JPWO2013154035A1 - ガラス板 - Google Patents

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史朗 谷井
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Abstract

本発明は、フロートバス内の溶融金属(例えば溶融スズ)上に連続的に供給される溶融ガラスを溶融金属上で流動させて成形されるガラス板において、フロートバス内で還元雰囲気に曝されたトップ面から深さ0.3〜0.5μmの位置でのガラスの硫黄濃度が、トップ面から深さ3μmの位置でのガラスの硫黄濃度と同等以上であるガラス板に関する。

Description

本発明は、ガラス板に関する。
ガラス板の成形方法として、フロート法が広く用いられている。フロート法は、フロートバス(以下、単に「バス」ともいう)内の溶融金属(例えば溶融スズ)上に連続的に供給される溶融ガラスを溶融金属上で流動させて帯板状に成形する(例えば、特許文献1参照)。
バス内の雰囲気は、溶融金属の酸化を防止するため、水素ガスを含む還元雰囲気とされることが多い。水素ガスは、外部から混入する酸素ガスと反応することで、溶融金属の酸化を防止する。
一方で、上記特許文献1には、バス内の雰囲気を酸化雰囲気とすることが開示されている。酸化雰囲気は溶融ガラスの表面張力を低減するので、溶融ガラスの成形が容易である。酸化雰囲気としては、亜硫酸(SO)ガス、三酸化硫黄(SO)ガスを含むものが最適であると記載されている。
尚、亜硫酸ガス、及び三酸化硫黄ガスは、水素ガスを含む還元雰囲気中では、硫化水素(HS)ガス等になり、安定に存在できないので、溶融ガラスの表面張力を低減することができない。
日本国特公昭46−41915号公報
従来のガラス板は、バス内で還元雰囲気に曝された主面に多数の微小欠陥が形成されることがあり、曲げ強度に改善の余地があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、曲げ強度に優れたガラス板の提供を目的とする。
上記目的を解決するため、本発明の一の態様によるガラス板は、
フロートバス内の溶融金属上に連続的に供給される溶融ガラスを前記溶融金属上で流動させて成形されるガラス板において、
前記ガラス板の前記フロートバス内で還元雰囲気に曝された主面から深さ0.3〜0.5μmの位置でのガラスの硫黄濃度が、前記主面から深さ3μmの位置でのガラスの硫黄濃度と同等以上であることを特徴とする。
本発明によれば、曲げ強度に優れたガラス板が提供される。
図1は、本発明の一実施形態によるガラス板の硫黄濃度の分布を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態によるガラス板の製造装置の説明図(1)である。 図3は、本発明の一実施形態によるガラス板の製造装置の説明図(2)である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、以下の図面において、同一のまたは対応する構成には、同一のまたは対応する符号を付して、説明を省略する。
本実施形態によるガラス板の製造方法は、例えば溶解工程、成形工程、徐冷工程、及び切断工程を有し、必要に応じて研磨工程をさらに有する。研磨工程は、ガラス板の用途に応じて行われる。
溶解工程は、複数種類の原料を混ぜて調製したガラス原料を溶解して、溶融ガラスを得る。ガラス原料は、溶解炉内に投入された後、バーナから噴射される火炎の輻射熱によって溶解され、溶融ガラスとなる。
成形工程は、溶解工程で得られる溶融ガラスをバス内の溶融金属(例えば溶融スズ)上に連続的に供給し、溶融金属上で溶融ガラスを流動させて成形し、板状ガラス(所謂ガラスリボン)を得る。この成形方法は、フロート法と呼ばれる。バス内の雰囲気は、溶融金属の酸化を防止するため、水素ガスを含む還元雰囲気とされる。板状ガラスは、所定方向に流動しながら冷却され、バスの出口付近で溶融金属から引き上げられる。
徐冷工程は、成形工程で得られる板状ガラスを徐冷炉内で徐冷する。板状ガラスは、徐冷炉内において、徐冷炉の入口から出口に向けて、ロール上を水平に搬送されながら徐冷される。徐冷炉内において、徐冷炉の入口付近で板状ガラスの表面に亜硫酸(SO)ガスなどが吹き付けられ、板状ガラスの表層に硫酸塩膜が形成される。徐冷炉の出口は大気に開放されているので、徐冷炉内の雰囲気は大気雰囲気である。
切断工程は、徐冷工程で徐冷された板状ガラスを切断機で所定寸法に切断する。切断工程において、板状ガラスの幅方向両縁部(所謂耳部)が切除される。板状ガラスの幅方向両縁部は、表面張力等の影響で肉厚になるからである。
研磨工程は、切断工程で得られるガラス板の主面を研磨する。研磨工程では、ガラス板の用途に応じて、バス内で溶融金属と接触した主面(以下、「ボトム面」という)が研磨される。ボトム面と反対側の主面であってバス内で還元雰囲気に曝された主面(以下、「トップ面」という)は研磨されない。
このようにして、製品であるガラス板が得られる。ガラス板は、例えば車両用の窓ガラス、建築物用の窓ガラス、ディスプレイ用の基板、ディスプレイ用のカバーガラス、又はフォトマスク用の基板として用いられる。「ディスプレイ」は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)を含む。
図1は、本発明の一実施形態によるガラス板の硫黄濃度の分布図である。図1において、本実施形態のガラス板の硫黄濃度の分布を実線、従来のガラス板の硫黄濃度の分布を破線で示す。縦軸はガラス中の硫黄濃度(atoms/cm)、横軸はトップ面からの深さ(μm)を示す。ガラス中の硫黄濃度は、2次イオン質量分析計(SIMS)でトップ面を削りながら測定した。
ガラス板中の硫黄濃度の分布は、成形工程における還元雰囲気中の硫黄濃度の影響を受ける。還元雰囲気中の硫黄濃度が低いと、揮発成分である硫黄が溶融ガラスの上面(ガラス板のトップ面)から還元雰囲気に抜け出しやすい。還元雰囲気中の硫黄濃度が高いと、還元雰囲気中の硫黄が溶融ガラスの上面に入り込みやすい。また、ガラス板中の硫黄濃度の分布は、徐冷工程で用いられるSOガスの影響も受ける。
図1に実線及び破線で示すように、トップ面からの深さ0.05μm未満の位置では、トップ面に近づくほどガラス中の硫黄濃度が増える。これは、徐冷工程で用いたSOガスの影響によるものである。徐冷工程では、成形工程に比べてガラスの温度が低いので、成形工程に比べて外気の影響を受ける位置の深さが浅い。また、深さ3μm以上の位置では、バス内で成形する過程で雰囲気の影響を受けるには深すぎるため、ガラス中の硫黄濃度が一定である。
本実施形態のガラス板は、従来のガラス板と異なり、トップ面から深さ0.3〜0.5μmの位置(成形工程における外気の影響を受け、且つ徐冷工程における外気の影響をほとんど受けない位置)でのガラスの硫黄濃度が、トップ面から深さ3μmの位置(成形工程及び徐冷工程における外気の影響をほとんど受けない位置)でのガラスの硫黄濃度と同等以上である。そのため、詳しくは後述するが成形工程において揮発成分である硫黄が溶融ガラスの上面(ガラス板のトップ面)から還元雰囲気に抜け出す量が少なく、トップ面に微小欠陥(ガラスの分相を含む)がほとんどない。
尚、本実施形態のガラス板は、図1に実線で示すように、トップ面から深さ0.05〜0.3μmの位置において、トップ面に近づくほどガラス中の硫黄濃度が減っている。この現象は、成形工程においてバス内の上流側に硫黄含有ガスを供給している影響によるものである。バスの上流側では還元雰囲気中の硫黄濃度が高く、バス内の下流側では還元雰囲気中の硫黄濃度が低くなる。そのため、バスの上流側で還元雰囲気から溶融ガラスの上面(ガラス板のトップ面)に入り込んだ硫黄が、バスの下流側で還元雰囲気に抜け出していると考えられる。
本実施形態のガラス板は、上述の如く、トップ面に硝子格子中の微小欠陥(以降微小欠陥と表わす)がほとんどないので、トップ面に引張応力を加えたときの曲げ強度が良好である。曲げ強度は、ボールオンリング法で測定される。曲げ強度の測定方法の詳細については実施例で説明する。
曲げ強度は、ガラス板のガラスの種類やガラス板の板厚によるが、板厚0.2〜0.7mm(好ましくは0.5〜0.7mm)の無アルカリガラス板の場合、例えば4GPa以上である。また、板厚0.2〜0.7mm(好ましくは0.5〜0.7mm)のソーダライムガラス板の場合、例えば2.5GPa以上である。
また、本実施形態のガラス板は、トップ面に微小欠陥がほとんどないので、表面の汚れ除去や表面の粗化を目的としてバッファードフッ酸の溶液で表面処理を行ったとき、起点がないため異物の付着が抑えられ、表面処理後のヘイズ値(曇り度)が良好である。「ヘイズ」とは、ガラス板の透過光のうち、前方散乱によって入射光から2.5°以上それた透過光の百分率のことである(JIS K7136;2000)。入射光の光軸は、ガラス板の板厚方向と平行とされる。ヘイズ値の測定方法の詳細については実施例で説明する。
ヘイズ値は、ガラス板のガラスの種類等によるが、無アルカリガラスの場合、例えば1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.2%以下である。また、ソーダライムガラスの場合、例えば3%以下、好ましくは1%以下、より好ましくは0.5%以下である。
ガラス板のガラスの種類は、ガラス板の用途に応じて選択される。例えばLCD用のガラス基板の場合、無アルカリガラスが用いられる。また、車両用の窓ガラス、建築物用の窓ガララス、及びPDP用のガラス基板の場合、ソーダライムガラスが用いられる。ディスプレイ用のカバーガラスの場合、化学強化可能なソーダライムガラスが主に用いられる。フォトマスク用の基板の場合、熱膨張係数の低い石英ガラスが主に用いられる。
無アルカリガラスは、例えば、酸化物基準の質量%表示で、SiO:50〜66%、Al:10.5〜24%、B:0〜12%、MgO:0〜8%、CaO:0〜14.5%、SrO:0〜24%、BaO:0〜13.5%、ZrO:0〜5%、SnO:0〜3%を含有し、MgO+CaO+SrO+BaO:9〜29.5%であって、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1%以下であってよい。
無アルカリガラスは、好ましくは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:58〜66%、Al:15〜22%、B:5〜12%、MgO:0〜8%、CaO:0〜9%、SrO:3〜12.5%、BaO:0〜2%、SnO:0〜1%を含有し、MgO+CaO+SrO+BaO:9〜18%であって、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1%以下である。
無アルカリガラスは、成形工程における溶融ガラスの発泡の制限のため、バルクの硫黄濃度が1質量%以下であってよい。「バルク」は、ガラス板の板厚方向中央部分を意味する。バルクの硫黄濃度は、例えば0.1質量%以上、好ましくは0.2質量%以上である。バルクの硫黄濃度が0.1質量%以上であると、成形工程において溶融ガラスから揮散する硫黄が還元雰囲気中に蓄積しやすく、還元雰囲気中の硫黄濃度が高くなりやすい。還元雰囲気中の硫黄濃度が十分に高くなると、その後に溶解炉からバス内に供給される溶融ガラスからの硫黄の揮散が抑制される。尚、溶解温度の高いガラス原料の場合、ガラス原料中に含まれる大部分の硫黄が溶解炉内の雰囲気中に揮散してしまうため、バルクの硫黄濃度は0.1質量%未満であってもよい。溶解炉の温度は、バス内の温度よりも高い。
ソーダライムガラスは、例えば、酸化物基準の質量%表示で、SiO:65〜75%、Al:0〜13%、CaO:0〜15%、MgO:0〜15%、NaO:10〜20%、KO:0〜10%、LiO:0〜5%、Fe:0〜3%、TiO:0〜5%、CeO:0〜3%、BaO:0〜10%、SrO:0〜5%、B:0〜5%、ZnO:0〜5%、ZrO:0〜10%、SnO:0〜3%、SO:0〜0.5%を含有する。
次に、図2及び図3に基づいて、上記ガラス板の成形工程の詳細について説明する。
図2及び図3は、本発明の一実施形態によるガラス板の製造装置の説明図である。図2はバスの平面断面図、図3はバスの側面断面図である。
成形工程では、バス10内の溶融金属20上で溶融ガラス30を流動させながら冷却して帯板状に成形する。溶融金属20の酸化を防止するため、バス10内の上部空間は水素ガスを含む還元雰囲気40で満たされている。外気の侵入を防止するため、バス10内の上部空間は大気圧よりも高い正圧に保たれている。バス10には、スパウトリップ50、ヒータ60、給気路70、及び排気路80等が設けられている。
スパウトリップ50は、溶融ガラス30をバス10内に供給する供給路であって、バス10の入口12に設置される。スパウトリップ50は、溶融ガラス30を作製する溶解炉に接続されている。
ヒータ60は、バス10内を加熱するものであって、例えば図3に示すように、バス10の天井から吊り下げられている。ヒータ60は、例えば、溶融ガラス30の流動方向(X方向)及び幅方向(Y方向)に間隔をおいて複数設けられ、マトリックス状に配置されている。X方向及びY方向は互いに直交する水平方向である。
ヒータ60の出力は、バス10の入口12から出口14に向かうほど溶融ガラス30の温度が低くなるように制御される。また、ヒータ60の出力は、溶融ガラス30の厚さが幅方向(Y方向)に均一になるように制御される。
給気路70は、バス10内に還元性ガスを給気する通路であって、例えば図3に示すようにバス10の天井に設置される。給気路70は、所定方向(X方向)に間隔をおいて複数設けられている。
還元性ガスは、水素ガスと窒素ガスとの混合ガスであって良い。還元性ガス中に占める水素ガスの割合は、例えば0.1〜15体積%である。
排気路80は、還元雰囲気40を排気する通路であって、例えば図3に示すようにバス10の側壁に設置される。排気路80は、所定方向(X方向)に間隔をおいて複数設けられている。
図3に示すように、溶融ガラス30を帯板状に成形した板状ガラス(ガラスリボン)は、バス10の出口14付近で溶融金属20から引き上げられる。その後、板状ガラスは、徐冷工程、切断工程等を経て、製品であるガラス板となる。
ガラス板が所定の硫黄濃度分布を有するように、溶融ガラス30の少なくとも一部の上方において還元雰囲気40中の硫黄濃度を1mg/Nm以上(好ましくは、5mg/Nm以上)とする。
還元雰囲気40中の硫黄は、主に化合物のガスとして存在する。化合物としては、例えば硫化水素(HS)等が挙げられる。硫化水素ガスは、例えば下記の式(1)のように溶融ガラス30の上面と反応してガラスの硫黄濃度を増やすと共に、溶融ガラス30の上面から還元雰囲気への硫黄の揮散を抑制する。
S+Si-O-R2+-O-Si→Si-OH+Si-OH+RS・・・(1)
式(1)中、Rはアルカリ土類金属を表す。
尚、ガラスに含まれる硫黄は、例えば下記の式(2)のように水素(H)ガスに曝されることで還元雰囲気に揮散する。
SO+3H→HS+2HO・・・(2)
溶融ガラス30の下面は水素ガスに曝されていないので、溶融ガラス30の下面からは外部に硫黄が抜け難く、ボトム面には微小欠陥が生じ難い。
溶融ガラス30の少なくとも一部の上方において還元雰囲気40中の硫黄濃度を1mg/Nm以上とすることで、溶融ガラス30の上面から還元雰囲気への硫黄の揮散を抑制することができ、トップ面に生じる微小欠陥を低減することができる。
溶融ガラス30中の硫黄の揮発は高温側ほど起きやすいので、上記効果を十分に得るため、少なくとも溶融ガラス30の粘度が10dPa・s以下となる位置の上方において還元雰囲気40中の硫黄濃度が1mg/Nm以上であることが好ましい。より好ましい範囲は5mg/Nm以上である。
ここで、溶融ガラス30の粘度としては、溶融ガラス30の幅方向中央の粘度を代表値として用いる。尚、溶融ガラス30の幅方向中央の粘度が10dPa・sとなる位置よりも下流側(低温側)での還元雰囲気40中の硫黄濃度は、特に限定されず、1mg/Nm以上であっても良いし、1mg/Nm未満であっても良い。
還元雰囲気40中の硫黄濃度が過剰になると、固体の硫化物が発生し溶融ガラス30の上面へ落下する。そこで、硫化物の落下を抑制するため、還元雰囲気40中の硫黄濃度は、例えば10mg/Nm以下であってよい。
還元雰囲気40中の硫黄濃度の調節は、特に限定されないが、例えば、硫黄又は硫黄化合物の溶融金属20への供給量の調節で行われる。溶融金属20中の硫黄濃度が高くなるほど、溶融金属20から還元雰囲気40に放出される硫黄の量が増えるので、還元雰囲気40中の硫黄濃度が高くなる。
硫黄又は硫黄化合物の溶融金属20への供給は、溶融金属20の上面のうち、溶融ガラス30で覆われていない部分で行われる限り、バス10内の任意の位置で実施されて良い。溶融ガラス30の流動に伴って、溶融金属20も流動するので、溶融金属20が均質化するからである。
硫黄化合物としては、例えば、硫化スズ(SnS)等の硫化物、硫酸カルシウム(CaSO)等の硫酸塩が用いられ、硫黄の価数は特に限定されない。これらの中でも、溶融金属20である溶融スズの汚染・変質を抑制でき、沸点が高い硫化スズが好ましい。
溶融金属20中の硫黄濃度は、バス10の容量や構成、還元雰囲気40の給気速度や排気速度等に応じて設定されるが、例えば1質量ppm以上、好ましくは3質量ppm以上である。1質量ppm以上であると、溶融ガラス30の少なくとも一部の上方において還元雰囲気40中の硫黄濃度を1mg/Nm以上とすることが可能である。また、溶融金属20中の硫黄濃度は、固体の硫化錫がボトム面やトップ面に付着し欠点となることを抑止する目的で、30質量ppm以下であって良い。
溶融金属20の温度が高くなるほど、溶融金属20から還元雰囲気40に放出される硫黄の量が増える。図2に示すようにX方向に間隔をおいて複数の排気路80が設けられている場合、X方向にガスが流れにくいので、還元雰囲気40中の硫黄濃度は上流側(高温側)ほど高い値となる。
還元雰囲気40中の硫黄濃度の調節は、硫黄含有ガスのバス10内への供給量の調節で行われてもよい。硫黄含有ガスは、還元性ガスとは別に供給してもよいし、還元性ガスに混ぜて給気路70から供給してもよい。給気路70から供給する場合、複数の給気路70のうち、上流側の給気路70からのみ硫黄含有ガスを供給してよい。硫黄含有ガスとしては、特に限定されないが、例えば硫化水素(HS)ガスなどが挙げられる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に制限されることはない。本発明の範囲を逸脱することなく、上記の実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
以下に、実施例等により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
[例1〜例5]
硫化水素(HS)ガスのバス内への単位時間当たりの供給量を例1〜例5の順で増やした他は同様にして、略同じ組成の無アルカリガラスからなるガラス板を製造した。例1〜例2が比較例、例3〜例5が実施例である。尚、例1〜例5において、硫化水素ガスの供給位置はバスの上流側とした。また、硫化水素ガスの供給量は、例1では0Nm/min、例2では0.01Nm/min、例3では0.03Nm/min、例4では0.06Nm/min、例5では0.1Nm/minとした。
無アルカリガラスは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:59.5%、Al:17%、B:8%、MgO:3.3%、CaO:4%、SrO:7.6%、BaO:0.1%、ZrO:0.1%を含有し、MgO+CaO+SrO+BaO:15%であって、残部が不可避的不純物であり、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1%以下であった。ガラス組成の測定には、蛍光X線分析装置(リガク社製、ZSX100e)を用いた。
得られたガラス板を加工して、バルクの硫黄濃度の測定用サンプル、トップ面近傍における硫黄濃度の測定用サンプル、曲げ強度の測定用サンプル(厚さ0.5mm)、及びBHF処理後のヘイズの測定用サンプル(厚さ0.5mm)を用意した。バルクの硫黄濃度の測定用サンプルは、ボトム面及びトップ面を研磨し、ガラス板の板厚方向中央部を削り出して作製した。その他の測定用サンプルでは、ボトム面は研磨し、トップ面は研磨しなかった。
バルクの硫黄濃度は、蛍光X線分析装置(リガク社製、ZSX100e)により測定した。蛍光X線分析は、2次イオン質量分析に比べて大面積の領域を精度良く測定するのに適している。
トップ面近傍における硫黄濃度は、2次イオン質量分析計(アルバック社製、adept 1010)でトップ面を削りながら測定した。測定結果から、トップ面から深さ0.4μmの位置でのガラスの硫黄濃度A(atoms/cm)と、トップ面から深さ3μmの位置でのガラスの硫黄濃度B(atoms/cm)との比(A/B)を求めた。
ガラス板の曲げ強度は、ボールオンリング法により測定した。測定用サンプルは、トップ面に引張応力が加わるように、トップ面を下向きにして円環状のリングに載せ、リングの中心線上に中心が配置されるボールで上方から押圧した。尚、リングの断面形状は直径5mmの円形状とし、リングの上端縁の直径は30mmとした。また、ボールの直径は10mmとし、ボールの移動速度は10mm/secとした。
板厚0.5mmの測定用サンプルが撓み部分で割れたときの破壊荷重W(kN)を測定し、下記の式(3)に基づいて曲げ強度S(GPa)に換算した。
S=−1.5584W+4.8569W−7.4492W+8.85W・・・(3)
(但し、W≦1.2kN)
式(3)は、コンピュータを用いたシミュレーション解析で導出した。シミュレーション解析の解析ソフトには、Solid Works社製「Solid Works Simulation」を用いた。尚、解析では、ガラス板のポアソン比を0.23、ガラス板のヤング率を77GPaとした。これらの物性値は、一般的な無アルカリガラス板の物性値であるが、一般的なソーダライムガラス板の物性値(ポアソン比:0.23、ヤング率72GPa)とも近い。そのため、式(3)は、無アルカリガラス板とソーダライムガラス板の両方に適用できる。
ガラス板のBHF処理後のヘイズ値は、ヘイズメータ(日本電色工業社製、NDH500)で測定した。測定用サンプルは、BHFの溶液中に25℃で20分間浸漬して表面処理し、続いて洗浄、乾燥した後、ヘイズの測定に供した。BHFの溶液としては、HF:0.5質量%、NHF:36質量%、水(イオン交換水):63.5質量%からなる溶液を用いた。洗浄は、BHF処理後の測定用サンプルを水道水、蒸留水、及びIPA(イソプロピルアルコール)にこの順で浸漬して行った。
バルクの硫黄濃度、トップ面近傍におけるA/B、破壊荷重、曲げ強度及びヘイズの測定結果を表1に示す。破壊荷重及び曲げ強度はバラツキが大きいので、30個の測定データをワイブル統計解析法(JIS R1625;2010)に準じた方法で解析し、累積破壊確率が50%の破壊荷重を用いて曲げ強度を求めた。
[例6〜例10]
硫化水素(HS)ガスのバス内への単位時間当たりの供給量を例6〜例10の順で増やした他は同様にして、略同じ組成のソーダライムガラスからなるガラス板を製造した。例6〜例7が比較例、例8〜例10が実施例である。尚、例6〜例10において、硫化水素ガスの供給位置はバスの上流側とした。また、硫化水素ガスの供給量は、例6では0Nm/min、例7では0.01Nm/min、例8では0.05Nm/min、例9では0.1Nm/min、例10では0.2Nm/minとした。
ソーダライムガラスは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:71.5%、Al:1.8%、CaO:8.5%、MgO:4.0%、NaO:13.0%、KO:0.5%、Fe:0.1%、TiO:0.05%、SO:0.2%を含有し、残部が不可避的不純物であった。ガラス組成の測定には、蛍光X線分析装置(リガク社製、ZSX100e)を用いた。
得られたガラス板については徐冷工程で生成する硫酸塩の影響を除去するためボトム面のみを研磨することで、トップ面近傍における硫黄濃度の測定用サンプル、曲げ強度の測定用サンプル(厚さ0.5mm)、及びBHF処理後のヘイズの測定用サンプル(厚さ0.5mm)を用意した。バルクの硫黄濃度の測定用サンプルは、ボトム面及びトップ面を研磨し、ガラス板の板厚方向中央部を削り出して作製した。その他の測定用サンプルでは、ボトム面は研磨し、トップ面は研磨しなかった。
バルクの硫黄濃度、トップ面近傍におけるA/B、破壊荷重、曲げ強度及びヘイズの測定結果を表1に示す。尚、測定方法は、例1〜例5と同様である。
Figure 2013154035
本出願は、2012年4月10日出願の日本特許出願2012−089280に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10 フロートバス
12 フロートバスの入口
14 フロートバスの出口
20 溶融金属
30 溶融ガラス
40 還元雰囲気
50 スパウトリップ
60 ヒータ
70 給気路
80 排気路

Claims (10)

  1. フロートバス内の溶融金属上に連続的に供給される溶融ガラスを前記溶融金属上で流動させて成形されるガラス板において、
    前記ガラス板の前記フロートバス内で還元雰囲気に曝された主面から深さ0.3〜0.5μmの位置でのガラスの硫黄濃度が、前記主面から深さ3μmの位置でのガラスの硫黄濃度と同等以上であることを特徴とするガラス板。
  2. 前記ガラス板のガラスは、無アルカリガラスである請求項1に記載のガラス板。
  3. 板厚が0.2〜0.7mmであって、前記主面に引張応力を加えたときの曲げ強度が4GPa以上である請求項2に記載のガラス板。
  4. フッ酸(HF):0.5質量%、フッ化アンモニウム(NHF):36質量%、水:63.5質量%からなるバッファードフッ酸の溶液中に25℃で20分間浸漬した後のヘイズ値が1%以下である請求項2又は3に記載のガラス板。
  5. 前記無アルカリガラスは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:50〜66%、Al:10.5〜24%、B:0〜12%、MgO:0〜8%、CaO:0〜14.5%、SrO:0〜24%、BaO:0〜13.5%、ZrO:0〜5%、SnO:0〜3%を含有し、MgO+CaO+SrO+BaO:9〜29.5%であって、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1%以下である請求項2〜4のいずれか1項に記載のガラス板。
  6. 前記無アルカリガラスは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:58〜66%、Al:15〜22%、B:5〜12%、MgO:0〜8%、CaO:0〜9%、SrO:3〜12.5%、BaO:0〜2%、SnO:0〜1%を含有し、MgO+CaO+SrO+BaO:9〜18%であって、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1%以下である請求項5に記載のガラス板。
  7. 前記ガラス板のガラスは、ソーダライムガラスである請求項1に記載のガラス板。
  8. 板厚が0.2〜0.7mmであって、前記主面に引張応力を加えたときの曲げ強度が2.5GPa以上である請求項7に記載のガラス板。
  9. フッ酸(HF):0.5質量%、フッ化アンモニウム(NHF):36質量%、水:63.5質量%からなるバッファードフッ酸の溶液中に25℃で20分間浸漬した後のヘイズ値が3%以下である請求項7又は8に記載のガラス板。
  10. 前記ソーダライムガラスは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:65〜75%、Al:0〜13%、CaO:0〜15%、MgO:0〜15%、NaO:10〜20%、KO:0〜10%、LiO:0〜5%、Fe:0〜3%、TiO:0〜5%、CeO:0〜3%、BaO:0〜10%、SrO:0〜5%、B:0〜5%、ZnO:0〜5%、ZrO:0〜10%、SnO:0〜3%、SO:0〜0.5%を含有する請求項7〜9のいずれか1項に記載のガラス板。
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