JPWO2015002026A1 - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム Download PDF

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Abstract

車載器から収集した車両取得情報に基づいて、車両の走行状態および運転者の運転状態に関するサービス情報を提供する情報処理装置において、受信部101は、車両110を識別する車両識別子と車両110に蓄積された蓄積情報とを、通信端末121から受信する。蓄積部102は、蓄積情報から車両関連情報を抽出して車両識別子に対応付けて蓄積する。識別子取得部103は、車両識別子に対応する運転者を識別する運転者識別子を取得する。蓄積部104は、蓄積情報から運転者関連情報を抽出して運転者識別子に対応付けて蓄積する。選定部105は、蓄積された車両関連情報に基づいて車両識別子が示す車両110に対する第1サービス情報を選定し、選定部106は、運転者関連情報に基づいて運転者に対する第2サービス情報を選定する。送信部107は、第1サービス情報および第2サービス情報の少なくとも一方を通信端末130に対して送信する。

Description

本発明は、車両から収集した情報を分析して、ユーザにサービス情報を提供する技術に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、車載器から路側無線装置を介してセンター装置に収集された車両の履歴情報に基づいて車両の整備通知情報を生成して、車載器に送信する技術が開示されている。
再表2009−041457号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、車両の整備通知情報を生成して通知するのみであり、車載器から収集された車両履歴情報に基づいて、車両の走行状態および運転者の運転状態に関するサービス情報を提供することができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションに設置された第1通信端末が無線通信を介して車両から取得した、前記車両を識別する車両識別子と前記車両に蓄積された蓄積情報とを、前記第1通信端末から受信する第1受信手段と、
前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する識別子取得手段と、
前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて蓄積する第2蓄積手段と、
前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定手段と、
前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定手段と、
前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末に対して送信する第1送信手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションに設置された第1通信端末が無線通信を介して車両から取得した、前記車両を識別する車両識別子と前記車両に蓄積された蓄積情報とを、前記第1通信端末から受信する第1受信ステップと、
前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて第1蓄積手段に蓄積する第1蓄積ステップと、
前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する取得ステップと、
前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて第2蓄積手段に蓄積する第2蓄積ステップと、
前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定ステップと、
前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定ステップと、
前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末に対して送信する第1送信ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御プログラムは、
車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションに設置された第1通信端末が無線通信を介して車両から取得した、前記車両を識別する車両識別子と前記車両に蓄積された蓄積情報とを、前記第1通信端末から受信する第1受信ステップと、
前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて第1蓄積手段に蓄積する第1蓄積ステップと、
前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する取得ステップと、
前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて第2蓄積手段に蓄積する第2蓄積ステップと、
前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定ステップと、
前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定ステップと、
前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末に対して送信する第1送信ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理システムは、
車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションにおいて、無線通信を介して、車両から該車両を識別する車両識別子と該車両に蓄積された蓄積情報とを取得する第1取得手段と、
複数の前記サービスステーションから前記車両識別子に対応付けた前記蓄積情報を収集して、収集した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する第2取得手段と、
収集した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて蓄積する第2蓄積手段と、
前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定手段と、
前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定手段と、
前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、通信端末からユーザに提供する提供手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションにおいて、無線通信を介して、車両から該車両を識別する車両識別子と該車両に蓄積された蓄積情報とを取得する第1取得ステップと、
複数の前記サービスステーションから前記車両識別子に対応付けた前記蓄積情報を収集して、収集した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて第1蓄積手段に蓄積する第1蓄積ステップと、
前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する第2取得ステップと、
収集した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて第2蓄積手段に蓄積する第2蓄積ステップと、
前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定ステップと、
前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定ステップと、
前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、通信端末からユーザに提供する提供ステップと、
を含む。
本発明によれば、車載器から収集された車載器蓄積情報に基づいて、車両および運転者に関するサービス情報を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムにおけるサービス情報の提供を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るエンジン電子制御装置、車載器およびSSサーバの構成と関連を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器の車載器蓄積情報データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器の分析アルゴリズムデータベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器の分析結果格納部の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバの車両登録データベースおよび運転者登録データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバの車両関連データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバの運転者関連データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバのサービスデータ生成用データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る運転評価テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器がOBD−IIインタフェースを介して取得するデータの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器がOBD−IIインタフェースを介して取得する故障コードを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器の分析テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器のAP送信蓄積情報を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載器の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るWiFi通信確立処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る分析処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバにおける情報整理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバにおけるサービス情報テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバにおけるメンテナンスデータの生成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバにおける運転評価データの生成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車載器蓄積情報と運転者IDとの対応付けの手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る給油機の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る給油機におけるサービス情報の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係るSSサービスマン端末におけるサービス情報の構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムにおけるサービス情報の提供を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5実施形態に係る管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る管理サーバの車両予約データベースの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る管理サーバの運転者ID取得テーブルの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る管理サーバの運転者ID取得処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムにおけるサービス情報の提供を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第6実施形態に係る管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る報告書フォーマットデータベースの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る報告書データ生成テーブルの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第7実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る電力需給システムの概要を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムにおけるサービス情報の提供を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る電気自動車の電力需給履歴の構成を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、サービスステーション120を経由して車両110から受信した情報を分析して、ユーザにサービス情報を送信する装置である。
図1に示すように、情報処理装置100は、第1受信部101と、第1蓄積部102と、識別子取得部103と、第2蓄積部104と、第1選定部105と、第2選定部106と、第1送信部107と、を含む。第1受信部101は、車両110に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーション120に設置された第1通信端末121が無線通信を介して車両110から取得した、車両110を識別する車両識別子と車両110に蓄積された蓄積情報とを、第1通信端末121から受信する。第1蓄積部102は、第1通信端末121から受信した蓄積情報から車両関連情報を抽出して、車両識別子に対応付けて蓄積する。識別子取得部103は、車両識別子に対応する車両110を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する。第2蓄積部104は、第1通信端末121から受信した蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、運転者識別子に対応付けて蓄積する。第1選定部105は、第1蓄積部102に蓄積された車両関連情報に基づいて、車両識別子が示す車両110に対する第1サービス情報を選定する。第2選定部106は、第2蓄積部104に蓄積された運転者関連情報に基づいて、運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する。第1送信部107は、第1サービス情報および第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末130に対して送信する。
本実施形態によれば、車載器から収集された車載器蓄積情報を車両識別子に対応付けて蓄積すると共に、運転者識別子に対応付けて蓄積するので、車両および運転者関するサービス情報を提供することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、サービスステーションの無線通信端末を経由して車載器から取得した車載器蓄積情報を、車両識別子に対応付けて蓄積すると共に、運転者識別子に対応付けて蓄積する。そして、車両に対するサービス情報と運転者に対するサービス情報とを選定して、運転者のユーザ端末から提供する。なお、本実施形態において、蓄積情報は車載器蓄積情報を含む。
《情報処理システム》
図2乃至図4を参照して、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。
(システムの概要)
図2は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム200の概要を示す図である。なお、図2においては、1つのサービスステーションが図示されているが、本実施形態では多数のサービスステーションが同様の処理を行なう。
情報処理システム200は、概して車載器211と、サービスステーション220に設けられたサービスステーション端末(以下SS端末)、サービスステーションサーバ(以下SSサーバ)223およびPOS(Point Of Sales)端末224と、管理サーバ230と、ユーザ端末240と、を含む。SSサーバ223、POS端末224、ユーザ端末240は、ネットワーク250を介して管理サーバ230と接続されている。
車載器211は、車両210の故障診断コネクタ(例えば、OBD−II:On-board diagnostics 2規格準拠のコネクタ)に対し着脱可能に接続される。
サービスステーション220は、車両に対して車両210へ動力源(例えば、ガソリン、軽油、天然ガス、水素、電力など)の供給やその他のサービスを行なう。サービスステーション220には、アクセスポイント221と、SSサーバ223と、SS端末222とPOS端末224とが配置される。
アクセスポイント221は、サービスステーション220に走行してきて停車した車両210に搭載された車載器211との間でWi−Fi通信を行なう。SS端末222は、SSサーバ223に接続されて情報入力および情報監視を行なうと共に、管理サーバ230のサービス情報を受信可能である。SSサーバ223は、アクセスポイント221を経由して車載器211の車載器蓄積情報を受信し、車載器蓄積情報を、ネットワーク250を介して管理サーバ230に転送する。
また、POS端末224は、サービスステーション220において車両210に給油を行なう動力源の供給機としての給油機225と接続し、燃料代などの販売情報を管理すると共に、ネットワーク250を介して管理サーバ230に販売情報を送信する。なお、POS端末224の情報は、POSサーバ(図示せず)で集計されて、管理サーバ230に送信される。
管理サーバ230は、サービスステーション220に設置された通信端末とネットワーク250を介して接続して、車載器211から車載器蓄積情報を収集し、収集した車載器蓄積情報からサービス情報を生成する。管理サーバ230は、ID登録データベース231と、車両関連データベース232と、運転者関連データベース233とを含んでいる。ID登録データベース231は、車両および運転者の識別子(以下、車両ID、運転車ID)を互いに対応付けて登録する。車両IDは、自動車登録番号標(ナンバープレートに記載された文字および数字)であってもよい。車両関連データベース232は、車載器211から収集した車載器蓄積情報またはその加工情報などを車両IDに対応付けて蓄積する。さらに、運転者関連データベース233は、車載器211から収集した車載器蓄積情報またはその加工情報(安全運転の評価レベルや省エネ運転の評価レベルなど)を運転者IDに対応付けて蓄積する。
ユーザ端末240は、車両210を運転するユーザが、管理サーバ230からのサービス情報を観察するための端末である。
かかる構成において、車載器211は、車両210から車両取得情報を受信し、車両IDと共に車載器蓄積情報として蓄積する。サービスステーション220において、SSサーバ223は、車両IDと共に車載器蓄積情報を車載器211からアクセスポイント221を経由して取得し、保存する。そして、SSサーバ223は、車両IDと共に車載器蓄積情報を管理サーバ230に送信する。管理サーバ230は、車載器211から取得した車両IDおよび車載器蓄積情報を収集して、当該車載器蓄積情報が蓄積された時間や、SSサーバまたは管理サーバが当該車載器蓄積情報を取得した時間などに基づき運転者IDを導きだし、車両に関連する車両関連情報と運転者に関連する運転者関連情報とをそれぞれ車両IDおよび運転者IDに対応付けて蓄積する。ユーザ端末240やSS端末222からサービス情報の要求があると、管理サーバ230は、車両関連情報と運転者関連情報とに基づいて、それぞれ車両に関連するサービス情報と運転者に関連するサービス情報を選定して、ユーザ端末240に提供する。
このように、車載器211に蓄積された車載器蓄積情報を管理サーバ230において収集し、車両関連情報と運転者関連情報とをそれぞれ車両IDと運転者IDとに対応付けて蓄積することにより、車両に関連するサービス情報と運転者に関連するサービス情報とを効果的に選定して提供できる。
(サービス情報)
図3は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム200におけるサービス情報の提供を示す図である。図3の画面は、管理サーバ230で生成されてユーザ端末240に提供される。なお、図3には、スマートフォンであるユーザ端末240に提供されたサービス情報の例である。
ユーザ端末240の表示画面341は、ユーザに対応する燃費の変化と順位とを表示する。他にもユーザに対応するエコロジー運転評価の結果、ユーザに対応する各種運転評価のチャート、エコ発信グラフと燃料消費率などを表示する。表示画面341には、エコドライブを進めるためのヒントが提案されている。
ユーザ端末240の表示画面341は、車両に対応するメンテナンス状況を表示する。なお、車両に対する簡易車両診断結果や車検情報も表示することができる。
(システムの動作手順)
図4は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム200の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図4において、SS端末とSSサーバ223とは、車載器211から取得した車載器蓄積情報を管理サーバ230に転送する役割を担うので、共通の機能構成部として図示している。
車載器211は、ステップS401において、イグニッションOFFを検出すると、ステップS403において、アクセスポイント221とのWiFi通信確立を行なう。そして、車載器211は、ステップS405において、確立したWiFi通信により、アクセスポイント221およびSS端末を経由して、SSサーバ223に車載器蓄積情報に、タイムスタンプと車両IDとを付して送信する。なお、車載器蓄積情報は、ステップS401以前のイグニッションON時に、車両210のエンジン電子制御装置から故障診断コネクタ(本例では、OBD−II:On-board diagnostics 2)を介して車載器211が取得し、一次処理(例えば、急加速や急ハンドルなどの認識処理)を行なって、車載器蓄積情報として蓄積している。
一方、運転者は、運転者IDを記憶するカードによる認証により、給油機を起動し、燃料料金を支払う。POS端末224は、ステップS411において、料金支払い処理を行ない、ステップS413において、支払いデータに、タイムスタンプと運転者IDとを付して、POSサーバ(不図示)を経由して、管理サーバ230に送信する。管理サーバ230は、ステップS415において、カード情報に含まれる運転者IDを取得する。
SSサーバ223は、ステップS421において、車載器蓄積情報をタイムスタンプと車両IDとに対応付けて管理サーバ230に送信する。管理サーバ230は、ステップS423において、車載器蓄積情報を受信して車両IDを取得する。次に、管理サーバ230は、ステップS427において、受信した車載器蓄積情報を分析する。そして、管理サーバ230は、ステップS427において、ステップS423で取得した車両IDおよびステップS415で取得した運転者IDにそれぞれ対応付けて、車載器蓄積情報および分析データを車両関連データベース232と運転者関連データベース233とに蓄積する。
ユーザ端末240が、ステップS431において、管理サーバ230に対してサービス情報を要求すると、管理サーバ230は、ステップS433において、車両関連データベース232と運転者関連データベース233とから車両関連情報と運転者関連情報とを読み出す。そして、管理サーバ230は、車両に関連するサービス情報と運転者に関連するサービス情報とを含むサービスデータを生成する。そして、管理サーバ230は、ステップS435において、生成したサービスデータをユーザ端末240に送信する。ユーザ端末240は、ステップS437において、受信したサービスデータに基づいてサービス情報を出力する。
なお、図4のシーケンスは一例であり、例えば、カードによる認証や料金支払いと、車載器蓄積情報の送信との前後関係は逆であってもよい。
《車載器の機能構成》
図5Aは、本実施形態に係る車載器211の機能構成を示すブロック図である。
図5Aにおいて、OBD−IIインタフェース501は、車両210のエンジン電子制御装置における自己故障診断結果の情報をOBD−IIコネクタを介して取得するためのインタフェースである。車両取得情報受信部503は、OBD−IIインタフェース501を介して車両取得情報を得て、そのまま車載器蓄積情報データベース506に格納すると共に、車両取得情報分析部505に渡す。車両取得情報分析部505は、分析アルゴリズムデータベース504のアルゴリズムに従って車両取得情報を分析して、車載器蓄積情報データベース506に格納する新たな情報を生成する情報生成部を構成する。車両取得情報を分析して得られた分析結果は、車載器蓄積情報データベース506の分析結果格納部561に格納する。なお、車載器蓄積情報データベース506の容量には限界があるので、最も古く格納された情報から、あるいは、重要度の低い情報から、新しい情報を上書きするなどの工夫をしてもよい。
イグニッションON/OFF判定部502は、OBD−IIインタフェース501においてOBD−IIコネクタの信号レベルの変化を受けて、イグニッションON/OFFを判定する。車載器蓄積情報送信部508は、イグニッションON/OFF判定部502のイグニッションOFFの判定信号を受けて、通信制御部(無線LANモジュール)509に対して、アクセスポイント221を探して、本例ではWiFi通信の確立を指示する。なお、近距離無線通信は、WiFi通信に限定されない。そして、車載器蓄積情報送信部508は、WiFi通信が確立されると、前回のイグニッションON時から蓄積された車載器蓄積情報データベース506のデータに、車両ID記憶部507に記憶された車両IDを付して、通信制御部509を介しアクセスポイント221を経由して、SSサーバ223に送信する。なお、車載器蓄積情報データベース506のデータは、イグニッションONからOFF間の蓄積情報でなく、一定時間単位でまとめて送信してもよい。また、前回のイグニッションOFF時の車載器蓄積情報送信エラーがあれば、さらに前のイグニッションONからからの車載器蓄積情報を送信する。
図5Bは、本実施形態に係るエンジン電子制御装置510、車載器211およびSSサーバ223の構成と関連を示すブロック図である。なお、図5Bの構成はその一例であり、この構成に限定されない。また、図5Bにおける各構成要素(ブロック)については、個々の説明は省略する。
エンジン電子制御装置510は、車両210のエンジンを制御する電子回路である。エンジン電子制御装置510は、全体の制御を司るエンジン制御ユニット(図中、ECU)
511と、エンジン制御ユニット511に動作用の電源を供給する電源回路512とを有する。また、エンジン電子制御装置510は、車両210の状態を検出する各種センサ類からの信号をエンジン制御ユニット511に伝える入出力回路513と、故障診断コネクタ(OBD−II)541を介して外部と通信するための通信回路514とを有する。ここで、故障診断コネクタ541を介して送信出力される車両状態データは、車載器211のOBD−IIインタフェース501からのコマンドによって取得される。エンジン電子制御装置510へのバッテリ530からの電源供給は、イグニッションスイッチ(図中SW)520により接断される。なお、車載器211の電源(+12V/+24V)は、イグニッションスイッチ520を介さずに、故障診断コネクタ541を経由して常時供給される。
車載器211のコネクタ542は、保護回路を介してOBD−IIインタフェース501に接続され、エンジン電子制御装置510からの車両取得情報(故障コードを含む)は、車載器蓄積情報データベース506に格納される。そして、車載器211は、コネクタ542の信号変化からイグニッションスイッチのON/OFFを判定して、ONの間は車両取得情報および分析データを車載器蓄積情報データベース506に蓄積する。一方、車載器211は、OFFを判定すると、車載器蓄積情報データベース506の車両取得情報を、無線LANモジュール509を介して、外部に送信する。
無線LANモジュール509は、サービスステーション220のアクセスポイント221を経由してSSサーバのLANモジュール572と通信する。SSサーバ223のCPU571は、アクセスポイント221を経由して車載器211から受信した車載器蓄積情報を、通信制御部573を介して、随時あるいはバッチで管理サーバ230に送信する。
《管理サーバの機能構成》
図6は、本実施形態に係る管理サーバ230の機能構成を示すブロック図である。
管理サーバ230は、ネットワーク250を介して他のサーバや通信端末と通信するための通信制御部601を有する。POSデータ受信部602は、POSサーバから送信されたPOSデータを、通信制御部601を介して受信する。本例においては、サービスステーション220における支払いデータに関連するカードデータを受信する。運転者ID抽出部603は、POSデータ受信部602が受信したカードデータから運転者IDを抽出する。
車載器蓄積情報受信部604は、SSサーバから送信された車載器蓄積情報を、通信制御部601を介して受信する。車両ID抽出部605は、車載器蓄積情報受信部604が受信した車載器蓄積情報から車両IDを抽出する。
ユーザ確認部606は、車両を登録する車両登録データベース607と運転者を登録する運転者登録データベース608とに基づいて、車両および運転者を認証する。同時に、ユーザ確認部606は、各受信情報のタイムスタンプを照合して、サービスステーション220を利用した、車両IDと運転者IDとを対応付ける。すなわち、車載器蓄積情報受信部604が受信した車載器蓄積情報を、運転者IDに対応付ける。
車載器蓄積情報整理部609は、車載器蓄積情報受信部604が受信した車載器蓄積情報を、車両に関連する車両関連情報と運転者に関連する運転者関連情報とに仕分けして、車両関連情報を車両IDに対応付けて車両関連データベース232に蓄積する。また、運転者関連情報を運転者IDに対応付けて運転者関連データベース233に蓄積する。なお、車両関連情報と運転者関連情報とには重複して仕分けされる情報も含まれる。また、車両関連情報と運転者関連情報とは、車載器蓄積情報受信部604が受信した情報を加工・分析した後仕分けしてもよいし、車両関連情報と運転者関連情報に仕分けした後、それぞれ加工・分析してもよい。
サービス要求受信部611は、ユーザ端末240からのサービス情報提供の要求を受信する。サービスデータ生成部613は、車両関連データベース232および運転者関連データベース233に蓄積された履歴情報に基づいて、サービスデータ生成用データベース612に格納されたサービスデータ生成アルゴリズムに従って、サービスデータを生成する。サービスデータ送信部614は、サービスデータ生成部613が生成したサービス情報を、要求したユーザ端末240に送信する。なお、図3に示したように、車両の関連するサービスデータは、車両関連データベース232に仕分けされた情報から生成され、運転者の関連するサービスデータは、運転者関連データベース233に仕分けされた情報から生成される。
《ユーザ端末の機能構成》
図7は、本実施形態に係るユーザ端末240の機能構成を示すブロック図である。
ユーザ端末240は、ネットワーク250を介して管理サーバ230や他の通信端末と通信するための通信制御部701を有する。データ受信部702は、管理サーバ230から送信されたサービスデータを、通信制御部701を介して受信する。表示画面生成部703は、データ受信部702が受信したデータから表示用データを抽出して、表示画面を生成する。表示部704は、例えば、液晶ディスプレイであり、表示画面生成部703が生成した表示画面を表示する。また、音声生成部705は、データ受信部702が受信したデータから音声出力用データを抽出して、音声を生成する。音声入出力部706はマイクとスピーカからなり、音声生成部705が生成した音声を出力すると共に、ユーザの音声を入力する。
音声データ生成部707は、音声入出力部706から入力された音声から音声データを生成する。操作部708はキーボードやポインティングデバイス、あるいは、タッチパネルを含み、操作指示あるいはデータ入力を受け付ける。操作コマンド生成部709は、操作部708から入力された操作に従う操作コマンドを生成する。データ送信部710は、音声データ、操作コマンドまたは入力データを通信制御部701を介して、管理サーバ230に送信する。
操作部708から管理サーバ230へ、車両またはユーザへのサービス情報を要求すると、管理サーバ230は、サービスステーション220において車載器211から収集された車載器蓄積情報を仕分けする。そして、管理サーバ230は、車両関連データベース232と運転者関連データベース233との仕分けされた情報からサービスデータを生成して送信し、表示部704からサービス情報を出力する。なお、ユーザ端末240と管理サーバ230とはウェブブラウザによる接続であることが望ましい。
(車載器の車載器蓄積情報データベース)
図8Aは、本実施形態に係る車載器211の車載器蓄積情報データベース506の構成を示す図である。車載器蓄積情報データベース506には、車載器211が、OBD−IIインタフェース501を介して得た車両取得情報が格納される。車両取得情報には、車両各部の測定情報と、自己診断結果の診断コードとが含まれる(図13Aおよび図13D参照)。なお、車載器蓄積情報データベース506の構成は、図8Aに限定されない。
車載器蓄積情報データベース506は、車載器211からの要求情報811に対応して、時系列の取得時刻であるタイムスタンプ812と、要求情報811に対応する応答情報813と、応答情報813に含まれる応答内容814とを格納する。ここで、要求情報811とは、OBD−IIインタフェース501を介した要求コマンドによる要求先であるPID(Parameter ID)を含む。また、応答情報813は各PIDの応答情報であり、応答内容814は車両各部の測定情報と、自己診断結果の診断コードである。
(車載器の分析アルゴリズムデータベース)
図8Bは、本実施形態に係る車載器211の分析アルゴリズムデータベース504の構成を示す図である。分析アルゴリズムデータベース504は、車載器211が得た車両取得情報に基づいて、その一次処理をするための分析アルゴリズムを格納する。車両取得情報には、大別して、運転者の操作に関連する操作情報と、車両の動作に関連する挙動情報と、車両の現状を示す状態情報とが含まれる。なお、車載器蓄積情報データベース506の構成は、図8Aに限定されない。
分析アルゴリズムデータベース504は、情報取得時刻であるタイムスタンプ821に対応付けて、運転者の操作に関連する操作情報822と、車両の動作に関連する挙動情報823と、車両の現状を示す状態情報824と、分析アルゴリズム825とを格納する。例えば、操作情報822としてアクセルの踏み込みを示すエンジンスロットル開度、挙動情報823としてエンジン回転数や車両速度、状態情報824として吸入空気量を組み合わせて、分析アルゴリズム825としては急加速を判定する。また、操作情報822としてブレーキの踏み込み角度、挙動情報823として車両速度、状態情報824としてエンジン負荷を組み合わせて、分析アルゴリズム825としては急減速を判定する。また、操作情報822としてハンドルの回転速度、挙動情報823として車両速度を組み合わせて、分析アルゴリズム825としては急ハンドルを判定する。
(車載器の分析結果格納部の構成)
図8Cは、本実施形態に係る車載器211の分析結果格納部561の構成を示す図である。なお、分析結果格納部561は、図8Bの分析アルゴリズムに基づいて、車両取得情報を分析した結果を格納する。分析結果格納部561の構成は図8Cに限定されない。
分析結果格納部561は、分析アルゴリズムによる分析結果882に対応付けて、その分析結果の出現カウント832と、カウント開始時刻833と、カウント終了時刻834とを記憶する。例えば、分析結果が急加速の場合は、出現カウント832を複数の急加速レベルに分けてカウントする。カウント開始時刻833とカウント終了時刻834間は、イベント間隔および一日単位である(図13Dおよび図17D参照)。
(管理サーバの車両登録データベースおよび運転者登録データベース)
図9は、本実施形態に係る管理サーバ230の車両登録データベース607および運転者登録データベース608の構成を示す図である。車両登録データベース607および運転者登録データベース608には、本情報処理システム200のサービスを受けるために登録した車両および運転者が登録される。なお、車両登録データベース607および運転者登録データベース608の構成は、図9に限定されない。
車両登録データベース607は、車両ID911に対応付けて、車種912と、型913と、所有者ID914と、登録日時915などを格納する。また、運転者登録データベース608は、運転者ID921に対応付けて、住所922と、年齢923と、免許証番号924と、登録日時925などを格納する。
(管理サーバの車両情報データベース)
図10Aは、本実施形態に係る管理サーバ230の車両関連データベース232の構成を示す図である。車両関連データベース232には、管理サーバ230がサービスステーション220から収集した車載器蓄積情報から車両関連情報を抽出して、車両IDに対応付けて蓄積する。ここで、車両関連情報は、少なくとも、前記車両の故障診断、前記車両のメンテナンスの予測、または、前記車両のエコロジー運転の評価を行なうために必要な情報を含む。なお、車両関連データベース232の構成は、図10Aに限定されない。
車両関連データベース232は、車両ID1011に対応付けて、車両関連情報を得た時刻であるタイムスタンプ1012の時系列に、車載器蓄積情報から車両関連情報として抽出された情報である操作情報1013と、挙動情報1014と、状態情報1015とを蓄積する。そして、車載器211における分析や管理サーバ230における分析を含む分析結果1016と、車載器211の故障コードや分析結果1016から管理サーバ230が、メンテナンスが必要と判定した場合には、メンテナンスデータ1017とを格納する。
なお、車両関連情報を車載器蓄積情報から抽出するとの記載は、車載器蓄積情報から単に車両関連情報を抜き出す場合だけでなく、何らかの加工や分析処理をした後、車両関連情報にする場合を含むものである。例えば、加工や分析をして運転者関連情報に記憶する場合もあり得る。
(管理サーバの運転者情報データベース)
図10Bは、本実施形態に係る管理サーバ230の運転者関連データベース233の構成を示す図である。運転者関連データベース233には、管理サーバ230がサービスステーション220から収集した車載器蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、運転者IDに対応付けて蓄積する。ここで、運転者関連情報は、少なくとも、前記運転者の安全運転の評価または前記運転者のエコロジー運転の評価を行なうために必要な情報を含む。なお、運転者関連データベース233の構成は、図10Bに限定されない。
車両関連データベース232は、運転者ID1021に対応付けて、運転者関連情報を得た時刻であるタイムスタンプ1022の時系列に、車載器蓄積情報から運転者関連情報として抽出された情報である操作情報1023と、挙動情報1024と、状態情報1025とを蓄積する。そして、車載器211における分析や管理サーバ230における分析を含む分析結果1026と、分析結果1026から管理サーバ230が評価した結果の、運転評価データ1027とを格納する。
なお、運転者関連情報を車載器蓄積情報から抽出するとの記載は、車載器蓄積情報から単に車載器関連情報を抜き出す場合だけでなく、何らかの加工や分析処理をした後、運転者関連情報にする場合を含むものである。例えば、加工や分析をして車両関連情報に記憶する場合もあり得る。
(管理サーバのサービスデータ生成用データベース)
図11Aおよび図11Bは、本実施形態に係る管理サーバ230のサービスデータ生成用データベース612の構成を示す図である。サービスデータ生成用データベース612は、管理サーバ230の車両関連データベース232および運転者関連データベース233に蓄積された履歴情報に基づいて、ユーザ端末240から要求されたサービス情報を生成するために使用される。車両関連データベース232は主に車両関連のサービス情報を生成するために使用され、運転者関連データベース233は主に運転者関連のサービス情報を生成するために使用される。
まず、サービスデータ生成用データベース612は、サービスを要求したユーザを分類するアクセス元種別1111と、ユーザが通信端末から要求したサービスを識別する要求サービスID1112とに対応付けて、サービスデータ生成アルゴリズム1113を格納する。例えば、個人ユーザがエコ運転についてサービス情報を要求した場合、サービスデータ生成アルゴリズム1113は、燃費やアイドリング率、エアコン稼働率、平均エンジン回転数などを参照して、図3の表示画面342のようなエコ運転評価点数と順位などを生成する。また、個人ユーザがメンテナンス状況についてサービス情報を要求した場合、サービスデータ生成アルゴリズム1113は、オイル交換やタイヤ交換などのメンテナンス履歴を参照して、図3の表示画面346のようなメンテナンス日時とメンテナンス提案などを生成する。
また、サービスデータ生成用データベース612は、サービスデータ生成アルゴリズム1113に基づいて生成されたサービスデータ1121に対応付けて、そのサービスデータ1121をユーザに通知するためのコメントID1122と、そのコメントを出力するための出力フォーマットID1123とを格納する。なお、コメントID1122に紐付いて、例えば、図3のエコドライブのヒントなどが記憶されている。また、出力フォーマットID1123に紐付いて、例えば、図3の表示画面のフォーマットが記憶されている。音声出力がある場合は、出力フォーマットID1123に紐付いて、音声メッセージが記憶されている。
また、サービスデータ生成用データベース612は、図11Bのような、車載器蓄積情報や車両関連データベースおよび運転者関連データベースに蓄積された各評価項目1131に対応付けて、その評価項目1131の評価対象データ1132と、評価基準1133とを格納する。例えば、評価項目1131が“発進”の場合には、評価対象データは“発進n秒後の平均速度(km/h)”であり、評価基準1133としては、取得した値がAkm/hに近い場合を発進時の適正加速であると高い評価とし、Akm/hに上下いずれも遠い場合を発進時の適正加速でないと低い評価とする。
《車載器のハードウェア構成》
図12は、本実施形態に係る車載器211のハードウェア構成を示すブロック図である。
図12で、CPU(Central Processing Unit)1210は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図5Aの車載器211の機能構成部を実現する。フラッシュROM(Read Only Memory)1220は、CPU1210と一体に設けられ、樹脂でモールドされたCPUチップの中に入っている。フラッシュROM1220は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。RAM1240は、CPU1210が動作開始後に書き込まれる一時的なデータを保持する演算ワークエリアとして機能し、CPU1210が動作開始後に書き込まれる一時的なデータを記憶する領域が確保されている。RAM1240もCPU1210と一体に設けられている。すなわち、いわゆる「ダイ」にCPUコアとフラッシュROM1220とRAM1240が載っている。また、通信制御部509は、アクセスポイント221を経由する無線LANを介してSSサーバ223と通信する。
なお、CPU1210は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。また、通信制御部509は、CPU1210とは独立したCPUを有して、フラッシュROM1220の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出ししてもよい。CPU1210は、処理結果を大容量フラッシュメモリ1250に準備し、後の送信は通信制御部509に任せる。
フラッシュROM1220において、OBD−II入出力コマンドデータ1221は、OBD−IIインタフェース501が車両取得情報や自己診断の診断コードを得るための入出力コマンドである。車両取得情報(OBD−IIデータ)1222は、OBD−IIインタフェース501が得た車両取得情報や自己診断の診断コードである。分析テーブル1223は、車両取得情報(OBD−IIデータ)1222に含まれる車両操作情報と車両挙動情報との関係を用いて、指標値を生成する時に使用するテーブルである。アクセスポイント送信蓄積情報1224は、アクセスポイント221とのWiFi通信により送信する指標値を含む車載器蓄積情報である。
大容量フラッシュメモリ1250には、車両から取得したデータや各種のパラメータが記憶されている。車載器蓄積情報データベース506は、図8Aに示したデータベースである。分析結果格納部561は、図8Cに示した車載器蓄積情報データベース506内に含まれ、生成された指標を格納する格納部である。分析アルゴリズムデータベース504は、図8Bに示したデータベースである。
車両取得情報分析モジュール1226は、OBD−IIコネクタを介して得た車両取得情報を分析アルゴリズムを用いて分析するためのモジュールである。通信確立モジュール1227は、車載器211がアクセスポイント221と通信を確立するためのモジュールである。データ送信モジュール1228は、サービスステーション220のアクセスポイント221を経由してSSサーバ223に車載器蓄積情報を送信するモジュールである。データ送信モジュール1228には、既存のWiFiドライバが含まれる。
(OBD−II取得データ)
図13Aおよび図13Bは、本実施形態に係る車載器211がOBD−IIインタフェースを介して取得する車両取得情報1222の構成を示す図である。なお、図13Bは、自己診断結果の診断コードの構成である。
図13Aにおいて、PID1311は、OBD−IIインタフェースを介して取得する車両取得情報1242の識別子である。そして、内容1312は、各PID1311により識別される情報の内容である。なお、図13Aには、車両取得情報1242の一部として32個のPID1311を示した。しかし、OBD−IIにおいては、図13Aの32個の情報は、モード(Mode)01(HEX)の最初の32個に過ぎない。詳細は、SAE(Society of Automotive Engineers) standard J/1979などを参照されたい。
図13Bは、図13AのPID02(HEX)の内容である故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)1313を示す図である。故障コード1313は、分類1321として、パワートレイン系を示す。故障コード1322は、2バイトコード1323の先頭に“P”を付したコードである。各故障コードのHEXの3桁目が要注意場所1324を示す。なお、図13Bの故障コードは、一般仕様として共通のパワートレイン系のコードを示したが、車両製造会社により異なるものもある。詳細は、例えば、「故障診断コード ハンドブック」自動車公論社、平成24年、を参照されたい。
車載器211は、OBD−IIインタフェース501により、上記図13Aおよび図13Bのような車両取得情報や自己診断コードを得ることができる。
(分析テーブル)
図13Cは、本実施形態に係る車載器211の分析テーブル1223の構成を示す図である。分析テーブル1223は、OBD−IIインタフェース501により得た、上記図13Aや図13Bのような情報を分析して、分析結果を得るために仕様されるテーブルである。
分析テーブル1223は、情報を得た時刻を示すタイムスタンプ1331に対応付けて、車両取得情報に含まれる運転者の操作に関連する操作情報1332と、車両の動作に関連する挙動情報1333と、車両の状態に関連する状態情報1334とを記憶する。そして、分析テーブル1223は、操作情報1332と挙動情報1333と状態情報1334とに対応する、分析アルゴリズムデータベース504に格納された分析アルゴリズム1335と、分析結果1336を記憶する。分析結果1336が、例えば、急加速や急ハンドルなどの分析結果の場合は、出現回数をカウントする。
(AP送信蓄積情報)
図13Dは、本実施形態に係る車載器211のAP送信蓄積情報1224を示す図である。AP送信蓄積情報1224は、車載器211からサービスステーション220のアクセスポイント221を経由してSSサーバ223に送信する車載器蓄積情報であり、分析結果格納部561を含む車載器蓄積情報データベース506から読み出された情報である。なお、AP送信蓄積情報1224は、トリップ単位で整理されて記録保持される場合、トリップごとにひとかたまりにして1レコードで送られる。そして、データを受け取った確認のレスポンスがSSサーバ223から来るので、それをもってそこまでを送信済と管理する。一方、時間単位で整理されて記録保持される場合、時間帯ごとに1レコードとして送られる。
AP送信蓄積情報1224としては、分析結果の各情報の項目1341に対応付けて、その情報の単位1342と、バイト数1343とが記憶されている。なお、かかる情報については、イグニッションONからOFFまでの期間の情報とするか、一日単位、所定時間単位、あるいは、イベント発生単位の情報とするかが、各情報の項目1341によってあらかじめ決められている。また、図13Dには故障コードが含まれていないが、図13Aの車両取得情報や図13Bの故障コードの、管理サーバ230におけるサービス情報生成に必要な一部あるいは全体を含んでもよい。
《車載器の処理手順》
図14は、本実施形態に係る車載器211の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU1210がフラッシュROM1220およびRAM1240を使用して実行し、図5Aの機能構成部を実現する。
車載器211は、ステップS1401において、イグニッションのON/OFFを判定する。イグニッションOFFになったことを判定すると、車載器211は、ステップS1403において、サービスステーション220のアクセスポイント221との間のWiFi通信確立処理を実行する(図15A参照)。アクセスポイント221とのWiFi通信が確立すると、車載器211は、ステップS1405において、イグニッションON時点からの車載器蓄積情報を読み出す。次に、車載器211は、ステップS1407において、車載器蓄積情報をアクセスポイント221を経由してSSサーバ223に送信するための送信データを生成する。そして、、車載器211は、ステップS1409において、WiFi通信によりアクセスポイント221にデータを送信する。
イグニッションONになったことを判定すると、車載器211は、ステップS1411において、OBD−IIインタフェース501により所望の車両取得情報(故障コードを含む)をアクセスする。車載器211は、ステップS1413において、所望の車両取得情報の有無を判定する。所望の車両取得情報が無ければ何もせずに処理を終了する。所望の車両取得情報が有れば、車載器211は、ステップS1415において、得た車両取得情報を車載器蓄積情報データベース506に格納する。そして、車載器211は、ステップS1419において、今まで蓄積した履歴情報に基づく分析処理を実行する(図15B参照)。
(WiFi通信確立処理)
図15Aは、本実施形態に係るWiFi通信確立処理(S1403)の手順を示すフローチャートである。
車載器211は、ステップS1511において、車載器211とWiFi通信が可能なAPをサーチする。このAPサーチは、APからのビーコン(becon)信号を受信することにより行なわれる。そして、車載器211は、ステップS1513において、受信したビーコンの受信強度を比較して、最も強い信号のAPを通信相手に選定する。ただし、図2のように、近傍に1つのアクセスポイント221しかない場合は、そのアクセスポイント221を通信相手に選定する。次に、車載器211は、ステップS1515において、選定したAP(以下、アクセスポイント221とする)との接続を確立する。そのために、車載器211は、ビーコンに含まれるAPの識別子(SSID:Service Set Identifier)を含むプローブリクエスト(Probe Request)をアクセスポイント221に対して送信する。アクセスポイント221では、自分の送ったビーコンのSSIDとプローブリクエストのSSIDとが一致すると、プローブレスポンス(Probe Response)を車載器211返して、通信確立の手順が開始される。なお、通信確立の詳細な手順は省略する。車載器211は、ステップS1517において、DHCPサーバよりIPアドレスの取得を行ない、アクセスポイント221と車載器211間のWiFi通信が確立する。
(分析処理)
図15Bは、本施形態に係る分析処理(S1419)の手順を示すフローチャートである。
車載器211は、ステップS1521において、車両取得情報から1項目を読み出す。そして、車載器211は、ステップS1521において、当該項目に対応する分析アルゴリズムを選定する。車載器211は、ステップS1523において、選定した分析アルゴリズムに対応して分析に必要なデータ量が蓄積されているか否かを判定する。例えば、平均値や経時変化を求めたり、あるいは、それらを利用する分析アルゴリズムで分析したりする場合には、所定のデータ量や経過時間が必要となる。必要なデータ量が蓄積されていなければ、処理を終了してリターンする。
一方、必要なデータ量が蓄積されていれば、車載器211は、ステップS1527において、選定された分析アリゴリズムに従って車両取得情報の分析処理を行なう。そして、車載器211は、ステップS1529において、分析結果を車載器蓄積情報データベース506の分析結果格納部561に格納する。
《管理サーバのハードウェア構成》
図16は、本実施形態に係る管理サーバ230のハードウェア構成を示すブロック図である。
図16で、CPU1610は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図6の管理サーバ230の機能構成部を実現する。ROM1620は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信制御部601は、アクセスポイント221を経由する無線LANを介してSSサーバ223と通信する。
なお、CPU1210は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。また、通信制御部509は、CPU1210とは独立したCPUを有して、RAM1240の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。また、RAM1240とストレージ1250との間でデータを転送するDMACを設けるのが望ましい(図示なし)。したがって、CPU1210は、RAM1240にデータが受信あるいは転送されたことを認識してデータを処理する。また、CPU1210は、処理結果をRAM1240に準備し、後の送信あるいは転送は通信制御部509やDMACに任せる。
RAM1640は、CPU1610が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1640には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。POSデータ1641は、サービスステーション220のPOS端末224から送信されたデータ、特に、カード情報などの運転者IDを含むデータである。運転者ID1642は、POSデータ1641から抽出した運転者のIDである。車載器蓄積情報1643は、SSサーバから送信された情報である。なお、車載器蓄積情報1643には、OBD−II故障コードも含まれる。車両ID1644は、車載器蓄積情報1643の送信データから抽出した車両のIDである。車両関連情報1645は、車載器蓄積情報1643から仕分けされた車両に関連する情報であり、車両IDに対応付けて車両関連データベース232に蓄積される。運転者関連情報1646は、車載器蓄積情報1643から仕分けされた運転者に関連する情報であり、運転者IDに対応付けて運転者関連データベース233に蓄積される。サービス情報テーブル1647は、ユーザ端末240からのサービス情報の要求に応答して、車両関連データベース232や運転者関連データベース233の情報からサービス情報を生成するためのテーブルである。送受信データ1648は、通信制御部601を介して送受信するデータである。
ストレージ1650には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。車両登録データベース607および運転者登録データベース608は、図9に示したデータベースである。車両関連データベース232は、図10Aに示したデータベースである。運転者関連データベース233は、図10Bに示したデータベースである。サービスデータ生成用データベース612は、図11Aおよび図11Bに示したデータベースである。
管理サーバ制御プログラム1651は、管理サーバ230の全体を制御する制御プログラムである(図18参照)。車両ID/運転者ID抽出モジュール1652は、車両IDを車載器蓄積情報1643から抽出し、運転者IDをPOSからのカード情報から抽出するモジュールである。蓄積情報整理モジュール1653は、車載器蓄積情報1643を車両関連情報1645と運転者関連情報1646との仕分けするモジュールである。サービスデータ生成モジュール1654は、ユーザ端末240からのサービス情報の要求に応答して、車両関連データベース232や運転者関連データベース233の情報からサービス情報を生成するモジュールである。
なお、図16のRAM1640やストレージ1650には、車載器211が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
(情報整理テーブル)
図17Aは、本実施形態に係る管理サーバ230における情報整理テーブル1710の構成を示す図である。情報整理テーブル1710は、車載器蓄積情報整理部609が車載器211からSSサーバ223を経由して収集した車載器蓄積情報を車両関連情報と運転者関連情報とに仕分けて整理するために使用される。
情報整理テーブル1710は、収集情報の種類1711に対応付けて、車両関連情報1712とするか否か、あるいは、運転者関連情報1713とするか否かを記憶する。
(サービス情報テーブル)
図17Bは、本実施形態に係る管理サーバ230におけるサービス情報テーブル1647の構成を示す図である。サービス情報テーブル1647は、サービスデータ生成部613が、車両関連データベース232と運転者関連データベース233とからサービスデータを生成するために使用される。
サービス情報テーブル1647は、ユーザ端末240からサービス情報を要求したユーザID1721に対応付けて、ユーザ種別1722と、提供サービスデータとしてのメンテナンスデータ1723と、提供サービスデータとしての運転評価データ1724と、を記憶する。そして、サービス情報テーブル1647は、提供サービスデータに対応するユーザ通知メッセージのためのサービスフォーマット1725とを記憶する。
(メンテナンスデータ)
図17Cは、本実施形態に係る管理サーバ230におけるメンテナンスデータ1723の生成例を示す図である。
メンテナンスデータ1723は、車両関連データベース232に蓄積された車両関連情報第1項目1731と、車両関連情報第2項目1732と、…、車両関連情報第n項目1733と、の組み合わせから生成される。
(運転評価データ)
図17Dは、本実施形態に係る管理サーバ230における運転評価データ1724の生成例を示す図である。
図17Dには、運行管理1741に関連する車載器蓄積情報の項目、安全運転支援1742に関連する車載器蓄積情報の項目、および、エコドライブ支援1743に関連する車載器蓄積情報の項目が示されている。これら項目の情報を組み合わせることによって、運転評価データ1724が生成される。
《管理サーバの処理手順》
図18は、本実施形態に係る管理サーバ230の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU1610がRAM1640を使用して実行し、図6の機能構成部を実現する。
管理サーバ230は、ステップS1811において、SSサーバ223から車載器蓄積情報を受信したか否かを判定する。また、管理サーバ230は、ステップS1821において、POSサーバからPOSデータを受信したか否かを判定する。また、管理サーバ230は、ステップS1831において、ユーザ端末240からのユーザのサービス要求か否かを判定する。いずれの判定においてもNOの場合、管理サーバ230は、ステップS1851において、他の処理を行なって処理を終了する。
ステップS1811において車載器蓄積情報を受信したと判定した場合、管理サーバ230は、ステップS1813において、受信した車載器蓄積情報を取得する。次に、管理サーバ230は、ステップS1815において、受信した車載器蓄積情報のデータから、APの識別子、SSの識別子、および車両IDを抽出する。そして、管理サーバ230は、ステップS1817において、車載器蓄積情報を車両IDに対応付けて、一次保存する。
ステップS1821においてPOSデータを受信したと判定した場合、管理サーバ230は、ステップS1823において、受信したPOSデータを取得する。次に、管理サーバ230は、ステップS1825において、受信したPOSデータから、POSの識別子、SSの識別子、および運転者IDを抽出する。管理サーバ230は、ステップS1827において、ステップS1817で一次保存した車載器蓄積情報と抽出した運転者IDとの対応付けの処理を実行する(図19参照)。そして、車載器蓄積情報(故障コードを含む)およびPOSデータを、車両IDに対応付けた車両関連情報として車両関連データベース232に蓄積し、運転者IDに対応付けた運転者関連情報として運転者関連データベース233に蓄積する。
ステップS1831においてユーザ端末240からのユーザのサービス要求と判定した場合、管理サーバ230は、ステップS1833において、サービス要求したユーザのユーザ種別を判定する。なお、サービスを要求するユーザが特定されている場合は、そのユーザ種別に対応する手順のみでよい。
本実施形態のように個人ユーザにサービス情報を提供する場合、管理サーバ230は、ステップS1835において、サービス要求したユーザのユーザIDに対応する運転者IDと車両IDとに基づいて、車両関連データベース232と運転者関連データベース233とからデータを読み出す。そして、管理サーバ230は、ステップS1837において、ユーザIDに対応するサービスの出力データまたはメッセージを生成する。
管理サーバ230は、ステップS1847において、サービス情報を要求したユーザに対して生成したサービスデータ(出力データまたはメッセージ)を送信する。
(車載器蓄積情報と運転者IDとの対応付け)
図19は、本実施形態に係る車載器蓄積情報と運転者IDとの対応付け(S1827)
の手順を示すフローチャートである。
管理サーバ230は、ステップS1861において、ステップS1817で一次保存された車載器蓄積情報から、POSデータと同じSSの識別子を有する検索データを検索する。次に、管理サーバ230は、ステップS1861において、一次保存された車載器蓄積情報に検索対象のデータの有無を判定する。検索データが有れば、管理サーバ230は、ステップS1865において、POSデータのタイムスタンプと検索された車載器蓄積情報のタイムスタンプとを照合する。そして、管理サーバ230は、ステップS1867において、照合の有無を判定する。すなわち、同じ時間に同じサービスステーション220で給油をして入力または受信して、管理サーバ230に送信したデータであるか否かを確認する。POSデータのタイムスタンプと検索された車載器蓄積情報のタイムスタンプとが所定範囲内で一致すれば、管理サーバ230は、ステップS1869において、POSデータの運転者IDと、車載器蓄積情報および車両IDとを対応付ける。
一方、ステップS1863の判定で検索データが無い場合、あるいは、ステップS1867の判定で照合しない場合は、管理サーバ230は、ステップS1871において、車載器蓄積情報の受信エラーを、SSサーバ223またはSS端末222に報知する。
本実施形態によれば、サービスステーションにおいて車載器から収集された車両の車両取得情報を、車両識別子に対応付けて蓄積すると共に、運転者識別子に対応付けて蓄積するので、車両および運転者に関連するサービス情報を運転者のユーザ端末から提供することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、サービスステーションの給油機の表示画面から運転者のサービス情報を提供する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
図20および図21を参照して、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムを説明する。
(システムの概要)
図20は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム2000の概要を示す図である。なお、図20において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、図20において、本実施形態において、特別な役割をしないSS端末222は図面の簡略化のために省略している。
給油機2025は、その表示部2025aに、現在給油中の車両およびその運転者に対するサービス情報を提示する。給油中の車両210の運転者210aは、給油機2025の表示部2025aの表示から、安全運転や省エネ運転に関する情報や、車両210のメンテナンスに関する情報など、第2実施形態の図3に示したような情報を取得することができる。
(システムの動作手順)
図21は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム2000の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図21において、図4と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
給油機2025は、ステップS2101において、運転者210aのカードを読み込んで、POS端末224に送信する。POS端末224は、ステップS2103において、運転者IDを含むカードデータ、あるいは、カードデータから抽出した運転者IDを管理サーバ230に送信する。なお、POS端末224からのデータはPOSサーバを経由して管理サーバ230に通知されるが、図示は省いている。
管理サーバ230は、運転者の210aの要求無しに、あるいは、給油機2025の表示部2025aからの指示に応答して、ステップS2107において、給油機2025の表示部2025aに相応しいサービスデータを生成する。そして、管理サーバ230は、ステップS2109において、生成されたサービスデータを給油機2025に、SSサーバ223およびアクセスポイント221を経由して送信する。給油機2025は、アクセスポイント221からサービスデータを無線受信して、表示部2025aに表示する。
《給油機の機能構成》
図22は、本実施形態に係る給油機2025の機能構成を示すブロック図である。
カードリーダ2201は、給油料金を支払う運転者210aのカードから個人の認証データを読み込む。この個人の認証データには。運転者IDが含まれる。カード情報送信部2202は、カードリーダ2201が読み込んだ運転者210aの情報を通信制御部2203を介してPOSサーバ(図示せず)に送信する。POSサーバからは、運転者IDを含む情報が管理サーバ230に通知される。ユーザ認証受信部2204は、POSサーバからの運転者210aの認証を受信する。
ガソリン給油口2205は、給油中の車両210へガソリンを給油する。給油モータ2206は、タンク(図示なし)からのガソリン給油口2205へ給油するモータである。給油モータ2206の駆動は、給油制御部2207により制御される。この給油制御部2207の給油関連の情報は、図2のように表示部2025aにも表示される。同時に、管理サーバ230からのサービス情報は、SSサーバ223からアクセスポイント221を経由して、通信制御部2208により無線受信される。サービス情報受信部2209は、管理サーバ230からのサービス情報を受信して、表示部2025aに表示する。
なお、図22では、給油機2025の同じ表示部2025aを給油情報とサービス情報との表示に共用したが、別個の表示部を設けてもよい。また、サービス情報の表示端末を、給油機2025と別個に配置してもよい。
(給油機におけるサービス情報)
図23は、本実施形態に係る給油機2025におけるサービス情報の構成を示す図である。かかるサービス情報は、公衆に公開されるので、給油機2025の表示部2025aに表示するに相応しい必要がある。
サービス情報2310は、車両関連のサービス情報である。サービス情報2310は、車両ID2311に対応付けて、車両関連データベース232に蓄積された複数の分析結果2312の組み合わせと解析とから、サービスコメント2313を記憶する。
また、サービス情報2320は、運転者関連のサービス情報である。サービス情報2320は、運転者ID2321に対応付けて、運転者関連データベース233に蓄積された複数の分析結果2322の組み合わせと解析とから、サービスコメント2323を記憶する。
本実施形態によれば、サービスステーションにおいて給油中に、車両の走行状態および運転者の運転状態に関するサービス情報をサービスステーションの給油機から提供することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、サービスステーションのサービスマンが持つ携帯端末の表示画面から車両のサービスを提案する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態または第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
図24および図25を参照して、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムを説明する。
(システムの概要)
図24は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム2400の概要を示す図である。なお、図24において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、図24において、本実施形態において、特別な役割をしないSS端末222は図面の簡略化のために省略している。
SSサービスマン端末2425は、現在給油中の車両210に対するSSサービスマン2420が運転者にサービスすべきサービス情報を提示する。SSサービスマン2420は、SSサービスマン端末2425の表示あるいは音声出力から、車両210のメンテナンス状態やメンテナンスのサービス指示などを表示する。図24のSSサービスマン端末2425には、一例として、“オイル交換をお勧めしましょう!”とのメッセージが表示されている。
SSサービスマン2420は、SSサービスマン端末2425の通知情報から、車両210の状態に相応しいサービスを提供することができる。なお、SSサービスマン端末2425としては、タブレットなどが望ましい。
(システムの動作手順)
図25は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ230を含む情報処理システム2400の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図25において、図4と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
SSサービスマン端末2425は、ステップS2505において、サービス情報の提供をアクセスポイント221からSSサーバ223を経由して管理サーバ230に要求する。なお、SSサービスマン端末2425が、要求なしでも特定できる場合、あるいは、1つしか無い場合は、サービス情報の要求無しであっても、管理サーバ230は、車載器蓄積情報の受信に応答してサービス情報をSSサービスマン端末2425に通知してもよい。
管理サーバ230は、ステップS2507において、SSサービスマン端末2425に相応しいサービスデータを生成する。そして、管理サーバ230は、ステップS2509において、生成されたサービスデータをSSサービスマン端末2425に、SSサーバ223およびアクセスポイント221を経由して送信する。SSサービスマン端末2425は、アクセスポイント221からサービスデータを無線受信して表示し、SSサービスマン2420に通知する。
(携帯端末におけるサービス情報)
図26は、本実施形態に係るSSサービスマン端末2425におけるサービス情報の構成を示す図である。かかるサービス情報は、SSサービスマン2420への提示に相応しい必要がある。
サービス情報2600は、車両関連のサービス情報である。サービス情報2600は、車両ID2601に対応付けて、車両関連データベース232に蓄積された複数の分析結果2602の組み合わせと解析とから、サービスコメント2603を記憶する。
本実施形態において、管理サーバの処理手順は、図18を用いて説明した第2実施形態とほぼ同様である。ただし、サービスステーション220のサービスマンにサービス情報を提供する場合、管理サーバ230は、ステップS1839において、サービス中の車両IDに基づいて、車両関連データベース232からデータを読み出す。そして、管理サーバ230は、ステップS1841において、車両IDに対応するサービスの出力データまたはメッセージを生成する。
本実施形態によれば、SSサービスマンが給油中に車両に対する適切なメンテナンス指示などの提案を、運転者に提示することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、車両が事業所の所有物であり、運転者が事業所の職員である場合に、事業所を管理する管理者端末の表示画面から車両および運転者のサービス情報を提供する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
図27乃至図29を参照して、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムを説明する。
(システムの概要)
図27は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ2730を含む情報処理システム2700の概要を示す図である。本実施形態においては、個人ユーザが運転者である車両を管理対象とするのではなく、事業所に所属する運転者と車両とを管理対象とするので、各運転者が有するカードは事業所を特定できるが運転者IDを取得できない場合である。なお、図27において、図2または図20と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、図27において、本実施形態において、特別な役割をしないSS端末222は図面の簡略化のために省略している。
管理サーバ2730は、予約端末2742からネットワーク250を介した車両予約情報を受信して、車両IDおよび運転者IDに対応付けて格納する車両予約データベース2734を有する。また、ネットワーク250を介して、管理サーバ2730にサービス情報を要求する事業所の管理者の管理者端末2741と、車両予約を入力する予約端末2742とを含む。
(サービス情報)
図28は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ2730を含む情報処理システム2700におけるサービス情報の提供を示す図である。図28の画面は、管理サーバ2730で生成されて管理者端末2741に提供される。
管理者端末2741の表示画面2841は、事業所に所属する車両についてのサービス情報一覧を表示する。また、管理者端末2741の表示画面2842は、事業所に所属する運転者についてのサービス情報一覧を表示する。
一方、管理者端末2741の表示画面2843は、表示画面2841から特定の車両を選択すると、選択された車両の燃費の変化と順位とを表示する。また、管理者端末2741の表示画面2844は、表示画面2842から特定の運転者を選択すると、選択された運転者のエコ運転評価の結果を表示する。なお、表示例は図28に限定されない。例えば、図2に図示した情報の車両一覧や運転者一覧、車両に対する簡易車両診断結果や車検情報も表示することができる。
(システムの動作手順)
図29は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ2730を含む情報処理システム2700の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図29において、図4と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
予約端末2742は、ステップS2901において、車両予約データを入力する。管理サーバ2730は、ステップS2903において、受理した車両予約データを車両予約データベース2734に保存する。また、管理サーバ2730は、ステップS2915において、POS端末224からのカードデータを受信する。しかし、カードデータには事業所IDは含まれるが、運転者IDは含まれない。
管理サーバ2730は、ステップS423において、車載器蓄積情報を受信して車両IDを取得すると、ステップS2924において、車両予約データの車両IDに対応する運転者IDを取得する。
管理者端末2741から、ステップS2931において、管理サーバ2730にサービス情報の要求があると、管理サーバ2730は、ステップS2933において、図28の例のように、事業所の管理者に相応しいサービスデータを生成する。そして、管理サーバ2730は、ステップS2935において、生成したサービスデータをサービス要求した管理者端末2741に送信する。管理者端末2741は、管理サーバ2730からサービスデータを受信して、ステップS2937において、受信したサービスデータに基づいてサービス情報を出力する。
《管理サーバの機能構成》
図30は、本実施形態に係る管理サーバ2730の機能構成を示すブロック図である。なお、図30において、図6と同じ機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
事業所ID抽出部23003は、POSデータ受信部602が受信した、例えばカードデータから事業所IDを抽出する。運転者ID取得部3005は、事業者ID、車両IDから、車両予約データベース2734を参照して、運転者IDを取得する。
(車両予約データベース)
図31は、本実施形態に係る管理サーバ2730の車両予約データベース2734の構成を示す図である。車両予約データベース2734は、事業所内での車両の運転者による予約を保持する。
車両予約データベース2734は、各車両ID3101に対応付けて、ある期間、例えば一日や一週間など、の予約日時3102と、予約した運転者ID3103と、行先方面3104と、車両の用途3105とを記憶する。
(運転者ID取得テーブル)
図32は、本実施形態に係る管理サーバ2730の運転者ID取得テーブル3005aの構成を示す図である。運転者ID取得テーブル3005aは、運転者ID取得部3005がSSサーバ223から受信した車載器蓄積情報に対応する運転者IDを取得するために使用される。
運転者ID取得テーブル3005aは、車両ID3201に対応付けて、POSデータから抽出した事業所ID3202と、車載器蓄積情報とPOSデータとの共通の送信時刻を示すタイムスタンプ3203とを記憶する。そして、運転者ID取得テーブル3005aは、車両ID3201によって検索した車両予約データ3204と、車両予約データ3204中の車両予約者として取得した運転者ID3205とを記憶する。
(運転者ID取得処理)
図33は、本実施形態に係る管理サーバ2730の運転者ID取得処理の手順を示すフローチャートである。かかるフローチャートは、図18のステップS1827に置き換えられる。
管理サーバ2730は、ステップS3301において、SSサーバ223から受信した車載器蓄積情報から車両IDを抽出する。次に、管理サーバ2730は、ステップS3303において、車両予約データベース2734から抽出された車両IDの車両予約データを検索する。次に、管理サーバ2730は、ステップS3305において、車載器蓄積情報をSSサーバ223が受信したタイムスタンプと、検索された車両予約データの予約時刻を照合する。そして、管理サーバ2730は、ステップS3307において、車載器蓄積情報をSSサーバ223が受信したタイムスタンプと合致する車両予約データの予約時刻から、運転者IDを確定する。
本実施形態によれば、事業所が所有する複数の車両および事業所に所属する複数の運転者に関連する情報を、管理者が管理端末から監視して適切な処置をすることができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第5実施形態と比べると、サービスステーションにおいて車載器から収集されて蓄積されたデータから、関係官庁や保険会社に提出する報告書を自動生成する点で異なる。その他の構成および動作は、第5実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
図34乃至図36を参照して、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムを説明する。
(システムの概要)
図34は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ3430を含む情報処理システム3400の概要を示す図である。なお、図34において、図2、図20または図27と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、図34において、本実施形態において、特別な役割をしないSS端末222は図面の簡略化のために省略している。
管理サーバ3430は、各報告書のフォーマットを格納する報告書フォーマットデータベース3435を有する。また、管理サーバ3430は、管理者端末2741からのサービス指示を受けて、通産省などの関係官庁や自動車保険会社3440に提出するフォーマットが定められた報告書を生成する。生成した報告書は、通信によって提出されても、プリンタ3441によって印刷されて提出されてもよい。また、関係官庁や自動車保険会社3440ではなく、事業所の日報や月報などの報告書を生成することもできる。
(サービス情報)
図35は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ3430を含む情報処理システム3400におけるサービス情報の提供を示す図である。図35の画面は、管理サーバ3430で生成されて管理者端末2741に提供される。
管理者端末2741の表示画面3541は、車両関連データベース232および運転者関連データベース233、あるいはPOSサーバのデータを参照して、管理サーバ3430において自動作成された事業所の日報を表示する。また、管理者端末2741の表示画面3542は、車両関連データベース232および運転者関連データベース233、あるいはPOSサーバのデータを参照して、管理サーバ3430において自動作成された関係官庁や保険会社3440に提出される報告書を表示する。表示画面3542には、生成された事故報告書、車両状態報告書、運転者評価報告書が表示されている。
プリンタ3441によって印刷された日報3543と、車両状態報告書3544とが図示されている。なお、フォーマットはそれぞれの仕様に合致させてデータを挿入するものであり、図35に限定されない。
(システムの動作手順)
図36は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ3430を含む情報処理システム3400の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図36において、図4または図29と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
管理者端末2741は、ステップS3627において、管理サーバ3430に対して報告書生成を要求する。管理サーバ3430は、ステップS3629において、報告書フォーマットデータベース3435に格納された報告書に対応するテンプレートを取得する。そして、管理サーバ3430は、ステップS3631において、車両関連データベース232および運転者関連データベース233の情報に基づいて、取得された報告書のテンプレートに従って報告書を生成する。
管理サーバ3430は、ステップS3633において、報告書を管理者端末2741に対して送信する。管理者端末2741は、ステップS3635において、報告書を通信あるいはプリンタに出力して、関係官庁や保険会社3440に提出する。なお、日報や月報の場合は、管理者端末2741は、ステップS3635において、報告書を出力する。
《管理サーバの機能構成》
図37は、本実施形態に係る管理サーバ3430の機能構成を示すブロック図である。なお、図37において、図6または図30と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
報告書フォーマットデータベース3435は、報告書IDに対応付けて報告書のテンプレートを格納する。報告書データ生成部3713は、車両関連データベース232と運転者関連データベース233との情報に基づいて、報告書フォーマットデータベース3435から読み出したテンプレートに従う報告書データを生成する。報告書データ送信部3714は、生成された報告書データを管理者端末2741などに送信する。
(報告書フォーマットデータベース)
図38は、本実施形態に係る報告書フォーマットデータベース3435の構成を示す図である。なお、報告書フォーマットデータベース3435の構成は、図38に限定されない。
報告書フォーマットデータベース3435は、報告書ID3801に対応付けて複数の報告書テンプレート3804を記憶する。各報告書テンプレート3804は、記入者ID3802と提出先ID3803との対応付けられている。
(報告書データ生成テーブル)
図39は、本実施形態に係る報告書データ生成テーブル3713aの構成を示す図である。報告書データ生成テーブル3713aは、報告書データ生成部3713が報告書データを生成するために使用される。
報告書データ生成テーブル3713aは、報告書ID3901に対応付けて、作成年月日3902と、記入者ID3903と、提出先ID3904と、報告書テンプレート3905とを記憶する。そして、報告書データ生成テーブル3713aは、車両関連データベース232から選定された車両関連情報3906と、運転者関連データベース233から選定された運転者関連情報3907と、作成された報告書データ3908と、出力様式3909とを記憶する。
《管理サーバの処理手順》
図40は、本実施形態に係る管理サーバ3430の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU1610がRAM1640を使用して実行し、図37の機能構成部を実現する。
管理サーバ3430は、ステップS4041において、報告書生成指示を受信したか否かを判定する。報告書生成指示を受信した場合、管理サーバ3430は、ステップS4043において、報告書ID、記入者ID、提出先IDに対応した報告書テンプレートを報告書フォーマットデータベース3435から取得する。次に、管理サーバ3430は、ステップS4045において、取得した報告書テンプレートに基づいて、必要な車両関連情報と運転者関連情報とを充填する。
管理サーバ3430は、ステップS4047において、報告書の出力種別を判定する。印刷の場合、管理サーバ3430は、ステップS4049において、報告書をプリンタ3441で印刷する。一方、送信の場合、管理サーバ3430は、ステップS4051において、報告書を関係官庁や保険会社3440に送信する。
本実施形態によれば、手書きあるいは手入力無しに、関係官庁あるいは保険会社に提出するフォーマットの決まった報告書を自動的に生成することができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態乃至第6実施形態と比べると、管理サーバが複数種類のサーバから構成される点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態乃至第6実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システムの概要》
図41は、本実施形態に係る情報処理装置としての管理システム4130を含む情報処理システム4100の概要を示す図である。なお、図41の車両210の車載器211およびSSシステム内の構成、および、ユーザシステム4140の内部構成は、上記実施形態と同様なので、説明を省略する。
図41の特徴的な構成は、管理システム4130が、SSサーバ223からの車載器蓄積情報とPOSサーバ4133からのデータとを収集するデータ収集サーバ4131と、各ユーザから要求を受けたサービスに対応するサービス情報を生成するサービスサーバ4132とを有する点である。上記第2実施形態乃至第6実施形態においては、データ収集サーバ4131と、サービスサーバ4132とが、1つの管理サーバとして説明した。
本実施形態の構成によれば、車両と運転者とにより整理された共通の車両関連情報と運転者関連情報を網羅的に蓄積するデータ収集サーバ4131を設け、サービスサーバ4132は各サービスに対応して複数設けることで、緻密なサービスが可能になる。また、それらの異なるサービスが独立して提供されるので、迅速なサービス提供ができる。
本実施形態によれば、管理サーバの処理を機能の異なる複数のサーバに分散して処理するので、車両および運転者に関連するサービス情報の提供を迅速に行なうことができる。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態乃至第7実施形態と比べると、ガソリンの燃費やエコの代わりに電気自動車における電費やエコを含む充放電を管理する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態乃至第6実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《情報処理システム》
図42乃至図44を参照して、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムを説明する。
(システムの概要)
図42は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム4200の概要を示す図である。なお、図42において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して説明を省略する。
EV(Electric Vehicle)ステーション4220は、充電機4225を備え、電気自動車4210に電力を供給するためのサービスステーションである。電気自動車4210の車載機4211はガソリン自動車とは異なる電費(=走行距離/消費電力)や充放電履歴、その他の電気自動車に関連する情報を蓄積し、EVステーション4220において、アクセスポイント221、SSサーバ223、ネットワーク250を経由して、車載器4211の車載器蓄積情報を管理サーバ230に転送する。管理サーバ230の情報管理は、収集情報が電気自動車4210の情報に変わるのみで第2実施形態と同様である。なお、電気自動車4210に限定されず、バイブリッド車であってもよい。
(電力需給システム)
図43は、本実施形態に係る電力需給システム4300の概要を示す図である。なお、図43の電力需給システム4300は一般的な概要に過ぎず、これに限定されない。
電力需給システム4300は、図42に図示した充電機4225を備えるEVステーション4200と、電気自動車4210と、電気自動車4210の所有者の自宅4310と、を有する。自宅4310には、太陽光などの自然エネルギーや天然ガスを用いた発電施設4311が設置されている。発電施設4311で発電された電力は、高効率EV充電器4312に充電される。また、外部の電力需給組織4320に対しては、高効率EV充電器4312から買電や売電が行なわれる。本実施形態の電力需給システム4300においては、電気自動車4210が、EVステーション4200の充電機4225から充電されると共に、自宅4310の高効率EV充電器4312に対しては、充電ばかりでなく放電も行ない、クレーンな電力を安定的に需給できるように調整を行なっている。また、災害などの緊急事態において、電気自動車4210の蓄電力が有効利用されるよう、本実施形態の情報処理システム4200によって管理することもできる。
(サービス情報)
図44は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム4200におけるサービス情報の提供を示す図である。
図44の画面は、管理サーバ230で生成されてユーザ端末240に提供される。なお、図44には、スマートフォンであるユーザ端末240に提供されたサービス情報の例である。
ユーザ端末240の表示画面4441は、EVステーションでの充電サービス料金や、ユーザに対応する電費の変化と順位とを表示する。他にもユーザに対応するエコロジー運転評価の結果、ユーザに対応する各種運転評価のチャート、エコ発信グラフと燃料消費率などを表示する。表示画面4441には、エコドライブを進めるためのヒントも提案されている。ユーザ端末240の表示画面4441は、車両に対応するメンテナンス状況を表示する。なお、車両に対する簡易車両診断結果や車検情報も表示することができる。
(電力需給履歴)
図45は、本実施形態に係る電気自動車4210の電力需給履歴4500の構成を示す図である。電力需給履歴4500は、車載器4211に蓄積され、EVステーション4220において、アクセスポイント221、SSサーバ223、ネットワーク250を経由して、車載器4211の車載器蓄積情報として管理サーバ230に転送され、ユーザへのサービスのため管理サーバ230において上述の実施形態と同様に処理される。
電力需給履歴4500は、処理時間を示すタイムスタンプ4501のそれぞれに対応付けて、処理が充電か放電かの区別4502と、充電/放電の電力量4503と、充電または放電を行なった場所4504とを記憶する。本実施形態の電力需給履歴4500によれば、電費から蓄電池の劣化や漏電などの電気系統の問題や、モータの駆動力は安定しているので走行系の問題を分析することができる。なお、電力需給履歴4500の構成は図45に限定されない。また、本実施形態において、車載器4211に蓄積され、管理サーバ230に集積される情報としても、電力需給履歴4500はその一部に過ぎない。
本実施形態によれば、ガソリン自動車についてのメンテナンスやサービス、あるいは管理を行なう本情報処理システムにおいて、電気自動車やハイブリッド自動車に対しても、同様に車両および運転者に関するサービス情報を提供することができる。
[他の実施形態]
なお、上記実施形態においては、個人ユーザの場合にはPOSシステムが取得したカード情報から運転者IDを取得し、営業所所属ユーザの場合には車両予約情報に基づいて車両IDから運転者IDを取得した。しかし、これらの情報が得られなかった場合には、正確さは若干落ちるが、車両登録データベース607において、車両IDに対応する所有者IDを運転者IDとしてもよい。
また、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされる制御プログラム、あるいはその制御プログラムを格納した媒体、その制御プログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させる制御プログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
この出願は、2013年7月2日に出願された日本国特許出願 特願2013−139193号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (16)

  1. 車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションに設置された第1通信端末が無線通信を介して車両から取得した、前記車両を識別する車両識別子と前記車両に蓄積された蓄積情報とを、前記第1通信端末から受信する第1受信手段と、
    前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
    前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する識別子取得手段と、
    前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて蓄積する第2蓄積手段と、
    前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定手段と、
    前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定手段と、
    前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末に対して送信する第1送信手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記車両関連情報は、少なくとも、前記車両の故障診断、前記車両のメンテナンスの予測、または、前記車両のエコロジー運転の評価を行なうために必要な情報を含み、前記運転者関連情報は、少なくとも、前記運転者の安全運転の評価または前記運転者のエコロジー運転の評価を行なうために必要な情報を含む請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2通信端末は、前記運転者識別子に紐付けてあらかじめ登録された通信端末である請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2通信端末は、前記サービスステーションにおける動力源の供給機である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2通信端末は、前記サービスステーションに配置された通信端末である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2通信端末は、前記サービスステーションのサービスマンが携帯する通信端末である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2通信端末は、前記車両識別子を有する車両または前記運転者識別子を有する運転者が所属する事業所を管理する管理者の通信端末である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記サービスステーションに設置された第3通信端末が取得した前記運転者識別子を含む動力源の供給を、前記第3通信端末から受信する第2受信手段をさらに備え、
    前記識別子取得手段は、前記第1受信手段が受信した情報と前記第2受信手段が受信した情報との送信時刻に基づいて、前記車両識別子に対応する前記運転者識別子を取得する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 予約時刻と前記運転者識別子とを含む前記車両識別子を有する車両の予約情報を保持する保持手段をさらに備え、
    前記識別子取得手段は、前記第1受信手段が受信した前記車両識別子と前記第1受信手段が受信した情報の送信時刻とに基づいて、前記車両識別子に対応する前記運転者識別子を取得する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1サービス情報は、前記車両の故障診断の情報、前記車両のメンテナンス指示の情報、または、前記車両のエコロジー運転を表わす情報を含む請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2サービス情報は、前記運転者の安全運転を表わす情報または前記運転者のエコロジー運転を表わす情報を含む請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報と前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報との少なくとも一方に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者の報告書または前記車両識別子が示す車両の報告書を生成する報告書生成手段、
    をさらに備える請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションに設置された第1通信端末が無線通信を介して車両から取得した、前記車両を識別する車両識別子と前記車両に蓄積された蓄積情報とを、前記第1通信端末から受信する第1受信ステップと、
    前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて第1蓄積手段に蓄積する第1蓄積ステップと、
    前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する取得ステップと、
    前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて第2蓄積手段に蓄積する第2蓄積ステップと、
    前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定ステップと、
    前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定ステップと、
    前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末に対して送信する第1送信ステップと、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  14. 車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションに設置された第1通信端末が無線通信を介して車両から取得した、前記車両を識別する車両識別子と前記車両に蓄積された蓄積情報とを、前記第1通信端末から受信する第1受信ステップと、
    前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて第1蓄積手段に蓄積する第1蓄積ステップと、
    前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する取得ステップと、
    前記第1通信端末から受信した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて第2蓄積手段に蓄積する第2蓄積ステップと、
    前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定ステップと、
    前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定ステップと、
    前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、第2通信端末に対して送信する第1送信ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理装置の制御プログラム。
  15. 車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションにおいて、無線通信を介して、車両から該車両を識別する車両識別子と該車両に蓄積された蓄積情報とを取得する第1取得手段と、
    複数の前記サービスステーションから前記車両識別子に対応付けた前記蓄積情報を収集して、収集した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
    前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する第2取得手段と、
    収集した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて蓄積する第2蓄積手段と、
    前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定手段と、
    前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定手段と、
    前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、通信端末からユーザに提供する提供手段と、
    を備える情報処理システム。
  16. 車両に対して動力源の供給を行なうためのサービスステーションにおいて、無線通信を介して、車両から該車両を識別する車両識別子と該車両に蓄積された蓄積情報とを取得する第1取得ステップと、
    複数の前記サービスステーションから前記車両識別子に対応付けた前記蓄積情報を収集して、収集した前記蓄積情報から車両関連情報を抽出して、前記車両識別子に対応付けて第1蓄積手段に蓄積する第1蓄積ステップと、
    前記車両識別子に対応する前記車両を運転する運転者を識別する運転者識別子を取得する第2取得ステップと、
    収集した前記蓄積情報から運転者関連情報を抽出して、前記運転者識別子に対応付けて第2蓄積手段に蓄積する第2蓄積ステップと、
    前記第1蓄積手段に蓄積された前記車両関連情報に基づいて、前記車両識別子が示す車両に対する第1サービス情報を選定する第1選定ステップと、
    前記第2蓄積手段に蓄積された前記運転者関連情報に基づいて、前記運転者識別子が示す運転者に対する第2サービス情報を選定する第2選定ステップと、
    前記第1サービス情報および前記第2サービス情報の少なくとも一方を、通信端末からユーザに提供する提供ステップと、
    を含む情報処理方法。
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