JP2018006249A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルとパックケースとの絶縁距離を確実に確保しつつ、より小型化できる電池パックを提供する。【解決手段】複数の電池セル18および複数の樹脂枠20が、厚み方向に交互に積層されるとともに互いに動きが拘束された電池モジュール10と、前記電池モジュール10を収容し、導電体、または、導電塗装体からなるパックケース50と、を備え、前記電池セル18は、上面から突出し、幅方向に間隔を開けて並ぶ二つの端子22p,22nを有し、前記樹脂枠20は、前記パックケース50の内面に面した前記幅方向の側面から突出し、前記パックケース50の内面に当接することで、前記電池セル18と前記パックケース50の内面との間の絶縁距離を確保する突起部34を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、複数の電池セルおよび複数の樹脂枠が、厚み方向に交互に積層された電池モジュールを、導電性を有したパックケースに収納した電池パックに関する。
従来から、複数の電池セルおよび複数の樹脂枠が、厚み方向に交互に積層された電池モジュールが知られている。かかる電池モジュールは、パックケースに収容され、電池パックを構成する。特許文献1には、複数の単電池(電池セル)と、複数の仕切り部材(樹脂枠)と、を交互に並べたものを、アッパーケースとロアケースで構成される電池パックの外装内に配置した電池パックが開示されている。
特開2012−129043号公報
ここで、電池パックは、電動車両等に搭載されることが多く、その設置スペースが限られていることが多い。そのため、電池パックの更なる小型化が求められている。そこで、電池パックを小型化するために、パックケースの内面と電池モジュールとの間隙を極力小さくし、パックケースを小型化することが考えられる。
しかし、電池パックのパックケースは、電磁ノイズの除去などのために、導電体(主に金属)または非導電体に導電体を塗装した導電塗装体からなることが多く、導電性が高いことが多かった。かかる導電性の高いパックケースに、電池セルが過度に近接すると、電池セルとパックケースとの間で十分な絶縁距離が確保できないおそれがあった。
したがって、パックケースが高い導電性を有している場合には、電池セルとパックケースとの距離が、適度な絶縁距離を保てる範囲で、電池モジュールをパックケースに近接配置することが望ましい。しかし、適度な絶縁距離を保ちつつ、電池モジュールをパックケースに近接配置するためには、煩雑な位置決め作業が必要であり、手間であった。そのため、従来は、ある程度の組み付け誤差があっても、絶縁距離を確実に確保できるように、電池モジュールとパックケースとの間に比較的大きな間隙を設けていた。その結果、従来技術では、電池パックを十分に小型化できなかった。
そこで、本発明では、電池セルとパックケースとの絶縁距離を確実に確保しつつ、より小型化できる電池パックを提供することを目的とする。
本発明の電池パックは、複数の電池セルおよび複数の樹脂枠が、厚み方向に交互に積層されるとともに互いに動きが拘束された電池モジュールと、前記電池モジュールを収容し、導電体、または、導電塗装体からなるパックケースと、を備え、前記電池セルは、上面から突出し、幅方向に間隔を開けて並ぶ二つの端子を有し、前記樹脂枠は、前記パックケースの内面に面した前記幅方向の側面から突出し、前記パックケースの内面に当接することで、前記電池セルと前記パックケースの内面との間の絶縁距離を確保する突起部を有する。
本発明によれば、突起部がパックケースの内面に当接するように電池モジュールを組みつければ、電池セルとパックケースの内面との間の絶縁距離を確保できるため、電池セルとパックケースとの絶縁距離を確実に確保しつつ、より小型化できる。
電池パックに搭載される電池モジュールの斜視図である。 電池セルの斜視図である。 樹脂枠の正面図である。 図3のA部拡大図である。 突起部を有さない樹脂枠の正面図である。
以下、本発明の実施形態である電池パックについて図面を参照して説明する。図1は、電池パックに設けられる電池モジュール10の概略斜視図である。なお、以下の説明において、電池セル18の「上面」とは、二つの端子22p,22nが突出形成される面であり、「側面」とは、端子の並び方向両側の面を意味する。また、樹脂枠20の「側面」とは、樹脂枠20のうち電池セル18の側面に面する面である。この電池パックは、電動車両、例えば、電気自動車や、ハイブリッド自動車に搭載される。電池パックは、電池モジュール10と、当該電池モジュール10を収容するパックケース50(図1では図示せず、図3参照)と、を備えている。
パックケース50は、1以上の電池モジュール10を収容するケースである。パックケース50は、電磁ノイズの除去などを目的として、金属等の導電体、また、表面に金属などの導電体を塗装した導電塗装体で構成される。通常、導電体は、伝熱性が高い一方で、熱容量は小さいことが多い。したがって、パックケース50は、導電性および伝熱性が比較的高く、熱容量が比較的小さいと言える。かかるパックケース50の構成は、種々考えられるが、本実施形態のパックケース50は、電池モジュール10が載置されるロアケースと、電池モジュール10の上側に配されてロアケースに締結されるアッパーカバーと、を備えている。ロアケースに電池モジュール10を組み付けて、固定した後、アッパーカバーをロアケースに締結し、アッパーカバーで電池モジュール10の上方を覆う。
電池モジュール10は、電池スタック12と、当該電池スタック12を挟持する一対のエンドプレート14と、一対のエンドプレート14を連結する拘束バンド16と、を備えている。電池スタック12は、複数の電池セル18および複数の樹脂枠20を厚み方向に交互に積層して成る。
電池セル18は、充放電可能な二次電池、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等で、正面視略長方形の角型形状を有している。図2に示すように、電池セル18の上面からは、略円筒形の正極端子22pおよび負極端子22nが突出している。正極端子22pおよび負極端子22nは、幅方向に間隔をあけて配置されている。
電池セル18の上面のうち幅方向中央、すなわち、正極端子22pおよび負極端子22nの間には、安全弁24が設けられている。安全弁24は、電池セル18の内圧が一定以上になった場合に開放され、電池セル18内部に溜まったガスを外部に放出する弁である。すなわち、電池セル18は、既述した通り、充放電可能な二次電池であるが、かかる二次電池は、充放電あるいは高温保持過程において種々のガスを発生する。こうしたガスが電池セル18のケース内に溜まり続けると電池セル18の内圧が過度に高まるため、電池セル18の内圧が一定以上になれば、安全弁24を開放し、ガスを外部に放出する。この安全弁24の構成は、特に限定されないが、本実施形態では、電池セル18の外装ケースのうち、局所的に薄肉にして脆弱にした箇所を安全弁24として用いている。
複数の電池セル18は、厚み方向に積層される。このとき、複数の電池セル18は、正極端子22pと負極端子22nが積層方向に交互に並ぶように、その向きを交互に替えて配される。すなわち、ある電池セル18を、向かって右側に正極端子22pが位置するように配置した場合には、次の電池セル18は、向かって右側に負極端子22nが位置するように配置する。そして、積層方向に隣接する正極端子22pと負極端子22nをバスバ(図示せず)で順次、連結することで、複数の電池セル18が、電気的に直列に接続される。
隣接配置されている電池セル18の間には、樹脂枠20が配される。換言すれば、電池スタック12は、複数の電池セル18と複数の樹脂枠20とを、交互に積層して成る。図3は、樹脂枠20の正面図であり、図4は、図3におけるA部拡大図である。樹脂枠20は、絶縁性材料からなり、略平板状のベース部26と、当該ベース部26の周縁から厚み方向に張り出す枠部28と、ベース部26の上端に設けられたダクト片32と、ベース部26の一面から突出する複数のリブ30と、を備えている。枠部28は、電池セル18の周面に沿う形状をしており、電池セル18の面方向への移動を規制する。
ベース部26の一面からは、複数のリブ30が突出している。リブ30は、樹脂枠20の高さ方向に真っ直ぐに延びており、幅方向に間隔を開けて複数、設けられている。電池セル18と樹脂枠20とを積層した際、リブ30の先端面は、隣接する電池セル18の表面に接触する。そして、これにより、リブ30の側面、電池セル18の表面、ベース部26で囲まれた通路が形成される。この通路は、電池セル18を冷却するための冷却風が流れる冷却流路となる。図3における太線矢印は、冷却風の流れ方向を示している。図3に示すように、電池モジュール10の外部から供給された冷却風は、電池セル18の下方側から、当該冷却流路に流れ込む。そして、冷却風は、電池セル18を冷却しながら、冷却流路を流れて、最終的に、電池セル18の上方側から電池モジュール10の外部に放出される。
樹脂枠20の上端、かつ、幅方向中央には、ダクト片32が設けられている。ダクト片32は、ベース部26の上端に固着されており、電池セル18の上面に向かって開口した略U字形となっている。また、ダクト片32は、樹脂枠20のベース部26よりも厚み方向に張り出しており、隣接する他の樹脂枠20のダクト片32と密着する(図1参照)。複数のダクト片32が互いに密着することで、電池スタック12には、積層方向に延びるトンネルが形成される。このトンネルは、安全弁24から放出されたガスが流れる排煙ダクト40となる。
樹脂枠20の側面、すなわち、枠部28のうち、電池セル18の側面に沿う部分には、突起部34が設けられている。この突起部34が設けられる樹脂枠20の側面とは、排煙や冷却のための部材が配置されない箇所とも言える。この突起部34の厚み方向幅は、枠部28の厚み方向幅よりも十分に小さく、一つの樹脂枠20の突起部34と、隣接する樹脂枠20の突起部34との間には、十分な間隔が生じる。また、突起部34は、正面視で、略三角形状または略半円形状であり、突起部34の高さ方向幅は、枠部28の表面から離れるほど小さくなっている。電池モジュール10を、パックケース50内に収容した際、この突起部34の先端は、パックケース50の内面52に接触するようになっている。かかる突起部34を設ける理由については、後述する。
電池セル18および樹脂枠20からなる電池スタック12は、一対のエンドプレート14で挟持される。エンドプレート14は、アルミ等の金属からなる板材である。この一対のエンドプレート14は、拘束バンド16により連結される。拘束バンド16は、金属製の薄板である。この拘束バンド16の両端近傍にエンドプレート14を締結することで、二つのエンドプレート14間の距離が固定される。このときの二つのエンドプレート14間の距離は、電池スタック12の設計上の長さとほぼ同じか僅かに小さい。そのため、拘束バンド16に二つのエンドプレート14を締結することで、電池スタック12は、エンドプレート14から圧縮力を受けることになる。この圧縮力を受けることにより、電池スタック12を構成する複数の電池セル18および樹脂枠20の相互の動きが規制され、拘束される。なお、図1で示したエンドプレート14および拘束バンド16の形状は、一例であり、電池スタック12を積層方向に圧縮・挟持できるのであれば、これらの構成は、適宜、変更されてもよい。
次に、枠部28に突起部34を設ける理由について、従来技術と比較して説明する。従来の電池パックでも、電池モジュール10は、パックケース50に収容されており、電池モジュール10は、複数の電池セル18と複数の樹脂枠20とを交互に積層した電池スタック12を有していた。ただし、従来の樹脂枠20は、側面に突起部34を有していなかった。
ここで、電池パックは、電動車両等に搭載されることが多く、その設置スペースが限られていることが多い。そのため、電池パックの更なる小型化が求められていた。そこで、電池パックを小型化するために、パックケース50の内面52と電池モジュール10との間隙を極力小さくし、パックケース50を小型化することが考えられる。
しかし、パックケース50は、既述した通り、電磁ノイズの除去などのために、導電性を有している。そのため、かかるパックケース50に電池セル18が過度に近接すると、電池セル18とパックケース50との間で十分な絶縁距離が確保できないおそれがあった。
したがって、パックケース50が高い導電性を有している場合には、電池セル18とパックケース50との距離が、適度な絶縁性を保てる範囲で、電池モジュール10をパックケース50に近接配置することが望ましい。しかし、そのような配置をするためには、高い位置決め精度が必要となるため、電池モジュール10の組み付け作業を煩雑にする。したがって、従来は、ある程度の組み付け誤差があっても、絶縁距離を確実に保てるように、電池セル18とパックケース50との間に比較的大きな間隙を設けていた。
かかる問題を避けるために、図5に示すように、樹脂枠20の側面(枠部28)の厚みを、必要とされる絶縁距離相当にするとともに、当該側面をパックケース50の内面52に接触させることが考えられる。この場合、樹脂枠20をパックケース50の内面52に接触するように電池モジュール10を組みつければ、煩雑な位置決め作業を行わなくても、電池セル18とパックケース50との間の絶縁が確保できる。しかし、樹脂枠20の側面全体の厚みを大きくすることは、材料量の増加、ひいては、コストの増加を招く。
また、樹脂枠20の側面全体が、パックケース50の内面52に接触すると、電池セル18から放出された熱が、樹脂枠20を介してパックケース50に伝わりやすくなる。ここで、導電体または導電塗装体からなるパックケース50は、伝熱性が高い一方で、熱容量が小さいことが多い。そのため、低温環境下では、樹脂枠20を介してパックケース50に伝わった熱は、外部に放出されやすい。結果として、樹脂枠20の側面全体が、パックケース50の内面52に接触する図5のような構成では、低温環境下において電池セル18の温度が上がりにくくなる。ここで、リチウムイオン電池等である電池セル18は、低温時には性能が低下することが知られている。したがって、樹脂枠20とパックケース50との接触面積が大きい図5の構成では、低温環境下における電池セル18の性能が低下するという問題を招く。
また、樹脂枠20の側面全体が、パックケース50の内面52に接触する構成では、パックケース50の外側面に付加された力が、パックケース50、枠部28を介して、電池セル18の側面にも伝達される。そのため、図5の構成では、外部からの応力付与に耐えられるように、電池セル18の外装ケースの剛性を高くする必要があった。
一方、本実施形態では、樹脂枠20の側面(枠部28)に突起部34を設け、当該突起部34がパックケース50の内面52に接触する構成となっている。突起部34の突出量は、当該突起部34がパックケース50の内面52に接触した際に、当該内面52と電池セル18の側面との距離Dが、絶縁性を保てるような大きさに設定されている。したがって、この突起部34がパックケース50の内面52に接触するように、電池モジュール10をパックケース50内に設置することで、電池セル18の側面とパックケース50の内面52との絶縁が自動的に保てる。換言すれば、突起部34を設けることで、絶縁性確保のために、電池モジュール10の煩雑な位置決め作業が不要となり、電池モジュール10の組み付け作業を簡易化できる。
また、かかる突起部34を設けることで、電池セル18の側面とパックケース50の内面52との間には、間隙56が形成されるが、この間隙56は、伝熱を阻害する断熱空気層として機能する。かかる断熱空気層(間隙56)が存在することで、電池セル18からパックケース50への伝熱が阻害され、低温環境下における電池セル18の温度低下、ひいては、電池セル18の性能低下を防止できる。
ここで、突起部34の先端部は、パックケース50に接触するため、当該先端部を介してパックケース50への伝熱が僅かながら生じる。しかし、既述した通り、突起部34は、正面視で略三角形状または略半円形状となっており、パックケース50に対して線接触する。また、突起部34の厚み方向幅は、樹脂枠20の厚み方向幅よりも十分に小さい。そのため、突起部34とパックケース50との接触面積は、非常に小さく、突起部34を介しての伝熱量も小さくなる。結果として、突起部34がパックケース50に接触していても、電池セル18のパックケース50への伝熱量を低下でき、低温環境下における電池セル18の放熱を抑制できる。なお、本実施形態では、突起部34をパックケース50に線接触する形状としているが、突起部34を、パックケース50に点接触する形状、例えば、半球形状や円錐形状、角錐形状等としてもよい。また、突起部34は、パックケース50との接触面積が十分に小さくなるのであれば、パックケース50に面接触する形状でもよい。
また、本実施形態によれば、パックケース50の内面52が、電池セル18の側面から離間している。そのため、パックケース50の外側面に付加された力は、パックケース50の剛性分、分散、低減される。すなわち、本実施形態では、パックケース50の内面52と枠部28との間に間隙56があるため、パックケース50の外側面に力がかかると、まず、その間隙56分だけ、パックケース50の変形が可能となる。そして、このパックケース50の変形により応力エネルギーが消費されるため、枠部28や電池セル18に伝わる力は、パックケース50の剛性分、分散、低減されたものとなる。つまり、本実施形態によれば、パックケース50の剛性を高くすれば、電池セル18への力の伝達を低減できるため、電池セル18の外装ケースの剛性を高くする必要が無くなる。その結果、電池セル18の構成をより簡易化できる。
なお、本実施形態では、樹脂枠20の側面にのみ突起部34を設け、樹脂枠20の上面および底面には、突起部34を設けていない。これは、樹脂枠20の上側には排煙ダクト40が、下側には、冷却風の流れる流路が設けられるため、突起部34を設けなくても、パックケース50と電池セル18との絶縁が十分に確保できるためである。
また、これまでの説明は、一例であり、樹脂枠20の側面に、パックケース50に接触して絶縁距離を確保する突起部34を設けるのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、本実施形態では、樹脂枠20の両側面に突起部34を設けたが、パックケース50の内面52に面する側面が一つだけであれば、当該一つの側面にのみ突起部34を設けてもよい。例えば、電池パックの中には、一つのパックケース50内に、二つの電池モジュール10を幅方向に並べたものがある。この場合、電池モジュール10の一側面のみが、パックケース50の内面52に面することになるため、この場合は、当該一側面にのみ突起部34を設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、樹脂枠20の一側面に設けられる突起部34の個数を、一つとしているが、突起部34の個数は、二以上であってもよい。
いずれにしても、樹脂枠20の側面とパックケース50の内面52との間に、1以上の突起部34が介在する構成とすることで、電池パックを小型化しつつ電池セル18とパックケース50との絶縁性および断熱性を確保することができる。
10 電池モジュール、12 電池スタック、14 エンドプレート、16 拘束バンド、18 電池セル、20 樹脂枠、22n 負極端子、22p 正極端子、24 安全弁、26 ベース部、28 枠部、30 リブ、32 ダクト片、34 突起部、40 排煙ダクト、50 パックケース、52 内面、56 間隙。

Claims (1)

  1. 複数の電池セルおよび複数の樹脂枠が、厚み方向に交互に積層されるとともに互いに動きが拘束された電池モジュールと、
    前記電池モジュールを収容し、導電体、または、導電塗装体からなるパックケースと、
    を備え、
    前記電池セルは、上面から突出し、幅方向に間隔を開けて並ぶ二つの端子を有し、
    前記樹脂枠は、前記パックケースの内面に面した前記幅方向の側面から突出し、前記パックケースの内面に当接することで、前記電池セルと前記パックケースの内面との間の絶縁距離を確保する突起体を有する、
    ことを特徴とする電池パック。
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