JPWO2014054216A1 - 記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

本開示にかかる記録再生装置は、マガジン11に設けられたRFタグ13からマガジン識別情報及び容量情報を取得するリーダライタ5と、光ディスク12に記録されたコンテンツ情報とリーダライタ5が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部6と、リーダライタ5が取得した容量情報と情報記憶部6に記憶された容量情報とを比較する情報比較部7とを備え、情報比較部7により比較した容量情報が一致するとき、情報記憶部6に記憶されたコンテンツ情報を表示部9に表示させ、情報比較部7により比較した容量情報が異なるとき、ドライブ4を制御して光ディスク12からコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部9に表示させる。

Description

本開示は、CD、DVD、BDなどの光ディスクに記録されたコンテンツに関する情報(以下、コンテンツ情報という)を参照することができる記録再生装置に関する。
従来、この種の記録再生装置としては、例えば、特許文献1(特開2005−302135号公報)に開示された装置が知られている。
特許文献1には、光ディスクに固有に割り当てられた媒体識別子を含む媒体情報を記憶するICタグを備える光ディスクが開示されている。また、特許文献1には、前記ICタグに記憶された媒体情報から媒体識別子を取得する媒体情報取得部と、光ディスクに記録されたコンテンツ情報を媒体識別子に関連付けして記憶するコンテンツリスト記憶部と、当該コンテンツリスト記憶部から媒体情報取得部が取得した媒体識別子に対応するコンテンツ情報を検索する検索部と、検索部による検索結果を表示部に表示させる表示制御部とを備える記録再生装置が開示されている。
この特許文献1の記録再生装置によれば、ICタグに記憶された媒体識別子を媒体情報取得部に取得させることにより、光ディスクをドライブ(光ディスクに対して記録又は再生を行う装置)に挿入することなく、当該光ディスクに記録されたコンテンツ情報を参照することができる。
特開2005−302135号公報
しかしながら、特許文献1の記録再生装置では、コンテンツリスト記憶部に記憶されたコンテンツ情報を表示部に表示するものであるので、表示部に表示されるコンテンツ情報が正しくない場合がある。例えば、光ディスクが他の記録再生装置で使用されて、当該光ディスクのコンテンツ情報が更新されていた場合には、当該更新されたコンテンツ情報がコンテンツリスト記憶部に記憶されていないので、正しいコンテンツ情報(更新されたコンテンツ情報)を参照することができない。
一方、本出願人により、光ディスクを収納する複数のマガジンを備え、当該複数のマガジンのいずれか1つから光ディスクを取り出して任意のドライブに搬送し、当該光ディスクに対して記録又は再生を行う記録再生装置が検討されている。この記録再生装置によれば、マガジンの数や当該マガジンに収納される光ディスクの数を増加させることによりデータ容量を高容量化することができる。
このような構成を有する記録再生装置においては、特に、1台の記録再生装置内に収納される光ディスクの数が多くなるため、正しいコンテンツ情報を参照できないことは大きなデメリットとなる。
本開示は、光ディスクに記録された正しいコンテンツ情報を参照することができる記録再生装置を提供する。
本開示における記録再生装置は、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させるように構成されている。
本開示の記録再生装置によれば、光ディスクに記録された正しいコンテンツ情報を参照することができる。
本開示のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
図1は、本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置の構成を示す模式図であり、 図2は、図1の記録再生装置が備えるマガジンの構成を示す模式図であり、 図3は、図1の記録再生装置が備えるマガジンのRFタグに記憶された情報の一例を示す図であり、 図4は、図1の記録再生装置が備える情報記憶部に記憶された情報の一例を示す図であり、 図5は、図1の記録再生装置が備える情報記憶部に記憶された情報の他の例を示す図であり、 図6は、図1の記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートであり、 図7は、本開示の第2実施形態にかかる記録再生装置のマガジンの構成を示す模式図であり、 図8は、図7の記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートであり、 図9は、供給部がマガジン内の複数枚の光ディスクをそれぞれ別々のドライブに供給する様子を示す模式図であり、 図10は、供給部が複数枚の光ディスクを1枚ずつドライブに供給する様子を示す模式図であり、 図11は、図7の記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作の変形例を示すフローチャートであり、 図12は、クラウド・コンピューティング・システムを利用して記録再生装置の制御を行う場合のシステムの構成の一例を示す構成図である。
本開示の第1態様によれば、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
記録再生装置を提供する。
本開示の第2態様によれば、前記制御部は、前記情報比較部により比較した容量情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクから容量情報及びコンテンツ情報を読み取り、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する、第1態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第3態様によれば、前記光ディスクには、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、第1又は2態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第4態様によれば、前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる、第3態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第5態様によれば、前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報及び容量情報を読み取り、
前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる、第3態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第6態様によれば、前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報、容量情報、及びコンテンツ情報を読み取り、
前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させるとともに、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する、
第3態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第7態様によれば、前記マガジンには、前記光ディスクが複数枚収納され、
前記複数枚の光ディスクには、それぞれ、当該複数枚の光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、
第3〜6態様のいずれか1つに記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第8態様によれば、前記個体識別情報記憶部は、前記記録再生部により前記光ディスクに対してデータが記録された時刻情報をさらに記憶し、
前記情報取得部は、前記個体識別情報記憶部から前記マガジン識別情報、前記容量情報、及び時刻情報を取得し、
前記情報記憶部は、前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報、容量情報、及び時刻情報とを互いに関連付けて記憶し、
前記情報比較部は、前記情報取得部が取得した容量情報及び時刻情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報及び時刻情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報又は時刻情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
第1態様に記載の記録再生装置を提供する。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、本開示の実施形態にかかる記録再生装置について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置について説明する。図1は、本第1実施形態にかかる記録再生装置の構成を示す模式図である。図2は、図1の記録再生装置が備えるマガジンの構成を示す模式図である。
図1に示すように、本第1実施形態にかかる記録再生装置1は、複数のマガジン11を収納するマガジンストッカー2を備えている。
各マガジン11は、図2に示すように、複数枚(例えば、12枚)の光ディスク12を収納可能に構成されている。本第1実施形態において、光ディスク12は、書き換え型の記録方式でデータを記録可能な記録媒体(例えば、BD−RE)である。マガジン11は、収納する光ディスク12の枚数分の記録容量を備えた記録媒体とも言い得る。マガジンストッカー2が収納するマガジン11の数が増加するほど、記録再生装置1が高容量化することになる。
マガジン11に収納された複数枚の光ディスク12は、供給部3により、光ディスク12に対してデータの記録又は再生を行う記録再生部の一例である複数台(例えば、12台)のドライブ4に供給される。供給部3は、マガジンストッカー2に収納されたマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
また、各マガジン11には、個体識別情報記憶部の一例であるRFタグ13が取り付けられている。RFタグ13とは、非接触で情報の書き込みと読み取りが可能なICタグである。RFタグ13には、図3に示すように、マガジン識別情報と、容量情報の一例である空き容量情報と、時刻情報とが記憶されている。ここで、マガジン識別情報とは、マガジン11を識別するための媒体識別情報をいう。また、空き容量情報とは、マガジン11内の複数枚の光ディスク12にデータを追加で記録可能な容量の情報をいう。また、時刻情報とは、マガジン11内の複数枚の光ディスク12にデータが最後に記録された時刻の情報をいう。
供給部3には、各マガジン11のRFタグ13に記憶されたマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を取得する情報取得部の一例であるリーダライタ5が設けられている。リーダライタ5は、RFタグ13に各種情報を書き込むこともできるものである。リーダライタ5が取得した各種情報は、図4及び図5に示すように、RFタグ13が取り付けられたマガジン11内の複数枚の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報(例えば、AVデータのタイトルを示す情報)と関連付けられて、情報記憶部6に記憶される。言い換えれば、情報記憶部6は、マガジン11内の複数枚の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報と、当該マガジン11のRFタグ13からリーダライタ5が取得した各種情報とを互いに関連付けて記憶する。以下、マガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶される情報をエントリという。
また、記録再生装置1には、リーダライタ5が取得した空き容量情報及時刻情報と、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された空き容量情報及び時刻情報とを比較する情報比較部7が設けられている。情報比較部7の比較結果は、制御部8に入力される。制御部8は、情報比較部7の比較に応じて、コンテンツ情報を含む各種情報を表示する表示部9を制御する。
また、制御部8は、例えば、データを管理するホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のマガジン11内の光ディスク12へのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御部8に指令を送る。制御部8は、当該指令に従い、供給部3、ドライブ4、表示部9などの各装置の動作を制御する。
次に、本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置1において、マガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報を参照するときの動作(以下、コンテンツ情報参照動作)について説明する。
図6は、本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートである。ここでは、ユーザが、マガジンストッカー2に収納された複数のマガジンの中から、コンテンツ情報を参照したい光ディスク12を収納するマガジン11(以下、任意のマガジンという)を選択(指定)したところから説明を開始する。なお、記録再生装置1の各部の動作は、制御部8の制御の下で行われる。
ステップST1では、リーダライタ5が、任意のマガジン11に設けられたRFタグ13からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を取得する。
ステップST2では、情報比較部7が、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリを情報記憶部6から検索する。
ステップST3では、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリが存在するか否かを判断する。当該エントリが存在しない場合、ステップST4に進み、当該エントリが存在する場合、ステップST7に進む。例えば、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報がXYZWである場合(図3参照)、情報記憶部6にはマガジン識別情報がXYZWであるエントリが存在するので(図4又は図5参照)、ステップST7に進む。
ステップST4では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST5では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。
ステップST6では、情報記憶部6が、ステップST5にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、任意のマガジン11に対応するエントリを新規に作成し記憶する。なお、情報記憶部6がエントリを新規に記憶するときは、通常、マガジン11内の光ディスク12に何らデータが記録されていないときと考えられる。この場合、新規なエントリのコンテンツ情報の欄は空欄となる(例えば、図4又は図5のマガジン識別情報がABCDであるエントリを参照)。ステップST6の終了後、ステップST11に進む。
ステップST7では、情報比較部7が、リーダライタ5が取得した空き容量情報及び時刻情報と、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された空き容量情報及び時刻情報とを比較する。情報比較部7により比較した空き容量情報又は時刻情報が一致しないとき、ステップST8に進み、情報比較部7により比較した空き容量情報及び時刻情報が一致するとき、ステップST11に進む。例えば、リーダライタ5が取得した各種情報が図3に示すものであり、情報記憶部6に記憶された情報が図4に示すものであるとき、空き容量情報及び時刻情報が一致しないので、ステップST8に進む。一方、リーダライタ5が取得した各種情報が図3に示すものであり、情報記憶部6に記憶された情報が図5に示すものであるとき、空き容量情報及び時刻情報が一致するので、ステップST11に進む。
ステップST8では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST9では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。
ステップST10では、情報記憶部6が、ステップST9にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、記憶している任意のマガジン11に対応するエントリを更新する。ステップST10の終了後、ステップST11に進む。
ステップST11では、表示部9がコンテンツ情報を表示する。すなわち、ステップST3にてリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリが存在しなかった場合、ステップST5にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報を表示部9が表示する。また、ステップST7にて情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、ステップST2にてリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリのコンテンツ情報を表示部9が表示する。また、ステップST7にて情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致しないとき、ステップST9にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報を表示部9が表示する。これにより、ユーザは、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報を参照することができる。
本第1実施形態にかかる記録再生装置1は、リーダライタ5が取得した容量情報及び時刻情報と、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された容量情報及び時刻情報とを比較する情報比較部7を備えている。例えば、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報が他の記録再生装置により更新されている場合、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報は一致しない。このため、本第1実施形態にかかる記録再生装置1では、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致しないとき、ドライブ4を制御して情報取得部5が取得したマガジン識別情報に対応するマガジン11の光ディスク12からコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部9に表示させるようにしている。これにより、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報が他の記録再生装置により更新されている場合であっても、光ディスク12に記録された正しいコンテンツ情報を参照することが可能になる。
また、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報が他の記録再生装置により更新されていない場合、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報は一致する。このため、本第1実施形態にかかる記録再生装置1では、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、情報取得部7が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶されたコンテンツ情報を表示部9に表示させるようにしている。これにより、光ディスク12に記録された正しいコンテンツ情報を参照することを迅速に行うことができる。
なお、ステップST5又はステップST9にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報とは、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13に書き込まれる。すなわち、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13の各種情報が更新される。これにより、任意のマガジン11のRFタグ13は、正しい情報を記憶することになる。なお、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13の各種情報を更新するタイミングは、情報記憶部6に記憶されたエントリを更新(又は新規作成)するタイミングと同時期であっても、異なっていてもよい。
《第2実施形態》
本開示の第2実施形態にかかる記録再生装置について説明する。図7は、本第2実施形態にかかる記録再生装置のマガジンの構成を示す模式図である。本第2実施形態にかかる記録再生装置が前記第1実施形態にかかる記録再生装置と異なる点は、複数枚の光ディスク12のそれぞれに、当該複数枚の光ディスク12を収納するマガジン11のRFタグ13に記憶された情報と同じ情報が記録されている点である。図7の領域14は、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報が記録された領域である。
光ディスク12のデータ保証期間は、通常50年である。一方、RFタグ13のデータ保証期間は、通常10年である。すなわち、光ディスク12に記憶されたデータよりも早く、RFタグ13に記憶されたデータが消えてしまう(あるいは、異なる値に化けてしまう)。このため、光ディスク12に対して記録又は再生可能であるときに、リーダライタ5がRFタグ13の各種情報の取得に失敗することが起こり得る。このような場合、CRCエラーが発生する。従来の記録再生装置においてCRCエラーが発生した場合には、装置全体の動作を停止させることが通常である。この場合、光ディスク12のコンテンツ情報を参照することができない。
これに対して、本第2実施形態にかかる記録再生装置においては、CRCエラーが発生した場合であっても、以下のコンテンツ情報参照動作を行うようにしている。図8は、本第2実施形態にかかる記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートである。
ステップST101では、リーダライタ5が、任意のマガジン11に設けられたRFタグ13からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を取得する。
ステップST102では、リーダライタ5によるRFタグ13からの各種情報の取得に際して、CRCエラーが発生したか否か判断する。CRCエラーが発生した場合には、ステップST103に進み、CRCエラーが発生していない場合には、ステップST105に進む。
ステップST103では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST104では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報(RFタグ13に記憶される情報と同じ情報)を読み取る。
ステップST105では、情報比較部7が、各ドライブ4またはリーダライタ5が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリを情報記憶部6から検索する。
ステップST106では、各ドライブ4またはリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリが存在するか否かを判断する。当該エントリがしない場合、ステップST107に進み、当該エントリが存在する場合、ステップST111に進む。例えば、各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報がXYZWである場合(図3参照)、情報記憶部6にはマガジン識別情報がXYZWであるエントリが存在するので(図4又は図5参照)、ステップST111に進む。
ステップST107では、各ドライブ4に光ディスク12が供給されたか否かを判断する。すなわち、ステップST103が行われたか否かを判断する。各ドライブ4に光ディスク12が供給されていない場合は、ステップST108に進み、各ドライブ104に既に光ディスク12が供給されている場合は、ステップST109に進む。
ステップST108では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST109では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。なお、ステップST103が行われ、ステップST104にて各ドライブ4に供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を既に読み取っている場合(ステップST107のYESの場合)は、それらの情報の読み取りを省略してもよい。
ステップST110では、情報記憶部6が、ステップST109にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、任意のマガジン11に対応するエントリを新規に作成し記憶する。ステップST110の終了後、ステップST118に進む。
ステップST111では、情報比較部7が、リーダライタ5又は各ドライブ4が取得した空き容量情報及び時刻情報と、リーダライタ5又は各ドライブ4が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された空き容量情報及び時刻情報とを比較する。情報比較部7により比較した空き容量情報及び時刻情報が一致しないとき、ステップST112に進み、情報比較部7により比較した空き容量情報及び時刻情報が一致するとき、ステップST118に進む。
ステップST112では、任意のマガジン11内の光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報(RFタグ13に記憶される情報と同じ情報)を読取済みであるか否かを判断する。すなわち、ステップS104が行われたか否かを判断する。各種情報を読取済みでないとき、ステップS113に進み、各種情報を読取済みであるとき、ST116に進む。
ステップST113では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST114では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。
ステップST115では、情報記憶部6が、ステップST114にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、記憶している任意のマガジン11に対応するエントリを更新する。ステップST115の終了後、ステップST118に進む。
ステップST116では、各ドライブ4が、ステップST103にてそれぞれ供給された光ディスク12からコンテンツ情報(残りの情報)を読み取る。
ステップST117では、情報記憶部6が、ステップST104にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報と、ステップST116にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報とを互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、記憶している任意のマガジン11に対応するエントリを更新する。ステップST117の終了後、ステップST118に進む。
ステップST118では、表示部9が、ステップST101にてリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリのコンテンツ情報、あるいは、ステップST109、ステップST114、又はステップST116にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報を表示する。これにより、ユーザは、任意のマガジン11内の光ディスク12に記憶されたコンテンツ情報を参照することができる。
なお、ステップST104、ステップST109、又はステップST114にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報は、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12に書き込まれる。すなわち、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12の各種情報が更新される。これにより、任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12は、正しい情報を記憶することになる。なお、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12の各種情報を更新するタイミングは、情報記憶部6に記憶されたエントリを更新(又は新規作成)するタイミングと同時期であっても、異なっていてもよい。
本第2実施形態にかかる記録再生装置によれば、光ディスク12に、当該光ディスク12を収納するマガジン11のRFタグ13に記憶された情報と同じ情報が記録されているので、CRCエラーが発生した場合でもコンテンツ情報参照動作を継続して、正しいコンテンツ情報を参照することができる。なお、例えば、RFタグ13が故障してCRCエラーすら発生しない場合(RFタグ13と通信できない場合)においても、光ディスク12にRFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録し、当該情報を読み取ることで、正しいコンテンツ情報を参照することができる。
なお、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録する光ディスク12は1枚であっても前記効果を得ることができる。但し、この場合、当該情報を記録した光ディスク12に、あるいは当該光ディスク12に対して記録又は再生を行うドライブ4に、何らかの異常があった場合には、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を参照できない可能性がある。このため、マガジン11内の2枚以上の光ディスク12に、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録することが好ましい。これにより、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報をより確実に参照することができる。
また、例えば、ユーザが誤ってマガジン11内の光ディスク12を不正規な光ディスク(他のマガジン内の光ディスクや本記録再生装置では使用不可能な光ディスク)に交換してしまうことが起こり得る。このため、本第2実施形態にかかる記録再生装置のように、マガジン11内の複数枚の光ディスク12のそれぞれに、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録することが好ましい。これにより、各光ディスク12に記録されたマガジン識別情報を参照することで、不正規な光ディスクの混入を検出することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をすべきではない。
また、前述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
例えば、前記実施形態では、容量情報として空き容量情報を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、空き容量情報に代えて、光ディスク12に記録されているデータの記録済み容量の情報を用いてもよい。
また、前記実施形態では、個体識別情報記憶部としてRFタグ13を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。個体識別情報記憶部は、接触、非接触に関わらず、個々の識別情報を記録した記憶部であればよい。
また、前記実施形態では、図9に示すように、マガジン11内の複数枚の光ディスク12と同じ数だけドライブ4を設け、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10に示すように、ドライブ4を1つ設け、当該ドライブ4に1枚ずつ光ディスク12を供給するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、1つのマガジン11に複数枚の光ディスク12が収納されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。1つのマガジン11に1枚の光ディスク12が収納されるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、RFタグ13や情報記憶部6に、時刻情報も記憶させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。必ずしもRFタグ13や情報記憶部6に時刻情報を記憶させる必要はない。但し、光ディスク12として書き換え型の記録方式でデータを記録可能な記録媒体を用いた場合には、空き容量情報が同じであっても、データの内容が異なる場合がある。この場合、正しいコンテンツ情報を表示できない可能性がある。これに対し、光ディスク2として追記型の記録方式でデータを記録可能な記録媒体(例えば、BD−Rメディア)を用いた場合には、空き容量情報が同じであればデータの内容は必ず同じであるので、時刻情報を記憶する必要性を無くすことができる。
また、前記実施形態では、コンテンツ情報のみが表示部9に表示されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。空き容量情報や時刻情報などの他の情報も表示部9に表示されるようにしてもよい。この場合、ユーザは、例えば、コンテンツ情報と空き容量情報の両方を参照して、光ディスク12に対してデータの再生や新たなデータの記録を行うことができる。
また、前記第2実施形態では、ステップST104(図8参照)において、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を読み取るものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、ステップST104において、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報に加えてコンテンツ情報を読み取り、ステップST112において、それらの情報を読取済みであるか否かを判断するようにしてもよい。ステップST104においてコンテンツ情報まで読み取ることにより、ステップST116(図8参照)を行う必要性を無くすことができる。なお、この場合も、前述したように、必ずしもRFタグ13や情報記憶部6に時刻情報を記憶させる必要はない。
また、前記実施形態では、制御部8が、ホストコンピュータからの指令に従い、供給部3、ドライブ4、表示部9などの各装置の動作を制御するものとしたが、このような制御は、所謂クラウド・コンピューティング・システムを利用して行うこともできる。図12は、クラウド・コンピューティング・システムを利用して記録再生装置の制御を行う場合のシステム構成の一例を模式的に示す構成図である。
図12に示すように、クラウド・コンピューティング・システムは、ネットワークNwを介してアクセス可能なサーバSc(所謂クラウドサーバ)を備えている。この場合、記録再生装置Dbは、例えば、制御部8に設けられた制御ユニット307内にネットワーク通信部310を備えている。このネットワーク通信部310により、記録再生装置DbがネットワークNwを介してクラウドサーバScと通信可能に接続されている。かかるネットワーク通信部310は、記録再生装置Dbの制御ユニット307内に設けてもよく、或いは制御ユニット307とは別に設けてもよい。
記録再生Dbを操作するユーザ端末機Pcも、ネットワークNwを介してクラウドサーバScと通信可能に接続されている。かかるユーザ端末機Pcとしては、例えば、マイクロコンピュータを主要部として構成された所謂パーソナルコンピュータで通信機能を有するものを用いることができる。
クラウドサーバScは、例えば、ユーザ端末機Pcを用いて行う所要の制御や演算を実行するためのプログラム、更には、かかる制御や演算に必要なデータ類についても、少なくともその一部を保持しており、ユーザの要求に応じて、その都度必要なプログラムやデータ類をダウンロードし利用に供することができる。
また、図12に示すように、以上のようなユーザ端末機PcをネットワークNwに複数接続するようにしてもよい。また、複数の記録再生装置DbをネットワークNwに接続してそれぞれ制御することもできる。
なお、以上の記録再生装置Dbは、ネットワーク通信部310を備えてクラウドサーバScを利用して制御される点を除いては、前記実施形態に係る記録再生装置と同様の構成を備え、同様の作動を行うものである。
かかるクラウド・コンピューティング・システムを利用することにより、記録再生装置やユーザ端末機もしくはこれらに付設した記憶装置などにプログラムやデータ類を保持させていた従来に比して、これら機器及び装置の構成を簡素化することが可能になる。利用するプログラムやデータ類が肥大化せざるを得ない場合などには、特に有効である。
なお、クラウドサーバScを、前述のような記録再生装置Dbの制御用途や演算用途に代えて、或いはこれらに加えて、記録再生装置Dbのデータバックアップ用途に供するようにしてもよい。
2012年10月1日に出願された日本国特許出願No.2012−219123号の明細書、図面、および特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
本開示にかかる記録再生装置は、光ディスクに記録された正しいコンテンツ情報を参照することができるので、特に、大容量のデータアーカイバなどの記録再生装置として有用である。
1 記録再生装置
2 マガジンストッカー
3 供給部
4 ドライブ
5 リーダライタ(情報取得部)
6 情報記憶部
7 情報比較部
8 制御部
9 表示部
11 マガジン
12 光ディスク
13 RFタグ(個体識別情報記憶部)
14 領域
本開示は、CD、DVD、BDなどの光ディスクに記録されたコンテンツに関する情報(以下、コンテンツ情報という)を参照することができる記録再生装置に関する。
従来、この種の記録再生装置としては、例えば、特許文献1(特開2005−302135号公報)に開示された装置が知られている。
特許文献1には、光ディスクに固有に割り当てられた媒体識別子を含む媒体情報を記憶するICタグを備える光ディスクが開示されている。また、特許文献1には、前記ICタグに記憶された媒体情報から媒体識別子を取得する媒体情報取得部と、光ディスクに記録されたコンテンツ情報を媒体識別子に関連付けして記憶するコンテンツリスト記憶部と、当該コンテンツリスト記憶部から媒体情報取得部が取得した媒体識別子に対応するコンテンツ情報を検索する検索部と、検索部による検索結果を表示部に表示させる表示制御部とを備える記録再生装置が開示されている。
この特許文献1の記録再生装置によれば、ICタグに記憶された媒体識別子を媒体情報取得部に取得させることにより、光ディスクをドライブ(光ディスクに対して記録又は再生を行う装置)に挿入することなく、当該光ディスクに記録されたコンテンツ情報を参照することができる。
特開2005−302135号公報
しかしながら、特許文献1の記録再生装置では、コンテンツリスト記憶部に記憶されたコンテンツ情報を表示部に表示するものであるので、表示部に表示されるコンテンツ情報が正しくない場合がある。例えば、光ディスクが他の記録再生装置で使用されて、当該光ディスクのコンテンツ情報が更新されていた場合には、当該更新されたコンテンツ情報がコンテンツリスト記憶部に記憶されていないので、正しいコンテンツ情報(更新されたコンテンツ情報)を参照することができない。
一方、本出願人により、光ディスクを収納する複数のマガジンを備え、当該複数のマガジンのいずれか1つから光ディスクを取り出して任意のドライブに搬送し、当該光ディスクに対して記録又は再生を行う記録再生装置が検討されている。この記録再生装置によれば、マガジンの数や当該マガジンに収納される光ディスクの数を増加させることによりデータ容量を高容量化することができる。
このような構成を有する記録再生装置においては、特に、1台の記録再生装置内に収納される光ディスクの数が多くなるため、正しいコンテンツ情報を参照できないことは大きなデメリットとなる。
本開示は、光ディスクに記録された正しいコンテンツ情報を参照することができる記録再生装置を提供する。
本開示における記録再生装置は、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させるように構成されている。
本開示の記録再生装置によれば、光ディスクに記録された正しいコンテンツ情報を参照することができる。
本開示のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
図1は、本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置の構成を示す模式図であり、 図2は、図1の記録再生装置が備えるマガジンの構成を示す模式図であり、 図3は、図1の記録再生装置が備えるマガジンのRFタグに記憶された情報の一例を示す図であり、 図4は、図1の記録再生装置が備える情報記憶部に記憶された情報の一例を示す図であり、 図5は、図1の記録再生装置が備える情報記憶部に記憶された情報の他の例を示す図であり、 図6は、図1の記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートであり、 図7は、本開示の第2実施形態にかかる記録再生装置のマガジンの構成を示す模式図であり、 図8は、図7の記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートであり、 図9は、供給部がマガジン内の複数枚の光ディスクをそれぞれ別々のドライブに供給する様子を示す模式図であり、 図10は、供給部が複数枚の光ディスクを1枚ずつドライブに供給する様子を示す模式図であり、 図11は、図7の記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作の変形例を示すフローチャートであり、 図12は、クラウド・コンピューティング・システムを利用して記録再生装置の制御を行う場合のシステムの構成の一例を示す構成図である。
本開示の第1態様によれば、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
記録再生装置を提供する。
本開示の第2態様によれば、前記制御部は、前記情報比較部により比較した容量情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクから容量情報及びコンテンツ情報を読み取り、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する、第1態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第3態様によれば、前記光ディスクには、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、第1又は2態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第4態様によれば、前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる、第3態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第5態様によれば、前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報及び容量情報を読み取り、
前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる、第3態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第6態様によれば、前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報、容量情報、及びコンテンツ情報を読み取り、
前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させるとともに、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する、
第3態様に記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第7態様によれば、前記マガジンには、前記光ディスクが複数枚収納され、
前記複数枚の光ディスクには、それぞれ、当該複数枚の光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、
第3〜6態様のいずれか1つに記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第8態様によれば、前記個体識別情報記憶部は、前記記録再生部により前記光ディスクに対してデータが記録された時刻情報をさらに記憶し、
前記情報取得部は、前記個体識別情報記憶部から前記マガジン識別情報、前記容量情報、及び時刻情報を取得し、
前記情報記憶部は、前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報、容量情報、及び時刻情報とを互いに関連付けて記憶し、
前記情報比較部は、前記情報取得部が取得した容量情報及び時刻情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報及び時刻情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報又は時刻情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
第1態様に記載の記録再生装置を提供する。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、本開示の実施形態にかかる記録再生装置について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置について説明する。図1は、本第1実施形態にかかる記録再生装置の構成を示す模式図である。図2は、図1の記録再生装置が備えるマガジンの構成を示す模式図である。
図1に示すように、本第1実施形態にかかる記録再生装置1は、複数のマガジン11を収納するマガジンストッカー2を備えている。
各マガジン11は、図2に示すように、複数枚(例えば、12枚)の光ディスク12を収納可能に構成されている。本第1実施形態において、光ディスク12は、書き換え型の記録方式でデータを記録可能な記録媒体(例えば、BD−RE)である。マガジン11は、収納する光ディスク12の枚数分の記録容量を備えた記録媒体とも言い得る。マガジンストッカー2が収納するマガジン11の数が増加するほど、記録再生装置1が高容量化することになる。
マガジン11に収納された複数枚の光ディスク12は、供給部3により、光ディスク12に対してデータの記録又は再生を行う記録再生部の一例である複数台(例えば、12台)のドライブ4に供給される。供給部3は、マガジンストッカー2に収納されたマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
また、各マガジン11には、個体識別情報記憶部の一例であるRFタグ13が取り付けられている。RFタグ13とは、非接触で情報の書き込みと読み取りが可能なICタグである。RFタグ13には、図3に示すように、マガジン識別情報と、容量情報の一例である空き容量情報と、時刻情報とが記憶されている。ここで、マガジン識別情報とは、マガジン11を識別するための媒体識別情報をいう。また、空き容量情報とは、マガジン11内の複数枚の光ディスク12にデータを追加で記録可能な容量の情報をいう。また、時刻情報とは、マガジン11内の複数枚の光ディスク12にデータが最後に記録された時刻の情報をいう。
供給部3には、各マガジン11のRFタグ13に記憶されたマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を取得する情報取得部の一例であるリーダライタ5が設けられている。リーダライタ5は、RFタグ13に各種情報を書き込むこともできるものである。リーダライタ5が取得した各種情報は、図4及び図5に示すように、RFタグ13が取り付けられたマガジン11内の複数枚の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報(例えば、AVデータのタイトルを示す情報)と関連付けられて、情報記憶部6に記憶される。言い換えれば、情報記憶部6は、マガジン11内の複数枚の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報と、当該マガジン11のRFタグ13からリーダライタ5が取得した各種情報とを互いに関連付けて記憶する。以下、マガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶される情報をエントリという。
また、記録再生装置1には、リーダライタ5が取得した空き容量情報及時刻情報と、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された空き容量情報及び時刻情報とを比較する情報比較部7が設けられている。情報比較部7の比較結果は、制御部8に入力される。制御部8は、情報比較部7の比較に応じて、コンテンツ情報を含む各種情報を表示する表示部9を制御する。
また、制御部8は、例えば、データを管理するホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のマガジン11内の光ディスク12へのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御部8に指令を送る。制御部8は、当該指令に従い、供給部3、ドライブ4、表示部9などの各装置の動作を制御する。
次に、本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置1において、マガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報を参照するときの動作(以下、コンテンツ情報参照動作)について説明する。
図6は、本開示の第1実施形態にかかる記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートである。ここでは、ユーザが、マガジンストッカー2に収納された複数のマガジンの中から、コンテンツ情報を参照したい光ディスク12を収納するマガジン11(以下、任意のマガジンという)を選択(指定)したところから説明を開始する。なお、記録再生装置1の各部の動作は、制御部8の制御の下で行われる。
ステップST1では、リーダライタ5が、任意のマガジン11に設けられたRFタグ13からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を取得する。
ステップST2では、情報比較部7が、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリを情報記憶部6から検索する。
ステップST3では、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリが存在するか否かを判断する。当該エントリが存在しない場合、ステップST4に進み、当該エントリが存在する場合、ステップST7に進む。例えば、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報がXYZWである場合(図3参照)、情報記憶部6にはマガジン識別情報がXYZWであるエントリが存在するので(図4又は図5参照)、ステップST7に進む。
ステップST4では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST5では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。
ステップST6では、情報記憶部6が、ステップST5にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、任意のマガジン11に対応するエントリを新規に作成し記憶する。なお、情報記憶部6がエントリを新規に記憶するときは、通常、マガジン11内の光ディスク12に何らデータが記録されていないときと考えられる。この場合、新規なエントリのコンテンツ情報の欄は空欄となる(例えば、図4又は図5のマガジン識別情報がABCDであるエントリを参照)。ステップST6の終了後、ステップST11に進む。
ステップST7では、情報比較部7が、リーダライタ5が取得した空き容量情報及び時刻情報と、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された空き容量情報及び時刻情報とを比較する。情報比較部7により比較した空き容量情報又は時刻情報が一致しないとき、ステップST8に進み、情報比較部7により比較した空き容量情報及び時刻情報が一致するとき、ステップST11に進む。例えば、リーダライタ5が取得した各種情報が図3に示すものであり、情報記憶部6に記憶された情報が図4に示すものであるとき、空き容量情報及び時刻情報が一致しないので、ステップST8に進む。一方、リーダライタ5が取得した各種情報が図3に示すものであり、情報記憶部6に記憶された情報が図5に示すものであるとき、空き容量情報及び時刻情報が一致するので、ステップST11に進む。
ステップST8では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST9では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。
ステップST10では、情報記憶部6が、ステップST9にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、記憶している任意のマガジン11に対応するエントリを更新する。ステップST10の終了後、ステップST11に進む。
ステップST11では、表示部9がコンテンツ情報を表示する。すなわち、ステップST3にてリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリが存在しなかった場合、ステップST5にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報を表示部9が表示する。また、ステップST7にて情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、ステップST2にてリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリのコンテンツ情報を表示部9が表示する。また、ステップST7にて情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致しないとき、ステップST9にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報を表示部9が表示する。これにより、ユーザは、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報を参照することができる。
本第1実施形態にかかる記録再生装置1は、リーダライタ5が取得した容量情報及び時刻情報と、リーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された容量情報及び時刻情報とを比較する情報比較部7を備えている。例えば、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報が他の記録再生装置により更新されている場合、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報は一致しない。このため、本第1実施形態にかかる記録再生装置1では、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致しないとき、ドライブ4を制御して情報取得部5が取得したマガジン識別情報に対応するマガジン11の光ディスク12からコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部9に表示させるようにしている。これにより、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報が他の記録再生装置により更新されている場合であっても、光ディスク12に記録された正しいコンテンツ情報を参照することが可能になる。
また、任意のマガジン11内の光ディスク12に記録されたコンテンツ情報が他の記録再生装置により更新されていない場合、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報は一致する。このため、本第1実施形態にかかる記録再生装置1では、情報比較部7により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、情報取得部7が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶されたコンテンツ情報を表示部9に表示させるようにしている。これにより、光ディスク12に記録された正しいコンテンツ情報を参照することを迅速に行うことができる。
なお、ステップST5又はステップST9にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報とは、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13に書き込まれる。すなわち、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13の各種情報が更新される。これにより、任意のマガジン11のRFタグ13は、正しい情報を記憶することになる。なお、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13の各種情報を更新するタイミングは、情報記憶部6に記憶されたエントリを更新(又は新規作成)するタイミングと同時期であっても、異なっていてもよい。
《第2実施形態》
本開示の第2実施形態にかかる記録再生装置について説明する。図7は、本第2実施形態にかかる記録再生装置のマガジンの構成を示す模式図である。本第2実施形態にかかる記録再生装置が前記第1実施形態にかかる記録再生装置と異なる点は、複数枚の光ディスク12のそれぞれに、当該複数枚の光ディスク12を収納するマガジン11のRFタグ13に記憶された情報と同じ情報が記録されている点である。図7の領域14は、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報が記録された領域である。
光ディスク12のデータ保証期間は、通常50年である。一方、RFタグ13のデータ保証期間は、通常10年である。すなわち、光ディスク12に記憶されたデータよりも早く、RFタグ13に記憶されたデータが消えてしまう(あるいは、異なる値に化けてしまう)。このため、光ディスク12に対して記録又は再生可能であるときに、リーダライタ5がRFタグ13の各種情報の取得に失敗することが起こり得る。このような場合、CRCエラーが発生する。従来の記録再生装置においてCRCエラーが発生した場合には、装置全体の動作を停止させることが通常である。この場合、光ディスク12のコンテンツ情報を参照することができない。
これに対して、本第2実施形態にかかる記録再生装置においては、CRCエラーが発生した場合であっても、以下のコンテンツ情報参照動作を行うようにしている。図8は、本第2実施形態にかかる記録再生装置におけるコンテンツ情報参照動作を示すフローチャートである。
ステップST101では、リーダライタ5が、任意のマガジン11に設けられたRFタグ13からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を取得する。
ステップST102では、リーダライタ5によるRFタグ13からの各種情報の取得に際して、CRCエラーが発生したか否か判断する。CRCエラーが発生した場合には、ステップST103に進み、CRCエラーが発生していない場合には、ステップST105に進む。
ステップST103では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST104では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報(RFタグ13に記憶される情報と同じ情報)を読み取る。
ステップST105では、情報比較部7が、各ドライブ4またはリーダライタ5が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリを情報記憶部6から検索する。
ステップST106では、各ドライブ4またはリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリが存在するか否かを判断する。当該エントリがしない場合、ステップST107に進み、当該エントリが存在する場合、ステップST111に進む。例えば、各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報がXYZWである場合(図3参照)、情報記憶部6にはマガジン識別情報がXYZWであるエントリが存在するので(図4又は図5参照)、ステップST111に進む。
ステップST107では、各ドライブ4に光ディスク12が供給されたか否かを判断する。すなわち、ステップST103が行われたか否かを判断する。各ドライブ4に光ディスク12が供給されていない場合は、ステップST108に進み、各ドライブ104に既に光ディスク12が供給されている場合は、ステップST109に進む。
ステップST108では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST109では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。なお、ステップST103が行われ、ステップST104にて各ドライブ4に供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を既に読み取っている場合(ステップST107のYESの場合)は、それらの情報の読み取りを省略してもよい。
ステップST110では、情報記憶部6が、ステップST109にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、任意のマガジン11に対応するエントリを新規に作成し記憶する。ステップST110の終了後、ステップST118に進む。
ステップST111では、情報比較部7が、リーダライタ5又は各ドライブ4が取得した空き容量情報及び時刻情報と、リーダライタ5又は各ドライブ4が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて情報記憶部6に記憶された空き容量情報及び時刻情報とを比較する。情報比較部7により比較した空き容量情報及び時刻情報が一致しないとき、ステップST112に進み、情報比較部7により比較した空き容量情報及び時刻情報が一致するとき、ステップST118に進む。
ステップST112では、任意のマガジン11内の光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報(RFタグ13に記憶される情報と同じ情報)を読取済みであるか否かを判断する。すなわち、ステップS104が行われたか否かを判断する。各種情報を読取済みでないとき、ステップS113に進み、各種情報を読取済みであるとき、ST116に進む。
ステップST113では、供給部3が、任意のマガジン11から複数枚の光ディスク12を取り出し、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給する。
ステップST114では、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を読み取る。
ステップST115では、情報記憶部6が、ステップST114にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、時刻情報、及びコンテンツ情報を互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、記憶している任意のマガジン11に対応するエントリを更新する。ステップST115の終了後、ステップST118に進む。
ステップST116では、各ドライブ4が、ステップST103にてそれぞれ供給された光ディスク12からコンテンツ情報(残りの情報)を読み取る。
ステップST117では、情報記憶部6が、ステップST104にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報と、ステップST116にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報とを互いに関連付けて記憶する。すなわち、情報記憶部6が、記憶している任意のマガジン11に対応するエントリを更新する。ステップST117の終了後、ステップST118に進む。
ステップST118では、表示部9が、ステップST101にてリーダライタ5が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報を有するエントリのコンテンツ情報、あるいは、ステップST109、ステップST114、又はステップST116にて各ドライブ4が読み取ったコンテンツ情報を表示する。これにより、ユーザは、任意のマガジン11内の光ディスク12に記憶されたコンテンツ情報を参照することができる。
なお、ステップST104、ステップST109、又はステップST114にて各ドライブ4が読み取ったマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報は、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12に書き込まれる。すなわち、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12の各種情報が更新される。これにより、任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12は、正しい情報を記憶することになる。なお、リーダライタ5により任意のマガジン11のRFタグ13及び各光ディスク12の各種情報を更新するタイミングは、情報記憶部6に記憶されたエントリを更新(又は新規作成)するタイミングと同時期であっても、異なっていてもよい。
本第2実施形態にかかる記録再生装置によれば、光ディスク12に、当該光ディスク12を収納するマガジン11のRFタグ13に記憶された情報と同じ情報が記録されているので、CRCエラーが発生した場合でもコンテンツ情報参照動作を継続して、正しいコンテンツ情報を参照することができる。なお、例えば、RFタグ13が故障してCRCエラーすら発生しない場合(RFタグ13と通信できない場合)においても、光ディスク12にRFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録し、当該情報を読み取ることで、正しいコンテンツ情報を参照することができる。
なお、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録する光ディスク12は1枚であっても前記効果を得ることができる。但し、この場合、当該情報を記録した光ディスク12に、あるいは当該光ディスク12に対して記録又は再生を行うドライブ4に、何らかの異常があった場合には、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を参照できない可能性がある。このため、マガジン11内の2枚以上の光ディスク12に、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録することが好ましい。これにより、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報をより確実に参照することができる。
また、例えば、ユーザが誤ってマガジン11内の光ディスク12を不正規な光ディスク(他のマガジン内の光ディスクや本記録再生装置では使用不可能な光ディスク)に交換してしまうことが起こり得る。このため、本第2実施形態にかかる記録再生装置のように、マガジン11内の複数枚の光ディスク12のそれぞれに、RFタグ13に記憶された情報と同じ情報を記録することが好ましい。これにより、各光ディスク12に記録されたマガジン識別情報を参照することで、不正規な光ディスクの混入を検出することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をすべきではない。
また、前述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
例えば、前記実施形態では、容量情報として空き容量情報を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、空き容量情報に代えて、光ディスク12に記録されているデータの記録済み容量の情報を用いてもよい。
また、前記実施形態では、個体識別情報記憶部としてRFタグ13を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。個体識別情報記憶部は、接触、非接触に関わらず、個々の識別情報を記録した記憶部であればよい。
また、前記実施形態では、図9に示すように、マガジン11内の複数枚の光ディスク12と同じ数だけドライブ4を設け、当該複数枚の光ディスク12をそれぞれ別々のドライブ4に供給するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10に示すように、ドライブ4を1つ設け、当該ドライブ4に1枚ずつ光ディスク12を供給するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、1つのマガジン11に複数枚の光ディスク12が収納されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。1つのマガジン11に1枚の光ディスク12が収納されるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、RFタグ13や情報記憶部6に、時刻情報も記憶させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。必ずしもRFタグ13や情報記憶部6に時刻情報を記憶させる必要はない。但し、光ディスク12として書き換え型の記録方式でデータを記録可能な記録媒体を用いた場合には、空き容量情報が同じであっても、データの内容が異なる場合がある。この場合、正しいコンテンツ情報を表示できない可能性がある。これに対し、光ディスク2として追記型の記録方式でデータを記録可能な記録媒体(例えば、BD−Rメディア)を用いた場合には、空き容量情報が同じであればデータの内容は必ず同じであるので、時刻情報を記憶する必要性を無くすことができる。
また、前記実施形態では、コンテンツ情報のみが表示部9に表示されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。空き容量情報や時刻情報などの他の情報も表示部9に表示されるようにしてもよい。この場合、ユーザは、例えば、コンテンツ情報と空き容量情報の両方を参照して、光ディスク12に対してデータの再生や新たなデータの記録を行うことができる。
また、前記第2実施形態では、ステップST104(図8参照)において、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報を読み取るものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、ステップST104において、各ドライブ4が、それぞれ供給された光ディスク12からマガジン識別情報、空き容量情報、及び時刻情報に加えてコンテンツ情報を読み取り、ステップST112において、それらの情報を読取済みであるか否かを判断するようにしてもよい。ステップST104においてコンテンツ情報まで読み取ることにより、ステップST116(図8参照)を行う必要性を無くすことができる。なお、この場合も、前述したように、必ずしもRFタグ13や情報記憶部6に時刻情報を記憶させる必要はない。
また、前記実施形態では、制御部8が、ホストコンピュータからの指令に従い、供給部3、ドライブ4、表示部9などの各装置の動作を制御するものとしたが、このような制御は、所謂クラウド・コンピューティング・システムを利用して行うこともできる。図12は、クラウド・コンピューティング・システムを利用して記録再生装置の制御を行う場合のシステム構成の一例を模式的に示す構成図である。
図12に示すように、クラウド・コンピューティング・システムは、ネットワークNwを介してアクセス可能なサーバSc(所謂クラウドサーバ)を備えている。この場合、記録再生装置Dbは、例えば、制御部8に設けられた制御ユニット307内にネットワーク通信部310を備えている。このネットワーク通信部310により、記録再生装置DbがネットワークNwを介してクラウドサーバScと通信可能に接続されている。かかるネットワーク通信部310は、記録再生装置Dbの制御ユニット307内に設けてもよく、或いは制御ユニット307とは別に設けてもよい。
記録再生Dbを操作するユーザ端末機Pcも、ネットワークNwを介してクラウドサーバScと通信可能に接続されている。かかるユーザ端末機Pcとしては、例えば、マイクロコンピュータを主要部として構成された所謂パーソナルコンピュータで通信機能を有するものを用いることができる。
クラウドサーバScは、例えば、ユーザ端末機Pcを用いて行う所要の制御や演算を実行するためのプログラム、更には、かかる制御や演算に必要なデータ類についても、少なくともその一部を保持しており、ユーザの要求に応じて、その都度必要なプログラムやデータ類をダウンロードし利用に供することができる。
また、図12に示すように、以上のようなユーザ端末機PcをネットワークNwに複数接続するようにしてもよい。また、複数の記録再生装置DbをネットワークNwに接続してそれぞれ制御することもできる。
なお、以上の記録再生装置Dbは、ネットワーク通信部310を備えてクラウドサーバScを利用して制御される点を除いては、前記実施形態に係る記録再生装置と同様の構成を備え、同様の作動を行うものである。
かかるクラウド・コンピューティング・システムを利用することにより、記録再生装置やユーザ端末機もしくはこれらに付設した記憶装置などにプログラムやデータ類を保持させていた従来に比して、これら機器及び装置の構成を簡素化することが可能になる。利用するプログラムやデータ類が肥大化せざるを得ない場合などには、特に有効である。
なお、クラウドサーバScを、前述のような記録再生装置Dbの制御用途や演算用途に代えて、或いはこれらに加えて、記録再生装置Dbのデータバックアップ用途に供するようにしてもよい。
2012年10月1日に出願された日本国特許出願No.2012−219123号の明細書、図面、および特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
本開示にかかる記録再生装置は、光ディスクに記録された正しいコンテンツ情報を参照することができるので、特に、大容量のデータアーカイバなどの記録再生装置として有用である。
1 記録再生装置
2 マガジンストッカー
3 供給部
4 ドライブ
5 リーダライタ(情報取得部)
6 情報記憶部
7 情報比較部
8 制御部
9 表示部
11 マガジン
12 光ディスク
13 RFタグ(個体識別情報記憶部)
14 領域
本開示の第態様によれば、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
記録再生装置であって、
前記光ディスクには、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録され、
前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる
録再生装置を提供する。
本開示の第態様によれば、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
記録再生装置であって、
前記光ディスクには、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録され、
前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報及び容量情報を読み取り、
前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる
記録再生装置を提供する。
本開示の第態様によれば、光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
記録再生装置であって、
前記光ディスクには、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録され、
前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報、容量情報、及びコンテンツ情報を読み取り、
前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させるとともに、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する
記録再生装置を提供する。
本開示の第態様によれば、前記マガジンには、前記光ディスクが複数枚収納され、
前記複数枚の光ディスクには、それぞれ、当該複数枚の光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、
1〜3態様のいずれか1つに記載の記録再生装置を提供する。
本開示の第態様によれば、前記個体識別情報記憶部は、前記記録再生部により前記光ディスクに対してデータが記録された時刻情報をさらに記憶し、
前記情報取得部は、前記個体識別情報記憶部から前記マガジン識別情報、前記容量情報、及び時刻情報を取得し、
前記情報記憶部は、前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報、容量情報、及び時刻情報とを互いに関連付けて記憶し、
前記情報比較部は、前記情報取得部が取得した容量情報及び時刻情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報及び時刻情報とを比較し、
前記制御部は、
前記情報比較部により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
前記情報比較部により比較した容量情報又は時刻情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
1〜3態様のいずれか1つに記載の記録再生装置を提供する。

Claims (8)

  1. 光ディスクを収納する複数のマガジンであって、マガジン識別情報と前記光ディスクの容量情報とを記憶する個体識別情報記憶部をそれぞれ備える複数のマガジンと、
    前記光ディスクに対してデータの記録又は再生を行う記録再生部と、
    前記個体識別情報記憶部に記憶された前記マガジン識別情報及び前記容量情報を取得する情報取得部と、
    前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報及び容量情報とを互いに関連付けて記憶する情報記憶部と、
    前記情報取得部が取得した容量情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較する情報比較部と、
    前記コンテンツ情報を表示する表示部と、
    前記情報比較部の比較結果に応じて前記表示部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
    前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
    記録再生装置。
  2. 前記制御部は、前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクから容量情報及びコンテンツ情報を読み取り、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する、請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記光ディスクには、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、請求項1又は2に記載の記録再生装置。
  4. 前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる、請求項3に記載の記録再生装置。
  5. 前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報及び容量情報を読み取り、
    前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
    前記制御部は、
    前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
    前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させる、請求項3に記載の記録再生装置。
  6. 前記制御部は、前記情報取得部が前記マガジン識別情報及び前記容量情報の取得に失敗したとき、前記記録再生部を制御して前記取得に失敗したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからマガジン識別情報、容量情報、及びコンテンツ情報を読み取り、
    前記情報比較部は、前記記録再生部が読み取った容量情報と、当該記録再生部が読み取ったマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報とを比較し、
    前記制御部は、
    前記情報比較部により比較した容量情報が一致するとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
    前記情報比較部により比較した容量情報が異なるとき、前記記録再生部が読み取ったコンテンツ情報を前記表示部に表示させるとともに、前記情報記憶部に記憶される容量情報及びコンテンツ情報を、前記記録再生部が読み取った容量情報及びコンテンツ情報に更新する、
    請求項3に記載の記録再生装置。
  7. 前記マガジンには、前記光ディスクが複数枚収納され、
    前記複数枚の光ディスクには、それぞれ、当該複数枚の光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部に記憶された情報と同じ情報が記録されている、
    請求項3〜6のいずれか1つに記載の記録再生装置。
  8. 前記個体識別情報記憶部は、前記記録再生部により前記光ディスクに対してデータが記録された時刻情報をさらに記憶し、
    前記情報取得部は、前記個体識別情報記憶部から前記マガジン識別情報、前記容量情報、及び時刻情報を取得し、
    前記情報記憶部は、前記光ディスクに記録されたコンテンツ情報と、当該光ディスクを収納するマガジンの個体識別情報記憶部から前記情報取得部が取得したマガジン識別情報、容量情報、及び時刻情報とを互いに関連付けて記憶し、
    前記情報比較部は、前記情報取得部が取得した容量情報及び時刻情報と、当該情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶された容量情報及び時刻情報とを比較し、
    前記制御部は、
    前記情報比較部により比較した容量情報及び時刻情報が一致するとき、前記情報取得部が取得したマガジン識別情報と同じマガジン識別情報に関連付けられて前記情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報を前記表示部に表示させ、
    前記情報比較部により比較した容量情報又は時刻情報が一致しないとき、前記記録再生部を制御して前記情報取得部が取得したマガジン識別情報に対応するマガジンの光ディスクからコンテンツ情報を読み取り、当該読み取ったコンテンツ情報を表示部に表示させる、
    請求項1に記載の記録再生装置。
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