JPWO2013164911A1 - 情報配信システム - Google Patents

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Abstract

ユーザごとに適切な情報を配信することができ、情報配信効果を向上することのできる情報配信システムを提供する。情報配信サーバ3では、端末装置2からアクセス要求が送信されたときの端末装置2の位置と時間の情報をユーザ履歴情報として記録し、ユーザ履歴情報を分析して、端末装置2の位置と時間の組み合わせをユーザの状態(娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態「ウチ」と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態「ハレ」)に対応づけた状態データベース7を生成し、アクセス要求が行われたときのユーザの状態と端末装置2の位置と時間とに基づいて、端末装置2のユーザの行動パターンを分析する。そして、端末装置2の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、現在のユーザの状態とユーザの行動パターンに応じた情報を端末装置2へ配信する。

Description

本発明は、ユーザごとに適切な情報を配信する機能を備えた情報配信システムに関する。
従来から、ユーザが所持する携帯端末に、施設や商店などの広告(情報)を配信する情報配信システムが利用されている。従来のシステムでは、例えば、施設や商店の広告を配信する際に、その施設や商店と移動端末間の距離に応じて、配信する情報が切り替えられる(例えば特許文献1参照)。
特開2001−238266号公報
しかしながら、従来の情報配信システムにおいては、配信される広告(情報)の内容が、施設や商店と移動端末間の距離によって決定されるため、施設や商店と移動端末間の距離が同じであれば、異なるユーザに対して(すべてのユーザに対して)同じ内容の広告が配信されることになり、広告効果(情報配信効果)に限界があるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、ユーザごとに適切な情報を配信することができ、情報配信効果を向上することのできる情報配信システムを提供することを目的とする。
本発明の情報配信サーバは、端末装置と通信可能な情報配信サーバであって、前記情報配信サーバは、前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録する履歴情報記録部と、所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成する状態データベース生成部と、前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析する行動パターン分析部と、を備え、前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、さらに、前記情報配信サーバは、前記端末装置の現在の位置の情報を受信する受信部と、前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信する情報配信部と、を備えている。
これにより、端末装置の現在の位置と時間に応じて、ユーザの現在の状態が判定される。そして、ユーザの現在の状態と行動パターンに応じた適切な情報が配信される。この場合、ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態(「ウチ」とも呼ばれる状態)と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態(「ハレ」とも呼ばれる状態)が含まれる。例えば、現在の状態が第1の状態(ウチ)であると判定されたときには、そのユーザの状態(ウチ)と行動パターン(出張先でビジネスホテルに宿泊する等)に応じた適切な情報(出張先のビジネスホテル等の広告)が自動的に配信される。また、現在の状態が第2の状態(ハレ)であると判定されたときには、そのユーザの状態(ハレ)と行動パターン(休日は京都へ旅行する等)に応じた適切な情報(京都の繁華街や歓楽地等の広告)が自動的に配信される。
また、本発明の情報配信サーバでは、前記状態データベース生成部は、前記端末装置の位置と時間の情報をエリア種別と時間種別の情報に変換し、前記エリア種別と前記時間種別の組み合わせを前記ユーザの状態に対応づけて前記状態データベースを生成してもよい。
これにより、端末装置の位置と時間の情報が、エリア種別と時間種別に変換され、そのエリア種別と時間種別の組み合わせがユーザの状態に対応づけられる。エリア種別は、意味付けされた位置情報であり、時間種別は、意味付けされた時間情報であるともいえる。エリア種別と時間種別の組み合わせを利用することにより、ユーザの状態をより正確に把握することができる。
本発明の情報配信システムは、端末装置と、前記端末装置と通信可能な情報配信サーバとで構成される情報配信システムであって、前記情報配信サーバは、前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録する履歴情報記録部と、所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成する状態データベース生成部と、前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析する行動パターン分析部と、を備え、前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、さらに、前記情報配信サーバは、前記端末装置の現在の位置の情報を受信する受信部と、前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信する情報配信部と、を備えている。
本発明の方法は、端末装置と通信可能な情報配信サーバで実行される方法あって、前記方法は、前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録することと、所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成することと、前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析することと、を含み、前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、さらに、前記方法は、前記端末装置の現在の位置の情報を受信することと、前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信することと、を含むものである。
本発明のプログラムは、端末装置と通信可能な情報配信サーバで実行されるプログラムあって、前記プログラムは、コンピュータに、前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録する処理と、所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成する処理と、前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析する処理と、を実行させるものであり、前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、さらに、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記端末装置の現在の位置の情報を受信する処理と、前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信する処理と、を実行させるものである。
これらの情報配信システム、方法、プログラムによっても、上記の情報配信サーバと同様に、端末装置の現在の位置と時間に応じて、ユーザの現在の状態が判定される。そして、ユーザの現在の状態と行動パターンに応じた適切な情報が配信される。この場合、ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態(「ウチ」とも呼ばれる状態)と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態(「ハレ」とも呼ばれる状態)が含まれる。例えば、現在の状態が第1の状態(ウチ)であると判定されたときには、そのユーザの状態(ウチ)と行動パターン(出張先でビジネスホテルに宿泊する等)に応じた適切な情報(出張先のビジネスホテル等の広告)が自動的に配信される。また、現在の状態が第2の状態(ハレ)であると判定されたときには、そのユーザの状態(ハレ)と行動パターン(休日は京都へ旅行する等)に応じた適切な情報(京都の繁華街や歓楽地等の広告)が自動的に配信される。
本発明によれば、ユーザごとに適切な情報を配信することにより、情報配信効果を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態における情報配信システムの構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における第1の状態(ウチ)と第2の状態(ハレ)の説明図 本発明の第1の実施の形態におけるユーザ履歴情報と状態データベースの説明図 本発明の第1の実施の形態における情報配信システムの動作を説明するためのシーケンス図 本発明の第2の実施の形態における情報配信システムの構成を示すブロック図 本発明の第3の実施の形態における情報配信システムの構成を示すブロック図
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態の情報配信サーバについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、広告配信サーバ等として用いられる情報配信サーバの場合を例示して説明する。本実施の形態のサーバは、ユーザごとに適切な情報を配信する機能を備えている。この機能は、サーバのHDDやメモリ等に格納されたプログラムにより実現される。
まず、本実施の形態の広告配信システムの構成を、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態の広告配信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、広告配信システム1は、端末装置2と広告配信サーバ3で構成される。端末装置2は、ユーザが所持する携帯端末などである。広告配信サーバ3は、広告配信サービスを提供する事業会社などに設置され、端末装置2とネットワーク(インターネットなど。図1では図示せず。)を介して通信可能である。なお、図1では、説明の便宜のため、端末装置2と広告配信サーバ3が1台だけ図示されているが、端末装置2と広告配信サーバ3の台数が2台以上であってよいことは勿論である。
広告配信サーバ3には、履歴情報記録部4とユーザ履歴情報記憶部5が備えられている。履歴情報記録部4は、端末装置2から広告配信サーバ3へアクセス要求が送信されたときの端末装置2の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として、ユーザ履歴情報記憶部5に記録する。位置は、地名(東京:丸の内など)でもよく、緯度・経度(北緯N度・東経E度など)でもよい。時間は、時間帯(朝(7:00〜9:59)など)でもよく、時刻(7:31など)でもよい。
また、広告配信サーバ3には、状態データベース生成部6と状態データベース7が備えられている。状態データベース生成部6は、所定の分析期間分(例えば1週間分)のユーザ履歴情報を分析して、端末装置2の位置と時間の組み合わせを端末装置2のユーザの状態に対応づけて状態データベース7を生成する。ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態(ウチ)と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態(ハレ)が含まれる。「ユーザの状態」については、後で詳しく説明する。
この場合、状態データベース生成部6は、端末装置2の位置と時間の情報をエリア種別と時間種別の情報に変換し、エリア種別と時間種別の組み合わせをユーザの状態に対応づけて状態データベースを生成することができる。例えば、「北緯N度・東経E度」と「12時05分」という端末装置2の位置と時間の情報が、「オフィス街」と「日中」というエリア種別と時間種別の情報に変換される。そして、エリア種別と時間種別の組み合わせがユーザの状態(例えば、「ウチ」の中の「オフィス(職場)」)に対応づけられる。
また、広告配信サーバ3には、行動パターン分析部8と行動パターン情報記憶部9が備えられている。行動パターン分析部8は、アクセス要求が行われたときのユーザの状態と、端末装置2の位置と時間とに基づいて、端末装置2のユーザの行動パターンを分析し、行動パターン情報記憶部9に記録する。「行動パターン」の分析についても、後で詳しく説明する。
また、広告配信サーバ3には、通信部10と広告配信部11が備えられている。通信部10は、端末装置2と通信を行う機能を備えており、端末装置2の現在の位置の情報を受信することができる。広告配信部11は、端末装置2の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、現在のユーザの状態とユーザの行動パターンに応じた広告を端末装置2へ配信する。
つぎに、図2を参照しながら、広告配信サーバ3にアクセスするときの「ユーザの状態」、すなわち、第1の状態(ウチ)と第2の状態(ハレ)について説明する。図2に示すように、「ウチ」には、「ホーム(自宅)」と「オフィス(職場)」と「通勤(往路、復路)」と「近場アウェイ」が含まれる。「ハレ」には、「遠隔地アウェイ」が含まれる。また、「ウチ」に「遠隔地アウェイ」が含まれてもよく、「ハレ」に「近場アウェイ」が含まれてもよい。
「ホーム」は、所定のホームメッシュ内(または、ホームメッシュを中心にして半径800mのエリア内)に端末装置2(ユーザ)が位置しているときのユーザの状態である。「ホームメッシュ」は、例えば、平日/休日の0:00〜6:59の時間帯に端末装置2からのアクセス要求が最も多い1kmメッシュ(1km四方のエリア)として定義される。
「オフィス」は、所定のオフィスメッシュ内(または、オフィスメッシュを中心にして半径800mのエリア内)に端末装置2(ユーザ)が位置しているときのユーザの状態である。「オフィスメッシュ」は、例えば、平日の10:00〜18:59の時間帯に端末装置2からのアクセス要求が最も多い1kmメッシュ(1km四方のエリア)として定義される。
なお、アクセス要求の数が2以下の場合は、「オフィス」としないことが望ましい。また、オフィスメッシュがホームメッシュの近傍(例えば9メッシュ以内)である場合は、「オフィス=ホーム」とし、「オフィス」を設けなくてもよい。また、オフィスメッシュ(アクセス要求が最も多い1kmメッシュ)がホームメッシュから遠い(例えば、60km以上離れている)場合には、アクセス要求が2番目に多い1kmメッシュをオフィスメッシュとしてもよい。
「通勤(往路)」は、平日の7:00〜9:59の時間帯に、ホームメッシュとオフィスメッシュの重心(中間地点)を中心にして所定の生活半径のエリア内に端末装置2(ユーザ)が位置しているときのユーザの状態である。「生活半径」は、例えば、ホームメッシュとオフィスメッシュの間の距離の0.75倍(=1/2倍の1.5倍)に設定される。また、「通勤(復路)」は、平日の17:00〜24:59の時間帯に、ホームメッシュとオフィスメッシュの重心(中間地点)を中心にして上記の生活半径のエリア内に端末装置2(ユーザ)が位置しているときのユーザの状態である。
「遠隔地アウェイ」は、ホームメッシュとオフィスメッシュの重心(中間地点)から半径30km以上離れたエリアに、端末装置2(ユーザ)が位置しているときのユーザの状態である。「近場アウェイ」は、上記以外のユーザの状態(すなわち、「ホーム」「オフィス」「通勤」「遠隔地アウェイ」のいずれでもないユーザの状態)である。
つづいて、図3を参照しながら、ユーザ履歴情報と状態データベース7について詳しく説明する。図3には、あるユーザ(ユーザA)のユーザ履歴情報と状態データベース7の例が示されている。この場合、ユーザAの自宅は西荻窪であり、職場は丸の内であり、通勤には中央線を使用している。また、ユーザAは、平日に川崎に出張することがあり、帰りが遅くなると川崎近辺に宿泊することがある。また、ユーザAは、平日の夜には、新橋の居酒屋によることもある。さらに、ユーザAは、土日に、出張をかねて京都へ旅行している。図3の例では、ユーザAが過去1週間にホテルの広告にアクセスしたときの位置と時間の情報(ユーザ履歴情報)を分析して、そのユーザAの状態データベース7が生成されている。
また、このとき、ユーザAの状態と位置と時間に基づいて、ユーザAの行動パターンの分析が行われる。例えば、図3のユーザ履歴情報(位置と時間)とユーザAの状態から、以下のようなユーザAの行動パターン(1)〜(6)が判明する。
行動パターン(1):朝〜昼は、オフィス(職場)と通勤(往路)で、近場アウェイのホテル広告をクリックすることが多い。
行動パターン(2):近場アウェイのホテル広告は、川崎近辺のものが多い。
行動パターン(3):夜〜深夜は、ホーム(自宅)と通勤(復路)で、遠隔地アウェイのホテル広告をクリックすることが多い。
行動パターン(4):遠隔地アウェイのホテル広告は、繁華街・歓楽街・駅近・観光地のものが多い。
行動パターン(5):休日には、遠隔地アウェイでクリックすることが多い。このときには、近場アウェイのホテル広告と遠隔地アウェイのホテル広告のどちらもクリックする。
行動パターン(6):過去の位置情報から、ユーザAの遠隔地アウェイは、繁華街・歓楽街・駅近・観光地である。
そして、このユーザAの現在の位置と時間に応じて、現在のユーザAの状態が判定され、現在のユーザAの状態と行動パターン(1)〜(6)に応じた広告が配信される。
例えば、ユーザAの現在の位置が「東京:丸の内」であり、現在の時間が「2012年1月25日11時30分(平日・昼)」である場合には、現在のユーザAの状態は「ウチ:オフィス(職場)」であると判定され、近場アウェイのホテルの広告が配信される。
また、ユーザAの現在の位置が「東京:神田(中央線沿線)」であり、現在の時間が「2012年1月25日19時50分(平日・夜)」である場合には、現在のユーザAの状態は「ウチ:通勤(復路)」であると判定され、遠隔地アウェイの観光地近辺のホテルの広告が配信される。
以上のように構成された広告配信システム1について、図4のシーケンス図を参照してその動作を説明する。
本実施の形態の広告配信システム1を用いて広告配信が行われるときには、所定の分析期間(例えば1週間)の間、ユーザ履歴情報の記録が行われる。例えば、端末装置2で所定のWebサイト表示が行われたとき等に、端末装置2から広告配信サーバ3にアクセス要求が送信される(S1)。そうすると、広告配信サーバ3からテスト広告配信が行われ(S2)、端末装置2でテスト広告の表示(バナー表示など)が行われる。端末装置2でテスト広告(バナー広告)のクリックが行われると(S3)、広告配信サーバ3で、端末装置2の位置と時間の情報がユーザ履歴情報として記録される(S4)。
つぎに、広告配信サーバ3で、ユーザ履歴情報を分析して、端末装置2の位置と時間の組み合わせをユーザの状態(第1の状態「ウチ」と第2の状態「ハレ」)に対応づけて状態データベース7を生成し(S5)、アクセス要求が行われたときのユーザの状態と端末装置2の位置と時間とに基づいて、端末装置2のユーザの行動パターンを分析する(S6)。
そして、端末装置2から現在の位置情報を受信すると(S7)、広告配信サーバ3で、端末装置2の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し(S8)、現在のユーザの状態とユーザの行動パターンに応じた広告(最適化された広告)を端末装置2へ配信する(S9)。
なお、端末装置2の現在の位置の情報は、アクセス要求の送信(S1)のときに、端末装置2から広告配信サーバ3に送信されてもよい。また、端末装置2でテスト広告(バナー広告)のクリックが行われなかったときに、広告配信サーバ3で、そのテスト広告をクリックしなかったことがユーザ履歴情報として記録されてもよい。
このような本実施の形態の広告配信システム1によれば、ユーザごとに適切な広告を配信することにより、広告効果を向上することができる。
本実施の形態では、端末装置2の現在の位置と時間に応じて、ユーザの現在の状態が判定される。そして、ユーザの現在の状態と行動パターンに応じた適切な広告が配信される。この場合、ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態(「ウチ」とも呼ばれる状態)と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態(「ハレ」とも呼ばれる状態)が含まれる。例えば、現在の状態が第1の状態(ウチ)であると判定されたときには、そのユーザの状態(ウチ)と行動パターン(出張先でビジネスホテルに宿泊する等)に応じた適切な広告(出張先のビジネスホテル等の広告)が自動的に配信される。また、現在の状態が第2の状態(ハレ)であると判定されたときには、そのユーザの状態(ハレ)と行動パターン(休日は京都へ旅行する等)に応じた適切な広告(京都の繁華街や歓楽地等の広告)が自動的に配信される。
また、本実施の形態では、端末装置2の位置(例えば、「北緯N度・東経E度」)と時間(例えば、「12時05分」)の情報が、エリア種別(例えば、「オフィス街」)と時間種別(例えば、「日中」)に変換され、そのエリア種別と時間種別の組み合わせがユーザの状態に対応づけられる。エリア種別は、意味付けされた位置情報(意味あり位置情報)であり、時間種別は、意味付けされた時間情報(意味あり時間情報)であるともいえる。エリア種別と時間種別の組み合わせ(例えば、「日中、オフィス街」)を利用することにより、ユーザの状態(例えば、「職場」)をより正確に把握することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の情報配信システムについて説明する。ここでは、第2の実施の形態の情報配信システムが、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
図5は、本実施の形態の情報配信システムの構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施の形態の情報配信システム200は、車両に搭載される端末装置20と情報配信サーバ30で構成される。端末装置20は、車両に搭載されるナビゲーション装置などである。
情報配信サーバ30には、情報配信部21が備えられている。情報配信部21は、端末装置20の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、現在のユーザの状態とユーザの行動パターンに応じた情報を端末装置20へ配信する。
ユーザに配信される情報には、ユーザの移動行動を支援または拡張することができるPOI(Point of Interest)情報、受け身な状態のユーザにタイムリーに気付きや発見を与えられるTOI(Timing of Interest)情報、ブランドのオーナー気分を高められるBOI(Brand of Interest)情報が含まれる。
POI情報には、例えば、観光名所、レストラン、売店、美術館、レジャー施設、教育施設などの情報が含まれる。また、TOI情報には、例えば、天気、ニュース、エンタメ情報、交通情報、各種ランキング情報、ソーシャルニュース、イベント情報、特売情報などが含まれる。また、BOI情報には、例えば、自動車ブランドニュース、メーカーブランドニュース、グローバルニュース、ディーラーニュース、サービスニュース、各種ブランド広告などが含まれる。
本実施の形態の情報配信システム200では、例えば、平日の午前中(午前8時すぎなど)に、ユーザが車で自宅から職場へ向かう途中で信号待ちをしているときに、天気、ニュース、エンタメ情報、書籍ランキング、周辺の朝食提供店の情報などが、端末装置20に配信される。なお、これらの各情報は、それぞれが短い時間(30秒程度)で閲覧できる分量で配信されることが望ましい。
また、平日の午後(午後8時前など)に、ユーザが自宅へ向かって車で走行しているときに、そのユーザの利用車種のブランドニュース、特売情報、イベント情報などが、端末装置20に配信される。なお、ユーザの自宅近辺の特売情報やイベント情報は、すでにユーザが知っている可能性が高いため、必ずしも配信しなくてもよい。
また、平日の午前中(午前9時前など)に、ユーザが車で自宅から職場へ向かう途中に渋滞につかまったときには、ユーザの嗜好にあわせた雑学講座や、アーティストの最新情報などが、端末装置20に配信される。なお、この場合には、個々のコンテンツの表示時間を短くして(例えば15秒程度にして)、より多くの情報を配信するようにしてもよい。
また、休日の午前中(午前10時前など)に、ユーザが所定の目的地に向かって高速道路を走行しているときには、渋滞情報、サービスエリア情報、パーキングエリア情報などが、端末装置20に配信される。なお、高速道路では、ユーザは安全運転に集中する必要があるため、運転をサポートする情報以外は、原則として配信しないことが望ましい。
また、休日の昼すぎに、ユーザが目的地から昼食場所に向かう途中で信号待ちをしているときには、その昼食場所の近辺のレジャー情報、イベント情報などが、端末装置20に配信される。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態の情報配信システムについて説明する。ここでは、第3の実施の形態の情報配信システムが、第2の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第2の実施の形態と同様である。
図6は、本実施の形態の情報配信システムの構成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施の形態の情報配信システム300は、端末装置40と情報配信サーバ30で構成される。端末装置40は、テレビ、パーソナルコンピュータ、デジタルサイネージなどである。本実施の形態では、端末装置40は、常時、同じ場所に固定されており、したがって、端末装置40の位置は変化しない。この場合、情報配信サーバ30は、端末装置40の位置に変化がない(同じ場所である)と判断すると、「コンテキスト」と「エモーション」に基づいて、現在のユーザの状態を判定し、ユーザの状態に応じた情報を端末装置40へ配信する。
まず「コンテキスト」について説明する。コンテキストには、集団における意味あり位置、個人における意味あり位置、個人における意味あり位置の推移が含まれる。「意味あり位置」には、実空間上での位置、仮想空間上での位置、行動空間上での位置が含まれる。実空間上での位置は、緯度経度で計測される地図上の位置である。仮想空間上での位置は、URLで計測されるウェブ上の位置、時刻及びチャンネルで計測されるテレビ放送上の位置、ISBNやJANコードで計測される書籍や音楽CD、ゲーム専用機のゲームなど、情報コンテンツを基軸とした位置である。行動空間上での位置は、ユーザが何をしているかを基軸とした位置(情報コンテンツ軸で表現されるもの以外)である。
なお、ユーザが何をしているか、という情報を取得するために、本実施の形態では、ユーザが「何を利用しているか」を検知する。つまり、ユーザが利用している機器(冷蔵庫、エアコン、ペンなど)に付けたセンサーから、ユーザの機器の利用状態(例えば、冷蔵庫を開いている、エアコンを操作している、ペンを使っているなど)をモニタリングすることで、行動空間上での位置が取得できる。なお、テレビや音楽プレーヤー、パソコン、ゲーム機などは、デバイスとしては行動空間を表現するが、その内容は仮想空間上に表現される。
集団における意味あり位置の例は、以下のとおりである。
<実空間>
繁華街:人々が週末に集まる場所
住宅地:人々が夜間に長時間過ごす場所で、人口密度が極度に集中していない場所
駅:人々が移動の際に経由する地点
線路・道路:人々が移動に際して高速に通り過ぎる場所
オフィス街:平日、特定の場所に朝出掛けて夜帰る人々が、平日昼間に集まる場所
<仮想空間>
ポータル:多くの人がまず訪れる場所
検索サイト:探し物がある人が訪れる場所
ブログ:個々人の興味関心や直接の友人関係等で来訪される仮想空間上のドキュメント
ニュース:個々人の興味関心において一覧から選択的に来訪されるコンテンツ群
ECサイト:金銭を対価として得る価値を提供している場所
ゲーム:時間や金銭を投下して心理的な空白を埋める場所
SNS:コミュニケーションを求めて来訪する場所
音楽、本、動画:コンテンツ消費
地図、住所:実空間との連結点
<行動空間>
空腹:冷蔵庫や電子レンジ、IHクッキングヒーターの操作
気温・湿度に不満:エアコン操作、除湿器の操作
実空間での移動:自動車や自転車の運転
また、個人における意味あり位置の例は、以下のとおりである。
<実空間>
自宅:日頃、特に夜間に最も多く時間を過ごすところ。
職場:自宅の次に多く時間を過ごすところ。おもに平日昼間に滞在。
通勤通学路:自宅と職場の間で、主にそれらの往復に利用する場所
近所:自宅付近、もしくは職場付近で、日頃からよく立ち寄る場所
危険地帯:一般人はあまり足を踏み入れず、入るとしても様々な身を守る装備が必要な場所
<仮想空間>
ホーム:自分の情報探索の起点であるポータル、検索サイト
巡回先:定期的にチェックするドキュメント、ニュース、娯楽サイト
滞留所:長時間、コンテンツの受信もしくは授受を行い、居続ける場所。動画共有サイトや掲示板、チャット、SNSなど。
趣味・興味:自身が興味のあるコンテンツやその周辺情報の検索
友人:リアルもしくはバーチャルに知り合った人とのコミュニケーションもしくは情報の授受が発生する場所。滞留する場合もあればそうでない場合もある。
探索先:何かを探している際、検索サイトから促されて尋ねた、土地勘のない場所
<行動空間>
(行動空間は、すでにコンテキストを表現しているので、みんなにとっての意味と個人にとっての意味とが重複していることが多い。但し、特にあげるとすれば、当該デバイスの意味が異なる次のような特殊ケースがある。)
自動車:みんなにとっては空間移動だが、「私」にとっては音楽を聴く場所である。(音楽コンテンツ利用、音楽情報に敏感)
風呂:みんなにとっては体を洗う場所だが、「私」にとってはテレビを見るところ。
また、個人における意味あり位置の推移の例は、以下のとおりである。
<実空間>
平日の昼は普段職場にいる人の、職場近所:昼食
休日昼間は普段自宅にいる人の遠隔地:レジャー等
平日昼間に普段は職場にいる人が今日は病院にいる:通院
平日朝に普段利用しない駅で下車した:外回り
<仮想空間>
普段の巡回先から一歩外に出たところ:琴線に引っかかった記事
初めて訪れるECサイト:新しい興味関心の方向
普段は長時間滞在するサイトなのに、今日は短い:いそがしい
友人のブログを見たあとの検索からECサイト:お勧めの発見
<行動空間>
平日の昼は普段職場にいる人が、今日は自宅でずっとテレビを見ている:病気で在宅
平日の昼は普段職場にいる人が、自宅で何日もずっとテレビを見ている:リストラされて在宅
<それぞれの空間をわたる行動>
地図で見たお店に訪れる
繁華街にいて帰宅の電車を調べる
駅にいて訪問先を検索する
オフィスでゲームサイトを訪ねる
冷蔵庫の中を見てから買い物に出掛ける、買い物中に自宅冷蔵庫の中を確認する
仕事中に今晩のTV番組を確認し、自宅ビデオデッキに録画を予約する
帰宅途中に自宅エアコンを操作する
次に、コンテキストの構成方法(コンテキスト化)について説明する。ここで、「行動空間」は、デバイスとコンテキストがほぼ一致しているため、そのままコンテキストの代替変数として利用できる。(例えば、エアコンの操作は気温・湿度が不快であるという意味を持ち、冷蔵庫の操作は空腹である、喉が渇いた、などの直接的な意味で置き換えられる)。よって、コンテキスト化の作業は「実空間」及び「仮想空間」にて必要になる。
まず、「実空間」の位置のコンテキスト化は、一般にその場所はどのような場所か、当該個人にとってその場所はどのような場所か、の二点を考慮して行う。前者(一般にその場所はどのような場所か)は、住宅街、繁華街、森林、駅周辺、線路沿い、コンビニ付近など、地図上に表現される情報から取得されるその場所の意味である。後者(当該個人にとってその場所はどのような場所か)は、自宅付近、勤務地付近、通勤経路、通勤経路中のターミナル駅、よく行くレジャー施設、親戚の家、好きなサッカーチームのホームスタジアムなど、その人の訪れる頻度が高い場所に意味づけしたものである。
次に、「仮想空間」の位置をコンテキスト化するためには、一般的にどのような意味でその仮想空間のコンテンツが摂取されているか、当該個人はどのような意味でその仮想空間のコンテンツを摂取しているか、の二点を一般化する必要がある。これには、情報のクラスタリングで対応する。クラスタリングとは、同じ性質を持っている者同士を結びつけ、分類することで、統計における一般的な分析方法である。クラスタリングには様々な分析方法があるが、本実施の形態では、「内容によるクラスタリング」と「利用者によるクラスタリング」が利用される。
内容によるクラスタリングとは、テキストマイニングと呼ばれる統計技法を利用し、ウェブサイトにて提供されるドキュメント(文字情報や画像、音声)やそれに付随するメタ情報(主に文字でない情報に付与される文字情報で、映画のあらすじ、出演者、制作者や、音楽のアーティスト名、作詞作曲者名、CMのブランド名、出演者、音楽名など)をそのキーワード等によって分類する方法である。例えば、鉄道に関連するキーワードやコメント、映像、画像が多く出現するコンテンツは「鉄道」、農作物の作り方や種の販売、農機具の仕様などが書いてあるコンテンツは「農業」、などとジャンル分けする。また、ニュースなどでもその出現するキーワードの頻度からそのジャンルを推定することができる。例えばスポーツ選手の名前や球場名が出現するならばスポーツニュース、政治家の名前が良く出現するならば政治ニュース、企業名なら経済ニュースなどに分類することができる。
利用者によるクラスタリングは、誰が利用しているかによってコンテンツを分類する手法である。もしAさんが鉄道ファンならば、時刻表サイト、鉄道写真サイト、鉄道に関するニュース、同じ鉄道ファンのブログ、鉄道に関するDVDなどを集中的に摂取する。また、もしBさんがアイドルグループ好きならば、アイドルグループのオフィシャルサイトやプロモーションビデオの掲載された動画サイト、音楽CDやプロモーションDVD、出演番組や出演CM、そのアイドルのニュースなどを集中的に摂取する。このように、誰によって見られているかによって、内容によるジャンル分けをさらに横串で刺していく。特に、同じアイドルグループでもXグループとYグループのファンでは世代が違ったりすることなどから、興味関心のあるその他のジャンルのキーワードも異なることが予想される。
つづいて「エモーション」について説明する。エモーションは、行為者の心理状況、特に情報を許容する態度として表現されるものであり、例えば、以下のものが含まれる。
ポジティブ(受信する情報に対して良く解釈する気分)、ネガティブ(悪く解釈する気分)
アクティブ(自分から進んで情報を取りに行っている気分)、パッシブ(自分に向かってくる情報を進んで受け入れる気分)
ハレ(好奇心旺盛で新しいことを受け入れる気分)、ウチ(淡々と普段通りの生活を送っている気分)
興奮(外的要因に対して感情的になっている気分)、冷静(外的要因に対して理性的に対処しようとしている気分)
イライラ(自身の欲求が満足されずにいるとがった気分)、ゆったり(自分の欲求が満足されゆったりしている気分)
エモーションの構成方法(エモーション化)には、例えば、SNSやブログなどによる個人の情報発信で、発信された言葉の中に感情的キーワードが入っていた際にそれをその時点でのエモーションとみなす方法が利用できる。直接的に感情を表現する言葉や記号の他、顔文字などによる表現などもテキストによる情報発信から感情を構成する方法である。さらには、その流れから文脈としてどのような感情であるかを推定したり(何かを批判している、絶賛している、感服している)、キーワードの出現頻度から潜在意識を推定したり、コミュニケーション相手の反応から当人の感情を推定するなど、表現の組合せによってエモーションを構成することも、精度の問題を除いて可能である。
当人の表現という意味では、意識的に発信した文字情報の他にも、センサーやデバイスが観測したモニタリング情報というものも、エモーションの構成要素として利用することができる。例えば、スマートフォンを持ち歩いている場合には、スマートフォンをどのように利用しているか(例えば、せかせか触っている、時折触っている、何か文章を書いている、ずっと触っているなど)の情報が利用できる。さらに、最近のスマートフォンには様々なセンサーが付けられているため、例えば歩いている、走っている、回っている、乗り物に乗っている、頻繁に傾けている(地図を見ながら場所がわからずスマホをあちこち傾けてイライラしている場合など)、重大な衝撃を受けた、なども判別できる。
また、自動車のセンサーを利用する場合には、例えばアクセルの踏み込みから、急いでいる、イライラしている、ゆったりしている、などの感情を読み取ったり、ワイパーの動きから天候を読み取り、そこから集中して運転している、気分良く運転しているなどの気分を読み取ったりすることが可能です。その他、家電製品の利用を感知するセンサー、車内や住宅内での温度や湿度、腕時計から脈拍や発汗をモニタリングするなどの情報を用いることもエモーション推定に利用できる。
本実施の形態の情報配信システム300では、例えば、平日の午前中(午前9時頃)に職場で仕事をしているときに、ユーザの「コンテキスト」が「仕事中」であり「エモーション」が「集中、緊張」であると判定されると、端末装置40(この場合には職場のパソコン)に、昨日訪問した企業のニュースや、昨日通過した経路上の展示場での展示開催ニュースなどが配信される。
また、平日の昼頃、ユーザの「コンテキスト」が「昼食、寒い」であり「エモーション」が「空腹」であると判定されると、ユーザが昼食に向かう途中、駅のデジタルサイネージの前を通ったときに、端末装置40(この場合にはデジタルサイネージ)に、最近オープンしたラーメン店の広告が配信される。また、昼食後、職場に戻るときには、そのユーザの所有する自動車のCM情報が配信される。
また、平日の午後(午後7時半すぎ)、ユーザが自宅でテレビを視聴しているときに、ユーザの「コンテキスト」が「自宅でテレビ視聴」であり「エモーション」が「くつろぎ」であると判定されると、端末装置40(この場合にはテレビ)に、視聴中の番組内でタレントのしていた時計がそのユーザの所有するものと同じだったことを知らせるTOI情報が配信される。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかる情報配信システムは、情報配信効果(広告効果)を向上することができるという効果を有し、広告配信システム等として用いられ、有用である。
1 広告配信システム
2 端末装置
3 広告配信サーバ
4 履歴情報記録部
5 ユーザ履歴情報記憶部
6 状態データベース生成部
7 状態データベース
8 行動パターン分析部
9 行動パターン情報記憶部
10 通信部
11 広告配信部
200 情報配信システム
20 端末装置
21 情報配信部
30 情報配信サーバ
300 情報配信システム
40 端末装置

Claims (5)

  1. 端末装置と通信可能な情報配信サーバであって、
    前記情報配信サーバは、
    前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録する履歴情報記録部と、
    所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成する状態データベース生成部と、
    前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析する行動パターン分析部と、
    を備え、
    前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、
    さらに、前記情報配信サーバは、
    前記端末装置の現在の位置の情報を受信する受信部と、
    前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信する情報配信部と、
    を備えることを特徴とする情報配信サーバ。
  2. 前記状態データベース生成部は、前記端末装置の位置と時間の情報をエリア種別と時間種別の情報に変換し、前記エリア種別と前記時間種別の組み合わせを前記ユーザの状態に対応づけて前記状態データベースを生成する、請求項1に記載の情報配信サーバ。
  3. 端末装置と、前記端末装置と通信可能な情報配信サーバとで構成される情報配信システムであって、
    前記情報配信サーバは、
    前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録する履歴情報記録部と、
    所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成する状態データベース生成部と、
    前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析する行動パターン分析部と、
    を備え、
    前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、
    さらに、前記情報配信サーバは、
    前記端末装置の現在の位置の情報を受信する受信部と、
    前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信する情報配信部と、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  4. 端末装置と通信可能な情報配信サーバで実行される方法あって、
    前記方法は、
    前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録することと、
    所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成することと、
    前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析することと、
    を含み、
    前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、
    さらに、前記方法は、
    前記端末装置の現在の位置の情報を受信することと、
    前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信することと、
    を含むことを特徴とする方法。
  5. 端末装置と通信可能な情報配信サーバで実行されるプログラムあって、
    前記プログラムは、コンピュータに、
    前記端末装置から前記情報配信サーバへアクセス要求が送信されたときの前記端末装置の位置と時間の情報を、ユーザ履歴情報として記録する処理と、
    所定の分析期間分の前記ユーザ履歴情報を分析して、前記端末装置の位置と時間の組み合わせを当該端末装置のユーザの状態に対応づけた状態データベースを生成する処理と、
    前記アクセス要求が行われたときの前記ユーザの状態と、前記端末装置の位置と時間とに基づいて、当該端末装置のユーザの行動パターンを分析する処理と、
    を実行させるものであり、
    前記ユーザの状態には、娯楽より仕事のための情報を優先して選択する傾向にある第1の状態と、仕事より娯楽のための情報を優先して選択する傾向にある第2の状態と、が含まれ、
    さらに、前記プログラムは、前記コンピュータに、
    前記端末装置の現在の位置の情報を受信する処理と、
    前記端末装置の現在の位置と時間に基づいて現在のユーザの状態を判定し、前記現在のユーザの状態と前記ユーザの行動パターンに応じた情報を前記端末装置へ配信する処理と、
    を実行させるものであることを特徴とするプログラム。
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