JPWO2015068579A1 - イオン交換膜電解槽及び弾性体 - Google Patents

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Abstract

イオン交換膜電解槽は、第2電極を押すことによりイオン交換膜を各電極に密着させる弾性体を備える。弾性体は、ベース部又は第2電極に固定される固定部と、固定部から延び、弾性変形することにより第2電極を押す弾性部とを備え、弾性部は、板状に形成されると共に、一方側の頂部がベース部に接し且つ他方側の頂部が第2電極に接するように、延びる方向に沿って凹凸状に形成される。

Description

本発明は、第1電極と第2電極との間にイオン交換膜を介在させるイオン交換膜電解槽に関する。また、本発明は、そのイオン交換膜電解槽において、第1電極に対して離間して固定されるベース部と、第2電極との間に、弾性変形する状態で配置され、第2電極を押すことによりイオン交換膜を各電極に密着させる弾性体に関する。
従来、イオン交換膜電解槽として、陽極、イオン交換膜、陰極、弾性体、ベース部の順に配列されているイオン交換膜電解槽が知られている(例えば、特許文献1及び2)。斯かるイオン交換槽電解槽においては、弾性体は、ベース部に固定される固定部と、固定部から傾斜して延びる平板バネ体とを備えている。そして、弾性変形している平板バネ体が陰極を押すことにより、イオン交換膜が陽極と陰極とにそれぞれ密着している。
ところで、特許文献1及び2に係る弾性体においては、陰極とベース部との距離が小さくなるにつれて、平板バネ体が陰極を押す力は、大きくなる。したがって、例えば設計上や製作上の誤差により、陰極とベース部との距離が小さい場合には、平板バネ体が陰極を局所的に押すため、各電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができないことがある。さらには、平板バネ体が陰極を損傷させるということも考えられる。
日本国特開2004−2993号公報 日本国特開2008−63611号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができるイオン交換膜電解槽及び弾性体を提供することを課題とする。
本発明に係るイオン交換膜電解槽は、第1電極と、前記第1電極に対して離間して固定されるベース部と、前記第1電極と前記ベース部との間に配置される第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置されるイオン交換膜と、前記ベース部と前記第2電極との間に弾性変形する状態で配置され、前記第2電極を押すことにより前記イオン交換膜を前記各電極に密着させる弾性体と、を備え、前記弾性体は、前記ベース部又は前記第2電極に固定される固定部と、前記固定部から延び、弾性変形することにより前記第2電極を押す弾性部と、を備え、前記弾性部は、板状に形成されると共に、一方側の頂部が前記ベース部に接し且つ他方側の頂部が前記第2電極に接するように、延びる方向に沿って凹凸状に形成される。
本発明に係るイオン交換膜電解槽によれば、ベース部と第2電極との間に配置される弾性体は、固定部により、ベース部又は第2電極に固定されている。また、固定部から延びる弾性部は、板状に形成されると共に、延びる方向に沿って凹凸状に形成されている。そして、弾性部における一方側の頂部がベース部に接し、弾性部における他方側の頂部が第2電極に接している。これにより、弾性変形する弾性部が第2電極を押すため、イオン交換膜が各電極に密着する。
このとき、凹凸状に形成される弾性部は、第2電極とベース部との距離に対応して、延びる方向に伸長するように、弾性変形している。具体的には、弾性部は、延びる方向における各頂部間の距離が大きくなるように、そして、延びる方向と直交する方向(第2電極とベース部とが対面する方向)における一方側の頂部と他方側の頂部との距離が小さくなるように、弾性変形している。したがって、弾性部が第2電極を局所的に押すことを抑制できるため、各電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができる。
また、イオン交換膜電解槽においては、前記弾性部の一方側及び他方側の頂部における少なくとも一方は、湾曲状に形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、ベース部に接する弾性部の一方側の頂部及び(又は)第2電極に接する弾性部の他方側の頂部が、湾曲状に形成されているため、弾性部は、第2電極とベース部との距離に対応して、容易に、延びる方向に伸長するように弾性変形できる。したがって、各電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができる。
また、イオン交換膜電解槽においては、前記弾性部の一方側及び他方側の頂部における少なくとも一方は、平面状に形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、ベース部に接する弾性部の一方側の頂部及び(又は)第2電極に接する弾性部の他方側の頂部が、平面状に形成されているため、弾性部は、各頂部により、ベース部及び(又は)第2電極に均一な力で接することができる。したがって、各電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができる。
また、イオン交換膜電解槽においては、前記固定部は、長尺に形成され、前記弾性部は、前記固定部の幅方向の両側から延びるように複数設けられる、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、複数の弾性部は、固定部の幅方向の両側から延びるように設けられている。これにより、各弾性部が、第2電極とベース部との距離に対応して弾性変形する際に、複数の弾性部を均等に弾性変形させることができる。したがって、各電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができる。
また、本発明に係る弾性体は、イオン交換膜電解槽において、第1電極に対して離間して固定されるベース部と、前記第1電極と前記ベース部との間に配置され且つ前記第1電極との間にイオン交換膜を介在する第2電極との間に、弾性変形する状態で配置され、前記第2電極を押すことにより前記イオン交換膜を前記各電極に密着させる弾性体であって、前記ベース部又は前記第2電極に固定される固定部と、前記固定部から延び、弾性変形することにより前記第2電極を押す弾性部と、を備え、前記弾性部は、板状に形成されると共に、一方側の頂部が前記ベース部に接し且つ他方側の頂部が前記第2電極に接するように、延びる方向に沿って凹凸状に形成されることを特徴とする。
以上の如く、本発明は、電極とイオン交換膜とを全体的に均一な力で密着させることができるという優れた効果を奏する。
図1は、一実施形態に係るイオン交換膜電解槽の全体正面図である。 図2は、同実施形態に係るイオン交換膜電解槽における正面視の要部縦断面図である。 図3は、同実施形態に係るイオン交換膜電解槽における図2のIII−III線要部断面図である。 図4は、同実施形態に係る電解槽ユニットにおける正面視の要部縦断面図である。 図5は、同実施形態に係る電解槽ユニットにおける図4のV−V線要部断面図である。 図6は、同実施形態に係る弾性体の全体斜視図である。 図7は、同実施形態に係る弾性体の全体正面図である。 図8は、同実施形態に係る固定体の全体側面図である。 図9は、同実施形態に係る固定体の全体側面図である。 図10は、同実施形態に係る弾性体の固定方法を説明する要部断面図である。 図11は、同実施形態に係る弾性体の固定方法を説明する要部断面図である。 図12は、同実施形態に係る弾性体の固定方法を説明する要部断面図である。 図13は、他の実施形態に係る弾性体の要部斜視図である。 図14は、さらに他の実施形態に係る弾性体の要部斜視図である。 図15は、さらに他の実施形態に係る弾性体の要部斜視図である。 図16は、さらに他の実施形態に係る弾性体の全体正面図である。
以下、イオン交換膜電解槽における一実施形態について、図1〜図12を参酌して説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るイオン交換膜電解槽1は、積層される複数の電解槽ユニット2と、隣接される電解槽ユニット2,2間にそれぞれ配置されるイオン交換膜3とを備えている。なお、本実施形態に係る電解槽ユニット2は、陽極室2aと陰極室2bとを備える複極式の電解槽ユニットとしている。
イオン交換膜電解槽1は、陽極室2aの上部に配置される陽極室側気液分離部14と、陽極室2aに陽極液を供給する陽極液供給部15と、濃度が低下した陽極液と気体とを排出する陽極液排出部16とを備えている。また、イオン交換膜電解槽1は、陰極室2bの上部に配置される陰極室側気液分離部17と、陰極室2bに陰極液を供給する陰極液供給部18と、濃度が上昇した陰極液と気体とを排出する陰極液排出部19とを備えている。
電解槽ユニット2は、図1〜図5に示すように、陽極室2aと陰極室2bとを隔てる隔壁4を備えている。また、電解槽ユニット2は、隔壁4から一方側(図1、図2及び図4における右側、図3及び図5における下側)に間隔を有して配置される第1電極としての陽極5と、隔壁4から他方側(図1、図2及び図4における左側、図3及び図5における上側)に間隔を有して配置されるベース部6とを備えている。
電解槽ユニット2は、ベース部6よりも他方側に配置される第2電極としての陰極7と、弾性変形する状態で、ベース部6と陰極7との間に配置される複数の弾性体8とを備えている。また、電解槽ユニット2は、弾性体8をベース部6に固定する複数の固定体9を備えている。
電解槽ユニット2は、イオン交換膜3を封止する環状の封止部(例えば、ガスケット)10,10を備えている。また、電解槽ユニット2は、陽極5を保持すべく、隔壁4と陽極5とを連結する陽極保持部11と、陰極7を保持すべく、隔壁4とベース部6とを連結するベース保持部(「第2電極保持部」ともいう)12と、隔壁4に連結され、封止部10を支持する封止支持部13とを備えている。
イオン交換膜3は、隣接される電解槽ユニット2,2間に配置されることにより、一方の電解槽ユニット2の陽極5と他方の電解槽ユニット2の陰極7との間に配置されている。また、イオン交換膜3及び隔壁4は、陽極室2aと陰極室2bとを区画している。
そして、弾性体8が陰極7をイオン交換膜3に向けて押すことにより、イオン交換膜3は、陽極5と陰極7とに密着している。なお、本実施形態においては、陽極5側と陰極7側とで電解液圧が異なるため(具体的には、陰極7側の液圧が陽極5側の液圧より大きいため)、イオン交換膜3は、その圧力差によっても、陽極5に押し付けられて密着している。
陽極5は、導電性を有する基材と、基材の表面に被覆され、塩素発生触媒機能を有する触媒層とを備えている。具体的には、陽極5は、導電性の基材をアルカリ、有機溶剤で洗浄した後に、表面処理を行い、さらに塩素発生触媒機能を有する混合酸化物を付与することにより、形成されている。また、陽極5は、剛性を有している。
陽極5の厚みは、機械的強度と経済性とを両立させるために、0.5〜2.0mmであることが好ましい。例えば、陽極5の厚みが薄い場合には、機械的強度が低下するため、基材が、表面処理される際に変形したり、陽極5が、運転の際に生じる電解圧力により変形したりする。その結果、イオン交換膜3と陽極5との間に隙間が生じ、電解電圧が大きくなる。反対に、陽極5の厚みが厚い場合には、原材料コストが上り、経済性が低下する。
陽極5の基材の材質として、チタン又はチタン合金等が挙げられる。そして、チタン又はチタン合金として、日本工業規格(JIS規格)に定められた1種、2種、3種、4種の各種工業用純チタンや、ニッケル、ルテニウム、タンタル、パラジウム、タングステン等を添加して耐食性を向上させたチタン合金、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、錫、鉄、クロム、ニオブ等を添加したチタン合金等が挙げる。
具体的には、陽極5の基材として、耐食性を有するチタニウム製エキスパンドメタル又はチタニウム製パンチングメタルが好ましく、経済性の観点から、チタン製エキスパンドメタルが特に好ましい。斯かる陽極5の基材における開口率は、機械的強度と通液性とを両立させるために、25〜75%であることが望ましい。
陽極5の触媒層の材質、即ち、基体の表面に被覆する電極活性物質として、イリジウム、ルテニウム、白金、パラジウム等の白金族金属と、チタン、タンタル、ニオブ、タングステン、ジルコニウム等のバルブ金属及び錫からなる群より選ばれた1種類以上の金属の酸化物との混合酸化物が好ましい。一例として、イリジウム−ルテニウム−チタン混合酸化物、イリジウム−ルテニウム−白金−チタン酸化物、白金及びイリジウム酸化物が挙げられる。
陽極5の基材に行う表面処理として、機械的表面処理及び化学的表面処理が挙げられる。機械的表面処理法として、微細な研磨材を使用し、基材の表面を緻密に凹凸化するブラスト処理法があり、また、化学的表面処理の方法として、シュウ酸、硝酸、硫酸、塩酸、フッ酸等の浴中で化学エッチング処理を行う方法がある。
斯かる表面処理は、前記化学的表面処理を単独に又は前記機械的表面処理を単独に行ってもよく、両処理法を組み合わせてもよい。なお、陽極5の表面に形成される凹凸の高低差の最大値は、通液性の確保とイオン交換膜3の保護とを両立させるために、3〜50μmであることが好ましく、5〜40μmであることがより好ましい。
ベース部6は、隣接される電解槽ユニット2の陽極5に対して、離間して固定されている。そして、ベース部6は、隣接される電解槽ユニット2の陽極5との間に、イオン交換膜3、陰極7及び弾性体8を介在させている。また、ベース部6は、剛性を有している。なお、本実施形態においては、ベース部6は、ギャップ式電解槽(イオン交換膜と陰極との間にギャップが有る電解槽)における陰極を利用している。
即ち、本実施形態に係るイオン交換膜電解槽1は、ギャップ式電解槽の陰極であったベース部6とイオン交換膜3との間に、陰極7及び弾性体8を設置することにより、ギャップ式電解槽をゼロギャップ式電解槽(イオン交換膜と陰極とが密着する電解槽)に改造したものである。したがって、ベース部6は、ベース陰極又は旧陰極ともいい、陰極7は、装着陰極又は新陰極ともいう。
ベース部6の厚みは、機械的強度と経済性とを両立させるために、0.5〜2.0mmであることが好ましい。また、ベース部6は、導電性を有する基材を備えている。斯かるベース部6の基材の材質として、ニッケル、ステンレス、銅等が挙げられる。具体的には、ベース部6の基材として、耐食性を有するニッケル製エキスパンドメタル、又はニッケル製パンチングメタルが好ましい。なお、ベース部6の基材における開口率は、機械的強度と通液性とを両立させるために、25〜75%であることが好ましい。
陰極7は、ベース部6と、隣接される電解槽ユニット2の陽極5との間に配置されている。また、陰極7は、ベース部6との間に配置される弾性体8により、イオン交換膜3に向けて押されている。そして、陰極7は、隣接される電解槽ユニット2の陽極5との間にイオン交換膜3を配置し、該陽極5とでイオン交換膜3を挟持している。なお、陰極7は、可撓性又は弾性を有している。
陰極7は、導電性を有する基材と、基材の表面に被覆され、水素発生触媒機能を有する触媒層とを備えている。陰極7の厚みは、0.01〜0.5mmであることが好ましく、そのうち、触媒層の厚みは、1.0〜20μmであることが好ましい。
また、陰極7の基材は、耐食性等の点からニッケル製エキスパンドメタル、ニッケル製パンチングメタル、ニッケル製ファインメッシュ、ニッケル製平織メッシュがよく、例えば、ニッケル製ファインメッシュ又はニッケル製平織メッシュであることが好ましい。斯かる陰極7の基材における開口率は、25〜75%であることが好ましい。
弾性体8は、図2〜図7に示すように、ベース部6に固定される固定部81と、固定部81から延び、ベース部6及び陰極7間で弾性変形することにより陰極7を押す弾性部82とを備えている。そして、弾性体8は、ベース陰極であるベース部6と陰極7とを電気的に接続するために、導電性を有している。
本実施形態においては、弾性体8は、板状の基材から、固定部81と弾性部82とを一体成形されている。斯かる弾性体8の基材の厚み、即ち、固定部81及び弾性部82の厚みは、0.02〜0.3mmであることが好ましく、また、0.1〜0.20mmであることが特に好ましい。例えば、弾性体8は、ニッケル、ステンレス又は銅を単独で使用してもよく、又は当該基材に、ニッケルめっき、白金めっき、白金族金属を焼成法で施すことにより、水素発生触媒機能を持たせてもよい。
固定部81は、固定体9によりベース部6に固定されるべく、固定体9に挿入される複数の孔部81aを備えている。また、固定部81は、長尺な板状に形成されている。なお、固定部81の幅方向(短手方向)の寸法は、3〜30mmであることが好ましい。
弾性部82は、一方側に、ベース部6と接することによりベース部6を支持するベース支持部82aと、他方側に、陰極7と接することにより陰極7を支持する陰極支持部(「第2電極支持部」ともいう)82bとを備えている。そして、弾性部82は、板状に形成されると共に、一方側の頂部がベース支持部82aとなり且つ他方側の頂部が陰極支持部82bとなるように、固定部81から延びる方向に沿って凹凸状に形成されている。
複数の弾性部82は、固定部81の幅方向の両側から延びている。そして、複数の弾性部82は、固定部81の長手方向に対して、具体的には、固定部81の幅方向の中心線に対して、線対称となるようにそれぞれ配置されている。また、弾性部82の一方側及び他方側の頂部であるベース支持部82a及び陰極支持部82bは、それぞれ湾曲状に形成されている。
なお、弾性部82の長手方向の寸法は、100〜1,400mmであることが好ましく、200〜800mmであることが特に好ましく、また、弾性部82の短手方向の寸法は、5〜30mmであることが好ましく、8〜20mmであることが特に好ましい。また、弾性部82の一方側の頂部であるベース支持部82a同士間、及び弾性部82の他方側の頂部である陰極支持部82b,82b同士間の距離は、2〜30mmであることが好ましく、3〜20mmであることが特に好ましい。
また、弾性部82の一方側の頂部であるベース支持部82aと弾性部82の他方側の頂部である陰極支持部82bとの距離は、復元している(弾性変形していない)際に、1.0〜6.0mmであることが好ましい一方、弾性変形している際に、0.5〜3.0mmであることが好ましく、0.7〜2.5mmであることが特に好ましい。そして、弾性変形している弾性部82がベース部6及び陰極7に与える圧力は、3〜25kPaであることが好ましく、7〜15kPaであることが特に好ましい。
固定体9は、図2〜図5及び図8〜図9に示すように、ベース部6及び弾性体8に挿通される挿通部91を備えている。また、固定体9は、挿通部91の一方側に配置されてベース部6を係止するベース係止部92と、挿通部91の他方側に配置されて弾性体8を係止する弾性体係止部93とを備えている。
本実施形態においては、固定体9は、板状の基材から、挿通部91とベース係止部92と弾性体係止部93とを一体成形されている。斯かる固定体9の基材の厚み(即ち、後述する挿通片91a及び各係止片92a,93a)の厚みは、0.05〜0.5mmであることが好ましい。
挿通部91は、長尺な板状に形成される一対の挿通片91a,91aを備えている。そして、一対の挿通片91a,91aは、長手方向の一端部で互いに連結されている。なお、各挿通片91aは、ベース係止部92(具体的には、後述するベース係止片92a)を収容できる開口を有している。
ベース係止部92は、長尺な板状に形成される一対のベース係止片92a,92aを備えている。そして、各ベース係止片92aは、基端部で挿通片91aに連結されており、挿通片91aの他方側に向けて突出している。また、各ベース係止片92aは、挿通片91aと傾斜して交差しており、先端部でベース部6を係止する。なお、各ベース係止片92aは、基端部を基点として、先端部を挿通片91aに接離するように弾性変形できる。
弾性体係止部93は、板状に形成される一対の弾性体係止片93a,93aを備えている。そして、各弾性体係止片93aは、端部で挿通片91aの他端部に連結されている。また、各弾性体係止片93aは、弾性変形することにより、一方側の面で、弾性体8の固定部81を係止する。
ここで、本実施形態に係るベース部6と弾性体8との固定方法について、図10〜図12を参酌して、説明する。
図10に示すように、ベース部6に設けられている孔部61と、弾性体8の固定部81の孔部81aとが連通されるように、弾性体8は、ベース部6に対して配置されている。そして、図11に示すように、挿通部91は、一端部から各孔部61,81aに挿入される。
このとき、一対のベース係止片92aの先端部同士の離間距離が、各孔部61,81aの直径よりも大きいため、ベース係止片92aは、各孔部61,81aの内部を通過する際に、各孔部61,81aの内縁に接触する。したがって、ベース係止片92aは、基端部を基点として、先端部を挿通片91aに接近するように弾性変形する。
そして、図12に示すように、ベース係止片92aがベース部6の孔部61を通過すると、弾性変形していたベース係止片92aは、先端部を挿通片91aから離反するように復元する。これにより、各ベース係止片92aは、先端部でベース部6を係止する。また、弾性体係止片93aは、ベース係止片92aから離反するように、弾性変形する。これにより、弾性体係止片93aは、一方側の面で、弾性体8の固定部81を係止する。このようにして、弾性体8は、固定体9により、ベース部6に固定される。
以上より、本実施形態に係るイオン交換膜電解槽1によれば、ベース部6と陰極7との間に配置される弾性体8は、固定体9により、固定部81でベース部6に固定されている。また、固定部81から延びる弾性部82は、板状に形成されると共に、延びる方向に沿って凹凸状に形成されている。
そして、弾性部82における一方側の頂部であるベース支持部82aがベース部6に接して支持し、弾性部82における他方側の頂部である陰極支持部82bが陰極7に接して支持している。これにより、弾性変形する弾性部82が陰極7を押すため、イオン交換膜3が陽極5と陰極7とに密着する。
このとき、凹凸状に形成される弾性部82は、陰極7とベース部6との距離に対応して、延びる方向に伸長して凹凸状を平坦化するように弾性変形している。具体的には、弾性部82は、延びる方向におけるベース支持部82aと陰極支持部82bとの距離が大きくなるように、そして、延びる方向と直交する方向(陰極7とベース部6とが対面する方向)におけるベース支持部82aと陰極支持部82bとの距離が小さくなるように、弾性変形している。
したがって、弾性部82が陰極7を局所的に押すことを抑制できるため、各電極5,7とイオン交換膜3とを全体的に均一な力で密着させることができる。その結果、イオン交換膜電解槽1が使用され続けたとしても、各電極5,7とイオン交換膜3とが均一な力で密着され続けるため、使用するにつれて電解電圧が上昇することを抑制できる。
また、本実施形態に係るイオン交換膜電解槽1によれば、ベース部6に接する弾性部82の一方側の頂部であるベース支持部82aと陰極7に接する弾性部82の他方側の頂部である陰極支持部82bは、湾曲状に形成されている。これにより、弾性部82は、陰極7とベース部6との距離に対応して、容易に、延びる方向に伸長するように弾性変形できる。したがって、各電極5,7とイオン交換膜3とを全体的に均一な力で密着させることができる。
また、本実施形態に係るイオン交換膜電解槽1によれば、複数の弾性部82は、固定部81の長手方向に対して対称となるように、固定部81の幅方向の両側から延びるように設けられている。これにより、各弾性部82が、陰極7とベース部6との距離に対応して弾性変形する際に、複数の弾性部82を均等に弾性変形させることができる。したがって、各電極5,7とイオン交換膜3とを全体的に均一な力で密着させることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る弾性体8においては、弾性部82の両方の頂部、即ち、ベース支持部82a及び陰極支持部82bは、湾曲状に形成される、という構成である。しかしながら、弾性体は、斯かる構成に限られない。例えば、弾性体においては、弾性部82の一方側の頂部であるベース支持部82aと他方側の頂部である陰極支持部82bとにおける少なくとも一方は、屈曲状に形成される、という構成でもよく、また、図13〜図15に示すように、平面状に形成される、という構成でもよい。
図13に示している弾性体8においては、ベース支持部82a及び陰極支持部82bは、平面状に形成されている。図14に示している弾性体8においては、ベース支持部82aは、湾曲状に形成され、陰極支持部82bは、平面状に形成されている。図15に示している弾性体8においては、ベース支持部82aは平面状に形成され、陰極支持部82bは、湾曲状に形成されている。
図13〜図15に示している構成によれば、ベース部6に接する弾性部82の一方側の頂部であるベース支持部82a及び(又は)陰極7に接する弾性部82の他方側の頂部である陰極支持部82bが、平面状に形成されている。これにより、弾性部82は、平面状に形成されている支持部82a,82bにより、ベース部6及び(又は)陰極7に均一な力で接することができる。したがって、各電極5,7とイオン交換膜3とを全体的に均一な力で密着させることができる。
また、上記実施形態に係る弾性体8においては、弾性部82は、固定部81の幅方向の両側から延びるように複数設けられ、固定部81の長手方向に対して対称となるように配置される、という構成である。しかしながら、弾性体は、斯かる構成に限られない。例えば、弾性体においては、弾性部82は、固定部81の幅方向の一方側から延びるように設けられる、という構成でもよい。
さらに、例えば、弾性体においては、図16に示すように、弾性部82は、固定部81の幅方向の両側から延びるように複数設けられ、固定部81の長手方向に対して非対称となるように配置される、という構成でもよい。図16に係る弾性体8においては、複数の弾性部82は、固定部81の幅方向で互いに重ならないように、配置されており、固定部81の長手方向及び幅方向の中心(中心点)に対して、点対称となるように配置される、という構成である。
また、上記実施形態に係る弾性体8においては、固定部81は、ベース部6に固定される、という構成である。しかしながら、弾性体は、斯かる構成に限られない。例えば、弾性体においては、固定部81は、第2電極、具体的には、陰極7に固定される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るイオン交換膜電解槽1においては、弾性体8は、固定体9により、ベース部6に固定される、という構成である。しかしながら、イオン交換膜電解槽は、斯かる構成に限られない。例えば、イオン交換膜電解槽においては、弾性体8は、溶接により、ベース部6に固定される、という構成でもよい。
さらに、例えば、弾性体8は、固定部81から突出する突出部を備え、該突出部は、ベース部6に挿通される挿通部と、ベース部6を係止するベース係止部とを備える、という構成でもよい。なお、斯かる突出部の挿通部とベース係止部とは、それぞれ上記実施形態に係る挿通部91とベース係止部92と同じような機能を備えていればよい。
また、上記実施形態に係るイオン交換膜電解槽1においては、電解槽ユニット2は、陽極室2aと陰極室2bとを備える複極式の電解槽ユニットである、という構成である。しかしながら、イオン交換膜電解槽は、斯かる構成に限られない。例えば、イオン交換膜電解槽においては、電解槽ユニット2は、陽極室2a(又は陰極室2b)のみ備える単極式の電解槽ユニットである、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るイオン交換膜電解槽1においては、ベース部6との間に配置される弾性体8により、イオン交換膜3に押される第2電極は、陰極7である、という構成である。しかしながら、イオン交換膜電解槽は、斯かる構成に限られない。例えば、イオン交換膜電解槽においては、ベース部6との間に配置される弾性体8により、イオン交換膜3に押される第2電極は、陽極である、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るイオン交換膜電解槽1においては、ギャップ式電解槽の陰極であったベース部6とイオン交換膜3との間に、陰極7及び弾性体8を設置することにより、ギャップ式電解槽をゼロギャップ式電解槽に改造する、という構成である。しかしながら、イオン交換膜電解槽は、斯かる構成に限られない。例えば、イオン交換膜電解槽においては、新たにゼロギャップ式電解槽を製作する、即ち、ベース部6は、電極の機能を備えていない、という構成でもよい。
1…イオン交換膜電解槽、2…電解槽ユニット、2a…陽極室、2b…陰極室、3…イオン交換膜、4…隔壁、5…陽極(第1電極)、6…ベース部、7…陰極(第2電極)、8…弾性体、9…固定体、10…封止部、11…陽極保持部、12…ベース保持部(第2電極保持部)、13…封止支持部、14…陽極室側気液分離部、15…陽極液供給部、16…陽極液排出部、17…陰極室側気液分離部、18…陰極液供給部、19…陰極液排出部、61…孔部、81…固定部、81a…孔部、82…弾性部、82a…ベース支持部、82b…陰極支持部(第2電極支持部)、91…挿通部、91a…挿通片、92…ベース係止部、92a…ベース係止片、93…弾性体係止部、93a…弾性体係止片

Claims (5)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極に対して離間して固定されるベース部と、
    前記第1電極と前記ベース部との間に配置される第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に配置されるイオン交換膜と、
    前記ベース部と前記第2電極との間に弾性変形する状態で配置され、前記第2電極を押すことにより前記イオン交換膜を前記各電極に密着させる弾性体と、を備え、
    前記弾性体は、前記ベース部又は前記第2電極に固定される固定部と、前記固定部から延び、弾性変形することにより前記第2電極を押す弾性部と、を備え、
    前記弾性部は、板状に形成されると共に、一方側の頂部が前記ベース部に接し且つ他方側の頂部が前記第2電極に接するように、延びる方向に沿って凹凸状に形成されるイオン交換膜電解槽。
  2. 前記弾性部の一方側及び他方側の頂部における少なくとも一方は、湾曲状に形成される請求項1に記載のイオン交換膜電解槽。
  3. 前記弾性部の一方側及び他方側の頂部における少なくとも一方は、平面状に形成される請求項1又は2に記載のイオン交換膜電解槽。
  4. 前記固定部は、長尺に形成され、
    前記弾性部は、前記固定部の幅方向の両側から延びるように複数設けられる請求項1〜3の何れか1項に記載のイオン交換膜電解槽。
  5. イオン交換膜電解槽において、第1電極に対して離間して固定されるベース部と、前記第1電極と前記ベース部との間に配置され且つ前記第1電極との間にイオン交換膜を介在する第2電極との間に、弾性変形する状態で配置され、前記第2電極を押すことにより前記イオン交換膜を前記各電極に密着させる弾性体であって、
    前記ベース部又は前記第2電極に固定される固定部と、前記固定部から延び、弾性変形することにより前記第2電極を押す弾性部と、を備え、
    前記弾性部は、板状に形成されると共に、一方側の頂部が前記ベース部に接し且つ他方側の頂部が前記第2電極に接するように、延びる方向に沿って凹凸状に形成されることを特徴とする弾性体。
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