JPWO2013132587A1 - エレベータ用調速機及びエレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

戸開した乗りかごの下降時に非常止め装置を適切に作動可能なエレベータ用調速機を提供する。このため、エレベータ用調速機において、綱車の回転速度に応じて綱車の半径方向外側へと移動する振子と、乗りかご下降時に振子が綱車の半径方向外側へと所定量以上移動すると調速機ロープを拘束するロープ拘束手段と、振子に設けられた突出体と、突出体と接触可能な突出位置及び突出体と接触不可能な後退位置の間で移動可能に設けられたカムと、戸開時にカムを後退位置から突出位置へと移動させるカム移動手段と、を備え、カムは、突出位置にある場合に、乗りかご下降時の方向に綱車とともに回転する振子の突出体を案内して、振子を綱車の半径方向外側へと所定量以上移動させるように形成されたカム面を有し、カム移動手段は、カムの移動過程でカム当接部及び振子を綱車の半径方向外側へと移動させない方向からカムを突出位置へと移動させる。

Description

この発明は、エレベータ用調速機及びエレベータ装置に関するものである。
従来におけるエレベータ用調速機においては、非常止め装置を作動させるための調速機ロープが巻かれ、乗りかごの昇降速度に応じて回転する綱車と、綱車に回動可能に取り付けられ、綱車の回転による遠心力により回動されるフライウェイトと、前記遠心力に逆らう方向へフライウェイトを付勢するバネと、綱車の綱車軸を中心に回転可能に設けられたラチェットと、フライウェイトに設けられ、乗りかごの下降速度が所定の過速度に達したときにラチェットに係合し、綱車と同方向へラチェットを回転させるラッチ部と、ラチェットが回転したときに調速機ロープを制御するシューと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、乗りかごの昇降に同期して循環移動する調速用ロープと、調速用ロープに接続された状態で乗りかごに設けられ、調速用ロープが乗りかごに対して引き上げられることにより動作して、ガイドレールを把持して乗りかごの下降を制止する非常止め装置と、乗りかごが所定速度よりも大きい速度で下降している状態を検出した場合に、調速用ロープを制止して非常止め装置を動作させ、乗りかごの下降を制止させる調速機と、を備え、前記調速機は、乗りかごのかご戸が開いていると検出されているときは調速用ロープを把持し、乗りかごが下降した場合に非常止め装置を動作させて乗りかごの下降を防止するものも従来において知られている(例えば、特許文献2参照)。
日本特許第4437574号公報 日本特開2009−173429号公報
このように、特許文献1に示された従来におけるエレベータ用調速機は、乗りかごの下降速度が所定の過速度(非常止め動作速度)に達した場合に調速機ロープを拘束して非常止め装置を作動させるものである。一方、乗りかごが停止階で戸開した状態で巻上機ブレーキの異常等により予期せぬ下降を始めた場合、所定の距離内に乗りかごを制止させる必要がある。
しかしながら、この所定の距離内では、乗りかごの下降速度が非常止め動作速度に達しない場合もあり得るため、この従来におけるエレベータ用調速機は、乗りかごが停止階で戸開した状態における乗りかごの下降を防止するためには用いることができないという課題がある。
これに対し、特許文献2に示された従来のエレベータ用調速機は、かご戸が戸開している場合に、操作レバーによりフライウェイト(振子)のローラを押圧して、調速機を乗りかごの下降速度が非常止め動作速度に達したのと同様の状態にすることにより、この状態で乗りかごが下降した場合に、調速機ロープを把持して非常止め装置を作動させることが可能である。
しかしながら、通常、利用者が乗りかご内に乗り込んだ際には、いく分かの乗りかごの沈み(下降)が発生することがある。特許文献2に記載のエレベータ用調速機では、かご戸が戸開した際にフライウェイト(振子)のローラが丁度操作レバーにより押圧される位置にあった場合には、わずかな乗りかごの下降量でも調速機ロープを把持して非常止め装置が作動してしまうことになる。すなわち、このような場合には、利用者が乗りかご内に乗り込んだ際に通常生じ得る程度の乗りかごの沈み(下降)によっても非常止め装置が誤作動してしまう可能性があるという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、戸開時に乗りかごの下降が発生した場合における非常止め装置の誤作動を防止して適切に非常止め装置を作動させることができるエレベータ用調速機及びエレベータ装置を得るものである。
この発明に係るエレベータ用調速機においては、エレベータの昇降路内に昇降自在に配設された乗りかごの昇降に同期して循環移動する調速機ロープと、前記調速機ロープが巻き掛けられ、前記調速機ロープを介して前記乗りかごの昇降に同期して回転する綱車と、を有し、前記乗りかごの下降速度が所定速度に達した場合に前記調速機ロープの循環移動を拘束するエレベータ用調速機であって、前記綱車に設けられて前記綱車と一体に回転し、前記綱車の回転速度に応じて前記綱車の半径方向外側へと移動する振子と、前記乗りかごが下降している場合に前記振子が前記綱車の半径方向外側へと所定量以上移動したときに、前記調速機ロープの循環移動を拘束するロープ拘束手段と、前記振子に設けられ、前記綱車に対して前記振子と一体となって移動するカム当接部と、前記カム当接部と接触可能な突出位置及び前記カム当接部と接触不可能な後退位置の間で移動可能に設けられたカムと、前記乗りかごのかご戸の戸開時に前記カムを前記後退位置から前記突出位置へと移動させるカム移動手段と、を備え、前記カムは、前記突出位置にある場合に、前記乗りかごが下降するときの方向に前記綱車と一体に回転する前記振子の前記カム当接部を案内して、前記振子を前記綱車の半径方向外側へと前記所定量以上移動させるように形成されたカム面を有し、前記カム移動手段は、前記カムの移動過程で、前記カム当接部及び前記振子を前記綱車の半径方向外側へと移動させない方向から、前記カムを前記突出位置へと移動させる構成とする。
また、この発明に係るエレベータ装置に関しては、前記したエレベータ用調速機と、前記乗りかごに設けられ、前記調速機ロープが前記乗りかごに対して引き上げられた場合に作動して前記乗りかごを制止する非常止め装置と、を備えた構成とする。
この発明に係るエレベータ用調速機及びエレベータ装置においては、戸開時に乗りかごの下降が発生した場合における非常止め装置の誤作動を防止して適切に非常止め装置を作動させることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機を備えたエレベータ装置の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機の正面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機の側面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機の要部を示す透視正面図である。 この発明の実施の形態1に係る図4の矢印Aの方向から見た要部拡大矢視図である。 この発明の実施の形態1に係る図5におけるソレノイドコイルへの通電によるカムの移動を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ走行時における動作を説明する第1の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ走行時における動作を説明する第2の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ走行時における動作を説明する第3の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ走行時における動作を説明する第4の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ戸開時における動作を説明する第1の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ戸開時における動作を説明する第2の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ戸開時における動作を説明する第3の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機のエレベータ戸開時における動作を説明する第4の図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ用調速機の振子のピンによりカムの移動が妨げられた状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る図15の矢印Bの方向から見た要部拡大矢視図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータ用調速機の正面図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図14は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータ用調速機を備えたエレベータ装置の全体構成を模式的に示す図、図2はエレベータ用調速機の正面図、図3はエレベータ用調速機の側面図、図4はエレベータ用調速機の要部を示す透視正面図、図5は図4の矢印Aの方向から見た要部拡大矢視図、図6は図5におけるソレノイドコイルへの通電によるカムの移動を説明する図、図7から図10はエレベータ用調速機のエレベータ走行時における動作を説明する図、図11から図14はエレベータ用調速機のエレベータ戸開時における動作を説明する図、図15はエレベータ用調速機の振子のピンによりカムの移動が妨げられた状態を示す正面図、図16は図15の矢印Bの方向から見た要部拡大矢視図である。
図1において、1は、エレベータが設置される建築物内に立設された昇降路である。この昇降路1内には、利用者や荷物等を積載して昇降する乗りかご2が配設されている。この乗りかご2の上端には主ロープ3の一端が連結されており、この主ロープ3の他端は釣合い重り4の上端に連結されている。そして、主ロープ3の中間部は、昇降路の頂部に設けられた機械室5内に設置された巻上機6の駆動シーブに巻き掛けられている。このようにして、乗りかご2及び釣合い重り4は、主ロープ3によって昇降路内で互いに相反する方向に昇降自在なつるべ状に吊持されている。
乗りかご2の正面に設けられた出入口には、この出入口を開閉するかご戸2aが設けられている。乗りかご2の昇降動作や戸開閉動作等を含むエレベータの運転全般は、機械室5内に設置されている制御盤5aにより制御されている。
機械室5内には調速機7が設置されており、この調速機7には綱車8が双方向回転自在に設けられている。また、昇降路1の下部には張車9が双方向回転自在に設けられており、調速機7の綱車8と張車9とには、調速機ロープ10が無端状に巻き掛けられている。
この調速機ロープ10はアーム部2bを介して乗りかご2に係止されており、乗りかご2の昇降に伴って調速機ロープ10が周回し綱車8が回転する。この際の綱車8の回転速度は乗りかご2の昇降速度に応じて決まる。すなわち、乗りかご2の昇降速度が速くなれば綱車8の回転速度も速くなり、乗りかご2の昇降速度が遅くなれば綱車8の回転速度も遅くなる。また、綱車8の回転方向は乗りかご2が上昇しているか下降しているのかにより決まる。
なお、ここでは、昇降路1の頂部に機械室5が存在する場合を例に挙げて説明したが、機械室5が存在しないいわゆる機械室レスエレベータであってもよい。機械室レスエレベータの場合には、制御盤5a、巻上機6、調速機7は昇降路1内の所定の位置に配設される。
次に、調速機7の構成について、図2から図5を参照しながら説明する。調速機7の綱車8は、綱車8の中心に設けられた綱車軸8aを介してフレーム11に支持されている。綱車8の一側面には、一対の振子12が取り付けられている。これらの一対の振子12は、それぞれの一端寄りにおいて綱車8の一側面に振子軸12aを介して取り付けられている。各振子12はそれぞれの振子軸12aを中心として振れることが可能である。
これら一対の振子12は、綱車軸8aに対して対称となる位置に配置されている。そして、これらの振子12はリンク棒12bにより連結されており、これらの振子12の振れが連動するようになっている。また、一対の振子12の一方には、振子12の重り側を綱車軸8aに接近させる方向へと振子12を振れさせるように付勢する振子用バネ13が設けられている。
このようにして設けられた一対の振子12は、乗りかご2の停止時においては、振子用バネ13の作用により振子12の重り側が最も綱車軸8aに接近した位置に配置されている。乗りかご2が昇降して綱車8が回転すると、一対の振子12も綱車8と一体となって回転する。そして、綱車8の回転に伴って振子12の重りに働く遠心力の作用により、振子12は振子軸12aを中心として綱車8の半径方向外側に広がるように振れようとする。ただし、遠心力により振子12を半径方向外側に広げようとするモーメントが、それに抗する方向に働く振子用バネ13によるモーメントを上回るまでは、実際に振子12が半径方向外側へと振れ始めない。
綱車8の回転速度が所定の回転速度より速くなると、遠心力により振子12を半径方向外側に広げようとするモーメントが、振子用バネ13によるモーメントを上回り、振子12は半径方向外側に広がり始める。そして、綱車8の回転速度が速くなるほど振子12に働く遠心力が大きくなり、振子12はより綱車8の半径方向外側へと広がっていく。
一対の振子12の一方には、係合爪14が取り付けられている。この係合爪14は、当該一方の振子12の振子軸12aと同軸に設けられており、当該一方の振子12と一体となって振れるようになっている。
また、綱車8の一側面には、外周にラチェット歯を有する略円形状のラチェット15が、綱車8の綱車軸8aと同軸に設けられている。このラチェット15と綱車8とは、同軸ではあるが、それぞれが独立して別個に回転することができるようになっている。
係合爪14が設けられた振子12が綱車8の半径方向外側へと所定量以上広がると、係合爪14と、ラチェット15外周のラチェット歯とが接触するようになる。そして、係合爪14とラチェット15のラチェット歯とが接触した状態で、乗りかご2が下降する場合の綱車8の回転方向と同方向に振子12及び係合爪14が回転する場合には、係合爪14とラチェット15のラチェット歯とが係合して振子12及び係合爪14並びにラチェット15が一体となって回転する。
一方、乗りかご2が上昇する場合の綱車8の回転方向と同方向に振子12及び係合爪14が回転する場合には、係合爪14とラチェット15のラチェット歯とは噛み合わず、振子12及び係合爪14の回転にかかわらず、ラチェット15は回転しない。
このように、係合爪14とラチェット15とはラッチ機構を構成しており、係合爪14とラチェット15のラチェット歯とが接触した状態において、乗りかご2が下降する方向に綱車8が回転する場合にはラチェット15は綱車8と一体となって回転し、乗りかご2が上昇する方向に綱車8が回転する場合にはラチェット15は回転しないようになっている。
ラチェット15には、引張棒16が、この引張棒16の中間部分において取付軸16aにより取り付けられている。そして、引張棒16の一端には、シュー18が取り付けられたシューレバー17とシュー用バネ19とが設けられている。また、引張棒16の他端と対向する位置には過速スイッチ20のスイッチレバー20aが配設されている。
通常の状態においては、シュー18は、綱車8に巻き掛けられた調速機ロープ10から離間した位置にある。そして、前述したようにして、乗りかご2が下降する方向に回転する綱車8とともにラチェット15が回転すると、引張棒16が引かれてシューレバー17が綱車8側へと倒れ込み、シュー18と綱車8とにより調速機ロープ10が把持される。この際には、シュー18は、シュー用バネ19による付勢力により調速機ロープ10へと押し付けられる。
また、引張棒16がラチェット15により引かれて移動すると、引張棒16の他端が過速スイッチ20のスイッチレバー20aを押し、過速スイッチ20が作動する。過速スイッチ20の作動信号は制御盤5aへと送られ、制御盤5aにより例えば巻上機6の停止や巻上機6のブレーキ(図示せず)の作動等の制御が行われる。
振子12が設けられた綱車8の一側面と対向するフレーム11の部分には、カム21が設けられている。このカム21は、フレーム11から綱車8側へと突出した突出位置とフレーム11側に後退した後退位置との間で、綱車8の側面に対して略垂直な方向に沿って移動可能に設けられている。
このカム21の突出位置から後退位置又はその逆の移動は、フレーム11に設けられた押しバネ22及びソレノイドコイル23により駆動される。これらの押しバネ22及びソレノイドコイル23は、フレーム11の外側面に、カム21から見てフレーム11側に配設されている。
押しバネ22は、カム21を後退位置から突出位置へと移動させる方向に付勢している。押しバネ22の反カム21側はバネ押さえ板24により押さえられている。そして、ソレノイドコイル23とカム21との間にはソレノイドプランジャー25が介挿されており、カム21はソレノイドプランジャー25と一体となって移動する。
各振子12それぞれの重りのカム21側には、ピン12cが綱車8の側面に対して略垂直に立設されている。このピン12cとカム21との位置関係及びカム21の移動について、図6を参照しながら説明する。
ソレノイドコイル23の通電時には、ソレノイドコイル23がソレノイドプランジャー25を吸引する力が押しバネ22の弾性力を上回り、ソレノイドコイル23に吸引されたソレノイドプランジャー25とともに、カム21が後退位置へと移動する。カム21が後退位置にある時には、綱車8とともに回転する振子12のピン12cとカム21とは、互いに接触しない位置に配置される(図6の(a))。
一方、ソレノイドコイル23への通電が遮断されると、押しバネ22の弾性力によりカム21は突出位置へと移動する。カム21が突出位置にある時には、綱車8とともに回転する振子12のピン12cとカム21とが接触可能な位置に配置される(図6の(b))。なお、押しバネ22は、カム21を直接に押すようにしてもよいし、ソレノイドプランジャー25を押すことで間接的にカム21を押すようにしてもよい。
このカム21の突出位置と後退位置との間での移動は、制御盤5aによりかご戸2aの開閉状態と連動するように制御される。具体的には、例えば、乗りかご2が停止階に着床してかご戸2aが戸開された時には、制御盤5aからの信号によりソレノイドコイル23への通電が遮断され、カム21が突出位置に配置される。一方、かご戸2aが戸閉して乗りかご2が走行している時には、制御盤5aからの信号によりソレノイドコイル23に通電され、カム21が後退位置に配置される。
また、カム21の形状について、乗りかご2が下降する方向に綱車8と振子12が回転した場合に、最も綱車軸8a側にある状態の振子12のピン12cが、突出位置にあるカム21に乗り上げて、強制的に振子12が綱車8の半径方向外側へと押し広げられるように、カム21に斜面及び/又は曲面からなるカム面が設けられている。
さらに、このカム21のカム面は、カム21のカム面にピン12cが乗り上げることで、係合爪14がラチェット15に係合する位置にまで、振子12が綱車8の半径方向外側へと移動されるように形成されている。
このように構成されたエレベータ用調速機のエレベータ走行時における動作を、図7から図10を参照しながら説明する。なお、これらの図においては、図の見易さを考慮して構成要素の参照符号を省略している。
まず、ここでは、前述した、遠心力により振子12が半径方向外側へと広がり始める綱車8の所定の回転速度は、例えばエレベータの定格速度に相当する回転速度より高く設定されている。そして、乗りかご2が下降方向に走行したとする。乗りかご2の走行時においてはかご戸2aは戸閉しており、したがって、ソレノイドコイル23に通電されてカム21は後退位置に配置されている。
この状態において、乗りかご2の下降速度が定格速度以下の場合には、綱車8とともに回転する振子12は、まだ綱車8の半径方向外側へとは振れ始めない。また、カム21は後退位置にあるので振子12のピン12cとカム21とが接触することもない(図7)。
乗りかご2の下降速度が定格速度を超え、なおも増速すると、振子12に働く遠心力により振子12が綱車8の半径方向外側へと振れ始める(図8)。そして、乗りかご2の下降速度が、定格速度より大きい所定の非常止め動作速度に達すると、振子12の係合爪14がラチェット15に接触する。
いま乗りかご2の走行方向は下降方向であると想定しているため、係合爪14とラチェット15とが係合して(図9、特に破線で丸く囲まれた部分)、ラチェット15は綱車8とともに回転する。そして、このラチェット15の回転により引張棒16が移動し、シューレバー17が引かれて、シュー用バネ19によりシュー18が調速機ロープ10に押し付けられる(図10)。
こうして、シュー18と綱車8とにより調速機ロープ10が把持されると、調速機ロープ10の循環移動が拘束され、乗りかご2に設けられた図示しない非常止め装置が作動し、乗りかご2が制止される。
なお、この乗りかご2に設けられる非常止め装置は、従来周知の技術を適用して構成することができる。例えば、非常止め装置は、調速機ロープ10が乗りかご2に対して引き上げられた場合に作動して乗りかご2のガイドレール(図示せず)を把持することにより乗りかご2を制止させるように構成される。
以上が乗りかご2の走行時における調速機7の過速度検出動作である。
続いて、このように構成されたエレベータ用調速機のエレベータ戸開時における動作を、図11から図14を参照しながら説明する。なお、先程と同様、これらの図においては図の見易さを考慮して構成要素の参照符号を省略している。また、これらの図において、下側の図は図4と同じ視点から描かれており、上側の図は図4中の矢印Aの視点すなわち図5と同じ視点から描かれている。
まず、かご戸2aの戸開時においては、ソレノイドコイル23への通電は遮断され、カム21は押しバネ22に押されて突出位置(すなわち綱車8側)に配置される(図11)。また、当然乗りかご2は停止した状態である。
この状態において、例えば巻上機6のブレーキの異常等の意図せぬ要因により、かご戸2aが戸開したまま乗りかご2が下降を始めたとする。すると、綱車8と一体となって乗りかご2が下降する方向へと振子12が回転を始める。乗りかご2が下降する方向に回転する振子12のピン12cは、突出位置にあるカム21と接触し、カム21のカム面に案内されて、強制的に振子12が綱車8の半径方向外側へと振れさせられる(図12)。
さらに乗りかご2が下降して綱車8及び振子12の回転が続くと、カム21により振子12はさらに綱車8の半径方向外側へと移動させられ、振子12の係合爪14がラチェット15に接触する。
いま乗りかご2は下降しているため、係合爪14とラチェット15とが係合して(図13、特に破線で丸く囲まれた部分)、ラチェット15は綱車8とともに回転する。そして、このラチェット15の回転により引張棒16が移動し、シューレバー17が引かれて、シュー用バネ19によりシュー18が調速機ロープ10に押し付けられる(図14)。
こうして、シュー18と綱車8とにより調速機ロープ10が把持されると、調速機ロープ10の循環移動が拘束され、前述した乗りかご2の走行時に調速機7が乗りかご2の過速度を検出した場合と同様に、乗りかご2に設けられた図示しない非常止め装置が作動する。
このようにして、かご戸2aが戸開した状態で乗りかご2が意図しない下降を始めた場合には、その乗りかご2の下降速度にかかわらず、調速機7において、乗りかご2の過速度を検出した場合と同様の状態を作り出して、非常止め装置を作動させることができる。
なお、以上においては、カム21が後退位置から突出位置へと移動される過程において、カム21と振子12のピン12cとが干渉・接触しない位置に振子12がある場合を想定して説明した。しかし、乗りかご2が停止した際に綱車8がどのような回転位置で止まるかは変動し得る。よって、乗りかご2が停止した際に、このままではカム21が移動過程においてピン12cと接触してしまう位置に振子12が配置される場合がある。
このような場合における調速機7の動作を図15及び図16を参照しながら説明する。前述したように、カム21の後退位置から突出位置への移動は押しバネ22により突出位置に付勢されることにより行われる。したがって、カム21とピン12cとが例えば図15に示すような位置関係にある場合には、突出位置への移動過程にあるカム21は、ピン12cの先端に当接して突出位置への移動が妨げられる(図16)。
この状態で乗りかご2が下降して綱車8が回転すると、振子12及びピン12cも移動してピン12cとカム21との接触が外れ、カム21は押しバネ22の付勢力により突出位置へと移動され、図11の状態となる。そして、綱車8が約半周すると他方の振子12のピン12cがカム21のカム面により案内されて、強制的に振子12が綱車8の半径方向外側へと振れさせられることとなる。
このように、カム21の移動方向を綱車8の側面に対して略垂直にしたために、カム21の移動過程で、カム21とピン12cとが接触しても振子12が綱車8の半径方向外側へと移動されることがない。よって、乗りかご2が停止した際に、突出位置へと移動されるカム21とピン12cとが接触してしまう位置関係にあったとしても、振子12が綱車8の半径方向外側へと所定量以上移動されてしまうことがなく、乗りかご2の下降により即座に非常止め装置が作動されてしまう状態を回避することができる。
また、カム21の形状やピン12cの配置を適宜に変更することで、ピン12cが突出位置にあるカム21のカム面に案内されて係合爪14がラチェット15に係合するために必要な綱車8の回転量を調整することができる。
そして、綱車8の回転量は乗りかご2の下降量に対応するため、かご戸2aの戸開時において非常止め装置が作動するまでに必要な乗りかご2の下降量を、利用者が乗りかご2内に乗り込んだ際に通常生じ得る程度の乗りかご2の下降量よりも大きくなるように設定することで、非常止め装置の誤作動を抑制しつつ、かご戸2aが戸開した状態での乗りかご2の意図しない下降の発生時には適切に非常止め装置を作動させることが可能である。
例えば、カム21のカム面の沿面距離を、かご戸2aの戸開時に乗りかご2が下降した場合に非常止め装置を作動させる乗りかご2の下降量の最小値、すなわち、かご戸2aの戸開時に乗りかご2に許容されるべき下降量の最小値に基づいて決定される所定の距離以上となるようにする。このようにすることで、前記最小下降量を利用者が乗りかご内に乗り込んだ際に通常生じ得る程度の乗りかごの沈み量よりも大きくすることができ、戸開時に乗りかごの下降が発生した場合における非常止め装置の誤作動を防止して適切に非常止め装置を作動させることが可能である。
なお、ここでは、カム21を綱車8の側面に対して略垂直に沿った方向に移動させる場合について説明した。しかし、このカム21の突出位置への移動方向は、綱車8の側面に対して略垂直に沿った方向だけに限られない。すなわち、カム21の移動過程で、ピン12c及び振子12を綱車8の半径方向外側へと移動させない方向から、カム21を突出位置へと移動させるようにすればよい。例えば、カム21を綱車8の半径方向外側から内側へと向かう方向に沿って突出位置へと移動させるようにしてもよい。
また、振子12を綱車8の半径方向外側へと広げるため、カム21に案内される部材としてピン12cを設けているが、このようなピン12cの代わりにカム21が直接に振子12の一部(カム当接部)を案内するようにしてもよい。
以上は、乗りかごの戸開時に乗りかごが下降した場合に乗りかごに設けられた非常止め装置を作動させて乗りかごの下降を制止させる構成について説明した。これについては、さらに、乗りかごの戸開時に、釣合い重り用の調速機により釣合い重りが下降したことを検出し、釣合い重りに設けられた非常止め装置を作動させて、釣合い重りの下降を制止させることにより、間接的に乗りかごの上昇も制止させるようにすることが可能である。
ただし、このように戸開時における乗りかごの上昇をも制止させる必要があるのは、ここまで説明してきたようなトラクション式のエレベータの場合である。以上のように構成されたエレベータ用調速機はトラクション式のみならず巻胴式のエレベータに対しても適用可能である。そして、巻胴式のエレベータにおいては、例えば巻上機のブレーキの故障等が発生しても乗りかごが上昇してしまうことはない。したがって、巻胴式のエレベータにおいては乗りかご用の調速機によって乗りかごの下降のみを制止するようにすれば十分である。
以上のように構成されたエレベータ用調速機は、エレベータの昇降路内に昇降自在に配設された乗りかごの昇降に同期して循環移動する調速機ロープと、調速機ロープが巻き掛けられ、調速機ロープを介して乗りかごの昇降に同期して回転する綱車と、を有し、乗りかごの下降速度が所定速度に達した場合に調速機ロープの循環移動を拘束するエレベータ用調速機であって、綱車に設けられて綱車と一体に回転し、綱車の回転速度に応じて綱車の半径方向外側へと移動する振子と、乗りかごが下降している場合に振子が綱車の半径方向外側へと所定量以上移動したときに、調速機ロープの循環移動を拘束するロープ拘束手段と、振子に設けられ、綱車に対して振子と一体となって移動するカム当接部と、カム当接部と接触可能な突出位置及びカム当接部と接触不可能な後退位置の間で移動可能に設けられたカムと、乗りかごのかご戸の戸開時にカムを後退位置から突出位置へと移動させるカム移動手段と、を備えたものである。そして、カムは、突出位置にある場合に、乗りかごが下降するときの方向に綱車と一体に回転する振子のカム当接部を案内して、振子を綱車の半径方向外側へと所定量以上移動させるように形成されたカム面を有し、カム移動手段は、カムの移動過程で、カム当接部及び振子を綱車の半径方向外側へと移動させない方向から、カムを突出位置へと移動させるように構成されている。
このため、戸開時に乗りかごの下降が発生した場合に非常止め装置が作動するまでの乗りかごの下降量について、0でない最小下降量を確保することができ、戸開時に乗りかごの下降が発生した場合における非常止め装置の誤作動を防止して適切に非常止め装置を作動させることができる。
また、カム移動手段は、カムを突出位置へと移動させる方向に付勢する弾性体である押しバネと、通電されると、カムを突出位置から後退位置へと移動させるソレノイドコイルと、を備えている。
これにより、乗りかごの予期せぬ下降を検出して非常止め装置を作動させる状態から、エレベータを走行可能にする状態への移行を、簡単かつ速やかに実施することができる。
実施の形態2.
図17は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータ用調速機の正面図である。この実施の形態2は、実施の形態1において、カムの形状をカム面を残しなるべく薄い形状とすることで、カムを突出位置へと移動させる過程において、ピンとカムとの干渉を極力避けることができるようにしたものである。
すなわち、図17に示すように、カム21は、振子12のピン12cを案内するためカム面を有している。そして、カム21は、このカム面を形成するのに必要な部材以外については極力排除した形状となっている。なお、当然、このカム21の形状は、ピン12cを適切に案内するために必要なだけの剛性を有する範囲内で調整される。
このような構成により、カムを突出位置へと移動させる過程において、振子のピンとカムとの干渉を極力避けることができる。したがって、かご戸の戸開時にカムを突出位置へと移動させる過程で、カムと振子のピンが接触してカムの突出位置への移動が一旦妨げられる頻度を低下させることができ、ピンやカムの摩耗やピンとカムとの接触音等の発生頻度を低減させることが可能である。
この発明は、エレベータの昇降路内に昇降自在に配設された乗りかごの昇降に同期して循環移動する調速機ロープと、調速機ロープが巻き掛けられ、調速機ロープを介して乗りかごの昇降に同期して回転する綱車と、を有し、乗りかごの下降速度が所定速度に達した場合に調速機ロープの循環移動を拘束するエレベータ用調速機、及び、そのようなエレベータ用調速機を備えたエレベータ装置に利用できる。
1 昇降路
2 乗りかご
2a かご戸
2b アーム部
3 主ロープ
4 釣合い重り
5 機械室
5a 制御盤
6 巻上機
7 調速機
8 綱車
8a 綱車軸
9 張車
10 調速機ロープ
11 フレーム
12 振子
12a 振子軸
12b リンク棒
12c ピン
13 振子用バネ
14 係合爪
15 ラチェット
16 引張棒
16a 取付軸
17 シューレバー
18 シュー
19 シュー用バネ
20 過速スイッチ
20a スイッチレバー
21 カム
22 押しバネ
23 ソレノイドコイル
24 バネ押さえ板
25 ソレノイドプランジャー

Claims (7)

  1. エレベータの昇降路内に昇降自在に配設された乗りかごの昇降に同期して循環移動する調速機ロープと、
    前記調速機ロープが巻き掛けられ、前記調速機ロープを介して前記乗りかごの昇降に同期して回転する綱車と、を有し、前記乗りかごの下降速度が所定速度に達した場合に前記調速機ロープの循環移動を拘束するエレベータ用調速機であって、
    前記綱車に設けられて前記綱車と一体に回転し、前記綱車の回転速度に応じて前記綱車の半径方向外側へと移動する振子と、
    前記乗りかごが下降している場合に前記振子が前記綱車の半径方向外側へと所定量以上移動したときに、前記調速機ロープの循環移動を拘束するロープ拘束手段と、
    前記振子に設けられ、前記綱車に対して前記振子と一体となって移動するカム当接部と、
    前記カム当接部と接触可能な突出位置及び前記カム当接部と接触不可能な後退位置の間で移動可能に設けられたカムと、
    前記乗りかごのかご戸の戸開時に前記カムを前記後退位置から前記突出位置へと移動させるカム移動手段と、を備え、
    前記カムは、前記突出位置にある場合に、前記乗りかごが下降するときの方向に前記綱車と一体に回転する前記振子の前記カム当接部を案内して、前記振子を前記綱車の半径方向外側へと前記所定量以上移動させるように形成されたカム面を有し、
    前記カム移動手段は、前記カムの移動過程で、前記カム当接部及び前記振子を前記綱車の半径方向外側へと移動させない方向から、前記カムを前記突出位置へと移動させることを特徴とするエレベータ用調速機。
  2. 前記カム移動手段は、前記カムを前記突出位置と前記後退位置との間で前記綱車の側面に対して略垂直な方向に沿って移動させ、
    前記カム当接部は前記綱車の側面に対して略垂直に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用調速機。
  3. 前記カム移動手段は、前記カムを前記突出位置と前記後退位置との間で、前記綱車の半径方向外側から内側へと向かう方向に沿って移動させ、
    前記カム当接部は前記綱車の側面に対して略垂直に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用調速機。
  4. 前記カム移動手段は、前記カムを前記突出位置へと移動させる方向に付勢する弾性体を備え、
    前記カムは、移動過程で前記カム当接部と接触した場合に、前記カム当接部により前記突出位置への移動が妨げられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベータ用調速機。
  5. 前記カム移動手段は、通電されると、前記カムを前記突出位置から前記後退位置へと移動させるソレノイドコイルを備えたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ用調速機。
  6. 前記カム面の沿面距離は、前記かご戸の戸開時に前記乗りかごに許容されるべき下降量の最小値に基づいて決定される所定の距離以上に設定されたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のエレベータ用調速機。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のエレベータ用調速機と、
    前記乗りかごに設けられ、前記調速機ロープが前記乗りかごに対して引き上げられた場合に作動して前記乗りかごを制止する非常止め装置と、を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
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