JPWO2014041585A1 - 体内水分計および表示制御方法 - Google Patents

体内水分計および表示制御方法 Download PDF

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Abstract

体内水分計は、水分量を測定するための電極を有するアタッチメント部と、電極からの電気信号を処理する本体部と、を有し、アタッチメント部と本体部が着脱可能となっている。制御部は、複数の測定部位のそれぞれに対応して用意された複数の測定処理を実行可能に構成されている。ここで、複数の測定処理は、アタッチメント部からの電気信号に基づいて水分量を算出することを含む。体内水分計は、本体部に装着されているアタッチメント部の種類を判別することにより、該アタッチメント部が対応する測定部位を判別し、複数の測定部位に対応した複数の測定処理の中から、判別された測定部位に対応した測定処理を選択して実行する。

Description

本発明は、被検者の生体の水分量を測定する体内水分計およびその制御方法に関するものである。
被検者の生体の水分量を測定することは重要である。生体における脱水症状は、生体中の水分が減少する病態であり、発汗や体温上昇により多くの水分が体内から体外に排出される運動時や気温の高い時に多く発現する。特に、高齢者の場合、生体の水分保持能力自体が低下しているため、一般健常者と比較して脱水症状を起こし易い。
通常、生体中の水分が体重の3%以上失われた時点で体温調整の障害が起こると言われている。体温調整の障害が起こり体温が上昇すると、生体中の更なる水分の減少を引き起こすため悪循環に陥り、遂には熱中症と称される病態に至ることとなる。熱中症には、熱痙攣、熱疲労、熱射病等の病態があり、時には全身の臓器障害が起こることもある。このため、熱中症に至る危険を未然に回避するためには、生体の水分量を的確に把握することが不可欠である。
脱水が発生すると、汗をかく能力が低下し、本来湿潤環境であるはずの腋窩が乾燥するという現象が発生する。本出願人は、この現象を捉えて、目に見えない脱水を簡便に検出するため、腋窩内の体表に電極を押圧して体内水分量を測定する体内水分計を提案している(特許文献1)。この水分計では、腋窩の角質層の水分量を検出し、腋窩が乾燥している状態を検出するので、体温測定のような手軽さで体内水分量を測定することができ、被検者の脱水状態を判断することが可能となる。
特開2012−090878号公報
特許文献1に記載された体内水分計における水分量の測定原理によれば、電極を押し当てることができる部位であれば水分量を測定できるので、被検者の種々の部位における水分量の測定が可能である。水分量の測定を行なうことが望まれる腋窩以外の部位として、口腔が挙げられる。
たとえば、口腔乾燥症(ドライマウス)は、う蝕、歯周炎を悪化させたり、摂食・嚥下障害による誤嚥性肺炎、舌痛症、味覚異常、カンジダ症を誘発したりするなど、口腔内環境に諸影響を及ぼす。さらに、口腔内の免疫力低下による感染症の罹患など全身状態悪化の引き金にもなる。そのため、口腔乾燥症の被検者の口腔内の乾燥状態を把握しておくことは重要であり、簡便に行える口腔乾燥の評価法が望まれている。
したがって、複数の測定部位における水分量の測定に対応可能な体内水分計が要望されているが、そのような構成については現在のところ何等提案されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、被検者の複数の測定部位における水分量の測定と状態判定を、容易に実行可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る体内水分計は以下のような構成を備える。即ち、
水分量を測定するための電極を有するアタッチメント部と、前記電極からの電気信号を処理する本体部と、を有し、前記アタッチメント部と前記本体部が着脱可能な体内水分計であって、
複数の測定部位のそれぞれに対応して用意された複数の測定処理を実行可能な制御手段と、該複数の測定処理の各々は前記電気信号から水分量を算出することを含み、
前記本体部に装着されているアタッチメント部の種類を判別することにより、該アタッチメント部が対応する測定部位を判別する判別手段と、
複数の測定部位に対応した複数の測定処理の中から、前記判別手段により判別された測定部位に対応した測定処理を選択して前記制御手段に実行させる選択手段と、を備える。
本発明によれば、被検者の複数の測定部位における水分量の測定と状態判定を容易に実行することが可能となる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
実施形態にかかる体内水分計の外観構成例を示す図である。 実施形態による体内水分計の使用態様を説明するための図である。 本体部とアタッチメント部の着脱構成を説明する図である。 実施形態による体内水分計の機能構成を示す図である。 実施形態による体内水分計の測定回路を説明するための図である。 実施形態による体内水分計を説明するフローチャートである。 実施形態による体内水分計を説明するフローチャートである。 実施形態による体内水分計を説明するフローチャートである。 実施形態による体内水分計を説明するフローチャートである。 実施形態による体内水分計における表示の遷移例を示す図である。 実施形態による体内水分計における表示の遷移例を示す図である。 実施形態による体内水分計における表示の遷移例を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<1.体内水分計の外観構成>
図1は、本実施形態に係る体内水分計100の外観構成の一例を示す図である。体内水分計100は、被検者の体表面である腋窩の皮膚にセンサ部121を接触させ、センサ部121において供給した電気信号に応じた物理量を検出することで被検者の体内の水分量を検出する。本実施形態に係る体内水分計100では、当該物理量(生体中の水分に関するデータ)として被検者の静電容量を測定することにより、腋窩の皮膚の湿り具合を検出し、体内の水分量を算出する。また、アタッチメント部120の交換により、口腔の水分量や、足指の水分量を検出することが可能となっている。なお、体内水分量を算出するために検出する物理量は静電容量に限られるものではなく、例えば、定電圧もしくは定電流を被検者に供給して測定されるインピーダンスであってもよい。
図1に示すように、体内水分計100は、本体部110と、本体部110に対して着脱が可能なアタッチメント部120とを備える。本体部110は、上面114、下面115、側面116、117がそれぞれ長軸方向(不図示)に略平行に形成されており、全体として、直線状に形成されている。本体部110の筐体表面には、各種ユーザインターフェースが配置されるとともに、筐体内部には体内水分量を算出するための電子回路が収納される。
図1の例では、ユーザインターフェースとして、電源スイッチ111及び表示部112が示されている。電源スイッチ111は、本体部110の後端面113の凹部に配されている。このように凹部に電源スイッチ111を配する構成とすることで、電源スイッチ111の誤操作を防ぐことができる。なお、電源スイッチ111がオンされると後述の電源部411(図4)から体内水分計100の各部への電源供給が開始され、体内水分計100は動作状態となる。
表示部112は、本体部110の側面117上において、長軸方向のやや前方側に配されていることが好ましい。これは、体内水分計100を用いて被検者の体内水分量を測定するにあたり、測定者が把持領域118を把持した場合であっても、測定者の把持した手で表示部112が完全に覆われることがないようにするためである(把持した状態でも測定結果が視認できるようにするためである)。
表示部112には、水分量の測定結果131が表示される。また、本実施形態では、アタッチメント部120が本体部110と着脱可能となっている。本体部110は、たとえば、測定部位が腋窩である腋窩用のアタッチメント部、測定部位が口腔である口腔用のアタッチメント部、測定部位が足指である足指用のアタッチメント部というように、各測定部位に対応した複数種類のアタッチメント部を装着可能である。部位表示132は、本体部110に装着されているアタッチメント部が測定対象としている部位を示す。
電池表示部133には、電池(図3の電源部411)の残量が表示される。また、無効な測定結果が得られた場合や測定エラーが検出された場合には、表示部112に“E”が表示され、その旨をユーザに報知する。なお、表示部112に表示される文字等は、本体部110の上面114側を上とし、下面115側を下として、表示されるものとする。
図1に示されている体内水分計100のアタッチメント部120は、腋窩用のアタッチメント部の一例であり、上面124及び下面125が曲面形状を有しており、本体部110に対して、全体として、緩やかに湾曲している。アタッチメント部120の先端面122には、センサ部121が矢印141a、141bの方向へスライド可能に保持されている。
センサ部121は、先端面122に略平行な面を有するセンサヘッド123を有しており、センサヘッド123の皮膚への密着を保証する上での押圧を確保するため、不図示のばねにより、矢印141aの方向へ付勢されている(たとえば150gf程度の付勢力)。そして、センサヘッド123が被検者の腋窩の皮膚に押し当てられると、センサ部121が矢印141bの方向(先端面122と略直交する方向、すなわち先端面122の法線方向)に所定量(例えば1mm〜10mm、本実施形態では3mm)スライドし、これにより測定が開始されるよう構成されている(以下、矢印141bの方向をスライド方向と称す)。
具体的には、ユーザが電源スイッチ111をオンして体内水分計100を動作状態とした後、センサヘッド123を被検者の腋窩に所定時間以上(例えば2秒以上)押し当てられたことが検知されると、体内水分量の測定が開始される。本実施形態では、ユーザが電源スイッチ111をオンして体内水分計100を動作状態とした後、センサヘッド123を被検者の腋窩に所定負荷(例えば20gf〜200gf、さらに好ましくは100gf〜190gf、本実施形態では150gf)で押し当てたことが検知されると、体内水分量の測定が開始される。このような仕組みにより、測定時におけるセンサヘッド123の腋窩への密着の程度を一定にすることができる。
なお、センサヘッド123の被検者との接触面には、電極が敷設され、電極を覆うように保護材が設けられている。また、センサヘッド123の接触面は平面形状に限られず、凸状の曲面形状でもよい。そのような接触面の形状の例としては、球面(例えば半径15mmの球面)の一部とすることが挙げられる。
<2.体内水分計の使用例>
次に、上記特徴的な外観形状を有する体内水分計100の使用例について説明する。図2は、体内水分計100の使用例を説明するための図であり、図2の2Aは、被測定者の左上半身を、2Bは、2Aのa−a断面を模式的に示したものである。2Bに示すように、本体部110にアタッチメント部120が装着された体内水分計100は、センサ部121が、被検者の左上腕と左胸壁との間の腋窩に押し当てられた状態で、被検者の体内水分量の測定を行う。センサ部121を腋窩に押し当てるにあたり、測定者は、センサ部121が上側を向くように体内水分計100の把持領域118を片手で把持し、被検者の前方下側から、腋窩に向かって、センサ部121を挿入する。
図1で示したように、体内水分計100のアタッチメント部120は緩やかに湾曲しており、被検者の前方下側から腋窩に向かって挿入した際に、上腕の前側の側壁と体内水分計100とが干渉することはなく、また、測定者の右手が被検者の上腕と干渉することもなくセンサ部121を腋窩に略直角に押し当てることができる。
また、アタッチメント部120の湾曲方向とセンサ部121のスライド方向141とが一致するように、アタッチメント部120の湾曲形状が形成されているため、測定者は、湾曲方向205に沿って押圧することで、センサ部121を腋窩に略直角に押し当てることができる。このように、本実施形態に係る体内水分計100の形状によれば、高齢者等のように、腋窩が深い被検者であっても、容易に測定を行うことができる。
図3に示すように、水分量を測定するための電極(センサ部121)を有するアタッチメント部120と、電極から得られる電気信号から水分量を算出する測定回路421や制御部401(図4により後述)を有する本体部110とは着脱式となっている。たとえば、アタッチメント部120は腋窩を測定部位とするアタッチメント部であり、センサ部121のスライド方向と本体部110の長手方向とのなす角度が20度〜40度であり、全体が湾曲して先端部が細くなる形状を有している。
アタッチメント部120に替えてアタッチメント部120aを本体部110に装着することができる。アタッチメント部120aは、口腔を測定部位とするアタッチメント部であり、センサカバー380(ビニールカバー)を引っ掛けて固定するための突起351が設けられている。衛生面等の観点から、本実施形態の体内水分計100では、口腔の水分量測定においては、使い捨てのセンサカバー380を装着することを必須としている。また、センサ部121のスライド方向と本体部110の長手方向とのなす角度が45度〜90度であり、口腔内の下、口腔粘膜を測定しやすい角度となっている。図2の2Cに示すように、口腔の水分量を測定する場合は、本体部110にアタッチメント部120aが装着された体内水分計100が用いられる。水分量測定野測定部位が口腔である場合、特に舌に電極を押し当てて水分量を測定するような場合には、センサ面を下向きに押し当てることになる。このように、腋窩の水分量を測定する場合(図2の2B)とは、センサ面を押し当てる方向が逆になるため、アタッチメント部120aの湾曲の向きは、アタッチメント部120のそれとは逆向きになっている。なお、図示のように、凹部301〜304の位置、凸部301a〜304aの位置を中央からずらすことにより、本体部110へのアタッチメント部120の装着の状態が一義的に決定されるようになっている。なお、装着の状態が一義的に決定されるようにすることは、たとえば、装着部分の形状を台形にするなど、他の形態を用いてもよいことは言うまでもない。
本実施形態では、更に、足指を測定部位とするアタッチメント部120bを例示する。足指の水分量の測定は、後述するように神経障害の有無を判定するのに利用することができる。図3に示されるように、足指用のアタッチメント部120bは、平らな板状の部材にセンサ部121が配置された構造となっている。図2の2Dに示されるように、板状の部材を平らな面におき、足指でセンサ部121を踏むようにして水分量を測定することができる。なお、図示のように板状の部材と本体部110がL字型となることは必須ではなく、板状の平面と本体部110の側面117が平行となるように板状の部材が配置された構成としてもよいことは明らかである。なお、交換可能なアタッチメント部の種類や形状はこれらに限定されるものではない。
図3において、腋窩用のアタッチメント部120を本体部110に装着すると、本体部110の表示部112が存在するパネルと直交するパネルに設けられた凹部301,303にアタッチメント部120に設けられた凸部301a,303aが嵌合する。また、アタッチメント部120のピン311a,312aが本体部110の電極穴311,312に挿入される。ピン311a、312aはそれぞれセンサヘッド123に設けられた電極に接続されており、これらが電極穴311,312に挿入されることで、センサ部121の電極からの電気信号が本体部110へ伝わる。また、凹部301〜304、凸部301a〜304aには、それぞれの嵌合状態において互いに接触するように電極が設けられている。腋窩用のアタッチメント部120が装着中であることは、凸部301a,303aが凹部301,303に嵌合しており、凹部302,304があき状態となっていることから検出される(図4により後述する)。
また、口腔用のアタッチメント部120aを本体部110に装着すると、本体部110の表示部112が存在するパネル(側面117を構成するパネル)およびこれに対向するパネル(側面116を構成するパネル)に設けられた凹部302,304に、アタッチメント部120aに設けられた凸部302a,304aが嵌合する。また、アタッチメント部120aのピン311a,312aが本体部110の電極穴311,312に挿入される。なお、口腔用のアタッチメント部120aが装着中であることは、凸部302a,304aが凹部302,304に嵌合しており、凹部301,303があき状態となっていることから検出される(図4により後述する)。
同様に、足指用のアタッチメント部120bを本体部110に装着すると、本体部110のパネルに設けられた凹部301,302,303に、アタッチメント部120bに設けられた凸部301a,302a,303aが嵌合する。また、アタッチメント部120aのピン311a,312aが本体部110の電極穴311,312に挿入される。なお、足指用のアタッチメント部120bが装着中であることは、凸部301a,302a,303aが凹部301,302,303に嵌合していることから検出される(図4により後述する)。
<3.体内水分計の機能構成>
図4は、本実施形態に係る体内水分計100の機能構成例を示すブロック図である。図4において、制御部401は、CPU402、メモリ403を有し、CPU402はメモリ403に格納されているプログラムを実行することにより、体内水分計100における種々の制御を実行する。
例えば、CPU402は、図6A〜図6C、図7のフローチャートにより後述する表示部112の表示制御、ブザー422やバイブレータ423の駆動制御、体内水分量の測定(本実施形態では静電容量測定)などを実行する。メモリ403は、不揮発性メモリと揮発性メモリとを含み、不揮発性メモリはプログラムメモリとして、揮発性メモリはCPU402の作業メモリとして利用される。
電源部411は、交換が可能なバッテリー、或いは充電が可能なバッテリーを有し、体内水分計100の各部へ電源を供給する。電圧レギュレータ412は、制御部401等へ一定電圧(例えば、2.3V)を供給する。電池残量検出部413は、電源部411から供給される電圧値に基づいて、電池の残量を検出し、その検出結果を制御部401に通知する。制御部401は、電池残量検出部413からの電池残量検出信号に基づいて、表示部112における電池表示部133の表示を制御する。
電源スイッチ111が押下されると、電源部411からの各部への電力供給が開始される。そして、制御部401は、電源スイッチ111のユーザによる押下が1秒以上継続したことを検出すると、体内水分計100を電源オンの状態とする。すなわち、制御部401は、電源部411からの各部への電源供給を維持させ、体内水分計100を動作状態とする。上述したように、測定スイッチ414は、センサ部121が矢印141aの方向へ所定量以上押されるとオン状態になる。制御部401は、測定スイッチ414のオン状態が所定時間(例えば2秒)継続したことを検出すると、水分量の測定を開始する。なお、電源部411の消耗を防止するために、体内水分計100が動作状態になってから5分経過しても測定開始とならない場合は、制御部401は自動的に体内水分計100を電源オフの状態へ移行させる。
測定回路421は、アタッチメント部120が具備するセンサヘッド123と、電極穴311,312、ピン311a,312aを介して接続され、静電容量を測定する。図5は、測定回路421の構成例を示す図である。オペアンプ501、502、抵抗503、504、被検者容量510によりCR発振回路が形成されている。被検者容量510によって出力信号505の発振周波数が変化するので、制御部401は、出力信号505の周波数を測定することにより、被検者容量510を算出する。制御部401はこの被検者容量510をさらに体内水分量へ換算し、表示部112に測定結果131として表示する。なお、本実施形態のセンサヘッド123は、例えば、2つのくし型電極が、それぞれのくし歯が互い違いに並ぶように配置されているものとするが、これに限られるものではない。
図4に戻る。上述したアタッチメント部120,120a,120bの凸部301a〜304a、本体部110の凹部301〜304、には、それぞれの嵌合状態において互いに接触するように電極が設けられている。また、本体部110において、凹部303,304に設けられた電極はグランドレベルに接続されている。種類判別部450は、凹部301,302に設けられた電極を介して得られる電気信号により、装着されているアタッチメント部120,120aの種類を判定する。腋窩用のアタッチメント部120では、図4に示すように凸部301aと303aに設けられた電極が短絡されている。このような腋窩用のアタッチメント部120が装着されると、図4に示すように、凸部301a,303aに設けられた電極を介して、本体部110の凹部301に設けられた電極がグランドレベルとなる。種類判別部450は、凹部301の電極がグランドレベルとなり、凹部302の電極がフローティング状態であることを検出することで、高齢者用のアタッチメント部120であることを識別する。
また、口腔用のアタッチメント部120aでは、凸部302aと304aに設けられた電極が短絡されている。口腔用のアタッチメント部120aが装着されると、凹部302の電極がグランドレベルとなり、凹部301の電極がフローティング状態となる。種類判別部450は、この状態を検出することにより、アタッチメント部120aが装着中であることを識別する。同様に、足指用のアタッチメント部120bでは、凸部301a,302a,303aに設けられた電極が短絡されている。足指用のアタッチメント部120bが装着されると、凹部301と凹部302の電極が共にグランドレベルとなる。種類判別部450は、この状態を検出することにより、アタッチメント部120bが装着中であることを識別する。
以上のように、種類判別部450は、どの凹部の電極がグランドレベルになるかをチェックすることにより装着されたアタッチメント部の種類を判別する。なお、本実施形態では、たとえば、アタッチメント部120には凸部302a,304aが存在しないようにしたが、電極間の短絡状態が上述したとおりであれば、凸部301a,303aが存在してもかまわない。また、アタッチメント部の種類の判別方法はこれに限られるものではないことは言うまでもない。例えば、凹部301〜304に、凸部301a〜304aの挿入によりオンとなるメカニカルなスイッチを設けておき、これらのスイッチの状態に基づいてアタッチメント部の種類を判別するようにしてもよい。
表示部112は、図1で説明したような表示、あるいは図8A〜図8Cにより後述する表示を制御部401の制御下で行う。ブザー422は、センサ部121の押下による測定の開始や、体内水分量の測定が完了した際に鳴動し、測定の開始や完了をユーザに通知する。バイブレータ423もブザー422と同様の通知を行う。すなわち、バイブレータ423は、センサ部121の押下による測定の開始や、体内水分量の測定が完了した際に駆動し、測定の開始や完了をユーザに通知する。計時部424は、電源がオフの状態であっても電源部411からの電源供給を受けて動作し、動作状態においては時刻を制御部401に通知する。
<4.体内水分計の動作>
以上のような構成を備えた、本実施形態に係る体内水分計100の動作を、図6A〜図6C、図7のフローチャートを参照して説明する。図6A〜図6Cに示される処理は、電源スイッチ111の押下により、本体部110が電源オンとなった場合に開始される。
まず、制御部401は、ステップS601において、装着されているアタッチメント部の種類を種類判別部450により判別する。本実施形態では、上述した腋窩用のアタッチメント部120、口腔用のアタッチメント部120a、足指用のアタッチメント部120bのいずれかの種類を判別するものとする。なお、いずれのアタッチメント部も装着されていない場合は、たとえばブザー422を所定のパターンで鳴動するなどして、その旨の通知を行う。
装着中のアタッチメント部が腋窩用のアタッチメント部120と判定された場合は、測定部位が腋窩に決定され、腋窩で体内水分量を測定して脱水状態を判定する測定処理(図6AのステップS611〜S616)が実行される。また、装着中のアタッチメント部が口腔用のアタッチメント部120aと判定された場合は、測定部位が口腔に決定され、口腔で体内水分量を測定して口腔の乾燥状態を評価する測定処理(図6BのステップS621〜S626)が実行される。さらに、装着中のアタッチメント部が足指用のアタッチメント部120bであると判定された場合は、測定部位が足指に決定され、足指の体内水分量を測定して神経障害の有無の判定を行うための測定処理(図6CのステップS631〜S639)が実行される。このように、本実施形態の制御部401は、複数の測定部位のそれぞれに対応して用意された複数の測定処理(各処理は、水分量の算出を含む)が実行可能であり、アタッチメント部の種類に応じて決定される測定部位に対応した測定処理が選択され、実行されることになる。
種類判別部450により眼窩用のアタッチメント部120が装着されていることが検出され、測定部位が腋窩に決定されると、まず、ステップS611において、制御部401は、脱水状態か否かを判定するための水分量の基準値を設定する。本実施形態では、脱水状態か否かの水分量の基準値として、例えば、35%という固定の数値を用いるものとする。ステップS612において、制御部401は、装着中のアタッチメント部が腋窩用であり、水分量の測定部位が腋窩であることを示すために、部位表示132として「腋窩」を表示するとともに、測定開始を促すコメントを表示部112に表示する。この表示の一例を図8Aの表示801に示す。
次に、ステップS613において、体内水分量の測定を行なう。体内水分量の測定処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS701において、制御部401は、測定開始の指示を検出するのを待つ。本実施形態では、測定スイッチ414の状態を監視し、測定スイッチ414のオン状態が2秒以上継続した場合に測定開始の指示を検出したと判定する。なお、測定開始の指示の検出に応じて、ブザー422および/またはバイブレータ423を所定期間、所定パターンで駆動して、測定の開始をユーザに通知するようにしてもよい。また、測定開始の指示を待つ間、装着されているアタッチメント部の種類を判別する処理を実行するために、所定のインターバルでステップS601へ処理を戻すようにしてもよい。
ステップS701において測定開始の指示が検出されると、処理はステップS702に進み、体内水分量の測定が開始される。まず、ステップS702において、制御部401は、測定回路421からの出力信号505の発振周波数を測定する。そして、ステップS703において、制御部401は、ステップS602で測定された出力信号505の発振周波数に基づいて、被検者の体内水分量を算出する。体内水分量の算出を終えると体内水分量の測定処理を終える。このとき、測定の終了をブザー422やバイブレータ423の駆動によりユーザに通知するようにしてもよい。
図6Aに戻り、ステップS614において、制御部401は、ステップS613で得られた体内水分量を、測定結果131として表示部112に表示する。そして、ステップS615において、制御部401は、ステップS611で設定された基準値と、ステップS613で算出された体内水分量との比較を行なう。体内水分量が基準値以上の場合は、本処理を終了する。例えば、体内水分量が47%であった場合、これは基準値(35%)以上であるので、図8Aの表示802に示すように、測定結果131として47%を表示して処理を終える。このとき、判定結果として、脱水状態でない旨を表示するようにしてもよい。
他方、体内水分量が基準値未満の場合、処理はステップS615からステップS616へ進み、制御部401は、脱水状態であることを示すコメントを表示部112に表示する。例えば、測定された体内水分量が28%であった場合、これは基準値(35%)未満であるので、図8Aの表示803に示すように、測定結果131として28%を表示するとともに、判定結果が脱水状態であることを示す警告804を表示する。以上、ステップS611〜S616の測定処理が、測定部位が腋窩であった場合の処理である。
ステップS621〜S626は、測定部位が口腔であった場合の測定処理である。口腔を測定部位とした場合は、口腔の乾燥状態を調べることが目的となる。そこで、ステップS621で設定される基準値は、口腔の乾燥状態に関して警報を行なうか否かの判定基準である。また、口腔の水分量測定では、衛生面から例えば使い捨てのセンサカバー380を装着させるので、センサカバー380を装着した状態で得られる水分量であることが考慮される。本実施形態では、口腔が乾燥しているか否かを判断する基準値として30%が用いられるものとする。
ステップS622において、制御部401は、装着中のアタッチメント部が口腔用であり、水分量の測定部位が口腔であることを示すために、部位表示132として「口腔」を表示する。また、このとき、センサカバーの装着と測定開始を促すコメントを表示部112に表示する。この表示の一例を図8Bの表示811に示す。次に、ステップS623において、体内水分量の測定を行なう。体内水分量の測定処理は、図7のフローチャートで説明したとおりである。
ステップS624において、制御部401は、ステップS623で得られた体内水分量を、測定結果131として表示部112に表示する。そして、ステップS625において、制御部401は、ステップS621で設定された基準値と、ステップS623で算出された体内水分量との比較を行なう。体内水分量が基準値以上の場合は、本処理を終了する。例えば、測定された体内水分量が38%であった場合、これは基準値(30%)以上であるので、図8Bの表示812に示すように、測定結果131として38%を表示して処理を終える。このとき、判定結果として、口腔が乾燥状態でない旨(正常である旨)を表示するようにしてもよい。
他方、体内水分量が基準値未満の場合、処理はステップS625からステップS626へ進み、制御部401は、脱水状態であることを示すコメントを表示部112に表示する。例えば、測定された体内水分量が28%であった場合、これは基準値(30%)未満であるので、図8Bの表示813に示すように、測定結果131として28%を表示するとともに、判定結果として、口腔が乾燥状態であることの警告814を表示する。以上、ステップS621〜S626が、測定部位が腋窩であった場合の処理である。
ステップS631〜S639は、測定部位が足指であった場合の測定処理である。足指を測定部位とした場合は、神経障害の有無を調べることが目的となる。そのため、ステップS631で設定される基準値には、神経障害の有無を判定するための値が設定される。本実施形態では、足指における、刺激を与えた前後の水分量の変化量が、基準値(本実施形態では5%)と比較される。ステップS632において、制御部401は、装着中のアタッチメント部が足指用であり、水分量の測定部位が足指であることを示すために、部位表示132として「足指」を表示するとともに、測定開始を促すコメントを表示部112に表示する。この表示の一例を図8Cの表示821に示す。
次に、ステップS633において、体内水分量の測定を行なう。足指の水分量を測定する場合は、図2の2Dに示すようにして、センサ部121を押下する。体内水分量の測定処理は、図7のフローチャートで説明したとおりである。体内水分量の測定を終えると、ステップS634において、制御部401は、その結果である体内水分量を、1回目の水分量としてメモリ403に保存する。ステップS635において、制御部401は、ステップS633で得られた水分量を測定結果131として表示部112に表示するとともに、足指に刺激を与えた後に2回目の体内水分量の測定を行うことを促す表示を行なう。たとえば、測定された水分量が28%であった場合の表示例を図8Cの表示822に示す。この表示822には、2回目の体内水分量の測定に関するガイダンス表示が含まれている。
その後、制御部401は、ステップS636で2回目の体内水分量の測定を行なう。すなわち、ユーザは、足指に刺激を与えた後、再び図2の2Dに示すように足指でセンサ部121を押下して2回目の水分量測定を行う。ステップS636による体内水分量の測定を終えると、処理はステップS637に進む。ステップS637おいて、制御部401は、ステップS636で得られた2回目の体内水分量を測定結果131として表示し、ステップS634でメモリ403に保持された1回目の体内水分量と、上記2回目の体内水分量との差分を表示する。ステップS638において差分値が基準値以上の場合は、神経障害は認められないので、処理を終了する。例えば、2回目の体内水分量が36%であった場合、1回目の体内水分量との差分は8%である。これは、ステップS632で設定された基準値(5%)以上であるので、図8Cの表示823に示すように、測定結果131として36%を表示するとともに、差分値8%を表示して処理を終える。このとき、判定結果として、神経障害が認められない旨(正常である旨)を表示するようにしてもよい。
他方、ステップS638において、差分値が基準値未満の場合は、処理はステップS639へ進む。ステップS639において、制御部401は、判定結果として、神経障害が認められる旨の警告を表示する。例えば、測定された2回目の体内水分量が31%であった場合、1回目の体内水分量との差分は3%であり、これは基準値(5%)未満である。そこで、図8Cの表示824に示すように、制御部401は、測定結果131として31%を表示し、1回目の水分量との差分値3%を表示するとともに、神経障害が認められることの警告825を表示する。
以上のように、上記実施形態によれば、複数の水分量の測定部位に対応した複数の処理から、装着中のアタッチメント部が対象としている測定部位に対応した測定処理が選択され、実行されるので、水分量測定による種々の測定が可能となる。また、アタッチメントの交換により、対象とする測定部位および状態判定のための処理が自動的に選択されるので、種々の測定部位に対応した使いやすい体内水分計を提供することができる。さらに、各測定処理は、図8A〜図8Cで示したような、測定の手順をユーザに示す、ガイダンスの表示を併せて行なうので、より操作性が向上する。
<5.変形例について>
また、上記実施形態では、複数の測定部位と対応する複数の測定処理として、
・測定部位を腋窩とした「脱水状態」の判定
・測定部位を口腔とした「口腔乾燥状態」の判定
・測定部位を足指とした「神経障害の有無」の判定
を例示したが、これらに限られるものではなく、その他の種々の測定部位における水分量の測定による、被検者の状態判定を行なうことが可能である。
また、アタッチメント部120,120a,120bを交換した際に、それぞれのアタッチメント部が有する電極の電気的特性が変化する場合には、装着されたアタッチメント部の種類に応じて、水分量算出の校正が行われるようにしてもよい。例えば、水分量の算出方法が、
・体内水分計100を用いて空気中で測定を行なったときの出力信号505(被検者静電容量)をS1、水中を測定したときの出力信号505(被検者静電容量)をS2とした場合に、S1に0%の体内水分量を、S2に100%の体内水分量を割り当て、
・S1とS2の間の体内水分計100の出力信号と体内水分量(0〜100%)をリニアに割り当ててセンサからの出力信号を体内水分量に換算することで体内水分量の測定結果を得る、
というものである場合、装着されているアタッチメント部ごとにS1、S2が異なると、誤差が発生し、正しく体内水分量を算出できなくなる。
したがって、このような誤差を校正することが必要になる。たとえば、そのような校正に用いられる校正値を、アタッチメント部の種類ごとに制御部401が保持し、制御部401がこの校正値を用いて水分量を算出することが考えられる。あるいは、校正値をアタッチメント部120から提供できるようにしてもよい。この場合、アタッチメント部120に校正値を記憶したROMを内蔵しておき、本体部110に校正値を提供する構成とすればよい。あるいは、校正値をたとえば256段階に分けて、アタッチメント部に設けられた8ビットのジャンパーピンにより校正レベルを指示するようにしてもよい。アタッチメント部から本体部110に校正値を提供できるようにすれば、アタッチメント部毎に電極の電気的特性等にばらつきがある場合でも、一つの本体部110に対して、任意の複数のアタッチメント部120を別個に提供することが可能となる。
なお、アタッチメント部の種類も、アタッチメント部に設けたROMから提供するようにしてもよいし、適切なビット数のジャンパーピンを用いるようにしてもよい。上記実施形態におけるアタッチメント部の種類の判別は、ジャンパーピンの利用に類似した判別の一例である。また、凹部304の電極のみがグランドレベルに接続されるようにして、残りの凹部301〜303の電極のうちの任意の電極を凹部304の電極と接続することで種類を表すようにすれば、3ビットで種類を表現できる。
アタッチメント部の種類が3種類の場合を説明したが、2種類、または4種類以上のアタッチメント部により測定部位ならびに処理を切り替える構成にも適用できることは言うまでもない。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。

Claims (8)

  1. 水分量を測定するための電極を有するアタッチメント部と、前記電極からの電気信号を処理する本体部と、を有し、前記アタッチメント部と前記本体部が着脱可能な体内水分計であって、
    複数の測定部位のそれぞれに対応して用意された複数の測定処理を実行可能な制御手段と、該複数の測定処理の各々は前記電気信号から水分量を算出することを含み、
    前記本体部に装着されているアタッチメント部の種類を判別することにより、該アタッチメント部が対応する測定部位を判別する判別手段と、
    複数の測定部位に対応した複数の測定処理の中から、前記判別手段により判別された測定部位に対応した測定処理を選択して前記制御手段に実行させる選択手段と、を備えることを特徴とする体内水分計。
  2. 前記複数の測定部位は、腋窩と口腔を含み、
    腋窩に対応した測定処理では被検者の脱水状態を判定し、口腔に対応した測定処理では被検者の口腔乾燥状態を判定し、それぞれの判定結果をユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の体内水分計。
  3. 腋窩に対応したアタッチメント部と、口腔に対応したアタッチメント部は、前記本体部に装着した場合に互いに異なる方向へ湾曲する形状を有することを特徴とする請求項2に記載の体内水分計。
  4. 前記複数の測定部位は、足指を含み、
    足指に対応した測定処理では、足指に刺激を与える前と後における体内水分量の変化から、神経障害の有無を判定し、その判定結果をユーザに通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の体内水分計。
  5. 足指に対応したアタッチメント部は、板状の部材に電極を配置した構造を有していることを特徴とする請求項4に記載の体内水分計。
  6. 前記判別手段により判別された測定部位をユーザに通知する表示を行う表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の体内水分計。
  7. 測定処理は、ユーザに測定の手順を示すガイダンスの表示を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の体内水分計。
  8. 水分量を測定するための電極を有するアタッチメント部と、前記電極からの電気信号を処理する本体部と、を有し、前記アタッチメント部と前記本体部が着脱可能な体内水分計の制御方法であって、
    複数の測定部位のそれぞれに対応して用意された複数の測定処理を実行可能な制御工程と、該複数の測定処理の各々は前記電気信号から水分量を算出することを含み、
    前記本体部に装着されているアタッチメント部の種類を判別することにより、該アタッチメント部が対応する測定部位を判別する判別工程と、
    複数の測定部位に対応した複数の測定処理の中から、前記判別工程で判別された測定部位に対応した測定処理を選択して前記制御工程に実行させる選択工程と、を有することを特徴とする体内水分計の制御方法。

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