JPWO2015011779A1 - 作業機 - Google Patents

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Abstract

所定の方向に移動可能なスライダ80と、スライダに装着される2つの装着ヘッド24,26とを備えた作業機において、スライダは、支持板112,114と、装着ヘッドが装着される第1装着部108と第2装着部110とを有している。第1装着部は、支持板に設けられ、第2装着部は、第1装着部と第2装着部との間の距離(装着部間距離)を任意の距離に変更可能に支持板に設けられている。このような構造により、容易に装着部間距離を変更することが可能となり、幅の広い作業ヘッドをスライダに2つ装着することが可能となる。また、2つの作業ヘッドの種別を変更しない場合においても、2つの作業ヘッドの間隔を容易に変更することが可能となり、便利である。また、2つの作業ヘッドの間隔を変更することで、作業ヘッドの干渉を防止することが可能となる。

Description

本発明は、所定の方向に移動可能に被保持部において保持されるスライダと、スライダに着脱可能に装着される2つの作業ヘッドとを備えた作業機に関するものである。
作業機の多くは、下記特許文献に記載されているように、所定の方向に移動可能に被保持部において保持されるスライダと、スライダに装着される作業ヘッドとを備えており、作業ヘッドによって、比較的広い領域において作業を行うことが可能である。また、近年、作業の多様化等に対応するべく、スライダに2つの作業ヘッドが装着された作業機の開発が進められている。
特開2002−132310号公報
スライダに2つの作業ヘッドが装着された作業機であれば、種々の作業に対応することが可能となり、便利である。また、作業ヘッドは、通常、スライダに着脱可能とされており、スライダに装着される作業ヘッドを交換することで、さらに多くの作業に対応することが可能となる。ただし、作業ヘッドの寸法は、作業ヘッド毎に異なっており、幅の広い作業ヘッドをスライダに2つ装着しようとしても、作業ヘッド同士が干渉し、2つの作業ヘッドをスライダに装着できない場合がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、スライダに装着される2つの作業ヘッド同士の干渉を防止することが可能な装着部間距離検出器の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の作業機は、所定の方向に移動可能に被保持部において保持されるスライダと、前記スライダに着脱可能に装着される2つの作業ヘッドとを備えた作業機であって、前記スライダが、本体部と、前記本体部に設けられ、前記2つの作業ヘッドの一方が装着される第1装着部と、前記第1装着部との間の距離を予め設定された複数の設定距離のうちの任意のものに変更可能に前記本体部に設けられ、前記2つの作業ヘッドの他方が装着される第2装着部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の作業機は、請求項1に記載の作業機において、前記本体部と前記第2装着部との一方に設けられた複数の被検出部と、前記本体部と前記第2装着部との他方に設けられ、前記複数の被検出部を検出する複数のセンサとを有し、前記複数のセンサのうちの2つのセンサによる前記複数の被検出部の少なくとも1つの検出により、前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離を検出する装着部間距離検出器を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の作業機では、請求項2に記載の作業機において、前記複数のセンサの数が、前記複数の設定距離の数より少ないことを特徴とする。
また、請求項4に記載の作業機では、請求項2または請求項3に記載の作業機において、前記複数の被検出部が、前記所定の方向に延びるように離間した状態で前記本体部と前記第2装着部との一方に設けられ、前記複数のセンサが、前記所定の方向に延びるように離間した状態で前記本体部と前記第2装着部との他方に設けられ、前記装着部間距離検出器が、前記複数のセンサのうちの互いに隣り合わない2つのセンサによる前記複数の被検出部の検出、若しくは、前記複数のセンサのうちの互いに隣り合う2つのセンサによる前記複数の被検出部の少なくとも1つの検出により、前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離を検出することを特徴とする。
また、請求項5に記載の作業機は、請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の作業機において、前記スライダを前記所定の方向に移動させる移動装置と、前記移動装置の作動を制御する制御装置と、前記スライダへの当接により前記スライダの前記所定方向への移動を制限するストッパとを備え、前記ストッパが、前記前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離に応じて、前記スライダの前記所定方向への移動量を変更可能であり、前記制御装置が、前記前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離に応じた前記スライダの前記所定方向への移動量を記憶する記憶部と、前記装着部間距離検出器によって検出された前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離に応じた前記スライダの移動量を前記記憶部から取得し、取得した前記スライダの移動量のストロークエンドに向かって前記スライダを移動させる移動制御部と、前記移動制御部による前記スライダの移動時に、前記スライダが前記ストッパに当接したか否かを判定する判定部とを有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の作業機は、請求項2ないし請求項5のいずれか1つに記載の作業機において、前記装着部間距離検出器によって検出された前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離が、予定されている前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離と異なる場合の作業者への報知を行う報知装置を備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の作業機では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の作業機において、前記複数の設定距離が、前記2つの作業ヘッドの各々の寸法と前記2つの作業ヘッドの各々による作業対象物の寸法との少なくとも1つに基づいて設定されたことを特徴とする。
請求項1に記載の作業機では、スライダが、本体部と第1装着部と第2装着部とによって構成されている。第1装着部は、2つの作業ヘッドの一方が装着される部位であり、本体部に設けられている。第2装着部は、2つの作業ヘッドの他方が装着される部位であり、第1装着部との間の距離を予め設定された複数の設定距離のうちの任意のものに変更可能に本体部に設けられている。このような構造により、第1装着部と第2装着部との間の距離(以下、「装着部間距離」と略す場合がある)を変更することが可能となり、幅の広い作業ヘッドをスライダに2つ装着することが可能となる。また、2つの作業ヘッドの種別を変更しない場合においても、2つの作業ヘッドの間隔を容易に変更することが可能となり、便利である。また、2つの作業ヘッドの間隔を変更することで、作業ヘッドの干渉を防止することが可能となる。
また、請求項2に記載の作業機では、複数の被検出部と複数のセンサとによって装着部間距離検出器が構成されている。装着部間距離を変更可能なスライダでは、装着部間距離の変更に伴ってスライダの移動範囲等も変更するため、装着部間距離を検出するための装着部間距離検出器が必要となる。装着部間距離検出器は、一般的に、被検出部と、被検出部を検出するためのセンサとによって構成されており、被検出部は、本体部と第2装着部との一方に設けられ、センサは、本体部と第2装着部との他方に設けられている。そして、センサによる被検出部の検出に基づいて、本体部と第2装着部との相対的な位置が認識され、装着部間距離が検出される。ただし、センサによる被検出部の検出が適切に行われないと、誤った装着部間距離が検出される虞がある。このことに鑑みて、請求項2に記載の作業機では、複数のセンサのうちの2つのセンサによって複数の被検出部の少なくとも1つが検出された場合に、装着部間距離が検出される。つまり、例えば、複数のセンサのうちの1つのセンサのみが被検出部を検出した場合には、被検出部を検出したセンサとは異なるセンサに異常が発生していると想定され、装着部間距離は検出されない。これにより、センサ異常発生時等において、誤った装着部間距離の検出を防止することが可能となる。
また、請求項3に記載の作業機では、複数のセンサの数が、検出可能な装着部間距離の数より少ない。これにより、少ない数のセンサにより、装着部間距離を検出することが可能となり、コストを削減することが可能となる。
また、請求項4に記載の作業機では、複数のセンサのうちの互いに隣り合わない2つのセンサによって被検出部が検出された場合、若しくは、複数のセンサのうちの互いに隣り合う2つのセンサによって被検出部が検出された場合に、装着部間距離が検出される。従来の装着部間距離検出器では、複数のセンサのうちの互いに隣り合う2つのセンサによって被検出部が検出された場合に、装着部間距離が検出されていた。ただし、複数のセンサのうちの互いに隣り合う2つのセンサの組み合わせ数は、複数のセンサの数より1つ少ない数であり、その数の装着部間距離しか検出できない。一方、請求項3に記載の作業機では、複数のセンサのうちの隣り合う2つのセンサだけなく、互いに隣り合わない2つのセンサによって被検出部が検出された場合にも、装着部間距離が検出される。これにより、少ない数のセンサにより、多くの数の装着部間距離を検出することが可能となり、コスト的に有利である。
また、請求項5に記載の作業機は、スライダを所定の方向に移動させる移動装置と、移動装置を制御する制御装置と、スライダの移動量を制限するストッパとを備えている。そのストッパは、装着部間距離に応じてスライダの移動量を変更可能である。そして、制御装置は、装着部間距離検出器によって検出された装着部間距離に応じたスライダの移動量を取得し、取得したスライダの移動量のストロークエンドに向かってスライダを移動させる。この際、制御装置は、スライダがストッパに当接したか否かを判定する。装着部間距離が変更されると、スライダの所定方向への移動可能な量も変化する。このため、請求項4に記載の作業機では、ストッパが、装着部間距離に応じてスライダの移動量を変更可能とされている。ただし、ストッパによる移動量の変更が適切に行われないと、スライダに装着された作業ヘッドが作業機の側壁等に衝突する虞がある。このようなことに鑑みて、請求項4に記載の作業機では、制御装置が、装着部間距離に応じたスライダの移動量のストロークエンドに向かってスライダを移動させ、スライダがストッパに当接するか否かを判定する。この際、スライダが、ストロークエンドにおいてストッパに当接した場合には、ストッパによる移動量の変更が適切に行われている。一方、スライダが、ストロークエンドにおいてストッパに当接しない場合、若しくは、ストロークエンドと異なる箇所においてストッパに当接した場合には、ストッパによる移動量の変更が適切に行われていない。このように、ストッパの移動量の変更の適否を判定することで、スライダに装着された作業ヘッドの側壁等への衝突を防止することが可能となる。
また、請求項6に記載の作業機では、装着部間距離検出器によって検出された装着部間距離が、予定されている装着部間距離と異なる場合に、作業者への報知が行われる。これにより、適切な装着部間距離への変更を、作業者に促すことが可能となる。
また、請求項7に記載の作業機では、装着部間距離が、スライダに装着される作業ヘッドの寸法と、その作業ヘッドによる作業対象物の寸法との少なくとも1つに基づいて設定されている。これにより、大きなサイズの作業ヘッドであっても、適切にスライダに装着することが可能となる。また、スライダに装着された作業ヘッドによる作業を、適切に担保することが可能となる。
本発明の実施例である対基板作業装置を示す図である 対基板作業装置が備えるスライダを示す斜視図である。 装着部間距離がBmmとされたスライダを示す平面図である。 装着部間距離が(B+4・A)mmとされたスライダを示す平面図である。 ヘッド昇降装置が取り付けられたスライダを示す斜視図である。 スライダを背面からの視点において示す斜視図である。 検出装置の備える近接センサを示す拡大図である。 対基板作業装置が備える制御装置を示すブロック図である。 装着部間距離がBmmとされた状態での近接センサと突出部との相対的な位置関係を示す図である。 実施例の近接スイッチによるON信号と装着部間距離との関係を示す表である。 装着部間距離が(B+A)mmとされた状態での近接センサと突出部との相対的な位置関係を示す図である。 装着部間距離が(B+2・A)mmとされた状態での近接センサと突出部との相対的な位置関係を示す図である。 装着部間距離が(B+3・A)mmとされた状態での近接センサと突出部との相対的な位置関係を示す図である。 装着部間距離が(B+4・A)mmとされた状態での近接センサと突出部との相対的な位置関係を示す図である。 比較例の近接センサと突出部との相対的な位置関係を示す図である。 比較例の近接スイッチによるON信号と装着部間距離との関係を示す表である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<対基板作業装置の構成>
図1に、本発明の実施例の対基板作業装置10を示す。対基板作業装置10は、回路基板に対する電子部品の装着作業を実行するための装置である。対基板作業装置10は、搬送装置20と、供給装置22と、2つの装着ヘッド24,26と、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)28とを備えている。
搬送装置20は、X軸方向に延びる1対のコンベアベルト30と、コンベアベルト30を周回させる電磁モータ(図8参照)32とを有している。回路基板34は、それら1対のコンベアベルト30によって支持され、電磁モータ32の駆動により、X軸方向に搬送される。また、搬送装置20は、基板保持装置(図8参照)36を有している。基板保持装置36は、コンベアベルト30によって支持された回路基板34を、所定の位置(図1での回路基板34が図示されている位置)において固定的に保持する。
供給装置22は、フィーダ型の供給装置であり、複数のテープフィーダ50を有している。テープフィーダ50は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ50は、送出装置(図8参照)52によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置22は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ50は、ベース54に着脱可能である。これにより、電子部品の交換,電子部品の不足等に対応することが可能である。
2つの装着ヘッド24,26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。詳しくは、2つの装着ヘッド24,26の一方(以下、第1装着ヘッド24と記載する場合がある)は、下端面に設けられた吸着ノズル60を有している。吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図8参照)62に通じている。吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。一方、2つの装着ヘッド24,26の他方(以下、第2装着ヘッド26と記載する場合がある)は、下端面に設けられた保持具66を有している。保持具66は、2本の爪(図示省略)を有しており、それら2本の爪は、正負圧供給装置62からの負圧若しくは、正圧の供給により、接近・離間する。これにより、2本の爪が接近することで、電子部品が、2本の爪によって保持される。そして、2本の爪が離間することで、保持された電子部品が離脱する。
移動装置28は、第1装着ヘッド24および第2装着ヘッド26をベース54上の任意の位置に移動させる装置である。詳しくは、移動装置28は、X軸方向スライド機構70とY軸方向スライド機構72とによって構成されている。Y軸方向スライド機構72は、1対のY軸方向ガイドレール74を有しており、それら1対のY軸方向ガイドレール74は、Y軸方向に延びるように配設されている。一方、X軸方向スライド機構70は、X軸方向ガイドレール76を有しており、そのX軸方向ガイドレール76は、X軸方向に延びるようにして、1対のY軸方向ガイドレール74に上架されている。Y軸方向スライド機構72は、電磁モータ(図8参照)78を有しており、その電磁モータ78の駆動によって、X軸方向ガイドレール76がY軸方向の任意の位置に移動する。X軸方向ガイドレール76は、自身の軸線に沿って移動可能にスライダ80を保持している。X軸方向スライド機構70は、電磁モータ(図8参照)82を有しており、その電磁モータ82の駆動によって、スライダ80がX軸方向の任意の位置に移動する。そのスライダ80には、第1装着ヘッド24および第2装着ヘッド26が装着されている。このような構造により、第1装着ヘッド24および第2装着ヘッド26は、移動装置28によってベース54上の任意の位置に移動する。なお、第1装着ヘッド24および第2装着ヘッド26の各々は、スライダ80にワンタッチで着脱可能である。これにより、後に説明するように、種類の異なる作業ヘッドに変更することが可能である。
また、スライダ80に装着される第1装着ヘッド24および第2装着ヘッド26の間の距離は、変更可能である。詳しくは、スライダ80は、図2に示すように、4つのスライド部100,102,104,106と、第1装着部108と、第2装着部110と、2枚の支持板112,114とによって構成されている。スライダ80を保持するX軸方向ガイドレール76は、1対のレール116,118を有しており、それら1対のレール116は、X軸方向に延びるように平行に配設されている。そして、4つのスライド部100,102,104,106のうちの2つのスライド部100,102が、レール116にスライド可能に保持され、4つのスライド部100,102,104,106のうちの残りの2つのスライド部104,106が、レール118にスライド可能に保持されている。
第1装着部108は、概して矩形の板状部材である。第1装着部108は、上下方向に延びるようにして、上部においてスライド部100に固定され、下部においてスライド部104に固定されている。これにより、第1装着部108は、X軸方向にスライドする。また、2枚の支持板112,114は、各々の端部において第1装着部108に固定されており、X軸方向に平行に延び出している。なお、2枚の支持板112,114は、レール116,118と平行とされており、2枚の支持板112,114の間に、レール116が位置している。
第2装着部110は、上部板状部材120と下部板状部材122とによって構成されている。上部板状部材120は、概して台形状をしており、台形の底辺が上下方向に延びるように、スライド部102に固定されている。上部板状部材120の上端部および下端部は、2枚の支持板112,114の上に延び出している。その支持板112,114の上に延び出した上部板状部材120の上端部および下端部には、複数のネジ穴(図示省略)が形成されている。一方、支持板112,114には、上部板状部材120のネジ穴に対応する箇所に複数のネジ穴(図4参照)127が形成されている。そして、上部板状部材120のネジ穴および、支持板112,114のネジ穴127に、ネジ128が螺合され、上部板状部材120と支持板112,114とが固定されている。これにより、第2装着部110の上部板状部材120は、第1装着部108とともに、X軸方向にスライドする。
また、支持板112,114には、ネジ穴127からX軸方向にAmm離間した箇所に、複数のネジ穴130が形成され、そのネジ穴130からX軸方向にAmm離間した箇所に、複数のネジ穴132が形成されている。さらに、ネジ穴132からX軸方向にAmm離間した箇所に、複数のネジ穴134が形成され、そのネジ穴134からX軸方向にAmm離間した箇所に、複数のネジ穴136が形成されている。ネジ穴130,132,134,136は、ネジ128が螺合されているネジ穴127と同形状であり、上部板状部材120のネジ穴に対応する箇所に形成されている。
このため、支持板112,114のネジ穴127および、上部板状部材120のネジ穴からネジ128を取り外し、支持板112,114の他のネジ穴130,132,134,136および、上部板状部材120のネジ穴に、ネジ128を螺合することが可能である。つまり、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所を変更することが可能である。そして、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所を変更することで、第1装着部108と上部板状部材120との間の距離(以下、「装着部間距離」と記載する場合がある)が変化する。
具体的には、支持板112,114のネジ穴127および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合には、図3に示すように、装着部間距離はBmmとなる。また、例えば、支持板112,114のネジ穴136および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合には、図4に示すように、装着部間距離は(B+4・A)mmとなる。このように、上部板状部材120の支持板112,114への固定箇所を変更することで、装着部間距離を変更することが可能である。
また、下部板状部材122は、図2に示すように、スライド部106に固定されており、X軸方向にスライドする。そして、下部板状部材122は、上部板状部材120の真下に位置するようにスライドされており、上部板状部材120および下部板状部材122に、図5に示すように、ヘッド昇降装置138が固定されている。ヘッド昇降装置138は、本体部140とスライド板142とを有している。本体部140は、上端部において上部板状部材120に固定されており、下端部において下部板状部材122に固定されている。スライド板142は、本体部140に上下方向にスライド可能に保持されており、電磁モータ(図8参照)146の作動により、上下方向の任意の位置に移動する。
スライド板142の下端部には、ヘッド支持部148が設けられており、そのヘッド支持部148に第2装着ヘッド26の下端部が支持される。また、スライド板142の上端部には、ロック機構150が設けられている。ロック機構150は、第2装着ヘッド26の上端部をワンタッチでロックし、ワンタッチでロックを解除する。これにより、第2装着ヘッド26は、スライド板142にワンタッチで着脱可能に装着される。このように、第2装着ヘッド26は、ヘッド昇降装置138を介して、上部板状部材120および下部板状部材122、つまり、第2装着部110に装着されており、ヘッド昇降装置138によって、上下方向の任意の位置に移動する。なお、第1装着部108にも、ヘッド昇降装置138と同じ構造のヘッド昇降装置152が固定されており、ヘッド昇降装置152のスライド板154に、第1装着ヘッド24がワンタッチで着脱可能に装着される。
このような構造により、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所を変更することで、スライダ80に装着される第1装着ヘッド24および第2装着ヘッド26の間の距離を変更することが可能である。これにより、例えば、スライダ80に装着される作業ヘッドの寸法等に応じて、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所を変更することで、種々の寸法の作業ヘッドをスライダ80に装着することが可能となる。
具体的には、例えば、第1装着ヘッド24および、第2装着ヘッド26の幅は、比較的狭い。このため、図3に示すように、上部板状部材120のネジ穴127および支持板112,114のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が最も短い場合であっても、第1装着ヘッド24および、第2装着ヘッド26は、第1装着部108および、第2装着部110に装着できる。しかしながら、第1装着ヘッド24等より幅の広い作業ヘッドでは、作業ヘッド同士が干渉し、第1装着部108および、第2装着部110に装着できない場合がある。このような場合には、例えば、図4に示すように、上部板状部材120のネジ穴136および支持板112,114のネジ穴にネジ128を螺合し、装着部間距離を広くする。これにより、幅の広い作業ヘッド156,158であっても、第1装着部108および、第2装着部110に装着することが可能となる。
また、作業ヘッドの寸法だけでなく、作業ヘッドによる作業対象物の寸法に応じて、装着部間距離を変更することも可能である。具体的には、例えば、作業ヘッドが装着ヘッドである場合には、装着ヘッドによる保持対象の電子部品の寸法が大きい場合には、装着ヘッドによって保持された電子部品が、もう1つの作業ヘッドの作業エリアに入ってしまう場合がある。このような場合には、装着部間距離を広くすることで、大きな電子部品を保持する場合であっても、2つの作業ヘッドの作業エリアの重複を防止することが可能となる。
このように、対基板作業装置10では、装着部間距離を変更することで、種々の寸法の作業ヘッドをスライダ80に装着することが可能であり、種々の寸法の作業対象物に対する作業を適切に行うことが可能となっている。つまり、対基板作業装置10での装着部間距離、つまり、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所は、作業ヘッドの寸法および、作業対象物の寸法等に基づいて、設定されている。
さらに、対基板作業装置10では、スライダ80に2つの装着ヘッド24,26が装着され、そのスライダ80は、電磁モータ82の駆動によりX軸方向に移動する。つまり、対基板作業装置10では、1つの電磁モータの駆動により2つの装着ヘッドが同時にX軸方向に移動する。一方、従来の対基板作業装置には、2つの装着ヘッドの各々が、各々に対応する電磁モータの駆動によりX軸方向に移動し、各々の移動範囲が重複する装置がある。このような対基板作業装置では、動作プログラムの入力ミス等によって、装着ヘッド同士が衝突し、装着ヘッドが破損する虞がある。しかしながら、対基板作業装置10では、2つの装着ヘッド24,26がスライダ80にメカ的に拘束され、そのスライダ80が1つの電磁モータ82の駆動により移動する。このため、電磁モータ82が予期せぬ動きをした場合であっても、装着ヘッド24,26同士の衝突を確実に防止することが可能となる。
また、対基板作業装置10には、スライダ80のX軸方向への移動を制限するストッパが設けられており、ストッパは、装着部間距離に応じて変更される。詳しくは、図2に示すように、対基板作業装置10の側壁160には、ストッパ取付部162が設けられており、そのストッパ取付部162にストッパ166が取り付けられている。ストッパ166は、棒状をなし、スライダ80の第1装着部108に接近する方向に延び出している。ストッパ166の先端部には、ゴム部材168が取り付けられており、スライダ80がストッパ166に接近する方向に移動することで、第1装着部108がストッパ166のゴム部材168に当接する。これにより、スライダ80のX軸方向への移動が制限され、スライダ80に装着されている作業ヘッドの側壁160への衝突を防止することが可能となる。
第1装着部108に当接するストッパ166は、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所、つまり、装着部間距離に応じて、5本用意されており、装着部間距離に応じて交換される。具体的には、5本のストッパ166の各々の基端部には、同形状のネジ山(図示省略)が形成されており、ストッパ取付部162には、そのネジ山を螺合可能なネジ穴(図示省略)が形成されている。そして、作業者は、5本のストッパ166から装着部間距離に応じたストッパ166を選択し、そのストッパ166の基端部をストッパ取付部162のネジ穴に螺合する。例えば、上部板状部材120のネジ穴127および支持板112,114のネジ穴にネジ128が螺合されている場合には、図3に示すように、ストッパ166aが、ストッパ取付部162に取り付けられる。一方、上部板状部材120のネジ穴136および支持板112,114のネジ穴にネジ128が螺合されている場合には、図4に示すように、ストッパ166aより長いストッパ166bが、ストッパ取付部162に取り付けられる。このように、装着部間距離に応じてストッパ166の長さを変更することで、詳しく後述するように、スライダ80をストッパ166に当接させ、装着部間距離に応じた原点位置(ストロークエンド)を設定することが可能となる。これにより、実際の可動時において、第2装着ヘッド26等を側壁160に衝突させることなく、側壁160の近くまで移動させることが可能となり、装着ヘッド26等の作業エリアを可及的に広くすることが可能となる。
さらに、スライダ80には、装着部間距離を検出する検出装置170が設けられている。詳しくは、検出装置170は、図6に示すように、4個の近接センサ172,174,176,178と被検出部材180とによって構成されている。なお、図6は、X軸方向ガイドレール76およびスライダ80を背面からの視点において示した図である。
近接センサ172,174,176,178の各々は、図7に示すように、概してコの字型をなす検出部182を有している。検出部182は、光を照射する投光部および光を受光する受光部を1対としてコの字型をなし、コの字型の開口部から、何らかの物体(例えば、ドックプレート)が内部に入り込み、投光部から照射された光が遮られることで、物体を検出する。また、近接センサ172,174,176,178は、検出部182の開口部が下方も向くようにセンサ固定部186に固定されている。センサ固定部186は、図6に示すように、ヘッド昇降装置138の背面にX軸方向に延びるように固定されている。つまり、センサ固定部186は、ヘッド昇降装置138を介して、上部板状部材120に固定されている。なお、センサ固定部186は、支持板112と平行な状態で配設されている。
一方、被検出部材180は、図9に示すように、固定部188と延設部192と2つの突出部194,196とによって構成されている。固定部188は、支持板112に固定される部位である。延設部192は、固定部188の上端部に固定されており、支持板112の上縁に沿って延設されている。突出部194,196は、延設部192から上方に向かって突出しており、互いにX軸方向に離間している。
上述したように、近接センサ172,174,176,178は、ヘッド昇降装置138を介して上部板状部材120に取り付けられ、被検出部材180は支持板112に取り付けられている。このため、上部板状部材120の支持板112への取付箇所の変更、つまり、装着部間距離の変更により、近接センサ172,174,176,178と被検出部材180との相対的な位置が変化する。この際、近接センサ172,174,176,178のうちの所定のセンサの検出部182の開口部から、突出部194,196が入り込み、所定のセンサによって突出部194,196の近接が検出される。そして、突出部194,196の近接を検出した近接センサ172,174,176,178に応じて、装着部間距離が検出される。なお、検出装置170による装着部間距離の検出手法については、後程詳しく説明する。
また、対基板作業装置10は、図8に示すように、制御装置200を備えている。制御装置200は、コントローラ202と、複数の駆動回路204を備えている。複数の駆動回路204は、上記電磁モータ32,78,82,146、基板保持装置36、送出装置52、正負圧供給装置62に接続されている。コントローラ202は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路204に接続されている。これにより、搬送装置20、移動装置28等の作動が、コントローラ202によって制御される。
また、コントローラ202は、制御回路206を介して、パネル装置208に接続されている。パネル装置208は、作業に必要な情報,エラー情報等を表示するものであり、パネル装置208への表示が、コントローラ202によって制御される。さらに、コントローラ202は、近接センサ172,174,176,178に接続されており、近接センサ172,174,176,178の検出値が、コントローラ202に入力される。具体的には、近接センサ172,174,176,178の検出部182の開口部に突出部194,196が入り込んでいる場合には、ON信号が入力され、検出部182の開口部に突出部194,196が入り込んでいない場合には、OFF信号が入力される。
<検出装置による装着部間距離の検出>
対基板作業装置10では、コントローラ202に、スライダ80に装着予定の作業ヘッドの寸法,作業ヘッドによる作業対象物の寸法等の情報が入力され、その情報に基づいて、最適の装着部間距離が演算される。そして、その演算された装着部間距離、つまり、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所が、パネル装置208に表示され、作業者は、その表示に従って、上部板状部材120を支持板112,114に取り付ける。上部板状部材120が支持板112,114に取り付けられると、検出装置170によって装着部間距離が検出され、上部板状部材120の取付箇所が適切であるか否かがチェックされる。
以下に、検出装置170による装着部間距離の検出手法について詳しく説明する。なお、4つの近接センサ172,174,176,178を区別する場合には、センサ固定部186の端から順に、第1近接センサ172,第2近接センサ174,第3近接センサ176,第4近接センサ178と記載する。また、突出部194,196を区別する場合には、幅の広いものを第1突出部194と、幅の狭いものを第2突出部196と記載する。
まず、支持板112,114のネジ穴127および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離がBmmとされている場合(図3参照)の近接センサ172,174,176,178と突出部194,196との相対的な位置関係を図9に示す。図から解るように、第1突出部194が第1近接センサ172の検出部182の開口部に入り込み、第2突出部196が第2近接センサ174の検出部182の開口部に入り込んでいる。これにより、第1近接センサ172および第2近接センサ174からON信号が、コントローラ202に入力される。コントローラ202には、図10に示す表に相当するマップデータが記憶されており、コントローラ202は、第1近接センサ172および第2近接センサ174からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離をBmmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴130および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+A)mmとされている場合の近接センサ172,174,176,178と突出部194,196との相対的な位置関係を図11に示す。図から解るように、第1突出部194が第1近接センサ172の検出部182の開口部に入り込み、第2突出部196が第3近接センサ176の検出部182の開口部に入り込んでいる。これにより、第1近接センサ172および第3近接センサ176からON信号が、コントローラ202に入力される。そして、コントローラ202は、第1近接センサ172および第2近接センサ174からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離を(B+A)mmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴132および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+2・A)mmとされている場合の近接センサ172,174,176,178と突出部194,196との相対的な位置関係を図12に示す。図から解るように、第1突出部194が第2近接センサ174の検出部182の開口部に入り込み、第2突出部196が第4近接センサ178の検出部182の開口部に入り込んでいる。これにより、第2近接センサ174および第4近接センサ178からON信号が、コントローラ202に入力される。そして、コントローラ202は、第2近接センサ174および第4近接センサ178からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離を(B+2・A)mmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴134および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+3・A)mmとされている場合の近接センサ172,174,176,178と突出部194,196との相対的な位置関係を図13に示す。図から解るように、第1突出部194が第2近接センサ174および第3近接センサ176の検出部182の開口部に入り込んでいる。これにより、第2近接センサ174および第3近接センサ176からON信号が、コントローラ202に入力される。そして、コントローラ202は、第2近接センサ174および第3近接センサ176からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離を(B+3・A)mmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴136および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+4・A)mmとされている場合の近接センサ172,174,176,178と突出部194,196との相対的な位置関係を図14に示す。図から解るように、第1突出部194が第3近接センサ176および第4近接センサ178の検出部182の開口部に入り込んでいる。これにより、第3近接センサ176および第4近接センサ178からON信号が、コントローラ202に入力される。そして、コントローラ202は、第3近接センサ176および第4近接センサ178からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離を(B+4・A)mmと演算する。
このように、対基板作業装置10では、近接センサ172,174,176,178のうちの2つのセンサによって、突出部194,196の検出が行われた場合、つまり、近接センサ172,174,176,178のうちの2つのセンサからのON信号が入力された場合に、装着部間距離が演算される。これにより、近接センサ172,174,176,178に断線,接触不良等の異常が発生した場合の装着部間距離の誤検出を防止することが可能となる。
詳しくは、従来の対基板作業装置では、図15に示す構造の検出装置210が採用されていた。検出装置210は、3個の近接センサ212,214,216と被検出部材218とによって構成されている。被検出部材218は、固定部220と延設部222と突出部224とによって構成されている。固定部220は、支持板112に固定される部位である。延設部222は、固定部220の上端部に固定されており、支持板112の上縁に沿って延設されている。突出部224は、延設部222から上方に向かって突出している。また、近接センサ212,214,216の各々は、検出装置170の近接センサ172,174,176,178と略同様に、概してコの字型をなし、コの字型の開口部が下方も向くようにセンサ固定部186に固定されている。そして、近接センサ212,214,216は、コの字型の開口部から突出部224が入り込むことで、ON信号を出力する。
このような構造により、検出装置210の近接センサ212,214,216からのON信号の入力に基づいて、装着部間距離が検出される。以下に、検出装置210による装着部間距離の検出手法について詳しく説明する。なお、3つの近接センサ212,214,216を区別する場合には、センサ固定部186の端から順に、第5近接センサ212,第6近接センサ214,第7近接センサ216と記載する。
まず、支持板112,114のネジ穴127および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離がBmmとされている場合には、図15に示すように、突出部224は第5近接センサ212の開口部に入り込んでいる。これにより、第5近接センサ212からON信号が、コントローラ202に入力される。コントローラ202には、図16に示す表に相当するマップデータが記憶されており、コントローラ202は、第5近接センサ212からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離をBmmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴130および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+A)mmとされている場合には、突出部224は第5近接センサ212および第6近接センサ214の開口部に入り込む。これにより、図16に示すように、第5近接センサ212および第6近接センサ214からON信号が、コントローラ202に入力され、コントローラ202は、マップデータから装着部間距離を(B+A)mmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴132および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+2・A)mmとされている場合には、突出部224は第6近接センサ214の開口部に入り込む。これにより、図16に示すように、第6近接センサ214からON信号が、コントローラ202に入力され、コントローラ202は、マップデータから装着部間距離を(B+2・A)mmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴134および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+3・A)mmとされている場合には、突出部224は第6近接センサ214および第7近接センサ216の開口部に入り込む。これにより、図16に示すように、第6近接センサ214および第7近接センサ216からON信号が、コントローラ202に入力され、コントローラ202は、マップデータから装着部間距離を(B+3・A)mmと演算する。
また、支持板112,114のネジ穴136および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+4・A)mmとされている場合には、突出部224は第7近接センサ216の開口部に入り込む。これにより、図16に示すように、第7近接センサ216からON信号が、コントローラ202に入力され、コントローラ202は、マップデータから装着部間距離を(B+4・A)mmと演算する。
このように、検出装置210では、近接センサ212,214,216のうちの1つのセンサ若しくは、2つのセンサからのON信号が入力された場合に、装着部間距離が演算される。このため、例えば、近接センサ212,214,216に断線,接触不良等の異常が発生した場合には、装着部間距離が誤検出される虞がある。詳しくは、例えば、第6近接センサ214に異常が発生した場合には、第6近接センサ214からのON信号はコントローラ202に入力されない。このため、支持板112,114のネジ穴130および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離が(B+A)mmとされている場合に、突出部224は第6近接センサ214および第7近接センサ216の開口部に入り込んでいるが、コントローラ202には、第6近接センサ214からのON信号のみが入力される。このため、コントローラ202は、第6近接センサ214からのON信号に基づいて、マップデータから装着部間距離をBmmと演算する。このように、検出装置210では、誤った装着部間距離が検出される虞がある。
一方、対基板作業装置10に設けられている検出装置170では、近接センサ172,174,176,178のうちの2つのセンサからのON信号が入力された場合に、装着部間距離が演算される。このため、例えば、近接センサ172,174,176,178の異常発生時には、近接センサ172,174,176,178のうちの2つのセンサからON信号が入力されない場合がある。この場合には、何れかの近接センサ172,174,176,178に異常が発生していると判断され、装着部間距離の検出は行われない。
具体的には、例えば、第2近接センサ174に異常が発生した場合には、第2近接センサ174からのON信号はコントローラ202に入力されない。このため、支持板112,114のネジ穴127および、上部板状部材120のネジ穴にネジ128が螺合されている場合、つまり、装着部間距離がBmmとされている場合に、第1突出部194は第1近接センサ172の開口部に入り込み、第2突出部196は第2近接センサ174の開口部に入り込んでいるが、コントローラ202には、第1近接センサ172からのON信号のみが入力される。第1近接センサ172からのON信号が入力される場合としては、図10から解るように、装着部間距離がBmm若しくは、(B+A)mmであり、通常、第2近接センサ174若しくは、第3近接センサ176からのON信号がコントローラ202に入力される。このため、コントローラ202は、第2近接センサ174若しくは、第3近接センサ176に異常が発生していると判断し、装着部間距離の検出を行わない。また、コントローラ202からの指令により、第2近接センサ174若しくは、第3近接センサ176に異常が発生しており、装着部間距離の検出を行えない旨のメッセージが、パネル装置208に表示される。
このように、検出装置170では、近接センサ172,174,176,178に異常が発生した場合における装着部間距離の誤検出を防止することが可能である。また、何れの近接センサ172,174,176,178に異常が発生しているかを推定することも可能である。
また、検出装置170によって装着部間距離が検出された場合には、その検出された装着部間距離が、予定された装着部間距離であるか否かが判断される。そして、検出された装着部間距離が予定された装着部間距離と異なる場合には、コントローラ202からの指令により、装着部間距離、つまり、上部板状部材120の支持板112への取付箇所が間違っている旨のメッセージが、パネル装置208に表示される。これにより、上部板状部材120の取付箇所の確認を適切に行うことが可能となる。
さらに、検出装置170では、図11、図13に示すように、第1突出部194と第2突出部196との間の距離が、近接センサ172,174,176,178による検出範囲、つまり、検出部182の幅より広くされている。これにより、近接センサ172,174,176,178のうちの互いに隣り合わない2つのセンサにより、突出部194,196が検出される。これにより、近接センサ172,174,176,178のうちの互いに隣り合わない2つのセンサからのON信号に基づいて、装着部間距離が検出される。このように、検出装置170では、近接センサ172,174,176,178のうちの隣り合う2つのセンサからのON信号だけでなく、近接センサ172,174,176,178のうちの互いに隣り合わない2つのセンサからのON信号に基づいて、装着部間距離を検出することで、検出すべき装着部間距離、つまり、上部板状部材120の取付箇所の数より、センサの数を少なくすることが可能となっている。
詳しくは、例えば、複数の近接センサのうちの隣り合う2つのセンサの組み合わせ数は、近接センサの数より1つ少ない数の組み合わせが存在する。例えば、検出装置170の4つの近接センサ172,174,176,178であれば、第1近接センサ172と第2近接センサ174、第2近接センサ174と第3近接センサ176、第3近接センサ176と第4近接センサ178の3つの組み合わせが存在する。つまり、5つの上部板状部材120の取付箇所を、複数の近接センサのうちの隣り合う2つのセンサによって検出するためには、6つの近接センサが必要となる。
しかしながら、検出装置170では、近接センサ172,174,176,178のうちの隣り合う2つのセンサからのON信号だけでなく、近接センサ172,174,176,178のうちの互いに隣り合わない2つのセンサからのON信号に基づいて、装着部間距離を検出することで、5つの上部板状部材120の取付箇所を、4つの近接センサ172,174,176,178により検出することが可能となっている。このように、検出装置170では、配設すべきセンサ数を抑制することで、コストが削減されている。
<装着部間距離に応じたストッパの取付確認>
対基板作業装置10では、上述したように、装着部間距離を変更することが可能となっており、装着部間距離に応じて、スライダ80のX軸方向の移動量が調整される。詳しくは、装着部間距離、つまり、上部板状部材120の支持板112,114への取付箇所に応じて、長さの異なる5本のストッパ166が用意されており、図3および図4に示すように、装着部間距離に応じた長さのストッパ166が、ストッパ取付部162に取り付けられる。
ただし、ストッパ166のストッパ取付部162への取り付けは、作業者によって行われるため、適切な長さのストッパ166が取り付けられない場合がある。このような場合には、スライダ80に装着された作業ヘッドが対基板作業装置10の側壁160に衝突し、作業ヘッドが破損する虞がある。また、作業ヘッドの可動範囲が狭くなり、作業ヘッドによる作業を適切に行えない場合がある。
具体的には、例えば、図4に示すように、装着部間距離が(B+4・A)mmとされている場合には、ストッパ166bをストッパ取付部162に取り付ける必要がある。ただし、作業者のミス等により、ストッパ166a(図3参照)がストッパ取付部162に取り付けられる場合がある。このような場合には、第1装着部108がストッパ166aに当接せずに、第2装着部110に装着された作業ヘッド158が側壁160に衝突し、作業ヘッド158が破損する虞がある。また、例えば、図3に示すように、装着部間距離がBmmとされている場合には、ストッパ166aをストッパ取付部162に取り付ける必要がある。ただし、作業者のミス等により、ストッパ166b(図4参照)がストッパ取付部162に取り付けられる場合がある。このような場合には、第2装着部110に装着された第2装着ヘッド26を側壁160の近くまで移動させることができなくなり、側壁160付近での作業を行うことができなくなる。
このようなことに鑑みて、対基板作業装置10では、装着部間距離に応じたストッパ166がストッパ取付部162に取り付けられているか否かの確認が行われる。具体的には、まず、コントローラ202が、上述した手法に従って、装着部間距離を演算し、装着部間距離に応じたスライダ80のX軸方向への移動量を取得する。コントローラ202には、装着部間距離と、その装着部間距離に応じたスライダ80のX軸方向への移動量とを関連付けたマップデータが記憶されており、コントローラ202は、マップデータに基づいて、演算された装着部間距離に応じたスライダ80の移動量を取得する。
続いて、コントローラ202は、取得したスライダ80の移動量のストロークエンドに向かってスライダ80を移動させる旨の指令を、移動装置28の電磁モータ82に送信する。これにより、スライダ80は、ストロークエンド、つまり、スライダ80の移動範囲におけるストッパ166側の端の座標に向かって移動する。なお、スライダ80の移動速度は、スライダ80がストッパ166に当接する可能性のない場合には、比較的早い速度であり、スライダ80がストッパ166に当接する可能性のある場合には、比較的遅い速度である。つまり、ストロークエンドのX軸方向の座標がXであり、5本のストッパ166のうちの最も長いストッパ166bがストッパ取付部162に取り付けられた場合のストッパ166bの先端のX軸方向の座標がX(<X)である場合に、スライダ80は、X軸方向の座標のX未満の領域において、比較的早い速度で移動し、X軸方向の座標のX〜Xまでの領域において、比較的遅い速度で移動する。これにより、ストッパの確認作業に要する時間を少なくするととともに、ストッパ166への当接の衝撃を小さくすることが可能となる。
スライダ80がストロークエンドに向かって移動している際に、コントローラ202は、第1装着部108にストッパ166が当接したか否かを判断する。詳しくは、移動装置28の電磁モータ82のトルク値が所定の値を超えた場合に、第1装着部108にストッパ166が当接し、スライダ80の移動が制限されていると判断される。この際、スライダ80がストロークエンドまで移動したにも関わらず、第1装着部108にストッパ166が当接しない場合には、装着部間距離に応じたストッパ166より短いストッパ166がストッパ取付部162に取り付けられているか、ストッパ取付部162にストッパ166が取り付けられていないと考えられる。このため、パネル装置208には、コントローラ202からの指令により、ストッパ非装着若しくは、適切でないストッパが装着されている旨のメッセージが表示される。
また、スライダ80がストロークエンドまで移動していないにも関わらず、第1装着部108にストッパ166が当接した場合には、装着部間距離に応じたストッパ166より長いストッパ166がストッパ取付部162に取り付けられていると考えられる。このため、パネル装置208には、コントローラ202からの指令により、適切でないストッパが装着されている旨のメッセージが表示される。
また、スライダ80がストロークエンドまで移動したときに、第1装着部108にストッパ166が当接した場合には、装着部間距離に応じたストッパ166がストッパ取付部162に取り付けられていると考えられる。このため、パネル装置208には、コントローラ202からの指令により、適切なストッパ166が装着されている旨のメッセージが表示される。
このように、対基板作業装置10では、装着部間距離に応じたストッパ166がストッパ取付部162に取り付けられているか否かの確認が行われ、その確認結果が、パネル装置208に表示される。これにより、装着部間距離に応じたストッパ166を確実にストッパ取付部162に取り付けることが可能となり、作業ヘッドの側壁160への当接を防止するとともに、作業ヘッドの適切な可動範囲を確保することが可能となる。
なお、コントローラ202は、図8に示すように、適切なストッパ166の取付を確認するための機能部として、記憶部230と移動制御部232と判定部234とを有している。記憶部230は、装着部間距離に応じたスライダ80の移動量を記憶する機能部である。移動制御部232は、スライダ80の作動を制御し、スライダ80を、装着部間距離に応じたスライダ80の移動量のストロークエンドに向かって移動させる機能部である。判定部234は、スライダ80がストロークエンドに向かって移動している際に、第1装着部108にストッパ166が当接したか否かを判定する機能部である。
ちなみに、上記実施例において、対基板作業装置10は、作業機の一例である。第1装着ヘッド24,第2装着ヘッド26,作業ヘッド156,158は、作業ヘッドの一例である。移動装置28は、移動装置の一例である。X軸方向ガイドレール76は、被保持部の一例である。スライダ80は、スライダの一例である。支持板112,114は、本体部の一例である。第1装着部108は、第1装着部の一例である。上部板状部材120は、第2装着部の一例である。ストッパ166は、ストッパの一例である。検出装置170は、装着部間検出器の一例である。近接センサ172,174,176,178は、センサの一例である。突出部194,196は、被検出部の一例である。制御装置200は、制御装置の一例である。パネル装置208は、報知装置の一例である。記憶部230は、記憶部の一例である。移動制御部232は、移動制御部の一例である。判定部234は、判定部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、スライダ80に装着される作業ヘッドとして、装着ヘッドが採用されているが、ディスペンサヘッド,検査ヘッド,作業対象物に対する所定の処理を行う処理ヘッド等、種々の作業ヘッドを採用することが可能である。また、1つの作業ヘッドによって1つの作業を行うだけでなく、2つの作業ヘッドによって1つの作業を行うことが可能である。具体的には、例えば、2つの作業ヘッドの一方によって押さえられた作業対象物に対して、2つの作業ヘッドの他方によって作業を行うことが可能である。
また、上記実施例では、回路基板に対する装着作業を実行するための装置に適用されているが、回路基板に対する種々の作業を実行するための装置に、本発明の技術を適用することが可能である。詳しくは、例えば、回路基板上にクリーム半田等を塗布するための装置、回路基板上に粘着剤等を吐出するための装置、回路基板に対して各種の処理を施すための装置等に、本発明の技術を適用することが可能である。また、回路基板に対する作業だけでなく、種々の作業対象物に対する作業を実行するための装置等に、本発明の技術を適用することが可能である。
また、上記実施例では、被検出部の検出を行うセンサとして、近接センサ172,174,176,178が採用されているが、種々の構造のセンサを採用することが可能である。具体的には、例えば、被検出部の接触を検出する機械式のセンサ,被検出部の接近を検出する静電容量方式のセンサ等と採用することが可能である。
10:対基板作業装置(作業機) 24:装着ヘッド(作業ヘッド) 26:装着ヘッド(作業ヘッド) 28:移動装置 76:X軸方向ガイドレール(被保持部) 80:スライダ 112:支持板(本体部) 114:支持板(本体部) 108:第1装着部 120:上部板状部材(第2装着部) 156:作業ヘッド 158:作業ヘッド 166:ストッパ 170:検出装置(装着部間検出器) 172:近接センサ 174:近接センサ 176:近接センサ 178:近接センサ 194:突出部 196:突出部 200:制御装置 208:パネル装置(報知装置) 230:記憶部 232:移動制御部 234:判定部

Claims (7)

  1. 所定の方向に移動可能に被保持部において保持されるスライダと、
    前記スライダに着脱可能に装着される2つの作業ヘッドと
    を備えた作業機であって、
    前記スライダが、
    本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記2つの作業ヘッドの一方が装着される第1装着部と、
    前記第1装着部との間の距離を予め設定された複数の設定距離のうちの任意のものに変更可能に前記本体部に設けられ、前記2つの作業ヘッドの他方が装着される第2装着部と
    を有することを特徴とする作業機。
  2. 当該作業機が、
    前記本体部と前記第2装着部との一方に設けられた複数の被検出部と、前記本体部と前記第2装着部との他方に設けられ、前記複数の被検出部を検出する複数のセンサとを有し、前記複数のセンサのうちの2つのセンサによる前記複数の被検出部の少なくとも1つの検出により、前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離を検出する装着部間距離検出器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記複数のセンサの数が、前記複数の設定距離の数より少ないことを特徴とする請求項2に記載の作業機。
  4. 前記複数の被検出部が、
    前記所定の方向に延びるように離間した状態で前記本体部と前記第2装着部との一方に設けられ、
    前記複数のセンサが、
    前記所定の方向に延びるように離間した状態で前記本体部と前記第2装着部との他方に設けられ、
    前記装着部間距離検出器が、
    前記複数のセンサのうちの互いに隣り合わない2つのセンサによる前記複数の被検出部の検出、若しくは、前記複数のセンサのうちの互いに隣り合う2つのセンサによる前記複数の被検出部の少なくとも1つの検出により、前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離を検出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の作業装置。
  5. 当該作業機が、
    前記スライダを前記所定の方向に移動させる移動装置と、
    前記移動装置の作動を制御する制御装置と、
    前記スライダへの当接により前記スライダの前記所定方向への移動を制限するストッパと
    を備え、
    前記ストッパが、
    前記前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離に応じて、前記スライダの前記所定方向への移動量を変更可能であり、
    前記制御装置が、
    前記前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離に応じた前記スライダの前記所定方向への移動量を記憶する記憶部と、
    前記装着部間距離検出器によって検出された前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離に応じた前記スライダの移動量を前記記憶部から取得し、取得した前記スライダの移動量のストロークエンドに向かって前記スライダを移動させる移動制御部と、
    前記移動制御部による前記スライダの移動時に、前記スライダが前記ストッパに当接したか否かを判定する判定部と
    を有することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の作業装置。
  6. 当該作業機が、
    前記装着部間距離検出器によって検出された前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離が、予定されている前記第1装着部と前記第2装着部との間の距離と異なる場合の作業者への報知を行う報知装置を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1つに記載の作業機。
  7. 前記複数の設定距離が、
    前記2つの作業ヘッドの各々の寸法と前記2つの作業ヘッドの各々による作業対象物の寸法との少なくとも1つに基づいて設定されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の作業機。
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