JPWO2014003069A1 - 甲殻類用飼料 - Google Patents

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Abstract

抗生物質を用いずとも、甲殻類のウイルスによる感染症を予防・治療し得る方法、及び、ウイルス感染症の予防・治療用飼料を提供することを目的とする。本発明は、甲殻類のウイルス感染症の予防・治療方法であって、甲殻類に、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを、体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与することを特徴とする方法である。また本発明は、有効成分として、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを1ppm以上含有し、有効成分である補酵素Qが体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与されることを特徴とする、甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料でもある。

Description

本発明は、甲殻類を飼育するに際し、補酵素Qを投与することによりウイルスによる感染症を予防・治療する方法、及び、補酵素Qを有効成分として含有する甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料に関する。
エビやカニ等の甲殻類を養殖する場合、多くは経済性を高めるために高密度で飼育されている。そのため、各種ウイルスや細菌等に感染しやすく、また、その感染が広がりやすい環境下にある。いったん感染した場合には、養殖区域内での感染が急速に広まり、生育不良・死亡率の増加等により、大きく生産性が低下するため、著しい経済損失を被ることが大きな問題となっている。
一方、無脊椎動物である甲殻類では、脊椎動物、例えば、魚類、鳥類、哺乳類の場合とは免疫機構が大きく異なっている。甲殻類等の無脊椎動物では、脊椎動物が持つ液性免疫である抗体や細胞性免疫による適応免疫の防御機構を保有しておらず、食作用などの細胞性因子と抗菌ペプチドなどによる体液性因子のみからなる自然免疫系のみに依存している。したがって通常脊椎動物ではなし得ることのできる免疫防御機構が甲殻類では期待できないケースの方が多い。
こうした問題に対して、これまでは抗生物質を投与することで対応してきたが、現在既に、欧州や韓国では、甲殻類の増体(体重増加)や感染予防目的での抗生物質の使用が禁止されており、日本を含め多くの国でも抗生物質の使用が禁止される方向に進んでいる。そのため、抗生物質を使用せずにウイルスや細菌などの感染による生産性低下を回避する方法が求められてきた。
このような背景の下、甲殻類の感染症を予防又は治療する方法として、特許文献1に、ラクチュロース以外のオリゴ糖を有効成分とするウイルス症に対する薬剤が提案されている。しかし本薬剤はその効果の程度などから養殖現場で汎用的に使用されるには至っていない。また、特許文献2に、プロアントシアニジンを用いることで、養殖海水の溶存酸素濃度の減少を抑制し、斃死をなくすことができるという甲殻類の飼育方法が提案されているが、本方法もまたその効果の程度などから養殖現場で汎用的に使用されるには至っていない。つまり、抗生物質の代替となる汎用的な方法が確立されていないのが現状である。
特開平10−45605 特開2002−199848
本願発明は、抗生物質を用いずとも、甲殻類のウイルスによる感染症を予防・治療し得る方法、並びに甲殻類のウイルスの感染症の予防・治療用飼料を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく、鋭意、研究を重ねた結果、驚くべきことに、補酵素Qが、甲殻類のウイルス感染による生産性の低下を回避し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、甲殻類のウイルス感染症の予防・治療方法であって、甲殻類に、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを、体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与することを特徴とする方法である。
また、本発明は、甲殻類の飼育方法であって、甲殻類に、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを、体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与することにより、ウイルス感染を原因とする生産性低下を防止または軽減する方法である。
さらに本発明は、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを1ppm以上含有し、有効成分である補酵素Qが体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与されることを特徴とする、甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料である。
本発明によれば、抗生物質あるいはその他の化学的薬剤を用いずとも甲殻類のウイルスによる感染症を予防又は治療することができ、ひいては、これら感染症を原因とする甲殻類の養殖における生産性低下を防止あるいはその影響を軽減することができる。
本発明は、甲殻類に補酵素Qまたは補酵素Qを含有する飼料を投与することで、ウイルスによる甲殻類の感染症を予防及び/又は治療する方法であり、また、甲殻類の養殖において、補酵素Qまたは補酵素Qを含有する飼料を投与することで、上記ウイルス感染症による生産性の低下を防止又は軽減する甲殻類の飼育方法でもある。
本発明の対象となる甲殻類としては特に制限されず、養殖対象となる一般的な甲殻類として、例えば、エビ、カニ、フジツボ、オキアミ等が挙げられるが、好ましくは、エビ、カニであり、特に好ましくはエビである。エビとしては特に制限されないが、例えば、ブラックタイガー(ウシエビ)、バナメイエビ、クルマエビ、ボタンエビ、甘エビ、コウライエビ(大正エビ)、クマエビ、伊勢エビ、ロブスター等を挙げることができ、好ましくは、ブラックタイガー、バナメイエビ、クルマエビ等が挙げられる。カニとしては特に制限されないが、例えば、ズワイガニ、中国モクズガニ(上海ガニ)、紅ズワイガニ、毛ガニ、タラバガニ、アブラガニ等を挙げることができる。
本発明で用いられる補酵素Qとは、下記式(1)で表される酸化型補酵素Q及び/又は下記式(2)で表される還元型補酵素Qを表す。本明細書において、補酵素Qとのみ記載した場合は、酸化型、還元型を問わず、両者が混在する場合には混合物全体を表すものである。
Figure 2014003069
Figure 2014003069
補酵素Qは、動植物中に広く存在し、極めて安全性が高いことが知られている。本発明で使用される補酵素Qは、化学合成、微生物による発酵や天然物からの抽出等の製造形態を問わずいずれの補酵素Qも使用することができるが、微生物による発酵によって製造されるものが好ましく、そのなかでも酵母又は細菌による発酵によって製造されるものがより好ましい。また、微生物による発酵や天然物からの抽出によって製造された補酵素Qを使用する場合、補酵素Qの効果を十分に発揮する観点から、精製された補酵素Qを使用するのが好ましい。この場合、例えば補酵素Qの純度としては特に制限されないが、通常80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、特に好ましくは97%以上である。上限は言うまでもなく100%である。
補酵素Qは、その起源となる生物によって、前記式(1)及び(2)においてnで表される側鎖の長さが異なっており、甲殻類の中では、n=10である補酵素Q10を生合成するものが多い。この観点から、本発明で用いられる補酵素Qとしては、全補酵素Q中の補酵素Q10の含量が50%以上であるものを用いる必要がある。全補酵素Q中の補酵素Q10の含量としては、好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上、特に好ましくは90%以上、とりわけ好ましくは95%以上である。上限は特に限定されず、100%であってもかまわないが、通常99.5%程度で十分である。
また、本発明で使用される補酵素Qは、酸化型補酵素Q、還元型補酵素Qのどちらか一方に限定はされず、これらの混合物であってもよく、それらの混合割合も制限されないが、経済性の観点から酸化型補酵素Qや、酸化型補酵素Qを主成分(例えば60%以上)とする混合物を使用するのが好ましい。
本発明の予防・治療方法の対象となる甲殻類の感染症は、ウイルスを主因とするものである。本発明の対象となるウイルスとしては、甲殻類の養殖において重大な生産性低下を引き起こす、ホワイトスポットウイルス、イエローヘッド病ウイルス、タウラ症候群ウイルス、伝染性皮下造血器壊死症ウイルス、バキュロウイルス、急性ウイルス血症ウイルス、ヘパトパンクリアティックパルボウイルス、中腸腺壊死症ウイルス、RV−PJ感染症ウイルス等が挙げられる。この中でも本発明の方法は、ホワイトスポットウイルスによる感染症に対して特に有効である。
本発明でいう、ウイルスによる感染を原因とする生産性低下とは、ウイルス感染に伴う、死亡率増加や体重減少/成長遅延等の甲殻類の養殖における漁獲高の減少を意味する。すなわち、本発明の方法により、ウイルス感染による死亡率増加や体重減少を回避・抑制し、本来期待される漁獲高に近づけることができる。言うまでもなく、ウイルスに感染した後の回復を早めることにより、体重の減少/成長遅延を回避・抑制することも本発明の範疇である。
本発明において、感染症の主因がウイルスである場合に、補酵素Qの使用量と予防・治療効果の関係が、特定の数値をピークとし有効な範囲が限られたベルシェイプとなることが初めて見いだされた。この観点から、本発明においては、甲殻類の体重1kgあたりの補酵素Qの投与量が1.2〜8mg/日となるように補酵素Qや補酵素Qを含有する飼料を投与する必要がある。補酵素Qの投与量の下限としては、上記範囲を満たす限り特には限定されないが、好ましくは体重1kgあたり1.5mg/日以上、より好ましくは1.8mg/日以上、特に好ましくは2mg/日以上である。上限も上記範囲であれば特に限定されないが、好ましくは体重1kgあたり6mg/日以下、より好ましくは5mg/日以下である。
本発明において、補酵素Qや補酵素Qを含有する飼料を甲殻類に投与・摂取させる期間としては、補酵素Qの量や摂取の目的、対象甲殻類の種類、ウイルスの種類、体重、日齢、供与飼料、飼育環境等によって異なるため、一概に規定できないが、補酵素Qの効果を十分に発揮させるためには、一般的には1週間以上継続して投与・摂取させるのが好ましい。より好ましくは4週間以上であり、さらに好ましくは8週間以上である。
本発明において、補酵素Qや補酵素Qを含有する飼料を甲殻類に投与・摂取させる時期としては、補酵素Qの量や摂取の目的、対象甲殻類の種類、ウイルスの種類、体重、日齢、供与飼料、飼育環境等によって異なるため、一概には規定できないが、例えば水温・季節などの環境状況から感染が予想される時期や近隣で感染が発生した場合に予防的に投与・摂取させても良く、あるいは実際に感染が確認されてから治療目的で投与・摂取させてもよい。一般的には、特定時期に限定されず、飼育全期間に投与することが好ましい。
本発明においては、補酵素Qを直接、粉体状態、あるいは溶液状態で経口剤として甲殻類に投与することも出来る。当該経口剤としては、例えば粉末剤であってもよく、結合剤を加えて顆粒剤としても良い。また、粉末剤や顆粒剤を打錠した錠剤やチュアブル錠としても良いし、カプセルに充填してカプセル剤としても構わない。またいわゆる、経口剤の他、補酵素Qを乳化製剤あるいは水溶化製剤として、養殖槽の海水に直接添加しても良い。
また、本発明においては、補酵素Qを飼料に混ぜて甲殻類に与えるのが、投与の簡便性から好ましい。すなわち、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを有効成分として含有する、甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料も本発明の一態様である。
飼料への補酵素Qの添加方法については、特に制限されるものではない。ただし、補酵素Qとして微生物等の生物由来のものを用いる場合には、本発明の効果を最大化する観点からは、生物体の乾燥物や破砕物として添加するのではなく、生物体から抽出・分離され、部分的あるいは完全に精製された補酵素Qを添加するのが好ましい。
補酵素Qは、直接飼料に添加混合してもよく、また、必要に応じて補酵素Qを添加した飼料添加物やプレミックスを、飼料に添加して補酵素Q含有飼料としても良いし、補酵素Q含有飼料として、顆粒剤や錠剤、チュアブル錠等の形態の飼料としてもよい。飼料中に補酵素Qを均一に混合させる観点からは、補酵素Qを直接飼料に混合するよりも、補酵素Q含有飼料添加物、あるいは補酵素Q含有プレミックスとした後に、当該補酵素Q含有飼料添加物や補酵素Q含有プレミックスを飼料へと混合するのが好ましい。
飼料中の補酵素Q含有量は、甲殻類の種類、体重、週齢、供与飼料、飼育環境等により異なり、一概には規定できないが、対象となる甲殻類の飼料の摂取量を勘案し、有効成分である補酵素Qの投与量が甲殻類の体重1kgあたり1.2〜8mg/日の範囲内となるよう、適宜調整して決定すれば良い。具体的には、飼料中の補酵素Q含有量として、通常1ppm以上、好ましくは10ppm以上、より好ましくは50ppm以上、さらに好ましくは100ppm以上、特に好ましくは120ppm以上である。上限は、特に限定されないが、通常800ppm以下、好ましくは600ppm以下、より好ましくは500ppm以下、さらに好ましくは400ppm以下、特に好ましくは300ppm以下である。好適には100〜400ppmの範囲で使用し得る。なお、補酵素Qを含有する飼料と、含有しない飼料を併用することも出来、その場合はこの限りではない。
補酵素Q含有飼料添加物や補酵素Q含有プレミックスを用いて、本発明の補酵素Q含有飼料を調製する場合、当該飼料添加物またはプレミックスにおける補酵素Qの含有量は、特に制限されないが、通常1重量%以上、好ましくは2重量%以上、より好ましくは3重量%以上である。また、上限も特に制限されないが、通常20重量%以下、好ましくは15重量%以下、より好ましくは10重量%以下である。
本発明で補酵素Qを添加混合するための、甲殻類用飼料の原料は特に制限されず、一般に用いられている原料が使用される。そのような原料として、例えば、穀類(とうもろこし、マイロ、大麦、小麦等)、糟糠類(米ぬか、籾殻、ふすま等)、植物性油粕類(大豆油粕、菜種油粕等)、動物性飼料(魚粉、骨肉粉等)、食塩、オリゴ糖類、二酸化ケイ素やケイ酸類等のケイ素含有化合物、各種ビタミン類、ミネラル類(炭酸カルシウム、第2リン酸カルシウム、ゼオライト等)、アミノ酸類および有機酸類等が挙げられる。またこれら原料があらかじめ混合された市販の混合飼料を用いることもできる。
また、補酵素Q含有飼料添加物や補酵素Q含有プレミックスに添加混合できる成分としては、上記原料の他に、生菌剤(例えば、エンテロコッカス類、バチルス類、ラクトバチルス類、ビフィズス菌類等)、抗酸化剤(例えば、エトキシン、ジブチルヒドキシトルエン等)、防かび剤(例えば、プロピオン酸、プロピオン酸カルシウム等)、粘結剤(例えば、アルギン酸ナトリウム、カゼインナトリウム、カルボキシメチルセルロース等)、乳化剤(例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等)、アミノ酸(例えば、DL−アラニン、L−アルギニン、塩酸L−リジン等)、ビタミン(例えば、L−アスコルビン酸、β−カロチン、酢酸dl−α−トコフェロール等)、ミネラル(例えば、塩化カリウム、クエン酸鉄、酸化マグネシウム等)、色素(例えばアスタキサンチン、カンタキサンチン等)、酵素(例えばアミラーゼ、フィターゼ、リパーゼ等)、有機酸(ギ酸、酢酸、乳酸等)が挙げられるが、これらに限定されない。
さらに、上記補酵素Qの他に薬剤学的に許容される他の製剤素材を、常法により適宜添加混合してもよい。このようなものとしては特に限定されず、例えば、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、酸化防止剤、着色剤、凝集防止剤、吸収促進剤、溶解補助剤、安定化剤などが挙げられる。
上記酸化防止剤としては特に限定されず、例えば、アスコルビン酸、トコフェロール、ビタミンA、β−カロチン、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、クエン酸などが挙げられる。
上記吸収促進剤としては特に限定されず、例えば高級アルコール類、高級脂肪酸類、グリセリン脂肪酸エステルなどの界面活性剤などが挙げられる。
本発明の甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料を甲殻類用の生産性低下の防止又は軽減のために使用する場合、当該飼料中に抗酸化物質あるいは抗酸化酵素を共に含有させる事ができる。抗酸化物質としては特に限定はされないが、例えば、ビタミンE、ビタミンE誘導体、ビタミンC、ビタミンC誘導体、プロブコール、リコペン、ビタミンA、カロテノイド類、ビタミンB、ビタミンB誘導体、フラボノイド類、ポリフェノール類、グルタチオン、ピロロキノリンキノン、ピクノジェノール、フラバジェノール、又はセレンなどが適している。上記は単一で用いても良いし、二種以上を混合しても良い。また、抗酸化酵素としては、特に限定はされないが、例えば、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、グルタチオンペルオキシダーゼ、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ、グルタチオン還元酵素、カタラーゼ、又はアスコルビン酸ペルオキシダーゼなどが適している。上記は単一で用いても良いし、二種以上を混合しても良い。
さらに、本発明の甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料を甲殻類の生産性低下の防止又は軽減のために使用する場合、既存の免疫賦活剤を当該飼料中に共に含有させることができる。免疫賦活剤としては特に限定はされないが、フコイダン、β―グルカンなどの多糖類、ラクトフェリン、プロポリス、ビフィズス菌などが挙げられる。
上記本発明の方法によって、抗生物質あるいはその他の薬剤を用いずとも、甲殻類のウイルスによる感染症を予防・治療でき、ひいては感染症による甲殻類の生産性の低下を回避あるいはその影響を軽減することができる。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
(飼料の作成)
魚粉、ミネラル、ビタミンなどを含む市販のエビ用飼料に、酸化型補酵素Q10をそれぞれ0.02%、0.1%量添加し、水を加えて充分に混合し、乾燥して、酸化型補酵素Q10含有プレミックスを調製した。それらに、市販のエビ用飼料と水を加え、造粒・乾燥を行い、酸化型補酵素Q10の含有量がそれぞれ200ppmまたは1000ppmのエビ用飼料を作製した。なお、対照群には補酵素Q10が添加されていない市販のエビ用飼料をそのまま使用した。
(試験方法)
クルマエビを用い、平均体重が同程度となるように20尾ずつ3群に選別し、それぞれ、市販のエビ用飼料(対照群)、200ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料、1000ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を、下記強制感染の7日前から感染後15日後まで投与した。試験期間のクルマエビの体重と飼料摂取量から、200ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、クルマエビ体重1kgに対し1日あたり2mg(2mg/kg投与群)、1000ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、クルマエビ体重1kgに対し1日あたり10mg(10mg/kg投与群)となった。
強制感染は、以下のようにして実施した。すなわち、ホワイトスポットウイルス(WSV)に感染し死亡したクルマエビ4尾から頭胸部(殻除去)・遊泳脚を取り出して滅菌海水中でホモジナイズし、遠心分離を行い、得られた上澄液を滅菌海水に加えて混合した後、感染用ポリ容器中の30Lの海水に懸濁し、よく撹拌した。その中に試験に使用するエビを2時間浸漬してウイルスに感染させた。
強制感染後、各群の症状の発現および死亡の有無を調べた。
(試験結果)
各群の強制感染後の死亡数の推移を表1に示す。表1に示したとおり、酸化型補酵素Q10を含有する飼料を投与した群では、感染6日目以降の死亡が見られなかったのに対し、対照区では6日目以降も死亡が続いた。また、累積の死亡率は対照区が90%であったのに対して、補酵素Q10 2mg/kg投与群では25%、補酵素Q10 10mg/kg投与群では65%と死亡率の大幅な改善が見られた。また、補酵素Qの投与量は多ければよいというものではなく、むしろ、10mg/kg投与群では2mg/kg投与群に比べて効果が低下し、補酵素Qの投与量に対して死亡率の抑制効果にベルシェイプの傾向が見られることがわかった。
Figure 2014003069
(飼料の作成)
魚粉、ミネラル、ビタミンなどを含む市販のエビ用飼料に、酸化型補酵素Q10を0.1%量添加し、水を加えて充分に混合し、乾燥して、酸化型補酵素Q10含有プレミックスを調製した。それに、酸化型補酵素Q10の濃度がそれぞれ80ppm、160ppm、400ppmとなるように、市販のエビ用飼料と水を加え、造粒・乾燥を行い、酸化型補酵素Q10を含有するエビ用飼料を作製した。なお、対照群には補酵素Q10が添加されていない市販のエビ用飼料をそのまま使用した。
(試験方法)
クルマエビを用い、平均体重が同程度となるように20尾ずつ4群に選別し、それぞれ、市販のエビ用飼料(対照群)、80ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料、160ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料、400ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を、下記強制感染の7日前から感染後7日後まで投与した。試験期間のクルマエビの体重と飼料摂取量から、80ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、クルマエビ体重1kgに対し1日あたり1mg(1mg/kg投与群)、160ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、クルマエビ体重1kgに対し1日あたり2mg(2mg/kg投与群)、400ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、クルマエビ体重1kgに対し1日あたり5mg(5mg/kg投与群)となった。
強制感染は、以下のようにして実施した。ホワイトスポットウイルス(WSV)に感染し死亡したクルマエビ4尾から頭胸部(殻除去)・遊泳脚を取り出して滅菌海水中でホモジナイズし、遠心分離を行い、得られた上澄液を滅菌海水に加えて混合してWSV液を調製した。このWSV液0.1mLを試験に使用するクルマエビの第3腹節部に打中し、ウイルスに感染させた。
強制感染後、各群の症状の発現および死亡の有無を調べた。
(試験結果)
各群の強制感染7日後の死亡数を表2に示す。表2に示したとおり、酸化型補酵素Q10を1日あたり2mg/kgもしくは5mg/kg投与した群で、顕著な死亡数の改善が見られること、また、5mg/kg投与群と比較してより投与量の少ない2mg/kgでの効果の方が若干高いことがわかった。
Figure 2014003069
(参考例1)
(飼料の作成)
魚粉、ミネラル、ビタミンなどを含む市販のエビ用飼料に、酸化型補酵素Q10の濃度がそれぞれ20ppm、100ppm、500ppmとなるよう酸化型補酵素Q10を添加、混合して2種類の飼料を製造し、試験飼料とした。対照群には魚粉、ミネラル、ビタミンなどを含む市販のエビ用飼料をそのまま使用した。
(試験方法)
購入した孵化後12日目のバナメイエビを用い、3週間予備飼育した後、平均体重が0.13±0.01gとなるように3群に選別した。選別されたエビは、ビブリオ菌(Vibrio harvei(菌数:1×108cfu/ml))を拡散した海水に40分間浸してVibrio harveiに感染させたのち、水槽に収容した。それぞれの群に、市販のエビ用飼料(対照群)、補酵素Q10を20ppm含有する試験飼料、補酵素Q10を100ppm含有する試験飼料、補酵素Q10を500ppm含有する試験飼料を与えながら、28日間養殖した。試験期間のバナメイエビの体重と飼料摂取量から、20ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、バナメイエビ体重1kgに対し1日あたり0.8mg(0.8mg/kg投与群)、100ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、バナメイエビ体重1kgに対し1日あたり4mg(4mg/kg投与群)、500ppmの酸化型補酵素Q10含有飼料を与えた群の酸化型補酵素Q10の投与量は、バナメイエビ体重1kgに対し1日あたり20mg(20mg/kg投与群)となった。
なお、各水槽に閉鎖循環式濾過槽を併設し、アンモニアおよび亜硝酸を制御するために閉鎖循環濾過槽内に硝化細菌(Pondprotect、ノバザイムズバイオロジカルズ社製)を0.3g/Lの割合で加え、0.2L/分にて循環した。また、毎週、塩分を測定して蒸発した分の蒸留水を加えて塩分を一定値(30psu)に調整した。
ビブリオ菌感染から14,21,28日後に、それぞれ各群の生残数を計数した。
(試験結果)
各群のバナメイエビの生残率を表3に示す。生残率は、試験期間を通じて、対照群に比べ、酸化型補酵素Q10を投与した群の方が高く、またその投与量が多いほどその効果が高まることが確認された。ビブリオ菌といった細菌による感染では、ウイルスによる感染とは異なり、ベルシェイプとはならないことがわかる。
Figure 2014003069
製造例1
(補酵素Q10含有プレミックス)
下記配合割合で、酸化型補酵素Q10、二酸化ケイ素、ゼオライトを均一に混合した後、この混合物を脱脂米ぬかに加え、再度、均一に混合し、下記組成からなる酸化型補酵素Q10を5重量%含むプレミックスを調製した。

酸化型補酵素Q10: 5重量%
二酸化ケイ素 :10重量%
ゼオライト :10重量%
脱脂米ぬか :75重量%
製造例2
(補酵素Q10含有飼料)
製造例1で作成した酸化型補酵素Q10含有プレミックスに、脱脂米ぬか、大豆粕及び魚粉を加え、均一に混合し、下記組成からなる酸化型補酵素Q10を100ppm含有する甲殻類用飼料を調製した。

酸化型補酵素Q10:100ppm
二酸化ケイ素 :200ppm
ゼオライト :200ppm
脱脂米ぬか :19.95%
大豆粕 :30.00%
魚粉 :50.00%

Claims (5)

  1. 甲殻類のウイルス感染症の予防・治療方法であって、甲殻類に、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを、体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与することを特徴とする方法。
  2. 甲殻類の飼育方法であって、甲殻類に、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを、体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与することにより、ウイルス感染を原因とする生産性低下を防止または軽減する方法。
  3. 甲殻類がエビ又はカニである請求項1又は2に記載の方法。
  4. ウイルスがホワイトスポットウイルスである請求項3に記載の方法。
  5. 有効成分として、全補酵素Q中の補酵素Q10含量が50%以上である補酵素Qを1ppm以上含有し、有効成分である補酵素Qが体重1kgあたり1.2〜8mg/日の投与量で投与されることを特徴とする、甲殻類のウイルス感染症の予防・治療用飼料。
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