JPWO2014041641A1 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

実施形態の情報処理装置(10)は、入力部(11)と、検出部(12)と、生成部(13)と、出力部(14)と、を備える。入力部(11)は、元画像(Im1)を入力する。検出部(12)は、前記元画像(Im1)から、追加情報を書き込む書込領域を検出する。生成部(13)は、前記元画像(Im1)の予め定められた領域に付加される画像であって、前記元画像(Im1)における前記書込領域の位置を特定するための画像である位置特定画像(Im2)を生成する。出力部(13)は、前記位置特定画像(Im2)を出力する。

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
入力された書類等に対して、可視または不可視のインクを用いて、文字や記号、バーコード、二次元コード等の光学的に読み取り可能な形態で追加情報を書き込む技術は、例えば帳票処理等の分野において広く用いられている。帳票処理の分野では、既に記入が存在する帳票に追加情報として処理番号等を書き込んでおき、その帳票に書き込まれた処理番号等を光学的に読み取ることで、その後の処理に活用するようにしている。
前記追加情報は、後に正しく読み取ることができるように、既に存在している記入とは重ならない位置に書き込むことが原則である。しかし、書類等の様式が未知のものである場合、既に存在する記入の上に追加情報が重なるように書き込まれてしまい、追加情報を正しく読み取ることができなくなる場合がある。また、多種多様な様式の書類等を取り扱う場合には、全ての様式に共通して追加情報を書き込むための十分な大きさの領域を同じ位置に確保できないこともある。このため、未知の様式や多種多様な様式の書類等に対しても追加情報を書き込める領域を適切に確保し、かつ、その領域に書き込まれた追加情報を正しく認識することができる技術の提供が望まれている。
特許第3570976号公報
本発明が解決しようとする課題は、未知の様式や多種多様な様式の書類等に対しても追加情報を書き込める領域を適切に確保し、かつ、その領域に書き込まれた追加情報を正しく認識できるようにする情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、入力部と、検出部と、生成部と、出力部と、を備える。入力部は、元画像を入力する。検出部は、前記元画像から、追加情報を書き込む書込領域を検出する。生成部は、前記元画像の予め定められた領域に付加される画像であって、前記元画像における前記書込領域の位置を特定するための画像である位置特定画像を生成する。出力部は、前記位置特定画像を出力する。
図1は、帳票処理システムの概要を示す構成図である。 図2は、第1情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図3は、検出部が元画像から書込領域を検出する処理の一例を概念的に示す模式図である。 図4は、生成部が生成する位置特定画像の一例を示す図である。 図5は、第1情報処理装置により実行される一連の処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第2情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図7は、特定部が処理済み画像から書込領域を検出する処理の一例を概念的に示す模式図である。 図8は、第2情報処理装置により実行される一連の処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、第1変形例の位置特定画像を示す図である。 図10は、第2変形例の位置特定画像を示す図である。 図11は、第3変形例の位置特定画像を示す図である。 図12は、第4変形例の位置特定画像を示す図である。 図13は、第5変形例の位置特定画像を示す図である。 図14は、第6変形例の位置特定画像を示す図である。 図15は、第7変形例の位置特定画像を示す図である。 図16は、第1情報処理装置および第2情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態の情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを、図面を参照して説明する。以下で説明する実施形態は、既に記入が存在する帳票に対して追加情報として処理番号を書き込み、その後、処理番号を読み取ることで帳票を識別して様々な処理に役立てる帳票処理システムへの適用例であるが、適用可能なシステムはこれに限られるものではない。
(帳票処理システム)
図1は、本実施形態に係る帳票処理システムの概要を示す構成図である。本実施形態に係る帳票処理システムは、第1情報処理装置10と、第2情報処理装置20と、処理番号付与装置30と、印刷装置40と、を備える。
第1情報処理装置10は、元画像Im1を入力し、元画像Im1から追加情報である処理番号を書き込む書込領域を検出するとともに、元画像Im1の予め定められた領域(例えば画像の周縁の所定幅を持つ領域)に付加される画像であって、元画像Im1における書込領域の位置を特定するための画像である位置特定画像Im2を生成し、この位置特定画像Im2を出力する。以下では、位置特定画像Im2が付加される領域として予め定められた領域を、画像付加領域という。
第1情報処理装置10に入力される元画像Im1は、既に記入が存在する帳票LS1を、図示しないスキャナ等により光学的に読み取ることで得られる画像データである。元画像Im1は、スキャナ等から第1情報処理装置10に直接入力されてもよいし、所定の記憶装置に一旦格納された後、この記憶装置から第1情報処理装置10に入力されてもよい。また、元画像Im1は、第1情報処理装置10に対してネットワークを介して接続された外部装置から、ネットワーク経由で第1情報処理装置10に入力されるようにしてもよい。
第1情報処理装置10が出力する位置特定画像Im2は、処理番号付与装置30に入力される。また、第1情報処理装置10から処理番号付与装置30には、位置特定画像Im2とは別個に、元画像Im1における書込領域の代表点(例えば書込領域の中心点)の座標値が与えられる。処理番号付与装置30は、この座標値を元に書込領域の位置を特定し、この書込領域の位置に帳票LS1に対応する処理番号を書き込んだ画像を位置特定画像Im2と重ね合わせることで印刷対象画像Im3を生成し、この印刷対象画像Im3を出力する。処理番号付与装置30が出力する印刷対象画像Im3は、印刷装置40に入力される。
なお、第1情報処理装置10が出力する位置特定画像Im2を印刷装置40に直接入力するとともに、処理番号付与装置30は書込領域の位置に処理番号を書き込んだ画像を印刷装置40に入力し、これらの画像を印刷装置40において重ね合わせることで印刷対象画像Im3を生成するようにしてもよい。
印刷装置40には、印刷対象画像Im3が入力される他、印刷媒体として元画像Im1に対応する帳票LS1が給紙される。印刷装置40は、処理番号付与装置30から入力された印刷対象画像Im3を帳票LS1上に重ねて印刷する。これにより、元画像Im1の画像付加領域と対応する帳票LS1上の領域に位置特定画像Im2が印刷され、元画像Im1の書込領域と対応する帳票LS1上の位置に処理番号が印刷されてなる帳票LS2が、印刷装置40から排紙される。
第2情報処理装置20は、処理済み画像Im4を入力し、この処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2に基づいて、処理済み画像Im4における書込領域の位置を特定するとともに、この書込領域に書き込まれた処理番号を認識して出力する。第2情報処理装置20が出力する処理番号は、その後の帳票処理に活用される。
第2情報処理装置20に入力される処理済み画像Im4は、印刷装置40から排紙された、位置特定画像Im2および処理番号が印刷された帳票LS2を、図示しないスキャナ等により光学的に読み取ることで得られる画像データである。つまり、処理済み画像Im4は、元画像Im1の画像付加領域に第1情報処理装置10が出力した位置特定画像Im2が付加されるとともに、第1情報処理装置10が検出した書込領域に処理番号付与装置30によって処理番号が書き込まれた画像である。処理済み画像Im4は、元画像Im1と同様に、スキャナ等から第2情報処理装置20に直接入力されてもよいし、所定の記憶装置に一旦格納された後、この記憶装置から第2情報処理装置20に入力されてもよい。また、処理済み画像Im4は、第2情報処理装置20に対してネットワークを介して接続された外部装置から、ネットワーク経由で第2情報処理装置20に入力されるようにしてもよい。
(第1情報処理装置)
次に、第1情報処理装置10についてさらに詳しく説明する。図2は、第1情報処理装置10の機能的な構成を示すブロック図である。第1情報処理装置10は、機能的な構成要素として、図2に示すように、入力部11と、検出部12と、生成部13と、出力部14と、を備える。
入力部11は、元画像Im1を入力し、必要に応じて、元画像Im1に対して例えばカラー画像の2値化や傾き補正処理等の前処理を施して、検出部12に渡す。
検出部12は、元画像Im1のうちの画像付加領域を除く領域の中から、処理番号を書き込む書込領域を検出する。本実施形態では、元画像Im1の周縁の所定幅(記入が存在しないことが想定される十分に小さな幅)を持つ領域が、画像付加領域として予め定められているものとする。
図3は、検出部12が元画像Im1から書込領域を検出する処理の一例を概念的に示す模式図である。検出部12は、例えば図3に示すように、元画像Im1のうちの画像付加領域Rsを除く領域をスキャンして、下記式(1)で示す評価関数を最小にするx,yを求めてx0,y0とし、画素(x0,y0)を中心とする高さ2w、幅2hの矩形領域を、書込領域Rnとして検出する。
Figure 2014041641
ただし、x,yの値には、前記矩形領域が画像付加領域Rsと重複しない制約が設けられているものとする。また、書込領域Rnの大きさは一定であるものとし、矩形領域の大きさを定めるパラメータw,hの値は予め定められているものとする。なお、書込領域Rnの大きさは、例えば処理番号付与装置30等によって指定される可変の大きさであってもよい。この場合、矩形領域の大きさを定めるパラメータw,hの値は、指定された書込領域Rnの大きさに応じて定められる。
また、元画像Im1は、幅W、高さHの矩形の画像として量子化されているものとし、f(x,y)は位置(x,y)における画素値であって、前景色(記入が存在する位置)で最大、背景色(記入が存在しない位置)で最小の値を取るように標本化されているものとする。これにより、元画像Im1において、既に存在する記入との重なりが最も少ない領域が書込領域Rnとして検出されることになる。
図2に戻り、生成部13は、検出部12により検出された書込領域の位置を特定するための光学的に読み取り可能な画像である位置特定画像Im2を生成する。位置特定画像Im2の態様としては様々なものが考えられるが、ここでは、一例として、元画像Im1の周縁の所定幅を持つ領域が画像付加領域として予め定められていることを前提に、検出部12により検出された書込領域と元画像Im1の水平方向または垂直方向に重なる画像付加領域における位置を、その他の画像付加領域における位置とは区別した画像を、位置特定画像Im2として生成する。
図4は、生成部13が生成する位置特定画像Im2の一例を示す図である。この図4に示す位置特定画像Im2は、画像付加領域Rsにおいて、検出部12により検出された書込領域Rnの水平方向および垂直方向への射影が交わる位置を、例えば黒の塗り潰し等によりマーキングした画像である。この図4に示す位置特定画像Im2では、画像付加領域Rsのうち、元画像Im1の第1辺に対応する領域のマーキング位置と、元画像Im1の第1辺に直交する第2辺に対応する領域のマーキング位置とから、検出部12により検出された書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、図4に示す位置特定画像Im2では、元画像Im1の直交する2辺に対応する2つのマーキング位置から書込領域Rnの位置を特定することができるが、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性を持たせるために、図4に示すように、元画像Im1の4つの辺に対応する4つの位置にマーキングをしている。これにより、例えば4つのマーキングのうちの1つ(あるいは2つ)が既に存在する記入と重なる等により適切に読み取ることができない場合であっても、残りのマーキングの位置から書込領域Rnの位置を正しく特定することができる。
図2に戻り、出力部14は、生成部13によって生成された位置特定画像Im2を、必要に応じて処理番号付与装置30が扱うことのできる形式に変換して、処理番号付与装置30に対して出力する。なお、出力部14は、上述したように、位置特定画像Im2とは別個に、元画像Im1における書込領域の代表点の座標値も処理番号付与装置30に対して出力する。
図5は、第1情報処理装置10により実行される一連の処理の流れを示すフローチャートである。第1情報処理装置10が起動すると、まず、入力部11が元画像Im1を入力する(ステップS101)。次に、検出部12が、ステップS101で入力された元画像Im1から書込領域を検出する(ステップS102)。次に、生成部13が、ステップS102で検出された書込領域の位置を特定するための位置特定画像Im2を生成する(ステップS103)。そして最後に、出力部14が、ステップS103で生成された位置特定画像Im2を処理番号付与装置30に対して出力する(ステップS104)。
(第2情報処理装置)
次に、第2情報処理装置20についてさらに詳しく説明する。図6は、第2情報処理装置20の機能的な構成を示すブロック図である。第2情報処理装置20は、機能的な構成要素として、図6に示すように、入力部21と、特定部22と、認識部23と、出力部24と、を備える。
入力部21は、処理済み画像Im4を入力し、必要に応じて、処理済み画像Im4に対して例えばカラー画像の2値化や傾き補正処理等の前処理を施して、特定部22に渡す。
特定部22は、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2に基づいて、処理済み画像Im4における書込領域の位置を特定する。
図7は、特定部22が処理済み画像Im4から書込領域Rnを検出する処理の一例を概念的に示す模式図である。ここでは、位置特定画像Im2は、上述したように、書込領域Rnの水平方向および垂直方向への射影が交わる画像付加領域Rsの位置を、例えば黒の塗り潰し等によりマーキングした画像であるものとする。
この場合、特定部22は、図7に示すように、画像付加領域Rsのうちの垂直方向に延びる領域Rs1については、水平方向の画素の並びである水平ラインごとに、領域Rs1を構成する画素のうちで前景色(例えば黒)の画素が占める比率を求め、前景色の画素が占める比率が予め定めた閾値を超えた位置をマーキング位置とする。そして、特定部22は、マーキング位置とそうでない位置との境界となる2つの水平ライン(第1境界水平ラインHL1および第2境界水平ラインHL2)を特定する。また、特定部22は、画像付加領域Rsのうちの水平方向に延びる領域Rs2については、垂直方向の画素の並びである垂直ラインごとに、領域Rs2を構成する画素のうちで前景色(例えば黒)の画素が占める比率を求め、前景色の画素が占める比率が予め定めた閾値を超えた位置をマーキング位置とする。そして、特定部22は、マーキング位置とそうでない位置との境界となる2つの垂直ライン(第1境界垂直ラインVL1および第2境界垂直ラインVL2)を特定する。そして、特定部22は、第1境界水平ラインHL1と、第2境界水平ラインHL2と、第1境界垂直ラインVL1と、第2境界垂直ラインVL2との4つの線分に囲まれる領域を、書込領域Rnとして特定する。
特定部22は、以上のように、前景色の画素が占める比率を閾値と比較してマーキング位置を特定することで、例えば印刷不良や読取不良等によってマーキングの一部が背景色(例えば白)に反転されていたとしても、マーキング位置を正しく認識して書込位置Rnを正確に特定することができる。
図6に戻り、認識部23は、特定部22により特定された書込領域に書き込まれた処理番号、つまり、処理番号付与装置30によって追加情報として書込領域に書き込まれた帳票LS1の処理番号を、既知の文字認識等の技術を用いて認識する。
出力部24は、認識部23により認識された処理番号を出力する。
図8は、第2情報処理装置20により実行される一連の処理の流れを示すフローチャートである。第2情報処理装置20が起動すると、まず、入力部21が処理済み画像Im4を入力する(ステップS201)。次に、特定部22が、ステップS201で入力された処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2に基づいて、処理済み画像Im4における書込領域の位置を特定する(ステップS202)。次に、認識部23が、ステップS202で認識された書込領域に書き込まれている処理番号を認識する(ステップS203)。そして最後に、出力部24が、ステップS203で認識された処理番号を出力する(ステップS204)。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態に係る帳票処理システムでは、第1情報処理装置10が、帳票LS1を光学的に読み取ることで得られる元画像Im1を入力し、この元画像Im1から追加情報である処理番号を書き込むための書込領域を検出するとともに、書込領域の位置を特定するための位置特定画像Im2を生成し、位置特定画像Im2を出力するようにしている。また、第2情報処理装置20が、帳票LS1の書込領域に処理番号、画像付加領域に位置特定画像Im2が印刷されてなる帳票LS2を光学的に読み取ることで得られる処理済み画像Im4を入力し、この処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2に基づいて書込領域の位置を特定し、書込領域に書き込まれた処理番号を認識するようにしている。したがって、この帳票処理システムでは、帳票の様式が未知の様式であったり多種多様な様式であったりしても、帳票に対して追加情報である処理番号を書き込める領域を適切に確保し、かつ、その領域に書き込まれた追加情報を正しく認識することができる。
なお、上述した実施形態では、位置特定画像Im2の一態様を説明したが、位置特定画像Im2の態様としては、上述した例の他にも様々なバリエーションが考えられる。以下では、位置特定画像Im2の異なる態様を変形例として説明する。
(第1変形例)
図9は、第1変形例の位置特定画像Im2aを示す図である。第1変形例では、元画像Im1の周縁の一部の小さな領域が画像付加領域Rsとして予め定められていることを前提とする。第1情報処理装置10の生成部13は、この画像付加領域Rs内に、検出部12により検出された書込領域Rnの代表点(例えば中心点Pc)の座標値を表すバーコードを配置した画像を、位置特定画像Im2aとして生成する。
第1変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2aのバーコードを読み取ることで、処理済み画像Im4における書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、第1変形例の位置特定画像Im2aは、バーコードの代わりに、書込領域Rnの代表点の座標値を表す二次元コードや座標値を表す数値そのものを、画像付加領域Rs内に配置したものであってもよい。また、第1変形例の位置特定画像Im2aは、書込領域Rnの代表点の座標値だけでなく、書込領域Rnの大きさの情報等、他の情報も含めたバーコード、二次元コード、数値等を画像付加領域Rs内に配置したものであってもよい。
(第2変形例)
図10は、第2変形例の位置特定画像Im2bを示す図である。第2変形例では、元画像Im1の四隅に位置する所定の大きさの4つの矩形領域Rs1〜Rs4が画像付加領域Rsとして予め定められていることを前提とする。第1情報処理装置10の生成部13は、これら4つの矩形領域Rs1〜Rs4内に、これら4つの矩形領域Rs1〜Rs4の代表点から書込領域Rnの代表点への方向を表す4つの矢印(または直線)を配置した画像を、位置特定画像Im2bとして生成する。
例えば、4つの矩形領域Rs1〜Rs4の代表点をそれぞれ画像の四隅の頂点P1〜P4とし、書込領域Rnの代表点を書込領域Rnの中心点Pcとした場合、生成部13は、図10に示すように、画像の左上の頂点P1から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を画像の左上に位置する矩形領域Rs1内に配置し、画像の右上の頂点P2から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を画像の右上に位置する矩形領域Rs2内に配置し、画像の左下の頂点P3から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を画像の左下に位置する矩形領域Rs3内に配置し、画像の右下の頂点P4から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を画像の右下に位置する矩形領域Rs4内に配置した画像を、位置特定画像Im2bとして生成する。
第2変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、まず、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2bの4つの矩形領域Rs1〜Rs4に対し、ハフ変換または最小二乗法等の既知の方法を用いて各矩形領域Rs1〜Rs4に配置された矢印(または直線)の傾きを推定する。そして、特定部22は、4つの矢印(または直線)のそれぞれをax+by+c=0(i=1,2,3,4,a+b=1)という数式で表し、4つの矢印(または直線)との距離の二乗和が最小になる点を書込領域Rnの代表点(例えば中心点Pc)として求める。この点は、下記式(2)で示す線形方程式の解となる点(x,y)として求めることができる。ただし、Nは矢印(または直線)の本数である。
Figure 2014041641
特定部22は、以上のような手法で書込領域Rnの代表点(例えば中心点Pc)の座標を求めることで、処理済み画像Im4における書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、図10に示した位置特定画像Im2bは、4つの矩形領域Rs1〜Rs4が画像付加領域Rsとして予め定められていることを前提に、4つの矩形領域Rs1〜Rs4のそれぞれに、各矩形領域Rs1〜Rs4の代表点P1〜P4から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を配置している。しかし、第2変形例の位置特定画像Im2bは、少なくとも2つの矩形領域に矢印(または直線)を配置した画像であればよい。例えば、2つの矩形領域に矢印(または直線)を配置した画像を位置特定画像Im2bとした場合、その位置特定画像Im2bに含まれる2つの矢印(または直線)の交点を書込領域Rnの代表点として求めることで、書込領域Rnの位置を特定することができる。ただし、図10に示した位置特定画像Im2bのように、4つの矩形領域Rs1〜Rs4のそれぞれに矢印(または直線)を配置することで、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性を持たせることができ、例えば4つの矢印(または直線)のうちの1つ(あるいは2つ)が既に存在する記入と重なる等により適切に読み取ることができない場合であっても、残りの矢印(または直線)を用いて書込領域Rnの位置を正しく特定することができる。
また、第2変形例の位置特定画像Im2bでは、上記のような矢印(または直線)を配置する4つの矩形領域Rs1〜Rs4の他に追加の小領域を1つ設け、その追加の小領域内に、書込領域Rnの大きさを表す情報等を配置するようにしてもよい。
(第3変形例)
図11は、第3変形例の位置特定画像Im2cを示す図である。第3変形例の位置特定画像Im2cは、元画像Im1の1つの角部(例えば画像の左上角部)に位置する所定の大きさの矩形領域が画像付加領域Rsとして予め定められていることを前提に、第2変形例で示した4つの矢印(または直線)を、1つの画像付加領域Rs内に集約して配置したものである。
例えば、画像の左上角部の領域を画像付加領域Rsとした場合、第1情報処理装置10の生成部13は、画像の左上の頂点P1から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を、頂点P1が基点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の右上の頂点P2から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの右上の頂点P2’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の左下の頂点P3から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの左下の頂点P3’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の右下の頂点P4から書込領域Rnの中心点Pcへの方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの右下の頂点P4’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置した画像を、位置特定画像Im2cとして生成する。
第3変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2cの画像付加領域Rsに対し、ハフ変換または最小二乗法等の既知の方法を用いて、この画像付加領域Rs内に配置された4つの矢印(または直線)の傾きを推定し、第2変形例と同様の手法により書込領域Rnの代表点(例えば中心点Pc)の座標を求めることで、処理済み画像Im4における書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、図11に示した位置特定画像Im2cは、画像付加領域Rs内に4つの矢印(または直線)を配置した画像であるが、第2変形例と同様に、少なくとも2つの矢印(または直線)を含む画像であればよい。ただし、図11に示した位置特定画像Im2cのように、画像付加領域Rs内に4つの矢印(または直線)を配置することで、第2変形例と同様に、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性を持たせることができる。また、図11に示した位置特定画像Im2cは、画像の左上角部を画像付加領域Rsとした例であるが、画像の他の角部を画像付加領域Rsとし、その画像付加領域Rs内に複数の矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。さらに、画像の複数の角部にそれぞれ画像付加領域Rsを設け、複数の画像付加領域Rsのそれぞれに、複数の矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。この場合、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性をより高めることができる。
また、第3変形例の位置特定画像Im2cでは、上記のような矢印(または直線)を集約して配置する画像付加領域Rsの他に追加の小領域を1つ設け、その追加の小領域内に、書込領域Rnの大きさを表す情報等を配置するようにしてもよい。
(第4変形例)
図12は、第4変形例の位置特定画像Im2dを示す図である。第4変形例では、第2変形例と同様に、元画像Im1の四隅に位置する所定の大きさの4つの矩形領域Rs1〜Rs4が画像付加領域Rsとして予め定められていることを前提とする。また、第4変形例では、書込領域Rnの対角をなす2つの頂点(図12の例では書込領域Rnの左上の頂点Paおよび右下の頂点Pb)が、この書込領域Rnの代表点として定められている。
第4変形例の場合、第1情報処理装置10の生成部13は、例えば図12に示すように、画像の左上の頂点P1から書込領域Rnの左上の頂点Paへの方向を表す矢印を画像の左上に位置する矩形領域Rs1内に配置し、画像の右上の頂点P2から書込領域Rnの右下の頂点Pbへの方向を表す矢印を画像の右上に位置する矩形領域Rs2内に配置し、画像の左下の頂点P3から書込領域Rnの左上の頂点Paへの方向を表す矢印を画像の左下に位置する矩形領域Rs3内に配置し、画像の右下の頂点P4から書込領域Rnの右下の頂点Pbへの方向を表す矢印を画像の右下に位置する矩形領域Rs4内に配置した画像を、位置特定画像Im2dとして生成する。
第4変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、まず、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2dの4つの矩形領域Rs1〜Rs4に配置された矢印(または直線)の傾きを、第2変形例と同様の手法で推定する。そして、特定部22は、矩形領域Rs1に配置された矢印(または直線)と矩形領域Rs2に配置された矢印(または直線)との交点を書込領域Rnの左上の頂点Paとして求め、矩形領域Rs3に配置された矢印(または直線)と矩形領域Rs4に配置された矢印(または直線)との交点を書込領域Rnの右下の頂点Pbとして求めることで、書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、第4変形例の位置特定画像Im2dでは、上記のような矢印(または直線)を配置する4つの矩形領域Rs1〜Rs4の他に追加の小領域を1つ設け、その追加の小領域内に、書込領域Rnの大きさを表す情報を配置するようにしてもよい。これにより、位置特定画像Im2dの4つの矢印(または直線)の一部が印刷不良または読取不良等によって欠落したとしても、書込領域Rnの大きさを認識することができ、書込領域Rnの位置を正しく特定することができる。
(第5変形例)
図13は、第5変形例の位置特定画像Im2eを示す図である。第5変形例の位置特定画像Im2eは、第3変形例と同様に、元画像Im1の1つの角部(例えば画像の左上角部)に位置する所定の大きさの矩形領域が画像付加領域Rsとして予め定められていることを前提に、第4変形例で示した4つの矢印(または直線)を、1つの画像付加領域Rs内に集約して配置したものである。
例えば、画像の左上角部の領域を画像付加領域Rsとした場合、第1情報処理装置10の生成部13は、画像の左上の頂点P1から書込領域Rnの左上の頂点Paへの方向を表す矢印を、頂点P1が基点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の右上の頂点P2から書込領域Rnの右下の頂点Pbへの方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの右上の頂点P2’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の左下の頂点P3から書込領域Rnの左上の頂点Paへの方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの左下の頂点P3’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の右下の頂点P4から書込領域Rnの右下の頂点Pbへの方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの右下の頂点P4’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置した画像を、位置特定画像Im2eとして生成する。
第5変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、第3変形例と同様に、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2eの4つの矢印(または直線)の傾きを推定し、第4変形例と同様の手法により、書込領域Rnの対角をなす2つの頂点(例えば左上の頂点Paおよび右下の頂点Pb)の座標を求めることで、処理済み画像Im4における書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、図13に示した位置特定画像Im2eは、画像の左上角部を画像付加領域Rsとした例であるが、画像の他の角部を画像付加領域Rsとし、その画像付加領域Rs内に複数の矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。さらに、画像の複数の角部にそれぞれ画像付加領域Rsを設け、複数の画像付加領域Rsのそれぞれに、複数の矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。この場合、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性をより高めることができる。
また、第5変形例の位置特定画像Im2eでは、上記のような矢印(または直線)を集約して配置する画像付加領域Rsの他に追加の小領域を1つ設け、その追加の小領域内に、書込領域Rnの大きさを表す情報等を配置するようにしてもよい。
(第6変形例)
図14は、第6変形例の位置特定画像Im2fを示す図である。第6変形例は、第1情報処理装置10の検出部12が、元画像Im1から2つの書込領域Rn1,Rn2を検出した場合の例である。第6変形例の位置特定画像Im2fは、これら2つの書込領域Rn1,Rn2の位置を特定するための画像であり、例えば、第3変形例の位置特定画像Im2cと同様の態様をとる。
例えば、書込領域Rn1の代表点を書込領域Rn1の中心点Pc1、書込領域Rn2の代表点を書込領域Rn2の中心点Pc2とし、画像の左上角部の領域を画像付加領域Rsとした場合、第1情報処理装置10の生成部13は、画像の左上の頂点P1から書込領域Rn1の中心点Pc1への方向を表す矢印を、頂点P1が基点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の右上の頂点P2から書込領域Rn1の中心点Pc1への方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの右上の頂点P2’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の左下の頂点P3から書込領域Rn2の中心点Pc2への方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの左下の頂点P3’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置し、画像の右下の頂点P4から書込領域Rn2の中心点Pc2への方向を表す矢印を、画像付加領域Rsの右下の頂点P4’が起点となるように画像付加領域Rs内に配置した画像を、位置特定画像Im2fとして生成する。
第6変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、第3変形例と同様に、処理済み画像Im4に含まれる位置特定画像Im2fの4つの矢印(または直線)の傾きを推定する。そして、特定部22は、画像付加領域Rsの左上の頂点P1を基点とする矢印(または直線)と画像付加領域Rsの右上の頂点P2’を基点とする矢印(または直線)との交点を書込領域Rn1の代表点として求めることで、処理済み画像Im4における書込領域Rn1の位置を特定することができる。また、特定部22は、画像付加領域Rsの左下の頂点P3’を基点とする矢印(または直線)と画像付加領域Rsの右下の頂点P4’を基点とする矢印(または直線)との交点を書込領域Rn2の代表点として求めることで、処理済み画像Im4における書込領域Rn2の位置を特定することができる。
なお、図14に示した位置特定画像Im2fは、画像の左上角部を画像付加領域Rsとした例であるが、画像の他の角部を画像付加領域Rsとし、その画像付加領域Rs内に4つの矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。さらに、画像の複数の角部にそれぞれ画像付加領域Rsを設け、複数の画像付加領域Rsのそれぞれに、4つの矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。この場合、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性をより高めることができるとともに、3つ以上の書込領域Rnが検出された場合にも対応することができる。
また、図14に示した位置特定画像Im2fは、第3変形例の位置特定画像Im2cと同様の態様で2つの書込領域Rn1,Rn2の位置を特定できるようにしているが、これに限らず、例えば第1変形例や第2変形例と同様の態様で2つの書込領域Rn1,Rn2の位置を特定できるようにした画像であってもよい。
(第7変形例)
図15は、第7変形例の位置特定画像Im2gを示す図である。第7変形例の位置特定画像Im2gは、第5変形例と同様に、書込領域Rnの対角をなす2つの頂点Pa,Pbを求めるための4つの矢印(または直線)を1つの画像付加領域Rsに集約して配置することを前提とし、それぞれの矢印(または直線)の長さを、頂点Pa,Pbまでの距離に比例した長さとしたものである。
例えば、画像の左上角部の領域を画像付加領域Rsとした場合、第1情報処理装置10の生成部13は、画像の左上の頂点P1から書込領域Rnの左上の頂点Paへの方向を表す矢印であって、P1−Pa間の長さに比例した長さの矢印と、画像の右上の頂点P2から書込領域Rnの右下の頂点Pbへの方向を表す矢印であって、P2−Pb間の長さに比例した長さの矢印と、画像の左下の頂点P3から書込領域Rnの左上の頂点Paへの方向を表す矢印であって、P3−Pa間の長さに比例した長さの矢印と、画像の右下の頂点P4から書込領域Rnの右下の頂点Pbへの方向を表す矢印であって、P4−Pb間の長さに比例した長さの矢印とを、第5変形例と同様の手法で画像付加領域Rs内に配置した画像を、位置特定画像Im2gとして生成する。
第7変形例の場合、第2情報処理装置20の特定部22は、第5変形例と同様の手法により、書込領域Rnの対角をなす2つの頂点(例えば左上の頂点Paおよび右下の頂点Pb)の座標を求めることで、処理済み画像Im4における書込領域Rnの位置を特定することができる。さらに、第7変形例の場合、書込領域Rnの1つの頂点を求めるための2つの矢印のうちの一方が正確に読み取れない場合であっても、他方の矢印の長さから書込領域Rnの頂点の座標を求めることができ、処理済み画像Im4における書込領域Rnの位置を特定することができる。
なお、図15に示した位置特定画像Im2gは、画像の左上角部を画像付加領域Rsとした例であるが、画像の他の角部を画像付加領域Rsとし、その画像付加領域Rs内に複数の矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。さらに、画像の複数の角部にそれぞれ画像付加領域Rsを設け、複数の画像付加領域Rsのそれぞれに、複数の矢印(または直線)を集約して配置するようにしてもよい。この場合、書込領域Rnの位置を特定する情報としての冗長性をより高めることができる。
また、第7変形例の位置特定画像Im2gでは、上記のような矢印(または直線)を集約して配置する画像付加領域Rsの他に追加の小領域を1つ設け、その追加の小領域内に、書込領域Rnの大きさを表す情報等を配置するようにしてもよい。
(情報処理装置のハードウェア構成)
本実施形態に係る第1情報処理装置10における上述した各機能や、第2情報処理装置20における上述した各機能は、たとえば、第1情報処理装置10や第2情報処理装置20において所定のプログラムを実行することにより実現することができる。この場合、第1情報処理装置10や第2情報処理装置20は、例えば図16に示すように、CPU(Central Processing Unit)101などの制御装置、ROM(Read Only Memory)102やRAM(Random Access Memory)103などの記憶装置、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F104、各部を接続するバス105等を備えた、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となる。
第1情報処理装置10や第2情報処理装置20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk Recordable)、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
また、第1情報処理装置10や第2情報処理装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第1情報処理装置10や第2情報処理装置20で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、第1情報処理装置10や第2情報処理装置20で実行されるプログラムを、ROM102等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1情報処理装置10で実行されるプログラムは、第1情報処理装置10の各処理部(入力部11、検出部12、生成部13、および出力部14)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えば、CPU101(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上述した各処理部が主記憶装置上にロードされ、上述した各処理部が主記憶装置上に生成されるようになっている。なお、第1情報処理装置10は、上述した各処理部の一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現することも可能である。
第2情報処理装置20で実行されるプログラムは、第2情報処理装置20の各処理部(入力部21、特定部22、認識部23、および出力部24)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えば、CPU101(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上述した各処理部が主記憶装置上にロードされ、上述した各処理部が主記憶装置上に生成されるようになっている。なお、第2情報処理装置20は、上述した各処理部の一部または全部を、ASICやFPGAなどの専用のハードウェアを用いて実現することも可能である。
なお、本実施形態に係る帳票処理システムでは、第1情報処理装置10と第2情報処理装置20とをそれぞれ個別の装置として実現しているが、第1情報処理装置10の機能と第2情報処理装置20の機能とを、単一の情報処理装置における2つの機能として実現するようにしてもよい。この場合、情報処理装置は、第1情報処理装置10として機能する第1動作モードと、第2情報処理装置20として機能する第2動作モードを持ち、これら動作モードの切り替えによって、第1情報処理装置10と第2情報処理装置20の2つの機能を実現する。
また、本実施形態に係る帳票処理システムでは、帳票LS1を光学的に読み取った画像データである元画像Im1から処理番号を書き込む書込位置を検出するとともに、その書込位置を特定するための位置特定画像Im2を生成し、帳票LS1上に処理番号と位置特定画像Im2とを印刷することで得られる帳票LS2を光学的に読み取った画像データである処理済み画像Im4から、位置特定画像Im2をもとに処理番号を認識するようにしているが、位置特定画像Im2と処理番号の画像とを元画像Im1に合成することで処理済み画像Im4を生成し、この処理済み画像Im4から、位置特定画像Im2をもとに処理番号を認識するようにしてもよい。すなわち、位置特定画像Im2や処理番号の画像を一旦印刷した後に光学的に読み取るのではなく、画像データのまま扱うこともできる。
また、上述した実施形態は帳票処理システムへの適用例であるが、適用可能な例はこれに限らず、既に記入が存在する書類等に追加情報を書き込む用途があるシステムや装置に対して広く適用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、ここで説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。ここで説明した新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。ここで説明した実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (7)

  1. 元画像を入力する入力部と、
    前記元画像から、追加情報を書き込む書込領域を検出する検出部と、
    前記元画像の予め定められた領域に付加される画像であって、前記元画像における前記書込領域の位置を特定するための画像である位置特定画像を生成する生成部と、
    前記位置特定画像を出力する出力部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記位置特定画像は、前記元画像における前記書込領域の座標値を表す画像である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記位置特定画像は、前記元画像の予め定められた領域において、前記書込領域と前記元画像の水平方向または垂直方向に重なる位置を、その他の位置とは区別した画像である、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記位置特定画像は、前記元画像の予め定められた領域における代表点から前記書込領域の代表点への方向を表す画像である、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置から出力される前記位置特定画像が前記元画像の予め定められた領域に付加されるとともに、前記情報処理装置により検出された前記書込領域に前記追加情報が書き込まれた画像である処理済み画像を入力する入力部と、
    前記位置特定画像に基づいて、前記処理済み画像における前記書込領域を特定する特定部と、
    特定された前記書込領域に書き込まれた前記追加情報を認識する認識部と、を備える情報処理装置。
  6. 情報処理装置において実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の入力部が、元画像を入力するステップと、
    前記情報処理装置の検出部が、前記元画像から、追加情報を書き込む書込領域を検出するステップと、
    前記情報処理装置の生成部が、前記元画像の予め定められた領域に付加される画像であって、前記元画像における前記書込領域の位置を特定するための画像である位置特定画像を生成するステップと、
    前記情報処理装置の出力部が、前記位置特定画像を出力するステップと、を含む情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    元画像を入力する機能と、
    前記元画像から、追加情報を書き込む書込領域を検出する機能と、
    前記元画像の予め定められた領域に付加される画像であって、前記元画像における前記書込領域の位置を特定するための画像である位置特定画像を生成する機能と、
    前記位置特定画像を出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
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