JPWO2014045980A1 - 挿抜補助具 - Google Patents

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Abstract

螺旋回転部材(130)は、挿入部(30)が挿通し、長手軸Cの軸周りに回転する円筒状の本体部(131)と、本体部(131)の外周面に配設され、且つ長手軸Cの軸周りに螺旋状に配設されるフィン部(133)とを有している。螺旋回転部材(130)は、螺旋回転部材(130)の長手軸方向において螺旋回転部材(130)の少なくとも一部に配設され、さらにX線観察下においてX線によって明瞭に造影される明瞭領域(143)とX線によって不明瞭に造影される不明瞭領域(141)とが螺旋回転部材130の周方向において識別されるように配設され、X線を遮断するX線遮断部(135)をさらに有している。

Description

本発明は、管腔への挿入部の挿抜を補助する挿抜補助具に関する。
例えば特許文献1は、カテーテルを開示している。このカテーテルは、内視鏡が挿入可能な波形管と、波形管の先端部に配設されている螺旋ねじとを有している。またこのカテーテルは、螺旋ねじから離れて配設され、波形管の基端部に配設され、波形管を介して螺旋ねじを回転させるハンドルと、ハンドルよりも波形管の基端部に配設され、内視鏡を固定する固定部とをさらに有している。
波形管は、筒形状を有している。螺旋ねじは、波形管の外周面、且つ波形管の長手軸の軸周りに螺旋状に配設されている。ハンドルが回転することによって、波形管が回転する。そして、波形管の回転によって、螺旋ねじが回転する。回転する螺旋ねじが管腔の内壁と係合することで、波形管は推進力を得る。これにより波形管は、この推進力によって例えば前進を補助される。
特表2011−520563号公報
例えば、波形管が胃から十二指腸に向かって挿入される際、波形管は幽門を通過する。十二指腸及び幽門は胃に比べて細く、波形管の位置が確認されないと、波形管は容易に幽門に挿入されない。また波形管の位置が確認されないと、波形管が幽門に挿入される前に、波形管が胃壁に当接してしまい、胃壁が傷つく虞が生じる。
また波形管が幽門を通過する際、螺旋ネジと波形管とは幽門から抵抗を受ける。このため、波形管の位置が確認されないと、波形管が幽門を通過し十二指腸に挿入されたにも関わらず、波形管が胃壁に当接したと誤認識され、波形管が間違って幽門から抜去されてしまう虞が生じる。
このように波形管が例えば体内においてどこに位置するか、容易に確認することが望まれている。
また波形管が幽門を通過する際、波形管の回転が前記した抵抗によって停止する、または回転の速度が抵抗によって低下するといった、回転状況が抵抗によって変化する虞が生じる。このとき、内視鏡は波形管を挿通しており、螺旋ネジと波形管とは内視鏡が撮像する画像に撮像されない。よって回転状況の変化は、内視鏡が撮影する画像からでは、容易に確認できない虞が生じる。
なお、一般的に、カテーテルは、X線観察下において用いられる。この時、カテーテルは、X線によって明瞭に造影されない。よってX線観察下において、螺旋ネジと波形管との回転状況までは明瞭にモニタなどに表示されず、回転状況は容易に確認できない虞が生じる。
このように、X線観察下において、螺旋ネジと波形管の位置と、螺旋ネジと波形管との回転状況とは、容易に確認できない虞が生じ、容易に確認することが望まれている。
なお波形管が胃から食道に向かって抜去される際、波形管は噴門を通過する。この時においても、螺旋ネジと波形管との位置と、螺旋ネジと波形管との回転状況とは、容易に確認できない虞が生じ、容易に確認することが望まれている。
このため本発明は、X線観察下において、位置と回転状況とを容易に確認できる挿抜補助具を提供することを目的とする。
本発明の挿抜補助具の一態様は、長手軸を有する内視鏡の挿入部が挿通した状態で管腔に挿抜され、前記管腔への前記挿入部の挿抜を補助する挿抜補助具であって、前記挿入部が挿通し、前記長手軸の軸周りに回転する筒状の本体部と、前記本体部の外周面に配設され、且つ前記長手軸の軸周りに螺旋状に配設されるフィン部と、前記挿抜補助具の長手軸方向において前記挿抜補助具の少なくとも一部に配設され、さらにX線観察下においてX線によって明瞭に造影される明瞭領域と前記X線によって不明瞭に造影される不明瞭領域とが前記挿抜補助具の周方向において識別されるように配設され、前記X線を遮断するX線遮断部と、を具備する。
本発明によれば、X線観察下において、位置と回転状況とを容易に確認できる挿抜補助具を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る内視鏡システムの概略構成図である。 図2は、湾曲操作部側から見た操作部の側面図である。 図3Aは、湾曲部の基端部と可撓管部の先端部との連結構造を示す斜視図である。 図3Bは、湾曲部の基端部と可撓管部の先端部との連結構造を示す断面図である。 図3Cは、図3Bに示す3C−3C線における断面図である。 図4Aは、螺旋回転部材の斜視図である。 図4Bは、螺旋回転部材の長手軸の軸回り方向において、X線遮断部の配設位置を説明する概略図である。 図5Aは、螺旋回転部材が胃から幽門に進行する状態の図である。 図5Bは、図5Aに示す螺旋回転部材が造影された状態を示し、螺旋回転部材の先端部側の位置と回転状況とを説明する図である。 図6Aは、螺旋回転部材が幽門に挿入された状態の図である。 図6Bは、図6Aに示す螺旋回転部材が造影された状態を示し、螺旋回転部材の基端部側の位置と回転状況とを説明する図である。 図7は、オーバーチューブの斜視図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示す概略図である。 図9は、第2の実施形態に係る挿入補助具を概略的に示す斜視図である。 図10は、第2の実施形態に係る挿入補助具を挿入部に取付けられた状態で概略的に示す断面図である。 図11は、第2の実施形態に係る挿入補助具の筒状本体及び固定筒状部の非規制状態での構成を概略的に示す断面図である。 図12は、第2の実施形態に係る挿入補助具の筒状本体及び固定筒状部の規制状態での構成を概略的に示す断面図である。 図13は、第1の実施形態に係る挿入補助具の回転筒状部が管腔において回転軸回り方向に回転する状態を説明する概略図である。 図14は、第1の変形例に係る挿入補助具の筒状本体及び固定筒状部の非規制状態での構成を概略的に示す断面図である。 図15は、第1の変形例に係る挿入補助具の筒状本体及び固定筒状部の規制状態での構成を概略的に示す断面図である。 図16は、第3の実施形態に係る挿入補助具を挿入部に取付けられた状態で概略的に示す斜視図である。 図17は、第3の実施形態に係る挿入補助具を挿入部に取付けられた状態で概略的に示す断面図である。 図18Aは、第3の実施形態に係る挿入補助具の筒状本体及び固定筒状部の構成を概略的に示す断面図である。 図18Bは、第3の実施形態に係る挿入部及び挿入補助具を口から管腔に挿入した状態を示す概略図である。 図19は、第2の変形例に係る挿入補助具の筒状本体及び回転筒状部の構成を概略的に示す断面図である。 図20は、第3の変形例に係る挿入補助具の筒状本体の構成を説明する概略図である。 図21は、第4の変形例に係る挿入補助具の駆動部材及び筒状本体の構成を概略的に示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2と図3Aと図3Bと図3Cと図4Aと図4Bと図5Aと図5Bと図6Aと図6Bとを参照して、第1の実施形態について説明する。なお図2において、駆動部材101とケーブル101aとの図示を省略するように、一部の図面では、図示の明瞭化のために、部材の一部の図示を省略している。また以下において、長手軸Cとは、例えば、挿入部30の長手軸を示す。長手軸方向とは、例えば、挿入部30の長手軸方向を示す。径方向は、挿入部30の径方向を示す。
[内視鏡システム10]
図1に示すように、内視鏡システム10は、例えば被検体の管腔に挿抜される挿入部30を有する内視鏡20と、挿入部30が管腔を挿抜する際に、挿抜を補助する推進力を制御する制御ユニット200とを有している。管腔は、図5Aと図5Bと図6Aと図6Bとに示すように、例えば、幽門307と十二指腸309と噴門311等を示す。
また図1に示すように、内視鏡システム10は、内視鏡20によって撮像された画像を表示する表示部210と、光が挿入部30の先端部から観察対象物に出射されるために配設されている光源ユニット220とをさらに有している。内視鏡20によって撮像された画像は、管腔内の観察対象物を表示している。観察対象物とは、例えば、管腔内における患部や病変部等である。
また図1に示すように、内視鏡システム10は、例えば内視鏡検査室に設置され、例えばX線を照射し、造影するX線照射造影部230と、X線照射造影部230と共に例えば内視鏡検査室に設置され、X線照射造影部230によって造影された画像を表示する表示部240とともに使用される。
[内視鏡20の構成1]
図1に示すように、内視鏡20は、管腔に挿抜され、長手軸Cを有する細長い挿入部30と、挿入部30の基端部と連結し、内視鏡20を操作する操作部70とを有している。このような内視鏡20は、洗浄及び滅菌可能となっている。
[挿入部30]
図1に示すように、挿入部30は、挿入部30の先端部側から挿入部30の基端部側に向かって、先端硬質部31と、湾曲部33と、可撓管部35とを有している。先端硬質部31の基端部は湾曲部33の先端部と連結し、湾曲部33の基端部は可撓管部35の先端部と連結している。
先端硬質部31は、挿入部30の先端部であり、硬く、曲がらない。先端硬質部31は、観察対象物を撮像する図示しない撮像ユニットと、観察対象物に光を出射する図示しない出射部とを有している。出射部は、光源ユニット220と光学的に接続しており、光源ユニット220から導光された光を観察対象物に出射する。
湾曲部33は、後述する図2に示す湾曲操作部73aの操作によって、例えば上下といった所望の方向に湾曲する。湾曲部33が湾曲することにより、先端硬質部31の位置と向きとが変わる。これにより、光が図示しない観察対象物に照明され、図示しない観察対象物が観察視野内に捉えられる。
可撓管部35は、所望な可撓性を有している。よって可撓管部35は、外力によって曲がる。可撓管部35は、操作部70における後述する本体部71から延出されている管状部材である。可撓管部35は、例えば、金属の螺旋管と、この螺旋管の外側に配設され、螺旋管を覆う網状の網状管と、この網状管の外側に配設され、網状管を覆う樹脂製の外皮とを有している。
図3Aと図3Bとに示すように、湾曲部33の基端部は、湾曲部側口金33aと連結している。また図3Aと図3Bとに示すように、可撓管部35の先端部は、可撓管部側口金35aと連結している。
[湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部との連結構造40]
図3Aと図3Bとに示すように、連結構造40は、水密を確保するように湾曲部側口金33aの基端部と嵌合する筒状の口金41と、水密を確保するように可撓管部側口金35aと嵌合する筒状の口金43とを有している。筒状は、例えば円筒状を含む。また連結構造40は、水密を確保するように長手軸方向において口金41と口金43とを連結する円筒部材45と、口金41と口金43と円筒部材45とを連結する例えばピン等の連結部材47とをさらに有している。連結構造40は、洗浄及び滅菌可能となっている。
[口金41]
図3Bに示すように、口金41は、口金41が湾曲部側口金33aと連結する際に湾曲部側口金33aが挿入されて嵌合する先端部41aと、基端部41bとを有している。
また口金41は、基端部41bの縁部に配設され、基端部41bから先端部41aに向かって凹設され、口金41が円筒部材45と連結する際に、円筒部材45の先端部45aが挿入されて嵌合する環状の溝部41dをさらに有している。環状は、例えば円環状を含む。
図3Bに示すように、円筒部材45の先端部45aは、溝部41dに挿入される。図3Bに示すように、この状態で、溝部41dには、例えばOリングなどの水密確保部材49aが配設される。水密確保部材49aは、口金41の基端部41bと円筒部材45の先端部45aとに密着し、口金41と円筒部材45との間の水密を確保する。
また図3Bに示すように、口金41は、基端部41bの周面の一部が口金41の内部に向かって突出することで形成される平板状の突出部41fを有している。突出部41fは、口金41の長手軸方向において突出部41fを貫通する係合孔41gを有している。係合孔41gには、湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部とが連結する際に、連結部材47が貫通及び係合する。
[口金43]
図3Bに示すように、口金43は、円筒部材45の基端部45bに挿入されて嵌合する先端部43aと、可撓管部側口金35aが挿入されて嵌合する基端部43bとを有している。
また図3Bに示すように、口金43は、先端部43a側に配設され、湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部とが連結する際に、長手軸方向において係合孔41gと同一直線上に配設され、連結部材47が係合する凹部43gをさらに有している。
また図3Bに示すように、口金43は、口金43の長手軸方向に沿って配設され、口金43の肉厚部を貫通し、後述する軸部材103が挿通する貫通口部43hをさらに有している。貫通口部43hは、凹部43gに対して、口金43の径方向においてずれて配設されている。貫通口部43hは、凹部43gに対して、例えば外側に配設されている。
[円筒部材45]
図3Bに示すように、円筒部材45は、口金41の溝部41dと嵌合する先端部45aと、口金43の先端部43aを覆った状態で口金43の先端部43aと嵌合する基端部45bとを有している。
また図3Bに示すように、円筒部材45は、連結部材47を保持する保持孔45gをさらに有する。保持孔45gは、円筒部材45の肉厚部に配設されており、円筒部材45の長手軸方向において円筒部材45の肉厚部を貫通している。保持孔45gは、湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部とが連結する際に、長手軸方向において、係合孔41gと凹部43gとに対して同一直線上に配設され、係合孔41gと凹部43gとに連通する。保持孔45gは、連結部材47が保持孔45gを貫通することによって連結部材47を保持する。
また円筒部材45は、軸部材103の先端部と後述するギア部材105とが配設されるギア配設部45hをさらに有している。ギア配設部45hは、軸部材103の先端部とギア部材105とが配設される空洞部として形成される。ギア配設部45hは、長手軸方向において、湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部とが連結する際に貫通口部43hと連通するように、円筒部材45の肉厚部に配設されている。ギア配設部45hは、保持孔45gに対して、円筒部材45の径方向においてずれて配設されている。ギア配設部45hは、保持孔45gに対して、例えば外側に配設されている。
また円筒部材45は、円筒部材45の周面の一部に配設され、円筒部材45の径方向において外部とギア配設部45hとに連通する開口部45iとをさらに有している。
[湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部との連結の一例]
(Step1)
可撓管部側口金35aは、口金43の基端部43bに挿入されて嵌合する。
(Step2)
次に、ギア配設部45hが長手軸方向において貫通口部43hと同一直線上に配設されさらに貫通口部43hと連通し、凹部43gが長手軸方向において保持孔45gと同一直線上に配設されさら保持孔45gと連通するように、口金43の先端部43aは円筒部材45の基端部45bに挿入される。このとき、口金43の先端部43aは、円筒部材45の基端部45bに覆われ、円筒部材45の基端部45bに嵌合する。
口金43と円筒部材45とが嵌合することで、口金43と円筒部材45とは互いに水密を確保する。
(Step3)
水密確保部材49aは、溝部41dに配設される。
次に、係合孔41gと凹部43gと保持孔45gとが互いに長手軸方向において同一直線上に配設され、係合孔41gが保持孔45gと連通するように、円筒部材45の先端部45aは溝部41dに挿入されて嵌合する。
このとき水密確保部材49aは、口金41の基端部41bと円筒部材45の先端部45aとに密着し、口金41と円筒部材45との間の水密を確保する。
(Step4)
次に、連結部材47は、係合孔41gと保持孔45gとを貫通し、凹部43gに係合する。これにより、可撓管部35と口金43と円筒部材45と口金41とは、互いに連結する。
(Step5)
そして、湾曲部側口金33aは、口金41の先端部41aに挿入されて嵌合する。これにより湾曲部33の基端部と可撓管部35の先端部とは、互いに連結する。
[操作部70]
図1に示すように、操作部70は、可撓管部35が延出している本体部71と、本体部71の基端部と連結し、内視鏡20を操作する操作者によって把持される把持部73と、把持部73と接続しているユニバーサルコード75とを有している。
図1と図2とに示すように、把持部73は、湾曲部33を湾曲操作する湾曲操作部73aと、後述する駆動部材101が挿入される駆動部材挿入口73bと、後述する軸部材103の回転方向を操作する回転操作部73dとを有している。
湾曲操作部73aは、把持部73と本体部71と可撓管部35との内部を挿通する図示しない操作ワイヤと接続している。操作ワイヤの先端部は湾曲部33の先端部と連結している。湾曲操作部73aが操作されると、操作ワイヤが牽引される。操作ワイヤが牽引されることによって、湾曲部33は湾曲する。
図1に示すように、駆動部材挿入口73bは、軸部材挿通チャンネル73cの基端部と連結している。駆動部材挿入口73bは、軸部材103を軸部材挿通チャンネル73cに挿入するための挿入口である。図1と図3Bとに示すように、軸部材挿通チャンネル73cは、挿入部30の内部において、把持部73から本体部71を介して可撓管部35に渡って配設されている。また軸部材挿通チャンネル73cの先端部は、貫通口部43hと連通するように、口金43と連結している。
図1と図2とに示すように、回転操作部73dは、軸部材103が駆動部材101の駆動力によって反時計回りに回転するように軸部材103を操作する反時計回り操作部73eと、軸部材103が駆動部材101の駆動力によって時計回りに回転するように軸部材103を操作する時計回り操作部73fとを有している。反時計回り操作部73eと時計回り操作部73fとは、ユニバーサルコード75と接続部75aとを介して、制御ユニット200と接続している。
図1に示すようにユニバーサルコード75は、制御ユニット200と光源ユニット220とに接続する接続部75aを有している。
[内視鏡20の構成2]
図1と図3Bと図3Cとに示すように、内視鏡20は、回転駆動機構100と、第1の回転部材110と、螺旋回転部材130とをさらに有している。回転駆動機構100と、第1の回転部材110と、螺旋回転部材130とは、挿入部30が管腔を挿抜するための推進力を挿入部30に付与し、挿入部30の推進を補助する推進補助ユニットとして機能する。推進力は、挿入部30の挿入方向へ挿入部30に作用し、挿入部30の挿入を補助する挿入力、または挿入部30の抜去方向へ挿入部30に作用し、挿入部30の抜去を補助する抜去力を示す。
また例えば、回転駆動機構100と、第1の回転部材110と、螺旋回転部材130とは、管腔への挿入部30の挿抜を補助する挿抜補助ユニットとして機能する。
[回転駆動機構100]
図1と図3Bと図3Cとに示すように、回転駆動機構100は、挿入部30の内部に配設されている。図1と図3Bと図3Cとに示すように、回転駆動機構100は、ケーブル101aによって制御ユニット200と接続し、駆動部材挿入口73bに挿入される駆動部材101と、先端部と、駆動部材101と連結する基端部とを有し、駆動部材101の駆動力によって第1の回転部材110の長手軸の軸周り方向に回転する軸部材103と、軸部材103の先端部に配設され、外周歯部として機能するギア部材105とを有する。
駆動部材101は、例えばモータなどを有する。駆動部材101は、第1の回転部材110の長手軸の軸回りに第1の回転部材110を回転させる駆動力を有している。
図3Bに示すように、軸部材103は、軸部材挿通チャンネル73cに挿入される。軸部材103は、長手軸方向に沿って配設されている。軸部材103は、例えば、可撓性を有するトルクワイヤを有する。軸部材103は、駆動部材101の駆動力によって、軸部材103の長手軸の軸回りに回転する。軸部材103の先端部は、図3Bに示すように、ギア配設部45hに配設される。
図3Bと図3Cとに示すように、ギア部材105は、ギア部材105が第1の回転部材110の後述する内周歯部111と噛み合うように、ギア配設部45hに配設されている。ギア部材105は、ギア部材105が軸部材103の回転に対応してギア部材105の軸回りに回転するように、軸部材103の先端部に配設されている。そしてギア部材105は、第1の回転部材110と噛み合った状態で軸部材103の回転に対応してギア部材105の軸回りに回転することで、第1の回転部材110を回転させる。
軸部材103とギア部材105とは、駆動部材101の駆動力を第1の回転部材110に伝達し、駆動力によって第1の回転部材110を回転させる伝達回転部材として機能する。
[第1の回転部材110]
図3Bに示すように、第1の回転部材110は、例えばギアベース部材である。第1の回転部材110は、例えば筒形状を有している。筒形状は、例えば円筒形状を含む。図3Bと図3Cとに示すように、第1の回転部材110は、第1の回転部材110の内周面に固定され、ギア部材105と噛み合う内周歯部111を有している。この内周歯部111は、リング形状を有している。
図3Cに示すようにギア部材105が内周歯部111と噛み合った状態でギア部材105の軸周りに回転することによって、内周歯部111と共に第1の回転部材110は第1の回転部材110の軸周りに回転する。このように、第1の回転部材110は、回転駆動機構100と連結し、回転駆動機構100から伝達される駆動力によって、第1の回転部材110の軸周り、詳細には、長手軸Cの軸周りに回転する。
図3Bと図3Cとに示すように、第1の回転部材110は、例えば内周歯部111が開口部45iを挿通してギア配設部45hに配設され、内周歯部111がギア配設部45hに配設されているギア部材105と噛み合い、第1の回転部材110の外周面が口金41,43の外周面と円筒部材45の外周面とよりも円筒部材45の径方向において外側に突出して配設されるように、配設されている。
また第1の回転部材110は、円筒部材45と水密を確保するように、配設されている。このため図3Bに示すように、円筒部材45の径方向において、第1の回転部材110と円筒部材45との間には、Oリングなどの水密確保部材49bが配設されている。
[螺旋回転部材130]
図1と図3Bとに示すように、螺旋回転部材130は、長手軸Cを有する挿入部30が螺旋回転部材130を挿通した状態で挿入部30と共に管腔に挿抜され、管腔への挿入部30の挿抜を補助する挿抜補助具として機能する。図1と図3Bと図4Aとに示すように、螺旋回転部材130は、挿入部30が挿通し、第1の回転部材110の外周面に固定され、第1の回転部材110の回転に伴い長手軸Cの軸周りに回転する筒形状の本体部131と、本体部131の外周面に配設され、且つ長手軸Cの軸周りに螺旋状に配設されるフィン部133とを有している。本体部において、筒形状は、例えば円筒形状を含む。
[本体部131]
本体部131は、例えば洗浄及び滅菌可能な樹脂によって形成されている。本体部131は、例えば可撓性を有している。この樹脂は、例えばポリウレタン等である。図1に示すように、例えば、本体部131の先端部は、例えば湾曲部33に着脱自在に取り付けられている。図1と図3Bとに示すように、例えば本体部131の基端部は、第1の回転部材110の回転に伴い本体部131が長手軸Cの軸回りに回転するように、第1の回転部材110の外周面に着脱自在に取り付けられている。このように第1の回転部材110は、螺旋回転部材130を挿入部30に装着する装着部でもある。本体部131は、挿入部30に対して着脱自在である。
[フィン部133]
フィン部133は、例えば洗浄及び滅菌可能なゴムなどの樹脂によって形成されている。フィン部133は、本体部131の外周面に例えば接着、溶着等により固定されている。図1と図4Aとに示すように、フィン部133は、本体部131の基端部から先端部を見る方向において、例えば、時計回りに螺旋状に配設されている。フィン部133は、本体部131の外周面から外側に向かって突出及び立設している。
図1と図4Aとに示すように、螺旋回転部材130の長手軸方向において、フィン部133は、本体部131よりも短い。このため、フィン部133の先端部は本体部131の先端部よりも本体部131の基端部側に配設されており、フィン部133の基端部は本体部131の基端部よりも本体部131の先端部側に配設されている。フィン部133は、本体部131を螺旋状に巻回するように配設されている。
図5Bと図6Bとに示すように、例えば、挿入部30が幽門307や十二指腸309などの管腔に挿入された際、フィン部133は管腔の内壁に当接する。この状態で、本体部131が長手軸Cの軸回りに回転すると、フィン部133は管腔の内壁に係合し、推進力が長手軸方向に挿入部30に作用する。これにより、挿入部30は管腔内を進退する。
本体部131が時計回りに回転すると、挿入力が挿入部30に作用し、挿入部30の挿入性が向上する。また本体部131が反時計回りに回転すると、抜去力が挿入部30に作用し、挿入部30の抜去性が向上する。
[本体部131とフィン部133と挿入部30]
本体部131とフィン部133とは、X線が略透過する部材によって形成されている。このため本体部131とフィン部133とは、X線照射造影部230によって、不明瞭に造影される。よって図5Bと図6Bとにおいて点線で示すように、本体部131とフィン部133とは、不明瞭に造影される不明瞭領域141として形成され、表示部240において不明瞭領域141として表示される。
なお、螺旋回転部材130を挿通する挿入部30において、挿入部30は、X線不透過とする部材によって形成されている。この部材は、例えば金属などである。このため挿入部30は、X線照射造影部230によって、明瞭に造影される。よって図5Bと図6Bとにおいて実線で示すように、挿入部30は、明瞭に造影される明瞭領域143として形成され、表示部240において明瞭領域143として表示される。
[X線遮断部135]
図1と図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、螺旋回転部材130は、X線を遮断するX線遮断部135をさらに有している。X線遮断部135は、本体部131の長手軸の軸回り方向においてX線を遮断する領域とX線が略透過する領域とが識別されて形成されるように、本体部131の周方向の一部に設けられている。X線遮断部135は、X線不透過とする部材によって形成されている。この部材は、例えば金属などである。このためX線遮断部135は、X線照射造影部230によって、明瞭に造影される。よって図5Bと図6Bとにおいて実線で示すように、X線遮断部135は、明瞭に造影される明瞭領域143として形成され、表示部240において明瞭領域143として表示される。X線遮断部135は、X線観察下において、不明瞭領域141として形成される本体部131とフィン部133とを識別する識別部として機能する。言い換えると、X線遮断部135は、X線観察下において、不明瞭に造影される本体部131とフィン部133とを指標する指標部として機能する。X線遮断部135は、本体部131とフィン部133とは別体である。X線遮断部135は、例えば、立体形状を有している。
図3Bと図4Aとに示すように、X線遮断部135は、螺旋回転部材130の長手軸方向において螺旋回転部材130の少なくとも一部に配設されている。この点について、以下に説明する。
図3Bと図4Aとに示すように、X線遮断部135は、例えば、本体部131の基端部を示す位置A1と、フィン部133の基端部が取り付けられている本体部131の基端部側取り付け部を示す位置B1と、フィン部133の基端部を示す位置C1との少なくとも1つに配設されている。図3Bに示すように、X線遮断部135は、位置A1において、例えば、本体部131の基端部に埋め込まれている。この点は、位置B1についても略同様である。X線遮断部135は、位置C1において、例えば、フィン部133の基端部に埋め込まれている。位置A1,B1,C1に配設されているX線遮断部135において、各X線遮断部135は、別体である。図3Bに示すように、位置A1に配設されているX線遮断部135は、位置B1に配設されているX線遮断部135に対して螺旋回転部材130の長手軸方向において同一直線上に配設されている。図3Bに示すように、位置B1に配設されているX線遮断部135は、位置C1に配設されているX線遮断部135に対して螺旋回転部材130の径方向において同一直線上に配設されている。
また図4Aに示すように、X線遮断部135は、例えば、本体部131の先端部を示す位置A2と、フィン部133の先端部が取り付けられている本体部131の先端部側取り付け部を示す位置B2と、フィン部133の先端部を示す位置C2との少なくとも1つに配設されている。X線遮断部135は、位置A2において、位置A1と同様に、例えば、本体部131の先端部に埋め込まれている。この点は、位置B2についても略同様である。X線遮断部135は、位置C2において、例えば、フィン部133の先端部に埋め込まれている。位置A2,B2,C2に配設されているX線遮断部135において、各X線遮断部135は、別体である。なお位置A2と位置B2と位置C2との位置関係は、図3Bに示す位置A1と位置B1と位置C1との位置関係と略同一であるため、図示を省略している。図示は省略するが、図3Bに示す位置A1,B1に配設されているX線遮断部135と同様に、位置A2に配設されているX線遮断部135は、位置B2に配設されているX線遮断部135に対して螺旋回転部材130の径方向において同一直線上に配設されている。また図示は省略するが、図3Bに示す位置B1,C1に配設されているX線遮断部135と同様に、位置B2に配設されているX線遮断部135は、位置C2に配設されているX線遮断部135に対して螺旋回転部材130の径方向において同一直線上に配設されている。
また図1と図3Bと図4Aに示すように、例えば、X線遮断部135は、螺旋回転部材130の長手軸方向に沿って、複数配設されている。この場合、図3Bと図4Aとに示すように、X線遮断部135は、本体部131に埋設され、螺旋回転部材130の長手軸方向においてフィン部133の間にさらに配設されている。本体部131に配設されるX線遮断部135は、螺旋回転部材130の長手軸方向に沿って、同一直線上に配設されており、例えば互いに等間隔離れて配設されている。
また図4Bに示すように、例えば位置A2,B2,C2に配設されているX線遮断部135は、螺旋回転部材130が正面から見られた際に、螺旋回転部材130の径方向において、例えば同一直線上に配設されている。この点は、位置A1,B1,C1に配設されているX線遮断部135についても同様である。
また、図1と図4Bと図5Bと図6Bとに示すように、本体部131に配設されるX線遮断部135は、螺旋回転部材130の長手軸の軸回り方向において、例えば同一円周上に複数配設されている。この場合、一方のX線遮断部135は、軸回り方向において、他方のX線遮断部135に対して所望な角度、例えば略90度離れて配設されている。各X線遮断部135は、螺旋回転部材130の中心軸を中心に、同心円状に配設される。
このように図5Bと図6Bとに示すように、X線遮断部135は、X線観察下において、X線によって明瞭に造影される明瞭領域143とX線によって不明瞭に造影される不明瞭領域141とが螺旋回転部材130の周方向において識別されるように、配設されていることとなる。
[制御ユニット200]
図1に示すように、制御ユニット200は、駆動部材101の駆動と表示部210と光源ユニット220とを制御する制御部201と、駆動部材101、より詳細には螺旋回転部材130の回転速度を入力する回転速度入力部203とを有する。
制御部201は、反時計回り操作部73eまたは時計回り操作部73fの操作に応じて、駆動部材101の回転方向を制御する。また制御部201は、回転速度入力部203の入力量に基づいて、駆動部材101の回転速度を制御し、螺旋回転部材130の回転速度を制御する。
[作用]
[螺旋回転部材130の位置確認]
[螺旋回転部材130の先端部が幽門に挿入される際の位置確認]
X線照射造影部230は、被検体に向けてX線を照射する。螺旋回転部材130を含む挿入部30は、被検体がX線を照射された状態で、図5Aに示すように例えば口301から食道303を介して胃305に挿入される。そして螺旋回転部材130を含む挿入部30は、胃305から幽門307に進行する。
管腔を含む被検体と螺旋回転部材130と挿入部30とは、X線を照射され、X線照射造影部230によって不明瞭に造影される。これにより不明瞭領域141が形成される。このとき、X線遮断部135は、X線を遮断し、X線照射造影部230によって明瞭に造影される。明瞭領域143が形成される。そして図5Bに示すように点線で示す不明瞭領域141と実線で示す明瞭領域143とは、表示部240に表示される。
X線遮断部135が明瞭に表示されることによって、螺旋回転部材130の位置は確認される。
図5Bに示すように、位置A2に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、本体部131の先端部の位置は確認される。これにより、本体部131の先端部は、胃壁に当接することなく、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。また本体部131の先端部は、幽門307に挿入されたことを確認される。
また図5Bに示すように、位置B2に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、フィン部133の先端部が取り付けられている本体部131の先端部側取り付け位置は確認される。これにより、先端部側取り付け位置は、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。また先端部側取り付け位置は、幽門307に挿入されたことを確認される。つまりフィン部133の先端部は、本体部131を介して間接的に、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。またフィン部133の先端部は、幽門307に挿入されたことを、本体部131を介して間接的に確認される。
また図5Bに示すように、位置C2に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されることで、フィン部133の先端部の位置は確認される。これにより、フィン部133の先端部は、直接的、確実且つスムーズに幽門307にガイドされ、直接的、確実且つスムーズに幽門307に挿入される。またフィン部133の先端部は、直接的且つ確実に幽門307に挿入されたことを確認される。
[螺旋回転部材130全体の位置確認]
また図5Bと図6Bとに示すように、フィン部133の間に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されることで、螺旋回転部材130全体の位置は確認される。これにより、螺旋回転部材130は、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。また螺旋回転部材130は、幽門307に挿入されたことを確認される。
また図5Bと図6Bとに示すように、一方のX線遮断部135は、軸回り方向において、他方のX線遮断部135に対して略90度離れて配設されている。これにより、X線遮断部135が挿入部30の影に隠れたとしても、X線遮断部135の少なくとも一方は確実に造影及び表示され、螺旋回転部材130全体の位置は確実に確認される。
[螺旋回転部材130の基端部が幽門に挿入される際の位置確認]
図6Aに示すように、螺旋回転部材130は、さらに幽門307に挿入される。
図6Bに示すように、位置B1に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、フィン部133の基端部が取り付けられている本体部131の基端部側取り付け位置は確認される。これにより、基端部側取り付け位置は、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。また基端部側取り付け位置は、幽門307に挿入されたことを確認される。つまりフィン部133の基端部は、本体部131を介して間接的に、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。またフィン部133の基端部は、幽門307に挿入されたことを、本体部131を介して確認される。またフィン部133全体は、幽門307に挿入されたことを、本体部131を介して確認される。
また図6Bに示すように、位置C1に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、フィン部133の基端部の位置は確認される。これにより、フィン部133の基端部は、直接的、確実且つスムーズに幽門307にガイドされ、直接的、確実且つスムーズに幽門307に挿入される。またフィン部133の基端部は、直接的、より確実に幽門307に挿入されたことを確認される。またフィン部133全体は、幽門307に挿入されたことを、直接的且つ確実に確認される。
また図6Bに示すように、位置A1に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、本体部131の基端部の位置は確認される。これにより、本体部131の基端部は、スムーズに幽門307にガイドされ、スムーズに幽門307に挿入される。また本体部131の基端部は幽門307に挿入されたことを確認され、本体部131全体言い換えると螺旋回転部材130全体が幽門307に挿入されたことを確実に確認される。
[螺旋回転部材130の回転状況の確認]
螺旋回転部材130の回転状況の確認は、前記した螺旋回転部材130の位置確認と同時に実施される。ここで、X線遮断部135は、本体部131の長手軸の軸回り方向においてX線を遮断する領域とX線が略透過する領域とが識別されて形成されるように、本体部131の周方向の一部に設けられている。このため、本体部131の周方向の一部が造影及び表示されることになる。これにより、本体部131が長手軸回りに回転するとともに、造影及び表示されるX線遮断部135の位置が本体部131の長手軸回りに移動していくことを、操作者は視覚的に把握できる。よって、本体部131が長手軸回りに回転していることを、操作者は確認できる。
[螺旋回転部材130の先端部の回転状況の確認]
時計回り操作部73fと回転速度入力部203とが操作されると、制御部201は、駆動部材101が時計回りに回転するように駆動部材101の回転方向を制御し、回転速度入力部203の入力量に基づいて駆動部材101の回転速度を制御する。
そして駆動部材101と連結している軸部材103と、軸部材103の先端部に配設されているギア部材105とは、長手軸Cの軸周りにおいて、時計周りに回転する。これに伴い、ギア部材105と噛み合う内周歯部111を有する第1の回転部材110と、第1の回転部材110に取り付けられている本体部131とは、長手軸Cの軸周りにおいて、時計周りに回転する。
本体部131が回転することに伴い、X線遮断部135も回転する。このとき、X線遮断部135は、X線を遮断し、明瞭に表示部240に表示される。X線遮断部135が明瞭に表示されることによって、螺旋回転部材130の回転状況は確認される。
図5Bに示すように、位置A2に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、本体部131の先端部の回転状況は確認される。また、本体部131の先端部が幽門307に挿入されて幽門307から抵抗を受けた際であっても、本体部131の先端部の回転状況は確認される。
また図5Bに示すように、位置B2に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、フィン部133の先端部が取り付けられている本体部131の先端部側取り付け位置の回転状況は確認される。これによりフィン部133の先端部が幽門307に挿入されて幽門307から抵抗を受けた際であっても、フィン部133の先端部の回転状況は本体部131を介して間接的に確認される。
また図5Bに示すように、位置C2に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されることで、フィン部133の先端部の回転状況は確認される。これにより、フィン部133の先端部が幽門307に挿入されて幽門307から抵抗を受けた際であっても、フィン部133の先端部の回転状況は直接的且つ確実に確認される。
[螺旋回転部材130全体の回転状況確認]
また図5Bと図6Bとに示すように、フィン部133の間に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されることで、螺旋回転部材130全体の回転状況は確認される。これにより、螺旋回転部材130の回転部分と、螺旋回転部材130の非回転部分とは、確認される。つまり螺旋回転部材130のどの位置が回転し、螺旋回転部材130のどの位置が停止しているかが確認される。
また図5Bと図6Bとに示すように、一方のX線遮断部135は、軸回り方向において、他方のX線遮断部135に対して略90度離れて配設されている。これにより、X線遮断部135が挿入部30の影に隠れたとしても、X線遮断部135の少なくとも一方は確実に造影及び表示され、螺旋回転部材130全体の回転状況は確実に確認される。
[螺旋回転部材130の基端部の回転状況確認]
また位置B1に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、フィン部133の基端部が取り付けられている本体部131の基端部側取り付け位置の回転状況は確認される。これにより、フィン部133の基端部が幽門307に挿入されて幽門307から抵抗を受けた際であっても、フィン部133の基端部の回転状況は本体部131を介して間接的に確認される。
また位置C1に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されることで、フィン部133の基端部の回転状況は確認される。これにより、フィン部133の基端部が幽門307に挿入されて幽門307から抵抗を受けた際であっても、フィン部133の基端部の回転状況は直接的且つ確実に確認される。
位置A1に配設されているX線遮断部135が表示部240に表示されると、本体部131の基端部の回転状況は確認される。また、本体部131の基端部が幽門307に挿入されて幽門307から抵抗を受けた際であっても、本体部131の基端部の回転状況は確認される。
なお螺旋回転部材130の位置と回転状況との確認において、螺旋回転部材130が幽門307に挿入されることを一例にして説明した。この点は、螺旋回転部材130が幽門307から抜去される場合、螺旋回転部材130が十二指腸309を挿抜する場合や、螺旋回転部材130が噴門311を挿抜する場合や、螺旋回転部材130が食道303を挿抜する場合についても略同様である。つまり、螺旋回転部材130が管腔を挿抜する場合について、前記と同様である。
[効果]
このように本実施形態では、X線観察下において、X線遮断部135によって、挿抜補助具として機能する螺旋回転部材130の位置と回転状況とを容易に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135が位置A1に配設されることで、例えば本体部131の基端部が管腔を挿抜されたか否かを確認でき、本体部131の基端部が回転しているか否かを確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から幽門307を通過して十二指腸309に挿入される際、螺旋回転部材130全体が胃305から幽門307に挿入されたことを確実に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から噴門311を通過して食道303から抜去される際、本体部131の基端部を、胃壁に当接させることなく、スムーズに噴門311にガイドでき、スムーズに噴門311に挿入できる。また本実施形態では、本体部131の基端部が噴門311に挿入されたことを確認できる。また本実施形態では、前記した位置確認と同時に、本体部131の基端部の回転状況を確認できる。このように本実施形態では、本体部131の基端部の位置と回転状況とを容易に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135が位置B1に配設されることで、例えばフィン部133の基端部が管腔を挿抜されたか否かを本体部131を介して間接的に確認でき、フィン部133の基端部が回転しているか否かを本体部131を介して間接的に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から幽門307を通過して十二指腸309に挿入される際、フィン部133全体が胃305から幽門307に挿入されたことを確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から噴門311を通過して食道303から抜去される際、フィン部133の基端部を、胃壁に当接させることなく、スムーズに噴門311にガイドでき、スムーズに噴門311に挿入できる。また本実施形態では、フィン部133の基端部が噴門311に挿入されたことを間接的に確認できる。また本実施形態では、前記した位置確認と同時に、フィン部133の基端部の回転状況を間接的に確認できる。このように本実施形態では、細いフィン部133にX線遮断部135を配設する手間を省くことができるとともに、フィン部133の基端部の位置と回転状況とを容易に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135が位置C1に配設されることで、例えばフィン部133の基端部が管腔を挿抜されたか否かをより直接的に確認でき、フィン部133の基端部が回転しているか否かをより直接的に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から幽門307を通過して十二指腸309に挿入される際、フィン部133全体が胃305から幽門307に挿入されたことをより直接的に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から噴門311を通過して食道303から抜去される際、フィン部133の基端部を、胃壁に当接させることなく、スムーズに噴門311により直接的にガイドでき、スムーズに噴門311により直接的に挿入できる。また本実施形態では、フィン部133の基端部が噴門311に挿入されたことをより直接的に確認できる。また本実施形態では、前記した位置確認と同時に、フィン部133の基端部の回転状況を直接的に確認できる。このように本実施形態では、フィン部133の基端部の位置と回転状況とを容易且つより直接的に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135が位置A2に配設されることで、例えば本体部131の先端部が管腔を挿抜されたか否かを確認でき、本体部131の先端部が回転しているか否かを確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から噴門311を通過して食道303から抜去される際、螺旋回転部材130全体が胃305から噴門311に挿入されたことを確実に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から幽門307を通過して十二指腸309に挿入される際、本体部131の先端部を、胃壁に当接させることなく、スムーズに幽門307にガイドでき、スムーズに幽門307に挿入できる。また本実施形態では、本体部131の先端部が幽門307に挿入されたことを確認できる。また本実施形態では、前記した位置確認と同時に、本体部131の先端部の回転状況を確認できる。このように本実施形態では、本体部131の先端部の位置と回転状況とを容易に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135が位置B2に配設されることで、例えばフィン部133の先端部が管腔を挿抜されたか否かを本体部131を介して間接的に確認でき、フィン部133の先端部が回転しているか否かを本体部131を介して間接的に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から噴門311を通過して食道303から抜去される際、フィン部133全体が胃305から噴門311に挿入されたことを確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から幽門307を通過して十二指腸309に挿入される際、フィン部133の先端部を、胃壁に当接させることなく、スムーズに幽門307にガイドでき、スムーズに幽門307に挿入できる。また本実施形態では、フィン部133の先端部が幽門307に挿入されたことを間接的に確認できる。また本実施形態では、前記した位置確認と同時に、フィン部133の回転状況を間接的に確認できる。このように本実施形態では、細いフィン部133にX線遮断部135を配設する手間を省くことができるとともに、フィン部133の先端部の位置と回転状況とを間接的且つ容易に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135が位置C2に配設されることで、例えばフィン部133の先端部が管腔を挿抜されたか否かをより直接的に確認でき、フィン部133の先端部が回転しているか否かをより直接的に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から噴門311を通過して食道303から抜去される際、フィン部133全体が胃305から噴門311に挿入されたことをより直接的に確認できる。また本実施形態では、例えば、挿入部30が胃305から幽門307を通過して十二指腸309に挿入される際、フィン部133の先端部を、胃壁に当接させることなく、スムーズに幽門307にガイドでき、スムーズに幽門307に挿入できる。また本実施形態では、フィン部133の先端部が幽門307に挿入されたことを直接的に確認できる。また本実施形態では、前記した位置確認と同時に、フィン部133の回転状況を直接的に確認できる。このように本実施形態では、フィン部133の先端部の位置と回転状況とを容易且つより直接的に確認できる。
また本実施形態では、X線遮断部135がフィン部133の間に配設され造影されることで、螺旋回転部材130全体の位置と回転状況とを確認できる。これにより本実施形態では、螺旋回転部材130をスムーズに幽門307にガイドでき、螺旋回転部材130をスムーズに幽門307に挿入でき、螺旋回転部材130が幽門307に挿入されたことを確認できる。また本実施形態では、螺旋回転部材130の回転部分と、螺旋回転部材130の非回転部分とを確認でき、つまり螺旋回転部材130のどの位置が回転し、螺旋回転部材130のどの位置が停止しているかを確認できる。
また本実施形態では、一方のX線遮断部135は、軸回り方向において、他方のX線遮断部135に対して略90度離れて配設されている。これにより本実施形態では、X線遮断部135が挿入部30の影に隠れたとしても、X線遮断部135の少なくとも一方を確実に造影でき、螺旋回転部材130全体の状況を確実に確認できる。
なおX線遮断部135は、螺旋回転部材130の長手軸方向に沿って、同一直線上に複数配設されているが、これに限定する必要はない。X線遮断部135は、螺旋回転部材130の長手軸方向において、帯状に配設されていてもよい。この場合、X線遮断部135の先端部は位置A2と位置B2と位置C2とのいずれかに位置決めされ、X線遮断部135の基端部は位置A1と位置B1と位置C1とのいずれかに位置決めされればよい。
また本体部131は、筒形状を有していればよい。
また本実施形態では、螺旋回転部材130が挿抜補助具として機能するが、これに限定する必要はない。図7に示すように、内視鏡20の挿入部30が挿通するオーバーチューブ400が挿抜補助具として機能してもよい。オーバーチューブ400は螺旋回転部材130を有しており、螺旋回転部材130は本体部131とフィン部133とX線遮断部135とを有している。X線遮断部135は、前記したように配設されている。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図8乃至図13を参照して説明する。図8は、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1001を示す図である。図8に示すように、内視鏡装置1001は、長手軸Lを有する。長手軸Lに平行な方向の一方が先端方向(図8の矢印L1の方向)となり、先端方向とは反対方向が基端方向(図8の矢印L2の方向)となる。図8に示すように、内視鏡装置1001は、基端方向から先端方向に向かって長手軸Lに沿って延設される挿入部(内視鏡挿入部)1002と、挿入部1002より基端方向側に設けられる操作部(内視鏡操作部)1003と、を備える。挿入部1002は、内視鏡装置1001の使用時に、体腔内に挿入される。
操作部1003は、ユニバーサルケーブル1005の一端に接続されている。ユニバーサルケーブル1005の他端は、制御ユニット1010に接続されている。制御ユニット1010は、画像処理部1011と、光源部1012と、駆動制御部1013と、を備える。制御ユニット1010の画像処理部1011は、モニタ等の表示部1015に電気的に接続されている。また、制御ユニット1010の駆動制御部1013は、フットスイッチ等の駆動操作入力部1016に電気的に接続されている。
挿入部1002は、先端硬性部1021と、先端硬性部1021より基端方向側に設けられる湾曲部(bending section)1022と、湾曲部1022より基端方向側に設けられる可撓管部(flexible tube section)1023と、を備える。また、操作部1003は、湾曲部1022を湾曲させる湾曲操作が入力される湾曲操作入力部である湾曲操作ノブ1025を有している。挿入部1002の内部には、湾曲ワイヤ(図示しない)が長手軸Lに沿って延設されている。操作部1003の内部では、湾曲操作ノブ1025に連結されるプーリ(図示しない)に、湾曲ワイヤの基端が接続されている。湾曲ワイヤの先端は、湾曲部1022の先端部に接続されている。湾曲操作ノブ1025の湾曲操作により、湾曲ワイヤが長手軸Lに沿って移動し、湾曲部1022が湾曲する。
先端硬性部1021の内部には、撮像素子(図示しない)が設けられている。撮像素子は、先端硬性部1021に設けられる観察窓1026を通して、被写体を撮像する。撮像素子は、撮像ケーブル(図示しない)の一端に接続されている。撮像ケーブルは挿入部1002の内部、操作部1003の内部、及び、ユニバーサルケーブル1005の内部を通っており、撮像ケーブルの他端は制御ユニット1010の画像処理部1011に接続されている。撮像素子によって撮像された被写体像は、電気信号に変換され、撮像ケーブルを介して、画像処理部1011に伝達される。そして、画像処理部1011によって画像処理が行われ、表示部1015に被写体画像が表示される。また、挿入部1002の内部には、ライトガイド(図示しない)が延設されている。ライトガイドの一端は、操作部1003の内部、及び、ユニバーサルケーブル1005の内部を通って、光源部1012に接続されている。光源部1012から出射された光は、ライトガイドによって導光され、先端硬性部1021の照明窓1027から被写体に照射される。
挿入部1002の内部には、処置具チャンネルチューブ(図示しない)が延設されている。また、操作部1003の外表面には、鉗子等の処置具が挿入される処置具挿入部1028が設けられている。処置具チャンネルチューブ(図示しない)は操作部1003の内部をとっており、処置具チャンネルチューブの一端が処置具挿入部1028に接続されている。処置具挿入部1028から挿入された処置具は、処置具チャンネルチューブの内部を通って、先端硬性部1021の処置具突出口1029から先端方向に向かって突出する。そして、処置具が先端硬性部1021の処置具突出口1029から突出した状態で、処置具による処置が行われる。
挿入部1002の可撓管部1023には、挿抜補助具として機能する螺旋回転部材1030が取付けられている。螺旋回転部材1030は、挿入部1002の外周方向に、長手軸Lに沿って延設されている。また、螺旋回転部材1030には、挿入部1002が挿通されている。可撓管部1023は、長手軸Lに平行な方向について大部分が、螺旋回転部材1030によって被覆されている。
図9及び図10は、螺旋回転部材1030の構成を示す図である。なお、図10は、挿入部1002に取付けられた状態の螺旋回転部材1030を示している。図9及び図10に示すように、螺旋回転部材1030は、筒状本体1031が設けられた駆動源ユニット1036を備える。筒状本体1031は、硬質材料から形成され、外力によって湾曲しない。また、筒状本体1031は本体軸Bを有し、筒状本体1031の内周方向側には本体空洞1032が形成されている。本体空洞1032を通って、挿入部1002は螺旋回転部材1030に挿通される。挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態での本体空洞1032では、筒状本体1031の本体軸Bは、長手軸Lと同軸になる。
駆動源ユニット1036には、回転対象として細長い回転筒状部1033が取付けられている。回転筒状部1033は、本体部131と略同一の構成を有している。回転筒状部1033は、筒状本体1031の先端方向側に取付けられている。回転筒状部1033は、軟性材料から形成され、可撓性を有する。このため、回転筒状部1033は、外力による挿入部1002の湾曲に追従して、湾曲する。また、回転筒状部1033は回転軸Rを有し、回転筒状部1033の内周方向側には筒状部空洞1035が形成されている。筒状部空洞1035を通って、挿入部1002は螺旋回転部材1030に挿通される。挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態での筒状部空洞1035では、回転筒状部1033の回転軸Rは、長手軸Lと同軸になる。また、本実施形態では、筒状本体1031の本体軸Bと回転筒状部1033の回転軸Rとは互いに同軸である。回転筒状部1033は、筒状本体1031に対して回転軸回り方向に回転可能である。ここで、回転軸回り方向の一方が第1の回転方向(図9の矢印R1の方向)であり、第1の回転方向とは反対方向が第2の回転方向(図9の矢印R2の方向)である。
回転筒状部1033の外周部には、外周方向に向かって突出する螺旋フィン部1037が設けられている。螺旋フィン部1037は、フィン部133と略同一の構成を有している。螺旋フィン部1037は、回転筒状部1033の先端部に位置している。また、螺旋フィン部1037は、回転軸R(長手軸L)に沿って螺旋状に延設されている。螺旋フィン部1037は、基端方向から先端方向に向かうにつれて、第1の回転方向側に位置している。
回転筒状部1033と螺旋フィン部1037とには、第1の実施形態と同様に、X線遮断部135が配設されている。
また、回転筒状部1033の外周方向側には、保持筒1039が設けられている。保持筒1039に、回転筒状部1033が挿通されている。保持筒1039は、螺旋フィン部1037より基端方向側に位置している。また、保持筒1039は、回転筒状部1033に対して回転軸回り方向(長手軸回り方向)に回転可能である。
筒状本体1031の基端方向側には、固定筒状部1040が取付けられている。固定筒状部1040は、駆動源ユニット1036の一部となる。固定筒状部1040は、硬質材料から形成され、外力によって湾曲しない。図11及び図12は、筒状本体1031及び固定筒状部1040の構成を示す図である。図11及び図12に示すように、固定筒状部1040は、基端側筒状部材1041と、基端側筒状部材1041に取付けられる締付け部材1042と、を備える。基端側筒状部材1041には、第1の係合孔1043A及び第2の係合孔1043Bが設けられている。第2の係合孔1043Bは、第1の係合孔1043Aより先端方向側に位置している。
締付け部材1042には、係合突起1045が設けられている。係合突起1045が第1の係合孔1043A又は第2の係合孔1043Bに係合することにより、締付け部材1042が基端側筒状部材1041に固定状態で取付けられる。係合突起1045が第1の係合孔1043A及び第2の係合孔1043Bと係合していない状態では、締付け部材1042は基端側筒状部材1041に対して長手軸Lに沿って移動可能である。ここで、図11は係合突起1045が第1の係合孔1043Aと係合する状態を示し、図12は係合突起1045が第2の係合孔1043Bと係合する状態を示している。
固定筒状部1040の基端側筒状部材1041の内周方向側には、リング状の弾性部材1047が設けられている。挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、弾性部材1047は、径方向について固定筒状部1040の基端側筒状部材1041と挿入部1002(可撓管部1023)の外周部との間に、位置している。係合突起1045が第1の係合孔1043A又は第2の係合孔1043Bに係合した状態では、締付け部材1042から基端側筒状部材1041に内周方向へ押圧力が作用する。基端側筒状部材1041に押圧力が作用することにより、弾性部材1047が収縮し、基端側筒状部材1041及び挿入部1002の外周部に弾性部材1047が密着する。これにより、長手軸Lに平行な方向についての基端側筒状部材1041の挿入部1002に対する移動が規制され、長手軸回り方向(回転軸回り方向)についての基端側筒状部材1041の挿入部1002に対する回転が規制される。すなわち、基端側筒状部材1041が、挿入部1002に対して固定される。
また、係合突起1045が第1の係合孔1043A又は第2の係合孔1043Bに係合した状態では、基端側筒状部材1041に締付け部材1042が固定されている。したがって、係合突起1045が第1の係合孔1043A又は第2の係合孔1043Bに係合することにより、固定筒状部1040が挿入部1002に対して固定される。
固定筒状部1040の基端側筒状部材1041の先端部には、外周方向に向かって突出する係合爪1048が設けられている。係合爪1048は、長手軸回り方向について全周に渡って設けられている。筒状本体1031の基端部には、係合溝1051が設けられている。係合溝1051は、長手軸回り方向(本体軸回り方向)について全周に渡って設けられている。係合爪1048が係合溝1051に挿入され状態で係合することにより、筒状本体1031に固定筒状部1040の基端側筒状部材1041が取付けられる。
基端側筒状部材1041の係合爪1048には、係合溝1051で筒状本体1031が当接する当接部1052A,1052Bが設けられている。係合溝1051で筒状本体1031が係合爪1048の当接部1052Aに当接することにより、筒状本体1031の先端方向への移動が規制される。また、係合溝1051で筒状本体1031が係合爪1048の当接部1052Bに当接することにより、筒状本体1031の基端方向への移動が規制される。すなわち、係合爪1048の当接部1052A,1052Bによって、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の固定筒状部1040に対する移動が、規制される。
ここで、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、固定筒状部1040は、弾性部材1047によって挿入部1002に対して固定されている。このため、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動が規制される。前述のように、弾性部材1047及び当接部1052A,1052Bが、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動を規制する移動規制部となっている。なお、係合爪1048によって、筒状本体1031の本体軸回り方向(長手軸回り方向)への回転は規制されない。このため、係合溝1051は、係合爪1048に対して本体軸回り方向(回転軸回り方向)に移動可能である。
筒状本体1031には、リング状の弾性部1053が固定されている。弾性部1053は、筒状本体1031と固定筒状部1040の締付け部材1042との間に位置している。係合突起1045が第1の係合孔1043Aと係合する状態では(図11参照)、締付け部材1042は弾性部1053に接触していない。固定筒状部1040が弾性部1053と接触しないため、筒状本体1031は固定筒状部1040に対して回転軸回り方向(本体軸回り方向)に回転可能である。前述のように、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、挿入部1002に固定筒状部1040が固定されている。したがって、係合突起1045が第1の係合孔1043Aと係合する状態では、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されない非規制状態となる。非規制状態では、挿入部1002及び固定筒状部1040は、筒状本体1031に対して長手軸回り方向(回転軸回り方向)に回転可能である。
一方、係合突起1045が第2の係合孔1043Bと係合する状態では(図12参照)、締付け部材1042は弾性部1053に当接している。固定筒状部1040の締付け部材1042が弾性部1053と当接することにより、弾性部1053と締付け部材1042との間に摩擦力が発生する。摩擦力によって、筒状本体1031の固定筒状部1040に対する回転軸回り方向(本体軸回り方向)の回転が規制される。前述のように、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、弾性部材1047によって挿入部1002に固定筒状部1040が固定されている。したがって、係合突起1045が第2の係合孔1043Bと係合する状態では、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制される規制状態となる。規制状態では、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されるため、筒状本体1031は挿入部1002に対して固定される。前述のように、弾性部材1047及び弾性部1053が、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態において、回転軸回り方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する回転を規制する回転規制部となっている。
また、係合突起1045が第1の係合孔1043Aと係合する非規制状態では、固定筒状部1040に対して回転軸回り方向に回転可能な状態に筒状本体1031が切替えられる。一方、係合突起1045が第2の係合孔1043Bと係合する規制状態では、固定筒状部1040に対して回転軸回り方向に回転不可能な状態に筒状本体1031が切替えられる。すなわち、第1の係合孔1043A、第2の係合孔1043B及び係合突起1045が、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態において、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されない非規制状態、及び、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制される規制状態に、回転規制部(1047,1053)を切替える規制切替部となっている。
図10に示すように、筒状本体1031には、駆動部材であるモータ1055が取付けられている。モータ1055は、駆動源ユニット1036の一部となる。モータ1055は、部材空洞部1058に収容されている。部材空洞部1058は、筒状本体1031の部材空洞規定部1059によって規定されている。モータ1055には、モータケーブル(ケーブル)1057の一端が接続されている。図8に示すように、モータケーブル1057の他端は、制御ユニット1010の駆動制御部1013に接続されている。駆動制御部1013により、モータケーブル1057を介して、モータ1055に電力が供給される。電力が供給されることにより、モータ1055が駆動される。モータ1055が駆動されることにより、回転筒状部1033を回転軸回り方向に回転させる回転駆動力が発生する。
図10に示すように、筒状本体1031には、駆動力伝達部1061が取付けられている。駆動力伝達部1061は、駆動源ユニット1036の一部となる。駆動力伝達部1061は、軸部材1062を介して、モータ1055に連結されている。駆動力伝達部1061は、駆動ギア1063を備える。駆動ギア1063は、ギア軸Gを有する。モータ1055が駆動されることにより、駆動ギア1063はギア軸回り方向に回転する。駆動力伝達部1061は、ギア空洞部1065に配置されている。ギア空洞部1065は、筒状本体1031のギア空洞規定部1066によって規定されている。
ギア空洞部1065と部材空洞部1058との間には、連通通路1067が形成されている。連通通路1067には、シールリング1068が設けられている。シールリング1068により、軸部材1062と筒状本体1031との間が液密に保たれる。これにより、ギア空洞部1065から部材空洞部1058への液体の流入が防止される。また、筒状本体1031には、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)の外周方向側を覆う被覆部1069が、設けられている。被覆部1069により、駆動力伝達部1061の外部への露出が防止される。さらに、筒状本体1031には、筒状本体1031を径方向に貫通する注入ポート1071が、設けられている。注入ポート1071から潤滑剤が注入される。
回転筒状部1033の基端部には、駆動ギア1063と噛合う回転側ギア部1072が、設けられている。駆動ギア1063がギア軸回り方向に回転することにより、モータ1055の駆動によって発生した回転駆動力が、回転筒状部1033に伝達される。回転側ギア部1072は、駆動力伝達部1061の駆動ギア1063から回転駆動力を受ける。すなわち、回転側ギア部1072が駆動力伝達部1061から回転駆動力を受ける駆動力受け部となる。回転駆動力が伝達されることにより、回転筒状部1033が筒状本体1031に対して回転軸回り方向に回転する。ここで、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制される規制状態では、回転駆動力が伝達されることにより、回転筒状部1033が挿入部1002に対して回転軸回り方向(長手軸回り方向)に回転する。
次に、本実施形態の内視鏡装置1001及び螺旋回転部材1030の作用及び効果について説明する。内視鏡装置1001の使用時には、螺旋回転部材1030が取付けられた挿入部1002を管腔(lumen)内に挿入する。挿入部1002が管腔内に挿入された状態の螺旋回転部材1030では、回転筒状部1033のみが管腔内に位置し、筒状本体1031及び固定筒状部1040は、体外に位置している。また、この際、固定筒状部1040に配設される締付け部材1042の係合突起1045は、基端側筒状部材1041の第2の係合孔1043Bと係合している。このため、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向(長手軸回り方向)の回転が規制される規制状態となる。また、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動が規制されている。
そして、駆動操作入力部1016での操作によって、モータ1055を駆動する。これにより、駆動力伝達部1061の駆動ギア1063がギア軸Gを中心として回転し、回転駆動力が回転筒状部1033に伝達される。これにより、回転筒状部1033が挿入部1002、筒状本体1031及び固定筒状部1040に対して、回転軸回り方向(長手軸回り方向)に回転する。ここで、本実施形態では、フットスイッチ等の駆動操作入力部1016を押圧することにより、モータ1055が駆動され、回転筒状部1033が回転する。このため、長手軸Lに平行な方向へ挿入部1002及び螺旋回転部材1030を移動させる場合に、挿入部1002の保持、及び、回転筒状部1033の回転操作を1人の術者で行うことが可能となる。したがって、長手軸Lに平行な方向へ挿入部1002及び螺旋回転部材1030を移動させる場合に、人手及び労力を小さくすることができる。
図13は、管腔1075で螺旋回転部材1030の回転筒状部1033が回転軸回り方向に回転する状態を説明する図である。図13に示すように、管腔1075では、回転筒状部1033の螺旋フィン部1037が管腔壁(luminal paries)1076に接触している。このため、回転筒状部1033の先端部は、螺旋フィン部1037に内周方向へ管腔壁1076から押圧力が作用する押圧状態となる。押圧状態で回転筒状部1033を回転軸回り方向の一方である第1の回転方向(図13の矢印R1の方向)に回転させることにより、螺旋フィン部1037から管腔壁1076に押圧力P1が作用する。押圧力P1は、第1の回転方向への周方向力成分Ps1と、基端方向への軸方向力成分Pa1と、に分解される。押圧力P1の軸方向力成分Pa1の反作用として、管腔壁1076から挿入部1002及び螺旋回転部材1030に、先端方向への推進力F1が作用する。推進力F1により、管腔1075において、長手軸Lに平行な先端方向への挿入部1002の移動性が向上する。
一方、押圧状態で回転筒状部1033を第1の回転方向とは反対方向である第2の回転方向(図13の矢印R2の方向)に回転させることにより、螺旋フィン部1037ら管腔壁1076に押圧力P2が作用する。押圧力P2は、第2の回転方向への周方向力成分Ps2と、先端方向への軸方向力成分Pa2と、に分解される。押圧力P2の軸方向力成分Pa2の反作用として、管腔壁1076から挿入部1002及び螺旋回転部材1030に、基端方向への推進力F2が作用する。推進力F2により、管腔1075において、長手軸Lに平行な基端方向への挿入部1002の移動性が向上する。
挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動が、規制されている。このため、回転筒状部1033から筒状本体1031に伝達された推進力F1は、固定筒状部1040を介して挿入部1002に適切に伝達される。したがって、推進力F1によって、螺旋回転部材1030とともに、長手軸Lに平行な先端方向へ挿入部1002を適切に移動させることができる。同様に、回転筒状部1033から筒状本体1031に伝達された推進力F2は、固定筒状部1040を介して挿入部1002に適切に伝達される。したがって、推進力F2によって、螺旋回転部材1030とともに、長手軸Lに平行な基端方向へ挿入部1002を適切に移動させることができる。
また、押圧状態では、回転筒状部1033の螺旋フィン部1037に内周方向へ管腔壁1076から押圧力が作用している。このため、押圧状態で回転筒状部1033を回転させた場合、筒状本体1031に、回転筒状部1033の回転方向とは反対方向への反回転力が作用する。本実施形態では、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向(長手軸回り方向)の回転が規制される規制状態で、回転筒状部1033を回転させる。このため、押圧状態で回転筒状部1033が回転し、反回転力が作用した場合でも、回転筒状部1033の回転方向とは反対方向への筒状本体1031の挿入部1002に対する回転が規制される。筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されることにより、回転筒状部1033が適切に回転する。したがって、回転筒状部1033の螺旋フィン部1037に内周方向へ管腔壁1076から押圧力が作用する押圧状態において、回転筒状部1033を適切に回転させ、推進力F1,F2を適切に発生させることができる。
また、回転筒状部1033の外周方向側に保持筒1039が設けられ、保持筒1039は回転筒状部1033に対して回転軸回り方向に回転可能である。このため、回転筒状部1033が回転する状態においても、術者は保持筒1039を保持することができる。また、筒状本体1031には、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)の外周方向側を覆う被覆部1069が、設けられている。このため、モータ1055が駆動した状態において、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)に術者の手等が接触することを有効に防止することができる。
また、内視鏡装置1001での被写体の観察において、撮像素子(図示しない)による観察方向を変化させる場合がある。この場合、駆動操作入力部1016での操作によってモータ1055の駆動を停止し、回転筒状部1033の回転を停止する。そして、挿入部1002を長手軸回り方向に回転させることにより、撮像素子の観察方向を変化させる。ここで、挿入部1002を長手軸回り方向に回転させる場合、固定筒状部1040の締付け部材1042の係合突起1045を基端側筒状部材1041の第1の係合孔1043Aと係合させる。これにより、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向(長手軸回り方向)の回転が規制されない非規制状態となる。非規制状態においても、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動が規制されている。筒状本体1031には、重量の大きいモータ1055及び駆動力伝達部1061が取付けられている。このため、筒状本体1031の挿入部1002に対する長手軸回り方向の回転が規制されないことにより、挿入部1002が長手軸回り方向に回転し易くなる。これにより、螺旋回転部材1030を挿入部1002に取付けた場合でも、撮像素子による観察方向を容易に変化させることができる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、筒状本体1031に弾性部1053が固定されているが、これに限るものではない。例えば、第1の変形例として図14及び図15に示すように、締付け部材1042に弾性部1053が固定されてもよい。本変形例では、係合突起1045が第1の係合孔1043Aと係合する状態において(図14参照)、弾性部1053は筒状本体1031に接触していない。このため、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されない非規制状態となる。また、本変形例では、係合突起1045が第2の係合孔1043Bと係合する状態において(図15参照)、弾性部1053は筒状本体1031に当接している。弾性部1053が筒状本体1031に当接することにより、弾性部1053と筒状本体1031との間に摩擦力が発生する。摩擦力によって、筒状本体1031の固定筒状部1040に対する回転軸回り方向(本体軸回り方向)の回転が規制される。したがって、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制される規制状態となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図16乃至図18Bを参照して説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第2の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図16及び図17は、本実施形態に係る螺旋回転部材1030を示す図である。図16及び図17は、螺旋回転部材1030が挿入部1002に取付けられた状態を示している。図16及び図17に示すように、本実施形態においても第2の実施形態と同様に、螺旋回転部材1030は、筒状本体1031、回転筒状部1033及び固定筒状部1040を備える。そして、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態での本体空洞1032では、筒状本体1031の本体軸Bは、長手軸Lと同軸になる。また、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態での筒状部空洞1035では、回転筒状部1033の回転軸Rは、長手軸Lと同軸になる。また、回転筒状部1033の外周部の先端部には、螺旋フィン部1037が設けられている。
本実施形態では、本体空洞に32において筒状本体1031の本体軸Bが回転筒状部1033の回転軸Rに対して屈曲する屈曲部1081が、筒状本体1031に設けられている。屈曲部1081が設けられるため、本実施形態では、筒状本体1031の本体軸Bは回転筒状部1033の回転軸Rと同軸でなくなる。屈曲部1081は、駆動力伝達部1061より基端方向側に位置している。なお、本実施形態でも、筒状本体1031は、硬質材料から形成され、外力によって湾曲しない。
また、筒状本体1031には、屈曲部1081の基端方向側に連続する状態で、傾斜筒状部1082が設けられている。傾斜筒状部1082では、筒状本体1031の本体軸Bが回転筒状部1033の回転軸Rに対して傾斜している。すなわち、傾斜筒状部1082では、筒状本体1031の本体軸Bが回転筒状部1033の回転軸Rに対して、平行でなくなる。筒状本体1031の内部では、挿入部1002は筒状本体1031の形状に対応して屈曲している。
図18Aは、筒状本体1031及び固定筒状部1040の構成を示す図である。図18Aに示すように、本実施形態では、基端側筒状部材1041に、係合孔1043が1つのみ設けられている。そして、締付け部材1042には、係合突起1045が設けられている。係合突起1045が係合孔1043に係合することにより、締付け部材1042が基端側筒状部材1041に固定状態で取付けられる。係合突起1045が係合孔1043に係合した状態では、締付け部材1042から基端側筒状部材1041に内周方向へ押圧力が作用する。これにより、弾性部材1047が収縮し、基端側筒状部材1041及び挿入部1002の外周部に弾性部材1047が密着する。これにより、基端側筒状部材1041が挿入部1002に対して固定され、固定筒状部1040が挿入部1002に対して固定される。
また、本実施形態でも第2の実施形態と同様に、基端側筒状部材1041の係合爪1048に、係合溝1051で筒状本体1031が当接する当接部1052A,52Bが設けられている。そして、係合爪1048の当接部1052A,52Bによって、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の固定筒状部1040に対する移動が、規制される。したがって、弾性部材1047及び当接部1052A,52Bが、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動を規制する移動規制部となっている。なお、本実施形態でも、係合爪1048によって、筒状本体1031の本体軸回り方向(長手軸回り方向)への回転は規制されない。
また、本実施形態では、弾性部1053は設けられていない。そして、係合突起1045が係合孔1043に係合した状態において、締付け部材1042は筒状本体1031に接触していない。代わりに、本実施形態では、筒状本体1031に屈曲部1081が設けられている。そして、筒状本体1031の内部では、挿入部1002が筒状本体1031の形状に対応して屈曲する。このため、本体空洞1032の屈曲部1081では、挿入部1002の長手軸Lが回転筒状部1033の回転軸Rに対して、屈曲する。そして、筒状本体1031の傾斜筒状部1082では、挿入部1002の長手軸Lが回転筒状部1033の回転軸Rに対して、傾斜する。これにより、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制される。すなわち、屈曲部1081が、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態において、回転軸回り方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する回転を規制する回転規制部となっている。
ただし、本実施形態では、屈曲部1081により、筒状本体1031の本体軸回り方向の挿入部1002に対する回転は規制されない。このため、筒状本体1031の形状に対応して挿入部1002が屈曲した状態でも、挿入部1002は筒状本体1031に対して長手軸回り方向に回転可能である。
次に、本実施形態の内視鏡装置1001及び螺旋回転部材1030の作用及び効果について説明する。 本実施形態でも、挿入部1002に螺旋回転部材1030が取付けられた状態では、本体軸B(長手軸L)に平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動が、規制されている。このため、回転筒状部1033から筒状本体1031に伝達された推進力F1は、固定筒状部1040を介して挿入部1002に適切に伝達される。したがって、推進力F1によって、螺旋回転部材1030とともに、長手軸Lに平行な先端方向へ挿入部1002を適切に移動させることができる。同様に、回転筒状部1033から筒状本体1031に伝達された推進力F2は、固定筒状部1040を介して挿入部1002に適切に伝達される。したがって、推進力F2によって、螺旋回転部材1030とともに、長手軸Lに平行な基端方向へ挿入部1002を適切に移動させることができる。
また、本実施形態では、屈曲部1081によって、筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されている。このため、押圧状態で回転筒状部1033が回転し、反回転力が作用した場合でも、回転筒状部1033の回転方向とは反対方向への筒状本体1031の挿入部1002に対する回転が規制される。筒状本体1031の挿入部1002に対する回転軸回り方向の回転が規制されることにより、回転筒状部1033が適切に回転する。したがって、回転筒状部1033の螺旋フィン部1037に内周方向へ管腔壁1076から押圧力が作用する押圧状態において、回転筒状部1033を適切に回転させ、推進力F1,F2を適切に発生させることができる。
また、屈曲部1081により、筒状本体1031の本体軸回り方向の挿入部1002に対する回転は規制されない。このため、筒状本体1031の形状に対応して挿入部1002が屈曲した状態でも、挿入部1002は筒状本体1031に対して長手軸回り方向に回転可能である。筒状本体1031には、重量の大きいモータ1055及び駆動力伝達部1061が取付けられている。このため、筒状本体1031の挿入部1002に対する長手軸回り方向の回転が規制されないことにより、挿入部1002が長手軸回り方向に回転し易くなる。これにより、螺旋回転部材1030を挿入部1002に取付けた場合でも、撮像素子による観察方向を容易に変化させることができる。
また、図18Bに示すように、例えば口(mouth)から挿入部1002及び螺旋回転部材1030を管腔に挿入した状態では、体外(口より基端方向側)で挿入部1002及び螺旋回転部材1030を1回以上屈曲する。本実施形態では、駆動力伝達部1061より基端方向側に屈曲部1081を設け、屈曲部1081で挿入部1002及び螺旋回転部材1030を屈曲させている。すなわち、屈曲部1081によって、体外で挿入部1002及び螺旋回転部材1030を屈曲させている。駆動力伝達部1061から伝達される回転駆動力は駆動力伝達部1061よりも先端方向側に伝達されればよい。このため、駆動力伝達部1061より基端方向側に位置する屈曲部1081での挿入部1002及び螺旋回転部材1030の屈曲は、回転筒状部1033の先端部まで伝達される回転駆動力の伝達性に、影響を及ぼさない。すなわち、屈曲部1081での挿入部1002及び螺旋回転部材1030の屈曲によって、回転駆動力の伝達性は低下しない。したがって、駆動力伝達部1061の基端方向側に屈曲部1081を設けることにより、回転駆動力の伝達性が確保され、回転筒状部1033の先端部まで回転駆動力を適切に伝達することができる。
(その他の変形例)
前述の実施形態では、筒状本体1031の被覆部1069によって駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)の外周方向側が覆われているが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として、図19に示すように、回転筒状部1033に、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)の外周方向側を覆う被覆部1085が、設けられてもよい。本変形例では、ギア空洞部1065が設けられず、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)は筒状本体1031の外部に位置している。本変形例でも、連通通路1067にシールリング1068が設けられ、シールリング1068により軸部材1062と筒状本体1031との間が液密に保たれる。これにより、筒状本体1031の外部から部材空洞部1058への液体の流入が防止される。
被覆部1085が設けられることにより、本変形例でも、モータ1055が駆動した状態において、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)に術者の手等が接触することを有効に防止することができる。また、螺旋回転部材1030の使用後には、回転筒状部1033は廃棄され、筒状本体1031及び駆動力伝達部1061は洗浄され、再使用される。本変形例では、筒状本体1031にはギア空洞部1065が設けられず、駆動力伝達部1061(駆動ギア1063)は筒状本体1031の外部に位置している。このため、筒状本体1031及び駆動力伝達部1061の洗浄性が向上する。
また、第3の変形例として図20に示すように、筒状本体1031には、第1の回転筒状部1033A及び第1の回転筒状部1033Aとは仕様が異なる第2の回転筒状部1033Bが選択的に取付け可能であってもよい。第1の回転筒状部1033Aは、第1の内径D1を有し、回転軸Rに平行な方向について第1の軸平行寸法S1を有する。第2の回転筒状部1033Bは、第1の内径D1より小さい第2の内径D2を有し、回転軸Rに平行な方向について第1の軸平行寸法S1より大きい第2の軸平行寸法S2を有する。また、第1の回転筒状部1033Aと第2の回転筒状部1033Bとでは、螺旋フィン部1037のピッチが異なる。第1の回転筒状部1033Aは、例えば大腸(large intestine)の観察において用いられる。第2の回転筒状部1033Bは、例えば小腸(small intestine)の観察において用いられる。前述のように、筒状本体1031には、仕様が異なる複数の回転筒状部(1033A,1033B)を選択的に取付け可能である。
また、本変形例では、筒状本体1031は、第1の挿入部1002A及び第1の挿入部1002Aとは仕様が異なる第2の挿入部1002Bに、選択的に取付け可能である。第1の挿入部1002Aは、例えば大腸の観察において用いられる。第2の挿入部1002Bは、例えば小腸の観察において用いられる。すなわち、筒状本体1031は、仕様が異なる複数の挿入部(1002A,1002B)に選択的に取付け可能である。
本変形例では、1つの筒状本体1031に、仕様が異なる複数の回転筒状部(1033A,1033B)を選択的に取付け可能である。また、仕様が異なる複数の挿入部(1002A,1002B)に選択的に、1つの筒状本体1031を取付け可能である。すなわち、回転筒状部(1033A,1033B)及び挿入部(1002A,1002B)の仕様の変化に対応させて、筒状本体1031を取替える必要はない。すなわち、観察部位及び患者の種類に対応させて回転筒状部(1033A,1033B)及び挿入部(1002A,1002B)の仕様が変化する場合でも、筒状本体1031を取替える必要はない。このため、コストが高くなることなく、様々な観察部位及び様々な種類の患者について、螺旋回転部材1030を用いることができる。
また、第4の変形例として図21に示すように、モータケーブル(ケーブル)1057が筒状本体1031に着脱可能であってもよい。本変形例では、モータケーブル1057の一端に接続プラグ1087が設けられている。接続プラグ1087には、シールリング1088が取付けられている。また、筒状本体1031には、ケーブル接続部であるソケット部1089が、設けられている。ソケット部1089には、接続プラグ1087が着脱可能に取付けられる。すなわち、ソケット部1089には、モータケーブル1057が、着脱可能に接続される。
ソケット部1089にモータケーブル1057が接続されることにより、モータ1055に電力を供給可能となる。また、ソケット部1089にモータケーブル1057が接続された状態では、シールリング1088により、筒状本体1031と接続プラグ1087との間が液密に保たれる。このため、筒状本体1031の外部から部材空洞部1058への液体の流入が防止される。
また、ケーブル接続部であるソケット部1089には、防液部材である防液キャップ1091が着脱可能に取付けられる。防液キャップ1091には、シールリング1092が取付けられている。ソケット部1089に防液キャップ1091が取付けられた状態では、シールリング1092により、筒状本体1031と防液キャップ1091との間が液密に保たれる。このため、筒状本体1031の外部から部材空洞部1058への液体の流入が防止される。
螺旋回転部材1030の筒状本体1031は、駆動部材であるモータ1055が取付けられるため、オートクレーブ滅菌は行い難い。このため、筒状本体1031は、内視鏡洗浄機による洗浄消毒が行われる。本変形例では、筒状本体1031を洗浄消毒する場合、ソケット部1089から接続プラグ1087(モータケーブル1057)を取外す。そして、防液キャップ1091をソケット部1089に取付ける。この状態で、内視鏡洗浄機による洗浄消毒が行われる。
筒状本体1031の洗浄消毒時には、モータケーブル1057が筒状本体1031のソケット部1089から取外されているため、内視鏡洗浄機による洗浄消毒を行い易い。また、ソケット部1089に防液キャップ1091を取付けた状態では、防液キャップ1091と筒状本体1031との間は液密に保たれる。これにより、筒状本体1031の滅菌時に、筒状本体1031の外部から部材空洞部1058への液体の流入が防止される。
前述したように、本発明の実施形態及び変形例では、螺旋回転部材1030は、挿入部1002に取付けられた状態の本体空洞1032において長手軸Lと同軸になる本体軸Bを有する筒状本体1031と、挿入部1002に取付けられた状態の筒状部空洞1035において長手軸Lと同軸になる回転軸Rを有する回転筒状部1033と、を備える。そして、回転筒状部1033は、筒状本体1031に対して回転軸回り方向に回転可能な状態で筒状本体1031の先端方向側に取付けられる。また、回転筒状部1033の外周部には、外周方向に向かって突出する螺旋フィン部1037が、回転軸Rに沿って螺旋状に延設されている。また、筒状本体1031には、電力が供給されることにより駆動する駆動部材(1055)が、取付けられている。駆動部材(1055)の駆動によって発生する回転駆動力は、駆動力伝達部1061によって、回転筒状部1033に伝達される。また、螺旋回転部材1030は、挿入部1002に取付けられた状態において、本体軸Bに平行な方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する移動を規制する移動規制部(1047,1052A,1052B)と、挿入部1002に取付けられた状態において、回転軸回り方向についての筒状本体1031の挿入部1002に対する回転を規制する回転規制部(1047,1053;1081)と、を備える。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
[付記]
[付記1]
長手軸に沿って延設される挿入部が挿通され、前記挿入部に取付けられる挿入補助具であって、
内周方向側に本体空洞が形成され、前記挿入部に取付けられた状態の前記本体空洞において前記長手軸と同軸になる本体軸を有する筒状本体と、
前記内周方向側に筒状部空洞が形成され、前記挿入部に取付けられた前記状態の前記筒状部空洞において前記長手軸と同軸になる回転軸を有する回転筒状部であって、前記筒状本体に対して回転軸回り方向に回転可能な状態で前記筒状本体の先端方向側に取付けられる回転筒状部と、
前記回転筒状部の外周部に外周方向に向かって突出する状態で設けられ、前記回転軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部と、
前記筒状本体に取付けられ、電力が供給されることにより駆動する駆動部材と、
前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記駆動部材の駆動によって発生する回転駆動力を前記回転筒状部に伝達することにより、前記回転筒状部を前記挿入部に対して前記回転軸回り方向に回転させる駆動力伝達部と、
前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記本体軸に平行な方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する移動を規制する移動規制部と、
前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記回転軸回り方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する回転を規制する回転規制部と、
を具備する挿入補助具。
[付記2]
前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記筒状本体の前記挿入部に対する前記回転軸回り方向の回転が規制されない非規制状態、及び、前記筒状本体の前記挿入部に対する前記回転軸回り方向の回転が規制される規制状態に、前記回転規制部を切替える規制切替部をさらに具備する、付記1の挿入補助具。
[付記3]
前記筒状本体に取付けられ、前記挿入部に取付けられた前記状態において前記挿入部に対して固定される固定筒状部をさらに具備し、
前記規制切替部は、前記非規制状態において前記固定筒状部に対して前記回転軸回り方向に回転可能な状態に前記筒状本体を切替え、前記規制状態において前記固定筒状部に対して前記回転軸回り方向に回転不可能な状態に前記筒状本体を切替える、
付記2の挿入補助具。
[付記4]
前記移動規制部は、前記筒状本体と前記固定筒状部とが当接可能な当接部であって、前記筒状本体が前記本体軸に平行な前記方向に移動することを規制する当接部を備える、付記3の挿入補助具。
[付記5]
前記回転規制部は、前記筒状本体と前記固定筒状部との間に設けられ、摩擦力を発生させることにより、前記規制状態において前記回転軸回り方向についての前記筒状本体の回転を規制する弾性部を備える、付記3の挿入補助具。
[付記6]
前記回転規制部は、前記駆動力伝達部より基端方向側に設けられ、前記本体空洞において前記回転軸に対して前記筒状本体の前記本体軸を屈曲させる屈曲部を備え、
前記筒状本体は、前記屈曲部の前記基端方向側に連続し、前記本体軸が前記回転軸に対して傾斜する傾斜筒状部を備える、
付記1の挿入補助具。
[付記7]
前記筒状本体に取付けられ、前記挿入部に取付けられた前記状態において前記挿入部に対して固定される固定筒状部をさらに具備し、
前記移動規制部は、前記筒状本体と前記固定筒状部とが当接可能な当接部であって、前記筒状本体が前記本体軸に平行な前記方向に移動することを規制する当接部を備える、 付記6の挿入補助具。
[付記8]
前記回転筒状部は、前記駆動力伝達部から前記回転駆動力を受ける駆動力受け部を備え、
前記駆動力伝達部は、前記駆動部材が駆動されることにより、ギア軸回り方向に回転する駆動ギアを備え、
前記駆動力受け部は、前記駆動ギアと噛合う回転側ギア部を備える、
付記1の挿入補助具。
[付記9]
前記回転筒状部は、前記駆動力伝達部から前記回転駆動力を受ける駆動力受け部を備え、
前記筒状本体は、前記駆動部材が収容される部材空洞部を規定する部材空洞規定部を備え、
前記駆動力伝達部は、前記筒状本体の外部に位置し、
前記回転筒状部は、前記駆動力伝達部の前記外周方向側を覆う被覆部を備える、
付記1の挿入補助具。
[付記10]
前記回転筒状部は、第1の回転筒状部と、前記第1の回転筒状部とは仕様が異なる第2の回転筒状部と、を備え、
前記筒状本体は、前記第1の回転筒状部及び前記第2の回転筒状部を選択的に取付け可能である、
付記1の挿入補助具。
[付記11]
前記駆動部材に電力を供給するケーブルをさらに具備し、
前記筒状本体は、前記駆動部材が収容される部材空洞部を規定する部材空洞規定部と、前記ケーブルが着脱可能に接続されるケーブル接続部と、を備える、
付記1の挿入補助具。
[付記12]
前記筒状本体の前記ケーブル接続部に着脱可能に取付けられ、前記ケーブル接続部に取付けられた状態で、前記筒状本体の外部から前記部材空洞部への液体の流入を防止する防液部材をさらに具備する、付記11の挿入補助具。
[付記13]
付記1の前記挿入補助具と、
前記挿入補助具が取付けられる前記挿入部と、
を具備する挿入装置。
[付記14]
長手軸に沿って延設される挿入部が挿通され、前記挿入部に取付けられる挿入補助具に設けられる駆動源ユニットであって、内周方向側に本体空洞が形成され、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた状態の前記本体空洞において前記長手軸と同軸になる本体軸を有する筒状本体と、前記筒状本体に取付けられ、電力が供給されることにより駆動する駆動部材と、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態において、前記駆動部材の駆動によって発生する回転駆動力を回転対象に伝達することにより、前記回転対象を前記挿入部に対して回転軸回り方向に回転させる駆動力伝達部と、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態において、前記本体軸に平行な方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する移動を規制する移動規制部と、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態において、前記回転軸回り方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する回転を規制する回転規制部と、を備える、駆動源ユニットに、前記回転対象として取付けられる回転筒状部であって、
前記回転筒状部の前記内周方向側には、筒状部空洞が形成され、
前記回転筒状部は、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態の前記筒状部空洞において前記長手軸と同軸になる回転軸を有し、前記筒状本体に対して前記回転軸回り方向に回転可能な状態で前記筒状本体の先端方向側に取付けられ、
前記回転筒状部は、前記回転筒状部の外周部に外周方向に向かって突出する状態で前記回転軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部を備える、回転筒状部。
[付記15]
長手軸に沿って延設される挿入部が挿通され、前記挿入部に取付けられる挿入補助具に設けられ、内周方向側に筒状部空洞が形成される回転筒状部であって、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた状態の前記筒状部空洞において前記長手軸と同軸になる回転軸を有し、外周部に外周方向に向かって突出する状態で設けられ、前記回転軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部を備える回転筒状部が、取付けられる駆動源ユニットであって、
内周方向側に本体空洞が形成され、前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態の前記本体空洞において前記長手軸と同軸になる本体軸を有する筒状本体であって、前記回転筒状部が回転軸回り方向に回転可能な状態で前記回転筒状部が先端方向側に取付けられる筒状本体と、
前記筒状本体に取付けられ、電力が供給されることにより駆動する駆動部材と、
前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態において、前記駆動部材の駆動によって発生する回転駆動力を前記回転筒状部に伝達することにより、前記回転筒状部を前記挿入部に対して前記回転軸回り方向に回転させる駆動力伝達部と、
前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態において、前記本体軸に平行な方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する移動を規制する移動規制部と、
前記挿入部に前記挿入補助具が取付けられた前記状態において、前記回転軸回り方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する回転を規制する回転規制部と、
を具備する駆動源ユニット。
本発明の挿抜補助具の一態様は、長手軸を有する内視鏡の挿入部が挿通した状態で管腔に挿抜され、前記管腔への前記挿入部の挿抜を補助する挿抜補助具であって、前記挿入部が挿通し、前記長手軸の軸周りに回転する筒状の本体部と、前記本体部の外周面に配設され、且つ前記長手軸の軸周りに螺旋状に配設されるフィン部と、前記挿抜補助具の前記長手軸の軸回り方向においてX線観察下においてX線によって明瞭に造影される明瞭領域と前記X線によって不明瞭に造影される不明瞭領域とが識別されるように配設され、さらに前記挿抜補助具の長手軸方向に沿う同一直線上において複数もしくは帯状にさらに配設された、前記X線を遮断するX線遮断部と、を具備する。

Claims (7)

  1. 長手軸を有する内視鏡の挿入部が挿通した状態で管腔に挿抜され、前記管腔への前記挿入部の挿抜を補助する挿抜補助具であって、
    前記挿入部が挿通し、前記長手軸の軸周りに回転する筒状の本体部と、
    前記本体部の外周面に配設され、且つ前記長手軸の軸周りに螺旋状に配設されるフィン部と、
    前記挿抜補助具の長手軸方向において前記挿抜補助具の少なくとも一部に配設され、且つX線観察下においてX線によって明瞭に造影される明瞭領域と前記X線によって不明瞭に造影される不明瞭領域とが前記挿抜補助具の周方向において識別されるように配設され、前記X線を遮断するX線遮断部と、
    を具備する挿抜補助具。
  2. 前記X線遮断部は、前記本体部の基端部と、前記フィン部の基端部が取り付けられている前記本体部の基端部側取り付け部と、前記フィン部の前記基端部との少なくとも1つに配設されている請求項1に記載の挿抜補助具。
  3. 前記X線遮断部は、前記本体部の先端部と、前記フィン部の先端部が取り付けられている前記本体部の先端部側取り付け部と、前記フィン部の前記先端部との少なくとも1つに配設されている請求項1または請求項2に記載の挿抜補助具。
  4. 前記X線遮断部は、前記挿抜補助具の長手軸方向に沿って、同一直線上に複数配設され、
    各前記X線遮断部は、前記本体部、且つ前記挿抜補助具の長手軸方向において前記フィン部の間にさらに配設されている請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の挿抜補助具。
  5. 前記X線遮断部は、前記挿抜補助具の前記長手軸の軸回り方向において、複数配設され、
    一方の前記X線遮断部は、前記軸回り方向において、他方の前記X線遮断部に対して略90度離れて配設されている請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の挿抜補助具。
  6. 前記挿入部は、伝達される駆動力によって、前記長手軸の軸周りに回転する回転部材を有し、
    前記本体部は、前記回転部材の回転に伴い前記本体部が前記長手軸の軸周りに回転するように、前記回転部材の外周面に着脱自在に取り付けられている請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の挿抜補助具。
  7. 前記本体部は、内周方向側に形成される本体空洞と、前記本体部が前記挿入部に取付けられた状態の前記本体空洞において前記長手軸と同軸になる本体軸とを有し、
    前記内周方向側に筒状部空洞が形成され、前記挿入部に取付けられた前記状態の前記筒状部空洞において前記長手軸と同軸になる回転軸を有する回転筒状部であって、前記筒状本体に対して回転軸回り方向に回転可能な状態で前記筒状本体の先端方向側に取付けられる回転筒状部と、
    前記筒状本体に取付けられ、電力が供給されることにより駆動する駆動部材と、
    前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記駆動部材の駆動によって発生する回転駆動力を前記回転筒状部に伝達することにより、前記回転筒状部を前記挿入部に対して前記回転軸回り方向に回転させる駆動力伝達部と、
    前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記本体軸に平行な方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する移動を規制する移動規制部と、
    前記挿入部に取付けられた前記状態において、前記回転軸回り方向についての前記筒状本体の前記挿入部に対する回転を規制する回転規制部と、
    をさらに具備する請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の挿抜補助具。
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