JP6130788B2 - 生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法 - Google Patents

生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6130788B2
JP6130788B2 JP2013543042A JP2013543042A JP6130788B2 JP 6130788 B2 JP6130788 B2 JP 6130788B2 JP 2013543042 A JP2013543042 A JP 2013543042A JP 2013543042 A JP2013543042 A JP 2013543042A JP 6130788 B2 JP6130788 B2 JP 6130788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
sample
sample injection
septum
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013543042A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013069769A1 (ja
Inventor
岡 孝之
孝之 岡
卓也 與谷
卓也 與谷
秀樹 村木
秀樹 村木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Medical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Medical Co Ltd filed Critical Sekisui Medical Co Ltd
Publication of JPWO2013069769A1 publication Critical patent/JPWO2013069769A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6130788B2 publication Critical patent/JP6130788B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/10Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state
    • G01N1/14Suction devices, e.g. pumps; Ejector devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/16Injection
    • G01N30/18Injection using a septum or microsyringe
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/88Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86
    • G01N2030/8809Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample
    • G01N2030/8813Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample biological materials
    • G01N2030/8822Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample biological materials involving blood
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/16Injection
    • G01N30/20Injection using a sampling valve

Description

本発明は、キャリア液の流路に試料を好適に注入するための生化学分析用の試料注入装置に関し、更には、当該試料注入装置を用いたフロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビンA1cに代表されるヘモグロビン成分の計測方法に関する。
従来この種の生化学分析用の試料注入装置としては、特許文献1に記載の装置が知られている。この装置では、ポンプによるカラムへのキャリア液(溶離液)の流路に試料注入バルブが設けられ、このバルブは試料吸引位置と試料注入位置とを有する。
また、試料ごとにニードルの洗浄が必要とされており、その洗浄のためのニードル洗浄ユニットも別途設けられている。
試料吸引位置では、キャリア液の流路の上下流が短絡的に接続される一方、サンプルループがキャリア液の流路から切り離され、この状態でサンプルループに試料を吸引する。
試料注入位置では、キャリア液の流路の上下流がサンプルループを介して接続され、これによりキャリア液の流れの中に試料が注入される。
また、注入後ニードルを別途設けられているニードル洗浄位置に移動させて洗浄を行っている。
日本国公開特許公報:特開平5−256834
しかしながら、従来の試料注入装置では、試料吸引位置から試料注入位置へ切換える際に、一時的にキャリア液の流路が遮断されるために、キャリア液の流れが乱される。また、キャリア液の流路にサンプルループが接続されると、キャリア液の流路は高圧であるのに対し、サンプルループ内は大気圧であるため、圧力変動によって流量が変化し、これも流れを乱す要因となる。従って、いわゆる注入ショックを生じ、分析に悪影響を及ぼす。
尚、特許文献1に記載の装置では、注入ショックを回避するために、定流量制御と定圧制御との切換えを行っているが、制御の応答遅れなどから、精度良く制御を行うことは困難で、少なくとも高速化の妨げとなると考えられる。
従来の試料注入装置は、試料注入後のニードルの洗浄において、洗浄位置が別途設けられており、その洗浄ユニット設置面積・洗浄液容量も洗浄効率を上げるために大量に必要とされているため、装置の小型化・洗浄効率が損なわれている。
本発明は、このような実状に鑑み、注入ショックを生じることなく、キャリア液の流れの中に試料を好適に注入することができる生化学分析用の試料注入装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る試料注入装置は、
キャリア液の流路の試料注入箇所の上壁及び下壁を構成するセプタムと、
下壁側のセプタムの下方に配置されて試料が収容される容器と、
上壁側のセプタムを上下方向に貫通し、更に下壁側のセプタムを貫通することができる筒状のニードルと、
前記ニードルを上下動させて、少なくとも、下壁側のセプタムを貫通して先端部が前記容器内に臨む試料吸引位置、及び、下壁側のセプタムから抜け出て先端部がキャリア液の流路内に臨む試料注入位置に移動させることができるニードル移動装置と、
前記ニードルの基端部側に接続され、前記ニードルが前記試料吸引位置のときに吸引動作を行い、前記ニードルが前記試料注入位置のときに吐出動作を行う計量ポンプと、
を含んで構成される。
前記計量ポンプは、切換バルブを介して、前記ニードルの基端部と、前処理、希釈又は洗浄用の液の貯留槽とに選択的に接続可能であり、前記切換バルブの一位置で前記貯留槽から吸引した液を前記切換バルブの他位置で前記ニードルに吐出可能であることを特徴とする。
また、前記ニードル移動装置による前記試料吸引位置と前記試料注入位置との中間に洗浄位置が設定され、当該洗浄位置に前記ニードルの先端部に対する洗浄機構が配置される構成とするとよい。
また、本発明に係るフロー式生化学分析装置は、上記の試料注入装置と、この試料注入装置より下流側のキャリア液の流路にて、試料中の成分を分離して検出する分離検出装置と、を含んで構成される。
また、上記のフロー式生化学分析装置は、糖尿病検査におけるヘモグロビン成分(特にヘモグロビンA1c)の計測に好適に用いることができる。従って、本発明に係るヘモグロビン成分の計測方法では、上記の試料注入装置を用い、キャリア液の流路に前記試料として血液を注入し、血液中のヘモグロビン成分を分離・検出してその成分量(ヘモグロビンA1c値など)を計測する。
尚、本明細書中、ヘモグロビン成分の計測に関し、「血液」という場合には、赤血球を含有する試料、例えば、全血、緩衝液等で希釈された全血、自然沈降あるいは遠心分離により得た赤血球画分、洗浄した赤血球などをいう。
本発明に係る試料注入装置によれば、ニードルを下壁側のセプタムを貫通させて試料吸引位置へ移動させ、試料を吸引した後、ニードルを下壁側のセプタムから抜け出させて試料注入位置へ移動させ、試料を注入することができる。
このように、セプタムを用いる構造とすることで、試料注入時にキャリア液の流路を遮断しないので、注入ショックがなくなり、キャリア液の一定の流れの中に試料を好適に注入することできる。
また、セプタムを用いる構造とすることで、従来の試料注入バルブ等が不要になり、装置を小型かつ安価に構成でき、メンテナンスも容易となる。
また、試料注入装置の機構にニードル洗浄機構をニードルが上下動する試料吸引位置と試料注入位置との中間に設けて一体化することにより、別途洗浄ユニット設置面積を必要としない機構とすることができる。さらに、ニードル洗浄時にニードルの内径側を洗浄液で洗浄し、外径側を洗浄液と空気とを混合してミスト状にした後に排液ポンプで吸引することで洗浄し、洗浄効率を上げることにより、洗浄液消費容量の減少を図り、ニードルの洗浄を好適に行い得るようにすることができる。
従って、上記の試料注入装置を用いて、フロー式生化学分析装置を構成することにより、高精度でかつ高速な分析が可能となる一方、装置の小型化等に寄与できる。
また、上記の試料注入装置を用いて、液体クロマトグラフィーにより、血液中のヘモグロビン成分(特にヘモグロビンA1c)の計測を行うことにより、かかる計測を高精度でかつ高速に行うことができる。
本発明に係る試料注入装置を含むフロー式生化学分析装置の一実施形態を示すシステム図 ニードルが洗浄位置のときの試料注入装置の様子を示す図 ニードルが試料吸引位置のときの試料注入装置の様子を示す図 ニードルが分節用空気吸引位置のときの試料注入装置の様子を示す図 ニードルが試料注入位置のときの試料注入装置の様子を示す図 試料注入装置の要部拡大断面図
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る試料注入装置を含むフロー式生化学分析装置の一実施形態を示すシステム図である。
本実施形態のフロー式生化学分析装置は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の原理で血液中のヘモグロビンA1cをはじめとするヘモグロビン各成分を分析するために用いられる。従って、試料は血液である。また、前処理として溶血処理が必要であり、溶血液を使用するが、溶血と希釈と洗浄とを兼ねる溶血・希釈・洗浄液を使用する。
図1のフロー式生化学分析装置は、キャリア液の貯留槽1からキャリア液を連続的に送給するキャリアポンプ2と、ポンプ2によるキャリア液の流路3A、3Bと、キャリア液の流路3A、3Bに配置される試料注入装置4と、試料注入装置4の下流側に配置されて試料中の成分を分離するカラム5と、カラム5の下流側に配置されて前記分離された成分を検出しその信号をデータ処理装置(図示せず)に送る検出器6と、を含んで構成される。データ処理装置でのデータ処理結果が分析結果として出力される。
試料注入装置4について、図1及び図6により詳細に説明する。図6は図1中に示した試料注入装置4の要部拡大断面図であって、後述するニードル27をセットする前の状態を示している。
試料注入装置4は、ハウジング10を主体として構成され、このハウジング10には、上下方向に貫通形成された試料注入部11と、キャリアポンプ2側の流路3Aとの接続部となる側壁開口部から水平方向に延びて試料注入部11に開口する入口側流路12Aと、カラム5側の流路3Bとの接続部となる側壁開口部から水平方向に延びて試料注入部11に開口する出口側流路12Bと、が形成されている。
試料注入部11の上端側はセプタム13により閉止され、試料注入部11の下端側は別のセプタム14により閉止されている。尚、セプタム13、14は、シリコンラバー等からなり、針を刺した後も自身の弾力で孔がふさがり、気液密状態を保つことができる。
従って、キャリアポンプ2により送給されるキャリア液は、入口側流路12Aから試料注入部11に入り、試料注入部11から出口側流路12Bを経てカラム5へ向かう。ここで、試料注入部11の上端側を閉止するセプタム13は、キャリア液の流路の試料注入箇所の上壁を構成し、試料注入部11の下端側を閉止するセプタム14は、キャリア液の流路の試料注入箇所の下壁を構成する。
尚、試料注入部11への入口側流路12A及び出口側流路12Bの開口部は互いに上下方向にずらしてあり、これにより試料注入部11でのキャリア液の滞留を極力防止している。
試料注入部11の上端側を閉止するセプタム13は、ハウジング10と上ブロック15との間に挟持し、上ブロック15はロックナット16により固定してある。上ブロック15は、試料注入部11の延長線上に上下方向に延びる案内孔17を有している。
試料注入部11の下端側を閉止するセプタム14は、このセプタム14の下側に配置した筒状ガイド18のフランジ部と共に、ハウジング10と下ブロック19との間に挟持し、下ブロック19はロックナット20により固定してある。
筒状ガイド18の内周側の孔は、試料注入部11の延長線上に上下方向に配置されている。下ブロック19は、筒状ガイド18の先端部を含む外周部を囲むように形成される環状空間21を有し、更にこの環状空間21に連なると共に試料注入部11の延長線上(筒状ガイド18の内周側の孔の延長線上)に上下方向に延びる案内孔22を有している。
下ブロック19の環状空間21の比較的上部には排液用のパイプ23の一端が開口し、このパイプ23の他端はハウジング10を貫通して外部に開口している。そして、パイプ23の他端には排液通路24が接続され、この排液通路24には排液ポンプ25が設けられている。
試料注入装置4のハウジング10の下方、詳しくは前記案内孔22の下方には、試料の容器26が配置される。この容器26は、試料の溶血、希釈のための容器を兼ねる。尚、試料注入装置4としては、少なくとも、容器26を位置決めしてセット可能な構成を有していればよいが、送り機構を有していてもよい。
ここにおいて、前記案内孔17、試料注入部11、筒状ガイド18(その内周側の孔)及び案内孔22は、上下方向の一直線に配置され、ニードル27の移動経路となる。前記セプタム13、14は、試料注入部11の上下に配置されて前記直線上に位置し、ニードル27が気液密に貫通可能である。また、試料の容器26は、前記直線の延長上に配置され、ニードル27が臨むことができる。
ニードル(ノズル)27は、下端側の先端部を鋭利な針先部として筒状(注射針状)に長く形成されている。
従って、ニードル27を案内孔17から上側のセプタム13に刺し入れて、先端部を試料注入部11に臨ませることができ、更に下側のセプタム14に刺し入れて、先端部を筒状ガイド18内に臨ませることができる。更には、ニードル27を筒状ガイド18から案内孔22に通して、先端部を外部に露出させ、容器26内に臨ませることができる。
そして、ニードル27には、これを任意の位置に上下動させることができるニードル移動装置28が設けられる。
ニードル移動装置28は、ニードル27を上下動させて、少なくとも、下側のセプタム14を貫通して先端部が容器26内に臨む試料吸引位置と、下側のセプタム14から抜け出て先端部がキャリア液の流路(試料注入部11)内に臨む試料注入位置とに移動させることができる。
尚、ニードル移動装置28は、例えば、ロータ(ナット)の回転運動を非回転シャフト(ネジ)の直進運動に変換する直進ステップモータなどを用いて構成することができる。
ニードル27の上端側の基端部は、後述する切換バルブ30を介して、計量ポンプ(サンプリングポンプ)29に接続されている。従って、計量ポンプ29を吸引動作させることにより、ニードル27内にその先端部側から試料を吸引可能であり、その後、計量ポンプ29を吐出動作させることにより、ニードル27内に吸引していた試料をその先端部から吐出可能である。
計量ポンプ29はまた、切換バルブ30を介して、ニードル27の基端部と、溶血・希釈・洗浄液の貯留槽31とに選択的に接続可能である。すなわち、切換バルブ30は三方バルブであり、一位置で計量ポンプ29と溶血・希釈・洗浄液の貯留槽31とを接続し、他位置で計量ポンプ29とニードル27とを接続する。従って、計量ポンプ29は、切換バルブ30の一位置で貯留槽31から吸引した溶血・希釈・洗浄液を切換バルブ30の他位置でニードル27側に吐出可能である。
次に、上記の試料注入装置4の一連の動作について、糖尿病検査における血液中のヘモグロビンA1c値を計測する例で、説明する。
S1:キャリアポンプ2によるキャリア液の送給を開始し、試料注入部11を含むキャリア液の流路3A、3B、カラム5、検出器6をキャリア液で満たす。
次に前洗浄工程を実施する(S2〜S5)。
S2:切換バルブ30を計量ポンプ29と溶血・希釈・洗浄液の貯留槽31とを接続する位置に切換え、計量ポンプ29で溶血・希釈・洗浄液(洗浄液)を計量吸引する。吸引後、切換バルブ30を計量ポンプ29とニードル27とを接続する位置に切換える。
S3:排液ポンプ25をONにする。
S4:計量ポンプ29を吐出動作させ、洗浄液をニードル27に送って、ニードル27内と筒状ガイド18の内外とを洗浄する。
このとき、ニードル27は、図1に示すように、下側のセプタム14を貫通して先端部が筒状ガイド18内の上部に臨む洗浄位置にある。また、排液ポンプ25の流量は計量ポンプ29の流量より大きいので、洗浄後の洗浄液は、案内孔22より入った空気と共に、環状空間21からパイプ23を経て、排液ポンプ25により排出される。
S5:排液ポンプ25をOFFにする。このとき、筒状ガイド18の内周側は、図2に斜線部として示すように、残った洗浄液で満たされる。
次に試料溶血・希釈工程を実施する(S6〜S12)。
S6:切換バルブ30を貯留槽31側に切換え、計量ポンプ29で溶血・希釈・洗浄液(溶血及び希釈液)を計量吸引する。吸引後、切換バルブ30をニードル27側に切換える。
S7:ニードル移動装置28により、図3に示すように、ニードル27を最下方へ移動させ、ニードル27の先端部が容器26内に臨む位置(試料吸引位置と同じ位置)に位置させる。
S8:計量ポンプ29を吐出動作させ、溶血及び希釈液をニードル27に送って、ニードル27の先端部から容器26内に入れる。
S9:別途計量した試料(検査用血液)を手動又は自動で容器26内に入れる。尚、別途計量した試料(検査用血液)の容器26内への充填は、S8の後での充填に限定されず、S8に先立ち、予め充填されていてもよい。
S10:ニードル移動装置28により、図4に示すように、ニードル27を容器26内の液面から引き上げ、ニードル27の先端部を空気吸引可能な位置とする。そして、計量ポンプ29を吸引動作させて、ニードル27内に分節用空気を吸引する。この分節用空気は、ニードル27内に残っている希釈液と、これから撹拌のために吸引する希釈試料とが境界部で拡散しないようにするためのものである。
S11:ニードル移動装置28により、図3に示すように、ニードル27を再び最下方へ移動させる。
S12:計量ポンプ29に吸引・吐出動作を繰り返させ、容器26内の試料と溶血及び希釈液との混合液をニードル27によって吸ったり戻したりすることで、容器26内の混合液を撹拌し、試料を均一に溶血・希釈する。最後に計量ポンプ29の吐出動作によって分節用空気を吐出する。引き続く試料注入工程において分節用空気が分析ラインに入ってノイズとなるのを防止するためである。
次に試料吸引及び注入工程を実施する(S13〜S16)。
S13:図3に示す試料吸引位置にて、計量ポンプ29を計量吸引し、ニードル27内に容器26内の溶血及び希釈試料を吸引する。このとき、分析ラインへの注入量(同一試料を複数回注入するときは総注入量)より余計に吸引する。
S14:ニードル移動装置28により、図5に示すように、ニードル27を引き上げ、ニードル27の先端部がキャリア液の流路(試料注入部11)に臨む試料注入位置とする。そして、計量ポンプ29を吐出動作させて、キャリア液の流れの中に所定量の溶血及び希釈試料を注入する。
S15:ニードル移動装置28により、ニードル27を図2に示す洗浄位置まで移動させる。この移動の過程で、ニードル27の外側に付着していた試料による汚れは、下側のセプタム14により扱かれて除去されると共に、筒状ガイド18内に満たされている洗浄液により洗浄される。
S16:注入された試料は、下流側のカラム5で分離し、分離された成分を検出器6で検出する。
同一試料を再分析する場合は、次の通りである(S17〜S20)。
S17:ニードル移動装置28により、図5に示すように、ニードル27を引き上げ、試料注入位置とする。そして、計量ポンプ29を吐出動作させて、前回吸引した試料の残りの中から所定量の試料をキャリア液の流れの中に注入する。
S18:ニードル移動装置28により、ニードル27を図2に示す洗浄位置まで移動させる。
S19:注入された試料は、下流側のカラム5で分離し、分離された成分を検出器6で検出する。
S20:上記S17〜S19の操作は複数回行うことができる。
次に後洗浄工程を実施する(S21〜S25)。
S21:排液ポンプ25をONにする。
S22:図2に示す洗浄位置にて、計量ポンプ29を吐出動作させ、ニードル27内に残った試料を捨てる。
S23:切換バルブ30を貯留槽31側に切換え、計量ポンプ29で溶血・希釈・洗浄液(洗浄液)を計量吸引する。吸引後、切換バルブ30をニードル27側に切換える。
S24:計量ポンプ29を吐出動作させ、洗浄液をニードル27に送って、ニードル27内と筒状ガイド18の内外とを洗浄する。このとき、S15(及びS18)にて洗浄に用いられた筒状ガイド18内の汚れた液も捨てられる。
S25:排液ポンプ25をOFFにする。
次の試料を分析するときは、次の通りである。
S26:次の試料を分析するときは、S6〜S25を繰り返す。
本実施形態の試料注入装置は、キャリア液の流路3A、3Bの試料注入箇所の上壁及び下壁を構成するセプタム13、14と、下壁側のセプタム14の下方に配置されて試料が収容される容器26と、上壁側のセプタム13を上下方向に貫通し、更に下壁側のセプタム14を貫通することができる筒状のニードル27と、ニードル27を上下動させて、少なくとも、下壁側のセプタム14を貫通して先端部が容器26内に臨む試料吸引位置、及び、下壁側のセプタム14から抜け出て先端部がキャリア液の流路(試料注入部11)内に臨む試料注入位置に移動させることができるニードル移動装置28と、ニードル27の基端部側に接続され、ニードル27が前記試料吸引位置のときに吸引動作を行い、ニードル27が前記試料注入位置のときに吐出動作を行う計量ポンプ29と、を含んで構成されるため、試料注入時にキャリア液の流路を遮断しないので、試料注入ショックがなくなり、高精度な分析が可能となる。
また、複数回分析するのに十分な量の試料を吸引し、空気に触れない状態で保管し、分析に必要な量だけ分析ラインに注入することができるので、同一試料を複数回分析する際に再現性が良い。
また、セプタム13、14を用いる構造であるので、従来の試料注入バルブ等が不要になり、装置が小型で安価になり、従来の試料注入バルブの煩雑なメンテナンスも無くなるという利点もある。
尚、上側のセプタム13は、ニードル27が常に貫通しており、一般的なシール構造(Oリングなど)としてもよいが、下壁側のセプタム14と同一構造とすることで、装置の簡素化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、計量ポンプ29は、切換バルブ30を介して、ニードル27の基端部と、前処理(溶血)、希釈又は洗浄用の液の貯留槽31とに選択的に接続可能であり、切換バルブ30の一位置で貯留槽31から吸引した液を切換バルブ30の他位置でニードル27に吐出可能であることにより、前処理、希釈又は洗浄用の液の供給も容易であり、実用性が高い。
また、本実施形態によれば、下壁側のセプタム14の下側でニードル27を案内する筒状ガイド18と、この筒状ガイド18の先端部を囲む空間21に接続されて吸引動作を行うことができる排液ポンプ25と、を更に含んで構成され、ニードル移動装置28は、ニードル27を、試料吸引位置と試料注入位置との間に設定され、ニードル27の先端部が筒状ガイド18内に臨む洗浄位置に移動可能であり、前記洗浄位置では、ニードル27の先端部より洗浄用の液を吐出させ、これを排液ポンプ25により排液する構成となっているので、試料吸引及び注入工程の前後にて、ニードル27の内外を確実に洗浄でき、しかもニードル27の外周をセプタム14で扱いているのでキャリーオーバーが少ない。また、洗浄液の使用量を少なくでき、装置の維持費が安く、手間も少なくなる。
言い換えれば、本実施形態では、試料注入装置4の機構にニードル洗浄機構をニードル27(その先端部)が上下動する試料吸引位置と試料注入位置との中間に設けて一体化することにより、別途洗浄ユニット設置面積を必要としない機構とすることができる。さらに、ニードル洗浄時にニードル27の内径側を洗浄液で洗浄し、外径側は洗浄液と空気とを混合してミスト状にした後に排液ポンプ25で吸引することで洗浄し、洗浄効率を上げることにより、洗浄液消費容量の減少を図り、ニードル27の洗浄を好適に行うことができる。
また、本実施形態によれば、前記試料吸引位置では、ニードル27の先端部より容器26内に前処理(溶血)又は希釈用の液を吐出可能であることにより、前処理(溶血)及び希釈を簡単に実施でき、実用性が高い。
また、本実施形態のフロー式生化学分析装置は、上記の試料注入装置4と、この試料注入装置4より下流側のキャリア液の流路にて、試料中の成分を分離して検出する分離検出装置(カラム5、検出器6)と、を含んで構成されるため、注入ショックなどによる分析への悪影響が回避されることから、高精度でかつ高速な分析が可能となる。
また、本実施形態のヘモグロビン成分の計測方法は、上記の試料注入装置4を用いて、キャリア液の流路に試料として血液を注入し、血液中のヘモグロビン成分を分離・検出してその成分量(ヘモグロビンA1c値など)を計測することにより、糖尿病検査の高精度化、高速化に寄与することできる。尚、血液中のヘモグロビン成分を分離・検出してその成分量を計測する方法としては、公知の方法を利用可能であり、例えば、試料注入部、分離カラムを有する試料分離部、及び検出部等を含む一般的な液体クロマトグラフィー法による分離分析が当業者によく知られている。但し本装置の適用範囲はこれに限るものではない。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
本発明に係る生化学分析用の試料注入装置、これを用いたフロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法は、各種の分析に好適に用いることができ、産業上の利用可能性は大である。
1 キャリア液の貯留槽
2 キャリアポンプ
3A、3B キャリア液の流路
4 試料注入装置
5 カラム
6 検出器
10 ハウジング
11 試料注入部
12A 入口側流路
12B 出口側流路
13、14 セプタム
15 上ブロック
16 ロックナット
17 案内孔
18 筒状ガイド
19 下ブロック
20 ロックナット
21 環状空間
22 案内孔
23 排液用のパイプ
24 排液通路
25 排液ポンプ
26 試料の容器
27 ニードル
28 ニードル移動装置
29 計量ポンプ
30 切換バルブ
31 溶血・希釈・洗浄液の貯留槽

Claims (6)

  1. キャリア液の流路に試料を注入する生化学分析用の試料注入装置であって、
    キャリア液の流路の試料注入箇所の上壁及び下壁を構成するセプタムと、
    下壁側のセプタムの下方に配置されて試料が収容される容器と、
    上壁側のセプタムを上下方向に貫通し、更に下壁側のセプタムを貫通することができる筒状のニードルと、
    前記ニードルを上下動させて、少なくとも、下壁側のセプタムを貫通して先端部が前記容器内に臨む試料吸引位置、及び、下壁側のセプタムから抜け出て先端部がキャリア液の流路内に臨む試料注入位置に移動させることができるニードル移動装置と、
    前記ニードルの基端部側に接続され、前記ニードルが前記試料吸引位置のときに吸引動作を行い、前記ニードルが前記試料注入位置のときに吐出動作を行う計量ポンプと、
    を含んで構成され、
    前記計量ポンプは、切換バルブを介して、前記ニードルの基端部と、前処理、希釈又は洗浄用の液の貯留槽とに選択的に接続可能であり、前記切換バルブの一位置で前記貯留槽から吸引した液を前記切換バルブの他位置で前記ニードルに吐出可能であることを特徴とする、生化学分析用の試料注入装置。
  2. 前記下壁側のセプタムの下側で前記ニードルを案内する筒状ガイドと、この筒状ガイドの先端部を囲む空間に接続されて吸引動作を行うことができる排液ポンプと、を更に含んで構成され、
    前記ニードル移動装置は、前記ニードルを、前記試料吸引位置と前記試料注入位置との間に設定され、前記ニードルの先端部が前記筒状ガイド内に臨む洗浄位置に移動可能であり、
    前記洗浄位置では、前記ニードルの先端部より洗浄用の液を吐出させ、これを前記排液ポンプにより排液することを特徴とする、請求項1記載の生化学分析用の試料注入装置。
  3. 前記試料吸引位置では、前記ニードルの先端部より前記容器内に前処理又は希釈用の液を吐出可能であることを特徴とする、請求項1記載の生化学分析用の試料注入装置。
  4. 前記ニードル移動装置による前記試料吸引位置と前記試料注入位置との中間に洗浄位置が設定され、当該洗浄位置に前記ニードルの先端部に対する洗浄機構が配置されることを特徴とする、請求項1記載の生化学分析用の試料注入装置。
  5. 請求項1記載の試料注入装置と、
    この試料注入装置より下流側のキャリア液の流路にて、試料中の成分を分離して検出する分離検出装置と、
    を含んで構成される、フロー式生化学分析装置。
  6. 請求項1記載の試料注入装置を用いて、キャリア液の流路に前記試料として血液を注入し、血液中のヘモグロビン成分を分離・検出してその成分量を計測することを特徴とするヘモグロビン成分の計測方法。
JP2013543042A 2011-11-11 2012-11-09 生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法 Active JP6130788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011247647 2011-11-11
JP2011247647 2011-11-11
PCT/JP2012/079125 WO2013069769A1 (ja) 2011-11-11 2012-11-09 生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013069769A1 JPWO2013069769A1 (ja) 2015-04-02
JP6130788B2 true JP6130788B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=48290136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013543042A Active JP6130788B2 (ja) 2011-11-11 2012-11-09 生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9714886B2 (ja)
EP (1) EP2778674B1 (ja)
JP (1) JP6130788B2 (ja)
CN (1) CN103930779B (ja)
WO (1) WO2013069769A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108593407A (zh) * 2018-03-13 2018-09-28 迈克医疗电子有限公司 样本稀释方法和装置、样本分析仪器及存储介质
WO2019191484A1 (en) * 2018-03-28 2019-10-03 Waters Technologies Corporation Autosampler seal pack for reducing a carryover percentage
CN108760659B (zh) * 2018-08-16 2024-03-22 济南希望医疗器械有限公司 献血初筛分析仪及其使用方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5766358A (en) 1980-10-09 1982-04-22 Shimadzu Corp Sample introducing apparatus for liquid-phase chromatography
DE3480562D1 (en) * 1983-09-14 1989-12-28 Erba Strumentazione Automatic sample apparatus and sampling method
JPS6384562A (ja) 1986-09-30 1988-04-15 アイシン精機株式会社 血液ポンプ
JPS6384562U (ja) * 1986-11-21 1988-06-02
US5431067A (en) * 1991-11-22 1995-07-11 Texas Sampling, Inc. Closed loop liquid sampler and sampling system
JPH05256834A (ja) 1992-03-12 1993-10-08 Hitachi Ltd 液体クロマトグラフ
US6526812B2 (en) * 2001-07-14 2003-03-04 Leap Technologies, Inc. Self-washing injection apparatus
FR2919729B1 (fr) * 2007-08-03 2012-03-02 Horiba Abx Sas Dispositif de preparation et de distribution fractionnee d'echantillons d'un fluide, systeme de distribution comportant un tel dispositif et procede associe
JP5446515B2 (ja) 2009-06-30 2014-03-19 東ソー株式会社 試料液希釈方法およびそれを利用した液体クロマトグラフ装置
EP2524213B1 (en) * 2010-01-11 2024-03-06 Waters Technologies Corporation Injection port needle support and washing
CN201859140U (zh) * 2010-09-19 2011-06-08 浙江福立分析仪器有限公司 液相自动进样器进样装置
JP5766358B2 (ja) * 2012-08-13 2015-08-19 三菱電機株式会社 エンジンハイブリッド鉄道車両の推進制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2778674A1 (en) 2014-09-17
CN103930779B (zh) 2016-02-24
US20140287453A1 (en) 2014-09-25
EP2778674B1 (en) 2016-11-09
US9714886B2 (en) 2017-07-25
EP2778674A4 (en) 2015-09-16
WO2013069769A1 (ja) 2013-05-16
JPWO2013069769A1 (ja) 2015-04-02
CN103930779A (zh) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5111476B2 (ja) 液体試料分析装置及び液体試料導入装置
CN101529243B (zh) 用于在自动分析仪中吸出和分配液体的装置
JP6309439B2 (ja) ヘモグロビン分析装置
CN103238066A (zh) 液体色谱仪、液体色谱仪用试样导入装置以及液体色谱仪用试样导入装置的清洗方法
JP4887199B2 (ja) 液体クロマトグラフィ
JPWO2019043907A1 (ja) オートサンプラ及び液体クロマトグラフ
JP2015092166A5 (ja)
JP6329131B2 (ja) フロー式分析装置用の試料注入装置、フロー式分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法
JP6130788B2 (ja) 生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法
KR101686455B1 (ko) 시료주입장치, 시료주입방법, 및 액체크로마토그래피장치
JP2014106213A (ja) 液体クロマトグラフ用オートサンプラ
JP2869158B2 (ja) 自動試料導入方法及び自動試料導入装置
JPH02132369A (ja) 液体クロマトグラフ用試料注入方法
JP2006138699A (ja) リサイクル液体クロマトグラフ
US11543392B2 (en) Liquid chromatograph and dissolution test system
CN115541901A (zh) 一种血液分析仪及其检测方法
CN115541899A (zh) 一种血液分析仪及其检测方法
CN115615880A (zh) 样本分析仪

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6130788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150