JPWO2015037669A1 - 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法 - Google Patents

送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015037669A1
JPWO2015037669A1 JP2015536625A JP2015536625A JPWO2015037669A1 JP WO2015037669 A1 JPWO2015037669 A1 JP WO2015037669A1 JP 2015536625 A JP2015536625 A JP 2015536625A JP 2015536625 A JP2015536625 A JP 2015536625A JP WO2015037669 A1 JPWO2015037669 A1 JP WO2015037669A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
upstream
flow rate
downstream
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015536625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6590696B2 (ja
Inventor
基彦 能見
基彦 能見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Publication of JPWO2015037669A1 publication Critical patent/JPWO2015037669A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6590696B2 publication Critical patent/JP6590696B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0077Safety measures
    • F04D15/0083Protection against sudden pressure change, e.g. check valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D1/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors
    • F04D29/22Rotors specially for centrifugal pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/426Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for liquid pumps
    • F04D29/4293Details of fluid inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/668Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps damping or preventing mechanical vibrations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/669Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for liquid pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

本発明は、液体に作用するターボポンプにかかわり、液体を対象としたターボポンプに発生する特有の現象であるキャビテーションサージを抑制または緩和する装置及び方法に関するものである。ターボポンプのキャビテーションの抑制運転方法は、液体を移送するターボポンプ1の上流の流量と下流の流量を測定して比較し、該上流の流量が該下流の流量より小さい場合に、ポンプ吸込部の圧力を低減させて該上流の流速を加速させるとともにポンプ吐出部の圧力を低減させて下流の流速を低減させ、該下流の流量が該上流の流量より小さい場合に、ポンプ吐出部の圧力を増加させて該下流の流速を加速させるとともにポンプ吸込部の圧力を増加させる。

Description

本発明は、液体に作用するターボポンプにかかわり、液体を対象としたターボポンプに発生する特有の現象であるキャビテーションサージを抑制または緩和する装置及び方法に関するものである。
水ポンプなどのターボポンプには、キャビテーションの発生をともなうキャビテーション不安定現象と呼ばれる現象が起こる場合があり、ポンプの軸振動、羽根車の応力変動や、騒音の原因になっている。キャビテーション不安定現象には、キャビテーションサージという現象があり、羽根車の回転数よりも低い周期で、配管系の流量および圧力の顕著な脈動が発生する現象である。
キャビテーションサージ(あるいはキャビテーションサージング)が発生すると、流体側の振動のみならず、構造側である管路系やポンプなどの機械要素にも振動および騒音が発生する。その程度が著しいと管路系を破壊したり、騒音が増加して不快な域にまで成長したりする場合がある。
従来のキャビテーション対策は、ポンプの内部構成要素である羽根車やディフューザ、ケーシングなどの設計を改善し、あるいは、ポンプの吐出側の流体の一部をその吸込側の流体に戻すなどして、キャビテーションの発生しにくい設計によりこの現象を回避しようとしてきた。
しかしながら、このような対応により効率が犠牲になることもあった。また、ポンプの運転領域は流量を変えて幅広い領域で運転されるが、ポンプの全運転領域で、キャビテーションサージングを回避することは、ポンプ単体の羽根車やケーシングなどの一部分を見つめた設計改善だけでは達成することが難しかった。
一方、ポンプの外付けの付加設備または装置でこの問題を緩和しようとする試みもある。例えば、ポンプの吸込み側もしくは吐出し側にサージタンクを取り付けると、キャビテーションサージによる脈動の一定の緩和がなされる。
しかしながら、キャビテーションサージが発生する場合、ポンプの出口(吐出口)と入口の流量が異なる変動を示すが、ポンプ入口より上流のサージタンクは、ポンプ出口より下流の脈動を直接に緩和する効果は無い。またポンプ出口より下流にサージタンクを設置すると効果的であることを示す研究例もあるが、キャビテーションサージの発生時のポンプの上流と下流に注目して、ポンプシステム全体としての対策を行ってはいなかった。
特開昭61−178600号公報
そこで、発明者は、例えばキャビテーションサージの周期的挙動が「バネ効果」、ポンプが輸送する液体が「慣性要素」、配管や弁の圧力損失などが「抵抗要素」、ポンプが「負抵抗要素」とするように、ポンプシステムの各要素が連成するシステム全体の振動現象(流体要素の変動現象)として捉えなおして鋭意検討し、本発明に至った。
本発明は、ポンプシステム全体としてのキャビテーション対策、特にキャビテーションサージを抑制あるいは緩和する装置及び方法を提案するものである。
上述の目的を達成するため、本発明の第一の実施態様は、液体を移送するターボポンプの上流の流量と下流の流量を測定して比較し、上流の流量が下流の流量より小さい場合に、ポンプ吸込部の圧力を低減させて該上流の流速を加速させるとともにポンプ吐出部の圧力を低減させて下流の流速を低減させ、該下流の流量が該上流の流量より小さい場合に、ポンプ吐出部の圧力を増加させて該下流の流速を加速させるとともにポンプ吸込部の圧力を増加させるターボポンプのキャビテーションの抑制運転方法である。
また、液体を移送するターボポンプと、該ターボポンプの上流の液体の周期的な圧力変動の振幅を減衰せしめるように上流の液体に加圧と減圧を繰り返す第一の減衰装置と、ターボポンプの下流の液体の周期的な圧力変動の周期を減衰せしめるように下流の液体に加圧と減圧を繰り返す第二の減衰装置とを備えたターボポンプのキャビテーションの抑制装置である。
より具体的には、第一の減衰装置は、上流の液体の圧力が上昇するときは減圧動作をし、上流の液体の圧力が減少するときは加圧動作をするとともに、第二の減衰装置は、下流の液体の圧力が上昇するときは減圧動作をし、下流の液体の圧力が減少するときは加圧動作をするターボポンプのキャビテーションの抑制装置である。
更により具体的には、上流に備えられた検知器により得られた情報と、下流に備えられた検知器により得られた情報から、第一の減衰装置および、第二の減衰装置に動作指示を行う制御機器を備えたターボポンプのキャビテーションの抑制装置である。
更に別の態様では、第一の減衰装置と前記第二の減衰装置は、ともにピストンおよびシリンダーからなり、第一の減衰装置のピストンと前記第二の減衰装置のピストンは、互いのピストンの動きを制動する装置と、少なくともどちらかのピストンがつりあいの位置に回復しようとする装置を具備するターボポンプのキャビテーションの抑制装置である。
更により具体的には、第一の減衰装置と第二の減衰装置は、ともにピストンおよびシリンダーからなり、該ピストンおよびシリンダーは、ひとつのピストンが第一の減衰装置と第二の減衰装置のシリンダーにともに嵌合することを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制装置である。
さらに、別の態様は、液体を移送するターボポンプと、該ターボポンプの上流側のケーシングまたは配管に、該液体の容積を押しのける膨張器を接続したことを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制装置である。
その具体的な運転方法は、液体を移送するターボポンプの上流の流量または圧力を測定し、該流量または圧力の低下が発生したときに、該ターボポンプの上流に備えた膨張器を膨張させることを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制運転方法である。
このようにすることにより、ポンプの運転領域は流量を変えて幅広い領域で運転した場合でも、ポンプの全運転領域で、キャビテーションサージングをより効果的に緩和または抑制することができる。
また、キャビテーションサージの発生時のポンプの上流と下流の圧力や流れを考慮しているので、ポンプ上流、入口とポンプ下流、出口のポンプシステム全てにわたって脈動をより効果的に緩和もしくは抑制することができる。
更に、加圧・減圧装置は、上流と下流の各々について、任意に設定した基準圧力と比べた周期的な圧力状態の変動に合わせて別々に圧力を加圧したり減圧したりするので、ポンプにより加圧された下流の流量を上流側に戻す事もなくなり、ポンプ効率を低下することなく効率よく安定的に運転することができる。
また、キャビテーションサージの振幅を下げる、速やかにキャビテーションサージを収束させる効果を持つ。
本発明に係るポンプシステムの模式図である。 本発明の現象モデルに関する模式図である。 本発明の一実施形態の説明図である。 本発明の別の実施形態の説明図である。 本発明の更に別の実施形態の説明図である。 本発明の更に別の実施形態の説明図である。 本発明の更に別の実施形態の説明図である。 本発明の更に別の実施形態の説明図である。 本発明の更に別の実施形態の説明図である。
本発明の具体的な実施態様を述べるにあたり、キャビテーションサージ現象をどのように捉えるかを図1、図2により簡単に述べる。
図1は、ターボポンプシステムの模式図である。ケーシング内に羽根車8を内蔵したポンプ1はターボポンプであり、外部のモータ8の回転力が、軸を通して羽根車8を回転させる。ポンプ入口2にはフランジ10によりポンプ上流配管4が接続されている。ポンプ1内に形成された、ポンプ入口2と羽根車8の間の空間(破線部分)は、ポンプ吸込部27である。ポンプ吸込部27とポンプ上流配管4をあわせて、ポンプ上流29を形成している。上流側の外付け機器6はポンプ上流配管4に接続されている。
また、ポンプ出口3にはフランジ10によりポンプ下流配管5が接続されている。ポンプ1内に形成された、ポンプ出口3と羽根車8の間の空間(破線部分)は、ポンプ吐出部28である。ポンプ吐出部28とポンプ下流配管5をあわせて、ポンプ下流30を形成している。下流側の外付け機器7はポンプ下流配管5に接続されている。
系内に水等の液体が満たされた状態で、モータ9の駆動により羽根車8が回転すると、ポンプ上流配管4から、流量Q1の液体がポンプ入口2に流入し、羽根車8のポンプ作用により、ポンプ出口3からポンプ下流配管5に流量Q2で排出される。
ここで、キャビテーションが何も発生していない場合には、
Q1=Q2
である。
しかしながら、キャビテーションが発生し、その体積が拡大すると、この関係はなりたたなくなる。キャビテーションは、ポンプ上流29で発生しうる。即ちポンプ上流配管4からポンプ入口2および、ポンプ吸込部27にわたって発生しうる。キャビテーションサージは、キャビテーションの気泡が周期的に拡大、縮小を繰り返すことによって引起される。この時のキャビテーションの体積Vcは、ポンプの入口圧力P1の周期的変動により拡大縮小すると考えられる。
κ=−∂Vc/∂P1(t)
ここで、κはキャビテーションコンプライアンスという。キャビテーションを前述のバネとして捉えた振動現象としたアナロジーでは、κはバネの弾性定数の逆数にあたるものである。
一方、キャビテーションの気泡の体積Vcが拡大すると、流量Q1とQ2は、異なった値となり、その関係は、
dVc/dt≒Q2−Q1
である。すなわち流量Q1とQ2は体積Vcの変動に伴い周期的に変動する。
図2は、これまで述べてきたことを簡単に振動現象として捉えなおしたものである。キャビテーションが起こらない場合、すなわち、Q1=Q2の場合を、ベルトコンベアにQ1、Q2が並んで乗せてあり、ベルトコンベアが右から左に動くに従いQ1とQ2も流れていく場合としている。ベルトコンベアがポンプ作用であり、ベルトコンベアとQ1,Q2との間は若干滑るとしても、Q1とQ2はあたかも一体のように整然と移動していく。
一方、キャビテーションがおこる場合については、Q1とQ2の間に、周期的に延び縮みするバネ11がQ1,Q2に締結されている。ベルトコンベアとQ1,Q2との間は若干滑るとする。ここで、バネ11が延びきったときがバネ11の縮み始めであるので、バネ11がQ1とQ2を引っ張るようになる。図に応じればQ1は右に加速し、Q2は左に加速する。また逆に、バネ11が縮みきったときがバネ11の伸び始めで、Q1は左に、Q2は右に押され、Q1とQ2の挙動は全く別々となる。このような挙動を収束させるには、Q1が右に、かつQ2が左に引っ張られるのであれば、その時にQ1に左に、かつQ2に右に力を加え、また、Q1が左に、かつQ2が右に押されるのであれば、その時にQ1に右に、かつQ2に左に力を加える必要がある。
実際の系には、図2のようなアナロジーでは把握できない系もある。そのような状況も含めてもう少し詳しく、キャビテーションを「バネ要素」、液体が「慣性要素」、配管や弁の圧力損失などが「抵抗要素」、ポンプが「負抵抗要素」あるいは「動力源」と特性を分類して抽象化して考えてみると、キャビテーションサージとは、「動力源」から動力が供給されて振動が持続している状態とみなせる。
してみると、このような系で振動を止めるということは、「バネ要素」、「慣性要素」あるいは「抵抗要素」の定数を適切な状態にすれば可能と考えられる。そこで、本発明は、キャビテーションと液体の状態を変えるデバイスを工夫することにより、ポンプ送水システムの特性を変えて振動を止めるあるいは抑制(緩和)しようというものである。尚、ポンプ吸込部におけるキャビテーションの状態によりポンプの上流と下流が影響されるので、制振作用も、上流と下流にともに作用することが望ましい。
図3は、以上のような考えを踏まえてなされた発明の具体的実施例である。すなわち、キャビテーションの特性により、ポンプの上流と下流で流量が異なるところから、ポンプ送水システムに加えて、ポンプの上流と下流各々に「バネ要素」、「抵抗要素」(ダンパー)の働きをするデバイスをつけて制振する方法である。
図3において、ポンプ1のポンプ上流29には、上流側の圧力検知器または流量検知器13と上流側加圧・減圧装置12が接続されている。これらの接続位置はポンプ吸込部27、またはポンプ上流配管4でもできるだけポンプ吸込部27に近い位置に接続されている。また、これらとは別に、ポンプ1のポンプ下流30には、下流側の圧力検知器または流量検知器15と下流側加圧・減圧装置14が接続されている。これらの接続位置も、ポンプ吐出部28、またはポンプ下流配管5でもできるだけポンプ吐出部28に近い位置に接続されている。
ここで、加圧・減圧装置は圧力脈動の減衰装置として働き、具体的には図のようにアクチュエータ駆動のピストンのようなものであるが、それに限定されない。尚、この系では下流から上流に液体を戻すバイパス操作を行うためのバイパス配管などのバイパス系がなく、バイパス操作もできない。
上流、下流の圧力検知器または流量検知器13、15により周期的な圧力変動または流量変動を検知し、検知情報をコントローラ16に送る。コントローラ16では各検知器から得た情報を基に、上流側、下流側の加圧・減圧装置12、14に、各々の周期的な圧力変動現象に対応して、変動の収束に向けたタイミングで、液体の加圧と減圧を繰り返すように動作を指示する。
上流の変動周期と下流の変動周期が異なっている場合でも、このように、上流であれば上流の検知器で検知した圧力や流量の変動情報に対応して上流の加圧・減圧装置の動作がされ、下流であれば下流の検知器で検知した圧力や流量の変動情報に対応して下流の加圧・減圧装置の動作がされるので、上流も下流も各々の変動状態に応じた各々独立した制御が行える。尚、上流の液体にかける加圧、減圧の周期と、下流の液体にかける加圧、減圧の周期は、最低限でも観測される圧力変動の基本周期と同じとする。
流量に基づいて加圧・減圧装置を制御する場合、コントローラ16では、液体を移送するポンプ1の上流の流量検知器13で測定された流量と下流の流量検知器15で測定された流量が比較される。上流の流量が下流の流量より小さい場合(Q1<Q2)には、上流側の加圧・減圧装置12に、ポンプ吸込部27近傍の圧力を低減させるように、コントローラ16から減圧動作の指示がされる。このことにより、ポンプ上流配管4の液体の流速を加速させることができQ1は増大する。それと共に、下流側の加圧・減圧装置14に、ポンプ吐出部28近傍の圧力を低減させるように、コントローラ16から減圧動作の指示がされる。これにより、ポンプ下流配管5の液体の流速が低減され、Q2は減少する。以上の操作により、Q1=Q2に近づく。
逆に、下流の流量が上流の流量より小さい場合(Q1>Q2)に、コントローラ16から下流側の加圧・減圧装置14に、ポンプ吐出部28近傍の圧力を増加させるように、加圧動作の指示がされる。このことにより、ポンプ下流配管5の液体の流速を加速させることができ、Q2は増大する。それとともに、コントローラ16から上流側の加圧・減圧装置12にポンプ吸込部27近傍の圧力を増加させるように、加圧動作の指示がされる。このことにより、ポンプ上流配管4の液体の流速を加速させることができ、Q2は増大する。以上の操作により、Q1=Q2に近づく。
尚、流量の測定機器は、精度の高いものから低いものまで、また高価なものから廉価のもの、大型のものから小型のものまで種々あるが、現場での流量の測定は難しい場合が多く、特にキャビテーション状態や脈動状態の測定は困難な場合が多い。そこで、このような場合、流量検知器の性能に応じて、測定された流量をもとに推定され、補正された流量を用いる場合が多いので、流量とは、このような補正流量も含むものである。
また、圧力に基づいて加圧・減圧装置を制御する場合、コントローラ16は、任意に設定した基準圧力との関係で、上流の検知器13により読み取られた液体の圧力が、上昇している傾向の場合には、上流側の加圧・減圧装置12に、その上昇傾向の圧力を減らす動作をするように指示し、逆に、上流の検知器により読み取られた液体の圧力が、より低下傾向を示している場合には、加圧・減圧装置12に、その低下傾向の圧力を上げる動作を指示する。
下流側の加圧・減圧装置14についても同様で、コントローラ16は、任意に設定した基準圧力との関係で、下流の検知器15により読み取られた液体の圧力が、より上昇している傾向の場合には、加圧・減圧装置14に、その上昇傾向の圧力を減らす動作をするように指示し、逆に下流の検知器15により読み取られた液体の圧力が、より低下傾向を示している場合には、加圧・減圧装置14に、その低下傾向の圧力を上げる動作を指示している。
このように、センサーからアクチュエータの制御を知能化し、上流と下流の情報を処理しつつ、上流と下流の状況に応じてアクティブ制御することで、ポンプの運転領域は流量を変えて幅広い領域で運転した場合でも、ポンプの全運転領域で、キャビテーションサージングをより効果的に緩和または抑制することができる。また、キャビテーションサージの発生時のポンプの上流と下流の圧力や流れを考慮しているので、ポンプ上流、入口とポンプ下流、出口のポンプシステム全てにわたって脈動をより効果的に緩和もしくは抑制することができる。更に、加圧・減圧装置は、上流と下流の各々について、任意に設定した基準圧力と比べた周期的な圧力状態の変動に合わせて別々に圧力を加圧したり減圧したりするので、ポンプにより加圧された下流の流量を上流側に戻す事もなくなり、効率よく安定的に運転することができる。
図4は、上流と下流の二つの振動抑制装置に対し、上流と下流の状況を主として機械的な制御で対応する実施例である。ポンプ1のポンプ上流29には、上流側のシリンダー18とそれに嵌合する上流側ピストン35が接続されている。これらのポンプ上流29での接続位置はポンプ吸込部27、またはポンプ上流配管4でもできるだけポンプ吸込部27に近い位置に接続されている。また、これらとは別に、ポンプ1のポンプ下流30には、下流側のシリンダー19とそれに嵌合する下流側ピストン36が接続されている。これらのポンプ下流30での接続位置も、ポンプ吐出部28、またはポンプ下流配管5でもできるだけポンプ吐出部28に近い位置に接続されている。
上流側ピストン35と下流側ピストン36の間は、アクチュエータ32、バネ33、ダッシュポット24の全てもしくは一部によるピストンの動きを互いに制動する装置(すなわち、ピストン制動装置)に接続されている。これらアクチュエータ32、バネ33、ダッシュポット24は、その弾性係数などが調整可能である。ピストン35、36の断面積は、等しいものとしても、あるいは異なるものとしても良い。
ポンプ上流にキャビテーションが発生してサージング状態にある場合、キャビテーションが拡大する際は、ポンプ上流の圧力は下がり方向に変化する。一方、キャビテーションが縮小する際はポンプ上流の圧力が上がり方向に変化する。このとき、上流側ピストン35は、アクチュエータ31により、圧力変化を吸収するように移動する。同じく、キャビテーションサージによってポンプの下流側の圧力が上昇あるいは低下の変化をする際、下流側ピストン36はアクチュエータ32によりポンプの下流側の圧力変化を吸収するように移動する。このように、上流側ピストン35と下流側ピストン36の移動により、キャビテーション体積Vcは拡大成長を妨げられ、キャビテーションサージは、単調にあるいは拡大、縮小を繰り返しながら体積変動の振幅を減少させながら収束の方向に向かう。
図3、図4においては、上流と下流の2箇所にセンサー、アクチュエータを設置することはスペースの増加や、系全体の複雑さを増し、装置価格の上昇も招く懸念がある。また、センサー、アクチュエータを用いずとも、バネ、ダンパーなどの受動機器だけでも充分にキャビテーションサージを抑制できる場合もある。図5は、このような観点から、図4におけるアクチュエータを除いた、本発明の別の具体的な実施例を示す。
上流側の圧力変動と下流側の圧力変動の、(1)周期が異なる場合、(2)振幅が異なる場合、あるいは(3)周期が同じでも位相が異なる場合には、上流側ピストン35と下流側ピストン36に接続するバネ33やダッシュポット24を調整して、ピストン35とピストン36の動作周期や振幅、位相が適切となるよう調整する。
ここで、ピストン35、36のつりあいの位置は、キャビテーションサージのない時には、各シリンダー18、19のストロークの中間的位置であることが好ましい。しかしながら、定常状態でかかる上流側圧力×シリンダー断面積による力と、下流側圧力×シリンダー断面積による力のつりあいが得られる条件と、上流側の圧力を増加低減させるのに必要なシリンダー断面積×ピストンストロークと、下流側の圧力を増加低減させるのに必要なシリンダー断面積×ピストンストロークの条件は必ずしも一致しない。
図4において、少なくともピストン35、36のどちらか一方には、外部の固定点と接続された、バネ23、ダッシュポット22、アクチュエータ31の一部または全部によって構成された「つりあい位置回復装置」が必要である。バネ23、ダッシュポット22、アクチュエータ31などの調整により、ピストン35、36のつりあいの位置が決められる。
尚、流路のバルブ20、21はピストン35、36に流入する流量を調節するものである。ポンプ上流および下流の流路を接続する流路には開度調整バルブ20、21により、上流下流の流量差、変動をより緩和することに用いても良い。
図6は、よりコンパクト化した本発明の別の具体的な実施例である。系の振動を止めるために、ポンプを含む管路系「バネ要素」、「慣性要素」あるいは「抵抗要素」の定数を現状の値から変えるだけでも有効なケースでは、図5における上流側ピストン35と下流側ピストン36の間をつないでいた、バネ33、ダッシュポット24などの調整装置が不要である。基本的には、ポンプ上流29のポンプ上流配管4に接続する上流側シリンダー18と、ポンプ下流30のポンプ下流配管5に接続する下流側シリンダー19と、両シリンダーにともに嵌合するピストン17を備えている。尚、ピストン17は、シリンダー18と19の断面積が等しいものに対応しても、あるいは異なるものに対応しても良い。ピストン17では、上流側シリンダーと下流側シリンダーの断面積の大きさの調整だけで適切な圧力を周期的に上流、下流に交互にかけることも可能である。従って、このようにすることで、これまでに述べた効果とともに、スペース的には簡素となる。
ここで、図6において、バネ23、ダッシュポット22などは可変調整可能であり、ピストン17のつりあいの位置を調整して決めるものである。
次に、これまでの作用とは別の観点で、キャビテーションサージの抑制を検討した発明の実施態様を述べる。
キャビテーションサージの周波数fとキャビテーションコンプライアンスκの間には、
f∝1/κα (αは正の定数)
の関係がある。
また、キャビテーションコンプライアンスκはキャビテーション体積Vcと、
κ∝Vc
の関係がある。
従って、キャビテーション体積Vcが大であると、キャビテーションコンプライアンスκが大きくなり、キャビテーションサージの周波数が小さくなる。周波数が小さくなるほど、キャビテーションサージの頻度が抑制される。
そこで、発明者は、キャビテーションコンプライアンスを大とするため、実際のキャビテーション体積Vcに加えて、実際のキャビテーションの発生と同時に、あたかもキャビテーション体積が増加したように振る舞うダミーのボリュームを、ポンプ内のキャビテーション発生部近傍に発生させることに思い至った。
図7は実施例である。具体的には、小量のガスを封入したガス袋(ゴム風船的なもの)38をターボポンプのポンプ吸込部(または、ポンプ吸込部近傍のポンプ上流配管)で展開する。キャビテーションサージが発生していない時は、ガス袋38からガスが抜かれ、ガス袋38はポンプケーシング内壁に折りたたまれた状態で設置されており、キャビテーションサージ発生時にガス袋38が展開されるような機構を設けても良い。ガス袋38はサージ時に膨張収縮するが、この膨張収縮するガス袋38の容積が、ダミー・ボリュームである。
ダミー・ボリュームの体積をVdとすると、この体積は、人工的なキャビテーション体積として扱うことができ、キャビテーションコンプライアンスκは、実際のキャビテーション体積Vcとダミーボリュームの体積Vdとを合わせて考えられる。つまり、
κ∝(Vc+Vd)
となるので、見かけ上キャビテーションコンプライアンスκの値が大きくでき、キャビテーションサージの周波数fを小さくすることができる。即ち、ダミー・ボリュームは、キャビテーションサージの振幅を下げる、速やかにキャビテーションサージを収束に向けて緩和させる効果を持つ。
図8は更に詳細な実施例である。袋38がポンプ1の上流側ケーシングに円環状に設けられた袋収納溝25に納められている。尚、袋収納溝25は円環の中心に向けてテーパーに開いた構造が好ましい。
キャビテーションが発生する前は、袋38は溝25に収納されている(実線で示す)。袋38には、あらかじめガスが入っていてもよい。また、ポンプ上流配管4の上流外付機器6として圧力検知器や流量検知器を配置し、圧力や流量が低下したことの情報を受けてガス供給口26からガスを供給してもよい。キャビテーションが発生すると、いづれにしても、袋38が膨らむ(膨らます)ことで、破線で示す状態のようになり、見かけ上キャビテーション体積Vcと袋38の膨張した体積により、キャビテーションサージの周波数fが小さくなる。尚、袋38の展開や収納は操作者がポンプ外部からの手作業で実施してもよい。
図9は、図8に用いた作用と同様であるが、ガス袋を用いずに気体の封入されたアキュムレーターあるいはバネ・マス・ダッシュポット系をポンプケーシングに直付けした方法及び装置である。
図9において、シリンダー37がポンプ1の上流側ケーシングあるいは、ポンプ上流配管4から分岐して接続され、それにピストン17が嵌合している。ピストン17にはバネ23とダッシュポット22が接続されている。図9において、図8の袋38に該当するのは、バネ23である。キャビテーション発生により、ポンプ上流の内圧が下がると、バネ23が伸び、バネ23の伸び×ピストン17の断面積が図8の袋の膨張した体積Vdと同じになる。このような装置にすると、ガス袋より剛性があり、長寿命が期待できる。
以上、キャビテーションを振動現象として捉えなおし、二つの異なる観点によるキャビテーションサージの抑制方法、及び装置について示した。これら二つの観点を別々に実施するだけでなく、互いに組み合わせて実施する事も可能である。互いに組み合わせた場合には、ポンプの幅広い運転領域に対応し、かつポンプの上流及び下流の流量変動をともに抑えて安定化した流れを維持することが可能であり、更にキャビテーションサージの発生初期の段階で、サージの周波数を低下せしめて安定に運転させるという効果を奏する。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
本発明は、図1および図7に示す実施形態に限らず、液体を移送するターボポンプについてキャビテーションサージ対策に利用することができる。
1 ポンプ
4 ポンプ上流
5 ポンプ下流
10 フランジ
12 上流側加圧・減圧装置
13 上流側圧力/流量検知器
14 下流側加圧・減圧装置
15 下流側圧力/流量検知器
16 コントローラ

Claims (8)

  1. 液体を移送するターボポンプの上流の流量と下流の流量を測定して比較し、
    該上流の流量が該下流の流量より小さい場合に、ポンプ吸込部の圧力を低減させて該上流の流速を加速させるとともにポンプ吐出部の圧力を低減させて下流の流速を低減させ、
    該下流の流量が該上流の流量より小さい場合に、ポンプ吐出部の圧力を増加させて該下流の流速を加速させるとともにポンプ吸込部の圧力を増加させることを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制運転方法。
  2. 液体を移送するターボポンプと、
    該ターボポンプの上流の液体の周期的な圧力変動の振幅を減衰せしめるように該上流の液体に加圧と減圧を繰り返す第一の減衰装置と、
    該ターボポンプの下流の液体の周期的な圧力変動の周期を減衰せしめるように該下流の液体に加圧と減圧を繰り返す第二の減衰装置とを備えたことを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制装置。
  3. 前記第一の減衰装置は、前記上流の液体の圧力が上昇するときは減圧動作をし、前記上流の液体の圧力が減少するときは加圧動作をするとともに、
    前記第二の減衰装置は、前記下流の液体の圧力が上昇するときは減圧動作をし、前記下流の液体の圧力が減少するときは加圧動作をすることを特徴とする請求項2記載のターボポンプのキャビテーションの抑制装置。
  4. 該上流に備えられた検知器により得られた情報と、該下流に備えられた検知器により得られた情報から、第一の減衰装置および、第二の減衰装置に動作指示を行う制御機器を備えたことを特徴とする請求項2または3記載のターボポンプのキャビテーションの抑制装置。
  5. 前記第一の減衰装置と前記第二の減衰装置は、ともにピストンおよびシリンダーからなり、前記第一の減衰装置のピストンと前記第二の減衰装置のピストンは、互いのピストンの動きを制動する装置と、少なくともどちらかのピストンがつりあいの位置に回復しようとする装置を具備することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のターボポンプのキャビテーションの抑制装置。
  6. 前記第一の減衰装置と前記第二の減衰装置は、ともにピストンおよびシリンダーからなり、該ピストンおよびシリンダーは、ひとつのピストンが前記第一の減衰装置と前記第二の減衰装置のシリンダーにともに嵌合することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のターボポンプのキャビテーションの抑制装置。
  7. 液体を移送するターボポンプと、
    該ターボポンプの上流側のケーシングまたは配管に、該液体の容積を押しのける膨張器を接続したことを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制装置。
  8. 液体を移送するターボポンプの上流の流量または圧力を測定し、
    該流量または圧力の低下が発生したときに、該ターボポンプの上流に備えた膨張器を膨張させることを特徴とするターボポンプのキャビテーションの抑制運転方法。
JP2015536625A 2013-09-12 2014-09-11 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法 Active JP6590696B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013189353 2013-09-12
JP2013189353 2013-09-12
PCT/JP2014/074098 WO2015037669A1 (ja) 2013-09-12 2014-09-11 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019072666A Division JP6741819B2 (ja) 2013-09-12 2019-04-05 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015037669A1 true JPWO2015037669A1 (ja) 2017-03-02
JP6590696B2 JP6590696B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=52665769

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015536625A Active JP6590696B2 (ja) 2013-09-12 2014-09-11 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法
JP2019072666A Active JP6741819B2 (ja) 2013-09-12 2019-04-05 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019072666A Active JP6741819B2 (ja) 2013-09-12 2019-04-05 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法

Country Status (3)

Country Link
US (3) US20160215778A1 (ja)
JP (2) JP6590696B2 (ja)
WO (1) WO2015037669A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3061240B1 (fr) * 2016-12-22 2019-05-31 Safran Aircraft Engines Procede ameliore de regulation d'un circuit d'alimentation
CN109299518B (zh) * 2018-08-29 2022-12-16 华南理工大学 一种串联r式汽车减振器的压力损失计算方法
US11209842B1 (en) 2020-06-29 2021-12-28 Saudi Arabian Oil Company Pressure surge and water hammer mitigation device and method
CN113007146A (zh) * 2021-04-16 2021-06-22 中南大学 水泵掺汽超空化防汽蚀及降噪装置
CN118275293A (zh) * 2024-06-03 2024-07-02 湖南工商大学 多工况模拟环管试验装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181001A (ja) * 1975-01-13 1976-07-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Kosuikomiseinohonpuno myakudoboshisochi
JPS54119103A (en) * 1978-03-08 1979-09-14 Hitachi Ltd Pump operating method and system
JPS55142998A (en) * 1979-04-24 1980-11-07 Ebara Corp Pump with variable throttle body on its suction path
JPS5751971A (en) * 1980-09-13 1982-03-27 Toshiba Corp Apparatus for preventing cavitation of pump
JPS5918283A (ja) * 1982-07-23 1984-01-30 Jidosha Kiki Co Ltd 電磁ポンプ
JPS608494A (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ポンプ揚程の脈動計測方法
US4691739A (en) * 1986-09-02 1987-09-08 United Aircraft Products, Inc. Bootstrap reservoir
JPH04314978A (ja) * 1991-02-18 1992-11-06 Fuji Electric Co Ltd 流体圧力脈動吸収器
US20130037119A1 (en) * 2011-08-12 2013-02-14 Kurt J. Doughty Valve control of pump inlet pressure with bootstrap reservoir

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1692375A (en) * 1927-08-19 1928-11-20 Int Motor Co Pressure-relief valve for fluid pumps
US2470565A (en) * 1945-10-09 1949-05-17 Ingersoll Rand Co Surge preventing device for centrifugal compressors
US2945566A (en) * 1955-06-02 1960-07-19 Roy S Sanford Fluid pressure brake mechanism
GB1006365A (en) * 1962-10-15 1965-09-29 English Electric Co Ltd Improvements in or relating to hydraulic pumps and reversible pump turbines
FR1353595A (fr) * 1963-01-16 1964-02-28 Snecma Dispositif anti-pompage pour empêcher les turbomachines de décrocher
US3362624A (en) * 1966-09-06 1968-01-09 Carrier Corp Centrifugal gas compressor
US3741677A (en) * 1971-10-12 1973-06-26 Barodyne Inc Flow control apparatus for a centrifugal compressor
US3807444A (en) * 1972-10-10 1974-04-30 Ca Valve Ltd Check valve
DE2345081C3 (de) * 1973-09-06 1980-05-29 Kraftwerk Union Ag, 4330 Muelheim Hauptkühlmittelpumpe für Kernreaktoren
US3901620A (en) * 1973-10-23 1975-08-26 Howell Instruments Method and apparatus for compressor surge control
US3976390A (en) * 1974-12-23 1976-08-24 Chicago Pneumatic Tool Company Means for controlling flow instability in centrifugal compressors
JPS608494B2 (ja) 1978-03-01 1985-03-04 富士通株式会社 ポジ型レジスト像の形成法
US4228753A (en) * 1979-02-27 1980-10-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Fluidic controlled diffusers for turbopumps
US4363596A (en) * 1979-06-18 1982-12-14 Mcquay-Perfex, Inc. Method and apparatus for surge detection and control in centrifugal gas compressors
JPS57168100A (en) 1981-04-10 1982-10-16 Hitachi Ltd Cavitation erosion resistant device for pump
JPS59184399U (ja) 1983-05-27 1984-12-07 芝浦メカトロニクス株式会社 ポンプ装置
US4964783A (en) * 1988-04-20 1990-10-23 Hanning Electro-Werke Gmbh & Co. Device for emptying a liquid-collection tank in a water-conducting household appliance
IT1228845B (it) * 1989-02-22 1991-07-05 Nuovo Pignone Spa Rilevatore-misuratore in continuo della cavitazione nelle pompe dinamiche.
US5154570A (en) * 1989-09-06 1992-10-13 Hitachi, Ltd. Vertical shaft pump
JPH05181001A (ja) 1991-12-27 1993-07-23 Toray Ind Inc 屈折率分布型光学材料の製造方法
JP3028691B2 (ja) 1992-12-10 2000-04-04 いすゞ自動車株式会社 過電圧保護回路付レギュレータ
US6557819B2 (en) * 1993-08-06 2003-05-06 Cary M. Austin Roll seal control valve
CA2149576A1 (en) * 1994-05-19 1995-11-20 Hideomi Harada Surge detection device and turbomachinery therewith
US5618160A (en) * 1994-05-23 1997-04-08 Ebara Corporation Turbomachinery with variable angle fluid guiding devices
CA2184882A1 (en) * 1995-09-08 1997-03-09 Hideomi Harada Turbomachinery with variable-angle flow guiding vanes
JPH11159416A (ja) 1997-09-25 1999-06-15 Mitsubishi Electric Corp 筒内噴射式エンジンの高圧燃料ポンプ体
US6517309B1 (en) * 1998-03-13 2003-02-11 Unitec Institute Of Technology Pumping apparatus and methods
NZ336855A (en) * 1999-07-21 2002-03-01 Unitec Inst Of Technology Multi-phase flow pump with vanes having large spaces there between
US6994518B2 (en) * 2002-11-13 2006-02-07 Borgwarner Inc. Pre-whirl generator for radial compressor
US7056103B2 (en) * 2004-03-05 2006-06-06 Honeywell International, Inc. Method and apparatus for cooling turbomachinery components
US7326027B1 (en) * 2004-05-25 2008-02-05 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Devices and methods of operation thereof for providing stable flow for centrifugal compressors
US8814499B2 (en) * 2010-04-19 2014-08-26 Korea Fluid Machinery Co., Ltd. Centrifugal compressor
US9850913B2 (en) * 2012-08-24 2017-12-26 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Centrifugal compressor
JP6109291B2 (ja) * 2013-02-22 2017-04-05 三菱重工業株式会社 遠心圧縮機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181001A (ja) * 1975-01-13 1976-07-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Kosuikomiseinohonpuno myakudoboshisochi
JPS54119103A (en) * 1978-03-08 1979-09-14 Hitachi Ltd Pump operating method and system
JPS55142998A (en) * 1979-04-24 1980-11-07 Ebara Corp Pump with variable throttle body on its suction path
JPS5751971A (en) * 1980-09-13 1982-03-27 Toshiba Corp Apparatus for preventing cavitation of pump
JPS5918283A (ja) * 1982-07-23 1984-01-30 Jidosha Kiki Co Ltd 電磁ポンプ
JPS608494A (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ポンプ揚程の脈動計測方法
US4691739A (en) * 1986-09-02 1987-09-08 United Aircraft Products, Inc. Bootstrap reservoir
JPH04314978A (ja) * 1991-02-18 1992-11-06 Fuji Electric Co Ltd 流体圧力脈動吸収器
US20130037119A1 (en) * 2011-08-12 2013-02-14 Kurt J. Doughty Valve control of pump inlet pressure with bootstrap reservoir

Also Published As

Publication number Publication date
US20210088048A1 (en) 2021-03-25
WO2015037669A1 (ja) 2015-03-19
JP2019105274A (ja) 2019-06-27
JP6590696B2 (ja) 2019-10-16
US20200088203A1 (en) 2020-03-19
US20160215778A1 (en) 2016-07-28
JP6741819B2 (ja) 2020-08-19
US11378084B2 (en) 2022-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6741819B2 (ja) 送水管路系のキャビテーションサージを緩和および防止するための装置および方法
JP7336194B2 (ja) 能動液圧リップル消去方法およびシステム
JP7403953B2 (ja) 油圧装置
CA2883475C (en) Mud pump modules with surge dampeners
US20140294601A1 (en) Active adaptive hydraulic ripple cancellation algorithm and system
US9926918B2 (en) Energy-recuperating fluid vibration damper
US9328729B2 (en) Pumping systems with dedicated surge dampeners
JP5744315B2 (ja) 液圧エネルギを電気エネルギに変換するための変換器、変換器アッセンブリおよび変換器を制御する方法
JP2012515870A (ja) 電力捕捉システムおよび方法
JP2010525209A5 (ja)
JP2014037849A (ja) アクチュエータ
TWI657198B (zh) 伸縮泵裝置
JP2010038316A (ja) アクチュエータ装置およびパワーアシスト装置
KR20170008752A (ko) 슬립 제어 가능한 차량 브레이크 시스템
JP6116988B2 (ja) 制振サポート及び制振装置
JP2013253603A5 (ja)
JP2011038558A (ja) 電動流体圧アクチュエータ装置
Pingchao et al. Active control on fluid borne pulsation using piezoelectric valve as absorber
CN105492729B (zh) 用于运行具有两个蒸汽供给管路的蒸汽轮机的方法
JP6163301B2 (ja) 往復圧縮機設備において圧力脈動を積極的に使用するための方法及び装置
JP2011112178A (ja) 流体圧アクチュエータ
CN105465080B (zh) 多边溢流系统
KR101368830B1 (ko) 댐퍼
Jaurola et al. A parameter study of a digital pump
JP2014043148A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6590696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250