JPWO2015045404A1 - 電池ユニット - Google Patents

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Abstract

電池ユニットは、複数の電池セルを含み、各電池セルから噴出したガスを排気する排気口を有する電池モジュールと、排気口に連通してガスを電池モジュール外部に排出する排気ダクトとを含む。排気ダクトは、少なくとも1つのダクト出口であって、ダクト出口の流路断面積、または各ダクト出口の流路断面積の総和は、ガス上流側の流路断面積よりも大きいダクト出口と、ダクト出口の周辺部に流路の一部を塞ぐように固定され、隙間を通過するガスの温度を低下させる温度低下部材とを有する。

Description

本開示は、複数の電池セルを含み排気口を有する電池モジュールを備える電池ユニットに関する。
特許文献1には、単電池が収容されたケースと、ケースに設けられたケース開口部に接続される排気ダクトとを有し、排気ダクトの下流側開口部は上流側開口部よりも面積が大きい電池モジュールが記載されている。単電池で生じたガスはケース開口部及び排気ダクトを通じて外部に排出される。
特開2011−70871号公報
特許文献1に記載された電池モジュールでは、単電池(または電池セル)から噴出され、電池モジュール外に排出されるガスの温度を低下できる構造で、電池モジュール内のガス圧力増大を抑制する面から改良の余地がある。
本開示の一態様に係る電池ユニットは、複数の電池セルを含み、各電池セルから噴出したガスを排気する排気口を有する電池モジュールと、排気口に連通してガスを電池モジュール外部に排出する排気ダクトと、を備え、排気ダクトは、少なくとも1つのダクト出口であって、ダクト出口の流路断面積、または各ダクト出口の流路断面積の総和は、ガス上流側の流路断面積よりも大きいダクト出口と、ダクト出口の周辺部に流路の一部を塞ぐように固定され、隙間を通過するガスの温度を低下させる温度低下部材と、を含む。
本開示の一態様に係る電池ユニットによれば、電池セルから噴出され、電池モジュール外に排出されるガスの温度を低下でき、かつ、電池モジュール内のガス圧力増大を抑制できる。
本開示の実施形態における電池ユニットである電池システムを示す斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図1の電池システムにおいて、一部を省略して裏側から見た図である。 図1において、プレート本体を取り出して示す斜視図である。 図1から、1つの電池モジュールを取り出して示す斜視図である。 図5のB−B断面図である。 図5のC−C断面図である。 図1において、最上段の電池モジュールと排気ダクトとが接続された構成を拡大して示す斜視図である。 図8において、排気ダクトの出口を示すD矢視図である。 図8のE−E断面図である。 排気ダクトの別例を示している図2に対応する図である。 図11の構成で用いられるダクト出口部材を示す斜視図である。 図12AのF矢視図である。 図12AのG矢視図である。 図11の構成で用いられるダクトカバーを示す斜視図である。 排気ダクトの別例の第2例を示している図8に対応する図である。 排気ダクトの別例の第3例を示す図である。 本開示の実施形態の別例の第1例の電池ユニットを示す斜視図である。 本開示の実施形態の別例の第2例の電池ユニットを示す斜視図である。 本開示の実施形態の別例の第3例の電池ユニットを示す斜視図である。 本開示の実施形態の別例の第4例の電池ユニットを示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る実施形態について詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態、または変形例などが含まれる場合、複数の実施形態または変形例における各構成要素を適宜または任意に組み合わせて実施することができる。以下ではすべての図面において実質的に同様の要素に対する重複説明を省略する場合がある。
図1は、本開示の実施形態における電池ユニットである電池システム20を示す斜視図である。図2は、図1のA部拡大図である。図3は、図1の電池システム20において、一部を省略して裏側から見た図である。電池システム20は、蓄電装置として用いられる。電池システム20は、複数の電池モジュール22と、複数の電池モジュール22を一体に固定するダクト付固定部材24と、インバータ26、コンバータ27及び回路基板30とを含んで構成される。
電池システム20は、図示しない太陽電池等の発電装置で得られた電力を電池モジュール22に充電し、必要に応じて電池モジュール22から取り出した直流電力をコンバータ27で昇圧または降圧し、インバータ26で交流電力に変換し、図示しない電気機器に出力する機能を有する。回路基板30は、インバータ26及びコンバータ27の動作を制御する制御部を含む。電池システム20は、図示しないケースの内側に固定される。電池システム20は、発電装置からの電力を蓄電または供給するために用いられる構成に限定せず、例えば停電時または電力消費の調整に用いられてもよい。例えば電池システム20は、電力が分配される各建物全体で電力消費が少ない時間帯に商用交流電源から電池システム20に電力を蓄電し、電力消費が多い時間帯または停電時に、電池システム20が設置される建物内の電気機器に電池システム20から電力を供給してもよい。この場合、インバータ26が供給された交流電力を直流電力に変換し、変換後の直流電力を電池モジュール22に蓄電する。
図1、3、及び後述する図面の一部では、互いに直交する3軸方向として、高さ方向H、長さ方向L、幅方向Wが示されている。高さ方向Hは、電池システム20が水平面上に設置された場合の上下方向または鉛直方向である。長さ方向L及び幅方向Wは水平面で互いに直交する方向である。ここでは電池システム20の寸法が長い方を長さ方向Lとし、短い方を幅方向Wとした。
ダクト付固定部材24は、フレーム部材であり、ダクトプレートと呼ばれるダクトフレーム34と、2つのサイドフレーム36,38と、複数の結合フレーム40,42、基板支持フレーム44、及び横プレート45とを含んで一体に固定される。2つのサイドフレーム36,38は、第1サイドフレーム36及び第2サイドフレーム38である。複数の結合フレーム40,42は、第1結合フレーム40及び第2結合フレーム42である。ダクトフレーム34は、本体板部であるフレーム本体46に複数のダクト形成部材48,50が上下に並んで結合されることにより構成される。複数のダクト形成部材48,50は、第1ダクト形成部材48及び第2ダクト形成部材50である。フレーム本体46は、所定の外形を有する板状部材に曲げ加工と孔加工とを施すことにより形成される。第1ダクト形成部材48及び第2ダクト形成部材50は、図2に第1ダクト形成部材48で示すように、水平方向に沿う上下2つの板部である第1板部H1及び第2板部H2と、各板部H1,H2に連結され鉛直方向に沿う外側板部H3とを含んで形成される。第1ダクト形成部材48は、フレーム本体46側が開口する第1ダクト本体74と、第1ダクト本体74の両端に結合されたダクト出口部材76及び蓋部材78(図2)とにより構成される。第2ダクト形成部材50は、フレーム本体46側が開口する第2ダクト本体75と、第2ダクト本体75の両端に結合されたダクト出口部材76及び蓋部材78とにより構成される。各ダクト本体74,75が、フレーム本体46の板部に開口端を塞がれて断面矩形の直線ガス流路を形成するように組み合わされることにより、上下に並んだ複数の排気ダクトである第1排気ダクト51及び第2排気ダクト51Aが形成される。
図2に示すように、最上段の第1排気ダクト51は最上段の電池モジュール22に接続され、電池モジュール22に設けられた排気口52(図5)に第1排気ダクト51が連通する。第1排気ダクト51は、ガス下流側端部にガス下流側に向かって流路断面積が拡大する断面拡大部54が設けられる。断面拡大部54のダクト出口56の周辺部に温度低下部材58が固定され、温度低下部材58の隙間を通過するガスの温度を低下させる。これによって、排出ガスの温度低下と電池モジュール22の内圧上昇の抑制とを両立できる。これについては、後で詳しく説明する。
図1に戻って、第1サイドフレーム36及び第2サイドフレーム38は、ダクトフレーム34の長さ方向Lの両端部にねじ止めによりフレーム本体46に対し直角に固定され、上から見た形状が門形となるように形成される。第1結合フレーム40及び第2結合フレーム42は、第1サイドフレーム36及び第2サイドフレーム38の複数個所に長さ方向に掛け渡されて結合される。基板支持フレーム44は、図示しない片側フレームと、フレーム本体46とに幅方向に掛け渡されて固定される。片側フレームは、第1サイドフレーム36及び第2サイドフレーム38の幅方向一端部(図1の裏側端部)にねじ止めにより掛け渡して固定される。基板支持フレーム44には、回路基板30が固定される。
複数の横プレート45は、第1サイドフレーム36及び第2サイドフレーム38の上端部に上下に並んで長さ方向Lに掛け渡され、各横プレート45の長さ方向両端部が各サイドフレーム36,38にねじ止めにより固定される。インバータ26は、上側の横プレート45上に固定され、コンバータ27は、下側の横プレート45上に固定される。
第1結合フレーム40及び第2結合フレーム42の少なくとも1つは、中間部の長さ方向に沿った両端が曲げ起こされることで角を持つ断面U字形の樋状に形成される。第1結合フレーム40及び第2結合フレーム42の少なくとも1つの長さ方向両端部はサイドフレーム36(または38)にねじ止めされるか、またはサイドフレーム36(または38)に形成された孔の周縁部との係合により固定される。
図4に示すように、フレーム本体46は、下端部に設けられた倒れ止め板60と、複数の電池支持板である第1電池支持板62及び第2電池支持板64と、長さ方向一端部に設けられた排出ガス遮断板66とを含んで構成される。第1電池支持板62及び第2電池支持板64は、フレーム本体46の高さ方向Hの複数個所から他方面側(図4の裏側)に突出する。倒れ止め板60はフレーム本体46の下端部に水平方向に曲げ起こすことにより形成される。倒れ止め板60は、図示しないケースの底板部の上側にねじ止めにより固定可能である。
各電池支持板62,64は、後で説明するように電池モジュール22(図1)が上側に乗せられる。排出ガス遮断板66は、フレーム本体46の長さ方向Lの一端部に高さ方向Hの全体にわたって、電池モジュール22とは反対側に直角に曲げ起こすことで形成される。排出ガス遮断板66の機能は後述する。フレーム本体46、各サイドフレーム36,38、44及び横プレート45は鉄等の金属板により形成される。
図3に示すように、ダクト付固定部材24には、電池モジュール22が上下方向に4段に並んで、図示しないボルト等の結合手段により固定される。電池モジュール22はボルトを用いずに、第1サイドフレーム36及び第2サイドフレーム38の幅方向(W方向)端部に掛け渡すように結合された図示しないフレームとフレーム本体46とにより挟まれることで、ダクト付固定部材24に固定されてもよい。
ダクト付固定部材24の最上段に1つの電池モジュール22が、2つの中段及び最下段にそれぞれ4つの電池モジュール22が固定される。そして、電池システム20に合計13個の電池モジュール22が配置されている。図3では電池モジュール22の後述する端子部68(図5)の図示を省略する。
各電池モジュール22は直方体状に形成されている。なお、電池システム20を構成する電池モジュール22の数は、13個に限定されるものではなく、電池システム20に要求される出力または容量に応じて適宜変更される。
図5は、図1から、1つの電池モジュール22を取り出して示す斜視図である。図6は、図5のB−B断面図である。図7は、図5のC−C断面図である。電池モジュール22が電池システム20に配置される場合に、電池モジュール22の長さ方向は電池システム20の幅方向Wと一致し、電池モジュール22の幅方向は電池システム20の長さ方向Lと一致する。電池モジュール22の長さ方向両端部には端子部68が突出形成される。2つの端子部68のうち、一方側の端子部68が正極端子であり、他方側の端子部68が負極端子である。端子部68は、電池モジュール22に含まれる最少単位の電池セルの電極に電気的に接続されて、電池セルに対し充放電を行う場合の入出力端子となる。複数の電池モジュール22の端子部68は、図示しないバスバーによって直列または並列に電気的に接続される。
図6に示すように、電池モジュール22は、千鳥配置された複数の電池セル2を含む。図6では、複数の電池セル2を保持する後述する電池セルケース3(図7)の図示を省略する。電池モジュール22は、複数の電池セル2を並列接続して所定の電池容量が得られるように構成される。ここでは40個の電池セル2を用いた例が示される。
図7に示すように、電池モジュール22は40個の電池セル2について各正極側を一方側に揃え、各負極側を他方側に揃えて所定の配置関係で整列配置される。電池モジュール22は、電池セル2、電池セルケース3、上側ホルダ6、下側ホルダ7、モジュールケース8、及びモジュールダクト19を含んで構成される。電池セルケース3は電池セル2を収納して保持し、正極側に正極側集電部4が配置され、負極側に負極側集電部5が配置される。電池セルケース3に上側ホルダ6及び下側ホルダ7を介して正極側集電部4及び負極側集電部5が結合される。なお、電池セル2が負極側から排気する構造である場合、電池モジュール22は、電池セル2について各負極側を一方側に揃え、各正極側を他方側に揃えて所定の配置関係で整列配置してもよい。
電池セル2は、電池モジュール22を構成する電池の最小単位となる充放電可能な二次電池である。二次電池としては、リチウムイオン電池が用いられる。これ以外に、ニッケル水素電池、アルカリ電池等を用いてもよい。電池モジュール22に含まれる40個の電池セル2は、20個の電池セルを1組として、2組が横並びで配置されている。各組の電池セル2で隣接する電池セルの間の隙間を最小にする千鳥型の配置関係とされ、長さ方向Lに3列の電池列が配置され、それぞれの電池列は、幅方向Wに沿って、7個、6個、7個の電池セル2が配置されている。
電池セル2は、円筒形の外形を有する。円筒形の両端部のうち一方端が正極端子、他方端が負極端子として用いられる。本実施形態では、図7に示す電池セル2の上端に正極端子が設けられ、下端に負極端子が設けられている。なお、電池セル2は円筒形の電池に限らず、他の外形を有する電池であってもよい。
電池セル2は、正極端子側に安全弁13を有する。安全弁13は、電池セル2の内部で行われる電気化学反応によって発生するガスの圧力が予め定めた閾値圧力を超えたときに、電池内部からセル外部に排ガスとして放出する機能を有する。安全弁13は、ガス圧が閾値圧力を超えた時に破断される金属シート、または閾値圧力を超えたときに弁座から離れる弁体を含む構成としてもよい。
電池セルケース3は、40個の電池セル2を所定の配置関係で整列配置して保持する保持容器である。電池セルケース3は、電池セル2の高さと同じ高さを有し、高さ方向Hの両端側がそれぞれ開口する40個の貫通孔形状の電池収納部が設けられる枠体で、それぞれの電池セル2は、電池収納部の1つに収納配置される。
電池収納部の配置は、電池セル2の配置関係に対応して、千鳥型の配置関係とされる。すなわち、横並びに2組が配置され、各組で長さ方向Lに3列の電池収納部が配置され、それぞれの電池収納部列は、幅方向Wに沿って、7個、6個、7個の電池収納部を有する。かかる電池セルケース3としては、熱伝導性のよい材料であればよい。例えばアルミニウムを主材料として、押出成形によって所定の形状としたものを用いることができる。
電池セルケース3において、40個の電池セル2が電池収納部に収納配置される際に、電池セル2の各正極側が一方側に揃えられ、各負極側が他方側に揃えられる。図7では、一方側は高さ方向Hに沿って紙面の上方側で、他方側は高さ方向Hに沿って紙面の下方側である。なお、電池セルケースは、20個の電池収容部を有し互いに分離される横並びの2組の電池セルケースにより構成されてもよい。
正極側集電部4は、電池セルケース3の一方側の開口を塞ぐように配置されて、整列配置された電池セル2の正極側をそれぞれ電気的に接続する接続部材である。正極側集電部4は、正極側絶縁板10、正極板11、正極リード板12で構成される。
正極側絶縁板10は、電池セルケース3と正極板11、正極リード板12との間に配置され、これらの間を電気的に絶縁する板材である。正極側絶縁板10には、電池セル2の正極電極を突き出させる40個の円形等の開口が設けられる。かかる正極側絶縁板10としては、所定の耐熱性と電気絶縁性とを有する樹脂成型品または樹脂シートを所定の形状に加工したものが用いられる。
正極板11は、電池セル2の正極電極にそれぞれ個別に接触する位置関係で配置される40個の電極接触部を有する薄板である。かかる正極板11としては、電気的導電性を有する金属薄板について、エッチングまたはプレス加工等によって、周囲に略C字状の切欠部が形成された所定形状の電極接触部を形成したものを用いることができる。
正極リード板12は、正極板11と電気的に接続され、40個の電極接触部を相互接続して少なくとも1つの正極側出力端子とする電極板である。かかる正極リード板12としては、電気的導電性を有し、適当な厚さと強度を有する金属薄板を用いることができる。正極リード板12としては、金属薄板についてエッチングまたはプレス加工等で、円形等の開口が形成された所定形状の電極接触部を形成したものを用いることができる。
負極側集電部5は、電池セルケース3の他方側の開口に配置され、整列配置された電池セル2の負極側をそれぞれ電気的に接続する接続部材である。負極側集電部5は、負極側絶縁板16、負極板17、負極リード板18で構成される。
負極側絶縁板16は、電池セルケース3と負極板17、負極リード板18との間に配置され、これらの間を電気的に絶縁する板材である。負極側絶縁板16には、電池セル2の負極電極を露出させる40個の円形等の開口が設けられる。かかる負極側絶縁板16としては、所定の耐熱性と電気絶縁性とを有する樹脂成型品または樹脂シートを所定の形状に加工したものが用いられる。
負極板17は、電池セル2の負極電極にそれぞれ個別に接触する位置関係で配置される40個の電極接触部を有する電極部材である。かかる負極板17としては、電気的導電性を有する金属薄板について、エッチングまたはプレス加工等によって、略C字状の切欠部を形成することにより区画された電極接触部を形成したものを用いることができる。また、負極板17の電極接触部には、電池セル2に過電流が流れることで予め定めた閾値温度を超えるときに溶断する電流遮断素子を設けてもよい。
負極リード板18は、負極板17と電気的に接続され、40個の電極接触部のそれぞれを相互接続して少なくとも1つの負極側出力端子とする電極板である。かかる負極リード板18としては、電気的導電性を有し、適当な厚さと強度を有する金属薄板を、エッチングまたはプレス加工等で、負極板17の電極接触部に対応して円形等の開口が形成されたものを用いることができる。
上側ホルダ6及び下側ホルダ7は、電池セルケース3の一方側に配置される正極側集電部4と、他方側に配置される負極側集電部5とを、電池セルケース3とともに、全体として一体化するための部材で、絶縁材料で構成される。例えば上側ホルダ6及び下側ホルダ7は、正極側集電部4と負極側集電部5とを、ボルト等の締結部材を用いて締結して一体化される。なお、ホルダは別々に構成されていなくてもよく、例えば、電池セルケース3の側面を覆う側部と、正極側を覆う上部と、負極側を覆う下部とが一体に構成されてもよい。各ホルダ6,7は、モジュールケース8の内側に固定され、モジュールケース8は、上側のダクトカバー14と下側のボトムカバー15とにより構成される。
上記のような構成を有する電池モジュール22の上部には、内部にダクト室9を有し、下側が開口する断面U字形のモジュールダクト19が設けられる。モジュールダクト19は、上側ホルダ6の上側に被せるように設けられ、上端が枠状となるダクトカバー14の上端開口周縁部の上側に固定される。一方、負極側集電部5の下側には、ダクトカバー14に結合されたボトムカバー15が設けられる。
ダクト室9が、安全弁13が設けられた電池セル2の正極端子に開口部または切欠部を介して臨むとともに、モジュールダクト19の長さ方向一端面に形成された排気口52(図5)に連通している。これにより、電池セル2の安全弁13から噴出したガスは、ダクト室9から排気口52を介して外部に排出可能である。後述するように、排気口52は排気ダクト51,51Aに連通し、各電池セル2から噴出したガスは、各排気ダクト51,51Aを通じて電池モジュール22の外部に排出される。モジュールダクト19は、熱伝導性のよい材料であればよい。例えばアルミニウムを主材料とする金属板により形成される。
なお、上記では電池モジュール22として、各電池セル2が並列接続される場合を説明したが、直列接続された横並びの2組の電池セルが含まれてもよいし、あるいは直列または並列接続された3組以上の電池セルが含まれてもよい。
次に第1排気ダクト51を説明する。図8は、図1において、最上段の電池モジュール22と第1排気ダクト51とを接続した状態を拡大して示す斜視図である。図9は、図8において、第1排気ダクト51の出口を示すD矢視図である。図10は、図8のE−E断面図である。
なお、図8から図10では、図1の最上段の電池モジュール22と第1排気ダクト51との関係を説明するが、上下2つの中段及び最下段の電池モジュール22と第2排気ダクト51A(図1)との関係も、1つの第2排気ダクト51Aに連通する電池モジュール22の排気口の数が増えるだけで同様である。第2排気ダクト51Aの長さは、第1排気ダクト51の長さよりも大きい。
電池モジュール22は、フレーム本体46に結合されている。フレーム本体46において、電池モジュール22の下端部と対向する部分に矩形状の第1孔70が形成され、その第1孔70の内側部分の矩形状の板部を電池モジュール22側に略直角に折り曲げることにより、第1電池支持板62が形成されている。第1電池支持板62には電池モジュール22が上側に乗せられ、電池モジュール22の支持強度を高くする。また、電池モジュール22の端子部68は、フレーム本体46に形成された第2孔72を通じてフレーム本体46の片側(図8の表側)に導出される。
第1排気ダクト51は、断面矩形の直線状の第1ダクト本体74と、第1ダクト本体74の長さ方向一端部及び他端部にそれぞれ接続されるダクト出口部材76及び蓋部材78と、ダクト出口部材76に固定された温度低下部材58(図9)とを含んで構成される。
図10に示すように、第1ダクト本体74のフレーム本体46側の開口は、フレーム本体46に形成されたプレート孔84を介して電池モジュール22の排気口52に連通する。なお、第1ダクト本体74のフレーム本体46側の開口の周辺部とフレーム本体46に形成されたプレート孔84の周辺部との間に、熱伝導性のよいシール材(図示せず)を挟んでもよい。シール材は、第1ダクト本体74のフレーム本体46側の開口の周辺部とフレーム本体46に形成されたプレート孔84の周辺部との隙間を塞ぎ、各排気ダクト51、51Aの気密性を高めることができる。また、シール材として、例えばエラストマー系の材料を用いることができる。エラストマー系の材料を用いることで、排出ガスによって加熱された第1ダクト本体74の熱はエラストマー系の材料を介してフレーム本体46に伝達することができる。この構成によって、フレーム本体46を熱引きに利用することができ、排出ガスの温度をより低下させることができる。熱伝導性の良いシール材として、例えば熱伝導性フィラーを含有した高熱伝導性のエラストマー系の材料を用いることもできる。
ダクト出口部材76は、長さ方向に対し直交する平面についての流路断面積S1がガス下流側に向かって徐々に拡大する形状を有する断面拡大部54を含む。具体的には、断面拡大部54は、上面P1及び下面P2、フレーム本体46と反対側の外側面P3、フレーム本体46側の内側面P4を連結することにより形成される。上面P1及び下面P2は、水平面に対し傾斜して、出口に向かうほど間隔が広がっている。外側面P3は、出口に向かうほどフレーム本体46から離れるように傾斜する。内側面P4は、フレーム本体46の側面にほぼ沿う形状としている。この結果、断面拡大部54のガス下流端であるダクト出口56の流路断面積S1は、ガス上流側に設けられる第1ダクト本体74の流路断面積S2よりも大きくなっている。ダクト出口56のガス下流端部の流路断面積S1は、第1ダクト本体74の流路断面積S2の1.5倍から3.4倍の大きさとすることが好ましい。流路断面積S1が流路断面積S2の1.5倍より小さい場合、各排気ダクト51,51Aのダクト出口56の周辺部が温度低下部材58により塞がれることにより、ガスの圧力損失が大きくなる場合がある。また、流路断面積S1が流路断面積S2の3.4倍より大きい場合、ダクト出口56の断面積が大きく変化してエネルギー損失による圧力損失が発生する場合がある。このような構成では、断面拡大部54は、ダクト出口56の周辺部に設けられる。
なお、断面拡大部54は、プレート本体との干渉がないのであれば、内側面P4を、高さ方向H及び長さ方向Lに沿う平面に対し、出口に向かって外側面P3との間隔がより大きくなるように傾斜させて、流路断面積S1がガス下流側に向かって、より大きくなる形状としてもよい。
図9に示すように、温度低下部材58は、ダクト出口部材76に固定された金属製の網状部材、すなわち金網により構成される。温度低下部材58はダクト出口の周辺部、例えば流路断面が最も拡大した部分に、流路の一部を常時塞ぐように固定される。温度低下部材58は、網目の隙間に高温のガスが通過した場合に、温度低下部材58との接触によってそのガスの温度を低下させる。開口率約36%の温度低下部材58をダクト出口56の周辺部に固定された状態で、網目の隙間の面積総和Aと第1ダクト本体74の流路断面積S2との比率である(A/S2)は、0.55から3.23の間にすることが好ましい。この場合、流路断面積S2は、第1排気ダクト51において、温度低下部材58よりもガス上流側の最小流路断面積である。網目の隙間の面積総和と第1ダクト本体74の流路断面積S2との比率が0.55より小さい場合、各排気ダクト51,51Aのダクト出口56の周辺部が温度低下部材58に塞がれることにより、ガスの圧力損失が大きくなる場合がある。また、網目の隙間の面積総和と第1ダクト本体74の流路断面積S2との比率が3.23より大きい場合、ダクト出口56の体積が増大するため、ダクト出口56の断面積が大きく変化してエネルギー損失による圧力損失が発生する場合がある。また、網目の隙間の面積総和が第1排気ダクト51のガス上流側の最小となる流路断面積S2と略同じとした場合がより好ましい。
蓋部材78は、第1ダクト本体74の長さ方向他端部の開口を塞ぐように固定される。このような第1排気ダクト51において、第1ダクト本体74は熱伝導性のよい材料であればよい。例えば第1ダクト本体74を鉄、アルミニウム等の金属により形成してもよい。また、ダクト出口部材76及び蓋部材78を樹脂により形成してもよい。
一方、図1、図3に示す上下2つの中段及び最下段の電池モジュール22と第2排気ダクト51Aとの接続構造も、上記の最上段の電池モジュール22と第1排気ダクト51との接続構造の基本構成と同様である。この場合、2つの中段及び最下段の第2排気ダクト51Aには、それぞれの段で長さ方向Lに沿って並んだ複数の電池モジュール22に設けられた排気口を連通させる。図1に示すように、複数の排気ダクト51、51Aは上下に並んで平行に配置され、各排気ダクト51,51Aのダクト出口は長さ方向一方端に設けられる。各ダクト出口は、フレーム本体46の長さ方向一端部に略直角に折り立てられた排出ガス遮断板66に対向する。この場合、各ダクト出口の開口端の一部のみが排出ガス遮断板66に対向してもよい。この構成によって、後述のように各排気ダクト51,51Aから排出されるガスが排出ガス遮断板66に吹き付けられ、ガスの温度が低下する。
上記の電池システム20によれば、電池モジュール22の排気口52に連通する各排気ダクト51,51Aは、断面拡大部54と、断面拡大部54のガス下流側のダクト出口周辺部に設けられた温度低下部材58とを含む。このため、電池セル2から噴出され、電池モジュール22外に排出されるガスの温度を低下でき、かつ、電池モジュール22内のガス圧力増大を抑制できる。
これについて図10を用いて説明する。図10は、図8のE−E断面図である。電池システム20に含まれる電池セルの異常により内部圧力が高くなって安全弁13が作動した場合、安全弁13から噴出した高温のガスはモジュールダクト19の内側と、排気口52とを介して第1排気ダクト51に送られる。第1排気ダクト51内で図10の矢印α方向に流れたガスは断面拡大部54を通じて電池モジュール22外に排出される。この場合、ガスは、第1排気ダクト51を流れる間に第1排気ダクト51を介しての放熱で温度低下し、しかも、温度低下部材58の隙間を通過することで、温度低下部材58及びダクト出口部材76を介しての放熱でさらに温度低下する。特に第1排気ダクト51の第1ダクト本体74のガス下流端に近い位置に配置される電池セル2からガスが排出された場合に、そのガスは第1ダクト本体74を流れる距離が短くなるので、温度低下部材がない場合には比較的高温のガスが排出されるおそれがある。本実施形態の電池システム20は温度低下部材58を備えるので、各排気ダクト51,51Aから排出されるガスの温度が低下する。このため、単純な構成で、排出ガスによる発火を防止できる。
一方、温度低下部材58を備える構成でも断面拡大部54がない構造であって、ダクト出口56のガス下流端部の流路断面積S1がダクト本体74の流路断面積S2より小さい構成では、各排気ダクト51,51Aのダクト出口56の周辺部が温度低下部材58により過度に塞がれる。また、排気ダクトにおいて、温度低下部材58をそれぞれ有する複数のダクト出口を設ける構成で、各ダクト出口の流路断面積の総和が流路断面積S2より小さい構成でも、排気ダクトのダクト出口56の周辺部が温度低下部材58により過度に塞がれる。そのため、これらの構成ではガスの圧力損失が大きくなるという問題がある。この場合には、電池モジュール22内からのガス排出性が低下する。本実施形態の電池システム20は、ダクト出口56の周辺部に断面拡大部54を有するので、温度低下部材58を設けることでガス温度を低下できる。また、この構成によって圧力損失の増大を抑制して電池モジュール22からのガス排出性を高くできる。
また、各排気ダクト51,51Aに断面拡大部54があるか、またはないかに関係なく、各排気ダクト51,51Aの両端に複数のダクト出口を設けて、各ダクト出口の流路断面積の総和をガス上流側の流路断面積、例えばダクト本体74の流路断面積S2より大きくする構成としてもよい。この構成によれば、上記の図1から図10で説明した断面拡大部54を設ける構造と同様に、温度低下部材58を設けることでガス温度を低下できる。また、この構成によれば、圧力損失の増大を抑制して電池モジュール22からのガス排出性を高くできる。
また、温度低下部材58はダクト出口56の周辺部に固定された状態で、網目の隙間の面積総和が第1排気ダクト51のガス上流側の最小となる流路断面積S2と略同じとした場合、排出ガスの温度低下効果と、電池モジュール22の内部圧力抑制効果とを高レベルで両立させることができる。
なお、上記では温度低下部材58として金網を用いる場合を説明したが、温度低下部材は、金網に限定するものではなく、断面拡大部54のガス下流側において、ガス下流側の一部を常時塞ぐように固定され、隙間を通過するガスの温度を低下できるものであればよい。例えば金属のハニカム状部材、不織布、耐火繊維のいずれか1つを温度低下部材として用いることもできる。不織布は耐火材料により形成するのがより好ましい。
また、図1、図2に示したように、各排気ダクト51,51Aのダクト出口56の少なくとも一部が排出ガス遮断板66に対向する。このため、各排気ダクト51,51Aから排出されたガスは排出ガス遮断板66に吹き付けられて温度低下する。排出ガス遮断板66がガスから伝熱される場合でも、排出ガス遮断板66は放熱性が高いので低い温度に維持される。このため、各排気ダクト51の出口に排出ガス遮断板66を介して対向する部分、例えば図示しないケースの側壁部等にユーザが掴む取っ手または操作部が設けられる場合でも、この取っ手または操作部の温度上昇を抑制できる。
なお、各排気ダクト51,51Aのダクト本体は、フレーム本体46とは別の板部を、各ダクト形成部材48,50のフレーム本体46側に連結することにより断面矩形状に形成してもよい。この場合、各排気ダクト51,51Aは、フレーム本体46に固定されるが、フレーム本体46とは別部材として構成される。
図11は、第1排気ダクト51の別例を示している図2に対応する図である。本例では、上記の図1から図10に示した構成において、ダクト出口部材76のガス下流側端部にダクトカバー86が結合されている。図12A、図12B、図12Cは、それぞれダクト出口部材76の斜視図、図12AのF矢視図、図12AのG矢視図である。図12A、図12Bでは、第1ダクト本体74への取付状態で上下方向となる方向を矢印βで示している。
第1排気ダクト51は、ダクト出口56に接続されて周縁部の一部から排出方向に沿うように突出し、ダクト出口56から排出されたガスの流れ方向を制限する突出壁である板部88を有する。具体的には、第1排気ダクト51は、ダクト出口部材76のダクト出口に接続されたダクトカバー86を含んで構成される。
ダクト出口部材76は、ガス上流端部に第1ダクト本体74のガス下流端と接続可能な上流側接続部90が設けられ、ガス下流端部にダクトカバー86と接続可能な下流側接続部92が設けられる。上流側接続部90は、第1ダクト本体74のガス下流端開口の内側に嵌合可能な断面矩形の筒状に形成され、上下方向両端部の2つの弾性片94の外側に突起96が形成されている。各突起96は、上流側接続部90を第1ダクト本体74のガス下流端に嵌合させた状態で、第1ダクト本体74の端部に形成された図示しない係止溝と係合する。このため、ダクト出口部材76の第1ダクト本体74からの脱落を簡易な構造で阻止できる。
ダクト出口部材76の下流側接続部92の上下方向両端部の外面には断面三角形の第2突起98が形成される。
図13は、ダクトカバー86の斜視図である。ダクトカバー86は、互いにL字形に結合された枠部100及び突出壁である板部88を含む。枠部100は矩形状の外形を有し、内側に十字形の補強部で補強され内側に第3孔102が形成されている。枠部100の上下両端部外面に弾性片104が軸方向同方向に突出形成され、各弾性片104に孔部が形成されている。
このようなダクトカバー86は、板部88が図11の表側に配置されるように、各弾性片104の孔部をダクト出口部材76の第2突起98に係合させて、ダクト出口部材76に結合する。板部88の先端縁は、排出ガス遮断板66に突き当てるか、または微小隙間を介して対向させる。
上記構成によれば、第1排気ダクト51からダクトカバー86の第3孔102を介して排出されるガスの流れは、板部88と排出ガス遮断板66とにより遮断され、図11の矢印γ1、γ2方向となる。このような構成は、電池システム20の板部88が配置される図11の表側に温度上昇させたくない部品が設置される場合に有効である。
図14は、第1排気ダクト51の別例の第2例を示している図8に対応する図である。本例は、上記の図1から図10に示す構成において、各排気ダクト51,51Aの長さ方向両端部にダクト出口部材76が設けられ、電池モジュール22の電池セルから噴出されたガスを2つのダクト出口部材76の両方から排出可能としている。各ダクト出口部材76の形状は、図1から図10の構成の場合と同様である。図14では最上段の電池モジュール22に接続される第1排気ダクト51を示しているが、最上段以外の電池モジュール22においても同様の第2排気ダクト51Aが接続される。このような構成によっても、排出ガスの温度を効率よく低下でき、かつ、電池モジュール22内部の圧力増大を抑制できる。なお、図14の構成において、図11から図13の構成と同様に、各排気ダクト51,51Aのダクト出口にダクトカバー86を接続することもできる。なお、断面拡大部54を備えず温度低下部材58をダクト出口56の周辺部に固定された状態で、網目の隙間の面積総和Aと第1ダクト本体74の流路断面積S2との比率である(A/S2)が、0.55より大きい場合、電池モジュール22内部の圧力増大を抑制できる。また、図14の構成において、各排気ダクト51,51Aの各ダクト出口に断面拡大部54を備えず、各ダクト出口の流路断面積の総和をガス上流側の流路断面積より大きくする構成としてもよい。
図15は、第1排気ダクト51の別例の第3例を示す図である。第1排気ダクト51は、図14の構成の場合と同様に長さ方向両端部に設けられた第2ダクト出口部材76Aを含んで構成される。各第2ダクト出口部材76Aはダクト本体74の接続部から二股に分岐した脚部104を有し、各脚部104の先端部にガス下流側に向かって流路断面積が拡大する第2断面拡大部106が設けられる。第2断面拡大部106のガス下流端開口がダクト出口となる。第2断面拡大部106は、4つの平面部が連結されることにより断面矩形に形成される。各ダクト出口の周辺部には温度低下部材58(図9参照)が設けられる。
このような第1排気ダクト51は各段の電池モジュール22に接続される。電池モジュール22の電池セルから噴出されたガスは、例えば各ダクト出口部材76Aの各ダクト出口から図15の矢印δ方向に排出される。図15の構成において、第1排気ダクト51の各ダクト出口に第2断面拡大部106を備えず、各ダクト出口の流路断面積の総和をガス上流側の流路断面積より大きくする構成としてもよい。
なお、上記の図1から図15の構成では、フレーム本体46に複数の電池モジュール22と複数の排気ダクト51,51Aとを結合し、インバータ26及び回路基板30を有する電池システム20を説明したが、本開示の電池ユニットはこのような構成に限定せず、インバータ及び回路基板を省略した電池ユニットとしてもよい。また、1つの電池モジュール22にフレーム本体46を介して1つの排気ダクトが結合される電池ユニットとしてもよい。また、電池モジュール22にフレーム本体46を介さずに排気ダクトが結合される電池ユニットとしてもよい。
排気ダクト51,51Aの形状と、排気ダクト51,51A及び電池モジュール22の位置関係とは、上記の構成に限定するものではなく、以下で説明する別例の第1例から第4例の構成でもよい。図16は、別例の第1例の電池ユニットを示す斜視図である。本例の構成では、第1排気ダクト51は電池モジュール22の排気口に連通される。第1排気ダクト51のダクト出口56は、第1排気ダクト51の長さ方向に対し傾斜した開口を有する。ダクト出口56の開口の流路断面積は、第1排気ダクト51のガス上流側の流路断面積よりも大きい。電池モジュール22の構成は、図1から図10の構成の各電池モジュール22の場合と同様である。
図17は、別例の第2例の電池ユニットを示す斜視図である。本例の構成では、電池モジュール22の高さ方向(図17の上下方向)とほぼ一致する高さ方向の寸法を有する第1排気ダクト51が電池モジュール22に結合され、第1排気ダクト51は、電池モジュール22の排気口に連通される。ダクト出口部材76の幅方向(図15の左右方向)両側面は、ガス下流側に向かって互いの間隔が大きくなるように幅方向に対し傾斜している。その他の構成及び作用は、図16の構成の場合と同様である。
図18は、別例の第3例の電池ユニットを示す斜視図である。本例の電池ユニットは、2つの電池モジュール22と、2つの電池モジュール22で挟まれた第1排気ダクト51とを含む。各電池モジュール22に設けられた図示しない排気口は第1排気ダクト51に連通している。その他の構成及び作用は、図17の構成と同様である。
図19は、別例の第4例の電池ユニットを示す斜視図である。本例の電池ユニットは、電池モジュール22の幅方向両側に2つの第1排気ダクト51が結合され、電池モジュール22に設けられた図示しない排気口が第1排気ダクト51に連通する。このような構成では、電池モジュール22の内部から2つの第1排気ダクト51を通じてガスが排出される。その他の構成及び作用は、図17の構成と同様である。
なお、上記の図1から図10の構成と同様に、電池システム20の電池モジュール22と第1排気ダクト51との接続構成に、図16から図19のいずれか1つの接続構成を用いてもよい。
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、各排気ダクト51,51Aに含まれるダクト本体74,75の断面形状は矩形に限定するものではなく、円形、楕円形、または矩形以外の多角形としてもよい。また、各排気ダクト51,51Aの断面拡大部は、複数の平面部によって断面矩形に形成されるものに限定せず、断面形状を円形、楕円形、または矩形以外の多角形としてもよい。
2 電池セル、3 電池セルケース、4 正極側集電部、5 負極側集電部、6 上側ホルダ、7 下側ホルダ、8 モジュールケース、9 ダクト室、10 正極側絶縁板、11 正極板、12 正極リード板、13 安全弁、14 ダクトカバー、15 ボトムカバー、16 負極側絶縁板、17 負極板、18 負極リード板、19 モジュールダクト、20 電池システム、22 電池モジュール、24 ダクト付固定部材、26 インバータ、27 コンバータ、30 回路基板、34 ダクトフレーム、36 第1サイドフレーム、38 第2サイドフレーム、40 第1結合フレーム、42 第2結合フレーム、44 基板支持フレーム、45 横プレート、46 フレーム本体、48 第1ダクト形成部材、50 第2ダクト形成部材、51 第1排気ダクト、51A 第2排気ダクト、52 排気口、54 断面拡大部、56 ダクト出口、58 温度低下部材、60 倒れ止め板、62 第1電池支持板、64 第2電池支持板、66 排出ガス遮断板、68 端子部、70 第1孔、72 第2孔、74 第1ダクト本体、75 第2ダクト本体、76 ダクト出口部材、76A 第2ダクト出口部材、78 蓋部材、80 温度低下部材、84 プレート孔、86 ダクトカバー、88 板部、90 上流側接続部、92 下流側接続部、94 弾性片、96 突起、98 第2突起、100 枠部、102 第3孔、104 弾性片、106 第2断面拡大部。

Claims (6)

  1. 複数の電池セルを含み、各電池セルから噴出したガスを排気する排気口を有する電池モジュールと、
    前記排気口に連通して前記ガスを電池モジュール外部に排出する排気ダクトと、を備え、
    前記排気ダクトは、
    少なくとも1つのダクト出口であって、ダクト出口の流路断面積、または各ダクト出口の流路断面積の総和は、ガス上流側の流路断面積よりも大きいダクト出口と、
    ダクト出口の周辺部に流路の一部を塞ぐように固定され、隙間を通過するガスの温度を低下させる温度低下部材と、を含む、電池ユニット。
  2. 請求項1に記載の電池ユニットにおいて、
    前記排気ダクトは、ダクト出口周辺部に設けられガス下流側に向かって流路断面積が拡大する断面拡大部を含む、電池ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池ユニットにおいて、
    前記温度低下部材は、網状部材であって、前記ダクト出口周辺部に固定された状態で網目の隙間の面積総和Aと、前記排気ダクトにおいて前記温度低下部材よりもガス上流側の最小流路断面積S2との比率である(A/S2)が、0.55から3.23である、電池ユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載の電池ユニットにおいて、
    前記排気ダクトは、前記ダクト出口に接続されて周縁部の一部から排出方向に沿うように突出し、前記ダクト出口から排出された前記ガスの流れ方向を制限する突出壁を有するダクトカバーを備える、電池ユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1に記載の電池ユニットにおいて、
    前記排気ダクトは、前記排気口と連通する直線状の排気通路を形成するダクト本体と、前記ダクト本体のガス下流側に接続され、前記ダクト出口を有するダクト出口部材とを含む、電池ユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1に記載の電池ユニットにおいて、
    熱伝導性のよいシール材をさらに備え、
    前記排気ダクトは、前記排気口の周辺部と前記シール材を介して連通する、電池ユニット。
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