JPWO2014010193A1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

リモートカメラ100は、カメラ本体200と、カメラ本体200により保持される保持部材300と、保持部材300を挟んでカメラ本体200により保持される保護部材400とを有する。そして、カメラ本体200は、保護部材300の第1の方向(カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回り)の回転を規制する保持部材当接部240と、保護部材400の第1の方向(カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回り)の回転を規制する保護部材当接部250と、保持部材300および保護部材400の第2の方向(カメラ本体200に対する保持部材300の時計回り、およびカメラ本体200に対する保護部材400の時計回り)の回転を規制するロックピース210と、を備える。

Description

本開示は、保持部材を有する電子機器に関する。
カメラユニット等の電子機器を保持部材を介して台座に取り付けたり、天井から吊り下げたりする場合がある。このとき、電子機器の保持部材への取り付けが容易であることが望まれる。
保持部材に取り付けられる電子機器として、例えば、特許文献1に開示のものがある。
特開2003−319480号公報
本開示は、取り付けが容易な電子機器を提供する。
上記課題を解決するために、本開示にかかる電子機器は、第1のユニットと、第1のユニットにより保持される第2のユニットと、第2のユニットを挟んで第1のユニットにより保持される第3のユニットとを有する電子機器であって、第1のユニットは、第2のユニットの第1の方向の回転を規制する第1の回転規制部と、第3のユニットの第1の方向の回転を規制する第2の回転規制部と、第2のユニットおよび第3のユニットの第1の方向とは逆の第2の方向の回転を規制する第3の回転規制部とを備える。
本開示によれば、取り付けが容易な電子機器を提供できる。
リモートカメラの全体構成を説明する図 カメラ本体の構成を説明する図 カメラ本体の背面側の構成を説明する図 保持部材の構成を説明する図 保護部材の構成を説明する図 リモートカメラの係合動作の概要図 カメラ本体と保持部材との係合動作の状態遷移図 ロックピースによる保持部材の係合動作の状態遷移図 カメラ本体と保持部材との係合を解除する動作の状態遷移図 保持部材をカメラ本体から取り外す状態を示す図 カメラ本体と保護部材との係合動作の状態遷移図 ロックピースによる保護部材の係合動作の状態遷移図 カメラ本体と保護部材との係合を解除する動作の状態遷移図 保護部材をカメラ本体に対し時計周りに回転させる状態を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
1.構成
1−1.リモートカメラの構成の概要
図1を用いて、リモートカメラ100の全体構成を説明する。図1は、リモートカメラの全体図である。リモートカメラ100は、カメラ本体200と、保持部材300と、保護部材400とを有する。カメラ本体200は、撮像、録音および記録を行なうユニットである。保持部材300は、リング部310と、雲台320と、台座350とを有する。リング部310は、カメラ本体200を直接保持する。雲台320は、リング部310を支持する。台座350は、雲台320を支持する。保持部材300は、カメラ本体200を保持し、これを壁面などに取付けるユニットである。保護部材400は、カメラ本体200の後部に設けられた、ケーブル等の接続端子の周辺を覆う。これにより、保護部材400は接続端子を保護する。
以下の説明において、リモートカメラ100のレンズが存在する端部側を正面(前方)とする。そして、リモートカメラ100の正面から見て時計回り・反時計回りの方向を、時計周り・反時計回りの方向と定義する。また、リモートカメラ100の台座350を水平面上に載置したときに、リモートカメラ100の鉛直上方を上方、鉛直下方を下方と定義する。
1−2.カメラ本体の構成
図2を用いて、カメラ本体200の構成を説明する。図2(a)は、カメラ本体200の全体図である。カメラ本体200は、レンズと、駆動部と、撮像センサと、画像処理部と、接続端子とを備える。駆動部は、レンズを駆動する。撮像センサは、レンズを介して形成された被写体像を撮像する。画像処理部は、撮像センサからの出力に所定の処理を施す。接続端子は、画像処理部により処理された結果を出力する。
図2(b)は、カメラ本体200を後方斜め上方から見た斜視図である。図2(c)は、カメラ本体200を後方斜め下方から見た斜視図である。図2(d)は、図2(b)の一部拡大図である。図2(b)に示すように、カメラ本体200は、図2(b)、図2(c)に示すように、レンズが存在する前方側端部とは反対の後方側端部に、接続端子等270を有する。カメラ本体200は、後方側端部の周辺に、カメラ本体200を保持するための保持機構を有する。カメラ本体200は、保持機構として、第1の保持機構260a、第2の保持機構260b、第3の保持機構260cを有する。
第1の保持機構260aは、カメラ本体200に対する保持部材300の前後方向の移動および、時計回り・反時計回りの回転を規制するように、カメラ本体200を保持部材300に保持させる。図2(d)に示すように、第1の保持機構260aは、ロックピース210とリブ220aとを有する。ロックピース210は、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りの回転方向の回転の規制(位置規制)を行なう。また、ロックピース210は、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。ロックピース210による回転規制の詳細は後述する。リブ220aは、カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。また、リブ220aは、カメラ本体200に連結される保護部材400の反時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。すなわち、リブ220aは、ロックピース210とは回転方向が逆方向において回転の規制を行なう。更に、リブ220aは、カメラ本体200に連結される保持部材300の前後方向の移動の規制を行なうともに、カメラ本体200に連結される保護部材400の前後方向の移動の規制を行なう。
ロックピース210による回転規制の詳細について説明する。ロックピース210は、第1の突起210a、第2の突起210bおよびロックレバー210cを有する。第1の突起210aは、保持部材300の後述する第1の突起当接部330(図4(c)参照)に当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。第1の突起210aにおける、第1の突起当接部330と当接する面を第1当接面210d(図9(a)参照)という。第2の突起210bは、保護部材400の後述する第2の突起当接部420a(図13(a)、図13(b)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。なお、第2の突起210bにおける保護部材400に当接する面を第2当接面210e(図13(a)参照)という。
ロックピース210は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。第1の位置は、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300とが係合し、第2の突起210bと保護部材400とが係合する位置である。第2の位置は、ロックピース210の第1の突起210aと、保持部材300との係合が解除される位置である。なお、このとき、ロックピース210の第2の突起210bと保護部材400との係合も解除されている。つまり、第1の位置は、ロックピース210が、第2の位置よりもより多く突出する位置である。カメラ本体200は、ロックピース210をカメラ本体200の外周側に突出させるように付勢するバネ230を有する(図3(a)参照)。ロックピース210は、バネ230の付勢方向と逆の方向から荷重がかかると下方の第2の位置に向かって移動し、荷重を解除すると上方の第1の位置に向かって移動する。ロックピース210に荷重を掛けてロックピース210を図2(a)、図2(b)の場合において第2の位置に向けて移動させることにより、保持部材300および保護部材400との時計回りの回転方向の回転の規制を解除することが可能である。
ロックピース210の位置を第1の位置と第2の位置との間で切り替えることにより、カメラ本体200に対して保持部材300および保護部材400を保持した状態と、カメラ本体200から保持部材300および保護部材400とを取り外した状態とを切り替えることができる。
ここで、第2の突起210bにおける保護部材400に当接する第2当接面210eのアングルは、第1の突起210aにおける保持部材300に当接する第1当接面210dのアングルよりも緩やかに形成されている。具体的に、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、第1当接面210dがロックピース210の移動方向に対してなす角度よりも大きく形成されている。これにより、規制している方向に対して逆方向に一定以上の回転荷重をかけたときに、保護部材400の方が保持部材300よりも容易に回転の規制を解除させることができる。換言すれば、保護部材400とカメラ本体200との係合解除を、保持部材300とカメラ本体200との係合解除よりも容易に行うことができる。なお、本実施形態においては、保持部材300とカメラ本体200との係合解除に関しては、ロックピース210を操作することでも可能としている。回転荷重をかけることなく、容易に取り外し可能とさせるためである。
更に、第2の突起210bは、第2の突起210bが保護部材400に当接したときの係り量が、第1の突起210aが保持部材300に当接したときの係り量よりも小さくなるように、形成されている。これにより、後述するように、保護部材400とカメラ本体200との係合が解除されても、保持部材300とカメラ本体200との係合は解除されないようにすることができる。
ここで、規制している方向に対して逆方向に一定以上の力で回転荷重をかけることで容易に回転の規制を解除することができる構成を採用した理由について説明する。リモートカメラ100において、カメラ本体200と保持部材300と保護部材400とが係合した状態のとき、ロックピース210は、保護部材400により覆われている。そのため、使用者は外側からロックピース210を操作することができない。したがって、ロックピース210を操作することなく、保護部材400をカメラ本体200から取り外すことができる必要がある。これに対処するため、上述のように、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、第1当接面210dがロックピース210の移動方向に対してなす角度よりも大きく形成されている。これにより、保持部材300または保護部材400を反時計回り方向に回転させる場合に、保護部材400を回転させるときの方が、小さな回転力でロックピース210を第2の位置方向に移動させることができる。したがって、保護部材400の方が、保持部材300よりも容易に回転させて取り外すことが可能になる。例えば、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、一般的なユーザが、ロックピース210を操作することなく保護部材400をカメラ本体200から取り外すことが可能となる角度に設定される。
また、カメラ本体200のロックピース210は、第2の突起210bの保護部材400への係り量が、第1の突起210aの保持部材300への係り量よりも、小さくなるように形成されている。これにより、保護部材400を回転させてカメラ本体200から取り外す際、第2の突起210bと第2の突起当接部420aとの係合状態が解除されても、第1の突起210aと第1の突起当接部330との係合状態まで解除されないようにできる。
第2の保持機構260bおよび第3の保持機構260cは、カメラ本体200に対する保持部材300の前後方向の移動および反時計回り方向の回転を規制するように、カメラ本体200を保持部材300に保持する。同時に、第2の保持機構260bおよび第3の保持機構260cは、カメラ本体200に対する保護部材400の前後方向の移動および反時計回り方向の回転を規制するように、カメラ本体200を保持部材300に保持する。図2(b)に示すように、第2の保持機構260bは、リブ220bを有する。第3の保持機構260cは、リブ220cを有する。
図3は、カメラ本体200を背面側からみた図である。図3(a)は、カメラ本体200の背面図である。図3(a)に示すように、第1の保持機構260a、第2の保持機構260b、第3の保持機構260cは、カメラ本体200の後方側端部の周辺部にある。第1の保持機構260a、第2の保持機構260b、第3の保持機構260cは、カメラ本体200の外周部に周方向において可能な限り分散して配置することが望ましい。これにより、回転動作や前後移動の規制のときに発生する荷重を、カメラ本体200の外周部上で周方向に分散させることができる。カメラ本体200の背面(後端部)には、ロックピース210のロック解除の操作をするためのロックレバー210cが備えられている。ロックレバー210cは、ロックピース210と一体成型されている。ロックピース210は、バネ230により外周側に突出するように付勢されている。使用者は、ロックレバー210cを、付勢方向とは逆方向に移動させるよう操作することにより、ロックピース210によるロック状態の解除を行なうことができる。
図3(b)および図3(c)は、カメラ本体200の背面側の斜視図である。具体的に、図3(b)および図3(c)は、リブ220aの詳細を説明するための図である。図3(b)に示すように、リブ220aは、保持部材当接部240および保護部材当接部250を有する。保持部材当接部240は、保持部材300に対するカメラ本体200の時計回りの回転方向の回転の規制及び前後方向の移動の規制を行なう。保護部材当接部250は、保護部材400に対するカメラ本体200の時計回りの回転方向の回転の規制及び前後方向の移動の規制を行なう。
図3(c)に示すように、保持部材当接部240は、第1の保持部材当接部240a、第2の保持部材当接部240b、第3の保持部材当接部240cを有する。第1の保持部材当接部240aは、保持部材300の第1のカメラ本体当接部320a(図4(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の前方への移動の規制を行なう。第2の保持部材当接部240bは、保持部材300の第2のカメラ本体当接部320b(図4(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の後方への移動の規制を行なう。第3の保持部材当接部240cは、保持部材300の第3のカメラ本体当接部320c(図4(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
保護部材当接部250は、第1の保護部材当接部250a、第2の保護部材当接部250b、第3の保護部材当接部250cを有する。第1の保護部材当接部250aは、カメラ本体200に対する保護部材400の前方への移動の規制を行なう。第2の保護部材当接部250bは、カメラ本体200に対する保護部材400の後方への移動の規制を行なう。第3の保護部材当接部250cは、カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
尚、リブ220bおよびリブ220cの構成は、リブ220aの構成と同様であるので説明を省略する。
1−3.保持ユニットの構成
図4を用いて、保持部材300の構成を説明する。図4は、保持部材300の構成を説明する図である。図4(a)は、保持部材300を後方から見た斜視図である。図4(a)において、保持部材300の端面340a側が前方、端面340b側が後方である。保持部材300は、リング部310の内周面に、リブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dを有する。リブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dは、保持部材300がカメラ本体200に取付けられたときに、保持部材300に対するカメラ本体200の回転及び移動の規制(位置規制)を行なう部位である。リブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dは、同一の構造を有する。図4(b)は、保持部材300の正面図である。上記の各リブは、図4(b)に示すように、保持部材300においてカメラ本体200が取付けられる箇所の内側に90度間隔で配置される。カメラ本体200は、端面340a側から挿入されて、保持部材300を保持する。上記各リブは、リング部310の内周面において、端面340bに近接した位置に配置される。これにより、カメラ本体200の背面部が保持部材300の端面340bに近い位置に配置される。そのため、カメラ本体200の背面部に備えられたロックレバー210cの操作がしやすくなる。
図4(c)を用いてリブ310aの構成を説明する。図4(c)は、保持部材300の上部を前方から見た斜視図である。リブ310aは、第1のカメラ本体当接部320a、第2のカメラ本体当接部320b、第3のカメラ本体当接部320c、第1の突起当接部330を有する。第1のカメラ本体当接部320aは、カメラ本体200の第1の保持部材当接部240a(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の前方への移動の規制を行なう。第2のカメラ本体当接部320bは、カメラ本体200の第2の保持部材当接部240b(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の後方への移動の規制を行なう。第3のカメラ本体当接部320cは、カメラ本体200の第3の保持部材当接部240c(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
第1の突起当接部330は、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
1−4.保護部材の構成
図5を用いて、保護部材400の構成を説明する。図5は、保護部材400の構成を説明する図である。具体的に、図5(a)は、保護部材400を前方から見た斜視図である。図5(a)に示すように、保護部材400は、内周面の前部に、リブ410a、リブ410b、リブ410c、ロックピース当接部420を有する。リブ410a、リブ410b、リブ410cは、保護部材400がカメラ本体200に取付けられたときに、カメラ本体200に対する保護部材400の前後方向への移動の規制および反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう部分である。図5(b)は、保護部材400の正面図である。上記の各リブ410a、リブ410b、リブ410cは、保護部材400において、カメラ本体200のリブ220a、220b、220cの配置位置に対応する位置に(図3(a)参照)、図5(b)に示すように配置される。ロックピース当接部420は、保護部材400がカメラ本体200に取付けられたときに、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向への回転の規制を行なう部分である。ロックピース当接部420は、保護部材400において、カメラ本体200のロックピース210の第2の突起210bの配置位置に対応する位置に配置される。
図5(a)を用いてリブ410aの構成を説明する。リブ410aは、第1のカメラ本体当接部410aa、第2のカメラ本体当接部410ab、第3のカメラ本体当接部410acを有する。第1のカメラ本体当接部410aaは、カメラ本体200の第1の保護部材当接部250a(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の前方への移動の規制を行なう。第2のカメラ本体当接部410abは、カメラ本体200の第2の保護部材当接部250b(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の後方への移動の規制を行なう。第3のカメラ本体当接部410acは、カメラ本体200の第3の保護部材当接部250c(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
第2の突起当接部420aは、ロックピース210の第2の突起210b(図2(d)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
2.動作
2−1.リモートカメラの係合動作の概要
図6を用いて、カメラ本体200と、保持部材300及び保護部材400との係合動作の概要を説明する。図6は、リモートカメラ100の係合動作の概要を説明する図である。まず図6(a)に示すようにカメラ本体200に対して保持部材300を係合させる。次に図6(b)に示すようにカメラ本体200に保持部材300が係合された状態で、保護部材400を係合させる。これにより、図6(c)に示すように、カメラ本体200と、保持部材300及び保護部材400とが一体的に保持されたリモートカメラ100が完成する。
係合を解除する際には、まず保護部材400とカメラ本体200との係合を解除して保護部材400をカメラ本体200より取り外す。次に保持部材300とカメラ本体200との係合を解除して、保持部材300をカメラ本体200より取り外す。このように、リモートカメラ100を、カメラ本体200、保持部材300、保護部材400の各部材に切り離すことができる。
2−2.カメラ本体と保持部材との係合動作
図7を用いて、カメラ本体200と保持部材300との係合動作を説明する。図7は、カメラ本体200と保持部材300との係合動作の状態遷移を示す図である。図7(a)は、カメラ本体200の背面図である。図7(b)は、カメラ本体200と保持部材300とを分離した状態で背面側から見た斜視図である。図7(c)は、カメラ本体200と保持部材300とを結合した状態で背面側から見た斜視図である。まず、図7(b)に示す保持部材300のリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dの周方向の位置と図7(a)に示すカメラ本体200における空間280a、空間280b、空間280cの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保持部材300とを配置する。次に、図7(b)に示すように、カメラ本体200と保持部材300とを、保持部材300の端面340aとカメラ本体200の端面270とが当接するように組みつける。次に、図7(c)に示すように、保持部材300をカメラ本体200に対して反時計回りに回転させ、あるいはカメラ本体200を保持部材300に対して時計回りに回転させ、第3の保持部材当接部240c(図3(c)参照)に第3のカメラ本体当接部320c(図4(c)参照)を当接させる。
図8を用いて、カメラ本体200と保持部材300の係合動作を説明する。図8は、カメラ本体200のロックピース210による保持部材300の係合動作の状態遷移図である。図8(a)は、ロックピース210と保持部材300とが係合する前の状態を示す図である。図8(b)は、ロックピース210と保持部材300とが係合する途中の状態を示す図である。図8(c)は、ロックピース210と保持部材300とが係合した状態を示す図である。図8(d)は、図8(b)の部分拡大図である。図8(e)は、図8(d)の状態よりもより係合が進んだ状態での係合途中の状態を示す部分拡大図である。図8(b)に示すロックピース210と保持部材300とが係合する途中の状態においては、図8(d)および図8(e)に示すように、ロックピース210の斜面210fと第3のカメラ本体当接部320cとが当接する。このとき、ロックピース210の斜面210fに第3のカメラ本体当接部320cから反時計回りの回転方向の荷重F1がかかる。この回転方向の荷重F1は、バネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは逆方向の荷重F2に変換される。このため、ロックピース210は、第1の突起当接部330が第1の突起210aを通過するまでは反突出方向に下がった状態となる。第1の突起当接部330が第1の突起210aを通過した後は、ロックピース210は第1の位置(突出位置)に戻る。そのため、図8(c)に示すように、第1の突起当接部330に対し第1の突起210aが当接した状態となる。この状態においては、カメラ本体200のリブ220a、リブ220b、リブ220cのすべてが保持部材300のリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dのいずれかに係合している。したがって、カメラ本体200に対し保持部材300は前後方向および時計回り、反時計回りの回転方向における回転の規制がされた状態となる。
ここで、ロックピース210の斜面210fの角度は、反時計回りの荷重F1の方向に対して緩やかな角度をなすように設定されている。具体的に、斜面210fと荷重F1とがなす角度が、所定の角度以下となるように設定されている。ここで、斜面210fと荷重F1とがなす角度が大きいほど、カメラ本体200に保持部材300を取り付けるために、保持部材300を回転させて保持部材300とロックピース210とを係合させる際、大きな回転力を要する。そこで、所定の角度は、一般的なユーザが保持部材300を取り付ける際に、保持部材300を、ロックピース210のバネ230の付勢力に抗して回転可能な角度に設定している。
図9を用いて、カメラ本体200と保持部材300との係合を解除する動作を説明する。図9は、カメラ本体200と保持部材300との係合を解除する動作の状態遷移図である。図9(a)は、ロックピース210と保持部材300とが係合した状態を示す図である。図9(b)は、ロックピース210と保持部材300との係合が解除される途中の状態を示す図である。図9(c)は、ロックピース210と保持部材300との係合が解除された状態を示す図である。なお、ロックピース210は、第2の位置に位置する。
まず、図9(a)及び図9(b)に示すように、ロックレバー210cをバネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは反対方向に押し下げる。このことにより、図9(b)に示すように、ロックピース210がバネ230の付勢方向とは反対方向に移動し、第1の突起当接部330に当接しない状態となる。このため、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りへの回転の規制がされていない状態となり当該方向への回転が可能となる。
次に、図9(c)に示すように、保持部材300をカメラ本体200に対し時計周りに回転させる。図9(c)は、保持部材300をカメラ本体200に対し時計周りに回転させる状態を示す図である。この際、図4(b)に示すリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dの周方向の位置と、図7(a)に示す空間280a、空間280b、空間280cの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保持部材300とを相対的に回転させる。このように両者の位置が一致した状態においては、図に示すリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dのすべてがリブ220a,リブ220b、リブ220cのいずれにも係合していない。このため、保持部材300をカメラ本体200に対し後方へ移動させることが可能となる。この状態において、図10に示すように保持部材300をカメラ本体200に対し後方へ移動させることで、カメラ本体200と保持部材300との係合状態が解除される。つまり、保持部材300をカメラ本体200から取り外すことができる。
2−3.カメラ本体と保護部材との係合動作
図11を用いて、カメラ本体200と保護部材400との係合動作を説明する。図11は、カメラ本体200と保護部材400との係合動作の状態遷移を示す図である。図11(a)は、カメラ本体200及び保持部材300の背面図である。図11(b)は、カメラ本体200及び保持部材300と保護部材400とを分離した状態で背面側から見た斜視図である。図11(c)は、カメラ本体200、保持部材300、及び保護部材400を結合した状態で背面側から見た斜視図である。まず、前述の図5(a)及び図5(b)に示す保護部材400のリブ410a、リブ410b、リブ410c、ロックピース当接部420の周方向の位置と、図11(a)に示すカメラ本体200における空間280a、空間280b、空間280c、空間280dの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保護部材400とを配置する。次に、図11(b)に示すように、保護部材400と保持部材300とを、保護部材400の端面430と保持部材300の端面340bとが当接するように組みつける。次に、図11(c)に示すように、保護部材400をカメラ本体200に対して反時計回りに回転させ、あるいはカメラ本体200を保護部材400に対して時計回りに回転させる。これにより、第3の保護部材当接部250c(図3(c)参照)に第3のカメラ本体当接部410ac(図5(a)参照)が当接する。
図12を用いて、カメラ本体200のロックピース210による保護部材400の係合動作を説明する。図12は、ロックピース210による保護部材400の係合動作の状態遷移図である。図12(a)は、ロックピース210と保護部材400とが係合した状態を示す図である。図12(b)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除される途中の状態を示す図である。図12(c)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除された状態を示す図である。図12(d)は、図12(b)の部分拡大図である。図12(e)は、図12(d)の状態よりもより係合の解除が進んだ途中の状態を示す部分拡大図である。図12(b)に示すロックピース210と保護部材400との係合が解除される途中の状態においては、図12(d)および図12(e)に示すように、ロックピース210の斜面210fと斜面部420bとが当接する。このとき、ロックピース210の斜面210fにロックピース当接部420の斜面部420bから反時計回りの回転方向の荷重F3がかかる。この回転方向の荷重F3はバネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは逆方向の荷重F4に変換される。このためロックピース210は、第2の突起当接部420aが第2の突起210bを通過するまでは反突出方向に下がった状態となる。第2の突起当接部420aが第2の突起210bを通過した後は、図12(c)に示すように、ロックピース210は第1の位置(突出位置)に戻る。そのため、第2の突起当接部420aに対し第2の突起210bが当接した状態となる。この状態においては、保護部材400のリブ410a、リブ410b、リブ410cのすべてが、保持部材300においてそれぞれ対応するリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dに係合する。したがって、カメラ本体200に対し保護部材400は前後方向および時計回り、反時計回りの回転方向における回転の規制がされた状態となる。
ここで、ロックピース210の斜面210fの角度は、反時計回りの荷重F3の方向に対して緩やかな角度をなすように設定されている。具体的に、斜面210fと荷重F3とがなす角度が、所定の角度以下となるように設定されている。ここで、斜面210fと荷重F3とがなす角度が大きいほど、カメラ本体200に保護部材400を取り付けるために、保護部材400を回転させて保護部材400とロックピース210とを係合させる際、大きな回転力を要する。そこで、所定の角度は、一般的なユーザが保護部材400を取り付ける際に、保持部材400を、ロックピース210のバネ230の付勢力に抗して回転可能な角度に設定している。
図13を用いて、カメラ本体200と保護部材400との係合を解除する動作を説明する。図13は、カメラ本体200と保護部材400との係合を解除する動作の状態遷移図である。図13(a)は、ロックピース210と保護部材400とが係合した状態を示す図である。図13(b)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除される途中の状態を示す図である。図13(c)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除された状態を示す図である。
まず、図13(a)及び図13(b)に示すように、保護部材400をカメラ本体200に対し時計周りに回転させる。このとき、一定以上の荷重F5を時計回りの回転方向に掛けることにより、当該荷重F5はバネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは逆方向の荷重F6に変換され、図13(b)、図13(c)に示すように、ロックピース210はバネ230の付勢方向とは逆方向へ移動する。このため、第2の突起210bと第2の突起当接部420aとの係合状態は解除される。ここで、第2の突起210bにおける保護部材400に当接する第2当接面210eのアングルは、前述のように、第1の突起210aにおける保持部材300に当接する第1当接面210dのアングルよりも緩やかに形成されている。具体的に、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、第1当接面210dがロックピース210の移動方向に対してなす角度よりも大きく形成されている。
図14は、保護部材400をカメラ本体200に対し時計周りに回転させる状態を示す図である。この際、図5(a)、図5(b)に示すリブ410a、リブ410b、リブ410c、ロックピース当接部420の周方向の位置と、図11(a)に示す空間280a、空間280b、空間280c、空間280dの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保護部材400とを相対的に回転させる。この状態においてはリブ410a、リブ410b、リブ410c(図5(b)参照)のすべてがリブ220a,リブ220b、リブ220c(図3(d)参照)のいずれにも係合していない。このため保護部材400をカメラ本体200に対し後方へ移動させることが可能となる。このように両者の位置が一致した状態において保護部材400をカメラ本体200に対して後方へ移動させることで、カメラ本体200と保護部材400との係合状態が解除される。つまり、保護部材400をカメラ本体200から取り外すことができる。
3.効果等
以上のように、本開示のリモートカメラ100は、カメラ本体200と、カメラ本体200により保持される保持部材300と、保持部材300を挟んでカメラ本体200により保持される保護部材400とを有する。そして、カメラ本体200は、保護部材300の第1の方向(カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回り)の回転を規制する保持部材当接部240と、保護部材400の第1の方向(カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回り)の回転を規制する保護部材当接部250と、保持部材300および保護部材400の第2の方向(カメラ本体200に対する保持部材300の時計回り、およびカメラ本体200に対する保護部材400の時計回り)の回転を規制するロックピース210と、を備える。この構成により、取り付けおよび取り外しが容易なリモートカメラ100を提供できる。
また、本構成によれば、1つのロックピース210で保持部材300及び保護部材400の2つの部材を異なる係合状態とすることができる。異なる係合状態とするための構成としては、他に、保持部材300及び保護部材400のそれぞれに対応させて異なるロックピースを設けた構成が考えられる。しかし、この構成では、2つのロックピースと2つのバネ(付勢部材)とが必要となる。本実施形態では、1つのロックピース210と1つのバネ230で異なる係合状態を実現することができる。これにより、部品点数の削減及びカメラ本体200の小型化を実現することができる。
また、ロックピース210は、保護部材300の前記第2の方向の回転を規制する第1の突起210aと、保護部材400の前記第2の方向の回転を規制する第2の突起210bと、を有する。そして、第2の突起210bによる保護部材400の回転規制は、第1の突起210aによる保護部材300の回転規制よりも弱い。これにより、カメラ本体200と保持部材300との保持状態を解消させることなく、カメラ本体200と保護部材400との保持状態を解消させることができる。
また、第1の突起210aは、保持部材300と当接することにより保持部材300の第2の方向の回転を規制し、第2の突起210bは、保護部材400と当接することにより保護部材400の第2の方向の回転を規制する。第2の突起210bにおける保護部材400に当接する面のアングルは、第1の突起210aにおける保持部材300に当接する面のアングルよりも緩やかである。これにより、ロックピース210を操作することなく、保護部材400をカメラ本体200から取り外すことができる。
また、第2の突起210bが保護部材400に当接したときの係り量は、第1の突起210aが保持部材300に当接したときの係り量よりも小さい。これにより、ロックピース210を操作することなく保護部材400自体を操作して、保護部材400をカメラ本体200から取り外すときに、第2の突起210bと第2の突起当接部420aとの係合状態が解除されたときに、第1の突起210aと第1の突起当接部330との係合状態まで解除されないようにできる。
また、ロックピース210は、保持部材300及び保護部材400と当接する第1の位置と当接しない第2の位置との間で移動可能に構成される。カメラ本体200は、ロックピース210を第1の位置に付勢するバネ230と、ロックピース210を、バネ230による付勢に抗して第2の位置に移動させるためのロックレバー210cと、を備える。保護部材400をバネ230による付勢に抗してカメラ本体200に対して第2の方向に回転させることにより、ロックピース210を第2の位置に移動させて、ロックピース210の第2の突起210bと保護部材400との当接を解除させる。また、バネ230による付勢に抗してロックレバー210cを操作することにより、ロックピース210を第2の位置に移動させて、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300との当接を解除させる。
なお、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300との当接の解除は、以下のように構成してもよい。すなわち、保持部材300をバネ230による付勢に抗してカメラ本体200に対して第2の方向に回転させることにより、ロックピース210を第2の位置に移動させて、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300との当接を解除させる。
なお、上記実施の形態では、カメラ本体200が二段構造を有する爪を備えている場合を説明したが、爪はこれに限定されない。例えば、保護部材300が二段構造を有する爪を備えていてもよい。但し、通常は、カメラ本体200を保持部材300に保持させたままの状態で、保護部材400を着脱させて、ロックレバー210cの操作や、コネクタへのケーブルの着脱を行なう。そのため、カメラ本体200に二段構造を有する爪を備えた方が、使用者にとって、保護部材400の着脱がしやすくなる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示はリモートカメラ100への実施に限定されない。すなわち、照明器具、マイクユニット、スピーカユニット等、保持の用途がある電子機器に本開示は適用可能である。
本開示は、保持部材を有する電子機器に関する。
カメラユニット等の電子機器を保持部材を介して台座に取り付けたり、天井から吊り下げたりする場合がある。このとき、電子機器の保持部材への取り付けが容易であることが望まれる。
保持部材に取り付けられる電子機器として、例えば、特許文献1に開示のものがある。
特開2003−319480号公報
本開示は、取り付けが容易な電子機器を提供する。
上記課題を解決するために、本開示にかかる電子機器は、第1のユニットと、第1のユニットにより保持される第2のユニットと、第2のユニットを挟んで第1のユニットにより保持される第3のユニットとを有する電子機器であって、第1のユニットは、第2のユニットの第1の方向の回転を規制する第1の回転規制部と、第3のユニットの第1の方向の回転を規制する第2の回転規制部と、第2のユニットおよび第3のユニットの第1の方向とは逆の第2の方向の回転を規制する第3の回転規制部とを備える。
本開示によれば、取り付けが容易な電子機器を提供できる。
リモートカメラの全体構成を説明する図 カメラ本体の構成を説明する図 カメラ本体の背面側の構成を説明する図 保持部材の構成を説明する図 保護部材の構成を説明する図 リモートカメラの係合動作の概要図 カメラ本体と保持部材との係合動作の状態遷移図 ロックピースによる保持部材の係合動作の状態遷移図 カメラ本体と保持部材との係合を解除する動作の状態遷移図 保持部材をカメラ本体から取り外す状態を示す図 カメラ本体と保護部材との係合動作の状態遷移図 ロックピースによる保護部材の係合動作の状態遷移図 カメラ本体と保護部材との係合を解除する動作の状態遷移図 保護部材をカメラ本体に対し時計りに回転させる状態を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
1.構成
1−1.リモートカメラの構成の概要
図1を用いて、リモートカメラ100の全体構成を説明する。図1は、リモートカメラの全体図である。リモートカメラ100は、カメラ本体200と、保持部材300と、保護部材400とを有する。カメラ本体200は、撮像、録音および記録を行なうユニットである。保持部材300は、リング部310と、雲台320と、台座350とを有する。リング部310は、カメラ本体200を直接保持する。雲台320は、リング部310を支持する。台座350は、雲台320を支持する。保持部材300は、カメラ本体200を保持し、これを壁面などに取付けるユニットである。保護部材400は、カメラ本体200の後部に設けられた、ケーブル等の接続端子の周辺を覆う。これにより、保護部材400は接続端子を保護する。
以下の説明において、リモートカメラ100のレンズが存在する端部側を正面(前方)とする。そして、リモートカメラ100の正面から見て時計回り・反時計回りの方向を、時計り・反時計回りの方向と定義する。また、リモートカメラ100の台座350を水平面上に載置したときに、リモートカメラ100の鉛直上方を上方、鉛直下方を下方と定義する。
1−2.カメラ本体の構成
図2を用いて、カメラ本体200の構成を説明する。図2(a)は、カメラ本体200の全体図である。カメラ本体200は、レンズと、駆動部と、撮像センサと、画像処理部と、接続端子とを備える。駆動部は、レンズを駆動する。撮像センサは、レンズを介して形成された被写体像を撮像する。画像処理部は、撮像センサからの出力に所定の処理を施す。接続端子は、画像処理部により処理された結果を出力する。
図2(b)は、カメラ本体200を後方斜め上方から見た斜視図である。図2(c)は、カメラ本体200を後方斜め下方から見た斜視図である。図2(d)は、図2(b)の一部拡大図である。カメラ本体200は、図2(b)、図2(c)に示すように、レンズが存在する前方側端部とは反対の後方側端部に、接続端子等27を有する。カメラ本体200は、後方側端部の周辺に、カメラ本体200を保持するための保持機構を有する。カメラ本体200は、保持機構として、第1の保持機構260a、第2の保持機構260b、第3の保持機構260cを有する。
第1の保持機構260aは、カメラ本体200に対する保持部材300の前後方向の移動および、時計回り・反時計回りの回転を規制するように、カメラ本体200を保持部材300に保持させる。図2(d)に示すように、第1の保持機構260aは、ロックピース210とリブ220aとを有する。ロックピース210は、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りの回転方向の回転の規制(位置規制)を行なう。また、ロックピース210は、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。ロックピース210による回転規制の詳細は後述する。リブ220aは、カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。また、リブ220aは、カメラ本体200に連結される保護部材400の反時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。すなわち、リブ220aは、ロックピース210とは回転方向が逆方向において回転の規制を行なう。更に、リブ220aは、カメラ本体200に連結される保持部材300の前後方向の移動の規制を行なうともに、カメラ本体200に連結される保護部材400の前後方向の移動の規制を行なう。
ロックピース210による回転規制の詳細について説明する。ロックピース210は、第1の突起210a、第2の突起210bおよびロックレバー210cを有する。第1の突起210aは、保持部材300の後述する第1の突起当接部330(図4(c)参照)に当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。第1の突起210aにおける、第1の突起当接部330と当接する面を第1当接面210d(図9(a)参照)という。第2の突起210bは、保護部材400の後述する第2の突起当接部420a(図13(a)、図13(b)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向の回転の規制を行なう。なお、第2の突起210bにおける保護部材400に当接する面を第2当接面210e(図13(a)参照)という。
ロックピース210は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。第1の位置は、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300とが係合し、第2の突起210bと保護部材400とが係合する位置である。第2の位置は、ロックピース210の第1の突起210aと、保持部材300との係合が解除される位置である。なお、このとき、ロックピース210の第2の突起210bと保護部材400との係合も解除されている。つまり、第1の位置は、ロックピース210が、第2の位置よりもより多く突出する位置である。カメラ本体200は、ロックピース210をカメラ本体200の外周側に突出させるように付勢するバネ230を有する(図3(a)参照)。ロックピース210は、バネ230の付勢方向と逆の方向から荷重がかかると下方の第2の位置に向かって移動し、荷重を解除すると上方の第1の位置に向かって移動する。ロックピース210に荷重を掛けてロックピース210を図2(a)、図2(b)の場合において第2の位置に向けて移動させることにより、保持部材300および保護部材400との時計回りの回転方向の回転の規制を解除することが可能である。
ロックピース210の位置を第1の位置と第2の位置との間で切り替えることにより、カメラ本体200に対して保持部材300および保護部材400を保持した状態と、カメラ本体200から保持部材300および保護部材400とを取り外した状態とを切り替えることができる。
ここで、第2の突起210bにおける保護部材400に当接する第2当接面210eのアングルは、第1の突起210aにおける保持部材300に当接する第1当接面210dのアングルよりも緩やかに形成されている。具体的に、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、第1当接面210dがロックピース210の移動方向に対してなす角度よりも大きく形成されている。これにより、規制している方向に対して逆方向に一定以上の回転荷重をかけたときに、保護部材400の方が保持部材300よりも容易に回転の規制を解除させることができる。換言すれば、保護部材400とカメラ本体200との係合解除を、保持部材300とカメラ本体200との係合解除よりも容易に行うことができる。なお、本実施形態においては、保持部材300とカメラ本体200との係合解除に関しては、ロックピース210を操作することでも可能としている。回転荷重をかけることなく、容易に取り外し可能とさせるためである。
更に、第2の突起210bは、第2の突起210bが保護部材400に当接したときの係り量が、第1の突起210aが保持部材300に当接したときの係り量よりも小さくなるように、形成されている。これにより、後述するように、保護部材400とカメラ本体200との係合が解除されても、保持部材300とカメラ本体200との係合は解除されないようにすることができる。
ここで、規制している方向に対して逆方向に一定以上の力で回転荷重をかけることで容易に回転の規制を解除することができる構成を採用した理由について説明する。リモートカメラ100において、カメラ本体200と保持部材300と保護部材400とが係合した状態のとき、ロックピース210は、保護部材400により覆われている。そのため、使用者は外側からロックピース210を操作することができない。したがって、ロックピース210を操作することなく、保護部材400をカメラ本体200から取り外すことができる必要がある。これに対処するため、上述のように、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、第1当接面210dがロックピース210の移動方向に対してなす角度よりも大きく形成されている。これにより、保持部材300または保護部材400を反時計回り方向に回転させる場合に、保護部材400を回転させるときの方が、小さな回転力でロックピース210を第2の位置方向に移動させることができる。したがって、保護部材400の方が、保持部材300よりも容易に回転させて取り外すことが可能になる。例えば、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、一般的なユーザが、ロックピース210を操作することなく保護部材400をカメラ本体200から取り外すことが可能となる角度に設定される。
また、カメラ本体200のロックピース210は、第2の突起210bの保護部材400への係り量が、第1の突起210aの保持部材300への係り量よりも、小さくなるように形成されている。これにより、保護部材400を回転させてカメラ本体200から取り外す際、第2の突起210bと第2の突起当接部420aとの係合状態が解除されても、第1の突起210aと第1の突起当接部330との係合状態まで解除されないようにできる。
第2の保持機構260bおよび第3の保持機構260cは、カメラ本体200に対する保持部材300の前後方向の移動および反時計回り方向の回転を規制するように、カメラ本体200を保持部材300に保持する。同時に、第2の保持機構260bおよび第3の保持機構260cは、カメラ本体200に対する保護部材400の前後方向の移動および反時計回り方向の回転を規制するように、カメラ本体200を保持部材300に保持する。図2(b)に示すように、第2の保持機構260bは、リブ220bを有する。第3の保持機構260cは、リブ220cを有する。
図3は、カメラ本体200を背面側からみた図である。図3(a)は、カメラ本体200の背面図である。図3(a)に示すように、第1の保持機構260a、第2の保持機構260b、第3の保持機構260cは、カメラ本体200の後方側端部の周辺部にある。第1の保持機構260a、第2の保持機構260b、第3の保持機構260cは、カメラ本体200の外周部に周方向において可能な限り分散して配置することが望ましい。これにより、回転動作や前後移動の規制のときに発生する荷重を、カメラ本体200の外周部上で周方向に分散させることができる。カメラ本体200の背面(後端部)には、ロックピース210のロック解除の操作をするためのロックレバー210cが備えられている。ロックレバー210cは、ロックピース210と一体成型されている。ロックピース210は、バネ230により外周側に突出するように付勢されている。使用者は、ロックレバー210cを、付勢方向とは逆方向に移動させるよう操作することにより、ロックピース210によるロック状態の解除を行なうことができる。
図3(b)および図3(c)は、カメラ本体200の背面側の斜視図である。具体的に、図3(b)および図3(c)は、リブ220aの詳細を説明するための図である。図3(b)に示すように、リブ220aは、保持部材当接部240および保護部材当接部250を有する。保持部材当接部240は、保持部材300に対するカメラ本体200の時計回りの回転方向の回転の規制及び前後方向の移動の規制を行なう。保護部材当接部250は、保護部材400に対するカメラ本体200の時計回りの回転方向の回転の規制及び前後方向の移動の規制を行なう。
図3(c)に示すように、保持部材当接部240は、第1の保持部材当接部240a、第2の保持部材当接部240b、第3の保持部材当接部240cを有する。第1の保持部材当接部240aは、保持部材300の第1のカメラ本体当接部320a(図4(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の前方への移動の規制を行なう。第2の保持部材当接部240bは、保持部材300の第2のカメラ本体当接部320b(図4(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の後方への移動の規制を行なう。第3の保持部材当接部240cは、保持部材300の第3のカメラ本体当接部320c(図4(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
保護部材当接部250は、第1の保護部材当接部250a、第2の保護部材当接部250b、第3の保護部材当接部250cを有する。第1の保護部材当接部250aは、カメラ本体200に対する保護部材400の前方への移動の規制を行なう。第2の保護部材当接部250bは、カメラ本体200に対する保護部材400の後方への移動の規制を行なう。第3の保護部材当接部250cは、カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
尚、リブ220bおよびリブ220cの構成は、リブ220aの構成と同様であるので説明を省略する。
1−3.保持ユニットの構成
図4を用いて、保持部材300の構成を説明する。図4は、保持部材300の構成を説明する図である。図4(a)は、保持部材300を後方から見た斜視図である。図4(a)において、保持部材300の端面340a側が前方、端面340b側が後方である。保持部材300は、リング部310の内周面に、リブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dを有する。リブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dは、保持部材300がカメラ本体200に取付けられたときに、保持部材300に対するカメラ本体200の回転及び移動の規制(位置規制)を行なう部位である。リブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dは、同一の構造を有する。図4(b)は、保持部材300の正面図である。上記の各リブは、図4(b)に示すように、保持部材300においてカメラ本体200が取付けられる箇所の内側に90度間隔で配置される。カメラ本体200は、端面340a側から挿入されて、保持部材300を保持する。上記各リブは、リング部310の内周面において、端面340bに近接した位置に配置される。これにより、カメラ本体200の背面部が保持部材300の端面340bに近い位置に配置される。そのため、カメラ本体200の背面部に備えられたロックレバー210cの操作がしやすくなる。
図4(c)を用いてリブ310aの構成を説明する。図4(c)は、保持部材300の上部を前方から見た斜視図である。リブ310aは、第1のカメラ本体当接部320a、第2のカメラ本体当接部320b、第3のカメラ本体当接部320c、第1の突起当接部330を有する。第1のカメラ本体当接部320aは、カメラ本体200の第1の保持部材当接部240a(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の前方への移動の規制を行なう。第2のカメラ本体当接部320bは、カメラ本体200の第2の保持部材当接部240b(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の後方への移動の規制を行なう。第3のカメラ本体当接部320cは、カメラ本体200の第3の保持部材当接部240c(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
第1の突起当接部330は、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
1−4.保護部材の構成
図5を用いて、保護部材400の構成を説明する。図5は、保護部材400の構成を説明する図である。具体的に、図5(a)は、保護部材400を前方から見た斜視図である。図5(a)に示すように、保護部材400は、内周面の前部に、リブ410a、リブ410b、リブ410c、ロックピース当接部420を有する。リブ410a、リブ410b、リブ410cは、保護部材400がカメラ本体200に取付けられたときに、カメラ本体200に対する保護部材400の前後方向への移動の規制および反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう部分である。図5(b)は、保護部材400の正面図である。上記の各リブ410a、リブ410b、リブ410cは、保護部材400において、カメラ本体200のリブ220a、220b、220cの配置位置に対応する位置に(図3(a)参照)、図5(b)に示すように配置される。ロックピース当接部420は、保護部材400がカメラ本体200に取付けられたときに、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向への回転の規制を行なう部分である。ロックピース当接部420は、保護部材400において、カメラ本体200のロックピース210の第2の突起210bの配置位置に対応する位置に配置される。
図5(a)を用いてリブ410aの構成を説明する。リブ410aは、第1のカメラ本体当接部410aa、第2のカメラ本体当接部410ab、第3のカメラ本体当接部410acを有する。第1のカメラ本体当接部410aaは、カメラ本体200の第1の保護部材当接部250a(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の前方への移動の規制を行なう。第2のカメラ本体当接部410abは、カメラ本体200の第2の保護部材当接部250b(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の後方への移動の規制を行なう。第3のカメラ本体当接部410acは、カメラ本体200の第3の保護部材当接部250c(図3(c)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
第2の突起当接部420aは、ロックピース210の第2の突起210b(図2(d)参照)と当接し、カメラ本体200に対する保護部材400の時計回りの回転方向への回転の規制を行なう。
2.動作
2−1.リモートカメラの係合動作の概要
図6を用いて、カメラ本体200と、保持部材300及び保護部材400との係合動作の概要を説明する。図6は、リモートカメラ100の係合動作の概要を説明する図である。まず図6(a)に示すようにカメラ本体200に対して保持部材300を係合させる。次に図6(b)に示すようにカメラ本体200に保持部材300が係合された状態で、保護部材400を係合させる。これにより、図6(c)に示すように、カメラ本体200と、保持部材300及び保護部材400とが一体的に保持されたリモートカメラ100が完成する。
係合を解除する際には、まず保護部材400とカメラ本体200との係合を解除して保護部材400をカメラ本体200より取り外す。次に保持部材300とカメラ本体200との係合を解除して、保持部材300をカメラ本体200より取り外す。このように、リモートカメラ100を、カメラ本体200、保持部材300、保護部材400の各部材に切り離すことができる。
2−2.カメラ本体と保持部材との係合動作
図7を用いて、カメラ本体200と保持部材300との係合動作を説明する。図7は、カメラ本体200と保持部材300との係合動作の状態遷移を示す図である。図7(a)は、カメラ本体200の背面図である。図7(b)は、カメラ本体200と保持部材300とを分離した状態で背面側から見た斜視図である。図7(c)は、カメラ本体200と保持部材300とを結合した状態で背面側から見た斜視図である。まず、図7(b)に示す保持部材300のリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dの周方向の位置と図7(a)に示すカメラ本体200における空間280a、空間280b、空間280cの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保持部材300とを配置する。次に、図7(b)に示すように、カメラ本体200と保持部材300とを、保持部材300の端面340aとカメラ本体200の端面270とが当接するように組みつける。次に、図7(c)に示すように、保持部材300をカメラ本体200に対して反時計回りに回転させ、あるいはカメラ本体200を保持部材300に対して時計回りに回転させ、第3の保持部材当接部240c(図3(c)参照)に第3のカメラ本体当接部320c(図4(c)参照)を当接させる。
図8を用いて、カメラ本体200と保持部材300の係合動作を説明する。図8は、カメラ本体200のロックピース210による保持部材300の係合動作の状態遷移図である。図8(a)は、ロックピース210と保持部材300とが係合する前の状態を示す図である。図8(b)は、ロックピース210と保持部材300とが係合する途中の状態を示す図である。図8(c)は、ロックピース210と保持部材300とが係合した状態を示す図である。図8(d)は、図8(b)の部分拡大図である。図8(e)は、図8(d)の状態よりもより係合が進んだ状態での係合途中の状態を示す部分拡大図である。図8(b)に示すロックピース210と保持部材300とが係合する途中の状態においては、図8(d)および図8(e)に示すように、ロックピース210の斜面210fと第3のカメラ本体当接部320cとが当接する。このとき、ロックピース210の斜面210fに第3のカメラ本体当接部320cから反時計回りの回転方向の荷重F1がかかる。この回転方向の荷重F1は、バネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは逆方向の荷重F2に変換される。このため、ロックピース210は、第1の突起当接部330が第1の突起210aを通過するまでは反突出方向に下がった状態となる。第1の突起当接部330が第1の突起210aを通過した後は、ロックピース210は第1の位置(突出位置)に戻る。そのため、図8(c)に示すように、第1の突起当接部330に対し第1の突起210aが当接した状態となる。この状態においては、カメラ本体200のリブ220a、リブ220b、リブ220cのすべてが保持部材300のリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dのいずれかに係合している。したがって、カメラ本体200に対し保持部材300は前後方向および時計回り、反時計回りの回転方向における回転の規制がされた状態となる。
ここで、ロックピース210の斜面210fの角度は、反時計回りの荷重F1の方向に対して緩やかな角度をなすように設定されている。具体的に、斜面210fと荷重F1とがなす角度が、所定の角度以下となるように設定されている。ここで、斜面210fと荷重F1とがなす角度が大きいほど、カメラ本体200に保持部材300を取り付けるために、保持部材300を回転させて保持部材300とロックピース210とを係合させる際、大きな回転力を要する。そこで、所定の角度は、一般的なユーザが保持部材300を取り付ける際に、保持部材300を、ロックピース210のバネ230の付勢力に抗して回転可能な角度に設定している。
図9を用いて、カメラ本体200と保持部材300との係合を解除する動作を説明する。図9は、カメラ本体200と保持部材300との係合を解除する動作の状態遷移図である。図9(a)は、ロックピース210と保持部材300とが係合した状態を示す図である。図9(b)は、ロックピース210と保持部材300との係合が解除される途中の状態を示す図である。図9(c)は、ロックピース210と保持部材300との係合が解除された状態を示す図である。なお、ロックピース210は、第2の位置に位置する。
まず、図9(a)及び図9(b)に示すように、ロックレバー210cをバネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは反対方向に押し下げる。このことにより、図9(b)に示すように、ロックピース210がバネ230の付勢方向とは反対方向に移動し、第1の突起当接部330に当接しない状態となる。このため、カメラ本体200に対する保持部材300の時計回りへの回転の規制がされていない状態となり当該方向への回転が可能となる。
次に、図9(c)に示すように、保持部材300をカメラ本体200に対し時計りに回転させる。図9(c)は、保持部材300をカメラ本体200に対し時計りに回転させる状態を示す図である。この際、図4(b)に示すリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dの周方向の位置と、図7(a)に示す空間280a、空間280b、空間280cの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保持部材300とを相対的に回転させる。このように両者の位置が一致した状態においては、図に示すリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dのすべてがリブ220a,リブ220b、リブ220cのいずれにも係合していない。このため、保持部材300をカメラ本体200に対し後方へ移動させることが可能となる。この状態において、図10に示すように保持部材300をカメラ本体200に対し後方へ移動させることで、カメラ本体200と保持部材300との係合状態が解除される。つまり、保持部材300をカメラ本体200から取り外すことができる。
2−3.カメラ本体と保護部材との係合動作
図11を用いて、カメラ本体200と保護部材400との係合動作を説明する。図11は、カメラ本体200と保護部材400との係合動作の状態遷移を示す図である。図11(a)は、カメラ本体200及び保持部材300の背面図である。図11(b)は、カメラ本体200及び保持部材300と保護部材400とを分離した状態で背面側から見た斜視図である。図11(c)は、カメラ本体200、保持部材300、及び保護部材400を結合した状態で背面側から見た斜視図である。まず、前述の図5(a)及び図5(b)に示す保護部材400のリブ410a、リブ410b、リブ410c、ロックピース当接部420の周方向の位置と、図11(a)に示すカメラ本体200における空間280a、空間280b、空間280c、空間280dの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保護部材400とを配置する。次に、図11(b)に示すように、保護部材400と保持部材300とを、保護部材400の端面430と保持部材300の端面340bとが当接するように組みつける。次に、図11(c)に示すように、保護部材400をカメラ本体200に対して反時計回りに回転させ、あるいはカメラ本体200を保護部材400に対して時計回りに回転させる。これにより、第3の保護部材当接部250c(図3(c)参照)に第3のカメラ本体当接部410ac(図5(a)参照)が当接する。
図12を用いて、カメラ本体200のロックピース210による保護部材400の係合動作を説明する。図12は、ロックピース210による保護部材400の係合動作の状態遷移図である。図12(a)は、ロックピース210と保護部材400とが係合した状態を示す図である。図12(b)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除される途中の状態を示す図である。図12(c)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除された状態を示す図である。図12(d)は、図12(b)の部分拡大図である。図12(e)は、図12(d)の状態よりもより係合の解除が進んだ途中の状態を示す部分拡大図である。図12(b)に示すロックピース210と保護部材400との係合が解除される途中の状態においては、図12(d)および図12(e)に示すように、ロックピース210の斜面210fと斜面部420bとが当接する。このとき、ロックピース210の斜面210fにロックピース当接部420の斜面部420bから反時計回りの回転方向の荷重F3がかかる。この回転方向の荷重F3はバネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは逆方向の荷重F4に変換される。このためロックピース210は、第2の突起当接部420aが第2の突起210bを通過するまでは反突出方向に下がった状態となる。第2の突起当接部420aが第2の突起210bを通過した後は、図12(c)に示すように、ロックピース210は第1の位置(突出位置)に戻る。そのため、第2の突起当接部420aに対し第2の突起210bが当接した状態となる。この状態においては、保護部材400のリブ410a、リブ410b、リブ410cのすべてが、保持部材300においてそれぞれ対応するリブ310a、リブ310b、リブ310c、リブ310dに係合する。したがって、カメラ本体200に対し保護部材400は前後方向および時計回り、反時計回りの回転方向における回転の規制がされた状態となる。
ここで、ロックピース210の斜面210fの角度は、反時計回りの荷重F3の方向に対して緩やかな角度をなすように設定されている。具体的に、斜面210fと荷重F3とがなす角度が、所定の角度以下となるように設定されている。ここで、斜面210fと荷重F3とがなす角度が大きいほど、カメラ本体200に保護部材400を取り付けるために、保護部材400を回転させて保護部材400とロックピース210とを係合させる際、大きな回転力を要する。そこで、所定の角度は、一般的なユーザが保護部材400を取り付ける際に、保部材400を、ロックピース210のバネ230の付勢力に抗して回転可能な角度に設定している。
図13を用いて、カメラ本体200と保護部材400との係合を解除する動作を説明する。図13は、カメラ本体200と保護部材400との係合を解除する動作の状態遷移図である。図13(a)は、ロックピース210と保護部材400とが係合した状態を示す図である。図13(b)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除される途中の状態を示す図である。図13(c)は、ロックピース210と保護部材400との係合が解除された状態を示す図である。
まず、図13(a)及び図13(b)に示すように、保護部材400をカメラ本体200に対し時計りに回転させる。このとき、一定以上の荷重F5を時計回りの回転方向に掛けることにより、当該荷重F5はバネ230(図3(a)参照)の付勢方向とは逆方向の荷重F6に変換され、図13(b)、図13(c)に示すように、ロックピース210はバネ230の付勢方向とは逆方向へ移動する。このため、第2の突起210bと第2の突起当接部420aとの係合状態は解除される。ここで、第2の突起210bにおける保護部材400に当接する第2当接面210eのアングルは、前述のように、第1の突起210aにおける保持部材300に当接する第1当接面210dのアングルよりも緩やかに形成されている。具体的に、第2当接面210eがロックピース210の移動方向に対してなす角度は、第1当接面210dがロックピース210の移動方向に対してなす角度よりも大きく形成されている。
図14は、保護部材400をカメラ本体200に対し時計りに回転させる状態を示す図である。この際、図5(a)、図5(b)に示すリブ410a、リブ410b、リブ410c、ロックピース当接部420の周方向の位置と、図11(a)に示す空間280a、空間280b、空間280c、空間280dの周方向の位置とが一致するように、カメラ本体200と保護部材400とを相対的に回転させる。この状態においてはリブ410a、リブ410b、リブ410c(図5(b)参照)のすべてがリブ220a,リブ220b、リブ220c(図3(d)参照)のいずれにも係合していない。このため保護部材400をカメラ本体200に対し後方へ移動させることが可能となる。このように両者の位置が一致した状態において保護部材400をカメラ本体200に対して後方へ移動させることで、カメラ本体200と保護部材400との係合状態が解除される。つまり、保護部材400をカメラ本体200から取り外すことができる。
3.効果等
以上のように、本開示のリモートカメラ100は、カメラ本体200と、カメラ本体200により保持される保持部材300と、保持部材300を挟んでカメラ本体200により保持される保護部材400とを有する。そして、カメラ本体200は、保部材300の第1の方向(カメラ本体200に対する保持部材300の反時計回り)の回転を規制する保持部材当接部240と、保護部材400の第1の方向(カメラ本体200に対する保護部材400の反時計回り)の回転を規制する保護部材当接部250と、保持部材300および保護部材400の第2の方向(カメラ本体200に対する保持部材300の時計回り、およびカメラ本体200に対する保護部材400の時計回り)の回転を規制するロックピース210と、を備える。この構成により、取り付けおよび取り外しが容易なリモートカメラ100を提供できる。
また、本構成によれば、1つのロックピース210で保持部材300及び保護部材400の2つの部材を異なる係合状態とすることができる。異なる係合状態とするための構成としては、他に、保持部材300及び保護部材400のそれぞれに対応させて異なるロックピースを設けた構成が考えられる。しかし、この構成では、2つのロックピースと2つのバネ(付勢部材)とが必要となる。本実施形態では、1つのロックピース210と1つのバネ230で異なる係合状態を実現することができる。これにより、部品点数の削減及びカメラ本体200の小型化を実現することができる。
また、ロックピース210は、保部材300の前記第2の方向の回転を規制する第1の突起210aと、保護部材400の前記第2の方向の回転を規制する第2の突起210bと、を有する。そして、第2の突起210bによる保護部材400の回転規制は、第1の突起210aによる保部材300の回転規制よりも弱い。これにより、カメラ本体200と保持部材300との保持状態を解消させることなく、カメラ本体200と保護部材400との保持状態を解消させることができる。
また、第1の突起210aは、保持部材300と当接することにより保持部材300の第2の方向の回転を規制し、第2の突起210bは、保護部材400と当接することにより保護部材400の第2の方向の回転を規制する。第2の突起210bにおける保護部材400に当接する面のアングルは、第1の突起210aにおける保持部材300に当接する面のアングルよりも緩やかである。これにより、ロックピース210を操作することなく、保護部材400をカメラ本体200から取り外すことができる。
また、第2の突起210bが保護部材400に当接したときの係り量は、第1の突起210aが保持部材300に当接したときの係り量よりも小さい。これにより、ロックピース210を操作することなく保護部材400自体を操作して、保護部材400をカメラ本体200から取り外すときに、第2の突起210bと第2の突起当接部420aとの係合状態が解除されたときに、第1の突起210aと第1の突起当接部330との係合状態まで解除されないようにできる。
また、ロックピース210は、保持部材300及び保護部材400と当接する第1の位置と当接しない第2の位置との間で移動可能に構成される。カメラ本体200は、ロックピース210を第1の位置に付勢するバネ230と、ロックピース210を、バネ230による付勢に抗して第2の位置に移動させるためのロックレバー210cと、を備える。保護部材400をバネ230による付勢に抗してカメラ本体200に対して第2の方向に回転させることにより、ロックピース210を第2の位置に移動させて、ロックピース210の第2の突起210bと保護部材400との当接を解除させる。また、バネ230による付勢に抗してロックレバー210cを操作することにより、ロックピース210を第2の位置に移動させて、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300との当接を解除させる。
なお、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300との当接の解除は、以下のように構成してもよい。すなわち、保持部材300をバネ230による付勢に抗してカメラ本体200に対して第2の方向に回転させることにより、ロックピース210を第2の位置に移動させて、ロックピース210の第1の突起210aと保持部材300との当接を解除させる。
なお、上記実施の形態では、カメラ本体200が二段構造を有する爪を備えている場合を説明したが、爪はこれに限定されない。例えば、保部材300が二段構造を有する爪を備えていてもよい。但し、通常は、カメラ本体200を保持部材300に保持させたままの状態で、保護部材400を着脱させて、ロックレバー210cの操作や、コネクタへのケーブルの着脱を行なう。そのため、カメラ本体200に二段構造を有する爪を備えた方が、使用者にとって、保護部材400の着脱がしやすくなる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示はリモートカメラ100への実施に限定されない。すなわち、照明器具、マイクユニット、スピーカユニット等、保持の用途がある電子機器に本開示は適用可能である。

Claims (10)

  1. 第1のユニットと、前記第1のユニットにより保持される第2のユニットと、前記第2のユニットを挟んで前記第1のユニットにより保持される第3のユニットとを有する電子機器であって、
    前記第1のユニットは、
    前記第2のユニットの第1の方向の回転を規制する第1の回転規制部と、
    前記第3のユニットの前記第1の方向の回転を規制する第2の回転規制部と、
    前記第2のユニットおよび前記第3のユニットの前記第1の方向とは逆の第2の方向の回転を規制する第3の回転規制部とを備えた、
    電子機器。
  2. 前記第3の回転規制部は、
    前記第2のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第1の規制部と、
    前記第3のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第2の規制部と、を有し、
    前記第2の規制部による前記第3のユニットの回転規制は、前記第1の規制部による前記第2のユニットの回転規制よりも弱い、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の規制部は、前記第2のユニットと当接することにより前記第2のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第1の突起部であり、
    前記第2の規制部は、前記第3のユニットと当接することにより前記第3のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第2の突起部であり、
    前記第2の突起部における前記第3のユニットに当接する面のアングルは、前記第1の突起部における前記第2のユニットに当接する面のアングルよりも緩やかである、
    請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の規制部は、前記第2のユニットと当接することにより前記第2のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第1の突起部であり、
    前記第2の規制部は、前記第3のユニットと当接することにより前記第3のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第2の突起部であり、
    前記第2の突起部が前記第3のユニットに当接したときの係り量は、前記第1の突起部が前記第2のユニットに当接したときの係り量よりも小さい、
    請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記第3の回転規制部は、前記第2のユニット及び前記第3のユニットと当接する第1の位置と当接しない第2の位置との間で移動可能に構成され、
    前記第1のユニットは、
    前記第3の回転規制部を前記第1の位置に付勢する付勢部材と、
    前記第3の回転規制部を、前記付勢部材による付勢に抗して前記第2の位置に移動させるための操作部材と、を備え、
    前記第3のユニットを前記付勢部材による付勢に抗して前記第1のユニットに対して前記第2の方向に回転させることにより、前記第3の回転規制部を前記第2の位置に移動させて、前記第3の回転規制部の前記第2の突起部と前記第3のユニットとの当接を解除させ、
    前記付勢部材による付勢に抗して前記操作部材を操作することにより、前記第3の回転規制部を前記第2の位置に移動させて、前記第3の回転規制部の前記第1の突起部と前記第2のユニットとの当接を解除させる、
    請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記第3の回転規制部は、前記第2のユニット及び前記第3のユニットと当接する第1の位置と当接しない第2の位置との間で移動可能に構成され、
    前記第1のユニットは、前記第3の回転規制部を前記第1の位置に付勢する付勢部材を備え、
    前記第2のユニットを前記付勢部材による付勢に抗して前記第1のユニットに対して前記第2の方向に回転させることにより、前記第3の回転規制部を前記第2の位置に移動させて、前記第3の回転規制部の前記第1の突起部と前記第2のユニットとの当接を解除させ、
    前記第3のユニットを前記付勢部材による付勢に抗して前記第1のユニットに対して前記第2の方向に回転させることにより、前記第3の回転規制部を前記第2の位置に移動させて、前記第3の回転規制部の前記第2の突起部と前記第3のユニットとの当接を解除させる、
    請求項3または4に記載の電子機器。
  7. 第2のユニットを保持するとともに前記第2のユニットを挟んで第3のユニットを保持する電子機器であって、
    前記第2のユニットの第1の方向の回転を規制する第1の回転規制部と、
    前記第3のユニットの前記第1の方向の回転を規制する第2の回転規制部と、
    前記第2のユニットおよび前記第3のユニットの前記第1の方向とは逆の第2の方向の回転を規制する第3の回転規制部とを備えた、
    電子機器。
  8. 前記第3の回転規制部は、
    前記第2のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第1の規制部と、
    前記第3のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第2の規制部と、を有し、
    前記第2の規制部による前記第3のユニットの回転規制は、前記第1の規制部による前記第2のユニットの回転規制よりも弱い、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記第1の規制部は、前記第2のユニットと当接することにより前記第2のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第1の突起部であり、
    前記第2の規制部は、前記第3のユニットと当接することにより前記第3のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第2の突起部であり、
    前記第2の突起部における前記第3のユニットに当接する面のアングルは、前記第1の突起部における前記第2のユニットに当接する面のアングルよりも緩やかである、
    請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記第1の規制部は、前記第2のユニットと当接することにより前記第2のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第1の突起部であり、
    前記第2の規制部は、前記第3のユニットと当接することにより前記第3のユニットの前記第2の方向の回転を規制する第2の突起部であり、
    前記第2の突起部が前記第3のユニットに当接したときの係り量は、前記第1の突起部が前記第2のユニットに当接したときの係り量よりも小さい、
    請求項8または9に記載の電子機器。
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