JPWO2014156236A1 - 穿刺針用超音波プローブ、およびそれを用いる超音波診断装置 - Google Patents

穿刺針用超音波プローブ、およびそれを用いる超音波診断装置 Download PDF

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Abstract

穿刺位置Iから被検体接触面S2の前方へ向けて穿刺される穿刺針Nの穿刺方向に対する超音波送受信面S1の角度が小さくなる方向に、被検体接触面S2に対して所定のアレイ傾斜角度θ傾けて配置された振動子アレイ2から被検体Pに対して超音波を送信し、超音波エコーを受信して、穿刺針N側に傾いた音線信号Laを形成し、音線信号Laから被検体P深部のBモード画像を生成する穿刺針用超音波プローブ1およびそれを備える超音波診断装置を提供する。

Description

本発明は、超音波プローブおよびそれを用いる超音波診断装置に係り、特に、穿刺針とともに用いられる穿刺針用超音波プローブおよびそれを用いる超音波診断装置に関する。
従来から、医療分野において、超音波画像を利用した超音波診断装置が実用化されている。一般に、この種の超音波診断装置は、振動子アレイを内蔵した超音波プローブと、この超音波プローブに接続された診断装置本体とを有しており、超音波プローブから被検体に向けて超音波を送信し、被検体からの超音波エコーを超音波プローブで受信して、その受信信号を診断装置本体で電気的に処理することにより超音波画像が生成される。
また、超音波診断装置によれば、超音波画像を確認しつつ処置を行うことができるため、超音波プローブに穿刺針を設置し、穿刺針とともに用いられることが有用であることが知られている。特許文献1には、近距離の穿刺針の位置を正確に確認することができる穿刺針用プローブが開示されている。
特開2006−288580号公報
図8に穿刺で頻繁に用いられる超音波プローブの一例(以下、従来の超音波プローブ101)を示す。従来の超音波プローブ101は、中心周波数は7.5MHz、素子列ピッチは0.3mmのリニア型超音波プローブの例である。従来の超音波プローブ101では、浅部(近距離)、例えば、穿刺針の穿刺角度が30°の場合には、超音波画像を明瞭に描画でき、超音波画像において穿刺針の位置がはっきりと確認できるものの、穿刺針の穿刺角度を50°、60°と傾けて、深部(遠距離)での穿刺針の位置を確認しようとすると、挿入角度が50°の場合は、挿入角度が30°の場合の約1/3に、挿入角度が60°の場合は、挿入角度が30°の場合の約1/30に、超音波画像が減衰してしまい、穿刺針の画像を明瞭に描画することができなくなり、穿刺針の位置を正確に確認することができない。
本発明の目的は、被検体深部の穿刺針を明瞭に描画することができる穿刺針用超音波プローブおよび超音波診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の振動子の配列方向に沿って延びる超音波送受信面を有する振動子アレイと、前記振動子アレイの前記超音波送受信面の前方に位置し且つ超音波診断の際に被検体に接触する被検体接触面とを備え、前記被検体接触面の一端の近傍に穿刺針の穿刺位置が設定され、前記振動子アレイは、前記穿刺位置から前記被検体接触面の前方へ向けて穿刺される前記穿刺針の穿刺方向に対する前記超音波送受信面の角度が小さくなる方向に、前記被検体接触面に対して所定のアレイ傾斜角度θ傾けて配置されたことを特徴とする穿刺針用超音波プローブを提供する。
また、被検体中の超音波の波長をλ、振動子アレイの素子列ピッチをaとし、振動子指向特性の近似式D(θ)を
D(θ)={(sinx)/x}・cosθ
x=(πa/λ)・sinθ
とすると、アレイ傾斜角度θは、
D(θ)/D(0°)<1/10
かつ、
a<λ/(1+|sinθ|)
を満たすことが好ましい。
また、被検体中の超音波の波長をλ、振動子アレイの素子列ピッチをaとし、振動子指向特性の近似式D(θ)を
D(θ)={(sinx)/x}・cosθ
x=(πa/λ)・sinθ
とすると、アレイ傾斜角度θは、
D(θ)/D(0°)≒1/10
かつ、
a<λ/(1+|sinθ|)
を満たしてもよい。
また、振動子アレイと音響レンズとの間には、音響レンズよりも音響減衰率が低い楔形充填部材が設置されることが好ましい。
また、楔形充填部材の音速は、音響レンズの音速よりも遅いことが好ましい。
また、振動子アレイは、楔形充填部材側に設置される音響整合層を更に備え、楔形充填部材は、音響整合層よりも音響インピーダンスが小さいことが好ましい。
また、本発明は、上述の穿刺針用超音波プローブに接続される診断装置本体を更に有し、診断装置本体は、被検体に向けて超音波ビームを送信するために、超音波プローブの振動子アレイに駆動信号を供給する送信駆動部と、送信駆動部に供給する駆動信号に所定の送信遅延量を与えることで超音波ビームを形成する送信制御部と、被検体からの超音波エコーを受信した超音波プローブの振動子アレイから出力された受信信号から受信データを生成する受信信号処理部と、受信データに所定の受信遅延量を与えて加算処理を行うことで音線信号を生成する整相加算部と、音線信号に超音波の焦点位置に応じて減衰補正を施す信号処理部と、振動子の配置と焦点位置とに応じて予め個別に計算される送信遅延量、受信遅延量、および焦点位置に基づく減衰補正量が記載された補正テーブルを有する補正テーブル記憶部とを備え、送信制御部は、補正テーブル記憶部に記憶された補正テーブルに基づいて駆動信号に所定の送信遅延量を与えて超音波ビームを形成し、整相加算部は、補正テーブル記憶部に記憶された補正テーブルに基づいて受信データに所定の受信遅延量を与えて加算処理を行うことで音線信号を生成し、信号処理部は、補正テーブル記憶部に記憶された補正テーブルに基づいて減衰補正を施すことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
また、本発明は、上述の穿刺針超音波プローブに接続される診断装置本体を更に有し、診断装置本体は、被検体に向けて超音波ビームを送信するために、超音波プローブの振動子アレイに駆動信号を供給する送信駆動部と、送信駆動部に供給する駆動信号に所定の送信遅延量を与えることで超音波ビームを形成する送信制御部と、被検体からの超音波エコーを受信した超音波プローブの振動子アレイから出力された受信信号から受信データを生成する受信信号処理部と、受信データに所定の受信遅延量を与えて加算処理を行うことで音線信号を生成する整相加算部と、音線信号に超音波の焦点位置に応じて減衰補正を施す信号処理部と、送信遅延量、受信遅延量、および焦点位置に基づく減衰補正量を振動子の配置と焦点位置とに応じて個別に計算する高速演算処理部とを備えることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
また、高速演算処理部は、整相加算部と信号処理部と兼ねることが好ましい。
本発明によれば、超音波画像において、被検体の深部であっても穿刺針を明瞭に描画することができ、被検体の深部における穿刺針の位置を正確に把握することができる。これによって誤穿刺を防止することができ、また、穿刺限界角度を向上させると共に、被検体の深部の疾患にも穿刺を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブの斜視図である。 本発明に係る穿刺針用超音波プローブより超音波ビームを送信し、超音波エコーを受信した際に形成される音線信号と、焦点位置との関係を模式的に説明する説明図である。 本発明の実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブを用いた場合に描画される穿刺針を含む超音波画像の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る超音波診断装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係る穿刺針用超音波プローブの振動子アレイから送信される超音波の楔形充填部材と音響レンズの間での屈折を説明する説明図である。 本発明の実施の形態2の変形例に係る診断装置本体の全体構成を示すブロック図である。 従来の穿刺針用超音波プローブを用いた場合に描画される穿刺針を含む超音波画像の説明図である。
本発明に係る超音波プローブおよび超音波診断装置を、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブの構成を示す模式図である。
実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブ1は、複数の振動子の配列方向に沿って延びる超音波送受信面S1を有する振動子アレイ2と、振動子アレイ2の超音波送受信面S1側、つまり振動子アレイ2の前方に設置され、超音波診断の際に被検体Pに接触する被検体接触面S2を有する音響レンズ3と、振動子アレイ2と音響レンズ3との間に設置される楔形充填部材4とを備え、穿刺針用超音波プローブ1には、被検体接触面S2の一端の近傍に、穿刺針Nの穿刺位置Iが設定され、図示しない穿刺針ホルダによって穿刺針Nが所定の穿刺角度φで取り付けられる。
振動子アレイ2は、穿刺位置Iから被検体接触面S2の前方へ向けて穿刺される穿刺針Nの穿刺方向に対する超音波送受信面S1の角度が小さくなる方向に、つまり、超音波送受信面S1が穿刺位置Iの方を向くように、被検体接触面S2に対して所定のアレイ傾斜角度θ傾けて配置される。
図2は、図1に示す穿刺針用超音波プローブ1の斜視図である。穿刺針Nの穿刺位置Iは、振動子アレイ2のエレベーション方向の中央に位置し、穿刺針Nは、振動子アレイ2のアジマス方向から入り、振動子アレイ2のエレベーション方向の中央を通るように被検体Pに対して穿刺がなされる。
よって、実施の形態1に係る超音波プローブ1より超音波送受信面S1に対して垂直な方向に超音波ビームを送信した場合、超音波送受信面と被検体接触面とが平行な従来の超音波プローブによる超音波ビームと比較して、穿刺針Nに対してより垂直に近づけた超音波ビームを送信することができ、穿刺針Nからより明瞭な超音波エコーを受信することができる。この点、従来の超音波診断において、振動子アレイを走査して超音波ビームをステアさせる場合と物理的に異なる。
振動子アレイ2は、所定のピッチaで直線状に等間隔で配列された複数の振動子からなり、各振動子は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子圧電素子等からなる圧電体の両端に電極を形成したものである。
このような振動子の電極に、パルス状または連続波の電圧が印加されると、圧電体が伸縮し、それぞれの振動子からパルス状または連続波の超音波が発生して、それらの超音波の合成により超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信して伸縮し、電気信号を発生する。それら電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
音響レンズ3は、振動子アレイ2の前方に設置され、超音波診断の際、音響レンズ3の外側表面S2は被検体Pに直接接触する。音響レンズ3は、例えば、シリコーンゴムによって形成され、振動子アレイ2から送信された超音波ビームを被検体P内の所定の深度において集束させるためのものである。
楔形充填部材4は、振動子アレイ2の超音波送受信面S1を音響レンズ3の外側表面S2に対してアレイ傾斜角度θ傾けて設置するための楔形の部材であり、振動子アレイ2で発生した超音波を伝搬し、被検体P内からの超音波エコーを伝搬する。楔形充填部材4は、例えば、シリコーンゴム、ウレタン系合成樹脂、エポキシ等で形成される。
次に、実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブ1の動作を示す。
図3に示すように、被検体Pに対して所定のアレイ傾斜角度θ傾いて設置された振動子アレイ2から、超音波が送信され、例えば、焦点位置Fa1に対して超音波ビームが形成され、振動子アレイ2において超音波エコーが受信され音線信号Laが形成される。
音線信号Laは、従来の超音波プローブによって形成される音線信号と比較して、穿刺針N側に傾いて形成されるため、例えば、穿刺針Nの傾きが50°や60°等の被検体Pの深部に及ぶ場合においても、従来の超音波プローブと比較して、振動子アレイ2において穿刺針Nからの超音波エコーをより明瞭に受信することができ、図4に示すように、穿刺針Nを含む被検体P深部のBモード画像をより明瞭に描画することができる。
人体(被検体P)中の超音波の波長λとすると、振動子のθ角度方向への相対的な音圧値を示す、振動子指向特性の近似式D(θ)は、以下の(1)式のように表される。
D(θ)={(sinx)/x}・cosθ、x=(πa/λ)・sinθ …(1)
一般的な判断基準として、超音波エコーの感度低下量が−20dBまでならば、超音波診断において良好な画像が作成できる。
いま、従来の超音波プローブ101と同じく、本発明に係る穿刺針用超音波プローブ1を中心周波数を7.5MHz、素子列ピッチaが0.3mmのリニア型超音波プローブであるとすると、図8の従来の超音波画像に示すように、穿刺針Nの傾きが30°の場合と比較して、穿刺針Nの傾きが60°の場合では、D(θ=30°)/D(0°)が1/10(−20dB)、D(θ=50°)/D(0°)が1/30(−30dB)、D(θ=60°)/D(0°)が1/300(−50dB)であるため、その超音波画像(Bモード画像)は、約1/30に減衰する。
よって、本発明の実施の形態1において、観測したい画像範囲の感度低下量を少なくとも−20dB持ち上げてあげると、つまり、アレイ傾斜角度θ=10°とし、振動子アレイ2の超音波送受信面S1を音響レンズの外側表面S2に対して穿刺針N側に10°傾けることで、D(θ=60°)の際の感度低下量が−20dB改善し、本発明における穿刺針Nの傾きが60°の場合のBモード画像を、従来の穿刺針Nの傾きが50°の場合のBモード画像と同等の画像にすることができる。
また、一方でアレイ傾斜角度θには上限がある。アレイ傾斜角度θの上限は、以下の(2)式で表される。
a<λ/(1+|sinθ|) …(2)
(2)式は、超音波プローブ1において発生するグレーティングローブから決定される。
画像化の際、実際には、従来と同じ画像化を行うためにステア処理を行っているが、ステア処理を行う上で、この(2)式で表されるθの範囲を超えて、振動子アレイを傾けてしまうと、グレーティングローブが大きくなり過ぎて、画像の中に虚像が生じてしまうためである。
以上より、本発明に係る穿刺針用超音波プローブ1を中心周波数を7.5MHz、振動子の素子列ピッチが0.3mmのリニア型超音波プローブとすると、上述の(1)式および(2)式より、被検体Pの深部をより明瞭に描画するための振動子アレイ2のアレイ傾斜角度θは、8°〜15°程度が好ましく、また、10°程度が最も好ましい。
以上より、実施の形態1に係る穿刺用超音波プローブ1によると、穿刺視認性を向上させることができると共に、穿刺限界角度(穿刺針の視認できる限界角度)を向上させることができ、これによって誤穿刺の防止や被検体深部の疾患に対しても穿刺を行うことができる。
実施の形態2
図5は、上述の穿刺針用超音波プローブ1を含む本発明の実施の形態2に係る超音波診断装置の全体構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る超音波診断装置は、相互に接続される穿刺針用超音波プローブ1(以下、超音波プローブ1)と診断装置本体12とからなり、超音波プローブ1は、直線状に等間隔で配列された複数の振動子2aからなる振動子アレイ2、振動子アレイ2の個々の振動子2aと相互に接続されるマルチプレクサ5、マルチプレクサ5と相互に接続される送受信スイッチ5、送受信スイッチ6から順次接続される送信駆動部7および送信制御部8、送受信スイッチ6に接続される受信信号処理部9、受信信号処理部9に接続される受信制御部10、受信制御部10に接続されると共に送信制御部8にも接続されるプローブ制御部11をそれぞれ備える。
また、診断装置本体12は、整相加算部13と、整相加算部13から順次接続される、信号処理部14、画像処理部15、表示制御部16、および表示部17を備え、また、整相加算部13、信号処理部14、および表示制御部16と相互に接続される本体制御部18と、本体制御部18に接続される操作部19、本体制御部18と相互に接続されるテーブル記憶部20を備える。テーブル記憶部20は内部に補正テーブル21を備え、整相加算部13は、超音波プローブ1の受信信号処理部9から接続され、本体制御部16は、超音波プローブ1のプローブ制御部11と相互に接続される。
振動子アレイ3を構成する複数の振動子2aは、送信駆動部7から送受信スイッチ6、マルチプレクサ5を通って供給される駆動信号に基づいて超音波を送信すると共に被検体からの超音波エコーを受信して受信信号を出力する。
マルチプレクサ5は、送信制御部8または受信制御部10を通じたプローブ制御部11からの指示に基づいて超音波を送信する複数の振動子2aを切り替え、また、超音波エコーを受信する複数の振動子2aを切り替える。
送受信スイッチ6は、送信制御部8または受信制御部10を通じたプローブ制御部11からの指示に基づいて、送信駆動部7から供給される駆動信号を振動子アレイ2に伝達する場合には、送信駆動部7とマルチプレクサ5との間を接続して受信処理部9とマルチプレクサ5との間の接続を切断し、また、受信信号処理部9が振動子アレイ2から受信信号を取得する場合には、受信信号処理部9とマルチプレクサ5との間を接続して送信駆動部7とマルチプレクサ5との間の接続を切断するように、マルチプレクサ5と送信駆動部7および受信信号処理部9との間の接続を切り替える。
送信駆動部7は、例えば、複数のパルサを含み、送信制御部8によって選択された送信遅延パターンに基づいて、複数の振動子2aから送信される超音波が被検体内の組織のエリアをカバーする幅広の超音波ビームを形成するようにそれぞれの駆動信号の遅延量を調節して複数の振動子2aに供給する。ここで、送信遅延パターンとは、駆動信号に基づく超音波の送信においてそれぞれの振動子2aに設定される送信遅延量のパターンである。
送信制御部8は、プローブ制御部11からの指示により、送信駆動部7の図示しない内部メモリに記憶された複数の送信遅延パターンのうちの1つを選択し、送信遅延パターンに基づいて、送信駆動部からそれぞれの振動子2aに与えられる駆動信号に所定の遅延量を与える。また、送信駆動部7の図示しない内部メモリに記憶された複数の送信遅延パターンは、送信制御部8が送信駆動部7の図示しない内部メモリ内に記憶させたものである。また、送信制御部8は、プローブ制御部11の指示により送受信スイッチ6の送信駆動部7側への切り替えも制御する。
受信信号処理部9は、LNA(Low-Noise Amplifier)、ATN(Arc Tangent)回路(逆正接回路)、A/D(アナログ/デジタル)コンバータを備える。受信信号処理部9は、受信制御部10の指示の下、対応する振動子2aから出力される受信信号を処理して、デジタルの受信信号に変換し、デジタルの受信信号に、直交検波処理または直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成し、複素ベースバンド信号をサンプリングすることにより、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成する。生成されたサンプルデータは、診断装置本体2の整相加算部11に出力される。
受信制御部10は、プローブ制御部11からの指示により、受信信号処理部9を制御して、振動子2aから出力される受信信号をサンプルデータに変換させ、診断装置本体12の整相加算部へ出力させる。また、受信制御部10は、プローブ制御部11の指示により送受信スイッチ6の受信信号処理部9側への切り替えも制御する。
プローブ制御部11は、診断装置本体12の本体制御部18から送信される各種の制御信号に基づいて超音波プローブ1の各部の制御を行う。上述のとおり、プローブ制御部11は、振動子アレイ2から超音波を送信すると共に、振動子アレイ2において超音波エコーを受信するように、上述のとおり、送信制御部8と受信制御部10とをそれぞれ制御する。
診断装置本体2の整相加算部13は、超音波プローブ1の受信信号処理部8より、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを取得し、超音波プローブ1のプローブ制御部11において設定された受信方向(ここでは、超音波送受信面に垂直な方向)に応じて、整相加算部11の図示しない内部メモリに記憶された複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、選択された受信遅延パターンに基づいて、受信データによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの受信遅延量を与えて加算することにより、振動子2aのそれぞれに対応し、受信信号処理部9で生成された時間差のある複数の受信データに対してビームフォーミングを行う。このビームフォーミングにより、超音波エコーの焦点が絞られたベースバンド信号(音線信号)が生成される。ここで、受信遅延パターンとは、音線信号を生成するために、それぞれの振動子2aによって得られた受信データに対して個別に与えられる受信遅延量のパターンである。
信号処理部14は、整相加算部13により生成された音線信号に対し、超音波の反射位置の深度に応じて距離による減衰の補正を施した後、通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)することにより、被検体P内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。生成されたBモード画像信号は画像処理部15へ出力される。
画像処理部15は、信号処理部14で生成されたBモード画像信号に所定の画像処理を施す。所定の画像処理とは、例えば、階調処理や強調処理等の超音波画像の視認性を向上させるために必要な画像処理である。画像処理が行われたBモード画像データは、表示制御部16に出力され、また、図示しない画像記憶部に記憶される。
表示制御部16は、画像処理部15において画像処理され、出力されたBモード画像信号に基づいて、表示部17に超音波画像を表示させる。
表示部17は、例えば、LCD等のディスプレイ装置であり、表示制御部16の制御により超音波画像を表示する。
本体制御部18は、操作部19からのオペレータの指示により診断装置本体12の各部を制御すると共に、テーブル記憶部19の補正テーブル20から複数の送信遅延パターン、複数の受信遅延パターン、深度に応じた減衰補正量を取得し、送信駆動部7、整相加算部13、信号処理部14の図示しない内部メモリにそれぞれ出力する。
操作部19は、超音波プローブ1および診断装置本体12からなる超音波診断装置にオペレータが各種指示を出すためのものである。
テーブル記憶部20は、予め計算された複数の送信遅延パターン、複数の受信遅延パターン、深度に応じた減衰補正量を記録した補正テーブル21を記憶し、また、本体制御部18の指示により、補正テーブル21に記録された各種情報を出力するものである。
補正テーブル21に記録された予め計算された複数の送信遅延パターン、複数の受信遅延パターン、深度に応じた減衰補正量は、振動子アレイ2が、振動子アレイ2の超音波送受信面S1を音響レンズの外側表面S2に対して傾斜角度θ傾けて設置されているため、各音線信号とその焦点位置、つまり、被検体P内の深度の組み合わせごとに、それぞれの振動子2aにおいて、必要とされる送信遅延量、受信遅延量、および減衰補正量が異なり、補正テーブル21に記憶される送信遅延パターン、受信遅延パターン、および減衰補正量は非常に多くなる。
このような診断装置本体2において、整相加算部13、信号処理部14、画像処理部15、表示制御部16、および本体制御部18は、CPUと、CPUに各種の処理を行わせるための動作プログラムから構成されるが、それらをデジタル回路で構成してもよい。これらの動作プログラムは、診断装置本体2の図示しない格納部に格納される。また、図示しない格納部における記憶媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROMまたはDVD−ROM等を用いることができる。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
超音波診断が開始されると、プローブ制御部11により、受信制御部10を通じて送受信スイッチ6が切り替えられ、マルチプレクサ5と送信駆動部7とが接続されると共に、駆動信号が送信駆動部7からマルチプレクサ5を通って振動子アレイ2に出力され、これら駆動信号に従って振動子アレイ2を構成する複数の振動子2aから超音波が送信される。
なお、送信駆動部7は図示しない内部メモリを備え、本体制御部18を通じて、テーブル記憶部20の補正テーブル21に記載された振動子アレイ2の超音波送受信面の傾斜角度θに対応した複数の送信遅延パターンを記憶しており、送信駆動部7から振動子アレイ2に送信される駆動信号は、送信駆動部7によって選択された送信遅延パターンに基づいて振動子2aごとに所定の送信遅延量が設定される。
複数の振動子2aからの超音波の送信が終わると、プローブ制御部11によって送信スイッチ6が受信信号処理部9側に切り替えられ、マルチプレクサ5と受信信号処理部9とが接続され、マルチプレクサ5によって接続された振動子2aから受信信号処理部9へ受信信号が出力される。
受信信号処理部9において受信信号が処理され、デジタルの受信信号に変換され、直交検波処理または直交サンプリング処理により複素ベースバンド信号が生成され、複素ベースバンド信号がサンプリングされることで、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成される。生成されたサンプルデータは、診断装置本体2の整相加算部11に出力される。
整相加算部13では、超音波プローブ1のプローブ制御部11において設定された受信方向(ここでは、超音波送受信面に垂直な方向)に応じて、整相加算部13の図示しない内部メモリに記憶された複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンが選択され、選択された受信遅延パターンに基づいて、受信データによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの受信遅延量を与えて加算することにより、振動子2aのそれぞれに対応し、受信信号処理部9で生成された時間差のある複数の受信データに対してビームフォーミングが行われる。ビームフォーミングによって整相加算部13で生成された音線信号は、信号処理部14へ出力される。
なお、複数の受信遅延パターンは、上述の複数の送信遅延パターンと同様に、テーブル記憶部20の補正テーブル21に記載された振動子アレイ2の超音波送受信面の傾斜角θに対応したものであり、本体制御部18を通じて、整相加算部13の図示しない内部メモリに記憶されたものである。
信号処理部14では、整相加算部13から取得した音線信号に、超音波の反射位置の深度に応じて減衰補正を行う減衰補正処理を施す。減衰補正において用いられる減衰補正量は、テーブル記憶部20の補正テーブル21に記憶された減衰補正量であり、本体制御部18を通じて信号処理部14の図示しない内部メモリに予め記憶したものである。信号処理部4は、減衰補正処理した音線信号をラスター変換することによりBモード画像信号を生成する。生成されたBモード画像信号は、画像処理部15へ出力される。
画像処理部15は、信号処理部14より出力されたBモード画像信号に所定の画像処理を施し、画像処理されたBモード画像信号を表示制御部16へ出力する。
表示制御部16は、本体制御部18の指示に基づいて画像処理されたBモード画像信号を表示部17へ出力し、表示部17は、Bモード画像信号に基づくBモード画像である超音波画像を表示する。
なお、実施の形態1に係る穿刺針用超音波プローブ1の変形例として、振動子アレイ2は、超音波送受信面S1側に、図示しない音響整合層を備えてもよい。ここで音響整合層とは、振動子アレイ2と振動子アレイ2に接する楔形充填部材4、音響レンズ3、および被検体との間の音響インピーダンスを整合(マッチング)させるための部材である。振動子アレイ2の図示しない音響整合層は、楔形充填部材4よりも大きな音響インピーダンスを有する。また、図示しない音響整合層としては、音響インピーダンスの整合を図ることのできる種々の公知の部材が利用できる。
また、楔形充填部材4は、音響レンズ3よりも音響減衰率が低いことが好ましい。また、楔形充填部材4の音速は、音響レンズ3の音速よりも遅いことが好ましい。この音速の条件を満たすと、楔形充填部材4と音響レンズ3との屈折率の関係から、図6に示すように、振動子アレイ2から送信される超音波をより穿刺針N側に傾けることができ、被検体Pの深部における穿刺針Nからの超音波エコーをより明確に受信することができ、超音波画像をより明確に描画することができる。
また、実施の形態2に係る超音波診断装置の変形例として、図7に示すように、診断装置本体32の、整相加算部13、信号処理部14、画像処理部15は、超高速演算装置33によって構成されてもよい。
この場合、送信遅延量、受信遅延量、および減衰補正量の計算を超高速演算装置36においてリアルタイムに行うことができるため、本体制御部18は、テーブル記憶部20の補正テーブル21を参照することなく、各処理を進めることができる。よって、診断装置本体32では、送信遅延量、受信遅延量、および減衰補正量についての膨大なデータを記憶したテーブル記憶部20および補正テーブル21を不要とすることができる。
以上、本発明の穿刺針用超音波プローブおよびそれを用いる超音波診断装置について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
1 穿刺針用超音波プローブ、 2 振動子アレイ、 2a 振動子、 3 音響レンズ、 4 楔形充填部材、 5 マルチプレクサ、 6 送受信スイッチ、 7 送信駆動部、 8 送信制御部、 9 受信信号処理部、 10 受信制御部、 11 プローブ制御部、 12 診断装置本体、 13 整相加算部、 14 信号処理部、 15 画像処理部、 16 表示制御部、 17 表示部、 18 本体制御部、 19 操作部、 20 テーブル記憶部、 21 補正テーブル、 La 音線信号、 Fa1 焦点位置、 S1 超音波送受信面、 S2 音響レンズの外側表面(被検体接触面)、 I 穿刺位置、 N 穿刺針、 P 被検体、 θ アレイ傾斜角度、 φ 穿刺角度、 λ 人体(被検体)中の超音波の波長、 a 素子列ピッチ、 101 従来の超音波プローブ。
以上より、本発明に係る穿刺針用超音波プローブ1を中心周波数を7.5MHz、振動子の素子列ピッチが0.3mmのリニア型超音波プローブとすると、上述の(1)式および(2)式より、被検体Pの深部をより明瞭に描画するための振動子アレイ2のアレイ傾斜角度θは、8°〜15°程度が好ましく、また、10°程度が最も好ましい。
以上より、実施の形態1に係る穿刺用超音波プローブ1によると、穿刺視認性を向上させることができると共に、穿刺限界角度(穿刺針の視認できる限界角度)を向上させることができ、これによって誤穿刺の防止や被検体深部の疾患に対しても穿刺を行うことができる。
実施の形態2
図5は、上述の穿刺針用超音波プローブ1を含む本発明の実施の形態2に係る超音波診断装置の全体構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る超音波診断装置は、相互に接続される穿刺針用超音波プローブ1(以下、超音波プローブ1)と診断装置本体12とからなり、超音波プローブ1は、直線状に等間隔で配列された複数の振動子2aからなる振動子アレイ2、振動子アレイ2の個々の振動子2aと相互に接続されるマルチプレクサ5、マルチプレクサ5と相互に接続される送受信スイッチ、送受信スイッチ6から順次接続される送信駆動部7および送信制御部8、送受信スイッチ6に接続される受信信号処理部9、受信信号処理部9に接続される受信制御部10、受信制御部10に接続されると共に送信制御部8にも接続されるプローブ制御部11をそれぞれ備える。
また、診断装置本体12は、整相加算部13と、整相加算部13から順次接続される、信号処理部14、画像処理部15、表示制御部16、および表示部17を備え、また、整相加算部13、信号処理部14、および表示制御部16と相互に接続される本体制御部18と、本体制御部18に接続される操作部19、本体制御部18と相互に接続されるテーブル記憶部20を備える。テーブル記憶部20は内部に補正テーブル21を備え、整相加算部13は、超音波プローブ1の受信信号処理部9から接続され、本体制御部18は、超音波プローブ1のプローブ制御部11と相互に接続される。
振動子アレイを構成する複数の振動子2aは、送信駆動部7から送受信スイッチ6、マルチプレクサ5を通って供給される駆動信号に基づいて超音波を送信すると共に被検体からの超音波エコーを受信して受信信号を出力する。
マルチプレクサ5は、送信制御部8または受信制御部10を通じたプローブ制御部11からの指示に基づいて超音波を送信する複数の振動子2aを切り替え、また、超音波エコーを受信する複数の振動子2aを切り替える。
送受信スイッチ6は、送信制御部8または受信制御部10を通じたプローブ制御部11からの指示に基づいて、送信駆動部7から供給される駆動信号を振動子アレイ2に伝達する場合には、送信駆動部7とマルチプレクサ5との間を接続して受信信号処理部9とマルチプレクサ5との間の接続を切断し、また、受信信号処理部9が振動子アレイ2から受信信号を取得する場合には、受信信号処理部9とマルチプレクサ5との間を接続して送信駆動部7とマルチプレクサ5との間の接続を切断するように、マルチプレクサ5と送信駆動部7および受信信号処理部9との間の接続を切り替える。
受信信号処理部9は、LNA(Low-Noise Amplifier)、ATN(Arc Tangent)回路(逆正接回路)、A/D(アナログ/デジタル)コンバータを備える。受信信号処理部9は、受信制御部10の指示の下、対応する振動子2aから出力される受信信号を処理して、デジタルの受信信号に変換し、デジタルの受信信号に、直交検波処理または直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成し、複素ベースバンド信号をサンプリングすることにより、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成する。生成されたサンプルデータは、診断装置本体12の整相加算部13に出力される。
受信制御部10は、プローブ制御部11からの指示により、受信信号処理部9を制御して、振動子2aから出力される受信信号をサンプルデータに変換させ、診断装置本体12の整相加算部13へ出力させる。また、受信制御部10は、プローブ制御部11の指示により送受信スイッチ6の受信信号処理部9側への切り替えも制御する。
診断装置本体12の整相加算部13は、超音波プローブ1の受信信号処理部より、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを取得し、超音波プローブ1のプローブ制御部11において設定された受信方向(ここでは、超音波送受信面に垂直な方向)に応じて、整相加算部13の図示しない内部メモリに記憶された複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、選択された受信遅延パターンに基づいて、受信データによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの受信遅延量を与えて加算することにより、振動子2aのそれぞれに対応し、受信信号処理部9で生成された時間差のある複数の受信データに対してビームフォーミングを行う。このビームフォーミングにより、超音波エコーの焦点が絞られたベースバンド信号(音線信号)が生成される。ここで、受信遅延パターンとは、音線信号を生成するために、それぞれの振動子2aによって得られた受信データに対して個別に与えられる受信遅延量のパターンである。
信号処理部14は、整相加算部13により生成された音線信号に対し、超音波の反射位置の深度に応じて距離による減衰の補正を施した後、通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)することにより、被検体P内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。生成されたBモード画像信号は画像処理部15へ出力される。
本体制御部18は、操作部19からのオペレータの指示により診断装置本体12の各部を制御すると共に、テーブル記憶部20の補正テーブル21から複数の送信遅延パターン、複数の受信遅延パターン、深度に応じた減衰補正量を取得し、送信駆動部7、整相加算部13、信号処理部14の図示しない内部メモリにそれぞれ出力する。
操作部19は、超音波プローブ1および診断装置本体12からなる超音波診断装置にオペレータが各種指示を出すためのものである。
このような診断装置本体12において、整相加算部13、信号処理部14、画像処理部15、表示制御部16、および本体制御部18は、CPUと、CPUに各種の処理を行わせるための動作プログラムから構成されるが、それらをデジタル回路で構成してもよい。これらの動作プログラムは、診断装置本体12の図示しない格納部に格納される。また、図示しない格納部における記憶媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROMまたはDVD−ROM等を用いることができる。
複数の振動子2aからの超音波の送信が終わると、プローブ制御部11によって送信スイッチ6が受信信号処理部9側に切り替えられ、マルチプレクサ5と受信信号処理部9とが接続され、マルチプレクサ5によって接続された振動子2aから受信信号処理部9へ受信信号が出力される。
受信信号処理部9において受信信号が処理され、デジタルの受信信号に変換され、直交検波処理または直交サンプリング処理により複素ベースバンド信号が生成され、複素ベースバンド信号がサンプリングされることで、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成される。生成されたサンプルデータは、診断装置本体12の整相加算部13に出力される。
信号処理部14では、整相加算部13から取得した音線信号に、超音波の反射位置の深度に応じて減衰補正を行う減衰補正処理を施す。減衰補正において用いられる減衰補正量は、テーブル記憶部20の補正テーブル21に記憶された減衰補正量であり、本体制御部18を通じて信号処理部14の図示しない内部メモリに予め記憶したものである。信号処理部14は、減衰補正処理した音線信号をラスター変換することによりBモード画像信号を生成する。生成されたBモード画像信号は、画像処理部15へ出力される。
画像処理部15は、信号処理部14より出力されたBモード画像信号に所定の画像処理を施し、画像処理されたBモード画像信号を表示制御部16へ出力する。
また、実施の形態2に係る超音波診断装置の変形例として、図7に示すように、診断装置本体32の、整相加算部13、信号処理部14、画像処理部15は、超高速演算装置33によって構成されてもよい。
この場合、送信遅延量、受信遅延量、および減衰補正量の計算を超高速演算装置33においてリアルタイムに行うことができるため、本体制御部18は、テーブル記憶部20の補正テーブル21を参照することなく、各処理を進めることができる。よって、診断装置本体32では、送信遅延量、受信遅延量、および減衰補正量についての膨大なデータを記憶したテーブル記憶部20および補正テーブル21を不要とすることができる。

Claims (10)

  1. 複数の振動子の配列方向に沿って延びる超音波送受信面を有する振動子アレイと、
    前記振動子アレイの前記超音波送受信面の前方に位置し且つ超音波診断の際に被検体に接触する被検体接触面とを備え、
    前記被検体接触面の一端の近傍に穿刺針の穿刺位置が設定され、
    前記振動子アレイは、前記穿刺位置から前記被検体接触面の前方へ向けて穿刺される前記穿刺針の穿刺方向に対する前記超音波送受信面の角度が小さくなる方向に、前記被検体接触面に対して所定のアレイ傾斜角度θ傾けて配置されたことを特徴とする穿刺針用超音波プローブ。
  2. 前記被検体中の超音波の波長をλ、前記振動子アレイの素子列ピッチをaとし、振動子指向特性の近似式D(θ)を
    D(θ)={(sinx)/x}・cosθ
    x=(πa/λ)・sinθ
    とすると、アレイ傾斜角度θは、
    D(θ)/D(0°)<1/10
    かつ、
    a<λ/(1+|sinθ|)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の穿刺針用超音波プローブ。
  3. 前記被検体中の超音波の波長をλ、前記振動子アレイの素子列ピッチをaとし、振動子指向特性の近似式D(θ)を
    D(θ)={(sinx)/x}・cosθ
    x=(πa/λ)・sinθ
    とすると、アレイ傾斜角度θは、
    D(θ)/D(0°)≒1/10
    かつ、
    a<λ/(1+|sinθ|)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の穿刺針用超音波プローブ。
  4. 前記振動子アレイの超音波送受信面側に設置される音響レンズを更に備え、
    前記音響レンズの外側表面は、前記被検体接触面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の穿刺針用超音波プローブ。
  5. 前記振動子アレイと前記音響レンズとの間には、前記音響レンズよりも音響減衰率が低い楔形充填部材が設置されることを特徴とする請求項4に記載の穿刺針用超音波プローブ。
  6. 前記楔形充填部材の音速は、前記音響レンズの音速よりも遅いことを特徴とする請求項5に記載の穿刺針用超音波プローブ。
  7. 前記振動子アレイは、前記楔形充填部材側に設置される音響整合層を更に備え、
    前記楔形充填部材は、前記音響整合層よりも音響インピーダンスが小さいことを特徴とする請求項5または6に記載の穿刺針用超音波プローブ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の穿刺針用超音波プローブに接続される診断装置本体を更に有し、
    前記診断装置本体は、被検体に向けて超音波ビームを送信するために、前記超音波プローブの前記振動子アレイに駆動信号を供給する送信駆動部と、
    前記送信駆動部に供給する前記駆動信号に所定の送信遅延量を与えることで超音波ビームを形成する送信制御部と、
    被検体からの超音波エコーを受信した前記超音波プローブの前記振動子アレイから出力された受信信号から受信データを生成する受信信号処理部と、
    前記受信データに所定の受信遅延量を与えて加算処理を行うことで音線信号を生成する整相加算部と、
    前記音線信号に超音波の焦点位置に応じて減衰補正を施す信号処理部と、
    前記振動子の配置と前記焦点位置とに応じて予め個別に計算される前記送信遅延量、前記受信遅延量、および前記焦点位置に基づく減衰補正量が記載された補正テーブルを有する補正テーブル記憶部とを備え、
    前記送信制御部は、前記補正テーブル記憶部に記憶された前記補正テーブルに基づいて前記駆動信号に前記所定の送信遅延量を与えて前記超音波ビームを形成し、
    前記整相加算部は、前記補正テーブル記憶部に記憶された前記補正テーブルに基づいて前記受信データに前記所定の受信遅延量を与えて加算処理を行うことで前記音線信号を生成し、
    前記信号処理部は、前記補正テーブル記憶部に記憶された前記補正テーブルに基づいて前記減衰補正を施すことを特徴とする超音波診断装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の穿刺針超音波プローブに接続される診断装置本体を更に有し、
    前記診断装置本体は、被検体に向けて超音波ビームを送信するために、前記超音波プローブの前記振動子アレイに駆動信号を供給する送信駆動部と、
    前記送信駆動部に供給する前記駆動信号に所定の送信遅延量を与えることで超音波ビームを形成する送信制御部と、
    被検体からの超音波エコーを受信した前記超音波プローブの前記振動子アレイから出力された受信信号から受信データを生成する受信信号処理部と、
    前記受信データに所定の受信遅延量を与えて加算処理を行うことで音線信号を生成する整相加算部と、
    前記音線信号に超音波の焦点位置に応じて減衰補正を施す信号処理部と、
    前記送信遅延量、前記受信遅延量、および前記焦点位置に基づく減衰補正量を前記振動子の配置と前記焦点位置とに応じて個別に計算する高速演算処理部とを備えることを特徴とする超音波診断装置。
  10. 前記高速演算処理部は、前記整相加算部と前記信号処理部と兼ねることを特徴とする請求項9に記載の超音波診断装置。
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