JPWO2015064687A1 - フロー式分析装置、及び、廃液分離方法 - Google Patents

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Abstract

本分析装置は、キャリア液貯留槽(51、52)と、送液ポンプ(1、2)と、試料注入装置(6)と、カラム装置(8)及び検出装置(9)と、を備える。更に、試料注入装置(6)の試料付着部を洗浄する洗浄部(33)と、送液ポンプ(1、2)に対するエア抜き及び液充填用の配管(17、18)とを備える。第1排液流路(10)は、使用済みのキャリア液を排出する。第2排液流路(15)は、洗浄部(33)での洗浄後の洗浄液を排出する。第3排液流路(20)は、液充填時に余剰のキャリア液を排出する。前記第1及び第2排液流路(10、15)を流れる試料を含む廃液と、前記第3排液経路(20)を流れる試料を含まない廃液とが、互いに独立した廃液経路(A、B)に分離されて、分析装置外部へ排出される。

Description

本発明は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)方式などのフロー式分析装置において、廃液処理の方法が異なる複数の廃液を、廃液処理の方法ごとに分離して排出する機構を備えたフロー式分析装置に関する。本発明はさらに上記フロー式分析装置を用いた廃液分離方法に関する。
例えば、非特許文献1に記載されているような、HPLCを利用して血液中のグリコヘモグロビンを分離分析するフロー式分析装置(以下、単に分析装置と記載することもある)は、検体としての血液を希釈液で希釈して試料を調製し、この試料を試料注入装置によって分析ラインに注入し、キャリア液(溶離液)をカラムに移送することによって、ヘモグロビンA1cをはじめとするヘモグロビン各成分を分離し、分離されたヘモグロビンA1cをはじめとするヘモグロビン各成分を分光光度計などの検出装置で検出する構成である。
このような分析装置においては、下記(1)〜(3)に記載するように互いに独立した3系統の廃液が生じる。
(1)検出装置などを含む分析系に供給された試料やキャリア液を含む廃液。
(2)試料注入装置のニードル、注入ポートなどを洗浄した廃液、及び希釈などの前処理により生じた廃液。
(3)運転準備段階での送液ポンプのエア抜き及びキャリア液充填に使用されたキャリア液よりなる廃液(特許文献1)。
そしてこれらの廃液は、例えば特許文献2で示されているような、フロー式分析装置内に具備された廃液貯留槽に集められる。さらに、重力による自然落下、または各種ポンプなどの動力を用いて、廃液貯留槽に集められた廃液は、フロー式分析装置外へ排出される。
上記の廃液貯留槽に集められた廃液は、医療廃棄物として取り扱われる。医療廃棄物とは、医療従事者において、医療関係機関等で医療行為に伴い排出される廃棄物を指す。各種生体試料分析装置、例えば高速液体クロマトグラフィー装置、生化学自動分析装置、血球計数装置、フローサイトメトリー、フローインジェクション装置、粒径測定装置など、から生じる、生体試料を含む廃液は医療廃棄物に含まれ、医療廃液、医療系廃水、検査廃液などと呼ばれることが多い。また医療従事者において、医療行為とは無関係に排出される廃水および生体試料を含まない廃液などは、一般廃水、一般廃液などと呼ばれることが多い。
上記の廃液貯留槽に集められた廃液を含む医療廃棄物全般は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(通称廃棄物処理法)上の区分では感染性廃棄物に区分される。具体的には、「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル(2012年5月 環境省大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部)」に記載の感染性廃棄物の判断フローにより、廃棄物の形状、排出場所及び感染症の種類の規定のうち、廃棄物の形状の規定に該当することから、上記医療廃棄物は感染性廃棄物に区分される。
生体試料を含まない廃液は、上記「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」に記載の判断フローによれば、廃棄物の形状の規定には該当しないため、廃棄物の排出場所及び感染症の種類の規定に該当しない場合、非感染性廃棄物に区分される。
上記の感染性廃棄物及び非感染性廃棄物はさらに、産業廃棄物または一般廃棄物に区分される。
本明細書においては、廃棄物処理法上の区分に従い、廃液を感染性廃棄物及び非感染性廃棄物の区分で表記する。
尚、諸外国においては、例えば米国における「Guidelines for Environmental Infection Control in Health−Care Facilities(2003年 アメリカ疾病予防管理センター)」のような、各国の法規制、ガイドライン、指針などに則り区分される。
特開2006−126089号公報 特開2001− 74755号公報
東ソー自動グリコヘモグロビン分析計 HLC(登録商標)−723G9 添付文書 (2010年4月9日第1版発行)
上記のフロー式分析装置を用いる医療従事者の間では、廃棄物処理コストの観点から感染性廃棄物の削減が要望されている。上記のような従来の分析装置では、互いに独立した3系統の廃液(1)、(2)及び(3)が上記廃液貯留槽で混合されるため、廃液はすべて感染性廃棄物に該当する。結果として、感染性廃棄物の総量が増えるため、分析装置からの廃液の削減に対する要望が高い。
上記廃液貯留槽で混合される前の、互いに独立した3系統の廃液それぞれについては、(1)及び(2)の廃液は、血液などの生体試料を含むため、感染性廃棄物として処理する必要がある。一方、(3)の廃液は生体試料を含まないため、上記「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」に記載の感染性廃棄物の判断フローにより、廃棄物の排出場所及び感染症の種類の規定に該当しない場合、非感染性廃棄物として処理が可能である。
しかしながら、それぞれの排液流路に対して、独立して廃液貯留槽や排液ポンプなどの排液設備を具備させると分析装置が大型化してしまうという課題があった。また、使用者が廃棄する廃液が複数となることから、感染の危険性への配慮に関して、使用者の負担が増加する。そのため、特許文献2で開示されているように、廃液を1つの廃液貯留槽に集約した後、分析装置外へ排出する構成が一般的であり、結果として感染性廃棄物として処理する廃液量が増加してしまっている。
本発明は、分析装置からの廃液を、試料を含む廃液(感染性廃棄物など)と試料を含まない廃液(非感染性廃棄物など)とに分離し、なおかつ、分析装置を小型化することを課題とする。
本発明に係るフロー式分析装置は、キャリア液を貯留するキャリア液貯留槽と、該貯留槽からキャリア液を送液する送液ポンプと、該送液ポンプ吐出側のキャリア液の流路に試料を注入する試料注入装置と、該試料注入装置下流側のキャリア液の流路に配置される検出装置と、を含み、更に、前記試料注入装置に洗浄液を供給して前記試料注入装置の試料付着部を洗浄することができる洗浄装置と、前記送液ポンプの送液開始に先立って前記送液ポンプのポンプ室内にキャリア液を充填するキャリア液充填装置とを含んで構成される。
本発明に係るフロー式分析装置は、また、前記検出装置下流側から使用済みのキャリア液を排出する第1排液流路と、前記洗浄装置による洗浄後の洗浄液を排出する第2排液流路と、前記キャリア液充填装置による充填時に前記送液ポンプのポンプ室から余剰のキャリア液を排出する第3排液流路と、を有する。
ここにおいて、前記第1及び第2排液流路を流れる試料を含む廃液と、前記第3排液経路を流れる試料を含まない廃液とが、互いに独立した廃液経路に分離されて、分析装置外部へ排出される。そのため、前記第1及び第2排液流路を流れる試料を含む廃液と、前記第3排液流路を流れる試料を含まない廃液とを、別々に貯留することができる。
本発明によれば、第1排液流路から排液される試料が注入されている使用済みのキャリア液と、第2排液流路から排液される試料付着部を洗浄した洗浄液と、第3排液流路から排液される送液ポンプの充填に用いた余剰のキャリア液とについて、第1及び第2排液流路を流れる試料を含む廃液と、第3排液流路を流れる試料を含まない廃液とに分離することができる。
その結果、前者を感染性廃棄物として、後者を非感染性廃棄物として分別できることにより、感染性廃棄物の量を低減でき、廃液全体を感染性廃棄物として処理する場合よりも処理コストを低減できる。
同様に、試料が放射性物質を含む場合は、前者を放射性廃棄物として、後者を非放射性廃棄物として分別することにより、放射性廃棄物の量を低減し、廃液全体を放射性廃棄物として処理する場合よりも処理コストを低減できる。
さらに本発明者らは、特願2013−148183号(PCT/JP2014/61256)に記載のバルブを使用すれば、ドレインバルブが不要となるため分析装置の小型化に寄与することができ、さらに、非感染性廃棄物を分離して排出できる流路が該バルブの流路切換え機能により構築できることを見出した。
別の実施形態として、廃液の分離機構によって分離された感染性廃棄物に対して、その感染性を減弱させるために、消毒、殺菌、あるいは滅菌処理が可能な装置を具備してもよい。消毒、殺菌、あるいは滅菌処理装置を具備することにより、使用者が廃液を取り扱う際の、感染の危険性を低減することが可能となる。また、滅菌処理を施した感染性廃棄物は、非感染性廃棄物として取り扱うことが可能となることから、感染性廃棄物量をゼロとすることができ、更なる廃棄物処理コストの低減に寄与することが可能となる。
消毒、殺菌、あるいは滅菌処理の方法は、例えば、加熱法、ガス法、ろ過法、電磁波を用いる方法、などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。より好ましくは、ウイルス肝炎感染対策ガイドライン−医療機関内−(厚生省保健医療局エイズ結核感染症課監修 改定III版 1995年)に記載されている次亜塩素酸剤、グルタールアルデヒド液など薬剤による滅菌処理を感染性廃棄物に施すことにより、感染性廃棄物を非感染性廃棄物として取り扱うことが可能となる。
本発明に係る廃液分離機構を具備するHPLC方式のフロー式分析装置の一実施形態を示すシステム図
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態として、バルブ16に特願2013−148183号(PCT/JP2014/61256)に記載のバルブを使用した場合のシステム図である。
本実施形態のHPLC方式のフロー式分析装置は、HPLCの原理により分析可能な各種の分析対象、例えば、血液中のヘモグロビンA1cをはじめとするヘモグロビン各成分などを分析するために用いられる。
図1のHPLC方式のフロー式分析装置には、例えば分離溶媒の濃度など、互いに組成の異なる第1及び第2のキャリア液(溶離液)の貯留槽(タンク)51、52と希釈・洗浄液の貯留槽53とが、共通の脱気装置54を介して、接続される。尚、第1及び第2のキャリア液の貯留槽51、52と希釈・洗浄液の貯留槽53は試薬キット50としてキット化されていてもよい。さらに希釈・洗浄液の貯留槽53は、それぞれ別個の貯留槽に分割されていてもよく、すなわち希釈液の貯留槽53aと洗浄液の貯留槽53bとに分割されていてもよい。
図1のHPLC方式のフロー式分析装置は、貯留槽51、52から第1及び第2のキャリア液を送給する送液ポンプ1、2と、これらの送液ポンプ1、2からのキャリア液を混合するミキサー3と、ミキサー3に連通して送液中の脈動を吸収するパルスダンパ4と、ミキサー3からのキャリア液の流路5と、流路5が入口ポートに接続される試料注入装置6と、試料注入装置6の出口ポートに接続されるキャリア液の流路7と、流路7に配置されるカラム装置8及び検出装置9と、これらの下流の排液流路10(第1排液流路)とを含んで構成される。
第1及び第2のキャリア液の送液ポンプ1、2は、それぞれ、シングルプランジャポンプであり、プランジャにより容積変化するポンプ室(シリンダ室)の吸入口及び吐出口にそれぞれ逆止弁(一方向弁)61〜64を有している。また、送液ポンプ1、2は、プランジャストロークの変更によって吐出容積を変更することができる可変容積型のポンプであり、2つの送液ポンプ1、2の流量比を変えることができる。
ミキサー3は、送液ポンプ1からの第1のキャリア液と送液ポンプ2からの第2のキャリア液とを混合して、均一化する。ミキサー3は、具体的には、円筒容器内に2種のキャリア液を接線方向に導入して混合し、混合液を軸線方向に導出させる。従って、送液ポンプ1、2の流量比の変更とミキサー3による混合とで、第1のキャリア液の濃度と第2のキャリア液の濃度との間の任意の濃度のキャリア液を得ることができる(グラジエント機能)。尚、ミキサー3には運転準備段階でエア抜き及びキャリア液充填を行うための配管19が接続されている。この配管19は通常運転中は後述する切換バルブ16にて閉じられている。
パルスダンパ4は、ミキサー3内の空間に連通するダイアフラム式のダンパであり、特に小型化のために送液ポンプ1、2としてシングルプランジャポンプを用いることにより発生する脈動を吸収する。パルスダンパ4には、圧力センサが具備されていてもよい。
尚、送液ポンプ1、2として用いるシングルプランジャポンプは、ミキサー3とパルスダンパ4との働きで、実質的に脈動の少ない送液が可能である。
試料注入装置(本体)6は、詳細構造については省略するが、試料注入部22を備えている。試料注入部22は、ミキサー3からのキャリア液の流路5とその下流側の流路7との間に配置され、ニードル移動装置(図示せず)による上下動によって試料注入位置に移動させたニードル27により、キャリア液に試料を注入可能である。
試料注入装置6はまた、試料注入部22の下方に試料吸引部(容器保持部)39を備えている。試料吸引部39では、試料吸引位置に移動させたニードル27により、試料を吸引可能である。従って、試料吸引部39にて吸引した試料を試料注入部22にてキャリア液に注入することになる。尚、吸引及び注入は、計量ポンプ(サンプリングポンプ)11を切換バルブ16を介してニードル27への配管12に接続して行う。
試料注入装置6はまた、試料注入部22と試料吸引部39との間で試料注入部22のハウジングと一体に、ニードル27に対する洗浄部33を備えている。洗浄部33では、洗浄位置に移動させたニードル27に対し、洗浄液を供給して洗浄を行う。洗浄は、計量ポンプ11を切換バルブ16を介して洗浄・希釈液の貯留槽53からの配管13に接続して、洗浄液を吸引した後、計量ポンプ11を切換バルブ16を介してニードル27への配管12に接続して行う。
ここで、希釈・洗浄液の貯留槽53、配管13、切換バルブ16、計量ポンプ11、配管12、ニードル27及び洗浄部33を含んで、洗浄装置が構成される。
洗浄後の洗浄液は、排液ポンプ14により回収して、排液流路15(第2排液流路)へ排出する。従って、排液流路15(第2排液流路)は、洗浄装置による洗浄後の洗浄液を排出する。
さらに、試料注入装置6として、洗浄後の洗浄液量が少量であるという特徴を有する、特願2011−247647号(PCT/JP2012/079125)または特願2013−073455号(PCT/JP2014/058829)に記載の試料注入装置を用いると、洗浄により生じる廃液量が少量となることから、感染性廃棄物低減に好適である。
カラム装置8は、試料注入装置6下流のキャリア液の流路7に配置されて試料中の成分を分離する。
検出装置9は、カラム装置8の下流側に配置されて、前記分離された成分を検出し、その信号をデータ処理装置(図示せず)に送る。データ処理装置でのデータ処理結果が分析結果として出力される。
排液流路10(第1排液流路)は、カラム装置8及び検出装置9の下流側から使用済みのキャリア液を排出する。
制御装置30は、送液ポンプ1、2、試料注入装置6、検出装置9、計量ポンプ11、排液ポンプ14、及び切換バルブ16を制御する。また、パルスダンパ4に圧力センサが具備されている場合には、制御装置30に圧力センサからの信号が入力される。制御装置30にはコンピュータ及び記録媒体が備わり、該記録媒体には各種プログラムが記録されている。
尚、排液流路10(第1排液流路)、排液流路15(第2排液流路)からの排液は試料を含むので感染性廃棄物として処理されるが、後述する排液流路20(第3排液流路)からの排液は試料を含まないので非感染性廃棄物として処理可能である。
図1のフロー式分析装置は、流路切換えのための切換バルブ16を備え、切換バルブ16は4つの位置a〜dをとることができる。4つの位置a〜dは、計量ポンプ11と連通する第1バルブ内流路16aの回動により、この第1バルブ内流路16aが選択的に接続されるポートa〜dに対応する。また、第1バルブ内流路16aの回動に伴ってもう1つの弧状の第2バルブ内流路16bが回動し、位置a、bでは、第2バルブ内流路16bによりポートeとポートfとが連通する。尚、第1及び第2バルブ内流路16a、16bは切換バルブ16のロータに形成され、ポートa〜fは切換バルブ16のステータに形成されている。
ポートaは、エア抜き及びキャリア液充填用の配管17により、送液ポンプ1のポンプ室に接続されている。
ポートbは、エア抜き及びキャリア液充填用の配管18により、送液ポンプ2のポンプ室に接続されている。
ポートcは、配管12により、ニードル27に接続されている。
ポートdは、配管13により、希釈・洗浄液の貯留槽53に接続されている。
ポートeは、ミキサー3からのエア抜き及びキャリア液充填用の配管19に接続され、ポートfは、排液流路20(第3排液流路)に接続されている。
図1のフロー式分析装置の運転準備段階でのエア抜き及びキャリア液充填について説明する。
運転準備段階では、流路内のエア抜きを行って流路内に液を満たすため、次のような操作が自動的に行われる。
切換バルブ16を位置aにする(図1の状態)。位置aでは、計量ポンプ11がポートa(配管17)と接続されると共に、ポートeとポートfとが連通する。
この状態で、先ず計量ポンプ11を吸引動作させる。すると、貯留槽51内の第1のキャリア液が送液ポンプ1の吸入側の逆止弁61を通り、送液ポンプ1のポンプ室から配管17を通って、計量ポンプ11内に吸入される。これにより、第1のキャリア液の貯留槽51から送液ポンプ1までの流路がキャリア液で満たされる。
次に計量ポンプ11を吐出動作させる。すると、計量ポンプ11内の第1のキャリア液が配管17により送液ポンプ1に圧送され、吐出側の逆止弁62を開いて、ミキサー3へ流れる。そして、カラム装置8側の抵抗で、キャリア液はミキサー3を経て、配管19へ流れ、配管19は切換バルブ16(ポートe、f)を介して排液流路20(第3排液流路)とつながっているので、排液流路20(第3排液流路)より非感染性廃棄物として排出される。
次に切換バルブ16を時計方向に60°回動して、位置bにする。位置bでは、計量ポンプ11がポートb(配管18)と接続され、ポートeとポートfとは引き続き連通する。
この状態で、先ず計量ポンプ11を吸引動作させる。すると、貯留槽52内の第2のキャリア液が送液ポンプ2の吸入側の逆止弁63を通り、送液ポンプ2のポンプ室から配管18を通って、計量ポンプ11内に吸入される。これにより、第2のキャリア液の貯留槽52から送液ポンプ2までの流路がキャリア液で満たされる。
次に計量ポンプ11を吐出動作させる。すると、計量ポンプ11内の第2のキャリア液が配管18により送液ポンプ2に圧送され、吐出側の逆止弁64を開いて、ミキサー3へ流れる。そして、カラム装置8側の抵抗で、キャリア液はミキサー3を経て、配管19へ流れ、配管19は切換バルブ16(ポートe、f)を介して排液流路20(第3排液経路)とつながっているので、排液流路20(第3排液経路)より非感染性廃棄物として排出される。
ここで、計量ポンプ11、切換バルブ16(ポートa、b)、配管17、18などを含んで、送液ポンプ1、2に対するキャリア液充填装置が構成される。
排液流路20(第3排液流路)は、キャリア液充填装置による充填時に送液ポンプ1、2のポンプ室からミキサー3、配管19及び切換バルブ16(ポートe、f)を介して余剰のキャリア液を排出する。
次に切換バルブ16を位置a、位置b以外にして、送液ポンプ1、2の送給を開始し、試料注入部22を含むキャリア液の流路5、7、カラム装置8及び検出装置9をキャリア液で満たす。
図1のフロー式分析装置の通常運転中の洗浄工程について説明する。
洗浄工程では、ニードル27を洗浄位置(図示せず)に位置させる。
切換バルブ16は先ず位置dにする。位置dでは、計量ポンプ11がポートd(配管13)と接続される。この状態で、計量ポンプ11を吸引動作させる。すると、貯留槽53内の洗浄液(希釈・洗浄液)が配管13を介して計量ポンプ11内に吸引される。
切換バルブ16は次に位置cにする。位置cでは、計量ポンプ11がポートc(配管12)と接続される。この状態で、計量ポンプ11を吐出動作させる。すると、計量ポンプ11内の洗浄液が配管12を介してニードル27に圧送される。ニードル27は洗浄位置に位置しており、洗浄液によってニードル27が洗浄される。洗浄後の洗浄液は、排液ポンプ14により回収され、排液流路15(第2排液流路)を通って感染性廃棄物として排出される。
このとき、排液ポンプ14の流量は計量ポンプ11の流量より大きいので、洗浄後の洗浄液はニードルの案内孔(図示せず)より入った空気と共に、外部へ漏れることなく排液流路15(第2排液流路)より排出される。ここで、洗浄液は空気と混合してミスト状となることで、洗浄効率を上げることができ、また洗浄液消費量の減少を図り、ニードル27の洗浄を好適に行うことができる。
さらに、本洗浄方法によれば、分析装置内に洗浄後の廃液を貯留する廃液貯留槽を具備することなく、廃液を分析装置外へ排出できるため、分析装置の小型化に寄与することができる。
図1のフロー式分析装置の通常運転中のキャリア液の流れについて説明する。
送液ポンプ(シングルプランジャポンプ)1、2が運転されると共に、2つの送液ポンプ1、2の流量比が時間と共に変化せしめられる。そして、送液ポンプ1による第1のキャリア液と送液ポンプ2による第2のキャリア液とは、ミキサー3にて混合して均一化され、脈動はパルスダンパ4により吸収される。
このように、送液ポンプ1、2の流量比の変更と、ミキサー3及びパルスダンパ4による混合及び脈動吸収とで、第1のキャリア液の濃度と第2のキャリア液の濃度との間の任意の濃度のキャリア液を得ることができる。
混合されたキャリア液は、流路5により試料注入部22へ送られ、ここで、試料として、例えば希釈・溶血済みの血液等が注入される。試料注入後のキャリア液は、流路7によりカラム装置8を経て検出装置9へ送られる。カラム装置8では、試料中の特定成分が分離される。その下流側の検出装置9では、前記分離された成分(例えばヘモグロビンA1cをはじめとするヘモグロビン成分)が吸光度測定などの検出方法により検出される。その後、試料を含むキャリア液は、排液流路10(第1排液流路)を通って感染性廃棄物として排出される。
本実施形態によれば、試料を含むキャリア液は、試料注入装置6、カラム装置8、検出装置9及び排液流路10(第1排液流路)を経た後、感染性廃棄物として排出される。また、試料が付着するニードル27を洗浄した洗浄液は、排液ポンプ14及び排液流路15(第2排液流路)を経て、感染性廃棄物として排出される。さらに、ミキサー3と連通する排液流路20(第3排液流路)の排液は試料を含まないため、非感染性廃棄物として排出される。
言い換えれば、排液流路10(第1排液流路)及び排液流路15(第2排液流路)を流れる試料を含む廃液と、排液流路20(第3排液流路)を流れる廃液とが、互いに独立した廃液経路A、Bに分離されて、分析装置外部へ排出される。そのため、従来は廃液貯留槽で混合されていた感染性廃棄物と非感染性廃棄物とを、廃液経路A、Bに分離し、それぞれ処理することができる。
以上のように、感染性廃棄物と非感染性廃棄物とを区別して排出し、それぞれを適正に管理することが可能となる。
尚、上記排液流路10(第1排液流路)及び排液流路15(第2排液流路)からの廃液は、分析装置外へ排出する際に、感染性廃棄物のみを1つの廃液貯留槽に集約できる実施態様をとることができるので、感染の危険性への配慮に関して、使用者の負担を軽減させることが可能である。
また、本実施形態に係る廃液分離機構を具備するフロー式分析装置は、下記(A)〜(C)の構成を具備する切換バルブ16を備える。
(A)下記(1)〜(3)を具備するロータ。
(1)1個以上の中央配管接続ポート。
(2)上記中央配管接続ポートから連通される1個以上の第1バルブ内流路。
(3)上記第1バルブ内流路の回動に伴って回動する、流路の長さが回動で移動する長さ1回分以上である1個以上の弧状の第2バルブ内流路。
本実施形態では、1個の中央配管接続ポート、1個の第1バルブ内流路16a、および1個の弧状の第2バルブ内流路16bを有している。
(B)下記(4)〜(5)を具備するステータ。
(4)上記ロータの第1バルブ内流路16aの回動により、第1バルブ内流路16aを介して中央配管接続ポートと個別に連通される配管接続ポートを2個以上有し、その接続位置がロータ中心軸回りの1つの円周上にある第1配管接続ポート群。本実施形態では、中央配管接続ポートと個別に連通される配管接続ポートは、a、b、c、dの4個を有している。
(5)上記ロータの第1バルブ内流路16aと配管接続ポート群a、b、c、dとの接続位置がある上記円周に対して、径の異なる同軸円の円周上に弧状の第2バルブ内流路16bとの接続位置を持ち、上記の弧状の第2バルブ内流路16bの回動により互いに連通される配管接続ポートを2個以上有する第2配管接続ポート群。本実施形態では、上記の弧状の第2バルブ内流路16bの回動により連通される配管接続ポートは、e、fの2個を有している。
(C)下記(6)〜(7)の関係を満たすロータとステータの配置。
(6)上記ロータの第1バルブ内流路16aと個別に連通する上記ステータの第1配管接続ポート群のうち、1個以上の配管接続ポートでは、中央配管接続ポートと当該配管接続ポートとが連通されるときに、弧状の第2バルブ内流路16bによって2個以上の隣接する配管接続ポートが連通される。本実施形態では、中央配管接続ポートと配管接続ポートaまたはbとが連通されるときに、弧状の第2バルブ内流路16bによって配管接続ポートe、fが連通される。
(7)上記第1配管接続ポート群のうち、他の配管接続ポートでは、中央配管接続ポートと当該配管接続ポートとが連通されるときに、弧状の第2バルブ内流路16bによって第2配管接続ポート群の上記隣接する配管接続ポートが連通されない。本実施形態では、中央配管接続ポートと配管接続ポートcまたはdとが連通されるときに、弧状の第2バルブ内流路16bによって配管接続ポートe、fが連通されない。
かかる構成により、ドレインバルブを具備することなく、既に述べたような廃液の分離が可能となるため、装置の小型化に寄与できる。尚、上記(3)の弧状の第2バルブ内流路16bについて、好ましい長さは、回動で移動する長さ1回分以上であり、より好ましくは2回分以上である。
本実施形態では、上記の切換バルブ16を用い、切換バルブ16の中央配管接続ポートが計量ポンプ11に接続し、第1配管接続ポート群のポートa、bが送液ポンプ1、2のポンプ室に接続して、キャリア液充填装置を構成する。また、第2配管接続ポート群のポートe、fが排液流路20(第3排液流路)に介在して、排液流路20(第3排液流路)を開閉する。
また、切換バルブ16の第1配管接続ポート群のうち、エア抜き及びキャリア液充填用の配管接続ポート(a、b)以外の、他の配管接続ポートは、少なくとも2個以上あり、1つ(ポートd)は洗浄液の貯留槽53に、もう1つ(ポートc)は試料注入装置6のニードル27に接続して、洗浄装置を構成する。
また、本実施形態に係るHPLC方式のフロー式分析装置を用いて、キャリア液の流路に試料として血液を注入し、血液中のヘモグロビン成分を分離・検出してその成分量(ヘモグロビンA1c値など)を計測することにより、糖尿病検査での感染性廃棄物低減に寄与することができる。
本実施形態では糖尿病検査を例に説明したが、生体試料を用いる分析全般についても同様の効果を得ることができる。上記分析に供する生体試料としては、各種細胞、例えば、組織細胞、血球、又は血液、尿、糞便、唾液、その他の体液や分泌液などが挙げられる。さらに、当該生体試料の由来は、動物、植物、微生物を含むあらゆる生物が挙げられ、好ましくは動物、より好ましくは哺乳動物の由来である。哺乳動物としては、ヒト、サル、マウス、ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ウシ、ブタ、イヌ、ネコなどが挙げられるが、これらに限定されない。
さらに、試料を含む廃液と含まない廃液とで廃液処理方法が異なる場合に、本フロー式分析装置を適用して廃液を分離することができ、例えば、放射性物質を含む試料の分析で生じる廃液を放射性廃棄物と非放射性廃棄物とに分離し、それぞれ異なる廃棄物処理方法を適用する例が挙げられる。
また、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
本発明に係る廃液分離方法は、これを用いたフロー式分析装置と共に、糖尿病検査等の試料分析に好適に用いることができ、産業上の利用可能性は大である。
1 第1の送液ポンプ(シングルプランジャポンプ)
2 第2の送液ポンプ(シングルプランジャポンプ)
3 ミキサー
4 パルスダンパ
5 キャリア液の流路
6 試料注入装置
7 キャリア液の流路
8 カラム装置
9 検出装置
10 排液流路
11 計量ポンプ
12 配管
13 配管
14 排液ポンプ
15 排液流路
16 切換バルブ
16a 第1バルブ内流路
16b 第2バルブ内流路
17〜19 配管
20 排液流路
22 試料注入部
27 ニードル
30 制御装置
33 洗浄部
39 試料吸引部(容器保持部)
50 試薬キット
51 第1のキャリア液の貯留槽
52 第2のキャリア液の貯留槽
53 希釈・洗浄液の貯留槽
54 脱気装置
61〜64 逆止弁

Claims (11)

  1. キャリア液を貯留するキャリア液貯留槽と、該貯留槽からキャリア液を送液する送液ポンプと、該送液ポンプ吐出側のキャリア液の流路に試料を注入する試料注入装置と、該試料注入装置下流側のキャリア液の流路に配置される検出装置と、を含み、
    更に、前記試料注入装置に洗浄液を供給して前記試料注入装置の試料付着部を洗浄することができる洗浄装置と、前記送液ポンプの送液開始に先立って前記送液ポンプのポンプ室内にキャリア液を充填するキャリア液充填装置とを含んで構成される、フロー式分析装置であって、
    前記検出装置下流側から使用済みのキャリア液を排出する第1排液流路と、
    前記洗浄装置による洗浄後の洗浄液を排出する第2排液流路と、
    前記キャリア液充填装置による充填時に前記送液ポンプのポンプ室から余剰のキャリア液を排出する第3排液流路と、を有し、
    前記第1及び第2排液流路を流れる試料を含む廃液と、前記第3排液経路を流れる試料を含まない廃液とが、互いに独立した廃液経路に分離されて、分析装置外部へ排出されることを特徴とする、フロー式分析装置。
  2. 請求項1記載のフロー式分析装置であって、
    更に、前記試料注入装置下流側のキャリア液の流路に配置されるカラム装置を含んで構成されることを特徴とする、フロー式分析装置。
  3. 請求項1記載のフロー式分析装置であって、
    下記(A)〜(C)を具備する切換バルブを備え、
    中央配管接続ポートが計量ポンプに接続し、第1配管接続ポート群のうち、1個以上の配管接続ポートが前記送液ポンプのポンプ室に接続して、前記キャリア液充填装置を構成し、
    第2配管接続ポート群の隣接する2つの配管接続ポートが前記第3排液流路に介在して、前記第3排液流路を開閉することを特徴とする、フロー式分析装置。
    (A)以下(1)〜(3)を具備するロータ。
    (1)1個以上の中央配管接続ポート。
    (2)上記中央配管接続ポートから連通される1個以上の第1バルブ内流路。
    (3)上記第1バルブ内流路の回動に伴って回動する、流路の長さが回動で移動する長さ1回分以上である1個以上の弧状の第2バルブ内流路。
    (B)以下(4)〜(5)を具備するステータ。
    (4)上記ロータの第1バルブ内流路の回動により、第1バルブ内流路を介して中央配管接続ポートと個別に連通される配管接続ポートを2個以上有し、その接続位置がロータ中心軸回りの1つの円周上にある第1配管接続ポート群。
    (5)上記ロータの第1バルブ内流路と第1配管接続ポート群との接続位置がある上記円周に対して、径の異なる同軸円の円周上に弧状の第2バルブ内流路との接続位置を持ち、上記の弧状の第2バルブ内流路の回動により互いに連通される配管接続ポートを2個以上有する第2配管接続ポート群。
    (C)以下(6)〜(7)の関係を満たすロータとステータの配置。
    (6)上記ロータの第1バルブ内流路と個別に連通する上記ステータの第1配管接続ポート群のうち、1個以上の配管接続ポートでは、中央配管接続ポートと当該配管接続ポートとが連通されるときに、弧状の第2バルブ内流路によって、第2配管接続ポート群の2個以上の隣接する配管接続ポートが連通される。
    (7)上記第1配管接続ポート群のうち、他の配管接続ポートでは、中央配管接続ポートと当該配管接続ポートとが連通されるときに、弧状の第2バルブ内流路によって、第2配管接続ポート群の上記隣接する配管接続ポートが連通されない。
  4. 請求項3記載のフロー式分析装置であって、
    第1配管接続ポート群のうち、他の配管接続ポートは、少なくとも2個以上あり、1つは洗浄液の貯留槽に、もう1つは前記試料注入装置に接続して、前記洗浄装置を構成することを特徴とする、フロー式分析装置。
  5. 請求項1記載のフロー式分析装置であって、
    更に消毒処理装置、殺菌処理装置、滅菌処理装置のうち少なくとも1つを具備することを特徴とする、フロー式分析装置。
  6. 請求項1記載のフロー式分析装置であって、
    前記試料は生体試料を含み、
    感染性廃棄物として処理される廃液と、非感染性廃棄物として処理される廃液とが、互いに独立した廃液経路に分離されて、分析装置外部へ排出されることを特徴とする、フロー式分析装置。
  7. 請求項1記載のフロー式分析装置であって、
    前記試料は放射性物質を含み、
    放射性廃棄物として処理される廃液と、非放射性廃棄物として処理される廃液とが、互いに独立した廃液経路に分離されて、分析装置外部へ排出されることを特徴とする、フロー式分析装置。
  8. 請求項1記載のフロー式分析装置を用い、
    試料を含む廃液と、試料を含まない廃液とを、互いに独立した排液経路に分離し、分析装置外部へ排出することを特徴とする、廃液分離方法。
  9. 請求項8記載の廃液分離方法であって、
    前記試料は、生体試料もしくは放射性物質を含むことを特徴とする、廃液分離方法。
  10. フロー式分析装置から排出される廃液の削減方法であって、
    試料に生体試料を含み、感染性廃棄物として処理される廃液について、請求項8記載の廃液分離方法を用いることを特徴とする、感染性廃棄物削減方法。
  11. フロー式分析装置から排出される廃液の削減方法であって、
    試料に放射性物質を含み、放射性廃棄物として処理される廃液について、請求項8記載の廃液分離方法を用いることを特徴とする、放射性廃棄物削減方法。
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