JPWO2013118164A1 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

筐体構造を複雑化させずに、十分な強度を確保でき、装置の薄型化および表示部の狭額縁化を図ることのできる携帯端末装置を提供する。この携帯端末装置は、一方が開口するとともに内部に収容スペースを有する構造の筐体50と、開口の面に沿って収容スペースに収容されて内部部品を保持する金属性の板状フレーム20と、前記開口を塞ぐように筐体50に固定されるパネル状の表示部10と、を具備し、筐体50、板状フレーム20、表示部10の順に組み重ねられてなり、板状フレーム20の周縁部には、表示部10の逆側へ起立する起立部22aが形成されている。

Description

本発明は、筐体と表示部とが組み重ねられた携帯端末装置に関する。
以前より、筐体と表示パネルとが組み重ねされてなる薄型の携帯端末装置がある。表示パネルは、一般に、前面の強化パネルと、液晶または有機発光ダイオードなどの表示層と、背面パネル(ガラス板など)とを積層して構成される。また、表示パネルの背面パネルには、例えば駆動回路が配置されて強化パネルとの間に隙間を有する部分など、強度の低い部位が存在する。
従来、薄型の筐体と表示パネルとが組み重ねされてなる携帯端末装置においては、筐体に板金部材を一体成型することで、筐体の剛性を高め、これにより携帯端末装置の一定の強度を確保していた(例えば特許文献1を参照)。
特開2010−074441号公報
しかしながら、筐体と板金部材とを一体成型した構成では、筐体の背面に電子部品搭載用の開口を設けるか、或いは、板金部材に大きな開口を設けないと、板金部材の裏側に電子部品を搭載することができない。
筐体の背面に電子部品搭載用の開口を設けた場合、この電子部品搭載用の開口を塞ぐ構成が必要となり、その分、部品点数が増し、筐体構造が複雑になるという課題が生じる。また、板金部材に大きな開口を設けた場合には、その分、筐体の剛性が低下するという課題が生じる。
また、表示パネルと板金部材との間に多くの電子部品を搭載したのでは、表示パネルと板金部材とを近接配置できないことから、表示パネルの背面側の保護が困難となるという課題が生じる。また、表示パネルの強化パネルによって携帯端末装置の前面側の剛性を高める必要が生じるため、表示パネルの強化と筐体との固定面を大きく確保する必要が生じ、それゆえ、表示部の狭額縁化(表示エリア周囲の外枠の狭小化)の妨げになるという課題が生じる。
つまり、筐体と板金部材とを一体成型した構成では、板金部材により十分な強度を確保することができず、装置の薄型化、または、表示部の狭額縁化をある程度犠牲にして強度を確保しなければならなかった。
本発明の目的は、筐体構造を複雑化させずに、十分な強度を確保でき、装置の薄型化および表示部の狭額縁化を図ることのできる携帯端末装置を提供することである。
本発明の一態様に係る携帯端末装置は、一方が開口するとともに内部に収容スペースを有する構造の筐体と、前記開口の面に沿って前記収容スペースに収容されて内部部品を保持する金属性の板状フレームと、前記開口を塞ぐように前記筐体に固定されるパネル状の表示部と、を具備し、前記筐体、前記板状フレーム、前記表示部の順に組み重ねられてなり、前記板状フレームの周縁部には、前記表示部の逆側へ起立する起立部が形成されている構成を採る。
本発明によれば、筐体構造を複雑化させずに、十分な強度を確保でき、装置の薄型化および表示部の狭額縁化を図ることができる。
本発明の実施の形態の携帯端末装置を示す分解斜視図 板金部材を背面側から見た斜視図 板金部材を筐体に組み込む際の第1手順の状態を示す斜視図 板金部材を筐体に組み込む際の第2手順の状態を示す斜視図 図4Aは表示パネルを示す縦断面図、図4Bは表示パネルの薄弱部の部分を拡大した縦断面図 表示パネルのフレキシブルケーブルの配置を示す分解斜視図 本発明の実施の形態の携帯端末装置を示す正面図 表示パネルの薄弱部の周辺を示す、図6のA−A線断面図 板金部材の逆起立部の周辺を示す、図6のB−B線断面図 保護板金の側から見た板金部材の正面図 保護板金および樹脂突出部の部分を拡大した斜視図 表示パネルの背面側を示す平面図 図12Aは樹脂をインサート成型した後の板金部材の側面図、図12Bは樹脂をインサート成型した後の板金部材の背面側の平面図 筐体を示す正面図 筐体の内面側壁の部分を示す断面図 筐体を示す斜視図 板金部材の位置をX方向に規制する嵌合部分を示す、図6のC−C線断面図 板金部材の位置をZ方向に規制する係止部分を示す、図6のD−D線断面図 板金部材の位置をY方向に規制する嵌合部分を示す、図6のE−E線断面図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の携帯端末装置を示す分解斜視図である。
この実施の形態の携帯端末装置は、表示パネル(表示部に相当)10と、板金部材(板状フレームに相当)20と、回路基板40と、電子部品44と、電池パック48と、筐体50とを備えている。
以下では、特に断らない限り、携帯端末装置の前後上下の方向を、表示パネル10側を前方、筐体50側を後方(背面側)、回路基板40が配置される側を上方、電池パック48が配置される側を下方として説明する。
回路基板40には、通信機能、表示機能および入出力機能などの様々な機能を提供する回路部品と、表示パネル10とフレキシブルケーブル15を介して接続されるコネクタ41とが設けられている。
電子部品44は、特に制限されるものでないが、本実施形態では、アンテナ素子と、静電タッチセンサと、発光素子とが設けられた一方に長いブロック状の部品である。
この実施の形態の携帯端末装置は、図1に示すように、正面側(図1の上方)から、表示パネル10、板金部材20および電子部品44、回路基板40および電池パック48、筐体50の順で組み重ねられて構成される。板金部材20と筐体50とは分離および組み付け可能な構成である。
図2は、板金部材を背面側から見た斜視図である。
板金部材20は、金属板をプレス加工および曲げ加工して構成される。さらに、板金部材20にはその一部に樹脂がインサート成型されている。図2は、インサート成型された樹脂を除いた裸の板金部材20を示している。以後では、樹脂付きのものも、樹脂を除いたものも共に板金部材20と呼ぶ。
板金部材20は、筐体50の開口の面に沿った方向に広がる凡そ矩形形状に形成されている。板金部材20の板面には、挿通孔21と、凹部24(図2では背面から見ているので凸状に膨らんでみえる)とが形成され、板面の縁部および挿通孔21の縁部には、起立部22a〜22eと、逆起立部22fとが形成されている。
また、板金部材20における起立部22bと表裏反対側の位置には、保護板金26が設けられている。これらについては後で詳細に説明する。
筐体50は、一方の広い面が開口され、内部に開口の径より浅い収容スペースが形成された、所謂バスタブ型のものであり、樹脂により形成されている。筐体50の開口は一方が長いほぼ矩形状に形成されている。
図4Aは表示パネルを示す縦断面図、図4Bは表示パネルの薄弱部の部分を拡大した縦断面図、図5は、表示パネルのフレキシブルケーブルの配置を示す分解斜視図である。
表示パネル10は、例えばOLED(Organic light-Emitting Diode:有機発光ダイオード)を面状に形成してなる。表示パネル10は、強化された前面パネル(例えば強化ガラス)11と、背面パネル12と、表示層13と、駆動回路モジュール14と、フレキシブルケーブル(帯状ケーブルに相当)15と、コネクタ16とを備えている。
駆動回路モジュール14は、表示パネル10の表示駆動を行う半導体モジュールであり、表示パネル10の一端より少し中央よりの位置で、前面パネル11と背面パネル12との間の隙間に配置されている。背面パネル12は、前面パネル11と比較して強度が少ない。そのため、駆動回路モジュール14が配置されて背面パネル12が単独で浮いている部位は、強度が低い構造になっている。以下では、この部位を薄弱部(隙間部に相当)18と呼ぶ。
フレキシブルケーブル15およびコネクタ16は、駆動回路モジュール14と回路基板40とを電気的に接続するものである。フレキシブルケーブル15は、表示パネル10の背面の下端(図4A,図4Bの上方)やや中央よりの位置から、装置中央のコネクタ41の位置まで伸びている(図5、図11を参照)。
<板金部材20の起立部22a〜22e>
板金部材20の起立部22a〜22eと逆起立部22fとは、曲げ加工により形成されている。起立部22a〜22eは、表示パネル10の反対側へ起立し、逆起立部22fは表示パネル10の側へ起立している。
起立部22aは、板金部材20の長辺のほぼ全域(一端を除く90パーセント以上)に連なって形成され、板金部材20の長辺の剛性を高めている。
起立部22bは、板金部材20の1つの短辺のほぼ全域(両脇を除く70パーセント以上)に形成され、1つの短辺の周囲の剛性を高めている。図7に示すように、この1つの短辺の周囲には、表示パネル10の背面側の薄弱部18(図4Bを参照)が配置される。
図6は、本発明の実施の形態の携帯端末装置を示す正面図である。図7は、表示パネルの薄弱部の周辺である図6のA−A線断面を示す。
図7に示すように、板金部材20の起立部22bが、表示パネル10の薄弱部18の近傍に位置することで、携帯端末装置に捻り等の力が加えられた場合でも、起立部22bの周辺の変形を少なくして、表示パネル10の薄弱部18が保護されるようになっている。
これらの起立部22a〜22eは、表示パネル10の逆側に起立していることで、板金部材20と表示パネル10とを近接配置させることを妨げないようになっている。これらの近接配置により、板金部材20の板面により表示パネル10の背面側を保護することができる。
中央の起立部22d,22eは、挿通孔21の周囲を補強する。また、中央の起立部22d,22eと一端側の起立部22bとは、ともに電池パック48の位置を規制して保持する機能を兼ねる。上端(図2の左側)の起立部22cは、回路基板40のスピーカの周辺の剛性を高める機能を担う。
<板金部材20の逆起立部22f>
逆起立部22f(図2参照)は、板金部材20の一辺(この実施の形態では下方の短辺)のうち最も外側に突出した最突出部の先端に形成されている。最突出部の近傍には板金部材20を筐体50に固定するネジ孔23が形成されている。
図3Aは、板金部材を筐体に組み込む際の第1手順の状態を示す斜視図、図3Bは、板金部材を筐体に組み込む際の第2手順の状態を示す斜視図である。図3A,図3Bの板金部材20は、図2と表裏が逆さになっており、また、凹部24にシートS1が付加されている。
続いて、逆起立部22fの作用について説明する。筐体50に板金部材20を組み込む際には、図3Aに示すように、まず、板金部材20は上端側(図3A,図3Bでは左前側)が筐体50の開口部内に挿入される。次いで、図3Bに示すように、板金部材20は、上端側を支点に回動されるように筐体50内に挿入されていく。
板金部材20は、筐体50の開口部とほぼ同等の幅および高さを有し、筐体50に組み込まれることで筐体50の剛性を高める。それゆえ、板金部材20を筐体50の開口内に挿入する際には、板金部材20の縁部分が筐体50の開口部に引っ掛かりやすい。この引っ掛かりを無くすために、上記の逆起立部22fは板金部材20に形成されている。
すなわち、板金部材20の逆起立部22fのある側が、他方の側を支点に回動して筐体50の開口部に進入する際、逆起立部22fはその根元側が先頭になって開口内へ進入する。従って、板金部材20の端が筐体50の開口部にスムーズに挿入され、板金部材20の端が筐体50の開口部に引っ掛かって開口部を傷つけてしまうことが回避される。
図5に示したように、筐体50の開口部の周囲には、表示パネル10と面接触して表示パネル10を接着等により固定する固定面51が形成されている。例えば、表示パネル10を止水固定とする場合には、この固定面51に傷が付くことは好ましくない。それゆえ、このような構成の場合に、逆起立部22fにより筐体50の開口部が傷付きにくいという効果は特に有用である。
図8は、板金部材の逆起立部の周辺である図6のB−B線断面図である。
図8に示すように、逆起立部22fは、表示パネル10の端部の近傍で前面パネル11のみがある部位に配置される。それゆえ、表示パネル10側に起立していても、表示パネル10に当接せず、且つ、表示パネル10と板金部材20との近接配置を妨げることがない。ネジSCも同様に表示パネル10に当接しない。
<板金部材20の挿通孔21および凹部24>
板金部材20の挿通孔21は、表示パネル10のフレキシブルケーブル15(図4、図5を参照)を回路基板40へ通すための孔であり、回路基板40のコネクタ41が配置される板面中央に設けられている。
板金部材20の凹部24は、図2と図5に示すように、フレキシブルケーブル15の厚みを逃すべく、フレキシブルケーブル15が配置される部位に、プレス加工により形成されている。図2では板金部材20を背面側から見ているため、凹部24は盛り上がって見えている。凹部24は、板金部材20の前面側でフレキシブルケーブル15の厚みに対応する深さに形成されている。
図7に示すように、表示パネル10においてフレキシブルケーブル15は、起立部22bより筐体50の中央寄りの位置から外部に導出されている。そして、フレキシブルケーブル15は外部に導出された位置から挿通孔21まで凹部24に沿って配置されている。
このような凹部24により、フレキシブルケーブル15の厚みを逃がしつつ、表示パネル10の背面を板金部材20の板面により保護して、携帯端末装置のより薄型化が図れるようになっている。
<保護板金26>
図9は、保護板金が設けられた側から見た板金部材の正面図である。図10は、保護板金と樹脂突出部との部分を拡大した斜視図である。
保護板金26は、金属板を折り曲げ加工してなり、平面状の台座部26aと、台座部26aに対してほぼ直角に起立した保護起立部26bとを有する。保護板金26は、図9に示すように、板金部材20の全幅のうち両脇部を除く範囲(例えば全幅の75パーセント以上の範囲)に渡る長さを有している。
保護板金26は、図9および図10に示すように、板金部材20の起立部22bの表裏反対側の配置で、台座部26aが板金部材20に溶接等により固着されている。保護板金26の保護起立部26bと板金部材20の起立部22bとは表裏対称的な配置とされる。
保護板金26の保護起立部26bの先端は、ヘム曲げ加工(180度折り返す加工)されて滑らかにされている。
保護板金26は、板金部材20よりも薄い金属板により形成され、他の部品の占有スペースを大きく奪わずに、携帯端末装置の薄型化および全長の短小化にも寄与するようになっている。
保護板金26の保護起立部26bは、図7にも示すように、表示パネル10の前面パネル11と僅かに隙間を開けた高さにされている。保護起立部26bは、表示パネル10の駆動回路モジュール14から電子部品44のアンテナ素子へ伝播される電磁ノイズを低減させて、アンテナ特性を向上させる機能も担う。
樹脂突出部31は、インサート成型により板金部材20と一体的に形成された樹脂である。樹脂突出部31は、板金部材20に設けられた孔を埋め、且つ、板金部材20の一方の面と他方の面とに広がるように形成されており、板金部材20から外れない構成となっている。
樹脂突出部31は、保護板金26の両側に配置され、保護板金26の保護起立部26bとほぼ同じ高さまで突出している。
図11は、表示パネルの背面側を示す平面図である。
表示パネル10の背面における保護板金26に対向する箇所には、保護シート19が貼り付けられている。この保護シート19は、前面パネル11の背面の印刷物が傷付くのを防止するためのものである。
上記の保護板金26および樹脂突出部31によれば、携帯端末装置に大きな外力が加わって、表示パネル10の薄弱部18の周辺に比較的に大きな歪みが生じた場合でも、板金部材20が薄弱部18に接触することを防ぐことができる。それゆえ、薄弱部18が板金部材20からの圧迫により破壊されることを防ぐことができる。具体的には、上記の歪みが生じても、板金部材20の保護板金26と樹脂突出部31とが表示パネル10の前面パネル11に当接し、板金部材20と表示パネル10との距離を一定以上に維持する。よって、板金部材20が表示パネル10の薄弱部18を圧迫することが回避され、薄弱部18の破壊が防止される。
また、保護板金26が前面パネル11に当接した場合でも、保護シート19が前面パネル11の背面を保護して、背面の印刷物が剥れることが防止される。
<板金部材20と筐体50との固定構造>
図12Aは樹脂をインサート成型した後の板金部材の側面図、図12Bは樹脂をインサート成型した後の板金部材の背面側の平面図である。図12A,図12Bにおいて樹脂の部分は斜線により示している。図13は、筐体を示す正面図である。
板金部材20と筐体50との固定は、係止固定とネジ固定とにより行われる。図12A、図12Bおよび図13に示すように、板金部材20には、ネジ固定のために四隅にネジ孔23,28が形成され、筐体50の開口内の4隅にはネジ固定用孔58が形成されている。
また、図12A、図12Bに示すように、板金部材20には、係止固定のために、インサート成型により樹脂からなる複数の係止部品(係止部に相当)32が一体形成されている。また、図13〜図15に示すように、筐体50の開口内には、複数の係合溝54と、複数の被嵌合部55,56とが形成されている。
板金部材20における係止部品32の形成位置には、樹脂を板金部材20の表裏に通過させる孔が形成されている。係止部品32は、樹脂成型時に、この孔を埋めて、この孔よりも大きく板金部材20の表裏に広がるように形成されている。この構成により、係止部品32が板金部材20から外れないようになっている。
図14は、筐体の内面側壁の部分を示す縦断面図、図15は、筐体の内面側壁の部分を示す斜視図である。図16は、板金部材の位置をX方向に規制する嵌合部分を示す図6のC−C線断面図、図17は、板金部材の位置をZ方向に規制する係止部分を示す図6のD−D線断面図、図18は、板金部材の位置をY方向に規制する嵌合部分を示す図6のE−E線断面図である。
<板金部材20のX方向の固定構造>
筐体50の係合溝54は、主に、図15および図16に示されるように、筐体50の内側壁54bと、リブ54aとに挟まれたからスペースにより構成される。内側壁54bは、筐体50の開口の長辺に沿った壁である。リブ54aは、内側壁54bに沿った方向に長く、内側壁54bから所定の間隔を開けて形成されている。リブ54aは、被嵌合部55の部分を除いて、少なくとも被嵌合部55に隣接する範囲に形成されている。
図16に示すように、筐体50の係合溝54には、板金部材20の起立部22aが挿入されて、板金部材20の位置がX方向(図12Bを参照)に規制される。
<板金部材20のY方向およびZ方向の固定構造>
筐体50の被嵌合部55は、主に図15および図18に示されるように、リブ54aによりY方向に沿った一方と他方とを挟まれたスペースにより構成される。また、この被嵌合部55には、被係止部55aが形成されている。
被係止部55aは、主に図15および図17に示されるように、筐体50の内側壁54bに外側に向けて凹み、且つ、この凹み内にZ方向(図12Aを参照)に対してほぼ垂直な係止面U1(図17を参照)が形成されてなる。この被係止部55aは、樹脂成型による筐体50の成型時にアンダーカットの構成として形成される。
板金部材20の係止部品32は、図12A、図12B、図17、図18に示されるように、筐体50の被嵌合部55および被係止部55aに嵌り込む形状をしている。すなわち、係止部品32は、被嵌合部55に僅かなクリアランスを挟んで入り込むブロック部32bと、このブロック部32bから左右外方に張り出して上述の被係止部55aに挿入および係止される係止爪32aを有している。
ここで、係止爪32aの引っかかる面が第1係止面(U1)に相当し、ブロック部32bのY方向の両端面が第2係止面に相当する。
係止部品32のブロック部32bは、板金部材20の左右端より外側に張り出さない配置に形成されている。係止部品32の係止爪32aは、板金部材20の左右端より外側に少し張り出して形成されている。また、この係止爪32aの係止面U1(図17参照)は、板金部材20の前面と面一(同一の高さ)に形成されている。
上記の係止部品32および被嵌合部55によれば、図18に示すように、係止部品32のブロック部32bが被嵌合部55に嵌り込む。同時に、樹脂突出部31の背面側の突出部が被嵌合部56に嵌り込む。これらによって、板金部材20のY方向の移動が規制される。
また、同時に、図17に示すように、係止部品32の係止爪32aが被係止部55aに入り込み、係止爪32aと被係止部55aとが係止面U1で面接触した状態で引っ掛かる。これにより、板金部材20のZ方向の移動が規制される。
ここで、仮に、係止部品32が板金部材20の板面よりZ方向(正面側)に突出して形成され、係止爪32aの係止面U1が板金部材20の板面から所定量変位して形成されているとする。この場合、板金部材20の板面の高さを所定の精度で設定するには、係止部品32の高さの公差と、被係止部55aが形成される高さの公差との合計が、所定の精度以下になるように樹脂成型しなければならない。
しかしながら、この実施の形態の携帯端末装置では、係止爪32aの係止面U1と板金部材20の板面とが面一に形成されている。樹脂のインサート成型においては、面一の成型精度は容易に高くすることができ、面一の部分の公差はほぼゼロとすることができる。従って、この実施の形態の係止部品32および被嵌合部55によれば、板金部材20の板面の高さの精度には、被係止部55aの高さの公差のみが影響することとなる。よって、この実施の形態の構造では、板金部材20の板面高さの精度を比較的容易に高くすることが可能になっている。
<係止部品32による板金部材20の組み込み時の作用>
図3A,図3Bに示したように、板金部材20は一辺側を筐体50の開口内に挿入し、その後、この一辺側を支点として板金部材20を回動させるように筐体50の開口内に押し込んでいく。その際、板金部材20の複数の係止部品32は、板金部材20の一辺側から他辺側へ徐々に筐体50の開口内に配置して、筐体50の複数の被嵌合部55と係合していく。
係止部品32の係止爪32aは、先にも説明したが、板金部材20の左右の辺よりも外側に張り出している。それゆえ、板金部材20が徐々に筐体50の開口内へ配置していく際、係止部品32の係止爪32aが筐体50の内側面54bに接触して、この部分の開口を僅かに横に押し広げる。また、筐体50の開口を押し広げる箇所が、筐体50の下段部、中段部、上段部と順次移動していく。そして、筐体50の開口が押し広げられた箇所の近傍で、板金部材20の起立部22aが徐々に筐体50の開口内へ配置していく。
このような係止爪32aの作用により、板金部材20の幅を筐体50の開口の幅一杯まで大きく設計しても、板金部材20の起立部22aが筐体50の開口部(例えば表示パネル10の固定面51)に当って、この部分を傷付けてしまうことを防止することができる。
以上のように、この実施の形態の携帯端末装置によれば、表示パネル10と、内部部品を保持する板金部材20と、所謂バスタブ型の筐体50とが組み重ねられて構成される。さらに、板金部材20は筐体50と別体構成である。よって、筐体構造を複雑にすることなく、板金部材20と筐体50との間に内部部品を搭載して、板金部材20と表示パネル10とを近接させることができる。
さらに、板金部材20の周縁には、表示パネル10の逆側に起立した起立部が形成されている。よって、板金部材20の剛性を高くしつつ、板金部材20を表示パネル10へ近接させることができる。よって、表示パネル10の背面側に強度の低い部分(薄弱部18など)があっても、表示パネル10を強固に保護することができる。強固に保護できることから、携帯端末装置の薄型化および表示部の狭額縁化をより図ることができる。
特に、板金部材20の下側の起立部22bおよび保護板金26等により、表示パネル10の薄弱部18を強固に保護することができる。また、板金部材20と筐体50との固定構造により、板金部材20と筐体50とが一体的に固定されて、携帯端末装置の剛性を高めることができる。よって、これらの構成により、携帯端末装置の薄型化および表示部の狭額縁化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、筐体50の背面側が閉じている構成を示したが、例えば、筐体50の背面部に電池パック48を出し入れ可能な開口部と蓋とを設けてもよい。その他、実施の形態で示した細部構造は、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明は、所謂スマートフォンなどの携帯端末装置に有用である。
10 表示パネル
11 前面パネル
12 背面パネル
13 表示層
14 駆動回路モジュール
15 フレキシブルケーブル
18 薄弱部
19 保護シート
20 板金部材
21 挿通孔
22a,22b,22c,22d,22e 起立部
22f 逆起立部
24 凹部
26 保護板金
26b 保護起立部
31 樹脂突出部
32 係止部品
32a 係止爪
40 回路基板
44 電子部品
48 電池パック
50 筐体
51 固定面
54 係合溝
54a リブ
54b 内側壁
55 被嵌合部
55a 被係止部
U1 係止面

Claims (16)

  1. 一方が開口するとともに内部に収容スペースを有する構造の筐体と、
    前記開口の面に沿って前記収容スペースに収容されて内部部品を保持する金属性の板状フレームと、
    前記開口を塞ぐように前記筐体に固定されるパネル状の表示部と、
    を具備し、
    前記筐体、前記板状フレーム、前記表示部の順に組み重ねられてなり、
    前記板状フレームの周縁部には、前記表示部の逆側へ起立する起立部が形成されている、
    携帯端末装置。
  2. 前記起立部は、
    前記板状フレームの外周において、少なくとも前記開口の長手方向に対応する部分に連なって設けられている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記板状フレームの外周において、前記開口の短手方向に対応する部分における最突出部には、前記起立部の逆側へ起立する逆起立部が設けられている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  4. 前記表示部は前記板状フレームに保持される回路基板と帯状ケーブルを介して接続され、
    前記板状フレームには、
    前記表示部から伸びる帯状ケーブルの配置スペースに沿って凹んだ凹部と、
    前記帯状ケーブルを前記表示部の逆側に配置される前記回路基板へ通す挿通孔と、
    が設けられている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 前記表示部は、駆動回路モジュールを間に挟んで前面パネルと背面パネルとの間に隙間を有する隙間部を有し、
    前記起立部は、
    前記板状フレームの外周において、少なくとも前記隙間部に近い側の周縁部分に連なって設けられている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  6. 前記表示部は、駆動回路モジュールを間に挟んで前面パネルと背面パネルとの間に隙間を有する隙間部を有し、
    前記板状フレームの前記隙間部に近い側の周縁部に前記起立部の逆側に起立する保護起立部を有する保護板金が固着され、
    前記隙間部は、前記保護起立部よりも前記筐体の中央よりに配置されている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  7. 前記保護板金は、前記板状フレームよりも薄い板金を折り曲げて形成されている、
    請求項6記載の携帯端末装置。
  8. 前記保護板金の前記保護起立部の先端はヘミング曲げ加工されている、
    請求項6記載の携帯端末装置。
  9. 前記表示部の前記前面パネルの裏側における前記保護起立部の対向位置に保護シートが設けられている、
    請求項6記載の携帯端末装置。
  10. 前記保護板金は、前記板状フレームの全幅のうち両脇の部分を除いた範囲に渡る長さを有し、
    前記板状フレームの前記保護板金より両脇の部分には、樹脂により成型されてなり前記表示部の方へ突出した突出部が形成されている、
    請求項6記載の携帯端末装置。
  11. 前記板状フレームの両側の縁部には、係止爪を有する係止部がインサート成型された樹脂により形成され、
    前記筐体の内側には、前記係止爪が係止される被係止部が形成されている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  12. 前記係止爪における前記被係止部に引っかかる第1係止面が、前記板状フレームの面と同一の高さである、
    請求項11記載の携帯端末装置。
  13. 前記板状フレームの両側の縁部には、この両側の縁部に沿った方向と交差する第2係止面を有するブロック部がインサート成型された樹脂により形成され、
    前記筐体の内側には、前記ブロック部を挟んで前記第2係止面の位置を規制する被嵌合部が形成されている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  14. 前記起立部は、前記板状フレームの全周のうち少なくとも一方の側の縁部と反対側の縁部とに形成され、
    前記筐体の内側には、前記板状フレームの前記一方の側および反対側の縁部の起立部が挿入される係合溝が形成されている、
    請求項11または請求項13に記載の携帯端末装置。
  15. 前記板状フレームには孔が形成され、
    前記係止部となる樹脂は前記孔を埋めて前記板状フレームの一方の面と他方の面とに広がるようにインサート成型されている、
    請求項11または請求項13に記載の携帯端末装置。
  16. 前記係止部は、前記板状フレームの両側の縁部に沿って複数組設けられ、且つ、前記板状フレームの両側の縁部よりも外方に張り出す部位を有し、
    前記板状フレームを前記筐体に組み入れる際に、前記係止部が前記筐体の側壁に当接して前記筐体の前記開口を押し広げながら、前記板状フレームの前記起立部が前記筐体の前記開口の内側に挿入するように構成されている、
    請求項11または請求項13に記載の携帯端末装置。

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