JP6322338B2 - 光通信システム及び光通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルRoF(Radio over Fiber)伝送技術に関する。
本願は、2015年5月19日に日本へ出願された特願2015−101839号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、セルラーシステムにおいて、セル構成の自由度を向上させるため、基地局装置の機能を信号処理部(以下、「BBU」(Base Band Unit)という。)とRF部(以下、「RRH」(Remote Radio Head)という。)に分割して、BBUとRRHを物理的に離れた構成とする事が検討されている。このような構成において、BBU−RRH間で伝送される無線信号は、RoF技術により伝送される。RoF技術は、光伝送方法により、アナログRoF技術とデジタルRoF技術に大別できる。近年では、伝送品質に優れたデジタルRoF技術の検討が盛んであり、CPRI(Common Public Radio Interface)等の標準化団体の下、仕様策定が進められている(例えば、非特許文献1参照)。また、BBU−RRH間の接続媒体として、同軸ケーブルや光ファイバ等が用いられるが、特に光ファイバによってBBU−RRH間を接続する事により伝送距離を拡大する事ができる。
以下、デジタルRoF伝送について説明する。
デジタルRoF伝送を説明するにあたり、以下の文言を定義する。
下りリンクは、BBUからRRHを介して、RRHに接続される無線端末に送信される電波の通信経路を表す。
上りリンクは、RRHに接続される無線端末からRRHを介してBBUに送信される電波の通信経路を表す。
デジタルRoF伝送の下りリンクでは、以下のような処理が行われる。BBUは、無線信号のI軸Q軸毎のデジタル信号(以下、「IQデータ」という。)を作成し、作成したIQデータを光信号に変換して、光ファイバを介して変換後の光信号をRRHに伝送する。RRHは、受信した光信号を無線信号に変換して、変換後の無線信号を無線端末に送信する。
また、デジタルRoF伝送の上りリンクでは、以下のような処理が行われる。RRHは、無線端末から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号を光信号に変換して、光ファイバを介して変換後の光信号をBBUに伝送する。BBUは、受信した光信号をIQデータに変換して信号を復調する。
図17は、デジタルRoF伝送時におけるRRH500の機能構成を表す概略ブロック図である。
RRH500は、アンテナ501、送受切替部502、増幅器503、ダウンコンバート部504、A/D(Analog/Digital)変換部505、ベースバンドフィルタ部506、フレーム化部507、E/O(Electric/Optic)変換部508、O/E(Optic/Electric)変換部509、デフレーム化部510、ベースバンドフィルタ部511、D/A(Digital/Analog)変換部512、アップコンバート部513及び増幅器514を備える。
アンテナ501は、無線信号を送受信する。送受切替部502は、アンテナ501の送受信の切り替えを行う。増幅器503は、受信された無線信号の信号電力を、信号処理ができるレベルまで増幅する。ダウンコンバート部504は、増幅された無線信号をベースバンドにダウンコンバートする。A/D変換部505は、ダウンコンバートされた無線信号(アナログ信号)をデジタル信号であるIQデータに変換する。ベースバンドフィルタ部506は、IQデータに対してフィルタリング処理を行う。フレーム化部507は、フィルタリング処理後のIQデータと、制御信号とを多重化することによってフレーム化する。E/O変換部508は、フレーム化された信号(以下、「フレーム信号」という。)(電気信号)を光信号に変換して、光ファイバ550を介して変換後の光信号をBBUに送信する。
O/E変換部509は、光ファイバ550を介して受信した光信号をフレーム信号(電気信号)に変換する。デフレーム化部510は、フレーム信号から制御信号及びIQデータを取り出す。ベースバンドフィルタ部511は、IQデータに対してフィルタリング処理を行う。D/A変換部512は、フィルタリング処理後のIQデータをアナログ信号に変換する。アップコンバート部513は、アナログ信号をアップコンバートする。増幅器514は、アナログ信号の電力を決められた送信電力まで増幅する。
図18は、デジタルRoF伝送時におけるBBU600の機能構成を表す概略ブロック図である。
BBU600は、O/E変換部601、デフレーム化部602、変復調部603、フレーム化部604及びE/O変換部605を備える。
O/E変換部601は、光ファイバ650を介して受信した光信号をフレーム信号(電気信号)に変換する。デフレーム化部602は、フレーム信号から制御信号及びIQデータを取り出す。変復調部603は、IQデータを復調することによって無線信号を復元する。また、変復調部603は、無線信号のIQデータをフレーム化部604に出力する。フレーム化部604は、IQデータと制御信号とを多重化することによってフレーム化する。E/O変換部605は、フレーム信号(電気信号)を光信号に変換して、光ファイバ650を介して変換後の光信号をRRH500に送信する。
デジタルRoF伝送は、光ファイバ区間で非常に広帯域を要する。例えば、LTE(Long Term Evolution)システムにおいて、システム帯域幅20MHzで2×2MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)の無線信号は、無線区間で最大150Mbpsである。しかし、この無線信号を15bitの量子化ビット数で伝送するには、option3(2.4576Gbps)以上のCPRIリンクが必要となる。そこで、光帯域を有効利用するため、デジタルRoF伝送への圧縮技術適用が検討されている。圧縮技術は、大別すると非可逆圧縮と可逆圧縮に分けられる。非可逆圧縮としては、サンプリング周波数の低減・量子化ビット数の低減等がある。可逆圧縮としては、線形予測符号化とエントロピー符号化の併用等がある。例えば、無線区間の伝送速度を増速する際、光区間の所要伝送帯域も増大するが、圧縮技術により光区間の所要伝送帯域を低減すれば光トランシーバを変更することなく無線区間の増速に対応可能となる。例えば、非特許文献2では、可逆圧縮技術の一つであるMPEG−4 ALS(Moving Picture Experts Group-4 Audio Lossless Coding)に関して述べている。
図19は、多重伝送時に圧縮技術を導入した場合のRRH500aの機能構成を表す概略ブロック図である。
RRH500aは、アンテナ501、送受切替部502、増幅器503、ダウンコンバート部504、A/D変換部505、ベースバンドフィルタ部506、圧縮部701、フレーム化部507a、E/O変換部508、O/E変換部509、デフレーム化部510、伸張部702、ベースバンドフィルタ部511a、D/A変換部512、アップコンバート部513及び増幅器514を備える。
圧縮部701は、フィルタリング処理後のIQデータを圧縮する。フレーム化部507aは、圧縮されたIQデータと、制御信号とを多重化することによってフレーム化する。伸張部702は、圧縮されたIQデータを解凍することによってIQデータを復元する。ベースバンドフィルタ部511aは、復元されたIQデータに対してフィルタリング処理を行う。
図20は、多重伝送時に圧縮技術を導入した場合のBBU600aの機能構成を表す概略ブロック図である。
BBU600aは、O/E変換部601、デフレーム化部602、伸張部801、変復調部603a、圧縮部802、フレーム化部604a及びE/O変換部605を備える。
伸張部801は、圧縮されたIQデータを解凍することによってIQデータを復元する。変復調部603aは、復元されたIQデータを復調することによって無線信号を復元する。また、変復調部603aは、無線信号のIQデータを圧縮部802に出力する。圧縮部802は、IQデータを圧縮する。フレーム化部604aは、圧縮されたIQデータと、制御信号とを多重化することによってフレーム化する。
圧縮技術の中には、所定のサンプル数毎に圧縮処理及び伸張処理を行うものもある。以下の説明では、圧縮処理を行う単位をフレームと記載し、所定のサンプル数をフレームサイズと記載する。例えば、線形予測符号化を用いた圧縮技術では、あるサンプル点よりも過去の数サンプル点にそれぞれ係数を乗算して乗算結果を加算した値を予測値とし、該予測値とあるサンプル点の誤差を出力する。予測の精度が高ければ、誤差信号の振幅値は0に近くなる。そのため、エントロピー符号化により出現確率の高い0付近の振幅値ほど少ないビット数で伝送すれば、光区間の所要帯域を減少できる。なお、係数は、フレーム毎に決定され、各フレームのIQデータに対して予測誤差が小さくなるよう算出される。
次に、LTE無線信号について説明する。
LTEにおける下りリンクでは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が用いられる。時間波形としては、所定サイズのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)後の信号に対してサイクリックプレフィックスを付加した信号が周期的に出力される。一方、LTEにおける上りリンクでは、DFT−S−OFDM(Discrete Fourier Transform-Spread OFDM)が用いられる。こちらの場合もOFDMと同様に、時間波形としては所定サイズのIFFT後の信号に対してサイクリックプレフィックスを付加した信号が周期的に出力される。以下の説明では、IFFT後の信号にサイクリックプレフィックスを付加したものをOFDMシンボルと記載し、下りリンクと上りリンクとで区別なく用いることとする。
LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスと拡張サイクリックプレフィックスが定義されている。ノーマルサイクリックプレフィックスの方が拡張サイクリックプレフィックスに比べてサイズが短く、周波数利用効率が高い。そのため、ノーマルサイクリックプレフィックスが通常使用されることから、以下の説明ではノーマルサイクリックプレフィックスを例に説明する。図21に、LTEにおけるタイムスロットの構成を示す。図21に示される例では、0.5ms区間に7つのOFDMシンボルが配置されている。システム帯域幅が20MHzの場合、IFFTサイズは2048であり、第1OFDMシンボルのサイクリックプレフィックス(CP1)は160ポイント、第2〜第7OFDMシンボルのサイクリックプレフィックス(CP2)は144ポイントである。したがって、OFDMシンボル長は、第1OFDMシンボルが2208ポイント、第2〜第7OFDMシンボルが2192ポイントである。このように、全てのOFDMシンボル長が同じではない。非特許文献3では、LTEフレームに関する構成が記載されている。
図22は、無線信号のI成分のデータに対してMPEG4−ALSを適用した際のフレーム毎の圧縮率を示す図である。
図22において、フレーム番号は、圧縮処理がなされたフレームの順番を表す。圧縮率は、元々のデータ量に対する圧縮後のデータ量の比である。無線信号は、OFDM変調、サブキャリア間隔15kHz、サブキャリア数1200、256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調、サイクリックプレフィックスは160サンプル(第1OFDMシンボル)又は144サンプル(第2OFDMシンボル〜第7OFDMシンボル)とした。つまり、システム帯域幅20MHzのLTE下りリンクシステムで、全ての無線帯域がデータ伝送に使用されている場合を想定した。フレームサイズは548とした。
図22において、(a)は、フレーム中に第1OFDMシンボルのみが含まれる場合の圧縮率を表す。(b)は、フレーム中に第1OFDMシンボルと第2OFDMシンボルとが含まれる場合の圧縮率を表す。(c)は、フレーム中に第2OFDMシンボルのみが含まれる場合の圧縮率を表す。(d)は、フレーム中に第2OFDMシンボルと第3OFDMシンボルとが含まれる場合の圧縮率を表す。(e)は、フレーム中に第3OFDMシンボルのみが含まれる場合の圧縮率を表す。(f)は、フレーム中に第3OFDMシンボルと第4OFDMシンボルとが含まれる場合の圧縮率を表す。(g)は、フレーム中に第4OFDMシンボルのみが含まれる場合の圧縮率を表す。(h)は、フレーム中に第4OFDMシンボルと第5OFDMシンボルとが含まれる場合の圧縮率を表す。(i)は、フレーム中に第5OFDMシンボルのみが含まれる場合の圧縮率を表す。(j)は、フレーム中に第5OFDMシンボルと第6OFDMシンボルとが含まれる場合の圧縮率を表す。
CPRI,"CPRI Specification V6.0,"Aug. 2013, http://www.cpri.info/spec.html 鎌本優, 守谷健弘, 原田登, Csaba Kos, "ロスレス・オーディオ符号化MPEG-4 ALSの高性能化," NTT技術ジャーナル, Feb. 2008 Erik Dahlman 外3名(著)、服部 武 外2名(監訳)、「3G Evolutionのすべて LTEモバイルブロード方式技術」, Dec. 2009, pp. 356, 425
図22に示されるように、複数種類のOFDMシンボルを含まないで圧縮処理が行われた場合の圧縮率は0.7未満であるが、複数種類のOFDMシンボルを含んで圧縮処理が行われた場合の圧縮率は全て0.7を超える。つまり、複数種類のOFDMシンボルを含んで圧縮処理が行われた場合、圧縮処理が1種類のOFDMシンボル内で行われた場合と比べて圧縮率が劣化する。これは、OFDMシンボル毎に周波数成分が異なり信号の性質が異なるため、予測の精度が低下したと考えられる。このように、従来の技術では、複数種類のOFDMシンボルを含んで圧縮処理が行われてしまうことによって圧縮率が劣化してしまうという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、圧縮率の劣化を低減させることができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、分割された基地局の機能を備える信号処理装置と無線装置とを備え、前記信号処理装置と前記無線装置との間においてデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送により所定サイズのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)後の信号に対してサイクリックプレフィックスが付加された周期的なシンボル系列を伝送する光通信システムであって、前記信号処理装置及び前記無線装置のそれぞれは送信部及び受信部を備え、前記送信部は、前記シンボル系列の開始位置及び前記シンボル系列を構成する各シンボルの長さに関するシンボル情報を取得し、取得した前記シンボル情報に基づいて前記シンボル系列の一部を分離して前記シンボル毎の長さを揃える第1分離部と、分離された前記シンボル系列の一部を除いた圧縮対象となるシンボルを圧縮する圧縮部と、を備え、前記受信部は、圧縮された前記シンボルを伸張して前記シンボルを復元する伸張部を備える光通信システムである。
上記の光通信システムにおいて、前記送信部は、分離された前記シンボル系列の一部を、圧縮された前記シンボルに多重する第1多重部をさらに備え、前記受信部は、多重された前記シンボル系列の一部を分離する第2分離部と、前記第2分離部によって分離された前記シンボル系列の一部と、前記伸張部によって復元された前記シンボルとを多重する第2多重部と、をさらに備えるようにしてもよい。
上記の光通信システムにおいて、前記送信部は、分離された前記シンボル系列の一部を圧縮する局所シンボル系列圧縮部をさらに備え、前記受信部は、分離された前記シンボル系列の一部を伸張する局所シンボル系列伸張部をさらに備えるようにしてもよい。
上記の光通信システムにおいて、前記第1分離部は、分離した前記シンボル系列の一部を破棄し、前記受信部は、前記第1分離部によって破棄された前記シンボル系列の一部を復元する信号復元部をさらに備えるようにしてもよい。
上記の光通信システムにおいて、前記圧縮部は、前記シンボル毎に圧縮率を測定する圧縮率測定部を備え、前記第1分離部は、測定された圧縮率の所定の統計値が最小となる前記シンボルの位置を前記開始位置として取得し、取得した前記開始位置と、前記各シンボルの長さに関する情報とを用いて前記シンボル系列の一部を分離して前記シンボル毎の長さを揃えるようにしてもよい。
上記の光通信システムにおいて、前記送信部は、下りリンク又は上りリンクのIQデータに基づいて前記開始位置を推定するシンボル情報推定部をさらに備えるようにしてもよい。
本発明の一態様は、分割された基地局の機能を備える信号処理装置と無線装置とを備え、前記信号処理装置及び前記無線装置のそれぞれは送信部及び受信部を備え、前記信号処理装置と前記無線装置との間においてデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送により所定サイズのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)後の信号に対してサイクリックプレフィックスが付加された周期的なシンボル系列を伝送する光通信システムにおける光通信方法であって、前記送信部が、前記シンボル系列の開始位置及び前記シンボル系列を構成する各シンボルの長さに関するシンボル情報を取得し、取得した前記シンボル情報に基づいて前記シンボル系列の一部を分離して前記シンボル毎の長さを揃える第1分離ステップと、前記送信部が、分離された前記シンボル系列の一部を除いた圧縮対象となるシンボルを圧縮する圧縮ステップと、前記受信部が、圧縮された前記シンボルを伸張して前記シンボルを復元する伸張ステップと、を有する光通信方法である。
本発明により、圧縮率の劣化を低減させることが可能となる。
第1実施形態におけるRRH100の機能構成を表す概略ブロック図である。 第1実施形態におけるBBU200の機能構成を表す概略ブロック図である。 第1実施形態における第1分離部の動作を説明するための図である。 RRH100に第2圧縮部を設けた場合の圧縮処理部の構成を示す概略ブロック図である。 BBU200に第2圧縮部を設けた場合の圧縮処理部の構成を示す概略ブロック図である。 RRH100に第2伸張部を設けた場合の伸張処理部の構成を示す概略ブロック図である。 BBU200に第2伸張部を設けた場合の伸張処理部の構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態におけるRRH100の上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態におけるBBU200の上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態におけるRRH100の下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態におけるBBU200の下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 RRH100に圧縮率測定部を設けた場合の圧縮部の構成を示す概略ブロック図である。 BBU200に圧縮率測定部を設けた場合の圧縮部の構成を示す概略ブロック図である。 RRH100にOFDMシンボル情報推定部を設けた場合の圧縮処理部の構成を示す概略ブロック図である。 BBU200にOFDMシンボル情報推定部を設けた場合の圧縮処理部の構成を示す概略ブロック図である。 第2実施形態におけるRRH100aの機能構成を表す概略ブロック図である。 第2実施形態におけるBBU200aの機能構成を表す概略ブロック図である。 第2実施形態におけるRRH100aの上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるBBU200aの上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるRRH100aの下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるBBU200aの下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。 デジタルRoF伝送時におけるRRH500の機能構成を表す概略ブロック図である。 デジタルRoF伝送時におけるBBU600の機能構成を表す概略ブロック図である。 多重伝送時に圧縮技術を導入した場合のRRH500aの機能構成を表す概略ブロック図である。 多重伝送時に圧縮技術を導入した場合のBBU600aの機能構成を表す概略ブロック図である。 LTEにおけるタイムスロットの構成を示す図である。 無線信号のI成分のデータに対してMPEG−4 ALSを適用した際のフレーム毎の圧縮率を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[概要]
本発明では、分割された基地局の機能を備えるRRH(無線装置)とBBU(信号処理装置)とを備える光通信システムにおけるRRH及びBBUが、複数のOFDMシンボル(シンボル)で構成されるシンボル系列の開始位置及び各OFDMシンボルの長さに関する情報(以下、「OFDMシンボル情報」という。)を取得する。そして、RRH及びBBUは、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離することによって、圧縮処理を行う対象となる全てのOFDMシンボルの長さが同じになるようにOFDMシンボルの長さを調整する。
以下、複数の実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)を例にして具体的に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態では、RRH及びBBUが、OFDMシンボル情報を取得して、取得したOFDMシンボル情報に基づいてシンボル系列の一部を分離することによって、圧縮処理を行う対象となる全てのOFDMシンボルの長さが同じになるようにOFDMシンボルの長さを調整する。そして、RRH及びBBUは、圧縮処理が行われたOFDMシンボルと、分離したシンボル系列の一部とを多重化して伝送する。
図1は、第1実施形態におけるRRH100の機能構成を表す概略ブロック図である。また、図2は、第1実施形態におけるBBU200の機能構成を表す概略ブロック図である。まず、RRH100について説明する。
RRH100は、アンテナ101、送受切替部102、増幅器103、ダウンコンバート部104、A/D変換部105、ベースバンドフィルタ部106、圧縮処理部1000、フレーム化部110、E/O変換部111、O/E変換部112、デフレーム化部113、伸張処理部1100、ベースバンドフィルタ部117、D/A変換部118、アップコンバート部119及び増幅器120を備える。圧縮処理部1000は、第1分離部107、圧縮部108及び第1多重部109を備える。伸張処理部1100は、第2分離部114、伸張部115及び第2多重部116を備える。
アンテナ101は、RRH100に接続されている無線端末との間で無線信号の送受信を行う。送受切替部102は、アンテナ101の送受信の切り替えを行う。なお、送受切替部102は、FDD(Frequency Division Duplex)と、TDD(Time Division Duplex)のどちらにも対応できる。例えば、BBU200−RRH100間がCPRIインタフェースの場合、全体のうちおおよそ1/16が制御信号、15/16がIQデータを送るために使われ、制御信号としてCPRIリンクを確立するためのK28.5コード等が伝送される。増幅器103は、受信された無線信号の信号電力を信号処理ができるレベルまで増幅する。ダウンコンバート部104は、無線信号をベースバンドにダウンコンバートする。A/D変換部105は、ダウンコンバートされた無線信号(アナログ信号)をデジタル信号であるIQデータに変換する。ベースバンドフィルタ部106は、IQデータに対してフィルタリング処理を行う。この処理によって、無線信号のシンボル系列が生成される。
第1分離部107は、BBU200から取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する。以下の説明では、分離されたシンボル系列の一部を分離シンボルと記載する。
圧縮部108は、予め設定されたフレームサイズ毎に、分離シンボルを除いた圧縮対象となる全てのOFDMシンボル(以下、「残OFDMシンボル」という。)を圧縮する。
第1多重部109は、分離シンボルと、圧縮された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する。
分離シンボルの長さは圧縮された残OFDMシンボル長に対して十分に短いため、分離シンボルと圧縮された残OFDMシンボルとを多重して伝送することで、より効率的な伝送が可能となる。
フレーム化部110は、多重化信号と、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する。
E/O変換部111は、フレーム信号を光信号に変換して、光ファイバ150を介して変換後の光信号をBBU200に送信する。
O/E変換部112は、光ファイバ150を介して受信された光信号をフレーム信号(電気信号)に変換する。
デフレーム化部113は、フレーム信号から制御信号及び多重化信号を取り出す。
第2分離部114は、BBU200から取得したOFDMシンボル情報に基づいて、多重化信号の一部を分離する。
伸張部115は、分離された多重化信号の一部を除いた信号(圧縮された残OFDMシンボル)を伸張する。具体的には、伸張部115は、圧縮された残OFDMシンボルを解凍することによって、残OFDMシンボルへと復元する。
第2多重部116は、分離された多重化信号の一部(分離シンボル)と、復元された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する。
ベースバンドフィルタ部117は、多重化信号に対してフィルタリング処理を行う。
D/A変換部118は、フィルタリング処理後の多重化信号をアナログ信号に変換する。
アップコンバート部119は、アナログ信号をアップコンバートする。
増幅器120は、アナログ信号の電力を決められた送信電力まで増幅する。
次に、BBU200について説明する。
BBU200は、O/E変換部201、デフレーム化部202、伸張処理部2000、変復調部206、圧縮処理部2100、フレーム化部210及びE/O変換部211を備える。伸張処理部2000は、第2分離部203、伸張部204及び第2多重部205を備える。圧縮処理部2100は、第1分離部207、圧縮部208及び第1多重部209を備える。
O/E変換部201は、光ファイバ250を介して受信された光信号をフレーム信号(電気信号)に変換する。デフレーム化部202は、フレーム信号から制御信号及び多重化信号を取り出す。
第2分離部203は、OFDMシンボル情報に基づいて多重化信号の一部を分離する。
伸張部204は、分離された多重化信号の一部を除いた信号(圧縮された残OFDMシンボル)を解凍することによって、残OFDMシンボルへと復元する。
第2多重部205は、分離された多重化信号の一部(分離シンボル)と、復元された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する。
変復調部206は、多重化信号に対して復調を行うことによって無線信号を復元する。また、変復調部206は、無線信号のIQデータのOFDMシンボルを第1分離部207に出力する。
第1分離部207は、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する。
圧縮部208は、予め設定されたフレームサイズ毎に、残OFDMシンボルを圧縮する。
第1多重部209は、分離シンボルと、圧縮された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する。
フレーム化部210は、多重化信号と、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する。E/O変換部211は、フレーム信号を光信号に変換して、光ファイバ250を介して変換後の光信号をRRH100に送信する。
第1分離部107及び第1分離部207は、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、OFDMシンボルのどの箇所を分離するか決定する。第1分離部207がOFDMシンボル情報を取得する方法としては、BBU200の変復調部206から取得することが考えられる。この場合、RRH100の第1分離部107に対してOFDMシンボル情報を通知する必要がある。そこで、BBU200−RRH100間がCPRIインタフェースの場合は、CPRIの制御信号の予約ビット等を用いてOFDMシンボル情報を伝送することができる。第1分離部107は、BBU200からOFDMシンボル情報を通知されることによってOFDMシンボル情報を取得する。
例えば、TDDのLTEシステムの場合、最小1ms周期で下りと上りの通信が入れ替わるため、下りの0.5ms周期のOFDMシンボルの開始位置・OFDMシンボル長情報が分かれば、上りのOFDMシンボルの開始位置・OFDMシンボル長情報も推定可能である。通常、OFDMシンボル長はシステムごとに固定であるため、OFDMシンボル長情報は予め第1分離部107及び第1分離部207に記憶させておいてもよい。また、LTEシステムでは、CP(サイクリックプレフィックス)長が160のOFDMシンボルの開始位置さえ分かれば、その後に続くOFDMシンボルの開始位置及びOFDMシンボル長が分かる。そのため、第1分離部107及び第1分離部207は、CP長が160のOFDMシンボルの開始位置情報さえ取得できればよい。また、OFDM信号が連続的に出力されるため、一度OFDMシンボルの開始位置が分かればよく、周期的に開始位置情報を取得しなくてもよい。
また、第2分離部114及び第2分離部203は、制御信号からOFDMシンボル情報を取得して分離すべき箇所を決定してもよいし、第1多重部109及び第1多重部209で分離すべき箇所をヘッダ情報として付加し、ヘッダ情報を見てOFDMシンボル情報を取得することで分離すべき箇所を決定してもよい。
なお、以下の説明では、第1分離部107及び第1分離部207について特に区別しない場合には、単に第1分離部と記載する。また、以下の説明では、第1多重部109及び第1多重部209について特に区別しない場合には、単に第1多重部と記載する。また、以下の説明では、第2分離部114及び第2分離部203について特に区別しない場合には、単に第2分離部と記載する。また、以下の説明では、第2多重部116及び第2多重部205について特に区別しない場合には、単に第2多重部と記載する。また、以下の説明では、圧縮部108及び圧縮部208について特に区別しない場合には、単に圧縮部と記載する。また、以下の説明では、伸張部115及び伸張部204について特に区別しない場合には、単に伸張部と記載する。
第1多重部の多重方法として、例えば時間多重が考えられる。MPEG−4 ALSを用いる場合には、残OFDMシンボルを圧縮し、分離シンボルをALSSpecificConfigのAUX領域(拡張領域)に記述して、同一のビットストリームとして多重化することにより、第1多重部の機能を実現しても良い。
図3は、第1実施形態における第1分離部の動作を説明するための図である。
図3(A)は、LTEシステムにおけるシンボル系列の具体例を示す図である。図3(A)に示すように、シンボル系列は、複数のOFDMシンボルで構成される。LTEシステムでは、第2〜第7OFDMシンボルのOFDMシンボル長は等しく、第1OFDMシンボルのOFDMシンボル長だけが16ポイント長い。このようなOFDMシンボル毎のOFDMシンボル長の情報は、OFDMシンボル情報に含まれる。そこで、第1分離部は、OFDMシンボル情報に含まれるOFDMシンボル開始位置の情報から、OFDMシンボルの開始位置を特定する。そして、第1分離部は、特定したOFDMシンボルの開始位置から、シンボル系列の一部を分離する。具体的には、第1分離部は、図3(B)に示すように、第1OFDMシンボルのサイクリックプレフィックスの一部11を分離する。この第1OFDMシンボルのサイクリックプレフィックスの一部11が、分離シンボルである。例えば、第1分離部は、サイクリックプレフィックス160ポイントの一部である16ポイントを分離する。この処理によって、第1OFDMシンボルの長さは、2208−16=2192となる。つまり、図3(C)に示すように、圧縮処理の対象となる第1〜第7OFDMシンボル(残OFDMシンボル)の長さが揃う。この時、フレームサイズを2192/n(nは自然数)と設定すれば、フレームサイズは一つでよいし、また、圧縮部が行う圧縮処理において複数のOFDMシンボルを含んで圧縮処理が行われない。第2分離部の動作も第1分離部の動作と同様である。
なお、第1分離部によって分離されたシンボル系列の一部は、そのまま第1多重部に入力されてもよい。また、RRH100及びBBU200が第2圧縮部(局所シンボル系列圧縮部)を備え、第2圧縮部が分離シンボルに対して圧縮処理を行った後に圧縮された分離シンボルを第1多重部に入力してもよい。すなわち、RRH100は、圧縮処理部1000に代えて図4Aに示す圧縮処理部1000aを備え、圧縮処理部1000aは圧縮処理部1000の構成に加えて第2圧縮部130を備える。また、BBU200は、圧縮処理部2100に代えて図4Bに示す圧縮処理部2100aを備え、圧縮処理部2100aは圧縮処理部2100の構成に加えて第2圧縮部230を備える。この場合、第1多重部は、圧縮部によって圧縮された圧縮された残OFDMシンボルと、第2圧縮部によって圧縮された分離シンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する。また、RRH100及びBBU200が第2圧縮部を備える場合、RRH100及びBBU200は第2分離部で分離された分離シンボルに対して伸張処理を行う第2伸張部(局所シンボル系列伸張部)を備える必要がある。すなわち、RRH100は、伸張処理部1100に代えて図4Cに示す伸張処理部1100aを備え、伸張処理部1100aは伸張処理部1100の構成に加えて第2伸張部131を備える。また、BBU200は、伸張処理部2000に代えて図4Dに示す伸張処理部2000aを備え、伸張処理部2000aは伸張処理部2000の構成に加えて第2伸張部231を備える。この場合、第2多重部は、伸張部によって復元された残OFDMシンボルと、第2伸張部によって復元された分離シンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する。
このように、分離シンボル(シンボル系列の一部)をさらに圧縮することで、より伝送効率を上げることができる。
図5は、第1実施形態におけるRRH100の上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。
アンテナ101は、RRH100に接続されている無線端末から送信された無線信号を受信する(ステップS101)。アンテナ101は、受信した無線信号を、送受切替部102を介して増幅器103に出力する。増幅器103は、無線信号の信号電力を信号処理ができるレベルまで増幅する(ステップS102)。ダウンコンバート部104は、無線信号をベースバンドにダウンコンバートする(ステップS103)。その後、A/D変換部105は、ダウンコンバートされた無線信号をデジタル信号であるIQデータに変換する(ステップS104)。ベースバンドフィルタ部106は、IQデータに対してフィルタリング処理を行う(ステップS105)。
第1分離部107は、BBU200から取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する(ステップS106)。ステップS106の処理によって、OFDMシンボルが、分離シンボルと残OFDMシンボルとに分離される。第1分離部107は、分離シンボルを第1多重部109に出力する。また、第1分離部107は、残OFDMシンボルを圧縮部108に出力する。圧縮部108は、残OFDMシンボルを圧縮する(ステップS107)。第1多重部109は、分離シンボルと、圧縮された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する(ステップS108)。フレーム化部110は、多重化信号と、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する(ステップS109)。E/O変換部111は、フレーム信号を光信号に変換する(ステップS110)。そして、E/O変換部111は、光ファイバ150を介して光信号をBBU200に伝送する(ステップS111)。
図6は、第1実施形態におけるBBU200の上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。
O/E変換部201は、光ファイバ250を介して受信された光信号をフレーム信号(電気信号)に変換する(ステップS201)。O/E変換部201は、フレーム信号をデフレーム化部202に出力する。デフレーム化部202は、フレーム信号から制御信号及び多重化信号を取り出す(ステップS202)。第2分離部203は、OFDMシンボル情報に基づいて、多重化信号の一部を分離する(ステップS203)。ステップS203の処理によって、多重化信号に含まれるOFDMシンボルが、分離シンボルと残OFDMシンボルとに分離される。第2分離部203は、分離シンボルを第2多重部205に出力する。また、第2分離部203は、残OFDMシンボルを伸張部204に出力する。
伸張部204は、圧縮された残OFDMシンボルを解凍することによって残OFDMシンボルへと復元する(ステップS204)。第2多重部205は、分離シンボルと、復元された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する(ステップS205)。変復調部206は、多重化信号に対して復調を行うことによって無線信号を復元する(ステップS206)。変復調部206は、復元した無線信号を受信する(ステップS207)。なお、ステップS207の処理における受信は、変復調部206がOFDMシンボルに対して復調を行う無線信号を取得することを意味する。
図7は、第1実施形態におけるRRH100の下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。
O/E変換部112は、光ファイバ150を介して受信された光信号をフレーム信号(電気信号)に変換する(ステップS301)。デフレーム化部113は、フレーム信号から制御信号及び多重化信号を取り出す(ステップS302)。第2分離部114は、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、多重化信号の一部を分離する(ステップS303)。ステップS303の処理によって、OFDMシンボルが、分離シンボルと残OFDMシンボルとに分離される。第2分離部114は、分離シンボルを第2多重部116に出力する。また、第2分離部114は、残OFDMシンボルを伸張部115に出力する。伸張部115は、圧縮された残OFDMシンボルを解凍することによって残OFDMシンボルへと復元する(ステップS304)。
第2多重部116は、分離シンボルと、復元された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する(ステップS305)。ベースバンドフィルタ部117は、多重化信号に対してフィルタリング処理を行う(ステップS306)。D/A変換部118は、フィルタリング処理後の多重化信号をアナログ信号に変換する(ステップS307)。アップコンバート部119は、アナログ信号をアップコンバートする(ステップS308)。増幅器120は、アナログ信号の電力を決められた送信電力まで増幅する(ステップS309)。アンテナ101は、RRH100に接続されている無線端末にアナログ信号を送信する(ステップS310)。
図8は、第1実施形態におけるBBU200の下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。
変復調部206は、OFDMシンボルを第1分離部207に出力する(ステップS401)。第1分離部207は、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する(ステップS402)。ステップS402の処理によって、OFDMシンボルが、分離シンボルと残OFDMシンボルとに分離される。第1分離部207は、分離シンボルを第1多重部209に出力する。また、第1分離部207は、残OFDMシンボルを圧縮部208に出力する。圧縮部208は、残OFDMシンボルを圧縮する(ステップS403)。
第1多重部209は、分離シンボルと、圧縮された残OFDMシンボルとを多重化することによって多重化信号を生成する(ステップS404)。フレーム化部210は、多重化信号と、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する(ステップS405)。E/O変換部211は、フレーム信号を光信号に変換する(ステップS406)。そして、E/O変換部211は、光ファイバ250を介して光信号をRRH100に送信する(ステップS407)。
以上のように構成されたRRH100及びBBU200によれば、圧縮率の劣化を低減させることが可能となる。以下、この効果について詳細に説明する。
RRH100及びBBU200は、無線信号を圧縮する際にシンボル系列の一部を分離する。例えば、LTEの場合、第1OFDMシンボルの長さが第2〜第7OFDMシンボルの長さに比べて長いため、RRH100及びBBU200は第1シンボル系列の一部を分離する。この処理によって、RRH100及びBBU200は、圧縮処理を行う対象となる全OFDMシンボルの長さを同じにする。そして、RRH100及びBBU200は、予め設定されているフレームサイズ毎に圧縮処理を行うことによって周波数特性が異なるOFDMシンボルを含まないように圧縮処理を行う。そのため、全体として圧縮率の劣化を低減させることが可能になる。また、圧縮率の劣化が低減されるため、伝送帯域を有効に利用することが可能になる。
<変形例>
RRH100において、圧縮部108は、当該圧縮部108が行ったフレーム毎の圧縮処理によるフレーム毎の圧縮率を測定する圧縮率測定部をさらに備えるように構成されてもよい。また、BBU200において、圧縮部208は、当該圧縮部208が行ったフレーム毎の圧縮処理によるフレーム毎の圧縮率を測定する圧縮率測定部をさらに備えるように構成されてもよい。すなわち、RRH100は、圧縮部108に代えて図9Aに示す圧縮部108aを備え、圧縮部108aは圧縮部108と同様の機能を備えるのに加えて圧縮率測定部1080を備える。また、BBU200は、圧縮部208に代えて図9Bに示す圧縮部208aを備え、圧縮部208aは圧縮部208と同様の機能を備えるのに加えて圧縮率測定部2080を備える。このように構成される場合、RRH100及びBBU200は、圧縮率測定部によって測定された圧縮率の平均値又は最大値等が最小となる位置を基にOFDMシンボルの開始位置情報を取得してもよい。つまり、RRH100及びBBU200は、圧縮率特性が最も良い時のOFDMシンボルの開始位置を、OFDMシンボルの開始位置情報として取得する。ここで、圧縮率特性が最も良い時のOFDMシンボルの開始位置とは、圧縮率の平均値又は最大値等が最小となる位置である。このように構成される場合、第1分離部及び第2分離部は、OFDMシンボル長の情報を、上記の方法で取得するか、予め記憶しておく必要がある。その後、圧縮率測定部は、圧縮率測定を継続し、圧縮率特性が劣化した場合に、再度上記のフローを再度実行してもよい。圧縮率特性とは、平均圧縮率又は最大圧縮率等である。
以上のように構成されることによって、無線伝搬環境・BBU/RRHの処理遅延・BBU200−RRH100間のファイバ遅延等の影響で、OFDMシンボルの開始位置が想定とずれていても補正することができる。また、RRH100及びBBU200は、OFDMシンボルの開始位置を求めるための追加の情報を必要とすることなく、圧縮率特性が最も良い時のOFDMシンボルの開始位置を取得することができる。
圧縮率測定部は、圧縮率測定の代わりに、圧縮部で行われる分析結果を用いて演算量を削減してもよい。具体的には、圧縮率測定部は、線形予測分析時に得られる自己相関係数とPARCOR(Partial Auto-Correlation)係数によりフレーム毎の情報量すなわち圧縮率を推定する。この処理によって、エントロピー符号化に必要な処理量を削減することができる。
RRH100及びBBU200は、下りリンク又は上りリンクのIQデータを基に、OFDMシンボルの開始位置及びOFDMシンボル長情報を推定するOFDMシンボル情報推定部を備えるように構成されてもよい。すなわち、RRH100は、圧縮処理部1000に代えて図10Aに示す圧縮処理部1000bを備え、圧縮処理部1000bは圧縮処理部1000の構成に加えてOFDMシンボル情報推定部132を備える。また、BBU200は、圧縮処理部2100に代えて図10Bに示す圧縮処理部2100bを備え、圧縮処理部2100bは圧縮処理部2100の構成に加えてOFDMシンボル情報推定部232を備える。OFDMシンボルの開始位置及びOFDMシンボル長情報を推定する方法として、IQデータをFFT変換してEVM(Error Vector Magnitude)を測定する方法がある。この時、OFDMシンボル情報推定部は、FFTウィンドウを1ポイントずつずらしていき、FFT後のEVMが最小となる位置や周期で、OFDMシンボルの開始位置やサイクリックプレフィックス長(OFDMシンボル長)情報を推定してもよい。または、OFDMシンボル情報推定部は、サイクリックプレフィックスの周期性を利用し、下りリンク信号又は上りリンク信号の自己相関からOFDMシンボルの開始位置やサイクリックプレフィックス長(OFDMシンボル長)情報を推定してもよい。このように構成することで、RRH100及びBBU200は、OFDMシンボルの開始位置及びOFDMシンボル長情報を推定するための追加の情報を必要とすることなく、それぞれ、下りリンク信号及び上りリンク信号からOFDMシンボルの開始位置及びOFDMシンボル長情報を推定することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、RRH及びBBUが、OFDMシンボル情報を取得して、取得したOFDMシンボル情報に基づいてシンボル系列の一部を分離することによって、圧縮処理を行う全てのOFDMシンボルの長さが同じになるようにOFDMシンボルの長さを調整する。そして、RRH及びBBUの送信側では、分離したシンボル系列の一部を破棄する。RRH及びBBUの受信側では、破棄されたシンボル系列の一部を復元する。
図11は、第2実施形態におけるRRH100aの機能構成を表す概略ブロック図である。また、図12は、第2実施形態におけるBBU200aの機能構成を表す概略ブロック図である。まず、RRH100aについて説明する。
RRH100aは、アンテナ101、送受切替部102、増幅器103、ダウンコンバート部104、A/D変換部105、ベースバンドフィルタ部106、圧縮部108、フレーム化部110a、E/O変換部111、O/E変換部112、デフレーム化部113a、伸張部115、ベースバンドフィルタ部117a、D/A変換部118、アップコンバート部119、増幅器120、分離部121及び信号復元部122を備える。
RRH100aは、第1分離部107、第1多重部109、フレーム化部110、デフレーム化部113、第2分離部114、第2多重部116及びベースバンドフィルタ部117に代えてフレーム化部110a、デフレーム化部113a、ベースバンドフィルタ部117a、分離部121及び信号復元部122を備える点でRRH100と構成が異なる。RRH100aは、他の構成についてはRRH100と同様である。そのため、RRH100a全体の説明は省略し、フレーム化部110a、デフレーム化部113a、ベースバンドフィルタ部117a、分離部121及び信号復元部122について説明する。
分離部121は、第1分離部107と同様の処理を行う。つまり、分離部121は、BBU200aから取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する。また、分離部121は、分離したシンボル系列の一部を破棄する。
フレーム化部110aは、圧縮部108によって圧縮された残OFDMシンボルと、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する。
デフレーム化部113aは、フレーム信号から制御信号及び圧縮された残OFDMシンボルを取り出す。
信号復元部122は、残OFDMシンボルに基づいて、BBU200aで破棄されたシンボル系列の一部(分離シンボル)を復元する。
ベースバンドフィルタ部117aは、復元された分離シンボル及び残OFDMシンボルに対してフィルタリング処理を行う。
次に、BBU200aについて説明する。
BBU200aは、O/E変換部201、デフレーム化部202a、伸張部204、変復調部206、圧縮部208、フレーム化部210a、E/O変換部211、信号復元部212及び分離部213を備える。
BBU200aは、デフレーム化部202、第2分離部203、第2多重部205、第1分離部207、第1多重部209及びフレーム化部210に代えてデフレーム化部202a、フレーム化部210a、信号復元部212及び分離部213を備える点でBBU200と構成が異なる。BBU200aは、他の構成についてはBBU200と同様である。そのため、BBU200a全体の説明は省略し、デフレーム化部202a、フレーム化部210a、信号復元部212及び分離部213について説明する。
デフレーム化部202aは、フレーム信号から制御信号及び圧縮された残OFDMシンボルを取り出す。
信号復元部212は、残OFDMシンボルに基づいて、RRH100aで破棄されたシンボル系列の一部(分離シンボル)を復元する。
分離部213は、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する。また、分離部213は、分離したシンボル系列の一部を破棄する。
フレーム化部210aは、圧縮部208によって圧縮された残OFDMシンボルと、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する。
サイクリックプレフィックスは、IFFT出力後の信号の後半部分をコピーしたものである。したがって、下りリンクの場合、BBU200aの分離部213でIFFT出力後の信号の後半部分を破棄しても、RRH100aの信号復元部122でサイクリックプレフィックスを破棄された信号の位置にコピーすれば元の信号を復元することができる。又は、分離部213でサイクリックプレフィックスを破棄しても、信号復元部122でIFFT出力後の信号の後半部分を破棄されたサイクリックプレフィックスの位置にコピーすれば元の信号を復元することができる。
上りリンクの場合、OFDMシンボルのサイクリックプレフィックスは変復調部206で破棄される。そのため、RRH100aの分離部121でサイクリックプレフィックスを破棄しても、BBU200aの信号復元部212で別のデータを付加して変復調部206に入力される信号の長さを元に戻せばよい。ただし、システム帯域幅内に存在する、ランダムアクセス等のOFDMシンボルの形式で無い信号は、第2実施形態によりわずかに信号品質が劣化する。
上記のように、分離部121及び分離部213が第1OFDMシンボルから所定分(例えば、16ポイント分)のサイクリックプレフィックスを分離して破棄すれば、圧縮部及び伸張部に入力されるOFDMシンボルの長さを揃えることができる。また、分離部121及び分離部213が、第1OFDMシンボルからサイクリックプレフィックス分の160ポイントを分離して破棄するとともに第2〜第7OFDMシンボルからサイクリックプレフィックス分の144ポイントを分離して破棄すれば、圧縮部及び伸張部に入力されるOFDMシンボルの長さを揃えることができる。
図13は、第2実施形態におけるRRH100aの上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図5と同様の処理については、図13において図5と同様の符号を付して説明を省略する。
分離部121は、取得したOFDMシンボル情報に基づいて、シンボル系列の一部を分離する(ステップS501)。その後、分離部121は、分離したシンボル系列の一部(分離シンボル)を破棄する(ステップS502)。フレーム化部110aは、圧縮部108によって圧縮された残OFDMシンボルと、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する(ステップS503)。
図14は、第2実施形態におけるBBU200aの上りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6と同様の処理については、図14において図6と同様の符号を付して説明を省略する。
デフレーム化部202aは、フレーム信号から制御信号及び圧縮された残OFDMシンボルを取り出す(ステップS601)。信号復元部212は、残OFDMシンボルに基づいて、RRH100aで破棄されたシンボル系列の一部(分離シンボル)を復元する(ステップS602)。
図15は、第2実施形態におけるRRH100aの下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図7と同様の処理については、図15において図7と同様の符号を付して説明を省略する。
デフレーム化部113aは、フレーム信号から制御信号及び圧縮された残OFDMシンボルを取り出す(ステップS701)。信号復元部122は、残OFDMシンボルに基づいて、BBU200aで破棄されたシンボル系列の一部(分離シンボル)を復元する(ステップS702)。ベースバンドフィルタ部117aは、復元された分離シンボル及び残OFDMシンボルに対してフィルタリング処理を行う(ステップS703)。
図16は、第2実施形態におけるBBU200aの下りリンクでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8と同様の処理については、図16において図8と同様の符号を付して説明を省略する。
分離部213は、分離したシンボル系列の一部を破棄する(ステップS801)。フレーム化部210aは、圧縮部208によって圧縮された残OFDMシンボルと、制御信号とを多重化することによってフレーム信号を生成する(ステップS802)。
以上のように構成されたRRH100a及びBBU200aによれば、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能になる。
また、RRH100a及びBBU200aは、無線信号を伝送する際、分離したシンボル系列の一部(分離シンボル)を破棄する。そして、RRH100a及びBBU200aは、伝送された無線信号を受信した際に、破棄されたシンボル系列の一部(分離シンボル)を復元する。破棄されたシンボル系列の一部は、IFFT出力後の信号の後半部分をコピーしたものであるため復元することができる。したがって、RRH100a及びBBU200aは、伝送する情報量を削減することができる。また、RRH100a及びBBU200aは、第1実施形態のように残OFDMシンボルと、分離シンボルとを多重化する多重部を備える必要がない。そのため、第1実施形態と比べて少ない装置構成で圧縮率の劣化を低減させるが可能になる。また、分離したシンボル系列の一部を破棄することにより、当該シンボル系列の一部に対する伝送帯域が削減されるため、伝送帯域を絞ることができる。
<変形例>
第2実施形態は、第1実施形態と同様に変形されてもよい。
なお、本発明のRRH100、RRH100a、BBU200及びBBU200aの各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、RRH100、RRH100a、BBU200及びBBU200aの各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD(Compact Disc)−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、例えば、デジタルRoF伝送に適用可能である。本発明によれば、圧縮率の劣化を低減させることが可能となる。
100、100a、500、500a…RRH
200、200a、600、600a…BBU
101、501…アンテナ
102、502…送受切替部
103、503…増幅器
104、504…ダウンコンバート部
105、505…A/D変換部
106、506…ベースバンドフィルタ部(上り)
107…第1分離部
108、108a、701…圧縮部
109…第1多重部
110、110a、507、507a…フレーム化部
111、508…E/O変換部
112、509…O/E変換部
113、113a、510…デフレーム化部
114…第2分離部
115、702…伸張部
116…第2多重部
117、117a、511、511a…ベースバンドフィルタ部(下り)
118、512…D/A変換部
119、513…アップコンバート部
120、514…増幅器
121…分離部
122…信号復元部
130…第2圧縮部
131…第2伸張部
132…OFDMシンボル情報推定部
150、250、550、650…光ファイバ
201、601…O/E変換部
202、202a、602…デフレーム化部
203…第2分離部
204、801…伸張部
205…第2多重部
206、603、603a…変復調部
207…第1分離部
208、208a、802…圧縮部
209…第1多重部
210、210a、604、604a…フレーム化部
211、605…E/O変換部
212…信号復元部
213…分離部
230…第2圧縮部
231…第2伸張部
232…OFDMシンボル情報推定部
1000、1000a、1000b、2100、2100a、2100b…圧縮処理部
1080、2080…圧縮率測定部
1100、1100a、2000、2000a…伸張処理部

Claims (7)

  1. 分割された基地局の機能を備える信号処理装置と無線装置とを備え、前記信号処理装置と前記無線装置との間においてデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送により所定サイズのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)後の信号に対してサイクリックプレフィックスが付加された周期的なシンボル系列を伝送する光通信システムであって、
    前記信号処理装置及び前記無線装置のそれぞれは送信部及び受信部を備え、
    前記送信部は、
    前記シンボル系列の開始位置及び前記シンボル系列を構成する各シンボルの長さに関するシンボル情報を取得し、取得した前記シンボル情報に基づいて前記シンボル系列の一部を分離して前記シンボル毎の長さを揃える第1分離部と、
    分離された前記シンボル系列の一部を除いた圧縮対象となるシンボルを圧縮する圧縮部と、
    を備え、
    前記受信部は、圧縮された前記シンボルを伸張して前記シンボルを復元する伸張部を備える光通信システム。
  2. 前記送信部は、分離された前記シンボル系列の一部を、圧縮された前記シンボルに多重する第1多重部をさらに備え、
    前記受信部は、
    多重された前記シンボル系列の一部を分離する第2分離部と、
    前記第2分離部によって分離された前記シンボル系列の一部と、前記伸張部によって復元された前記シンボルとを多重する第2多重部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記送信部は、分離された前記シンボル系列の一部を圧縮する局所シンボル系列圧縮部をさらに備え、
    前記受信部は、分離された前記シンボル系列の一部を伸張する局所シンボル系列伸張部をさらに備える、請求項2に記載の光通信システム。
  4. 前記第1分離部は、分離した前記シンボル系列の一部を破棄し、
    前記受信部は、前記第1分離部によって破棄された前記シンボル系列の一部を復元する信号復元部をさらに備える、請求項1に記載の光通信システム。
  5. 前記圧縮部は、前記シンボル毎に圧縮率を測定する圧縮率測定部を備え、
    前記第1分離部は、測定された圧縮率の所定の統計値が最小となる前記シンボルの位置を前記開始位置として取得し、取得した前記開始位置と、前記各シンボルの長さに関する情報とを用いて前記シンボル系列の一部を分離して前記シンボル毎の長さを揃える、請求項1に記載の光通信システム。
  6. 前記送信部は、下りリンク又は上りリンクのIQデータに基づいて前記開始位置を推定するシンボル情報推定部をさらに備える、請求項1に記載の光通信システム。
  7. 分割された基地局の機能を備える信号処理装置と無線装置とを備え、前記信号処理装置及び前記無線装置のそれぞれは送信部及び受信部を備え、前記信号処理装置と前記無線装置との間においてデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送により所定サイズのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)後の信号に対してサイクリックプレフィックスが付加された周期的なシンボル系列を伝送する光通信システムにおける光通信方法であって、
    前記送信部が、前記シンボル系列の開始位置及び前記シンボル系列を構成する各シンボルの長さに関するシンボル情報を取得し、取得した前記シンボル情報に基づいて前記シンボル系列の一部を分離して前記シンボル毎の長さを揃える第1分離ステップと、
    前記送信部が、分離された前記シンボル系列の一部を除いた圧縮対象となるシンボルを圧縮する圧縮ステップと、
    前記受信部が、圧縮された前記シンボルを伸張して前記シンボルを復元する伸張ステップと、
    を有する光通信方法。
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