JP5488530B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、有彩色領域がある対象の撮影によるかぶりが生じた画像情報を記憶し、記憶された画像情報から領域を抽出し、領域を予め定めた規則に基づいて選択することで領域内の画素の輝度値を測定する測定手段と、前記輝度値から画素の座標値におけるかぶり度合いを示す関数を推定することでかぶりを除去する除去手段を具備し、前記測定手段の画素値を測定する走査方向は楕円状である画像処理装置である。
図14(a)の例に示す撮影対象文書1410は名刺であり、白黒のみではなく、有彩色の領域(例えば、原稿の構成として、まとまった領域が写真であったり、原稿の紙と異なる色(白以外の色)で平坦に塗られていたりする場合等)もある。具体的には、撮影対象文書1410内の領域1412は赤色を背景としており、領域1414は白色を背景としており、図形1416は赤色のマーク(図形)である。この撮影対象文書1410を、例えばデジタルカメラで撮影し、図14(c)の例に示す撮影画像1430を得る。この場合、撮影した画像には図14(b)の例に示すかぶり画像1420が重複されて撮影されている。このかぶり画像1420は、照明のかたより、逆光、撮影対象文書1410の設置等(つまり、撮影対象文書1410と照明と撮影装置の位置関係)又はデジタルカメラ内のレンズの構成(例えば、画像の中央部分は明るく、周辺部分は暗くなる)等によって、発生するものである。図14(b)の例に示すようにかぶり画像1420では、右上が濃い黒であり、左下が白となるようなグラデーション画像(濃淡が段階的に変化している画像)となっている。したがって、図14(c)の例に示すように撮影画像1430でも、右上は黒くなるが、左下は元の撮影対象文書1410の画像に近いものとなる。なお、このかぶりとは、影、黒かぶり等ともいわれている。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
また、非エッジ領域抽出モジュール120は、予め定めた大きさ以上又はより大きい領域を抽出し、その領域を抽出できなかった場合は、検査領域選択モジュール130、画素値測定モジュール140、画素値分布推定モジュール150、かぶり除去モジュール160、出力モジュール170の処理を行わないようにしてもよい。また、この場合、領域を抽出できなかった旨(つまり、かぶりの除去ができなかったこと)を出力するようにしてもよい。
ここで、抽出対象の領域とは、色値がなだらかで連続した領域である。言い換えると、エッジのない領域、又はエッジに囲まれた領域である。
非エッジ領域抽出モジュール120の処理例については、図4、図5を用いて後述する。
また、検査領域選択モジュール130における予め定めた規則は、非エッジ領域抽出モジュール120によって抽出された領域の大きさによって定められているようにしてもよい。検査領域選択モジュール130は、予め定めた規則として、さらに非エッジ領域抽出モジュール120によって抽出された領域の輝度又は彩度によって定められているようにしてもよい。検査領域選択モジュール130は、予め定めた規則として、さらに非エッジ領域抽出モジュール120によって抽出された領域の彩度の分散値、画像における位置、外周の大きさのいずれか一つ以上によって定められているようにしてもよい。
検査領域選択モジュール130の処理例については、図6を用いて後述する。
また、画素値測定モジュール140が行う処理では、画素値を測定する走査方向として水平方向、垂直方向、斜め方向、楕円状のいずれか一つ以上であるようにしてもよい。水平方向と垂直方向の組み合わせ、右上斜め方向と右下斜め方向の組み合わせのように2種類の走査方向であってもよいし、楕円状に走査するように1種類の走査方向であってもよいし、3種類以上の走査方向の組み合わせであってもよい。
画素値測定モジュール140の処理例については、図7、図8を用いて後述する。
また、画素値分布推定モジュール150は、検査領域選択モジュール130によって選択された領域内の画素の輝度値を通る関数を推定するようにしてもよい。
画素値分布推定モジュール150の処理例については、図9、図10を用いて後述する。
また、かぶり除去モジュール160は、画素値測定モジュール140による走査方向が複数方向あり、その走査方向が交差する位置におけるかぶりの値は、その走査に対して画素値分布推定モジュール150によって推定された複数の関数によって求められた値に基づいて算出するようにしてもよい。走査線上にない画素にあっては、走査線上の画素におけるかぶりの値を用いて、その画素からの距離に応じてかぶりの値を算出すればよい。なお、かぶりの値とは、受け付けた画像の画素値と本来の地肌値(かぶりがない状態で撮影した画像の画素値)との差である。
かぶり除去モジュール160の処理例については、図11、図12、図13を用いて後述する。
ステップS202では、画像受付モジュール110が、対象画像を受け付ける。
図3は、画像受付モジュール110による処理例を示す説明図である。撮影対象文書320は、図14の例で示した撮影対象文書1410と同等のものである。撮影対象文書320には、左側の赤色を背景とした領域、右側の白色を背景とした領域、右上にある赤色のマークの領域がある。これを撮影装置310で撮影した場合、撮影画像330のようにかぶりが発生した画像を得る。例えば、名刺交換した後に、机の上に撮影対象文書320を置き、撮影装置310で撮影するような状況である。撮影装置310は、デジタルカメラであってもよいし、携帯情報端末装置(例えば、スマートフォンを含む携帯電話等)に内蔵されているデジタルカメラであってもよいし、スキャナ等であってもよい。
図4、図5は、非エッジ領域抽出モジュール120による処理例を示す説明図である。例えば、非エッジ領域抽出モジュール120は、ソーベルフィルターモジュール410、2値化モジュール420、白黒反転モジュール430、ラベリングモジュール440、小サイズ除去モジュール450を有している。
ソーベルフィルターモジュール410は、2値化モジュール420と接続されており、ステップS202で受け付けられた撮影画像330に対して、ソーベルフィルター(Sobel Filter)処理を行って、その結果の画像を2値化モジュール420に渡す。ソーベルフィルター処理とは、例えば、縦線や横線のエッジを検出する処理であり、フィルタを用いて行うものである。もちろんのことながら、フィルタの設計によっては、縦線、横線以外の線を検出することもできる。
白黒反転モジュール430は、2値化モジュール420、ラベリングモジュール440と接続されており、2値化モジュール420によって2値化された画像を受け取り、それに対して白黒反転処理を行って、その白黒反転処理の結果画像をラベリングモジュール440に渡す。この処理によってエッジ部分は白となり、他の部分は黒となる。
小サイズ除去モジュール450は、ラベリングモジュール440と接続されており、ラベリングモジュール440によってラベリングされた画像を受け取り、それに対して予め定めた大きさ以下又はより小さい領域であるノイズを除去する。この処理は、結果的に、予め定めた大きさ以上又はより大きい領域を抽出することになる。同じラベルが付されている領域の面積は、そのラベルが付された画素数を計数すること、又はその領域の外接矩形の面積を算出することによって求めてもよい。
図4の例に示した撮影画像330に対して、以上の処理を施した結果の画像の例を図5に示す。領域画像510は撮影画像330の左側の赤色を背景とした領域であり、領域画像520は撮影画像330の右側の白色を背景とした領域であり、領域画像530は撮影画像330の右上にある赤色のマークの領域である。ただし、これらの画像は2値画像である。また、これらの画像は、撮影画像330とのAND処理(論理積処理)を施すことによって、撮影画像330からのその領域を抽出することができるというマスク画像としての役割を有する。
なお、非エッジ領域抽出モジュール120は、図4の例に示したモジュール構成による処理ではなく、他の処理によって領域を抽出するようにしてもよい。例えば、同じ色の領域を統合する処理を行うようにしてもよい。なお、同じ色とは完全同一の色のみならず、予め定めた関係にある色を含めてもよい。具体的には、画像内から画素を選択し、その選択した画素に接触している画素であって、選択した画素の色と予め定めた関係(例えば、色空間において、その2つの色の間の距離が予め定めた値以下又は未満である関係)にある色の画素を統合し、次にその統合した画素に対して同様の統合処理を繰り返して行うことによって領域を抽出するようにしてもよい。
検査領域選択モジュール130は、ステップS204で抽出した領域の特徴量を抽出する。そして、(1)式の識別関数にしたがって、各領域の(1)式の値を算出し、その値によって領域(ここでは前述のマスク画像)を選択する。例えば、ステップS204で抽出した領域内で最大値を有する領域を選択する。
(1)式の右辺のxijは特徴量である。検査領域選択モジュール130が、これらの特徴量を各領域(i)から抽出する。
xi0は、領域の幅若しくは高さのいずれか、又は幅×高さ(いわゆる外接矩形の面積)であってもよい。
xi1は、領域の面積である。
xi2は、領域の画素密度である。
xi3は、領域内の画素の輝度(例えば、L*ab色空間の場合はL*の値)の平均値である。
xi4は、領域内の画素の彩度(例えば、L*ab色空間の場合はa,bの値)の平均値である。
xi5は、領域内の画素の彩度の分散値である。
xi6は、領域(マスク画像)の重心とステップS202で受け付けた画像の中心との距離である。
xi7は、領域の外周輪郭の長さ/外接矩形の周囲長である。
また、ここに例示した特徴量は全て使用する必要はなく、このうちのいずれかを選択して用いるようにしてもよい。例えば、xi0、xi1、xi2のいずれかだけを用いた識別関数としてもよい。これはかぶりの度合いを示す関数を推定するのに、大きな領域が適しているからである。
さらに、原稿の背景領域を選択するために、xi3、xi4を加えるようにしてもよい。かぶりの度合いを示す関数を推定するのに、背景領域が適しているからである。背景領域は、一般的には白いので、高輝度、低彩度の領域となるためである。なお、彩度(xi4)の重み(w4)は負の数である。
そこで、xi5以下の特徴量を追加するようにしてもよい。
風景画は背景部よりも概ね彩度のばらつきが高い。したがって、風景画を選択しないように彩度の分散値が小さい領域を選択できるように、xi5を採用してもよい。なお、彩度の分散値(xi5)の重み(w5)は負の数である。
撮影時に目的とする領域は意図的に画像中央になるようにしているのが一般的である。したがって、領域の重心(領域の中心であってもよい)は画像の中央寄りである領域を選択できるように、xi6を採用してもよい。なお、この距離(xi6)の重み(w6)は負の数である。
風景画の領域の外周は外接矩形の外周と比較して凹凸が多い。また、名刺の背景部等は矩形であり、その外周は直線状であることが多い。したがって、風景画を選択しないように外周輪郭が短い領域を選択できるように、xi7を採用してもよい。なお、この外周輪郭(xi7)の重み(w7)は負の数である。
図7、図8は、画素値測定モジュール140による処理例を示す説明図である。
図7(a)の例に示す領域抽出画像700は、ステップS202で受け付けられた撮影画像330とステップS206で選択された領域画像520とのAND処理による画像である。つまり、撮影画像330から右側にある背景が白い領域を抽出したものである。この領域抽出画像700に対して横と縦に予め定めた間隔(例えば、均等間隔)で走査する。例えば、横方向にライン702〜718、縦方向にライン722〜742で走査する。そして、その走査の結果、各画素の輝度値をグラフにして表すと、ライン702の走査においては図7(b)の例のようなグラフになる。つまり、選択された領域内を走査していないでの、無効なデータのみからなるグラフとなる。そして、ライン712の走査においては図7(c)の例のようなグラフになる。つまり、選択された領域内を一部走査しているので、有効なデータを含むグラフとなり、その輝度の値は右下がりのグラフとなる。ここでのかぶりが全体的に右上方向ほど濃くなるからである。
なお、有効なデータであるか、無効なデータであるかの判別は、検査領域選択モジュール130が選択した領域の画像(マスク画像、図6の例に示した領域画像520)を走査することによって行うことができる。領域画像520内の黒部分の位置が領域抽出画像700内において有効なデータがある位置であり、領域画像520内の白部分の位置は領域抽出画像700内において無効なデータがある位置として取り扱う。また、ここでは無効なデータは輝度値を0として扱っている。
図9、図10は、画素値分布推定モジュール150による処理例を示す説明図である。
図9(a)の例に示すように、縦方向の走査におけるかぶりの度合いを示す関数を(7)式で、横方向の走査におけるかぶりの度合いを示す関数を(8)式とする。
図10(a)の例は、有効なデータがあるラインにおけるグラフを示している。ライン704〜716のそれぞれにおいて、同様のグラフで示すことができる。これらに対して最小二乗法等を用いて、輝度値を通る関数を推定する。例えば、横方向のラインでの関数は(9)式のように表すことができる。なお、各ラインにおいて、有効なデータ数が予め定めた数よりも少ない場合は、そのデータは用いないで関数を推定する。図10(b)の例において、(9)式は一点鎖線で表している。
縦方向のラインを用いた関数の推定も、前述した横方向のラインを用いた関数の推定と同等に行う。
図11、図12、図13は、かぶり除去モジュール160による処理例を示す説明図である。
図11の例において、領域1110内の4つの交点(つまり交点1112はライン706とライン726の交点であり、交点1114はライン706とライン728の交点であり、交点1116はライン708とライン726の交点であり、交点1118はライン708とライン728の交点である)のかぶり量の計算について、図12を用いて説明する。なお、これらの交点は、無効データとして扱われていた領域にある交点である。
交点1112における輝度値は、(10)式を用いて算出する。
図13は、かぶり量を除去した様子を3次元的に表現したものである。x軸、y軸は画像内における位置を示し、z軸は輝度値を示す空間である。z軸において下にある灰色の面がかぶりの画像であり、画像全体を覆っているように位置している。そして、z軸において上にある薄い格子模様の面が補正した後の画像の輝度を示している。p*は、図13の例に示すように、前述(1)に示した画像における明るい輝度値である。これに合わせるように、各点における輝度を上げるようにしてかぶりを除去している。図13では、中間点1222の輝度を引き上げていることを示している。
一方、本実施の形態では、領域1414を選択し、その領域1414に基づいてかぶり除去量を算出し、画像を補正している。背景が白ではない領域1412のような部分は、図14(e)の例に示すような補正画像1440と比べて、輝度が明るくなりすぎてしまうことを抑制している。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…非エッジ領域抽出モジュール
130…検査領域選択モジュール
140…画素値測定モジュール
150…画素値分布推定モジュール
160…かぶり除去モジュール
170…出力モジュール
310…撮影装置
410…ソーベルフィルターモジュール
420…2値化モジュール
430…白黒反転モジュール
440…ラベリングモジュール
450…小サイズ除去モジュール
Claims (7)
- 有彩色領域がある対象の撮影によるかぶりが生じた画像情報を記憶し、
記憶された画像情報から領域を抽出し、領域を予め定めた規則に基づいて選択することで領域内の画素の輝度値を測定する測定手段と、
前記輝度値から画素の座標値におけるかぶり度合いを示す関数を推定することでかぶりを除去する除去手段を具備し、
前記測定手段の画素値を測定する走査方向は楕円状である
画像処理装置。 - 前記測定手段は、予め定めた大きさ以上又はより大きい領域を抽出し、該領域を抽出できなかった場合は、前記選択処理を行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記予め定めた規則は、前記測定手段によって抽出された領域の大きさによって定められている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記予め定めた規則として、さらに前記抽出された領域の輝度又は彩度によって定められている
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記予め定めた規則として、さらに前記抽出された領域の彩度の分散値、前記画像における位置、外周の大きさのいずれか一つ以上によって定められている
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。 - 前記除去手段は、前記選択された領域内の画素の輝度値を通る関数を推定する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
有彩色領域がある対象の撮影によるかぶりが生じた画像情報を記憶し、
記憶された画像情報から領域を抽出し、領域を予め定めた規則に基づいて選択することで領域内の画素の輝度値を測定する測定手段と、
前記輝度値から画素の座標値におけるかぶり度合いを示す関数を推定することでかぶりを除去する除去手段として機能させ、
前記測定手段の画素値を測定する走査方向は楕円状である
画像処理プログラム。
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