JP2001028032A - 画像情報処理装置及びマークシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマークシートには、様々な種類が想定
できる。たとえばフォームレイアウトがいろいろ異なる
場合がある。そのような場合、各種欄の位置が異なるの
で、読みとりが難しくなる。 【解決手段】 画像情報処理装置に格納される電子ファ
イルに関する情報が記載されるマークシートであって、
前記マークシート１０６には、少なくともマークシート
識別情報としてのマークシートＩＤマーク１０２が付さ
れていることを特徴とするマークシートである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子ファイリング
機能を有する画像情報処理装置とそれに関連するマーク
シートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、膨大な文書を保存、管理するため
の電子ファイル装置が普及してきている。このような電
子ファイル装置では各文書を文書ファイルとして保存
し、各文書ファイルにその内容を表わすインデックスを
つけ、そのインデックスによって文書ファイルの管理が
されている。

【０００３】ここで、文書ファイルへのインデックス付
けは手間のかかる作業であるが、これをより容易にする
ために、インデックスとなり得るインデックス候補情報
を記載したマークシートを用意して、上記マークシート
のインデックス候補情報から対象文書のインデックス情
報を選択し、選択した事を示すマークを記入した上で、
文書と共に読み込ませることで文書ファイルにインデッ
クスつけを行う電子ファイル装置が考案されている。

【０００４】さらに、マークシート上に適当なインデッ
クス候補情報がない場合には、新たに適当なイメージを
手書きで記入してインデックス候補情報として使用でき
るようにしたインデックス付け用マークシートと、それ
を利用してインデックスつけを行う電子ファイル装置も
考案されている。

【０００５】上記の手書きでインデックス候補情報を登
録するために使用するインデックス用マークシートとし
て、特開平６−１４９８９８号広報に開示されているも
のが知られている。

【０００６】そのマークシートを図１５に示し、これを
用いて従来のインデックス用マークシートの使用方法を
説明する。

【０００７】図１５において、１５０１は文書ファイル
分類のインデックス情報となりうるインデックス候補情
報イメージが印刷されるインデックス候補セルである。
１５０２は、インデックス候補セル１５０１をインデッ
クス情報として選択するためのチェック欄であり、操作
者は鉛筆等でチェックマークを付することで、所望のイ
ンデックス候補セル１５０１を選択する。

【０００８】１５０３は画像を記憶するモードを選択す
るためのチェック欄、１５０４は画像を検索するモード
を選択するためのチェック欄、１５０５はインデックス
候補セルを新規に登録するモードを選択するためのチェ
ック欄、１５０６は登録するインデックス候補情報の画
像イメージを描画するボックス領域、１５０７は本シー
トがマークシートである事を示しかつマークシートの位
置ずれを検出し補正するためのマークシート識別マー
ク、１５０８は上記１５０１〜１５０７が記載されてい
るマークシートである。

【０００９】マークシート１５０８を用いて新規のイン
デックス候補情報の登録を行う場合には、まずチェック
欄１５０５にマークを付してインデックス候補情報を追
加登録するモードを選択し、ボックス領域１５０６に追
加するインデックス候補情報のイメージを記入し、そし
て追加登録したインデックス候補情報用のインデックス
候補セルとして未登録のインデックス候補セル１５０１
を１つだけ選びそれに対応するチェック欄１５０２にマ
ークを記入する。

【００１０】次に登録済みのインデックス候補情報の中
からインデックス情報とするものを選び、そのインデッ
クス候補情報のイメージが印刷されているインデックス
候補セル１５０１のチェック欄１５０２にマークを記入
する。

【００１１】上記の記入が終わるとマークシート１５０
８と、インデックス対象となる文書原稿をスキャナー等
の画像読み取り装置で読み込み電子ファイル装置に格納
する。電子ファイル装置は、登録済みのインデックス候
補情報が印刷されているインデックス候補セル１５０１
に対応するチェック欄１５０２に印が記入されているか
をチェックし、記入されているならばそのインデックス
候補セル１５０１に対応するインデックス候補情報をイ
ンデックス情報ファイルとして保存し、そのインデック
ス情報ファイルと文書ファイルとの原稿関係付けを行
う。

【００１２】また読み込んだマークシートのチェック欄
１５０５に印が記入されているかをチェックし、記入さ
れている場合には、ボックス領域１５０６の画像を切り
出してインデックス候補情報として内部のインデックス
候補情報管理ファイルに登録する。

【００１３】次に、マークシート１５０８を印刷出力す
ると、マークシート１５０８のイメージは更新されたイ
ンデックス候補情報管理ファイルに基づいて生成される
ので、先程選択した追加登録用のインデックス候補セル
１５０１にボックス領域１５０６に記入したイメージが
印刷されることになる。

【００１４】上記した様に、従来のマークシート１５０
８を用いると文書ファイルへのインデックス付けと同時
にインデックス候補情報の登録が手書きで同時に可能と
なる。

【００１５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マークシート１５０８では以下の課題を有していた。

【００１６】すなわち、マークシートには、様々な種類
が想定できる。たとえばフォームレイアウトがいろいろ
異なる場合がある。

【００１７】そのような場合、各種欄の位置が異なるの
で、読みとりが難しくなるという課題がある。

【００１８】本発明は、このような従来のマークシート
の課題を解消するマークシート等を提供することを目的
とするものである。

【００１９】

【課題を解決するための手段】本発明は、画像情報処理
装置に格納される電子ファイルに関する情報が記載され
るマークシートであって、前記マークシートには、少な
くともマークシート識別情報としてのマークシートＩＤ
マークが付されていることを特徴とするマークシートで
ある。

【００２０】また、本発明は、前記マークシートには、
マークシートであるかそれ以外のシートであるかを示す
マークシート判別マークがさらに付されていることを特
徴とする上記マークシートである。

【００２１】また、本発明は、前記マークシートには、
マークシートの位置ずれを検出し補正するための位置ず
れ補正枠がさらに付されていることを特徴とする上記マ
ークシートである。

【００２２】また、本発明は、前記マークシートに付加
されるマークシート識別情報は、マークシートデータが
記憶されている装置のＩＤ情報と、その装置内に記憶さ
れたフォームデータを特定するフォームシートＩＤ情報
を含むことを特徴とする上記マークシートである。

【００２３】また、本発明は、上記マークシートを読み
とり、そのマークシート画像信号に基づいて、最初に前
記マークシート判別マークを判定し、その結果マークシ
ートの場合は、さらに前記マークシートＩＤマークを解
読することを特徴とする画像情報処理装置である。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。以下、図１ないし図８は、
本発明に関連する技術の例を示す図である。

【００２５】本例の目的は、「１度に複数個のインデッ
クス候補情報の新規登録が可能であり、かつ、インデッ
クス候補情報記入専用領域が不要なインデキシング用マ
ークシートとそれによりインデキシングする画像処理装
置を実現する」ことにある。

【００２６】図１は本実施の形態のマークシートを示し
ており、図１において、１０１はマークシートの位置ず
れを検出し補正するための位置ずれ補正枠、１０２は本
シートがインデックス用マークシートである事を示すマ
ークシート判別マーク、１０３は文書情報の内容を表わ
すインデックスとなるインデックス画像候補情報が印刷
されるかまたは空白でありインデックス画像欄として使
用されるインデックス候補セルである。１０４はインデ
ックス候補情報の選択指示記入欄として使用される選択
チェック欄であり、インデックス候補セル１０３と１対
１に関係づけられ、操作者は鉛筆等でチェックマークを
ここに記入することで、所望のインデックス候補セル１
０３を選択する。１０５はインデックス候補情報の新規
登録指示記入欄として使用される新規登録チェック欄で
あり、インデックス候補セル１０３と１対１に関係づけ
られ、操作者は鉛筆等でチェックマークを付すること
で、新規インデックス画像を描画したインデックス候補
セル１０３を指定する。１０６は上記１０１〜１０５が
記載されているマークシートである。

【００２７】図２はインデックス候補情報の登録指示と
インデックス情報の選択指示のための記入処理がなされ
たマークシートを示し、図２において、２０１はインデ
ックス情報として選択されるインデックス候補セル、２
０２は新規にインデックス候補情報が記入されたインデ
ックス候補セル、２０３は、新規にインデックス候補情
報が記入され、かつ、それがインデックス情報として使
用されるインデックス候補セルである。２０４は２０１
に１対１に対応する選択チェック欄、２０５は２０２に
１対１に対応する新規登録チェック欄、２０６は２０３
に１対１に対応する選択チェック欄、２０７は２０３に
１対１に対応する新規登録チェック欄、２０８は上記２
０１〜２０７が記載されているマークシートである。

【００２８】図３はマークシート２０８を本発明の画像
情報処理装置に読み込んで後述する内部データベース変
更処理（図８参照）を加え、内部データベースによるマ
ークシート生成・印刷処理により得られるマークシート
であり、図３において３０１および３０２はマークシー
ト２０８によって新規登録されたインデックス候補情報
が印刷されるインデックス候補セル、３０３はインデッ
クス候補情報が新規登録された後のマークシートであ
る。

【００２９】図４は画像情報処理装置の全体構成図であ
り、図４において、４０１は各構成要素とインターフェ
ース回路間を結ぶシステムバス、４０２はコンピュータ
プログラムを実行するＣＰＵ、４０３はＣＰＵ４０２で
実行されるコンピュータプログラムまたはシステム定数
等を記憶するＲＯＭ、４０４はシステム変数等を記憶す
るＲＡＭ、４０５はＣＰＵ４０２の作動コンピュータプ
ログラムの画像処理時にマークシート画像等の画像信号
が記憶される画像専用ＲＡＭ、４０６はインデックスを
付けられる対象となる文書ファイル群および後述するシ
ステム管理情報ファイル群を記憶するハードディスク装
置、４０７はシステムバス４０１とハードディスク装置
４０６を接続するインターフェース回路、４０８はハー
ドディスク装置４０６に記憶されている文書ファイル群
およびシステム管理情報ファイル群を光磁気ディスクに
複写する際に利用する光磁気ディスクの光磁気ディスク
記憶装置、４０９はシステムバス４０１と光磁気ディス
ク記憶装置４０８を接続するインターフェース回路、４
１０は操作コマンドを示す操作メニューを表示する液晶
ディスプレイ、４１１はシステムバス４０１と液晶ディ
スプレイ４１０を接続するインターフェース回路、４１
２は数値および文字および記号入力をするキーボード、
４１３はシステムバス４０１とキーボード４１２を接続
するインターフェース回路、４１４は原稿文書およびマ
ークシートを読み込む画像読み取り装置、４１５はシス
テムバス４０１と画像読み取り装置４１４を接続するイ
ンターフェース回路、４１６は文書画像またはマークシ
ートを印刷出力する画像印刷装置、４１７はシステムバ
ス４０１と画像印刷装置４１６とを接続するインターフ
ェース回路、４１８は上記４０１〜４０７より構成され
る画像情報処理装置である。

【００３０】図５はマークシート１０６のフォーム情報
を表現するフォームレイアウトテーブルを示す。図５に
おいて、５０１は下記５０２〜５０７より構成されるフ
ォームレイアウトテーブル、５０２は本画像情報処理装
置が部品欄（インデックス付けに利用される枠であり、
インデックス候補セル１０３、選択チェック欄１０４、
新規登録チェック欄１０５の３種類がある）の各々に対
してユニークに割り当てる部品欄番号を記憶しておく部
品欄番号コラム、５０３は部品欄の種類を記憶しておく
部品欄種類コラム、５０４は部品欄のマークシート上で
の位置特定の基準となる部品欄基準点のマークシート上
での物理座標を記憶しておく部品欄基準点座標コラム、
５０５は部品欄のサイズを記憶しておく部品欄サイズコ
ラム、５０６は後述するインデックス候補情報ＩＤ番号
が記入されるインデックス候補情報ＩＤ番号コラム、５
０７は１対１に対応するインデックス候補セル番号が記
憶される対応インデックス候補セル番号コラムである。

【００３１】ここで、上記の部品欄基準点の座標は、原
点を枠１０１のいずれかの頂点とし、Ｘ軸・Ｙ軸として
各々枠１０１のいずれかの辺を取った座標系で定義され
る。また、インデックス候補情報ＩＤ番号コラム５０６
は、対応する部品欄種類コラム５０３に「インデックス
候補セル」がセットされる場合のみ有効であり、対応イ
ンデックス候補セル番号コラム５０７は対応する部品欄
種類コラム５０３に「インデックス候補セル」がセット
されている場合は無意味である。なお、フォームレイア
ウトテーブル５０１はハードディスク装置４０６にシス
テム管理情報ファイルの１つとして記憶されている。

【００３２】図６はインデックス候補情報が書き込まれ
るファイルを管理するインデックス候補情報管理テーブ
ルであり、図６において、６０１はインデックス候補情
報管理テーブル、６０２は画像情報処理装置４１８が各
インデックス候補情報に対してユニークに割り当てるイ
ンデックス候補情報ＩＤ番号を記憶するインデックス候
補情報ＩＤ番号コラム、６０３は各インデックス候補情
報が書き込まれるインデックス候補情報ファイルのファ
イル名を記憶するインデックス候補情報ファイル名コラ
ムである。

【００３３】なお、インデックス候補情報管理テーブル
６０１はハードディスク装置４０６にシステム管理情報
ファイルの１つとして記憶されている。

【００３４】図７は文書画像ファイルのインデックス情
報を管理するインデックス情報管理テーブルであり、図
７において、７０１は下記７０２〜７０３により構成さ
れるインデックス情報管理テーブル、７０２は情報処理
装置４１８でインデックス付けされて保管される文書画
像ファイルのファイル名を記憶する文書画像ファイル名
コラム、７０３は文書画像ファイルのインデックス情報
として登録されたインデックス候補情報のインデックス
候補情報ＩＤ番号を記憶するインデックス候補情報ＩＤ
番号コラムである。

【００３５】図８はマークシート１０６の読み込み時の
画像情報装置４１８内部での処理を示すフローチャート
である。

【００３６】まず図１〜図３によりマークシート１０６
の使用方法を説明する。マークシート１０６は、マーク
シート２０８に記入が行われる前の状態も示している
が、マークシート１０６の各インデックス候補セル１０
３には、フォームレイアウトテーブル５０１とインデッ
クス候補情報管理テーブル６０１とで特定されるインデ
ックス候補情報ファイルの画像イメージが印刷されてい
る。

【００３７】ここで操作者が、原稿文書に対して「職場
懇談会議事録」「山田 記」というインデックスを付け
る場合は、すでにインデックス候補情報「職場懇談会議
事録」が登録されているインデックス候補セル２０１に
ついては対応する選択チェック欄２０４に印を付け、ま
た未登録の「山田 記」については、空白のインデック
ス候補セル２０３に手書きで記入した上で、選択チェッ
ク欄２０６と新規登録チェック欄２０７に印を付ける。
さらに、今回の原稿文書のインデックスには使用しない
が今後使用するインデックス候補情報として「会計関
係」を登録したい場合には、空白のインデックス候補セ
ル２０２に手書きで「会計関係」と記入し、新規登録チ
ェック欄２０５に印をつける。以上の記入を終えるとマ
ークシート２０８になる。

【００３８】マークシート２０８を画像情報処理装置４
１８に読み込んでから、本画像情報処理装置にマークシ
ート印刷を指示するとマークシート３０３が得られ、マ
ークシート３０３においては「職場懇談会議事録」「山
田 記」がインデックス候補情報としてインデックス候
補セルに印刷されている。

【００３９】上記のようにして本発明のマークシートに
より、複数のインデックス候補情報の新規登録とインデ
ックス付けが同時に行われる。

【００４０】次に図４〜図８によりインデックス候補情
報の新規登録とインデックス付けを行う際の操作者のオ
ペレーションと画像情報処理装置４１８内部の動作を説
明する。

【００４１】まず、液晶ディスプレイ４１０に表示され
ているメニューから文書登録を選び、キーボード４１２
により文書登録命令を入力する。文書登録命令は、イン
ターフェース回路４１３により割り込み信号として、シ
ステムバス４０１経由でＣＰＵ４０２に伝えられ、これ
を受けたＣＰＵ４０２は、ＲＯＭ４０３に格納されてい
るインデックス登録プログラムに動作を移す。

【００４２】ＣＰＵ４０２は、インデックス登録プログ
ラムの文書セット要求ルーチンを実行し液晶ディスプレ
イ４１０に「画像読み取り装置にマークシートと原稿文
書をセット後スタートボタンを押して下さい」と表示さ
せる。

【００４３】操作者が、画像読み取り装置４１４にマー
クシート１０６と原稿文書をセットし、キーボード４１
２のスタートキーを押すと、画像読み取り装置４１４が
読み取りを開始し、画像読み取り装置４１４の出力であ
る画像信号はインターフェース回路４１７とシステムバ
ス４０１を経由して画像専用ＲＡＭ４０５に記憶され
る。

【００４４】ＣＰＵ４０２は、インデックス登録プログ
ラムのマークシート判別ルーチンを実行し、画像専用Ｒ
ＡＭ４０５に記憶されている画像信号からマークシート
判別マーク１０２が存在するかの判定を行い、存在する
場合は図８のフローチャートで示される処理に進む。

【００４５】まず、新規登録インデックス候補セルの特
定Ｓ８０１を行う。新規登録インデックス候補セルの特
定Ｓ８０１では、ＣＰＵ４０２は新規登録インデックス
候補セル特定ルーチンを実行する。

【００４６】新規登録インデックス候補セル特定ルーチ
ンは、フォームレイアウトテーブル５０１の部品欄基準
点座標コラム５０４と部品欄サイズコラム５０５より、
新規登録チェック欄１０５の部品欄基準点座標と部品欄
サイズを特定し、これらを基にして画像専用ＲＡＭ４０
５に記憶された画像信号から、新規登録チェック欄のイ
メージを切り出した上で、そこに印が付されているかど
うかを判定し、もし印が付されているならば対応インデ
ックス候補セル番号コラム５０７より、１対１に対応す
るインデックス候補セル番号を特定する。上記の処理を
新規登録チェック欄の個数分だけ実行する。

【００４７】新規登録インデックス候補セル特定ルーチ
ンが終了し、新規登録セルがあるかどうかの判定Ｓ８０
２を行い、有る場合は、インデックス候補情報画像登録
Ｓ８０３に進み、ない場合には選択インデックス候補セ
ルの特定Ｓ８０５に進む。

【００４８】インデックス候補情報画像登録Ｓ８０３で
は、ＣＰＵ４０２はインデックス候補情報画像登録ルー
チンを実行する。インデックス候補情報画像登録ルーチ
ンは、新規登録インデックス候補セル特定ルーチンで得
られた上記インデックス候補セル番号とフォームレイア
ウトテーブル５０１の部品欄基準点座標コラム５０４と
部品欄サイズコラム５０５より、インデックス候補情報
が新規登録されたインデックス候補セルの位置とサイズ
を特定し、これを基にして画像専用ＲＡＭ４０５に記憶
された前記画像信号からインデックス候補情報のイメー
ジを切り出し、次に本画像情報処理装置内でユニークな
ファイル名を付けたインデックス候補情報ファイルをオ
ープンし、それに前記インデックス候補情報のイメージ
を書き込んだ上で後ハードディスク装置４０６に記憶す
る。そして、インデックス候補情報管理テーブル６０１
に新たに行を追加し、前記追加行のインデックス候補情
報ファイル名コラム６０３に前記インデックス候補情報
ファイル名をセットする。同時に、新規登録したインデ
ックス候補情報別するために画像情報処理装置４１８内
でユニークなインデックス候補情報ＩＤ番号を割り当
て、前記追加行のインデックス候補情報ＩＤ番号コラム
６０２にセットする。

【００４９】インデックス候補情報登録ルーチンが終了
するとフォームレイアウトテーブル変更Ｓ８０４に進
む。フォームレイアウトテーブル変更Ｓ８０４では、Ｃ
ＰＵ４０２はフォームレイアウトテーブル変更ルーチン
を実行する。フォームレイアウトテーブル変更ルーチン
は、Ｓ８０１で特定された新規登録インデックス候補セ
ル番号と部品欄番号コラム５０２の内容が一致する行を
探し、その行のインデックス候補情報ＩＤ番号コラムに
Ｓ８０３で新たに割り当てられたインデックス候補情報
ＩＤ番号をセットする。

【００５０】フォームレイアウトテーブル変更ルーチン
が終了すると、選択インデックス候補セル特定Ｓ８０５
に進む。

【００５１】他方、選択インデックス候補セル特定Ｓ８
０５では、ＣＰＵ４０２は選択インデックス候補セル特
定ルーチンを実行する。選択インデックス候補セル特定
ルーチンは、フォームレイアウトテーブル５０１の部品
欄基準点座標コラム５０４と部品欄サイズコラム５０５
より選択チェック欄１０４の部品欄基準点座標と部品欄
サイズを特定し、それを基にして画像専用ＲＡＭ４０５
に記憶されている前記画像信号から、選択チェック欄１
０４のイメージを切り出した上で印が付されているかど
うかを判定し、もし印が付されているならば対応インデ
ックス候補セル番号コラム５０７より、インデックス候
補セル番号を取り出す。上記の処理を選択チェック欄の
個数分だけ実行する。

【００５２】Ｓ８０５が終了し、選択セルがあるかどう
かの判定Ｓ８０６を行い、有る場合はインデックス情報
の登録Ｓ８０７に進み、ない場合にはマークシート１０
６の読み込み処理が終了する。

【００５３】インデックス情報の登録Ｓ８０７では、Ｃ
ＰＵ４０２はインデックス情報登録ルーチンを実行す
る。インデックス情報登録ルーチンは、インデックス情
報管理テーブル７０１にＳ８０５で特定された選択イン
デックス候補セルの個数だけ新たに行を追加し、前記イ
ンデックス候補セル番号に対応する行のインデックス候
補情報ＩＤ番号コラム５０６の値を取り出し、インデッ
クス情報管理テーブル７０１の追加行のインデックス候
補情報ＩＤ番号コラムにセットする。文書画像ファイル
名コラムは、文書画像ファイル名が決まっていないので
この時点ではまだセットされない。

【００５４】インデックス情報の登録Ｓ８０７が終了す
ると、マークシート１０６の読み込み処理が終了する
が、次に画像読み取り装置４１４により原稿文書の読み
込みを行う。画像読み取り装置４１４で読み取った文書
の画像信号はインターフェース回路４１５、システムバ
ス４０１を経由して画像専用ＲＡＭ４０５に一時的に保
管された後に、最終的にはハードディスク装置４０６に
文書画像ファイルとして記憶される。

【００５５】ここで、上記の文書画像ファイルのファイ
ル名は、本画像情報処理装置内でユニークに割り当てら
れたものであり、同時にインデックス情報管理テーブル
７０１にＳ８０７で追加された行の文書画像ファイル名
コラムに前記読み込まれた文書ファイルのファイル名が
セットされ、ここで文書画像ファイルとインデックス候
補情報とのマッピングが完了し、インデックス付けが終
了する。

【００５６】上記のようにして、画像情報処理装置４１
８内で、複数のインデックス候補情報の新規登録とイン
デックス付けに伴う内部データベースの変更が行われ
る。

【００５７】以上の様にこの例では、インデックス用マ
ークシートによるインデキシング時に、インデックス候
補セルのうちで未使用で空白となっているインデックス
候補セルを使って新規インデックス候補情報の記入によ
る登録を許すので、インデックス付けと同時に手書きに
よる複数の新規インデックス候補情報の登録が可能にな
り、また、インデックス候補情報の新規登録のために専
用の領域が不要であるという効果が得られる。

【００５８】なお、本例では、文書画像ファイルおよび
システム管理情報ファイルはハードディスク装置４０６
に記憶されているが、光磁気記憶装置４０８に保管され
てもよい。

【００５９】次に、本発明の一実施の形態を説明する。

【００６０】本実施の形態の目的は、「１度に複数個の
インデックス候補情報の新規登録が可能で、かつインデ
ックス候補情報記入専用領域が不要であり、さらにイン
デックス候補セルのレイアウトやサイズを変更できるイ
ンデキシング用マークシートとそれによりインデキシン
グする画像処理装置を実現する」ことにある。

【００６１】以下本発明の実施の形態を図９〜図１４を
用いて説明する。図９は本実施の形態のマークシートで
あり、図９において、９０１はマークシートの位置ずれ
を検出し補正するための位置ずれ補正枠、９０２は本シ
ートがインデックス用マークシートである事を示すマー
クシート判別マーク、９０３は文書情報の内容を表わす
インデックスとなるインデックス画像候補情報が印刷さ
れるかまたは空白でありインデックス画像欄として使用
されるインデックス候補セルである。９０４はインデッ
クス候補情報の選択指示記入欄として使用される選択チ
ェック欄であり、インデックス候補セル９０３と１対１
に関係づけられ、操作者は鉛筆等でチェックマークをこ
こに記入することで、所望のインデックス候補セル９０
３を選択する。９０５はインデックス候補情報の新規登
録指示記入欄として使用される新規登録チェック欄であ
り、インデックス候補セル９０３と１対１に関係づけら
れ、操作者は鉛筆等でチェックマークを付することで、
新規インデックス画像を描画したインデックス候補セル
９０３を指定する。９０６はマークシート識別情報とし
てのマークシートＩＤ番号を機械読み取り可能な形式に
符合化したマークシートＩＤマーク、９０７は上記９０
１〜９０７を記載したマークシートである。

【００６２】図１０は、マークシート９０７と同じイン
デックス候補情報をマークシート９０７と比べてサイズ
を大きくしたインデックス候補セルに印刷したマークシ
ートの例であり、図１０において、１００１はマークシ
ート識別情報としてのマークシートＩＤ番号を機械読み
取り可能な形式に符合化したマークシートＩＤマーク、
１００２は上記１００１を記載したマークシートであ
る。

【００６３】図１１は、マークシート９０７のフォーム
情報を表現するフォームレイアウトテーブルを示す。図
１１において１１０１はフォームレイアウトテーブルで
あり、フォームレイアウトテーブル１１０１の各コラム
の定義はフォームレイアウトテーブル５０１と同じであ
る。つまり、１１０２は５０２に、１１０３は５０３
に、１１０４は５０４に、１１０５は５０５に、１１０
６は５０６に、１１０７は５０７に各々対応する。

【００６４】図１２は、マークシート１００２のフォー
ム情報を表現するフォームレイアウトテーブルを示す。
図１２において１２０１はフォームレイアウトテーブル
であり、フォームレイアウトテーブル１２０１の各コラ
ムの定義はフォームレイアウトテーブル５０１と同じで
ある。つまり、１２０２は５０２に、１２０３は５０３
に、１２０４は５０４に、１２０５は５０５に、１２０
６は５０６に、１２０７は５０７に各々対応する。

【００６５】図１３はマークシートＩＤ番号とフォーム
レイアウトテーブルが格納されるフォームレイアウトフ
ァイルとのマッピングをとるフォームレイアウトファイ
ル管理テーブルを示す。図１３において、１３０１はマ
ークシートＩＤ番号をセットするマークシートＩＤ番号
コラム、１３０３はマークシートＩＤ番号で特定される
マークシートのフォームレイアウトテーブルが格納され
るフォームレイアウトファイルのファイル名がセットさ
れるフォームレイアウトファイル名コラムである。

【００６６】図１４は本実施の形態のマークシートの読
み込み時の処理を示すフローチャートである。図１４に
おいて、１４１１の破線で囲む部分は、本実施の形態に
おいて追加された処理を示す処理ブロックであり、その
他のＳ１４０２〜Ｓ１４０８の処理の流れおよび内容
は、上述した例における図８のＳ８０１〜Ｓ８０７と同
じである。

【００６７】なお、本実施の形態における画像処理装置
のハード構成は図４で示され、上述した例での各構成要
素の定義は同じである。

【００６８】次に、図１４によりマークシートが読み込
まれた際の画像情報処理装置内部の動作を説明する。な
お本実施の形態では、処理ブロック１４１１内の処理の
みが、上述した例と異なるので、特に処理ブロック１４
１１内の処理のみを説明することとする。

【００６９】ここで、画像情報処理装置４１８でマーク
シートによるインデックス付けをする前には、フォーム
レイアウトが異なる各マークシートに対してフォームレ
イアウトが異なるマークシートであることを識別するた
めに本画像情報処理装置がユニークなマークシートＩＤ
番号を生成し、同時に各マークシートのフォームレイア
ウトを定義するフォームレイアウトテーブルを割り当て
それを書きこむフォームレイアウトファイルをユニーク
なファイル名を付けた上で、上記マークシートＩＤ番号
とフォームレイアウトファイル名とがマークシートフォ
ームファイル管理テーブル１３０１に事前に登録されて
いる。

【００７０】以下では説明のために、マークシート９０
７のマークシートＩＤ番号が００００１であり、マーク
シートＩＤ番号０００１に対応するフォームレイアウト
テーブルは１１０１であり、フォームレイアウトテーブ
ル１１０１はform001.txtというファイルに格納されて
おり、また、マークシート１００２のマークシートＩＤ
番号が００００２であり、マークシートＩＤ番号０００
２に対応するフォームレイアウトテーブルは１２０１で
あり、フォームレイアウトテーブル１２０１はform002
1.txtというファイルに格納されているとする。この場
合の、マークシートフォームファイル管理テーブルは１
３０１となる。

【００７１】上記の状態でインデックス付けが開始し、
画像専用ＲＡＭ４０５に、マークシートの画像信号が取
り込まれると、マークシート特定Ｓ１４０１に処理が移
る。

【００７２】マークシート特定Ｓ１４０１では、ＣＰＵ
４０２は、ＲＯＭ４０３内のインデックス登録プログラ
ムのマークシート識別ルーチンを実行し、マークシート
識別ルーチンは、画像読み取り装置４１４で読み取られ
画像専用ＲＡＭ４０５に記憶されているマークシートの
画像信号からマークシートＩＤマークイメージを切り出
し、機械読み取り可能な形式に符合化されている前記マ
ークシートＩＤマークイメージをデコードし、マークシ
ートＩＤ番号を取り出す。ここで、もしも読み込まれた
のがマークシート９０７ならばマークシートＩＤ番号は
００００１となり、マークシート１００２ならばマーク
シートＩＤ番号は００００２となる。

【００７３】次に、マークシート識別ルーチンは、マー
クシートフォームファイル管理テーブル１３０１を検索
し、前記で読み込んだマークシートＩＤ番号に対応する
フォームレイアウトファイルを特定する。今の例では、
マークシートＩＤ番号が００００１ならば、フォームレ
イアウトファイルはform001.txtとなり、００００２な
らばform002.txtとなる。

【００７４】フォームレイアウトファイルが特定され、
そこに書き込まれているフォームレイアウトテーブルの
情報を取り出すＳ１４０２に進む。もしも、上記マーク
シート識別ルーチンにおいて、マークシートＩＤ番号の
取り出しができなかったり、もしくは取り出した、マー
クシートＩＤ番号が、マークシートフォームファイル管
理テーブル１３０１に登録されていない場合には、Ｓ１
４１０に進み液晶ディスプレイ装置にエラー表示をする
等のエラー処理後に終了する。

【００７５】なお、Ｓ１４０２以降では、Ｓ１４０１で
特定したフォームレイアウトテーブルとして使用し、以
降は実施の形態１と同じ処理が行われる。

【００７６】以上の様に本実施の形態では、実施の形態
１のマークシートにさらにインデックス候補セルや新規
登録や新規登録チェック欄や選択チェック欄のマークシ
ート上のサイズや位置が異なったり、インデックス候補
セルに印刷されるインデックス候補情報が異なるなどの
フォーマットは異なるマークシートも使用できるので、
用途に応じて様々なレイアウトを持つマークシートを作
成してそれでインデキシングできるという効果が得られ
る。

【００７７】なお、画像情報処理装置が複数個用意され
る場合は、それぞれに格納される多種のフォームレイア
ウトファイルは異なり得るので、マークシートＩＤ番号
としては、装置識別ＩＤと装置の中でのマークシートフ
ォーム識別番号を有するものが望ましい。

【００７８】

【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば、マークシートを区別するためのマーク
シート識別情報が付されているので、用途に応じて様々
なマークシートを作成し、それらを使いわけてインデッ
クス付けができるという顕著な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に関連する技術の例におけるマークシー
ト印刷出力を示す図

【図２】本発明に関連する技術の例における新規インデ
ックス候補情報登録時の記入処理がなされたマークシー
トの印刷出力を示す図

【図３】本発明に関連する技術の例における新規インデ
ックス候補情報登録後のマークシートの印刷出力を示す
図

【図４】本発明に関連する技術の例における装置を示す
全体構成図

【図５】本発明に関連する技術の例におけるフォームレ
イアウトテーブル

【図６】本発明に関連する技術の例におけるインデック
ス候補情報管理テーブル

【図７】本発明に関連する技術の例におけるインデック
ス情報管理テーブル

【図８】本発明に関連する技術の例におけるマークシー
ト読み込み時における画像情報処理装置の内部処理を示
すフローチャート

【図９】本発明における一実施の形態における、マーク
シートＩＤマークを持つマークシートの印刷出力を示す
図

【図１０】本発明における一実施の形態における、マー
クシートＩＤマークを持ちインデックス候補セルのサイ
ズを変えたマークシートの印刷出力を示 す図

【図１１】本発明における一実施の形態における、マー
クシート識別情報を持つマークシートのフォームレイア
ウトテーブル１

【図１２】本発明における一実施の形態における、マー
クシート識別情報を持つマークシートフォームレイアウ
トテーブル２

【図１３】本発明における一実施の形態における、フォ
ームレイアウトファイル管理テーブル

【図１４】本発明における一実施の形態における、マー
クシート識別情報を持つマークシート読み込み時におけ
る画像情報処理装置の内部処理を示すフローチャート

【図１５】従来のインデックス用マークシートの印刷出
力図

【符号の説明】

１０１ 位置ずれ補正枠、 １０２ マークシート判別マーク、 １０３ インデックス候補セル １０４ 選択チェック欄 １０５ 新規登録チェック欄 １０６ マークシート ２０１ インデックス候補セル ２０２ インデックス候補セル ２０３ インデックス候補セル ２０４ 選択チェック欄 ２０５ 新規登録チェック欄 ２０６ 選択チェック欄 ２０７ 新規登録チェック欄 ２０８ マークシート ３０１、３０２ インデックス候補セル ３０３ マークシート ４０１ システムバス ４０２ ＣＰＵ ４０３ ＲＯＭ ４０４、４０５ ＲＡＭ ４０６ ハードディスク装置 ４０８ 光磁気ディスク記憶装置 ４１０ 液晶ディスプレイ ４１２ キーボード ４１４ 画像読み取り装置 ４１６ 画像印刷装置 ４１８ 画像情報処理装置 ９０６ マークシートＩＤマーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｔ 1/00 ２００ Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｘ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像情報処理装置に格納される電子ファ
   イルに関する情報が記載されるマークシートであって、 前記マークシートには、少なくともマークシート識別情
   報としてのマークシートＩＤマークが付されていること
   を特徴とするマークシート。
2. 【請求項２】 前記マークシートには、マークシートで
   あるかそれ以外のシートであるかを示すマークシート判
   別マークがさらに付されていることを特徴とする請求項
   １記載のマークシート。
3. 【請求項３】 前記マークシートには、マークシートの
   位置ずれを検出し補正するための位置ずれ補正枠がさら
   に付されていることを特徴とする請求項１又は２記載の
   マークシート。
4. 【請求項４】 前記マークシートに付加されるマークシ
   ート識別情報は、マークシートデータが記憶されている
   装置のＩＤ情報と、その装置内に記憶されたフォームデ
   ータを特定するフォームシートＩＤ情報を含むことを特
   徴とする請求項１に記載のマークシート。
5. 【請求項５】 請求項２又は３記載のマークシートを読
   みとり、そのマークシート画像信号に基づいて、最初に
   前記マークシート判別マークを判定し、その結果マーク
   シートの場合は、さらに前記マークシートＩＤマークを
   解読することを特徴とする画像情報処理装置。