JPWO2014002156A1 - 電気音響変換器の実装構造及び電気音響変換器が実装された電子機器 - Google Patents

電気音響変換器の実装構造及び電気音響変換器が実装された電子機器 Download PDF

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Abstract

電気音響変換器自体の振動を十分に抑えることができる電気音響変換器の実装構造及び電子機器を提供することを課題とする。スピーカ(4)と、スピーカ(4)と当該スピーカ(4)を実装する電子機器(3)との間に挟持される制振部材(5)と、を備えるスピーカ(4)の実装構造(200)であって、スピーカフレーム(41)の電子機器(3)側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部(41A)を備え、制振部材(5)のスピーカ(4)側の表面は、スピーカフレーム(41)の第1の凹凸部(41A)と篏合するように、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部(5A)を備える。

Description

本発明は電気音響変換器の実装構造及び当該実装構造により電気音響変換器を実装する電子機器に関する。
携帯電話の技術分野においては、音響機能を商品価値として有する薄型でスタイリッシュな携帯電話の開発が活発に行われている。音響機能としては、音楽再生機能、ハンズフリーイヤーホンマイク機能などがある。
特に、携帯電話の技術分野においては、筐体の薄型化が促進されており、そのため、筐体剛性が低下していく傾向にある。
また、動画再生などのアミューズメント機能が強化されている。これに伴って、音響機能としては、高音質化・音量の大音量化が求められている。そのため、ハイパワーを有するスピーカを携帯電話に搭載することが不可欠となっている。
このような開発環境のため、携帯電話の技術分野では、スピーカが鳴動した時の筐体振動の抑制が大きな課題となっている。
通常の携帯電話においては、携帯電話への筐体に直接スピーカが実装されている。そのため、スピーカが鳴動する時に発生するスピーカ自身の振動が筐体に直接伝播し、筐体が振動する。
スピーカと比較して筐体の面積は大きいため、僅かな振動量でも大音圧を放射する。そのため、筐体の振動とスピーカから発生する音波とが干渉して、携帯電話の音響特性を大きく劣化させてしまう。
筐体の振動を抑制する方法として、筐体が振動する際に、応力が集中する箇所の筐体剛性を強化するものが知られている。具体的には、応力が集中する筐体の部分の厚みを増加させることや補強部材を配置することが行われている。この方法は、携帯電話自体の厚みを増してしまったり、デザインへ影響を与えてしまったりするため、必ずしも好ましい方法ではない。
また、別の方法として、筐体の基本共振周波数近傍におけるスピーカへの入力電圧を低減する方法が知られている。しかし、この方法は、スピーカの音響特性に影響を与えるため、好ましい方法ではない。
また、特許文献1には、2枚の鋼板の間に熱硬化性アクリル樹脂を挟んでなる制振金属板を用いてスピーカフレームを成形することにより、スピーカフレーム自体の振動を抑えるものが記載されている。
また、特許文献2には、スピーカフレームとスピーカキャビネットとの間に、2枚の鋼板の間に制振樹脂を挟んでなる制振ラミネートシートを設けることにより、スピーカフレームからスピーカキャビネットへ振動が伝わるのを防止するものが記載されている。
また、特許文献3には、制振材として、少なくとも1層の剛体からなる板と、少なくとも1層の高分子粘弾性層と、からなる積層体が記載されている。
また、特許文献4には、スピーカ装置を複数の切欠きが設けられた表皮材を介して車体パネルに取り付けることにより、スピーカ装置から車体パネルへの振動の伝達を防止するものが記載されている。
特開平2−195800号公報 特開平2−226900号公報 特開平3−047750号公報 実開平5−000552号公報
しかし、特許文献2乃至4では、スピーカ自体の振動を抑えるものではない。また、特許文献1に記載の制振金属板は、単に、2枚の鋼板の間に熱硬化性アクリル樹脂を挟んだだけのものであり、制振性能が十分ではない。
本発明の第1の態様にかかる電気音響変換器の実装構造は、電気音響変換器と、制振部材と、を備える。前記制振部材は、前記電気音響変換器と、前記電気音響変換器を実装する実装機器との間に挟持される。また、前記電気音響変換器の筐体の前記実装機器側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部を備える。また、前記制振部材の前記電気音響変換器側の表面は、前記電気音響変換器の前記筐体の前記第1の凹凸部と篏合するように、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部を備える。
本発明の第2の態様にかかる電気音響変換器の実装構造は、電気音響変換器と、振動減衰部材と、を備える。前記振動減衰部材は、前記音響変換機と、前記電気音響変換器を実装する実装機器との間に挟持される。また、前記振動減衰部材は、前記電気音響変換器側に設けられる金属部材と、前記実装機器側に設けられる制振部材と、を備える。また、前記金属部材の前記実装機器側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部を備える。また、前記制振部材の前記電気音響変換器側の表面は、前記金属部材の前記第1の凹凸部と篏合するように、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部を備える。
本発明の第3の態様にかかる電子機器は、第1の態様又は第2の態様に記載の前記実装構造により前記電気音響変換器を実装する。
本発明により、電気音響変換器自体の振動を十分に抑えることができる。
実施の形態1にかかるスピーカの電子機器への実装構造を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるスピーカの電子機器への実装構造を示す側面図である。 実施の形態2にかかるスピーカの電子機器への実装構造を示す斜視図である。 実施の形態2にかかるスピーカの電子機器への実装構造を示す側面図である。 実施の形態1にかかるスピーカの電子機器への実装構造と、従来のスピーカの電子機器への実装構造との音響特性の比較を示すグラフである。 従来のスピーカの電子機器への実装構造を示す斜視図である。
以下、本発明を適用可能な実施の形態について説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1
図1に、実施の形態1にかかるスピーカ(電気音響変換器)1の電子機器3への実装構造100を示す斜視図を示す。また、図2に、実施の形態1にかかるスピーカ1の電子機器3への実装構造100を示す側面図を示す。
図1、図2に示すように、本実施形態にかかるスピーカ1の実装構造100は、スピーカ1、振動減衰部材2等を備える。また、振動減衰部材2は、スピーカ1と、スピーカ1を実装する電子機器(実装機器)3の筐体31との間に挟持されている。
また、筐体31には、スピーカ1から発せられる音を電子機器3の外へ放出する音孔(図示省略)が設けられている。
スピーカ1は、永久磁石11、スピーカフレーム12等を備える。
また、永久磁石11はスピーカフレーム12に収容されている。
振動減衰部材2は、スピーカ1側に設けられる略板状の金属部材21、電子機器3の筐体31側に設けられる略板状の制振部材22等を備える。
そして、金属部材21と制振部材22とは、積層構造を構成するように接合している。
より具体的には、金属部材21は、ステンレスや真鍮などの金属材料を略板状に成形したものである。また、金属部材21の筐体31側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部21Aを備える。すなわち、金属部材21の制振部材22側の表面は、少なくとも一部に、第1の凹凸部21Aを備える。
また、制振部材22は、ウレタンやニトリルゴムなどの樹脂材料を略板状に成形したものである。また、制振部材22のスピーカフレーム12側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部22Aを備える。すなわち、制振部材22の金属部材21側の表面は、少なくとも一部に、第2の凹凸部22Aを備える。
そして、金属部材21の第1の凹凸部21Aと、制振部材22の第2の凹凸部22Aとが篏合するように、金属部材21と制振部材22とが接合している。これにより、金属部材21と制振部材22とは、積層構造を構成するように接合している。
そして、スピーカフレーム12と振動減衰部材2とが接合され、振動減衰部材2と電子機器3の筐体31とが接合されている。これにより、スピーカ1が電子機器3に実装される。
より具体的には、スピーカフレーム12の永久磁石11側とは反対側の表面と、金属部材21の制振部材22側とは反対側の表面とが接合している。
また、制振部材22の金属部材21側とは反対側の表面と、電子機器3の筐体31とが接合している。
実装構造100においては、金属部材21は、制振部材22の土台として機能する。言い換えれば、金属部材21は、制振部材22の剛基礎として機能する。この機能により、金属部材21は、制振部材22の振動吸収特性を向上させる。
また、実装構造100においては、金属部材21の第1の凹凸部21Aの凹部に制振部材22が埋め込まれている。そして、スピーカ1の振動時に、金属部材21の第1の凹凸部21Aの凹部に埋め込まれた制振部材22の部分(第2の凹凸部22Aの凸部)に応力が集中する。これにより、制振部材22の当該部分において、スピーカ1の振動エネルギーを吸収することができる。そのため、平坦な金属部材と平坦な制振部材とが接合されてなる従来の振動減衰部材に比べて、本実施の形態にかかる振動減衰部材2の振動を減衰する効果は高く、実装構造100により電子機器3に実装されたスピーカ1の音響特性は向上する。
また、制振部材22の弾性係数は、金属部材21の弾性係数の1/100以下である。これにより、振動減衰部材2の振動減衰効果をより向上させることができる。
以上に説明した本発明の実施の形態1に係る実装構造100によれば、スピーカ1の振動時に、金属部材21の第1の凹凸部21Aの凹部に埋め込まれた制振部材22の部分(第2の凹凸部22Aの凸部)に応力が集中する。これにより、制振部材22の当該部分において、スピーカ1の振動エネルギーを吸収することができる。そして、スピーカ1自体の振動を十分に抑えることができる。
また、金属部材21は、制振部材22の剛基礎として機能する。この機能により、金属部材21は、制振部材22の振動吸収特性を向上させることができる。
また、制振部材22の弾性係数は、金属部材21の弾性係数の1/100以下である。これにより、振動減衰部材2の振動減衰効果をより向上させることができる。
そして、本発明の実施の形態1に係る実装構造100によれば、従来よりも、スピーカ1自体の振動を十分に抑えることができるため、筐体31の振動も抑えられ、電子機器3の音響特性が向上する。また、スピーカ1の実装構造100を変更するだけで筐体31の振動を抑制することができる。そのため、電子機器3の厚みを増す必要もなく、電子機器3の製造を容易に行うことができるとともに、コストを削減することができる。
実施の形態2.
図3に、実施の形態2にかかるスピーカ(電気音響変換器)4の電子機器3への実装構造200を示す斜視図を示す。また、図4に、実施の形態2にかかるスピーカ4の電子機器3への実装構造200を示す側面図を示す。
図3、図4に示すように、本実施形態にかかるスピーカ4の実装構造200は、スピーカフレーム41の構造、及び、振動減衰部材として金属部材21が省略され制振部材5のみを備える点が、実施の形態1と異なる。よって、同様の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
具体的には、本実施形態にかかるスピーカ4の実装構造200は、スピーカ4、制振部材5等を備える。また、制振部材5は、スピーカ4と、スピーカ4を実装する電子機器(実装機器)3の筐体31との間に挟持されている。
また、筐体31には、スピーカ4から発せられる音を電子機器3の外へ放出する音孔(図示省略)が設けられている。
スピーカ4は、永久磁石11、スピーカフレーム41等を備える。
また、永久磁石11はスピーカフレーム41に収容されている。
スピーカフレーム41は、ステンレスや真鍮などの金属材料を成形したものである。また、スピーカフレーム41の筐体31側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部41Aを備える。すなわち、スピーカフレーム41の制振部材5側の表面は、少なくとも一部に、第1の凹凸部41Aを備える。
制振部材5は、ウレタンやニトリルゴムなどの樹脂材料を略板状に成形したものである。また、制振部材5のスピーカフレーム41側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部5Aを備える。
そして、スピーカフレーム41の第1の凹凸部41Aと、制振部材5の第2の凹凸部5Aとが篏合するように、スピーカフレーム41と制振部材5とが接合している。これにより、スピーカフレーム41と制振部材5とは、積層構造を構成するように接合している。
また、制振部材5のスピーカフレーム41側とは反対側の表面と、電子機器3の筐体31とが接合している。
また、スピーカフレーム41の永久磁石11側とは反対側の表面と、制振部材5の筐体31側とは反対側の表面とが接合している。
このように、スピーカフレーム41と制振部材5とが接合され、制振部材5と電子機器3の筐体31とが接合されている。これにより、スピーカ4が電子機器3に実装される。
実装構造200においては、スピーカフレーム41の第1の凹凸部41Aの凹部に制振部材5が埋め込まれている。そして、スピーカ4の振動時に、スピーカフレーム41の第1の凹凸部41Aの凹部に埋め込まれた制振部材5の部分(第2の凹凸部5Aの凸部)に応力が集中する。これにより、制振部材5の当該部分において、スピーカ4の振動エネルギーを吸収することができる。そのため、平坦な金属部材と平坦な制振部材とが接合されてなる従来の振動減衰部材に比べて、本実施の形態にかかる制振部材5の振動を減衰する効果は高く、実装構造200により電子機器3に実装されたスピーカ4の音響特性は向上する。
また、制振部材5の弾性係数は、スピーカフレーム41の弾性係数の1/100以下である。これにより、制振部材5の振動減衰効果をより向上させることができる。
以上に説明した本発明の実施の形態2に係る実装構造200によれば、実施の形態1と同様の効果が得られることは勿論である。さらに、本発明の実施の形態2に係る実装構造200によれば、振動減衰部材として金属部材21が省略され制振部材5のみを備えるため、電子機器3をよりスリムに製造することができるとともに、コストを削減することができる。
以下、実施の形態1にかかるスピーカ1の電子機器3への実装構造100と、比較例にかかるスピーカ1の電子機器3への実装構造300との音響特性とを比較する。
図5は、実施の形態1にかかるスピーカ1の電子機器3への実装構造100と、比較例にかかるスピーカ1の電子機器3への実装構造300との音響特性の比較を示すグラフである。
ここで、比較例は、従来における、スピーカ1の電子機器3への実装構造300の一例である。
図6に、比較例にかかるスピーカ1の電子機器3への実装構造300を示す斜視図を示す。図6に示すように、比較例にかかる実装構造300は、振動減衰部材として制振部材6のみを備える。スピーカ1と電子機器3については、実施の形態1と同様の構成であるため、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
具体的には、比較例にかかるスピーカ1の実装構造300は、スピーカ1、制振部材6を備える。また、制振部材6は、スピーカ1と、スピーカ1を実装する電子機器3の筐体31との間に挟持されている。
また、筐体31には、スピーカ1から発せられる音を電子機器3の外へ放出する音孔31Aが設けられている。
制振部材6は、ウレタンやニトリルゴムなどの樹脂材料を板状に成形したものである。なお、比較例にかかる制振部材6は、表面に凹凸状に加工された凹凸部を備えない。すなわち、比較例にかかる制振部材6は、表面が平坦な板状に成形されている。
そして、スピーカフレーム12と制振部材6とが接合され、制振部材6と電子機器3の筐体31とが接合されている。これにより、スピーカ1が電子機器3に実装される。
図5に示すグラフにおいて、縦軸は音圧レベル(dB:デシベル)を示し、横軸は、周波数(Hz:ヘルツ)を示す。音圧p(単位[Pa])に対して、音圧レベルLp(単位[dB])は、次の数式(1)で表される。
Lp=10×log10(p/p )=20×log10(p/p) ・・・(1)
数式(1)において、pは、音圧の基準値であり、p=20×10−6[Pa]である。
また、図5において、実線は、実施の形態1にかかる実装構造100によりスピーカ1を実装した電子機器3の音響特性を示し、破線は、比較例にかかる実装構造300によりスピーカ1を実装した電子機器3の音響特性を示す。
図5に示すように、実施の形態1にかかる実装構造100によりスピーカ1を実装した電子機器3においては、周波数5000[Hz]〜10000[Hz]付近において、比較例にかかる実装構造300によりスピーカ1を実装した電子機器3に比べて、音圧レベルを大きく低減することができた。すなわち、実施の形態1にかかる実装構造100によりスピーカ1を電子機器3に実装することにより、電子機器3の音響特性を従来に比べて向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実装構造100における第1の凹凸部21A及び第2の凹凸部22A、実装構造200における第1の凹凸部41A及び第2の凹凸部5Aの、各凹部及び凸部の平面視の断面形状や、各凹部深さ(各凸部の高さ)、各凹部の密度(各凸部の密度)を、金属部材21、スピーカフレーム12、41、制振部材22、5等の材質等に応じて、適宜調整することにより、所望する制振性能及び音響特性を得ることが可能である。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年6月28日に出願された日本出願特願2012−145378を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 スピーカフレーム(電気音響変換器)
11 永久磁石
12 スピーカフレーム(電気音響変換器の筐体)
2 振動減衰部材
21 金属部材
21A 第1の凹凸部
22 制振部材
22A 第2の凹凸部
3 電子機器(実装機器)
31 筐体(実装機器の筐体)
4 スピーカ(電気音響変換器)
41 スピーカフレーム(電気音響変換器の筐体)
41A 第1の凹凸部
5 制振部材
5A 第2の凹凸部
100、200 実装構造

Claims (5)

  1. 電気音響変換器と、
    前記電気音響変換器と、前記電気音響変換器を実装する実装機器との間に挟持される制振部材と、を備え、
    前記電気音響変換器の筐体の前記実装機器側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部を備え、
    前記制振部材の前記電気音響変換器側の表面は、前記電気音響変換器の前記筐体の前記第1の凹凸部と篏合するように、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部を備える電気音響変換器の実装構造。
  2. 前記制振部材の弾性係数は、前記電気音響変換器の前記筐体の弾性係数の1/100以下である請求項1に記載の電気音響変換器の実装構造。
  3. 電気音響変換器と、
    前記音響変換機と、前記電気音響変換器を実装する実装機器との間に挟持される振動減衰部材と、を備え、
    前記振動減衰部材は、前記電気音響変換器側に設けられる金属部材と、前記実装機器側に設けられる制振部材と、を備え、
    前記金属部材の前記実装機器側の表面は、少なくとも一部が凹凸状に加工された第1の凹凸部を備え、
    前記制振部材の前記電気音響変換器側の表面は、前記金属部材の前記第1の凹凸部と篏合するように、少なくとも一部が凹凸状に加工された第2の凹凸部を備える電気音響変換器の実装構造。
  4. 前記制振部材の弾性係数は、前記金属部材の弾性係数の1/100以下である請求項3に記載の電気音響変換器の実装構造。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の前記実装構造により前記電気音響変換器を実装する電子機器。
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