JPWO2014196066A1 - 数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

加工プログラム(2)を読み取るプログラム読取部(3)と、傾斜面についての傾斜面座標系(14)を設定する傾斜面設定部(4)と、傾斜面の加工に使用される工具が傾斜面に対し垂直となる割り出し角度を求め、移動指令(15)を生成する割り出し角度生成部(5)と、を有し、プログラム読取部は、傾斜面座標系の設定を指示する傾斜面設定指令(11)と、割り出し角度の算出を指示する傾斜面割り出し指令(12)と、取り付け角度が互いに異なる工具のうちのいずれかの選択を指示する工具選択指令(13)と、を出力し、傾斜面設定部は、傾斜面設定指令に応じて傾斜面座標系を設定し、割り出し角度生成部は、工具選択指令に応じて選択された工具についての割り出し角度を、傾斜面割り出し指令に応じて求める。

Description

本発明は、回転軸が設けられた多軸工作機械の数値制御(NC:Numerical Control)を実施する数値制御装置に関する。
数値制御装置が搭載された工作機械は、数値制御装置によって指令された位置へ工具を移動させるように各軸を駆動する。回転軸が設けられた多軸工作機械を制御する従来の数値制御装置は、一般的に、工具が加工面に対して垂直でないとき、回転軸を回転させることにより工具が加工面に対して垂直となるように工具姿勢を制御する。
傾きをなす加工面に対して工具が垂直となるように工具姿勢を制御する方法としては、例えば特許文献1に提案されているものがある。特許文献1には、回転軸を動作させる方法と、回転軸および直線軸を動作させることでワークに対する工具の先端位置を保持させる方法とのいずれかを決定することが開示されている。また、特許文献2および3には、タレット旋盤を備える工作機械において、タレット旋盤に装着されている工具の選択に応じて割り出し角度を自動で計算する方式が示されている。
特許第5079165号公報 特開2004−30422号公報 特開平10−6178号公報
特許文献1の方法は、所定の一方向へ工具が向けられている場合における工具姿勢の制御を可能としている。複数の方向へ工具が向けられたタレット旋盤の場合には、特許文献1の方法では、傾きをなす加工面に対して工具が垂直となるような割り出し角度を工具ごとに計算することとなる。このため、工具姿勢の制御における作業効率が低下することが問題となる。特許文献2および3の技術によると、タレット旋盤に取り付けられた工具ごとに、割り出し角度を自動で計算することが可能である。この場合、工具の取り付け角度を加工プログラムによって指令することとなるため、加工プログラムが煩雑になることが問題となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、互いに異なる方向へ向けられた複数の工具に対し、加工プログラムを煩雑にさせることなく割り出し角度を算出可能とし、工具姿勢の制御における作業効率を向上可能とする数値制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ワークに対する工具の位置および姿勢を制御する数値制御装置であって、前記ワークの加工のための加工プログラムを読み取るプログラム読取部と、前記ワークのうち、位置制御の基準とする機械座標系に対して傾きを持つ加工面である傾斜面についての傾斜面座標系を設定する傾斜面設定部と、前記傾斜面設定部で設定された前記傾斜面座標系が入力され、前記傾斜面の加工に使用される前記工具が前記傾斜面に対し垂直となるときの、回転軸の回転角を割り出し角度として求め、求めた前記割り出し角度の前記姿勢をとるまでの、前記回転軸の移動を指示する移動指令を生成する割り出し角度生成部と、前記移動指令に応じて、制御周期ごとの移動量を算出する移動量算出部と、を有し、前記プログラム読取部は、前記傾斜面座標系の設定を指示する傾斜面設定指令と、前記割り出し角度の算出を指示する傾斜面割り出し指令と、取り付け角度が互いに異なる前記工具のうちのいずれかの選択を指示する工具選択指令とを、前記加工プログラムの内容に応じて出力し、前記傾斜面設定部は、前記プログラム読取部からの前記傾斜面設定指令に応じて前記傾斜面座標系を設定し、前記割り出し角度生成部は、前記プログラム読取部からの前記工具選択指令に応じて選択された前記工具についての前記割り出し角度を、前記プログラム読取部からの前記傾斜面割り出し指令に応じて求めることを特徴とする。
本発明にかかる数値制御装置は、傾斜面の加工に使用されるいずれの工具についても、同様の指令によって割り出し角度を算出することが可能となる。数値制御装置は、加工プログラムを煩雑にさせることなく、取り付け角度によらず各工具について割り出し角度を自動計算することができる。数値制御装置は、回転軸への指令の基となる割り出し角度を、使用する工具に応じた個別の演算によらず求めることができることから、工具姿勢の制御のための作業効率を向上させることができる。これにより、数値制御装置は、互いに異なる方向へ向けられた複数の工具に対し、加工プログラムを煩雑にさせることなく割り出し角度を算出可能とし、工具姿勢の制御における作業効率の向上が可能となるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、工作機械の構成を示す模式図である。 図3は、割り出し角度生成部の動作を説明するフローチャートである。 図4は、工具と取り付け角度との対応について説明する図である。 図5は、NC画面における工具と取り付け角度との対応の設定例を示す図である。 図6は、取り付け角度の指令を含む加工プログラムの例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2にかかる数値制御装置が備える割り出し角度生成部の動作を説明するフローチャートである。 図8は、工作機械の動作例を説明する図である。 図9は、直線軸方向における工具の移動についての要否の判定について説明する図である。 図10は、工具退避必要領域に基づく工具の移動の要否の判定について説明する図である。 図11は、ワークへ近づく方向への工具の移動について説明する図である。
以下に、本発明にかかる数値制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置の構成を示すブロック図である。数値制御装置1は、ワークに対する工具の位置および姿勢を制御する。
数値制御装置1は、ワークの加工のための加工プログラム2の解析処理および補間処理を実行する。数値制御装置1は、解析処理および補間処理によって求めた移動量16をサーボアンプ7へ出力する。サーボアンプ7には、制御対象とするモータが接続されている。各種モータは、工作機械の各軸を駆動する。
数値制御装置1は、プログラム読取部3、傾斜面設定部4、割り出し角度生成部5および移動量算出部6を有する。プログラム読取部3は、加工プログラム2を読み取る。プログラム読取部3は、読み取った加工プログラム2の解析処理を実施する。プログラム読取部3は、加工プログラム2の内容に応じて、傾斜面設定指令11、傾斜面割り出し指令12および工具選択指令13を含む各種指令を出力する。
プログラム読取部3は、傾斜面設定指令11を傾斜面設定部4へ出力する。傾斜面設定指令11は、傾斜面座標系14の設定を指示する指令である。傾斜面設定部4は、プログラム読取部3からの傾斜面設定指令11に応じて傾斜面座標系14を設定する。傾斜面設定部4は、従来知られるいずれの方法によって傾斜面座標系14を設定することとしても良い。
傾斜面座標系14は、傾斜面について設定される座標系とする。傾斜面は、ワークのうち、機械座標系に対して傾きを持つ加工面である。機械座標系は、工作機械における位置制御の基準として、工作機械にあらかじめ設定されている座標系とする。傾斜面設定部4は、傾斜面設定指令11に応じて設定した傾斜面座標系14を、割り出し角度生成部5へ出力する。
プログラム読取部3は、傾斜面割り出し指令12と工具選択指令13を、割り出し角度生成部5へ出力する。傾斜面割り出し指令12は、割り出し角度の算出を指示する指令である。割り出し角度は、使用される工具が傾斜面に対し垂直となるときの、回転軸の回転角である。
工具選択指令13は、取り付け角度が互いに異なる工具のうちのいずれかの選択を指示する指令である。割り出し角度生成部5は、プログラム読取部3からの工具選択指令13に応じて、傾斜面の加工に使用される工具を選択する。
割り出し角度生成部5には、傾斜面設定部4で設定された傾斜面座標系14が入力される。割り出し角度生成部5は、工具選択指令13に応じて選択された工具についての割り出し角度を、プログラム読取部3からの傾斜面割り出し指令12に応じて求める。割り出し角度生成部5は、割り出し角度の算出において、傾斜面座標系14を参照する。
割り出し角度生成部5は、移動指令15を生成する。移動指令15は、求めた割り出し角度の姿勢をとるまでの、回転軸の移動を指示する指令である。割り出し角度生成部5は、傾斜面の加工に使用される工具について生成された移動指令15を、移動量算出部6へ出力する。
移動量算出部6は、割り出し角度生成部5からの移動指令15に応じて、制御周期ごとの移動量16を算出する。移動量算出部6は、移動指令15に応じた補間処理によって移動量16を求める。数値制御装置1は、移動量算出部6で算出された移動量16をサーボアンプ7へ出力する。
図2は、工作機械の構成を示す模式図である。工作機械は、タレット旋盤25を備える。タレット旋盤25には、取り付け角度が互いに異なる4つの工具24が取り付けられている。取り付け角度は、基本姿勢における工具24の向きを、回転軸26を中心とする角度として表したものとする。本実施の形態では、取り付け角度とは、回転軸26周りにおけるタレット旋盤25の回転角が0度である基本姿勢のときの、工具軸方向ベクトル28の向きとZ軸のプラス方向との間の角度とする。取り付け角度が0度であるとき、工具軸方向ベクトル28の向きとZ軸のプラス方向とは一致する。
タレット旋盤25は、機械座標軸20のX,YおよびZの各軸の方向へ移動可能であるとともに、回転軸26を中心として回転可能に取り付けられている。X,YおよびZの各軸は、互いに直交する。回転軸26は、Y軸周りに回転するB軸である。回転軸26は、タレット旋盤25とともに工具24を回転移動させる。
ワーク21は、回転軸23を中心として回転可能に載置されている。回転軸23は、Z軸周りに回転するC軸である。傾斜面22は、ワーク21のうち、X,YおよびZの各軸に対して傾きを持つ加工面である。傾斜面座標系14は、傾斜面22に対して定義された座標系である。傾斜面座標系14は、互いに直交するXf,YfおよびZfの各軸からなる。傾斜面座標系14の原点は、傾斜面22の所定位置に定義される。Xf軸およびYf軸は、傾斜面22に平行な向きに定義される。Zf軸は、傾斜面22に垂直な向きに定義される。Zf軸のプラス方向は、ワーク21から離れる向きとする。
傾斜面設定部4は、傾斜面設定指令11に応じて、傾斜面22に対し傾斜面座標系14を設定する。4つの工具24のうちの1つが、傾斜面22の加工に使用される工具24として、工具選択指令13によって選択される。傾斜面座標系14が設定されてから、割り出し角度生成部5は、選択された工具24についての割り出し角度を、傾斜面割り出し指令12に応じて求める。
割り出し角度生成部5は、工具24の工具軸方向ベクトル28の向きがZf軸のプラス方向と一致するときの、回転軸23および回転軸26の回転角を算出し、算出した回転角を、当該工具24についての割り出し角度とする。工具軸方向ベクトル28は、工具軸に沿うベクトルであって、工具24の先端27から、工具24の根元へ向かう向きのベクトルとする。工具軸方向ベクトル28と回転軸26とは、互いに垂直となる。
工具24は、工具軸方向ベクトル28の向きがZf軸のプラス方向と一致するとき、工具24が傾斜面22に対し垂直となる。割り出し角度生成部5は、求めた割り出し角度の姿勢をとるまでの、回転軸23および回転軸26の回転を指示する移動指令15を生成する。移動量算出部6は、移動指令15に応じて、制御周期ごとの移動量16を算出する。これにより、数値制御装置1は、傾斜面22の加工に使用される工具24が傾斜面22に垂直となるように、工作機械を動作させることができる。
ここで、割り出し角度生成部による割り出し角度の算出について説明する。図3は、割り出し角度生成部の動作を説明するフローチャートである。割り出し角度生成部5は、傾斜面割り出し指令12が入力されると、割り出し角度の算出を開始する。
ステップS11において、割り出し角度生成部5は、傾斜面22に対し、傾斜面設定部4にて傾斜面座標系14が設定されているか否かを判定する。傾斜面設定部4にて傾斜面座標系14が設定されていないと判定した場合(ステップS11、No)、割り出し角度生成部5は、処理を終了する。
傾斜面設定部4にて傾斜面座標系14が設定されていると判定した場合(ステップS11、Yes)、割り出し角度生成部5は、ステップS12において、仮の割り出し角度を算出する。仮の割り出し角度とは、タレット旋盤25が回転軸26周りの回転角が0度である基本姿勢のときに工具軸方向ベクトル28の向きがZ軸のプラス方向と一致している工具24に対して仮に算出された割り出し角度とする。
次に、割り出し角度生成部5は、工具選択指令13によって選択された工具24に取り付け角度が設定されているか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13において、取り付け角度が設定されているとは、取り付け角度として0度以外の角度が設定されていることをいうものとする。
選択された工具24に取り付け角度が設定されている場合(ステップS13、Yes)、すなわち取り付け角度が0度以外である場合、割り出し角度生成部5は、選択された工具24に設定されている取り付け角度を取得する(ステップS14)。取り付け角度の取得の例については、後述する。
取り付け角度を取得すると、割り出し角度生成部5は、取得した取り付け角度を仮の割り出し角度から減算することにより、選択された工具24についての割り出し角度を算出する(ステップS15)。割り出し角度生成部5は、ステップS15で求めた割り出し角度の姿勢をとるまで回転軸26を回転させる移動指令15を生成する。
一方、選択された工具24に取り付け角度が設定されていない場合(ステップS13、No)、すなわち取り付け角度が0度である場合、割り出し角度生成部5は、ステップ12で生成した仮の割り出し角度を、選択された工具24についての割り出し角度として使用して、移動指令15を生成する。
割り出し角度生成部5は、以上の手順によって生成した移動指令15を出力する(ステップS16)。割り出し角度生成部5は、移動指令15を出力することで、処理を終了する。
図4は、工具と取り付け角度との対応について説明する図である。工具24A,24B,24C,24Dの取り付け角度は、それぞれ0度、90度、180度および270度であるものとする。工具24A,24B,24C,24Dと取り付け角度との対応は、例えば、作業者によるNC画面上での入力操作によって、あらかじめ設定される。この場合、割り出し角度生成部5は、工具24ごとにあらかじめ設定された取り付け角度を用いて割り出し角度を求める。
図5は、NC画面における工具と取り付け角度との対応の設定例を示す図である。図5中「工具」の列に示す「A」,「B」,「C」,「D」は、それぞれ図4に示す工具24A,24B,24C,24Dを指すものとする。ステップS14において、割り出し角度生成部5は、あらかじめ設定されている工具24A〜24Dと取り付け角度との対応を参照することにより、加工に使用される工具24についての取り付け角度を取得する。
割り出し角度生成部5は、作業者によって設定された工具24と取り付け角度との対応を参照する以外に、いずれの手法により工具24の取り付け角度を取得することとしても良い。割り出し角度生成部5は、例えば、取り付け角度の指令を含めて用意された加工プログラム2から、取り付け角度を取得することとしても良い。
図6は、取り付け角度の指令を含む加工プログラムの例を示す図である。加工プログラム2には、例えば、工具24の取り付け角度が、当該工具24の選択を指示する工具選択指令13、あるいは傾斜面割り出し指令12に合わせて記述されている。
図6に示す加工プログラム2の例のうち、工具選択指令13の1つに付された「TR180.」は、工具24Cについて、取り付け角度を180度とする指令を表している。傾斜面割り出し指令12の1つに付された「TR90.」は、工具24Bについて、取り付け角度を90度とする指令を表している。
プログラム読取部3は、傾斜面割り出し指令12あるいは工具選択指令13とともに、取り付け角度の指令を割り出し角度生成部5へ出力する。割り出し角度生成部5は、取り付け角度の指令から、取り付け角度を取得する。このようにして、割り出し角度生成部5は、傾斜面割り出し指令12および工具選択指令13のいずれかに付加されている取り付け角度の情報を用いて割り出し角度を求める。
実施の形態1によると、数値制御装置1は、傾斜面22の加工に使用されるいずれの工具24についても、取り付け角度に関わらず、同様の指令によって割り出し角度を算出することが可能となる。数値制御装置1は、取り付け角度が異なるいずれの工具24に対しても、加工プログラム2を煩雑にさせることなく、割り出し角度を自動計算することができる。
数値制御装置1は、移動指令15を生成するための割り出し角度を、使用する工具24に応じた個別の演算によらず求めることができることから、工具姿勢の制御のための作業効率を向上させることができる。これにより、数値制御装置1は、互いに異なる方向へ向けられた複数の工具24に対し、加工プログラム2を煩雑にさせることなく割り出し角度を算出可能とし、工具姿勢の制御における作業効率の向上が可能となるという効果を奏する。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2にかかる数値制御装置が備える割り出し角度生成部の動作を説明するフローチャートである。本実施の形態にかかる数値制御装置は、実施の形態1にかかる数値制御装置1(図1参照)と同様の構成を備える。実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
本実施の形態における割り出し角度生成部5の動作は、図3に示す実施の形態1の場合の動作にステップS21からS26を追加したものである。ステップS11において、割り出し角度生成部5は、傾斜面22に対し、傾斜面設定部4にて傾斜面座標系14が設定されているか否かを判定する。傾斜面設定部4にて傾斜面座標系14が設定されていないと判定した場合(ステップS11、No)、割り出し角度生成部5は、処理を終了する。
傾斜面設定部4にて傾斜面座標系14が設定されていると判定した場合(ステップS11、Yes)、割り出し角度生成部5は、現在使用されている工具24についての傾斜面割り出し指令12の後に、新たな工具選択指令13があったか否かを判定する(ステップS21)。新たな工具選択指令13がないと判定した場合(ステップS21、No)、割り出し角度生成部5は、ステップS12の動作へ進む。
新たな工具選択指令13があったと判定した場合(ステップS21、Yes)、割り出し角度生成部5は、現在使用している工具24の、工具軸方向における長さL1を取得する(ステップS22)。次に、割り出し角度生成部5は、新たな工具選択指令13によって選択された工具24の、工具軸方向における長さL2を取得する(ステップS23)。
割り出し角度生成部5は、ステップS22で取得したL1とステップS23で取得したL2とを比較する(ステップS24)。L1<L2が成り立つ場合(ステップS24、Yes)、すなわち、新たな工具選択指令13によって選択された工具24が現在使用している工具24より長い場合、割り出し角度生成部5は、L1およびL2の差分ΔL=(L2−L1)を求める。
割り出し角度生成部5は、ΔLを求めると、Zf軸のプラス方向へΔLに相当する距離の移動(退避)を指示する移動指令15を生成する(ステップS25)。Zf軸は、傾斜面座標系14のうち傾斜面22に垂直な直線軸である。割り出し角度生成部5は、生成した移動指令15を出力する。一方、L1<L2が成り立たない場合(ステップS24、No)、すなわち、新たな工具選択指令13によって選択された工具24が現在使用している工具24より短いか同じ長さである場合、割り出し角度生成部5は、ステップS12の動作へ進む。
割り出し角度生成部5からの移動指令15を受けて、移動量算出部6は、Zf軸方向についての移動量16を算出する。数値制御装置1は、Zf軸プラス方向へΔLの距離分、タレット旋盤25ごと工具24を移動させる。
ステップS26において、割り出し角度生成部5は、タレット旋盤25のZf軸方向への移動が完了したか否かを判定する。タレット旋盤25のZf軸方向への移動が完了していない場合(ステップS26、No)、割り出し角度生成部5は、ステップS26に戻り、タレット旋盤25の移動が完了するまで待機する。
タレット旋盤25のZf軸方向への移動が完了している場合(ステップS26、Yes)、割り出し角度生成部5は、ステップS12の動作へ進む。ステップS12以降については、割り出し角度生成部5は、実施の形態1におけるステップS12以降と同様に動作する。割り出し角度生成部5は、新たな工具選択指令13によって選択された工具24について、割り出し角度の算出(ステップS15)および回転軸の移動指令15の出力(ステップS16)を行う。
図8は、工作機械の動作例を説明する図である。ここでは、傾斜面22の加工に使用される工具24が、工具24Aから工具24Bへ交換されるときの工作機械の動作を例として説明する。工具24Bの工具軸方向の長さTbは、工具24Aの工具軸方向の長さTaより長いものとする(Ta<Tb)。工具24A,24bの長さTa,Tbは、それぞれ回転軸26の回転中心から先端27までの長さとする。
割り出し角度生成部5は、新たに工具24Bの選択を指示する工具選択指令13が入力されると、現在使用している工具24Aの長さTaと、新たな工具選択指令13によって選択された工具24Bの長さTbとを取得する。割り出し角度生成部5は、実施の形態1における取り付け角度と同様に、いずれの手法により長さTa,Tbを取得することとしても良い。
数値制御装置1は、例えば、各工具24の長さのデータをあらかじめ保持する。割り出し角度生成部5は、かかるデータを参照することにより、長さTa,Tbを取得する。このほか、割り出し角度生成部5は、工具24の長さの情報を含めて用意された加工プログラム2から、長さTa,Tbを取得することとしても良い。
Ta<Tbが成り立つことから、割り出し角度生成部5は、TaおよびTbの差分ΔT=(Tb−Ta)を求める。割り出し角度生成部5は、ΔTを求めると、直線軸であるZf軸のプラス方向へΔTに相当する距離の移動(退避)を指示する移動指令15を生成する。かかる移動指令15を基に、工作機械は、傾斜面22に垂直かつ傾斜面22から離れる向きへΔTだけ、タレット旋盤25ごと工具24Aを移動させる。
Zf軸方向へのタレット旋盤25の移動を終えてから、割り出し角度生成部5は、工具24Bについての割り出し角度を求める。工作機械は、割り出し角度生成部5で求められた割り出し角度の姿勢をとるまで、回転軸26を回転させる。
実施の形態2によると、数値制御装置1は、新たに選択された工具24について、実施の形態1と同様に加工プログラム2を煩雑にさせることなく割り出し角度を算出可能とし、工具姿勢の制御における作業効率の向上が可能となる。また、実施の形態2によると、数値制御装置1は、傾斜面22の加工に使用する工具24を変更する際、工具24の移動を最小限に抑えることが可能となる。これにより、数値制御装置1は、工作機械による加工時間の短縮を図れるという効果を奏する。
本実施の形態において、数値制御装置1は、工具選択指令13によって選択された工具24が現在使用されている工具24より長い場合であれば常に直線軸方向へ工具24を移動させるものに限られない。数値制御装置1は、工具24がワーク21から十分離れている場合には、直線軸方向への工具24の移動を行わないこととしても良い。
図9は、直線軸方向における工具の移動についての要否の判定について説明する図である。割り出し角度生成部5は、傾斜面座標系14の原点と回転軸26との間のZf軸方向における長さTzと、新たな工具選択指令13によって選択された工具24Bの長さTbとを比較する。
Tz>Tbが成り立つ場合、割り出し角度生成部5は、工具24Bがワーク21から十分離れているものとして、直線軸方向への工具24の移動は不要であるものと判定する。この場合、割り出し角度生成部5は、直線軸方向への移動指令15を生成しない。Tz>Tbが成り立たない場合、割り出し角度生成部5は、直線軸方向への工具24の移動は必要であるものと判定する。この場合、割り出し角度生成部5は、直線軸方向への移動指令15を生成する。
数値制御装置1は、工具24がワーク21から十分離れていると判定した場合に、直線軸方向への工具24の移動を省略することで、工具24の不要な退避動作を低減させることができる。これにより、数値制御装置1は、工作機械の加工時間をさらに短縮させることができる。
このほか、割り出し角度生成部5は、あらかじめ設定された工具退避必要領域を基に、直線軸方向への工具24の移動の要否を判定することとしても良い。図10は、工具退避必要領域に基づく工具の移動の要否の判定について説明する図である。
工具退避必要領域29は、例えば、XZ平面方向について設定されている。工具退避必要領域29は、ワーク21に対しX軸のプラスおよびマイナス方向と、Z軸プラス方向とへの、ワーク21の周辺領域に設定されている。工具退避必要領域29は、例えば、各工具24のうち最も長い工具24の長さに応じて設定されるものとしても良い。
回転軸26の回転中心が工具退避必要領域29の範囲外である場合、割り出し角度生成部5は、工具24がワーク21から十分離れているものとして、直線軸方向への工具24の移動は不要であるものと判定する。回転軸26の回転中心が工具退避必要領域29の範囲内である場合、直線軸方向への工具24の移動は必要であるものと判定する。
この場合も、数値制御装置1は、工具24の不要な退避動作を低減させることで、工作機械の加工時間を短縮させることができる。割り出し角度生成部5は、あらかじめ工具退避必要領域29を設定しておくことで、簡易な処理によって、工具24の移動の要否を判定することができる。
本実施の形態において、数値制御装置1は、工具24がワーク21から十分離れていると判定した場合であって、工具選択指令13によって選択された工具24が現在使用されている工具24より短い場合に、ワーク21へ近づく方向へ工具24を移動させることとしても良い。
図11は、ワークへ近づく方向への工具の移動について説明する図である。割り出し角度生成部5は、新たに工具24Cの選択を指示する工具選択指令13が入力されると、現在使用している工具24Bの長さTbと、新たな工具選択指令13によって選択された工具24Cの長さTcとを取得する。
工具24Cの工具軸方向長さTcは、工具24Bの工具軸方向長さTbより短いものとする(Tb>Tc)。割り出し角度生成部5は、TbおよびTcの差分ΔT=(Tb−Tc)を求める。割り出し角度生成部5は、ΔTを求めると、直線軸であるZf軸のマイナス方向へΔTに相当する距離の移動(接近)を指示する移動指令15を生成する。かかる移動指令15を基に、工作機械は、傾斜面22に垂直かつ傾斜面22に近づく向きへΔTだけタレット旋盤25ごと工具24Bを移動させる。
新たに工具24の選択を指示する工具選択指令13が入力されたときに、割り出し角度生成部5は、さらに、Xf軸方向への移動指令15を生成することとしても良い。Xf軸は、傾斜面座標系14のうち傾斜面22に平行な直線軸である。Xf軸方向は、現在使用している工具24の工具軸に垂直な幅方向に一致する。なお、以下の説明において、幅とは、工具24の工具軸と回転軸26の中心位置との間隔をいうものとする。
この場合において、割り出し角度生成部5は、現在使用している工具24Bの工具軸の位置から回転軸26の回転中心までの幅Wbを取得する。割り出し角度生成部5は、新たに選択された工具24Cの工具軸の位置から回転軸26の回転中心までの幅Wcを取得する。割り出し角度生成部5は、工具24の工具軸方向の長さを取得する場合と同様に、いずれの手法により幅Wb,Wcを取得することとしても良い。
数値制御装置1は、例えば、各工具24の幅のデータをあらかじめ保持する。割り出し角度生成部5は、かかるデータを参照することにより、幅Wb,Wcを取得する。このほか、割り出し角度生成部5は、工具24の幅の情報を含めて用意された加工プログラム2から、幅Wb,Wcを取得することとしても良い。
割り出し角度生成部5は、WbおよびWcの差分ΔW=(Wb−Wc)を求める。割り出し角度生成部5は、ΔWを求めると、直線軸であるXf軸の例えばプラス方向へΔWに相当する距離の移動を指示する移動指令15を生成する。かかる移動指令15を基に、工作機械は、工具24の幅方向のうち傾斜面座標系14の原点に近づく向きへΔWだけ、タレット旋盤25ごと工具24Bを移動させる。
なお、割り出し角度生成部5は、Xf軸のプラス方向およびマイナス方向のいずれへの移動とするかを、現在使用している工具24の幅と、工具選択指令13によって選択された工具24の幅との大小関係に応じて決定するものとする。例えば、現在使用している工具24の幅が、工具選択指令13によって選択された工具24の幅より大きい場合、割り出し角度生成部5は、Xf軸プラス方向への移動指令15を生成する。現在使用している工具24の幅が、工具選択指令13によって選択された工具24の幅より小さい場合、割り出し角度生成部5は、Xf軸マイナス方向への移動指令15を生成する。
数値制御装置1は、新たな工具選択指令13によって工具24が選択されたときに、互いに垂直な2方向であるZf軸方向およびXf軸方向へ工具24を移動させることで、現在使用している工具24の先端27の位置に、次に使用する工具24の先端27の位置を一致させることができる。これにより、数値制御装置1は、工具24の変更に伴う位置決め指令を削減することができ、工作機械の加工時間をさらに短縮させることができる。
なお、割り出し角度生成部5は、工具選択指令13によって選択された工具24が現在使用されている工具24より長い場合においても、Zf軸方向の移動指令15とともに、Xf軸方向の移動指令15を生成することとしても良い。この場合も、数値制御装置1は、工具24の変更に伴う位置決め指令を削減することができ、工作機械の加工時間をさらに短縮させることができる。
1 数値制御装置、2 加工プログラム、3 プログラム読取部、4 傾斜面設定部、5 割り出し角度生成部、6 移動量算出部、7 サーボアンプ、11 傾斜面設定指令、12 傾斜面割り出し指令、13 工具選択指令、14 傾斜面座標系、15 移動指令、16 移動量、20 機械座標軸、21 ワーク、22 傾斜面、23 回転軸、24,24A,24B,24C,24D 工具、25 タレット旋盤、26 回転軸、27 先端、28 工具軸方向ベクトル、29 工具退避必要領域。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、タレット旋盤に取り付けられている工具の、ワークに対する位置および姿勢を制御する数値制御装置であって、前記ワークの加工のための加工プログラムを読み取るプログラム読取部と、前記ワークのうち、位置制御の基準とする機械座標系に対して傾きを持つ加工面である傾斜面についての傾斜面座標系を設定する傾斜面設定部と、前記傾斜面設定部で設定された前記傾斜面座標系が入力され、前記傾斜面の加工に使用される前記工具が前記傾斜面に対し垂直となるときの、前記タレット旋盤の旋回中心となる回転軸である工具側回転軸および前記ワークの回転中心となる回転軸であるワーク側回転軸のそれぞれの回転角を割り出し角度として求め、求めた前記割り出し角度の前記姿勢をとるまでの、前記工具側回転軸および前記ワーク側回転軸の回転を指示する移動指令を生成する割り出し角度生成部と、前記移動指令に応じて、制御周期ごとの移動量を算出する移動量算出部と、を有し、前記プログラム読取部は、前記傾斜面座標系の設定を指示する傾斜面設定指令と、前記割り出し角度の算出を指示する傾斜面割り出し指令と、取り付け角度が互いに異なる前記工具のうちのいずれかの選択を指示する工具選択指令とを、前記加工プログラムの内容に応じて出力し、前記傾斜面設定部は、前記プログラム読取部からの前記傾斜面設定指令に応じて前記傾斜面座標系を設定し、前記割り出し角度生成部は、前記プログラム読取部からの前記工具選択指令に応じて選択された前記工具についての前記割り出し角度を、前記プログラム読取部からの前記傾斜面割り出し指令に応じて求めることを特徴とする。

Claims (8)

  1. ワークに対する工具の位置および姿勢を制御する数値制御装置であって、
    前記ワークの加工のための加工プログラムを読み取るプログラム読取部と、
    前記ワークのうち、位置制御の基準とする機械座標系に対して傾きを持つ加工面である傾斜面についての傾斜面座標系を設定する傾斜面設定部と、
    前記傾斜面設定部で設定された前記傾斜面座標系が入力され、前記傾斜面の加工に使用される前記工具が前記傾斜面に対し垂直となるときの、回転軸の回転角を割り出し角度として求め、求めた前記割り出し角度の前記姿勢をとるまでの、前記回転軸の移動を指示する移動指令を生成する割り出し角度生成部と、
    前記移動指令に応じて、制御周期ごとの移動量を算出する移動量算出部と、を有し、
    前記プログラム読取部は、前記傾斜面座標系の設定を指示する傾斜面設定指令と、前記割り出し角度の算出を指示する傾斜面割り出し指令と、取り付け角度が互いに異なる前記工具のうちのいずれかの選択を指示する工具選択指令とを、前記加工プログラムの内容に応じて出力し、
    前記傾斜面設定部は、前記プログラム読取部からの前記傾斜面設定指令に応じて前記傾斜面座標系を設定し、
    前記割り出し角度生成部は、前記プログラム読取部からの前記工具選択指令に応じて選択された前記工具についての前記割り出し角度を、前記プログラム読取部からの前記傾斜面割り出し指令に応じて求めることを特徴とする数値制御装置。
  2. 現在使用されている前記工具についての前記傾斜面割り出し指令の後に、新たな工具選択指令があった場合に、前記割り出し角度生成部は、前記新たな工具選択指令によって選択された前記工具についての前記割り出し角度を求めることを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記割り出し角度生成部は、前記工具ごとにあらかじめ設定された前記取り付け角度を用いて前記割り出し角度を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置。
  4. 前記割り出し角度生成部は、前記傾斜面割り出し指令および前記工具選択指令のいずれかに付加されている前記取り付け角度の情報を用いて前記割り出し角度を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置。
  5. 前記新たな工具選択指令によって選択された前記工具の工具軸方向における長さが、前記現在使用されている前記工具の工具軸方向における長さより長い場合、前記割り出し角度生成部は、前記傾斜面座標系のうち前記傾斜面に垂直な直線軸の方向への前記工具の移動を指示する移動指令を生成することを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
  6. 前記傾斜面座標系の原点と前記回転軸との間の長さが、前記新たな工具選択指令によって選択された前記工具の前記工具軸方向における長さより長い場合、前記割り出し角度生成部は、前記直線軸の方向への前記工具の移動は不要と判定することを特徴とする請求項5に記載の数値制御装置。
  7. 前記新たな工具選択指令によって選択された前記工具の工具軸方向における長さが、前記現在使用されている前記工具の工具軸方向における長さより短い場合、前記割り出し角度生成部は、前記傾斜面座標系のうち前記傾斜面に垂直な直線軸の方向への前記工具の移動を指示する移動指令を生成することを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
  8. 前記割り出し角度生成部は、さらに、前記傾斜面座標系のうち前記傾斜面に平行な直線軸の方向への前記工具の移動を指示する移動指令を生成することを特徴とする請求項5から7のいずれか一つに記載の数値制御装置。
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