JPWO2014007090A1 - 電気めっき装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の電気めっき装置は、鋼管の管軸方向の内側において内部流路を閉塞する管内部シール機構と;管端部の内部において雌ねじに対向するように配置された筒状の不溶性陽極と;鋼管の管軸を中心として放射状に延在する複数のノズルを有するめっき液供給機構と;複数のノズルを内部に収容すると共に管端部に装着された管端部シール機構と;を備え、管軸方向から視た場合、各ノズルの先端は、雌ねじと不溶性陽極との間に位置し;各ノズルは、ノズルの延在方向に対して交差する方向であって、且つ管軸を中心とする右周り或いは左周りの回転方向に向かってめっき液を噴射する。

Description

本発明は、鋼管の管端部の内周面に刻設された雌ねじの表面に電気めっき層を形成する電気めっき装置に関する。
本願は、2012年07月02日に、日本に出願された特願2012−148476号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
地下から天然ガスや原油を採取するためには、地表から地下数千mに存在する天然ガス田や油田に向かって竪穴を掘り、その竪穴に長大な輸送用パイプを設置する必要がある。この輸送用パイプは、複数の長尺の鋼管(いわゆる油井管)が直列に接続されたものである。近年、生産性向上の観点から、カップリングを用いずに、油井管同士の直接接続が可能な鋼管用ねじ継手(いわゆるインテグラルジョイント)のニーズが高まっている。このインテグラルジョイントは、一方の管端部の外周面に雄ねじが形成され、他方の管端部の内周面に雌ねじが形成された油井管が用いられる。すなわち、油井管の一方の管端部の外周面に螺旋状に刻設された雄ねじ(ピン)と、当該油井管と接続される他の油井管の管端部の内周面に螺旋状に刻設された雌ねじ(ボックス)とから構成される。
従来から、油井管同士の締結時に、継手部分の焼き付きを防止するため、Pbなどの重金属を含む潤滑油(APIドープ)が、油井管の雄ねじ及び雌ねじの少なくとも一方に塗布される。一方、厳しい環境規制の下でAPIドープの使用が制限されている地域では、重金属を含まない環境保護型の潤滑油(グリーンドープ)が使用される場合がある。このグリーンドープは、APIドープと比較して潤滑性に劣るため、継手部分に焼き付きが発生しやすい。このため、グリーンドープを潤滑油として用いる場合、グリーンドープの潤滑性の不足を補って焼き付きの発生を防止するために、油井管の管端部に刻設された雄ねじ及び雌ねじの少なくとも一方の表面に銅等の電気めっき層を形成することが望ましい。
例えば、下記特許文献1には、油井管の一方の管端部に刻設された雄ねじ(ピン)の表面、すなわち油井管の一方の管端部の外周面に電気めっき層を形成する装置が開示されている。
日本国特公昭63−6637号公報
カップリングを継手要素として用いる場合、そのカップリングの内周面に刻設された雌ねじの表面に電気めっき層を形成することで、継手部分の信頼性(耐焼き付き性)が向上する。インテグラルジョイントにおいても、同様の信頼性を得るために、油井管の一方の管端部の内周面に刻設された雌ねじ(ボックス)の表面に、電気めっき層を形成することが望まれる。
電気めっき層の形成時には、通常、電気めっき層と同時に水素や酸素の気泡が発生する。特許文献1に開示されているように、鋼管の外周面に刻設された雄ねじの表面に電気めっき層を形成する場合、気泡は雄ねじの表面から速やかに離脱するので問題はない。しかしながら、鋼管の内周面に刻設された雌ねじの表面に電気めっき層を形成する場合、鋼管の内壁によって気泡の離脱が妨げられるので、特に雌ねじの溝部分に気泡が残留しやすい。このような気泡の残留部は、不めっき領域となり、継手部分の耐焼き付き性を低下させる原因となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鋼管の管端部の内周面に刻設された雌ねじの表面に、不めっき領域のない均一な電気めっき層を形成することが可能な電気めっき装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の手段を採用する。すなわち、
(1)本発明の一態様に係る電気めっき装置は、鋼管の管端部の内周面に刻設された雌ねじの表面に電気めっき層を形成する電気めっき装置であって、前記雌ねじよりも前記鋼管の管軸方向の内側において前記鋼管の内部流路を閉塞する管内部シール機構と;前記管端部の内部において前記雌ねじに対向するように配置された筒状の不溶性電極と;前記鋼管の管軸を中心として放射状に延在する複数のノズルを有すると共に前記管端部の外側に配置されためっき液供給機構と;前記複数のノズルを内部に収容すると共に、前記管端部の外周面に密着した状態で前記管端部に装着された管端部シール機構と;を備え、前記管軸方向から視た場合、前記各ノズルの先端が、前記雌ねじと前記不溶性電極との間に位置し;前記各ノズルが、前記先端に形成された噴射口から、前記ノズルの延在方向に対して交差する方向であって、且つ前記管軸を中心とする右周り或いは左周りの回転方向に向かってめっき液を噴射する。
(2)上記(1)に記載の電気めっき装置において、前記各ノズルが、前記管軸方向に対して直交している、或いは前記管端部側へ向かって傾斜していてもよい。
(3)上記(1)に記載の電気めっき装置において、前記各ノズルが、前記管軸方向に対して直交していると共に、前記ノズルの延在方向から視た場合に、前記管軸方向及び前記延在方向に直交する基準方向へ前記めっき液を噴射するか、或いは前記基準方向から前記管端部側へ傾斜した方向へ前記めっき液を噴射してもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の電気めっき装置において、前記めっき液供給機構が、前記ノズルを3つ備えていてもよい。
(5)上記上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の電気めっき装置において、前記管端部シール機構が、使用後のめっき液を排出するための排出口と;前記使用後のめっき液の排出を促進するための排液促進機構と;をさらに有していてもよい。
(6)上記(5)に記載の電気めっき装置において、前記排液促進機構が、前記管端部シール機構における、前記鋼管よりも上方の位置に配置された大気開放口であってもよい。
上記の態様によれば、鋼管の管端部の内周面に刻設された雌ねじの表面に、不めっき領域のない均一な電気めっき層を形成することが可能である。
本発明の一実施形態に係る電気めっき装置の構成を概念的に示す説明図である。 図1のA−A矢視断面図(鋼管0の管軸方向から視た図)である。 変形例におけるめっき液供給機構7を、鋼管0の管軸方向に対して直交する方向から視た図である。 図3のB−B矢視断面図(鋼管0の管軸方向から視た図)である。 めっき液噴射ノズル7aを、その延在方向R11から視た図である。
以下、本発明の一実施形態について図面等を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気めっき装置1の構成を概念的に示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気めっき装置1は、円筒形状の鋼管0の一方の管端部0aの内周面に螺旋状に刻設された雌ねじ0bの表面に電気めっき層を形成する装置である。図1では、鋼管0が、略水平に配置されている状態を例示している。以降の説明では、鋼管0が長尺の継目無油井管である場合を例示する。また、図中の符号AXは、鋼管0の管軸(中心軸線)を示している。
この電気めっき装置1は、管内部シール機構2と、管端部シール機構3と、不溶性電極4と、めっき液供給機構5とを備えている。以下、これら電気めっき装置1の各構成要素の詳細について順に説明する。
[管内部シール機構2]
管内部シール機構2は、鋼管0の雌ねじ0bよりも鋼管0の管軸方向(図1における管軸AXに沿った方向)の内側の所定の位置0cに配置されている。この管内部シール機構2は、上記の所定位置0cにおいて、鋼管0と封止状態で接触する。言い換えれば、管内部シール機構2は、上記の所定位置0cにおいて鋼管0の内部流路を閉塞する。
このような管内部シール機構2として、例えば、配管工事に用いられるヘキサプラグを用いることができる。周知のように、ヘキサプラグは、ゴムリングを2枚の板で挟み込むことにより、そのゴムリングの径を拡大させて管状部材の内部流路を閉塞する構造を備えている。なお、管内部シール機構2は、ヘキサプラグに限らず、鋼管0の内部流路を閉塞可能な構造を有する装置であればよい。
このような管内部シール機構2は当業者にとっては周知であるので、管内部シール機構2に関するこれ以上の説明は省略する。
[管端部シール機構3]
管端部シール機構3は、後述のめっき液供給機構5に含まれるめっき液噴射ノズル5a、5b及び5cを内部に収容すると共に、鋼管0の管端部0aの外周面及び端面に密着した状態で装着可能な内面形状を有する筒状の本体3aを有する。
管端部シール機構3は、本体3aが鋼管0の管端部0aの外周面及び端面に密着した状態で管端部0aに装着されることにより、管内部シール機構2とともに、鋼管0の管端部0aの内部をシールする。
管端部シール機構3の本体3aには、排液口3cと排液促進機構3bが配設されている。
排液口3cは、電気めっき層の形成に使用した後のめっき液を排出するためのもので、管端部シール機構3を鋼管0に装着した際に鋼管0よりも低くなる位置に配置されている。
排液促進機構3bは、使用後のめっき液の排出を促進するためのものである。この排液促進機構3bは、めっき液の排出を促進できるものであれば特定の型式のものには制限されないが、図1に示すように、管端部シール機構3における、鋼管0よりも上方の位置に配置された大気開放口3bであることが好ましい。
大気開放口3bに電磁弁(図示省略)を配置して大気開放口3bを開閉するような構成を採用してもよい。あるいは、大気開放口3bにホースを装着して、そのホースを上方へ伸ばし、ポンプにより挿入される液の圧力と液の自重をバランスさせることにより、本体3aの外部に液が吹き出すことを防ぐようにしてもよい。あるいは、大気開放口3bから管端部0aの内部に圧縮空気を送る等により、使用後のめっき液の排出を促進するようにしてもよい。
電気めっき層の形成後に使用後のめっき液を迅速に排出しなければ、電気めっき層が腐食して変色する可能性がある。しかしながら、上記のように、管端部シール機構3に大気開放口3bを設けることにより、使用後のめっき液の排出が早くなるので、雌ねじ0bに形成された電気めっき層の表面の変色を抑制することが可能となる。
[不溶性電極4]
不溶性電極4は、雌ねじ0bに電気めっき層を形成するための中空円筒状の電極(陽極)であり、鋼管0の管端部0aの内部において、雌ねじ0bに対向するように配置されている。この不溶性電極4は、その中心軸線が、鋼管0の管軸AXと一致するように配置されていることが望ましい。つまり、鋼管0の管軸方向から視た場合に、鋼管0と不溶性電極4が同心円の関係になっていることが望ましい。このように不溶性電極4を配置することにより、管端部0aの内周面に刻設された雌ねじ0bの表面に、均一性の高い電気めっき層を形成することができる。
不溶性電極4としては、酸化イリジウム被覆チタン板やステンレス鋼板などが円筒状に成形されたものを使用することが好ましい。
不溶性電極4に通電するための通電棒6が、管端部シール機構3の本体3aを貫通して不溶性電極4に接続されている。通電棒6としては、例えばチタン棒やステンレス鋼棒等を使用することができる。
後述のめっき液供給機構5によって雌ねじ0bと不溶性電極4との間にめっき液を供給しながら、不溶性電極4と鋼管0との間に電位差を与えると、雌ねじ0bの表面に電気めっき層が形成される。
このような不溶性電極4は当業者にとっては周知であるので、不溶性電極4に関するこれ以上の説明は省略する。
[めっき液供給機構5]
めっき液供給機構5は、鋼管0の管端部0aの内部にめっき液を供給するものであり、管端部シール機構3に設けられた支持機構(図示省略)によって管端部0aの外側の位置で支持されている。
以下では、めっき液供給機構5の構成について、図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。なお、図2は、図1のA−A矢視断面図(つまり、鋼管0の管軸方向において鋼管0の内側から外側を視た図)である。
図1及び図2に示すように、めっき液供給機構5は、鋼管0の管軸AXを中心として放射状に延在する複数(本実施形態では一例として3つ)のめっき液噴射ノズル5a、5b及び5cを有している。図2に示すように、鋼管0の管軸方向から視た場合、各めっき液噴射ノズル5a、5b及び5cの先端(図2中の符号5a−1、5b−1、5c−1を参照)は、雌ねじ0bと不溶性電極4との間に位置している。
また、鋼管0の管軸方向から視た場合、各めっき液噴射ノズル5a、5b及び5cは、それぞれ先端に形成された噴射口(図2中の符号5d、5e、5fを参照)から、めっき液噴射ノズルの延在方向(図2中の符号R1、R2、R3を参照)に対して交差する方向であって、且つ管軸AXを中心とする右周り或いは左周りの回転方向に向かってめっき液を噴射する。以下では、このような各めっき液噴射ノズル5a、5b及び5cからめっき液が噴射される方向をめっき液噴射方向(図2中の符号S1、S2、S3を参照)と呼称する。
なお、各めっき液噴射方向S1、S2及びS3は、上記のように管軸AXを中心とする右周り或いは左周りのいずれか一方の回転方向に設定されていれば良いが、不めっき領域の発生をより効果的に抑制するためには、各めっき液噴射方向S1、S2及びS3が、雌ねじ0bのねじ切り方向と同一の右周り或いは左周りの回転方向に設定されていることが好ましい。
図2に示すように、めっき液噴射ノズル5aの延在方向R1とめっき液噴射方向S1とが交差しているが、必ずしも両者(R1とS1)が直交した状態で交差している必要はない。言い換えれば、めっき液噴射ノズル5aの延在方向R1とめっき液噴射方向S1との交差角度は、90°に限らず、雌ねじ0bの表面に均一な電気めっき層が形成されるように、鋼管0及び不溶性電極4の寸法等に応じて適宜設定すれば良い。
めっき液噴射ノズル5bの延在方向R2とめっき液噴射方向S2との関係、及びめっき液噴射ノズル5cの延在方向R3とめっき液噴射方向S3との関係についても上記と同様である。
また、例えば、雌ねじ0bのねじ切り方向が右周りの場合には、めっき液噴射方向S1、S2及びS3の全てが、管軸AXを中心とする右周りの回転方向を向くように設定されることが好ましい。
また、隣合うめっき液噴射ノズル間の角度は、めっき液噴射ノズルの総数に応じて適宜設定すればよい。本実施形態のように、例えば、めっき液噴射ノズルの総数が3つである場合、隣合うめっき液噴射ノズル間の角度を120°に設定してもよい。
また、図1に示すように、鋼管0の管軸方向に対して直交する方向から視た場合、各めっき液噴射ノズル5a、5b及び5cは、管端部0a側へ向かって傾斜している。言い換えれば、各めっき液噴射ノズル5a、5b及び5cの延在方向R1、R2及びR3が、それぞれ鋼管0の管軸AXに対して傾斜している。
例えば、めっき液噴射ノズル5a(延在方向R1)と管軸AXとの間の傾斜角(図1中の符号α1)は、雌ねじ0bの表面に均一な電気めっき層が形成されるように、鋼管0及び不溶性電極4の寸法等に応じて適宜設定することが好ましい。本願発明者の調査によると、上記の傾斜角α1を45°以上90°未満の範囲で設定すると均一性の高い電気めっき層が形成されることが判明している。
また、めっき液噴射ノズル5a(延在方向R1)が、鋼管0の管軸方向に対して直交していてもよい(つまり、傾斜角α1=90°)。この場合でも、均一性の高い電気めっき層が形成されることが判明している。
めっき液噴射ノズル5bと管軸AXとの関係、及びめっき液噴射ノズル5cと管軸AXとの関係についても上記と同様である。
以上のような本実施形態の電気めっき装置1によれば、鋼管0の管端部0aの内周面に刻設された雌ねじ0bの表面に、不めっき領域のない均一な電気めっき層を形成することが可能となる。以下、その理由について説明する。
鋼管0のねじ表面に電気めっき層を形成する場合に、めっき液の噴流を与えて気泡を離脱させる方法は一般的に知られている。例えば特許文献1に記載された従来技術においても、めっき液の供給量を多くすることで、めっき液の噴流を与えることが可能である。
しかし、めっき面はねじの表面であり、ねじ山とねじ底が存在する。このため、ねじ山表面近傍では噴流が強くなるものの、ねじ底では噴流が弱くなる。電気めっき層の形成時に発生する水素ガスや酸素ガスは微細な気泡であるので、それらがねじ底(ねじの溝)に集まって大きな気泡となるまでは、ねじ底に溜まった気泡はねじ底から離脱しない。実際に生じる不めっき領域は小さな点状のものである。さらに、部材同士の締結に用いられるねじは、立体的な螺旋状に形成されている。
本願発明者は、微小な気泡をねじ底から離脱させる方法として、複数本、すなわち2本以上のめっき液噴射ノズルで雌ねじ0bの表面と不溶性電極4との間にめっき液を螺旋噴流送液する方法を見出した。しかしながら、1本のめっき液噴射ノズルを用いる場合には十分な噴流効果が得られない。
また、3本のめっき液噴射ノズルを供給口先端に設置しても、各めっき液噴射ノズルのめっき液噴射方向が適正でなければ、各めっき液噴射ノズル間の圧力バランスを適正に調整できず、十分な噴流効果が得られない。
したがって、鋼管0の管端部0aの中央の供給口に、複数本のめっき液噴射ノズルを配設し、それぞれのめっき液噴射ノズルのめっき液噴射方向を調整することにより、均一な螺旋噴流が得られる。
具体的には、図1及び図2に示すように、各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの先端が、めっき処理される鋼管0の管軸AXに対して傾けられている。めっき液噴射ノズルは3本以上設けられていることが望ましい。また、めっき処理される雌ねじ0bの表面のねじ切り方向と同じ回転方向に螺旋噴流が形成されるように、めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cのめっき液噴射方向S1、S2及びS3を設定することがさらに望ましい。
各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの先端は、雌ねじ0bの表面の全域で気泡を離脱させるために、雌ねじ0bの先端、すなわち鋼管0の管端部0aの先端0a−1よりも、鋼管0の外部に位置することが好ましい。
また、各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの先端面は、鋼管0の半径方向において雌ねじ0bと不溶性電極4との間に位置することが好ましい。
各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの先端は、雌ねじ0bへ向けて直線状に形成されているが、雌ねじ0bと不溶性電極4との間に形成される螺旋噴流の均一性を高めるために、鋼管0の径や雌ねじ0bの寸法等に応じて、例えば、各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの先端面を含む先端の一部を、鋼管0の半径方向外側へ向けて傾斜させてもよい。また、各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの先端面を含む先端の一部を、鋼管0の半径方向外側へ向けて傾斜させない場合であっても、各めっき液噴出ノズル5a、5b及び5cの指向方向(めっき液噴射方向)を、電気めっきする鋼管0が変更された場合には、鋼管0の径や雌ねじ0bの寸法等に応じて、適宜修正することが好ましい。
上記のように、本実施形態の電気めっき装置1は、雌ねじ0bと不溶性電極4との間に均一な螺旋噴流を形成できるので、雌ねじ0bのねじ底に残留している気泡を効率的に除去することができる。
従って、本実施形態の電気めっき装置1によれば、鋼管0の管端部0aの内周面に刻設された雌ねじ0bの表面に、不めっき領域のない均一な電気めっき層を形成することが可能となる。
また、本実施形態の電気めっき装置1によれば、管端部シール機構3に大気開放口3bを設けることにより、使用後のめっき液の排出が早くなるので、雌ねじ0bに形成された電気めっき層の表面の変色を抑制することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が挙げられる。例えば、図1及び図2に示しためっき液供給機構5に替えて、図3及び図4に示すような構成を備えるめっき液供給機構7を用いても良い。図3は、本変形例におけるめっき液供給機構7を、鋼管0の管軸方向に対して直交する方向から視た図である。図4は、図3のB−B矢視断面図(つまり、鋼管0の管軸方向において鋼管0の内側から外側を視た図)である。
図3及び図4に示すように、本変形例におけるめっき液供給機構7は、鋼管0の管軸AXを中心として放射状に延在する複数(本実施形態では一例として3つ)のめっき液噴射ノズル7a、7b及び7cを有している。図4に示すように、鋼管0の管軸方向から視た場合、各めっき液噴射ノズル7a、7b及び7cの先端(図4中の符号7a−1、7b−1、7c−1を参照)は、雌ねじ0bと不溶性電極4との間に位置している。
また、鋼管0の管軸方向から視た場合、各めっき液噴射ノズル7a、7b及び7cは、それぞれ先端に形成された噴射口(図4中の符号7d、7e、7fを参照)から、めっき液噴射ノズルの延在方向(図4中の符号R11、R12、R13を参照)に対して交差する方向であって、且つ管軸AXを中心とする右周り或いは左周りの回転方向に向かってめっき液を噴射する。以下では、このような各めっき液噴射ノズル7a、7b及び7cからめっき液が噴射される方向をめっき液噴射方向(図4中の符号S11、S12、S13を参照)と呼称する。
なお、各めっき液噴射方向S11、S12及びS13は、上記のように管軸AXを中心とする右周り或いは左周りのいずれか一方の回転方向に設定されていれば良いが、不めっき領域の発生をより効果的に抑制するためには、各めっき液噴射方向S11、S12及びS13が、雌ねじ0bのねじ切り方向と同一の右周り或いは左周りの回転方向に設定されていることが好ましい。
図4に示すように、めっき液噴射ノズル7aの延在方向R11とめっき液噴射方向S11とが交差しているが、必ずしも両者(R11とS11)が直交した状態で交差している必要はない。言い換えれば、めっき液噴射ノズル7aの延在方向R11とめっき液噴射方向S11との交差角度は、90°に限らず、雌ねじ0bの表面に均一な電気めっき層が形成されるように、鋼管0及び不溶性電極4の寸法等に応じて適宜設定すれば良い。
めっき液噴射ノズル7bの延在方向R12とめっき液噴射方向S12との関係、及びめっき液噴射ノズル7cの延在方向R13とめっき液噴射方向S13との関係についても上記と同様である。
また、例えば、雌ねじ0bのねじ切り方向が右周りの場合には、めっき液噴射方向S11、S12及びS13の全てが、管軸AXを中心とする右周りの回転方向を向くように設定されることが好ましい。
また、隣合うめっき液噴射ノズル間の角度は、めっき液噴射ノズルの総数に応じて適宜設定すればよい。図4に示すように、めっき液噴射ノズルの総数が3つである場合、隣合うめっき液噴射ノズル間の角度を例えば120°に設定してもよい。
また、図3に示すように、鋼管0の管軸方向に対して直交する方向から視た場合、各めっき液噴射ノズル7a、7b及び7cは、鋼管0の管軸方向に対して直交している。言い換えれば、各めっき液噴射ノズル7a、7b及び7cの延在方向R11、R12及びR13が、鋼管0の管軸方向に対して直交している。
そして、例えば、図5に示すように、めっき液噴射ノズル7aの延在方向R11から視た場合、めっき液噴射ノズル7aは、管軸方向及び延在方向R11に直交する基準方向Vから管端部0a側へ傾斜した方向へめっき液を噴射する。
つまり、めっき液噴射ノズル7aの延在方向R11から視た場合、めっき液噴射ノズル7aのめっき液噴射方向S11は、基準方向Vから管端部0a側へ傾斜している。
めっき液噴射ノズル7aのめっき液噴射方向S11と基準方向Vとの間の傾斜角(図5中の符号α2)は、雌ねじ0bの表面に均一な電気めっき層が形成されるように、鋼管0及び不溶性電極4の寸法等に応じて適宜設定することが好ましい。本願発明者の調査によると、上記の傾斜角α2を0°超45°以下の範囲(より好ましくは0°超20°以下の範囲)で設定すると、不めっき領域のない均一な電気めっき層が形成されることが判明している。
また、めっき液噴射ノズル7aが、基準方向Vへめっき液を噴射するようにしても良い。この場合、めっき液噴射ノズル7aのめっき液噴射方向S11と基準方向Vとが一致する(つまり、傾斜角α2=0°)ことになる。この場合でも、均一性の高い電気めっき層が形成されることが判明している。めっき液噴射ノズル7b及び7cについても上記と同様である。
以下、本発明の実施例について説明する。
脱脂液(水酸化ナトリウム=50g/L)、Niストライク浴(塩化ニッケル=250g/L、塩酸=80g/L)、銅めっき浴(硫酸銅=250g/L、硫酸=110g/L)を建浴し、図1に示す電気めっき装置1を用い、表1に示す工程及び条件で銅めっきを施した。
Figure 2014007090
めっき液噴射ノズル方式とめっき液噴射ノズルの本数、さらに大気開放口の有無を変え、不めっき領域の有無(Good;皆無、Normal;少し発生、Bad;多く発生)とめっき表面変色の有無(Good;無、Bad;有)を調査した。結果を表2に示す。なお、表2の「ノズル方式」の欄における管外個別とは、めっき液噴射ノズルを一本ずつ管端部シール機構の本体に固定し、管外からホースを介して各めっき液噴射ノズルに個別にめっき液を供給する方式(比較例1、2)を意味する。また、表2の「ノズル方式」の欄における管内共通とは、図1に示すめっき液噴射ノズルの配置を用いる方式(実施例1、2、3)を意味する。
Figure 2014007090
表2に示すように、めっき液噴射ノズルを管外から個別に設けた場合(比較例1、2)では、めっき液噴射ノズルの本数を3本にしても均一な螺旋噴流が得られず、不めっき領域が発生する。
これに対して、管内共通にめっき液噴射ノズルを3本以上設けた場合(実施例1、2)、不めっき領域が発生しないことがわかる。これは、雌ねじと不溶性電極の陽極との間に均一な螺旋噴流が形成されることにより、雌ねじのねじ底に残留している気泡が効率的に除去されたためと考えられる。
さらに、大気開放口を管上部位置に設けることにより、めっき液の排出が迅速に行われ、電気めっき層の表面変色が起こらないことも確認された。
なお、表2における実施例3(めっき液噴射ノズルが2本の場合)は、不めっき領域が若干発生するものの問題のないレベルであり、気泡の除去効果が充分に見られた。
この結果から理解されるように、めっき時に発生する陽極からの酸素ガスが滞留することによって不めっき領域が発生することを防止するためには、噴流を与える方法が考えられるが、単にめっき液噴射ノズルを管外から設けるだけでは、平形状の場合では効果があるが、螺旋状のねじ形状ではねじ底に気泡が滞留して不めっき領域が生じる。めっき液噴射ノズルの本数を多くしても均一な噴流が得られず不めっき領域が発生する。
これに対して、管内共通にめっき液噴射ノズルを複数本、すなわち2本以上設けると雌ねじと不溶性電極との間に均一な螺旋噴流を形成でき、効率的にねじ底の残留気泡を除去し、不めっき領域の発生を防止できる。めっき液噴射ノズルの本数は好ましくは3本であり、不めっき領域の発生を確実に防止できる。さらに、大気開放口を設けることにより、めっき液の排出が迅速に行われ、めっきされた雌ねじの表面の変色が起こらない。
0 鋼管
0a 管端部
0a−1 管端部の先端
0b 雌ねじ
0c 所定の位置
1 電気めっき装置
2 管内部シール機構
3 管端部シール機構
3a 本体
3b 排液促進機構(大気開放口)
3c 排液口
4 不溶性電極
5、7 めっき液供給機構
5a、5b、5c めっき液噴射ノズル
7a、7b、7c めっき液噴射ノズル
5a−1、5b−1、5c−1 めっき液噴射ノズルの先端
7a−1、7b−1、7c−1 めっき液噴射ノズルの先端
6 通電棒

Claims (6)

  1. 鋼管の管端部の内周面に刻設された雌ねじの表面に電気めっき層を形成する電気めっき装置であって、
    前記雌ねじよりも前記鋼管の管軸方向の内側において前記鋼管の内部流路を閉塞する管内部シール機構と;
    前記管端部の内部において前記雌ねじに対向するように配置された筒状の不溶性電極と;
    前記鋼管の管軸を中心として放射状に延在する複数のノズルを有すると共に前記管端部の外側に配置されためっき液供給機構と;
    前記複数のノズルを内部に収容すると共に、前記管端部の外周面に密着した状態で前記管端部に装着された管端部シール機構と;
    を備え、
    前記管軸方向から視た場合、
    前記各ノズルの先端は、前記雌ねじと前記不溶性電極との間に位置し;
    前記各ノズルは、前記先端に形成された噴射口から、前記ノズルの延在方向に対して交差する方向であって、且つ前記管軸を中心とする右周り或いは左周りの回転方向に向かってめっき液を噴射する;
    ことを特徴とする電気めっき装置。
  2. 前記各ノズルは、前記管軸方向に対して直交している、或いは前記管端部側へ向かって傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の電気めっき装置。
  3. 前記各ノズルは、前記管軸方向に対して直交していると共に、前記ノズルの延在方向から視た場合に、前記管軸方向及び前記延在方向に直交する基準方向へ前記めっき液を噴射するか、或いは前記基準方向から前記管端部側へ傾斜した方向へ前記めっき液を噴射することを特徴とする請求項1に記載の電気めっき装置。
  4. 前記めっき液供給機構は、前記ノズルを3つ備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気めっき装置。
  5. 前記管端部シール機構は、
    使用後のめっき液を排出するための排出口と;
    前記使用後のめっき液の排出を促進するための排液促進機構と;
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気めっき装置。
  6. 前記排液促進機構は、前記管端部シール機構における、前記鋼管よりも上方の位置に配置された大気開放口であることを特徴とする請求項5に記載の電気めっき装置。
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