JPWO2014061552A1 - 分散型無線通信基地局システム、信号処理装置、無線装置、及び分散型無線通信基地局システムの動作方法 - Google Patents

分散型無線通信基地局システム、信号処理装置、無線装置、及び分散型無線通信基地局システムの動作方法 Download PDF

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Abstract

RRUのサンプリング周波数が常に一定であるため、無線信号の周波数帯域幅に対して必要以上のサンプリング周波数でA/D変換を行う可能性がある。本発明は、サンプリング周波数変更機能を備え、無線帯域割当情報を基に、サンプリング周波数を落とした際の折り返し成分が所望信号成分の信号品質を劣化させない範囲でサンプリング周波数を減少する事により、または無信号区間にBBU−RRU間の信号送信を停止することにより、BBU−RRU間のデジタルRoF伝送に必要な帯域を削減する。

Description

セルラーシステムにおいて、セル構成の自由度を向上するため、基地局の機能を信号処理部(BBU:Base Band Unit)とRF部(RRU:Remote Radio Unit)に分割して物理的に離れた構成とする事が検討されている。この時BBU−RRU間において無線信号はRoF技術により伝送される。RoF技術はアナログRoF技術とデジタルRoF技術に大別できるが、近年は伝送品質に優れたデジタルRoF技術の検討が盛んであり、CPRI(Common Public Radio Interface)等の標準団体の下、使用策定が進められている(例えば、非特許文献1参照。)。またBBU−RRU間の伝送媒体として、同軸ケーブルや光ファイバ等が用いられるが、特に光ファイバによって接続する事により、伝送距離を飛躍的に拡大する事ができる。
また、一つのBBUが複数のRRUを収容する事もできる。これにより、各RRUに必要なBBUを一つに集約する事ができ、運用/設置コストの削減が可能となる。このような形態の一例として、図2−15に示すよう、BBU110−RRU120間をPON(Passive Optical Network)で接続する形態が提案されている。この方式では、OLT(Optical Line Terminal)140−光スプリッタ間の帯域は一定であるが、光スプリッタ−ONU(Optical Network Unit)150間の帯域はONU150の所要帯域に合わせて変更する事ができる。PONの信号多重方法としては、TDM、WDM及びFDM等が採用できる。本発明の適用領域は図2−15に限定されるものではなく、BBU110が1つ以上のRRU120を収容する場合に適用できる。
本発明は、BBU110−RRU120間の所要帯域削減技術に関する。
以後、BBU110−RRU120間のデジタルRoF伝送技術を関連技術と呼ぶ。また、BBU110で作成した無線信号のI軸Q軸ごとのデジタル信号(IQデータ)を光信号に変換してRRU120へ伝送し、RRU120で受信した光信号を無線信号に変換して、端末へと送信するリンクを下りリンクと呼ぶ。一方、端末が送信した無線変調信号をRRU120で受信し、受信した無線信号を光信号に変換してBBU110へ伝送し、BBU110で受信した光信号をIQデータに変換して信号の復調を行うリンクを上りリンクと呼ぶ。
本発明に関連するRRUの装置構成例を図2−16に示す。
RRU120は上りリンクの信号処理のため、無線信号の送/受信を行うアンテナ11と、送信/受信を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理ができるレベルまで増幅する増幅器21と、無線信号をダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(上り)24と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。送受切替部12は、FDD(Frequency Division Duplex)と、TDD(Time Division Duplex)のどちらにも対応できる。
またRRU120は下りリンクの信号処理のため、BBU110から受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換部31と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部32と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(下り)33と、IQデータをアナログ信号に変換するD/A変換部34と、アナログ信号をアップコンバートするアップコンバート部35と、電力を決められた送信電力まで増幅する増幅器36と、送受切替部12とアンテナ11を有する。
本発明に関連するBBUの装置構成例を図2−17に示す。
BBU110は上りリンクの信号処理のため、光信号を電気信号に変換するO/E変換部41と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部42と、IQデータに対して復調を行う変復調部43を有する。
またBBU110は下りリンクの信号処理のため、無線変調信号のIQデータを出力する変復調部43と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部51と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部52と、同期用信号などを用いて制御信号を作成する制御信号作成部50を有する。
またLTE(Long Term Evolution)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等のセルラーシステムにおいて、端末がユーザデータを送受信するためには、端末固有の通信チャネル(無線帯域)が必要である。この無線帯域の割当は基地局により行われる。LTEシステムを例に取ると、図2−18に示すよう、基地局は最小1ms周期でスケジューリングを行い各端末へ無線帯域割当を行う。図2−18において、白色部分が未使用リソースブロックを示し、網掛け部分が割当リソースブロックを示す。
無線帯域割当はリソースブロック(RB:Resource Block)単位で行われ、1RBは180kHz、0.5msである。システム帯域幅が20MHzの場合には、周波数軸上に110個のRBが存在する。また1RBの中には、通常のサイクリックプレフィックスを想定すると、7シンボル(サイクリックプレフィックスを入れて1シンボル71.4μs)が挿入されている。
関連技術において、無線変調信号をデジタル信号に変換する際のサンプリング周波数fは、システム帯域幅により決まる。CPRIを例にとると、LTEのシステム帯域幅が20MHzの場合f=30.72MHz、システム帯域幅が10MHzの場合f=15.36MHzである。図2−19に示すように、無線信号を量子化した信号同士の時間間隔であるサンプリング周期Δsは一定であり、サンプリング周波数fは時間に応じて変更されない。
また、CPRIでLTE(Long Term Evolution)信号を伝送する場合を例に取ると、システム帯域幅20MHzのシステムに対しては30.72MHzのサンプリング周波数が用いられ、またI軸とQ軸のそれぞれに対するデジタルサンプリングにおいて上り信号は4〜20ビット、下り信号は8〜20ビットの量子化ビット数が適用される。またフレーム変換部ではフレーム全体の1/16に制御信号が挿入され、さらに信号は8B/10B符号化した後に伝送される。
一方、LTEやWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等のセルラーシステムにおいて、端末がユーザデータを送受信するためには、端末固有の通信チャネル(無線帯域)が必要である。この無線帯域の割当は基地局により行われる。
LTEシステムを例に取ると、図2−18に示すよう、基地局は最小1ms周期でスケジューリングを行い各端末へ無線帯域割当を行う。無線帯域割当はリソースブロック(RB:Resource Block)単位で行われ、1RBは180kHzの周波数領域、0.5msの時間領域で構成される。システム帯域幅が20MHzの場合には、周波数軸上に110個のRBが存在する。また1RBの中には、通常のサイクリックプレフィックスを想定すると、7シンボル(サイクリックプレフィックスを入れて1シンボル71.4μs)が挿入されている。
CPRI,"CPRI Specification V5.0,"Sep.,2011,http://www.cpri.info/spec.html 3GPP TS 36.104 V10.4.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA)semikoron Base Station (BS) radio transmission and reception", p.28 (Sep.2011).
全ての無線帯域が常に信号伝送に使用されているわけではなく、RRU120配下の端末の数や要求伝送速度に応じて、使用されていない空き無線帯域が存在する。このため、システム帯域幅が20MHzであっても、10MHzや5MHz分の無線帯域しか使用されていない場合がありえる。この場合は、無線信号をデジタル信号に変換するうえで必要以上に高いサンプリング周波数fを使用しており、PONシステムの帯域を無駄に使用している。
また、上りリンクにおいてRRUは、図2−19に示すよう、端末へのRBの割り当ての状況に依らず常に一定のサンプリング周波数及び量子化ビット数にしたがって無線信号をIQデータに変換する。このため、RRUからBBUへは常に一定の情報量が送信されており、RRUに帰属する無線端末が存在しない状況においても、RRUからBBUへ信号が伝送され、BBU−RRU間の帯域を占有することになる。
下りリンクにおいても同様であり、常に一定のサンプリング周波数及び量子化ビット数にしたがって無線信号をIQデータに変換するため、帰属する無線端末が存在しないRRUに対してもBBUから信号が伝送され、BBU−RRU間の帯域を占有することになる。
そこで、本発明は、このような課題を解決すべく、BBU−RRU間の帯域を有効利用できる分散型無線通信基地局システム、信号処理装置、無線装置、及び分散型無線通信基地局システムの動作方法を提供することを目的とする。
本発明では、光ファイバでRoF伝送するデータを圧縮することとした。
例えば、本発明では、無線帯域の割当状況に応じてサンプリング周波数を変更し、そのサンプリング周波数を用いてデジタルRoF伝送を行うこととした。
また、本発明は、上記課題を解決するために、無線端末への無線帯域の割当状況に応じてBBU−RRU間の無線信号の送信/停止を制御することにより、BBU−RRU間の帯域の有効利用を図ることとした。
具体的には、本発明の分散型無線通信基地局システムは、
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRU:Remote Radio Unit)に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
前記BBUと前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送する光ファイバと、
前記光ファイバでRoF伝送するデータを圧縮する圧縮機能と、
を備える。
また、本発明に係る信号処理装置及び無線装置は、前記分散型無線通信基地局システムが備えるBBU及びRRUである。
前記圧縮機能は、
前記光ファイバでRoF伝送する光信号のサンプリング周波数を、前記無線信号の割当状況に応じて所定値から変更するサンプリング周波数変更機能と、
前記光ファイバから前記光信号を受信した際にサンプリング周波数を前記所定値に復元するとともに、サンプリング周波数の復元時に発生する折り返し信号を除去するサンプリング周波数復元機能と、
を備えていてもよい。
本発明は、無線帯域の割当状況に応じてサンプリング周波数を減少するため、BBU−RRU間で必要な帯域を減少できる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記サンプリング周波数変更機能は、前記無線信号の割当帯域に応じて減少させることができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記サンプリング周波数変更機能は、前記折り返し信号が前記無線信号に与える信号品質劣化が許容値以下となる範囲のサンプリング周波数に減少させることができる。
前記光ファイバは、1つの前記BBUと複数の前記RRUを接続するPON(Passive Optical Network)システムである。
本分散型無線通信基地局システムは、一つのBBUと複数のRRU間をPONシステムで接続する事により、光ファイバ伝送路の設置/運用コストを削減するとともに、光ファイバ伝送路の共有による統計多重効果を得る事により帯域利用効率を向上することができる。
前記圧縮機能は、前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の無信号区間を検出して前記無信号区間のRoF伝送を停止する送信可否機能を備えることを特徴とする。
有してもよい。
本発明では、BBU及びRRUが、無線端末への無線帯域の割当状況に応じて無線信号の送信及び非送信の状態を切り替える。無信号データに該当する無信号区間を検出し、無信号区間の送信を停止するため、BBU−RRU間で伝送される帯域を削減することができる。従って、本発明は、BBU−RRU間の帯域を有効利用できる分散型無線通信基地局システム、信号処理装置、無線装置、及び分散型無線通信基地局システムの動作方法を提供することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記送信可否機能は、前記伝送信号を前記光ファイバから受信し始めた際に前記伝送信号に前記無信号区間を復元することを特徴とする。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記送信可否機能は、送信側で前記伝送信号の前記無信号区間を検出することを特徴とする。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記送信可否機能は、前記基地局が前記無線端末との通信に設定する無線帯域情報に基づいて前記RRUから前記BBUへの前記伝送信号の前記無信号区間を検出し、前記BBUが前記RRUへ前記無信号区間のRoF伝送の停止を指示することを特徴とする。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムは、
前記光ファイバが、1つの前記BBUと複数の前記RRUを接続するPONシステムであり、
前記PONシステムの前記BBU側にあり、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLT(Optical Line Terminal)機能と、
前記PONシステムの前記RRU側にあり、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記OLT機能から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONU(Optical Network Unit)機能と、
をさらに備えることを特徴とする。
本分散型無線通信基地局システムは、一つのBBUと複数のRRU間をPONシステムで接続する事により、光ファイバ伝送路の設置/運用コストを削減するとともに、光ファイバ伝送路の共有による統計多重効果を得る事により帯域利用効率を向上することができる。
具体的には、本発明の分散型無線通信基地局システムの動作方法は、
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能がBBUとRRUに分割されている分散型無線通信基地局の動作方法であって、
前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送する際に、
前記光ファイバでRoF伝送するデータを圧縮する圧縮手順を行う。
本発明の分散型無線通信基地局システムの動作方法では、
前記圧縮手順は、
前記光ファイバでRoF伝送する光信号のサンプリング周波数を前記無線信号の割当状況に応じて減少させるサンプリング周波数変更手順と、
前記光ファイバから前記光信号を受信した際にサンプリング周波数を前記所定値に復元するとともに、サンプリング周波数の復元時に発生する折り返し信号を除去するサンプリング周波数復元するサンプリング周波数復元手順と、
を行ってもよい。
本発明の分散型無線通信基地局システムの動作方法では、
前記圧縮手順は、
前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の無信号区間を検出して前記無信号区間のRoF伝送を停止してもよい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、BBU−RRU間の帯域を有効利用できる分散型無線通信基地局システム、信号処理装置、無線装置、及び分散型無線通信基地局システムの動作方法を提供することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムを説明する図である。 本発明に係る無線装置を説明する図である。 本発明に係る信号処理装置を説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムを説明する図である。 本発明に係る信号処理装置のアダプタを説明する図である。 本発明に係る無線装置のアダプタを説明する図である。 本発明に係る無線装置を説明する図である。 本発明に係る信号処理装置を説明する図である。 実施形態2−1に係る無線装置を説明する図である。 実施形態2−1に係る信号処理装置を説明する図である。 実施形態2−1に係る無線装置の動作方法を説明する図である。 サンプリング周波数の決定表の一例を示す図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムの下りリンクにおける動作方法を説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムの上りリンクにおける動作方法を説明する図である。 実施形態2−2に係る無線装置を説明する図である。 実施形態2−1に係る無線装置が有するフィルタバンク(下り)を説明する図である。 実施形態2−1に係る無線装置が有するフィルタバンク(上り)を説明する図である。 実施形態2−2に係る信号処理装置を説明する図である。 実施形態2−2に係る無線装置の動作方法を説明する図である。 サンプリング周波数の候補の一例を示す。 実施形態2−2に係る無線装置が有するフィルタバンク(下り)を説明する図2−である。 実施形態2−2に係る無線装置が有するフィルタバンク(上り)を説明する図である。 本発明に関連する分散型無線通信基地局システムを説明する図である。 本発明に関連する無線装置を説明する図である。 本発明に関連する信号処理装置を説明する図である。 LTEシステムの無線帯域割当手法を説明する図である。 本発明に関連する分散型無線通信基地局システムの動作を説明する図である。 本発明に係る無線装置を説明する図である。 本発明に係る信号処理装置を説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムの動作を説明する図である。 本発明に係る無線装置を説明する図である。 本発明に係る無線装置を説明する図である。 本発明に係る信号処理装置を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態に係る発明は、一つのBBUと複数のRRU間をPONシステムで接続することにより、光ファイバ伝送路の設置/運用コストを削減するとともに、光ファイバ伝送路の共有による統計多重効果を得ることにより帯域利用効率を向上することとした。
具体的には、本発明に係る分散型無線通信基地局システムは、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と複数の無線装置(RRU:Remote Radio Unit)に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
1つの前記BBUと複数の前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送するPON(Passive Optical Network)システムと、
前記PONシステムの前記BBU側にあり、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLT(Optical Line Terminal)機能と、
前記PONシステムの前記RRU側にあり、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記OLT機能から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONU(Optical Network Unit)機能と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る分散型無線通信基地局システムの動作方法は、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つのBBUと複数のRRUに分割されている分散型無線通信基地局の動作方法であって、
1つの前記BBUと複数の前記RRUとをPONシステムで接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送し、
前記PONシステムの前記BBU側にあるOLT機能が、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御し、
前記PONシステムの前記RRU側にあるONU機能が、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記OLT機能から指示されたタイミングで上り光信号を送信する
ことを特徴とする。
また、本発明に係る信号処理装置及び無線装置は、前記分散型無線通信基地局システムが備えるBBU及びRRUである。
本発明では、一つのBBUが複数のRRUを収容するために、BBU−RRU間をPONシステムにより接続する。PONの信号多重方法としては、TDM(Time Division Multiplex)、WDM(Wavelength Division Multiplex)、FDM(Frequency Division Multiplex)等が選択できる。PON構成により複数のRRU間で一つの光ファイバ伝送路を共有することにより、設置/運用コストを削減することが可能になり、さらに複数RRU間での協調動作が可能となる。また、あるBBU−RRU間リンクでデータを伝送する必要がない場合は、そのRRUの帯域を他のRRUに動的に割り当てて使用することにより、統計多重効果による光アクセス区間の帯域利用効率の向上を実現することができる。
従って、本発明は、設置/運用コストを低減でき、光アクセス区間の帯域利用効率を高めることができる分散型無線通信基地局システム、信号処理装置、無線装置、及び分散型無線通信基地局システムの動作方法を提供することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムは、前記BBUが前記OLT機能を含み、前記RRUが前記ONU機能を含むことができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記OLT機能は、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換する第一アダプタ、及び前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLTで実現され、前記BBUと前記PONシステムとの間に前記BBU側から前記第一アダプタ、前記OLTの順に接続され、
前記ONU機能は、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換する第二アダプタ、及び前記OLT機能から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONUで実現され、前記RRUと前記PONシステムとの間に前記RRU側から前記第二アダプタ、前記ONUの順に接続される
こととしてもよい。
第一アダプタ及び第二アダプタを用いることで、既存のBBU、RRU、OLT、ONUを利用して本発明に係る分散型無線通信基地局システムを構成することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記ONU機能は、前記携帯端末からの無線信号量を前記OLT機能へ送信し、
前記OLT機能は、収集した前記無線信号量から前記RRU毎に上り光信号の送信時刻及び時間を計算して前記ONU機能に通知し、前記ONU機能に前記送信時刻及び時間に上り光信号を送信させることを特徴とする。本構成で光アクセス区間の帯域利用効率を高めることができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記BBU及び前記RRUは、前記BBUと前記RRUとの相互間で伝送するデータを圧縮して前記PONシステムで伝送する圧縮機能を有することを特徴とする。データを圧縮することで光アクセス区間の帯域利用効率をさらに高めることができる。
(実施形態1−1)
図1−1は、本実施形態の分散型無線通信基地局システム301を説明する図である。
分散型無線通信基地局システム301は、無線端末101と無線信号を送受信する基地局の機能が1つのBBU110と複数のRRU120に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
1つのBBU110と複数のRRU120とを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送するPONシステム130と、
PONシステム130のBBU110側にあり、BBU110で扱う信号形式とPONシステム130で伝送可能な信号形式とを相互変換し、PONシステム130での光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLT機能140と、
PONシステム130のRRU120側にあり、RRU120で扱う信号形式とPONシステム130で伝送可能な信号形式とを相互変換し、OLT機能140から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONU機能150と、
を備えることを特徴とする。
また、分散型無線通信基地局システム301は、BBU110がOLT機能140を含み、RRU120がONU機能150を含む。
図1−1では従来技術と異なり、BBU110にOLT機能140を付加し、またRRU120にONU機能150を付加し、BBU−RRU間をPONシステム130で接続する。例えば、PONシステム130としてGE−PON(IEEE802.3ah)、10G−EPON(IEEE802.3av)等のTDM−PONシステムを適用する場合を考えると、OLT機能140とは、下りリンクにおいてBBU110が出力するIQデータをEthernet(登録商標)フレームにマッピングして所定のタイミングで送信する機能や、上りリンクにおいて受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを抽出する機能を含む。一方、ONU機能150とは、下りリンクにおいて受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを抽出する機能や、上りリンクにおいてRRU120が出力するIQデータをEthernet(登録商標)フレームにマッピングして所定のタイミングで送信する機能を含む。
図1−2は、分散型無線通信基地局システム301のRRU120の装置構成例である。従来技術と異なり、下りリンクの信号処理のため、受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを取り出すEthernet(登録商標)フレーム変換部61を有する。また上りリンクの信号処理のため、IQデータをEthernet(登録商標)フレーム信号に変換するEthernet(登録商標)フレーム変換部62と、送信する信号を保存するバッファ63と、上りの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部64を有する。上りの送信タイミング情報は、BBU110から通知される。ここで、Ethernet(登録商標)フレーム変換部61、Ethernet(登録商標)フレーム変換部62、バッファ63、及び送信タイミング制御部64がONU機能150である。
図1−3は、分散型無線通信基地局システム301のBBU110の装置構成例である。従来技術と異なり、下りリンクの信号処理ため、IQデータをEthernet(登録商標)フレームに変換するEthernet(登録商標)フレーム変換部71と、BBU110及びRRU120の信号送信タイミングを決定する送信タイミング決定部72と、信号を所定のタイミングで送信するための送信タイミング制御部73と、送信する信号を保存するバッファ74を有する。また上りリンクの信号処理のため、受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを取り出すEthernet(登録商標)フレーム変換部75を有する。ここで、Ethernet(登録商標)フレーム変換部71、送信タイミング決定部72、送信タイミング制御部73、バッファ74、及びEthernet(登録商標)フレーム変換部75がOLT機能140である。
なお、BBU−RRU間において、IQデータだけでなく、BBU110においてスケジューリングされる無線帯域(上り、下り双方)の割当情報やRRU120の送信可否情報等の制御情報を伝送しても良い。これら制御情報は、後述の実施形態1−4の処理等で用いられる。
(実施形態1−2)
実施形態1−2は実施形態1−1と異なり、既存のBBU/RRU/OLT/ONUを用いて本発明を実施することを可能とする。図1−4は、本実施形態の分散型無線通信基地局システム302を説明する図である。分散型無線通信基地局システム302のOLT機能140は、BBU110で扱う信号形式とPONシステム130で伝送可能な信号形式とを相互変換する第一アダプタ210、及び前記PONシステム130での光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLT220で実現され、BBU110とPONシステム130との間にBBU110側から第一アダプタ210、OLT220の順に接続され、
ONU機能150は、RRU120で扱う信号形式とPONシステム130で伝送可能な信号形式とを相互変換する第二アダプタ230、及びOLT機能140から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONU240で実現され、RRU120とPONシステム130との間にRRU120側から第二アダプタ230、ONU240の順に接続される。
分散型無線通信基地局システム302は図1−1の分散型無線通信基地局システム301と異なり、BBU110とOLT220の間およびRRU120とONU240の間にそれぞれアダプタ(210、230)を付加し、BBU−RRU間をPONシステム130で接続している。
BBU−OLT間の第一アダプタ210の機能は、BBU110が出力する下り光信号をOLT220の入力インタフェースが認識できる形式の信号へと変換する機能、及びOLT220が出力する上り信号をBBU110の入力インタフェースが認識できる形式の光信号へと変換する機能を含む。
一方、ONU−RRU間の第二アダプタ230の機能は、ONU240が出力する下り信号をRRU120の入力インタフェースが認識できる形式の光信号へと変換する機能、及びRRU120が出力する上り光信号をONU240の入力インタフェースが認識できる形式の信号へと変換する機能を含む。
第一アダプタ210の装置構成例を図1−5に示す。第一アダプタ210は、下りリンクの信号処理のため、O/E変換部76とIQデータをEthernet(登録商標)フレームに変換するEthernet(登録商標)フレーム変換部71を含み、上りリンクの信号処理のため、Ethernet(登録商標)フレームからIQデータを取り出すEthernet(登録商標)フレーム変換部75とE/O変換部77を含む。なお、図1−3の送信タイミング決定部72、送信タイミング制御部73、及びバッファ74は、図1−4のOLT220に含まれる。
従来のBBUは光信号を送受するため、第一アダプタ210はO/E変換部76及びE/O変換部77で光信号と電気信号とを変換する。そして、従来のOLTはEthernet(登録商標)フレームを認識するため、Ethernet(登録商標)フレーム変換部(71、75)でBBUが扱う形式とEthernet(登録商標)フレームとを変換する。
第二アダプタ230の装置構成例を図1−6に示す。第二アダプタ230は、下りリンクの信号処理のため、受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを取り出すEthernet(登録商標)フレーム変換部61とE/O変換部65を含み、上りリンクの信号処理のため、O/E変換部66とIQデータをEthernet(登録商標)フレームに変換するEthernet(登録商標)フレーム変換部62を含む。なお、図1−2のバッファ63、及び送信タイミング制御部64は、図1−4のONU150に含まれる。
従来のRRUは光信号を送受するため、第二アダプタ230はO/E変換部66及びE/O変換部65で光信号と電気信号とを変換する。そして、従来のONUはEthernet(登録商標)フレームを認識するため、Ethernet(登録商標)フレーム変換部(61、62)でRRUが扱う形式とEthernet(登録商標)フレームとを変換する。
(実施形態1−3)
実施形態1−3の分散型無線通信基地局システムは、動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)により、PONシステム130区間の上りリンク用の帯域を動的に各RRUへ割り当てる。本分散型無線通信基地局システムのONU機能150は、携帯端末101からの無線信号量をOLT機能140へ送信し、OLT機能140は、収集した無線信号量からRRU120毎に上り光信号の送信時刻及び時間を計算してONU機能150に通知し、ONU機能150に送信時刻及び時間に上り光信号を送信させる。
DBAは、各ONUが送信バッファ量をOLTへ送信し、OLTが収集したバッファ量から各ONUのデータ送信時刻及び時間を計算し、計算した情報を各ONUに通知し、各ONUが指定された時刻に指定された時間帯を用いてデータを送信する機能である。本分散型無線通信基地局システムはDBAの機能を備えるため、通信トラヒックの少ないBBU−RRU間に割り当てられる帯域幅を少なくし、通信トラヒックの多いBBU−RRU間に割り当てる帯域幅を多くすることができ、光アクセス区間の帯域を有効に利用できる。
(実施形態1−4)
実施形態1−4の分散型無線通信基地局システムは、BBU110及びRRU120が、BBU110とRRU120との相互間で伝送するデータを圧縮してPONシステム130で伝送する圧縮機能を有する。
本分散型無線通信基地局システムは、上りリンクにおいて、RRU120がBBU110に対して伝送する信号の情報量を削減する処理(圧縮処理)が行われる。圧縮処理により、不要な情報の伝送帯域を削減することができ、光アクセス区間の上りリンクにおける帯域利用効率を向上できる。
この圧縮処理機能は、RRU120が有しても良いし、ONU150が有しても良いし、図1−4で説明した第二アダプタ230が有しても良い。圧縮処理の一例としては、RRU120配下に無線端末101が存在しない場合に、RRU120がBBU110に対する情報送信を停止することで、余計な情報の伝送を削減することが考えられる。また、BBU110からRRU120に対して送信可否を通知する制御情報等を送ることで圧縮処理を実現しても良い。さらに、BBU110からRRU120に対してスケジューリング情報を基に無線帯域の割当情報を送信し、この無線帯域割当情報を基にRRU120が送信可否を決定しても良い。
また、本分散型無線通信基地局システムは、下りリンクにおいて、BBU110がRRU120に対する圧縮処理を行っても良い。この圧縮処理機能は、BBU110が有しても良いし、OLT220が有しても良いし、あるいは図1−4で説明した第一アダプタ210が有しても良い。これにより、光アクセス区間の下りリンクにおける帯域利用効率を向上することができる。
また、圧縮処理により削減された情報量を元の情報量に戻す処理(伸長処理)を行っても良い。つまり、BBU110で圧縮処理を行う際はRRU120で伸長処理を行い、RRU120で圧縮処理を行う際はBBU110で伸長処理を行う。ただし、BBU110の変復調部43が、圧縮された信号を認識できるよう作成されているのであれば、BBU110に伸長機能を付加する必要はない。また、送信側のBBU110またはRRU120が送信制御を行うことで圧縮処理を実現する場合、受信側のRRU120またはBBU110が信号を受信しない場合にその後の信号伝送を停止するよう設定されていれば、受信側で伸長処理を行う必要は無い。
図1−7は、実施形態1−4のRRU120の装置構成例である。図1−2のRRU120と異なり、下りリンクにおいて、伸長処理を行う伸長部82と、上りリンクにおいて、圧縮処理を行う圧縮部81を有する。これらの制御は、BBU110から送信される無線帯域割当情報等の制御情報に基づき実施される。
図1−8は、実施形態1−4のBBU110の装置構成例である。図1−3のBBU110と異なり、下りリンクにおいて、圧縮処理を行う圧縮部83と、上りリンクにおいて、伸長処理を行う伸長部84を有する。またRRU120で圧縮処理及び伸長処理を行うための無線帯域割当情報は、BBU−RRU間の制御情報に付加して送信しているが、Ethernet(登録商標)フレームとして送信することもできるし、別の制御チャネルを用意して送信することもできる。
これら圧縮処理の制御周期は任意に設定しても良い。LTEシステムを例に取ると、シンボル周期ごとでも、リソースブロック(RB)に合わせた0.5msごとでも、スケジューリング周期に合わせた1msごとでも良い。
このような圧縮処理は、実施形態1−3で説明したDBAと組み合わせても良い。
(効果)
実施形態1−1〜1−4で説明した分散型無線通信基地局システムは、BBUと複数のRRU間をPONシステムにより接続し、光ファイバ伝送路を複数のRRU間で共有することにより、設置/運用コストを削減することができる。また、動的な帯域割当や信号圧縮処理機能により、光アクセス区間の帯域利用効率の向上が見込める。
(実施形態2)
本発明の分散型無線通信基地局システムは、
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRU:Remote Radio Unit)に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
前記BBUと前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送する光ファイバと、
前記光ファイバでRoF伝送する光信号のサンプリング周波数を、前記無線信号の割当状況に応じて所定値から変更するサンプリング周波数変更機能と、
前記光ファイバから前記光信号を受信した際にサンプリング周波数を前記所定値に復元するとともに、サンプリング周波数の復元時に発生する折り返し信号を除去するサンプリング周波数復元機能と、
を備える。
本実施形態に係るRRU120は、実施形態1で説明した圧縮部82及び伸長部81に代えてサンプリング周波数変換部(上り)214及びサンプリング周波数(下り)復元部211を備える。本実施形態に係るBBU110は、実施形態1で説明した圧縮部83及び伸長部84に代えてサンプリング周波数変換部(下り)216及びサンプリング周波数(上り)復元部217を備える。
(実施形態2−1)
本発明適用時のRRUの装置構成例を図2−1に示す。RRU120は上りリンクの信号処理のために、無線信号の送/受信を行うアンテナ11と、送信/受信を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理で扱える電力まで増幅する増幅器21と、無線信号をダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(上り)24と、下りリンクの制御信号から設定すべきサンプリング周波数fの値を取り出すサンプリング周波数情報(上り)抽出部123と、サンプリング周波数fを変更するサンプリング周波数変換部(上り)214と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。
またRRU120は下りリンクの信号処理のために、BBU110から受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換部31と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部32と、下りリンクの制御信号から設定すべきサンプリング周波数fの値を取り出すサンプリング周波数情報(下り)抽出部212と、取り出された情報を基にBBU110で変換されたサンプリング周波数fを元の値に戻すサンプリング周波数(下り)復元部211と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(下り)33と、IQデータをアナログ信号に変換するD/A変換部34と、アナログ信号をアップコンバートするアップコンバート部35と、無線信号の電力を増幅する増幅器36を有する。
関連技術のRRU120との違いは、BBU110から受信した制御信号より設定すべき上りのサンプリング周波数fの値を取り出すサンプリング周波数情報(上り)抽出部213と、受信した制御信号よりBBU110より受信したIQデータのサンプリング周波数fがいくつに設定されているかの情報を取り出すサンプリング周波数情報(下り)抽出部212と、BBU110から受信したIQデータのサンプリング周波数を元の値に戻すサンプリング周波数(下り)復元部71と、A/D変換によりサンプリングされた無線変調信号のサンプリング周波数fをBBU110から指定された値に変換するサンプリング周波数(上り)変換部214を有する点である。
また、ベースバンドフィルタ33及び24のフィルタの形状は、サンプリング周波数に応じて変更される。サンプリング周波数変換は、入力されるビット系列のデータを間引く等して、実現される。一方サンプリング周波数復元部211は、入力されるビット系列のデータに対して0を補完する等して実現される。他にもサンプリング周波数変換は、デシメーションフィルタを用いてLPF(Low Pass Filter)にかけながらダウンサンプリングする事や、複数ビットを平均化または加算して1ビットに変換してダウンサンプリングする事でも実現できる。
本発明適用時のBBUの装置構成例を図2−2に示す。BBU110は、上りリンクの信号処理のため、光ファイバで伝送された光信号を電気信号に変換するO/E変換部41と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部42と、RRU120で変更されたIQデータのサンプリング周波数fを元に戻すサンプリング周波数(上り)復元部217と、IQデータに対して復調を行う変復調部43を有する。
またBBU110は下りリンクの信号処理のため、変調信号のIQデータを出力する変復調部43と、上り及び下りの無線帯域割当情報を基に上り及び下りのサンプリング周波数fを決定するサンプリング周波数(上り、下り)決定部215と、決定されたサンプリング周波数fとその他制御情報を多重して制御信号を作成する制御信号作成部50と、IQデータのサンプリング周波数fをサンプリング周波数(上り、下り)決定部215で決定された値に変換するサンプリング周波数(下り)変換部216と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部51と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部52を有する。
関連技術との違いは、無線帯域割当情報を基に上り及び下りのサンプリング周波数fを決定するサンプリング周波数(上り、下り)決定部215と、決定されたサンプリング周波数fとその他制御情報を多重して制御信号を作成する制御信号作成部50と、IQデータのサンプリング周波数fをサンプリング周波数(下り)決定部215で決定された値に変換するサンプリング周波数(下り)変換部216と、RRU120から受信したIQデータのサンプリング周波数fを元に戻すサンプリング周波数(上り)復元部217を有する点である。
図2−3に本発明適用時の上りリンクにおけるRRUの動作例を示す。サンプリング周波数fが制御周期tcycごとに変動している事がわかる。ここでfsys,i(i=1,2,..)は帯域幅を表わし、fs,i(i=1,2,..)はfsys,iごとに決められたサンプリング周波数を表わす。LTEとCPRIを例に取ると、fsys,1=20MHz、fsys,2=15MHz、fsys,3=10MHz、fsys,1=5MHz、fs,1=30.72MHz、fs,2=23.04MHz、fs,3=15.36MHzであり、tcyc=71.4μsである。本実施形態では、割り当てられている無線帯域fの範囲に応じてサンプリング周波数fを決定する。例えば、図2−4に示すように、割り当てられている無線帯域がfsys,2におさまっていればサンプリング周波数fがfs,2に設定され、割り当てられている無線帯域がfsys,3におさまっていればサンプリング周波数fがfs,3に設定されている。これらfsys,iやfs,i(i=1,2、3、、、)の値は、本発明実施による無線信号の品質劣化が許容値以下におさまるよう設定される。許容値は、例えば非特許文献2に記載の値である。
図2−5に本発明適用時の下りリンクの動作例を示す。図2−5では、BBU110のサンプリング周波数(下り)変換部216でサンプリング周波数fを1/4にする。このため、RRU120のサンプリング周波数(下り)復元部211でfを4倍以上にアップサンプリングをしてfを元の値に戻した信号を周波数領域で表現すると、折り返しが発生している。そこでこの折り返し信号に対して、RRU120のベースバンドフィルタ部(下り)33でフィルタリング処理をかける事で、所望信号成分だけを取り出す事ができる。
図2−6に本発明適用時の上りリンクの動作例を示す。図2−6では、受信した無線信号に対してRRU120のベースバンドフィルタ部(上り)24でフィルタリング処理を行う事により、他セルなどから到来する不要波の信号電力を抑圧する。その後RRU120のサンプリング周波数(上り)変換部214でサンプリング周波数fを1/4にして伝送を行う。BBU110のサンプリング周波数(上り)復元部217でサンプリング周波数fを元の値に戻した信号を周波数領域で表現すると折り返しが発生しているが、折り返し信号成分と所望信号成分が重なっていないため、関連技術と同様に変復調部43で所望信号成分を取り出して信号処理を行える。
また、RRU120のサンプリング周波数(上り)変換部214をフレーム変換部25の後段にしてBBU110のサンプリング周波数(上り)復元部217をフレーム変換部42の前段にすることもできる。同様に、BBU110のサンプリング周波数(下り)変換部216をフレーム変換部51の後段にしてRRU120のサンプリング周波数(下り)復元部211をフレーム変換部32の前段にすることもできる。したがって、既存のBBU110またはRRU120を改良する事無く、アダプタを付加する事により、提案方式を実現する事ができる。
またサンプリング周波数(下り)復元部211の機能をD/A変換部34で実現する事もできる。つまり、無線帯域割当情報に基づいて、D/A変換部34がサンプリング周波数を時々刻々と変更する事でも、提案方式を実現できる。
(実施形態2−2)
実施形態2−1では、無線帯域の使用周波数幅に合わせてサンプリング周波数を変更する。実施形態2−2では、折り返し信号成分が所望信号成分の信号品質を劣化させない範囲でサンプリング周波数を低減することで、実施形態2−1よりもサンプリング周波数を低減して送信情報量を削減する。
本発明適用時のRRUの装置構成例を図2−7に示す。
RRU120は上りリンクの信号処理のために、無線信号の送/受信を行うアンテナ11と、送信/受信を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理で扱える電力まで増幅する増幅器21と、無線信号をダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うフィルタバンク部(上り)224と、サンプリング周波数fを変更するサンプリング周波数変換部(上り)214と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。
またRRU120は下りリンクの信号処理のために、BBU110から受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換部31と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部32と、制御信号から無線帯域割当情報を取り出す無線帯域割当情報(下り)抽出部212及び無線帯域割当情報(上り)抽出部213と、取り出された情報を基に設定すべきサンプリング周波数fを決定するサンプリング周波数(下り)決定部221及びサンプリング周波数(上り)決定部222と、BBU110で変換されたサンプリング周波数fを元の値に戻すサンプリング周波数(下り)復元部211と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うフィルタバンク部(下り)223と、IQデータをアナログ信号に変換するD/A変換部34と、アナログ信号をアップコンバートするアップコンバート部35と、無線信号の電力を増幅する増幅器36を有する。
サンプリング周波数変換は、入力されるビット系列のデータを間引く等して、実現される。一方サンプリング周波数(下り)復元部211は、入力されるビット系列のデータに対して0を補完する等して実現される。他にもサンプリング周波数変換は、デシメーションフィルタを用いてLPF(Low Pass Filter)にかけながらダウンサンプリングする事や、複数ビットを平均化または加算して1ビットに変換してダウンサンプリングする事でも実現できる。
図2−8及び図2−9にフィルタバンク部の構成例を示す。フィルタバンク部223は、無線帯域割当情報(下り)抽出部212から受信した無線帯域割当情報を基に、必要周波数成分の信号だけを取り出すようなフィルタ係数をフィルタ係数決定部2232で算出し、各フィルタ2231のフィルタ係数を変更する。フィルタバンク部224も同様である。
またフィルタバンク部223及び224の構成はこれに限らず、サンプリング周波数変換/復元とフィルタを組み合わせたポリフェーズフィルタも使用可能である。またフィルタバンク部は、入力した信号をFFT等により周波数領域の信号に変換し、周波数領域でフィルタリング処理を行い、出力の前にIFFT等により時間領域の信号に戻しても良い。
関連技術と違い、RRU120は無線帯域割当情報を受信する。RRU120はその情報を基に、上りのサンプリング周波数fをいくつに設定すれば良いか決定してfを変更し、下りで受信されるIQデータのfがいくつに設定されているかを導出して元の値に戻す。またRRU120は、無線帯域割当情報を基に、所望信号成分だけを取り出せるようにフィルタ係数を決定してIQデータに対してフィルタリング処理を行う。
本発明適用時のBBU110の装置構成例を図2−10に示す。BBU110は上りリンクの信号処理のため、光信号を電気信号に変換するO/E変換部41と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部42と、RRU120で変更されたIQデータのサンプリング周波数fを元に戻すサンプリング周波数(上り)復元部217と、IQデータに対して復調を行う変復調部43を有する。
またBBU110は下りリンクの信号処理のため、変調信号のIQデータを出力する変復調部43と、上り及び下りの無線帯域割当情報を基に上り及び下りのサンプリング周波数fを決定するサンプリング周波数(上り、下り)決定部215と、無線帯域割当情報とその他制御情報を多重して制御信号を作成する制御信号作成部50と、IQデータのサンプリング周波数fをサンプリング周波数(上り、下り)決定部215で決定された値に変換するサンプリング周波数(下り)変換部216と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部51と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部52を有する。
関連技術と違い、BBU110は、無線帯域割当情報(下り)を基に、折り返し信号成分が所望信号成分に与える信号品質劣化が許容値以下となる最小のサンプリング周波数fを下りリンクについて決定して変更する。サンプリング周波数を低減して復元した際、折り返し成分が所望信号成分と重なるなどすると所望信号成分の信号品質が劣化するが、折り返し成分と所望信号成分の周波数間隔がある程度離れていれば、信号品質劣化はほとんどない。許容値は、例えば非特許文献2に記載の値である。この許容値に対してマージンを設けた値を、本発明実施時の許容値として用いても良い。またBBU110は、無線帯域割当情報(上り)を基に、RRU120より受信したIQデータのサンプリング周波数fがいくつに変更されているかを導出して、fを元の値に戻す。また制御情報として無線帯域割当情報をRRU120へ伝送する。
図2−11に本発明適用時の上りリンクにおけるRRU120の動作例を示す。サンプリング周波数fが制御周期tcycごとに変動している事がわかる。ここでfs,i(i=1,2,..)は使用可能なサンプリング周波数を表わす。LTEとCPRIを例に取ると、fs,1=30.72MHz、fs,2=23.04MHz、fs,3=15.36MHz、fs,4=7.68MHz…であり、tcyc=71.4μsである。本実施形態では、図2−12に示すようなサンプリング周波数の候補を複数用意し、サンプリング周波数決定部222で折り返し信号成分が所望信号成分に対して与える信号品質劣化が許容値以下となる最小のサンプリング周波数fをfs,iの中から求め、変更している。また、変換されるサンプリング周波数の候補は、これに限らない。
ここで、BBU110及びRRU120において決定するサンプリング周波数fは任意である。折り返し信号成分と所望信号成分が重ならない範囲でサンプリング周波数を決定しても良いし、例えば、折り返し信号成分と所望信号成分の周波数間隔がfth以上離れているよう、サンプリング周波数を決定しても良い。ここで、折り返し信号成分と所望信号成分が周波数間隔f離れて存在すると仮定する。フィルタには通過域/遷移域/阻止域が存在するが、フィルタリング処理で所望信号成分を取り出す際、遷移域の周波数帯域幅がft以下であれば、折り返し信号成分の電力を阻止域で抑圧できる。遷移域の周波数帯域幅がf以上であれば、フィルタリング処理で取り出した所望信号成分に、折り返し信号成分の電力が抑圧されずに含まれてしまう。したがってfthを、フィルタのfを考慮して、所望信号成分に劣化がないよう決定しても良い。
図2−13に本発明適用時の下りリンクの動作例を示す。図2−13では、BBU110のサンプリング周波数(下り)変換部216でfを1/4にする。このため、RRU120のサンプリング周波数(下り)復元部211でfを4倍以上にアップサンプリングをしてfを元の値に戻した信号を周波数領域で表現すると、折り返しが発生している。そこでこの折り返し信号に対して、RRU120のフィルタバンク部223(下り)でフィルタリング処理をかける事で、所望信号成分だけを取り出す事ができる。
図2−14に本発明適用時の上りリンクの動作例を示す。図2−14では、受信した無線信号に対してRRU120のフィルタバンク部(上り)224でフィルタリング処理を行う事により、不要波の信号電力を抑圧する。その後RRU120のサンプリング周波数(上り)変換部214でfを1/4にして伝送を行う。BBU110のサンプリング周波数(上り)復元部217でfを4倍以上にアップサンプリングをしてfを元の値に戻した信号を周波数領域で表現すると折り返し信号が発生しているが、折り返し信号成分と所望信号成分が重なっていないため、関連技術と同様に変復調部43で所望信号成分を取り出して信号処理を行える。
また、既存のBBUまたはRRUを改良する事無く、アダプタを付加する事により、提案方式を実現する事もできる。
またサンプリング周波数変換部の機能をD/A変換部で実現する事もできる。つまり、無線帯域割当情報に基づいて、D/A変換部がサンプリング周波数を時々刻々と変更する事でも、提案方式を実現できる。
(実施形態3)
本実施形態の分散型無線通信基地局システムは、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能がBBUとRRUに分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
前記BBUと前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送する光ファイバと、
前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の無信号区間を検出して前記無信号区間のRoF伝送を停止する送信可否機能と、
を備える。
本実施形態に係るRRU120は、実施形態1で説明した圧縮部82及び伸長部81に代えて送信制御部23a及び送信制御部23eを備える。本実施形態に係るBBUは、実施形態1で説明した圧縮部83及び伸長部84に代えてフレーム変換部51及びフレーム変換部42を備える。
(実施形態3−1)
なお、図2−15のようにBBU110と複数のRRU120との間をPONシステム130で接続する場合、本実施形態の分散型無線通信基地局システムは、1つのBBU110と複数のRRU120とを接続し、BBU110とRRU120との間を光信号でRoF伝送するPONシステム130と、
PONシステム130のBBU側にあり、BBU110で扱う信号形式とPONシステム130で伝送可能な信号形式とを相互変換し、PONシステム130での光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLT機能140と、
PONシステム130の前記RRU側にあり、RRU120で扱う信号形式とPONシステム130で伝送可能な信号形式とを相互変換し、OLT機能140から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONU機能150と、
を備える。
例えば、PONシステム130としてGE−PON(IEEE802.3ah)、10G−EPON(IEEE802.3av)等のTDM−PONシステムを適用する場合を考えると、OLT機能140とは、下りリンクにおいてBBU110が出力するIQデータをEthernet(登録商標)フレームにマッピングして所定のタイミングで送信する機能や、上りリンクにおいて受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを抽出する機能を含む。一方、ONU機能150とは、下りリンクにおいて受信したEthernet(登録商標)フレームからIQデータを抽出する機能や、上りリンクにおいてRRU120が出力するIQデータをEthernet(登録商標)フレームにマッピングして所定のタイミングで送信する機能を含む。
なお、図2−15では、BBU110がOLT機能140を有し、RRU120がONU機能150を有する分散型無線通信基地局システムを説明したが、既存のBBU/RRU/OLT/ONUを用いて本実施形態を実施してもよい。この場合、BBU110とOLT140の間およびRRU120とONU150の間にそれぞれアダプタ(不図示)で接続し、OLT−ONU間をPONシステム130で接続することになる。
BBU−OLT間のアダプタの機能は、BBU110が出力する下り光信号をOLT140の入力インタフェースが認識できる形式の信号へと変換する機能、及びOLT140が出力する上り信号をBBU110の入力インタフェースが認識できる形式の光信号へと変換する機能を含む。
一方、ONU−RRU間のアダプタの機能は、ONU150が出力する下り信号をRRU120の入力インタフェースが認識できる形式の光信号へと変換する機能、及びRRU120が出力する上り光信号をONU150の入力インタフェースが認識できる形式の信号へと変換する機能を含む。
本実施形態は、無線帯域割当情報から上りリンクの無信号区間を検出する。このため、送信可否機能は、基地局が無線端末との通信に設定する無線帯域情報に基づいてRRUからBBUへの伝送信号の無信号区間を検出し、BBUがRRUへ無信号区間のRoF伝送の停止を指示する。
BBUは、無線帯域割当情報を確認し、ある時間区間において上りリンクの無線帯域が割り当てられていなければ無信号区間と判断し、RRUに対してその区間の送信停止命令を出すことで、RRUからBBUへ送信するデータの情報量を削減する。
図3−1は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムが備えるRRUの装置構成例を説明する図である。
RRUは、上りリンクのために、無線信号の送信/受信を行うアンテナ11と、送受信号を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理で扱える電力まで増幅する増幅器21と、無線信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、入力される送信命令または送信停止命令に応じてIQデータの出力を制御する送信制御部23aと、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(上り)24と、IQデータとBBU−RRU間の制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。
RRUは、下りリンクのために、BBUから受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換部31と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部32と、制御信号から送信可否情報を抽出する送信可否情報抽出部23bと、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(下り)33と、IQデータをアナログ信号に変換するD/A変換部34と、アナログ信号をアップコンバートするアップコンバート部35と、無線信号の電力を増幅する増幅器36を有する。送信制御部23a及び送信可否情報抽出部23bがRRU側の送信可否機能である。
関連技術のRRUとの違いは、RRUが、BBUから受信したBBU−RRU間の制御信号に含まれる送信可否情報を基に、上りリンクの信号伝送を行うか否かを制御する点である。すなわち、BBU側で上りリンクの帯域を制御することができる。
図3−2は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムが備えるBBUの装置構成例を説明する図である。BBUの上りリンクの構成は、関連技術と同じである。
BBUは、下りリンクのため、変調信号のIQデータを出力する変復調部43と、BBUにおいてスケジューリングされる上りリンクの無線帯域割当情報を基に上りリンクの無線信号をRRUからBBUへ伝送する必要があるか否かを判断する送信可否決定部51aと、決定された送信可否情報とIQデータとBBU−RRU間の制御信号を多重するフレーム変換部51と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部52を有する。送信可否決定部51aがBBU側の送信可否機能である。
関連技術のBBUとの違いは、BBUが無線帯域割当情報を基に、RRUに対して送信可否情報を送信する点である。例えば送信可否決定部51aは、上りリンクで端末に割り当てられている無線帯域が存在しない時間区間においては送信不可と判断し、それ以外の時間区間においては送信可能と判断する。
図3−3は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムの動作を説明する図である。図3−3(a)は、無線端末からRRUに到着した無線信号のイメージである。図3−3(b)は、A/D変換部23で無線信号をA/D変換したときのイメージである。このように、無線端末から無線信号が到着しない時間(無信号区間)が存在する。RRUは、BBUから送信される送信可否情報に基づいて無信号区間の存在を認識し、当該時間のデジタルデータの送出を停止する。このように、RRUは、無線帯域が無線端末に対して割り当てられていない時間区間において、信号送信を停止している。
なお、受信側の送信可否機能は、上り方向通信であればBBUのフレーム変換部42が、信号送信が停止している時間のデジタルデータをゼロビットの連続とすることで伝送信号に無信号区間を復元することができる。
本実施形態では、BBUが送信可否決定部51aを備え、RRUが送信可否決定部51aからの送信可否情報を抽出する構成を説明したが、RRUが送信可否決定部を備え、BBUがRRUに対して無線帯域割当情報を送り、送信可否をRRU側で判断しても良い。
(実施形態3−2)
本実施形態は、RRUが上りリンクの無信号区間を検出する。すなわち、送信可否機能は、送信側で伝送信号の無信号区間を検出する。
RRUは、アンテナで受信した無線信号の電力値を測定し、その電力値が閾値以下であれば、無線信号が存在しないと判断し、BBUへの信号送信を行わない。本実施形態は、実施形態3−1と異なり、BBUからRRUに対して送信可否命令を送る必要がない。
本実施形態のBBUは、図2−17のBBUの構成と同じである。
図3−4は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムが備えるRRUの装置構成例を説明する図である。RRUの下りリンクの構成は、関連技術と同じである。
RRUは、上りリンクのために、無線信号の送信/受信を行うアンテナ11と、送信/受信を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理で扱える電力まで増幅する増幅器21と、無線信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、ダウンコンバートされた信号から電力を測定する電力測定部23cと、電力測定部23cで測定された電力値を基に送信停止命令または送信命令を出す送信可否決定部23dと、入力される送信命令または送信停止命令に応じてIQデータの出力を制御する送信制御部23aと、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(上り)24と、IQデータとBBU−RRU間の制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。送信制御部23a、電力測定部23c及び送信可否決定部23dが本実施形態の送信可否機能である。
本実施形態のRRUと関連技術のRRUとの違いは、受信した無線信号の電力値に応じて送信制御を行う点である。例えば送信可否決定部23cは、測定された電力値を閾値と比較し、測定された電力値が閾値以下なら送信停止命令を出し、測定された電力値が閾値以上なら送信命令を出す。電力測定部23cは、例えば、Received Signal Strength Indication(RSSI)を測定する無線機器の回路を利用してもよい。
また、送信制御部23aは図3−4の位置に限らず、ベースバンドフィルタ部(上り)24の後段や、フレーム変換部25の後段に配置することもできる。
また、送信制御部23aの機能をD/A変換部23で実現することもできる。つまり、D/A変換部23が送信停止命令を受けた時点だけサンプリングを行わないとすることで、無信号区間の送信停止を実現できる。
送信可否機能の制御周期は任意に設定しても良い。LTEシステムを例に取ると、シンボル周期ごとでも、RBに合わせて0.5msごとでも、スケジューリング周期に合わせて1msごとでも良い。
(実施形態3−3)
本実施形態は、BBUが下りリンクの無信号区間を検出する。すなわち、送信可否機能は、送信側で伝送信号の無信号区間を検出する。
BBUは、無線帯域割当情報を確認し、ある時間区間において下りリンクの無線帯域が割り当てられていなければ、無信号区間と判断し、変復調部から出力されたIQデータの送信を停止する。
図3−6は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムが備えるBBUの装置構成例を説明する図である。BBUの上りリンクの構成は、関連技術と同じである。
BBUは、下りリンクのため、変調信号のIQデータを出力する変復調部43と、BBUにおいてスケジューリングされる上りリンクの無線帯域割当情報を基に上りリンクの無線信号をRRUからBBUへ伝送する必要があるか否かを判断する送信可否決定部51aと、入力される送信命令または送信停止命令(送信可否情報)に応じてIQデータの出力を制御する送信制御部51bと、決定された送信可否情報とIQデータとBBU−RRU間の制御信号を多重するフレーム変換部51と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部52を有する。送信可否決定部51a及び送信制御部51bが送信可否機能である。なお、図3−6において、BBUは、送信可否情報をRRUへ送信しているが、送信可否情報をRRUへ送信しなくてもよい。この場合、送信可否決定部51aは、送信可否情報をフレーム変換部51へ出力しない。
関連技術のBBUとの違いは、BBUが無線帯域割当情報を基に、IQデータの送出を許可又は停止する点である。例えば送信可否決定部51aは、下りリンクで無線端末に割り当てられている無線帯域が存在しない時間区間においては送信不可と判断し、それ以外の時間区間においては送信可能と判断する。BBUがその時間区間の送信停止命令を出すことでBBUからRRUへ送信するデータの情報量を削減することができる。
BBUが送信可否情報をRRUへ送信しない場合、本実施形態のRRUは、図2−16のRRUの構成と同じである。一方、BBUが送信可否情報をRRUへ送信する場合、本実施形態のRRUは、図3−5の構成となる。図3−5のRRUの上りリンクの構成は、関連技術と同じである。
RRUは、下りリンクのために、BBUから受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換部31と、受信信号から制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部32と、制御信号から送信可否情報を抽出する送信可否情報抽出部23bと、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(下り)33と、送信可否情報抽出部23bから入力される送信命令または送信停止命令に応じてIQデータの出力を制御する送信制御部23eと、IQデータをアナログ信号に変換するD/A変換部34と、アナログ信号をアップコンバートするアップコンバート部35と、無線信号の電力を増幅する増幅器36を有する。
関連技術のRRUとの違いは、RRUが、BBUから受信したBBU−RRU間の制御信号に含まれる送信可否情報を基に、無線端末へ無線信号を送信するか否かを制御する点である。BBUからの信号が停止しているときに無線端末へ無用な無線出力を行うことを防止することができる。なお、受信側の送信可否機能は、下り方向通信であれば送信制御部23eが、信号送信が停止している時間のデジタルデータをゼロビットの連続とすることで伝送信号に無信号区間を復元することができる。
(実施形態3−4)
実施形態3−3では、BBUが無線帯域割当情報を基に、下りリンクの信号を停止する制御を行っていた。本実施形態では、BBUが変復調部43から出力されるIQデータに基づいて、無線信号が存在するか否かを判定し、無線信号が存在しなければ下りリンクの信号を停止する制御を行う。例えば、送信可否決定部51aは、IQデータのビット系列を確認し、ビット値0が続く長さによって無線信号の有無を判定することができる。
(他の実施形態)
送信制御機能は、下りリンクにおいてBBUが有しても良いし、OLTが有しても良いし、あるいはBBUとOLTの間に付加された前述のアダプタが有しても良い。
また送信制御機能は、上りリンクにおいてRRUが有しても良いし、ONUが有しても良いし、あるいはRRUとONUの間に付加された前述のアダプタが有しても良い。
以下は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムをまとめたものである。
<課題>
関連技術では、RRUに帰属する無線端末が存在しないにもかかわらず、BBU−RRU間で常に一定の情報量が伝送されるため、BBU−RRU間の情報量増大につながる。
<解決手段>
無線帯域の割当状況に応じて、BBUまたはRRUがデータの送信を停止する事により、BBU−RRU間で伝送されるデータの情報量を削減することができる。
<効果>
本発明は、無線帯域の割当状況に応じてBBU−RRU間で伝送されるデータの情報量を削減することができるため、BBU−RRU間で必要な帯域を減少し、BBU−RRU間の伝送帯域利用効率を向上できる。
なお、本発明は前述の各実施形態に係る発明に限らない。例えば、実施形態1と2又は3の構成とを組み合わせてもよいし、実施形態1と2及び3の構成とを組み合わせてもよいし、実施形態2と3の構成を組み合わせてもよい。実施形態2と3を組み合わせる場合は、伝送信号があるか否かを判定する伝送信号検出機能を備え、伝送信号がある場合はサンプリング周波数を無線信号の割当状況に応じて変更し、伝送信号がない場合は無信号区間のRoF伝送を停止する。実施形態2と3の発明を組み合わせることで、BBU−RRU間の帯域をさらに有効利用することができる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
(実施形態1−1〜1−4における符号の説明)
11:アンテナ
12:送受切替部
21:増幅器
22:ダウンコンバート部
23:A/D変換部
24:ベースバンドフィルタ部(上り)
25:フレーム変換部
26:E/O変換部
31:O/E変換部
32:フレーム変換部
33:ベースバンドフィルタ部(下り)
34:D/A変換部
35:アップコンバート部
36:増幅器
41:O/E変換部
42:フレーム変換部
43:変復調部
51:フレーム変換部
52:E/O変換部
61:Ethernet(登録商標)フレーム変換部
62:Ethernet(登録商標)フレーム変換部
63:バッファ
64:送信タイミング制御部
65:E/O変換部
66:O/E変換部
71:Ethernet(登録商標)フレーム変換部
72:送信タイミング決定部
73:送信タイミング制御部
74:バッファ
75:Ethernet(登録商標)フレーム変換部
76:O/E変換部
77:E/O変換部
81:伸長部
82:圧縮部
83:圧縮部
84:伸長部
110:BBU
120:RRU
130:PONシステム
140:OLT機能
150:ONU機能
210:第一アダプタ
220:OLT
230:第二アダプタ
240:ONU
301、302:分散型無線通信基地局システム
(実施形態2−1〜2−2における符号の説明)
11:アンテナ
31:O/E変換部
32:フレーム変換部
33:ベースバンドフィルタ部(下り)
34:D/A変換部
35:アップコンバート部
36:増幅器
12:送受切替部
21:増幅器
22:ダウンコンバート部
23:A/D変換部
24:ベースバンドフィルタ部(上り)
25:フレーム変換部
43:変復調部
50:制御信号作成部
51:フレーム変換部
52:E/O変換部
41:O/E変換部
42:フレーム変換部
110:BBU
120:RRU
130:PONシステム
140:OLT
150:ONU
211:サンプリング周波数(下り)復元部
212:サンプリング周波数情報(下り)抽出部
213:サンプリング周波数情報(上り)抽出部
214:サンプリング周波数(上り)変換部
215:サンプリング周波数(上り、下り)決定部
216:サンプリング周波数(下り)変換部
217:サンプリング周波数(上り)復元部
221:サンプリング周波数(下り)決定部
222:サンプリング周波数(上り)決定部
223:フィルタバンク部(下り)
224:フィルタバンク部(上り)
301:分散型無線通信基地局システム
2231、2241:フィルタ
2232、2242:フィルタ係数決定部
(実施形態3−1〜3−4における符号の説明)
11:アンテナ
12:送受切替部
21:増幅器
22:ダウンコンバート部
23:A/D変換部
23a:送信制御部
23b:送信可否情報抽出部
23c:電力測定部
23d:送信可否決定部
23e:送信制御部
24:ベースバンドフィルタ部(上り)
25:フレーム変換部
26:E/O変換部
31:O/E変換部
32:フレーム変換部
33:ベースバンドフィルタ部(下り)
34:D/A編幹部
35:アップコンバート部
36:増幅器
41:O/E変換部
42:フレーム変換部
43:変復調部
51:フレーム変換部
51a:送信可否決定部
51b:送信制御部
52:E/O変換部
101:携帯端末
110:BBU
120:RRU
130:PONシステム
301:分散型無線通信基地局システム
前記圧縮機能は、前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の前記無線信号の無信号区間を検出して前記無線信号の無信号区間のRoF伝送を停止する送信可否機能を備えることを特徴とする
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記送信可否機能は、前記伝送信号を前記光ファイバから受信し始めた際に前記伝送信号に前記無線信号の無信号区間を復元することを特徴とする。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記送信可否機能は、送信側で前記伝送信号の前記無線信号の無信号区間を検出することを特徴とする。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記送信可否機能は、前記基地局が前記無線端末との通信に設定する無線帯域情報に基づいて前記RRUから前記BBUへの前記伝送信号の前記無線信号の無信号区間を検出し、前記BBUが前記RRUへ前記無線信号の無信号区間のRoF伝送の停止を指示することを特徴とする。
本発明の分散型無線通信基地局システムの動作方法では、
前記圧縮手順は、
前記光ファイバでRoF伝送する光信号のサンプリング周波数を前記無線信号の割当状況に応じて減少させるサンプリング周波数変更手順と、
前記光ファイバから前記光信号を受信した際にサンプリング周波数を前記所定値に復元するとともに、サンプリング周波数の復元時に発生する折り返し信号を除去するサンプリング周波数復元手順と、
を行ってもよい。
本発明の分散型無線通信基地局システムの動作方法では、
前記圧縮手順は、
前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の前記無線信号の無信号区間を検出して前記無線信号の無信号区間のRoF伝送を停止してもよい。
図1−7は、実施形態1−4のRRU120の装置構成例である。図1−2のRRU120と異なり、下りリンクにおいて、伸長処理を行う伸長部81と、上りリンクにおいて、圧縮処理を行う圧縮部82を有する。これらの制御は、BBU110から送信される無線帯域割当情報等の制御情報に基づき実施される。
(実施形態2−1)
本発明適用時のRRUの装置構成例を図2−1に示す。RRU120は上りリンクの信号処理のために、無線信号の送/受信を行うアンテナ11と、送信/受信を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理で扱える電力まで増幅する増幅器21と、無線信号をダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(上り)24と、下りリンクの制御信号から設定すべきサンプリング周波数fの値を取り出すサンプリング周波数情報(上り)抽出部213と、サンプリング周波数fを変更するサンプリング周波数変換部(上り)214と、IQデータと制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。

Claims (15)

  1. 無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRU:Remote Radio Unit)に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
    前記BBUと前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送する光ファイバと、
    前記光ファイバでRoF伝送するデータを圧縮する圧縮機能と、
    を備えることを特徴とする分散型無線通信基地局システム。
  2. 前記圧縮機能は、
    前記光ファイバでRoF伝送する光信号のサンプリング周波数を、前記無線信号の割当状況に応じて所定値から変更するサンプリング周波数変更機能と、
    前記光ファイバから前記光信号を受信した際にサンプリング周波数を前記所定値に復元するとともに、サンプリング周波数の復元時に発生する折り返し信号を除去するサンプリング周波数復元機能と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の分散型無線通信基地局システム。
  3. 前記サンプリング周波数変更機能は、前記無線信号の割当帯域に応じて減少させることを特徴とする請求項2に記載の分散型無線通信基地局システム。
  4. 前記サンプリング周波数変更機能は、前記折り返し信号が前記無線信号に与える信号品質劣化が許容値以下となる範囲のサンプリング周波数に減少させることを特徴とする請求項2又は3に記載の分散型無線通信基地局システム。
  5. 前記光ファイバは、1つの前記BBUと複数の前記RRUを接続するPON(Passive Optical Network)システムであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システム。
  6. 前記圧縮機能は、前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の無信号区間を検出して前記無信号区間のRoF伝送を停止する送信可否機能を有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システム。
  7. 前記送信可否機能は、前記伝送信号を前記光ファイバから受信し始めた際に前記伝送信号に前記無信号区間を復元することを特徴とする請求項6に記載の分散型無線通信基地局システム。
  8. 前記送信可否機能は、送信側で前記伝送信号の前記無信号区間を検出することを特徴とする請求項6又は7に記載の分散型無線通信基地局システム。
  9. 前記送信可否機能は、前記基地局が前記無線端末との通信に設定する無線帯域情報に基づいて前記RRUから前記BBUへの前記伝送信号の前記無信号区間を検出し、前記BBUが前記RRUへ前記無信号区間のRoF伝送の停止を指示することを特徴とする請求項6又は7に記載の分散型無線通信基地局システム。
  10. 前記光ファイバは、1つの前記BBUと複数の前記RRUを接続するPON(Passive Optical Network)システムであり、
    前記PONシステムの前記BBU側にあり、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御するOLT(Optical Line Terminal)機能と、
    前記PONシステムの前記RRU側にあり、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記OLT機能から指示されたタイミングで上り光信号を送信するONU(Optical Network Unit)機能と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システム。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システムが備える信号処理装置。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システムが備える無線装置。
  13. 無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能がBBUとRRUに分割されている分散型無線通信基地局の動作方法であって、
    前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送する際に、
    前記光ファイバでRoF伝送するデータを圧縮する圧縮手順を行うことを特徴とする分散型無線通信基地局システムの動作方法。
  14. 前記圧縮手順は、
    前記光ファイバでRoF伝送する光信号のサンプリング周波数を前記無線信号の割当状況に応じて減少させるサンプリング周波数変更手順と、
    前記光ファイバから前記光信号を受信した際にサンプリング周波数を前記所定値に復元するとともに、サンプリング周波数の復元時に発生する折り返し信号を除去するサンプリング周波数復元するサンプリング周波数復元手順と、
    を行うことを特徴とする請求項13に記載の分散型無線通信基地局システムの動作方法。
  15. 前記圧縮手順は、
    前記光ファイバでRoF伝送する伝送信号の無信号区間を検出して前記無信号区間のRoF伝送を停止する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の分散型無線通信基地局システムの動作方法。
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