71を完全に離脱させることができる。
以上説明したように、連結用部材により島状部を連結した歪みセンサ3であっても、上述の歪みセンサ1と同様の効果を得ることができる。
以下、その他の変形例について説明する。図9(a)〜図9(d)は、支持部材が光ファイバの巻き付け方向に回転可能な構造を有する歪みセンサ4の組み立て手順を示す図である。図9(a)〜図9(d)では、連結用部材71により島状部17a、17b、17cが連結されたベース部材を使用しているが、各島状部が一体に形成されたベース部材を使用してもよい。
図9(a)に示すように、この変形例では、島状部17a、17b、17cのそれぞれが備える支持部材12g、12h、12iは、各島状部17a、17b、17cから突出する状態で設けられた回転軸91a、91b、91c周りに回転可能に構成されている。特に限定されないが、島状部17a、17b、17c及び支持部材12g、12h、12iは、例えば、樹脂材料により構成することができる。この場合、歪みセンサ4は計測対象物に対して、例えば、接着剤により固定される。なお、支持部材12g、12h、12iは回転軸91a、91b、91c周りに回転可能であればよく、その構造は特に限定されない。
光ファイバ13は図3において説明した組み立て手順と同一の手順で各支持部材12g、12h、12iに巻き付けることができる。本変形例の場合、各ファイバ部分13a、13b、13cに張力を付与するために光ファイバ13の引っ張ると、各支持部材12g、12h、12iが回転するため、各支持部材が回転しない構成に比べて、各ファイバ部分13a、13b、13cに同程度の張力をより容易に付与することができる(図9(b))。
なお、この変形例では、所定の張力を付与した状態で、固定材14により光ファイバ13を支持部材12に固定する際に、各支持部材12g、12h、12iも対応する回転軸91a、91b、91cに固定される(図9(c))。固定材14による固定が完了すると、光ファイバ13の引っ張りが終了されるとともに、クランプ31による一時固定が開放される点は同様である(図9(d))。
また、図10は、さらに他の変形例を示す図である。図10に示す歪みセンサ5では、支持部材は光ファイバの固定に使用され、光ファイバは一時的に配置される被巻付部材に巻き付けられる。
図10に示すように、この変形例では、島状部18a、18b、18cのそれぞれが備える支持部材19(19a、19b、19c)は、ファイバ部分13a、13b、13c側に壁面を備える平面視においてU字状の形状を有している。支持部材19は、上述の支持部材12と同様に、島状部18a、18b、18cから突出する状態で設けられる。
また、各支持部材19と隣り合う位置(ここでは、各支持部材19とファイバ部分13a、13b、13cを構成しない部分の光ファイバ13との間)には、ファイバ部分13a、13b、13cに張力を付与する際に光ファイバ13が巻き付けられる被巻付部材が一時的に配置される被巻付部材配置領域101が設けられている。
特に限定されないが、島状部18a、18b、18c及び支持部材19a、19b、19cは、例えば、樹脂材料により構成することができる。この場合、歪みセンサ5は計測対象物に対して、例えば、接着剤により固定される。なお、歪みセンサ5では、連結用部材71により島状部18a、18b、18cが連結されたベース部材を使用しているが、各島状部が一体に形成されたベース部材を使用してもよい。
図11(a)〜図11(e)は、歪みセンサ5の組み立て手順の一例を示す図である。図11(a)に示すように、まず、被巻付部材配置領域101に被巻付部材102が配置される。被巻付部材102は、平面視において円形であり、各島状部18a、18b、18cに対して垂直な方向の厚みは支持部材19と同程度になっている。また、被巻付部材102は、各島状部18a、18b、18cに対して垂直に配置される回転軸103周りに回転可能になっている。特に限定されないが、各被巻付部材102は、例えば、回転軸103の先端に支持された被巻付部材102を、回転軸103を移動させることで被巻付部材配置領域101に配置することができる。なお、被巻付部材102は、各支持部材19との間に隙間を設けた状態で配置される。
光ファイバ13は図3において説明した組み立て手順と同一の手順で各支持部材19に巻き付けることができる。本変形例の場合、各ファイバ部分13a、13b、13cに張力を付与するために光ファイバ13を引っ張ると、各被巻付部材102が回転するため、各ファイバ部分13a、13b、13cに同程度の張力をより容易に付与することができる(図11(b))。なお、光ファイバ13は、被巻付部材102と支持部材19とにより構成される部分の全体巻き付けられてもよく、被巻付部材102のみに巻き付けられてもよい。
所定の張力を付与した状態で、固定材14により光ファイバ13は支持部材19に固定される(図11(c))。固定材14による固定が完了すると、光ファイバ13の引っ張りが終了されるとともに、クランプ31による一時固定が開放される(図11(d))。またこのとき、各被巻付部材102が支持部材19の方向に移動される。これにより、各被巻付部材102と、各被巻付部材102に巻き付けられた光ファイバ13との間に隙間が形成され、各被巻付部材102を島状部18a〜18cと反対の方向へ移動させて離脱させることができる(図11(e))。これにより、歪みセンサ5が完成する。
この歪みセンサ5であっても、上述の歪みセンサ1や歪みセンサ3と同様の効果を得ることができる。なお、支持部材19は、ファイバ部分13a、13b、13cの両端を固定可能であればよく、U字状に限らず、任意の形状を採用することができる。
また、歪みセンサ5のように、光ファイバ13を巻き付ける被巻付部材を一時的に配置する構成は、島状部の材質が金属である場合にも実現可能である。図12は、島状部の材質が金属であり、スポット溶接により歪みセンサを計測対象物に固定可能な構成を示す図である。
図12に示すように、この歪みセンサ6では、各島状部20a、20b、20cが上述のU字状の支持部材19(19a、19b、19c)を備える。また、各支持部材19と隣り合う位置には、ファイバ部分13a、13b、13cに張力を付与する際に光ファイバ13が巻き付けられる被巻付部材が一時的に配置される被巻付部材配置領域101が設けられている。
そして、この例では、被巻付部材配置領域101に、図1において説明した、凹部21に対応する円柱状の突出部111が設けられている。突出部111は、支持部材19と同様に、島状部20a、20b、20cから突出する状態で設けられる。当該突出部111には、島状部20a、20b、20cの反対側の面から凹入する凹部21が設けられている。この構成では、凹部21を上述のようにして使用することで、スポット溶接により歪みセンサ6を計測対象物に固定することが可能になる。特に限定されないが、この例では、各島状部20a、20b、20cに対して垂直な方向の突出部111の厚みは支持部材19よりも大きくなっており、計測対象物に歪みセンサ6を固定する際に、突出部111のみが計測対象物に接触するようになっている。
この場合、被巻付部材配置領域101に一時的に配置される被巻付部材102の回転軸は、突出部111を収容可能な中空シャフトにより構成されることになる。
図13(a)、図13(b)は、連結用部材により一時的に連結されたベース部材を備える歪みセンサの他の例を示す概略構成図である。図13(a)は計測対象物の表面に固定される側の面を示す図であり、図13(b)が図13(a)の反対側の面を示す図である。また、図14は、図13(b)に示すC−C線に沿う概略断面図である。図13(a)、図13(b)、図14では、連結用部材が離脱され、各島状部が分離された状態を示している。なお、図14は、模式図であり、各部の寸法を厳密に表現したものではない。また、図13(a)及び図13(b)と図14とでは、縮尺が異なっている。さらに、図15は、各島状部が連結用部材により連結された状態を示す図である。なお、図13(a)、図13(b)及び図14では、既に説明した構成要素と同様の作用効果を有する構成要素には同一の符号を付している。
図13(a)、図13(b)、図14及び図15に示すように、歪みセンサ7は、島状部121a、121b、121c、支持部材122(122a、122b、122c)、光ファイバ13、固定材14及び連結用部材140を備える。この歪みセンサ7では、ベース部材121は、各島状部121a、121b、121cと、各島状部121a、121b、121cをネジ止めにより連結する連結用部材140とにより構成されている。
図13(a)及び図13(b)に示すように、歪みセンサ7では、各島状部121a、121b、121cは、平面視において、おおむね、円形を3分割した中心角が120度の扇形の形状を有している。各島状部121a、121b、121cには、一方の半径の中央部から、他方の半径の中央部にわたって溝部123が設けられている。溝部123は、扇形の各半径から扇形の弧にわたってそれぞれ設けられた直線状の溝(以下、直線部分という。)と、各半径から延びる溝を連結する円弧状の溝(以下、曲線部分という。)を含む溝部123を備える。溝部123は、各島状部121a、121b、121cが円形状に配置されたときに、頂点部分が曲線化された正三角形を構成する。この正三角形の重心は、各島状部121a、121b、121cにより構成される円形の中心に位置する。
各島状部121a、121b、121cにおいて、溝部123の曲線部分の中心側の部分122a、122b、122cが、ベース部材から突出する支持部材を構成しており、当該支持部材122a、122b、122cに光ファイバ13が巻き付けられる。この構成では、支持部材122a、122b、122cに当接する状態で、溝部123に光ファイバ13を配置することで、図6に示す歪みセンサ2と同様に、光ファイバ13を、おおむね、正三角形状に配置することができる。なお、図13(a)に示すように、溝部123において、曲線部分よりも半径側の直線部分は、支持部材122a、122b、122c側の側壁が中心側に後退されている。これにより、支持部材122a、122b、122cに巻き付けられた光ファイバ13が、FBG部15の近傍において、支持部材122a、122b、122c側の側壁と干渉することを防止することができる。なお、光ファイバ13は各支持部材122a、122b、122cの間のファイバ部分に張力が付与された状態で固定材14により各支持部材122a、122b、122cに固定される。
各島状部121a、121b、121cは、それぞれの間に、予め指定された間隔を設けた状態で連結用部材140と連結される。各ファイバ部分のFBG部15は、当該隙間上に配置されている。各島状部121a、121b、121cの溝部123の直線部分の弧側には、それぞれネジ穴125が設けられている。また、連結用部材140の各ネジ穴125と対応する位置には貫通孔が設けられており、図15に示すように、当該貫通孔を通じて各島状部121a、121b、121cのネジ穴125にネジ142を螺合させることで、各島状部121a、121b、121cと連結用部材140とが連結される。なお、この例では、連結用部材140は板材により構成されているが、島状部122a、122b、122cが当接する連結用部材140の面には、島状部122a、122b、122cを位置合わせするための凹部又は凸部を形成することもできる。
この例では、各島状部121a、121b、121cはステンレスで構成されており、図13(b)に示すように、各島状部121a、121b、121cはスポット溶接用の凹部126、127を備えている。図13(b)、図14に示すように、各島状部121a、121b、121cにおいて、凹部126、127は、溝部123が設けられていない側の面に設けられている。また、凹部126、127は、平面視において扇形の半径方向に沿って一列に並んで配置されており、凹部126、127の底部131、132がスポット溶接用の肉薄部を構成している。
スポット溶接により歪みセンサ7を計測対象物100に固定する場合、図14に示すように、歪みセンサ7は、光ファイバ13が存在する側が計測対象物100と対向する状態で配置される。そして、凹部126の底部131又は凹部127の底部132の肉薄部を計測対象物100に接触させた状態で、当該肉薄部と計測対象物100の表面とがスポット溶接される。なお、図15に示すように、連結用部材140は、凹部126、127が露出する開口部を備えており、各島状部121a、121b、121cが連結用部材140に連結された状態でスポット溶接を実施することができる。
この構成では、計測精度を高めて局所的な歪みを測定したい場合は、内側(中心側)の凹部126の底部131の肉薄部と計測対象物100の表面とがスポット溶接される。また、平均化した歪みを測定したい場合は、外側(弧側)の凹部127の底部132の肉薄部と計測対象物100の表面とがスポット溶接される。
また、図13(b)、図14に示すように、各島状部121a、121b、121cは、溝部123よりも中心側の扇形の半径の側面に凹部128を備える。凹部128は、接着剤により歪みセンサ7を計測対象物100に固定する場合に、過剰な接着剤の逃げ場として機能し、隣接する島状部が接着剤により互いに連結することを抑制する。
なお、連結用部材140が、外周部に備える切欠き141は、スポット溶接前の計測対象物100への歪みセンサ7の仮止めや、接着剤により接着中の歪みセンサ7の固定等に使用することができる。
計測対象物100への歪みセンサ7の固定が完了すると、ネジ142を取り外して連結用部材140を離脱することで、各島状部121a、121b、121cを分離することができる。このように、ネジ等の結合部材を使用して連結用部材と島状部とを連結した歪みセンサ7であっても、上述の歪みセンサ1、3等と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では、特に好ましい形態としてFBG部15における反射光の波長変動により歪みを検知する構成について説明したが、歪みの検知方法は、特に限定されない。センサのサイズが大きくなる可能性があるが、例えば、光ファイバの後方散乱光の変動を計測することで歪みを検知する等、分布型の歪み検知構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態では、特に好ましい形態として、ブラッグ波長が互いに異なるFBG部15を設け、WDM(Wavelength Division Multiplexing)方式により歪みを検知する構成について説明したが、本発明は、ブラッグ波長が同一のFBG部15を設け、TDM(Time Division Multiplexing)方式により歪みを検知する構成にも適用可能である。TDM方式の場合、隣接するFBG部の間隔を数メートル以上にする必要があるが、支持部材への巻き付け回数を増大させることで対応可能である。
また、支持部材の数及び配置位置、支持部材間で互いに異なる方向に向けて配置されるファイバ部分の数、配置位置及び配置方向は、ロゼット解析が可能な範囲で任意に設定することができる。
さらに、上記実施形態では、計測対象物への固定時に光ファイバを配置した面が計測対象物と対向する状態で歪みセンサを設置する構成について説明した。しかしながら、歪みセンサは、光ファイバを配置していない面が計測対象物と対向する状態で設置されてもよい。この場合、凹部21等の構造は適宜変更すればよい。
本発明によれば、計測対象面の歪み量と方向を従来に比べてより正確に計測することができ、歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法として有用である。
1〜7 歪みセンサ
11、16、121 ベース部材
11a〜11c、16a〜16c、17a〜17c 島状部
18a〜18c、20a〜20c、121a〜121c 島状部
12、12a〜12i、18、19a〜19c、122a〜122c 支持部材
13 光ファイバ
14 固定材
13a〜13f ファイバ部分
15、15a〜15c FBG部
26、27 連結部(連結梁)
71 連結用部材
72a〜72c スペーサ部(連結部)
101 被巻付部材配置領域
102 被巻付部材
140 連結用部材(連結部)

Claims (8)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材から突出する状態で設けられ、光ファイバが巻き付けられる複数の支持部材と、
    前記ベース部材と対向する方向から見て、前記支持部材間で、互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で設けられた1又は複数本の前記光ファイバと、
    前記支持部材間の部分に張力が付与された状態で前記光ファイバを前記支持部材に固定する固定材と、
    を備える歪みセンサ。
  2. ベース部材と、
    前記ベース部材から突出する状態で設けられた複数の支持部材と、
    前記ベース部材と対向する方向から見て、前記支持部材間で、互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で設けられた1又は複数本の光ファイバと、
    前記支持部材間の部分に張力が付与された状態で前記光ファイバを前記支持部材に固定する固定材と、
    前記支持部材と隣り合う位置に設けられ、前記張力を付与する際に前記光ファイバが巻き付けられる被巻付部材が一時的に配置される被巻付部材配置領域と、
    を備える歪みセンサ。
  3. 前記ベース部材と対向する方向から見て、前記支持部材は回転対称となる状態に配置されるとともに、前記光ファイバが前記支持部材の対称点の近傍を通過する状態で配置される請求項1又は請求項2記載の歪みセンサ。
  4. 前記ベース部材と対向する方向から見て、前記光ファイバが前記支持部材の外縁を包絡する状態で配置される請求項1又は請求項2記載の歪みセンサ。
  5. 前記光ファイバにおいて、前記支持部材間で互いに異なる方向を向いた部分にFBG(Fiber Bragg Grating)部が設けられる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の歪みセンサ。
  6. 前記ベース部材は、前記各支持部材がそれぞれ設けられた複数の島状部と、
    前記各島状部分を分離可能に連結する連結部と、
    を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の歪みセンサ。
  7. 前記連結部は、前記島状部とは別体の部材として構成されるとともに、前記各島状部間の間隔を予め指定された間隔に維持するスペーサ部を備える、請求項6に記載の歪みセンサ。
  8. ベース部材に突出する状態で設けられた複数の支持部材のそれぞれに隣り合う状態で、被巻付部材を配置するステップと、
    光ファイバを、前記被巻付部材と前記支持部材とにより構成される部分、又は前記被巻付部材に巻き付けるとともに、前記ベース部材と対向する方向から見て、前記支持部材間で互いに異なる方向を向いた部分を有する状態で配置するステップと、
    前記支持部材間の部分に張力が付与された状態で前記光ファイバを前記支持部材に固定するステップと、
    前記光ファイバが前記支持部材に固定された後、前記被巻付部材を離脱するステップと、
    を有する歪みセンサの製造方法。
JP2015550996A 2013-12-01 2014-11-27 歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法 Active JP6523178B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013248786 2013-12-01
JP2013248786 2013-12-01
PCT/JP2014/081445 WO2015080222A1 (ja) 2013-12-01 2014-11-27 歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015080222A1 true JPWO2015080222A1 (ja) 2017-03-16
JP6523178B2 JP6523178B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=53199159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015550996A Active JP6523178B2 (ja) 2013-12-01 2014-11-27 歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10113862B2 (ja)
EP (1) EP2990755B1 (ja)
JP (1) JP6523178B2 (ja)
WO (1) WO2015080222A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3014200B1 (fr) * 2013-12-02 2017-05-26 Commissariat Energie Atomique Controle de structure industrielle
NL2021989B1 (en) 2018-11-13 2020-05-20 Compass Instr Ci B V Optical fiber sensing device having a symmetric optical fiber arrangement
CN215810694U (zh) * 2021-05-10 2022-02-11 上海电力大学 铁塔应力应变监测杆件
CN114894109B (zh) * 2022-02-09 2023-10-17 重庆交通大学 隧道应变信息获取方法及相关装置
GB202209626D0 (en) * 2022-06-30 2022-08-17 Univ Oxford Innovation Ltd Multiple-axis force sensor

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11513806A (ja) * 1995-10-26 1999-11-24 ビーアイシーシー パブリック リミテッド カンパニー ひずみ計
JP2002062120A (ja) * 2000-08-16 2002-02-28 Hitachi Cable Ltd 光ファイバグレーティングの実装構造
JP2008224635A (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Tobishima Corp 光ファイバケーブルセンサ計測装置用固定治具
JP2011080923A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 光ファイバセンサ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8901113U1 (ja) * 1989-02-02 1990-03-01 Felten & Guilleaume Energietechnik Ag, 5000 Koeln, De
FR2727203B1 (fr) * 1994-11-18 1996-12-13 Commissariat Energie Atomique Micro-systeme optique de type rosette de jauges de contraintes a guides dielectriques pour la mesure d'une contrainte longitudinale en structure plane
GB9824756D0 (en) 1998-11-11 1999-01-06 Europ Economic Community A strain sensor and strain sensing apparatus
JP2001281462A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバ固定具
JP2006126041A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Fujikura Ltd センシング用光ファイバの支持方法、及びその方法に用いる取付具
US20070193362A1 (en) 2006-02-06 2007-08-23 Ferguson Stephen K Fiber optic strain gage
WO2010030587A2 (en) * 2008-09-10 2010-03-18 Lake Shore Cryotronics, Inc. Compact fiber optic sensors and method of making same
US8701500B2 (en) * 2011-12-02 2014-04-22 Lake Shore Cryotronics, Inc. Method and apparatus for fixing strained optical fibers against creep and temperature and strain sensors using said technology
EP2990756B1 (en) * 2013-12-27 2019-08-21 Cmiws Co., Ltd. Strain sensor and strain sensor installation method

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11513806A (ja) * 1995-10-26 1999-11-24 ビーアイシーシー パブリック リミテッド カンパニー ひずみ計
JP2002062120A (ja) * 2000-08-16 2002-02-28 Hitachi Cable Ltd 光ファイバグレーティングの実装構造
JP2008224635A (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Tobishima Corp 光ファイバケーブルセンサ計測装置用固定治具
JP2011080923A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 光ファイバセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
US10113862B2 (en) 2018-10-30
EP2990755B1 (en) 2021-02-17
US20160138909A1 (en) 2016-05-19
EP2990755A4 (en) 2016-06-15
JP6523178B2 (ja) 2019-05-29
EP2990755A1 (en) 2016-03-02
WO2015080222A1 (ja) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015080222A1 (ja) 歪みセンサ及び歪みセンサの製造方法
JP6301963B2 (ja) 歪みセンサ及び歪みセンサの設置方法
US8879067B2 (en) Wavelength dependent optical force sensing
US20090252451A1 (en) Intensity Modulated Fiber Optic Strain Sensor
JP5313608B2 (ja) 光ファイバセンサ
JP2006250647A (ja) ワイヤケーブル、並びに張力測定システム及び張力測定方法
KR101465156B1 (ko) 최대 변형률 측정을 위한 fbg 센서, 제조방법 및 사용방법
JP4318113B2 (ja) ボルトゲージ
KR101148987B1 (ko) 다축 변형률 측정이 가능한 필름형 광섬유 브래그 격자 센서 패키지
CN103105138A (zh) 一种光纤光栅应变灵敏度的校准装置和方法
JP6864375B2 (ja) 光ファイバセンサ
JP3848660B2 (ja) 損傷検知装置
CN105158508A (zh) 一种结构简单的新型光纤振动加速度传感器
US10768061B2 (en) Optical sensor having π-phase shifted Bragg grating and optical sensing system using same
JP2006201071A (ja) 光ファイバ式荷重センサおよびそれを用いた侵入者検知システム
JP2013221807A (ja) 光ファイバ歪みセンサおよび光ファイバ温度センサ
JP6397369B2 (ja) 変位量測定システム及び変位量測定方法
WO2016186054A1 (ja) 歪みセンサ及び歪みセンサの取付治具
JP2005351663A (ja) Fbg湿度センサ及びfbg湿度センサを用いた湿度測定方法
JP4032124B2 (ja) 光ファイバセンサ装置
JP4824593B2 (ja) 風力監視装置
WO2007043716A1 (en) Optical fiber bragg grating unit and apparatus and method of measuring deformation of structure having the same
Sakai et al. Sensitivity Enhancement of FBG Sensors for Acoustic Emission Using Waveguides
CN114088003B (zh) 一种光纤光栅传感器
JPH1137717A (ja) 変位量測定装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6523178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250