JPWO2014064956A1 - ホイールローダ - Google Patents

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Abstract

エンジンの上方にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等を配置したホイールローダにおいて、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等の振動を、高い強度を有する簡単な機構で抑える。このホイールローダは、エンジン(15)の前方に配置された作動油タンク(19)と、前支持フレーム(26)と、後支持フレーム(27)と、ベースプレート(28)と、ベースプレート(28)に搭載されたディーゼル微粒子捕集フィルタ装置(45)等の処理装置を備えている。前支持フレーム(26)は、車体フレーム(2)に固定され、作動油タンク(19)を支持している。後支持フレーム(27)は、エンジン(15)を挟んで前支持フレーム(26)に対向して配置され、車体フレーム(2)に固定されている。ベースプレート(28)は、エンジン(15)の上方に配置され、一端が前支持フレーム(26)の上部に固定されるとともに他端が後支持フレーム(27)の上部に固定されている。

Description

本発明は、ホイールローダ、特に、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等の排気ガス後処理装置を備えたホイールローダに関する。
ホイールローダには排気ガス後処理装置が搭載されている。排気ガス後処理装置は、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる煤等の粒子状物質を捕集して除去するディーゼル微粒子捕集フィルタ装置を含んでいる。このディーゼル微粒子捕集フィルタ装置はエンジンの上部にエアクリーナと並べて装着されている。また、排気ガスをより浄化するために、排気ガス中のNOxを除去する窒素酸化物還元触媒装置が設けられる場合もある。窒素酸化物還元触媒装置はディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気下流側に設けられる。
前述のように、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置はエンジンの上部にエアクリーナ等とともにエンジンに直接支持されている。したがって、さらに窒素酸化物還元触媒装置を追加する場合は、エンジン上部において、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気下流側に配置することになる。
しかし、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置に加えて窒素酸化物還元触媒装置をエンジンに搭載すると、これらを合わせた重量は非常に重くなり、またエンジン全体の重心が高くなる。このため、エンジンの振動が大きくなり、好ましくない。
そこで、特許文献1に示されるように、車体フレームにマウント機構を設け、このマウント機構にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び窒素酸化物還元触媒装置を搭載する構成が提案されている。マウント機構は、下端が車体フレームに固定され、エンジン上方まで延びる4本の支柱を有し、さらにこの4本の支柱に開閉自在にベースフレームが設けられている。
米国特許公報8,191,668
特許文献1に示されるように、通常、排気ガス後処理はエンジンの上方に配置されるために、4本の支柱を長く形成する必要がある。しかし、このような構造では、長い支柱の上に重量物が載置されることになり、排気ガス後処理装置の振動を十分に抑えることができない。また、支柱の強度が不足するおそれがある。そして、支柱の強度を高めた構造にすると、支柱の太さを大きくする必要が生じる。すると、特に前後方向において、排気ガス後処理装置の設置のために長いスペースが必要になる。
本発明の課題は、エンジンの上方に排気ガス後処理装置を配置したホイールローダにおいて、排気ガス後処理装置の振動を、高い強度を有する簡単な機構で抑えることができるようにすることにある。
本発明の第1側面に係るホイールローダは、車体フレームと、車体フレームに搭載されたエンジンと、エンジンの前方に配置された作動油タンクと、台座と、後支持フレームと、ベース部材と、それぞれベース部材に搭載された、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置、窒素酸化物還元触媒装置、及びディーゼル微粒子捕集フィルタと窒素酸化物還元触媒装置とを接続する接続管と、を備えている。台座は、車体フレームに固定され、作動油タンクを支持している。後支持フレームは、エンジンを挟んで台座に対向して配置され、車体フレームに固定されている。ベース部材は、エンジンの上方に配置され、一端が台座の上部に固定されるとともに他端が後支持フレームの上部に固定されている。
ホイールローダでは、運転室が設けられたキャブと、エンジンが収容されたエンジンルームとの間には作動油タンクが配置されている。そして、作動油タンクは車体フレームに固定された台座の上に支持されている。作動油が充填された作動油タンクは重量が重いので、台座は高い剛性及び強度を有している。
そこで本発明では、この作動油タンクを支持する台座を利用してディーゼル微粒子捕集フィルタ装置、窒素酸化物還元触媒装置、及びこれらを接続する接続管を支持するようにしている。すなわち、台座と対向するように後支持フレームを設けるとともに、台座と後支持フレームとの間でエンジンの上方にベース部材を設け、このベース部材にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等を搭載している。
ここでは、ホイールローダに本来設けられている作動油タンク用の台座を利用してディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等を支持しているので、エンジンにディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等を支持した場合に比較して、エンジン及びディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等の振動を抑えることができる。また、同様の理由により、簡単な構成で、しかも高い強度を有する、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等の支持機構を実現できる。特に、本発明では、前方側に新たな支持のための部材を設ける必要がないので、前後方向の長さを抑えることができる。
本発明の第2側面に係るホイールローダは、第1側面のホイールローダにおいて、後支持フレームは、左右の支柱と、上梁と、後支持部と、を有している。左右の支柱は車両の左右方向に対向して配置されている。上梁は、車両の左右方向に延び、両端が左右の支柱の上部に固定されている。後支持部は、上梁の左右方向の中央部に上方に突出して設けられ、ベース部材の後端部を支持する。そして、後支持部の左右で上梁の上方には部材配置用スペースが確保されている。
ここでは、後支持フレームの上部に部材配置用スペースが確保されている。このため、この部材配置用スペースを利用して、車両の後部に配置される冷却ユニットへの配管や、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置への排気管を配置することができる。
本発明の第3側面に係るホイールローダは、第1又は第2側面のホイールローダにおいて、ベース部材は、台座及び後支持フレームに対して取り外し自在である。また、このホイールローダは、エンジンの排気部とディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口との間に接続された接続配管と、接続配管とベース部材に搭載されたディーゼル微粒子捕集フィルタ装置との組付位置を調整するための調整機構と、をさらに備えている。
ここでは、ベース部材が台座及び後支持フレームに対して取り外し自在であり、したがって、ベース部材にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等を搭載したサブユニットの状態で、このサブユニットを、台座及び後支持フレームから取り外したり、組み付けたりすることが可能である。また、エンジン側とディーゼル微粒子捕集フィルタ装置側とは接続配管によって接続されている。
ここで、先にエンジン側に連結された接続配管に対してサブユニットを組み付ける場合、接続配管とサブユニットのディーゼル微粒子捕集フィルタ装置との位置が合わない場合がある。
そこでこの第3側面のホイールローダでは、両者の位置関係を調整するための調整機構が設けられている。この調整機構によって両者の位置関係を調整することにより、エンジン側とディーゼル微粒子捕集フィルタ装置側とをスムーズに組み付けることができる。
本発明の第4側面に係るホイールローダは、第3側面のホイールローダにおいて、接続配管は、上流側配管と、下流側配管と、を有している。上流側配管は、排気上流側の端部がエンジンの排気部に接続されるとともに、排気上流側端部から後方に延び、排気下流側が上方に屈曲して形成されて排気下流側端部が上方に開口している。下流側配管は、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口に連結された第1管部と、第1管部と所定の角度を有し上流側配管の排気下流側端部に連結された第2管部と、を有している。
ここでは、接続配管が上流側配管と下流側配管とから構成されている。このため、両配管の連結部においてもエンジン側とディーゼル微粒子捕集フィルタ装置側との組付誤差を吸収することができる。特に、下流側配管は、いわゆるエルボ配管であるため、横及び縦方向の組付誤差の許容範囲を広くすることができる。また、エルボ配管を使用しているために、下流側配管が後方に突出するのを抑えることができる。
本発明の第5側面に係るホイールローダは、第4側面のホイールローダにおいて、上流側配管は可撓性管部を有している。
ここでは、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等が台座及び後支持フレームに支持されている。このため、エンジンとディーゼル微粒子捕集フィルタ装置等とは別の振動系で振動することになる。
そこで、この第5側面のホイールローダでは、エンジンとディーゼル微粒子捕集フィルタ装置とを接続する接続配管に可撓性管部を設け、この可撓性管部によって両者の振動の違いを吸収するようにしている。
本発明の第6側面に係るホイールローダは、第2から第5側面のいずれかのホイールローダにおいて、台座は、作動油タンクが載置される載置面と、載置面の後端部において車両の左右方向中央部に上方に突出しベース部材を支持する前支持部と、を有している。また、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置と窒素酸化物還元触媒装置とは並べて配置されている。そして、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び窒素酸化物還元触媒装置の一方はベース部材の前端部に支持され、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び窒素酸化物還元触媒装置の他方はベース部材の後端部に支持されている。
ここでは、ベース部材の前端部及び後端部、すなわち前支持部及び後支持部に支持された部分に、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び窒素酸化物還元触媒装置が配置されている。このように、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び窒素酸化物還元触媒装置は支持部に近接して配置されているので、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び窒素酸化物還元触媒装置の振動を抑えることができる。
本発明の第7側面に係るホイールローダは、第6側面のホイールローダにおいて、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口は後方に向けて形成されている。そして、接続配管は部材配置用スペースを通過して配置されている。
この第7側面のホイールローダでは、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置は後方を向いた排気ガス導入口を有している。したがって、エンジンの排気部に一端が接続された接続配管は、いったんディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の後方まで延長し、後方からディーゼル微粒子捕集フィルタ装置に接続する必要がある。すなわち、接続配管は、後支持フレームの後方まで配管する必要がある。そこで、後支持フレームに設けられた部材配置用スペースを利用して接続配管を配置している。
ここでは、後支持フレームに形成されたスペースを有効に利用して、接続配管を配置するためのスペースを小さくすることができる。
本発明の第8側面に係るホイールローダは、第2から第7側面のいずれかのホイールローダにおいて、ベース部材と後支持フレームの後支持部との間に配置された高さ調整用のシムをさらに備えている。
ここでは、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の高さをシムによって容易に調整することができる。したがって、エンジン側とディーゼル微粒子捕集フィルタ装置側との間の組付誤差を吸収できる。
本発明の第9側面に係るホイールローダは、第8側面のホイールローダにおいて、ベース部材は、後支持部にシムを固定するための固定部材との干渉を避けるための開口を有している。
ここでは、後支持部にシムを固定した状態でベース部材の着脱を行うことができる。したがって、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置が搭載されたベース部材の着脱作業の際に、シムが後支持部から落下するのを防止できる。
以上のような本発明では、エンジンの上方にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置を配置したホイールローダにおいて、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の振動を、高い強度を有する簡単な機構で抑えることができる。
本発明の一実施形態によるホイールローダの外観斜視図。 図1のホイールローダを左前方から見た外観斜視部分図。 図1のホイールローダの車体カバーを取り外した状態の側面部分図。 エンジン及びトランスミッションの搭載状態を示す図。 排気ガス後処理装置及び支持機構を示す斜視図。 支持機構の分解斜視図。 支持機構に取付けられるシムを示す図。 接続配管の外観斜視図。 フランジ接続部の調整機能を説明するための模式図。 エアクリーナの配置を示す平面図。 エアクリーナとドアの関係を示す図。 エアクリーナのメンテナンス作業の様子を示す図。
本発明の一実施形態によるホイールローダ1の外観斜視図を図1に示している。また、図2はホイールローダのキャブの左側方の一部を示したものである。
ここで、以下の説明における「前方」は車両の前方を、「後方」は車両の後方を示している。また、「左方向」及び「右方向」は、それぞれ車両の前方に向かって車両の左方向、右方向を意味する。
[全体構成]
ホイールローダ1は、車体フレーム2、作業機3、前輪4、後輪5、キャブ6を備えている。このホイールローダ1は、前輪4、後輪5が回転駆動されることにより自走可能であり、作業機3を用いて所望の作業を行うことができる。
車体フレーム2は前車体部及び後車体部を有しており、前車体部と後車体部とは互いに左右方向に揺動可能に連結されている。前車体部には、作業機3及び前輪4が設けられている。後車体部には、後輪5及びキャブ6が設けられている。作業機3は、前車体部の前方に配置されており、バケット7及びバケットシリンダ8等を有している。前輪4及び後輪5のそれぞれの上方及び後方には、フェンダ4a,5aが設けられている。キャブ6の内部には運転室6aが設けられるとともに、各種の操作部材や操作盤が設けられている。
また、図2に示すように、キャブ6の左側方には、キャブ6に対して乗降するためのステップ10が設けられている。ステップ10は後輪用フェンダ5aの前方に配置されている。なお、キャブ6には、後方がキャブ本体6bにヒンジによって支持され、前方が開閉可能なドア11が設けられている。このドア11は、キャブ本体6bの外側部に設けられたストッパ12によって最大開度が規制されている。詳細は後述するが、左側の後輪用フェンダ5aの上部にはエアクリーナ13が配置されている。このエアクリーナ13によって、エンジン15に取り込まれるエアから異物が取り除かれ、浄化される。
図3は、キャブ6の後方の車体カバー9(図1)を取り外し、車両の左側方から後車体部を見た図である。この図に示すように、後車体部の後部には、エンジン15と、エンジン15の後方に配置された冷却ユニット16と、支持機構17と、エンジン15の上方において支持機構17に搭載された排気ガス後処理装置18と、が配置されている。また、キャブ6とエンジン15との間には作動油タンク19が配置されている。
エンジン15は、いわゆる縦置きであり、クランク軸が前後方向に延びるように配置されている。エンジン15は、図4に示すように、トランスミッション20とボルトで固定されて一体構造となっている。そして、このエンジン15とトランスミッション20とが、4個所のゴムマウント21を介して車体フレーム2に支持されている。
また、図3に示すように、エンジン15の左側には排気ガスによって吸気を過給するターボチャージャー22が設けられている。ターボチャージャー22は、排気ガス出口が後方に向くように設けられている。そして、ターボチャージャー22と排気ガス後処理装置18との間に接続配管23が設けられている。また、ターボチャージャー22とエアクリーナ13との間には樹脂あるいはゴムで形成された可撓性の吸気管24が設けられている。この吸気管24によって、エンジン15とエアクリーナ13との振動の違いが吸収される。
[支持機構17]
図5は、図3の一部を後方から見た斜視図である。また、図6は支持機構17を分解して示す斜視図である。これらの図に示すように、支持機構17は、車体フレーム2にボルトによって直接固定されており、前支持フレーム26と、後支持フレーム27と、ベースプレート28と、から構成されている。より詳細には、図5に示すように、後車体部の左右両側には、それぞれ前後方向に延びるサイドフレーム2a,2bが設けられている。この左右のサイドフレーム2a,2bの車体内側において、前後にブラケット29が設けられ、各ブラケット29に前支持フレーム26と後支持フレーム27とが固定されている。
前支持フレーム26は、左右の側部30,31と、天板部32と、連結部33と、を有している。左右の側部30,31のそれぞれは、前方部分にほぼ半円状の切欠き部30a,31aを有する矩形状に形成されている。また、左右の側部30,31プレートは、下端部に外側に張り出して形成された取付部30b,31bを有している。この取付部30b,31bが複数のボルト34によって左右のサイドフレーム2a,2bの内側に設けられたブラケット29に固定されている。天板部32は左右の側部30,31の上部を連結するように設けられている。この天板部32の上面には作動油タンク19が搭載されている。すなわち、前支持フレーム26は作動油タンク19を支持するための台座でもある。連結部33は左右の側部30,31の後部を連結している。連結部33の左右方向の中央部は天板部32の上面よりさらに上方に突出しており、前支持部35を形成している。なお、前支持部35の左右方向の幅は、天板32の左右方向の幅より短く形成されている。
後支持フレーム27は、左右の支柱37,38と、上梁39と、後支持部40と、を有している。左右の支柱37,38は下端部に取付部37a,38aを有している。取付部37a,38aは、側方視で略三角形状であり、下端は内側に張り出して形成されている。この内側に張り出した部分が複数のボルト41によって左右のサイドフレーム2a,2bの内側に設けられたブラケット29に固定されている。上梁39は左右の支柱37,38の上部を連結しており、後支持部40は上梁39の左右方向の中央部に設けられている。後支持部40は、上梁39からさらに上方に突出しており、前支持フレーム26の前支持部35と同じ高さに形成されている。
このような後支持フレーム27では、後支持部40が上梁39より上方に突出し、かつ左右方向の幅が上梁39より短いので、後支持部40の左右方向には、部材を配置するためのスペースS1,S2が形成されている。この実施形態では、図3に示すように、接続配管23の一部や、冷却ユニット16に接続される配管42a,42bがスペースS1,S2を利用して配置されている。
ベースプレート28は前支持フレーム26の前支持部35と後支持フレーム27の後支持部40との間に設けられている。ベースプレート28は、矩形状であり、左右方向の幅は、前支持部35及び後支持部40の幅とほぼ同じに形成されている。
また、図7に示すように、ベースプレート28の下面と後支持部27の後支持部40の上面との間には、左右方向の2個所において、シム43を装着することが可能である(図7では一方のみを示している)。このシム43は、排気ガス後処理装置18が搭載されたベースプレート28を後支持フレーム27の後支持部40に固定する際に、排気ガス後処理装置18と接続配管23との高さ調整をするためのものである。シム43は、矩形状であって、左右方向の両端部に一方側が開放された1対の切欠き43aを有し、この1対の切欠き43aの間に貫通孔43bを有している。
このシム43は後支持部40の上面にボルト44によって固定されている。ベースプレート28には、ボルト44が設けられている位置に、ボルト44の頭部の径よりも大径の孔28aが形成されている。この孔28aによってベースプレート28とボルト44との干渉を避けることができる。したがって、シム43を後支持部40に固定したままベースプレート28を着脱することができる。
なお、シム43は、種々の厚みのものが用意されており、1枚のシム43あるいは複数のシム43を組み合わせて使用することによって、高さの調節を行うことが可能である。
[排気ガス後処理装置18]
図5及び図6に示すように、排気ガス後処理装置18は、エンジン15側の排気上流側(以下、単に「上流側」と記す)から順に、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45と、接続管48と、窒素酸化物還元触媒装置47と、を備えている。接続管48には尿素水溶液ミキシング装置46が取り付けられている。
ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45は、排気ガス中の煤等の粒子状物質を捕集するものであり、支持機構17のベースプレート28の後部に搭載されている。尿素水溶液ミキシング装置46は、図示しない尿素水溶液タンクから、やはり図示しないポンプによって吸い上げられた尿素水溶液を噴射し、排気ガス中に還元剤としての尿素水溶液を添加するものである。添加された尿素水溶液は加水分解されてアンモニアとなり、アンモニアは排気ガスとともに接続管48を介して窒素酸化物還元触媒装置47に供給される。窒素酸化物還元触媒装置47は、尿素水溶液ミキシング装置46からのアンモニアが還元剤として使用されて、排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化する。窒素酸化物還元触媒装置47はディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45と同様に支持機構17のベースプレート28の前部に搭載されている。なお、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45と窒素酸化物還元触媒装置47とは、それぞれ別の取付プレートを介してベースプレート28に固定されている。
ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45及び窒素酸化物還元触媒装置47は、それぞれ並列に配置されている。具体的には、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45及び窒素酸化物還元触媒装置47は、共に円筒形状であり、中心軸が左右方向に互いに平行に延びるように配置されている。ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45の排気ガス導入口45aは、左端部に設けられ、その開口は後方を向いている。また、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45の排気ガス導出口45bは、右端部に設けられ、その開口は前方を向いている。窒素酸化物還元触媒装置47の排気ガス導入口47aは、左端部に設けられ、その開口は後方を向いている。また、窒素酸化物還元触媒装置47の排気ガス導出口47bは、右端部に設けられ、その開口は後方で斜め上方を向いている。そして、接続管48がディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45の排気ガス導出口45bと窒素酸化物還元触媒装置47の排気ガス導入口47aとの間に配置されている。
接続管48は、図5及び図10に示すように、第1屈曲部48aと、直線部48bと、第2屈曲部48cと、を有し、全体としてS字状に形成されている。第1屈曲部48aはディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45の排気ガス導出口45b近傍に位置し、第2屈曲部48cは窒素酸化物還元触媒装置47の排気ガス導入口47a近傍に位置している。直線部48bは、第1屈曲部48aと第2屈曲部48cとの間に位置し、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45と窒素酸化物還元触媒装置47と並列して配置されている。
そして、尿素水溶液ミキシング装置46は、第1屈曲部48aに設けられており、接続管48内に尿素水溶液を噴射する。噴射された尿素水溶液は長い直線部48bを通過する際に、排気ガスと均等に混じり合うことになる。
なお、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45及び窒素酸化物還元触媒装置47の左右方向の長さはベースプレート28の左右方向の幅よりも長く形成されている。
[接続配管23]
接続配管23を図8に拡大して示している。接続配管23は、上流側配管51と、下流側配管52と、を有している。
上流側配管51は、配管本体54と、配管本体54の両端に設けられた前フランジ55及び後フランジ56と、を有している。また、配管本体54と前後のフランジ55,56との間には球面ジョイント57が構成されている。
配管本体54は、ステンレス製であり、前方から後方に延びる直線状の延長部54aと、延長部54aの後端部を上方に屈曲して形成された屈曲部54bと、を有している。延長部54aには、蛇腹状に形成された2つの可撓性管部54c,54dが形成されている。前後のフランジ55,56はそれぞれ、矩形状の接続端面55a,56aと、接続端面55a,56aから延びる管部55b,56bと、を有している。前フランジ55の接続端面55aはターボチャージャー22の排気ガス導出口に連結されている。また、後フランジ56の接続端面56aは下流側配管52に連結されている。
球面ジョイント57としては、例えば米国特許公開公報第2011/0074150号に開示されている公知の技術を利用すればよい。
また、図8に示すように、上流側配管51は、固定プレート60及びU字金具61を介して後支持フレーム27の左支柱37に固定されている。固定プレート60は、L字形状であり、下辺が左支柱37の上部に固定されている。そして、この固定プレート60の縦辺に、配管本体54の可撓性管部54dの後部(排気下流側)を抱え込んだU字金具61の両端がナット62によって固定されている。
下流側配管52は、90°エルボであり、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45に連結される第1管部64と、この第1管部64に直交する第2管部65と、を有する。第2管部65は上流側排管51の屈曲部54bとともに、接続配管23の下部と上部とを連絡する連絡部を構成している。
第1管部64の排気下流側端部にはフランジ64aが形成され、フランジ64aはディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45の排気ガス導入口45aに連結されている。また、第2管部65の排気上流側端部にはフランジ65aが形成され、フランジ65aは上流側配管51の後フランジ56の接続端面56aに連結されている。
なお、図9に模式的に示すように、フランジF(各フランジの総称)の連結において、一方又は両方のフランジFのボルト貫通孔Hは、連結用ボルトBの径よりも大径に形成されている。このため、排気ガス後処理装置18をベースプレート28に搭載してサブユニット化し、このサブユニットを後支持フレーム27に固定された接続配管23に組み付ける際に、排気ガス後処理装置18側と接続配管23側との位置関係に誤差がある場合でも、組付誤差を吸収することができる。すなわち、このフランジFの組付構造が組付位置を調整する調整機構として機能している。
[エアクリーナ13]
エアクリーナ13及びその配置について、図2及び図11を用いて説明する。エアクリーナ13は、エンジンルームの外部であって、後輪用フェンダ5aの上部に設けられている。ここで、後輪用フェンダ5aは、フェンダ前部5bと、フェンダ前部5bに締結されたフェンダ後部5cと、から構成されている。フェンダ前部5bは、水平部分と、水平部分から前方かつ下方に傾斜する傾斜部分と、から構成されている。また、フェンダ後部5cは、側面視で円弧状に形成されており、後輪5の上方及び上方後部を覆っている。そして、エアクリーナ13はフェンダ前部5bの水平部分に搭載されている。
図2に示されるように、エアクリーナ13は一部を除いて、車体カバー9の外側に設けられたエアクリーナカバー70によって覆われている。図11は、車体カバー9及びエアクリーナカバー70を取り外した状態のエアクリーナ13及びそれに関連する部分の平面図である。
図2及び図11に示されるように、エアクリーナ13は円筒形であって、上部にはエア取入口13aを覆うキャップ71が設けられ、前端部には蓋13bが開閉自在に設けられている。また、エアクリーナ13の内部にはフィルタ72が着脱自在に配置されている。そして、エアクリーナカバー70は、エア取入口13a、キャップ71、及び蓋13bが装着された前端部を除いて、エアクリーナ13の大半を覆っている。なお、フィルタ72は、蓋13bを開けて斜め前方に引き抜くことによって、メンテナンス及び交換が可能である。
次に、エアクリーナ13の配置について詳細に説明する。
図11に示すように、エアクリーナ13は、後輪用フェンダ5aのフェンダ前部5bの上部であって、キャブ6の後部側方に配置されている。より詳細には、エアクリーナ13の前部はステップ10の後方かつキャブ6の後端部の側方に位置し、後部は作動油タンク19の前部の側方に位置している。また、エアクリーナ13の中心軸Cは、ほぼ水平であって、前方が後方に比較してキャブ6からより離れるように、車両の前後に延びる中心軸に対して傾斜している。なお、前述のように、フィルタ72はこの中心軸Cに沿って前方に取り出すことが可能である。
また、前述のように、キャブ6には、ドア11の最大開度を規制するためのストッパ12が設けられており、図12に示すように、エアクリーナ13の前端部は、ドア11がストッパ12に当接するまで最大に開けられた場合でも、ドア11と干渉しない位置に配置されている。
以上のようなエアクリーナ13の配置によって、図12に示すように、作業者はステップ10に乗り、エアクリーナ13の蓋13bを開けてフィルタ72のメンテナンス又は交換作業を容易に行うことができる。
[エア・排気ガスの流れ]
図3に示すように、エアは、エアクリーナ13から導入され、吸気管24及びターボチャージャー22を経由してエンジン15に供給される。また、エンジン15からの排気ガスは、ターボチャージャー22を駆動した後、接続配管23を介して排気ガス後処理装置18に導入される。
排気ガス後処理装置18では、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45によって煤等の粒子状物質が捕集される。その後、尿素水溶液ミキシング装置46に導入される。この尿素水溶液ミキシング装置46では、排気ガス中に尿素水溶液が噴射され、排気ガスと尿素水溶液とが混合される。これにより、尿素水溶液は排気ガスの熱及び排気ガス中の水蒸気によって加水分解されてアンモニアとなる。このようにして生成されたアンモニアは、排気ガスとともに接続管48を介して窒素酸化物還元触媒装置47に供給される。そして、この窒素酸化物還元触媒装置47においては、アンモニアが還元剤として使用されて、排気ガス中の窒素酸化物が還元浄化される。
[排気ガス後処理装置18の着脱]
ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45は所定時間ご毎に車両から取り外してメンテナンスが必要である。そこで、排気ガス後処理装置18の組付及びメンテナンスが容易になるように、排気ガス後処理装置18はベースプレート28とともにサブユニット化されている。このサブユニットを支持機構17に組み付ける際には、まず、接続配管23をエンジン15及び支持機構17に固定しておく。
具体的には、上流側配管51の前フランジ55をターボチャージャー22の排気ガス導出口に連結するとともに、固定プレート60及びU字金具61によって配管本体54の可撓性管部54dのさらに排気下流側を支持機構17に固定する。ここで、上流側配管51をターボチャージャー22に連結する際には、排気上流側の球面ジョイント57を仮止めした状態で両者を連結する。また、U字金具61についても仮止めした状態にしておく。
次に、上流側配管51に下流側配管52を連結する。なお、上流側配管51と下流側配管52とは、上流側配管51をターボチャージャー22に連結する前に連結しておいてもよい。このとき、前記同様に、排気下流側の球面ジョイント57を仮止めした状態で、両者のフランジ56,65aを連結する。
以上のようにして接続配管23をエンジン15及び支持機構17側に固定した状態で、サブユニットを支持機構17に支持させる。サブユニットを支持機構17に組み付ける際には、シム43によって両者の高さを調整し、また下流側配管52の両端部のフランジ64a,65aの組付を調整することによって前後、上下及び左右方向の調整を行う。さらに、上流側配管51の両端部の球面ジョイント57によって両者の角度調整を行う。なお、シム調整は、出荷前にメーカ側で調整するので、メンテナンス時に調整することはほとんどない。
以上の調整を行うにあたって、接続配管23の上流側配管51には比較的長い可撓性管部54c,54dが設けられているので、この可撓性管部54c,54dによって組付誤差を吸収することも可能である。
以上のようにして、サブユニットとエンジン15及び支持機構17側の位置が適切に調整されると、仮止めしていた各部を確実に固定し、組付作業を終了する。
排気ガス後処理装置18が組み付けられた状態では、エンジン15及びトランスミッション20はゴムマウント21によって車体フレーム2に搭載され、排気ガス後処理装置18は支持機構17によって車体フレーム2に直接搭載されている。このため、運転状態では、エンジン15側の振動と排気ガス後処理装置18側の振動とが異なることになる。
しかし、接続配管23の延長部54aに、比較的長い可撓性管部54c,54dが形成されているために、両者の振動の違いを十分に吸収することができる。したがって、エンジン15の振動を抑えることができる。
[エアクリーナ13のメンテナンス]
エアクリーナ13においては、所定期間毎にフィルタ72の清掃又は交換作業が必要になる。このとき、フィルタ72をエアクリーナ13から取り外す必要がある。
エアクリーナ13からフィルタ72を取り外す場合は、図13に示すように、作業者はステップ10に乗り、エアクリーナ13の蓋13bを開ける。そして、エアクリーナ13からフィルタ72をエアクリーナ13の中心軸Cに沿って前方に抜き出せばよい。このとき、エアクリーナ13は前方側が後方側に比較してキャブ6から離れるように傾斜しているので、フィルタ72の引き抜き作業が容易になる。
[特徴]
(1)作動油タンク用の台座である前支持フレーム26を利用して排気ガス後処理装置18を支持しているので、排気ガス後処理装置18を支持するための機構を簡単な構成で実現できる。
(2)前支持フレーム26は、作動油タンク19を支持するために高い強度を有している。この高い強度を有する前支持フレーム26で排気ガス後処理装置18を支持することによって、排気ガス後処理装置18の振動を抑えることができる。
(3)後支持フレーム27において、後支持部40の左右に形成されたスペースを配管用スペースとして利用しているので、配管のためのスペースを小さくできる。
(4)接続配管23を、上流側配管51と90°エルボで構成された下流側配管52とで構成し、各フランジの孔をボルト径より大径にして組付誤差を吸収するようにしている。このため、接続配管23とディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45との組付が容易になり、また組付位置を調整するための調整機構を簡単な構成で実現できる。
(5)接続配管23を構成する上流側配管51に、可撓性管部54c,54dを設けている。このため、エンジン15側の振動と排気ガス後処理装置18側の振動の違いを、可撓性管部54c,54dで吸収でき、従来装置のように、エンジンにディーゼル微粒子捕集フィルタ装置を搭載した構成に比較して、エンジン15側の振動を抑えることができる。
(6)ベースプレート28において、後支持部40の近傍にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45を搭載し、前支持部35の近傍に窒素酸化物還元触媒装置47を搭載している。このため、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45及び窒素酸化物還元触媒装置47の振動を抑えることができる。
(7)後支持フレーム27の後支持部40とベースプレート28との間にシム43を配置して、排気ガス後処理装置18の高さを容易に調整することができる。したがって、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45の排気ガス導入口45aと接続配管23の高さ位置を容易に合わせることができる。
(8)シム43を後支持部40に固定するためのボルト44を避けるための孔28aがベースプレート28に形成されている。このため、後支持部40にシム43を固定したままベースプレート28及び排気ガス後処理装置18の着脱を行うことができ、この着脱作業の際に、シム43が後支持部40から落下することがない。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)前記実施形態では、ベースプレート28にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45及び窒素酸化物還元触媒装置47を搭載したが、例えばこれらに加えてエアクリーナ13を搭載した場合にも、本発明を適用することができる。また、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置45と窒素酸化物還元触媒装置47の配置についても、前記実施形態に限定されない。
(b)支持機構17を構成する前支持フレーム26及び後支持フレーム27の具体的な径所等については前記実施形態に限定されない。
(c)組付誤差を調整するための調整機構をフランジの孔で構成したが、調整機構はこのような構成に限定されない。
(d)接続配管の構成については前記実施形態に限定されない。例えば、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口が前方に向くようにして、接続配管を1つの配管のみによって構成するようにしてもよい。
本発明のホイールローダでは、エンジンの上方にディーゼル微粒子捕集フィルタ装置を配置したものにおいて、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の振動を、高い強度を有する簡単な機構で抑えることができる。
1 ホイールローダ
2 車体フレーム
15 エンジン
17 支持機構
18 排気ガス後処理装置
19 作動油タンク
23 接続配管
26 前支持フレーム(台座)
27 後支持フレーム
37,38 支柱
39 上梁
40 後支持部
43 シム
45 ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置
45a 排気ガス導入口
47 窒素酸化物還元触媒装置
51 上流側配管
52 下流側配管
54c,54d 可撓性管部
S1,S2 部材配置用スペース

Claims (9)

  1. 車体フレームと
    前記車体フレームに搭載されたエンジンと、
    前記エンジンの前方に配置された作動油タンクと、
    前記車体フレームに固定され、前記作動油タンクを支持する台座と、
    前記エンジンを挟んで前記台座に対向して配置され、前記車体フレームに固定された後支持フレームと、
    前記エンジンの上方に配置され、一端が前記台座の上部に固定されるとともに他端が前記後支持フレームの上部に固定されたベース部材と、
    それぞれ前記ベース部材に搭載された、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置、窒素酸化物還元触媒装置、及び前記ディーゼル微粒子捕集フィルタと前記窒素酸化物還元触媒装置とを接続する接続管と、
    を備えたホイールローダ。
  2. 前記後支持フレームは、
    車両の左右方向に対向して配置された左右の支柱と、
    車両の左右方向に延び、両端が前記左右の支柱の上部に固定された上梁と、
    前記上梁の左右方向の中央部に上方に突出して設けられ、前記ベース部材の後端部を支持する後支持部と、
    を有し、
    前記後支持部の左右で前記上枠の上方には部材配置用スペースが確保されている、
    請求項1に記載のホイールローダ。
  3. 前記ベース部材は、前記台座及び前記後支持フレームに対して取り外し自在であり、
    前記エンジンの排気部と前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口との間に接続された接続配管と、
    前記接続配管と前記ベース部材に搭載された前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置との組付位置を調整するための調整機構と、
    をさらに備えた請求項1又は2に記載のホイールローダ。
  4. 前記接続配管は、
    排気上流側の端部が前記エンジンの排気部に接続されるとともに、前記排気上流側端部から後方に延び、排気下流側が上方に屈曲して形成されて排気下流側端部上方に開口する上流側配管と、
    前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口に接続された第1管部と、前記第1管部と所定の角度を有し前記上流側配管の後端面に接続された第2管部と、を有する下流側配管と、
    を有している、
    請求項3に記載のホイールローダ。
  5. 前記上流側配管は可撓性管部を有している、請求項4に記載のホイールローダ。
  6. 前記台座は、作動油タンクが載置される載置面と、前記載置面の後端部において車両の左右方向中央部に上方に突出し前記ベース部材を支持する前支持部と、を有し、
    前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置と前記窒素酸化物還元触媒装置とは並べて配置されており、
    前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び前記窒素酸化物還元触媒装置の一方は前記ベース部材の前端部に支持され、前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置及び前記窒素酸化物還元触媒装置の他方は前記ベース部材の後端部に支持されている、
    請求項2から5のいずれかに記載のホイールローダ。
  7. 前記ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置の排気ガス導入口は後方に向けて形成されており、
    前記接続配管は前記部材配置用スペースを通過して配置されている、
    請求項6に記載のホイールローダ。
  8. 前記ベース部材と前記後支持フレームの後支持部との間に配置された高さ調整用のシムをさらに備えた、請求項2から7のいずれかに記載のホイールローダ。
  9. 前記ベース部材は、前記後支持部に前記シムを固定するための固定部材との干渉を避けるための開口を有している、請求項8に記載のホイールローダ。
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