JPWO2015033446A1 - ランニング支援システムおよびこれに用いるヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

ランニング支援システムおよびこれに用いるヘッドマウントディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

走行コースの動画像データを再生してHMD装置10のディスプレイ13に走行コースの画像を表示させるとともに、走行コースの画像上に仮想ランナーのキャラクタ画像を重畳して表示させ、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出してこれを走行コースの画像上に重畳して表示させることにより、屋外の走行コースを現に走行しているランナーが装着しているHMD装置10に、あたかも同じ走行コースを自分と一緒に走っているように仮想ランナーのキャラクタ画像が表示されるようにして、屋外において一人でランニングをするときでも、ランナーが寂しさを感じることなく、一人でも楽しみながらランニングをすることができるようにする。

Description

本発明は、ランニング支援システムおよびこれに用いるヘッドマウントディスプレイ装置に関するものである。
近年、ランニングがブームとなっている。ランニングは屋外で行うこともできるし、屋内でランニングマシンを使って行うこともできる。従来、屋内でランニングマシンを使って走る場合に、走者が飽きることなくランニングできるようにするための工夫がなされている。例えば、ランニングマシンの前方にテレビジョン受像機を設置し、走りながらテレビ放送を視聴できるようにしたものが提供されている。また、記録媒体に記録された走行コースの画像データを情報再生装置で再生し、これをディスプレイ画面上に表示させるようにしたものも提供されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の定位置ランニング装置は、風光明媚な風景を背景とした走行コースをビデオテープに録画しておき、それを情報再生装置で再生してテレビジョン受像機の画面上に表示するもので、走者の歩進速度を検出してその速度に応じてビデオテープの再生速度を制御するようにしている。すなわち、走者の歩進速度が速くなれば、それに応じてビデオテープの再生速度を速くし、逆に、走者の歩進速度が遅くなれば、それに応じてビデオテープの再生速度も遅くして、走行コースを表示するタイミングを調整している。
また、特許文献2に記載のトレーニングシステムでは、サーバに複数のコースに対応した風景画像情報を保存し、端末装置からの制御情報および前進速度情報をサーバが受信することで、利用者が利用するコースを設定し、そのコースの風景画像情報を利用者の前進速度に対応させてサーバから端末装置に送信する。これによって、利用者が気軽に種々のコースの風景を選択して楽しみながらトレーニングを行うことができるようにしている。
この特許文献2に記載のトレーニングシステムではさらに、同一のコースを複数の利用者が選択している場合に、利用者本人の人物画像および他の利用者の人物画像を風景画像に合成して表示させる。そして、利用者本人と他の利用者との距離差に応じて人物画像の表示位置を調整することにより、利用者本人が他の利用者を追い越したり他の利用者から追い越されたりする様子を表示するようにしている。
さらに、再生した走行コースの画像をヘッドマウントディスプレイ(HMD)装置に表示するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に記載のHMD装置では、フレーム画像データを記憶する画像データ記憶部と、単位時間当たりの歩数を計数する歩行速度算出部と、歩行速度算出部の計数結果に応じた可変速度で画像データ記憶部からフレーム画像データを読み出す再生制御部と、読み出されたフレーム画像データを表示装置に表示させる表示制御部とをHMD装置のチップ内に集積化している。
特開平5−220237号公報 特開2002−263232号公報 特開2009−297310号公報
上記特許文献1〜3に記載の技術によれば、ユーザは、ディスプレイに表示される走行コースの画像を楽しみながらランニングを行うことができる。しかしながら、走行コースの画像を見ることができるといっても、あくまでも屋内でのランニングであるため、臨場感や爽快感に欠ける。そのため、屋外でのランニングを好むランナーは非常に多い。しかし、屋外でランニングをする場合、特許文献1,2に記載の装置は何れも利用することができない。
これに対し、特許文献3に記載のHMD装置であれば、頭に装着して使うことができるため、屋外で走る際にも利用することが可能である。しかしながら、実際に走るコースと異なる走行コースの画像を表示させると、ランナーに混乱が生じてしまう。逆に、実際に走るコースと同じ走行コースの画像をランナーの走行速度に合わせて再生しながら表示させても、ランナーにとっては面白みがなく、全く意味もない。
以上のことから、特許文献1〜3に記載の技術は、屋外でランニングをする場合には全く利用することができない。その一方で、屋外でのランニングは屋内でのランニングに比べて臨場感や爽快感はあっても、一人で走るのは寂しいというランナーが少なくない。
本発明は、このような実情に鑑みて成されたものであり、屋外において一人でランニングをする際に、ランナーが寂しさを感じることなく、一人でも楽しみながらランニングをすることができるようにすることを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明では、記憶媒体から走行コースの動画像データを再生して、ランナーが携行する表示装置のディスプレイ画面に走行コースの画像を表示させるとともに、走行コースの画像上に仮想ランナーのキャラクタ画像を重畳して表示させる。さらに、本発明では、動画像データと共に記憶媒体から再生される記録走行位置データと、走行コースを現に走行している現実ランナーについて随時検出される現在走行位置データとを比較することにより、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出し、これを走行コースの画像上に重畳して表示させるようにしている。
本発明の他の態様では、動画像データと共に記憶媒体から再生される記録走行位置データおよび記録走行時間データと、走行コースを現に走行している現実ランナーについて随時検出される現在走行位置データおよび現在走行時間データとを比較することにより、現実ランナーと仮想ランナーとの時間差を算出し、これを走行コースの画像上に重畳して表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、屋外の走行コースを現に走行している現実ランナーが携行している表示装置のディスプレイ画面に、あたかも同じ走行コースを自分と一緒に走っているように仮想ランナーのキャラクタ画像が表示されるとともに、自分と仮想ランナーとの距離差または時間差も表示される。これにより、屋外において一人でランニングをする際に、ランナーが寂しさを感じることなく、仮想ランナーと伴走する感覚あるいは競争する感覚で、一人でも楽しみながらランニングをすることができる。
本実施形態によるランニング支援システムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるHMD装置の構成例を示す図である。 再生データの選択リストの構成例を示す図である。 本実施形態によるHMD装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 本実施形態によるHMD装置の他の構成例を示す図である。 本実施形態によるHMD装置の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるランニング支援システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態のランニング支援システムは、ランナーが携行するHMD装置100と、無線通信中継器200と、サーバ装置300とを備えている。無線通信中継器200とサーバ装置300との間はインターネット400により接続されている。
本実施形態のランニング支援システムは、HMD装置100がインターネット400を介してサーバ装置300と通信して画像データを取得することにより、走行コースの動画像や仮想ランナーのキャラクタ画像をHMD装置100のディスプレイ画面に表示させるようにしたものである。
図2は、HMD装置100の要部構成例を示す図である。図2に示すように、HMD装置100は、マイクロコンピュータ(マイコン)11、無線通信部12、ディスプレイ13、GPS受信機14および加速度センサ15を備えている。無線通信部12は、例えばWi−FiやWiMAXなどの無線通信技術を利用して無線通信を行う。
マイコン11は、CPU、RAM、ROM、半導体メモリなどを備えて構成され、RAM、ROMまたは半導体メモリに記憶されたプログラムが動作することによって以下の機能構成が実現される。すなわち、マイコン11は、プログラムの動作によって実現される機能構成として、データ再生部21、再生データ選択部22、キャラクタ表示制御部23、走行状態検出部24、演算部25、走行差表示制御部26、先行ランナー判定部27および振り返り検出部28を備えている。
データ再生部21は、無線通信部12を介してサーバ装置300との間で通信を行うことにより、サーバ装置300が備える記憶媒体に記憶されているデータの再生を行う。すなわち、データ再生部21は、無線通信部12を介してサーバ装置300に対してデータの再生要求を送信することにより、サーバ装置300の記憶媒体から再生されたデータを取得する。
サーバ装置300の記憶媒体には、走行コースの動画像データと、当該走行コース上の各地点を表す記録走行位置データと、仮想ランナーのキャラクタ画像を表すキャラクタ画像データとが記憶されている。動画像データは、実際にランナーが走行したときにカメラで撮影したものであり、様々な走行コースに関するものが記憶されている。同じ走行コースについて、同じまたは異なるランナーが走行したときの撮影によって得られた複数の動画像データを記憶しておいてもよい。
キャラクタ画像データに関しては、あらかじめ生成されたものが1つまたは複数、記憶媒体に記憶されている。複数のキャラクタ画像データを記憶する場合、有名なIP(Intellectual Property)キャラクタ、CGアイドル、著名人(タレント、スポーツ選手など)などの画像データを記憶媒体に記憶させるようにしてもよい。
再生データ選択部22は、無線通信部12と連携して動作し、データ再生部21によって再生するデータを選択する。例えば、再生データ選択部22は、HMD装置100が備える操作部(図示せず)に対するユーザの操作に応じて、サーバ装置300の記憶媒体に動画像データが記憶されている走行コースのリストの取得をサーバ装置300に要求し、サーバ装置300から走行コースのリストを取得してディスプレイ13に表示させる。
ここで、同じ走行コースについて複数の動画像データが記憶媒体に記憶されている場合は、それらの中からユーザが所望の動画像データを選択して再生することができるようなリストを生成してディスプレイ13に表示させる。例えば、図3に示すように、走行コースおよび走行時間をリストの項目として表示させることにより、自分がこれから走ろうとするペースに近いものを選択できるようにする。なお、走行時間は、動画像データの始めから終わりまでの再生時間と同じである。
再生データ選択部22は、HMD装置100が備える操作部に対するユーザの操作に応じて、ディスプレイ13に表示されたリストの中から所望の走行コース(同じ走行コースに複数の動画像データがある場合は、所望の走行時間に関するもの)の動画像データを選択する。そして、どの動画像データが選択されたのかをデータ再生部21に通知する。
データ再生部21は、この通知を受けて、上述したように無線通信部12を介してサーバ装置300に対して、選択された動画像データの再生要求を送信することにより、サーバ装置300の記憶媒体から再生された上記選択された動画像データを取得する。このときデータ再生部21は、動画像データと共に記録走行位置データも取得する。
キャラクタ画像の選択も同様に行う。すなわち、再生データ選択部22は、HMD装置100が備える操作部に対するユーザの操作に応じて、サーバ装置300の記憶媒体にキャラクタ画像データが記憶されている仮想ランナーのリストの取得をサーバ装置300に要求し、サーバ装置300から仮想ランナーのリストを取得してディスプレイ13に表示させる。
そして、再生データ選択部22は、HMD装置100が備える操作部に対するユーザの操作に応じて、ディスプレイ13に表示されたリストの中から所望の仮想ランナーを選択する。そして、どの仮想ランナーが選択されたのかをデータ再生部21に通知する。
データ再生部21は、この通知を受けて、無線通信部12を介してサーバ装置300に対して、選択された仮想ランナーのキャラクタ画像データの再生要求を送信することにより、サーバ装置300の記憶媒体から上記選択された仮想ランナーのキャラクタ画像データを取得する。
ここで、データ再生部21は、選択された走行コースを現にこれから走ろうとするランナー(以下、現実ランナーという)によるユーザ操作に応じて、現実ランナーがスタート地点から走り始めるときに合わせて動画像データの再生を開始する。データ再生部21は、動画像データが記録されたときと同じ等倍速で動画像データを再生する。記録走行位置データもこれに合わせて等倍速で順次再生する。
キャラクタ表示制御部23は、データ再生部21により再生された動画像データに基づいて走行コースの画像をディスプレイ13に表示させるとともに、走行コースの画像上に仮想ランナーのキャラクタ画像を重畳して表示させる。ここで、仮想ランナーのキャラクタ画像は、あたかも走っているように見えるような体の動きを付けて動的に表示させるのが好ましい。
走行状態検出部24は、走行コースを現に走行している現実ランナーの走行地点を表す現在走行位置データを現実ランナーの走行状態として随時検出する。本実施形態では、走行状態検出部24は、GPS受信機14から出力される現在位置情報を受けて、走行コース上の走行地点を表す現在走行位置データを随時検出する。
演算部25は、データ再生部21により動画像データと共に再生された記録走行位置データ(仮想ランナーの走行地点を表している)と、走行状態検出部24により検出された現在走行位置データ(現実ランナーの走行地点を表している)とに基づいて、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出する。
例えば、演算部25は、走行コースのスタート地点から、データ再生部21により再生された記録走行位置データにより示される仮想ランナーの走行地点までの走行距離を常時計算している。また、演算部25は、走行コースのスタート地点から、走行状態検出部24により検出された現在走行位置データにより示される現実ランナーの走行地点までの走行距離を常時計算している。そして、仮想ランナーの走行距離と現実ランナーの走行距離とを比較することにより、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出する。
走行差表示制御部26は、演算部25により算出された距離差を走行コースの画像上に重畳して表示させる。ここで、距離差は、±の符号付きで表示するのが好ましい。例えば、現実ランナーよりも仮想ランナーの方が先行して走っているときは+の符号付きで距離差を表示し、仮想ランナーよりも現実ランナーの方が先行して走っているときは−の符号付きで距離差を表示する。図4は、現実ランナーよりも仮想ランナーの方が先行して走っているときにディスプレイ13に表示される画像の一例を示している。
先行ランナー判定部27は、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走行しているかを判定する。例えば、先行ランナー判定部27は、演算部25により算出された仮想ランナーの走行距離と現実ランナーの走行距離とを比較することにより、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走行しているかを判定する。すなわち、走行距離の長い方が先行していると判定する。そして、先行ランナー判定部27は、その判定結果を走行差表示制御部26に供給する。走行差表示制御部26は、先行ランナー判定部27による判定結果の通知を受けて、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を±の符号付きで表示する。
なお、先行ランナー判定部27の機能を演算部25が持つようにしてもよい。すなわち、演算部25は、仮想ランナーの走行距離と現実ランナーの走行距離とをそれぞれ計算し、両者の差分を取ることによって現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出するとともに、どちらが先行して走行しているかを判定するようにしてもよい。あるいは、仮想ランナーの走行距離および現実ランナーの走行距離の計算を走行状態検出部24が行うようにしてもよい。
演算部25により算出された現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を走行差表示制御部26によってディスプレイ13に表示させるだけでなく、算出された距離差に応じてキャラクタ画像の表示態様を変えるようにしてもよい。そのために本実施形態では、演算部25により算出された距離差をキャラクタ表示制御部23にも供給している。
キャラクタ表示制御部23は、例えば、演算部25により算出された距離差に応じて、仮想ランナーを表すキャラクタ画像の大きさおよび位置の少なくとも一方を変えて表示させる。例えば、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差が小さいときは仮想ランナーを大きく表示させ、距離差が大きいときは仮想ランナーを小さく表示させることにより、距離差によって遠近感が出るように表現する。仮想ランナーの大きさだけでなく、距離差に応じて走行コース上の表示位置を変えることにより、仮想ランナーとの距離感をより現実に近い態様で表現するのが好ましい。
また、演算部25により算出された現実ランナーと仮想ランナーとの距離差に応じてキャラクタ画像の表示態様を変えることに加えて、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走っているかに応じてキャラクタ画像の表示態様を変えるようにしてもよい。そのために本実施形態では、先行ランナー判定部27による判定結果を、走行差表示制御部26の他にキャラクタ表示制御部23にも通知している。
キャラクタ表示制御部23は、先行ランナー判定部27による判定結果に応じて、仮想ランナーのキャラクタ画像の表示態様を変える。例えば、仮想ランナーよりも現実ランナーの方が先行して走っていると判定された場合、キャラクタ表示制御部23は、汗をかいた状態にして仮想ランナーを表示させる。あるいは、一生懸命に走っているように見えるように、仮想ランナーの体の動きを大きくしたり速くしたりするように表示してもよい。
また、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走っているかに応じて、キャラクタ画像の表示の有無を制御するようにしてもよい。この制御のために、振り返り検出部28は、HMD装置100を装着して走っている現実ランナーが後ろを振り返ったか否かを検出する。
例えば、振り返り検出部28は、加速度センサ15より出力される信号に基づいて、一定方向に一定時間以上連続して加速度が検出されたか否かを判定し、そのような加速度が検出された場合に、現実ランナーが後ろを振り返ったことを検出する。なお、ここでは加速度センサ15を用いているが、角速度センサなど他のセンサを用いてもよい。
キャラクタ表示制御部23は、仮想ランナーよりも現実ランナーの方が先行して走行していると先行ランナー判定部27により判定された場合には、振り返り検出部28により現実ランナーが後ろを振り返ったことが検出されたときにのみ、仮想ランナーを表すキャラクタ画像をディスプレイ13に表示させる。このようにすることにより、より実際の状況に近い感覚で仮想ランナーと一緒に走っているイメージを現実ランナーが享受することができる。
なお、振り返った状態を撮影した走行コースの動画像データはサーバ装置300の記憶媒体に記録されておらず、データ再生部21によって再生することができない。よって、現実ランナーが後ろを振り返ったときも、通常通り再生されている走行コースの画像を表示させておく。あるいは、現実ランナーが振り返ったときには、走行コースの画像がない状態でキャラクタ画像を表示させるようにしてもよい。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、サーバ装置300の記憶媒体から走行コースの動画像データを再生して、現実ランナーが装着するHMD装置100のディスプレイ13に走行コースの画像を表示させるとともに、走行コースの画像上に仮想ランナーのキャラクタ画像を重畳して表示させるようにしている。
また、本実施形態では、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出し、これを走行コースの画像上に重畳して表示させるようにしている。さらに、本実施形態では、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走っているかを判定し、その判定結果に応じて距離差の表示やキャラクタ画像の表示を変えるようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、屋外の走行コースを現に走行している現実ランナーが装着しているHMD装置100のディスプレイ13に、あたかも同じ走行コースを自分と一緒に走っているように仮想ランナーのキャラクタ画像が表示されるとともに、自分と仮想ランナーとの距離差も表示される。また、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走っているかに応じて、距離差やキャラクタ画像の表示態様も変わる。
これにより、屋外において一人でランニングをする際に、ランナーが寂しさを感じることなく、一人でも楽しみながらランニングをすることができる。例えば、他の誰かと伴走または競争をしながら走る感覚でランニングを楽しむことが可能である。また、目標タイムで走り切るための練習用として、仮想ランナーをペースメーカとしながら走る感覚でランニングを楽しむことも可能である。
なお、上記実施形態では、現実ランナーと仮想ランナーとの距離差を算出して表示する例について説明したが、時間差を算出して表示するようにしてもよい。図5は、その場合におけるHMD装置100の構成例を示す図である。なお、この図5において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図5に示す構成において、データ再生部21’は、走行コースの動画像データおよび記録走行位置データの他に、走行コースのスタート地点から各地点までの走行時間を表す記録走行時間データをサーバ装置300の記憶媒体から再生する。すなわち、図5の例においてサーバ装置300の記憶媒体は、走行コースの動画像データおよび記録走行位置データの他に記録走行時間データも記憶している。
走行状態検出部24’は、現在走行位置データに加え、現実ランナーによる走行コースのスタート地点から走行地点までの走行時間を表す現在走行時間データを現実ランナーの走行状態として随時検出する。すなわち、走行状態検出部24’は、GPS受信機14から出力される現在位置情報および現在時刻情報を受けて、走行コース上の走行地点を表す現在走行位置データと、スタート地点から走行地点までの走行時間を表す現在走行時間データとを随時検出する。なお、スタート地点から走行地点までの走行時間は、スタート時点においてGPS受信機14により検出された現在時刻情報と、現在の走行地点においてGPS受信機14により検出された現在時刻情報との差分から算出することができる。
演算部25’は、上述した距離差に代えてまたは加えて、データ再生部21’により再生された記録走行位置データおよび記録走行時間データと、走行状態検出部24’により検出された現在走行位置データおよび現在走行時間データとに基づいて、現実ランナーと仮想ランナーとの時間差を算出する。
すなわち、演算部25’は、走行状態検出部24’により検出された現在走行位置データにより示される走行地点と同じ走行地点を示している記録走行位置データと、それに関連付けられて記憶されている記録走行時間データとをデータ再生部21’によってサーバ装置300より再生させる。そして、演算部25’は、データ再生部21’により再生された記録走行時間データにより示される走行時間と、走行状態検出部24’により検出された現在走行時間データにより示される走行時間とを比較することにより、現実ランナーと仮想ランナーとの時間差を算出する。
走行差表示制御部26’は、上述した距離差に代えてまたは加えて、演算部25’により算出された時間差を走行コースの画像上に重畳して表示させる。この時間差も、±の符号付きで表示するのが好ましい。例えば、現実ランナーよりも仮想ランナーの方が先行して走っているときは−の符号付きで時間差を表示し、仮想ランナーよりも現実ランナーの方が先行して走っているときは+の符号付きで時間差を表示する。
先行ランナー判定部27’は、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走っているかを判定する。これを上述した方法で判定するようにしても良いが、データ再生部21’により記録走行位置データの他に記録走行時間データが再生され、走行状態検出部24’により現在走行位置データの他に現在走行時間データが検出される場合には、以下のようにして先行ランナーの判定を行うようにしてもよい。
すなわち、先行ランナー判定部27’は、データ再生部21’により再生された記録走行時間データにより示される走行時間と、走行状態検出部24’により検出された現在走行時間データにより示される走行時間とを比較することにより、現実ランナーまたは仮想ランナーのどちらが先行して走っているかを判定する。なお、この先行ランナー判定部27’の機能を演算部25’が持つようにしてもよい。
キャラクタ表示制御部23’は、上述した距離差に代えて、演算部25’により算出された時間差に応じて、仮想ランナーを表すキャラクタ画像の大きさおよび位置の少なくとも一方を変えて表示させるようにしてもよい。どのように表示態様を変えるかについては、上述した通りである。
また、上記実施形態では、サーバ装置300の記憶媒体にあらかじめ動画像データを含む各種データが記憶されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ユーザが動画像データ等をサーバ装置300に送信して記憶媒体に記憶させることができるようにしてもよい。図6は、その場合におけるHMD装置100の構成例を示す図である。なお、この図6において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図6に示す構成において、撮影画像入力部31は、ある走行コースをランナーが実際に走行しているときにカメラ16により撮影された動画像データを入力する。データ記録部32は、撮影画像入力部31により入力された動画像データと、カメラ16による撮影と同時に走行状態検出部24により検出された現在走行位置データとを無線通信部12を介してサーバ装置300に送信することにより、これらのデータをサーバ装置300の記憶媒体に記憶させる。
このように構成することにより、過去に自分が走ったときの動画像データを選択して再生することができる。これにより、過去の自分と競争をしながら自己記録の更新を目指す感覚でランニングを楽しむことが可能となる。なお、ここでは図2に示した構成に対してカメラ16、撮影画像入力部31およびデータ記録部32を追加する例について説明したが、図5に示した構成に対して追加するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サーバ装置300の記憶媒体に記録走行位置データを記憶しておいてこれをデータ再生部22が再生し、この記録走行位置データから演算部26,26’または走行状態検出部25,25’が仮想ランナーの走行距離を算出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録走行位置データに代えて、走行コースのスタート地点から各地点までの走行距離を表す記録走行距離データをサーバ装置300の記憶媒体に記憶しておいて、これをデータ再生部22が再生するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、仮想ランナーのキャラクタ画像データもサーバ装置300の記憶媒体に記憶させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、キャラクタ画像データだけはHMD装置100に記憶させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図1に示したように、サーバ装置300が記憶媒体を備えており、HMD装置100がサーバ装置300から動画像データを含む各種データを取得する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、HMD装置100が記憶媒体を備えるようにしてもよい。この場合、無線通信部12は不要である。
また、上記実施形態では、ランナーが携行する表示装置の例としてHMD装置100を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スマートフォンのような携帯端末であってもよいし、ランナーの腕に巻き付けて使用するタイプの表示装置であってもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 マイコン
12 無線通信部
13 ディスプレイ
14 GPS受信機
15 加速度センサ
16 カメラ
21,21’ データ再生部
22 再生データ選択部
23,23’ キャラクタ表示制御部
24,24’ 走行状態検出部
25,25’ 演算部
26,26’ 走行差表示制御部
27,27’ 先行ランナー判定部
28 振り返り検出部
31 撮影画像入力部
32 データ記録部
100 HMD装置
300 サーバ装置

Claims (20)

  1. ランナーが携行する表示装置に走行コースを含む画像を表示させるようになされたランニング支援システムであって、
    上記走行コースの動画像データ、上記走行コース上の各地点を表す記録走行位置データを記憶した記憶媒体から、上記動画像データを上記記録走行位置データと共に再生するデータ再生部と、
    上記走行コースを現に走行している現実ランナーの走行地点を表す現在走行位置データを上記現実ランナーの走行状態として随時検出する走行状態検出部と、
    上記データ再生部により再生された上記動画像データに基づいて上記走行コースの画像を上記表示装置のディスプレイ画面に表示させるとともに、上記走行コースの画像上に仮想ランナーのキャラクタ画像を重畳して表示させるキャラクタ表示制御部と、
    上記データ再生部により上記動画像データと共に再生された上記記録走行位置データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの距離差を算出する演算部と、
    上記演算部により算出された上記距離差を上記走行コースの画像上に重畳して表示させる走行差表示制御部とを備えたことを特徴とするランニング支援システム。
  2. 上記データ再生部は、上記走行コースのスタート地点から上記各地点までの走行距離を表す記録走行距離データを上記記録走行位置データに代えて記憶した上記記憶媒体から、上記動画像データを上記記録走行距離データと共に再生し、
    上記走行状態検出部は、上記現在走行位置データに代えて、上記現実ランナーの上記スタート地点から上記走行地点までの走行距離を表す現在走行距離データを上記現実ランナーの走行状態として随時検出し、
    上記演算部は、上記データ再生部により上記動画像データと共に再生された上記記録走行距離データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行距離データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの距離差を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のランニング支援システム。
  3. 上記データ再生部は、上記走行コースの動画像データおよび上記記録走行位置データの他に、上記走行コースのスタート地点から上記各地点までの走行時間を表す記録走行時間データを記憶した上記記憶媒体から、上記動画像データ、上記記録走行位置データおよび上記記録走行時間データを再生し、
    上記走行状態検出部は、上記現在走行位置データに加え、上記現実ランナーによる上記走行コースのスタート地点から上記走行地点までの走行時間を表す現在走行時間データを上記ランナーの走行状態として随時検出し、
    上記演算部は、上記データ再生部により再生された上記記録走行位置データおよび上記記録走行時間データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データおよび上記現在走行時間データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの時間差を算出し、
    上記走行差表示制御部は、上記距離差に代えてまたは加えて、上記演算部により算出された上記時間差を上記走行コースの画像上に重畳して表示させることを特徴とする請求項1に記載のランニング支援システム。
  4. 上記データ再生部は、上記走行コースのスタート地点から上記各地点までの走行距離を表す記録走行距離データを上記記録走行位置データに代えて記憶した上記記憶媒体から、上記動画像データ、上記記録走行距離データおよび上記記録走行時間データを再生し、
    上記走行状態検出部は、上記現在走行位置データに代えて、上記現実ランナーの上記スタート地点から上記走行地点までの走行距離を表す現在走行距離データを、上記現在走行時間データと共に上記現実ランナーの走行状態として随時検出し、
    上記演算部は、上記データ再生部により再生された上記記録走行距離データおよび上記記録走行時間データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行距離データおよび上記現在走行時間データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの時間差を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のランニング支援システム。
  5. 上記キャラクタ表示制御部は、上記演算部により算出された上記距離差に応じて、上記仮想ランナーを表す上記キャラクタ画像の大きさおよび位置の少なくとも一方を変えて表示させる請求項1または2に記載のランニング支援システム。
  6. 上記キャラクタ表示制御部は、上記演算部により算出された上記時間差に応じて、上記仮想ランナーを表す上記キャラクタ画像の大きさおよび位置の少なくとも一方を変えて表示させる請求項3または4に記載のランニング支援システム。
  7. カメラにより撮影された動画像データを入力する撮影画像入力部と、
    上記撮影画像入力部により入力された動画像データと、上記カメラによる撮影と同時に上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データとを上記記憶媒体に記憶させるデータ記録部とを更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のランニング支援システム。
  8. カメラにより撮影された動画像データを入力する撮影画像入力部と、
    上記撮影画像入力部により入力された動画像データと、上記カメラによる撮影と同時に上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データおよび上記現在走行時間データを上記記憶媒体に記憶させるデータ記録部とを更に備えたことを特徴とする請求項3または4に記載のランニング支援システム。
  9. 上記記憶媒体、上記データ再生部、上記走行状態検出部、上記キャラクタ表示制御部、上記演算部および上記走行差表示制御部を全てヘッドマウントディスプレイ装置に実装したことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のランニング支援システム。
  10. 上記記憶媒体を備えたサーバ装置と、上記データ再生部、上記走行状態検出部、上記キャラクタ表示制御部、上記演算部および上記走行差表示制御部を備えたヘッドマウントディスプレイ装置とを有し、
    上記ヘッドマウントディスプレイ装置は、無線通信を行う無線通信部を更に備え、
    上記データ再生部は、上記無線通信部を介して上記サーバ装置との間で通信を行うことにより、上記サーバ装置が備える上記記憶媒体に記憶されているデータの再生を行うことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のランニング支援システム。
  11. 上記ヘッドマウントディスプレイ装置は、
    上記現実ランナーまたは上記仮想ランナーのどちらが先行して走行しているかを判定する先行ランナー判定部と、
    上記現実ランナーが後ろを振り返ったか否かを検出する振り返り検出部とを更に備え、
    上記キャラクタ表示制御部は、上記仮想ランナーよりも上記現実ランナーの方が先行して走行していると上記先行ランナー判定部により判定された場合、上記振り返り検出部により上記現実ランナーが後ろを振り返ったことが検出されたときにのみ、上記仮想ランナーを表す上記キャラクタ画像を表示させることを特徴とする請求項9または10に記載のランニング支援システム。
  12. 走行コースの動画像データ、上記走行コース上の各地点を表す記録走行位置データを記憶した記憶媒体から、上記動画像データを上記記録走行位置データと共に再生するデータ再生部と、
    上記走行コースを現に走行している現実ランナーの走行地点を表す現在走行位置データを上記現実ランナーの走行状態として随時検出する走行状態検出部と、
    上記データ再生部により再生された上記動画像データに基づいて上記走行コースの画像をディスプレイ画面に表示させるとともに、上記走行コースの画像上に仮想ランナーのキャラクタ画像を重畳して表示させるキャラクタ表示制御部と、
    上記データ再生部により上記動画像データと共に再生された上記記録走行位置データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの距離差を算出する演算部と、
    上記演算部により算出された上記距離差を上記走行コースの画像上に重畳して表示させる走行差表示制御部とを備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。
  13. 上記データ再生部は、上記走行コースのスタート地点から上記各地点までの走行距離を表す記録走行距離データを上記記録走行位置データに代えて記憶した上記記憶媒体から、上記動画像データを上記記録走行距離データと共に再生し、
    上記走行状態検出部は、上記現在走行位置データに代えて、上記現実ランナーの上記スタート地点から上記走行地点までの走行距離を表す現在走行距離データを上記現実ランナーの走行状態として随時検出し、
    上記演算部は、上記データ再生部により上記動画像データと共に再生された上記記録走行距離データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行距離データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの距離差を算出する
    ことを特徴とする請求項12に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  14. 上記データ再生部は、上記走行コースの動画像データおよび上記記録走行位置データの他に、上記走行コースのスタート地点から上記各地点までの走行時間を表す記録走行時間データを記憶した上記記憶媒体から、上記動画像データ、上記記録走行位置データおよび上記記録走行時間データを再生し、
    上記走行状態検出部は、上記現在走行位置データに加え、上記現実ランナーによる上記走行コースのスタート地点から上記走行地点までの走行時間を表す現在走行時間データを上記ランナーの走行状態として随時検出し、
    上記演算部は、上記データ再生部により再生された上記記録走行位置データおよび上記記録走行時間データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データおよび上記現在走行時間データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの時間差を算出し、
    上記走行差表示制御部は、上記距離差に代えてまたは加えて、上記演算部により算出された上記時間差を上記走行コースの画像上に重畳して表示させることを特徴とする請求項12に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  15. 上記データ再生部は、上記走行コースのスタート地点から上記各地点までの走行距離を表す記録走行距離データを上記記録走行位置データに代えて記憶した上記記憶媒体から、上記動画像データ、上記記録走行距離データおよび上記記録走行時間データを再生し、
    上記走行状態検出部は、上記現在走行位置データに代えて、上記現実ランナーの上記スタート地点から上記走行地点までの走行距離を表す現在走行距離データを、上記現在走行時間データと共に上記現実ランナーの走行状態として随時検出し、
    上記演算部は、上記データ再生部により再生された上記記録走行距離データおよび上記記録走行時間データと、上記走行状態検出部により検出された上記現在走行距離データおよび上記現在走行時間データとに基づいて、上記現実ランナーと上記仮想ランナーとの時間差を算出する
    ことを特徴とする請求項14に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  16. カメラにより撮影された動画像データを入力する撮影画像入力部と、
    上記撮影画像入力部により入力された動画像データと、上記カメラによる撮影と同時に上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データとを上記記憶媒体に記憶させるデータ記録部とを更に備えたことを特徴とする請求項12または13に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  17. カメラにより撮影された動画像データを入力する撮影画像入力部と、
    上記撮影画像入力部により入力された動画像データと、上記カメラによる撮影と同時に上記走行状態検出部により検出された上記現在走行位置データおよび上記現在走行時間データを上記記憶媒体に記憶させるデータ記録部とを更に備えたことを特徴とする請求項14または15に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  18. 上記現実ランナーまたは上記仮想ランナーのどちらが先行して走行しているかを判定する先行ランナー判定部と、
    上記現実ランナーが後ろを振り返ったか否かを検出する振り返り検出部とを更に備え、
    上記キャラクタ表示制御部は、上記仮想ランナーよりも上記現実ランナーの方が先行して走行していると上記先行ランナー判定部により判定された場合、上記振り返り検出部により上記現実ランナーが後ろを振り返ったことが検出されたときにのみ、上記仮想ランナーを表す上記キャラクタ画像を表示させることを特徴とする請求項12〜15の何れか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  19. 上記記憶媒体を更に備えたことを特徴とする請求項12〜16の何れか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  20. 無線通信を行う無線通信部を更に備え、
    上記データ再生部は、上記無線通信部を介してサーバ装置との間で通信を行うことにより、上記サーバ装置が備える上記記憶媒体に記憶されているデータの再生を行うことを特徴とする請求項12〜16の何れか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
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