JP2010073034A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファイルの名称衝突が発生した場合でも関連する全てにファイルを保存することができ、ユーザが名称衝突を解消するための操作を格別に行うことなく対応できるようにする。
【解決手段】情報処理装置は、自装置側で保存したファイルを、ネットワーク接続されたファイル保存装置で使用されているファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存するとともに、ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関し、特に、例えばクライアントのファイルをネットワークストレージにバックアップする際に生じるコンフリクト(ファイル名の衝突)への対応で好ましく適用される技術に関するものである。
従来、パソコンなどの情報処理装置においては内臓HDD(Hard Disk Drive)が備えられており、データの保存及び管理を行うことができる。しかし、携帯性が求められる端末においては備えられる容量の制約があり、さらにまた、HDDは故障や衝撃による損傷及び寿命などにより保存されたデータが失われてしまう危険がある。このため、データを他の記憶手段を有するホスト装置にネットワークを介して保存するネットワークサーバを用いるなどの対応が行われている。
ネットワークサーバを用いたバックアップ処理を行おうとする場合、ユーザの操作によりデータをバックアップさせなければならず、また専用ソフトウエアを利用するにしても、そのようなソフトウエアを立ち上げてバックアップ指示を行うことが必要であり煩わしい。例えば特許文献1では、このような煩雑な操作を軽減するため、クライアントに内蔵する記憶装置に蓄積されたファイルをユーザに余計な負担をかけることなくサーバ側に自動的にバックアップさせる技術が開示されている。
特開平9−319639号公報
ところで、クライアント側で作成してHDDに保存したファイルをサーバ側にバックアップしようとしたとき、既に同一ファイル名のファイルがサーバ側に存在している(以下、ファイルの名称衝突と称する)ことがある。例えば、全く別のデータがオフライン時に他のクライアントで作成されてサーバ側にバックアップされていた場合や、2以上のクライアントが同一のバックアップファイルをサーバ側からコピーし、各クライアントがそれぞれファイルを編集して、異なる内容のファイルを同名ファイルとしてサーバ側にバックアップしようとする場合などである。
このような場合には、通常、上書き保存実行の確認メッセージが表示され、ユーザが実行を選択したときはバックアップ済みのファイル(古いファイル)が消去され保存することができず、またユーザが中止を選択したときはHDDのファイル(新しいファイル)をバックアップすることができない。また別の方法としては、ファイル名の変更を促すメッセージを表示し、名称衝突するファイルがサーバ側に存在しないときにバックアップを行うようにするものがある。しかし、この方法では、一旦HDD上のファイル名を変更してから再度バックアップの要求を行うという手間がかかり、また名称衝突しないファイル名が選択されるまでの間はパックアップができず不安定な状態となってしまう。
そこで、本発明は、ファイルの名称衝突が発生した場合でも関連する全てにファイルを保存することができ、ユーザが名称衝突を解消するための操作を格別に行うことなく対応できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の情報処理装置は、自装置側で保存したファイルを、ネットワーク接続されたファイル保存装置で使用されているファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存するとともに、ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持する。
本発明の第2の情報処理装置は、自装置側でのファイル名と同じファイル名でネットワーク接続されたファイル保存装置に保存されたファイルに関して、ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側で扱えるようにするとともに、ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持する。
本発明の第3の情報処理装置は、自装置側で保存したファイルを、ネットワーク接続されたファイル保存装置で使用されているファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存するとともに、ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持し、自装置側でのファイル名と同じファイル名でファイル保存装置に保存されたファイルに関して、ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側で扱えるようにするとともに、ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持する。
本発明の第4の情報処理装置は、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、自装置側で保存したファイルのファイル名とファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とが同じとき、自装置側で保持したファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存する別名保存手段と、ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、を有する。
本発明の第5の情報処理装置は、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側に保存されたファイルのファイル名とが同じとき、ファイル保存装置に保存されたファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する別名保存手段と、ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、を有する。
本発明の第6の情報処理装置は、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、自装置側で保存したファイルのファイル名とファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とが同じとき、自装置側で保持したファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存するとともに、ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側に保存されたファイルのファイル名とが同じとき、ファイル保存装置に保存されたファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する別名保存手段と、ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、を有する。
本発明の第7の情報処理装置は、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、自装置側で保存したファイルを、ファイル保存装置における情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域に保存する別名保存手段と、ファイル保存装置における記憶領域と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、を有する。
本発明の第1のプログラムは、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、コンピュータに、自装置側で保存したファイルのファイル名とファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とを比較するファイル名比較ステップと、ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、自装置側で保持したファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存する別名保存ステップと、別名保存ステップによるファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する対応付け情報保持ステップと、を実行させる。
本発明の第2のプログラムは、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、コンピュータに、ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側で保持するファイルのファイル名とを比較するファイル名比較ステップと、ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、ファイル保存装置に保存されたファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する別名保存ステップと、別名保存ステップによるファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する対応付け情報保持ステップと、を実行させる。
本発明の第3のプログラムは、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、コンピュータに、自装置側で保存したファイルのファイル名とファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とを比較する第1ファイル名比較ステップと、第1ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、自装置側で保持したファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名でファイル保存装置に保存する第1別名保存ステップと、第1別名保存ステップによるファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する第1対応付け情報保持ステップと、ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側で保持するファイルのファイル名とを比較する第2ファイル名比較ステップと、第2ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、ファイル保存装置に保存されたファイルをファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する第2別名保存ステップと、第2別名保存ステップによるファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する第2対応付け情報保持ステップと、を実行させる。
本発明の第4のプログラムは、ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、コンピュータに、自装置側で保存したファイルを、ファイル保存装置における情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域に保存する別名保存ステップと、第2別名保存ステップにより保存されたファイル保存装置の記憶領域と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持ステップと、を実行させる。
本発明によれば、ファイルの名称衝突が発生した場合でも関連する全てにファイルを保存することができ、ユーザが名称衝突を解消するための操作を格別に行うことなく対応することが可能となる。
まず、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の述べる実施形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態は、情報処理装置側でファイル保存装置側へのバックアップを制御し、ファイルの名称衝突が発生した場合に別のファイル名でのバックアップとファイル名の対応付けを行うものである。
はじめに本実施形態の構成について説明する。図1は、本実施形態の情報処理装置及びファイル保存装置の構成を示した図である。本実施形態において複数の情報処理装置1a〜1cはネットワーク3を介してファイル保存装置2と接続されている。なお、図では、3つの情報処理装置しか示されていないが、これに限られないことはいうまでもない。情報処理装置1(1a〜1cをまとめて1と称する)は、記憶部11、ファイル管理部12、通信制御部13、アプリケーション部14を有する。
記憶部11は、例えば内蔵のHDDあるいは外部接続されたHDDにより構成され、アプリケーション部14により書き込まれたファイル111を保存する。また、後述するバックアップ手段121により生成されたバックアップファイルリスト112を保持する。ファイル管理部12は、バックアップ手段121及びリストア手段122を有する。バックアップ手段121は、バックアップ対象のファイル111のバックアップ(ファイル保存装置2の記憶部21への保存)を行うとともに、バックアップしたファイルの管理情報をバックアップファイルリスト112として記憶部11に保存する。リストア手段122は、障害や破損などによりファイル111が読み出せなかったときファイルのリストア(ファイル保存装置2の記憶部21からのファイル取得)を行う。通信制御部13は、ネットワーク3を介して、ファイル保存装置2との間でファイルやその他の制御データのやり取りを行う。アプリケーション部14は、ファイルの記憶部11への書き込みや読み出しのほか、情報処理装置についての一般的な動作を行う。
他方、ファイル保存装置2は、記憶部21、通信制御部22を有する。記憶部21は、情報処理装置1から取得したファイルをバックアップデータとして保存する。通信制御部22は、ネットワーク3を介して、情報処理装置1との間でファイルやその他の制御データのやり取りを行う。
次に、本実施形態でのファイルのバックアップ処理について説明する。図2は、本実施形態において名称衝突した場合のバックアップ処理の全体的な流れを示したシーケンス図である。当該シーケンス図は、ファイルの名称衝突について第1の態様、第2の態様を示している。
第1の態様は、一方の情報処理装置がHDD上のファイルをファイル保存装置にバックアップしようとした時点で既にファイル保存装置に同一ファイル名のファイルが存在しており(一方の情報処理装置のオフライン時に他方の情報処理装置が同名となるファイルをファイル保存装置にバックアップ)、ファイルの名称衝突が発生したケースである。第2の態様は、ファイル保存装置に保存されている同一ファイルを2つの情報処理装置が読み出し、それぞれが編集を行ってHDDに保存してHDD上のファイルをファイル保存装置にバックアップしようとするときに、ファイルの名称衝突が発生したケースである。第1の態様はシーケンス図の前半部分(処理(1)から(7))に該当し、第2の態様はシーケンス図の後半部分(処理(11)から(19))に該当する。
第1の態様でのバックアップ処理について述べる。図2のSRVはファイル保存装置に対応し、PCは情報処理装置に対応する。まず、PC2において、ファイルを作成し(処理(1))、HDDに保存する(処理(2))。このときのファイル名は“newfile.dat”とする。次いで、オンラインに接続し、HDD上のファイルをSRVに保存してバックアップを行う(処理(3))。この時点で、PC2のHDDとSRVには、“newfile.dat”が保存される。
その後、PC1において、新たにファイルを作成し(処理(4))、HDDに保存する(処理(5))。このときのファイル名は“newfile.dat”で、PC2で保存したものとファイル名が同一だが、当然のことながら両ファイルはその内容が異なる。続いて、オンラインに接続し、HDD上のファイルをSRVにバックアップしようとするとき、SRV上に既に“newfile.dat”が存在することが判明する。そこで、PC1において、HDD上のファイル名とは別のファイル名“newfile1.dat”でSRVに保存する(処理(6))。
そして、SRVに"newfile1.dat"で保存したファイルを、PC1上で"newfile.dat"として扱えるようにするために、両ファイル名の対応付けを行って、ファイル名変換テーブルを作成する(処理(7))。このファイル名変換テーブルは、"newfile1.dat"の管理情報と共に、バックアップファイルリスト112に記録される。この時点で、SRVには"newfile.dat"と"newfile1.dat"が保存され、PC1及びPC2のHDDには"newfile.dat"が保存される。なお、SRV上の"newfile.dat"についてPC1上の"newfile.dat"と区別するため、SRV上の"newfile.dat"をPC1において"newfile1.dat"して扱えるように両ファイル名を対応付ける。
第2の態様でのバックアップ処理について述べる。まず、PC2において、オンライン接続してSRVから“testfile.jpg”を読み出す(処理(11))。その後、PC1において、オンライン接続してSRVから“testfile.jpg”を読み出す(処理(12))。ここで、PC1とPC2が読み出した“testfile.jpg”は同一内容のファイルである。また、PC1及びPC2において、ファイルを読み出した後は一旦オフライン状態に戻す。
SRVからファイルを読み出した後、オフライン時に、PC2においてファイル編集を行い(処理(13))、編集後のファイルをHDDに保存する(処理(14))。このときのファイル名は“testfile.jpg”とする(ただし、HDDに同一ファイル名のファイルが存在していないことが必要)。そして、オンラインに接続し、HDD上のファイルをSRVに保存してバックアップを行う(処理(15))。この時点で、PC2のHDDには編集後の“testfile.jpg”が保存され、またSRVには編集後の“testfile.jpg”が上書き保存される。
他方、PC1において、SRVから読み出したファイルについて編集を行い(処理(16))、編集後のファイルをHDDに保存する(処理(17))。このときのファイル名は“testfile.jpg”とする(ただし、HDDに同一ファイル名のファイルが存在していないことが必要)。続いて、オンラインに接続し、HDD上のファイルをSRVにバックアップしようとするとき、SRV上に存在する“testfile.jpg”がPC1の読み出した時点のファイルではなく、該ファイルから更新されたファイルが存在することが判明する。そこで、PC1において、HDD上のファイル名とは別のファイル名“testfile1.jpg”でSRVに保存する(処理(18))。
そして、SRVに“testfile1.jpg”で保存したファイルを、PC1上で“testfile.jpg”として扱えるようにするために、両ファイル名の対応付けを行って、ファイル名変換テーブルを作成し、HDDに保持する(処理(19))。この時点で、SRVには“testfile.jpg”と“testfile1.jpg”が保存され、PC1及びPC2のHDDには“testfile.jpg”が保存される。
なお、SRV上の“testfile.jpg”についてPC1上の“testfile.jpg”と区別するため、SRV上の“testfile.jpg”をPC1において“testfile1.jpg”して扱えるように両ファイル名を対応付ける。
図3は、本実施形態におけるファイル名変換テーブルの例を示した図である。PC上のファイル名とSRV上のファイル名とがそれぞれ対応するように変換テーブルを設ける。例えば、PC上の“newfile.dat”はSRV上の“newfile1.dat”に対応し、PC上の“newfile1.dat”はSRV上の“newfile.dat”に対応する。なお、別ファイル名の付け方は、SRV側とPC側で共通する必要はない。例えば、図3の“testfile.jpg”の場合のように、SRV上のファイル名は別ファイル名を“testfile−a.jpg”、“testfile−b.jpg”、・・・、“testfile−z.jpg”と付くようにしてもよい。
図4は、本実施形態の情報処理装置が行うファイルのバックアップ処理の具体的な流れを示したフローチャートである。まず、アプリケーション部14は、オンライン接続要求が発生したか否かを判定する(ステップS1)。オンライン接続要求が発生した場合(ステップS1/YES)は、オンライン接続処理を行う(ステップS2)。オンライン接続処理の詳細は図5を用いて後述する。
次いで、バックアップ手段121は、バックアップ要求が発生したか否かを判定し(ステップS3)、バックアップ要求が発生した場合(ステップS3/YES)は、SRVで保存されたファイルについてファイル名の検索を行う(ステップS4)。バックアップ要求は、ユーザにより任意に発生させてもよく、またHDD上のファイルがバックアップ対象である場合にバックアップ手段121により発生させてもよい。そして、ファイル名の検索では、バックアップの対象であるHDD上のファイルと同一ファイル名のファイルをSRV(記憶部21)から検索する。
そして、同一ファイル名のファイルが見つかった場合(ステップS5/YES)、バックアップ手段121は、PC上のファイル名とは異なるファイル名でSRVに保存し、バックアップを行う(ステップS6)。また、バックアップ手段121は、PC上のファイル名とSRV上のファイル名との対応付けを行い、その対応付けの情報をファイル名変換テーブルに記録して記憶部11(バックアップファイルリスト112)に保持する(ステップS7)。
他方、同一ファイル名のファイルが見つからなかった場合(ステップS5/NO)は、PC上のファイル名でHDDのファイルをSRVに保存する(ステップS8)。
図5は、本実施形態の情報処理装置が行うファイルのバックアップ処理の具体的な流れを示したフローチャート図4における、オンライン接続処理の詳細を表したものである。ファイル管理部12は、オンライン接続要求処理が発生すると、SRVで保存されたファイルについてファイル名の検索を行う(ステップS11)。ファイル名の検索は、PC側(HDD)に保存されているファイルと同一ファイル名のファイルをSRVから検索する。
同一ファイル名が見つかった場合(ステップS12/YES)は、ファイル名変換テーブルを参照する(ステップS13)。変換テーブルに、SRV上の同一ファイル名に対応するPC上のファイル名がある場合(ステップS14/YES)は、変換テーブルで対応付けられたファイル名のファイルが存在するように仮想的なファイル情報を生成する(ステップS15)。アプリケーション部14では、この情報に従い画面表示等が行われる。
変換テーブルに、SRV上の同一ファイル名に対応するPC上のファイル名がない場合(ステップS14/NO)は、SRV上のファイル名とは異なるファイル名を新たに付して、そのようなファイルが存在するように仮想的なファイル情報を生成する(ステップS16)。アプリケーション部14では、この情報に従い画面表示等が行われる。そして、ファイル名の対応付けを行いその対応付けの情報をファイル名変換テーブルに記録して記憶部11(バックアップファイルリスト112)に保持する(ステップS17)。
一方、ファイル名の検索で、同一ファイル名のファイルが見つからなかった場合(ステップS12/NO)は、SRV上のファイル名で、そのようなファイルが存在するように仮想的なファイル情報を生成する(ステップS18)。アプリケーション部14では、この情報に従い画面表示等が行われる。
本実施形態によれば、ファイル名の衝突が生じた場合でも、一方のファイルを上書きするなどしてデータを消去することなく、双方のファイルを別ファイルとして保存することが可能となる。また、本実施形態によれば、衝突したファイルの保存に関して、ユーザが該保存のための操作を意識することなく対応することができる。
[実施形態2]
本発明の第2の実施形態は、実施形態1のような情報処理装置側でのバックアップ制御(別ファイル名での保存)及びファイル名の対応付けに加えて、版管理の機能を持たせたものである。また、情報処理装置1上のファイルをファイル保存装置20に保存する際のファイル名の衝突自体を回避する第2の方法を実現するものである。
はじめに本実施形態の構成について説明する。図6は、本実施形態の情報処理装置及びファイル保存装置の構成を示した図である。実施形態1との相違点は、ファイル保存装置20の記憶部21が情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域211を備え、情報処理装置側のファイル名とファイル保存装置側のファイル名の対応付け情報を記録したバックアップファイルリスト212を保持する点である。各情報処理装置は、割り当てられた記憶領域211への書き込み権限を占有し、他の情報処理装置に割り当てられた記憶領域211からの読み込みとバックアップファイルリスト212へのアクセスの権限を他の情報処理装置と共用している。なお、情報処理装置1の構成は実施形態1と共通するが、ファイル保存装置20の構成に関連して機能が若干異なる。実施形態1と共通する点は省略し、相違点について述べる。
情報処理装置1が備えるファイル管理部12のバックアップ手段121は、記憶部11に書き込まれたファイル111がバックアップ対象の場合、ファイル保存装置20の記憶部21に保存する。ここで、バックアップ手段121は、情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域211に保存する。また、別なファイル名に変換して保存することで、同じファイルの新版を保存する場合でも、ファイル名衝突により旧版が失われることがなく、複数の版を保存することができる。ファイル名は、フルパスのファイル名の長さの制限に対応するため、連番などのファイル名で記録するようにしてもよい。
このように、ファイル名を変換して保存する場合には、バックアップ手段121は、ファイルのバックアップ(ファイル保存装置への保存)とともに、記憶部11上のファイル名と記憶領域211上のファイル名との対応付けを行い、その対応付けに関する情報をバックアップファイルリスト112とバックアップファイルリスト212に記録して保持する。
アプリケーション部14の要求に従い、ファイル管理部12が、記憶部11からファイル111を読み出す際に、障害、劣化、破損などでファイル111が読み出せなかった場合や、バックアップファイルリスト112とバックアップファイルリスト212を比較して記憶部21に最新版がある場合は、リストア手段122が記憶部21のファイルを用いてファイル復旧を行い、ファイル読み出し処理を継続する。
また、リストア手段122は、ファイル復旧の際、バックアップファイルリスト212の最新部分をバックアップファイルリスト112へ反映させ、記憶部21上のファイル名で読み出すとともに、記憶部11上のファイル名で記憶部11に復旧する。リストア手段122は、バックアップファイルリストの最新内容を反映させるときに、他の情報処理装置により保存された別バージョンのファイルの有無がバックアップファイルリスト212を参照することで、判別できる。また同時に、どの情報処理装置に割り当てられた記憶領域211上に存在し、どのような別名で記憶されているかが判別できる。これにより最新の内容のファイルを読み出すことができる。
次に、図7から図10を用いて本実施形態でのファイルのバックアップ処理について説明する。図7及び9は本実施形態においてバックアップ処理の全体的な流れを示したシーケンス図で、図8及び10は各装置に保存されるファイル及び画面表示されるファイルを説明するための図である。また、図7及び8は通常時におけるバックアップ処理を表し、図9及び10はファイルの名称衝突が発生した場合におけるバックアップ処理を表している。
はじめに、通常時におけるバックアップ処理について述べる。まず、PC1において、アプリケーション部14はファイルを作成し、HDDに接続してPC側に保存する(処理(1))。このときのファイル名は"A.jpg"であるが、ファイル保存装置へのバックアップの前に、削除される可能性があるので別な名前もつけておく(ハードリンクを張る)。この名前を"FF/A.jpgtmp"とする。ハードリンクを張ることで、"A.jpg"のファイル名で削除が行われても、ファイルの内容は失われず"FF/A.jpgtmp"のファイル名でアクセスすることができる。これは、ファイル保存装置へのバックアップが正常に完了したタイミングで削除してもよい。また、ハードリンクの代わりに、コピーを作っても良い。次いで、バックアップ手段121は、ファイル“A.jpg”のバックアップを行う。具体的には、HDDの保存した“FF/A.jpgtmp”をSRVの記憶領域211にコピーして“PC1/1”として保存し(処理(2))、該ファイルの制御情報“C1/1[A.jpg,PC1/1]”を生成してバックアップファイルリストとして保持する(処理(3))。この時点で、SRVには、ファイル“PC1/1”と制御情報“C1/1”が保持される。
なお、ファイル名“PC1/1”について、“/”より前の“PC1”はPC1で生成されたことを意味し、“/”より後ろの“1”は版の数を意味する。また、制御情報“C1/1[A.jpg,PC1/1]”について、“C1/1”はバージョン情報及び版数を意味し、“[A.jpg,PC1/1]”はファイルの識別情報(例えばPC上での名称)とバックアップのヒストリ(バックアップしたPCを表示)を意味する。実際には、たとえば、"PC1"や"C1"はフォルダ名、"1"はそれらのフォルダ内のファイル名で表現してもよい。また、"[A.jpg,PC1/1]"は、ファイル"C1/1"の内容として表現してもよい。
続いて、PC2において、バックアップしたファイルが読み出される処理について述べる。具体的には、制御情報“C1/1[A.jpg,PC1/1]”を読み出し、“A.jpg” としてファイル管理部12が仮想的にファイルを生成する。これにより、アプリケーション部14は"A.jpg"がPC2上に存在するかのように表示する(処理(4))。そして、アプリケーション部14がファイル"A.jpg"にアクセス要求をすると、ファイル管理部12が制御情報を用いてファイル“PC1/1”を"A.jpg"として、PC2上にコピーしてからアクセス要求に答える。結果的にアプリケーション部14は"A.jpg"の内容をロードする(処理(5))。この時、ファイル管理部12は、他のPCが作成した制御情報"C1/1"を利用して最新の"A.jpg"をPC2上で編集できるようにコピーしたので、最新の制御情報の格納エリア"C1"をリードオンリーにし、制御権をPC2に持ってくる。また、新しく制御情報の格納エリア"C2"を作成する。ロードした"A.jpg"について編集を行った後、編集後の"A.jpg"をHDDに保存する(処理(6))。このとき、"FF/A.jpgtmp"としてもハードリンクが張られる。
次いで、バックアップ手段121は、ファイル“A.jpg”のバックアップを行う。具体的には、HDDの保存した“FF/A.jpgtmp”をSRVの記憶領域211にコピーして“PC2/1”として保存する(処理(7))。また、ファイル“PC2/1”の制御情報“C2/1[A.jpg,PC1/1,PC2/1]”を生成してバックアップファイルリストとして保持する(処理(8))。この時点で、SRVには、ファイル“PC1/1”、“PC2/1”と、制御情報“C1/1”、“C2/1”が保持される。
なお、図7に図示していないが、制御情報“C1”のフォルダが読み出し専用にロックされたことを契機として、PC1において、制御情報“C2/1”を読み出し、“A.jpg”(PC2/1)を仮想的に表示する。HDD上にある“A.jpg”(PC1/1)については、旧ファイルとして別ファイル名の仮想情報が生成され、アクセスできるようにしてもよい。
また、PC1によるファイルのバックアップ、またPC2による編集ファイルのバックアップを経た後の各装置の状態は、図8に示す状態となる。SRVの実体格納エリア(記憶領域211)には、“PC1/1”、“PC2/1”が格納される。制御情報格納エリア(バックアップファイルリスト212)には、“C1/1[A.jpg,PC1/1]”、“C2/1[A.jpg,PC1/1,PC2/1]”が格納される。また、PC1では、HDDに1つ版の古いファイル"A.jpg"が保存されているが、アプリケーション部14には、新しい版の仮想ファイル"A.jpg"("PC2/1"に対応)と、古い版のファイル"A.jpg"(HDD上にあるが、別名、たとえば"A.jpgF/old(1).jpg"などで扱われる。)があるように見せる。また、PC2においても同様に、HDD上に最新ファイル"A.jpg"が保存されており、アプリケーション部14には新しい版の"A.jpg"(HDD上にある)と、古い版の仮想ファイル"A.jpg"("PC1/1"に対応)があるように見せる。
次に、ファイルの名称衝突が発生した場合におけるバックアップ処理について述べる。SRVにファイル“PC1/1”及び“PC2/1”と、制御情報“C1/1”及び“C2/1”が保持された状態で、PC1のアプリケーション部14が"A.jpg"を読み出そうとすると、ファイル管理部12が、読み出した制御情報“C2/1[A.jpg,PC1/1,PC2/1]”をもとに、SRV上のファイル“PC2/1”をコピーしてアプリケーション上にロードする(処理(9))。この時、ファイル管理部12は、他のPCが作成した制御情報"C2/1"を利用して最新の"A.jpg"をPC1上で編集できるようにコピーしたので、最新の制御情報の格納エリア"C2"をリードオンリーにし、制御権をPC1に持ってくる。また、新しく制御情報の格納エリア"C3"を作成する。一方、PC2において、HDDに保存された“A.jpg”(PC2/1)をアプリケーション上にロードする(処理(10))。
PC1のアプリケーション部14は、ロードした“A.jpg(PC2/1と同じ内容)”について編集を行った後、編集後の“A.jpg”をHDDに保存する(処理(11))。このとき、別な名前もつけておく(ハードリンクを張る)。この名前を“FF/A.jpgtmp”とする。なお、ここでのファイル名“A.jpg”は図9の処理(11)で保存したファイル名と同一であるため、HDD上では“A.jpg”が消去され、新しい内容の“A.jpg”により上書き保存されるものとする。他方、PC2のアプリケーション部14は、ロードした“A.jpg”(PC2/1と同じ内容)について編集を行い、編集後の新しい内容の“A.jpg”をHDDに保存する(処理(12))。このとき、別な名前もつけておく(ハードリンクを張る)。この名前を"FF/A.jpgtmp"とする。以上のように同一ファイルの編集・保存が同時的に行われた場合にコンフリクトが起こることになる。
そして、PC1のバックアップ手段121は、HDDに保存した"FF/A.jpgtmp"(PC1のHDD上)をファイル保存装置20上のPC1に割り当てられた記憶領域にコピーし、SRVへのバックアップを行う(処理(13))。ここでのファイル名は“PC1/2”とする。一方、PC2のバックアップ手段121は、HDDに保存した"FF/A.jpgtmp"(PC2のHDD上)をファイル保存装置20上のPC2に割り当てられた記憶領域にコピーし、SRVへのバックアップを行う(処理(14))。ここでのファイル名は“PC2/2”とする。
ファイル“PC1/2”の制御情報“C3/1[A.jpg,PC1/1,PC2/1,PC1/2]”を生成して、バックアップファイルリストとして保持する(処理(15))。他方、PC2のバックアップ手段121は、ファイル"PC2/2"の制御情報“C2/1”のフォルダを読み出し専用にロックし、ファイル“PC2/2”の制御情報“C3/1”を生成しようとするが、"C2"が読み出し専用にロックされているため、失敗する。これにより、コンフリクトを調査する必要ありと判定される。そして、"C2"以降の制御情報すべてを読み込む。(今回は、"C3/1"のみ)"C3/1"を参照することにより、保存しようとしているファイルについての新しい制御情報があることが判明する。つまり、PC2が“A.jpg”(PC2/1)を読み出した時点の制御情報は“C2/1”であったが、バックアップ後の制御情報の生成時点では最新の制御情報が“C3/1”であり、ここでコンフリクトが生じていることが判定される。つまり、最新でない制御情報をもとに読み出したファイルを編集した結果(現在のPC2上の"A.jpg")と、PC1により保存された最新ファイル"PC1/2"とのコンフリクトが生じている。
そこで、PC2のバックアップ手段121は、制御情報“C3/1”のフォルダ“C3"を読み出し専用にロックし、3つの制御情報、“C4/1[A.jpg]”、“C4/2[A.jpgF/PC1.jpg,PC1/1,PC2/1,PC1/2]”、“C4/3[A.jpgF/PC2.jpg,PC1/1,PC2/1,PC2/2]”を生成して、バックアップファイルリストとして保持する(処理(16))。制御情報“C4/1”は、コンフリクトが発生したことを表す制御情報である。また、制御情報“C4/2”は、SRV上のファイル“PC1/2”に対応する制御情報で、該ファイルをSRVから読み出す際に用いる。また、制御情報“C4/3”は、SRV上のファイル“PC2/2”に対応する制御情報で、該ファイルをSRVから読み出す際に用いる。ここで仮に、PC2の制御情報書き込み処理が早かった場合について記載しておく。この場合は、PC2は、“C2/2"の生成に失敗したのち、“C3"の内容が空なので、“C3"をリードオンリーにロックし、“C4"を作って制御情報を書き込むことになる。この場合は、上記のような処理をPC1側が行うことになる。
この時点で、SRVには、4つのファイル“PC1/1”、“PC1/2”、“PC2/1”、“PC2/2”と、6つの制御情報“C1/1”、“C2/1”、“C3/1”、“C4/1”、“C4/2”、“C4/3”が保持される。
また、PC1及びPC2による編集ファイルのバックアップ、またコンフリクト対応を経た後の各装置の状態は、図10に示す状態となる。SRVの実体格納エリア(記憶領域211)には、“PC1/1”、“PC1/2”、“PC2/1”、“PC2/2”が格納される。制御情報格納エリア(バックアップファイルリスト212)には、“C1/1[A.jpg,PC1/1]”、“C2/1[A.jpg,PC1/1,PC2/1]”、“C3/1[A.jpg,PC1/1,PC2/1,PC1/2]”、“C4/1[A.jpg]”、“C4/2[A.jpgF/PC1.jpg,PC1/1,PC2/1,PC1/2]”、“C4/3[A.jpgF/PC2.jpg,PC1/1,PC2/1,PC2/2]”が格納される。
また、PC1では、HDDにファイル“PC1/2"に相当するファイルが保存されている。このファイルは、“A.jpg"と"FF/A.jpgtmp"の名前で参照できる状態である。また、別の名前、たとえば“A.jpgF/old(1).jpg",“A.jpgF/old(2).jpg",“A.jpgF/PC1.jpg",“A.jpgF/PC2.jpg"といった名前で、“PC1/1”、“PC1/2”、“PC2/1”、“PC2/2”が仮想的に存在するかのように扱われる。これらのファイルは読み込みのみできる権限とするのが良い。また、この仮想的なフォルダ“A.jpgF"もファイル管理部以外から新規ファイル作成などができないフォルダ属性にするのが良い。また、PC2においても同様に、HDDにファイル"PC2/2”に相当するファイルが保存されている。このファイルは“A.jpg"と“FF/A.jpgtmp"の名前で参照できる状態にある。また、PC1と同じように4つの仮想的なファイルが存在するかのように扱われる。
本実施形態によれば、ファイル保存装置側に情報処理装置ごとに割り当てた記憶領域を設け、各記憶領域に情報処理装置からのバックアップファイルを保存し、バックアップ元の区別及び版数を考慮したファイル名を付しているため、ファイル名のコンフリクトが発生しない。また、ファイル保存装置上のファイルの制御情報についても、制御情報を書き込むフォルダを1時に1PCが占有し、コンフリクトが生じていることを容易に検出することができる仕組みになっている。これにより、コンフリクトが生じた場合でも、情報処理装置側で、別個に保存された各ファイルにアクセスできるような制御情報を生成してファイル保存装置に保持させ、情報処理装置側で仮想的なファイルとしてアクセスできる。このため、ユーザが意識して格別の操作することなくコンフリクトに対応することが可能となる。さらにまた、ファイル保存装置から情報処理装置上にファイルを復元する場合にも、自動的に別名にて復元されるため、ユーザが意識して格別の操作をする必要はない。
上述してきた実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
すなわち、本実施形態における情報処理装置で実行されるプログラムは、先に述べた各手段(バックアップ手段、リストア手段等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、コンピュータ(CPU)が所定の記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段が主記憶装置上にロードされ、バックアップ手段、リストア手段等が主記憶装置上に生成される。
本実施形態における情報処理装置で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供あるいは配布するように構成してもよい。
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
本発明の実施形態に係る情報処理装置及びファイル保存装置の構成を示した図である。 本発明の実施形態において名称衝突した場合のバックアップ処理の全体的な流れを示したシーケンス図である。 本発明の実施形態におけるファイル名変換テーブルの例を示した図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置が行うファイルのバックアップ処理(全体処理)の具体的な流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理装置が行うファイルのバックアップ処理(オンライン接続処理)の具体的な流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理装置及びファイル保存装置の構成を示した図である。 本発明の実施形態において通常時のバックアップ処理の全体的な流れを示したシーケンス図である。 本発明の実施形態において各装置に保存されるファイル及び画面表示されるファイルを説明するための図である。 本発明の実施形態において名称衝突時のバックアップ処理の全体的な流れを示したシーケンス図である。 本発明の実施形態において各装置に保存されるファイル及び画面表示されるファイルを説明するための図である。
符号の説明
1a〜1c 情報処理装置
2,20 ファイル保存装置
3 ネットワーク
11,21 記憶部
12,22 ファイル管理部
13 通信制御部
14 アプリケーション部
111 ファイル
112,212 バックアップファイルリスト
121 バックアップ手段
122 リストア手段
211 記憶領域

Claims (20)

  1. 自装置側で保存したファイルを、ネットワーク接続されたファイル保存装置で使用されているファイル名と異なるファイル名で前記ファイル保存装置に保存するとともに、前記ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持することを特徴とする情報処理装置。
  2. 自装置側でのファイル名と同じファイル名でネットワーク接続されたファイル保存装置に保存されたファイルに関して、前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側で扱えるようにするとともに、前記ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持することを特徴とする情報処理装置。
  3. 自装置側で保存したファイルを、ネットワーク接続されたファイル保存装置で使用されているファイル名と異なるファイル名で前記ファイル保存装置に保存するとともに、前記ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持し、
    自装置側でのファイル名と同じファイル名で前記ファイル保存装置に保存されたファイルに関して、前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側で扱えるようにするとともに、前記ファイル保存装置でのファイル名と自装置側でのファイル名の対応付け情報を保持することを特徴とする情報処理装置。
  4. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、
    自装置側で保存したファイルのファイル名と前記ファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とが同じとき、前記自装置側で保持したファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で前記ファイル保存装置に保存する別名保存手段と、
    前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、
    前記ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側に保存されたファイルのファイル名とが同じとき、前記ファイル保存装置に保存されたファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する別名保存手段と、
    前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、
    自装置側で保存したファイルのファイル名と前記ファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とが同じとき、前記自装置側で保持したファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で前記ファイル保存装置に保存するとともに、前記ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側に保存されたファイルのファイル名とが同じとき、前記ファイル保存装置に保存されたファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する別名保存手段と、
    前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置であって、
    自装置側で保存したファイルを、前記ファイル保存装置における情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域に保存する別名保存手段と、
    前記ファイル保存装置における記憶領域と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記別名保存手段は、自装置側で保存したファイルが前記ファイル保存装置への保存を必要とするファイルである場合に、同一ファイル名のファイルが前記ファイル保存装置に保存されているか否かを判定することを特徴とする請求項4又は6に記載の情報処理装置。
  9. 自装置側で保存したファイルを読み出せないとき、前記ファイル保存装置に保存されたファイルを用いてファイルの復旧を行う第1ファイル復旧手段を有することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1ファイル復旧手段は、前記対応付け情報保持手段に保持された対応付け情報を参照して、前記読み出し不能ファイルに対応するファイルを前記ファイル保存装置から読み出し、自装置側でのファイル名を用いて自装置側に再度保存することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記別名保存手段は、自装置側で保存したファイルを、前記ファイル保存装置における情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域に保存し、
    前記対応付け情報保持手段は、前記生成した対応付け情報のマスタ情報を前記ファイル保存装置に保持させることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  12. 前記別名保存手段は、自装置側で保存したファイルが前記ファイル保存装置への保存を必要とするファイルである場合に、前記ファイル保存装置に保持させた対応付け情報を参照して、同一ファイル名のファイルが前記ファイル保存装置に保存されているか否かを判定することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 自装置側で保存したファイルを読み出せないとき、前記ファイル保存装置に保存された最新のファイルを用いてファイルの復旧を行う第2ファイル復旧手段を有することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記第2ファイル復旧手段は、前記ファイル保存装置に保持された対応付け情報と自装置で保持した対応付け情報とを比較し、前記読み出し不能ファイルに対応する最新のファイルが前記ファイル保存装置に保存されている場合に、前記ファイル保存装置の対応付け情報を参照して前記最新のファイルを前記ファイル保存装置から読み出し、自装置側でのファイル名を用いて自装置側に再度保存することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記第2ファイル復旧手段は、前記ファイル保存装置から前記ファイル復旧に用いた対応付け情報を取得し、前記取得した対応付け情報を用いて自装置の対応付け情報を更新することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記対応付け情報保持手段は、ファイルの版管理情報を前記対応付け情報に含めて前記ファイル保存装置に保持させることを特徴とする請求項11から15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、
    コンピュータに、
    自装置側で保存したファイルのファイル名と前記ファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とを比較するファイル名比較ステップと、
    前記ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、前記自装置側で保持したファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で前記ファイル保存装置に保存する別名保存ステップと、
    前記別名保存ステップによる前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する対応付け情報保持ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側で保持するファイルのファイル名とを比較するファイル名比較ステップと、
    前記ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、前記ファイル保存装置に保存されたファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する別名保存ステップと、
    前記別名保存ステップによる前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する対応付け情報保持ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  19. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、
    コンピュータに、
    自装置側で保存したファイルのファイル名と前記ファイル保存装置に既に保存されているファイルのファイル名とを比較する第1ファイル名比較ステップと、
    前記第1ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、前記自装置側で保持したファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で前記ファイル保存装置に保存する第1別名保存ステップと、
    前記第1別名保存ステップによる前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する第1対応付け情報保持ステップと、
    前記ファイル保存装置に保存されたファイルのファイル名と自装置側で保持するファイルのファイル名とを比較する第2ファイル名比較ステップと、
    前記第2ファイル名比較ステップによる比較結果がファイル名同一であるとき、前記ファイル保存装置に保存されたファイルを前記ファイル保存装置でのファイル名と異なるファイル名で自装置側に保存する第2別名保存ステップと、
    前記第2別名保存ステップによる前記ファイル保存装置での保存に用いたファイル名と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、該対応付けの情報を生成して保持する第2対応付け情報保持ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  20. ネットワークを介してファイル保存装置と接続された情報処理装置に用いられるプログラムであって、
    コンピュータに、
    自装置側で保存したファイルを、前記ファイル保存装置における情報処理装置ごとに割り当てられた記憶領域に保存する別名保存ステップと、
    前記第2別名保存ステップにより保存された前記ファイル保存装置の記憶領域と自装置側での保存に用いたファイル名との対応付けを行い、対応付け情報を生成して保持する対応付け情報保持ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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