JP7349014B2 - 制御装置、実装システム、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、実装システム、制御方法に関する。
従来、この種の技術としては、モータと、モータの回転を伝達する伝達系と、伝達系を介して駆動されるアームと、アームに設けられてワークを搭載可能なエンドエフェクタと、モータを駆動するコントローラとを備えるロボットシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、伝達系としては、減速機やベルト、プーリ、軸受が挙げられる。このロボットシステムでは、コントローラは、モータのエンコーダから得られるモータの回転速度からエンドエフェクタの第1加速度を求めると共に、エンドエフェクタに搭載された加速度センサの加速度データからエンドエフェクタの第2加速度を求め、第1加速度と第2加速度との差分が閾値よりも大きくなったときに伝達系のガタおよびすべりが大きくなったと判断する。
特開2010-64232号公報
上述のロボットシステムでは、コントローラは、伝達系の異常の有無の判定のために2つの加速度を得る必要がある。また、第1加速度と第2加速度との差分には、モータと伝達系との間の回転の伝達の影響や伝達系とエンドエフェクタとの間の回転の伝達の影響などが含まれるから、コントローラが伝達系自体の異常の有無の誤判定する可能性がある。これらを考慮して、移動作業装置の所定方向の移動に伴って移動作業装置の転動部材が所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動するものにおいて、ガイド部と転動部材との噛合異常を簡易に且つ精度よく検知可能な手法の提供が求められている。
本開示は、移動作業装置の所定方向の移動に伴って移動作業装置の転動部材が所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動するものにおいて、ガイド部と転動部材との噛合異常を簡易に且つ精度よく検知可能な制御装置、実装システム、制御方法を提供することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の制御装置は、
部品の実装に関連する実装関連処理を実行する実装関連装置を備える実装システムに用いられ、所定方向に移動する移動作業装置の制御装置であって、
前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、
前記制御装置は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記転動部材の角加速度を演算し、前記転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、前記ガイド部と前記転動部材との噛合異常が生じたと判定する処理部を有する、
ことを要旨とする。
本開示の制御装置では、回転位置センサからの信号に基づいて転動部材の角加速度を演算し、転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、ガイド部と転動部材との噛合異常が生じたと判定する。これにより、ガイド部と転動部材との噛合異常を簡易に且つ精度よく検知することができる。ここで、回転位置検出センサは、エンコーダであるものとしてもよい。また、噛合異常の要因としては、例えば、ガイド部と転動部材との間への異物の混入などが挙げられる。さらに、実装関連装置としては、例えば、処理対象物に粘性流体を印刷する印刷装置、印刷状態などを検査する印刷検査装置、部品を実装する実装装置、実装状態などを検査する実装検査装置、部品を供給するフィーダを保管する保管装置、処理対象物の搬送装置、リフロー処理を行なうリフロー装置などが挙げられる。処理対象物としては、基板や3次元構造の基材などが挙げられる。
実装システム10の構成の概略を示す構成図。 実装装置15およびローダ18の構成の概略を示す構成図。 ローダ18の構成の概略を示す構成図。 X軸レール18aおよび転動ギヤ60の構成の概略を示す構成図。 異常判定ルーチンの一例を示すフローチャート。 転動ギヤ60の角速度ωgおよび角加速度αgの様子の一例を示す説明図。
本実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本開示である実装システム10の構成の概略を示す構成図である。図2は、実装装置15および移動作業装置であるローダ18の構成の概略を示す構成図である。図3は、ローダ18の構成の概略を示す構成図である。図4は、X軸レール18aおよびローダ18の転動ギヤ60の構成の概略を示す構成図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)、上下方向(Z軸方向)は、図1~図4に示した通りとする。
実装システム10は、図1に示すように、例えば、実装対象物としての基板Sに部品を実装する複数の実装装置15などが基板Sの搬送方向に配列された生産ラインとして構成されている。なお、実装対象物は、部品が実装されるものであれば、基板Sに限定されるものではなく、3次元形状の基材であってもよい。この実装システム10は、印刷装置11と、印刷検査装置12と、複数の実装装置15と、保管装置16と、ローダ18と、管理装置19となどを備える。
印刷装置11は、基板Sにはんだペーストなどを印刷する装置である。印刷検査装置12は、印刷されたはんだの状態を検査する装置である。複数の実装装置15は、基板Sの搬送方向(X軸方向)に並んで配置されている。各実装装置15は、部品を採取して基板Sに実装する装置である。
各実装装置15は、図2に示すように、実装制御部20と、記憶部23と、基板処理部26と、供給部27と、実装部30と、通信部35とを備える。実装制御部20は、CPU21を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体の制御を司る。この実装制御部20は、基板処理部26や供給部27、実装部30に制御信号を出力すると共に基板処理部26や供給部27、実装部30からの信号を入力する。記憶部23は、例えばHDDやSSDなどであり、処理プログラムなど各種データを記憶する装置である。記憶部23には、実装条件情報24や配置状態情報25などが記憶されている。実装条件情報24および配置状態情報25は、管理装置19の記憶部83に記憶された実装条件情報84および配置状態情報85と同様の情報である。実装条件情報84は、管理装置19が作成し、管理装置19から送信されて記憶部23に記憶される。配置状態情報25は、実装装置15が作成して記憶部23に記憶される。実装条件情報24および配置状態情報25の詳細については後述する。通信部35は、管理装置19などの外部機器と情報のやりとりを行なうインタフェースである。
基板処理部26は、基板Sの搬入、搬送、実装位置での固定、搬出を行なうユニットである。基板処理部26は、図1の前後方向に間隔をおいて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルトを有する。基板Sは、このコンベアベルトにより搬送される。供給部27は、実装部30に部品を供給するユニットであり、前方にフィーダ17を装着可能な上下2つの装着ユニットを有する。上段は、実装部30が部品を採取可能な実装用装着ユニット28aであり、下段は、実装部30が部品を採取不能なバッファ用装着ユニット28bである。なお、供給部27は、バッファ用装着ユニット28bを備えなくてもよい。実装用装着ユニット28aおよびバッファ用装着ユニット28bは、それぞれ、X軸方向からみてL字状に形成され、所定間隔でX軸方向に配列された複数の装着部29を有する。各装着部29は、それぞれ、部品を保持したテープを巻き付けたリールを含むフィーダ17のレール部材が挿入されるスロット29aと、フィーダ17の先端に設けられたコネクタが挿入される接続部29bとを有する。フィーダ17は、図示しないコントローラを備える。このコントローラは、フィーダ17に含まれるテープの識別情報(ID)や部品種別、部品残数などの情報を記憶する。フィーダ17が接続部29bに接続されると、このコントローラはフィーダ17の情報を実装制御部20に送信する。
実装部30は、部品を供給部27から採取し、基板処理部26に固定された基板Sに配置するユニットである。実装部30は、ヘッド移動部31と、実装ヘッド32と、ノズル33とを備える。ヘッド移動部31は、ガイドレールに導かれてXY方向に移動するスライダと、スライダを駆動するモータとを備える。実装ヘッド32は、1以上の部品を採取してヘッド移動部31によりXY方向に移動する。この実装ヘッド32は、スライダに取り外し可能に装着されている。実装ヘッド32の下面には、1以上のノズル33が取り外し可能に装着されている。ノズル33は、負圧を利用して部品を採取する。なお、部品を採取する採取部材は、ノズル33のほか部品を機械的に保持するメカニカルチャックなどとしてもよい。
保管装置16は、図1に示すように、各実装装置15で用いられるフィーダ17を保管する保管場所である。保管装置16は、印刷検査装置12と複数の実装装置15のうち基板Sの搬送方向の最も上流側の実装装置15との間の搬送装置の下部に設けられている。保管装置16は、保管用装着ユニット40を備える。保管用装着ユニット40は、実装用装着ユニット28aなどと同様に、X軸方向からみてL字状に形成されており、所定間隔でX軸方向に配列された複数の装着部41を有する。各装着部41は、上述の装着部29と同様にスロットおよび接続部を有し、フィーダ17を装着可能となっている。
保管装置16および各実装装置15の前面には、図1に示すように、それぞれ、基板Sの搬送方向(X軸方向)に対して平行となるように且つ実装システム10全体でX軸方向に一列に連続するようにX軸レール18aが取り付けられている。なお、隣り合う2つのX軸レール18aは、互いに連結されるものとしてもよい。図3および図4に示すように、X軸レール18aには、その延在方向に凹凸が交互に形成されたガイド部であるベルト18bが取り付けられている。複数のX軸レール18aがX軸方向に一列に連続するのに合わせて、複数のベルト部18bもX軸方向に一列に連続する。また、図1に示すように、保管装置16および各実装装置15の前方のうちローダ18の移動領域(図1の破線領域参照)内の床面には、X軸方向に間隔をおいて複数の基準位置マーカであるドック18cが設けられている。実施形態では、複数のドック18cは、保管装置16および各実装装置15のそれぞれに対応して1つずつ設けられるものとした。なお、複数のドック18cは、保管装置16および各実装装置15のそれぞれに対応して複数ずつ設けられてもよいし、実装システム10全体で1つまたは複数設けられてもよい。また、複数のドック18cは、床面に埋設されてもよいし、X軸レール18aのベルト18b以外の位置、例えば、X軸レール18aの前面や下面などに設けられてもよい。
ローダ18は、図1~図4に示すように、保管装置16および各実装装置15の間をX軸方向に移動し、保管装置16および各実装装置15の各装着部41,29に対してフィーダ17を自動で装着や回収する移動作業装置である。このローダ18は、図3に示すように、移動制御部50と、記憶部53と、収容部54と、交換部55と、移動部56と、通信部63とを備える。移動制御部50は、CPU51を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体の制御を司る。この移動制御部50は、交換部55や移動部56に制御信号を出力すると共に交換部55や移動部56からの信号を入力する。記憶部53は、例えばHDDやSSDなどであり、処理プログラムなど各種データを記憶する装置である。記憶部53には、指示リスト情報53aなどが記憶されている。指示リスト情報53aは、管理装置19の記憶部83に記憶された指示リスト情報86と同様の情報であり、管理装置19が作成し、管理装置19から送信されて記憶部53に記憶される。指示リスト情報53aの詳細については後述する。また、記憶部53には、複数のドック18cのX軸方向における位置も記憶されている。
収容部54は、フィーダ17を収容する収容空間を有する。この収容部54は、例えば、4つのフィーダ17を収容可能に構成されている。交換部55は、フィーダ17を出し入れすると共に上下段に移動させる機構である(図2参照)。交換部55は、フィーダ17をクランプするクランプ部と、クランプ部をY軸方向(前後方向)に移動させるY軸スライダと、クランプ部をZ軸方向(上下方向)に移動させるZ軸スライダとを有する。交換部55は、保管装置16や各実装装置15の各装着部41,29に対してフィーダ17の装着や回収を実行する。移動部56は、ローダ18をX軸方向(左右方向)に移動させる機構である。この移動部56は、図3や図4に示すように、ローダ18をX軸方向に移動させるための駆動用ベルト57と、駆動用ベルト57を駆動するX軸モータ58と、ローダ18のX軸方向の移動に伴ってベルト18bの凹凸と噛合しながら転動する転動部材である転動ギヤ60とを有する。また、移動部56は、X軸モータ58の回転位置を検出する回転位置センサであるエンコーダ59と、転動ギヤ60を回転位置を検出する回転位置センサであるエンコーダ61と、ローダ18がX軸方向に移動してドック18cを通過したときにその通過を検知する通過検知センサ62(図1参照)とを有する。通過検知センサ62は、ドッグ18cとの通信や非接触送受電、磁束変化の検知などによりローダ18によるドック18cの通過を検知可能に構成されている。通信部63は、管理装置19や各実装装置15などの外部機器と情報のやりとりを行うインタフェースである。
こうして構成されたローダ18では、移動制御部50は、複数のドック18cのうちローダ18が直前に通過したドック18cの位置である基準位置と、エンコーダ61により検出された転動ギヤ60の回転位置θgに基づく転動ギヤ60の回転量Agと、に基づいてローダ18の現在位置Pnを演算する。また、移動制御部50は、ローダ18が複数のドック18cのうちの何れかを通過したときに、基準位置を更新すると共に転動ギヤ60の回転量Agを値0にリセットすることにより、ローダ18の現在位置Pnを更新後の基準位置にリセットする。さらに、移動制御部50は、X軸モータ58の回転位置θmを1回微分や2回微分してX軸モータ58の角速度ωmや角加速度αmを演算すると共に、転動ギヤ60の回転位置θgを1回微分や2回微分して転動ギヤ60の角速度ωgや角加速度αgを演算する。移動制御部50は、ローダ18の現在位置Pnや実行した作業内容などの情報を管理装置19に送信する。
管理装置19は、実装システム10の各装置の情報の管理などを行なう装置である。管理装置19は、図1に示すように、管理制御部80と、記憶部83と、通信部87と、表示部88と、入力装置89とを備える。管理制御部80は、CPU81を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体の制御を司る。記憶部83は、例えばHDDやSSDなどであり、処理プログラムなど各種データを記憶する装置である。通信部87は、各実装装置15やローダ18などの外部機器と情報のやりとりを行なうインタフェースである。表示部88は、各種情報を表示する液晶画面である。入力装置89は、作業者が各種指令を入力するキーボードおよびマウス等を有する。
記憶部83には、図1に示すように、実装条件情報84や配置状態情報85、指示リスト情報86などが記憶されている。実装条件情報84は、各実装装置15の生産ジョブであり、部品の情報や部品を基板Sに実装する配置順、配置位置、部品を採取するフィーダ17の装着位置(装着部番号)などを含む情報である。配置状態情報85は、保管装置16および各実装装置15の各装着部41,29に装着されているフィーダ17の種別および使用状態を含む情報である。フィーダ17の使用状態には、部品名や部品残数などが含まれる。指示リスト情報86は、ローダ18に保管装置16や各実装装置15の各装着部41,29に対して行なわせる作業内容などを含む情報である。実装条件情報84は、管理装置19が作成し、記憶部83に記憶されると共に各実装装置15に送信される。配置状態情報85は、各実装装置15が作成し、各実装装置15から送信されて記憶部83に記憶される。指示リスト情報86は、管理装置19が作成し、記憶部83に記憶されると共にローダ18に送信される。配置状態情報85および指示リスト情報86は、保管装置16や各実装装置15の各装着部41,29に対してローダ18や作業者によりフィーダ17の装着や回収が行われると、現状に即した内容に更新される。
こうして構成された実施形態の実装システム10では、実装装置15は、以下のように部品Pを基板Sに実装する。実装制御部20のCPU21は、実装処理を開始すると、実装条件情報24を読み出し、基板Sを基板処理部26に搬入、固定させる。続いて、CPU21は、実装条件情報24に基づいて、供給部27の装着部29に装着されたフィーダ17から部品Pを実装ヘッド32に採取させて基板Sに配置させる。基板Sに対する部品Pの配置が終了すると、CPU21は、基板Sを基板処理部26に排出させて、次の基板Sを基板処理部26に搬入させる。CPU21は、この実装処理の実行中に、各フィーダ17の部品使用数を管理し、部品残数が所定値以下になると、その情報を管理装置19に送信する。管理装置19は、部品残数が所定値以下のフィーダ17、即ち、部品切れが近いフィーダ17の交換作業を指示リスト情報86に加える処理などを行なう。管理装置19は、指示リスト情報86に基づいて、フィーダ17の交換作業をローダ18に実行させる。ローダ18は、転動ギヤ60がX軸レール18aのベルト18bと噛合して転動しながら保管装置16および各実装装置15の間を移動し、ローダ18の現在位置Pnを管理装置19に送信しつつ、作業対象の保管装置16や各実装装置15の各装着部41,29に対してフィーダ17の交換作業を実行する。
次に、こうして構成された実施形態の実装システム10の動作、特に、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常の有無を判定する際の動作について説明する。図5は、ローダ18の移動制御部50のCPU51により実行される異常判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図5の異常判定ルーチンが実行されると、CPU51は、最初に、エンコーダ61から転動ギヤ60の回転位置θgを取得し(S100)、取得した転動ギヤ60の回転位置θpに基づいて、ローダ18の現在位置Pnおよび転動ギヤ60の角加速度αgを演算する(S110)。これらの演算方法については上述した。続いて、CPU51は、ローダ18が隣り合う2つのX軸レール18a間を移動する際であるか否か、即ち、転動ギヤ60が隣り合う2つのベルト18b間を移動する際であるか否かを判定する(S120)。この処理は、例えば、ローダ18の現在位置PnがX軸レール18aの端部領域内であるか否かを判定することにより行なわれる。この処理の意味については後述する。
CPU51は、S120でローダ18が2つのX軸レール18a間を移動する際でないと判定したときには、転動ギヤ60の角加速度αgを閾値αgrefと比較する(S120)。ここで、閾値αgrefは、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じたか否かを判定するのに用いられる閾値である。転動ギヤ60のベルト18bとの噛合異常の要因としては、例えば、転動ギヤ60とベルト18bとの間への不要部品やゴミなどの異物の混入が挙げられる。CPU51は、S120で転動ギヤ60の角加速度αgが閾値αgref以下のときには、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じていないと判定して(S130)、本ルーチンを終了する。CPU51は、S120で転動ギヤ60の角加速度αgが閾値αgrefよりも大きいときには、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じたと判定する(S140)。
図6は、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じたときの転動ギヤ60の角速度ωgおよび角加速度αgの様子の一例を示す説明図である。図示するように、ローダ18のX軸方向の移動に伴って転動ギヤ60がベルト18bと噛合しながら転動しているときに、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じると(時刻t1)、転動ギヤ60が空転するなどして、転動ギヤ60の角速度ωgおよび角加速度ωgが急変動する。ただし、図示するように、ローダ18の加速中すなわち転動ギヤ60の加速中に転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じると、転動ギヤ60の角速度ωgは、その後の定速回転時の値程度までしか上昇しない場合がある。このため、CPU51が転動ギヤ60の角速度ωgを用いてこうした噛合異常の有無を判定すると、噛合異常の有無を適切に判定できない可能性がある。これに対して、実施形態では、CPU51が転動ギヤ60の角加速度αgを用いてこうした噛合異常の有無を判定することにより、噛合異常の有無を適切に判定することができる。また、CPU51が、転動ギヤ60の角加速度αgでなく、X軸モータ58の角加速度αmを用いてこうした噛合異常の有無を判定することも考えられる。この場合、X軸モータ58と駆動用ベルト57との滑りなどの影響がX軸モータ58の角加速度αmに含まれ、CPU51が噛合異常の有無を適切に判定できない可能性がある。これに対して、実施形態では、CPU51が、ベルト18bと噛合する転動ギヤ60の角加速度αgを用いてこうした噛合異常の有無を判定することにより、噛合異常の有無を直接に判定することができる。これらの結果、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を簡易に且つ精度よく検知することができる。
CPU51は、S140の後に、ローダ18による作業を中断し(S160)、複数のドック18c(図1参照)から1つのドック18cを対象ドックに設定する(S170)。S170の処理は、複数のドック18cのうち、ローダ18の現在位置Pnに最も近いドック18cを対象ドックに設定したり、予め定められたドック18c、例えば、保管装置16に対応するドック18cを対象ドックに設定したりすることにより行なわれる。
続いて、CPU51は、ローダ18を現在位置Pnから対象ドック側に移動させて(S190)、ローダ18が対象ドックを通過するのを待つ(S190)。そして、ローダ18が対象ドックを通過すると、CPU51は、ローダ18の現在位置Pnをリセットし(S200)、ローダ18による中断した作業を再開して(S210)、本ルーチンを終了する。S200の処理は、対象ドックの位置を基準位置として更新すると共に転動ギヤ60の回転量Agを値0にリセットし、ローダ18の現在位置Pnを更新後の基準位置にリセットすることにより行なわれる。
転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常が生じると、CPU51が演算したローダ18の現在位置Pnが、実際の現在位置Pnactに対してずれる可能性がある。このときに、ローダ18が指示リスト情報86に基づく作業を続行すると、ローダ18が、保管装置16や各実装装置15の2つの隣り合う装着部41,29間にフィーダ17を装着しようとしたり、フィーダ17を装着すべき装着部41,29とは異なる装着部41,29にフィーダ17を装着しようとしたり、フィーダ17を回収すべき装着部41,29とは異なる装着部41,29からフィーダ17回収しようとしたりする可能性がある。これに対して、実施形態では、CPU51は、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を検知すると、ローダ18による作業を中断し、複数のドック18cから設定した対象ドック側にローダ18を移動させ、ローダ18が対象ドックを通過したときにローダ18の現在位置Pnをリセットする。これにより、ローダ18が保管装置16や各実装装置15の2つの隣り合う装着部間にフィーダ17を装着しようとするなどの不都合が生じるのを抑制することができる。
CPU51は、S120でローダ18が2つのX軸レール18a間を移動する際であると判定したときには、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常の有無を判定することなく、本ルーチンを終了する。X軸レール18aの端部領域では、隣り合う2つのベルト18bの連続部分のピッチ即ち凹凸の間隔がその他の領域とは異なる場合がある。実施形態では、ローダ18が2つのX軸レール18a間を移動する際には、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常の有無を判定しないことにより、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常の有無の誤判定を抑制することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本開示の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の各実装装置15および保管装置16が「実装関連装置」に相当し、ローダ18が「移動作業装置」に相当し、移動制御部50が「制御装置」に相当する。
以上説明した実施例の実装システム10に用いられるローダ18の移動制御部50は、エンコーダ61からの転動ギヤ60の回転位置θgに基づいて転動ギヤ60の角加速度αgを演算し、演算した転動ギヤ60の角加速度αgが閾値αgrefよりも大きくなったときに、転動ギヤ60とX軸レール18aのベルト18bとの噛合異常が生じたと判定する。これにより、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を簡易に且つ精度よく検知することができる。しかも、移動制御部50は、エンコーダ59からのX軸モータ58の回転位置θmに基づくX軸モータ58の角加速度αmでなく、転動ギヤ60の角加速度αgを用いて転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常の有無を判定することにより、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を直接に検知することができる。
また、ローダ18の移動制御部50は、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を検知したときには、ローダ18による作業を中断し、複数のドック18cから設定した対象ドック側にローダ18を移動させ、ローダ18が対象ドックを通過したときにローダ18の現在位置Pnをリセットする。これにより、ローダ18の現在位置Pnをリセットすることができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、ローダ18の移動制御部50は、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を検知したときには、複数のドック18cから設定した対象ドック側にローダ18を移動させ、ローダ18が対象ドックを通過したときにローダ18の現在位置Pnをリセットするものとしたが、これに加えて、管理装置19の表示部88にエラー情報を表示するなどして作業者に報知するものとしてもよい。また、移動制御部50は、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常を検知したときには、ローダ18の移動を停止し、管理装置19の表示部88にエラー情報を表示するなどして作業者に報知するものとしてもよい。
上述した実施形態では、ローダ18の移動制御部50は、ローダ18が2つのX軸レール18a間を移動する際、即ち、転動ギヤ60が2つのベルト18b間を移動する際には、転動ギヤ60とベルト18bとの噛合異常の有無を判定しないものとしたが、判定するものとしてもよい。
上述した実施形態では、回転位置センサとして、エンコーダ59,61が用いられるものとしたが、これ以外のセンサ、例えば、レゾルバなどが用いられるものとしてもよい。
上述した実施形態では、移動制御部50が、ローダ18の制御装置として動作するものとしたが、管理装置19が、ローダ18の制御装置として動作するものとしてもよい。
上述した実施形態では、ローダ18および移動制御部50が、移動作業装置および制御装置として動作するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、実装装置15の実装部30のヘッド移動部31および実装制御部20が、移動作業装置および制御装置として動作するものとしてもよい。また、ローダ18の交換部55のY軸スライダやZ軸スライダおよび移動制御部50が、移動作業装置および制御装置として動作するものとしてもよい。
上述した実施形態では、実装システム10は、印刷装置11と、印刷検査装置12と、搬送装置と、各実装装置15と、保管装置16と、ローダ18と、管理装置19とを備えるものとした。しかし、実装システム10は、本開示を実現可能な範囲において、これらのうちの一部を備えないものとしてもよいし、これらのうちの一部または全部に加えて、例えば、基板Sや基材の部品の実装状態を検査する実装検査装置、リフロー処理を行なうリフロー装置などを備えるものとしてもよい。
上述した実施形態では、本開示を実装システム10の形態に適用して説明したが、本開示を移動作業装置の制御装置や制御方法の形態としてもよい。
ここで、本開示の制御装置、実装システム、制御方法は、以下のように構成してもよい。例えば、本開示の制御装置において、前記移動作業装置は、前記移送作業装置を前記所定方向に移動させるための駆動用ベルトを駆動するモータと、前記モータの回転位置を検出する第2回転位置センサとを更に有するものとしてもよい。この場合、第2回転位置センサでなく、回転位置センサを用いることにより、ガイド部と転動部材との噛合異常を直接に検知することができる。
本開示の制御装置において、前記処理部は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記移動作業装置の位置を演算し、前記噛合異常が生じたと判定したときには、前記移動作業装置を所定位置側に移動させると共に前記移動作業装置が前記所定位置に移動したときに前記移動作業装置の位置をリセットするものとしてもよい。こうすれば、回転位置センサからの信号に基づいて演算した移動作業装置の推定位置がガイド部と転動部材との噛合異常に起因して実際の位置からずれたときに、移動作業装置の推定位置をリセットすることができる。
本開示の制御装置において、前記移動作業装置は、複数の前記実装関連装置が並んで配置された前記所定方向に移動し、前記部品を供給するフィーダを前記実装関連装置の装着部に着脱可能な着脱部と、前記フィーダを収容する収容部とを有するものとしてもよい。
この場合、前記処理部は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記移動作業装置の位置を演算し、前記噛合異常が生じたと判定したときには、前記移動作業装置を所定位置側に移動させると共に前記移動作業装置が前記所定位置に移動したときに前記移動作業装置の位置をリセットし、前記所定位置は、前記複数の実装関連装置のそれぞれに対して設定されているものとしてもよい。こうすれば、複数の実装関連装置を備えるものにおいて、回転位置センサからの信号に基づいて演算した移動作業装置の推定位置がガイド部と転動部材との噛合異常に起因して実際の位置からずれたときに、移動作業装置の推定位置をリセットすることができる。
また、この場合、前記複数の実装関連装置は、それぞれ前記ガイド部を有し、前記処理部は、前記移動作業装置が2つの前記ガイド部間を移動する際には、前記噛合異常が生じたか否かの判定を実行しないものとしてもよい。移動作業装置が2つのガイド部間を移動する際に、噛合異常を誤検知するのを抑制することができる。
本開示の実装システムは、部品の実装に関連する実装関連処理を実行する実装関連装置と、所定方向に移動する移動作業装置と、を備える実装システムであって、前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、上述の何れかの態様の制御装置を更に備えることを要旨とする。本開示の実装システムでは、上述の何れかの態様の制御装置を備えるから、上述の制御装置と同様に、ガイド部と転動部材との噛合異常を簡易に且つ精度よく検知することができる。
本開示の制御方法は、
部品の実装に関連する実装関連処理を実行する実装関連装置を備える実装システムに用いられ、所定方向に移動する移動作業装置の制御方法であって、
前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、
(a)前記回転位置センサからの信号に基づいて前記転動部材の角加速度を演算するステップと、
(b)前記転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、前記ガイド部と前記転動部材との噛合異常が生じたと判定するステップと、
を含むことを要旨とする。
本開示の制御方法では、回転位置センサからの信号に基づいて転動部材の角加速度を演算し、転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、ガイド部と転動部材との噛合異常が生じたと判定する。これにより、ガイド部と転動部材との噛合異常を簡易に且つ精度よく検知することができる。ここで、回転位置検出センサは、エンコーダであるものとしてもよい。また、噛合異常の要因としては、例えば、ガイド部と転動部材との間への異物の混入などが挙げられる。さらに、実装関連装置としては、例えば、処理対象物に粘性流体を印刷する印刷装置、印刷状態などを検査する印刷検査装置、部品を実装する実装装置、実装状態などを検査する実装検査装置、部品を供給するフィーダを保管する保管装置、処理対象物の搬送装置、リフロー処理を行なうリフロー装置などが挙げられる。処理対象物としては、基板や3次元構造の基材などが挙げられる。
本開示は、実装システムの製造産業などに利用可能である。
10 実装システム、11 印刷装置、12 印刷検査装置、15 実装装置、16 保管装置、17 フィーダ、18 ローダ、18a X軸レール、18b ベルト、18c ドック、19 管理装置、20 実装制御部、21 CPU、23 記憶部、24 実装条件情報、25 配置状態情報、26 基板処理部、27 供給部、28a 実装用装着ユニット、28b バッファ用装着ユニット、29 装着部、29a スロット、29b 接続部、30 実装部、31 ヘッド移動部、32 実装ヘッド、33 ノズル、35 通信部、40 保管用装着ユニット、41 装着部、50 移動制御部、51 CPU、53 記憶部、53a 指示リスト情報、54 収容部、55 交換部、56 移動部、57 駆動用ベルト、58 X軸モータ、59 エンコーダ、60 転動ギヤ、61 エンコーダ、62 通過検知センサ、63 通信部、80 管理制御部、81 CPU、83 記憶部、84 実装条件情報、85 配置状態情報、86 指示リスト情報、87 通信部、88 表示部、89 入力装置。

Claims (9)

  1. 部品の実装に関連する実装関連処理を実行する複数の実装関連装置を備える実装システムに用いられ、前記複数の実装関連装置が並んで配置された所定方向に移動する移動作業装置の制御装置であって、
    前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、
    前記制御装置は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記転動部材の角加速度を演算し、前記転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、前記ガイド部と前記転動部材との噛合異常が生じたと判定する処理部を有し、
    前記複数の実装関連装置は、それぞれ前記ガイド部を有し、
    前記処理部は、前記移動作業装置が2つの前記ガイド部間を移動する際には、前記噛合異常が生じたか否かの判定を実行しない、
    制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置であって、
    前記移動作業装置は、前記移動作業装置を前記所定方向に移動させるための駆動用ベルトを駆動するモータと、前記モータの回転位置を検出する第2回転位置センサとを更に有する、
    制御装置。
  3. 請求項1または2記載の制御装置であって、
    前記処理部は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記移動作業装置の位置を演算し、前記噛合異常が生じたと判定したときには、前記移動作業装置を所定位置側に移動させると共に前記移動作業装置が前記所定位置に移動したときに前記移動作業装置の位置をリセットする、
    制御装置。
  4. 請求項1または2記載の制御装置であって、
    前記移動作業装置は、前記部品を供給するフィーダを前記実装関連装置の装着部に着脱可能な着脱部と、前記フィーダを収容する収容部とを有する、
    制御装置。
  5. 請求項4記載の制御装置であって、
    前記処理部は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記移動作業装置の位置を演算し、前記噛合異常が生じたと判定したときには、前記移動作業装置を所定位置側に移動させると共に前記移動作業装置が前記所定位置に移動したときに前記移動作業装置の位置をリセットし、
    前記所定位置は、前記複数の実装関連装置のそれぞれに対して設定されている、
    制御装置。
  6. 部品の実装に関連する実装関連処理を実行する複数の実装関連装置を備える実装システムに用いられ、前記複数の実装関連装置が並んで配置された所定方向に移動する移動作業装置の制御装置であって、
    前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、
    前記制御装置は、前記回転位置センサからの信号に基づいて前記転動部材の角加速度を演算し、前記転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、前記ガイド部と前記転動部材との噛合異常が生じたと判定する処理部を有し、
    前記移動作業装置は、前記部品を供給するフィーダを前記実装関連装置の装着部に着脱可能な着脱部と、前記フィーダを収容する収容部とを有し、
    前記複数の実装関連装置は、それぞれ前記ガイド部を有し、
    前記処理部は、前記移動作業装置が2つの前記ガイド部間を移動する際には、前記噛合異常が生じたか否かの判定を実行しない、
    制御装置。
  7. 請求項1ないし6のうちの何れか1つの請求項に記載の制御装置であって、
    前記回転位置センサは、エンコーダである、
    制御装置。
  8. 部品の実装に関連する実装関連処理を実行する実装関連装置と、
    所定方向に移動する移動作業装置と、
    を備える実装システムであって、
    前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、
    請求項1ないし7のうちの何れか1つの請求項に記載の制御装置を更に備える、
    実装システム。
  9. 部品の実装に関連する実装関連処理を実行する複数の実装関連装置を備える実装システムに用いられ、前記複数の実装関連装置が並んで配置された所定方向に移動する移動作業装置の制御方法であって、
    前記移動作業装置は、前記移動作業装置の前記所定方向の移動に伴って前記所定方向に延在するガイド部と噛合しながら転動する転動部材と、前記転動部材の回転位置を検出する回転位置センサとを有し、
    (a)前記回転位置センサからの信号に基づいて前記転動部材の角加速度を演算するステップと、
    (b)前記転動部材の角加速度が閾値よりも大きくなったときに、前記ガイド部と前記転動部材との噛合異常が生じたと判定するステップと、
    を含み、
    前記複数の実装関連装置は、それぞれ前記ガイド部を有し、
    前記ステップ(b)は、前記移動作業装置が2つの前記ガイド部間を移動する際には、前記噛合異常が生じたか否かの判定を実行しない、
    制御方法。
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