JPWO2015004700A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

組立作業中にシール用樹脂が付着するのが低減されるとともに、外観を損なうことのない回転電機を提供する。本発明のモータ100は、一端が開口し、開口端の外周にフランジ1bが設けられ、フランジ1bにネジ6が貫通する貫通孔1cを有する筒状のヨーク1と、開口端の外周に当接され、ネジ6によってヨーク1に締結されるとともに、ヨーク1側の外周に、径方向外側及びヨーク1側に開口する凹部2aを有するハウジング2と、凹部2a内に嵌合されることによって、ハウジング2に取り付けられるグロメット3と、フランジ1bとグロメット3との当接面3cに充填されるシール用樹脂4とを備え、凹部2aの一方の周方向側面2cには、ネジ6が位置しているとともに、凹部2aの他方の周方向側面2dには、ヨーク1との当接面2e外周を覆うリブ部2fが設けられるものである。

Description

本発明は、シール構造を有する回転電機に関し、例えばパワーステアリング機構を駆動するためのモータに関するものである。
自動車には、オイルポンプやパワーステアリング機構等を駆動するために比較的小型のモータが搭載されている。一般に、自動車に搭載されるモータは、走行時には路面上にある砂やほこりが付着するため、また雨天時には雨水がかかる機会が多いため、これらの異物がモータ内部に浸入することにより寿命劣化が懸念される。そして、モータ内部に水やほこりなどの異物が浸入するのを防止する構造(シール構造)を有するモータとして、例えば、特許文献1に記載のモータが提案されている。
特許文献1に記載のモータは、一端が開口し、開口端の外周にフランジが設けられた筒状のケース本体(ヨーク)と、中空部を有し、フランジに当接されたエンドカバー(ハウジング)とからなるモータケースを備えたモータであって、エンドカバーにモータケースの径方向の外側及びフランジ側に開口した凹部が設けられ、フランジに当接するエンドカバーの端面に、ケース本体の周方向に伸びて両端が凹部内に開口したシール用溝部が形成され、エンドカバーに締結されたフランジによりケース本体側への開口部が閉じられたエンドカバーの凹部及びシール用溝部の内部にシール用樹脂が充填されて、このシール用樹脂によりフランジとエンドカバーとの間がシールされているものであり、充填されたシール用樹脂がエンドカバー及びフランジの対向面に形成されている微細な凹部や両者の突き合わせ部に形成されている微細な隙間を埋めて、エンドカバーとフランジとの間のシールを図ることで、モータ内部への異物侵入を防止するシール構造を可能にしている。
特開2007−166682号公報
特許文献1に記載のモータは、充填されたシール用樹脂により、フランジ(ケース本体)とエンドカバーとの間がシールされるものである。しかしながら、シール用樹脂を充填する際の充填圧や充填時間によっては、シール用樹脂が当接面よりモータ外部へ漏れ出る場合があり、この漏れ出たシール用樹脂がエンドカバーやフランジに付着することで外観を損なう虞があった。また、組立作業中にシール用樹脂が付着した場合、これを除去する作業が別途必要であるため、作業性が低下するという問題もあった。
本発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、シール構造を有する回転電機において、組立作業中にシール用樹脂が付着するのが低減されるとともに、外観を損なうことのない回転電機を得ることを目的とするものである。
本発明に係る回転電機は、一端が開口し、開口端の外周にフランジが設けられ、前記フランジに締結部材が貫通する貫通孔を有する筒状のヨークと、前記開口端の外周に当接され、前記締結部材によって前記ヨークに締結されるとともに、前記ヨーク側の外周に、径方向外側及び前記ヨーク側に開口する凹部を有するハウジングと、前記凹部内に嵌合されることによって、前記ハウジングに取り付けられるグロメットと、前記フランジと前記グロメットとの当接面に充填されるシール用樹脂と、を備え、前記凹部の一方の周方向側面には、前記締結部材が位置しているとともに、前記凹部の他方の周方向側面には、前記ヨークとの当接面外周を覆うリブ部が設けられているものである。
本発明によれば、シール構造を有する回転電機において、組立作業中にシール用樹脂が付着するのが低減されるとともに、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るモータ100で用いるヨーク1と、ハウジング2とグロメット3とを示した分解斜視図である。 図1のハウジング2の上にヨーク1を載せてネジ6によりヨーク1を締結した状態を示した斜視図である。 図2のハウジング2の延出部2f付近の拡大図である。 図1のヨーク1の変形例を示した図で、ハウジング2の延出部2f付近の拡大図である。 図1のグロメット3の変形例を示した図で、グロメット3のヨーク1側の端面付近を示す一部断面図である。 図1のグロメット3の別の変形例を示した図で、グロメット3のヨーク1側の端面付近を示す一部断面図である。 図1のグロメット3のさらに別の変形例を示した図で、グロメット3のヨーク1側の端面付近を示す一部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機で用いるヨーク1と、ハウジング12とグロメット13とを示した分解斜視図である。 図8のグロメット13の当接面13c付近の拡大図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータ100で用いるヨーク1と、ハウジング2とグロメット3とを示した分解斜視図、図2は、グロメット3が取り付けられたハウジング2の上にヨーク1を載せてヨーク1とハウジング2とを締結した状態を示した斜視図、図3は、図2のハウジング2の延出部2f付近の拡大図である。
図1において、回転電機であるモータ100は、一端が開口し、開口端1aの外周にフランジ1bが設けられた筒状のヨーク1と、フランジ1bに当接され、ヨーク1に締結されるハウジング2と、ハウジング2内に収容されたモータ本体から導出されたリード線等の接続線5が貫通したグロメット3とを備えている。フランジ1bには、ネジ6(締結部材)が軸方向に貫通する複数の貫通孔1cが形成されている。
ハウジング2のヨーク1側外周には、ハウジング2の径方向の外側とヨーク1側との2方向に開口した凹部2aが形成されている。また、ヨーク1とハウジング2とを締結する際の、フランジ1bに形成された貫通孔1cに対応する位置には、ネジ6が締結される複数の締結孔2bが形成されており、締結孔2bのうちの1つである締結孔2b1は、凹部2aの一方の周方向側面2c(図3の左側)に形成されている。すなわち、凹部2aの一方の周方向側面2cには、ネジ6a(締結部材)が位置している。凹部2aの他方の周方向側面2d(図3の右側)には、フランジ1bとの当接面2eよりモータ100外部に漏れ出たシール用樹脂4が溜まる受け皿状の延出部2f(リブ部)が設けられている(図3参照)。この延出部2fは、凹部2aの他方の周方向側面2dより周方向に延出しており、ハウジング2と一体に形成されている。なお、図3では、延出部2fに当接面2eより漏れ出たシール用樹脂4が溜まるように受け皿状になっている場合について示したが、この場合に限らず、ハウジング2の凹部2aの他方の周方向側面2dとヨーク1のフランジ1bとの当接面2eの外周を覆うものであればよく、当接面2eの外周を覆うものであって、受け皿の底の部分がなく、軸方向に貫通している形状であってもよい。
グロメット3は、ゴム等の弾性を有する絶縁材料からなり、図1に示すようにOリング部3aと一体形成されている。Oリング部3aは、ハウジング2のヨーク1側端面の径方向内側に配置され、ハウジング2の上にヨーク1を載せて、フランジ1bをハウジング2に当接させたときに、Oリング3aが押圧されて変形し、ヨーク1とハウジング2との間をシールするようになっている。
また、グロメット3は、ハウジング2の凹部2a内に圧縮された状態で嵌合することで、ハウジング2に取り付けられる。グロメット3には、接続線5が貫通する複数(図示の例では2個)の貫通孔3bが形成されており、接続線5は貫通孔3bを通してモータ100外部に引き出されている。
グロメット3のヨーク1側の端面には、フランジ1bを当接させる当接面3cが形成されており、この当接面3cの径方向内側にシール用樹脂4が充填され、フランジ1bとグロメット3とが当接することで、当接面3cのうち、シール用樹脂4が充填されている部分(当接面3cの径方向内側)はシールされる。そして、グロメット3のヨーク1側の端面には、シール用樹脂4が充填された当接面3cより径方向外側に向かって凹んだ凹部3dが設けられている。図3に示した凹部3dは、その一部(径方向内側)がフランジ1bにより覆われている。また、当接面3cから漏れ出たシール用樹脂4は、この凹部3dに溜まるようになっている。
次に、図1、図2を参照しながら、モータ100の組立手順の概要について説明する。グロメット3をハウジング2の凹部2a内に嵌合させることで、グロメット3は、図示されていないブラシホルダとともにハウジング2に取り付けられる。
グロメット3をハウジング2に取り付けた後、溶融したシール用樹脂4をグロメット3の当接面3cの径方向内側(図示の例では、Oリング3a近傍)に塗布して、フランジ1bとグロメット3との当接面3cに樹脂を充填する作業を行う。最後に、図2に示すように、ハウジング2の上にヨーク1を載せて、フランジ1bをハウジング2及びグロメット3の当接面3cに当接させて、ヨーク1とハウジング2とをネジ6により締結することで、モータ100が組み立てられる。組み立てられたモータ100において、ヨーク1とグロメット3との間は、グロメット3の当接面3cに充填されたシール用樹脂4によりシールされる。また、ヨーク1とハウジング2との間は、グロメット3と一体形成されたOリング3aによりシールされる。なお、実施の形態1においては、ヨーク1とハウジング2との間は、Oリング3aによりシールされる場合について示したが、より確実にシールするために、ヨーク1とハウジング2との間の当接面(フランジ1cと凹部2aの他方の周方向側面2dとの当接面2eを含む)にもシール用樹脂4を塗布してもよい。この場合、ヨーク1とハウジング2との間、そしてヨーク1とグロメット3との間は、ともにシール用樹脂4によりシールされる。
シール用油脂4としては、シール構造として要求される、密着性・耐水性に対して良好なもの、例えばシリコーン樹脂を用いるのが好ましい。
以上述べたように、本発明の実施の形態1のモータ100(回転電機)は、一端が開口し、開口端の外周にフランジ1bが設けられた筒状のヨーク1と、フランジ1bに当接され、ネジ6(締結部材)によってヨーク1に締結されるとともに、ヨーク1側の外周に、径方向外側及びヨーク1側に開口する凹部2aを有するハウジング2と、凹部2a内に嵌合されることで、ハウジング2に取り付けられるグロメット3と、フランジ1bとグロメット3との当接面3cに充填されるシール用樹脂4と、を備え、凹部2aの一方の周方向側面2c(図3の左側)には、ネジ6aが位置しているとともに、凹部2aの他方の周方向側面2d(図3の右側)には、ヨーク1との当接面2e外周を覆う延出部2f(リブ部)が設けられているので、ハウジング2にグロメット3が取り付けられ、フランジ1bとグロメット3との当接面3cにシール用樹脂4が充填された状態で、ハウジング2の上にヨーク1を載せて、フランジ1bをハウジング2及びグロメット3の当接面3cに当接させて、ネジ6により締結することにより、ハウジング2にヨーク1を取り付けた際に、シール用樹脂4がグロメット3の端面(当接面3c)上を径方向及び周方向に流れ、シール用樹脂4の一部が当接面2eよりモータ100外部に漏れ出るが、この漏れ出たシール用樹脂4は、延出部2fにより覆われるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
ここで、グロメット3の当接面3cにシール用樹脂4が充填された状態で、ハウジング2の上にヨーク1を載せて、フランジ1bがグロメット3の当接面3cに当接しただけの場合には、シール用樹脂4は、特定の径方向位置や特定の周方向位置に偏ることなく、径方向あるいは周方向に対して一様に流れ出るが、本発明の実施の形態1においては、凹部2aの他方の周方向側面2dとヨーク1との当接面2e外周を覆う延出部2fを、締結部材であるネジ6aが位置している凹部2aの一方の周方向側面2cとは反対側に設けたので、このネジ6aにより締結されることでネジ6aの締結力が作用し、その結果、当接面3cに充填されたシール用樹脂4の大部分は、図3の太矢印に示すように、ネジ6aが締結されている側の凹部2aの(一方の)周方向側面2cからこれとは反対側の(他方の)周方向側面2dに流れこみ、当接面2eより漏れ出たシール用樹脂4は、この(他方の)周方向側面2dに設けられた延出部2fにて覆われることから、モータ100外部に漏れ出たシール用樹脂4の大部分を確実に覆うことができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、当接面2eの外周を覆う延出部2fが、ハウジング2と一体形成されているので、ハウジング2を成形するときの金型の形状変更のみで、延出部2fを設けることが可能であることから、大幅なコストアップを招くことなく、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減されるとともに、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。なお、延出部2fについて、図3では、凹部2aの他方の周方向側面2dの径方向の中央付近より周方向に延出する延出部を設けた場合について示したが、この場合に限定されるものではなく、延出部は凹部2aの他方の周方向側面2dとヨーク1との当接面2e外周を覆うとともに、他方の周方向側面2dより周方向に延出していればよく、当接面2eは、凹部の他方の周方向側面のフランジ1c側(内径側)に位置していることから、例えば、凹部の他方の周方向側面の外径側より周方向に延出するように延出部を設けてもよい。
なお、ハウジング2の凹部2aの他方の周方向側面2dに設けられた延出部2fについて、本発明の実施の形態1においては、当接面2eより漏れ出たシール用樹脂4が溜まるように受け皿状になっている場合について示したが、この場合に限らず、ハウジング2の他方の周方向側面2dとヨーク1との当接面外周を覆う構成であればよく、例えば、ハウジング2の他方の周方向側面2dの内径側から周方向に突出し、ハウジング2の他方の周方向側面2dとヨーク1との当接面外周を覆うように軸方向のヨーク1側に延びたL字状の延出部を設けるようにしてもよい。この場合、シール用樹脂4は当接面2eよりモータ100外部に漏れ出るが、本発明の実施の形態1で示した延出部2fの受け皿と同様、この漏れ出たシール用樹脂4は、ハウジング2の他方の周方向側面2dとL字状の延出部により形成された隙間に溜められるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
また、従来はシール用樹脂がヨークとハウジングとの当接面から漏れ出ていることを確認することで、ヨークとハウジングとが確実にシールされていることを確認できるのに対して、延出部2fを軸方向のヨーク1側から見ることで、延出部2fにシール用油脂4が漏れ出ていることを確認できるので、延出部2fの有無に関わらず、ヨーク1とハウジング2とが確実にシールされていることを確認できる。なお、図3に示した延出部2fは、周方向に延出して形成されているため、作業者が軸方向のヨーク1側から延出部2fに触れることで、組立作業中に当接面2eから漏れ出たシール用樹脂4が付着する虞があるが、図4に示すように、ヨーク1のフランジ1bの外周に、延出部2fのヨーク1側端面を覆うように径方向外側に突出する突出部1dを設けることで、この突出部1dが延出部2fの蓋の役割を果たすことから、軸方向から延出部2fに触れることもなく、それゆえ、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのがより低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、図3に示すように、グロメット3のヨーク1側端面に、シール用樹脂4が充填された当接面3cより径方向外側に向かって凹んだ凹部3dを設けたので、ハウジング2にグロメット3が取り付けられ、当接面3cにシール用樹脂4が充填された状態で、フランジ1bをグロメット3の当接面3cに当接させて、ハウジング2にヨーク1を取り付けた際に、シール用樹脂4が当接面3cよりモータ100外部に漏れ出るが、この漏れ出たシール用樹脂4は、凹部3d内に流れるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。また、凹部3dの径方向内側はフランジ1bにより覆われているので、グロメット3の当接面3cよりモータ100外部に漏れ出たシール用樹脂4がわずかであれば、漏れ出たシール用樹脂4自体は、フランジ1bと凹部3dにより形成される空間内に溜まることから、外観をより一層損なうことのない回転電機を提供することができる。なお、シール用樹脂4の充填量のばらつき等が要因で、グロメット3の当接面3cよりモータ100外部に漏れ出たシール用樹脂4が比較的多ければ、漏れ出たシール用樹脂4は、凹部3dの、フランジ1bよりも径方向外側部分に溜まり、この凹部3dを軸方向のヨーク1側から見ることで、凹部3d内にシール用樹脂4が溜まっていることを確認できることから、ヨーク1とグロメット3とが確実にシールされていることを確認できる。
なお、図3には、グロメット3の当接面3cより径方向外側に向かって凹んだ凹部3dが設けられ、凹部3dの一部がフランジ1bよりも径方向内側でフランジ1bにより覆われ、残りの部分がフランジ1bよりも径方向外側に位置する場合について示したが、この場合に限らず、シール用樹脂4が充填された当接面3cより径方向外側に向かって凹んだ凹部が設けられる構成であればよく、凹部3d1全体がフランジ1bよりも径方向外側に位置するように設けられる構成(図5参照)や凹部3d2全体がフランジ1bよりも径方向内側に位置し、凹部3d2全体がフランジ1bにより覆われる構成(図6参照)であってもよい。図5に示すように、凹部3d1全体がフランジ1bよりも径方向外側に位置するように設けられる構成の場合には、漏れ出たシール用樹脂4は凹部3d1に溜まり、この凹部3d1を軸方向のヨーク1側から見ることで、凹部3d1内にシール用樹脂4が溜まっていることを確認できることから、ヨーク1とグロメット3とが確実にシールされていることを確認できる。図6に示すように、凹部3d2全体がフランジ1bよりも径方向内側に位置し、凹部3d2全体がフランジ1bにより覆われる構成の場合には、漏れ出るであろうシール用樹脂4自体は、フランジ1bと凹部3d2により形成される空間内に確実に溜まることから、外観をより一層損なうことのない回転電機を提供することができる。
また、本発明の実施の形態1においては、グロメット3のヨーク1側端面に、シール用樹脂4が充填された当接面3cより径方向外側に向かって凹んだ凹部3dが設けられた場合について示したが、この場合に限らず、図7に示すように、ヨーク1の開口端の外周に設けられたフランジ1bより径方向外側に位置して、軸方向に延びる凸部3eを設けるようにしてもよい。この場合、シール用樹脂4は当接面3cよりモータ100外部に漏れ出るが、この漏れ出たシール用樹脂4は、グロメット3のヨーク1側端面と凸部3eにより形成された隙間に溜められるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、ハウジング2の他方の周方向側面2dとヨーク1との当接面外周を覆うリブ部(延出部2f)が、ハウジング2に設けられた場合について示した。これに対して実施の形態2では、上記実施の形態1において、延出部2fに相当するものをグロメット13に設けた場合について、図8〜図9を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係るモータ200の分解斜視図、図9は、グロメット13付近の拡大図である。
図8において、回転電機であるモータ200は、一端が開口し、開口端1aの外周にフランジ1bが設けられた筒状のヨーク1と、フランジ1bに当接され、ヨーク1に締結されるハウジング12と、ハウジング12内に収容されたモータ200本体から導出されたリード線等の接続線5が貫通したグロメット13とを備えている。フランジ1bには、ネジ6(締結部材)が軸方向に貫通する複数の貫通孔1cが形成されている。また、フランジ1bは、ハウジング12の当接面12eと当接している。
ハウジング12のヨーク1側外周には、ハウジング12の径方向外側とヨーク1側との2方向に開口した凹部12aが形成されており、この凹部12aの一方の周方向側面12c(図8の左側)には、ネジ6a(締結部材)が位置している。また、ヨーク1とハウジング12とを締結する際の、フランジ1bに形成された貫通孔1cに対応する位置には、ネジ6が締結される複数の締結孔12bが形成されている。
グロメット13は、ゴム等の弾性を有する絶縁材料からなり、図8に示すようにOリング部13aと一体形成されている。Oリング部13aは、ハウジング12のヨーク1側端面の径方向内側に配置され、ハウジング12の上にヨーク1を載せて、フランジ1bをハウジング12に当接させたときに、Oリング13aが押圧されて変形し、ヨーク1とハウジング12との間をシールするようになっている。
また、グロメット13は、ハウジング12の凹部12a内に圧縮された状態で嵌合することで、ハウジング12に取り付けられる。グロメット13には、接続線5が貫通する複数(図示の例では2個)の貫通孔13bが形成されており、接続線5は貫通孔13bを通してモータ200外部に引き出されている。
また、グロメット13のヨーク1側の端面には、フランジ1bを当接させる当接面13cが形成されており、この当接面13cの径方向内側(図示の例では、Oリング13a近傍)にシール用樹脂4が充填され、フランジ1bとグロメット13とが当接することで、当接面13cはシールされる。そして、グロメット13のヨーク1側の端面で、当接面13cより径方向外側には、当接面13cより径方向外側に向かって凹んだ凹部13dが設けられている。この凹部13dは、図3に示した凹部3dと同様、フランジ1bとグロメット13との当接面13cから漏れ出たシール用樹脂4が溜まるようになっている。
さらに、グロメット13の周方向側面であって、ハウジング12の凹部12aの他方の周方向側面12dと嵌合する側の周方向側面、すなわち、グロメット13の他方の周方向側面13f(図9の右側)には、ハウジング12とフランジ1bとの当接面12eよりモータ200外部に漏れ出たシール用樹脂4が溜まる受け皿状の延出部13g(リブ部)が設けられている(図9参照)。この延出部13gは、グロメット13の他方の周方向側面13fより周方向に延出しており、グロメット13と一体に形成されている。なお、図9では、延出部13gに当接面12eより漏れ出たシール用樹脂4が溜まるように受け皿状になっている場合について示したが、この場合に限らず、ハウジング12の凹部12aの他方の周方向側面12dとヨーク1のフランジ1bとの当接面12eの外周を覆うものであればよく、当接面12eの外周を覆うものであって、受け皿の底の部分がなく、軸方向に貫通している形状であってもよい。
以上述べたように、本発明の実施の形態2のモータ200(回転電機)は、一端が開口し、開口端の外周にフランジ1bが設けられた筒状のヨーク1と、フランジ1bに当接され、ネジ6(締結部材)によってヨーク1に締結されるとともに、ヨーク1側の外周に、径方向外側及びヨーク1側に開口する凹部12aを有するハウジング12と、凹部12a内に嵌合されることで、ハウジング12に取り付けられるグロメット13と、フランジ1bとグロメット13との当接面13cに充填されるシール用樹脂4と、を備え、凹部12aの一方の周方向側面12c(図9の左側)には、ネジ6aが位置しているとともに、凹部12aの他方の周方向側面12d(図9の右側)には、ヨーク1との当接面12e外周を覆う延出部13g(リブ部)が設けられているので、ハウジング12にグロメット13が取り付けられ、フランジ1bとグロメット13との当接面13cにシール用樹脂4が充填された状態で、ハウジング12の上にヨーク1を載せて、フランジ1bをハウジング12及びグロメット13の当接面13cに当接させて、ネジ6により締結することにより、ハウジング12にヨーク1を取り付けた際に、シール用樹脂4がグロメット13の端面(当接面13c)上を径方向及び周方向に流れ、シール用樹脂4の一部が当接面12eよりモータ200外部に漏れ出るが、この漏れ出たシール用樹脂4は、延出部13gにより覆われるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
ここで、グロメット13の当接面13cにシール用樹脂4が充填された状態で、ハウジング12の上にヨーク1を載せて、フランジ1bがグロメット13の当接面13cに当接しただけの場合には、シール用樹脂4は、特定の径方向位置や特定の周方向位置に偏ることなく、径方向あるいは周方向に対して一様に流れ出るが、本発明の実施の形態2においては、凹部12aの他方の周方向側面12dとヨーク1との当接面12e外周を覆う延出部13gを、締結部材であるネジ6aが位置している凹部12aの一方の周方向側面12cとは反対側に設けたので、このネジ6aにより締結されることでネジ6aの締結力が作用し、その結果、上記実施の形態1の場合と同様、当接面13cに充填されたシール用樹脂4の大部分は、ネジ6aが締結されている側の凹部12aの(一方の)周方向側面12cからこれとは反対側の(他方の)周方向側面12dに流れこみ、当接面12eより漏れ出たシール用樹脂4は、この(他方の)周方向側面12dに設けられた延出部13gにて覆われることから、モータ100外部に漏れ出たシール用樹脂4の大部分を確実に覆うことができる。
また、本発明の実施の形態1において、当接面2eの外周を覆う延出部2fは、ハウジング2と一体形成されており、モータの仕様ごとに、ハウジング2の形状や締結孔2bの位置が異なり、それぞれの金型についての金型変更が必要であるため、コストアップが懸念されるのに対して、本発明の実施の形態2によれば、当接面12eの外周を覆う延出部13gが、グロメット13と一体形成されているので、モータの仕様ごとに、ハウジング12の形状や締結孔12bの位置が異なったとしても、それぞれのモータに対してグロメット13の形状のみを変更した共通のグロメット13を流用することができることから、コストアップを抑えることができ、複数のモータ仕様に対応することができる。
なお、グロメット13の他方の周方向側面13fより周方向に延出する延出部13gについて、本発明の実施の形態2においては、当接面12eより漏れ出たシール用樹脂4が溜まるように受け皿状になっている場合について示したが、この場合に限らず、ハウジング12の他方の周方向側面12dとヨーク1との当接面外周を覆う構成であればよく、例えば、グロメット13の他方の周方向側面13fの内径側よりハウジング12に沿って周方向に延出する延出部が設けられ、この延出部には、ハウジング12の他方の周方向側面12dとヨーク1との当接面外周を覆うように軸方向のヨーク1側に延びる凸部が形成されるようにしてよい。この場合、シール用樹脂4は当接面12eよりモータ200外部に漏れ出るが、本発明の実施の形態2で示した延出部13gの受け皿と同様、この漏れ出たシール用樹脂4は、ハウジング12の他方の周方向側面12dとグロメット13の延出部と凸部により形成された隙間に溜められるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
また、従来はシール用樹脂がヨークとハウジングとの当接面から漏れ出ていることを確認することで、ヨークとハウジングとが確実にシールされていることを確認できるのに対して、延出部13gを軸方向のヨーク1側から見ることで、延出部13gにシール用油脂4が漏れ出ていることを確認できるので、延出部13gの有無に関わらず、ヨーク1とハウジング12とが確実にシールされていることを確認できる。
また、本発明の実施の形態2によれば、図9に示すように、グロメット13のヨーク1側端面に、シール用樹脂4が充填された当接面13cより径方向外側に向かって凹んだ凹部13dを設けたので、ハウジング12にグロメット13が取り付けられ、当接面13cにシール用樹脂4が充填された状態で、フランジ1bをグロメット13の当接面13cに当接させて、ハウジング12にヨーク1を取り付けた際に、シール用樹脂4が当接面13cよりモータ200外部に漏れ出るが、この漏れ出たシール用樹脂4は、凹部13d内に流れるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。また、凹部13dの径方向内側はフランジ1bにより覆われているので、グロメット13の当接面13cよりモータ200外部に漏れ出たシール用樹脂4がわずかであれば、漏れ出たシール用樹脂4自体は、フランジ1bと凹部13dにより形成される空間内に溜まることから、外観をより一層損なうことのない回転電機を提供することができる。なお、シール用樹脂4の充填量のばらつき等が要因で、グロメット13の当接面13cよりモータ200外部に漏れ出たシール用樹脂4が比較的多ければ、漏れ出たシール用樹脂4は、凹部13dの、フランジ1bよりも径方向外側部分に溜まり、この凹部13dを軸方向のヨーク1側から見ることで、凹部13d内にシール用樹脂4が溜まっていることを確認できることから、ヨーク1とグロメット13とが確実にシールされていることを確認できる。
なお、ハウジング2、12の凹部2a、12aの他方の周方向側面2d、12dに設けられ、ヨーク1との当接面外周を覆うリブ部に関して、本発明の実施の形態1においては、ハウジング2の凹部2aの他方の周方向側面2dより周方向に延出する延出部2fの場合について示し、本発明の実施の形態2においては、グロメット13の周方向側面のうち、凹部12aの他方の周方向側面12dに嵌合する側である他方の周方向側面13fより周方向に延出する延出部13gの場合について示したが、これらの場合に限らず、ヨーク1から径方向外側に突出し、ハウジング2の(他方の)周方向側面2dとヨーク1との当接面外周を覆うように軸方向のハウジング2側に延びたL字状のリブ部を設けるようにしてもよい。この場合であっても、モータ外部に漏れ出たシール用樹脂4は、リブ部により覆われるので、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
また、本発明の実施の形態1、2においては、回転電機として、一般的なモータ100について説明したが、このモータに限らず、ブラシ付きモータ、ブラシレスモータやオルタネータ等の他の回転電機であっても良い。
1:ヨーク、1a:開口端、1b:フランジ、1c:貫通孔、1d:突出部、2、12:ハウジング、2a、12a:凹部、2b、2b1:締結孔、2c、2d、12c、12d:周方向側面、2e、12e:当接面、2f:延出部(リブ部)、3、13:グロメット、3c、13c:当接面、3d、3d1、3d2、13d:凹部、3e:凸部、4:シール用樹脂、6、6a:ネジ(締結部材)、13f:周方向側面、13g:延出部(リブ部)、100、200:モータ(回転電機)。
次に、図1、図2を参照しながら、モータ100の組立手順の概要について説明する。グロメット3をハウジング2の凹部2a内に嵌合させることで、グロメット3は、図示されていないブラシホルダとともにハウジング2に取り付けられる。
グロメット3をハウジング2に取り付けた後、溶融したシール用樹脂4をグロメット3の当接面3cの径方向内側(図示の例では、Oリング3a近傍)に塗布して、フランジ1bとグロメット3との当接面3cに樹脂を充填する作業を行う。最後に、図2に示すように、ハウジング2の上にヨーク1を載せて、フランジ1bをハウジング2及びグロメット3の当接面3cに当接させて、ヨーク1とハウジング2とをネジ6により締結することで、モータ100が組み立てられる。組み立てられたモータ100において、ヨーク1とグロメット3との間は、グロメット3の当接面3cに充填されたシール用樹脂4によりシールされる。また、ヨーク1とハウジング2との間は、グロメット3と一体形成されたOリング3aによりシールされる。なお、実施の形態1においては、ヨーク1とハウジング2との間は、Oリング3aによりシールされる場合について示したが、より確実にシールするために、ヨーク1とハウジング2との間の当接面(フランジ1bと凹部2aの他方の周方向側面2dとの当接面2eを含む)にもシール用樹脂4を塗布してもよい。この場合、ヨーク1とハウジング2との間、そしてヨーク1とグロメット3との間は、ともにシール用樹脂4によりシールされる。
シール用樹脂4としては、シール構造として要求される、密着性・耐水性に対して良好なもの、例えばシリコーン樹脂を用いるのが好ましい。
また、本発明の実施の形態1によれば、当接面2eの外周を覆う延出部2fが、ハウジング2と一体形成されているので、ハウジング2を成形するときの金型の形状変更のみで、延出部2fを設けることが可能であることから、大幅なコストアップを招くことなく、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのが低減されるとともに、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。なお、延出部2fについて、図3では、凹部2aの他方の周方向側面2dの径方向の中央付近より周方向に延出する延出部を設けた場合について示したが、この場合に限定されるものではなく、延出部は凹部2aの他方の周方向側面2dとヨーク1との当接面2e外周を覆うとともに、他方の周方向側面2dより周方向に延出していればよく、当接面2eは、凹部の他方の周方向側面のフランジ1b側(内径側)に位置していることから、例えば、凹部の他方の周方向側面の外径側より周方向に延出するように延出部を設けてもよい。
また、従来はシール用樹脂がヨークとハウジングとの当接面から漏れ出ていることを確認することで、ヨークとハウジングとが確実にシールされていることを確認できるのに対して、延出部2fを軸方向のヨーク1側から見ることで、延出部2fにシール用樹脂4が漏れ出ていることを確認できるので、延出部2fの有無に関わらず、ヨーク1とハウジング2とが確実にシールされていることを確認できる。なお、図3に示した延出部2fは、周方向に延出して形成されているため、作業者が軸方向のヨーク1側から延出部2fに触れることで、組立作業中に当接面2eから漏れ出たシール用樹脂4が付着する虞があるが、図4に示すように、ヨーク1のフランジ1bの外周に、延出部2fのヨーク1側端面を覆うように径方向外側に突出する突出部1dを設けることで、この突出部1dが延出部2fの蓋の役割を果たすことから、軸方向から延出部2fに触れることもなく、それゆえ、組立作業中にシール用樹脂4が付着するのがより低減される。また、漏れ出たシール用樹脂4は他の部分に付着することもないことから、外観を損なうことのない回転電機を提供することができる。
また、従来はシール用樹脂がヨークとハウジングとの当接面から漏れ出ていることを確認することで、ヨークとハウジングとが確実にシールされていることを確認できるのに対して、延出部13gを軸方向のヨーク1側から見ることで、延出部13gにシール用樹脂4が漏れ出ていることを確認できるので、延出部13gの有無に関わらず、ヨーク1とハウジング12とが確実にシールされていることを確認できる。

Claims (6)

  1. 一端が開口し、開口端の外周にフランジが設けられた筒状のヨークと、
    前記フランジに当接され、締結部材によって前記ヨークに締結されるとともに、前記ヨーク側外周に、径方向外側及び前記ヨーク側に開口する凹部を有するハウジングと、
    前記凹部内に嵌合されることで、前記ハウジングに取り付けられるグロメットと、
    前記フランジと前記グロメットとの当接面に充填されるシール用樹脂と、
    を備え、
    前記凹部の一方の周方向側面には、前記締結部材が位置しているとともに、前記凹部の他方の周方向側面には、前記ヨークとの当接面外周を覆うリブ部が設けられていることを特徴とする回転電機。
  2. リブ部は、凹部の他方の周方向側面より周方向に延出する延出部であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. リブ部は、グロメットの周方向側面のうち、凹部の他方の周方向側面に嵌合する側の周方向側面より周方向に延出する延出部であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. グロメットのヨーク側端面には、前記ヨークのフランジとの当接面より径方向外側に向かって凹んだ凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の回転電機。
  5. グロメットのヨーク側端面であって、前記ヨークの開口端の外周より径方向外側に位置して、軸方向に延びる凸部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の回転電機。
  6. ヨークのフランジの外周には、リブ部の前記ヨーク側端面を覆うように径方向外側に突出する突出部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の回転電機。
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